映画『新聞記者』★ラストの吉岡記者の表情がすべてを

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/177828/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・杉原: 松坂桃李 内閣情報調査室の官僚
・吉岡: シム・ウンギョン 新聞記者
吉岡のもとに、(医系)大学新設計画に関する匿名の情報が届いた。
内閣府主導の、その案件の真相を調べるうち
官僚の杉原と知り合い、協力して、真相に近づこうとする――
新聞社内の映像が、冒頭から、ブレまくって
不安と緊張と緊迫を、煽るアオル……(^^♪
政府関係者の事件が、
もみ消されていくサマを映すのも
もどかしさを増す……
「政権が、ひっくり返るかもしれないゾ!」
予告編は、ザワザワした期待を感じさせてくれたけど
果たして、政権が、ひっくり返るところまでなんて
一兵卒が、たどりつけるんだろか……汗
いや、コテンパンに、再起不能にされるんじゃないか…(>_<)
▼~▼ネタバレで雑談です。
▼▼▼
某スポーツ紙は、かつて、日付以外は“誤報“と言われる
フィクション?な娯楽紙だったとか。
のみならず
某大手さえ、捏造記事が発覚したこともあり
“誤報“をも恐れない姿勢もありなのかなーと思いましたが
ココでは、“誤報は記者の命取り“ということで
吉岡も、慎重に、しつこく取材を詰めていきます。
新(医系)大学構想の出どころが、文科省でも厚労省でもなく
内閣府というのが、気になるー
特命感が色濃い…
けれど、下手に近づけない…
政府関係者(上級国民?)が犯罪を犯しても
もみ消されるだけでなく
被害者のほうが、ワルモノにされたり
さらし者になってしまうことも……orz
(コレは実際ある…再犯しても野放し…( 一一))
官僚の子息の裏口入学が露呈した件も、いつのまにか
女子・多浪受験生への不利益問題へと
すり替わっていったのも……
本丸への切り込みは、ムズカシイ…
蜂のムサシが、太陽に挑んだところで
焼かれて落ちて、死んだのサ……(歌詞引用あり)
となるのが、オチなのさ……orz
一生、面倒を看てやるからと言われ
上司の罪(贈収賄etc.)をかぶって
オツトメを果たしてくる、部下の官僚…
ソレって、やくざさんと、構造一緒じゃないですか?(>_<)
真実を言っているジャマ者を、つぶすために
あることないこと、“情報“を、タレ流しに流して
”事実”を作り上げていく、上のほうの役人サマ……(>_<)
国の物事を前に進めるのに、抵抗勢力を排除する必要はあるのでしょう。
(でも、バ〇息子の始末は、きちんとつけようよ…と)
杉原も、国のため・国の仕事をしていたーつもりで
子供も生まれ、安定した生活を願うのも当然だ。
けれど、かつての上司が
色々、苦悩を背負い込んでいたことを知る。
新大学構想も、その1つだった。
▽ネタバレ 要反転
▽▽▽
大学は、生物兵器製造所の隠れ蓑らしかった。
吉岡とともに、スッパ抜こうと
杉原も、ハラハラドキドキの“スパイ行為“を見せる。
コレが正義。
子供のために、恥じたくないのだ。
しかし、杉原は、やはり、官僚。
記者ではない。
子供の将来の安泰を考えたら
クビの皮が繋がっていないと、困る……
杉原は裏切った?私を?正義を?
吉岡の怒りがにじむ表情で、作品が終わるのが
印象深い。
▽▽▽
▼▼▼
本丸への切り込みを、女性記者:吉岡が果敢にアタックするのが
清々しくも、頼もしい☆
そして、どうなったのか!?
タイトルの意味は
新聞記者が、がんばったからーだけではなく
その立場だからこそ、味わった物事を、包括していたと思う。
ラストシーンの吉岡の表情が、すべてだ。

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