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映画『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』☆ハンパない!ダンテの破壊力しつこさ(汗)

キャプチャ



作品について https://www.allcinema.net/cinema/387050
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ドミニク(ドム): ヴィン・ヴィーゼル☆
・ダンテ: ジェイソン・モモア  ←今回の悪玉

ストリートカーレースから始まって
窃盗も始め(汗)、そんな窃盗が
“ミッション“レベルになり
車ごと宇宙に飛び上がったこともあった、本シリーズ。

スケールアップした、モノ凄いカーアクションに期待☆(^^)/
ストーリーは、アクションの理由付け位でいいのですが
ドムのファミリー愛と結束が、ベースにあるのがGOOD☆(^^)/

今回の敵:ダンテは、父と財産を失った恨みで
ドムを苦しめる。
ドムだけでなく、彼の愛するファミリー(や仲間)を
標的にするので、被害が広くダメージ「も大きい!(>_<)

うわあああああああ~~!!!(>_<)
と鳥肌モノのシーン満載!(惨事でもある……汗)


▼~▼内容にふれつつ雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

1.ローマが壊滅的打撃(滝汗)

騙されて向かった先、ローマで
ダンテにさんざんな目に遭うのは、仲間たち……
(ドムも応援に向かう)

ローマの町に、大きな爆弾を仕掛けようとするダンテ。
(黒い鉄球のような爆弾は、サイズ的にも
かつて、浅間山荘あたりで見た記憶が…………)

起爆装置をダンテがもつので
転がったリ落下しただけでは、爆発はしない。
けれど、ぶつかれば破壊力が!(>_<)
玉突き事故のひどいのみたいに
爆弾に当たった車は、次の車や器物を
次々に損壊……

『ローマの休日』のスペイン階段っぽいところも
グッチャグチャ……( 一一)

ドムの機転で、爆発の被害は、なんとか最小限に。


2.充実のゲストたち(^^)/

ドム・仲間たち・妻子らが、バラバラになっているので
お互いに安否が心配なだけでなく
そこここで
シャーリズ・セロン、ジェイソン・ステイサム
ヘレン・ミレン……etc.らが、要所要所で
キュッと締めてくれるので、飽きない。
どころか、ドキドキしっぱなし!


3.ストリート・カーレースが…orz

作品が、スケールアップすると、もう
原点のストリート。カーレースの出る幕はないかな…
と思っていたら、ダンテと勝負!(^^)/
ああ、やっぱりやってくれるのは、うれしい♪

――と思ったら…
まともなレースではなかった……
正々堂々ではないことは、前にもあったかもしれないが.(汗)
ダンテは、走行中の他の車に、爆弾を付けた!
同時には救えない状況をつくったダンテは
ドムに、助ける車1台を選ばせた!

ドムの良心を苦しめるダンテ……
ダンテ参戦のカーレースに、爽快は、期待していなかったけれど
なんて後味の悪い……( 一一)


4.ジェイコブおじさんとリトルB(ドムの息子)

ドムをじわじわ苦しめたいダンテが
サプライズと称して、あちこちでやらかすのだが
ドムの息子は、心強いジェイコブ叔父さんと行動をともに。。

ジェイコブは、爆弾をいくつも積んだ車を走らせ
ダンテの嫌がらせに応戦する。
きっと、うまく切り抜けると信じているうちに
ドムの応援が間に合った!\(^o^)/
と思ったが
油断ならないダンテには、ダメ押しのように
ジェイコブは身を挺して、ダンテを阻止……orz


5.ドムと息子

パパと一緒になったから、息子くんは大丈夫♪
と思っても、ダンテはしつこく、しぶとい……
ダムで、大型トレーラーにはさみうちされそうに!(>_<)

前に、ドムのハンドルさばきで
ヘリ2台を衝突させたのも、凄かっけれど
ダムでの、大型トレーラー2台の正面衝突の
壊れっぷりも、圧巻だった!

はさまれる直前に、ダムの頂上から、車で下降したドム。
下降?滑走?
(ギアを入れてるの、どこをどう操作するの??
普通車ではないから、デキることなんでしょうが…)

ダムの岸辺についた父子に、安心してはいけなかった!
いつ準備したの!と思うのだけど
やたら先回りするダンテが
ダムごと爆破しようとしていた!
危うし!ドム!どうする~~~~!(>_<)


▼▼▼


一言で言えば、心臓バクバクしっぱなしで痛快です!(^^)/
やたら壊すだけでなく(汗)
それまでの経過がコっているのが、ニクイです。

できれば、応援上映で
ワー!とかキャー!とか、ヤッバ!とか
心の声をもれなく出して
なんなら、隣の人と
そこここ切り抜けたシーンで、ハイタッチしたいです♪

次回作(後編?)も、絶対劇場で☆(^_-)-☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ワンダーウーマン 1984』★強くて美しくて切ないのが良き♪

173697_1.jpg



作品について https://cinema.pia.co.jp/title/173697/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

コチラの続きです。


・ダイアナ(ワンダーウーマン) 博物館員
・バーバラ    ダイアナの同僚
・実業家マックス
   ←超ヤバい大元!(>_<)

美しくて強いお姉さんが、戦ってるだけでしょ!?と
見ないで、まとめてしまいそうですが(汗)
見れば、楽しいです!(^^)/

バーバラに、調査依頼されたのは、“魔法の石”。
願いを1つ、叶えてくれる伝説の石らしい。
半信半疑で
バーバラは、憧れのダイアナになりたいと願い
ダイアナも、ナニかを願った。
博物館への寄付で、バーバラに近づいたマックスは
“魔法の石”を手に入れ、事業成功の願いをかけた――

“願う“ことが渦を巻いて、大災難になっていく!

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

登場したばかりのバーバラは
地味で不器用。
シュッとしたダイアナに憧れる。

ダイアナは、神の娘☆
ワンダーウーマンというより
パーフェクトウーマンですよ!(^^)/
美しい顔立ち、整ったスタイル
歩く姿は、百合の花♪ 
しかも!
戦い方も強いばかりでなく、優雅♪♪♪
(踏ん張って、筋力モリモリのこともあるが
ケダモノのようではない (*^^)v)
女神様です!!!!!\(^o^)/
(↑バーバラが憧れるのもわかる)

本当に願いを叶えてしまう石を
ゲットした実業家マックスは
自分がその石自身になりたいと願い
(姿は人間のまま)
石の力を、そっくり手にいれた!!!

願いはかなうけれど、代償を払うことになるようで
出血するマックスは、(自分の願いを)他人にかけさせて
代償ごと、どんどん肩代わりさせていった。

世界中の人に、勝手に願いをかけさせるのですが
核兵器がらみの願いをかける輩がいるので
核戦争が起こりそうなことに!!!!(>_<)

願いをかけてーと言われたら
ざっくり、“世界平和”と言ったら、いいんじゃないかと…
↑コレは、偽善ではない!(^^)/
世界ということは、自分の近辺も☆
学校や会社のイジメはなくなり
ご近所トラブルもない。(^^)/
ハラスメントや嫌がらせもないはずで
非現実的なほどの超平和で
皆が、WIN-WIN☆\(^o^)/

理想的すぎる“願い”が、叶ってしまって
かえって、自分が困る人もいて
叶えてはいけない願いもある……?

ダイアナが願っていたのは、亡くなった恋人のこと。
叶ったらしく、彼氏は、他人の体を借りて
生き返っていた!
嬉しくて幸せなダイアナ☆(^^)/  (そうでしょうそうでしょう)
代償は、ダイアナのパワーの弱体化…orz
ケダモノと化した(汗)バーバラの攻撃に苦戦す。(>_<)
回復には、願いの“取り消し”だが
ダイアナは、もう、恋人を失いたくないから……( 一一)

やがて
世界中が、“願い“の混乱で、どうにもならなくなったとき
ダイアナは、各自にむかって
願いを取り消すように、よびかけた。

そして、それは、自分も――
恋人は蘇ったけれど、それは、本来のことではない…
「君は世界を救え」
と、言い残して亡くなった恋人の想いは
ずっと、ダイアナの心にあっただろう……

幻の恋人と、振り切るように別れたダイアナが
願いを取り消して、パワー回復し
奮闘する姿は、力強くも、切ない………………


▼▼▼

シッチャカメッチャカになった世界は
ワンダーウーマンの強く美しい活躍で
収まります。(*^^)v

けれど、その陰には
胸がキュッとなる切なさが……orz
(ワンダーウーマンも女の子だもん♪)

↑ソレがあるのが、良き☆(^_-)-☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『若おかみは小学生!』★涙を笑顔に「私は春の屋の若おかみ!」


175728_3.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175728/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

小学6年生の「おっこ」は、交通事故で両親を亡くしたあと
祖母の温泉宿:春の屋(花の湯温泉)で暮らすことになった。

おっこにだけ見える、子供の幽霊たちに
チョッカイ出されながら、旅館の手伝いをする日々。
同級生:真月は、大手旅館の娘で
意識も高く、おっこにはキビシイ存在だが
同業のよしみも、感じていく。
あるとき、父親が退院して間もない親子連れが
春の屋に、泊まりに来た―――

少女が若おかみ修行でがんばる話―ではありますが
終盤、ドッと、涙がこぼれてしまった……
おっこの心の中を、グッと、見せられたような瞬間だった。

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

家族3人で、花の湯温泉から、自家用車での帰り
交通事故に遭い、自分だけ生き残ったおっこが
春の屋に引き取られて、やってきます。
不憫に思う仲居さんは、涙ぐんでしまいますが
おっこは、とても、穏やか……
(悲しみを押し込んでいるのか、現実を受け入れてないのか…)

夢に出た両親を見て
「生きてたんだ!」と喜ぶおっこが、いじらしい…
(私も、母が急死してまもなくのとき、夢の中の母に、
「あ、お母さん、ここにいたんだね」と、話しかけていました。
おっこと同じ気持ちだったかと……)

それからもおっこは、元気に、健気に
祖母や旅館の職員、子供の幽霊たちに見守られながら
おかみ修行をしていきます。

おっこが、明るく元気にしているので
その姿を応援しながら、観ているのですが……

あるとき、母を亡くした、おっこと同じくらいの少年が
父親と、やってきました。
少年は、母を失った悲しみに、押しつぶされているようで
不快な態度を、取ってしまいます……

そうしたら、つい、同じ境遇のおっこと少年を、比べてしまった…(汗)
おっこは、両親を亡くしたのに、こんなに気丈に
日々、暮らしているのに!と……

けれど
悲しみや悲しみ方を、比べるものではなかった…….orz
おっこが、元気におかみ修行をしているからと言って
少年の落ち込みを責めるのは、筋違いでした。
哀しみに凍り付いた心は、解けるのを待つしかない…..

おっこは、少年のために、特別のプリンを作り
少年は、写真のお母さんと一緒に、食べたと言った。
それだけで、哀しみが小さくは、ならないかもしれないけれど
人の心配りは、そういうときには、とても嬉しいョ……

ここ花の湯温泉は、来る人を拒まないと言う。
受け入れられて、癒されて―――
温泉の、芯まで温まる嬉しさは、心の中まで温まることだと……
(温泉、入りたいです(^^)/)
少年は、帰るときには、笑顔で去っていった♪

その後、泊まりに来た3名様は、親子連れ。
父親は、最近まで入院していたらしい。
体にやさしい食事を、お出ししようと、
真月の知恵も借りて、奮闘するおっこ☆
父親は、もてなしに感謝しつつ、心許して
ここ数か月間の出来事を話しだした―――
(以下、ネタバレ的?)

すると、その人は、おっこの両親が遭った事故の
当事者だった!
(その人も、ほかの車をよけようとして
結果的に、両親の命を奪ってしまった)

話を聞いているうちに、取り乱したおっこ!
涙をいっぱい目にためて
両親を乞うる想いが、爆発した!
「私を一人にしないで!!!」

春の屋に来た時から、前向きで、明るくて
しっかり者だった、おっこの姿を、見てきたけれど
本当は、おっこだって、あのときの少年のように
哀しみを抱えていたんだよね…….
けれど、どうにか
悲劇の事実や悲しみを、風景のように変えて
心の奥に、押し込んでいたんだね……
皆に、心配をかけまいと、元気にふるまっていたんだね…
でも、今
哀しみの琴線を、ピンと、はじくことが起こり
おっこは、悲しみと寂しさを、涙にして、爆発させた!!!

私にも、涙があふれたのは、単なるもらい泣きではない。
おっこが、しっかり悲しめるように、心寄り添った感じか……

その家族は、居ずらくなってしまい、真月の旅館に移りそうになる。
が、無邪気な子供は、春の屋に居たいと主張する。
複雑な心モチには、なるけれど
今は、この家族は、“親を死なせた人とその家族”ではなく
春の屋のお客さん。
「私は、春の屋の若おかみです!」
誰をも拒まない、花の湯温泉は、きっと癒してくれる……

哀しみや怒り・恨みなど、負の感情は、しつこく
心に、こびりつくものですが
温泉のお湯は、ゆったりと、負の感情の束縛から
自分を、解き放ってくれて、気持ちも軽やかになります♪
温泉宿での出逢いであればこそ!
辛いけれど、ある意味
いい出逢い方だったのかもしれない……..

▼▼▼

両親を亡くしたおっこに、ひとりじゃないーと
励ましてくれる存在は、ありますが
いつまでも、同じ人が、いてくれるわけでもない現実……orz

「この瞬間が、ずっと続けばいいのに」」
出逢いと別れを、繰り返していくのは
人生の残酷なところかも、しれないけれど
ラストには、花咲く未来が暗示されて、イイ☆



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『私の知らないわたしの素顔』★熟女の激情の渦にラストは溺れる…

183382_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/183382/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・クレール: ジュリエット・ビノシュ☆  大学教授 バツイチ子持ち

若いツバメに捨てられたクレールは、SNSで、
24歳クララになりきって、元彼の同居人アレックスに近づいた。
話を交わすうちに、アレックスと“クララ“は惹かれ合い
アレックスは、逢いに来てしまうまでに――

クレールの成りすましが、バレそうなハラハラもありますが
ビノシュ主演作の醍醐味は、ソコよりも、ソノ先!(^_-)-☆
ソレよりも、包み隠さない女ゴコロ!(*^^)v

カウンセラーへの“赤裸々”な吐露で、紡がれていくのも、良い☆

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

熟女になっても、枯れてはいられません!(キッパリ!)
それは、情欲(汗)と言う意味でなく
愛する人から愛されたいーという気持ち☆(^^)/
年には関係ナシ!(^^)/

でも…実年齢の実写版では、自身ないのでorz
ムリな若作りを、してしまうの…….( 一一)

SNSは、“会話”中心だからか、実際よりも
その人の中身を、如実に表していると思う……
それと、想像(虚像?)で、その人を見ている部分もあってか
魔力的に、惹かれてしまうのかもしれない♪

とにかく、恋は、人に命を与え
クレールは、ハツラツ&キラキラ輝く日々を過ごす!(^^)/
(トキメキは大事(*^^)v)

しかし、“経過“は、より深みを求め、恋に落ちた彼は
嬉しいほどに、自分を求めてくれて、逢いに来てしまった!
(ソレ、ダメなやつ…( 一一))
熟女が目の前にいても、彼は気づくはずもなく―――
“クララ“としては、別れを告げることに―――

さて、そこからが、怒涛の展開―と言うか
この作品・ビノシュの個性の真骨頂☆
“虚”構は、SNSだけでないーと言うか……

その後、アレックスは、クララのせいで自殺したと
聞いたクレールは、心を病みつつ、
彼を物語の中で生かすべく小説を書き、カウンセラーに見せた。

(小説)
「彼が逢いに来た時、クララとは名乗れない彼女は
元彼を通じた知り合いとして、偶然、逢ったことにして
カメラマンであるアレックスに、仕事を頼んだ。
それから、二人は、つき合いだすが、クレールは
彼に、クララと自分を選ばせるように、仕組んだ。
すると、彼は、クララを選ぶ行動をとるのだが、同時に
クレールが、クララだとわかることにもなってしまい
クレールは、彼に問い詰められる前に、車に轢かれる」

↑真実の姿で、愛されるのが、最良ですが
年下男性に愛されるなんて、ファタジーですヮ…orz
結局、若い女を選ぶんかい!ってなもんで……
バレた熟女の結末は、死ぬんかい……( 一一)

↑希望が持てない結末を残念に思うのは、カウンセラーだけではありませぬ。

しかし、クレールが恐れるのは、死ではない。
(愛される実感のない寂しさのほうが……orz) 

▽ココからは要反転    違うときスミマセン

クララ成りすましに使った写真は、姪っ子であり
夫の愛人になった女だった。
クレールは、若い彼女に嫉妬し、若さへの敗北感と礼賛があったよう。
(それはそうですよね…)

自殺したアレックスも、クララの“若さ”に振られた?失望感よね……
と思ったら、死んでなかった!
元彼が、クララ=クレールに気づいて(電話の声で)嘘を言った。
その後、アレックスは、結婚して子供も生まれたらしい。

なあんだ、生きてるんじゃん♪  と思ったか
ビノシュの凄味を感じた、ラストシーン。
クレールは、クララ用のスマホで、電話をかけた―――

↑アレックスを、再び、“獲り“に行く!?
結婚しようが子供がいようが、関係ないヮってか……
この“クララ“(の顔をした女)が、私の夫を奪ったように
私(クララ)が、アレックスと、ヨリを戻すのョってか……

↑ソレが、自分の求める真実の愛なのか
寂しさを埋めたい、人間の欲求なのか
欲望を満たしたい、女の素顔なのか――は
もう、どうでもいいくらい、狂おしいほどの
混沌の激情の渦に巻かれて、溺れちゃってください……….


▽▽
▼▼▼

恥ずかしながら、心情的には、彼女の気持ちはわかります。(*^^)v
だから、恥ずかしながら
彼女の感情の“ノリ”に、すごく乗れた!
キレイ事でない、赤裸々な女ゴコロの描写は、大好き!
恥ずかしながら……(*^^)v


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『若い人』★小百合さんの美しい若さの魅力は無敵!(^^)/

キャプチャ326

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/12827/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
原作:石坂洋次郎    (原作とは違う部分もあり)

・間崎(数学の教師): 石原裕次郎☆
・恵子(生徒): 吉永小百合☆


生徒と教師のラブ?では、ありますが
女教師:橋本との三角関係?もありつつ
小百合さんの純潔さは、保たれ
気丈な中にも、フッと見せる弱さで
タフガイ:裕さんを翻弄する、魔性の美少女ぶりが
魅力の作品かと思います。(*^^)v

▼~▼ネタバレして.雑談です。
▼▼▼

若い教師:間崎が、女学生にモテモテなのは
女子高にありがち。(^^♪
若い乙女の園なので
男子欠乏症を、手頃なところで(汗)、埋めるなら
若い男性教師が、恋のターゲットになるのも、やむなし。
あるいは
女子に、恋心をぶつけることも、多々あり。
(三角関係もあり……)

恵子は、自分が、私生児であることと
男を頼って生きざる得ない母に対して
感謝と嫌悪?を抱いているような
複雑な心モチであることを、作文に書いた。
その文中には、父の存在を求めているようで
生身の男(父)を欲しているふうを悟った橋本先生は
対象だとにらんだ、間崎に、恵子の作文を見せた。
(↑しれっとエグい…….)

↑橋本も、間崎が好きなのに
恵子の胸中を、わざわざ、間崎に知らせた。
生徒を案じる教師の鑑?と思う一方
自分の色恋より、教職を重んじている
素晴らしい自分をアピールしているーとも思えるのは、うがってるかナ……

恵子は、“はねっかえり“で、
間崎にも、堂堂と、相対し、引くことはしない。
(↑カワイイ子は、可憐よりも、強いほうが、ギャップの魅力あるかも。
手をやく存在が、気になる存在になる♪)

間崎に、反発したと思ったら
母親と一緒に、間崎の自宅に押しかけ
靴をプレゼントしたのには、ビックリ。
ドカドカ入り込んでくるのは、積極性<自由奔放。
男の手なづけが上手そうな母親も、アッパレ。

近い存在の男教師:間崎に、感じる好意は
幻の父へのものかもしれないけれど
若い娘なら、普通の恋でもあるでしょう。

そして、ひっかかるのが
娼婦だった母が
娘には、好きな男と、早々にデキて?ほしいと願っていること。
自分の生き方が、男次第だったからかもしれないが
娘に、ソレを、願うものなんでしょうか……orz
恵子は、間崎を求めつつも、逆に
自立した生き方を、求めているようでもあって…
だから、恵子の心は迷い、揺れてしまうんです。

修学旅行で、ひとり、夜の東京に迷い込んだ恵子は
そんな迷いの象徴だったかも。
そして、そのとき、恵子は
間崎と一緒に逃げたいーという気持ちに!
それは
悩ましい現実逃避をさせてくれる、“頼もしい大人“を求めているもので
好きな人と居たいーと言うのとは、違った感覚だったかも……
でも、言われたほうは、焦りますよね……(汗)

恵子に振り回される間崎ですが
実は、橋本先生が好き。
橋本先生も、ツンケンしてますが
実は、間崎のことが好きなんです。
(お着物姿で、アピールもする……(*^^)v

間崎も、橋本が好きだから
恵子母娘の気持ちには、応えられないことを言いに
恵子の実家の飲み屋?を訪ねるが
母親の愛人が関わった喧嘩に、巻き込まれて
負傷し、恵子宅で、看病された。

↑その看病について
母親は、恵子がつきっきりで、看病したーと
見舞いに来た橋本に話したが
恵子は、部屋にも入らなかったと、否定した。
(原作は、恵子と間崎は結ばれる…………….)

恵子の思慕を思うと、辛いところだが
自分の人生を、生きる選択をした間崎に対し
恵子も、自分の口から
「橋本先生と結婚すべきだ」と、敗北宣言をしたのは、潔くていい。

愛人にしがみついて、濡れ落ち葉のように
「逃げないで・捨てないで」と懇願する母親とは、対象的だ。

愛する人が、自分を愛してくれないことは、よくある……(汗)

可哀想な存在で、憐れんでくれたとしても
惹かれる愛がなければ、続かないし、虚しい……orz

それより、恵子は、まだ若い。
卒業したら、間崎のことは、思い出の中に薄れていくだろう。
新しい出逢いが、悩ましい青春など吹き飛ばすほどの
素晴らしい愛を、もたらしてくれるだろう――

恵子=小百合さんの気丈な美しさが、希望に見える。
はちきれそうな若さは、それだけで
人生の魅力だ!(^^)/

▼▼▼

裕次郎&小百合のゴールデンコンビならではの
『若い人』☆
特別感あります♪(*^^)v



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』★結末絶賛!何気ない分グッと来た(^^)/


175470_2.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175470/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督・脚本: クエンティン・タランティーノ
・リック(俳優): レオナルド・ディカプリオ☆
・クリフ(スタントマン): ブラッド・ピット☆   
 &
・アル・パチーノ   etc.
↑このメンバーで、どんな“ハリウッドの昔話“を見せてくれるのだろうと
楽しみでした!(^^)/

リックの撮影・奮闘を見せつつ、物語は
1969年8月9日に向かいます。

リックの家の隣には、ポランスキー監督夫妻(妻シャロン)が
引っ越していました。
前の住人テリーを、男(マンソン)が訪ねてきましたが
シャロンたちは、転居先を知る由もなく――

レオとブラピを配置して、“シャロン“に照準を合わせたらしい…と
通な方は、結末を知ったものとして、観ると思います。
が、コレは、ドキュメンタリーではない!(^^)/
予測しないで、鑑賞しましょう!(^_-)-☆

▼~▼ネタバレして雑談です。
▼▼▼

リック=レオは、下降線の俳優…orz
ピークを過ぎたことを、受け入れないと
次に進めないのは、辛い……orz

顔を合わせているときは、和気あいあいなムードでいますが
かつてとは、違う立ち位置にいることは
自分も、よ~~くわかってる…orz
卑屈にならずに、自然体で居るつもりでも
心は、寒かったりする……orz      

リックが、“本“の内容を語りながら
自分の下降線に、涙してしまう姿は
身に、つまされる……
ああ、年々、そうなっていくんだろうな…  

それでも、自分のセリフの時は、自分の独壇場。
その場の空気を、一気にモッていった、リック=レオの迫力!(^^)/
腐っても鯛なのだ!☆  ←応援しています。(^^)/

一方、レオより年上のブラピ☆は
私と同年代のキラ星☆☆☆(*^-^*)
彼が、衰え知らずの、たくましくも美しい肉体美を
アンテナ修理で、さりげなく魅せてくれるのは
ファンサービス以上に、頼もしさを感じます!(^^)/

レオ&ブラピが、俳優&スタントというコンビになっているのは
とても良い☆(*^^)v
最高で最強の骨太の存在感は、お互いを引き立てていて
見ていて安心する。
たとえ、どんな結末であったとしても
見ごたえの手ごたえを、きっと、残してくれる!と信じられる。(*^^)v

~中略~   伏線含む。

▽ネタバレ!要反転
▽▽

事実だと、マンソン・ファミリーが
シャロンの家を襲って、惨殺してしまうことに…

マンソン・ファミリーの4人が、車でやってきて
私道に入ったところ
リックに見つかり、文句を言われ、一度、退却するも
“殺す“つもりで、歩いて、リックの家にやってくる。

そのとき、そこには、クリフと愛犬も居た。
クリフは、1度、マンソン・ファミリーのアジトと化した
撮影牧場に行ったことがあり
侵入した彼らが、誰かわかった。

殺気ムンムンの彼らに、空腹のワンちゃんが飛び掛かり
まもなく、乱闘&血の惨劇に!(>_<)
ブラピが、(テキの女に)連続顔面強打したのは、酷かった!( 一一)
骨まで粉々になりそう…orz
殺しに来たのだから、手加減は、無用か…
ブラピも、足にナイフを刺され、重症に!(>_<)

そして、血だるまの女が、プールに転がりこんだとき
リックは、ビックリ!しつつ、事件を知った!
ゾンビのような、恐ろしい女の迫力に(汗)
生かしちゃおれんゾ!とばかり
リックが持ち出したのは、火炎放射器!
(以前、撮影で、ナチスを焼き殺したシロモノ)
イイ構えで、ゴオーッと、炎を投射!
女が、炙られる様は、地獄のよう…

かくして、事件は収まり
救急車に搬送されるクリフと、見送るリック。
実は、契約解消になったクリフだが、このあとも二人は
友人として、イイ関係は続きそうな予感があって良い。(*^^)v

そして、何よりイイのが、何気ないそのあと☆

シャロンが、隣人のリックに、門のスピーカー越しに
声をかけた。
大変な目に遭いましたねーとねぎらい
よかったらお酒でもどうですか?―と自宅に招いた。
それじゃ、お言葉に甘えてーと、リックが
“お隣さん“として、シャロン宅に向かうところで終わる。

↑コレ、事実を知っている人は、ひとしお
グッとくるのではないかと、思います。
コレが、ドキュメンタリーだったら、事実だっらたよかったのにと……

直前の惨劇が、ヒドすぎるから(事実が想像されて…orz)
レオ=リックが、ほのぼの、隣家に向かっていくのが
余計に、たまらない気持ちになってくる…………

▽▽
▼▼▼

ハリウッドの昔語りは、シャロン・テートの居た時代でした。
レオとブラピのコンビが、魅せに魅せて魅せた結末は

血まみれありですが、ハッピーエンドでした☆
当たり前のような、さりげない終わり方が、
むしろ、グッと来て、たまらない☆(^_-)-☆


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映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』★スゴイ!痛快!最強の二人(^_-)-☆


176485_2.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176485/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
(原題 HOBBS AND SHAW)  ~そのまま(^^♪
・ルーク・ホブス: ドウェイン・ジョンソン☆  元捜査官
・デッカード・ショウ: ジェイソン・ステイサム☆  元特殊部隊

ドミニクとブライアンのストリートレースから盛り上がった本作。
ブライアンことポール・ウォーカーの死去で、悲しみとともに
“終末“を、感じていたりしましたが
また、このタイトル作品を楽しめるとは!\(^o^)/

“スピンオフ“ということで、ホブス&ショウのコンビ作☆
きっと、超絶・肉弾戦に、ワクワクしてしまう!
絶対、ストレス解消!(^^)/

ストーリーは、気にしていませんでしたが――(^^♪
バイオテロのウイルスを守るために、自己注射したのは、ショウの妹(MI6)。
二人は、ウイルスを狙うテキから妹を守りつつ
体内からウイルスを取り出すべく、奮闘する――

敵になり味方になった、“過去”をもつ二人の
漫才のような掛け合いが、楽しい♪
ワチャワチャやりながらも、決死のミッションに挑む!

▼~▼ 内容より雑談です。(^^)/
▼▼▼

『ワイルド・スピード』は、いつしか、ドロボー化?しましたが
基本は、ストリートレースのようなカーアクションを、期待しています♪

人造人間化した追手(バイク)とのカーチェイスは
音楽もテンション上がった~☆
ほかの車をすり抜けていく、疾走感と危険運転!(>_<)
コレコレ!(^^)/

ショウの運転したシャコタンが、トラックの下をくぐったの好き!(^^)/
斜めに滑り込んでいった、“角度”が好き!
あざやか!ナイス\(^o^)/
と思ったら、
不死身?のテキも、バイクで、すべりこんでった~!(>_<)
コレもたまらん!(*^^)v

のみならず、すごく良かったのは、ヘリのシーン☆

テキがヘリで、妹を連れ去ろうとしたとき
二人は、車で追いかけ、ロープをヘリにひっかけた。
ヘリを行かせないゾ!と。

けれど、上昇するヘリに、引っ張られて、車が浮いてしまう!(>_<)
車の援軍がつながって、ヘリを引っ張るが
やがて、崖に向かってしまう!(>_<)
ヘリを行かせないどころが
自分たちが、逝ってしまいソ……(汗)

↑ココは、もうスゴイ!としか!
ワイルド・スピードならではの“X”感!(^^)/
見てよかった~☆

そして、これも、ワイルド・スピードのテーマと思うのは
“家族“への想い☆

ショウと妹は、誤解から、疎遠になっていたが
今回のことで、誤解が解ける。
ムショのママとも、3人で面会できることに♪

ホブスも、今回、援助を求めるため
疎遠だった、サモアの実家を訪れた。
兄からは、挨拶代わりに殴られるが(汗)
ママの深い懐は、兄弟たち皆を包み込んでくれて
大家族の強い結束で、テキと立ち向かう“百万馬力“を得る。
このファインプレイも、気持ちイイ☆

▼▼▼

シリーズ劇中の、この二人が、コンビを組んで
“ワイルド・スピード“してくれるなんて、思ってなかった!
メインのイイ所を踏襲しつつ、
二人の楽しくて痛快なアクションを、堪能しました☆


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映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』★時系列と音楽の妙~チンピラでも格調高いデニーロ(^^)/

140692_1.jpg

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/2401/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

尺の違うのを、何度か見ましたが
忘れてしまうので。だらだら備忘録を……

・ヌードルス(デヴィッド): ロバート・デ・ニーロ☆
・マックス: ジェームズ・ウッズ☆


彼らは、ユダヤ系移民。
チンピラ稼業の、生きざまと成れの果て。
キレイな生き方ではない、クズ野郎でもありますが(汗)
音楽が素晴らしく、間をつなぎ、情緒的に許せてしまう…

裏切りすら、友を思えばこその、友情ならば
年月は、増幅した哀楽を、より切ない結末へと変える――

▼~▼ ネタバレして雑談です。 (違うときスミマセン)
▼▼▼

1.赤ちゃん入れ替え!(>_<)

初見で、トンでもない!と思ったシーンは
産院の新生児を、何人か、入れ替えてしまったこと!(>_<)
警察署長を脅すつもりで、彼の息子を
女児と入れ替えた、ヌードルスたち。
番号の控えを、とっておかなかったので
赤ちゃんを、元に戻せない……なんてこと!(>_<)

↑コレが印象的で、私が初産のとき
生まれたばかりの息子の顔は、しっかり覚えた!(^^)/


2.ヌードルスと恋人デボラのこと

二人が、海の見えるレストランで食事するとき
演奏される 「アマポーラ」♪

ご存知だと思いますが、ジュリーが、紅白で歌った!(^^)/
銃で撃たれて、胸から血が噴き出すーという(汗)
ショッキングな演出でありました……

デボラは、女優の道を進むべく
ハリウッドに行くため、ヌードルスに別れを告げ
タクシーの中で、別れのキスをする――
が、別れ難いヌードルスは、愛を、怒りで踏みつける如く
デボラを、車内で、襲ってしまう!!!(>_<)
↑ケダモノ、やめてほしー!( 一一)
(しかし、コレ、男の愛が捻じれた、正直な行動なのでしょう…orz)

デボラが乗った列車を、見送りに行ったヌードルス。
一目逢いたいだけでなく、申し訳ない気持ちも
表情から、うかがえる……
しかし、動き出した列車の窓から、チラッと、目が合ったであろうデボラは
すかさず、日よけを下ろし、視界をさえぎった。
日よけを下げなくても、すぐに列車は、遠ざかったのに……
(それほど許せない別れ方もある)

けれど、何十年かして、再会したとき
デボラは、息子に、ヌードルスの名=デヴィッドを、付けていたことがわかる。
ヌードルスは、瞬間的な、ハレンチ行動で、想いをぶつけたが
デボラは、ずっと刻まれる、愛の形を残していたのだ。
(あんなことをされても、特別に愛した人は、忘れられない…)

その息子は、誰の子?    あとで(^^)/

3.ヌードルスとマックスのこと

女性関係もあるけれど、メインは、この二人☆
良くも悪くも、切っても切れない関係は
友情以上の呪縛かもしれない。

禁酒法が廃止され、ヤミ酒の次の稼ぎを
マックスは、大手の銀行強盗に絞った。
ヌードルス(とマックスの情婦)は、マックスのためを思い
密告し、逮捕させ、命拾いさせるつもりが
銃撃戦になってしまい
マックスと仲間を、失うはめになってしまった……
(そのあと、ヌードルスは一人、阿片窟へ行ったらしい)

何十年後、政府高官ベイリーの不正事件が、世間をにぎわす。
その頃、デボラの楽屋を訪問してみたヌードルスは
彼女が、マックスの息子を産んでいたことを知り
マックスは、ベイリーとして、生存していたことを知った。

ヌードルスが、マックスを救えなかった罪悪感は、
軽くなった?かもしれないが
別れたデボラが、マックスの恋人になっていたのは
ショックだったと思う……
そこに、友情は、まだあるのか?

マックスとデボラが、息子に、ヌードルスの名を付けたのは
気のとがめもありつつ、やはり、二人にとって
ヌードルスの存在が大きく、愛や友情の対象であったからなのでしょう。
(微妙な感覚は、言葉にすると、不正確になりそう…)

不正事件で追い込まれていた、ベイリーことマックスは
再会したヌードルスに、自分を殺すように依頼した。
しかし、ヌードルスは断った。
“再び“、彼を、死に追いやりたくはなかっただろう…
それに
自分の始末は、自分でつけるほうが、マックスらしい。
決して、ヌードルスが、見捨てた気持ちではなかった、と思う……

そうこうして、マックスは、ヌードルスが見ている中
ゴミ収集車の中に、身を投げた…………
ヌードルスは、マックスとの別れ(死)が
ヤバくて、派手に荒稼ぎした、自分たちの狂乱の時代が
今度こそ、本当に終わった虚無感を、感じたかもしれない……

▼▼▼

ラストシーンは
ヌードルスが、阿片窟で、恍惚の笑みを浮かべて終わる。

それは、若い日に
よかれと思った密告で、マックスを失った直後の悲しみだとしても
実は、まだ、マックスは生きていたわけで、希望は残っていた。

しかし、マックスが、遂に、自殺したあとに
この阿片窟のシーンを出したことで
本当にマックスを失った悲しみが、現実逃避のレベルで
言いようもないやるせなさが、押し寄せて
笑顔に、絞り出されるよう……

時系列の効果が、絶妙に、喜怒哀楽を増幅させる。
ロバート・デ・ニーロは、チンピラでも、格調高い。

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映画『ワンダー 君は太陽』★彼を誰よりも好きな親友の存在がグッとくる


175301_2.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175301/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・オギ―: 個性的な顔で生まれ、10歳で初めて学校へ
(顔は27回手術したと!)

他の人と違う顔を隠すため、憧れの宇宙飛行士のように
ヘルメットをかぶっていたオギ―。
今まで、母が、勉強を教えていたが、
10歳の新学期に、入学した。
両親は、心配を胸に秘め、明るく学校へ送り出す――

始め、私は、母親の気持ちで、観て(見守って)いました。
しかし、この作品は、そのような一人の視点でなく
オギ―が太陽なら、周りの惑星たちの視点でも、見せてくれたのがよかった。

オギ―が、いじめられずに学校に行ければいいナーと
まずは願いつつ、目標は、ソコじゃない。
初めて学校に行ったオギ―が、学校社会で、もまれるのは悲しいけれどorz
雨降って地固まるーという“格言“も、ありますゾ(^_-)-☆

▼~▼ ネタバレで雑談です。
▼▼▼

1. Vs.イジメ!

自分と違うと、人は、気になるのか、イジりたくなるものらしい。
オギ―がそれを、子供の“好奇心“と言ったのには、オッ!と思った。
冷静な分析デス。.

子供は正直?で、思ったことをズケズケ言うから、傷つく…orz
いや、表情や態度も正直?すぎて、傷つく…orz

けれど、イヤな時は、楽しい空想をして乗り切るというオギ―。
イイぞイイぞ!

勉強ができれば、イジメられないかと言えば
―出る杭は打たれるーこともあるからか、
父は、いいアドバイスをしていた。
授業中わかっても、挙手は、一回だけにしとけと。守りも万全☆

そんなオギ―の姿が、とにかく素敵☆
人との関係は、一日一日の積み重ね。
魅力のオーラがあふれ出れば、小さいコトは、その光に隠れてしまう。
人との関係は、うわべでなく、中身。中身に惹かれるんだ♪


2. オギ―の姉のこと

オギ―は、両親にも姉にも、温かく見守られている。
いわゆる物語なら、そのままでいい。けれど
本作は、とても現実的で、人間的♪

姉は、両親がオギ―ばかり気に掛けるのを、
実は、淋しく思っているとわかる。
自分は、オギ―という太陽を、回る惑星の1つではないと。

オギ―は、もちろんカワイイ弟で、
自分のことで、いっぱいいっぱいかもしれないけれど
姉に言われたことで、オギ―も、気づけたのはよかった。
気づき合いは、より深いつながりを、もたらしてくれるから。(^^)/


3. 親友ジャックのこと☆ ←彼の存在が最高!\(^o^)/

始め、ジャックは、校長に言われて“友達”になったが
ミニ試験のとき、オギ―が、カンニングさせてくれたことで(汗)
親しくなる。

―正しいかどうかでなく、友達になれる方法を選ぶー (格言?(^^♪)
こういっちゃナンですが、人は、自分に損させる人には近づきませんョ。
ジャックは、次には、“恩“で、オギ―と近しくなります。
これはきっかけ。これだけで終わらないのが、オギ―☆

賢くて、一緒にいて楽しい奴!とジャックは感じていく。
そして、イイことを言ってくれる。
~~☆顔なんて、すぐに慣れる☆~~
私も同感デス♪(^^)/
人は、中身に、惹かれるんですよ。

(前にも言いましたが、私が昔好きになった人は
“ルックスに邪魔されない人“でした。
イケメンでないのが、むしろ魅力☆(^^)/)


学校中の誰よりも、オギ―を選ぶほど大好きで
イジメっ子の前では、心にもないことを言ってしまったジャック。
それを、オギ―が聞いてしまい、二人の間に亀裂が……orz

ああ、関係修復してほしいナ~
ジャックは、オギ―の悪口を言う奴を、
退学覚悟で、ブン殴りもした、本当の親友だもの。

そうこうして、校外学習(合宿)。
ここでの一波乱も、熱くて爽やかなのがイイ☆

▼▼▼

ハンディある少年が、何かを乗り越えましたーということですが
彼だけに光が当たった話ではないのが、とてもよかった。

自分の人生は、自分が主人公かもしれないけれど
家庭から学校に飛び出した“人間社会“は
皆、それぞれの人生を持つ人たちの世界。

彼の見た目のハンディを受け入れてほしいーと最初は願ったけれど
実は、そうでなかったらしい。
むしろ、ハンディという意識など取っ払って、(受け入れて頂くのではなく)
それぞれ個性ある人同士、同じ土俵で、中身で付き合いたいゾ!と思うのです。

それが、本当に存在する世界が、WONDERなのかもナ……
などとも思ったり……(^^)/

PS:いじめっ子の親の、オギ―への言い草には、
「ス〇ッとジャパン」で成敗してほしいような…(^^♪


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映画『ワンダーウーマン』★美しく強いダイアナに魅了される!そして愛(^^)/

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/170257/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください

頼もしく強い美女☆の活躍もですが
案外、深いものがあるーーと聞いたので、楽しみにしていました☆


男を知らないアマゾネス――とは、ドキッとしてしまいますが
ダイアナは、平和を願うピュアな乙女。

あの戦闘的ないでたちで、平和??と思うなかれ。(^^♪
ダイアナの母は、平和な島(女護ヶ島?)なので
ダイアナに戦闘は不要だーとも言いますが
サソリに毒があるごとく、“護身術”は必要ともあり。

対ドイツ戦のイギリス兵:スティーヴを助けたことで
人間たちの戦争をやめさせるべく、敢然と立ちむかうダイアナ☆

ダイアナの戦いっぷりは、ダイナミックかつ華麗☆
気持ちイイ!!\(^o^)/  これだけでも、痛快!


▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼


1.強さと美しさが、オーラになっているダイアナ☆

まずは、ドイツ兵の襲来のとき。
敵は、銃に対し、アマゾネスは、弓矢と剣で、超不利!
まるで、長篠の戦い? キビシイ~~(>_<) 

しかしダイアナは、弾丸を腕(籠手つき)で、跳ね返してみせた!
(この“技“は、その後もしばしば)
そして、爆発的エネルギーの炸裂も見せてくれます!
(それが、愛の力だったりするのも良い(^^♪)


2、ドイツ軍の女科学者

戦争は、男たちだけのことでなく
人間社会としてか、女も、関係なくはないーということか。

ダイアナとは対極的な存在で、悪玉ですが、
この女優さんの表情からは、血に飢えたイカレ女でもなく
ワケあり感あり。

軍神アレスのせいなのか?
元は、悪い人じゃなさそうーというのが、ミソなのかも。


3.戦争は誰のせい??

ダイアナは、ゼウスの息子:アレスのせいで
本来は善人であるはずの人間が、戦争していると思い
アレスを殺せば、平和が戻ると信じていた。

人間は、神のせいで戦争してるわけではなく、
神をダシにしてまで、戦争しますよね……

戦争をやめるには、どうするか?
話し合いによる解決で、平和は得られるのか?
戦争を止めさせるための戦争も、ありなのか……?

そうこうしながら、静観できる状態ではない事態が起こり
戦わざるを得ないor参加せざるを得ない状況が、そこに生まれます。


4.価値でなく信念だ ←ココ好き☆

軍神アレスと関係なく、戦い続ける人間に失望したダイアナは
人間に加勢する価値はないーと感じ、“撤退“しようとする。

そのとき、スティーヴの言った言葉が良い☆
「助けるかどうかは“価値”の問題でなく、自分の“信念”の問題だ」と。
確かに☆

自分の行動に、価値や意味があるのかー悩むことがありますよね…
結果や評価を気にして、無駄?なことはしないーと割り切ることもある…
しかし、本当の“価値“は、自分の”信念“であって
すべきことをしなかったーという後悔は、あとで重くやってくるもの…

結果、スティーヴは決断し、時計をダイアナに託し
一人、“飛行機“に乗る。 ←ココは再現も含め、すごくイイ☆
「僕は今日を救う。君は世界を救え。」
↑コレはもう、名言としか!☆


5.ダイアナの誕生

“女護ヶ島”の女王が粘土で作って、ゼウスが命を吹き込んだー
と、女王はダイアナに言いますが
白鳥や雨になってまで、女性の元へ忍んだことのある
あのゼウスがねェ…粘土ねェ……( 一一) と疑っていると…

あとで、ゼウスの娘だと発覚します。(^^♪ やっぱり……
ダイアナの神がかった強い力は、父ゆずりだったか!
“女神“でなければ、神の子(アレス)とは戦えないよ……

壮絶かつ美しく、女の底力を見るような
アッパレな戦いっぷり!


▼▼▼

その後、ダイアナは、時代を越えて活躍☆

強さと美貌と、ダイナマイトボディに魅せられたところで
『ジャスティス・リーグ』でも、
華麗な姿を見てみたい気持ちが、募ります。

なんだか、ダイアナからパワーをもらったような気持ち☆

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映画『わたしのハワイの歩きかた』★経費でハワイだ!ボーイハントだ!(^^♪

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163730/" title=" http://cinema.pia.co.jp/title/163730/"> http://cinema.pia.co.jp/title/163730/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


暑いので、ハワイに行ったつもりになりたくて
鑑賞しました☆
(榮倉奈々さんの涼しげな足に誘われます(^^♪)

それほど、観光メインではありませんでしたが
すぐそばで、浜辺&海岸を感じるようで
日常とは離れた気分には、なれました。

ヒロイン(みのり)が、経費でハワイに行って
ボーイハントしよう!というもの。
浮かれてるでしょ。夏でしょ!(^^♪


▼~▼内容にふれて雑感です
▼▼▼ 


みのりが、ハワイに行ったのは
友人の結婚式(二次会)のため。
(とワケアリな彼との清算のため?)

そこで知り合った女友達:茜(高梨臨)が、超・肉食!
金持ちの男を漁るため、
夜な夜な、パーティに繰り出すという…(汗)

物欲しげなムードは、見苦しいですが(^^♪
お金持ちの王子様をゲットしたら幸せになれそうな幻想は
なぜか、女子には、捨て切れない部分もある……(汗)
けれど、本音が求める幸せは、お金でなく、その人の魅力☆


初対面が、貧しそうな出逢いだった男性が(加瀬亮)
実は、お金持ちの御曹司!?だと知ると
“シンデレラ的な幸せ”が、待っていそうな期待も、してしまう( ◠‿◠ )

しかし、シンデレラストーリーでは終わらない?
王子様のことは、よく知るほうがいい?( ◠‿◠ )


一方、ハワイで、日本食ビジネスを、
地味に展開しようと、奮闘する青年もいた。(瀬戸康史)
あと一押し!という部分があれば
応援したくなるもの。そして
応援は、自分自身のやる気や可能性も、乗っかってくるもの!
さて、みのりの想いは、どうなる……


そーこするうち、お金持ち狙いの茜は
ずっと自分を想ってくれていた、地道な男性に、落ち着く。
想われるほうが幸せ―とは、よく言ったもの。


ハワイのシーンで印象的だったのは
浜辺での葬送のシーン。
お祭りみたいだよ(by加瀬亮)というように
皆が、祈り、歌い、和やかに、死者を送り出す。
悲しみも、波がさらっていってくれそう……
私も、こんな葬送がいいナ……………..


“観光ガイドづくり“という仕事で、ハワイ入りしたみのりが
しばらく帰ってこないので  (その気持ちわかる(^^♪)
会社から送られてくるのが、元カレ(池松壮亮)。

池松さんは、味のある芝居をするのが楽しみ☆
今回は、出番が少なかったですが
ひょーひょーとした雰囲気が、
ハワイでも、よくなじんでた感じ。( ◠‿◠ )


▼▼▼ 


アロハ~☆マハロ~☆

結婚式のスピーチでの、”アロハ”の話はテッパン☆
深い意味と深い愛が、そこにある......

気分転換に、ちょっとハワイに行ってきたムードは
いかがでしょう?(^_-)-☆


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映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』★ファミリーもブライアンも永遠に!

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169405/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

ブライアンことポール・ウォーカーの不幸があって
もう2度と、このシリーズは拝めないかと思いましたが
8作目ありがとう!!!(^◇^)

ストリートカーレースで始まったシリーズなのに
毎回、どこまでスゴイことして
自動車を壊しまくるのか!!(汗)
―――という期待を、今回も裏切らない!(^◇^)

そして、ブライアンの穴を埋めるべく?
懐かしい人たちの登場。
(誰だっけ?と思うときは、おさらいを(^^♪)

今回の目玉・悪役は
シャーリーズ・セロン♪
(マッドマックスはおさらいなくて良い(^^♪)

彼女は、サイファーという凄腕ハッカー。
“弱み“を握って、ドムを一味に誘いこむ。
ドムは、大切なファミリーを敵に回すことに!(>_<)

本技のストリートカーレースを、冒頭から堪能し
その後、やたら、破壊しまくりながらも
“仕掛け“をうまく回収し、納得の終わり方だったかと。


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

冒頭のハバナでのストリートカーレースは
原点回帰でうれしい!
特に、“ブライアン”の裏技――というのを意識して見せてくれたのが。
(但し、ブライアンは前作の終わりとは違って故人のような扱いに…)

ドムの車は、燃えてましたね~(~_~メ)
火の玉ゴール!
見てる私が、燃える~(^^♪
そのときのドムの勝利が、あとで、効いてくるのがイイ☆
(義理を感じるね)

サイファーが欲しいのは、“核“の力。
(核を手にする者が世界を支配するのは自明)

ドムを遣ったカーアクションが、スゴイ!
迷惑のかけ方がスゴイ!!
車の壊し方がスゴイ!
車の雨を降らすってスゴイ!!!

そして、海中に潜水艦のある氷上での
カーアクションも!!
潜水艦の扱いも!
氷、解けますね…
氷、燃えますね…( 一一)

さて、なぜドムが、サイファーの手先になっているのか?
▽~▽ネタばれ↓
▽▽▽

ドムの子を産んでいたエレナが囚われていたから。
ビックリです!(エレナ復活!)

そして、ショウ兄弟も参戦!
ドムが陰で“交渉“して、打倒サイファーの援軍となる。
これは、意外だったし、うれしい!

↑この兄弟愛が、ドムのファミリー愛をも強く印象付ける。
ブライアンがいない今、特に、その愛がうれしい!

そして、エレナの息子をブライアンと名付けたドム☆
これは出来過ぎなほど、うれしい!


▽▽▽
▼▼▼

ファミリーの再結束を感じた今作には
今後のシリーズの存続にも
改めて期待します!

リトル・ノーバディこと、スコット・イーストウッド☆
イケメンの無駄遣い?の感もありますが(^^♪
自作以降、もっと、ハッチャけていいョ!(^_-)-☆




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映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』★空飛ぶ車で盛り上がる!withジェイソンンとポール

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/166526/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

ストリートカーレースで始まった、シリーズ7作目。

回を追うごとに、スピードも破壊力も
スケールアップ↑ヒートアップ↑しつつ
当初、潜入捜査官だったブライアン(ポール・ウォーカ―)が
がっちり、ドム(ヴィン・ディーゼル)の
バディ&ファミリーになっているのが楽しみで、
この二人が軸でない3作目は『ワイルド・スピード』じゃない…
などと思ったり……

その後のシリーズの盛り上がり・参考↓
ワイルド・スピード MEGA MAX
ワイルド・スピード EURO MISSION

今作は、前作の終りに、ジェイソン・ステイサムが、アクセルふかしてくれて
またまた、楽しみでありました☆ そして
ポール・ウォーカ―には、特別な想いをこめて……


▼~▼ 内容はもうどうでもいいのですが^^;、盛り上がって雑感です。


▼▼▼


今回は、車、よく飛びました!!


予告編で、車が、スカイダイビングしていたのも、ワクワクでしたが
そこだけじゃなかった!
崖だろうが、ビルだろうが、重力無視(>_<)
これでもかと、何度も!!よく飛んだ!


命がいくつあっても足りないよ~と思いながら
個人的に好きなシーンは、
ブライアンが、バス(状の車)に取り残されたまま、
車が崖から落下していくとき (もうダメかと思った~(>_<))
自力で脱出して、レティの車に助けられたあと
息をはずませているシーン。
ああ、ブライアン(=ポール)は、生きているんだ……と嬉しく思いまして……


ジェイソン・ステイサム(=ショウ)は、前作の弟の仇をとるために
ドムたちに仕掛けてくるのですが、そこに、ひとひねりしてくれて
人探しに便利なツール『ゴッド・アイ』を作った女性を
テロリストから救出してくれたら、その装置をドムに貸してあげるからと
あるスジから、依頼されるので
テロリストとの攻防で、車が、飛ぶことになります^^;


が、「車は空を飛ばない!」(byブライアン)
やはり、車は、ストリートに帰るのです。


ゴッド・アイのお姉さん(=ゴッド姉ちゃん、と呼んではいけませんか)が、
ヘリに乗ったテロリストのターゲットにならないように
ブライアンらが、ストリートを走りながら、
車から車へと、ゴッド姉ちゃんを、移しながら走るという……
(テロリストとの攻防は、エクスペンダブルズの感あり^^;)


ジェイソン・ステイサムとドムとの戦いは、銃でなく
熱き男たちの殴り合い……ではなく(イメージはそう)
金属棒を手にした、痛そうな戦いで、魅せます。



大詰めの戦いに向かう時に、ブライアンが
FBIの防護服を着けるシーンには、ふと、しみじみ……
警官だったブライアンの原点を見るようで……


そして、“現在”のブライアンが、家族と幸せなシーンが
すごく辛くなる……….


昔の若かったブライアンいやポールたちのシーンが、回想されるのには
もう、胸がいっぱい。
このファミリーたちの歴史だね――だけでは、もはや無いから……
ブライアンでなく、ポールとして見ていたいから……


ラストシーンは、ドムとブライアンの車が、伴走して走ったあと
別れていきます。
ブライアンの車は、ポールを乗せて、天国に行くように……………….(涙)


▼▼▼


楽しく盛り上がったワイルド・スピードシリーズ。
毎回、どこまで飛ばしてくれるんだろう~~と思いながら
今回は、空飛びました(*^_^*)


ポールのことは、泣きそうになってしまいますが
スクリーンの中の彼は
颯爽と、頼もしく、力強く、カッコイイ!!!!!
楽しんでくださいネ!(^_-)-☆


PS:腕のギプスを力んで破壊したのは、ドウェイン・ジョンソン☆
オカシ―けど、ありえそう……^^;





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映画『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』★人間やめますか?酒やめますか?それとも

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163449/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



12軒のパブをはしごするオジサンたちの話です。


始めは、酔っぱらいの話か…(―_―)!!と思いましたが
面白かった『宇宙人ポール』のサイモン・ペッグさんらが出ていますので
アノ感じの面白さなのかな、と期待して鑑賞しました。


通の方好みのいわくもアレコレあるようですが、↑サイトなどにあるので、省略。


学生生活の終わりに、完遂できなかった“12軒はしご酒“を、
中年になってまたやろうと、旧友を誘ったゲイリー(サイモン・ペッグ)。
オジサンの郷愁ゴコロと、呑みゴコロを誘います。


言いだしっぺのゲイリーが、いい味出しています。


酒やけしたような、やさぐれ親父ムードでくたびれた感じなのに、
昔できなかったことを
今更、チャレンジしようぜ!というのが、
エネルギッシュに鬼気迫っていて、引き込まれます。


かといって
この作品は、旧友オヤジたちの、ただのはしご酒ではない。


私なりのポイントは
青ロボットと、アル中ゲイリーです。



▼~▼ 内容に触れて(結末は要反転)、雑感です。



▼▼▼


そこには、画一化された”現代“への皮肉もあるらしい…
自由よりも、平穏を良しとするようでもある……?



はしご酒の途中で、ゲイリーは
町の人間が、青ロボット化していることに気づきます。
襲ってきたロボットとは、戦うのですが(←ちょっとした見せ場)
ほかのロボットに、異変を知ったとさとられないために
そこを逃げるのではなく、はしご酒を続けることにします。   (そんな理由で?)



あくまでも、その店のその一杯にこだわって、店から店へ
這ってでも、命がけで、はしごするゲイリーの姿は、なんともおかしい。
けれど、そこまで、呑むこともこだわるゲイリーには、応援したくなる。


とはいえ、そんなゲイリーは、ただの呑兵衛ではない。
本当は、アル中治療中……orz


ロボットが、自由を手放した人間の姿――ということであるらしいが
アル中:ゲイリーは、どうだろう。


自由に楽しく酒を呑める人間――ゲイリーはそうなのであろうか???


「アル中」に限らず、中毒者は、ソレがないといられない
ソレに捕らわれて、自由を奪われているようなものだと、聞きます。


呑む自由、と言いながら、もはや、自由の手に、ゆだねてはいけないものもある。
ゲイリーの手首につけられた、“アル患者の印“を見て、唖然とした友人たち…
この一杯を呑みまわろう♪という、享楽のはしご酒は、ムリだよ~(笑)というムードでなく
悲壮感で、引きそう…….


そんな、アル中はしご酒ゲイリーを、
自由の名の下に、呑んで~呑んで~呑まれて~♪というままの
ハチャメチャコメディで、いいのだろうか………


と、私が困っていると、結末は、見事に、こうくるんです!↓




ゲイリーは、青ロボット化してしまいます。

(人の呑み残しのビールを、遠景で呑んでいたシーンがありましたが

アレは、ロボットの呑みかけで、移ったのかしら)

けれど、それなりに、イケイケムードは保たれています。

なのに、飲むのは、酒でなく水だという……

アル中からは、むしろ解放されたのだとしたら、

皮肉にも、よく出来ているでしょう?







▼▼▼


ストーリー的には、青ロボットとアル中を、うまくまとめた感じです。




でも、ちょっと、それで良かったのかな~という切なさがある。
人間やめますか?
酒やめますか?
それとも、両方やめますか?と。

それなりに、バタバタ面白かったけど
……なんか、終わっちゃった感も、やや残る……

でも、それなりに、なんか
プハーっと、1杯、味わってみたくなる……


『ワールズ・エンド』は、12軒目・最後のパブの名前でしたが
店の名だけでなく、タイトルとしても、よく出来てたってことですね。












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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『わたしはロランス』★全てを乗り越えた“とにかく”に感じた二人の着地

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161267/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


英題 『LAURENCE ANYWAYS』
監督:グザビエ・ドラン
(製作総指揮:ガス・ヴァン・サントも。)

・ロランス:メルヴィル・プポー
・フレッド(恋人):スザンヌ・クレマン

女性として生きたいと言い出した、男性の恋人と彼女の物語です。
↑大筋はシンプルですが、含むものは、深く重いです。(そして長い…)

偏見や困難を乗り越えて、幸せになりましたーー
ということを、予想しますか?
物語であれば、そうであってほしいですよね。
けれど、そんな簡単でいいですか?
世の中は、そんなに簡単に、結論させてはくれないし……orz

それなら、その中で、ロランスになり、彼女になり、周囲の目になって
大変ですね、だけではない、“この世界”を、共有してみるのがいいと思います。
(いや、グザビエ・ドラン監督の世界に浸ってみて!というほうがいいかナ (*^_^*))


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼

① ロランスの告白

男性の恋人が、今までの自分は“偽り“で、今後は、女性として真の姿で生きたいー
と言ったとき、恋人は、驚きながら、怒りました。
今までが、“偽り“なんて….
私との関係も、“偽り“だったの????と。

“偽り“と言えば……
逆に、真実(の愛)とは何だろうと思う……

愛することに迷いが無い時は、いいけれど
異性であることを“やめた”恋人に対して、もし、愛することを”やめる“ならば
自分は、一体、“彼“のどこを、愛していたのだろうか……と戸惑うかもしれない…

本当に、僕を愛しているなら、すべて、受け入れてくれるよね?

確かにそうで、恋人フレッドは、ロランスを愛することに、変わりはありません……
ロランスも、普通の家庭の幸せをあげるよ、と言ってくれる……
けれど、彼女は、天を仰ぐ……
女のつもりで生きることと、女であることには、大きな差異が……   ↓ドラッグ





(フレッドは、ロランスを子供を中絶しました)



② 周囲のこと

他人の目は気にせず、自分がしっかりしていれば……
と思っても、人は、社会の中で生きているので
自分だけでは、限界もあります……

“標準的”でないと判断された人には
土足で踏み込んでも、傷つかない覚悟をもっていると、思い込まれているのでしょうか?
何を言ってもやってもいいと、思い込むものなんでしょうか。


その最たるのが、レストランでのこと。

ウエイトレスの女性が、「ただの興味本位」で、女装のロランスに、しつこく質問してきます。
それに、ブチ切れたのがフレッド☆(←☆つけるよ(*^_^*))
かなり、怒りまくってくれますが、それでいいと思う。
「ただの興味本位」って何よ。ソレ、知ってどうすんの?

知るべきことを、知ろうとしないで(人の気持ちとか)
知らなくていいことを、知ろうとするのは、やめたほうがいいことの1つだ、と思いますよ。


③ その後のこと

ストーリーの展開もさながら、終わり方が、ナルホド~と思ったのですが……
その前に……

予告編でも、すでに、見せているのですが
服や布が、風になびいたり、翻るのが、とてもステキな効果です☆

ロランスのコートの裏地が赤いのも、ひるがえって、効果的にキマル☆

画面が生きてくるのと同時に、自分が、風に吹かれたときに感じる
アノ独特の感覚(←人それぞれ)を感じるようで、心が、波立つんですよ。

そうして、そんなこんなで、
ロランスも彼女も、いくつも、乗り越えるのですが……

二人は、これで、また一緒に、やり直すのかな……
これで、メデタシかな……と思わせる部分もありますが
それは、まだ、“超越”の着地ではない!というのが、この作品の良いところでしょう。

何もかも“乗り越える”とは、そういう終わり方じゃないのだと。

邦題は『わたしはロランス』ですが、英題は『LAURENCE ANYWAYS』です。

邦題の印象だと、男でも女でも私は私よ、という感じですが
英題の『とにかくロランスよ』のほうが、“乗り越えた“印象が強いと感じませんか?

ラストシーンでの、ロランスの挨拶。
この長尺の諸モロの事情が、アレコレあったけれど、それらを全部、取っ払った上での
「と・に・か・く・ロランスだ」
あ~なるほどナ~と、大きな説得力を、感じました☆


▼▼▼


その人のどこが好き、というよりも
その人がどんな人か、と言うよりも、
一緒にいたいと思うことが、十分、愛なのかな……と思う……
目の前にいてくれたら、嬉しい☆

ロランスも、魅力的な人物でしたが
恋人フレッド役のスザンヌ・クレマンにも、内容がギュッと詰まった感じの
パンチの効いた存在感で、惹きつけられました☆


グザビエ・ドラン監督は、注目される方も多く
私も、目が離せない監督だと、思っています☆(^_-)-☆


(できれば、2時間48分の上映時間が、2時間くらいだと、もっと嬉しい^^;、)















テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ワイアット・アープ』★本筋でなく逆説敵な女ゴコロの雑感です。

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/6487/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

ココも参照してください。


OK牧場の決斗』で、ならず者と戦った、伝説の保安官です。



ケビン・コスナーの
西部劇ものなら、『シルバラード』のほうが、面白かったかも……(監督同じ)


悪者退治ものなら、『アンタッチャブル』のほうに、軍配が上がるかも……と思いつつ


これは、ワイアット・アープという人物の“伝記モノ”ですね。
‘(ともすると、ダラダラ長くなる……^^;)


“伝説の保安官“とはいえ、人間だもの……
新妻が病死したあと、グレてしまいます。
思い出ある自宅を焼くヮ、酒びたるヮ……


でも、そのあと、なんとか立ち直って、保安官を拝命します。
タカ派な姿勢で、ならず者を、カッコよく片付ける。
それはそれで、見ものです。


が、ここで、あえて話したかったのは
本筋とは無関係なことですので、▼以下、飛ばしてくださいませ。
(女ゴコロとなります。私の愛さの捨てどころ?(>_<))


▼▼▼


ワイアットは、妻亡きあと、その気になる女もなく
シングルでいました。
けれど、ワイアットに惹かれる女マティ(娼婦)は
妻のように世話を焼き、腐れ縁のように、“夫婦もどき”になっていました。



けれど、あるとき、美女ジョージーが現れると
ワイアットの気持ちは、ジョージーに惹かれます。
それが、気に入らないマティ。
ワイアットの気持ちを、こっちに戻したい。


そんなとき、どうしますか?
(画面からは、もうムリと思えるのですが…)


面倒なことは言わないで、世話係としておそばにいるのが、せいぜいかもしれないのですが
彼を失いたくないばかりに、
嫌味な行動・皮肉な言動を、してしまうんですね……


まず、自殺未遂。
あなた無しでは生きていけないの――ということですが
ソレは、ダメです。
彼の心は戻るどころか、距離感∞に……
自分の体はこの世にあっても、心は、あの世にあるともいえるから……


心配した彼が、かけつけてくれたとしても
それは、思慕でなく、人道上。
その目は、あの世にいる人を、眺める感じか……


その上、駆けつけてくれた彼に
「(好きな)ジョージーのところに行きたいなら、行けばいい!」
と、捨て台詞を吐いてしまったら、ワイアットは、去るほかありません。


↑この言い分、そんなこと言っちゃダメなんだけど
女ゴコロとしては、わかる……
逆説なんですよね。


ジョージーのところに行ってほしくない!から
逆のことを、言うんです。
「そんなこと言うなよ。お前のそばにいるよ」なんて言葉を
実は、期待しているんです。


でも、男性は素直なので
「行け、というから行った」となる。
残された女は、
そうじゃないのよ!否定してほしかったのよ!ワアア~と、泣くしかありません………orz
(映画はそこまで見せてませんが^^;)




▼▼▼


悪役や、お呼びでない女性は、撃たれたり、捨てられて
その人の人生からも、ストーリーからも、うっちゃられてしまいますが
ヒーロー:ワイアットは、その後、愛するジョージーと一緒になって
看取られるそうで、ハッピーエンドになるのでしょう。


でも、マティがなぁ……
あのあと、どうしたのかなぁ…でも、強く生きるしかないよね……
……と、捨てられた女のことが、妙に、気になった作品なのでした。





おまけ)

魅力的な共演者です。


ドク・ホリディ(デニス・クエイド)~ワイアットのよき仲間。労咳病みで腕のたつ、ガンマン。
                       渋いです。
  :沖田総司も、このパターンのナイスガイですね。


  :平手造酒(みき)も。 平手さんは、名前のミキを造酒にしたほどの酒好き、と言うダラケさも魅力^^;




ケイト(イザベラ・ロッセリーニ)~ドク・ホリディの愛人。出番は少ないですが、母親(イングリッド・バーグマン)譲りの美しさで好きです。














テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『私が愛した大統領』★スッタモンダあるもホットドッグでOK(^_-)-☆

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作品について↑  http://cinema.pia.co.jp/title/162529/ 
あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


ここで、愛されたという大統領は、


アメリカ32代大統領:フランクリン・D・ルーズベルトです!

何をした方かと言えば、世界恐慌のあとのアメリカ経済の立て直し=ニュー・ディール政策をしたとか
第二次大戦の頃は、日系人のみ強制収容したとか、諸々、あるかと思いますが^^;
詳細は→ココ



この作品は、ルーズベルトと“特別に”親しかった従妹・デイジーが、遺した記述などから、知りえたことなのだそうです。


へえ~そんなことがあったの…….という感じかもしれませんが^^;
国の中枢にある立場の人の、とあるエピソードとしての興味と
“特別な”関係の(←ソコも、ポイント☆)デイジーの目線という、のぞき見(下品ですね(>_<))的な面白みが
“読み物“として面白い、という作品でした☆


以下、内容にふれて、雑感です。(ホットドッグの件はボカす^^;)


▼▼▼



1、 ジョージ6世夫妻のこと



英国王のスピーチ』の王様です。



ドイツとの戦争で、アメリカを味方にすべく
国王夫妻自ら、渡米するのですが、アメリカ議会は快く思っていないため
ルーズベルトの自宅に招きます。


国王夫妻が、どう感じておられたのかを、垣間見るのですが(←まさにノゾキとなります(>_<))
自国の命運を背負うのも、プレッシャーのあること。
個人の気持ちであっても、国を代表してしまうから
滅多な態度は、とれません(>_<)

王妃は、翌日のピクニックのメニューが、ホットドッグと聞いて、なぜ?と思う……
軽んじられているのではないか?
アメリカは、イギリスを味方してくれないつもりか?心配です。


すると、何やら、外で、モメてるらしく(←2のこと)安眠どころではないけれど
「よく休めました」と、笑って手を振る……^^;
多分、寝不足なんだけど、大統領に誘われれば、国王も、プールに行く.。



2、 女性関係のこと


従妹のデイジーは、ルーズベルトの母親から頼まれて
彼の“相手”をするように、頼まれます。

ルーズベルトの妻は、別居して、別に活動していますが、不仲というわけでもなく
女性秘書が、取り仕切っています。

何となく、立場が微妙はデイジーですが、ルーズベルトは、親族と言う気持ちもあってか
デイジーとのドライブを楽しみにして、好意というか、頼りというか、親愛の情を示してくれるのです。
(ちなみに、デイジーは独身で、普段は、叔母の世話をしています。)

段々、デイジーの気持ちに、乗っかってきます(*^_^*)

相手は、従兄という親しみはあっても、さすがに、大統領。
憧れと尊敬と……いえ、なんと言いましょうか……(*^_^*)
少なくとも、好意を感じた相手から、“必要とされる愛され方“を感じたら
ソノ気への拍車は、かかるものデス!☆

ましてや、ドライブで着いた先が、“隠れ家“で
“彼が恋しいときは、彼が居なくても、ここに来ればいい“などと思わされたら…………
ニクイですよね……(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

不倫になってしまうのですが(汗)
今まで、叔母の世話だけだったデイジーにしてみたら、正直なところ
前向きに、ときめくことの出来る生活を経験することは、“幸せ“だったと思うのです。

ルーズベルトも、事情(3のこと)もあったし、妻とは別居中だし
デイジーのような人が欲しかったのかな……などとも思えたし……

なのですが!!
意外にも、そんなに甘くなかった!!(>_<)
おお!ルーズベルトよ!大統領よ!汝の名は男なり……orz(―_―)!!

デイジーは、彼が、他の女性と、逢引きしているところに出くわす!(>_<)
しかも、その彼女に、彼を分かち合いましょうなどと諭され
吸いかけのタバコも、分かち合うことに………………….(つまり、受諾(―_―)!!)
さらに、ルーズベルトには、ほかにも、“人妻彼女“がいると、デイジーは知る………

「その手に乗るか!ク〇ッタレ!」という、“修羅場モノ”になってしまうのか!!(>_<)
そうならなくても、この作品に、そんな字幕が出たことにビックリ!(゜_゜>)

↑そんなことが、明け方にあって、スッタモンダしてたのを
国王夫妻は、見るでもなく、見てしまったのでした………………



3、 世間の寛容のこと



そんなルーズベルトですが^^;
彼の足が不自由であったことは、在職中、伏せられていました。

吃音のあったというジョージ6世との、“男同士の話“でも
それぞれの支障について、触れる場面がありました。

それは、いわゆる“慰め合い“というのは違って、
お互いの立場において、それを世間に明かす、明かさないことの意味についてでした。
ルーズベルトは、国民が知りたくないであろう真実は見せない、という姿勢でした。

彼の足のことに限らず、何でも、情報を出しさえすればいいというものでもないということを、思います。
情報は、知らせる側も、受けとめる側も、覚悟や判断が、必要です。
(隠すことの是非、ということもありますが)

大統領を4期務めたほどのルーズベルトは、健康面での余計な不安や誤解を避けたかったのでしょう。
(マスコミさんは、本来の姿や真意を、故意に?捻じ曲げて報道することもありますよね)

その点、当時は、スッパ抜きもなく、彼の秘密が守られたことは、
“世間が寛容“であったと言っています。それは、印象的に響きました。
(今は、情報ダダ漏れですもんね……orz )


▼▼▼


作品の真意は、ルーズベルトとジョージ6世の外交か!と思うほどの盛り上がりが、
終盤、ホットドッグに託されます(*^_^*)

そのホットドッグとルーズベルトの関係は、いい意味で、定かではありませんが^^;
デイジーは、そのエピソードで、“私の愛する人に間違いはないわ“と
強く、感じたのでしょう。(いい邦題だと思いますョ)

そのあたりは、婉曲ですが、奥ゆかしくて、シャレた展開だと思います♪

ご本人の死後に、明かされる秘話は、少なからずありますが
歴史上の人物・偉人も、人間だもの。
ビル・マーレイの大統領役は、その雰囲気を、よく、ツイています。
優しく、女心に入ってくる感じ……(ズルいんだけど……(―_―)!!)

そういうことがあったんですね~と、“寛容“的に、受けとめますヮ(*^_^*)









ECナビ↓





テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ワールド・ウォーZ』 ★世界規模でゾンビがいたらちまちまヤッてられないので


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161181/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


ゾンビ映画でした。

と言いましても、大好きなマーク・フォスター監督です♪
とても情緒的な感性が印象的な監督なので
その線で、見せてくれると期待していました。

以下、結末はぼかして内容に触れて雑感です。


▼▼▼

ゾンビと切ってもきれないのが、感染症~ウイルスなど~。

今回も、そうです。
が、ウイルスの抗体をゲットして防ごうというのでなく
もはや、ワールド・ウオーというくらい世界規模なので
ちまちま、撃退できません(>_<)

ゾンビが避けて通る人たちがいることに気づき、彼らに共通する“あるもの“をゲットして
ゾンビに無視される存在になればいい、という発想に至ります。
もう、ゾンビが、そこらにうようよいるのは仕方ないということで
そうなると、ある意味“共存”をはかるのですね。

ブラピいわく、今までにない作品だ、ということですが
その発想は、なかったですねェ(*^_^*)
家族の安全と引き換えに、ブラピが奔走し、体を張ることになります。

ゾンビと言えば、よろよろしているのに、ターゲットにはワイルドに迫る^^;
と言うイメージですが、このゾンビらは
音に反応すると、ビュンっと早いの^^;

だから、静かにしていて欲しいのに、高い壁に安心したイスラエルの人たちは
歌舞音曲♪音を出しまくるんです……orz
それも、人の弱いところですよね。
絶対というものはないのに、過信してしまって、油断する…….

そして、その高い壁を登るゾンビたちのシーンも
バスに群がっては、崩れていくゾンビの群れもですが
この、ゾンビ(← 一見、人間)の群がりの描写が、
恐怖とともに、すごく、情緒に訴えてきませんか?

砂糖に群がるアリのような存在が、さっきまで、人格を持った人間だったんだと
思うと、切なくなります……

そう、ゾンビは、さっきまで親切にしてくれた人間だったりするんです。
なのに、ゾンビと化したら、殺さないと自分や家族がやられてしまう……
それが、切ないんです……orz

ネタバレになるので、
ブラビの勇気ある尊い行動は、お楽しみとして……

数あるゾンビ映画の中でも、私の一押しは
アイ・アム・レジェンド』です。 (今回、それ以上を期待していましたが……^^;)


それは、ゾンビを元の人間に戻せる、と知った主人公が
そのとき、ゾンビを人間として観ることができるのも感動的でしたが
人間性を失ったゾンビには、“治療“など施せるはずもなく
ゾンビ壊滅の選択をするのですが
その虚しさに主人公が流した涙には、胸がいたみました………………
(私は、ゾンビものの名作だと思っています)

ゾンビ=悪として戦って切り抜ける、というのも、ストレス解消的にいいのですが
私が、ゾンビものに期待するテーマは
それが、元は自分と同じ人間だったと言うことなんです。

彼らは、元からの悪者ではない、というのが、ミソでしょう?
だから、消毒すべく殲滅させるのが1番とはいえ、気がとがめるんです……

だから、今回のように
未感染者が、ゾンビにとって、ステルスモードになってしまえば良い、というのは
斬新なのかもしれないな……


▼▼▼


まあ……
ゾンビものは、ホントに、ゾンビのごとく
当たっても、コケても、次々と作りようのある
文字通り、不滅のテーマのようですネ(^_-)-☆













テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』★ホントにどこまで突っ走ってくれるのでしょうか!\(^o^)/

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161233/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


大ッ好きなシリーズで楽しみにしていました!!!\(^o^)/

前作では、これ以上のものはないのではないか!と思うものを見せてくれた!
と思ったら、今回も、コレですよ(*^_^*)

元々は、ストリートカーレースで、一般道を1番早く走れるのは俺サマだ~というレベルから始まった
このシリーズ。

走り・スピード感というのを、
ドライバーのアップ、タイヤ、コース、ギアチェンジする手元、ボディの近景・遠景……etc,
の切返しのカメラワークの妙で、まず、冒頭から、ガッチリ見せてくれる!
いい感じです♪

前作では、走り屋というより、盗み屋になっていた^^;彼らが
ウハウハで余裕の生活を送っていたところに
FBIが、国際犯罪の捜査協力を、依頼しに来ます。

前作では、亡くなったと思われた、レティ(ミシェル・ロドリゲス)が生きていて
その犯罪組織の一味になっているという。
恋人であり、ファミリーである彼らは、レティを取り戻すべく、捜査協力します。

あのまま、レティが亡くなってしまっては、この話は終わってしまう…orzと思うところですが
そこにドラマを持ってきて、次回作に盛り上げる、というのもニクイところ(*^_^*)

レティのかつての仲間は、仲間をファミリーとして扱うアットホームなところに対し
今回、所属した組織のリーダーは、仲間を部品としか思っていない、クールで割り切った男。

このクールな男との勝負は、
速さのスピードを競うレベルだけではありません。
根回しOK・用意周到で、早め早めの先手必勝の男なんです。

戦車登場(!)のカーアクションにも
レティが、また死にんでしまいそうな超ピンチ!!(>_<)のシーンにも、文字通り
ブッ飛ぶのでありますが(*^_^*)
終盤の飛行機がらみのシーンは、超キケン!超最高☆!!!!!

もう、画面がよくわからないくらいの^^;スピード感&緊迫感!(>_<)
スゴイ!スゴイ!スゴイ!!!
この作品は、どこまで、行っちゃうんだろううううう……………….

(…………….でも、きちんと、原点のストリートカーレースも忘れていないのがイイ☆)

そして
一件落着させつつも、心にすきま風を残すのです…………….orz

それだけで、終わらないのが良いところ!
エンジンは、まだ切らない!
ふかして、そのまま東京へ……

東京というと、3作目の東京ドリフトが、今一つだったトラウマと.(―_―)!!
欧米の方が東京を舞台にすると、どうも、別の町の匂いがしてしまうと言う懸念もありなのですが….

ここは、ビックリ!!!
言っていいのでしょうか?

ジェイソン・ステイサムと思われる人物がいるではありませんか!!!
次回作は、彼も参戦!??
『トランスポーター』である彼のドライビングテクニックと、バトル???

ホントに、この作品は、どこまで突っ走ってくれるのでしょうか!!!\(^o^)/
ああ、すごく楽しみ☆☆☆!!


PS:
アクション系は、初回は、吹き替えで観て、アクション部分を楽しんで
2回目以降は、字幕で楽しむようにしているのですが
今回、敵のリーダーの吹き替えが、東地宏樹さんでした。
東地さんは、『プリズンブレイク』のマイケルの印象が強くて、善玉の声に思えます。
その思い込みで、敵なのに、その声に聴き惚れてしまいましたョ^^;

















.

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『藁の楯 わらのたて』★銘苅の怒 (めかりのいかり)


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160427/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



映画レビューしました(ネタバレ表示なし)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id344222/rid63/p1/s0/c1/


「懸賞金のかかった犯人を前にしたら、あなたはどうするか?」
という触れ込みより
「懸賞金ねらいから、殺人犯の命を守ることに、意味があるのか?」
に、惹かれて鑑賞しました。

大沢たかおさんが、終盤、“ドラマ“を見せてくれました。
このシーンで、好感度↑でした☆

藤原竜也さん)は、 容疑者・清丸を好演していました。
腹が立つほどの、“クズ”でした(>_<)が
面白く鑑賞しました。










テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ワーキング・ホリデー』★11年分を取り戻そうとする親子の“作業”が温かくも面白い

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160477/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


小学校最後の春休み。
進は、まだ見ぬ父(大和=ヤマト)に逢おうと、一人で家を出た……


:元ヤンで歌舞伎町のホスト:
ちょっとコワモテのAKIRAさんの様子に、ちょっと身構えてしまいましたが^^;
息子・進役の林遼威クンが、ご機嫌に可愛かったのと
子役がいるのだから、アブナイ作品ではないのだろう……^^;と思い、鑑賞しました。


一言で言えば、いい作品だったと思います。
ほとんどのシーンに出ているAKIRAパパ(=大和)と進クンが、とても、和やかで良かった☆


“ワーキング・ホリデー”という語を初めて聞いたのは、
オーストラリアに渡航した若い方から。
現地で働いて収入を得ながら休暇を過ごす、と言う仕組みらしかった。

ここでは、進クンの春休み(ホリデー)に、父と過ごすという“ひと仕事”(ワーク)のことでしょうか?


“男ヤモメにウジがわく”と言いますが、独身男性の部屋はあんなん?^^;
足の踏み場がないほどの、いつ食べたかわからないようなカップ麺のカス、クズ、ゴミ?……etc.etc.
一方、進クンは、“デキ過ぎ”さんで、炊事・片づけなど、主婦のごとく、仕事がデキるんです!
(母親いわく、父のような子にならないように育てたと……アタタ…(>_<))


そうこうして、ホストを首になって、宅配会社に就職できた大和。
(注:大和だと気づきにくいですが、“ヤマト”が、宅配って……^^;)

宅配という設定が、良かったですね。

とある、ワケあり家族と関わるのも、心温まります。
お節介を届けちゃうことになるのですが、 (←アリエナイ!とか言わないで(>_<))
父が、家族の想いを大切にしている、という姿には、居合わせた進クンも
嬉しいことだったと思います☆

それと、車でGO!の宅配でなく、原則、リヤカー使用の大和なのですが…

リヤカーを引く大和は、カッコ良かった!!!!
カッコ良さは、各人の美学があると思いますが
責任を果たすべく、一所懸命に取り組んでいる姿が、1番、カッコイイと思っています。(キッパリ☆)
一見、カッコ良さそうなことでも、手を抜いてやってたら、どッチラけです。


大和が慣れない仕事にも取り組んでいる姿は、危なっかしくも、誠実で、
進クンには、父親への誇りと敬意を感じられたと思います。
親を尊敬できるのは、子供には嬉しいことで、親も、それを張り合いに頑張れるのだと思います。
そんな父親に、AKIRAさんは、いい感じで、適役だったと思います。


ところで、なぜ、父と母は別れたのか?


子「ねえ、なんで、(母と)ちゃんと話さなかったの?」
父「怖かったんだよ。完全に終わっちゃうのが」

↑コレ、深くありません?^^;
はっきりさせることは終わりにつながることかも……と思うから、うやむやにして
終わらないけど続かない、という中途半端なことになったり
別れないまま、イイお友達に移行することになってしまうことが、
大人の事情にはありますよ……ね……
(でも、ここは、さほど深刻ではない)


借金や暴力などではなく
AKIRAパパは、悪い人じゃないんです……
本当は優しい人。
優しすぎたんじゃないかと思います……
彼女には、彼の過ぎた優しさが、エエ加減にせぇ…と思ってしまったのかな…


父「わかんねえ女だ」
子「本当だな」
父「とんでもねえ女だ」
子「でもいい人だよ」
父「わかってるよ」 ←コレ、ナイス!


ひとつ屋根の下で、ああでもないこうでもない、と暮らすうちに
“親子”と言う理屈でなく、情が、生まれてくるのがわかる。
見えない糸でつながっている人が、そばにいるんだ、と言う温かい実感が
きっと、その糸を、ぎゅっと強く結んでいるのだ、と感じてくるのが、嬉しい☆


進クンは、両親が一緒になってほしいな、と思っていると思うのだけど……
11年という月日の修復期間には、春休みは短いのかな……
でも、11年分の重さを、父は、背中にズシッと感じることはできる☆


ワーキング・ホリデーとは
11年分を取り戻そうとする、
お互いの心の“作業”のことだったのでしょうか……………..


(↓ネタバレ?)

▼▼▼▼


春休みが終わって、進が、また家に戻るときのシーンがいい。
男同男同士の会話です。


父「辛いときは強がっとけ!」
子「今、ガマンしてんだ……」


父「俺の人生、これで良かったのかな」
オカマのママ「それでいいの」
(↑これも男同士)


父も息子も、一緒に過ごせた感動と、しばしの別れの寂しさを
分かち合ってるんだな……


これで終わりじゃないし、気持ちは、離れ離れじゃない!
大和の腕には、進クンの腕時計。
進クンの背中には、大和がプレゼントしたリュック。
じんわりする、ラストシーンを残す……


▼▼▼▼

「あんなお父さんに負けていられない」

(いい意味で^^;)
そんなふうに、いつも思っていられるお父さんに逢えて本当に良かったね、進むクン☆

進クンの後ろ姿に、そう、声をかけたくなりました。

すがすがしく、視界良好のラストシーンがいいですね☆









.

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『私が、生きる肌』★誰もが自分だけの肌と言う秘密をまとっているのかも

T0012402q.jpg



作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/157531/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



~~妻を亡くした外科医が、妻そっくりの別人を作った~~
というだけの話では、もちろん、ありません!!

アルモドバルは、複雑な人生を、より複雑にしていきます。

強そうで、実は、もろい人間の姿をあばき
冷酷になっても、熱い魂を潜ませる、人間の姿を炙り出します。

アントニオ・バンデラスは、存在としてむずかしい外科医を、印象的に好演していました。

事実がわかってくるとショックなのですが、それが、単なるタネあかしではなく、
その前にも後にも、ベタついた意味を持っているのが、アルモドバル流で、
ショックな事実から、目を背けている場合ではありません。
複雑な状況ですが、大雑把に言えば、“愛と贖罪”について突きつけられた気がします。

(結末は言いませんが、内容にふれて、雑感です)





▼▼▼▼



皮膚移植された謎の女性ベラが、監禁されて実験台になっているらしい状況を、気の毒に思っていると
追い討ちをかけるように、乱入してきた“トラ男”に乱暴されるシーンを、まざまざと見せられ
ベラへの同情心を、最大限に煽られます。

一方、亡き妻そっくりのベラに向ける外科医の眼差しは、愛する者を観るようでいて
どこか、冷たい恐ろしさにも、気づきます。
この2人に、何があったのか……

少しずつ、明るみになってきます。
・生前、妻は、トラ男と浮気したあげく、自動車事故で全身大火傷を負い、自殺したこと。
・その後、外科医と同席したパーティで、外科医の娘は、ある青年に襲われたことがきっかけで、 心を病み、自殺したこと。

妻と娘を亡くした外科医の心は、何を思い、どこヘ向かったのか……

まずは、娘を傷つけて、死に追いやった青年への恨みです。
殺してやりたいと思っても、不思議はありません。

けれど、“贖罪”を思うとき、「目には目を」 ということがあります。
同じ目に遭って、同じ痛みを知ってほしい。同じ立場になれと。
だから、青年を、男に襲われる立場の女にしようとすることは、動機としてわかるし、外科医には、それが出来ました。
手術を、性器から始めたのも、そのためかと。

外科医は、研究者の性(さが)からか、青年を、“完璧な肌”で覆われた女性に作りかえることも考えます。
(手馴れたオペだけでなく、ナンバーワン・オンリーワンを目指したいというのもアリでしょう)

火に強いその肌は、火傷を負った妻のことがあるからでしょう。
青年の顔を、妻そっくりにし、ベラと呼び、別人格として扱い
外科医自身が、その青年を、この世から葬った(殺した)と“錯覚”し
妻の生き姿という“幻想”を見ているとしても それは、あくまでも、“気のせい”でしかありません。

このままでは、上手くいくはずはない!危険だ!
家政婦(←この方も、ワケあり)は、ベラを殺せ!とまで言いますが
自分の作品であるベラを、外科医が死なせるはずもありません。

゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜

ベラが、トラ男に襲われた現場を見た外科医は、何を感じていたのだろう……と言うコトが
あとになって、思い返されます。

事実を知る前は、いわゆる侵入者として、トラ男を始末しただけかと思いましたが
トラ男は、妻と浮気していた男……そして
一瞬、ベラにも、外科医は、銃口を向けた……

“被害者ベラ”は、あのとき、女性が男性に襲われる苦痛を、初めて、体験したのです。
(それが、青年自身の本当の体ではないとしても)

ここで、“贖罪”という言葉を持ち出すのは、場違いかもしれませんが
青年が押さえつけた娘が、嫌がったことを、身をもって知ったことは、
しいて言えば、意味のあったことなのかもしれません……
(トラ男の、獰猛な嫌らしさには、本当に、目を背けたくなりますが,
訴えたいものも強いシーンなのでしょう……上から、かなタライを落としたくなりますが…)

そして、不可解というか、考えどころなのが、外科医が、ベラの体を求めるところです。
妻を、あのトラ男に、心身ともに奪われたままの外科医には
このたび、ベラを襲ったトラ男を撃ち殺したあと、妻を取り戻した“錯覚”が“陶酔”になってしまったと思いました。

顔や皮膚(声も?)など、外側は、完璧に自分が作り上げた“妻”なのだ、という自負が
“娘を襲った男を妻の身代わりにして関係を結ぶ”という、おぞましい行動に至らせた………..?

しかし、そのシーンだけ見ると、オドロオドロしくは無く
外科医の妻と娘への“愛さがし”という目で見れば、そこに“愛”のひとすじは、あるのかもしれませんが
その“愛”に錯覚させられるのが、人のあやまち… ?

どんなに、青年ベラが、外科医に従順になったとしても、心は青年のままです。 記憶もあります。
フツウに考えて、青年が、外科医に、ベラとして、心を許すはずはありません。
人は、愚かで、弱いもの。
そこに愛があると信じれば、信じてしまう…………………….

当然と思われる結末を迎えます。

゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜

私は、女性に乱暴をはたらく男は、絶対に赦せない立場です。 ですが、
こんな目に遭った青年は、亡き娘には、赦されたと思いました。

青年には、良い方向に向かってほしいと思いながら、いい終わり方でした。
最後まで見せなかったのも良かった…
あの後も、きっと、波乱はあると思うから。
けれど、希望も、きっとあるから。



▼▼▼▼


べラも、外科医も、家政婦も…etc.
皆、誰もが、自分だけの肌をまとって、哀しいヒミツを持ちながら
生きているようなものなのかもしれません……………….

舞台は、首都マドリードから少し離れた、トレド。
遠景は、ほとんど昔のままだと聞きました。
都会のバラックなどでなく、古都トレドが舞台というのにも、どこか、風情を感じさせます。

アルモドバルには、まだまだ、究極を求めていってほしいと思っています!


PS:やはり、乱暴はダメです、乱暴は。







テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『わが命つきるとも』★エエかっこしィも(T_T)~失礼をお許し願いたい雑感です


 
1966年の作品。(ネタバレします)
 
国王ヘンリー8世が、カトリックの掟を破り王妃と離婚してアンと再婚するのを
是としてほしいところを、頑なに拒否し続けた大法官トーマス・モアの話でした。
 
トーマス・モアは、『ユートピア』の著者で、深い教養と厚い信仰心がり、
強い信念を持った方というのが私の認識でした。
『わが命つきるとも』という邦題どおり、死罪になっても自分の意思を曲げない
鉄の男でありました。
 
……………が、それだけでは映画でなくてもいいことですよね。
この作品の良かったところは、単に、トーマスが何をした人か、ということよりも
誰と関わって人は生きているのか、ということを見せてくれたように感じたことでした。
(特に、妻とか家族とか)
そのおかげで、トーマスさんへの私の見方が変わりました……
以下、トーマスさんとファンの方へ、あらかじめ、ごめんなさい(>_<)
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
王に逆らってまで、命を捨ててまでの信念って何なの??と思ったのは
妻や家族・一族郎党とトーマスの関係を見たときでした。
国王の意に従えばお家は安泰なのに、あえて国王に拒否し続け、
地位を追われ、経済的に困窮し、反逆罪に問われます。
トーマスさん、信念、貫きすぎなんです………(>_<)


「どうして私(たち)は、平民にならなければならないのでしょう」
妻のセリフは、単なる愚痴ではありません。(女として身につまされました。)
現在なら、女性も職を持つことはできますが、当時の女性は、経済的な自立は、
まず無理で夫が頼りなんです。信念云々言って、生活どうしましょう。
「上司と合わないから、会社辞めてきた」
と同じようなものに思いますけども……。
 
トーマスさん宅の使用人も職を失って困ります。
これが会社だったらどうでしょう。
その大手会社と取引すれば、会社は安定経営なのに、社長がどうしても
その大手取引先が気に入らないからと、取引中止して、会社を潰すようなものではないかと。
 
《沈黙は拒否ではない》というトーマスさんの哲学的な意地もあって、
作品は、色々と、ネバった見せ所を作ってはくれますが、
やっぱり………
意地張りすぎだと思ってしまいますねェ>>>
 
男性が、“男としての生き様”を大切にされることは尊敬しております。
が、時に、それって邪魔になりません?それで、損してることってありませんか。
損して得とれ、とも言いますし、ですね。
(私個人的には、本人がカッコ悪…と思ってるかもしれないカッコ悪さに
むしろ、惹かれる傾向がありますね)
 
くれぐれも、意地を守りすぎて、大切なものを失わないようにお願いします^^;
エエかっこしいも大概にせえよと………^^;
 
(失礼いたしました)
~~~~~~~~~~~~~~~
 
トーマス・モアさんとご家族にはお気の毒な結末にはなりましたが、
前述のとおり、単にトーマスさんの年表を追ったのではなくアカデミー主演男優賞もうなずける、
よく描写された作品だと思います。





テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『わが母の記』★ 母の記億~ナットクの逸品☆

映画レビューです。(ネタバレ表示なし)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id340543/rid142/p1/s0/c1/


母と旅行に行きまして
ちょうど、公開期間中の、この映画の話になりました。
雑感で恐縮ですが……


作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/156240/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。










テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ワイルド7』★そういう殺(や)り方もある^^;~雑感です。


公式サイトです。 http://wwws.warnerbros.co.jp/wild7/index.html
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/156318/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



極悪人を、超法規的に葬り去るという、極秘使命を負っているのは、凶悪犯罪者7人。
原作コミックで、知る人ぞ知るという作品なのだそう。

7人といえば、『七人の侍』へのオマージュだと思いますが
映画として、『七人の侍』と比較すべきものではないのでしょう……
7人それぞれのキャラクターを生かした、人間ドラマを見せるつもりはなさそうで
7人という集合体に、ちょっと、何人か周囲に出ている人がいる、というスタンスか。
(椎名桔平さん、宇梶剛士さん……)

極秘というわりには、公衆の面前では目立つし、殺し方はハデですが
トレーラーから発進して
隊列を組んでのバイクシーンや、銃撃戦のアクションは、ストレス解消になりそう。



ところで、終盤のエピソードに、ちょっと思うところありました。
その経過はと言うと、サラサラ~とその状況になってしまった感も、否めないのですけど……
(ネタバレ↓)





悪人退治は、終盤までは、とにかくド派手に、銃を撃ちまくってしとめる。
今回の1番のワルをしとめるのも、そういう流れで、ガンガン攻めていくので
そのまま、撃ち殺されるのかと思った。

でも、それだけではつまらないですよね……(←残酷なことを言っているような^^;)
ワルにはワルの懲らしめ方がある。
その場で、バンバン撃って“殺ル”のは、むしろ、情けかもしれない。

ふと、主演の瑛太を思う……
映画『一命』での、彼の死ぬに死ねないという、あの壮絶なシーンのイメージが強くて
今作も、誰かを“殺ル”という役どころよりも、もし殺られるときは、一思いに楽にしてあげて!(>_<)などと思ったり…。

つまり、ワルは、その場で、一思いには“殺らない”。
やくざやマフィアから恨まれるように仕組んで、コワ~イ闇社会の処分に任せることにした。
追われる恐怖と、闇の連中からの、死の苦痛を味わわせる。
残酷ね…………

内容は、サラッとしていましたが^^;
そういう、遠回しな処分が意外でした。





深田恭子さんも、いいポジションで、出ていました。
ファンの方は、深キョンにハートを撃ち抜かれるのでしょう(笑)。




映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』★ギアはトップに入れてGO(5)!\(^o^)/



公式サイトです。http://mega-max.jp/


『セカンドバージン』とか“セカンド童ナントカ”(byモテキ)もありますが
セカンドでもサードでもなく、ギアはトップに入れて、快走したい☆気分満々で
この5作目を、楽しみに鑑賞しました!

ドミニク(ヴィン・ディーゼル)とブライアン(ポール・ウオーカー)不在の
3作目のTOKYO ドリフトのときは、つまらなくなってしまったと
正直、がっかりしました…orz

が、その後、過ち(?)に気づいたのか
原点に戻るように、4作目を作ってくれました。
その結果、時系列的には、1作目→2作目→4作目→5作目(コレ)→3作目と
なってしまったようですが^^;、5作目=MEGA MAXのタイトルに恥じない、
いい出来を感じました☆

ストーリーの詳細は、あまり重要ではないと思いますが^^;

★冒頭から、ドミニクの脱獄シーン!
プリズンブレイクではありませんので、鉄格子をどうにかしようとはせず
当然、車で移送中にやらかしてくれます。
ここは、ウオーミングアップです、心拍数上がります!

★列車から高級車を盗むシーン
ここでも、かなりムリしてくれるので、始めから飛ばすな~という感じです。
でも、これも、序の口なんですね~。

そして、肉体派警官(←『スコーピオンキング』のザ・ロック☆)
闇のボスなどが登場。
ドミニクと仲間たちが、あるモノを盗むことになります。

ここは、もう、ストリートレースの域を越えて
クライムアクション的な、泥棒モノになっていますが
基本は、車、クルマ、くるま!!で行ってくれる!!
↑これは、スゴイものを見せてくれたと思います。

ちょっと言ってしまいますと……
直線での、加速・爆走も、ドキドキですが
あるモノと一緒に曲がるときが、すごいんです!ウオオ~~~!と、叫ぶと思う。(心の中で^^;)

岸和田のだんじり祭りの“やりまわし”(?)を思わせるような
迫力ある“曲がり”と
そこら中への“ぶつかり”と“壊し”
(感覚的には、『トランスフォーマー』くらい、モノが壊れたかと……^^;)

最初からヒートアップして飛ばしてるな~と思いましたが、
終盤も、ダメ押しで、突っ走ってくれました!!

そして、やはり、お預けにしてほしくない、基本的な“ストリートレース”も
ちゃんと、見せてくれたのが嬉しい。これが原点ですもんね。

~~~

この作品には、もちろん、ワイルドなスピード狂を、期待していますが
ただ、カーアクションを見たいだけでは、ありません。
ドミニクとブライアン、そして家族・友人たちの姿を見たいのです。
4作目が、いい調子で、軌道修正してくれての
さらに上をいく、本作です!
(クロスペンダントの件も、適度にしんみりして、イイ☆)

ラストで、クールダウンしたときに、ああなってくれたらいいな~と思うようにも
コトが運んでくれました。
(ちょっと言ってしまうと……注…………………………………『ジャッカル』の結末のようです)

~~盗むことより仲間が大事~~
彼らを擁護するとか、善悪の判断とかは、次元の違うことですが
後味も、良かったです。

彼らの爆走~~モヤモヤしている方には、おススメです!
私も、スッキリ☆

……エンドロールの最後まで、観ててください。
え?次はどう展開する!?次回も楽しみ~☆


PS: 素朴な疑問~~美女へのおさわりの手は、左で良かったのか!? ^^;




映画『若草の萌えるころ』★申し訳ありませんが…“!!!“な雑感です。



あらすじです。http://movie.goo.ne.jp/movies/p14029/story.htm

大学生のアニーは、同居中の伯母ジタ(原題『ジタ伯母さん』)が
脳卒中で倒れ、余命いくばくも無い中、自宅で看とることが耐えられず、
家を出て、夜どおし、街を彷徨ってしまう……



ジョアンナ・シムカスの美しさが絵になるとも聞き
不安定な少女の心の揺れを、私情豊かに描いた感動作だとも聞きましたが…

確かに、愛する人が死に行く様を見届けるのは辛いことで、アニーが看病放棄して、家を出てしまうことは、それほど、耐えられないほどの悲しみの表現でもあるのでしょう。
でもですね…………。

~~~すみません、以下、個人的にブチまけてます。不快注意です。



ある夫は、妻が妊娠してお腹が大きくなるにつれ、近づくことを避けたとか。
それは、距離的に遠巻きに傍観するだけではなく、買い物で重いものを持つなど
お腹が大きくてしんどい思いをしている妻に手伝うこともないということを
意味するものでした。
その理由は、大きくなっていくお腹を見るのが“気もち悪い”から、というもの。

そんな理由で、身重の妻を見ないようにしている夫がいることに、愕然としながら
立腹しました。手伝えよ!と。

~~

リストラされてしまった、ある壮年男性のこと。
幸い、妻は仕事をしていましたが、帰宅してから
炊事などの家事一切をするのは、大変なことでした。
妻は、家にいるなら、少しでも家事をしてくれたらいいなと、夫に思いますが
夫は落ち込んでいるし、何より、家事をこなしたことがありません。
始めは、仕事と家事を両立させても、やがて、妻にも疲労がたまれば
夫に不満もたまります。手伝えよ!と。

けれど、そんな夫に、文句を言うのは、妻のいたわりが足りないですか?
家事の1つもしてあげようと思わない夫のほうが、妻をいたわっていないと思うのは
女のわがままですか?

~~~

大好きな人には、ずっと元気でいてほしい。それは当然です。
けれど、誰しも病気にはなり、死を迎えることがあるのも、当然のこと。

倒れた伯母さんの命が短いことは、わかっています。
けれど、それがショックで、いなくなるなんて……
子どもということでしょうか……(大学生なのにね…)

事態に目を背けることが出来るのは、あるいは、何もしないでいられるのは
結局は、他人事あるいは非現実的なこと、としか受け止められないからなのでしょうか。

映画では、伯母さんは、静かに寝たままのシーンしかありませんが
実際には、ただ、そばで手を握って祈ればいいものではありません。
いくら死にゆく人だからといって、放置しているわけではないと思いますよ。
いずれ亡くなるとしても、死の直前まで、人間らしく、清潔な
いい状態で休んで頂きたいものでしょう?

オムツを替えたり、体位交換したりと
交代で、看る必要があります。人手は多いほうがいい。

それなのに、死にそうな伯母さんのそばにはいられません……などと言って、
世話(手伝い)をしない……
(前述の男2人を思い出したユエン)

なるべく家に帰らないように、夜の街を彷徨って
ネコがどうした~羊がどうした~と、あれこれありますが
そんな逸話の1つ1つは、もうどうでもいいです><(それが、映画のみどころであっても)
と言うか、行きずりの男と結ばれてる場合か!?

いくら、カワイイお嬢さんのお悩みでも、
早く帰って、看病を手伝えよ!と思います。


~~

ラストシーンは、楽しかった伯母さんとの思い出が
伯母さんとともに消えていく……という、切なくも、
余韻も生かせるシーンではあるのに
彼女の家出ほっつき歩きで、かすんでしまった……orz

それぞれの感じ方や事情があって、好き嫌い、出来る出来ない、
ということは、あるのだろうとは思います。

けれど、その人の手助けを必要としている人が、目の前にいるのに
自分の感情・状況を優先して、“何もしない”ということが
私には、とても残念に思います。

でも、それを言ったら、作品が成り立たないのですけどね





映画『笑う警官』★どうかお許しを…


試写会に当選した作品は、レビュー投稿するようにしてきましたが
いくつか、投稿していないものもあります。
これは、その1つです。(ネタばれなし)



北海道警の婦警が殺された。
犯人は、同僚の津久井と特定され、射殺命令が出た。
津久井の盟友・佐伯は、彼の無実を信じ、極秘に捜査しようとする。
奇しくも、翌日は、道警内の汚職事件に関する委員会が、
開かれようとしていた…。

原作未読です。
本格サスペンスということで、期待していました。
大きな組織に立ち向かう話&角川春樹制作ということで『野性の証明』のような手ごたえも、期待していました。


①タイムリミット

主に、ある一夜での解決を迫られた、タイムリミットな事件となり、緊張感をそそります。

②ジャズ

“笑う警官”は、佐伯がいたジャズバンドの名前でもあります。
ところどころ流れるジャズは、洒落た演出です。

③事件の真相への近づき

なぜ、婦警が殺されたのか?
真犯人は誰か?目的は?
芋づる式に、ドンドン小気味よく、真相に近づくと思っていると
やがて、松雪さんに、言われてしまいます。
「出来すぎじゃない?」
なぜ、出来すぎなのか?本当のところはどうなのか?
ここは、そそられます。

④シンジラレナ~イ^^;

主題歌を歌うホイットニー・ヒューストンのメッセージに、この作品は
“信じることの大切さ”があるのではないか、とありましたが、
信じられません……(;一_一)。
意外性は、サスペンスならではでしょう。


~・~・~・~・

真相は?正義は?
最後に笑うのは、誰なのか!!???

…………と、盛り上げたあとでなんですが^^;

以下、ネガティブなことです。ご注意くださいませ。

①事件と犯人との間のこと

トントン拍子の展開を、喫茶店の会話で、済まさないで
『さらば愛しき女よ』のように、見せてほしかったな~と思いました。
全然、別のエピソード?と思われたものを、次々、映像で見せてくれたのが
面白かったのです。

②ジャズ

スタイリッシュなアイテムではあると思いますが、
もっと効果的であってほしかったな、と。
『タクシードライバー』の感じに。

③曖昧模糊か余韻か

結末は、必ずしも、すべてが解明されなくても、
余韻となることで、深みを増して、納得できるものもあります。
でも、佐伯が撃たれたあとが、なんだか、うやむやになってしまったように
感じてしまいました><
段々、主役は、誰だっけ?と思いながら、
このまま、存在感ある松雪さんに、心をあずけて見終わればいいか……
という気持ちにも…。

巨大組織は、やはり、巨大ということでしょうか。


~・~・~・~

ベストセラー小説なので、本当は、面白いのだと思います。
私の好みということで、お許しを……。

始め、“お笑い警官”というコメディだと思っていたことも
どうか、お許しを…。



映画『私の中のあなた』★素晴らしい家族


映画レビューしました。(真相には、ふれていません。)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id334300/rid111/p0/s0/c0/

重い話かと思いましたが、優しい話でした。
お気レビさんの記事、レビューから、安心して鑑賞しましたョ☆



映画『ワルキューレ』★覚えていたい人を見せてくれました。


(ネタばれと思ってください。雑感です。)


40回以上もあったらしいヒトラー暗殺計画の最後となった
1944年7月20日の事件でした。
それを知る人は知る人なりに、
知らなかった人は、新鮮な気持ちで鑑賞できると思います。


この作品を鑑賞する少し前、テレビの映画ダイジェストで、
『シンドラーのリスト』を目にしました。
私財をはたいて、何人ものユダヤ人を救出したシンドラーが
「この時計を売れば、もと助けられた!あと一人助けられた!」
と言うシーンは、何度みても泣けてしまいます。
ヒトラーの対ユダヤ政策には、特に怒りを覚えますが、
同じ国内の、しかも将校たちが、そのヒトラーに反旗を翻した、
という事実を知る意味も、この作品にはあると思います。


タイトルになっている“ワルキューレ計画”ですが、
国内に反乱がおこった際の鎮圧マニュアルのようです。
目をひいたのは、中心となったシュタウフェンベルク大佐が、
ヒトラー暗殺の“その後”について、考慮していたことでした。
誰かを暗殺しようとしたときは、暗殺そのものが目的になることもありますが
指導者の暗殺後は、“その後”がスムーズに運ばなければ、
国内の安定は、図れません。
大佐が、ワルキューレ計画を利用しようと発想したことは、
この暗殺計画の特筆すべきことだと思いました。


「人は、真実に目をつぶっている……。」


戦争で負傷し、片目を失っても、大佐は、真実に目をつぶることなく
さらに、正義の眼を開いていきました。


しかし、戦死者を選ぶ女神ワルキューレが、その時に死を選んだのは、
史実の通りです……。
涙がこぼれました……。


印象的だったのは、
車で避難する妻子を大佐が見送るシーンでした。


車が走り出してすぐに止まり、妻が車から降りると
駆け寄って、大佐を抱きしめるシーンが2度あります。
1度目は、これから大佐が、作戦を為そうとするときで、
(あなたを信じています。きっと、作戦が成功することを。)
と言っているようでした。
妻ならば、子供たちのためにも、夫を危険な目に遭わせたくはなかったでしょう。
しかし、彼女は、危険を案じながらも、夫の成功を信じ、再び会えることを信じて
抱きしめていたのか、と思うと、涙を誘われました。
そして、
事が終わったあとに、再び、このシーンが繰り返された時、
妻は、
(あなたをずっと覚えています。私たち家族だけでなく、ドイツ国民も。
そして、あなたを誇りに思います。)
と言っているようで、胸に迫りました。
素晴らしい演出だったと思います。

自己を捨て、保身を捨て、
良心と正義を貫いた大佐を、トムは好演したと思います。
写真で見た限りですが、横顔は、大佐そのままでした。


製作・脚本の方は、「戦争映画ではなく、サスペンス・陰謀劇です。」
と話していましたが、
史実にできるだけ忠実に描く、という敬意を感じながら、
忘れてはならない、覚えていてほしい人を、描いてみせてくれました。


ふと、今、この世の中で、どれだけの人が
自己を捨て、誰かの為に、命をかけることができるのだろう、と思いました。
緊迫した10分間に、心血を注ぎ、命をかけた大佐と仲間たちの物語は、
確かに、ハラハラドキドキのサスペンスでしたが、この作品を
陰謀劇の1つとして観るだけでは、もったいないと思いました。


良く知る方には、不満もあるかもしれませんが、
良く知らなかった私は、見てよかったと思います。
人の生きざまは、きっと何かを残してくれると思います。

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yutake☆イヴ

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