映画『渇水』☆上流からヒタヒタに潤ってほしい!(^^)/

作品について https://www.allcinema.net/cinema/380197
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・岩切: 生田斗真☆ 水道局員(停水執行)
・木田: 磯村勇斗☆
水不足の酷暑。
4か月滞納の給水を、止めて回る岩切たち。
その1つ、小学生の姉妹の家も
遂に、止めることになった-
子供の家の水を止めたら気の毒だから
見逃してあげましたーというわけではなく
停水する岩切も、私生活は渇々(カツカツ)だというのを
言い訳にするわけでも……
▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ?) 違うときスミマセン
▼▼▼
1.姉妹の困窮 ( 一一)
姉妹は、父が失踪後、夜な夜な日銭を稼いでいた母が
遂に、家出してしまった!(電気はすでに止められて)
ほかの未納の家は、杜撰かズルいかで
水を止めるかどうかでなく、支払うかどうかの問題だとしたら
姉妹の状況は
水を止める止めないのレベルでなかった……
失踪する父に、生活力にとぼしい母、どうしたら…orz
岩切は、生活保護の申請を勧めるが
親との関係が悪いとかで、母親は拒否した。
自力でなんとかしようとするのはよいが
子供(姉妹)に対して、責任が持てないのは、ダメですよ…
見かねた、回覧板オバサンが、おせっかいを焼いて
姉に嫌われますが(汗)、オバサンの気持ちはわかる…
言い方はよくなかったけれど
あのまま見過ごせないのは、人情だョ……
親が頼りなく、電気も水も止める大人のシステムの中で
頼れる者はいないと感じる、姉のカツカツの状況が苦しい……
かといって、働けるわけでなく
万引きでのその日暮らしは、絶望的だ……orz
万引きの現場を見た岩切は、いたたまれず
お金をわたそうとするが………
ソレは、その場しのぎでしかない。
日照り続きに、じょうろでチョロチョロ水をやっても
焼け石に水……( 一一)
根本的には、“川の上流”から考えたい…(^^)/
母親は、中卒だから就職先がないと言っていたが
姉妹も、その場しのぎの生活でなく
進学して、将来につながるような生活が、望ましいかと☆(^^)/
(最終的にいくことになる、児童養護施設ですが
そこで、衣食住が足りて、幸せに暮らせているお子さんもいます。
ただ、生活が足りているというだけでなく、私には
自分のために誰かが、世話をしてくれる環境のあることが
大切に思えます。
そこに愛情があると、感じられると思うので☆(^^)/)
2.モデルガンでテロ?( 一一)
生活が本当に、カツカツの人の停水をするのは
良心がとがめそうで、キツイ役目だと思う……
水はタダでいいじゃないかと、木田が言ったが
(諸経費はかかるから、空気や太陽のようには…)
岩切も、そう思い始めたようで
子供が遊んだモデルガンで、ダムの占拠テロをして
水をタダにする要求をしてみようなどと
木田に、冗談まじりに言う。
(ちなみに『太陽を盗んだ男』を思い出した!
アレは、水でなく、太陽(核?)を手中に入れての
要求でしたが(^^♪)
雨水を貯めるのだと、タダでいけそう……(^^♪
3.雨降って(地固まる)プールに水たまる(*^^)v
ダムのテロといかなくても
岩切は、雨が降らない、水を出せない(停水)という
この状況に“渇“ならぬ”喝”を入れるかのように(?)
公園の停水を解除し、大切な水を
ジャージャービシャビシャ、まき散らした!!!
↑ホントは、ダメなんですよ。もったいない……( 一一)
法は法、正義は正義…………
だけれども
本当に悪いこと、もっと悪いモノがあるから
一回、ブチかまさないと、収まらないんですよね!(^^)/
そうして、姉妹たちの哀しみや怒り、苛立ちetc.
それらを洗い流すかのように
雨が、降ってきた!!!!!!
ああ、この奇跡のカタルシスよ!(^^)/
姉妹も、念願のプールに飛び込めるときが!\(^o^)/
▼▼▼
実は、岩切のタバコ、イヤだったんですよ…( 一一)
でも、水と火、という対比のほかに
彼の人物背景への、意味があったんですね(汗)。
彼の“渇水”にも、ラストには大波(海?)が来るようで
よかったよかった。(^^♪
願わくは、水は上流から解決して
根本的に、幸せになってほしいナ☆(^^)/

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