映画『首』☆本能寺の変あたりを北野監督の色でどっぷり

作品について https://www.allcinema.net/cinema/389034
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・監督・羽柴秀吉: 北野武☆ ビートたけし
・明智光秀: 西島秀俊☆
・織田信長: 加瀬亮☆
・荒木村重: 遠藤憲一☆
予告編での信長のイカレっぷりが絶妙で
気になっていました!(^^)/
“本能寺の変”あたりを、北野節でどんな風に
魅せてくれるのか、楽しみ☆!
“首“というだけあって、戦乱の武士社会を象徴するような
“首”の扱いを、エンタメにしてしまう……汗。
とはいえ、自分は百姓(の出)だと、のたまう秀吉は
一歩下がって、見ていた感もあり……?
荒木村重が、信長に謀反を起こし
諸将に、首を狙われることに……
▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼
1.男色☆衆道 BLとは色が違う……(^^♪
信長と蘭丸の関係が、それとなく言われているように
衆道・男色は、そこここで、あったと思います……
女にはわからない、男同士の結びつき。
主従や友情の絆の形なのか……
その男色文化(の描写)を、手広く広げた!(>_<)
村重と光秀を、そのような間柄に☆(^^)/
ふむふむ、“情”で結ばれた関係なら
同盟力が強いのは、わかる。
謀反人:村重を匿う光秀に、納得☆
(そうしてみると、西島さんは、合う☆(^^)/)
男色関係が、この二人だけでなく
信長にまで、ちらつかせるので
危うさに、えげつなさが加わって(汗)
吐〇そう………(>_<)
逆に、信長への“色気”がなければ、家臣らは
従えなかったのではないか、とも思えてきた。
(あのイカレっぷりは、ふつうじゃないですもん…)
出世のためだけで、あのストレスに耐えられます?
ともあれ、加瀬=信長の、軽~い感じが
思いつきの無責任っぷりで、コワい。
あの信長、絶賛です!(^^)/
2.光秀の非情さ
とかく、ムダ殺しのイメージは、信長にあるのですが
この光秀も気晴らし?に、庭先で、人を殺していた!(>_<)
(ああ、ソレ、西島さんには合わないです……(T_T))
信長へのストレス強すぎて
感覚が、おかしくなってるんでしょうか……( 一一)
しかし、そもそも、合戦自体がムダな人殺しですもんね…orz
庭先で撃ち殺そうが、戦場で斬り殺そうが
やってることは、同じ………………?
そんな中、光秀は、“恋人“:村重を、最後まで
信長に引き渡すことはしなかった。
(光秀は、村重を箱にいれて、崖から落としたけれど
それは、“逃がし”だったんでしょうね……
村重は、本能寺の変の後まで生きてますもんね(*^^)v)
それこそ、自分の首をかけて、友(恋人)を守り通した
光秀の男気と言いたい。
(西島さんに、合ってる(*^^)v)
~中略~
誰かが、信長を倒してくれないかな~
謀反するなら加勢するよというスタンスで、そそのかし
失敗したら、知らん顔で討伐するつもりの、武将たち。
影武者のストック?がたくさんいる家康は
何度も命拾い。ブラックユーモアがすぎる(汗)。
3.“首”に始まって、“首”に終わる
タイトル「首」の上の部分が、キレ味よく
切り落とされるオープニングに、まず、ゾッと………
そうして、武門のならい?的に
コロコロ落とされる、首……orz
戦功のためなら、味方が得た“首”を横取りしたり
味方のも、切り落とす輩も…( 一一)
そういえば (ついでに言う事ではないが)
信長の最後―と言えば
遺体が見つからず、その死すら伝説に昇華されているが
本作では、迷いもなく、思い切りよく
バッサリ、首を落とした…………
あんなイカレ野郎(汗)の最期を
もったいぶってどーする、と言わんばかり。(‘_’)
事務的に、命、即終了。
(ソレはソレで、なんか、納得…………)
そうして、ラスト。
ただ、光秀の死を確かめたいだけの秀吉は
首なんてどうでもいいんだよ!と吐き捨て
光秀?の首を、蹴とばした!(>_<)
↑コレ、敵とはいえ、人への敬意はないのかーなどと
思いたいところですが
そんなまっとうな?ことは、北野節では無用でしょ。
(言い切っていいのか!?(>_<))
“首“(頭部)は、命そのもので
その人の存在であり、尊厳であり
責任であり、立場であり
戦国の乱れ狂った世の中でさえ
いや、そんな世の中だからこそ
狂気の果ての究極系として
怖ろしくも、十分すぎる、うやうやしきモノ………?
ソレを、しれっと足蹴にした、北野秀吉ョ……
いや………
“首”=本作を、蹴っ飛ばしたのかな。
謙遜か!??(^^♪
▼▼▼
一言で言えば
北野監督の“色“に、塗りたくられながら
楽しんだ感じ☆(^^)/
そんなこんなで、痛快☆(^_-)-☆

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