映画『詩人の恋』☆繊細な想いはラストの涙まで

作品について https://www.allcinema.net/cinema/373474
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・テッキ: 職業詩人 妻と妊活中
・セユン; ドーナツ店で働く青年
序盤から、テッキが詠む詞を聞くのが、心地よい。
と思ったら、仲間からは、キレイすぎると….
人生は、キレイばかりではない云々と……(>_<)
テッキは、とあるドーナツ店に入り浸って
詩作をするようになった。
そこでは、青年セユンが働いていた―――
邦題からすると、詩人は、青年に“恋“するらしい。
けれど、英題では、“詩人と少年“とだけで
関係性に詳しくふれていないのが、なんだかミソ………
▼~▼内容にふれて雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼
店員と客の関係でしか見ていないときは
詩人は、それほど青年を意識していなかったかも。
しかし
青年の、女の子との“イチャイチャ”やら
私生活の様子を見るうちに
生身の人間として“意識“し、”興味”が募っていったのかと。
頭をよぎったのは、『ベニスに死す』。
老人が、青年の“美“に引き寄せられていった。
詩人の場合は、“感性”にとらえられた印象あり。
詩人は、ながめるだけでなく、
複雑な青年の家庭事情に対し、親切に接したのだが
彼からは、同情されたくない!とも………
(確かに、親切の仕方はむずかしいこともある…….
いきなり“恋“とか”少年愛“を語るまでもなく
気になる人というか、好意を向けたくなる人っていません?(^^♪
好意を向けやすいというか、相性なのか……
友達関係だって、好きという感情はあるし
ウマがあうというのもありますよね……恋でなくても。(^^♪
詩人は、青年が女性と“イチャ“つくのを見て動揺?した。。
彼は、今まで、感性や観念や美意識の中で
美しい感情を言葉にして、紡いできたのだが
初めて、心がざわつく経験をしたのが、あの青年だったと
いうことでは….?
(あえて、“恋”と呼ばなくていい…(^^♪)
そういえば、詩人は人の代わりに泣く人とも……
テッキは、片思いや失恋のようなわびしい感情を
詩に綴った。
すると、“痛み“が功を奏してか、高評価に☆(^^)/
(そうでなくても、失恋や片思い、苦しい想いは
人を詩人にさせますよね……
幸せな気持ちより、苦悩のほうが、人に語らせますよね….
グチ含む(^^♪)
そんな思いのたけ?を、妻にぶつけた甲斐?あってか
妊活中だった二人は、子宝に恵まれた!(^^)/
めでたい話ではありますが
テッキの妻への気持ち・態度が、事務的なのが、辛い…orz
夫婦だから、夫婦になったからといって
思いやりや善意をもって生活しているからといって
永遠に絶対の“愛“があるーーとは限らない……orz
おしどり夫婦だと思っていた夫婦が、なぜ別れたのか
他人にはわからないことも……………………orz
詩人と妻は、妊活をがんばっても、心も愛も通っていない感あり……
詩人も、はっきり妻にそう言った……orz
生活をともにする夫婦だと、生活そのものが生の生活で
心の底の心情を見せる機会は、ないのかも……
(私だけ?????)
心に沸き起こったある感情を向ける対象(=その青年)が
現れたとき、それが、やんわりとした“恋“のようなもので
あふれ出て抑えきれなくなった感情は
もう“愛”と呼ばずには、いられないのかもしれない……
しかし、妻子を捨ててまで
青年が好きだから一緒にいたい“気まぐれ”は
ほしい玩具を見つけたから
どうしても手に入れたい“わがまま”にしか見えず
それを“愛”とは呼びがたい……( 一一)
~中略~ 詩人は、かけおちを諦め、親子3人の生活に。
その後、たまたま再会した詩人と青年だが
詩人が、青年にアプローチすることはなかった。
詩人は泣く人――と言ったが
今、詩人は、涙も出ないと綴っていた……
(詩人であって詩人でなし????)
そんな詩作する詩人の横には、幼いわが子がいた。
“愛“ならば、そこにあると言う感あり…………
そして
子供をかまったあとで、涙をひとすじ流した………
(よくわからないのですが 汗)
涙を流させ、彼を“詩人”たらしめたのは、何だろう…
非情にも、それは、再会した青年だったのか?
軽くあしらったものの、本心は、一緒に生きたかった未練か。
しかし、実は
目の前にいるわが子が、無条件の愛とか
愛の本質のようなものを、詩人に教えてくれて
そのおかげで、青年に対するふわっとした想いを
確かな愛と再確認できたのではないのかとも………
詩人の中にある、言葉にしがたい複雑な感情が
あふれる泉となったのが
あの一条の涙だったのかな…….
▼▼▼
“恋”のタイトルですが、その想いは繊細です。。
ラストの涙が圧巻!
(ソコを感じるだけで、いいのかもしれない……)

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