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映画『詩人の恋』☆繊細な想いはラストの涙まで

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/373474
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・テッキ: 職業詩人  妻と妊活中
・セユン; ドーナツ店で働く青年

序盤から、テッキが詠む詞を聞くのが、心地よい。
と思ったら、仲間からは、キレイすぎると….
人生は、キレイばかりではない云々と……(>_<)

テッキは、とあるドーナツ店に入り浸って
詩作をするようになった。
そこでは、青年セユンが働いていた―――

邦題からすると、詩人は、青年に“恋“するらしい。
けれど、英題では、“詩人と少年“とだけで
関係性に詳しくふれていないのが、なんだかミソ………


▼~▼内容にふれて雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

店員と客の関係でしか見ていないときは
詩人は、それほど青年を意識していなかったかも。
しかし
青年の、女の子との“イチャイチャ”やら
私生活の様子を見るうちに
生身の人間として“意識“し、”興味”が募っていったのかと。

頭をよぎったのは、『ベニスに死す』。
老人が、青年の“美“に引き寄せられていった。
詩人の場合は、“感性”にとらえられた印象あり。

詩人は、ながめるだけでなく、
複雑な青年の家庭事情に対し、親切に接したのだが
彼からは、同情されたくない!とも………
(確かに、親切の仕方はむずかしいこともある…….

いきなり“恋“とか”少年愛“を語るまでもなく
気になる人というか、好意を向けたくなる人っていません?(^^♪
好意を向けやすいというか、相性なのか……
友達関係だって、好きという感情はあるし
ウマがあうというのもありますよね……恋でなくても。(^^♪

詩人は、青年が女性と“イチャ“つくのを見て動揺?した。。
彼は、今まで、感性や観念や美意識の中で
美しい感情を言葉にして、紡いできたのだが
初めて、心がざわつく経験をしたのが、あの青年だったと
いうことでは….?
(あえて、“恋”と呼ばなくていい…(^^♪)

そういえば、詩人は人の代わりに泣く人とも……

テッキは、片思いや失恋のようなわびしい感情を
詩に綴った。
すると、“痛み“が功を奏してか、高評価に☆(^^)/

(そうでなくても、失恋や片思い、苦しい想いは
人を詩人にさせますよね……
幸せな気持ちより、苦悩のほうが、人に語らせますよね….
グチ含む(^^♪)

そんな思いのたけ?を、妻にぶつけた甲斐?あってか
妊活中だった二人は、子宝に恵まれた!(^^)/
めでたい話ではありますが
テッキの妻への気持ち・態度が、事務的なのが、辛い…orz

夫婦だから、夫婦になったからといって
思いやりや善意をもって生活しているからといって
永遠に絶対の“愛“があるーーとは限らない……orz
おしどり夫婦だと思っていた夫婦が、なぜ別れたのか
他人にはわからないことも……………………orz

詩人と妻は、妊活をがんばっても、心も愛も通っていない感あり……
詩人も、はっきり妻にそう言った……orz

生活をともにする夫婦だと、生活そのものが生の生活で
心の底の心情を見せる機会は、ないのかも……
(私だけ?????)

心に沸き起こったある感情を向ける対象(=その青年)が
現れたとき、それが、やんわりとした“恋“のようなもので
あふれ出て抑えきれなくなった感情は
もう“愛”と呼ばずには、いられないのかもしれない……

しかし、妻子を捨ててまで
青年が好きだから一緒にいたい“気まぐれ”は
ほしい玩具を見つけたから
どうしても手に入れたい“わがまま”にしか見えず
それを“愛”とは呼びがたい……( 一一)

~中略~  詩人は、かけおちを諦め、親子3人の生活に。

その後、たまたま再会した詩人と青年だが
詩人が、青年にアプローチすることはなかった。

詩人は泣く人――と言ったが
今、詩人は、涙も出ないと綴っていた……
(詩人であって詩人でなし????)

そんな詩作する詩人の横には、幼いわが子がいた。
“愛“ならば、そこにあると言う感あり…………
そして
子供をかまったあとで、涙をひとすじ流した………
(よくわからないのですが  汗)

涙を流させ、彼を“詩人”たらしめたのは、何だろう…
非情にも、それは、再会した青年だったのか?
軽くあしらったものの、本心は、一緒に生きたかった未練か。

しかし、実は
目の前にいるわが子が、無条件の愛とか
愛の本質のようなものを、詩人に教えてくれて
そのおかげで、青年に対するふわっとした想いを
確かな愛と再確認できたのではないのかとも………

詩人の中にある、言葉にしがたい複雑な感情が
あふれる泉となったのが
あの一条の涙だったのかな…….


▼▼▼

“恋”のタイトルですが、その想いは繊細です。。
ラストの涙が圧巻!
(ソコを感じるだけで、いいのかもしれない……)


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テーマ : アジア映画
ジャンル : 映画

映画『幸せなひとりぼっち』☆妻に先立たれたオット(夫)という男

1312.png


作品について https://www.allcinema.net/cinema/357362
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
(スエーデン作品)

・オーヴェ: 職を解雇 やもめ
・ソーニャ: オーヴェの妻 教師 病死
・パルヴァネ: オーヴェの近所に転居 3人目を妊娠中

愛妻に先立たれ、解雇されたオーヴェは
何度か自殺を試みるも、そのたびに
“厄介”な隣人たちから“チョッカイ”が入ったー

孤独な老人が、隣人と仲良くなっていくのですが
偏屈に思われる老人にも、理由があるわけで
彼にも若い日々があったわけで……


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

妻に先立たれたオーヴェが
何度も自殺を試みるのは、辛い……
なんだか、父のことが思い出された。

母の生前は、なんでも母まかせだったので
母の死後は、ひとりでは“人間らしい”暮らしができなくなったのに
施設入所を頑なに拒否した父。
施設の話をしたら、マンションのベランダから飛び降りるとまで…orz
(母の生前にも自殺をほのめかすことがあったらしく
近所の人から、マンションの資産価値が下がるからやめてと
言われたというのも、なんとも言えない…( 一一))

父の“妻に先立たれた夫の姿“は
とてもさみしく、気の毒なまでに不安定で
母亡き後は、生きる術がないというふうで
オーヴェが、妻の元へ行きたがるのもわかる……
(父は眼科手術後、そのまま施設入所した)

子供や孫がいたら、違っていたかもしれないが
昔、妊娠中の妻とバス旅行中に、事故に遭い
子供を失い、妻も車いす生活になった経緯があった。
(妻はその後教師に)

オーヴェは、地区の安全を守るために
友人ルネと、見回り・チェックをしてきたのだが
厳密に守ることが、段々、偏屈や頑固に見られ
軽んじられてしまうのは、残念なことです……orz

そんなある日、移民の家族が引っ越してきた。
(パルヴァネの家族)

パルヴァネは3人目を妊娠中の、しっかりママ。
というか、骨太というか図太いというか…..汗。

彼女は、緊急事態とはいえ、当然のように
オーヴェに車で乗せてって、と頼むのだが……
ちょっと当然の感じが強引で、オーヴェはたじたじ……
彼女の感覚だと
隣人は家族のようなもの~ということかな……(*^-^*)

彼女も悪い人じゃないんですが
今まで、寄らば切るぞ的なバリアを張ってきたオーヴェには
敷居のないズケズケ感(汗)には、圧倒されぎみ……

けれど、これくらいの“親近感“がないと
開かない扉もあるのかな……
逆に、こんな感じの方は、近しく頼みごとをしても
ホイキタ!と、わがことのように、受けてくれるモノ☆

そんなこんなで、パルヴァネ一家とは
家族のようになっていき
子供たちの“祖父“のようになったのはうれしい。
さらに、オーヴェがしまっていたベビー籠を
パルヴァネの3人目の子供のために使ったのも
すごくよかった☆(^^)/

そんな思いがけない幸せな出逢いは
妻が、遣わしてくれたのかな….

ケガの後、教師になった妻は気丈な人☆
“車いす“に対応しない建物では、不採用が続く…

(条件が整う人を採用するのが普通ですよね…
昔、ちょっと教えていたとき、寝たきり?になり
寝たまま運んでくれたら、教えることはできるのに…
などと思ったけれど、ムリですもんね。そのままお役御免に…)

けれど、妻に押されたオーヴェが、スロープを作り
採用を叶えられたのは、良き☆

妻の教え子と言う人が、近所にいて
オーヴェに“助け”を求めに来たとき
はじめは、拒否したオーヴェだが
「ソーニャ先生なら助けてくれたはず」の言葉に
思い直し、手を貸したオーヴェ。
妻が、近所の人との懸け橋になってくれた☆

妻亡き後、確かにひとりぼっちになったかもしれない夫。
しかし、妻への想いや、妻の生き様は
妻亡きあとも、見えない糸になって
近所の人たちとの絆になっていったよう………

友人ルネとのことも、深い。
仲が良かった頃もあれば
生活の変化で、疎遠になった頃もあった…
そして、今また、意思疎通は困難でも
ルネへの友情を、熱くぶつけた終盤のオーヴェ.。

ああ、よく考えれば、人は
本当にひとりぼっちってことは、ないのかも……
そうして
ラストに向けて、胸が熱くなる….


▼▼▼

自分も年を重ねてきて
将来には、具体的な不安を感じるこの頃…(>_<)
ギリギリまで
人の優しさや温かさに、包まれていたいです。(*^-^*)


PS:『オットーという男』のオリジナルだそうです。(*^-^*)





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『土を喰らう十二ヵ月』にかこつけたつぶやき(^^♪

キャプチャ

作品について https://www.allcinema.net/cinema/378786
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・原作: 水上勉
・ツトム: 沢田研二
(以下ジュリー☆)

(見逃したので内容にふれていません。(>_<))

ジュリーが、“年月“を匂わせる作品に出たので
ちょっと思うところと重なって…


▼~▼内容と関係ないつぶやき…
▼▼▼

某アイドルグループ(以下キンプリ)が
丁度5年で、解散でなく
分裂?縮小?すると聞いた。
勿体ないと言えば勿体ない、と思いつつ
そういえば、ジュリーのいたザ・タイガースも
4年くらいで、解散終了したなと……
コンサートで、ジュリーが「君だけにィ~♪」と
指さされたファンは失神した、というほどの熱狂だった
あのザ・タイガースも、数年で終了した……
その“年月“になると、継続するのが困難な状況が
出てくるものなのかもしれないナ……
だとしたら、キンプリも、デビューから数年経って
現状維持が、難しくなったというのも
ありえなくはないことだったのかも……

その後、ソロになったジュリーは、独特の世界観で
ヒットを飛ばした。(親友は応援してた!(^^)/)


キンプリは、“世界“への視野があったというが
ジュリーの射程圏内にも、“世界“があった。
彼は、フランスに行って、フランス語で、歌を歌って
現地のトップ10の4位に入ったと、記憶している。
日本人で、この記録を破った人は、まだいないんじゃ…
(違うときスミマセン)
当時では、かなりの快挙だと思う。
今は、“世界“をめざすとき
配信なら、すぐにできそうなんだけど
(キンプリには)難しい問題があるのかな……????

(音楽とは違いますが、ドラマ・映画『チェリまほ』は
世界200の国や地域で放送・上映されて、人気を博したので
世界へのチャンスは、様々あるのかと)


個人的に、励まされる想いがするのは
ザ・タイガースのドラムのピー♪♪
彼は、解散コンサートのあとすぐに帰省し
その後、高校に復学、大学院まで進学し
高校教諭になった。
雑誌の表紙を飾ったアイドルが、芸能界を引退し
新たな道を開拓した姿には
何かを始めるのに(やり直し含む)、躊躇や遠慮なんて
することはないんだなと、励まされる想いがする。
(私こと社会人になってから、思い切って“進学“した。
女がそこまでしなくてもと、反対もあったが
決心してよかったと思ってる)

知らぬ間に、“年月”は流れ
良くも悪くも、思ってもみなかったところに
たどりついてしまうものなのかな………
ザ・タイガースもキンプリも……
ともあれ“その後”の人生が
それぞれ納得いくものであってほしい!(^^)/


▼▼▼

本作を、なんとか
いつか鑑賞するつもりでおります!(^^)/




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『サムライせんせい』☆武市半平太がキリリッと平成に!(^^)/

キャプチャ


作品についてhttps://www.allcinema.net/cinema/361049
↑(あらすじ)クレジットはこちらを参照してください。

・武市半平太(たけちはんぺいた): 市原隼人☆  土佐勤王党

サムライが現代に、タイムスリップします。
TVドラマは気になりつつ未見だったので、映画で。

武市は、幕末の土佐藩士。 →参考


参政:吉田東洋の暗殺がらみで
捕らえられていた武市は、気づくと
150年後の“平成“にいたーー

市原さんのキリリとしたサムライ姿が、ピッタシ!(*^^)v
助けてくれた佐伯さんの学習塾で
子供に慕われる、優しくもビシっとした“先生“も良き。

サムライだけに、立ち回りの見せ場もあるのも
良き☆(^^)/


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

スーパーで、リンゴを手にするも
いきなりかぶりつかず
一言、店長にツケてもらってから
持ち出したのはよかった。
万引きで、捕まってほしくなくて……
(本当は、ツケなんてないのでしょうけど)

違う時代に来てしまっては、途方に暮れる…
お腹もすくし、気も失う……?

助けてくれたのは、町の有力者の佐伯さん。
ひげ剃りも、スマホも
現代の便利グッズに驚くのは
タイムリープのお約束♪
チョコレートケーキには、ハマった!(^^)/

現代生活に慣れてきた武市だが
元の時代に戻りたい。
妻や元の生活もだが
激動の幕末の彼(ら)は
日本の行く末を懸念し、こうしちゃおれんのだ。
(しかし、先にワープしていた坂本龍馬に
現代日本の平穏を自覚させられる……
先にワープって……汗)

そんな武市(ら)から見たら
佐伯の孫:トラ(♂)の生き方は
フワッと甘っちょろく見えただろう……
いや、彼は彼なりに、不良先輩から喝上げされ
苦労していたのだが…

事情を知った武市は、トラを守るため
バッタバッタと
不良15人“斬り“をやってのけた!
(注:本当に切り殺してはいませんが
悪玉の成敗感は良き☆(^^)/)

しかし、不良の親が、被害届なんか出したので
警察がやってきた……
自分らの喝上げは、どーなのよ!( 一一)

そのとき、丁度、山に行ったまま帰らなかった
塾の子3人を救出した武市(とトラ)は
感謝の渦の中に囲まれ、警察に還れコール!(*^^)v
(そーだ!そーだ!(^^)/)

トラはバイクの後ろに武市を乗せ、その場を逃げたが
車に轢かれてしまったとき、武市は消えていた………

幕末に戻った武市。
その後の運命は、ワープした龍馬から聞いて知っていた。
彼は、切腹の運命だが、妻は、長生きしたという。

ラストシーンは、武市の切腹!(>_<)
一応、コメディというのに,、なんという……orz

武市の辞世が、意味深☆
「ふたゝびと 返らぬ歳を はかなくも 今は惜しまぬ 身となりにけり」

イジワルな役人が
これからの日本を見られずに死んで残念だなと
イヤミを言うが、
150年後の日本を見届けてきた武市にしたら、なんのなんの。
トラのバイクで、妻の墓参りもしてきたし。(*^^)v

そうしてみたら、この辞世は
2回生きてきたのでもう充分、ともとれる。
実際は、無念の死であったであろう武市に
少しでも生きるチャンスを与えたのは
コメディを越えて、熱いものを感じる…………

▼▼▼

高知の偉人のお話なので
地元の方には、桂浜などなじみのある光景ありかと。

りんごの件で、佐伯さんがスーパーへの手土産にした菓子が
「かんざし」
はりまや橋で坊さんが買ったという“かんざし”を
御菓子に名付けるセンス、良き☆(*^^)v




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ザ・メニュー』☆シェフと部外者とチーズバーガー

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/383297
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・シェフ: レイフ・ファインズ
・マーゴ: アニャ・テイラー=ジョイ
・タイラー: ニコラス・ホルト


孤島のレストランでの予約ディナー。
タイラーは、ツレをマーゴに変更して参加した。
高価で個性的なディナーにワクワクするが
奇をてらったメニューに
マーゴは迎合できないでいたら
シェフは、問い詰めてきたーー

(予告編も前情報なく観ましたが)
場を支配するシェフ=レイフ・ファインズの存在感
重圧感が、かなりスゴイ!(>_<)

▼~▼内容にふれて雑談です。(▽ネタバレ!)
▼▼▼

お客の中には、金払ってんだからと
ぞんざいな人がいます…汗( 一一)
SNSにアップするためだけに、注文しまくって
ほとんど食べずに、平気で残したり…( 一一)

食材の命への冒涜でもあるし
作り手の手間暇と時間への侮蔑かと…
客だからって、食べ散らかして退席するのも
品格の問題だと思ってる。

皿に口をつけずにいたマーゴを
シェフがとがめたのも、ムリはないと思った…
・・・のだが
段々、シェフの異常さが見えてきた。

シェフが、大きく手を叩いて“合図”をするのだが
音の大きさに始め、ビックリする。
料理の説明や、スタッフへの指示をするためだが
やがて、そのクラップは
絶対的な服従を意味するように聞こえ
それは、客にも及ぶ。

庶民の食べ物=パンを出さないことに始まった
“違和感”は、“暴露トルティーヤ”へと続いた。
客ごとに、ブラックな出来事を焼きいれたトルティーヤに
客は、驚愕しおののいた!
なんで知ってるの!???

シェフはマーゴに、ふさわしくない客だと言った。
客層としてなら、ナニサマ発言なのだが
そうではなかったらしい….
予定客ではなかったため、シェフの“予定“に
合わなくなったようなのだが…………….

~中略~  ←驚愕のディナー!(>_<)

▽要反転▽


シェフは参加者もろとも、死で終わる“メニュー“を
組んでいた!
だから途中、死者や傷病者が出ても意に介さず。
無神経なのは、タイラーはそれを知った上で
マーゴを誘っていたこと。
シェフも、“部外者“マーゴが去ることは止めなかった。
マーゴが、注文したチーズバーガーを
“持ち帰り”にしたら、そのまま立ち去るのを許した。
そうして
残りの客をデザートになぞらえて、着火した惨劇ョ…(>_<)


▽▽▽
▼▼▼

レイフ・ファインズの圧迫感もさながら
マーゴ役のアニャが魅力的☆
じゃじゃ馬のようだけど、可愛さもある。
媚びない強さが、ステキ☆
チーズバーガーとともに印象に残る♪




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『セントラル・ステーション』☆絶賛!オバサンと少年の旅の終わり

1111.png


作品について https://www.allcinema.net/cinema/84797
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ドーラ: 元教師 リオの駅で代書業
・ジョズエ: 母が駅近くで事故死 遠方の父に逢いたい

少年の母親が夫への代書を頼んだ矢先、事故死した。
見かねた代書屋は、彼を家に連れてきたりもしたが
父親の元へ連れていこうと、一緒にバスに乗ったー

ひねた感じのクセのあるオバサン(ドーラ)が
老婆心で、少年を気にかけながらのロードムービー。
少年も反抗的な一方、ドーラに甘えるなど
二人の関係から、目が離せない。

ジョズエを、父親の元に連れていけるのか……?
父親は、彼ら母子のこともわかっていない様子…(汗)
手紙の代筆で知った宛先の住所を頼りに
バスに乗った二人だが
旅モノにはつきもののトラブルあり。(お金がない!とか)

そうして
旅の終わりが、たまらなかった………
幸せを予感しつつも、苦しい切なさが残る。
でも、それも愛おしい……


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

ドーラは、代筆の手紙をすべて投函するわけでなく
自宅で破棄していた。(汗)
宛先が曖昧な人もいれば
届けようのない“聖人への伝言”もあるらしく。
(ジョズエは、母と2回目に来た時に、勘づいた)

要領よくズルく生きるのも
人生経験の一部なのか
ドーラの、ひねた小ズルさが、にじみ出る序盤。

しかし、人の子。
母を亡くして、駅でウロウロするジョズエを
自宅に連れてきた。
代筆の宛先の“父親“は、吞んだくれのようで
アテになりそうもないので
“養子縁組”の知人に、ジョズエを託した。
(斡旋料でテレビを買った)

親切もココまでと思ったら、臓器売買されると知ったドーラは
ジョズエを連れ出し、逃げ、父親捜しをするしかなくなった。
バスに乗り、はた目には親子のよう。

途中、親切もココまでと、ジョズエだけバスで行かせようとしたら
彼は、荷物をバスに残し、ドーラについてきてしまった!(>_<)
何度となく、悪たれもついたのにね……

リオに戻れず、旅金もなくなった彼らに
トラック運転手のオジサンが、親切にしてくれた♪
食事をおごってくれたり、トラックで連れて行ってくれた。

「この子にハンドルを触らせてあげて」
この、ドーラのさりげない一言ョ……
優しい笑顔も、見せている……

優しさついでに、ドーラは
独身だというオジサンに、好意を向けた。
ソレは、きっと、行きずりではない……
もし“縁”があるなら、人との幸せを感じて
生きていきたいと思うと思う。(独身同士でOK)
愛し愛される機会があるなら、そうしたいです。(*^^)v

しかし、オジサンは、ソレ以上の踏み込んだ関係を恐れてか
彼らを、置き去りにして行ってしまった……………
化粧室で、口紅をつけて出てきたドーラが不憫…orz

それから
ドーラは、運賃を腕時計で払い、“目的地”に着いた。
しかし、他人が住んでいて、途方に暮れる……
お金もないし…….orz

機転がきいたのは、ジョズエ。
代書の呼び込みを始め、二人はお金を得た。(*^^)v

~中略~  そんなこんなで、ジョズエの兄にたどりつく

そこの手紙を、ドーラが読み上げた限り
父親は、悪い人ではなさそう。
もうすぐ、帰ってきそうな気配もあった。

役目を終えたドーラは
ジョズエが選んで買ってくれたワンピースを着て
夜明けに、その家を出ていった。
ジョズエは、気づいて追いかけたが
ドーラに、さよならを言うことはできなかった………

バス車内で、ドーラの独白を聞く。

ドーラは、昔、父に逢えなかったから
(ジョズエで)やり直しをしたかったという。
ジョズエは、兄たちと父の帰りを信じて待ちながら
そこで暮らしていく。
それは、きっと幸せでしかない……………

しかし、父が見つからないとき
一緒にリオに戻ろうとしたドーラ。
ジョズエを“家族“の元に残し
一人、バスに乗っていくのが、切ない。

ドーラの手には、二人で撮った
(のぞいて見る)記念写真があった。
忘れないように。忘れられないように。

自分が、トラックのハンドルを触らせてあげたことを
忘れないでほしいと、手紙に綴ったドーラ。
ドーラのジョズエへの慈しみが、一気に溢れてきた。

▼▼▼

ドーラを見ていると、
人は、自分の人生経験の悔いや不足を
無意識に、埋めるように行動しているのかなと…

温かくて切ない、このエンディングは絶賛です!
その切なさも、いつかきっと
新たなハッピーエンドにつながると
信じられるから。

感涙です!(^^)/




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』☆媚薬でドタバタ(^^♪

1109.jpg


作品について https://www.allcinema.net/cinema/369470
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
(フランス映画  というかフランス版)

・監督・主演(冴羽リョウ): フィリップ・ラショー
・カオリ


シティハンターの記憶は、“クールでカッコイイ“だったのですが
勘違い?だったのか、本作は、マンガみたいにコミカルで
ハチャメチャで、テンポよいドタバタ・アクション作品でした!(^^)/

リョウとカオリに依頼したのは、ルテリエ。
父が作った媚薬の香水を、守ってほしいと言う。
嗅いだ相手が、自分に惚れる惚れ薬。
解毒剤は、本体の底にあり、48時間以内に使えば
効果が消えるという。

そんな、毒にも薬にもなる香水が
ひょんなことで、カバンの取り違えで
あるオジサンの手に渡ってしまった。
リョウは、取り戻しにかかるが
オジサンは、香水の力を知ってしまい
まき散らして、暴走するので
てんやわんやの大さわぎになって、楽しい♪(^^)/

▼~▼内容より雑談です。(*^^)v
▼▼▼

1.媚薬の香水♪

意図せず、たまたま誰かにかかってしまい
目がハートあるいは、ギンギンに迫られてしまう……
意中の人でない場合は、迷惑なことに!(>_<)
ストーカーみたいなことに!(>_<)
でも、そのおかげで、助けてもらえたり。(^^♪
カルガモ?にかかったら、親子でついてきたり…汗。

期限付きだが、解毒剤あり。
時間を気にしながら、スピーディな展開に期待しつつ
“終わり”が来るのは、ホッとする。


2,アクション!(^^)/

私の記憶では
クールでカッコよかったはずのシティ・ハンター。
終盤、カオリも一緒に応戦するガン・ファイトは
ダンスのように、スタイリッシュでカッコイイ!(^^)/
そうそう、こんな感じ良き☆(^^)/


3.“影“の部分

基本、おバ〇路線で楽しくやっていますが
カオリの兄が、ブラックハンドに殺された悲しみあり…

そんな悲しみは、添え物的な、感傷的エピソードかなと
思っていたら、さにあらず。
重用なコトだった!!!(^^)/

▽要反転▽


今回の香水の件の依頼者は、名前を騙った別人。
実は、ブラックハンドだった!
ドタバタを仕込んで、シティ・ハンターらを
始末するつもりだったらしい…(>_<)


▽▽▽

最後まで、ゾクゾクドキドキさせてくれるのは、良き☆(*^^)v

▼▼▼

笑いあり、アクションあり、真相アリ!で
ついつい見入って
いい気分転換になりました♪

基本は、カッコイイ(?)んですよね……(^_-)-☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『線は、僕を描く』☆新たな人生の線を描け!(^^)/

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/382055
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

青山: 横浜流星☆  法学部の学生
千瑛: 清原果耶    湖山の孫 水墨画家
湖山: 三浦友和  水墨画の巨匠
西濱: 江口洋介  湖山の弟子

とある椿の水墨画に見入った青山は
水墨画の巨匠(湖山)に、弟子にならないかと
声をかけられたー

水墨画が題材というのに、興味を惹かれました!
予告編では、端正で凛とした青山=横浜さんが
墨で線を描いていますが
湖山に出逢った頃の青山は
悲しみを閉じ込めた青年でした。

再生の物語だと思われますが
ほぼ水墨画に特化したような
よけいな色味はつけない装丁が
画面中の水墨画や作画過程を印象付けて
水墨画に心寄せて鑑賞できたようです。(*^^)v


▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

水墨画の“描き方“(技術)を
よく見せてくれるのが、興味深いです。
出来上がった画を見るのも楽しいですが
途中経過を見るのも、吸い込まれます!(^^)/

人前で一気に描き上げるデモンストレーションも
緊張感や躍動感あって、楽しい経験した感じ♪

おこがましいからと、弟子ではなく“教室の生徒”として
師匠の家に出入りするようになった青山は
西濱ともども、家族のように過ごす。
すると思うのは、青山の家族のこと。
何か不幸があったらしい……

眠りについた青山が夢に見るのは
かつて住んでいた家。
庭には、幸せの象徴のような赤い椿が咲いている。

青山の家族(両親・妹)は、水害に遭い
命を落とした。
それだけでも不幸なのだが、青山は
その日、家族と口論になったまま家を出たという。
「行ってきます」も言わすに……

↑以前にも述べましたが
私が母と別れたときが、こんな感じ。
また明日、説明(言い訳)の電話をして
安心してもらおうと思っていたのに
翌朝、母は急死してしまった……

和解や納得のないまま
もう2度と逢えない人がいる心のつかえは
思い出せば悔やまれて、涙が出てくる……orz
ああ、青山は、こんな気持ちで
水墨画の椿を見ていたのか……………

~中略~   ←湖山が倒れたり!(>_<)

青山が、(調理する)西濱と一緒に
食材を買い出しに行ったときのこと。
西濱は、直接、農家さんからも調達していた。
西濱いわく、スーパーのパック詰め(だけ)では
命を頂くことを忘れるからと。

↑個人的に、このくだり好き☆
スーパーのパック詰めも、有難いですが(*^^)v
出来上がった料理だけを見てると
ありがたみが薄れて、簡単にゴミ箱に捨てられソ……汗。
料理は、(命を差し出した生き物のほか)
作った人・買(いに行)った人・輸送した人・収穫した人
作物を作った人etc.人の手間と時間をかけて
目の前に料理としてあるのですよね……

そんな西濱が、ココゾで見せた水墨画に
魅了される!!(^^)/

そうして、今更ながら思えてくるのは、
水墨画は、墨の濃淡・筆さばきだけで
その線を描いているのではないということ。

家族を失った青山が、言えなかった
「行ってきます」を言えるべく
新たな人生の線を描いていこうとする姿には
もう、期待しかない!!!!(^^)/


▼▼▼

僕が線を描くーのではなく
線が僕を描いていく過程を見た。(^^)/

心入れて、紙に、墨に、筆に対峙する
絵師たちの横顔・まなざしに魅了される。(*^^)v





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『サバカン SABAKAN』☆「またね!」代えがたい思い出に逢える喜び!

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/381859
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

予告編から楽しみにしていました!(^^)/

文筆家の久田が、サバ缶を見て思い出し
筆を進めたのは
小学5年生の夏休みに
竹本から、イルカを見に行こうと誘われたことだったー

子供の頃のことを、色々思い出すだけで
懐かしさや後悔があります……
久田と竹本の冒険と友情に、胸がいっぱい…


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

ずっと親しかったわけではない、久田と竹本。
竹本が、あるとき急に、久田を
“イルカ探検“に誘ってきたのは
ほかの子と違って、自宅を笑わなかったから。

いつもつるんでるから、良心的な親友関係かー
というと、そうでもないこともあります…(汗)
牽制し合ったり、仲間外れにしようとしたり……
竹本は、久田にイイ奴を感じて、友達になろうとした。

そのきっかけが、“イルカ見に行かない?“☆
(僕と友達になってくれる?と直接聞くより、イイ感じ♪)

久田は、両親と弟の4人家族。
(母の肝っ玉母さんぶりは、ナイス!)
裕福ではなさそうでも、幸せに暮らしている。

竹本の家は、父を亡くし
5人の子供を、母親がひとりで育てている。
経済的な厳しさは、竹本の“万年ランニング姿”が示す。

久田の自転車と
竹本のたくましさで、どうにか
イルカの見えるという島に来るが
イルカには会えず
親切な兄妹と出逢い、
帰りは送ってもらって、旅を終えた。

そう、イルカはきっかけだが、目的ではない。(*^^)v

その後も、竹本と遊び
竹本に、“サバ缶寿司“を食べさせてもらった。
~中略~  こわいヤンキーやミカン畑のおじさんetc.

竹本の母が、久田を“友達“と呼んだことで
久田と竹本の間に、ミゾができてしまった!

当然、“友達“と思ってる二人なのに
竹本は、久田に気を遣ったのか
自分を友達と思ってるかはわからないと
母親に言っていた。

それを知った久田は
淋しく思ったのか、距離をとっているうちに
竹本の母が事故で急死してしまい
竹本は、親戚の家に引き取られ
引っ越すことになってしまった……………

わだかまりや誤解があるとき
早く解決すべきなのに
人は、案外、時間をムダにしてしまう…………orz
もっと早く、ああすればよかったと、後悔するうちに
その修正もできぬまま、別れ別れになってしまうことが…orz

↑このときの久田と竹本の淋しさは、どれだけだろう……

駅での別れをすることができて
友達であること
いつかまた逢いたいということを
確認し合えたのは、よかったよかった……

「またね!」「またね!」
明日、また逢えるほど、簡単ではないけれど
またきっといつか逢おうと言う気持ちには
涙が、込みあげてくる……………
自分にも、そんな別れかたをして
なかなか逢えていない“友達”がいる……………

そうして、何十年かたって
竹本は、寿司職人になったという。

久田が、あのとき見送った駅に降り立つと
竹本が、迎えに来ていた。
二人には、笑顔しかない再会のときに
私は、涙でいっぱい………………………

何十年のときを一気に、さかのぼって
あのときの自分たちに戻っているはず。
そうやって
時間も、人生いろいろも、何もかも飛び越えて
逢いたいナ~~~~~~
私も………………………


▼▼▼

世の中は、悪いこと(不幸)も
悪い人もいるけれど
親切な人たちもいるのが、うれしい。

少年たちが、ささやかでも、幸せな大人になれて
いい再会が果たせるのは
本当に、うれしいことだから☆



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『昭和残侠伝 死んで貰います』☆健さんの雰囲気と立ち回りと唐獅子牡丹♪

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/143355
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
 
・秀次郎: 高倉健☆  「喜楽」の長男  ヤクザから名を変えて帰宅
・幾江: 藤純子  芸者 秀次郎の恩人
・重吉: 料亭「喜楽」の板長
・寺田: 「喜楽」を助ける親分

♪背中(せな)で吠えてる~ 唐獅子牡丹~(歌詞引用)

健さんが、義理と人情を抑えきれずに
あこぎな敵に、切り込んでいくのが
たまらない魅力の逸品☆(^^)/
(暴力団どうしの抗争ではない)

そもそも、料亭の息子の“健さん”が
なんでヤクザになったのか…
グレたわけでなく
義母(後妻)の娘に婿をとらせて、店を継がせるため
身をひいて家出したみたいなんです……(違ってたらスミマセン)

流れ流れて、いかさま博打が許せず
ツボ振りにケガをさせて捕まって
そんなこんなで、名を変えて実家に戻り
板前におさまった。
恩人の芸者とも、“親しくなって“
堅気の生活を、送りつつあったのだが……


▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

“健さん”の父亡き後も
「喜楽」の面倒をみてくれてる、寺田の親分♪
本人は、堅気ではないーと言いますが
今風の暴力団のヤクザではない☆
荷役関係の頭です。(^^)/
頼りになる親分♪

しかし、寺田の仕事を邪魔する
悪い親分(駒井)もいて( 一一)
「喜楽」を乗っ取ろうとする。

よりによって、「喜楽」の婿養子=主人は
駒井に、博打で借金をしたあげく
「喜楽」の家の権利書を、駒井に渡してしまう…(>_<)

↑ココは、じれったいし、腹立つヮ…( 一一)
店の切り盛りは、板長任せ。
地道に働いてほしいのに、博打で当てることばかり…
始めから
健さん=秀次郎が、継いでいたらよかったのに…

盲目になった義母には、他人のふりして(キクさん)
板前として、堅気として、実家で働く健さん♪
恩人の芸者とも、仲良くつき合って
幸せに暮らせそうだったのに……orz

家の権利書を、返してもらうように
駒井に談判しに行ってくれたのは、寺田。
(ヤクザ相手には、堅気ではムリだと)
権利書を返してもらった帰り道
寺田は、駒井の子分に殺されてしまい
その理不尽が、健さんは赦せない!
背中の唐獅子も、怒り狂うってもんです!(^^)/

しかし、そのとき丁度、芸者の彼女と
イイ感じのときで……
健さんとの幸せを、よすがにしている彼女だけに
健さんの生き様が、切ないのデス……

♪義理が~重たい~男の世界~  (歌詞引用)

(悪いヤクザも悪いが、そもそも
婿養子が、しっかりしてョ!!( 一一))

恩ある寺田を殺した、駒井のヤロウどもを
切って斬って、刺しまくって
痛い目に遭わせて、遭わされて………(汗&血)

背中の唐獅子が、健さんと一体化して
怒りと、悲しみが渦巻きます…….

▼▼▼

筋書きも、人情に、ほろほろ触れるので
大切とは思いますが
健さんの雰囲気と、立ち回りだけで
十分、手ごたえを感じます。

義理と恩のケジメ、ビシビシ響きます!(^^)/



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』☆マルチバースで蘇る“運命の集結”

186803_1.jpg



作品について  https://cinema.pia.co.jp/title/186803/
https://moviewalker.jp/mv72926/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
の続きのようです。

ミステリオにスパイダーマンだと暴露され
悪者にまでされたピーターは
ドクター・ストレンジに、人々の記憶を消してもらうことにする。
しかし、呪文の途中で、親しい人への記憶を残すように
攪乱したことで、“マルチバース”の扉が開いてしまい
過去の“悪役“たちが、乱入する。

スパイダーマンは、勧善懲悪めくるめく
スイングする糸の遠近法的(ビューンビューン)アクションも
楽しいですが
心の問題をつきつけてくるのも、好き☆

今回も、心に迫る選択が!(>_<)

▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

時空をあやつれる、ドクター・ストレンジを巻き込んだことで
(死んだはずの)過去の悪役たちが、
紛れ込んできてしまいます。(汗)

そのまま返して、元の時空の運命に任せるー
というのも、アリなんだと思いますが
優しいピーターは
悪者になる前の“善き人“に、戻してあげようとします。

↓ミソだと思うポイントです。

戻されたくない悪者は、破壊を尽くして
人命を奪ったりもしたので
ピーターは
怒りに任せて復讐(殺生)に燃えた。
けれど、元の善き人に直そうとしていたはず。
ピーターの殺生を止めに入ったのは、某正義の人。
(彼はかつて家族を殺した敵を、赦した人)
なのに、悪者は、自分をかばった彼を攻撃した。(>_<)
ああ、悪い奴は根っから腐ってんだヮ……( 一一)
しかし
悪者は、善き人にとりついているもので
本体の人は、悪行の記憶はなく
自分の生き方が、迷子になった状態で… (心神喪失の感じ)
だから、怒りに任せて復讐しても,,無益なことに……

過去の人たちが出てくると
そのときのエピソードや
当時見たときの記憶を思い出したりして
グッと来たり、しみじみした気持ちにも…


何度となく出てくるのが
(大いなる)力に責任を持つこと。

これは、力を使うことへのことだけでなく
(以前のピーターに課されたことですが)
使うべき力を持つものは、宝の持ち腐れにしないで
それを使う義務がある~というのも、あるかと。
すごい力でなくても、一般論的に
今自分ができるのに、わざとしない無関心・無責任ではなく
それが善意なら、果たしましょうよーという教訓。
メイおばさんなら、そう言うかと☆(^^)/


視覚的に、時空やら天空やらが、スゴイ絵を見せてくれて
(ソコ、もっとゆっくり感じてみたい!)
なんやかんやで、ピーターがスパイダーマンである記憶を
人々から消し去る必要が出て来る。
(序盤の設定に戻る)

背負う力が大きい者は
背負う運命と苦悩も、大きい……

▼▼▼

ネタバレになってしまうので、アレですが
チラシの“運命が集結する”は、言い得て妙☆
ナイスなコピーです。(*^^)v

で、マルチ・バースの件は、さらに続くらしい。



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『CINEMA FIGHTERS』☆歌からのインスパイア6つの詩的作品

174388_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/174388/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

小竹正人さんの作詞した歌のイメージ6作(短編)だそうです。

短編なので、余白の中に、チクッと心に刺さる印象です。

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)  違うときスミマセン
▼▼▼

1.「パラレルワールド」  
         歌:『Unfair World』  

高校生のとき、家庭の事情で
親しかった女子に、急に心を閉ざした男子が
何年か後に、彼女に謝って和解した幻想を見るー

自己都合で、当時、彼女から離れた男が
今になって、彼女を思いやるのは
悪いことではないのかも、しれないけれど…
若い日の後悔は、誰にでもあるのかな……

歌詞で呼応するのは
>心で君を守っているよ  それが僕の愛だから
ここ、どうですか?


2.「キモチラボの解放」
   歌: 『白雪姫

“感情を売る“メンタルクリニックに、少女がやってきた。
助手(少年)は、悲しそうな彼女を、笑顔にしようとするが…

実は、彼女は笑顔より、泣くことを望んでいたと。
辛い経験を無表情に押し込めていた彼女は
泣くことで、解放されたかったよう…………

↑コレ、ありますよね……
優しさで、「早く元気になって!」と励ましてくれることが
負担になることが……(汗)。
落ち込んでいるときは、辛いけれど、しっかり
悲しみをナントカ(怒るなり昇華するなり)しないと
笑顔だけでは、ごまかせなくて、先に進めないこと……

涙でスッキリしたのか、彼女は、笑顔で少年と再会する。
そのときの彼女の服が、黒から白になって
(白雪姫のイメージ?)

歌詞で呼応するのは
>悲しみの眠りから そう、 目覚めたのよ
ここ、どうですか?


3.「Snowman」
  歌: 『Mr.Snowman
     

治療法が見つかるまでの間、冷凍保存された若い夫。
目覚めたのは、50年後で。老妻の姿に戸惑う……

永遠の愛とはいえ、経過のない50年を埋めるのは
むずかしそう………
すると、老妻は、若いままの夫に、別の世界で
生きてほしいと言う。
老妻は、50年間、夫の病気が治って
生きてくれることを望みに、生きてきたんだね…

思い直した夫は、老妻を冷凍することにした!
そうして、目覚めた老妻が見たのは
年の頃が同じの夫だった!
(夫も、妻だけを思って、年を重ねたと信じる)

永遠の愛―の1つの形を見たような感動☆

歌詞で、特に呼応したいのは
>吐き出した白い息  「I LOVE YOU」を乗せてください
ここ、どうですか?


4.「色のない洋服店」
  歌: 『ドレスを脱いだシンデレラ

大災害後、(黒以外の)色を受け入れなくなった世の中で
画家の後押しで、地毛の金髪も隠さず
カラフルな服を作って、売ることにした女性。
心ない声もあったが、色ものの服を着た少女の笑顔を
ショーウインドウ越しに見つけたー

色が、その人らしさを表現しているのが、面白い、
カラフル・色とりどりは、それだけでテンション上がる♪
笑顔にもなるのも、ナットク☆(*^^)v

歌詞で呼応したいのは
>抱きしめて 素肌の私を 
ここ、どうですか?


5.「執着の場所」
  歌: 『花火

半年前に出逢った彼女に
指輪を用意して、花火デートに向った彼氏。
途中、彼女を“知る“男から、いかがわしいメールが来て
動揺した彼氏は、彼女に会えなくなったー

それまで、あんなにルンルンに夢中だったのに
予期せぬことが起こり、彼女の“愛”も“信頼”も
消えてしまった彼氏ョ…orz

舞い上がっているときに思う“永遠の愛“は
多分、一瞬でしぼむ……orz
恋に夢中で、“愛“の痛みを、まだ知らないから。

例の男の戯言を「うるせェ!」と一喝した彼氏なら
ひるまず、大切なはずの彼女を、ソイツから守ってほしいゾ!
愛は、無垢で美しいばかりでなく
傷つき、痛み、汚れた部分もあると思う……
それをひっくるめてナンボだと思ってョ、彼氏ィ……

花火を見ずに、明け方、彼氏が下りた駅に
彼女はいた。
線路をはさんで、彼女が、彼氏に言った。
「私、あなたと幸せになりたい!」
わけあり男は、もはや関係ない!

とまどう彼氏が、何か言おうとして
通過する列車が、二人を分けて終わる。

彼氏は、何を言い、どういうことになるのかー
思案のしどころです。
ウブそうな彼氏には、刺激が強かったかもしれないが
冷静になって、彼女への想いが、本当に“愛“だと
信じることができる男に、朝までに、なっていてほしいが…
(そもそも、彼女の話を聞かないのは、ダメでしょ)、

でも、『花火』だから
>パッと咲いて シュンと散って  ??orz

いえいえ
歌詞で、特に呼応したいのは
>こんなに溢れてるあなた 好きです
彼女の想いが、かなうことを願って!(^^)/
ここ、どうですか?


6.「SWAN SONG」
  歌: 『Heavenly White
   
大寒波で、世界が終わりそうなとき。
ギタリスト(♂)は、好きになった女性のために
“最後”の曲を作った。
彼女を捜すうち、彼女の友人(♀)が現れ
彼女の家に案内するという。
雪の中、たどりついたのは、実はその友人の家だった。
男は、嘘はよくないが
また曲を作れそうだから、聴いてくれと、友人に言ったー

この世の終わりに、誰と居たいかは、自分で決める。
幻を捜し求める男に、嘘をついてでも
一緒の時を作った、貪欲な“友人“。
ヒンシュクものですが、非常時なら、ナンでもありかも(汗)。

ギタリストの男にしても、幻の彼女を、恋い続けるのもよいが
今、目の前に生きている人と、温もりある関係を築くのも
悪いことではないと思う。
お互い、最後の幸せを、拾いませんか…
もう、この世の終わりなら、なおさら……


歌詞で呼応したいのは(歌い切れてませんが)
>でもあなたが今 この空の下で
  誰より幸せなこと 願っているよ
ここ、どうですか?

▼▼▼

歌の内容を、そのままでなく
インスパイアされて、映像化するのも
なかなか、興味深いかも☆です!(^^)/


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『最後の決闘裁判』☆妻が多分1番祈ったことへの凝縮が良き

182556_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/182556/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


・夫(騎士) ル・グリの友: マット・デイモン 
・妻 ル・グリに襲われた
・ル・グリ: アダム・ドライバー 


夫の留守中に、ル・グリに襲われた妻!
非を認めないル・グリに対し、夫は
決闘で、白黒つけようとしたー

決闘シーンから始まり、緊迫感高まる。
物語は、夫、ル・グリ、妻それぞれの視点で
それまでのいきさつを、3回なぞる。
が、全く、長さもくどさも感じず
その世界観に、どっぷり浸りながら
見ていきます。

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

税の徴収不足に領地没収、さらに
役職を世襲できなかった夫は、それでも
国王のために戦う騎士として、よく遠征した。

夫の友人;ル・グリは、伯爵に気に入られ
女にもことかかず、余裕で暮らしている。

そんなル・グリは、友人の美しい妻に目をつけた。
(注:恋に堕ちたと言いたいところだが
 恋や愛とは詭弁であって、ケダモノのただの欲求満たし(>_<))

ル・グリは、“妻”のためだから、内密にというが
妻は、納得できず、夫に話した、
夫も、はらの虫が収まらず、ル・グリを懲らしめたい。
(そうでなくても、没収地が、ル・グリのものになって
面白くない…)

“夫”は、イイ意味でも悪い意味でも、普通の人。
(妻には優しいが、特に気が利きそうでも……汗)
丹下典膳のように、被害者である妻を、捨てなくてよかった。
裁判がうやむやなら、決闘で決着という騎士道精神?は
自然ななりゆきなのかも。

モテ男の自信過剰なのか
同意の上だと言い張るル・グリは
宗教裁判を、勧められていた。
(↑明らかに有罪な聖職者たちが、無罪になりやすいらしい。
ひどい抜け道が、あるもんです……( 一一))

それらしい裁判では、妻は、聞かれなくてもいいことを
根ほり葉ほり聞かれ、言わされ…orz
(裁判では大なり小なり、原告も、傷つきますよね...orz)

夫は、国中に広めて、世論でなんとかしようとするが
あまり触れ回ってほしくないことですよね…

正しさは、正しくても
正しさを押し通すのは、勇気と体力がいりそうです。

姑は、自分も強姦された経験があったが
何もなかったふりをしてると、告白した。
だが
妻には、共感にも説得にも、響かない……

そうやって、男の好き勝手を通してきたから
ちっとも、ケダモノは懲りないし、なくならない。
不滅のケダモノ対策には、やはり、貞操帯か!
(博物館でみた金属製のトゲトゲしいもの)

私、アダム・ドライバーが苦手なんですよ…
(ファンの方、ごめんなさい)
確かに、長身でスタイルがいいとは思いますが
だからと言って、”同意の上”にはなりませぬ。
妻も、客観的に顔がいいと思っでも、同意とは別でしょう?
断固として、同意なんてない!!!!!!!!!!

決闘は、夫が勝つ大前提で、切り刻んでやりたいわ!(>_<)

しかし、負ければ、妻も火あぶり……orz
(後で知った妻は、ビックリ!(>_<))
”事件”のあと、妊娠した妻は
子供を残して、処刑されるおそれも......orz

時期が微妙なんですが
ル・グリの子ではなくて、夫の子だと信じたと思う。

子供を残して、死ぬことなんてできないよ!
~正しさより子供が大事~
あのときの義母の言葉に、説得力を感じられそう….

けれどもう、決闘することになってしまったので
夫に勝ってもらうほかないです!
正しさの証もあるが
何より、子供のため。命あっての物種!
冒頭の決闘シーンが、再現され
祈るように見る私………

~決闘中~  ←甲冑だし、どっちがどっちかよくわからないこともあり
           ドキドキして、正視できず、チラ見する

▽要反転▽ ネタバレ!


夫の奮戦の末、ル・グりは果てた。
いけしゃーしゃーと、最期まで“否定“しながら。
でも、良かった!
どちらが正しいかどうか、神の裁きということもだが
妻が死なずに済んだ!!
子供のために、生き伸びることができた!\(^o^)/
それが1番のことかと!

名実ともに有罪となったル・グりの死体は
裸にされて、引きずられていった……
報いと言えばそうだが、見苦しいです……

▽▽▽
▼▼▼

いつの時代も、何かしらの不条理がありますが
女性への性暴力は、時代を問わず
ホント、困ったもんだ……憤!

正しさより、優先すべきものはあるとしても
ケダモノを、伸ばしにはしたくないです。
制裁・天罰は下れ!


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『シンプルな情熱』☆欲情に溺れつつ愛について探りたくなる

187087_2.jpg


作品について  https://cinema.pia.co.jp/title/187087/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。



・エレーヌ:  大学教員   シングルマザー
・アレクサンドル: セルゲイ・ポルーニン☆
            ロシア外交官  既婚  年下


子持ちの中年女が、若い男(の肉体)に溺れる…( 一一)
だけじゃないかと思うほど(汗)
直視できない“逢瀬“を、見せられますが(汗)
ソコで、腰がひけてはいけません!(^^)/

その、こってり焼け焦げたような
“堕落”と“情熱”をふまえて

☆  彼が、突然、音信不通になったしばらくのこと
☆☆ 再び、彼と再会したときの彼女のこと

↑ソコら辺りが、私の個人的感情をつつきました!(*^^)v


▼~▼内容より雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

冒頭で、エレーヌが語る。
彼が急に帰国してから、一時は
仕事も育児も、何もできなくなってしまったと……

どんだけの恋に堕ちたのかを、見せつけるように
彼が、彼女の家に来ては、赤裸々裸々裸々裸々……な
情事を重ねる二人。
(ロマンチックな情事を演出するなら
もっとボヤカスとか、ふわっとするとか、あったと思うが(滝汗)
“世界一優雅な野獣”ことセルゲイさんの
美的肉体を見せないという選択肢は、なかったのかも…)

人の情事を見るヤボなことして、ナンですが
この二人は、体だけの関係なんだなーと
始めのうちは、思った。
けれど
逢瀬を重ねる二人を見るうちに
本当にソレだけでは、なくなってくるかも……と…

「彼は知的なことに、興味はないの」(bエレーヌ)
何かについて、深く語り合うような
内面のつきあいは、なかったかもしれないけれど(淋)
彼女のほうは
逢ううちに、“情“が通じ合う満足はあったと思う。
(彼のほうは、わからないけど)

しばらく、彼から連絡がなくなり、彼女はイラつく。

恋人とのつながりは、強さがわからない……
目の前にいるときは、確実に、手ごたえがあるけれど
目の前から去ったら、保証はない。
次があるのか?もうこれで終わりなのか?
彼は外国人だし、既婚者だし………

エレーヌの友人は、エレーヌの情事を
“恋に恋している”と言っ.たのだがーー
私、コレ言われたくないです……( 一一)

恋する相手は、生身の人間(男)☆
その人への好意が、幸せなんです♪
体目的?(汗)という批判があったとして、じゃあ
声だけの存在、写真だけの存在でいられます?ん?
色々ひっくるめて、逢いたい存在☆
恋でなく、あなたに恋しているんです!(キッパリ☆)

やっと連絡が来て、約束の場所に行ったが
彼は来なかった。急遽、帰国したと言う……orz

それから、エレーヌは、彼を捜しに
モスクワに行ったりしつつも (!)
彼への喪失感で
仕事も育児も、放棄してしまい
元夫が、子供を預かりに来た。
(ナニがあったか不明だが、なぜ、(この)夫とは
愛欲に溺れるようにはなれないのかーと考えるのは
愚かですか?)

やがて、彼と出会う前のような日々が戻り
エレーヌは、立ち直った。
かつては、子供のことより、情事を優先したエレーヌだが
子供のサッカーの試合の応援にも行った。
(母親なら、愛する対象は子供ですよね感が
画面から、ただよう)

そんなとき、ロシアから戻った彼から
逢いたいと、連絡が来た!

彼が逢いたい理由は、体目当てかもしれないけれど(汗)
逢いたいと思ってくれる気持ちは、嬉しいかもしれない…
再び、彼への気持ちが、情熱となり
エレーヌの自宅で、再び、愛欲に溺れる二人。
(子供を追い出して、家で逢うのは、どーなんだ!怒!)

このときの“情事”もだが、私には
彼の存在は、体だけであって(汗)
ずっと、内面をうかがい知れなかったのだが…….

1度、エレーヌが、寝物語に
彼の妻のことを、聞こうとしたときも (ヤボなんだけど)
はぐらかされて、彼の“輪郭“さえつかめなかった。

しいて言えば
エレーヌが仕事を理由に、ドアチェーンを外さなかったとき
エンジンぶかしの情熱観ダダ洩れだった彼に
彼の“内面“を、感じたかもしれない……
(結局、ドアチェーンを外して、エレーヌは
愛の欲情に、溺れたのだけど…)

そんな彼に、やっと再会できたのは、悦びのはず。
けれど
エレーヌが感じたのは、思ってたのと違うとーー

↑ココ、すごく絶賛ナイス!!!\(^o^)/

恋焦がれた彼に、また逢えてうれしいヮ♪
というほど、簡単じゃないんだナ!
女ゴコロは、ナ!

モスクワまで行って、愛に彷徨い
その後、すべてを失うまでの、喪失感に堕ちたー
その間に、熟成・醸成しつくした愛は
たぶん、腐敗しはじめてたと思う……orz

それは、とりもなおさず
彼女が、彼に求めていたものが
体(だけ)ではなかったからかと。

恋に恋したわけじゃない。    (そんな小娘じゃないヮ…)
心満たされる愛というものを求めて
私は、情熱をもって、愛に臨んだのにーー
エレーヌの心情を言い当てるのは、むずかしいですが
再会後の心もようの変化は
しみじみ、響くものがあります…………………

▼▼▼

オバサンが、年下イケメンと愛の欲情に溺れたー

それだけにしても(汗)
それなりに情熱をもって、求めたい愛のなんたるかについて
想い巡らせたくなる一品です。




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『殺人の追憶』☆未解決事件の結末は深みを増していった感


142234_3.jpg


作品についてhttps://cinema.pia.co.jp/title/4890/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督; ポン・ジュノ
・パク刑事: ソン・ガンホ
  地元村の刑事
・ソ刑事  ソウルから来た若手

1980年代の未解決の連続殺人事件を
基にしたそうで、観るのが怖かったのですが
残虐性より、高いドラマ性と聞き、鑑賞☆


▼~▼内容よにふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

畑の側溝。
蓋の下に押し込まれた、少女の遺体から始まる。

地道捜査のパク刑事らに
論理的ムードのソ刑事が加わる。

2人目の被害者も出て、必死さのあまり
誤認逮捕・容疑者の拷問もしてしまう刑事だが
一方、噂も含め、聞き込みし
この人か?この人か?  (遺体の状況から、どんだけの変態?)
ヤバそうな人を、挙げていくのだが……

そんな中
ソ刑事のさりげないセリフが、ミソ☆
「書類は、嘘をつかない」 
記録の正確性を疑わない、素直さョ。

合理的で、冷静な姿勢のソ刑事だが
被害者が、自分と会話し
絆創膏も貼ってあげた少女だと、気づいたときが
印象的だった。

人生の一部に、触れたことがある人への思い入れは
誰しも、親身さゆえに、感情がゆさぶられるもの…
ソ刑事の、犯人逮捕への執念が、高まる。

一度は容疑者とされた、知的障害の青年は
そんな、ソ刑事のおかげで
容疑は晴れたものの
意思疎通がうまくいかず、結局、残念なことになるのも
この犯罪の“被害者”と言えるかもしれない……

~中略~

そうして、雨の日のリクエスト曲と犯行日の一致から
ある男が浮上し、DNA検査の結果待ちとなる。
一致間違いなしと信じた、ソ刑事だったが
書類の結果は 「一致とはいえない」
愕然としたソ刑事は、結果を疑い、“無視”の姿勢!

↑ココ、ツボ☆
当時のDNA分析の、精度のせいだと思うが
「書類は、嘘をつかない」 と
客観的な正当性だと信じたものに
裏切られた、失意と怒り……
その爆発的な熱さが、人の生身の温かさを感じる。

パク刑事に促され、解放された容疑者は
トンネルの奥へと、逃げ去っていった。
限りなく黒に近い男が
闇へと、消えていくー
迷宮入りを予感させる、ニクイ光景☆(^^)/

20年ほど経ったあとのことも、良い☆

警官をやめた、パク元刑事は、あるとき
仕事の移動中、あの畑の側溝に寄ってみた。
すると、少女が寄ってきて
最近、ここに来た“他の男”の話をした。
あの犯人だ!と察したパクが、風貌を尋ねると
“普通”の男だと、少女は言った-―

↑ココ、絶妙です!(^^)/
犯人は、いかにもな、ヘンタイ男ではなく
どこにでもいる、普通の(まともなor善良な)人として
ずっと潜んで、今も近くにいるという、恐怖の事実!(>_<)
事件は、また起こるかもしれない…( 一一)

ゾっとする危機感を匂わせる
パクの顔アップで終わるのも、印象的だ!(^^)/

▼▼▼

未解決事件の題材ですが
消化不良になることなく
むしろ
結末に向けて、深みを増していった感がよかった☆(^^)/


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テーマ : 韓国映画
ジャンル : 映画

映画『幸せの答え合わせ』☆幸せのズレ埋まらない希望のミゾ

184531_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/184531/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

原題 HOPE GAP  ←近隣の崖下の入り江の名称
・エドワード(夫): ビル・ナイ☆   夫婦は結婚約30年
・グレース(妻): アネット・ベニング☆
・ジェイミー(息子): ジョシュ・オコナー   よそで一人暮らし。

お気に入りさんの記事でも気になって
万障繰り合わせて、鑑賞しました!(^^)/

その日
妻がミサから帰るのを待って、夫は家を出ていった。
好きな人が出来たと―――

↑事実だけ見ると、不埒な夫だと思いそうですが
その前の夫婦の“会話“を聞いたら
私が夫でも、ムリそう……orz

序盤からのアノ“会話“で
妻のしっかり部分と、イヤな部分を
赤裸々に析出させているのが、スゴイ…

(しかし.、どんな理由があれ、配偶者以外の人に
安らぎを含む好意を抱くのは、不適切なんですよね…)

夫と“会話”したがる妻は、よくいると思いますが
グレースの求める“会話“は
私の求めるのとも、違う……
この妻の人となりは
いじらずにいられない!!(^^)/

▼~▼内容より雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

妻は、夫と“会話”がしたいと言う。
テニスのラリーが。続くような……
ポーンポーンと、打ち返しやすいところに
ボールを返してほしい……
だが、誠実で、合理的な夫は
妻が悩まずグチらずに済む、正解or解決策を
バシッと、決めようとしてくれる♪
あるいは
「俺にどうしろと?????」と
打ち返すことを、あきらめる…….orz

息子が、女友達から聞いたことは
妻の話は解決しようとしなくていい、聞くだけでいいと……
それじゃ、ただのグチの堂々めぐり!?
と思うけれど、ソレでいいみたいです…(*^^)v

グレースも、ラリーの続く会話を
したかったようで
夫が、サクッと解決策を提示するか
白旗とともに、“敵前逃亡“すると
会話が足りない!
なぜ会話を避けるのか!と
ガンガン、非難のタマを撃ち込んで
夫を、責め立てることに…………(汗)

何でも話して♪♪と妻は言うが
真に受けて、ナンでも話すと
そーゆー会話をしたいんじゃない!と
返り討ちに遭う可能性もあるし……(>_<)

夫と、思い通りの会話ができないことを
憤るグレースの気持ちも、わからなくはないけれど
年中、歯車の噛み合わない、アノ“会話ペース“だと
夫が話すのは苦行デス…辛ソ…( 一一)

さらに
彼女の知的な雰囲気が
太刀打ちできない、強固な要塞ムードでもあり(汗)
知性がこじれた、シニカルなムードも加わって
会話意欲は、ますます、削がれ……orz

夫はイイ人で (ビル・ナイの柔和がじんわり(^^)/)
妻に優しくしようと(鎮火?)
紅茶を入れたり、トーストを焼いてくれたりするのだが
息子に言わせれば
ソレが、妻(母)に
“愛の残り火”を錯覚させたーと、言われてしまう…orz
↑手厳しい意見だが、大正解かも!(^^)/

「私たち幸せよね?」
愛を確かめたい妻の言葉は
夫には、もはや、脅迫か…?

夫が、他の女性に惹かれたのは
浮ついた気持ちではなく、おそらく、“避難“…
安楽の地を見つけたからかと。
胸中を探ろうと、努力しなくても
ツーカーの会話が成立した、ウマが合った関係で☆

人生の終わりには、そんな出逢いを
大切にしたくなるかも………………………

妻は、夫と修復したいと願うのだが
“修復“したいときには、もう遅そう…orz
なかなか、人は変われるものでもないし…

それなら、別々の新しい人生を生きるほうが
建設的かも…………………….
(犬に夫の名前を付けるのは、エグイ…)

とはいえ、気丈そうな妻も
崖から投身することも、考えたようで……
(いや、自信ある人ほど、失敗が想定外すぎるのか)

崖の下には、“HOPE GAP“(入り江)。 ←暗示的な名称!
息子は、子供の頃、遊んだ思い出があった。

幼い頃、両親と手をつないで歩いたときは
両親の事情に、思案が及ぶこともなく
幼い自分が、安心で幸福であれば
両親も家庭も、きっとそうで
ずっとそれが、続くと信じていたと思う…

アノ妻との“会話“は、私もムリなんですが(汗)
夫とは、“ウマが合わなかった“のだとしたら
小さなズレが、30年の年月で
修復不能な大きなギャップに、なってしまったといえよう…

一人、幸せから取り残されてしまった母親を
慰める息子が、良い。
ママが耐えてくれたら、僕も耐えられるとー
母親のプライドを、傷つけずに
力強く、いたわった感あり!

夫婦は、他人に戻っても
親子は親子。
息子クンには、母親を背負い過ぎずに
自分の人生を生きて、幸せをつかんでほしい。

▼▼▼

妻が、本当はああしてほしいーと夫に思うとき
夫も妻に、本当はこうしてほしいーと思っていそう…。

無言で尽くしてくれる、優しさに甘えて
イイ関係だと思っていたら
いつか (堪忍袋の緒が切れて)
修復不能になっていることもあると……orz

熟年夫婦には、特に、必見かも。教訓として☆(^^)/



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映画『助太刀屋助六』★チャンバラドタバタ粋でおかしれえ男!

138006_1.jpg



作品について https://cinema.pia.co.jp/title/138006/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・助六: 真田広之☆
・片倉: 仲代達矢☆

痛快娯楽を期待して、鑑賞☆(^^)/

“助六”と言えば
粋で伊達で、面白みのあるオトコを期待できそう♪
(江戸ことばでいえば、おかしれえってんですか(^^♪)

ひょんなことで、助太刀で稼ぎを覚えた
やくざの助六。
(助太刀は、割もいいし
“人助け“の満足感もある)

冒頭から、ふらふら~っと、ひょいひょいっとした
フットワークの軽さが、魅力☆
(浮足立つとか、落ち着きがないーとも?(^^♪)

久しぶりに、故郷に戻った助六は
母の墓前に、菊一輪を見つけた。
故郷では、今にも、仇討ちが行われるところで
ピリピリしていたが
助六の幼なじみ:お仙は
助六を見つけ、喜ぶ。

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

この“助六”は、たとえ、
岡本喜八監督の独自の“助六”だとしても
ネームバリューからして
粋でイナセな男☆であってほしいので
真田さんの、キップのいい感じは、GOOD☆
冒頭から、調子よく、飛び回る♪♪♪

着てるモノも、イイねェ…
“絹“と、シャレたもんだ!(*^^)v
(身分上、禁止らしい……)

仇討ちと聞いて、助太刀して、ひと稼ぎしたいが
人数は、足りでいるので
要らないと言われる…………
(助六も、刀は錆びているので、これから研ぐ…汗)

助六は、仇を討つほうにも、チョロチョロうかがって
仇討ちの相手のほうにも、顔出ししてみた。
相手(片倉)は、棺桶屋で、控えていた。

片倉:仲代達矢さん(の存在)は、重い!!!
助六が、チョロチョロ、軽やかなだけに
片倉は、対照的に、ド~ンと、重厚感アリアリです!

仇討ちのシーンでも
孤軍奮闘する、仲代=片倉の迫力には
助六、ふっとんじゃいそうな……(>_<)

けれど、片倉は、まもなく絶命……orz

そうこうしているうちに、助六が気づく。
片倉が、自分用の棺桶に、“菊一輪”、残していったことを。
片倉が、父だと気づいた助六!

↑この、花一輪の“気づき“が、いいんですよ。
ちなみに、片倉は、なぜ仇と狙われるかは
さらっと語られますが、詳細は不明。
理不尽な匂い(冤罪)を残す。
そして
なぜ、助六の母を捨てた(別れた)かも不明ですが
片倉の本意では(冤罪がらみで)、なかったのだろうと
思わせる。
↑そんな、モヤモヤしたいきさつがあっても
片倉が、一輪の菊で
凛とした誠意を感じさせるのが、ニクイんです!

仇討ちの仇討ちはダメーと言うことなので
助六は、死者(父)を助太刀する?という
名目で、父の仇討ちを始めるので
てんやわんやのドタバタになる。  ←活劇的な盛り上がり!(^^)/

あろうことか、銃で撃たれ、弔われる助六!
主役がこれでいいの!????(>_<)
お仙の馬に乗って、弔われていく助六……orz

――と思いきや、生きていた助六!(^^)/
助六は、ドタバタしながら
猟師の銃から、あらかじめ、弾丸を取り出していた!

生きていれば、それだけで、ハッピー!\(^o^)/
ああ、よかった~と
嬉しい気分で、エンディング♪

▼▼▼

チャンバラドタバタも、良いですが
助六の
小気味いいセリフ回しも、調子よくて
聞いていて、気持ちイイ☆



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テーマ : 邦画
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映画『地獄の花園』★OLのテッペンと本当?の勝利!?(*^^)v

186511_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/186511/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・脚本: バカリズム☆ ←面白みに期待!(^^)/
・直子: 永野芽郁☆
・蘭: 広瀬アリス☆


OLの派閥争いを、『クローズ』のような
ヤンキーなノリ♪で楽しみました!(^^)/
社内のテッペンだけでなく、周辺オフィスもからみ
日本一のOLをめざすムードに。
(ナニをもって、日本一なのか…汗)

興味深いのは、ただ、テッペンを目指したものじゃないこと。
女(OL)の友情と挫折そして、“勝利”へー
↑この展開はナイスだった!(^^)/

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

女だらけの職場では、大なり小なり
ナニかありますよね……(と聞きますよ……汗)
みんな和気あいあいしてる~と思っても
別々のグループがあったり……
仲良くやってるんだ~と思ってたら
グチ(悪口?)やクレームの(影の)報告が、あったり……
(私も、“堅気“じゃいられない……(>_<))

普通のOLライフを楽しみたい直子は、“堅気”のOL。

菜々緒さんや川栄さんなど
適役☆(^^)/なお姐さん方のケンカ上等!啖呵上等!な姿は
気持ちイイ!\(^o^)/
彼女たちは、負けたら、潔く、勝者の下につくのもイイ。
(あとでグチグチ陰湿にならないの♪映画だから……(^^♪)

そんな乱闘の前置きのあと、
(中途採用OL:蘭)アリス姐さん登場!\(^o^)/
バッタバッタと姐さん方を倒し、会社のテッペンに!(^^)/
一方、直子とは、仲良しになる。

蘭の強さを聞いた、他社OLは(遠藤憲一さん他)
直子を人質にとって、蘭に戦いを挑む。
ソコの強いOLたちは、憲一さんはじめ
まるで男!(-_-) 性差ナシ?
女装するでもない…(してるのか?)
奮闘するも、蘭は、倒されてしまった!(>_<)
↑ソコからが、新たな展開。

▽要反転▽


蘭が気絶している間、直子が本性を現した!
実は、直子は最強のOLだったと言う…汗。
テキをボコボコのしたあと
蘭の手柄にしようと、一人抜け出した直子だが…

↑蘭は、一部始終を見ていた!
最強OLを隠していた直子に、複雑な気持ち…

他社の“日本一のOL”(小池栄子さん)との対決を挟みながら
直子と蘭は、最後、対決する運命に!(>_<)

そんなこんなで、最強OL直子が勝つのですが……
次の瞬間、「負けた」と、私は心でつぶやいたよ……

直子の意中の男性社員が
倒れた蘭に、駆け寄ったんだもん……( 一一)
かなり親し気に……orz

▽▽▽
▼▼▼

激しい女の戦いは
『大奥』に通じるものもあって、良き☆
そして、なんだかんだ
女の勝利は、ソッチにあったか
という、脱力感が残るのも、まあ良き☆(*^^)v


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テーマ : 邦画
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映画『ジェントルメン』★ヤク仕事の継承が普通で済むハズない(*^^)v

184678_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/184678/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ミッキー(マイケル): マシュー・マコノヒー☆  ←大麻のボス
・レイ(ミッキーの部下): チャーリー・ハナム☆  
・探偵: ヒュー・グラント☆
・コーチ: コリン・ファレル☆


マイケルは、大麻ビジネスから引退しようと考えたー
ビジネスを継承したい者たちが
すり寄ってくるだけかと、思ったら――
探偵がレイに、話して聞かせるコトを
映像として、見ていくことになりました。
(↑その“ヤリクチ“が、面白い!☆)

“ビジネス“などと言いますが
大麻など、ヤバめのモノを扱う人たちが
フツーの取引で、済むはずがない…(汗)
(↑その“エグサ“が、面白いんだけど…汗)

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

大麻~どこから調達します?(^^♪
マイケルは、自前で農園を確保。
ナイスアイディアなんですが
貴族の広大な敷地の“下“を、お借りして☆
(地べたでないので、見つかりにくい)
(賃料で、貴族も潤う♪(^^)/)

しかし、秘密のはずの農園が、荒らされてしまった!
(誰がバラした?という、ナゾときも生みつつ)
荒らした若者たちは、今どきで
自分のたちの所業を、ネットにアップするノリ♪

そこに登場するのが、彼らの(ボクシング)コーチ☆
無邪気に、再生回数だけ考えてる少年たちに
“大麻農園“なんて荒らしたら、殺されるゾと、キモを冷やす…

コーチは、マイケルのためにナニかするからと
農園荒らしの件に、赦しを乞う。
(↑コレが、あとで、マイケルの危機一髪を救うことに)

マイケルのために、火を消して回る、レイが良き☆

依頼された、貴族の娘を保護するときに
たまたま、事故死してしまった青年の
“後始末“の件は、エグイことになったけど
不本意なはずで……orz

それに、そもそも、探偵につき合って
彼の“紙芝居”を、見せられているのも
レイには、マイケルのための思惑あってのこと。

~中略~

少年たちに、農園を襲うように仕向けた者は
それによって、農園の価値が暴落して
自分が、入手しやすくなるから。
けれど、ソレが、マイケルにばれたときが怖かった…
自分の肉を1ポンド、切り落とせと言ってきた…
そのあとで
レイが、BBQで焼いた肉のアップ……
(誰の肉かは不明だが……汗)

引退を考えた~とは言え
マイケルを、舐めちゃいかんぜよ。
小生意気な若造クンや、
プライドから、仕返ししてきたオジサマに
きっちり、“ケジメ“をつけていく…….

ましてや、愛する、美しい妻に手出ししたら
殺されるヮ……( 一一)

▼▼▼

レイも探偵も、コーチも
髭をたくわえて、似たような感じになっていたのは
わけが、あったのでしょうか……(^^♪
(ヒュー様は、別人かと…)

個人的には、レイが印象的☆
ボスのために、色々と
うまく立ち回ってくれて、頼もしい☆
彼を応援する気持ちで、楽しみました♪



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映画『スカイスクレイパー』★『タワーリング・インフェルノ』とロック様が熱い!

175325_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/175325/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・主演: ドウェイン・ジョンソン☆ (以下ロック様)

スカイ〇〇と言うと、空の広さからか
つかみどころの無さを、想像していましたが(汗)
ロック様が主役なら、きっと大丈夫と思い鑑賞☆

ロック様は、元FBI、人質救出チーム隊長。
しかし、任務中の事故で、片足義足になった今は
香港の超高層ビルに家族で住み
オーナーから、ビルのセキュリティを、依頼されていた。

システムへのアクセス権(タブレット)を得るや
ロック様は、襲われてしまい
家族も、巻き込まれてしまった!(>_<)

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ざっくり)
▼▼▼

襲われたものの
タブレットを守ったロック様。
しかし、それが、あだとなり
家族を人質に取られたり
超高層ビルを、火災に遭わされたり!(>_<)

序盤から、ロック様が、放火犯という誤報により
やきもきさせられる……
ロック様は、家族を助けに行きたいのに…orz

誤報が解けたあとも
義足のハンディで、ハラハラ…
だが、ロック様は、義足を武器に奮闘!(^^)/
頼もしい!(^^)/

敵の狙いは、ビルオーナーがもっている
“自分の弱み“。
それを得るために、火災を起こして
持ち出させようとしたーのかな????
(↑やり方が、乱暴すぎて、被害大で
理解できない……汗。.( 一一))

とはいえ、超高層ビルの大火災の中
家族が、人質になった危機を
ロック様が、体をガンガン張って
信じられないほどの奇跡の活躍を、見せてくれる♪

↑まとめると簡単ですが(汗)
『タワーリング・インフェルノ』とロック様の“絵“は
スカイ〇〇~という爽やかさとは、反対に
かなり、苦しいまでに、熱い!暑い!(^^)/

面白い“絵”は、オーナー部屋での、敵との対峙。
何枚もの鏡のマジックで、実像がわかりにくい。
先に、本物を見抜いた者が勝ちーと言う緊迫の中
ロック様が、クールに決めた!Qoo~!(^_-)-☆

▼▼▼

冒頭のアクシデントで、入院したのがきっかけで
結婚した、ロック様♪
ロック様のアクションだけでなく
細部まで、綿密につながっていて
きっちり回収してくれるのも、スッキリして気持ちイイ♪


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テーマ : 洋画
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映画『新鞍馬天狗』★絵になる雷蔵サマを見るだけでイイ!

キャプチャ


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/153135/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・鞍馬天狗(=倉田): 市川雷蔵☆
・おとよ: 中村玉緒
・村尾: 中村敦夫


嵐寛寿郎さんの当たり役だそうですが
“鞍馬天狗“の中身は、全く知らず……汗。
なので
あ!雷蔵サマも、鞍馬天狗だったことあるんだ~☆と
トキメキつつ、鑑賞☆

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

舞台は、幕末。
新選組vs.勤皇の志士の京都。

鞍馬天狗こと倉田は、荒物屋の二階で
“手習いの先生“をしつつ
新選組に狩られそうな長州藩士を、助けていたーー

長州の桂小五郎と、親交があり
“勤皇の志士“側の人なんだと……
とはいえ
新選組が悪玉とは言えないのは、考え方の違い。
倉田と親しくなった、旗本の部屋住み:村尾が
新選組に入隊しても
敵視するわけではなく、むしろ、励ます。

されど、新選組から長州側を守るあまり
新選組の隊士を斬ること、しばしば。(>_<)
(↑ソレが、殺陣の見せ場でも、あるのだが…)
何かと世話になっている“おとよ“の弟も
鞍馬天狗が、斬り殺したことが、発覚!(>_<)
おとよに、仇と襲われ
倉田は、鞍馬天狗の正体を明かし
おとよの心が、揺れた……
.
倉田が、正体明かしたのは、杉作少年にも。
角兵衛獅子の親方から、逃げてきた杉作を
一緒に、住まわせてあげることにし
“戦力“になってくれる♪

信念があればこそ、非情に斬り合う
新選組と勤皇の志士と、鞍馬天狗。
けれど、そこに知人がいたら、情が生まれる。
鞍馬天狗は、村尾だけ、“峰打ち“にしたので
村尾は、組の連中から、怪しまれてしまう…(汗)

旗本:村尾も
旗本の娘:おとよも (←新選組の黒幕のスパイだった!)
徳川家への忠義心を、試されるように
いいようにされるのを、忍びなく思った倉田は
二人を、江戸に帰そうとする。
(仲間のほうが、義理とか誠とかで、がんじがらめて
自分を不幸にすることは、多々あるかも……)

~中略~

新選組の使者になりすまし
大阪城に乗り込んだ、鞍馬天狗☆
返書をゲットする前に
新選組本部から、“ハト便“が届いて
ニセモノとばれた!
鞍馬天狗、ピンチ!(>_<)

主役がやられることは、ないよね…
いや、前に、鞍馬天狗、撃たれたっけ…(汗)
(~と思ったら、影武者(早坂)だったっけ…(ホッ)
早坂は、新選組に捕えられ、拷問されてたのを
鞍馬天狗に、救出された人。
早坂さん、色々、お疲れさま…)

逃げ込んだところが、袋小路で
いよいよピンチの鞍馬天狗!
ピストルも持っているが、弾切れになるとマズい!

そこに、ヘルプの杉作少年♪
荷物搬入に紛れて、大阪城内に入った!
鞍馬天狗の白馬を見つけると
そんなこんなで、杉作と二人、白馬に乗り
脱出に成功!(^^)/

▼▼▼

剣をかまえ、チャンチャンバラバラの鞍馬天狗も良いが
ピストルで狙う姿も、良き☆

黒装束で名乗る「鞍馬天狗だ」 ←この声の良きコト!(^^)/
川辺で、桂小五郎と吞んだときの謡?も
実にイイ声で、聞きほれてしまう…♪

雷蔵サマも、鞍馬天狗を演って頂いて
ホント、よかった☆(^^)/



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映画『聖なる犯罪者』★赦すことも赦されることも

184564_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/184564/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

実話ベースだそうです。
喧嘩で殺人を犯し、少年院にいたダニエルは
院で出逢った神父の影響で、神職になりたいと思っていた。
(だが、前科者は神学校に入学できない)

仮釈放で、製材所に行くはずだったが
教会に寄ったとき、つい、司祭だと言ってしまい
病気の司祭に代わって、業務を行うことになった。

一年前、この村で起こった交通事故を知ったダニエルは
亡くなった若者6人の遺族を癒そうと努める、
その中には、司祭の息子もいたことと
別に、もう一人の事故死者(男性A)もいたことがわかった。

交通事故の件が、ダニエルの良心と正義を鼓舞しますが
水を差すように
ダニエルの素性を知る少年が、ダニエルを脅しにきた――

罪、贖罪、再生、赦し――は
私の好きなテーマです♪(^^)/
前科者は、シャバで善人として生きられるのかー
という、シンプルな問いかけだけではないのが、イイ☆

「赦しとは、忘却ではない」  ←ダニエルのセリフ


▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

司祭に収まったダニエルは
“騙す“というより
心底、善意・正義・良心で、生きようとしていたよう。
交通事故の遺族に、寄り添う姿は、本心かと。

そんな“交通事故“が、ミソ☆

若者6人vs.運転者の男性A~という構図は
Aが、一方的な加害者という意味だった。
Aは、司祭から埋葬も許可されず、妻も村八分。
司祭の娘(被害者の妹)は、妻への誹謗はおかしいと言うが
そんな姿勢は、かえって、非難されてしまう……

赦しを説くべき司祭も、息子のこととなれば、別らしく
ダニエルは、Aの埋葬のために、情報を集めはじめた。

すると
1.Aは、検出されないのに、飲酒運転とされていたこと。
2.若者らは、実は、飲酒していたこと。
3.若者の遺族が、Aの妻に誹謗の手紙を送り付けたこと 
 を知った。
(2.は、司祭の娘が、兄からの写メで知っていたが
公にはしていなかったことを、ダニエルに打ち明けた)

若者6人の遺族が、真実を知らないまま
Aだけを責め続けるのは、おかしいーと
正義感を感じるダニエル。

このときのダニエルは、過去に殺人を犯した人格とは
確実に違っていたと思われる。
冷静に判断し、真実と正しさと、思いやりを
向けようとしていた、聖職者でした。
人が生まれ変われる状況ならば、きっと生まれ変われるものだと
感じると思う。

むしろ
真実から目を背け
自分の信じるものだけが正しい、と信じこみ
偽善の暴走と化す人々のほうが、よほど
悪しくも、迷える子羊のようです……orz

若者の飲酒の件を出さずに
人々が、Aへの赦し(許容?)を示すように、説き続けるダニエル。
(妹は、兄をかばってか、写メの件は無いことに( 一一)

「赦しとは、忘却ではない」

月日が経てば、悲しみも怒りも、静まるもの???
いや、そうでもないでしょ……
ただ、何かのせいにして、逃げていてはーあるいは
うやむやにしているだけでは
心の収まりようがないもの……

ダニエルの歩み寄りで、Aの妻が打ち明けたことがあった。
飲酒運転は、していなかったけれど
夫婦喧嘩した彼は、自殺をほのめかしたと……
だからと言って、事故を起こした証拠は、ないのだけれど
若者もAも、事故の被害者であり
悼まれる存在には、変わるまい……

そうしてようやく、若者6人の遺族とAの妻が歩み寄り、
ダニエルが、Aへの祈りを捧げようとした、
まさにそのときに
それは、叶わぬこととなってしまった….orz

ダニエルは、少年院に戻った。

そこには、ダニエルが、殺した男の兄も入院していて
ダニエルに復讐しようとしていた。
殺人の罪は、少年院で贖罪されるとしても
兄の怒りは、収まるはずはない。

ダニエルは、兄の決闘(暴行?)を受け
ボコボコになったのだが
それこそが贖罪だという意識が、あったかもしれない。

十字架に架けられた受難のキリスト像が
ダニエルに、教えたことなのかもしれない……

▼▼▼

~罪を憎んで、人を憎まず~
と言いますが
あらためて考えると、深く、むずかしい……

“赦す“ことも”赦される“ことも、またしかり……

実話のダニエルには、出所後の世界が
“すばらしき世界”であってほしい!(^^)/



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『すばらしき世界』★役所=三上さんの“生き様”を見ずにいられない

182181_3.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/182181/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・三上: 役所広司☆  殺人罪で服役後出所

人生の大半を、刑務所で過ごした三上は、出所後
仕事を見つけて、自活していこうと奮闘していた。
そんな彼の様子を、実母捜しも兼ねて
TV取材されることになったが――

前科のある彼が、周囲の温かい目で
幸せに、社会に適応・更生できましたーとなってくれるのを
願いつつ観ていました。

ワケアリ男の苦節、もがき、痛み、哀愁……
役所さん=三上に、ただただ見入り
共感し、寄り添い、ぐっと、ともにこらえた…..

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

三上さんの場合、元“殺人犯“というのが、ネックかな~と
思いましたが、就活中の電話では
刑務所に居たーというだけで、門前払いもあって
現実はキビシイ……orz

役所さんの雰囲気がイイ☆
真面目に生き直そうという心意気と
一度は染まった、極道臭のスゴ味が絶妙☆
始めから悪い人は、きっといないんだ……
と思いつつ
しみついた“悪い臭い“はしつこくて
なかなか消えないもの……

そして、その臭いは、必ずしも悪臭一色ではなくて…
弱きを助けたい、任侠の男気なもんだから
三上さんが、気の毒になってしまう……

むしろ
無関心・無関係をキメないと、いられないほど無力な
“善良な市民”のほうが、情けない存在であって……orz
(ソレが、娑婆での生き方とも言えるのか…..orz)

胸にチクッときたのが、“騒音“のエピソード。
階下の若者が騒いだのを、とがめに行ったとき。
兄貴分に
「こいつらは働いているんだ!
(生活保護で)働いてない奴に文句言われたくない!」
みたいなことを言われた。

生活保護ではあるけれど、三上さんは
高血圧を抱えながらも
前向きに、就活していたのに。。。
でも、世間には、そう思う人もいるってこと……orz

社会の時間とのギャップもあると
“元に戻る“というより、新たな生き方の模索になっていく。
それは、高齢化すると、かなりしんどいと思う、

昔の仲間(兄弟分)のところに行けば
自分の知っている“世界”があって
知っている振舞い・生き方ができる。
↑コレは、やくざさんだけでなく、一般論で
やくざさんでなければ、“元に戻って”やり直しもOKなのに。
このまま、兄弟分のところで
ヤバくない仕事でもあれば……などと思ってしまったが
警察がやってきてしまい、三上さんは、逃げ帰った。

三上さんが、実母を捜したいーというのもイイ☆
(そもそも、三上さんは、強い殺意で、殺人を犯したわけではなかったが
少年院を出入りする“素行“の大元は
(母)親にありそうーというテイか。)

(注:親と問題があっても、犯罪者になるわけではない~的な
ご意見はごもっともで
ココでは、三上少年が母を慕い、探し求める心のスキ間に
彼の人生のやるせなさが増幅されている~的なニュアンスを感じたので)

テレビ取材は、三上さんの(善意とはいえ)暴力行動があってから
中止になってしまったが
ディレクター(ツノダ)が、一人、彼と接点を持っていくのも良い。
母親捜しの努力を、しながら…

そうこうして、介護の仕事に就いた三上さん。
とにかく、定職に就けてよかった、よかった。(*^-^*)

そこでも、職員同士のトラブルがあった。
(注:どこでもありますよね……汗)

トラブルに対し、熱血漢:三上なら
原因を問わず、腕力(暴力)に訴えて
余計に、シッチャカメッチャカになっていたかもしれない……
ハサミが映ったときは、ドキドキした。
コレで、ヤッちゃうんじゃないかと…….(>_<)
でも
三上さんは、そこで、空気を読み、笑顔で収めてくれた。

この社会は、元殺人犯を、受け入れられないほど
清く美しいわけでは、ないけれど
この社会には、いい人も、少なからずいて
ようやく、よう~~やく、三上は
新しい人生を、歩めそうでよかったな……と、思った矢先
三上さんは、急死してしまった…….orz
(入力してても、涙が出てくるョ……..)

私は、個人的には
がんばろうと努力している人を、応援しています。
心からやり直そうとしている人も。

誰もが、転落してしまう可能性はあるわけで
誰もが、意図せず、犯罪者になる可能性も…。
三上さんが言うような、“偽善者”のつもりでなく
もちろん、上から目線ではなく
自分も、清濁ひっくるめて、“同じ人間”だから
三上さんのこれからを、応援していたのに……

三上さんのアパートに詰めかけた、良き人たちの悲しみは
鑑賞者の悲しみですョ…
号泣したツノダの涙も……
(涙、止まらん……)


▼▼▼

ツノダが、番組の代わりに、三上さんを書籍化する。

彼の人生を通した、社会の問題提議というより
彼という人間に触れたら
彼の生き様を、書かずには居られなかったーのだと思う。
その人情味の熱さが、余韻にあるのがイイ……



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テーマ : 邦画
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映画『さんかく窓の外側は夜』★ミステリーよりBLっぽさにザワついたり(^^♪

184290_1.jpg




作品について https://cinema.pia.co.jp/title/184290/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・三角(ミカド): 志尊淳☆   ~霊が見える
・冷川: 岡田将生☆       ~霊が祓える
・刑事: 滝藤賢一☆      ~信じないタイプ
・女子高生:平手友梨奈

三角と冷川バディの謎置きーが、気になって鑑賞☆
興味津々で、心がざわつく…
(ホラーっぽいの苦手なのに…orz)


▼~▼内容より雑談です。
▼▼▼

白状しますと、(チラシ参照)
冷川が、三角をバックハグ?して
手を、三角の胸に当てているのが
気になりまして…(照)  ←ザワツキの元?

霊に恐れる三角を
冷川が守るように、大きく包んでいて
なんだか、イイ……(照)
(なんだか、BLっぽくて、イイ…違うけど。(^^♪)
平手さんを挟めば、BLサンド…(^_-)-☆)

そんな男子2人が、合わさって、
三角△の結界ができるのも、イイ☆
周囲が暗くなって、ザワザワした感じありつつ
隔絶感、高まって、二人の世界っぽいのも
なんだか、イイ……

除霊が生業の、冷川に雇われた三角は
霊を見るのが、ストレス…( 一一)
そんなにしょっちゅう、見ることになっては
体が、もたなソ……orz

そんな三角を、「自分が見てきたものを否定するのか」
と言った冷川は、自分が見たことの“記憶”を
失くしたことがあった。

そして、冷川の知り合いの刑事が
“信じない“タイプの人であることで
“信頼”を置いていた。

個人的に、印象的だったのは。ソコ☆

解決すべき“事件“の大元には、
冷川の過去があったのだが、昔、冷川は
他人から“信じられる期待“を、背負わされていた。

↑自分が、特に、保証したわけでもないのに
他人が勝手に期待して(信じて)、その通りにいかないと恨む…?
コレ、困ります…( 一一)
だから、冷川が、気安く信じない刑事とは
いい関係でつきあえる~というのは、納得☆

そうして、“事件“の糸を引いていた女子高生と出逢った二人は
その糸をほどかんと、踏み込んでいった。

(個人的には、ザワザワというより、モヤモヤしながら
糸に引っかかって、もがいた感じ……)


▼▼▼

そんなこんなで
“事件“解決というより
心の深いところで、絡まっていた糸がほぐれた?
ように終わっていった??

これで、解決したのかな?(よくわかってない私…orz)

――と思ったら、ラストシーンで
またまた、ザワつかせて終わった……
(私の心の糸は、からまったまま…(>_<))



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テーマ : 邦画
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映画『ザ・バンク 堕ちた巨像』★美術館の天井も堕ちる…汗

148335_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/25818/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・原題 THE INTERNATIONAL

・サリンジャー捜査官(インターポール): クライヴ・オーウェン
・エラ検事補: ナオミ・ワッツ

バンクと言いながら、半沢直樹さんのような銀行モノではない~
ということしか覚えていなかったので、再見☆

テキは、国際メガバンクIBBC。
サリンジャーは、以前から、IBBCを捜査してきた。
冒頭は、IBBCが、軍事メーカーからナニかを購入する情報を
行員から聞き出すが、直後に、関係者は殺されてしまうー

それから、転々と、国をまたいで
IBBCを追い詰めていくのだが(あらすじ参照)
やたら暗殺あり(汗)、不穏なムードあり…
クライヴ・オーウェンの顔色の悪さが、物語る……

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ?) 違うときスミマセン
▼▼▼

~IBBCの尻尾をつかもうと奮闘する捜査官~
ストーリーは、シンプルなのですが
“暗殺“があるので、気が抜けず
緊張感で、ハラハラドキドキして
終わりまで、楽しめました!(^^)/

インターポールの捜査官は、自分では、逮捕できないので
地元の警察と協力して、追い詰めていく。
(↑ルパン三世を追う銭形警部は、手錠を持ってますが
アレは、特例??)

暗殺は、公衆の面前での銃殺もあれば
事故に見せかけたものもある……
本人だけでなく、家族も巻き込まれることも…orz
(夫と子供もいるエラは、慎重にならざる得ない)

暗殺を仕切ってきた一人、IBBCの某:大佐は
終盤に来て、サリンジャーに協力を約束する。
そのとき、大佐が、正義みなぎるサリンジャーに、
言った言葉がイイ☆
正義を遂行しようとすると、その正義に反することもあるー
(確かに)

サリンジャーの上層部は、IBBCの捜査を止めてきたという。
法・正義関係が、グルになっているのは(汗)
自分たちも、資金(洗浄)面で、便利だかららしい……

そうなると、「俺には証拠なんざァ、いらねえんだ」の
闇奉行のように、始末しないと…ということになる。(汗)

―で、IBBCの頭取を“始末“することに!(>_<)
――だが、サリンジャーがそうする前に
ほかからの刺客が、始末!(>_<)

けれど、頭取一人消えても、次の人が就任するだけ…
一応、武器関係の目論見は、阻止できたようですが
根本は、なんも変わらん……?


▼▼▼

再見を思い出したのは、NYのグッゲンハイム美術館!
吹き抜けの館内での銃撃戦!!!
人だけでなく、壁もドンパチで、ハチの巣状…(>_<)
あんなに思いっきり、メチャメチャにして
天井の構造物も、撃ち落とした!( 一一)

多分、何年経っても、このシーンだけは
心に残りソ……


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テーマ : 洋画
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映画『新解釈・三國志』★ざっくりでもだいたい面白い(^^)/

182132_2.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/182132/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督: 福田雄一☆
・大泉洋: 劉備玄徳
・岩田剛典: 趙雲


『三国志』関係は、ヤレバ見たくなります!(^^)/

福田監督の“新解釈“……汗。

さらっと楽しみたい気持ちで、鑑賞☆

(しっかり、筋書きを追った某外国作品(DVD)が
しっかりしすぎて、面白みにかけて
筋を追うのが、苦痛になったことがあるので……)
スジは、ざっくりでもOK!(^^)/

(大泉さんのCMではないが)
大泉さんが出ている作品は
“だいたい面白い”と期待☆(*^^)v

ハチャメチャした本編を
西田敏行さん(学者)が、ソレらしく講釈して
引き締めているのには、なんかホッとする……

可笑しさは、爆笑というより
飛沫が飛ばない程度に、フッと
鼻で笑える感じで。(^^♪


▼~▼内容にふれて.雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

劉備玄徳は
戦いに明け暮れつつも
曹操の様に、悠然と構える余裕もない感じですが
イイ仲間に支えられて、盛り立ってこられたのは
きっと、人望の御蔭なんだろうなと思っていました。

大泉=劉備は、そんな感じなのかな……
ナニをしたという業績云々より
あの“ナントナクだいたい“なムードで
回りを取り込んでしまって
自分は真ん中にいる。(*^^)v
(私が惹かれた劉備とのギャップはあるが……(^^♪)

印象的なのは、“女性“のこと。
序盤から、女をつかう計あり。

劉備側が
絶世の美女;貂蝉(ちょうせん)を使って
敵の主従の仲を裂く計略。
三角関係となり、家臣:呂布が、主を討つ。
(呂布は、前の主も殺しているツワモノ(>_<))

↑女性問題で一国が変わってしまうなんて…(>_<)
それが、今でも、時々起こっているなんて…( 一一)
歴史は繰り返す~~と言うの??

あとには、魏の曹操が
呉の周瑜の妻を奪おうとしている噂?に
激怒し、周瑜が開戦を決めたり。
↑私情ですよね……

さらには、諸葛孔明の妻☆
聡明な孔明の知恵は、実は、内助の功だった!
妻の入れ知恵と!
↑コレ
世間ではけっこうありそう……(*^^)v
表立って何かできない妻が
夫の立場を借りて、良策を講じること。

もう一回、見たいのは
趙雲(ちょううん)のアクションシーン♪

助け出した劉備の赤ちゃんを
抱き抱えて、戦う所☆
↑ココ、好きなシーン☆
赤ちゃんを守るのが、好き☆
激しい戦闘シーンの演出か
速すぎて、趙雲=岩田さんがよく見えてない……汗。
スローモーションで、細部まで観たい!(^^)/


▼▼▼

終盤、本来の劉備らしく
「民のために云々!」と、言ってくれますが
なんとないドタバタのせいか
とってつけた感が、否めない…(^^♪

でも、だいたい面白かったので、良き☆(*^^)v

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テーマ : 邦画
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映画『空に住む』★雲をつかみつつ心地よい余韻♪

185555_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/185555/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・直実: 多部未華子☆   戸建の出版社勤務
・時戸: 岩田剛典☆   スター 直実と同じマンション

両親が事故死して間もなく
直実は、愛猫を連れて
叔父が用意した高層マンション(39階)に、転居した。

同じマンションに住むスター:時戸と
ひょんなことで“つき合い”始めた直実。
あるとき、直実の部屋で“デート中“
義叔母が、合鍵を使って、生ハムを置きにきたー


▼~▼内容より雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

“空”に住む~高層マンションに住むことを意味しつつ
地に足がついていない、フワフワした状態も
暗示されます……

(対照的なのが、戸建の出版社☆
民家で会社感のないムードがイイ☆)

急に両親を失った、一人っ子の直実は
葬儀には、涙も出なかったことを
気にしている……
(哀しみを“表出“できない自分を
無感情?冷たい?人間だと感じた?)

私こと、母が急逝し、丁度一周忌でありますが
葬儀には、涙があふれ出ることはありませんでした…
その前から、年老いた母には今できることをしようと
心がけてきたこともあってか、“悔い“はないーと
思いこもうとしていたからだと、思います……

(けれど、その後、お坊さんの言葉をきっかけに
堰を切ったように、悲しさと寂しさの涙があふれたことがあり
今でも、寂しさは続いています……)

直実は、時戸との会話で
言葉を“修飾“して話すことを、指摘されました。
(出版関係ゆえ?言葉の表現は豊か?)

例えば、“悲しいこと“を”悲しい”と言うことは
ストレートに、“悲しみ“が伝わるのかもしれない…
一方
ストレートであることは、シンプルすぎて
“悲しみ“の深さが、伝わりにくいこともあるかもしれない…


時戸は、俳優の自分は
虚構を真実らしく、表現してみせるが
直実は、その逆をしている?との指摘が…?

いや、“修飾“は、本質を避けているわけでなく
“盛る“ことで、より、本質を強調したいのかと……

直実の出版社の人の出来事や
時戸との関係
叔父夫婦との関係―
ドラマチックな部分もありながら
日常の空気感もあって
つかみどころのないムードが
心地よくもあって、見入ってしまう……(^^♪

予想外だったのが、叔母の存在!
段々、厄介な存在に…( 一一)

子供のいない叔母は
同じマンションに住むことになった直実を
“イイ話し相手“が出来たーとばかり
頻繁にやってくる。
“世話好き“のイイ人なんですが
合鍵をもってるので、勝手に、鍵を開けてしまうのは…(>_<)
(デート中は困るでしょ!(>_<))

時戸は、“合鍵叔母“の存在で、去ってしまうのだが
彼は、プレイボーイのようなので
“つき合う“と言っても、その程度だったのかも。
けれど
オムライスで引き留めようとした、直実は
時戸を、失いたくなかったようで……

そうこうするうち、愛猫ちゃんが病気に!(>_<)
原因は、ストレス!?
人見知りだったのに、転居してから
叔母が来たり、時戸が来たのが、ストレスに?(>_<)
(叔母が抱いた時、かなり嫌がっていたような……)
年齢もあってか、愛猫ちゃんは、亡くなった…orz

愛猫ちゃんの死に、直実の涙が出たのは
親の悲しみ以上ということでなく
親の悲しみのプライミングがあったからかと。
増幅した悲しみを、そのまま表出できたからかも…

仕事として、時戸にインタビューした直実。
不倫の子を産む同僚に、叱咤激励した直実。
1度片付けた両親の位牌を、愛猫ちゃんの骨壺の両脇に
安置し直した直実―

ふわ~としたままのほうが
都合がよく、心地いいときもあるけれど
それは
問題の先送りだったり
虚しさの延長だったりもする……

“合鍵侵入・叔母”には、ガツンと言ったが
絶縁することはなく、親戚ゆえの腐れ縁は
しれっと続くように
ちょっと“イヤな奴”で終わった、時戸との関係も
彼が“予言“したように  (人との関係は切れにくい)
いつか、イイ関係として戻らないーとも限るまい……

▼▼▼

私の中では、結論や教訓が、つかみきれなくて
いつまでも、雲がフワフワしたようでしたが
余韻は悪くありません♪
むしろ
人の人生は、日々、結論があるわけではないとしたら
逆に、リアルだったのかも……

PS:個人的には、時戸が
真にイイ男として、戻ってきてほしいナ


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映画『潮騒』★百恵&友和さんの根本的に根強い愛を

145500_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/6864/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・原作: 三島由紀夫☆
・初江: 山口百恵☆
・新治: 三浦友和☆


百恵ちゃんの作品を、初めて鑑賞したのが
「その火を飛び越して来い。その火を飛び越してきたら」
の『潮騒』です。

百恵ちゃん主演ですが、思ったより
新治=友和さんのインパクト大でした。
新治の母も!


▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

若い男女の純愛です。
素朴な恥じらいと、トキメキがイイ☆

好きな人への気持ちは、まずは
逢いたいことでしょう……
自分が逢いたいと思うのと同じように
相手が、逢いたいと思ってくれる……
ソレがうれしい!(^^)/

(個人的には、想い人から想われることは
自分の存在意義というか、生きている意味というか
独りではないという、心強さのようなものを感じて
ソレが心を温かくしてくれて、幸せを感じる)

悪天候で、船が出せない日に
“密会”した新治と初江。
土砂降りの中、小屋に着いた初江が、びしょ濡れの服を脱ぐと
うたた寝していた新治が、目覚めた――

この“目覚め”は、きっと新たな目覚めですよね…(^^)/
(好きな人への気持ちは
ピッタリ☆“寄り添い”たいことですよね…)

たき火が隔てた二人の距離感と関係が、絶妙にイイ☆!!!
「その火を飛び越して来い。その火を飛び越してきたら」
初江が挑戦的に言うのも、けなげョ……
「飛び越してきたら〇〇〇〇」の〇〇〇〇を言わないのは
もはや、♪美・サイレントですョ……

そうして、ナニもなかった二人だけど
祝福を込めて、敢えて言おう。
二人は、純情で結ばれたと!(^^)/
↑下世話な一線を、越えない新治が良い!
友和さんの真摯な硬派ぶりに
同級生が惚れたのもわかる……
けれど、二人の密会を見てしまった、恋敵の女子が
初江の入り婿候補に、二人は“他人の関係”ではないと
吹聴し、村中に拡がってしまう……orz

噂を恐れ、逢わない二人だが
手紙のやりとりで、絆は、深まっていく。
恋文もイイ☆
文字の魔力は、真心がしっかりしみ込んでくるもの…

印象的だったのは
初江の父に抗議した、新治の母。
女手1つで、息子二人を育てている。
船主の初江の父が、娘を思うように
自分も、息子を信じていて
初江に対して、恥じることはしていないと
毅然と、言い放った。
のみならず、なんだかんだ言うなら
こっちから初江を願い下げだ、とも……汗。

むりやり、金持ち坊ちゃんと、縁組させられそうな
流れになりそうな初江……
(百恵&友和のペアじゃなきゃダメなのに!)

あるとき、新治は、坊ちゃんと同じ船に乗ることになった。
新治の母は、初江の父の陰謀だと戸惑う…
海女の仕事をしていても
新治の母と初江は、気まずい関係に…….

新治の舟が嵐に遭い
ブイまで泳いで、船をつなぐ必要が生じた。
誰も行きたくないところですが
海の男☆新治は、果敢に泳いで、大役を果たした!

そうしたら、新治は、初江の婿になれることに!\(^o^)/
初江の父が、勇敢な新治の男っぷりを、認めてくれた。(*^^)v
イイぞイイぞ!ハッピーエンド♪

初江は、新治に渡しておいた自分の写真が
守ってくれたと、思っていた。
新治もそう思っていると、思っていたエンディング。

しかし、力強い新治は、違うんです……
自分の実力で、船を救ったと。
そうなんですけどね……(^^♪
でも
初江への“気持ち“に合わせて
やんわりハッピーな風に、吹かれてほしかったの……( 一一)

この現実味を、受け止めきれなかったけれど(汗)
ソレが、男の責任感の強さなのかな。


▼▼▼

その後の百恵ちゃんと、友和さんのことを知っているからか
この二人による『潮騒』には
根本的に根強い“愛“を感じながら
見られる気がします♪(*^^)v


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映画『スターリンの葬送狂騒曲』★赤い上級国民の権力闘争

175562_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/175562/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

スターリン亡き後の権力闘争を
ブラックコメディにしたらしいので、気になっていました。

細かいところは、諸説あるのでしょうが
ソレくらいのコトはあったのだろう――と思わせつつ
権力闘争劇を、テンポよく、ざっくり見せてくれたのは
良かった☆(^^)/

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

スターリンの時代は、“粛清の嵐“と言われますが
“反体制“とは限らず、権力者の気に入らなければ
粛清対象になってしまう……orz

スターリンが、電話で、今の
ラジオ放送の管弦楽の“録音“が欲しいと言えば
録音を、すぐに、お持ちいたしマス!(^^)/
録音してなかったら、演奏終了後に、再度
演奏させてまで、録音する…….汗。

意にそぐわなければ、殺されてしまうから…..(>_<)

それが、スターリンだけでなく、側近もで
べりヤは、女性に対し、おシモネタな要求を
しまくってたらしい…( 一一)

閣僚と言えど、粛清リストに載り得るので
油断もスキもない…(>_<)

そんなこんなで、倒れたスターリン。
すぐに医師を呼ぼうかどうかーなどと
有力者たちが迷っていたのは
名医は、処分してしまったので、いなかったから……
やっと捜して、連れてきたが
“捕獲“したような有様ョ……

(某独裁者の方も、国内の医師を処分してしまったので
いざ、自分が老化して病気になったときは
国外で治療せざるを得なかったーというのもある…)

一応、次の代表(書記長)は、決まっていたので
葬儀のあたりは、権力の混乱は、表立ってはなし。
けれど、この代表は、暫定的なものだと
うすうす気づいている面々は
腹の探り合い、星の潰し合い、足の引っ張り合いをする。

印象的だったのは、会議での挙手。

スターリンの死後なので、新しいことをするにはいい機会。
賛成の手が上がる。
だが、スターリンに背くのかーとなれば
その手を下ろしかける……
しかし、スターリンこそ、新しい改革を進めたのだから
我々も!-と言えば
再び、手を挙げたり…………

↑モノは言いよう☆
大義や理由が、ソレらしければ、自分を通せる。

一方、誰かを失脚させたければ
責任を、負わせてしまえばよい。
理不尽であっとしても、それらしく理屈を作って
その場の雰囲気と勢いがあれば、一気に、攻め込める!

会議=話し合い、というテイをとりながら
その策にはまったのは、べりヤだった!
あっという間に、べりヤは、“反対派“になってしまい
危険を感じ、逃げ出そうとして、もみ合いになり
押さえつけられ………
室外に出され、犯罪者として、処刑され、燃やされた……

↑この緊迫感は、コワい……
皆が、自分を潰そうとしていると、わかってしまったときの感覚は
恐怖と孤独に、覆われてしまうのかも……
けれど、べりヤは、ほかの人たちを
恐怖と権力で、ねじ伏せてきたんですよね……汗

スターリンの子供たちには
最初は、“虎の威“とばかりに
権力者たちは、競って、接点を持とうとしていましたが
書記長職は、世襲制ではないし
ほどなく、けんもほろろに…….orz


▼▼▼

↑モヤッとした雑談になりましたが(汗)
ノーメンクラトゥーラ?赤い貴族?上級国民?の
わがままに逆らうと処分?-という体制は
いただけません…( 一一)

だから、権力にしがみつきたいの?
そんなんで、
ずっと国を維持できると、思っていたのでしょうか??



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『十三人の刺客』(1963)★バ〇殿の始末with武士の情け

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作品について https://cinema.pia.co.jp/title/7216/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・島田: 片岡千恵蔵☆
・半兵衛: 内田良平
・明石藩主: 菅貫太郎 
  以下:バカ殿 (^^)/

三池監督の作品を観たときに
オリジナル版をいつか見たいと思っていました!(^^)/
そうそうたる面々☆

暴君の暗殺命令を、それとなく受けた島田らが
参勤交代の途中で、ある村に誘い込み
袋のネズミ状態で、主従もろとも、始末しまくる!(>_<)

袋のどん詰まりに、追い込んでは
一人、また一人と、主従を追い込んで
始末していく殺戮を(汗)、ドキドキしながら
見る娯楽(滝汗)ではありますが
武士の情けは、それだけじゃないーという
美学?を、千恵蔵サマが、残してくれる…….

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

主君が、あまりにもダメなため
幕府のお偉いさんの家の前で、割腹して
“悩み“を訴えた重臣が、まず、スゴイ……
命果てた理由が、個人的な辛さでなく
バカ殿を、どうにか始末してほしいと……

(思えば、その重臣が、一服もって
殿様を病死扱いできそうだが
それでは、物語が成り立たないし……)

バカ殿は、将軍の弟だから
面倒なのよ……( 一一)
(上の立場の人には、ホント、虚勢で
威張り散らしてないで、人格者であってほしい…)

物語のメイン=“バカ殿の始末”は
参勤交代の途中で決行することに!

尾張藩の領地を突っ切らないで
回り道をさせ、ある村に誘い込みたい。
尾張藩内の手前で、「バカ殿来るな」の看板が…
(バカ殿とは書いていないが、来るなと…汗)

普通なら、怒りますョ……
普通じゃないバカ殿も、怒ったョ…
自分は将軍の弟だゾ!と。
御三家がナンだ!と。

立ちはだかったのは、尾張藩の老藩士。
(バカ殿のせいで、息子夫婦を失った過去あり)
見事、バカ殿一行を防いだが
立場上、責任を負った彼は、後に自害したと言う…
↑武士の立場には、ソレがある……
島田も、それを聞いて、納得するフシが深い……

そうして、バカ殿一行を、誘い込んだ村は
仕掛けだらけになっていて
島田ら、刺客たちの攻めこみの激しさと
バカ殿一行の狼狽&応戦に、見入る!(^^)/

家臣:半兵衛は、切れ者の忠臣。
バカ殿とのミスマッチが、イイ☆
「(バカ)殿を守れェ~!」
有能な人が、バカ殿を支えるなんて…orz
いや、有能じゃないと、バカ殿を支えきれない?
いずれにせよ、
身を挺して、盾になって、バカ殿を守る家臣たちョ…(T_T)

バカ殿=菅貫太郎さんは
守られるのが当然という感じなのが、憎たらしいの…
(菅さんは、「水戸黄門」などでも、悪代官・悪殿など演じましたが
ひょうひょうとさっぱりした、独自風味の悪役が、懐かしい)

~中略~  移動しつつ追い込まれていくドタバタチャンバラは、悦!(^^)/

で、ちょっと気づいた。(笑)
掛け声が、いつしか
「明石藩を守れェ~!」に。

殿様を守る=藩を守る   だと思うけれど
バカ殿をーというより、藩の存続を守りたいのが、本音でしょう。
誰が好き好んで、バカ殿に、仕えているのかーと言えば
藩に仕え、禄を頂き、家族を養っているサムライたち。
ご苦労さまです。
この戦いとて、バカ殿でなければ
家臣は、巻き添えを食っていないわけで……orz
ホント、お疲れ様です。

そうして、島田の手にかかったバカ殿。
役目を果たした、島田ョ……
まもなく現れた、家臣:半兵衛!
島田と対峙した!
――と思ったら、島田は、わざと半兵衛に討たれた…
え?と疑う半兵衛…….

島田は、命令とはいえ、藩主を斬ったわけで
主君の仇討ちを、半兵衛にさせたーというのが
武士の情けか、一分か……
けれど、島田の仲間が、半兵衛を背後から、しとめた……
(これもこれで、ボス:島田の仇討ちになる)

島田も半兵衛も、本来、死ななくてもいい人たちで
奇しくも、同じときに、命を落とすことになった因縁から
同類相憐れむ?ような、友情のようなものが芽生えつつ
息絶えたのが
端正な男の、散り際の美学のようでもあった……

▼▼▼

大勢での大乱闘というより
次々、出て来る、周到な仕掛けに
翻弄される敵のアタフタが、痛快でもありました。

奥行きと深みを感じさせるモノクロ画面も
サムライたちの心情を、語るようで、イイ☆


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