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映画『渚の果てにこの愛を』☆魅惑の小悪魔ちゃんに禁断&愛欲の沼落ち!

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/16549
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ビリー : ミムジー・ファーマー☆   マラの娘
・ジョナス: マラに息子ロッキーと間違えられる
・マラ: ドライブインの女主人

職を探しに行く、ヒッチハイクの途上で
ジョナスは、一軒家のドライブインに寄った。
女主人マラは、4年前に家出した息子ロッキーと思い込み
喜んで出迎えたー

妹:ビリーも帰宅するや、兄が帰ってきた!と喜び♪
マラの知人男性エドも、喜んでくれ
衣食住の確保に、イケそうだと思ったジョナスは
ロッキーになりきった……

そんな物語のメインは、ジョナスのことが、いつ
バレるかどうかではないのが、ミソ☆

天使のような小悪魔ちゃん:ビリーが
可愛く怪しげに、深みに誘ってくれます…(*^^)v


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ▽)
▼▼▼

兄に“なつく“ビリーと、海に行ったロッキーことジョナス。

ビリーに促されるまま、子供の頃?のように
“マッパ“で泳ぐ二人…
(↑いくら兄妹でも、成人男女がマッパって…汗
いや、兄妹で、ソレはないヮ……)

兄の帰りを喜んでか、あどけなく
親しく懐いてくるビリーは
グレープフルーツのような清涼感♪
ジョナスは、心にブレーキをかけながら(汗)
兄を演じる……

母・マラの思い出話では
ロッキーが家出したとき、妹と“大喧嘩“したらしい。
エドは、娘リンダとロッキーがつき合ったらしいことも
知ったジョナス。
彼は、ロッキーのことを、少しずつ知っていくのだが…

あるときのビリーの眼差しが、怖いくらいイイ☆
金の斧も銀の斧も、手にした女神が
微笑みながら、男を、愛の泥沼に引きずり込もうとするような…

ビリーの“兄“への、親密すぎる密着度は
やたら開放的にさらす、裸体とともに
禁断の?一線を越える?
~~よからぬ想像をかきたてる……

一方、ジョナスは、気になるリンダに逢いに行った。
しかし、彼女は、彼をロッキーだと気づかなかったので
彼は、ロッキーの話を振ってみた。

すると彼女は、ロッキーに振られたと言う。
二人で家出するはずが、すっぽかされ、捨てられたと。

さらに、“大喧嘩“して、ロッキーが家出した日
ビリーは、家で大泣きしたあと
海まで、追いかけていったらしい。
通りかかったリンダの父が、浜辺にいる二人を見たという。

記憶が曖昧なふりして、ジョナスがあれこれ聞き出すうち
ビリーは、そっけない態度を取り出していた……

↓一気に行っちゃう!(^^)/
▽要反転▽


兄ロッキーを愛していたビリーは
リンダと出発するロッキーを止めたい一心で
海で殺していた!

始めから、兄でないことを知った上で
フリをしたのは、息子だと信じた、母のためらしい…
ついでに
兄への想いをぶり返させて、行動してみたのか?
とはいえ、所詮、別人。
兄でないジョナスを、嫌悪するようになった。

↑この女ゴコロ、困るかも……( 一一)
ジョナスは、すでに、ビリーの“沼“に落ちてしまったので
今さら、そっけなくされても、気持ちは抑えられず
怒りも込みあげ
ビリーを殺してしまった!!!(>_<)
(愛欲の沼が、地獄の沼に!)

さらなる沼は、母:マラの孤独の沼落ち…orz

彼女も、ジョナスが息子ではないことを知りつつ
飛んで火に入る夏の虫~と、ばかりに
息子に仕立てた。
孤独を感じたくなくて。
独りぼっちになりたくなくて。

想いの強さの異常さは
娘ビリーを殺されたのに
遺体を隠して、家出したことにして
他人のジョナスと、親子として、暮らし続けようとしたこと。

(淋しさだけでなく、言い寄ってくるエドを、回避したかったのかな)

▽▽▽
▼▼▼

ウソの関係は、遅かれ早かれ、終わるもの。
雨の中、引きとめようとする、母の声をよそに
家を飛び出したロッキー(ことジョナス)。

冒頭からの緊迫感が
ラストに再び、真実を見せて、蘇る。

ビリーこと、ミムジー・ファーマー☆
この小悪魔ちゃんには
時代を超えて、沼落ち必至かと☆(*^^)v



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『永い言い訳』☆作家の彼なりの区切りをさがし惑い


0427.png


作品について https://www.allcinema.net/cinema/356113
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・原作・監督: 西川美和
・幸夫: 本木雅弘  ~作家  妻が親友と事故死
・大宮: 竹原ピストル  ~幸夫の妻の親友の夫

妻が事故死したときに、自宅で不倫中だった幸夫は
同じく事故で妻(母)を亡くして、育児に困っていた大宮の
ヘルプを買ってでたー

不倫の気の咎めを、善行で代償して
救いを求めるかのようでしたが
そうとも言い切れず、身内の死に関して
思うところありました。


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

1「子育ては免罪符」 by マネージャー(池松壮亮)

幸夫は、トラック運転手で留守がちの大宮の
子供の面倒を看てあげると
送り迎えや洗濯など、母親代わりになるのだが
そのことを、マネージャーに↑評される。

確かに、端的には
他人の子育て(善行)は
悪行(不倫)への罪滅ぼしだったと思う。

けれど、それだけでなく
身近な人の突然の死は、衝撃や喪失・悔恨・淋しさ…etc.
(たとえ、涙が出なくとも)
心に混乱を生じ、何かにつかまりたい衝動にかられるのではと。

それは、自分以外の人のために
何かしていないと、ダメだから……  (個人的にですが)
自分のこと(悲しみ)で、手いっぱいではあるけれど
自分のことしかしていないと
重苦しい(悲しみ)狭い世界に、押しつぶされそうになる……

幸夫が、大宮家と関わったのは、それもあるのかな……
“免罪符“だけでなく……..


2.変化

亡き妻の留守電メッセージを聞く大宮に対し
もう(忘れて)前に進めと言った幸夫だが
取材では亡き妻を 「忘れたくない」と言っていた。

(前後して、幸夫は、妻がもう自分を愛していないことを
スマホの下書きに見つけてしまい、取り乱す)

よそゆきに口に出したコメントと
心の奥底の本音に、ズレはあるかもしれないし
日々の状況の中で、気持ちも変化するものでもあるし。

ある女性が、大宮家の子供たちの面倒を
ヘルプしてくれそうな状況になったとき
その“変化”を、幸夫は受け入れられず
態度を、豹変させてしまった…( 一一)

自分も、ずっとヘルプできるわけではないのに
大宮家と自分との安定した関係に
“幸せ“を見出したから…?
(大宮(父)が、感じた幸せと同じものを??)

生きていることは、残酷だなと思う……
時間が止まらないから
絶えず何かが、変化する……
良かれと思うことが、良くなかったりもして……
自分も、自分の気持ちも振り回されたりして……
疲弊する…orz

愛していないと思っていたら
実は、(申し訳なさと一緒に)
愛のようなものが、残っていたーー?
と思ったら、今度は
愛の分だけ、怒りが生まれてしまったり
でも、本当のところ、もう確かめる術がなく
ただただ、気持ちが戸惑うばかりで………
それが愛なのか、認めたくない気持ちと
それでも、最後にここにあるものは、やっぱり
愛であって欲しい気持ちが、あるのかもしれなくて……

そうやって、心の中を、じっくり引っ掻き回すと
悲しみやら愛やらが (名前などつけなくていい)
押し寄せてきて、涙になって流れ出てくるのだと思う……………

~後略~

▼▼▼

そうこうして、幸夫は、妻の死に関する一件を
小説にした。
糊口的ネタにしたんだ(汗)と、責めはしない……

それが、彼なりの(彼らしい)区切りの付け方なんでしょ。

突然、亡くなった人に、確かめたいことがあった…
だから、心のつかえは、ずっとある……
声をあげて思い切り泣いたのは、葬儀のずっとあとだった。
そんなことを思い出しながらの鑑賞でした。


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ニコライとアレキサンドラ』☆最後のロシア皇帝一家の激動のてん末

806160_3.jpg



作品について  https://cinema.pia.co.jp/title/11045/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

ロシア帝国:ロマノフ王朝の終焉です…orz

皇帝:ニコライと皇妃:アレキサンドラに
息子(アレクセイ)が誕生したところから、始まります。
(上に皇女4人)

血友病だったアレクセイの症状を回復させた
僧:ラスプーチンは、皇妃の信頼を勝ち取ったー

長編ですが
キラキラした宮廷生活や
戦争続きで、不安定な政局、
病気の子を気遣う母親に
父・夫でもある、皇帝の決断―etc.
飽きることなく、見入り
帝政の崩壊と家族の滅亡を、観ました……

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

アレクセイは
上4人女の子で、やっと生まれた男の子☆

(平成の上皇さまも、上4人がお姉さまで
待望の皇太子御誕生と。
ちなみに、私の父は、上3人姉だったので
溺愛されたようです…)

そんなアレクセイは、血友病だった…

血友病は、ヴィクトリア女王を祖母にもつ
母:アレキサンドラ皇妃から遺伝したというー

↑嫁は、何かと、婚家に気を遣うものですが(汗)
皇太子の病気が自分の“せい“となるのは
家族以外からの“目“にも、冷たいものが…orz

医師が治しようがないーと言った血友病を
「治す」と言ったのが、ラスプーチン。
病気そのものを消すことは、できなかったが
ラスプーチンの祈り?奇跡?が効いたことで
皇妃は、すっかりラスプーチンに
入れ込んでしまう。
(多分、それだけ必死なのかと…)

(ココで言うのも、ナンですが
女帝:称徳天皇さまも、御病気の際
看病されたらしい僧侶:道鏡を
その後、重用された例もあるーー
心細いときには、頼りたい支えが欲しいもの。
聖職者だと、神仏の力を味方にしているから
安心して、委ねられるのだと思う…)

ラスプーチンさえいれば、息子は大丈夫☆
皇妃の信念は、堅かった。
(母親:皇妃の気持ちは、わからなくもない)

それとは別に
戦争続きで、国民が疲弊していく、ロシア国民。
国民的には、さっさと戦争をやめてほしいが
皇帝には、やめどきがむずかしい……

看護師資格をもつ皇妃は
負傷兵の看護もするのだが
対ドイツ戦でもある戦い。
ドイツ王室から嫁いだ皇妃を、ドイツ女と
罵る兵士もいるのが、辛い…orz

そうこうしているうちに、好転することなく
ドンドン、悪化していく、戦況と内政……orz

皇帝が、陣頭に立つことになり
政治は、代理とはいえ、皇妃に。(withラスプーチン)
↑コレが、かなりまずかった!!!!

“治めるには広すぎる”とも言われた領土。(確かに)
皇帝が、中枢を離れるのは、キケン!(>_<)
暴動が起こっても
皇帝の命令に、従わなくなった軍隊…
(現場では、上官の命令を無視したあげく
撃ち殺した部下も…(>_<)

ラスプーチンは、皇族・貴族に暗殺され
死に際に、自分がいなくなれば
王朝は滅びるーと予言。(恨み言?)

やがて、大臣が罷免・逮捕されたと聞き
移動中の列車内で
退位することになった、皇帝。
(ピンと来ていないかもしれない感じ…)
しかし
自宅(宮殿)に、“市民“が勝手に入り込んでいるのを見て
実感したと思う。
(『ドクトル・ジバゴ』にも、そんなシーンあり。
あちこちの邸宅に、市民が押しかけたのかも)

“退位“すれば”罪人“扱い…orz
関わりたくないからか
受け入れてくれる外国(親戚)もなく
家族は、あっちこっちに移送される。
革命の混乱で、命令系統も、無いに等しい…

そんなある日、皇帝一家が
家族写真を撮るような様子で
一室で、待機していたところ
銃をもった男たちが、乱入してきたー

▼▼▼

国民が困窮したら、為政者(頭)を取り換えたら
いい社会になるーと、期待するけれど
もっと、悪くなることもある……?

裁判もなく、子供たちまで
暗殺(惨殺)することに
私は、革命?の正義を感じません…

今は、裁判所から名誉回復されたそうで
せめてもの、救いかと。


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『日本沈没』(1973)☆国土がなくなること、帰る国が…


136372_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/136372/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

子供の頃、新聞の広告で観た大ヒット作品。
やっと観ました!(^^)/

島国なので、大波がザブンと来たら
水浸しになりそうですが(汗)
沈むとは……orz

公開当時は、敗戦後から立ち直って
高度経済成長の上向きの頃♪
日本列島が、形を変えながら、沈んでいくなんて
日本沈没なんて、想像もしなかっただろう…

▼~▼内容ふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

古い作品は、懐かしい方々がうれしい!(^^)/

日本沈没論を訴えていた、田所博士は、小林桂樹さん♪
風格あるイメージの桂樹さんですが
このときは、かなり、“ドロ臭い”学者先生

学者先生は、とかく、自論推しの印象がありまして(汗)
俺様が、こうだと言ったらこうなんだ!!
の、一点張りの方もいますよね…….( 一一)
田所博士も、迫力の演説だけでなく
手まで出しちゃう(殴る…)….(>_<)

一方、名優とは別に、贅沢なキャスティング発見!(^^)/
地球物理学の竹内均先生!!!!
(ご本人登場!の感あり)
首相:丹波哲郎さんに、プレートやマントルの説明をする。

竹内先生が、雑誌『Newton』の編集長になられたとき
フランクな印象をもちました。
高い所から、下々の理解のために降りてきたような。(*^-^*)

丹波首相も、イイ!(^^)/
品格と重厚感があって、イイ!
(丹波さんは、大抵、イイ!(^^)/)

地震・火事・津波――orz
破壊の恐ろしさを、見せまくる。
家の倒壊は
ドリフのコントで見たような、あっけなさ…orz
火炎地獄のようなサマは、ゴジラのせいか?と
思ってしまうほど……orz
津波は、3・11の恐怖と哀しみが蘇る…
(大阪城が水没するのも、ショックな図……)

日本沈没が現実味を帯び
首相は、国民の避難先を、工面する。

日本沈没とは
住む国土がなくなるーというより
帰る“国“がなくなるーということ。

世界には、移民も難民もいるが
世界中に、散り散りになった日本人は
もう、自国を持つことは、ないのだろうか…

ふと、思う。
日本国は、誰からも奪われることはないつもりで
生きている人が、ほとんどだと思うが
現に、土地を奪われてますよね……orz
アレは、すでに、波が足元を濡らしているんじゃ…
ボーっと、お人よしでいたら
日本中、ヒタヒタになって
日本人が住むところなんて、無くなってしまうんじゃ…
(大阪城の天守閣が、かろうじて残ったくらいでは…orz)

~中略~

学者の選択肢には、“何もしない“というのもあったが(汗)
どこかに逃げて、生き延びたいのが、人情。

日本脱出の直前に、恋人:玲子と
はぐれてしまった小野寺は、
ギリギリまで、日本で、捜索していたが
日本を脱し、ある国(暑い)の列車に乗っていた。
一方
玲子も、日本を脱出し
どこかの国(寒い)の列車に乗っていた。
今は、別々の二人だが、生きてさえいれば
再会の機会は、きっとある!!!!

キビシイ中でも、一縷の望みを頼りに
強く生きていってほしい!
恋人たちへの応援は、
くじけそうな自分へも、エールとして!(^^)/

▼▼▼

疫病や経済衰退、借金のスゴさ(汗)で
日本は、沈みかかった感を感じる、昨今ですが
地面がなくなったら、ホント、きびしい……

ガツンと、喝を入れられた気持ちです。


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『夏への扉 ーキミのいる未来へー』★過去と未来への扉〇0年の時を越えて

キャプチャ703



作品について https://cinema.pia.co.jp/title/185255/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・原作:ロバート・A・ハインライン
・宗一郎: 山崎賢人☆
・璃子: 清原果耶☆


『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のアイデアの元になった
有名な原作だそうですが、知りませんでした。
(青春ラブものかと思いこんでた…….)

設定は1995年~2025年。
両親(父は科学者)を亡くした宗一郎は
同業の璃子の家に、ひきとられた。
璃子の両親亡き後は、璃子は
同業の松下にひきとられ
宗一郎は、松下の社員に。   

“同業“の大人の元で、研究を続けていた宗一郎。

けれど、研究の成果は
研究者個人のものとは、限らない……
合法的なやり方で  ←ココ、ずるい…orz
松下と秘書に
宗一郎の“成果“は、奪われてしまった!(>_<)

おまけに、宗一郎は、秘書の手で、30年の
“コールドスリープ“(人口冬眠)させられてしまった!
タイムトラベルな作品ですが
“冬眠“は、老化を止めてるだけ。(^^♪
30年後、目覚めた宗一郎と一緒に
ビックリしましょう!

一体、ナニがどうなっているのか???
宗一郎と一緒に、30年の経過を
確認していきます♪

で、〇〇〇して、30年前に戻ってみるのです!(^^)/

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ少し)
▼▼▼

30年の目覚め後、出逢ったピートがミソ☆
ピートは、元々、宗一郎の愛猫ちゃん♪

冒頭から、タイトルを示したのが、ピートちゃん♪
冬を感じると、ピートは
家中のドアを開けまくる、と言う。
夏を捜して。

宗一郎は、信頼していた社長と秘書(恋人)に裏切られ
さらに、コールドスリープさせられ
真冬の厳冬に、落とされたようなもの……orz

“再会“したピートは、人型ロボット。(←藤木直人さん)
猫ちゃんではない……
けれど、現状を知るのに、猫の手も借りたい宗一郎の
手助けを色々してくれる♪
(宗一郎の研究の権利もどうなったのか、気になる)

そうこうして知ったのは、璃子の死。
研究者になっていた璃子は
ロボット開発にも、携わっていたようだが
30年後の今にはいないと……orz

30年経ってる場合ではないゾ!
戻れるところに戻って、やりなおさないと!
夏(へ)の扉を開けないと!
(♪夏の扉を開けて~ 私をどこか-  ←『夏の扉』が脳内再生♪♪ 歌詞引用)

~中略~  ←めくるめく、良き人脈たち

そうして、時間を逆行する装置にたどりついた宗一郎。

あのときのアレは、ああだったんだーと
回収していくのが、面白い!

そして、宗一郎は30年の
璃子は、10年後に、20年の冬眠につき
2025年に、二人は、一緒に目覚めた。

▼▼▼

デロリアンで、行ったり来たりするわけではありませんが
“そのとき”の自分がわからないことが
わかっていくのが、面白い♪
今まで何があったかの詳細が
わかるのも、納得の快感あります♪


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』★殺戮と熱愛の鮮烈なコラージュ…ヤバ(汗)

136719_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/3927/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ミッキー: ウディ・ハレルソン☆
・マロリー: ジュリエット・ルイス☆
・TVキャスター(ゲール): ロバート・ダウニー・Jr☆
・刑務所長: トミー・リー・ジョーンズ☆


殺戮の末、収監された恋人、ミッキー&マロリー。
ミッキーへのTVインタビューに乗じ
暴動の起こった刑務所から
脱出した2人は、再び、一緒になったーー

冒頭から、ダイナーでの、マロリーの殺戮!(>_<)
それなりに、覚悟はしていたけれど(汗)
なんじゃこりゃ……

けれど、マロリーが、妙に可愛くて魅力的…滝汗。
この、イカれた恋人を、見届けなければーとの思いが……

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!) 違うときスミマセン
▼▼▼

犯罪者には、幼少期の影響がーーなどと言われ
“弁解“を”心の闇”として、映すこともある……

容赦なく、人を殺しまくったマロリーの
心のひび割れは、父親のせいだと、早々に処理するのが
手っ取り早くてよい。

ホームコメディっぽいノリで見せたのは
父親が、マロリーを“抱いて“
弟を産ませたーーということを
母親に語らせる、食卓シーン………………
(全然、笑えない話なのに、笑い声の演出がサブ……)

こーゆー男(父親)が、罪に問われず
普通の人として、生活している現実が
恐ろしくも、罪深い……orz
さらに
夫に同調するしかない、母親の無力な罪…orz

マロリーが、肉屋さんミッキーと出逢って
自己の“出口”を見つけ、脱出するに
両親を殺していったのは、“自然“ななりゆきに思う…

そこから、変なスイッチが点火したのか
ミッキーと殺しまくりの旅を、放浪する。

そんな二人を、熱狂して支持する人たちもいて
盛り上がっていく、二人の存在。

↑サイコパスな二人の描写シーンが、独特♪
夢?現実?幻覚?記憶?のような断片が
パッパッとコラージュされて
現実のひどさが、めまいに酔うように、わからなくなる……

熱狂するファンは、ナニ?( 一一)
刺激求めてんの? (殺されたいの?滝汗汗汗…)
めずらしモノ好き?
ただのモノ好き?

↑私が、まともな人のテイで言いましたが
“まともな人“の中にも
サイコパス寄りの、まともな人もいるというし
大なり小なり、人には、オカシイ部分もあるらしい….
抑圧のハケグチを、彼らに見出すのか………

けれど、何十人も殺しまくって、タダではすまぬ。
彼らは、収監された。
(ただし、本作の場合、収監は、教訓的な意味でなく
新たな、ハチャメチャの場面転換デス!)

さて、50人余も殺しまくった2人だが
当人同士は、愛し合っていた。
しかも、かなり深く、強く、痛く……
(↑この矛盾が、なんつーか
甘さと辛さが、同時に、のど越しを刺激するっつーか…)

離れ離れの収監シーンで、思った。
アレ?あの殺戮は、収監させるための“前座”??
と言うのも、ココで、アクの強い俳優2人登場!☆
ロバート&トミー☆(*^^)v

所長トミーは、犯罪者らを前に
いわゆる人権派的な、性善説的なことに
懐疑的な立場。(ソレはソレで、立場的にいいと思うが)

ロバート(=ゲール)は、視聴率優先のTVマン。
殺人犯:ミッキーと言えども
その演出的偽善さは、イヤみたいで……
殺人は純粋だーなどと言い
自分は、生まれつきの殺人者だと、インタビューでは答えた。

しかし
そんなミッキーも、親切にしてくれた先住民を誤射したことを
マロリーにも責められ、激しく悔いていた。

その先住民が、毒蛇の話をしていた。
毒蛇は、恩人であるはずの女性を噛んだのだが
恩を仇で返したことを、女性に責められたとき
自分は毒蛇だと、言ったと言うー

殺したことを“悔いた“、ミッキーは
生まれつきの“毒蛇“ではなく
人間には、生まれついての人間らしい可能性??
――と、揺らがせつつ
脱獄したミッキーとマロリーは
同行に最後まで残った、お邪魔虫?=ゲールを
撃ち殺した!!

マスコミさんには、悪いんですけど(汗)
ゲールが、正義だ、人権だーと
耳障りのいいことを言って、放送したとしても
不誠実感、ニセモノ感が否めなくて……
(ミッキーいわく、猿以下だとー)
↑このロバートのマスコミ的イヤなムード、絶賛です。(*^^)v
だからって、射殺していいことはないんですが……

その後の恋人たちは
家族を作り、幸せに暮らしたらしい……
子供たちには、トラウマになるようなことはせず
“まともに“、暮らしていってほしい……祈。

▼▼▼

「悪魔を止められるのは、愛」 byミッキー。

愛の力で、殺人鬼が善人になったーというほど
簡単ではないけれど
見方によっては
“二人が愛し合う”こと以外に、彼らに、善悪はないのかも…?

最後まで観て、よかったかもしれない。
後味は、血まみれですが…(汗)



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ノマドランド』★生活を載せた車(ホーム)で人生GO!

185649_1.jpg



作品について https://cinema.pia.co.jp/title/185649/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ファーン: フランシス・マクドーマンド☆  ←大好き☆

絶賛なのとフランシス出演なので、楽しみにしていました!

家を持たず、ヴァンに住むファーンは
ホームレスでなく、ハウスレスだと言った……

町を背負っていた会社が閉鎖し
家も町も、なくなってしまい
ファーンは、亡き夫の思い出とともに、ヴァンで移動した――

ファーンと別の男性以外、ノマド生活の方々だそうです。
ファーンことフランシスは、
人の生き様の匂いのようなものを
ムンムンに感じさせてくれる人で
生あたたかい生活感や
笑顔だけでうれしくなる、人の優しさを感じさせてくれる……
と言いましょうか……
黙っていても、心にじんわり、効いてくるものがあります。

なのに、敢えての雑談…(汗)↓

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

以前の職場にいたときに、お世話になった食堂で。
カップ麺のお湯だけ、もらいに来る男性がいた。
食堂のオバサンが言うには
その男性は、前は自営業(〇〇屋さん)だったが
今は、家も店もなくなって、一人で、車生活しているのだとか。
その食堂のラーメンは、超おススメに美味しいのに
1度も注文もなく
「いつもお湯だけもらいにくるの、困るのよね…」
と言っていたが、彼のことを
“〇〇屋さん“と、今はもうない稼業で呼んでいることにも
オバサンの優しさを、感じたことがあった。

一人きりの車中生活は、色々、大変だろうなー

ノマド=遊牧民~ということだそうですが
遊牧の民ならば、家族や集団で
すでにある生活基盤(ホーム)で、移動するー(ということなら)
ファーン(ら)の車中生活は、そうではないので
より、苛酷で孤独に思える……

本来なら、“生活“できた場所で、定住したいのは、山々。
それができなくなった……
そうして
ファーンのホームは、夫の思い出と一体化したヴァンに。
それを、手放す気はない。

車があれば、必要な移動ができるのは、心強い。
同じ境遇の、仲間がいることも。
元気なときはまだしも、病気になったときの“1人“は
ノマドでなくても、色々と、不安だから……

けれど、彼らは、助け合うことはしても
村社会ではないから
各自の人生の風に任せて、移動していく―――
それが、私には、ちょっと寂しい……
出発する車を見送るファーンにも、それを感じたし……

姉の家に寄ったとき、姉から、ノマド生活を
“自由気まま”と言われたとき、怒ったファーンが印象的だった。
そう……
定住していないことは、気楽でもないし
さまよっているわけでもないから。

友人の男性に、息子が“迎え“に来た時
男性は、父親らしくなかった自分に戸惑い
始めは、拒絶した。
しかし、孫の誕生を知ったファーンに
お爺ちゃんらしくあれ!と励まされ、“帰宅“した。

ノマドでいる意味が、終わったような彼は
ファーンに、一緒に住もうと、提案した。

↑ココ、とても、感情的にドラマチックです!
ファーンの心も、揺さぶられたと思う。
ソレは、住むかどうかーということが
ファーンの生き方そのものに対して
大きな問題を、意識させたと思ったから!!!

住む家があること、帰る家があること―
ソレは、大切なこと☆
一度、ソレを失ったファーンには、わかり切っているはず。
その男性もいい友人で、善意はわかる。
けれど、今は……….……….

ファーンのヴァンは、
ただ、雨風をしのぐ場所でなく
自分の心も、帰れる居場所☆
もう、無条件に、ソコが家(ホーム)。
(夫の存在もだが、ソレと切り離して考えても)

だから、この先も、ファーンは、このヴァンとともに……
――となるのかもしれないし
いつかは、そうじゃなくなるかもしれない……

「さよなら」でなく、「またいつか」で
出逢っては離れていく、“旅人”たちがそうであるように
この先の道は、どうなるかわからない……

それは、“気楽”でも“気まま”でもない
不安定さをはらみつつも
限りなく“自由”な選択肢の可能性をも、秘めている。
その可能性の存在が、うれしい!

働いて稼いで、人の道を、ただただ進んでいく――
どこに行こうと、どこに住もうと
ファーンのホームは、“ココ”にある。
ソコには、幸せが、いつもあってほしい!!

こぶしを握り締めながら、ファーンを応援する気持ちは
人生の終わりが、まだ残っている
私自身への励ましでも、あったかもしれない。

▼▼▼

フランシス・マクドーマンド☆
やはり、絶賛でした!!!

人生を
“気楽”に生きている人も
苛酷に生きている人も(汗)
さまよっている人も
足踏みしている人にも
おススメの逸品です!(^^)/



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映画『名も無き世界のエンドロール』★納得しつつ納得できない虚しさが醍醐味か(^^)/

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作品について https://cinema.pia.co.jp/title/185705/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・キダ: 岩田剛典☆
・マコト: 新田真剣佑☆

・ヨッチ(♀):キダとマコトの同級生
・リサ: 上級国民の令嬢

ラストがどうなのか、気になって鑑賞☆

クリスマスイブの夜。
マコトの“プロポーズ大作戦”を、キダは援助した。
壮大なハッピーエンドを、期待しつつ
この世の終わり的なタイトルが、気になる……

同級生3人の、友情というより
痛みある“絆“という伏線が、良い。(*^^)v

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!?)
▼▼▼

境遇が似ている3人(キダ・マコト・ヨッチ)は、
小学校で親しくなり、大人になっても続いた。

前の学校でいじめられていたヨッチは
自分の存在が消される(忘れられる)ことを
恐れていた。    ←キモ☆

大人の今と、子供の頃のことを
交互に見せてくれるのが、イイ☆
今の想いや“行動“の原動力は
当時の“ソコ“にあるから。

キダとマコトが働く、自動車整備工場に
リサが、事故車を持ち込んだ。
マコトが、まぶいリサに声をかけ
食事に誘ったときの、状況の“違和感”がイイ…

サラッと、犬を轢き逃げした、と言うリサに対し
キダもマコトも、犬への同情を感じていそうだったのに
マコトは、リサに取り入ろうとしていたから…
(若い男は、美女に弱いんだ…orz と思う私)

瞬殺でフラれたマコトは
“リサにふさわしい男”になるために
さっさと退職を決め、成り上がる道をめざした。
(そこまでして、タカビーな女を落としたいか? と思う私)

やがて、工場閉鎖に伴い、キダは、闇の交渉人になり
そのつてで、成り上がったマコトを、見つけ出した。
そして、キダの“交渉術”を駆使して
マコトはリサとつきあい、プロポーズするまでにこぎつけた。

▽要反転▽(ネタバレ 備忘録として)


大人になって、キダが、ヨッチに告白したとき
すでに、マコトに告白されたあとだった。
クリスマスイブの日に、マコトは、プロポーズするはずだったが
ヨッチは、信号無視した車に、轢かれて亡くなった…

ひき逃げした車は、リサが工場に持ち込んだ車だった。
事故現場で拾った破片が、リサの車と一致するや
マコトは、リサへの復讐を即決し、退職し
リサに近づくべく、必死に、のし上がった。

その事故は、リサの父(上級国民)の圧力で、もみ消され
ヨッチの存在すら、無いことに…….orz
(↑ココ、ミソでしょ☆)

復讐~と言いましたが
やられたらやり返す~ということより
ヨッチが恐れていた
“存在をないがしろにされた”ことへの“怒り”
というほうが、適当か。

キダは、ヨッチへの恋心と、マコトへの友情とで
あぶない橋を渡る役回りをする。
肉親以上の関係だから、そこまでできるんだね……

そうして、マコトが仕掛けたのは
リサの“自白”を、リアルタイムで、動画配信すること。
プロポーズを装った、ホテルの一室から。

リサに見せた指輪は、本来、ヨッチに捧げるもの。
マコトは、最終的にヨッチに渡すのだと、キダに言った。
それは、死を意味する?
阻止したいキダ。

けれど、マコトは、キダには、得意の
ドッキリ(フェイク)を仕掛け
別のホテルで、爆死した…みたいです…orz

これだけ、大掛かりの事件にすれば
ヨッチのことも、人々の記憶に刻まれる……?

ラストシーンのキダも、マコトとヨッチの冥福を祈っていたの???
二人が、アノ世で幸せなら、オールOK??

けれど……
マコトが死んだら、
マコトの記憶の中のヨッチも、消滅するじゃないか…orz
人々の記憶でなくて、マコトが覚えているほうが
重要じゃないのか……

ラストシーンのキダから漂う、虚無感と哀切は
私には、そう言っている感じで……orz


▽▽▽
▼▼▼

ああ、そういうことね~という納得はありますが
それでよかったという、納得は得られない……

この虚しい気持ちを
ラストシーンの彼と、共有した気になって
エンドロールを眺めるのが、醍醐味なのかも☆



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映画『日本独立』★誰が憲法を作ったか考えたことなかった人へ


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作品について https://cinema.pia.co.jp/title/186097/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・白洲次郎; 浅野忠信

GHQに「従順ならざる唯一の日本人」=白洲さんを
ドラマチックに期待していくと、そうでもないかと…。
(浅野さんは、飄々としつつ、一筋縄ではいかない男を
ダンディに演じているので、それは
私のイメージにピッタリ☆)

『日本独立』というタイトルですが
第二次大戦の敗戦後、
GHQ占領下の日本での、“憲法改正”がメインでした。
(誰が作ったと思います?)

▼~▼内容にふれて.雑談です。(見解の相違はスミマセン)
▼▼▼

白洲は、外務大臣:吉田茂から頼まれて
GHQと日本政府の連絡係の参与になった。

憲法改正は、当初、GHQは、近衛文麿に依頼していたが
彼が、戦犯となり、自殺したため
松本国務大臣の委員会が、関わることになった。

けれど、GHQの思ったように進まず
ケーディス大佐が、新憲法を“作る“ことになった。  ←ココ大事☆

GHQの要求する「戦争の放棄」に対し
松本大臣(=柄本明☆)は、断固、反対した。
いつでも侵略できるなんて、ナニ?と。
永世中立国のスイスだって、国民皆兵だよと。
自前で、自衛できなくて、アメリカに守ってもらう前提なんて
そんなのは、独立国じゃないよと。
今は、占領下でも、独立を見据えた憲法であるべきだと。

松本大臣は、折れないで、引っ張ろうとしたが
GHQは、憲法制定を、ちゃっちゃと済ませたかった。
(国の基本である憲法を、やっつけ仕事か!と怒る松本大臣)

というのも、極東委員会の開催前(ソ連の参加)に
決めておきたかったから。
連合国同士ではあるけれど、アメリカは、ソ連による共産化の波を
日本に及ぼしたくなかったから。
(映画ではないが、この件につき、アメリカは
日本と対戦したことについて、戦う相手を間違えたーとも…)

吉田茂はーと言うと
日本の独立を早めるべく
新憲法は、やっつけ仕事ででも、さっさと決めようとしていた。
独立したら、憲法改正できるじゃないかと。

しかし、白洲は言った。
「改正は、簡単にはいきませんよ」
一度決めたことを、覆すのは、むずかしいですよね。
なんでも…………..

~中略~

アメリカさんは
敗戦国ドイツは、アメリカと同じ“45歳の大人”だが
日本は、“12歳の少年”だと言った。
勝てば官軍なので、白人の価値観に合わないものは
愚か者扱いなのでしょうが……orz

「アメリカは、戦う前から、日本の占領を予定していた」
 (ABCD包囲網の頃から)
日本から、戦争を始めるように、仕向けられていたし?(T_T)
勝ち目のない戦争をしたんだねと……orz

そうして、この新憲法は
GHQによる、押し付けやっつけ仕事だよ、ということは伏せ
日本政府が作りました~というテイで
国民に、ソレらしく、刷り込んで(教育)行こう~ということに。

▼▼▼

映画で見せているものが
事実の全てではないとしても
各自、思うことはあるでしょう……

誰が憲法を作ったか、考えたこともなかった方には
お勧めです!


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映画『望み』★望みの選択と逡巡~見ごたえが心に刺さる

184773_2.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/184773/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

失踪した息子は、殺人事件に巻き込まれたらしい。
加害者かもしれないし
もうひとりの被害者?かもしれない……

息子が、加害者なのか被害者なのかが
まず、気になるところです。
その真相を知りたいーと思いつつ
家族にふりかかる、マスコミや世間の仕打ちの中
私なら母親として、どうするだろうと思いながら
のめり込んで、鑑賞しました☆


▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ御免!▽)
▼▼▼

息子は、ケガをしてから
大好きなサッカーをやめていた。
失意からか、やさぐれ感もあり
失踪&殺人事件を知るや
ダークサイドのムードが、たちこめる……

亡くなったのは、息子の友達。
息子は、関係者扱いで、警察もマスコミも来て
あることないこと、噂され
いつしか、家族は、加害者扱いされてしまう。

↑まずは、マスコミへの怒りですね!(憤!)( 一一)
人の興味を引くべく、火が確定しないのに
煙をどんどん立てて、ケムいったらない!!
赦せないのは、“嫌がらせ“。
加害者と決めつけたら、ナニしてもいいと思ってる。
迷惑行為・器物損壊・名誉棄損の数々数々……

失踪した息子は、加害者だからなのか?
それとも、被害者で殺されてる???
息子不在で、大きくなる家族の不安は
ソコに、集中してくる。
加害者か被害者か?
それ以外の選択肢がない…….

犯罪者家族なら、入学できないと聞いた
名門私立高志望の妹は
兄が、加害者でないことを、願う。
(それは兄の死を意味するが…orz)

母は、とにかく、生きていてほしい…
それが、加害者であることを意味しても
母が、子供の死を、望むはずがない。

↑しかし、そうは言っても
迷い、悩み、戸惑う………
生活も、心身も、ボロボロになってしまうョ……orz.

もし、私が、この母ならーと考えてみたとき
思ったコトが、あった。
そして、それは、奇しくも
母の母(祖母)が、言ったこととほぼ同じだった!!
(ジャストミートが、なぜか嬉しい!(^^)/)

それは、何があっても、受け入れること。

息子が、加害者であったらー
仕事も何もかも、安定した生活は壊れ
苦難が、待っていることだろう……..
息子が、被害者(殺されている)だったら
とてつもなく大きな悲しみに、うちのめされるだろう。
子供を失うのは、身を切られるより、辛い……..

けれど、そのどちらかが、確実であり
いずれも、息子に起こったことであるならば
息子の人生=“全て“を受け止め、受け入れるのが
親の務めなのかもしれない………と思ったから……

母の母は、それを、“覚悟“だとも言った。
確かに、“覚悟“を決めれば、キモが座る。

息子をよく知る同級生が、加害者であるはずがないと
応援してくれるのは、心の支えになる。
(ありがとう!(^^)/)

亡くなった少年が、仕事仲間の孫だった父は
加害者家族の扱いを受け、仕事も失っていった。
断定されたわけでもないのに
人は、哀しみや怒りの矛先を
どこかに向けないと、いられないものらしい……
とりあえず、“疑わしき”を標的にして……

↑ソレが、本当に、やるせない……
“疑い”を矛先にするのは、八つ当たりだし
関係ない輩は、すっこんでろと思う….( 一一)

そうして、家族の望むと望まざるとに、係わらず
息子が、発見された。

▽要反転▽ネタバレ!

遺体となって…….orz

ココは、なんと感じたらよいのだろう……
加害者じゃなくて良かった!と思いつつ
死んでいて、いいはずはない…

世間と言う奴の好き勝手とは、裏腹に
息子は、亡くなった友人が、巻き込まれたトラブルに
全力で、対処していた。
その挙句、友人とともに、殺されてしまっていた……

それと、サッカーを失った、やさぐれ感?とも、裏腹に
新たな目標を見つけていたことも、わかった。
息子の将来を、案じていた父が
そのことを知ったとき、どんなに、嬉しく思ったことか…

加害者でいいから、生きていてほしいと願った母も
友人のことを思って、行動した息子を
“本来”の姿の息子だーと、誇りに思っていたかと……

加害者なら、攻めた取材を、もくろんでいた記者は
被害者(死去)ということで、取材を控えた。

そんなふうに、被害者であったことで
世間も、イジメの手をゆるめた感じで
家族のその後の幸せは、守られたのだが………
↑ココで、すごく、複雑な気持ちが残っていることに
気づいた………………………

加害者でなければいいーということが
=被害者=死  という図式しかないのが、辛すぎるんです。
むしろ死んでくれて…などと
思わなくてもいいことが、チラついてしまうのが、酷いんです…

良き息子らしかった、名誉は守られたーかもしれない。
でもでも、子供が亡くなるなんて
受け入れる覚悟をしたとしても
やはり、悲しみは、大きすぎて、有り余るんです……


▼▼▼

端的には、“望み“の選択と逡巡のようですが
自分だったらー
自分の家族だったらーと思いながら見ると
見ごたえが刺さりつつ、
心に痛いです……

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映画『にがくてあまい』★“最重要事項“は幸せの甘さなのかも

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168793/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・マキ: 川口春奈  ←野菜ぎらい
・渚: 林遣都  ←ベジタリアン ゲイ

ひょんなことから、“同居“することになった、マキと渚。
渚は、同居の条件として
自分が作った食事(お弁当含む)を食べることを、マキに課す。

恋人ではない二人が、同居して
いつしか恋に落ちました――という、ラブコメでもないし
マキの野菜嫌いが治りましたーというのが、オチでもない。(*^^)v

キモは、「一物全体」か。
苦みも、酸いも甘いもひっくるめて、受容すべし!
最初は、好き嫌いあっても……(^^♪

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

マキの野菜嫌いには、“ワケ”があったのだが
まずは、野菜嫌いの乙女ちゃんに
ベジタリアン(のゲイ)という組み合わせが
コミカルで、良い。(^^)/

渚はゲイなので、マキに興味なし。(*^-^*)
安全な?同棲生活が始まります。
が、実は、マキは、渚を彼氏にしたい気が…
(野菜は食わねど渚のほうを食わんとす…(^^♪)

渚は、マキの食べっぷりを、気に入っていたので
お弁当まで、持たせてくれるのが、嬉しい!
職場で、“彼氏“の手作り弁当を、自慢するマキ。
↑そんな彼氏なら素晴らしすぎる!(T_T)

渚の元彼?が戻ってきて、ドタバタしたり
渚の、お気に入りの後輩(♂)が
元彼から、ナニかを、教わってしまったりして
ヤキモキするネタも、スパイシー…….(汗)

さて、なぜ、マキは、野菜嫌いなのか?

渚が、受け取った宅配便は、マキの実家:有機農家からだった。
ベジタリアン:渚は、憧れの農家と知り
マキの実家に、色めき立つ♪
――が、脱サラ→有機農家に、転職したマキの実家は
それなりの苦労があり、マキは、野菜嫌いになったと言う。

渚の料理のおかげで、日々
野菜の旨味を(再)認識したマキは
野菜を、克服したように
絶縁状態だった実家に、渚と、帰ってみることになる。
(渚は、野菜を頂くつもりで、トラックで行く♪)

マキの実家に行ったとき
父は、渚を、彼氏だと思い
マキを嫁にもらってくれーと言いますが
渚からは、マキよりお父さんが好みだーと言われてしまい
ああ、この二人が、恋に落ちるのはナシだな…と
ちょっと、がっかりしますが
ずっと、イイお友達という異性もいいかもナ~と思えてくるエンディング☆
ずっと、お料理作ってくれるなら、最高だナ~と思いつつ。(^_-)-☆

▼▼▼

子供の頃、苦味が苦手だったのは、牡蠣です。(^^♪
大人になったら、その絶妙な苦味が
美味しく感じられて、不思議なもんです♪

苦味は、いつまでも、苦いままでなくて
甘いとまでは、いかずとも
ウマ味に、思えることがあるのが、イイね☆

PS:恋愛云々でなくても、その人に関することが
“最重要事項“であるのは、幸せの甘さかもしれない。(*^^)v


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テーマ : 邦画
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映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』★ワケアリの真相と嘘と嘔吐(汗)

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/182389/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・名探偵: ダニエル・クレイグ☆
・ミステリー作家: クリストファー・プラマー☆
・看護師マルタ:
 ウソをつくと吐く ( 一一)

85歳の誕生日の翌日、自宅で、遺体で発見された作家。
自分で、喉をナイフで切っていて
自殺で、処理されつつあったものの
“誰か”から依頼された名探偵登場で
“事件“の真相に、迫っていく――

死の顛末は、わりと早く、わかります。(^^♪
その“ワケアリ“が、探偵に、バレて欲しくないと
見守るような気持ちに、なっているのですが
もっと、“真相“の根っこが、見えてきた!(^^)/
このヒネリが、ニクイ☆(*^^)v

“真相“のほか、見どころは
老作家の遺産をめぐる“骨肉の争い”。
損得だけでなく、生活が、かかってる人は
なりふり構わず、必死!(>_<)
見苦しかろうが、関係ないの……orz

▼~▼内容にふれて雑談です。(ぼかしネタバレ▽要反転)
▼▼▼

老作家の遺産を、アテにしている子供たち。
(なんだかんだ、親の“恩恵“で生活していた…)
老親の面倒を看てきた看護師マルタには
子供らは、感謝はしているので
「これからも、(金銭的)”面倒“はみてあげるよ」などと
“親切“そうな言動もする。

でも、その言動が、そもそも蔑視的なんですよネ…

Ⓐ『マルタは、南米移民で、母は不法滞在者』
いわゆる、弱者的立場です……
弱い立場の人には、親切にしようーと言うのは
人として、当然のことではありますが
彼らには、優越感・蔑視感が、ダダもれてるんです…( 一一)

(そして、Ⓐのことは、とても重要な要素として
“真相”に関わってくる)

老作家は、子供たちに自立を促し、マルタに感謝を示す意味で
遺産は、“マルタに相続させる”遺言を残していた。

すると、子供たちは、手のひらを返して
見苦しい真似を……orz (だとは思う…)
マルタも
「皆さんの(金銭的)“面倒”は、みてやりますよ」とお返しも☆(*^^)v

(↑ココ、痛快☆
お金あげますョーと言うのは、上から目線ですもんね…
見下していた人から、言われるのって….)

ぼかしネタバレ▽(要反転)

マルタは、老作家への注射の量を間違えたことに気づき
解毒剤を探すも、見つからなかった。
老作家は、マルタを殺人犯にしないため
自殺する道を選び、アリバイの助言もしてあげた。
(イイ人すぎる(T_T))
しかし、探偵が調査するうちに
薬をすり替え、解毒剤を奪った真犯人がいることがわかった。
マルタは、悪くなくて、ホッとする。(*^^)v

▽▽▽
▼▼▼

けっこうキモなのは、マルタの“特性“。
嘘をつくと、吐いてしまうの……( 一一)
真実を隠したとしても、話す内容が真実なら、セーフ。

さらっと言ったことも、嘘だと
あとから、“大波“が来て
悪い人に、ザッブーンと……(吐汗…..)
↑ココも、痛快☆(^^♪



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映画『ニュースの真相』★“誤報“にされても”真実“への意地があるから

169511_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169511/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・メアリー: ケイト・ブランシェット☆  CBSプロデューサー
・ダン: ロバート・レッドフォード☆   アンカーマン

メアリーの自伝の映画化です。
ブッシュ大統領の軍歴詐称を、スクープしますが
誤報扱いになってしまった件です。

報道に対して、グイグイ攻め込むケイトの強い姿勢が
魅力でした。
適当な取材ではないのですが
取材相手が、実は、適当なことを言っていたことがわかる…
(ウソではなくても、説得力が弱いことに…)

▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

若い日のブッシュ大統領の軍歴が
優遇されていたーというスクープです。

人間、誰もが、正直であることが求められ
真実を追う報道屋には、真実が何よりも大切でしょう。

かと言って、100%絶対の証拠がそろうとは限らず
しかし、グレーが、限りなく黒に近そうなら
黒とみなせることも、あるのかもしれない……
ケイトは、ケイトなりに裏を取って
“黒“と発表する。

けれど、疑わしきは、“グレー”なので
ケイトのスクープの“不備“をつつく人も、現れて
ケイトは、会社(CBS)に“説明“することになる。

キモは、ある“メモ“。
記入当時の一般的な“体裁“で、印字されていないーという指摘あるも
可能性としてはあり得ることは、反証できた。
しかし、肝心のメモが、コピーなの……orz
さらに、情報提供者が、情報源を守るために
本当のことを伝えなかったことが、
“嘘“と扱われしてしまったのが痛い!

“嘘“というのは、、強い言葉で
“真実を言わなかった=嘘”という烙印で
ほかの物事をも、消し去ってしまった……orz

メアリー(=ケイト)の印象は
いわゆる思い込みで、いいように解釈するというわけでなく
“真実を導くゾ!”という姿勢が、画面から、溢れみなぎっていて
仕事への姿勢として、、勇気づけられるものがあります。

(“誤報“に関して、ひどい誹謗中傷にあい
傷つく様子もありますが、それでもそれでも
心の芯は折れないゾ!という姿勢にも)

ところで、軍歴詐称に、どんな意味があるのか…?

どうも、仕組まれた軍歴により、
ベトナム戦争への動員を免れた可能性を
指摘しているようだった。   (ズルいんじゃないかと)

すると、“関係者“の話の中で
上級国民?は、守られるのは当然?で
ほかにも、“優遇“された人たちは、いたらしい……

そんなこんなで
ブッシュ大統領の軍歴詐称の“真偽“は
証拠メモの“信ぴょう性”へと
視点が、すり替わっていってしまう。

(ちなみに
某大学の某官僚のお子様の裏口入学疑惑の件は
入学試験における差別の問題へと
問題がすり替わっていったような……滝汗)

問題が、すり替わってしまったことについて
精一杯、反論したメアリーだったが
結局、CBSを解雇されて、作品は終わる…orz

その後、メアリーの挽回はなく、
自伝を執筆し、映画化されたことで、
“真相“を残したことが
せめてもの意地のように、思えます。

▼▼▼

たとえ、それが真実であっても
“誤報“とされ、幕引きされたとしても
執筆・映画化etc.など
再び、世に問うチャンスがあるならば
こうやって
出しといたほうが、いいのかもしれません。


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映画『任侠学園』★スジを通して落とし前つけて一件落着(^^)/


178654_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/178654/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・日村: 西島秀俊☆ ←目当て☆
・親分: 西田敏行☆

西島さんが、ヤクザで、学園モノ!?
どんなんだろーと思いつつ
西島さんを信じて
西田親分も信じて、鑑賞☆

暴力団でなくて、義理人情のやくざさん:阿岐本組☆。
高校の再建で、“理事“となった。

西田親分が、ノッケから、牽制してくれる♪
今どきの、お子チャマやモンスター親には
“組の教え“がお灸になって、イイ方向へと
役に立てそうだーみたいなコト。

↑一番の期待は、ソコ☆
ホンネを、大きな声では言えないご時世だけど
ホントは、ガツンと〆てやるのも、大事だと思うの……

▼~▼内容にふれつつ雑談です。
▼▼▼

昔も昔なりに、校内に、理不尽はあって
問題点は、あったと思う。
(いつもイライラしていた、若い教師が
体罰で生徒をぶん殴って、歯を折ったとか…( 一一))

今は、体罰絶対禁止で、そんなことはないのでしょうが
サリバン先生のような、“体当たり親身”も、
ないのでしょうね………
.
部活の問題が、起こりそうなら
部活そのものを、禁止すれば良い――
“仁京学園“は、保護者の要請で、部活がなくなった。

不満分子が、夜な夜な、学校の窓ガラスを割っていた。
バットを、ぶんぶん振り回して。

日村らは、調査して、“犯人“グループを捕まえ
反省させた。 ←落とし前☆

↑したことの責任を取らせるのは、当然のこと☆
割れたガラスを、そうじしましょー!

が!ココで、スジ違いの立腹ち要素、勃発!
主犯格のガキんちょが、親にチクった。
“理事のヤクザ”に、監禁(説教デス)されたと。
しかも
保護者代表の光石研さんも、連れてきて、大ごとになりソ…

↑バ〇なの?(汗)
バットで、窓割ったほうが、悪いだろ!(怒!)
日村らは、裁判上等で
現行犯の動画があるから、証拠提出するゾ!とひるまない。

ガキんちょ君は、証拠動画には、困ってしまうが
〇カなの?
当然だよね…窓割ったほうが、悪いでしょ。

↑こーゆー、反省もせずに
ただ、報復することしか考えない奴、大っ嫌いだヮ。
自分のメンツも、ないのかね。
みっともない生き方だと、思わないのかねェ……

一方
“理事がヤクザ“ということを問題視した、保護者:光石さん。
阿岐本組、あやうし!
――と思って、調べていたら
光石さんは、大手のヤクザと関係してた。
それで、気が大きくなってたみたい。

大手ヤクザのチンピラがからみ
光石さんの娘も巻き込んで、事件(犯罪)が起こってしまう。
ドサクサで、日村は、娘に刺されてしまったり!(>_<)

そこで、西田親分が、テキの親分と話すのがイイ☆
(堅気の光石さんは、すっこんで)
自分たちは、メンツで商売している云々―
不義理なことは、顔をつぶすことになるからと
し~~~っかり、話して、“手打ち“にした。
↑ココの西田親分、アッパレ!説得力!
日村が、ついていこうとする理由が、わかる気がする。

~中略~

そんなこんなで、荒んでいた生徒たちの心に
花が咲いて、終わる。(簡単にまとめすぎ…)

▼▼▼

中尾彬さんも出て、アウトレイジなムード高まってます。(^^)/
どーやら、中尾さんが
“今度は温泉宿“の話を、持ってきたらしい。
西島さんの任侠ぶりが、また観られる!
続編も、観たいみたい!(^^)/


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』★小栗=太宰の活写が映える!

177765_2.jpg



作品について http://cinema.pia.co.jp/title/177765/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督: 蜷川実花
・太宰治: 小栗旬☆ ←適役!
・妻(美知子): 宮沢りえ☆
・太田静子: 沢尻エリカ
・山崎富栄: 二階堂ふみ


太宰さんは、人物像にも作品にも
各自、思うところあるでしょうし
ドラマチックな事実は、もう、ヤバいとしか……

作品の印象は、ストーリー部分は、“語る”というよりも
むしろ、太宰像を見せるための“背景”のよう。
言い換えれば
太宰像を“描いた”ーのではなく
太宰のグラビア写真のシャッターを切ったーよう。
魅力的な男の一瞬・一面を、バシャバシャ活写して
パパパッと、散りばめてみせたよう☆
フラッシュが眩しい印象は、小栗・太宰の魅力でもある♪

▼~▼内容にふれて、ほぼ雑談です。(敬称略)
▼▼▼(太宰ファンにはスミマセン)


中学生の推薦図書に『人間失格』がありました。
(太宰が好き、『人間失格』が愛読書―という同級生も)
ファンには申し訳ありませんが
太宰は、好きになれませんでした……
(妻に迷惑かけてる夫の言い訳は、聞きたくないと言うか…汗)

一方、矛盾するのですが(滝汗)
生活とかけ離れた、芸術世界の中では
破滅的な苦悩の姿が、底なしに魅力的に見えることが、否定できないの。

その人から生まれた“作品“が、心捕らえるほどのものなら
ソレを生み出した、本人の頭の中で、
渦巻く“苦悩“にさえ、惹かれてしまう…

始めは、彼の“知性”に惹かれたとしても
恋心が高じれば、節度は、決壊する。
(始めはソノ気がなくても、やがて、ヤベェ奴になると言うか…)

妻や愛人は、太宰を愛していたと思いますが
彼は、どうなのでしょう……
酔った勢いで、ゆりかごに横たわる感覚で
心地よい女が、欲しかっただけのようにも感じるの…

太田静子には、小説のヒントのために
彼女の“日記“が欲しいだけーの関係になったよう……
なのに、手紙には「いつも思っています」などと
書いていたらしいのは、本心か?挨拶の定型文か?
ズルいね…….

山崎富栄の“恋と破滅”は、“愛の劇場“そのもの☆
死ぬ気で恋する――
二階堂さんも、ヤバい一途さの合う女優ですが
どちらかと言うと、もっと、トロントロンに溶けて欲しかったので
壇蜜さんで、観てみたかったかも…

~中略~  酒と女とタバコと咳の日々

妻にしたら、夫が
他の女と心中するなんて、たまったもんじゃないと思う。
なのに、遺書?には
「あなたを 誰よりも 愛していました」と書き残した太宰。
罪だね~。
筆上手だから、口先だけだろーと思っても
書いている最中は、多分、本気なのだろうと思う……
太宰は、そういう男だと感じさせる。
罪深いね……

結核で、喀血しながら
唇を真っ赤にする太宰=小栗の鬼気迫る表情が
何かに、すべてに、”本気“だと感じさせる。
それは、恋愛にも、愛欲にも…すべてに……

そして
そんな彼を、心でも体でも、抱きしめたくなる女たちの気持ちが
なんとなく、わかってくるような気が……
小栗・太宰に、引きずり込まれた……

▼▼▼

太宰さんは、私には、トンデモない印象は
ぬぐえないのですが
退廃・破滅・不健康・どうしようもない…etc.
小栗さんの太宰像は、強烈に適役だったと思います。
“映(ば)えた!”と思う。(^^)/


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映画『何がジェーンに起ったか?』★ジェニーどうした?姉も…(汗)憎悪の顛末

キャプチャ6




作品について http://cinema.pia.co.jp/title/132110/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
原題: What Ever Happened to Baby Jane?

・妹 ジェーン: ベティ・デイヴィス    名子役だった
・姉 ブランチ: ジョーン・クロフォード  売れっ子女優だった

ジェーンがどうしたのか、気になって鑑賞☆
ジェーンに起こったーというより
ジェーンが何をしたのか?-ではないか?と思いながら見ていると
ラストに、ジェーンに何が起こったのかが、わかった…

かつて、名子役で、家計を支えていたジェーンは
乙女期には、売れっ子女優となった姉のバーターに、なり下がっていた。

ジェーンが起こした自動車事故で
姉は、車いす生活となり、ジェーンが面倒を看ていた。
姉は、そろそろ、自宅を売ろうと思っていたが
(酒浸りの妹を施設に入れて)
妹は、反対する――

ジェーンが、不自由な姉に、“嫌がらせ“し
姉が、追い詰められる様子を、グイグイ見せられます…(>_<)
根底に“嫉妬“と”憎悪“があるのは、バレバレです。
が、その根は、予想以上に深かった!(~_~メ)

▼~▼ 内容もネタに雑談です。 
▼▼▼

妹ジェーンが売れっ子だった、子供の頃は
姉が、悔しい想いをし
乙女の頃は、立場が逆転。
老境になっても、TV放映される、自身の出演作を、自慢に思う姉。
それを見たくない妹は、隣人の賞賛も、聞きたくない…

“嫉妬“というのは…どーしょーもないです…orz
自分が、これみよがしに、何かしたわけでなくても
誰かの心が、勝手にやっかむのを、防ぎようがない…orz

心の中で、やっかむだけならまだしも(汗)
わかりやすく、“イジワル”するんですよね……(>_<)
不快にさせて、鬱憤はらしてるつもりなんでしょーが
虚しくないか?いや、虚しいはず。
だって、イジワルしたところで、嫉妬の大元は、解決も消滅も、しないから。
満たされないから、どんどん、エスカレートする…( 一一)

自動車事故も、姉に嫉妬した妹が、轢いてしまった―
酔っていて記憶のない妹は、素面になったら、さすがに気が咎めて
姉の介護を、ずっとしてきたよう。

けれど、“気持ち“を、ずっと同じに保つのは、難しいコトだし
経済的に、姉の支配下にある、窮屈さもあり
酒浸りの生活も、エスカレートし、
“情緒不安定”になっていた、妹。
(↑同居&介護生活には、色々あるでしょ。不満の蓄積要素が。(^^♪)

自宅を売却する話が出てから、イジワルがひどくなる妹。
(姉の介護があっても、自宅がいいのか)
姉のペットの小鳥(!)やネズミを、姉の食事に供し!
そのうち、食事も出さなくなった……(>_<)

そこからは、監禁&飢餓状態の姉が
誰かに救い出されるのか!――というムードになります。
通いのお手伝いさんや、妹が募集した伴奏の男性
隣のおばさんが、ヘルプ候補となります。
いよいよ、救出か!というとき
そのヘルプ要員は、妹に、殺されてしまった…orz

妹は、子役の頃の栄光を、再び夢見ながら
瀕死の姉を連れて、浜辺へと逃走します。

しかし、いい熟女が、子役と同じ格好で
子役の歌を歌っても、リバイバルは無いでしょ….( 一一)

栄光を知る人は、それが癖になって
夢よもう一度と、見果てぬ夢を、追いかけそうなのですが
時代は回るから…自分は、カラ回り……
残酷な時の流れでは、あるけれど
その残酷な時間の中で、
栄光が、もたらされたわけでもあるから…ね……

浜辺で瀕死の姉が、口を開いた。
(死を前にした、懺悔のよう)
ジェーンが、自分(姉)を轢いたことになっているが
真相は、逆だと言う。ナンと!

パーティで、ジェーンが、自分をバカにしたことが悔しくて
酔ったジェーンを轢こうとしたが、よけられて
運転した自分が、怪我をしたと。
しかし
逃げたジェーンのせいにしようと、車から這い出て
被害者を装った、と言う姉―― すごい執念だ…

ジェーンのイジワルぶりから、
相当、姉に、嫉妬と憎悪を感じていたのが
滲みでていたが
姉も、ジェーンに、かなりの憎悪を感じていたとは…(>_<)

確かに、子供時代を思えば
妹憎し!の感は、短いシーンでも、伝わっていた。
けれど、乙女期には、立場は逆転していたわけだし……

しかし、憎悪の根っこは、一度、張ったところからは
“消える“ということは、ないのかも……(滝汗)
ことあるごとに、思い出され、
悔しさや怒り・嫉妬という悪しき感情が
増幅し、膨張し、自分自身を、狂わせてしまうのかも…(T_T)

酔っていたジェニーは、自分のせいで、姉を轢き殺しかけたー
と思い込まされていた。
真実を知ったら、ジェニーは、怒り狂うのか?
と思いきや、ジェニーは、優しくふるまい
姉のために、アイスクリームを買ってくるーと言った。

この“アイスクリーム”の件は――
子供時代、ジェニーは、仕事(ひと稼ぎ)のあとで
わがままを言って、買わせるとき
自分のだけでなく、姉の分も、要求した。
それは、優しさよりも、稼ぎ手である自分の優位性に見えた。
(買ってやるョ 的な)

このアイスクリームも、それか…?

両手に、アイスクリームをもったジェニーに  (お金払わず(>_<))
殺人容疑で、警察が近づき
浜辺の人々も、集まってきたところで
ジェニーは、スター気どりで、踊りだした。
(早く、アイスクリームもってってあげて!と思う…(>_<))

彼女は、ずっと何年も、失われたこの時間・この感覚を
待っていたのかも、しれないけれど………….

▼▼▼

嫉妬・憎悪・確執―の作品にあって
姉妹役の女優は、実際、仲が悪かったそう……
(迫真の演技は、地?(汗))

たとえば、“赦し“や”優しさ“が、あったとしても
本心は、どこにあるのかは、わからない……
根っこがあれば、ブリ返すこともあるし……(汗)
憎しみのエネルギ-は、すごい…
自分をも、いつかきっと、滅ぼす…( 一一)
とりあえず、イジワルは、やめときましょ☆(^^)/

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映画『七つの会議』★核心にネジ込む企業ミステリーwithパワハラ?


176018_1.jpg

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176018/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・八角営業一課係長: 野村萬斎
・北川営業部長: 香川照之☆ ←期待通りの怪演!(^^)/
・原島営業二課長→ 一課長: 及川光博

その会社で、ナニがあったのか?
ナニを、誰が、隠しているのか?

そんな、真実捜しの面白さもですが
香川さんら、存在感ゴリゴリの役者さんたちの芝居は
見た甲斐、あった~☆

居眠りダメ課長の八角(やすみ)は、元々
出世街道爆走中のヤリ手社員だったーと言う。
なのに、ナニがあったんだ…?
ちなみに
御社は、パワハラその他、大丈夫ですか?(^^)/

▼~▼ 内容にふれて雑談です。 (核心へのネジ込みは内緒(^^)/)
▼▼▼

まずは
大手企業さんにお勤めの皆さま、お疲れ様です!
ノルマ・パワハラ・〇〇ハラ…etc.の渦の中
よく耐えて頑張って、本当に、頭が下がります。

冒頭の、香川=北川部長の鬼の迫力ョ!(>_<)
売って、売って、売りまくれ!!
確かに、商売は、そーなんですが(汗)
フツーに売ってちゃ、ダメだな……との暗黙のムードが…(>_<)

ノルマ達成できない及川ミッチーは
その圧迫ストレスで、吐いてしまう…(吐)
心、病みそう……
いやいや、病んでる場合でなく、
ミッチーは、しなやかにがんばる姿勢を見せるのが、心強い。(^^)/

ダメ課長:八角のいる、営業一課は、好成績。
愛之助課長が、バリバリやっている。だから
年長の八角を、クズ呼ばわりする――が、それがまずかった。
八角が、パワハラで訴えたため、
愛之助課長は、異動させられ
及川ミッチーが、二課から、“花の”一課長になった。

しかし、及川ミッチーは、浮かれるでなく
ヤリ手の愛之助課長の異動に、ナニカを感じ
調べ始める。

ところで――
社内では、“競争“もあります。
それが、売り上げも含めた
会社のためになっていれば、有益ですが
やっかみの足の引っ張り合いなら
むしろ、命とり。( 一一)

経理部は、営業部を敵視していて
会議では、あら捜しを披露して、潰そうとする。
結局、それは、営業部の香川=北川部長に言いくるめられて
“時間の無駄“ということで、終わる。
(香川さんに当たったら、当たったほうが砕けそう…)

同期入社の社員同士、出世競争もあれば
大なり小なり、やっかみはあると思います。(滝汗)
そのやっかみが、会社に、
経済的・時間的・マンパワー的に、
ムダをもたらしている可能性も、大なり小なり、ありソ……

経理部の件は、撃沈の巻―と言う、ムードで過ぎ
物語は、いよいよ、核心へと、ネジ込まれていく。(オット!)
そのカギは、
会議中、及川ミッチーが座って壊れた、椅子だった…

~中略~

スーパーエリート街道まっしぐらだった八角が
その道を、自ら、外れる決断をした、その昔
同期の北川=香川課長は、敢えて、“貧乏くじ”を選んでいた。

同情心や、断れない圧迫などがあると、
それが、“ドロ船“だと感じていても
乗ってしまうことが、ありません?(汗)
しかも、もし、誰かと一緒なら、どーにかなると思っていたら
乗っていたのは、自分だけだったーと言う…orz

八角は、ある意味、ダメ社員という“逃げ“に、徹していたかもしれないが
北川は、会社と“心中“した気概で、ドロ船に乗っていたのかもしれない…
だから、鬼だと思っていたのが、北川でなく
ラスボス鬼が、他にいるとわかったときは、ホッとしたかも………

――が、会社の複合組織が巨大だと
個人は、その中の、小粒の歯車でしかなく…….orz
もっともっと、大きな鬼の大親分が、奥の院に……
桃太郎にも、届かない……?orz

しかし、八角は、会社の“体質”に、
目をつぶることなく、“正義“を果たした。
しかし、
“正義“は、悪だけを、成敗せず
罪のない社員への犠牲をも伴うのが、心苦しい……
逆に、
その役を担えるのは、“ダメ社員“八角しかいない…というのが、現実か…

▼▼▼

仕事(商売)は、今年よくても
来年、どうなっているか、わからない不安もあります…
でも、信用第一☆
誠心誠意・正直にやるほかないと、思います。(^^)/

PS:無人販売でもお金をきちんと払う、とか…(^_-)-☆


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映画『人魚の眠る家』★母親の愛が痛いほど刺さるwith咎め


174949_2.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174949/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・母(妻): 篠原涼子
・父(夫): 西島秀俊


プールの事故で、“脳死“状態になった娘をめぐる物語。
予告編で
自宅に戻った娘を、介護する母が
「この子が死んでいるなんて、もう誰にも言わせない!」
という叫びに、母親の愛情が強く刺さった――と思い
母親の娘への愛の物語なのだろうーと思っていました。
確かに、そうなのですが――
例えば、
その人と離れがたい強い想いは、愛だけでなく
贖罪のような咎めのような“後ろめたさ”“ーというのも、あるのかも…

そして、究極の?“脳死状態”を見せられたことで
新たに、具体的な感想が、沸き起こったーと言うか……


▽~▽ネタバレで雑談です。(見て感じてほしいので要反転)


プールで、沈んでいたところを、発見された娘は
救命されたものの、“脳死状態”とされる。
親の悲しみは、いかばかりか…orz
祖母と弟といとこと出かけるのを、元気に、見送ったのに…orz

“脳死状態”=死亡宣告ではなく
臓器提供の意思があれば、脳死判定が行われ
判定されれば、(心臓が動いていても)死亡となる。
(臓器提供の意思がなければ、心臓死が死)

優しい娘の遺志を汲んで、親は、臓器提供に同意するが
わずかな手の動きに、可能性を見出した母親は、撤回し
自宅で、介護することになる。

プールに連れていった祖母は、責任を感じ、介護を手伝う。
夫の浮気で、離婚するはずだった妻は
介護に専念するため、夫に、離婚をとどまってもらった。

“脳死“と言われても、死でなく、眠っている人として
接する母や家族。そのときは、違和感を感じなかったが…

あるとき、夫の会社で、障がい者さん用に開発している機械を
横隔膜につけようと、夫が提案した。
電気信号が、呼吸運動させるので、呼吸器を外せると言う。
熱心な担当者(=坂口健太郎さん)も、たびたび、出入りしてくれた。


呼吸運動のおかげで、“元気”になった娘を見て
夫らは、手足の筋肉にも装置をつけて、動かせるようにした。
手足を動かせて、体力もついていくー
母は、娘が生きているーと言う実感を、強くする……

しかし、このあたりで、違和感を感じてくる……
障がい者さんの場合には、動かそうとする意思を、補助する装置だが
脳死状態の娘には、誰かが操作した電気信号で、筋肉が動いているだけなのだ…

究極は、それを、顔の筋肉につけて
笑顔を、作りだしたときだった――
笑顔は、本人(の脳)が、嬉しい楽しいときに出るもの。
それを、電気信号で、作り出す意味とは??????

臓器提供のときだけ、脳死が人の死~というのは
我が国の国民感情で、そうなっているようです。
心臓は動いていて、手足も温かければ
死を感じられない―というのもわかります。

けれど、たとえ
機械で手足が動き、体温が保たれ、表情も作れたとしても
ここで感じた違和感には、脳死は人の死―との思いが……

すると、そんなこんなで、母は、娘に包丁を突き立てた!
すでに死んでいるというなら、刺しても、それ以上死なないはずだ!と……
娘の死を、受け入れたくない痛みは、こっちにも、刺さる…

そのとき、いとこちゃんが、涙で訴えたのが、辛い……
彼女は、仲良しいとことはいえ、よく来てくれていたが…
実は、プールで、娘が溺れたとき
いとこの“飾り“を、拾ってくれようとして、排水溝に、吸い込まれたらしい。
いとこは、娘が、自分の身代わりになったと思い
幼いながら、将来、介護を手伝う覚悟をしていたことが、わかる。

自分のせいだーと咎めていたのは、祖母だけではなかった…
一緒に行ったいとこも、自分のせいだと……orz
たとえ、もう、死しているーとしても、
生きた体を介護したい、しなくてはいけないーそんな覚悟か……
(デリケートなことなのに、雑な言い方ですみません…)

母は、娘と一緒に、“散歩“もしていた。
娘が生きているアピール?とも、思われたのだが….
それだけでは、なかった。
娘は、生前(死の直前)、母に描いてみせた場所があったのだが
母は、忙しさにかまけて、よく見てやらなかった。

娘と一緒に、その場所に行くために
“眠る娘“を連れて、その場所を、捜していた―――

それは、母親の贖罪?のための、自己満足でしかない、とは思う……
娘が元気なうちに、介護以上のことを、してあげればよかったのだ…

けれど
親は、バカな生き物で、子供のためだと思えば
他人には、オカシイと思うことでも、理屈に合わないと思うことでも
やらずには、いられないんですよ……
涙が、込みあげてきたよ…………………………………

その後
気持ちの整理がついたーということも、ありつつ
きっと、娘は、誰かのために生きたいはずだーと
臓器提供することになった。

そして、ラストシーンが、冒頭のシーンに呼応した。

心臓死は、心臓が止まったときーならば
娘の心臓は、まだどこかで、生きている。  (←ムリを承知で)
それも、心の支えかと。



篠原涼子さんの“母親“像には、
思うところ、込みあげるものがありました。
子供に何かあったら、冷静ではいられない…
それは、よ~~~く、わかるから…….


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テーマ : 邦画
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映画『2重螺旋の恋人』★最後まで油断できない幻惑ミステリー(^^)/


175955_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175955/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・監督: フランソワ・オゾン☆


“愛と官能の幻惑”――の文言に惹かれて、鑑賞☆(^^)/
とはいえ、オゾンの“幻惑“は、甘い愛の感覚とは違うはず。
奥に入れば入るほど、わからなくなっていくの…(汗)。
でもソレが、快感の余韻になる、オゾンの魔法…(^^)/

腹痛に悩むクロエは、“心の病“の可能性で
精神科医ポールを受診する。
いつしか二人は、恋に落ち、腹痛も落ち着く。
あるとき、クロエは、ポールに瓜二つの精神科医ルイを知る。
温厚なポールとは違って、強引なルイにも
クロエは、惹かれていった――

↑三角関係での、女ゴコロ描写も興味あるところですが
見せていくのは、ソコではない。

ポールが、兄ルイの存在を伏せていた理由が
クロエに、明らかになるにつれ
ミステリーのスパイラルが、加速していく!(^^)/

ポールとルイは、双子だから区別がつきにくいのも、ミソ…(汗)


▼~▼ 内容にふれて、雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼

ココでの男女関係は、ロマンチックな情愛というより
観念的か…。その一方で
生生しい肉体の交歓も、印象的です…
(見ちゃおれん的な…(>_<))

二人の男の存在は
クロエが、今逢っていないほうの男のことを想う――
という設定をつくる。(但し、セリフでさらっと説明)

ないものねだり、現状に満足しないー
女の恋のわがままを、象徴するかのようで
ソレは、よくあるかな…(^^♪

チラシは、よく、表しているかもしれません。
素っ裸で、向かい合ったからと言って
その人の本質が、見えているわけではない…
自分が愛することで、その人のすべてが、自分のものになったように思いこんでも
その人の“すべて”など、実は、わかりようもない……

自分でさえ、本当の自分=本心を
無意識に抑え込んでいる可能性は、大です。
いつか、何か(誰か)が、自分の殻を破らない限り
本当の自分を、知ることもないのだとしたら
自分自身こそ、人生最大のミステリーなのかも!☆

▽要反転▽ネタバレ!

ポールが、ルイと疎遠(無視)になったのは
恋人サンドラが、ルイに騙されて “関係”し
彼女が、自殺未遂した事件があったから、と言う。
(実は、サンドラはルイ狙い?というガセ?もあり)

サンドラとは違って、クロエは自ら、ルイとも関係をもったのだが
なぜか、逢いに行ったサンドラの母に、罵られる…
(なんか変だゾ、というムードが…)

母に疎まれていたクロエは、実は、密かに“サンドラ“と名付けた姉を
自分の心に持って、生きてきた。(名前、偶然か?)

そこから、眩むような困惑が、加速していく。

ストーカーまでしたルイを、“抹殺”すべく
もう会うまいと思っていたルイを訪ねたクロエは
そこで、ポールも見つけ、混乱の中
ルイに発砲した。
その衝撃で、クロエの体に異変が――

妊娠していたと思っていたクロエの体から
胎児のときに、クロエの体にとりこまれた双子の片われが
腫瘤になって、出てきた。
(それをサンドラとする)

腫瘤の摘出とともに、ルイも消えたよう…
サンドラが見せた幻だったのか……?

ラストシーンは、ハッピーエンドっぽく
ポールとクロエは.、愛し合う。
が、オゾンは、無難に終わらせない!(^^)/

クロエは、行為の最中、サンドラの姿を見つける。
彼女は、激しく、何度も、ガラスの戸張を叩き
破片が、飛び散った!

サンドラの形相からは、クロエへの嫉妬や怒りも感じるが…
もう一人の自分としてのサンドラが、打ち叩いた“戸張“なら
クロエがまだ破っていなかった、別の殻なのだろうか?(官能含む)

いずれにせよ
ガラスの破片は、痛みとともに、クロエにも
見る側にも、突き刺さるよう…………

▽▽
▼▼▼

内容をまとめるのに
邦題は、言い得て妙☆

愛の物語というより、幻惑ミステリー。
最後、タネ明かしを期待して、油断していると
グサッと刺さるので、ご注意☆(^^)/


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映画『日日是好日』★樹木先生にお茶と色々教わる醍醐味☆


174476_1.jpg


作品について  http://cinema.pia.co.jp/title/174476/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・お茶の先生: 樹木希林☆
 ←すごく楽しみでした!(^^)/
・典子: 黒木華

樹木さんがお茶の先生の、お茶の映画☆
その世界に、浸りたかった~!(*^-^*)

樹木さんが教えてくれる“作法“で
すっかり、生徒さんになった気もち☆
習い事だから、“指摘事項“もあるけれど(汗)
樹木さんの、深くて広いフトコロには、また還りたくなる…

そして、これは、“お茶の事始め”だけではなく
典子が、習い続けた24年の年月の“感慨”でもあるのが、
渋くて、イイところ……

何より、樹木さんの佇まいの素晴らしさは、説明できない…
習うより慣れよ?――作法か…
考えるな、感じろ!――ソレだ。(作法も(^^♪)


▼~▼ネタバレして、ほぼ雑談です。
▼▼▼

私が、後悔していることの1つは、
義祖母から、お茶を習わなかったこと。(既述かと)

義祖母は、心許せるおばあちゃんという存在ではなく
何か失敗すれば、上げ足を取られるというか
親戚中に、広まってしまうので
子供の私は、“怖くて“、習いに行けなかった……orz
(別に、気しなければいいのにね…(^^♪)

新しいことは、知らないし慣れないから、失敗は当たり前!
典子も、初めは、ひどかったのよ…(汗)。
でもだから、お稽古を続けるわけだし……(^^)/

「型から入るのよ」
形式主義ですか?と聞かれた先生は、タジタジ…(汗)
「形を作って、そこに心が入るのよ」
カタ苦しいーこともありますが(汗)
某お茶の先生曰く、非日常的な動作をすることで
普段と違う心の世界に、行かれる云々―と。

↑私、個人的に、その必要性、日々痛感!。(^^)/
日々是多忙―だと、心を亡くしそ……orz
かといって、すぐに、気分転換できるわけでもなし……

典子が、行き詰まったとき、
先生のところに稽古に行ったのは、まさに、ソレ。
お点前することで、心が、変われる。

作法だけでなく、先生の御茶室の掛け軸が、いつもナイス!
そして、季節のお茶花・季節のお菓子……
この空間は、至福でありますゾ!!(感じて!(^^)/)
(樹木さん先生に、私も、習いたかった!(>_<))

お茶でよく言われる~一期一会~
典子は、日常の中でも経験する。

実家に行けば、いつも逢えた父。
たまたま今日逢えなくても、また逢えるはずだった。
しかし、逢えなくなるときは、突然来た……

先週お稽古して、今週も同じことをして
でも同じではなくて、少しずつ、体が覚えて、
自分のものになっていくのが、進歩という変化なら
変化は、いつも起こっている。

恋も、そう。
昨日、愛してくれた人が、今日は、心変わりすることもある…
典子は、恋人との別れも経験した…orz

同じような顔をした毎日は、一度として、同じときはない。
このときは、もう、一度だけ……

そして、先生が言う。
(初釜は)毎年“同じこと”をするけれど、“同じこと”ができることが幸せだと…
↑コレも、年々、なんか、身に染みる言葉かも……
同じであり、同じでないけれど
馴染んだ、その“ひととき“が、再びめぐる幸せよ……

それが、この度は
亡くなられた樹木さんに、重なるんです……
樹木さんの役柄・演技を見たくて、出演作品を、楽しみにしていたのに
“終わり”が、来てしまった……orz
だからだから、“同じことができる幸せ“のくだりは、
説得力以上の切なさが、グッと、こみあげてくる………

▼▼▼

良い時もあれば、悲しい時もあって
暑い日もあれば、氷たい雨の日もある……

同じことの繰り返しでも
まったく、同じひとときではない……

酸いも甘いも  刹那も永遠も
み~~んな、ひっくるめて
日日是好日☆  を
じんわり感じられる余韻が、イイ☆


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映画『泣き虫しょったんの奇跡』★色々辛かったけど実力あればこその“棋跡”☆


175083_2.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175083/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

プロ棋士:瀬川晶司さんの自伝だそうです。
年齢制限(26歳)で、一度は、プロ棋士を諦めた瀬川さんに
めぐってきたプロへのチャンス!

↑まとめれば、そっけないのですが…(^^♪
演じる松田龍平さんの、ポーカーフェイスというか
表情が読めないというか、
ひょーひょーとしてるムードに、引っぱられつつ
反面
一所懸命さ・必死さ・絶望感、そして、涙…と言った
込みあげる感情に、心つかまれました!


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

しょったんこと瀬川さんは、隣に住む将棋友達:鈴木君と
切磋琢磨して、強くなり
プロ棋士になるべく、奨励会に入会し
期限の26歳までに、プロへの道をつかもうと、がんばります。

試験関係もですが、自分が、合格することを信じて
ひたすら、ソコに向かっていますよね。
もし、ダメだったときのことなんて……( 一一)

(しょったん曰く、プロ棋士になれなかった人は
湖で、入水自殺した人もいたらしい……)

だから、最後のチャンスで敗れ、プロへの道が断たれたときの
瀬川さんの姿は…自分が絶望したときに重なるかも…orz

一見、ただ、町を歩いているだけに見えるけれど
そのときの彼は、“ゼロ“になっていた。
子供の頃から、プロ棋士になることだけ、考えて生きてきて
今、その道が断たれたら、自分には、何も残っていないと…orz
足元のアスファルトが泥沼化し、
底なし沼に、沈んでいく瀬川さん…(>_<)

それでも、死ぬことはないので
大学に進学し、就職。
(将棋は資格じゃない、と面接者に言われたが、就職できてよかった(*^-^*))

しかし、その間、お父様が交通事故死!(>_<)
生活費の心配はさせまいと、がんばっていたのに…orz
一方
「好きなことを仕事にしろ」と言っていた父の言葉が
心に残っていく瀬川さん。

隣の鈴木君が、アマ名人になったこともあって
再び、アマとして、対局に取り組む瀬川さん。
このときは、楽しんで、のびのびやっていたよう。

しかし、元々、実力ある瀬川さん♪
プロとの対局でも、勝ちをのばし、
“アマ“のままではもったいない、と後押ししてくれる人が!

26歳までという年齢制限は、崩せそうもないプロ将棋界。
既得権もあって、すんなりはいかない……
それでも、自分のことのように、後押ししてくれる人の存在は
本当にありがたい!
捨てる神あれば拾う神あり☆

そしてついに、“プロ試験“にこぎつける。
プロとの対局:6戦中3勝すれば、合格。
対局の様子を見守るのは、
プロを夢見て、なれなかったあの人、この人……

鈴木さんは、瀬川さんに
自分のためでない将棋を指すように、助言していた。

同じ土俵にいる同士は、
仲間でありながら、ライバルでもあって、
切磋琢磨しつつも、牽制しあったり、
尊敬もしつつ、やっかみもあるかもしれない……
今、瀬川さんが“プロ“を賭けて、対局することは
夢破れた人の人生を、何も変えることはないだろう。

けれど
同じ夢を見た者なら、苦しみも喜びも、よ~~くわかっている。
自分が尊敬し、あるいは見込んだ、
すばらしい才能が、今、ついに、花開かせんとするならば
応援したくなるのが、人情でしょ!

“夢を託される“というほど、サックリしたことではないとしても
自分が勝って、前例を作ることで
次の人たちへの希望にも、つなげることができる――

もちろん、今は、自分のために勝つ将棋をするのだけれど
“自分“に、囚われなくなったほうが、
本領発揮できるのかもしれません。

すんなりではないけれど
3勝して、遂に遂に、プロ棋士になったしょったん!
うれし涙は、アリですよ。(^_-)-☆

▼▼▼

小学生時代の担任:松たか子先生が、イイ☆
困ったときの“ドラえもん”のイラストハガキも、うれしい。

がんばっても、めったに、奇跡は起こらないかもしれませんが
“プロになって然るべき!“と、
思わせるほどの成果(実力)が、あればこそ!

“棋跡”と呼ばせていただきます。(^^)/


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映画『ニンゲン合格』★若い西島さん♪目覚めた日々は合格デス!(^^)/



キャプチャ33


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/1423/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・監督: 黒沢清
・豊: 西島秀俊☆ ←目当て 若い!
・藤森: 役所広司
・豊を轢いた室田: 大杉連



14歳で交通事故に遭い、24歳で意識が戻った青年:豊。
10年の眠りを取り戻すべく、奮闘し
ついには、未来が開けそう?
―――大抵、そうですよね…
“ニンゲン合格“と言ってるし……(^^♪
でも 
「俺、何か失くしたの?失くしたものもわからないのに、取り戻せったって」
(by豊)

豊が帰った“自宅”は、両親と妹が離散していた。(それが全てな気がする)
若い西島さんの、棒っきれみたいな存在感が、新鮮。
棒っきれは、自分で立とうとしつつ、何かにも立てかかりたい…
そんな豊を、見ていきます。


▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

豊の退院に付き添ってくれたのは、藤森。
豊の自宅敷地内で、釣り堀経営とゴミ処理業をしている。
父の旧友らしい。

父は、海岸出張と称し、留守がちで
要するに、退院した豊を、藤森に丸投げした形…(>_<)
母も妹も、それぞれ、別のところにいる……

24歳に成人したとはいえ、家族のいない豊の
淋しさやら不安やらが、画面から感じるのが、痛い…
たとえ、一人で何かをしていても
家族が離散しているのと、同居しているのでは、感覚が違うよね。

豊が、グレフルジュースを求めて、自販機をめぐったとき
帰国した父が、豊を追い回すシーンが、印象的。
その直前、豊は、“無責任な”父から離れたい衝動で、立ち去ったと思うが
父が追ってきたので、便宜上、“買い物“を言い訳にしたよう。
父も、豊の不機嫌を察してか、ついて回るが、そんなの無意味なんです。
そんなに気になるなら、親身に関わって、面倒を看たらいいのに!

そんな父に、大丈夫か?と聞かれて「大丈夫だよ」と答えた豊。
大丈夫じゃなくても、
何もする気のない父に、大丈夫じゃないとは言わないよ。
10年の眠りから覚醒したばかりの息子の、何が大丈夫なんだろ、この父は!

と、私が怒ってみても
豊は、家族への苛立ちを、怒りとして爆発させないんだナ…

母を捜し当て、一時、自宅で一緒に住むが(妹も合流)
やがて、母は、戻っていった。
10年を取り戻すーと言っても、現実は、なかなかね…orz

だから、母が洗濯物を干していたときに、彼は言った。
「また、皆が、そろうときがあるのかな」
彼は、意識不明になる前、家族・家庭が存在していた頃に
戻りたいんだよね。皆が、そろってほしいんだよね。

でも、母は、現実的にしか、答えられなかった。
いや、現実がどうのでなく、(両親の)自己都合というべきか?

豊も、前向きに生き始め
迷い込んだ馬を買い取り、昔、自宅で営んでいたらしい
牧場経営を試みていた。
生活の基盤ができると、生活に現実味が出ますもんね。生きがいも☆

なのに――
豊を轢いた室田が、たまたま来て、牧場を破壊したーー
事故を起こした自分の人生が、メチャメチャになったのに
被害者の豊が、人生を取り戻すのが許せない、などと怒り狂って!(>_<)
↑ムチャクチャ言ってる!( 一一)

可哀そうに、豊は、うまくいきかけた人生のほうが、夢だと思い込み
自分で、牧場を壊滅させてしまう……

それでも、豊は若い。
藤森と馬と一緒に、“できるだけ遠くに行きたい”との希望を胸に
藤森のトラックに乗り込んだ。

しかし――
トラックを降り、ぐずる馬を乗せようと、そんなこんなする間に
廃棄物の冷蔵庫が崩れ落ちて、下敷きになってしまった!

駆け寄る藤森に、豊は尋ねた。
自分は存在したか?と。
10年の空白と、その後のふわふわしたような日々?に対し
せめてそこに、家族の確かな愛情があれば、
もっと手ごたえある、今日を実感できたのかな…

バラバラ家族に対し、怒りを、露わにすることもなく
むしろ、カスカスの“空虚“が、彼の存在感を希薄にした?
横たわる豊に、藤森はキッパリ答えた。「存在した」と。

奇しくも、豊の葬儀にそろった家族たち。
このときを、豊は望んでいたね……orz
この両親、なんとかならなかったのか?
藤森さんは親切でも、親ではないからね。

豊が、10年前、事故死していたら
その後の喜びも悲しみも、なかった…
大変な想いをするなら、目覚めないほうが良かった?
いやいや、そんなことは、もちろんない。

生きて生活していくということは、人生を続けるということはー
日々そうだと思うけれど、面倒でしんどくて、大変なことです。(>_<)
豊が、やり場のない気持ちを抱えている様子が、秀逸☆
そして、やりきれない不慮の死……

けれど、だからこそ、目覚めたあとの豊の日々に
意味がなかったなどとは、思わない!!!!!
豊が死の間際に、“自分の存在“を確かめようとしたけれど
そんなことをしなくても、豊の“生きざま“を見ていれば
豊が、生きている意義は、キラキラ感じるよ!

▼▼▼

“ニンゲン合格“だった?と、聞くようなヤボはせず(^^♪
でも、“合格“なんだと感じる、じわじわ感がイイ☆
ああ、でも、残念……orz


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映画『のみとり侍』★江戸の色事と人情をお届けする話(^^)/


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/174054/" title=" http://cinema.pia.co.jp/title/174054/"> http://cinema.pia.co.jp/title/174054/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。原作未読です。

・小林寛之進: 阿部寛
・近江屋: 豊川悦司 ←“愛の技“のお手本
・長屋の浪人: 斎藤工 ←のみとりもせず、昼顔も咲かせず(^^♪

猫の蚤とり屋さんは、蚤とりついでに上がり込んで
談笑?男娼?するらしい。(^^♪

主命で、“のみとり生活”する羽目になった寛之進。
「武士から刀を取ったら、ただの世間知らず」(by寛之進)
その“世間知らず“が、一番、”世間どっぷりな世界“に
入ることで起こる、“風俗絵巻“を見せられつつ(^^♪
困った人を助け、助けられる人情噺へと誘われる
痛快娯楽時代劇でありました!\(^o^)/


▼~▼ ネタバレで雑談です。(R15!)
▼▼▼

1. “下手”のあとさき(^^♪


寛之進の“のみとり1号”は、亡き妻に似た女。
多分、妻と同化した夢も見たかもしれないが
その彼女から「下手」と言われる……orz
そう言われたら、現実に、目が覚まされますよね…

リベンジの気持ちは、プライドよりも
幻の亡き妻への想いのためか?

そこで出会ったのが、近江屋なる粋な男☆
手練手管☆百戦錬磨☆の妙技を教わらん♪
百聞は一見にしかずーということで、見学=のぞきます。(^^♪

寛之進の“ノゾキ”が絶妙ョ!(^^)/
近江屋と女のからみ(汗)を、つい立て越しに見るので
大胆すぎて、見えちゃいそうでコワいのに
見えそうで見えない、見せないの……
こんな“見せ方“も、妙技ョ!(^_-)-☆

ノゾく寛之進も、でれっと見るのではなく
「お~っと、ココで云々……」と
テルマエ・ロマエよろしく、実況してくれるので
楽しく見学できます♪


2.うどんこ  こんどう  ( 一一)


寛之進のお手本:近江屋は、浮気防止の“うどんこ“を
妻(前田あっちゃん♪)から塗りたくられていた。
寛之進は、お手本の房事のあと、持参のうどんこを使わせるが
塩味でなかったことで、あっちゃんにバレてしまい
入り婿の近江屋は、家を追い出され、寛之進の長屋に来て
“こんどう“と名乗ると、洒落る。

ちなみに、あっちゃん妻には、房事では(汗)
かまれたり、ひっかかれたりしてたらしい、うどんこさん♪(^^♪


3. 斎藤工さん♪  のみとりのフェイント感あり(^^♪


多分、“のみとり”希望者が多そうな、工さんですが
今回は、女っ気ナシ。
近江屋は、妻にひっかかれたようですが、
工さんをひっかくのは、猫ちゃん。(女ではない)

お気の毒に、長屋の子供にタダで読み書きを教えているのに
お食事の差し入れもないようで
猫が食べる魚を取ろうとして、ひっかかれるの…(T_T)
そして、腕が腫れて、生死の境をさまようほどに!(>_<)

こんどう(近江屋)が、知る医師を呼びにいくが
途中、馬に蹴られて記憶喪失になって戻らず
寛之進が、工さんの“伝家の宝刀“を薬代として
医者に駆け込む。
その刀に、実は、価値がないことを知っていたが
医者は、寛之進の誠意に感服し、治療してくれる。


4.終わりまで怒涛の展開(^^)/

為政者が変わると、方針がくるっと変わる。
田沼意次時代が終わり
のみとり業は、処罰(ノコギリ挽き)の対象になってしまう。
ノコギリ挽きを阻止しよう、と見張ってくれるのは、
のみとりの元締め夫婦たち。

するといきなり、寛之進は、もといた藩の士たちに
ワーッと訳も分からず、連れ去られていく。
藩邸には、記憶喪失のこんどうが居て
寛之進の姿を見て、思い出す――

時代が変わり、下手と言った女の運命も変わり
寛之進の処遇も、変わっていく。
最後まで、あんこが詰まったような内容で
気が抜けません。(^^)/

▼▼▼

前半は、色事(肌の温もり?)に、
ハラハラドキドキしてしまいますが
後半は、運命の中の生きざまに、
人情(心の温もり?)が練られているようで、まずまずかと☆(^^)/


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映画『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』★熟年夫婦の家と人生を“内覧“する♪

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168659/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
原題 : 5 FLIGHTS UP
・夫: モーガン・フリーマン 画家
・妻: ダイアン・キートン  10年前に退職

熟年夫婦が、数十年、住んだのは、
エレベーターのない、集合住宅の5階。
そろそろ、エレベーターのある家に住み替えようと
“自宅“を売りに出す。
内覧会の前日、近所の橋で、テロ騒動が勃発!
買い手が、見つかるのか?
さらに、愛犬が急病で、手術することに!(>_<)
新しい物件を買う予算は、残るのか?

――結局は、なんだかんだ言いながら、“我が家“がいいよね……
と落ち着きそうですが、チッチッチ
人生の”描画“を、一言で、すましてはつまらない。
観てこその納得。“内覧“するつもりで、鑑賞を!(^_-)-☆

▼~▼ 内容より雑談です。(*^^)v
▼▼▼

1.親のこと (雑談です(^^)/)

既出ですが、両親は、“一度”、自宅マンションから
高齢者施設に入居しました。
マンションへの転居前は、一戸建てに居住していましたが
スーパーが遠のき、買い物がままならないので
10年位前、町中のマンションに、住み替えました。

父は、住み慣れた“自宅“を転居することには、しぶしぶで、
マンションに住んでからも、不満タラタラでありました。
(父には、買い物の利便性は関係ナシ( 一一))

やがて、母は、家事労働と父の“世話“が、重荷になり
高齢者施設の入居を、希望するようになりました。
しかし、父は、“住み慣れた“マンションを、離れることに反対。
(不満タラタラだったのに?いつの間に、住み慣れた?(^^♪)
母が、自分だけ、施設入所の申し込みをし始めるや
父は、(一人では生きていられない)急遽、“いやいや“
高齢者施設への入居を、決めました。

施設に入居したとき、私は、ホッとしていました。
ここなら、看てくれる誰かがいるし、
両親も、淋しくなく、暮らしてくれると思ったから。

けれど――ダメでした…orz
他の人たちと“合わない“ことで、ストレスと不満がたまり
施設を出て、まだ売っていなかった元のマンションに戻り
現在に、至っています。

やはり、住み慣れた家が1番だね~と
言いたいところですが、ちょっと違う……( 一一)
話を聞く限りでは、他の人との協調性や歩み寄りが
欠けているようなんです……(>_<)
加齢で、忍容性が落ちたのか?
元々、何様キャラだったのか…….?orz
この頃は、認知症もあるようなので、
感情を刺激しないように、全面的に、肯定・応援する感じで
接していますが…….

熟年夫婦だけの暮らしだと、将来の心配はあります。
弟が、昨年、親の近所に転居してくれて、ホッとしています。
そんな、親の“住み替え“を思い出しながらの鑑賞です――

2.劇中の夫婦のこと

我が家を売るにあたり、
事件(近所のテロ?事件や愛犬の急病)が、同時に起こるのもよい。
家の売買は、それだけで、命や生活を振り返らせるほどの
大きな“事件”なのだと感じさせる。

この夫婦の始まりを見せるのも、すごくイイ☆
画家とモデルの関係。
それは、内覧会に来た少女との話で、明らかになるのもニクイ♪

そして恋に落ち、結婚しようとしたら
人種の違いから、困難もあったと知る。
それを乗り越えて、今があるんだね……と、しみじみ。

3.愛犬:ワンちゃんのこと

そして、病気になったワンちゃんへの愛情は
かわいいペットだから、だけじゃない!
子供のいない二人には、わが子と同じ。
夫は、ワンちゃんの“性格“を「君(妻)に似た」と表現した。

それに
そのワンちゃんは、夫からのプレゼントだった。(妻の退職祝い)
退職後の妻の生活の幸せを、思ってくれてたようで
夫の愛情そのものなんです。大切なんです。

4.“カラ騒ぎ”のあと

結局、不動産価格にも影響した“テロ騒動”は、テロではなく
イスラム系青年が、タンクローリーを乗り捨てただけだとわかる。
(ひどい渋滞はあった)
そのニュースを見た夫は、我が家を売るのを、やめる決意をする。
大騒ぎをしても、どうってことなかった――
この“カラ騒ぎ”のあとの気持ちが、なんとも言えないゾ!(^_-)-☆

危機感があると、気がせいて、高揚して
イケイケワッショイで、コトを運ぶのが、最善に思えることはある。
確かに、エレベーターがない5階は、しんどい…orz
でも、今日明日、急ぐ決断でもない………

↑個人的には、親のコトもあるので(汗)
動けるうちに、“転ばぬ先の杖“で、用意周到なほうが安心ですが…(^^♪
その人自身の“今日の人生“を、他者がとやかく言うのは
大きなお世話なことなのも、わかる…(^^♪

▼▼▼

住み慣れた家で、“便利”に暮らせるのが、理想です。(*^_^*)
なにより
どこに住むか、というより、誰と住むかが大事。
“住み心地のいい”パートナーとなら、どこに住んでも
幸せな老後になるような気がする――って
この熟年夫婦を見ていると、そう思う♪


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映画『ノクターナル・アニマルズ』★20年越しの想いは熟成・発酵(腐敗?)して


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作品について https://www.allcinema.net/cinema/359706
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


・スーザン : エイミー・アダムス
・元夫エドワード  : ジェイク・ギレンホール


スーザンは、20年前に別れた夫から、“進呈”された小説を読む。
内容は、親子3人(両親と娘)が、ドライブ中、若い男3人に絡まれ
妻と娘が殺される。夫(父)は、警官とともに、犯人を追い
復讐を果たそうとする――
スーザンは、その3人は、自分と元夫、今の夫との娘―として読み進める。

小説が示すものは、各人の解釈に委ねられているようです。
元夫は、20年も経って、自分の小説を送ってよこすほど
妻への“未練”があったのか……?

▼~▼ ネタバレで雑談です。(解釈半端でスミマセン)
▼▼▼

そもそも、スーザンが元夫と別れたのは、“期待外れ”だったから。(汗)
そして今は、アート関係の仕事もし、ステイタスのありそうな夫と暮らしている。
(実情は経営難ありそう…その癖、夫には愛人あり( 一一))

小説で、妻と娘に災難が訪れるシーンは、コワい……
家族の幸せが、ケダモノのような男たちに、壊されていく…
もうそれ以上、画面で見たくない印象なのに( 一一)
そこまで読み進めたスーザンは
残酷に転落していく小説を、絶賛する。(彼にも伝える)

スーザンは、冒頭の“豊満熟女の裸踊り”の印象からも
“斬新“で”強烈“なものを、すんなり受け入れるタイプのよう……
あるいは、ニブイのか……(汗)
“弁慶の立ち往生”のような、“矢で刺されまくった牛の絵”の展示も
彼女のセンスか??
エッ!と思うようなモノでも、それに価値を見出し、絶賛できるのは
フトコロの深さとも、思いマスが……
ときに、そこは絶賛じゃないだろーと思うモノも、あるかと思うのです。(汗)
そこは、素晴らしい!じゃなくて、不快感だろーと。
自分が感じてきた不快感を、思い知ってくれ!

過去の過小評価を撤回し、評価されたら、嬉しいかもしれないが
彼が期待した反応でなければ、それは、彼女の心に届いていないということ。
絶賛じゃなくて、嫌悪してくれよーかもしれない。

元夫は、彼女を強く愛していたというが
別れたあと、その想いは、愛であれ未練であれ、
熟成・発酵(腐敗?)していそうだ。
“愛の裏返し“が”嫌悪”であっても、不思議はない。

“絶賛”が、そもそも、上から目線かも?
そんな彼女が、元夫に逢いたがったのは
逃がした魚の大きさを、再認識したからか?
今の私に、ふさわしいわ的な……?(^^♪

それなりにめかしこんで、
元夫との約束のディナーに出向いた彼女だったが
彼は、現れないまま終わる。

実は、彼女は、元夫との子供を中絶していた。(小説の若い男と同じことか!)
それだけでも、彼は、彼女に、一泡吹かせたい想いはあったと思う。

小説で、父(夫)は、妻と娘の仇を討つが、自分も死んでしまう。
彼女への想いが、愛(の残り火)であれ、未練であれ、恨みであれ
“それ“を成し遂げた者は、その先がない成り行き……orz

きっと、トキメキながら、自分を待つ彼女を
テーブルに置き去りにするのは、最悪にイジワルだ。
彼の復讐―と言えば、そうかもしれない。
けれど、これだけ手の込んだことを、“憎しみ“だけではできないと思う。

尊敬はしても、好きな女ならば、この手に抑え込みたいとも
思うのではないですか?男性は……
彼女の気持ちを、こっちに向かせた彼は、“勝者”ですよ。

されど、御せないという意味で、ケダモノのような彼女を
彼が手なずけて、この先の人生をともにする楽観性は、感じられません……
逢ったあとの、彼らの“成り行き“は、見えません…

小説の彼が、死ぬのが正解なら
実生活の彼が、デートに来ないのも正解―に思えてきます。

▼▼▼

本当のところは、どうなのかわからないのは
実生活で、出逢った方々の胸中が、不明なのと同じかも……(汗)

でも、かつて愛していたのは、事実。
あとで、可愛さ余って憎さ百倍―になったとしても
もう、愛とは呼べないとしても、
強い想いは、あるはず。

愛は必ずしも、沈黙や忍耐を意味しない。
復讐すら、愛の一部?かもしれないから…


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映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』★ナミヤさんのナヤミ相談は時空を越えて

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172261/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原作:東野圭吾 未読です。

施設で育った青年3人が、その夜
某社長宅を襲ったあと、逃げ込んだのが
今は空き家となっている、“ナミヤ雑貨店”。

そこでは、30年前まで、店主が、
悩み相談の手紙を、受け付けていた。

3人が逃げこんだ夜、シャッターのすき間から
投げ込まれた手紙は、30年前のものだった――

そんな、時間を越えた、いくつかの悩み事が
“ナミヤ雑貨店”と“施設(丸高園)”をつないで
一本の糸になっていくのが面白い。
その糸が、段々、ギューッと、強い絆(しがらみ?(^^♪)
のようになっていくのが、たまらない!


▼~▼ネタバレして雑談です。
▼▼▼


1.罪作りな爺さんだな  by山田涼介(=敦也)

山田さんが、斜に構えた青年なのが、良い☆(^^♪

悩み事へのアドバイスは、良かれと思っても
本当に良かったのかは、わからない。
本人だけでなく、“関係者“にとっても……
人生を左右する“アドバイス”をするのは
確かに、罪作りでもある……

ナミヤ店主も、自分のアドバイスが、人生を狂わせた可能性を案じ
自分の死後、33回忌のときに
その後の結果を知らせてほしい、との遺言を残す。
(自分にはわからない“はず”なのに……)


2.未来は明るいと信じよう  by門脇麦(=セリ)

↑私は、このシーンで涙ぐんでしまった。

母の死のことで、絶望し、自殺を図った女学生を見舞った友:セリが
↑そう言う。(二人は同じ施設で育つ)

若い時の失望は、そのまま、そのときの大きな失望ではある。
今がドン底だと、未来なぞ、無意味ななぐさめでしかないこともある…
けれど、セリと彼女は、同じところで暮らし、同じ境遇。
同じ目線に居る人の“励まし“は、その場しのぎの言い訳などでなく
本当に、心に響くものだと思います。

悲しくてヤケになっているとき、否定的なことを、吐き出してしまうものですが
そんなときは、うんうんと、ただ受容してくれるのではなく
自分の否定的な要素を、
むしろ、力強く払拭(否定)してほしいものだと思う。

だから、今は辛くても、未来はきっと明るくて幸せだよ!と
セリが言ってくれたのは、私も嬉しいョ…….


3.白紙への返事   byナミヤ店主

“時間差“を確認するために、
敦也が、シャッターのすき間から入れただけなので
それは、手紙でなく、ただの紙だった。

けれど、ナミヤ店主が手にしたら、それは
敦也の心を、映すものとなっていました。
斜に構えていた敦也の心の奥底まで、見透かすように
返事をしたためていく、ナミヤ店主!

時を越えて、その返信を読む敦也には
あたかも『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』で
頑なだった青年の心が、解けていったときのような風情が……

そして、3人は、冒頭にしでかした事件を“回収“しようとする――


▼▼▼

ナミヤさんのナヤミ相談が、時空を越えて、
感動的につながっていくのが、面白い☆
人は、関係なさそうなところで
色々、つながってるんだナ…….

山下達郎さんの歌が、よく合っていて
一段と、グッと、盛り上げてくれてます♪

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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『二度めの夏、二度と会えない君』★何度繰り返しても青春は…


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/171321/" title=" http://cinema.pia.co.jp/title/171321/"> http://cinema.pia.co.jp/title/171321/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください

・智(さとし) : 村上虹郎
・燐(りん): 吉田円佳(MADOKA)



原作未読です。
“二度と会えない“――というのに惹かれて、鑑賞しました。

“女子高生が病死”するのは、残念なのですが(-.-)
ソコで泣かせよう、というのではなくて。

その夏が、(「時をかける少女」のように)
もう一度再現されて、智の目線で、やり直されます。
(わりと散見される設定(^^♪)
やり直そうとするのは、死期の迫った燐に、告白したこと――

あのとき言うんじゃなかった~(>_<))と、言うことになってしまったので
言わないで済ませよう、と思うのですが……


▼~▼ “告白“にふれて雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼


高3の初夏、転入した燐は、
智を誘い、仲間を集め
バンドを組み、秋の文化祭で披露したあと
病気で入院します。

↑その流れの中で、
若い二人は惹かれ合う――というのは、期待通りで
特に、変哲はありません。(^^♪

そこで、興味深かったのが
もう、余命いくばくもないという、燐のベッドサイドで
智が告ったときに、燐が言ったことは
~そんなことを、今言わないでほしかった~
そして、あとになって、
~ごめんなさい~
の手紙を遺し、燐の死後、智がそれを目にしたこと。

告白は、智にしたら、死ぬ前に言っておきたいこととして
彼なりに、重さのあることだったと思います。
燐にしても、智に好意を持っていたので
嬉しかったはず。

が、しかし!
もう、先がないから、告るんじゃなくて(逆遺言?)
もっと早く、元気なときに、告ってくれたら
二人の時間は、もっと幸せだったかもしれないのに!

けれど、燐がそうであっても、
遺された智には、辛さが際立ってしまうやも……..

ともあれ、“ごめんなさい“が、
燐から智への最期の言葉になったことで
燐を不快にさせたから、こんなことになった――と後悔する智は
“二度目の夏“を、経験することになったとき
あのタイミングで、告らないようにしようと、心に決める。

ということは、絶対告白しないゾ!ということでなく
“告白”も含めて、燐への“好意“を、
前倒しで、アピールしてほしかったのですけど……

運命の悪戯は、二度目の夏を、同じようには進めず
智に、燐のことを「ナンとも思っていない}と言わせ、
燐にも、知られてしまうことに……orz
(青春は何度あっても、熟せず、青く、酸っぱいものらしい……)

~中略~

そんなこんなあって、燐の死後、智が手にした手紙には
~ありがとう~と書かれていた。
予定通り、智は、ベッドサイドでの告白はしなかったが…
私は、煮え切らない…( 一一)

~ありがとう~の追伸?をみると
~私も智くんと同じ~みたいなことが、書かれている。
同じって何?と思う智………
相思相愛って、ことじゃん??
忖度じゃん??(^^♪
もう一回、その夏をやり直します??

いやいや、何度繰り返しても
切なさは、切ないままかも…….
それが青春かも…….


▼▼▼

若いとき、まだこの先があると思うと
ためらってしまって言えないことが、多々あります。(ありました(^^♪)

けれど、もう先がないかもと思うと (病気になったときなど特に)
今、言ったりやったりしないと、後悔しそう――ということが
多々、あります。

若くても、先がないと、気づいたら
時間の巻き戻しも、やり直しもできなくて
ただただ、後悔と切なさで、いっぱいになるかも…….

“二度と会えない”――って苦しい、やっぱり……



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『22年目の告白−私が殺人犯です−』★犯人逮捕への執念とグッジョブなラストシーン

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/170900/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
主演:藤原竜也

小心者から貫禄の悪役まで、幅広くこなす藤原さん主演作を
楽しみにしていました☆

22年前の連続殺人事件の犯人:曽根崎が、
時効になったからと、今更、世間に、ノコノコ出てきます。
曽根崎の“真意”も“真相”も、気になって気になって!

↑ソレは、見てのお楽しみですが
個人的には、何気ない冒頭シーンと、ラストシーンの呼応が
絶妙にツボでした☆

▼~▼ 内容にふれます。(“核心”は避けたツモリ)
▼▼▼

なんとなく、曽根崎は、真犯人を炙り出すために
“おとり“になったのかな~とは、思わせています。

けれど、犯人と警察しか知らないことを知っているので
一枚噛んでるのかな~どうなんだろ~と、ヤキモキ度は高まります。

対するは、22年前、犯人を取り逃がした刑事:牧村。
身内を殺され、脂ぎったギラギラした執念を感じさせます。

(彼の、このベトベトした執念が、作品の主題を支えているのです)

時効成立後は、逮捕されない――からと言って
マスコミに過剰露出するのは、被害者感情を逆なでます。
世間の興味と反感を駆り立て、VIP待遇の曽根崎。

遺族に、刃や銃を向けられつつ
やがて、新たな矛先が、曽根崎に向けられる。

それが、我こそは真犯人だーという男。

彼の要望で、報道番組の生放送で同席するのは
曽根崎と牧村。

ああ、それこそ、曽根崎が狙っていたことなんだな――
曽根崎は、真犯人ではなかったんだなーーとホッとするのもつかの間。
そもそも、真犯人が、のこのこテレビ局に来ます?

~中略~(ココからが玉ねぎの皮を剝くように真実が明かされて面白い)

▽▽▽(念のため要反転)

犯人は、仲間を虐殺されたことがトラウマとなり
殺人の連鎖を、繰り返していました。

彼は、後に、心の闇がどうのと、告白本を書きますが
心の闇を殺人の言い訳にするのは、やめてほしいもんです。

最後の殺人が、時効にならないことがわかり
逮捕されたのは、まずまずですが
猟奇的な殺戮犯ほど、“心神耗弱”を持ち出されてしまいがちなのも
どうにかならんのか!
最近の彼の行動からしたら、責任能力あるでしょ?
このまま、無罪になったら、納得できないでしょ?

そこで、登場したのが、早乙女太一さん!!☆

太一さんは、冒頭から、なんで出てるのかな~と
思ってまして、失礼いたしました。
彼は、タダのチンピラではなかった。

彼は、組長の愛する人の連れ子で
事件の被害者遺族。
母を殺された恨みを、はじめは、曽根崎にぶつける。
(これが、ラストの伏線か!)

そして、いよいよ、真犯人が逮捕されたあと
刑法第39条関係で、ズルズル行ってほしくないな~と
思っていた私の目の前で
恨みの一刺しをする!
グッジョブ!太一さん♪と思いましたよ。

▽▽▽
▼▼▼

曽根崎が、真犯人だと告白したのを、入り口に
真相への迷宮に、いざなわれた感じで、面白かったです。

残虐な犯人は、裁きもですが
痛みを負わなければなりません。

あのラストシーンには、冒頭に呼応しつつ
溜飲の下がる思いがしました。ナイス!


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映画『眠狂四郎円月斬り』★男女のイヤラシサを超越した雷蔵サマの美学あればこそ

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/8225/
↑あらすじ・配役はこちらをよ~~くご参照ください。


雷蔵サマの眠狂四郎。
見どころは、“円月斬り“っぽいですが
それだけじゃありません。(^_-)-☆

このシリーズは、エロもグロも併せ持つと言われ(汗)
今作も、首は転がるし、腕の切り落としも!(>_<)
美学を保てるのは、雷蔵サマだからこそ!

狂四郎は、弱きを助ける勧善懲悪である一方
男としてのケダモノぶりも、発揮してしまうのがなんとも……orz
それが、色男なもんだから
色恋との境が難しくなるというのも、都合がいいというか…^^;

ストーリーはちょっとややこしい→コチラ
将軍・家斉のご落胤:高之との対決が、最終目標となります。

▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

人の世のイヤラシサは、男女の仲でもあります…orz
(このシリーズにはよくある)

将軍:家斉の子だくさんも、そんな目でみれば…
多数の側室以外にも、ご落胤もいるだろう、との今回の設定。
落胤:高之の母も、人妻でありながら
将軍の子を産んだのは、夫の出世の道具になったよう…orz

落胤でありながら、次期将軍の座を狙い
彼についた商人は、娘:小波を正室にして、一儲けしようと企む。

玉の輿だの逆玉だの言われますが
結局、自分の将来を、金と異性がらみでナンとかしようとする
人間のイヤラシサですよ…(―_―)!!

女の幸せは、男次第なところもありますから(汗)
責められないのですが……
狂四郎は、高之の愛する小波を、
手籠めにしてしまうんですわ…(滝汗)。

↑狂四郎は、けっこう、ソレしてしまうんですヮ…(―_―)!!
で、多分、自分に惚れるの知ってるんですヮ…(>_<)

小波は、手籠めにされた腹いせに
知人の剣客に、狂四郎の暗殺を頼みます。

その方は、律儀な人で
狂四郎に斬られるのが、惜しいくらい…
円月斬りを見届けるや否や、斬られる…
斬られなくていい人を斬る――狂四郎の名刀の因果な定めよ…

その後、狂四郎の恋人:おきたの夫(死刑囚)が雇われて
狂四郎を、殺しにかかる。が
夫に協力したはずの“おきた”が、狂四郎に耳打ちして
難を逃れる。

このときのシーンが、またいいんですよ。
夫が帰ってきた“おきた“とは、もう馴染めないと思いつつ
訪ねてきた“おきた”に
「抱いてやろうか」などと言うんですよォ!(>_<)
で、抱かれたときに、耳打ちする……

初めから、夫を裏切る心づもりでいたとしても
狂四郎に抱かれたときに、一気に、狂四郎へ想いが崩れていく…
これを、男女の情と言わずして、ナンと呼ぼう……

一方、狂四郎に手籠めにされた小波は、
高之が奪った、狂四郎の名刀を持ち出して
狂四郎に斬りかかりますが
所詮、狂四郎に、名刀を返却したようなもの。
嫌いキライも好きのうち?
心の奥底では、狂四郎に惹かれていても不思議ナシ。
これを、女の業と言わずとして、ナンと言おう…

そんなこんなで、狂四郎は、ご落胤:高之を成敗し
ご落胤親子の陰謀も暴かれ、落着。


▼▼▼

見どころの“円月斬り”は
ストロボ撮影でなく、地味です。

やはり、エロと残忍さを超越した
雷蔵サマ=狂四郎のシュッとした美学あればこそ(^_-)-☆



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映画『ナイスガイズ!』★ラッセル・C&ライアン・Gの探偵コンビ着火!

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/170942/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ラッセル・クロウ(=ヒーリー)
・ライアン・ゴズリング(=マーチ)

↑この名前に惹かれて鑑賞しました☆
何か、しでかしてくれそうでワクワク!

時代は1979年。
2人は、探偵コンビになります。
“なる”までが、まず痛いのよ…^^;

ある娘:アメリアの捜索を、あるスジから依頼され
ドタバタやっているうちに、陰謀が――

▼~▼ 内容にふれて雑談です。(ネタバレ御免(>_<))
▼▼▼

1.時代は1979年。

この時代設定が、探偵モノにいいのかも。
デジタルでない時代は、直観含むアナログで
(あるいは腕力で?)仕事してたテンポは、いいかも。
いろいろ懐かしい。^^;

2.ビジネス!

ラッセル演じるヒーリーは、タフガイ。
示談屋と言いますが、示談は話でなく
一発ボカン!

マーチとの出逢いも、マーチの腕を
ボキン!(>_<)ですもん……イタタ…(>_<)
けれど、この件のビジネスはこれで終了。

次の、“アメリア捜し”では、割り切ってタッグを組む。
その経過中の二人のカラミは
イタイけど、可笑しみあります^^;

3.アメリアのこと~黄色のドレスのお姉さん

アメリアと言う娘を捜しているのだけれど
ある女優を捜す依頼も、マーチは受けていました。
どうやら、ある映画がらみの陰謀があるらしく
関係者には死者も出てる……

ドタバタでコミカルな一方、
シリアスというか、ハードと言うか
心が寒くなる面もある……orz

▽ネタバレ!(>_<)▽
▽▽▽

アメリアは、大気汚染問題の運動家をしていました。
そして母は、司法関係の大物で、自動車業界とのつながりも。
アメリアは、告発映画を作って世間にアピールしようと
していましたが、それは、母をも断罪することに。
ナイスガイたちも、まさかとは思ったけれど
母親が、アメリアを抹殺すべく捜していました!(>_<)

ここは、ナイスガイズたちが、アメリアを守りぬいて
メデタシかと思うのですが、さにあらず……orz
殺し屋から逃げ延びたと思ったアメリアは
運悪く、出くわした殺し屋に、助けを求めてしまい
即死!(>_<)

↑ココ、残酷すぎです……orz
活動家が、母親がらみで、殺されるなんて…orz
これは、シリアスなの?
その前、ナイスガイたちは、おバ〇もやってワイワイしてたのに…orz


それに対するは、マーチの娘:ホーリーちゃん♪
母亡きあと、やれやれと思いつつ
父に協力的で、イイ親子関係です。(*^_^*)
なんだか、ホッとしますよ。



▽▽▽
▼▼▼

新探偵コンビ誕生!ということで
続編ありそうです。

コミカルでシリアス(!)な
二人の個性的な掛け合いと(殴り合い?)
マーチの娘ホーリーとの絡みで
私は、楽しさ全開なシリーズを期待します!


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