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映画『初恋のきた道』☆若き母の思い出アツい道をたどって

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/162619
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督:チャン・イーモウ
・ディ; チャン・ツィイー☆ 
 母の若いとき
・ルオ: 父  町から来た村の教師
・息子: 父の急死で久しぶりに帰郷

父の弔いで息子が帰郷した冒頭は、モノクロから始まる。
病院から村まで、車で運ぼうと村長が提案するも
母は、しきたり通り担いで、道をたどってほしいと言う。
その一本道は、かつて、父が町から赴任してきた道であり
学校までの道であり
結婚前の母が、遠くから、父を見ていた道でもあった。

母の若い頃のシーンになると
画面は、色鮮やかになった――

やっと鑑賞した本作。
老いた母の立場で思うと
より、胸がいっぱいになってくる……


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

1.葬儀までのこと

御遺体の移送は、車で運ぶほうが合理的です。
棺の担ぎ手(若い男)は、交替分や椅子運びとかで、
何十人も雇わないとならず
費用も、酒代も含め、諸経費もかさむ……( 一一)

担いで帰るしきたりなのは、その道を忘れないようにと
声掛けをするためだそう。
母は、壊れた“はた織機”も直してもらって
棺にかける布を、急遽、織ったりもした。

しきたりにこだわる母(妻)は
年寄のわがままと思われソ……(汗)。

けれど、自分が年取ったからか、私は、この母(妻)の言い分を
わがままとは、思いたくなかった。
だって、葬儀は一生に一度。
しかも、急死で、準備できないのを理由に
心のこりある別れ方を、したくないです…………

しきたりどおり、道をたどって、道を心に刻んで旅立ってほしい…
その道は、母にも父にも、思い出ある大切な道。
まさに、人生そのものと言っていい!
(もう勝手に、胸が熱くなってくる………………)


2.井戸の水くみ♪etc.

場面は、母(ディ)が若い頃に変わり、カラーになる♪
村にやってきた青年教師ルオが気になるディは18歳。
彼に気づいてもらおうと着替えた服は、赤。
新築の学校のために織った布も、赤。
ほとんどセリフのないディの気持ちを
鮮やかな赤が、印象的に伝える。。

ルオに近づきたくて、気づいてほしくて
見つめているディは、健気でもあり
情熱的だ………

この想いは、青春ラブロマンスで、先生を慕う女学生とは違う。
もっと生存本能的というか
生活や将来をかけている、強い一途さ。
だから、好きという気持ちは、初恋といえども
淡い憧れなどではなく、結婚して
生活も将来もともにしたいーという覚悟が、ふつうにそこにある。

水くみも、わざわざ学校のそばの、遠くの井戸まで行った。
ルオに逢えるかな……
逢えなくても、外まで聞こえる、よく通る声を聞きたい……

あるとき、ルオが気づいて、水くみに近づいてきてくれた!(^^)/
チャンスだ!ディ!(^^)/
と思ったら、ルオを気遣った人が、桶を奪い取ってしまって……
よけいなことすな…orz
(父はこの井戸のそばに埋葬)

子供を送るルオに、偶然を装って逢おうと
籠をもったディが、ウロウロするのも良き☆(*^^)v

文化大革命のアオリで、町に戻されたルオの車を追って
ルオの好物の、“きのこ餃子”を丼に入れて
走って、先回りしようとしたディだが
転んで、丼を割ってしまったのみならず
ルオがくれた髪留めを失くしたことにも気づいた……orz
泣き面に蜂…(T_T)
(髪留めはあとで見つかった☆よかった!(^^)/)


3.道をたどる

革命のアオリで、2年ほど引き裂かれた二人だったが
村で初めての自由恋愛で、結ばれたらしい☆\(^o^)/

ルオは、40年の教員生活。
授業のイイ声を聞きに、ディは、学校に来ていたという。
生まれて初めて好きになった人と結ばれて
ずっと尊敬し、大切に思いながら生きてこられたのは
なんて、幸せことだろう………………

ルオは、学校再建の資金集めに奔走中、急死したという。
突然、愛する人が、遠くで亡くなってしまったなんて
悲しすぎる……………………
本当なら、あの道を、いつものように通って
帰宅するはずだったのに……
車に乗せれば、簡単なのはわかる。
でもでも、もう2度と通れない道を、担いでもらって
心に刻みながら、帰ってきて、そして、旅だってほしい……
そう思うのは、人情じゃないですか?

息子がお金を出してくれて、念願どおり
担いで帰ってくれた……………
(結局は、教え子が無償で集まってくれて、費用は学校再建に)

そうして、教師になってほしかったという母の言葉で
1日だけ、息子は教団に立った。
息子は、父が初日に使った、父自作のテキストを読み上げた……

ああ、ディは、ルオと出逢った頃の想いを新たにしたんだー
と思うと、目頭が熱くなってくる…………………


▼▼▼


初恋の来た道~
邦題からは、淡い初恋の思い出が香るような印象でしたが
コレは、人生の物語だった……

若いチャン・ツィイーの眼差しが
セリフ以上に語っていた。
愛に懸命な姿にも、とても心打たれた……

もっと早く観たかったけれど
年がいった今見られて、むしろ良かったかも☆(*^^)v



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テーマ : アジア映画
ジャンル : 映画

映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』☆誘惑は色恋の赤サギでなく悪いウ“サギ”(汗)

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/371600
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
原題:THE RUNAWAY

結婚したビアとマクレガーと一緒に暮らす
ピーターたち。
しかし、宿敵マクレガーとはうまくいかず
“悪い子“と思われるピーターは、町へ。
そこで、万引きなどしていたバーナバスと出逢った―

バーナバスがどんなウサギで
何があったのか、気にっていました!(^^)/
誘惑って?? なんか怪し―(^^♪


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

1.住み分け(食べ分け)(*^^)v

マグレガーの畑の作物を、何でも食べると困るので
マクレガーお気に入りのトマト以外は
OKらしいピーターたち。

少しくらい食べるのは、いいんですよ……
(私ごとですが)
虫さんが、わが菜園の葉物を食べるとき
当然ですが、ちょっと食べては、ほかの葉っぱへ
ちょっと穴を開けては、ほかの葉っぱへ……
といくもんだから、たとえば、しその葉(大葉)が
きれいな“一枚葉“になるのは、まれ……orz
食べかけは、やめてほしい……( 一一)
一方
人間にも虫さんにも美味な、スイートバジルは
一枚の葉を完食どころか、あっちゅう間に
喰いつくしてしまい、全滅したことがあった………(T_T)

ピーターたちは、節度ある食べ方をしてくれて
なんてイイ子なんだ……ファンタジー嬉しい☆(^^)/

ピーターは、トマトに手を出した者をたしなめて
“協定“を守ろうとするが、運悪く
マクレガーに、犯人扱いされてしまう……(>_<)
冤罪は辛いョ……
すねてしまう、グレてしまうョ………


2.バーナバスに出逢う

町に家出したピーターは、ワルさしているバーナバスに出逢う。
彼は、父親の友人だというので
親しみをもってしまうピーター。(ウソらしい)

家出だと思ったら、町から家に戻ってきたピーター。
その後、行ったり来たりする。

マーケットで、ドライフルーツを盗みたいバーナバスは
ピーターと仲間たちを誘って、決行する。


3.ピンチの仲間たち!(>_<)

バーナバスの裏切りがあり
ピーターの仲間たちは、ペットショップに捕まった!
(マーケットに出入りするペットショップは
適当に動物を捕まえて売りとばす……汗)

(バーナバスは、裏切りというより
ハナから、ウサギでなくサギだった!(>_<))

マーケットには、マクレガーも、丁度良く
自慢のトマトを出店していた。
ピーターたちの受難を知り、ビアもまじえ
散り散りになった仲間たちを救出することに!
(ペットショップなのに、食肉扱いされて
今にも料理されそうな仲間も!(>_<))


4.ビアの出版の件

ビアの『ピーターラビット』の本はすでに出版され
人気を博し、続編を検討中だった。

売れるために、アレコレ提案する編集者だが
原作者ビアの思惑とは違う方向に……

もともとイイものを売って、買ってくれればいいけれど
買い手が好むものを売ろうとすると
売り手の本来の主旨が、損なわれてしまうことも……
商売なら、売りたいモノを売るのでなく
買い手が買いたいモノを売るのだーとは言われるが
魂まで売るつもりはない。

のどかな田舎暮らしのピーターたちを書きたいビアは
ハラハラ救出の冒険活劇などには興味ない。
飛行機から飛び降りてもいいと
編集会議で提案されても、そんな筋書きはありえないと
出版を断わることにした。

その矢先に、ピーターの仲間を救出することになる。
一軒一軒、買い取った家にいき、連れ出すが
奪われてなるものかと、追いかけて来る人もいるから
それなりに応戦!(^^)/
まさかの飛行機からの生身の落下もあり
冒険活劇の一幕が繰り広げられ
それはそれで、楽しい楽しい~~☆(*^^)v


5.あとしまつ

仲間たちを救出したら、それでいいのだろうが
あとしまつが残っていた!
仲間をこんな目に遭わせた、バーナバスとその一味に
お返しだ!!
ヒモでふんじばって、車で連れ去るようにしかけ
マーケットまで行ったところで、ペット屋に捕獲させた。
(あのペット屋は、もとでかけずに捕まえたのを
売ってるんですね………)
そして気になっていた
盗んだドライフルーツの件。

店番していた女の子が困っただろうな~と
心配していた。
ピーターたちは、バーナバスの倉庫から
盗んだドライフルーツを、女の子の家に
返しにいった。
よかった☆よかった☆!(^^)/
ソコは大事なところ☆(^_-)-☆


▼▼▼

ウサギさんたちが、カワイイだけでなく
表情豊かに、怒ったり困ったりするのが
いとおしい~☆(*^-^*)

ビアとマクレガーの娘も生まれて
次回作も、楽しくドタバタやってくれそうで楽しみ☆(^_-)-☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『バビロン』☆リミッター外れてスクリーンに入るほど!(^^)/

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/384737
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・コンラッド: ブラッド・ピット☆  無声映画のスター
・ネリー: マーゴット・ロビー☆  新人女優
・マニー: ディエゴ・カルバ    映画製作志望

1920年代のハリウッドが舞台。
映画は、無声(字幕)からトーキーへの過渡期。
映画製作の“中の人“たちが、映画がらみで
生き様を見せる♪
その熱量は、序盤の乱痴気パーティのタガの外れ具合から
テンション爆上がった!
(冒頭の象さんの、壮大なソソウの激烈な描写からも
本気度を感じたり(*^^)v)


▼~▼内容より雑談です。(ネタバレ!)違うときスミマセン
▼▼▼

1.リミッターはとうに外れた!\(^o^)/

本気で仕上げたいことは
制約(リミッター)があったら、できないのかも…….
(黒沢明監督は、交渉して民家の一部を壊しましたよね…)

序盤の狂喜乱舞☆酒池肉林☆のカオスの饗宴シーンは
けっこう長々とリミッター外してくれて
こちらのリミッターも外れ、なかば溺れかけたところで
あの象さんの乱入で、踏まれそうに……?(^^♪

大人数の戦闘シーンも、リミッター外れてた!(^^)/
人も馬も、数の多さで、圧倒されるし
攻めるスピードで、制御不能。(^^)/
撮影用カメラが、無防備すぎて、全滅…というのは
お粗末ではあるのだが……( 一一)
死者が出るのも、ダメなのだが……orz涙。

撮影外のテント内のブラピ(コンラッド)かすめて
槍が刺さったとき(!)の彼の言うことがイイ☆
「槍が新しすぎる。もっと古びたのを使え!」
危ないじゃないか!などというのは、凡人のセリフ。(^^♪
映画にどっぷり浸かった、映画ファーストな大スターは
見るところも感じるところも、違うんだナ~(^_-)-☆

そんな映画界で花咲かせたいネリーこと
マーゴットが、良き☆(*^^)v
彼女のリミッターの外れ具合は
(アバズレ役だからではなくて)
彼女の存在感も、生きる力も
より大きく、より強く魅力的にしてくれる♪  ←絶賛です!

スターになるんじゃない、スターは始めからスター☆
確かに☆
ダイヤモンドは、始めからダイヤですもんね。(*^^)v


2.見せるための演出( 一一)

コンラッドに見出されたマニーは
“音”の映画に、以前は裏方だった演奏者を
出演させる案が奏功し、出世していた。

しかし、あるときの黒人演奏者の件。
ライトで白人に見えるから、黒塗りせよの指示あり。
現場にいたマニーは動揺しつつも、説得側に回る。
映画は見せるものだから、“演出”はアリなんだろうが
彼らは、聴かせてなんぼの音楽家♪
バカにしてるよね……( 一一)
その出演を最後に、その演奏家は映画を去った……

いい作品、いい画を撮るつもりで
大らかに外したリミッターは、制限なく遠慮なく
不躾に、命やらプライドやら
各人の大切なものを、無視や犠牲にもする……orz

よりよいもののために、古いものや
合わないものは、切り捨てられていく現実ーーorz


3.ネリーの借金の件(汗)

1度はスター街道に乗ったネリーだったが
トーキーでは苦戦。(>_<)
しかも、賭け狂いのネリーは、借金がかさみ
返済しないと命の危険もあると
マニーに、泣きついてきた!

マニーの借金の返済がらみで
さらに、見どころを作ってくれるのだが…
密かに愛するネリーのため
マニーが、人づてに工面したのは
実は、小道具のお金(ニセ札)だった!(>_<)

ネリーに代わって、返済にいったマニーは
そのときニセ札と知り、バレないかとハラハラ!(>_<)
―――が、しかし、バレてしまって(汗)
命からがら逃げてきたマニーは
ネリーを迎えに行き、故郷のメキシコへ逃げようと誘う。

が、なんかのんびりダラダラしてるネリー……(汗)
じれったい~~~~~(>_<)
マイペースだわ……( 一一)

挙句、マニーが車を離れたすきに
独り、車を降りてどこかへいったネリー…….
マイペースか!?(>_<)
――――いや、そうではあるけれど
彼女は 、マニーに迷惑をかけないように
すべて諦める選択をしたのかな……………
その後、マニーの遺体が見つかったというが
真相は不明だ。


4.マニーの涙

時代の移り行く波の中で
コンラッドは、自ら命を絶った。
ピストルの音と血しぶきが、間接的ながら
スターの残酷な終わりを、印象づける。

そうしてもっともっと時が経ち
生き延びて、映画から離れたマニーは
家族とアメリカ旅行し、訪れた撮影所も懐かしんだ。

そうして、映画館に入ってみたマニー。

そのとき見た映画が懐かしくても、想うところはあろうが
かつては製作側だったマニーには
銀幕の“中のこと”が、色々、思い出されたよう……

自分が、熱く(命がけで)たずさわっていたことは
思い出が大きな波になって、込みあげてくるはず。
それは、年月が経つほど、古くなるほど
心の奥底で熟成されているからか
満足や感動はもちろん、後悔や無念も含めて
蘇ってくるものだろう……………

今は亡き大スターも、映画の中では永遠に生きている。
(映画ではあんなに輝いているのに、末路が悲しいと
なんともいえない苦しさを感じたり)

スクリーンをずっと見つめるマニーの瞳が
涙で満たされていくのには、胸が熱くなる…………

この作品の喜怒哀楽やシッチャカメッチャカや
乱痴気・ドタバタ・ハラハラ….etc.(象さんの件含む)
あの涙は、すべてをひっくるめていたんだと思う…

あわや、マニーは、スクリーンの中に
入ってしまうんじゃないかと!(^^)/


▼▼▼

長尺だと思ったけれど、終わればあっと言う間!(^^)/
ずっと、胸の真ん中を押されまくった感じ!

ぐいぐい引っ張られて、スクリーンの中に
入ったかと思った!(^^)/
いや、何度か入ったナ……(*^^)v   



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『母性』☆血で結ばれた母子の深い深いつながりに(^^)/

キャプチャ




作品について  https://www.allcinema.net/cinema/379944
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ルミ子: 戸田恵梨香
・清佳(さやか) ルミ子の娘: 永野芽郁
・ルミ子の実母: 大地真央


娘より実母を愛する母に、愛されたいと思う娘――
ルミ子の“母性“のありかを探るようでしたが
思い当たるフシもあって、興味深かったー
というか、ナニか暴かれるようでコワい…(‘_’)


▼~▼内容にふれて雑談です。 違うときスミマセン
▼▼▼

まず、ルミ子の母が素敵すぎる!(^^)/
美しくて上品で、思い遣りがあって、優しくて
正しい……………
人として女として母として、完璧なオーラ☆☆
ルミ子が“憧れる”のもわかる……
オフクロとかカアチャンでなくて、ママかお母様な感じ。

私の母も、私には素敵だった。
「知性あふれるって感じのお母さんだね」
小学校の参観日では、友人にそう言われた。
言われる前にお手伝いを進んでしたのも
素敵なお母さんが、ボロボロに疲れてほしくなくて。
「ありがとう、助かるわ」
お母さんの助けになれるのがうれしくて。

コレは誰にもありそうです。
お母さんを大好きだから、お母さんと同じ“世界“にいたい。
お母さんがイイと言うモノはイイし
こうすべきということは、そうすべき。
(ソレがしつけだったり)

娘は母から影響されたものを身に着けた
“母コピー“。
料理のコツも、生活の知恵も
生き方の価値観をも。

ルミ子が母の“影響“で、そうでもなかった(汗)男と結婚しても
幸せを作っていけたなら、それでもよかった。
(そういえば私も、母の“推”しで、結婚を決めたっけ!)
新婚のルミ子を、優しく温かく見守る母。
(ある意味、出来すぎ感の強い大地さんがスゴイ…
私を誰だと思ってるの!
母の愛・母性のカリスマ:ハル子よ!みたいな…)

母への思慕が強いあまり
自分を押し殺した?イイ娘を作り込んだルミ子……
(顔色をうかがうイイ子ちゃんでなく
心底、イイ子にふるまうのがしみこんで
義母に対してもそうなった……?)

そんなルミ子が、母親になった。
母性というタイトルが、実は耳ざわりに思っていた。(汗)

実の子が可愛いのは、赤ちゃんがカワイイのとは違う。
よその子とは、全く違う感覚だった。
世話をする、手をかける……
ソレは本能(母性)なのだろう。
しかしソレは、無条件でもないらしかった……….

私の義母が言ったことがあった。
実の子でも憎たらしいこともある…etc.
夜泣きする、だだをこねる……etc.
困らせることもある。

それでも、可愛いカワイイと育てているうちに
もっと情が生まれ、情が移り
たとえ、すれ違うことがあっても
切っても切れない絆が、そこにある。

ルミ子は、娘よりも母親のほうが大切で
火事のとき、娘でなく、母親を助けたいと思った。

↑こんなことある??と思う反面
無くはないかもしれない…………………
大きな娘のまま
母親になりきっていないのか……
いや
子供の前では母親でも
母親の前では、自分は、永遠に娘のままなのかも……

それは、生まれながらの母性とも
育まれていく母性とも、別の問題なのかも…………
私の中で、母子三代の女たちが、グルグル渦巻いた……

~中略~

情けないのが、ルミ子の夫。
夫としても、父としても、“家族“に参加しきれず
避難所のように、ほかに別宅をもった。
ルミ子は、“妻”というより
義母にこき使われた立場は
奴隷のような“嫁“という立場だった。

それでも、よく耐えて仕えたのは
自分を育てた母親への敬意の信念か?
しかし
娘が、泣きながら帰ってきたとき
その気持に、ヒビが入ったか……

家事の時、ルミ子が娘のほうを助けるようにと
祖母が自殺したことを知った娘が
そのことを、泣きながら、ルミ子に告げたとき
ルミ子は、抱きしめながら、娘の首に手をかけた!

母親を失いたくなかった、押さえ込んでいた想いが
そうさせたのだろう………………
ひどい母親なのだが
実母への強すぎる思慕には、胸打たれもする……
(母の死には私にも、悔いがあるから
複雑な想いが混みあがて、涙が出てくる……)

その後、結婚し妊娠した娘に、ルミ子がかけた言葉は
その昔、ルミ子が、母親から言われた言葉。
そうやって、つながっていくのだ…………

娘は、愛してほしいと願った母親(ルミ子)を慕いつつも
きっと子ども(娘)には、母親からしてほしかったことを
するのだと思う。
もしかしたら、ルミ子も、娘にうまく注げなかかった愛情を
孫娘には、十分に注ぐのかもしれない……….

↑ソレは
愛とか絆とか母性とかの単語では表しきれない
憎しみや恨みまで含んだ
血で結ばれた親子の深い深いつながり……

家族たちのことが、色々こみあげて
胸がいっぱいになってきた……………


▼▼▼

母性があるとかないとか
動物の子育てじゃないんだから
私には、そう簡単に使いたくない単語なんです。

「母性」
だから本作は、私には、とても挑戦的に感じました。
いい意味で?母性ムンムンでなかった戸田さんが
敵役で良き☆

ムンムンでないところに潜んだ女の“情“に
私の深いところも、引っ掻き回され
予想以上に、心騒ぎました。
ため息です……………………(*^^)v




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『パラレル・マザーズ』☆母子と曾祖父のことを見事につないで

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/384153
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督・脚本: ペドロ・アルモドバル☆
・ジャニス: ペネロペ・クルス  写真家 未婚の母(娘セシリア)
・アルトゥロ: 法人類学者  ジャニスの彼
・アナ: 10代のシングルマザー(娘アニタ)

いつも、壮絶で正解のわからない人生を
見せてくれる監督に期待☆
今作も、“母”の物語☆

産院での子供の取り違えが描かれますが
その葛藤に終わらない本作は
スペイン内戦で犠牲になった、ジャニスの曾祖父のことを
重ねてきたのが深い!

▼~▼内容にふれて雑談です。  違うときスミマセン
▼▼▼

冒頭、ジャニスは
スペイン内戦の犠牲で殺され埋められた曾祖父を
きちんと埋葬するため、放置された遺骨収集しようと
法人類学者に相談する。
それがきっかけで、彼とつきあい
娘を産むことになるので
遺骨収集の件は、きっかけなのかと思っていた…

同じ日に、二人とも娘を産んだ同室のアナと
“ママ友“になったジャニス。
祖母も母もシングルマザーだというジャニスは
自分も、妻帯者の彼の意向を退け、彼と別れ
シングルマザーの道を選んだ。

とはいえ、出産育児中は
十分仕事ができるわけではないので
体力的にも経済的にも、余裕やヘルプが必要。

アナは、頼みの母が、女優として開花し
頼ることが難しくなった。
(ヘルプの人もいるにはいるが)

仕事と家庭の両立、仕事と育児の両立は
理想通りにはいかず、個人的には
両立は、しきれなくて、不十分だったと思う。
それでも優先すべきは、子供であって
何にも代えがたい存在であることは確実だ。

だから、似てない?と、再会した彼に言われても
自分が“産んだ“子に疑いの想いはなかったジャニス。
――しかし
それを否定するために受けた親子鑑定で
ジャニスとセシリアは、他人であるとわかった。
でも、そんなこと言われたって……
取り違ったとしたら、同室のアナの子か……

しかし、アナの子は、突然死したと知ったジャニスは
そのことを、アナに言えなくなってしまった。
これで、アナにセシリアを渡したら
2度も子供を失う悲しみに、耐えられないと……

複雑な状況で、“一人“になっていたアナを
ジャニスは、セシリアの子守に雇った。
真実を告げないまでも、“実の子“に逢わせられるし
自分も仕事ができるし、一石二鳥ではある。

アナは、母としても娘としても、何らかの愛を乞うていたのか
アナは、ジャニスに愛情を向け、友情を越えて
濃厚に親しく、接するようになった。
そして、あたかも、二人で
娘を育てているような関係にも………?

しかし、ジャニスが鑑定の結果を告げると(わが子はアナの娘)
アナは、セシリアを連れて、出て行ってしまった……

~中略~

彼との関係が改善し、遺骨収集の話が進んでいく。
関係遺族・子孫のDNAが採取され
親族が確定し、”再会”が果たされる。

ジャニスは、苦悩しながらも
セシリアのことを”実母”に告げた。
真実だから、明らかにするのは当然のことではある。

しかし、その気持ちを後押ししたのが
遺骨収集の件だったかもしれないと
終盤、思わせるのが良い。

自分さえ黙っていたとしても、
いつか鑑定されれば、親子・縁者の関係は崩れ
絶たれてしまう……
まだ赤ちゃんのうちなら、間に合う……
親子を引き裂いてはいけないと。

発掘現場に、アナも来て
ジャニスは“普通に”セシリアを抱いていた。
イイ関係は続きそうだと思わせる。
さらに
彼と結婚したジャニスは、身ごもった。
娘なら、アナと名付けたいという
深いところにある“友情“もいい。


▼▼▼

赤ちゃん取り違えの母子の問題だけでなく
過去の内戦問題で、曾祖父への思いを描いた本作。

引き継がれていく命たちが
きっと幸せであれ!と願いたくなる。(*^^)v




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『プアン/友だちと呼ばせて』☆“元カノ巡り”からのもう1つの人生ロード

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/382823
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
【製作総指揮】  ウォン・カーウァイ

・ボス: NYでバー経営           
・ウード: 白血病で余命宣告  在バンコク    

ボスは、元カノに返したいモノがあるというウードの依頼で
車を運転し、一緒に、元カノ“たち“に逢いに行ってあげる、
元DJの父親の死を見送れなかったというウードは
父のDJの録音テープを、車内で流した。
ああ、ウードは、人生に後悔のないようにしたいのかなー
などと思っていたら、それは、序章だった!

テープにA面・B面があるように
ウードの“元カノめぐり“が、大詰めになった頃
ボスと共通の“女友達プリム”を介し
今度は、ボスの過去を振り返ることになっていったー

↑予告から、その先になにがあるのか
興味をそそられ、ワクワクゾクゾク!(^^)/


▼~▼内容にふれて雑談です。(▽ネタバレ!)
▼▼▼

バーテンのボスは、旅の終わり?に、ウードに
元カノにちなんだカクテルを出すのが
超オシャレ!(^_-)-☆

バーテンさんが、シャカシャカして
どんなキレイなミラクルを、グラスに注いでくれるのか
カメラワークもスリリングで、ドキドキする♪

そうして、バーテンつながり?で
昔、バーテンだった彼女プリムが
バーで、ボスと出逢った場面が映り
そこから、ボスの物語が始まっていくのだがー

その前に、“元カノめぐり”のこと。

余命幾ばくもないとなったら
できるだけ、心残りは残したくないでしょう。
思い出となり、通り過ぎて行った人たちであっても
どこかで生きているなら
本当は、まだ“終わって”はいない……?

思い出は苦くても、そのままのほうが美しいかもしれない。
けれど、もう後かないとなったら
思い出に沈めたままではいられないことがある。
墓場まで持っていくことは、できないこともある。

ウードは、病気のことを隠していたから
元カノの感情を逆なでして、面会を拒否されこともあった…orz
こういうとき、真実を話したほうが、逢ってくれそうだが
病気のことは無しにして、過去の延長上で
“普通に“逢いたいかもしれないナ……………

そんなウードが、この再会の“真意”を白状した。

▽要反転▽ ネタバレ!


ボスは、プリムと別れていたのだが
ウードが、その“別れ“を誘導していた!
彼も、プリムが好きになったから。

プリムは、実は
子連れの男と再婚した、ボスの母親から
彼をNYに連れ出すように頼まれて、実行した。

それを知ったボスと喧嘩になったときに、ウードは
友人として、プリムを家に泊めてあげ
あとで彼女に逢いに来たボスには
彼女は、好きな人ができたと、“嘘”を言って引き離していたのだ。
だからと言って
彼女がウードを彼氏にすることは、なかったのだが…

その当時、ウードは、ボスに対しては
友情など情をかける対象ではなかったようだが
“嘘“で、人の恋の運命を狂わせてしまったことは
命と強く向きあう今となっては、強い呵責だろう……

友達だと思っていても、本心はどうかわからないし
誰もが自分が第一だから、不本意でも
裏切ることは、あるかもしれない……orz
騙したなら、騙し通すほうがいいこともあるかもしれない…

~中略~

ボスは、バーテンの大会で受賞したプリムと
再会し
ウードは、治療を受ける決心をした。
前向きな様子は、今度はウードが車を運転する様子からも
暗示される……のだが
車を右折し、姿を消したウードは、残念な結果だったらしい…orz

それでも、後クサレも後悔もないように
行動したウードは
ボスとの間に、本当の友情を残せたようなのが
しみじみ、うれしい。


▽▽▽
▼▼▼

“元カノめぐり“のロードムービーをながめ
カクテルタイムで、ほろ酔い気分でいたら
懴悔のような告白で
もうひとつの人生ロードを
ドラマチックにたどることになった!!

そんなこんなあって
たとえ、終わるものがあったとしても
取り戻せるもの(こと)はあって
ずっと続いていくものもありそうな
粋な終わり方も、良き☆(*^^)v



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映画『ヘルドッグス』☆地獄で仏は坂口&MIYAVIさん

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/380308 
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・兼高: 岡田准一☆  警官 潜入捜査
・室岡: 坂口健太郎☆  サイコな組員
・十朱: MIYAVI☆  組のトップ

強盗殺人犯への復讐に闇落ちした警官は
名を変えて、暴力団の潜入捜査を命じられた。
目的は、トップが持っている警察の弱みファイル。
組員の室岡とバディを組んだ兼高は、
トップの護衛を経て、さらに近い地位にまでになるー

岡田さんのアクションと、坂口さんの役どころが
気になって鑑賞したのですが……
この“暴力団モノ”は、残酷シーンもですが
すごいことされそうな予感だけで
もうドキドキして、不整脈になった……(>_<)

▼~▼内容より雑談です。
▼▼▼

1. 坂口さん♪

私が見てきた坂口さんは
ちょっとぶっきら棒なところがあるも
実は優しさのあるイイ人という役が
絶妙な印象で、“俺たちの〇〇”な人。

その坂口さんが演じる“サイコ少ボーイ“は
どんなんだろうとの興味が沸いてワイテ…(^^♪

見るからにイカレ野郎のチンピラもいますが(汗)
坂口さんは、そこまでヨレンヨレンではなく
無垢な少年っぽさが、逆に
罪悪感ない怖さだったのかな……????

兼高とバディを組んでの戦いは
組員というより、警官のバディに見えるのは
坂口さんの“イイ人”感なのか….??

兼高を信頼して、“仲良く“なった室岡には
サイコ少年らしからぬ、人間らしさを感じたりして
それは、良かったコト☆(*^^)v

蛇足ながら
終盤、兼高に
「俺とこの女と、どっちを選ぶんだ」と迫ったときは
そういう意味(BL?)じゃないとしても
なんかカワイイ奴っちゃな…などと思ったりもして…

今後は、もっとデレンデレンに、よろけた悪人も可です!(^^)/

2.MIYAVIさん♪

俳優としてのMIYAVIさんは、なじみがなかったので
随分、イカシタ親分だなと……(^^♪

この作品を流れる“恐怖支配“のような空気には
ピッタシ!(^^)/
クールな美ジュアル系は、やらかいオッサンより
コワさ増し増しなんですよね……
いきなり、イイ蹴りをかましたりして…汗。

兼高を近くに置いた彼が
心を許し、“情報共有“しようとしたときに
わかる事実がイイ……
そうして、そこから、あちこちで
真実やら裏切りやらが、くずれるように
露呈していくのにも、ドキドキ……


3.岡田さんもっと……

クライム>アクションの印象で
私は、暴力の恐怖に支配されてしまい
アクションを爽快に楽しむ余裕がなかったので
もっともっと、岡田さんのバッキバキのアクションが
あってもよかったです……

▼▼▼

地獄ということで、暴力沙汰は
残酷で痛くて、地獄感満載に味わいました…汗。
そんな中、坂口さんとMIYAVIさんの清々しさは
地獄で仏に会ったような清涼感♪(*^^)v

坂口さんは、どうしてもイイ人が出てしまいますが
それはそれで良き☆
岡田さんとのバディの相性は、すごく良かった☆
別設定で、刑事役のバディも見てみたい。(*^^)v



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映画『百花』☆“半分の花火“に自分も救われて涙腺が(T_T)

 キャプチャ



作品について https://www.allcinema.net/cinema/380323
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督: 川村元気☆
・泉(息子): 菅田将暉☆
・百合子(母): 原田美枝子☆ 認知症になる

認知症の母に、記憶と愛を重ねているのですが
現在の様子に、子供の頃のことを
短く挟みながら、何度も重ねて描写するのが
想いを深めていきます。

解決できていない愛を、母に求める息子(菅田さん)の
切ない感じもいいですが、母=原田さん、絶賛です!
原田さんは、華があって大らかな一方
壊れそうな優しさある繊細さが、イイ☆
「半分の花火が見たいの!」
子供のように、駄々をこねるのも……
ココは、思い返すと、涙出そう……

▼~▼内容にふれて雑談です。(▽ネタバレ!)
▼▼▼

母と二人で暮らしてきた泉は、結婚し、子供も授かり
自分の家族をもった。一方
認知症でひとりで暮らせなくなった母は、施設入所したー

自分の母のことも、思い出していました。

私の母の“マイペース“が強くなって、苛立ちながら
困惑が増していったあるときに、ふと
認知症なら、母に怒る気持ちをやめようと思ったら
かえって楽になったような……
私が優しく接するようにしたら、母も前より落ち着いてくれたようで
不安や不満が、軽くなってくれたのかな……
(最後に旅行したときは、じっとできずに、どこかに行ってしおうとしたり
夜には、徘徊しに行こうとしたりして、よく休めなかったけれど…汗)

買ったことを忘れた母親が、次々買いすぎて
冷蔵庫に詰め込んだ、賞味期限切れの食品を
泉が捨てるシーンがあった。
ソレには、私も思い当たるフシが……

母が亡くなる直前の入院中、
退院前に、食べられなくなったものを捨てようと
実家の冷蔵庫の中の一か月前の豆腐とか
黒くなったトマトなど捨てて、冷蔵庫をからっぽにした。
(自宅にいた父は、冷蔵庫を開けない)
母が退院したら、新鮮な食べ物を入れてもらおうと思ったのだが
退院した夜に電話したときは、遅かったみたい……orz
いつも電話に出る母ではなく、父が出た。
「空き巣が入ったってお母さんが慌ててる!冷蔵庫の中が空っぽだって!」
私が捨てておいたんだと説明しようとしたが
「後でかけるよ」父が電話を切ってしまった。
少し落ち着いてから、明日.話そう……
お母さん、心配かけてごめん……

やきもきしながら、朝になって……
携帯電話を見たら、弟からだった。
朝、母が急死したと……………………
退院も完治ではなく、帰宅したい母がムリに退院したようで
退院に付き添った義妹は、母の顔色はよくなかったと言っていた。
私は、母に、“冷蔵庫のこと”の説明ができなかったことが
母に心配を残したままにしてしまったことが
今でも、ずっと、母の思い出の棘になっている。

だから、泉が、母親(の思い出)に対しての
“気がかり“を抱き続けていることに
とても、心ひきつけられた。

泉が子供の頃、母親は、男を追って
泉を(1年も!)置き去りにしたという。
今更ながら、問い詰めてみた泉だが
母は覚えていないらしい………….
「何、勝手に忘れてんだ!こっちは忘れたくても忘れられないんだ!」

↑ココ、胸が痛いです………orz
痛みは、受けたほうは覚えていても(心に刻まれてる)
与えたほうはしれっとしてること、よくあります……(T_T)
ソレって腹立たしいんですよね……
罪の意識、良心の呵責、気の咎め…
そーゆーのがないってことですもんね…………

息子を、そんな男(恋人)と勘違いしてか
「淋しかった…」と、もたれかかってきたら
そっちの愛は、覚えてるんかい!と……
子供より、男のほうなのかと……( 一一)
よけい、やるせなくなりソ…………orz

そんなこんな、仕切り直して
母親が見たいという、“半分の花火”大会を捜して
一緒に行ったのだが
どうも、それではないらしい……………………

▽要反転▽ ネタバレ
▽▽▽

実家の整理をしているときに
団地の向こうで花火が上がり、母は
“半分しか見えない花火”に歓喜した!
それは、泉が子供の頃、一緒にながめたものだった。
記憶や思い出が消えていく中でも
母の心の奥底には、“半分の花火“が
息子への愛情の記憶だったんだね………

“半分の花火“を見たことを、泉はすっかり忘れていた。
(ココで、一気に涙腺ゆるんだ……)
自分の知らないところにも、母の愛情はあったのかと!
男と逃げた母のことは、何度も「ごめんね」を聞かされても
赦しきれなかったのは、自分への愛情の手ごたえが
足りなかったからなのかな……

でもでも、母は母で、息子の記憶の外から
ずっとずっと愛情を抱きしめていたんだよね…
(だと思う)

関係ないけれど、このシーンで、私も勝手に思っていた。
私の母も、「冷蔵庫のことはわかってるよ」って
思い流してくれていたかなって……………
心の棘なんて、さっさと抜いちゃいなさいよって
言ってくれてるんじゃないかって…………


▽▽▽

最後のシーンでは、私も勝手に
救われた気がしたんです………

▼▼▼

一輪挿しの花に、原田さんの装いー
黄色をメインにしたビタミンカラーに
元気をもらえる☆

元旦が誕生日の母親へ
息子が送る一輪の花がいとおしい。

自分の事と想いを重ねて観られたのがよかった。
少し、救われた気がして☆(*^^)v




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映画『プルートで朝食を』☆母を愛を乞うキトゥンの物語に胸アツ(^^)/

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/324580
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・キトゥン(パトリック): キリアン・マーフィ☆
・リーアム神父: リーアム・ニーソン☆


教会の前に捨てられた男児(キトゥン)は
養家で育てられるが
子供の頃から、女の子の“生活“を好み
嫌悪の目で見られていた。
産みの母の話を聞いたキトゥンは
母を捜しに、ロンドンに行くことにしたー

母を捜して何千里~でもありますが
旅の途中のキトゥンは、愛を求めているよう…

1960年代。IRAのテロにも巻き込まれ
冤罪で逮捕されるキトゥンだが
そこでの彼の“世界観“の展開は
想像を超えて、絶賛!(^^)/

何章にも小分けされ、トントン進むのが見やすい。
キトゥンの生き様が、ナント、キラキラしていることか!

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

序盤で、キトゥンの両親が誰かわかります。

子供の頃から、化粧や女装を好むキトゥンですが
“幻の女”と呼んでいた実母の影を
追っていたのかなとも、思えます……

もう、この地を去った母はともかく
実父は、“近く“にいるのに
父だと知らせないのは……orz

そんなはがゆい“愛の飢え”を抱えてか
それからのキトゥンは
出逢った男たちに、すり寄っていく。

これが、あたかも、男を渡り歩く娼婦のように
見えてしまうのだけれど
それとは違うと思ってしまうのは
キリアン・マーフィの“距離感“が、そう思わせるから。

淋しさ、人懐っこさ、お金目当て…etc.
その場限りの関係でなく
キトゥンは、この人は自分に本物の愛をくれるのかー
を、かぎ分けつつ
そうして、自分もその人に愛の感情を向けるー
というか、こすりつけている……

“愛“は、そのときは、確かにあると感じ
信頼で結ばれたーと錯覚もするのですが(汗)
イイ人だけではないし
運命も儚かったり、残酷だったりして
ただただ、実母に逢うことだけが、支えであるような…

アイルランド系テロリストと誤認逮捕されたときは
困った!(>_<) 
しかし、キトゥンは、テロ一味だとも話した(!)一方で
起こったテロを、想像上未然に防いだ“画”まで
見せてくれた演出ョ!(^^)/
(↑一見にしかず(*^^)v)
挙句の果ては
もっと拘束してくれとさえ言った、キトゥン。
それほどの孤独ゆえか……orz

~中略~

自分の人生を、“物語“だと思わないと
涙が止まらなくなるーと言ったキトゥンは
迷っている友人に、堕胎を勧めた。
「産んだら、(その子が)私みたいに最悪になる」と。

しかし、ソレを聞いた友人は、堕胎をやめた。
彼女は、キトゥンが大好きだと言って。
↑ココ、すごくイイ!!!!!!(^^)/
キトゥンの命も存在も尊重し
愛し、大切に思っている気持ちが、すごくうれしい。(*^^)v

そうこうして
実母とは、親子の名乗りせずに逢うのだが……
他人のふりして逢ったキトゥンは
まず、失神した…… ←どれほどの想いなのか、苦しくなる

(実母も、出産するたびに、最初に産んだ子を思い出し
心の底では、幸せを願っていると思うけれど…)

そして
近くにいたのに、しれっとしていた実父ですよ。
愛の伝え方がわからなかったらしい…
神の愛を説くはずの“神父“が、不器用すぎ…( 一一)
結局は、“親子”になれたのは、よかった☆(*^^)v

友人の産んだ子の乗ったベビーカーを押すキトゥン。
赤ちゃんを慈しむ愛は、本物だ☆
(このような状態で、実母は自分を捨てたーとの思いは
ココではいらない)

たまたま、“弟“と出くわしたキトゥン。(実母の家で逢った)
ちょっと言葉を交わしたあとで、実母に伝言を頼んだ。
次は、女の子を産んでと。
(その女の子の人生の中で
自分を生かす所存なのか、キトゥン…(^^)/)


▼▼▼

母を捜す“旅“の途中で出逢った”国境の騎士”は
旅が大切だと、話の中で言った。
「火星を回ったら、プルート(冥王星)で朝食だ」

物語という空想の翼を広げて
悲しみを散らしていた(?)キトゥンにとって
はるか遠い、宇宙の彼方にまで思いを馳せるのは
救いになったのかな……

いや、遠すぎて叶わぬ願いのことかもしれないけれど
いつか
愛する人たちみんな一緒に
朝食がとれたならね……

たくましく、しなやかで、毅然と美しいキトゥン☆
応援して、胸が熱くなった……



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映画『ホテル』☆スキないはずの人妻の“スキマスキ“(^^♪

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/21583
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・パスカル(人妻): コリンヌ・クレリー☆

夫を見送ったあと、別の飛行機に乗り遅れたパスカルは
ホテルに泊まることにした――

人妻さんのアバンチュールです。(^^♪

ソレは、肯定しかねるものですが(汗)
DVなど悲惨な夫婦関係などあれば
“脱出“がてら、応援することもありますが
本作は、“ライト“な感じでした。
だからか、サクサクと見入ってしまう…(^^♪


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

パスカル(以下;彼女)は
夫の仕事をサポートする感じのキャリアウーマン♪
かっちりした風で、スキのないタイプ。
夫とは円満で
情事とか欲望とか(汗)、無縁なフンイキ。(*^^)v

ホテルの部屋は、コネクティングルームで
施錠されたドア続き。
彼女は、隣室の青年の声が気になり
そのドアの上のスキマから、のぞいてみた。

スキマからのぞくーー
(参考 『スキマスキ』 (*^^)v

この秘密めいた行動だと
同じ光景も、すごく特別な世界に見えるのかも…
さらに、彼は
反体制的活動家のようで、より秘密めく…

そんな、胸をざわつかせた流れで
彼女は、彼の“逢い引き”の様子まで
覗き見てしまった!(>_<)

恋心か欲情かー
身にも心にも、スイッチの入った彼女は
飛行機どころでなく、彼を尾行したのだが
見つめ、捜し、見つめるー
逃しはしないという強い力は、理屈ぬきの恋なのでしょう……

勢いだったかもしれない恋のノリ?は
とある理不尽な逮捕によって、彼女に
反体制的な反発心が生まれたことで
彼との真の“一体化”を迎えるに至らせたよう。(^^♪

旅の恥はかき捨てーとも言うけれど(汗)
非日常の場所(ホテル)で
出逢うはずのない人と出逢い
惹かれていってしまったのは
(無意識の不満とは無関係に)
あのスキマから、見始まった世界が
あたかも、パラレルワールドのような可能性を
彼女に感じさせたからなのか……

そうであるなら
夫とか、立場とか、倫理とかの現実の価値観を
夢のこととして、無いものとして
“好き“に、自由に、伸び伸びと行動することができる。
着衣のように、自分をしばるモノもない。
過去も未来もない、刹那に
今、愛欲に溺れてさえいればいい………………

しかし
夢は、突然覚めた!

反体制派として行き詰まった彼は
室内で、命を絶っていた。
気づいた彼女は
そそくさと支度し、ホテルを立ち去った……

↑この突然の早急な終わり方は、ある意味、秀逸!(^^)/
(『逢びき』でも、ブチ壊し的な別れ方、絶賛!)

行きずりの身勝手な恋の終わりに
相手への思いやりはない。
各自が夢から覚めるか
永遠に夢から覚めないかだ……


▼▼▼

作品の魅力は、コリンヌの存在感☆
ムンムンでないのが、良き☆
なのに
ブーツと“御身”とのバランスは、絶妙すぎて☆(*^^)v





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映画『Pure Japanese』☆“日本人”を意識したなかなか斬新な切り口

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/378215
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・立石: ディーン・フジオカ☆   ~アクション俳優  
・アユミ; ~女子高生 祖父が立ち退きを迫られている

撮影中の事故がトラウマで
俳優をやめて、裏方をする立石は
立ち退き問題で、ヤクザから嫌がらせを
受けている女子高生の助けになるーー

はじめ思っていたのは
少女のため、トラウマを克服した立石が
ヤクザに“アクション”(バイオレンス)したのかと。

ヤクザにアクションはしますが、それまでの立石が
不可解(ミステリアス?.)なので
解釈をこねくり回したくなります。(*^^)v

ちなみに、劇中“ピュアジャパニーズ“という
日本人度を測るキットがあり
立石は、純度100%です!(^^)/


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)  違うときスミマセン
▼▼▼

撮影中、相手(敵)役に怪我をさせた立石は
また誰かを傷つけるのが怖くて
アクション演技できなくなったーのかと思いますよね…
(ディーンさんの優しい雰囲気だと、そう思うョ(*^^)v)

助けてもらったアユミが、立石に
きっとトラウマを“越え”られるよーと
励ましたとき、立石が言った言葉が気になった。

「越えないことのほうが難しい…」

その後の立石の行動も見ていると、彼には
無意識に、人を傷つけてしまう
別の“トラウマ”があるらしい…
再び、“一線”を越えないように
彼なりに抑えているらしい……

悪意に満ちて、悪さをするのは卑劣だが
無意識(無垢?)に、悪さをするのは冷酷だ…
(アユミを困らせようとは思っていないのに
結果的に困らせることにも…orz)

普段は、誠実で優しい人にも
正義からの怒りはあり
それが、正当性を帯びつつも
破壊的な暴力を産むーこともあるだろう。

しかし、立石のソレはそうでなく(汗)
ただ内なる残酷性・暴力性のよう……
良くいえば、純粋な狂気。
抑えてはいても、あふれ出てしまうことも…orz

しれっとウソつく立石は、思い込み強いの????
純度100%の立石なので
そのまま、典型的日本人の縮図として見せてるの??
いや、否、イヤ……
それは、それこそウソでしょ!( 一一)
ディーンさん、挑んでるナァ…………

ところで
立石の“エア切腹“は、狂気とは言わないでおく。(^^)/

アクションに込めた残酷性をもつ立石を
“純度100%の日本人”とするのは
ある価値観?をつきつけていて
それ自体が、かなり冷や冷やものなのだが(汗)
残酷性というのは、正義感を含めて
誰にもあるものだから、容認はしよう……

エア切腹は……
三島由紀夫さんへの信奉なのか……
だとしたら、立石は
ただの”ヤベエ奴”ではなくなりますよ…
見ているほうも
三島さんの国粋的なコトを、あれこれ紐解き直して
正座して対峙しないとならんな…となってくる……

なにしろ、彼は“純度100%の日本人”なんですから……

帰国子女だったことで、子供の頃イジメられた立石は
そのことで、スイッチが入ると?
(自分は日本人だ!)という内なる叫びが
暴力的になってしまうようでもあった。

~中略~

強い力は、勧善懲悪~正義のためなら
ブンブン使っていいのが、時代劇ならお約束。
立石は、アユミにとっての悪玉を
斬って、斬って、斬りまくった!
そして終わり方がニクイ!

瀕死の立石は
自国の文化を、大切に思っていた母親の思い出を
線香花火とともに語り
花火が消えるように、自身もコト切れた……
(↑この演出の感性は、“日本人的“というのかも)


▼▼▼


日本人というアイデンティティは
外国生活の長いディーンさんには
向き合いたいテーマなんだろうなと思う。

タイトルからして
何かに挑みつつ、さぐっているようで
ディーンさんならではの切り口の作品なのかと
思われます。
斬新です。(^^)/





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映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』☆誘拐事件が深みにはまる!(^^)/

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/376315
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・獅子雄: ディーン・フジオカ☆  ←ホームズ
・若宮: 岩田剛典☆         ←ワトソン

ディーン&岩田コンビを、また見られるのが楽しみで☆(^^)/
バスカヴィル家=蓮壁家で、娘の誘拐事件発生し
知人だった若宮に、リモート相談があった。
娘は戻り、身代金も取られなかったが
当主(父)は行かされた“受け渡し場所“に
疑問があると言う――

▼~▼内容より雑談です。(↓ネタバレなしなので何がなんだか(^^♪)
▼▼▼

本家の『バスカヴィル家の犬』は
傑作と言われますが
だからなのか、複雑な様相で
何度見ても忘れてしまい
犬ってなんだっけ……と(汗)。

本作も、序盤で
蓮壁家に飼われる大きなワンちゃんが
若宮に濃厚接触!!?して、印象的です。

そして、
蓮壁家の縁者が見舞われる不幸には
島に伝わる因習から
“黒犬のたたり“を匂わせる……

蓮壁家の近くで探る若宮と
周辺をさぐる獅子雄。

獅子雄=ディーンさんの風体は
ラフでゆるい感じ。
ヤサグレ感も匂わせ♪(^^)/
――なのだが
ディーンさん、元々、きっちりした人と思われ
根くずれ?までは行かない。
イイ意味で、ディーンさんのくずれ感は
その辺でイイ☆(^^)/

岩田さんは 『ウェディング・ハイ』の「ままよ!」で
芸域を広げたと思っていますが(^^)/
本作では、獅子雄の指示で“ノゾキ”を……orz
助手ゆえ、なにかと
獅子雄に振り回され感ある若宮、
応援する気持ちで見ています!(^^)/

やがて
冒頭の“誘拐事件“に
絶妙に呼応する展開に!(^^)/

~中略~  ←主役2人を脇に寄せてでも(汗)
          魅せていく展開に見入る!(^^)/
        ←責任や身勝手、悲劇と愛…etc.

そうして
獅子雄=ディーンさんの
魂の叫びのような咆哮!!(>_<)


▼▼▼

思っていたよりも
深みにはまって見入りました。

本家の『バスカヴィル家の犬』との設定の差異や共通点を
気にかけつつ観てみるのも一興でかと。




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映画『はい、泳げません』☆沈んで溺れていた“先生”の浮上!(^^)/

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/381369
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

カナヅチの男性が、根性だして泳げるようになったョ~という
熱くも微笑ましいスポ根ドラマかと思っていたら
(ブロ友さんの記事から)
どうも、深い闇?があるらしいと……

水が苦手な男性大学教授(先生)が、理屈をこねて
泳ぐことに抵抗しつつも、自ら、水泳教室に来たのはなぜか?
ミステリーの様相を匂わせつつ
彼はすでに、記憶と苦悩に、深く溺れていたのだと知る――


▼~▼内容にふれて雑談です。(▽ネタバレ!)
▼▼▼

1. 理屈(文句)をゴネる(汗)

ゴネるのは、余裕がないときかと。
よくわからない、不得手なことに関わらざる得ないけれど
プライドのせいか、それを知られたくなくて
ごまかそうとして、ゴネることがありそう。

先生の“理屈ゴネ“は、学者界隈?で、見かけそうで
序盤は、コミカルでもあります。(^^♪
が、先生のゴネも(「ゴネ=よくわからない」)
よくわからない“事故の記憶“のせいだったのかも…
という過去の事実がわかってきたのには、驚愕!


2.“はるか”コーチ

水泳教室で、サクっとビシッと教えるのは、はるかコーチ。
少しずつ上達していく“先生”の
ものさしのような
未来を映す“暦”のような…

生徒それぞれに、何があってもなくても
淡々と、今日の課題をこなすように導く。
↑このカラッとした時間は、必要だと思う。
ただそれだけを考えて行動する時間は
無意識にも、沈殿?していた人には
知らず、浮上の手助けになるのかと。

前にも後ろにも行かれない!と
煮詰まって、ゴネた先生に
ならば上に行け!と励ましたコーチはナイス!
出口を知るコーチも、実は
一度沈んで、浮上した組。
凛とした風情にも、説得力あり!
(なのに、道路通行中の挙動不審は……(^^♪)


3.水泳のおばさんたち

先生の生徒仲間のおばさんたちが、イイ☆
ノリまくってるので、ついノリで
先生をプールに落としてしまうが…(汗)

(いわゆる?)おばさんの独特のノリは、強烈で (^^♪
人のテリトリーに入ってくるのも
ドカドカというより、スルスルっと入ってきて
ちょっと温かい世話を置いていく……
慣れれば、元気をくれる人たち☆
(私、自分もおばさんなのに、ひとごとみたいに(^^♪)

先生も、はじめは苦手だったかもしれませんが
おばさんは、ソコは要領よくスルーする抜け感?や
ドンと構えて、たくましく生き抜く術を知ってそうで
頼もしい存在になったよう。
彼女たちが居ると居ないとでは
プールでがんばろうという意欲も違うかと、きっと!(^^)/


4.先生の過去

▽要反転▽

先生は、息子を川の事故で亡くしていたが
助けに行った先生も頭を打ち
記憶が抜け落ちたことに、苦しんでいた。
事故後、離婚したあとも、前に進めずにいた。

▽▽▽

先生の泳ぎの上達につれて
過去の事柄が、リンクしていくのがイイ☆
ファンタジーのような映像も
先生の内面に、グッと近づけるイメージで☆

プールをぐんぐん泳いで
息子の服をつかんだ先生の姿には
熱いモノが込み上げてきた…………

▼▼▼

「必ず泳げるようにします!」  byコーチ

それは、水の中だけではなかったみたい。
日々、沈み切った人や(汗)
日常を、うまく泳げていない人に
おすすめの逸品でした!(^^)/




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『パンズ・ラビリンス』☆運命狂わせられても幸せは!(^^)/

0528.jpg


作品について https://www.allcinema.net/cinema/326294
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督:ギレルモ・デル・トロ

感動と絶賛の作品ですが
だいぶ前に観たままにしていたので、再見☆

内戦下のスペイン。
少女:オフェリアは、身重の母に連れられ
再婚相手の大尉のもとへ。
大尉は、山中のゲリラ掃討の指揮をしていたー

山中で、オフェリアは“迷宮”を見つけた。
牧神パンは、彼女は地底の国の王女だと言う。
(そこは苦しみのない世界)
オフェリアは、王女に戻るため、パンが与えた
3つの試練(課題)を果たそうとするーー

義父;大尉が戦時下とはいえ、サイアクで
終始、容赦なく恐怖に支配された重暗いムード…orz
そんな中で、課題をやりとげようとするオフェリアを
応援しないわけないです!(^^)/


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

とにかく、大尉ですョ!!!(>_<)
サイアク具合が、半端ない!!!
あのサイアクさは、どこから来るのかと…
残虐性だけでなく…( 一一)

本人も自覚している自尊心。(というか天狗?)
現場の指揮官で、一番エライ。
何もかもが、自分の胸三寸♪

ゲリラでない村人を
よく調べもせずに連行した部下も部下だが
大尉も浅慮で、すぐ殺した……(>_<)
(残酷さというのは、バ〇なのかと…)

それと、(男としての自尊心か)
妻の腹の子を男子と決めていて
(女の子だったら、とがめソ…)
跡継ぎとして、特別視するあまり
妻とオフェリアのことは、それほど…(T_T)

↑この“男尊女卑“の感じは、今も根強くあるもので(汗)
モラハラ(DV)夫として、存在しうる…(>_<)
妻は、愛の対象というより、所有物…
跡継ぎを産む道具のような…orz
だから、身重であっても、いたわらない。
自己都合に合わせる……(>_<)

だから、“いつでも切り捨てる“感があるから
冷徹な怖さしかない……( 一一)
そのムードが、作品じゅう覆いかぶさっているのが
敵ながらアッパレと言うか……(*^^)v

不安要素は、女中さん:メルセデスとも♪
大尉は、メルセデスを便利によく使い
彼女も、よく従っているのだが……
(彼女の存在も、絶妙にスバラシイ!(^^)/)

よく呼びつける割には、心許す感なく
緊張感がピリピリ走るーー
――のは、メルセデスも、忠心ではなかったから?
というのも、彼女の弟はゲリラで
彼女は密かに、彼らを援助していたから。

バレてしまう件は、ドキドキしかないけれど
大尉に、気丈にも応戦するのは
ナイス!としか!\(^o^)/

~中略~ ←母が出産死 医師が射殺 etc.

食べてはいけない食べ物(ぶどう)を
食べてしまい、すったもんだになりつつも(汗)
オフェリアは、課題を遂行し
生まれたばかりの弟とともに、地底の国へーー
というときに…
牧神パンは、赤ちゃんの血を流せと言う。
無垢な血がいると言う……

オフェリアは、そんなことはできないと言い
そうこうしているうちに
大尉に見つかって、撃たれてしまった!!!!(>_<)
無垢なのは、彼女の血もか………

↑私、ココがとても納得いかなくて…….(T_T)
大尉は、どこまで極悪なんだろと…………….
(ゲリラに見つかった大尉は、射殺)

それから、オフェリアは、実父母の待つ王国に行ったー
のですが、それは死後の世界???
(現実は、血を流し横たわるオフェリア…)

この世の現実は、苦しみに満ちているだけでなく
逃げ場がないのが、絶望なのか?
この世は仮の世というけれど
あの世で永遠の安楽を得るのが
真の幸福なのか…??????

――そう思わないと、やりきれない虚無感が
やるせないの……orz

▼▼▼

戦争という大厄もですが
ひとり、最悪なのがいても
人の運命狂わせられて、大迷惑だーと痛感…

それでも、“幸せ“を見出すことはできるゾ!(^^)/
と意気込みたいんだけど……
でも、切なさが痛いの……



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ボス・ベイビー』☆おっさんでも赤ちゃんはカワユイ(^^♪

171671_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/171671/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

弟が誕生して、両親を取られたと感じたティムは
弟の“本性“を知り
両親に告げ(ぐち?)ようとしたがーー

劇場で見逃していたので、やっと鑑賞☆
おっさん赤ちゃんも、赤ちゃんなので
頭でっかちなのも、カワユイ☆(*^^)v
たまに、赤ちゃんに戻って
キャッキャッ笑うときなんて、超~カワいくて
ニコっとしてしまう♪

▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

上の子が、焼きもちを焼くといけないので
下の子が生まれたときは
私なりに、気をつけたつもりでしたが……
上の子には
何か思うところは、あったかもナ…

ティムは、手のかかる赤ちゃん=弟の出現に
嫉妬の嵐ビュービューなんですが……
親が悪いよネ……汗
その前は、王子様のように扱ってたのに
急に、ホーチだもん……( 一一)

でも、この弟クンは、おっさんでした…(^^♪
赤ちゃんへの愛が、ペット=ワンちゃんに行かないように
特命を帯びていた。

最初は、敵視していたティムですが
弟クンの使命に協力する。

赤ちゃんの製造元?のようなところやら
ずっと赤ちゃんでいるためのミルクやら
弟クンに説明され、未知の世界を知る…

~中略~ ←奮闘する弟クンとティム。
        “ワンちゃん“の件の黒幕は
        弟クンの憧れの人でショック!(>_<)

そんなこんなで、任務を終えた弟クンは
ティムの家から、去っていきましたが
兄ティムと、ドタバタやっているうちに
仕事でなく、家族(家庭)に浸りたくなってきます♪
(↑お仕事ひとすじおっさんにもあり得そう)

赤ちゃんの誕生分かれ道で
今度は、“経営“でなく
“家族”に振り分けられるようにした弟クン。
そうそう!
今度は、赤ちゃん時代を無垢に満喫して☆
(わざと、上の子にいじをやかすんじゃなくて(^^♪)

▼▼▼

じ~っと、こっちを見る赤ちゃんの目を見てると
ナニもかも、わかってそうに思うときもあった……

ボス・ベイビーの着想☆
赤ちゃんの底知れぬ可能性のようで、ナイス!(^^)/




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『バニー・レークは行方不明』☆1番ヤバい人捜しで高まっていくHigher!

95.png


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/183028/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・アン((バニーの母): シングルマザー
・スティーブン(アンの兄)
・警部: ローレンス・オリヴィエ☆


ローレンス・オリヴィエに誘われて鑑賞☆

ロンドンに、兄と娘で越してきたアン。
引っ越し後の作業をしたあと
娘バニーを、保育園(初日)に迎えに行ったら
娘を見た者は、誰もいないというー

兄を呼び、警察を呼び、バニー捜しが始まる。
どこにいるのか?事故?事件?犯人はいるのか?
終盤にかけて、ハラハラが高まる!(>_<)

▼~▼内容にふれて雑談です。(ミステリーなのに▽ネタバレ!)
▼▼▼

子供がいなくなるー
冗談じゃないってテーマです。(滝汗)
母:アンが、保育園の職員に、食いつくのわかります。
なんで誰も見ていないの??

フトコロ深そうな警部の捜査で
ヤバそうな人(容疑者?)が、チラホラ浮上する。

1. 保育園のコト

登園初日の子の控室=“初日の部屋“に行くも
先生が不在!どこにもいない!  ←管理的にヤバい…( 一一)
引っ越しで、人を待たせていたアンは
厨房で見つけたオバサンが
あとで看てくれるというので、任せて帰宅してしまう。  ←うかつだったorz
あとで
そのオバサンは、“初日の部屋“には
バニーはいなかったと言う!(>_<)


自宅捜査では、さっきまであったバニーの私物も
ことごとく、無くなっていた。

2. 家主のオジサン

引っ越しの荷ほどきで、バタバタしているのに
ドカドカ入り込んで、つきまとう家主が、うざい…( 一一)

自分は、テレビで朗読しているスタア?で
女性ファンは、この声に魅了されるetc,
アンへのアピール度が、ストーカーっぽくて、気色悪い…

家主に質問した警官は、「アイツは変態だ」と報告…汗
家主なら、バニーの荷物も盗める状況にある。


アンと兄のことも、確認する警部。

3.アン   

男友達の子を産んだが、結婚は兄が反対。
子供の頃、空想の友達をバニーと呼んでいた。

↑え?空想の友達?
バニーの失踪は、アンの空想???

そういえば、ずっと生身のバニーが映されていない…
さらに
引っ越しの移動の、船の乗船記録がないーとの報告で
アンには、“不利”な状況に…orz


4.アンの兄   雑誌社勤務

アンを大事に思っている、良き兄ムード。
懸命に、バニーを捜し、アンを励ます。
バニーの保育所入所手続きや
バニーの人形を、修理に出してくれた。

↑バニーの存在証明として、アンは
その人形を、修理店に取りに行くが
その後、事態は急転する!(>_<)

▽要反転▽  ネタバレ!!!!

兄の異常性が発揮され
アンは、入院させられてしまう。
失踪事件の犯人は兄だと知ったアンは
バニー救出のため
ドキドキの病院脱出を、やってのける!

兄は、アンを独占するべく
邪魔なバニーを、亡きものにしようとしていた!
(トンだイカレ野郎です!(>_<))

バニーを見つけたアンだが、逃げ切れず
バニーがピンチに!(>_<)
すると、兄の注意を引こうと
ブランコを漕ぎだしたアン。
アンは、兄に、ブランコを押すように仕向けた!
「Higher!Higher!」
アンの声は、兄を高ぶらせ、私も
不安と勇気がごちゃまぜの感覚に、見舞われる。
そこへ、警部たちが現れ
バニーもアンも、助けられる♪\(^o^)/


▽▽▽
▼▼▼

子供の行方不明事件。
1つ1つ、丁寧に片付けて行きながら
終盤で、一気に加速していく高揚感が良い!

乗船記録の“アヤ”に気づく
ローレンス・オリヴィエ警部もナイス☆(^_-)-☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『病院坂の首縊りの家』☆生首フーリンwithフリンと愛憎

133383_1.jpg



作品についてhttps://cinema.pia.co.jp/title/8643/" title=" https://cinema.pia.co.jp/title/8643/"> https://cinema.pia.co.jp/title/8643/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・金田一耕助: 石坂浩二☆
・黙太郎: 草刈正雄☆


横溝正史作品は、コワくて映画館では観ていません。
自宅で、夜中チャレンジしたら
生首フーリンで、ダウン……orz

横溝作品は、雰囲気からして、オドロオドロしいから
ナンてことないシーンも、コワくて
真夜中を避けて、再チャレンジ。

冒頭の作家からして、因縁背負ってそうでコワい…
と思ったら、横溝先生本人だったと……滝汗。

▼~▼内容より雑談です。(犯人はナイショ(^^)/)
▼▼▼

パスポート用の写真を撮るのに、冒頭の先生から、
勧められた写真館を訪れた、金田一。
(金田一は、写真館の老主人から、ある調査を依頼される)

同じ日、結婚写真の依頼があり
病院坂の空き家で、若主人は、写真を撮った。
後日、写真を届けに出向くと、そこに
新郎の生首が、風鈴状に
吊り下げられているのを見つけ、事件に!(>_<)

やがて、写真館の老主人を含め
次々、死者が出て、不安が増す……
画面が暗いし、ナニか出そうだし
人物が驚くと、私も、ドキッとしてしまう…(>_<)

そんな中、写真館の助手の黙太郎こと草刈クンが
金田一の手伝いをするの、ナイス☆(^^)/
ビジュアル的に、コワさと暗さを、払拭するのみならず
ひょうひょうと、軽やかムードで、鑑賞の勇気に☆!(^^)/

亡くなった新郎と新婦の関係や
空き家の持ち主(弥生)の、複雑な家族関係を知るのだが
それを黙太郎が、金田一に、説明するシーンが軽妙。
速すぎて、関係がつかめない……orz
私だけでなく、金田一も……滝汗。
(系図で確認する(^^♪)

利潤をもくろんだ、婚姻関係や
おぞましいまでの、フリン関係。(フーリンではない)
そして
血は水より濃い、親子の絆…….

写真館・結婚写真―と
写真が印象付けられていきますが
事件の核心も、写真にあった!!!!

ある卑劣な男が撮らせた写真のせいで
脅迫されていた人がいた!!
(↑この真相を知ると、腹立たしさで
作品の恐怖を忘れる…(>_<))

~中略~  ←いろいろ複雑(^^♪

あまり金田一が出張っていない印象でしたが
彼は、気になるアイテム=“風鈴”の産地で、調査する!
え?そこまで?そこまでするのが、名探偵☆
南部鉄の風鈴の“銘“に
重要なコト(フリンの果て?)を見出す!

今回、暴かれる人間関係は、そこここで
え!?と思ってしまうドキドキが、醍醐味だったりしますが
複雑な人間関係の中で
桜田淳子さんの存在は、良き☆

美形で、意味ありげに悲しげな瞳もいいし
白塗りの顔立ちは、不気味にもなる……
訴えかけるセリフの力強さも
説得力あるし、かなり良かった!

そして、しっとり美しい佐久間良子さん(弥生)♪
やわらかい色気が、ナニカを深く包含している感じで
妖しげで、怪しげ……
女の悲しみの色香が、匂うよう…

▼▼▼

ラストシーンは、(金田一でなく)
黙太郎(草刈クン)が
横溝先生のお宅で、紅茶を頂く。
草刈クンの若さはじけて、爽やかな後味が良い♪




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『鳩の撃退法』☆天下の回りモノと結末への願望(^^)/

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作品について https://cinema.pia.co.jp/title/186804/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・津田(作家): 藤原竜也☆

予告編の印象では
作家が書いたとおりの、“事実”になる?と
思いこんでいました。(^^♪

作家が、担当編集者に見せた“新作“は
実体験から、着想したらしいが……?
(担当者は、過去作が、事実の暴露本だったので
フィクションであることを、強く確認する)

その事実は、作家が書きたくなるほど
偶然が回りまわった、奇妙な展開に!
それと
事実と小説が交錯しながら
(私の思い込みだとしても)オツな結末に?☆(*^^)v

▼~▼内容より雑談です。(ネタバレ!)  違うときスミマセン
▼▼▼

津田が、深夜のカフェで見かけたのは
仕事帰りの、バー店主。
話をしたあと、津田は
彼が、もうニ度と、この店に現れないと断言したー

男女の遺体発見という新聞記事もあり
ナニやら事件を匂わせるので
ナンだナンだ?と、そそられます。(*^^)v

バー店主は、女店員から、3万円の前借を頼まれたが
直接渡す前に、彼女はレジから、3万円を持っていった。
一方
津田は、古書店の主人の死後
3003万円を譲り受けた。3万という端数はナニ??

この“3万円“がミソ☆
お金は、“お足”というくらいで、天下の回り者。
人から人へ回りまわりながら、ドラマを見せる。

が、実は、この3万円はニセ札。
裏稼業のボス;倉田が、バー店主に渡したかったのに
女店員が、レジから持ち出してから
津田の手元まで、来てしまった。
ニセ札とは知らずに、支払いに使った津田。
ソコから、ニセ札とばれ
ヤバいことに、まきこまれそう…….(>_<)

~中略~  ←ココは、こうつながっていたのか~と(^^)/

↑そんなこんなの光景は
編集者に見せたフィクション(の映像化)を匂わせるが
まるっきり、津田が経験した事実に思える。

気になるのは、もう現れないーと作家に宣言された
バーの店主だ。

彼は、他の男の子供を孕んだ女を妻とし
生まれた娘を、わが子のように可愛がり
幸せに暮らしていた。
そんなときに、妻から、妊娠を告げられたのだがー
実は、それは、浮気相手の子供で
バー店主は、わかっていた。
(ボス倉田も、知っていた……)

居合わせてしまった津田の前で
倉田の子分に、ボコボコにされた、浮気相手。
不貞の妻も、痛い目に,!(>_<)
彼らの命乞いをするバー店主も、殴られ
“男女の遺体“の予備軍のような惨劇が……orz
(ソレ以上やると、『孤狼の血』じゃけェ…( 一一))

▽要反転▽  違うときスミマセン


瀕死の浮気相手は、車に乗って
かき回したあと、逃走した。

事実に、ヒントを得たとしても
空想とペンで、願望を具現化(フィクション)することができる。
(津田もその可能性を、前に言っていた)

事実はどうであれ、津田の小説の結末は
遺体ナシの、ハッピーエンドなのではないかナ…?

▽▽▽
▼▼▼

めぐりめぐる、“アノお金“が
飛び回る、鳩のよう…..

撃退法?は、よくわからなかったけれど(汗)
結末は、裏のほうで
ハッピーエンドであってほしいナ……




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』★スピーディでパワフルなドキドキ最高!

185517_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/185517/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ファブル(佐藤): 岡田准一☆
・妹: 木村文乃
          ←スゴ腕の戦力
・宇津帆: 堤真一        ←悪玉
ヒナコ: 平手友梨奈

岡田さんのアクションを楽しみに鑑賞!(^^)/

冒頭から、人をバタバタ殺すのは、(多分)ファブル。
あれ~?“殺さず“のはずでは?と思ったら
4年前のこと。

売春組織の5人を殺る。
立体駐車場。運転席に座った5人目の首を
ファブルが、かっ切るや
アクセルを踏んだ姿勢で、倒れこんだ男!(>_<)
車が暴走する!暴走する!
冒頭から、飛ばすヮ~!(>_<)

同乗する少女を助けようと
車にしがみつくファブル! ←ハラハラ!(>_<)
結局、落下した車は破壊。
外に出た少女は無事だが、後遺症を負ってしまう…

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

4年後。デザイン会社で働くファブル。
なごんだムードを、演出してくれる♪
ところが、同僚の青年:貝沼に“魔の手”が…(>_<)
(“魔の手”の前に、同じく同僚のミサキに対する
貝沼の私生活ョ…彼女を好きなんだろーけど
いろいろムリです…コワキモです…orz)

今回の悪玉:宇津帆は
偽善的NPOを隠れミノに、
金銭をダマしとり、殺人までする奴!( 一一)
(両親を亡くしたヒナコも、なぜか、その一味に)

貝沼は、ミサキの盗撮の濡れ衣を、宇津帆に着せられ
拉致された上、命を落とす…orz

宇津帆に近づくことになったファブルは
彼が、4年前のもう一人のターゲットだと気づいた。
立体駐車場の5人目は、宇津帆の弟で
宇津帆は、仇のファブルを捜していた。

やがて、宇津帆は小細工無しで、ファブルを狙うことに!
ナンと言っても、マンションの足場シーン!!

宇津帆のワナを知りつつ
マンションに行った、ファブル。
巻き添えの幼女の救出も、図りつつ
飛んでくる弾丸や
突っ込んでくる“肉弾“をかわすファブル。
(殺さないが、痛いことに…)

足場で膠着したときの“壊し方“が、イイ!!!
(注:ファブルしか壊そうって人いません(*^^)v)
足場の崩れ方も、ナイス!
崩れ落ちる前に逃げ走る、ファブルのタイミングも
絶妙!!!!!
↑ココ、ハラハラドキドキ!鳥肌ゾクゾク!(^^)/
繰り返して、何回も見たい!!!!!!!

~中略~

ヒナコは、親を殺したのが、宇津帆と気づき
発砲するが、防弾チョッキに阻まれた。
それどころか、誤って、地雷を踏んでしまう!(>_<)

↑この後の、地雷対策のシーンが、とても良き☆(*^^)v
ファブルたちに助けられる、“瞬時”の今を
スローモーションにして
これまでのヒナコの半生を、次々、映し出していった。

色々あって、今、必死の局面にあるヒナコが
無事に(足を守って)、ファブルが言ったように
今度こそ、歩けるようになってほしい!(祈)

▼▼▼

“普通“になじもうとする
ボクトツとした可笑しみも、魅力のファブルですが
と・に・か・く
スピーディでパワフルな“体さばき”がカッコイイ♪
ソレを見るだけでも、見ごたえ十分でした!(^^)/



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テーマ : 邦画
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映画『HOKUSAI』★柳楽&田中のW北斎を大胆な切り口で(^^)/

182670_1.jpg



作品について https://cinema.pia.co.jp/title/182670/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・北斎: 柳楽優弥☆ & 田中泯☆ ←楽しみ!

改名や転居を、何度も繰り返したりー
という年表的なことは、飛ばし
絵師:北斎たるものを、“大波の紺青“に印象付けた
大胆な構図の切り口が
鮮やかで、気持ちイイ!(^^)/

版元:蔦屋(つたや)や
戯作者:柳亭種彦(たねひこ)との関わりは、色濃く
歌麿・写楽の色添えも、良き♪

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

蔦屋の縁で、吉原に寝泊まりして
女たちを描いていたのは、美人画の歌麿♪
(入り浸っていればこその、色気か(^^♪)
かたや、酒もご馳走も、口にしない北斎。
美人画を描いてはみるものの、歌麿に
「だからお前の絵は色気がない」と言われる…( 一一)
人には、得手不得手が、ありますからねェ…

“絵“の取り締まりの荒波をやりぬける
蔦屋の援助が、ありがたくも、頼もしい。
販売ルートがないと、商売は成り立たない。

まだ迷いつつある北斎をよそに
やってきた、写楽ブーム☆
見たままでなく感じたままを(趣味で)描いたという
若い写楽に反発した北斎だが
今を脱出するように向かった浜で
大波を、荒波を感じた!~という流れには
ワクワクさせられる!

↑美人画や役者絵でなく、北斎には北斎の描くべき世界が
あったんだなと、再認識。
人それぞれの道よ……

やがて、戯作本の挿絵の仕事も受けるなどして
弟子ももち、結婚して、娘も生まれた――

柳楽さんのギラギラした反骨さに魅了されながら
田中さんの人生凝縮感ある北斎に、移っていくー
(もー、田中泯さん、大好き☆(^^)/
居るだけで味わい深くて、ゾクゾクする)

年老いて卒中になってしまい、不自由な体になるも
「この体だからこそ、見えるものがあるはず」と
旅に出るのが、すごい……
鬼気迫る、命の底力よ……
↑この考え方、見習いたいです!(^^)/
グチでなく、陽性思考☆素晴らしい!

なんといっても、視覚的に効いたのが
波を描く“紺青”☆
(拙ブログ記事→コチラ

青い染料を顔に浴びるシーンについて~思い込みですが↓
新しい染料(ベルリンブルー)との出逢いの喜びなのかな~と。
この“紺青”が、波への絵心をかき立てたのかな~と。

~中略~

取り締まりの締め付けの中、歌麿も捕らえられ
旧知の戯作者:種彦も死ぬ…orz
(種彦の年齢が不明~というか、若すぎ?(^^♪)

絵への情熱と、種彦の死への悲しみと怒りを
ほとばしった血の赤で、衝撃的に見せるのだが
それ以上に
泯さん=北斎の表情がイイ…
人生90年の重みが、ずしーんと来て、イイ……

とはいえ、やはり
作品の推しは、紺青の大波☆荒波☆
ラストは、柳楽&田中=ダブル北斎で
大波の競演を見せるのが、ニクイ!

『神奈川沖浪裏』の大波で感じる
あの感動を、これでもか!!と上塗りしてくれる、
北斎と言えば、“あの波“なんだナ~と……

▼▼▼

柳楽&田中さんの魅力的な北斎を
印象的で、面白い切り口で見た!
最後、ザワザワ~と、感動の大波っぽいモノに
襲われたのも、良き☆(^^)/



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テーマ : 邦画
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映画『ファーザー』★老父の感じる“渦“を身につまされながら体感

186549_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/186549/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・老父 アンソニー: アンソニー・ホプキンス☆

自立できるからと、娘アンが手配したヘルパーさんを
拒み続ける老父。
アンは、パリで恋人と暮らすから
ヘルパーさんに頼みたいのだが――

認知症の老父が見たように、感じたように
進んでいくので
アレ?アレ?という戸惑いを
アンソニーと共有する……
(役名と同じなので、リアリティが増すし
個人的に、実父や自分のことも思うと
リアリティが、身につまされる……)

▼~▼内容より.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

想い起さずにいられないのは、実父のこと。
父は、母に何でも、してもらっていたので
母亡き後は、自立などできず…
なのに、ヘルパーさんも施設入所も拒否。
弟夫婦も私も、困りましたっけ…orz

アンソニーは、パッと見、自分でマメにやっていそう…
でしたが、娘:アンが、買い物やらナニやらしていたよう。

そんな、アンの表情がイイ☆
優しく、わかってもらうように、老父に話しているが
心の底には、暗く重いモノを抑えこんでいるようで
眼差しの“必死さ“には
老父が、感じている以上の現実の深刻さが……

アンが、恋人とパリに行く(行った?)のはわかったが
老父の自宅に、アンの夫(元夫?)が居る……
買い物から帰ったというアンが、知らない人で
戸惑う老父……
(↑こんな感じなので、私も、ナニがなんだかわからない(>_<))

エピソードも繰り返されたりして
時間が、いつのことなのか、わからなくなる私…(汗)。
ああ、老父も、こんな“状況の渦“の中にいたら
不安にも、怒りたくも、なりそう……(>_<)

老父は、なかなか逢えない、次女ルーシーを気にかけていたが
とうの昔に、事故死した記憶が抜けていた。
(ヘルパーさんに、ルーシーの姿を重ねたりも)
辛いことは忘れてしまうのは、本人にはいいことかもしれないが
話題になったときの受け答えに
家族は、心ぐるしい…

(実父は、目の手術を機に、退院後は施設入所しましたが
私が付き添ったときに、「お母さんはどこに行った?」
と言ったとき、戸惑いましたっけ…)

~中略~

結局、老父は、施設入所していたようでしたが
施設やヘルパーさんを
自宅や家族と“勘違い“していた部分もあったよう……

ラストシーンでのヘルパーさんへの
老父の“吐露“が、すごくすごく、切ない…….
か弱い、子供のような姿で、嘆いていた……
それを、包むように、優しく聞いてあげてた
ヘルパーさんの存在が、うれしい。

写真の中の家族(親子)は、一緒に寄り添っているのに
いつしか、バラバラになっていき
文字通り、一人ぼっちになってしまうんですね…orz
思い出も記憶も、断片的になって
それさえ、バラバラになってしまったら
一体、ナニを頼りに、生きていったらよいのか…orz

若いとき、元気なときに経験したことのある“一人”ではなく
もっともっと、絶望的に寂しい“独り“を感じながら
人は、老いていくのか……

けれど、そんなとき、身内でなくてもいい
親しくなくてもいい
誰か、優しい心ある人が、そばに居てくれたら
ずいぶん、救われるのでしょうね……
ヘルパーさん、ありがとう…
(実父の施設の皆さんへも、感謝です)

▼▼▼

老人が老人を演じたからーというのではなく
アンソニー・ホプキンスの“説得力”には
惹きつけられた……

ソレは、“ある老人“への俯瞰的な同情などではなく
実父への気がかりであり
私自身の悲しい未来のようで……orz

ラストシーンには、ホント、涙出た……


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ヘカテ』★「何も」と言った深い女に溺れた男

136023_1.jpg



作品について https://cinema.pia.co.jp/title/8928/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・監督: ダニエル・シュミット☆
・ロシェル: 北アフリカの外交官(独身)
・クロチルド: 人妻(大佐の夫は在シベリア)

男と女の“愛の物語”らしかったので、鑑賞☆(*^^)v
人妻と恋に堕ちたが、どうにもならなくなって破滅…orz
――と予想されるのですが(汗)
それでもいいつもりで、鑑賞☆
というか、自ら、愛だの恋だのに溺れるつもりで☆(^^)/


▼~▼内容より雑談です。(ネタバレ!)  違うときスミマセン
▼▼▼

よく準備された北アフリカの赴任地では、“情婦”だけが不足―
と感じていたロシェルは、パーティで出逢った美熟女クロチルドに
あっと言う間に、惹かれた。
(↑パサパサの乾燥物に、すぐに水がしみ込むような)

“気に入る”というのは、理屈ではなく
利己的欲求そのもののようなので
彼は、“自分の求めに彼女が委ねる”という関係に
満足し、それは“愛”というより“幸福”だと感じた。
(↑“好き“や”求め“の感情を、愛と呼びたくなることもあるが
”幸福“と言ったのは、冷静な判断かもしれない)

しかし
「私はあなたの望む女よ」
委ねるだけの彼女を好むーって
都合のいい女じゃん…(>_<)
てか、この彼の子供っぽさじゃん…?( 一一)

だからか、大人の彼は
関係を重ねるうちに、彼女に“手ごたえ“を求めた。
私はこういう女(人間)だーという中身を知りたいと。

(それが愛かどうかはともかく)
近づきたい、知りたいーという気もちは、自然なこと。
実は、人妻らしい彼女に(これからの関係のこともあり?)
彼は、夫のことを聞いてみたのだが….

(↑自分と愛し合っている“反対側“で
彼女は夫を愛しているのだーと思うと、
いたたまれない嫉妬の感情も、あったかも。
でも、夫のコトは聞いちゃいけないことかも…汗)

案の定、彼女は、はぐらかすので
彼のモヤモヤは、募っていき
仕事も手につかず、休みがちに…orz

象徴的に、決定的なのが
彼「何を考えているの?」
彼女「何も」

↑思っていたことを、何か話してくれたらいいのに
「(何も)無い」と言うのは、拒絶にも等しいかも…
心を探らないでーと言うような……

彼は、彼女の“秘密“(←があるかも不明)を暴こうと
姿を消した彼女をやっきになって
捜し回るのだが…
(↑彼女が、現地の子供と親しくしていることに
嫉妬した彼は、彼女と子供たちの“関係“を
疑うのだが、彼の思い込みだと思う……)

彼女の“心”(内面・秘密)に近づけない彼は
見つけ出した彼女に
体でぶつかるしかなく、乱暴なことに.!(>_<)
(やっぱ、子供じゃん…( 一一))

とてもとても“好き“だと思う人がいて
その人のナニもかもを、知りたいと思っても
一秒一秒知ることはできないし
たとえ、すぐ近くにいても
その“本心“に触れられているかは、わかりません……
(自分自身、自分の心の奥底はわからないのに)
けれど
愛の気持ちが、その人の心の奥底に
たどりつけないとしても、その人を大切に思う気持ちが
愛なんだと、私は、信じているのですが
彼は、想像の中で、彼女を崖から突き落としたよね…滝汗.。
(やっぱ、子…orz)

職務怠慢で、破滅かと思った彼も、復活できて
シベリアに赴任したのは
彼女の夫に、たどりつくためだった。(もはや執念か)

夫は、妻を待っているーと言ったが
来るのも怖いと…?
夫あるいは夫婦の感情が、他人には理解しがたい感じ…
ロシェルは、自分の歴史に
“夫“を巻き込んでは、いけなかったような気がしてきた私…………

そうして、月日が流れ
スイスのパーティで、再会した二人。
(黒いドレスの彼女が、未亡人かどうかは不明)
この先どうなるのかは、わからない…
(最終形は“死”という普遍は、さておき)

多分、彼は、試したんじゃないかな……
「何を考えているの?」
と聞いたのは。
「何も」
彼女は、きっと、そう答えるだろうから……
そして
そこから、始めることを。
それなら
“試した“は、もとい、”挑んだ”だと思う。

幸福感だけでない、本物の愛を賭けて。
大人の男と女の愛を。

▼▼▼

本国を離れた異国の地では
地元民の現実的な生活感とは違って
別世界の自分に、出逢ってしまうのかもしれない。

人生は旅~そのものの
彼女に恋狂ってしまう、迷える旅人となった彼の姿を
いい旅気分?で堪能した作品でした☆


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『パーム・スプリングス』★リゾートで明日が来るのを待ってみる♪

186615_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/186615/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

11月9日。砂漠リゾート:パーム・スプリングス。

妹:タラの結婚式に訪れたサラは
恋人と来た男性:ナイルズと出逢った。
砂漠に、連れ立っていたら、突如
老人が、ナイルズに矢を放ってきた!
負傷したナイルズは、なぜか事情を知っているようで
洞窟に逃げ込んだ。
来るなと言われたが、サラは、彼を追って
洞窟に入ってしまった!
そこから、ループが始まって…?(^^♪

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

そこから、しばらく、11月9日が繰り返される…
ナイルズは、だいぶ前からそうだったようだが
お初のサラは、戸惑う。

何度も繰り返される、11月9日と
妹の結婚式。
記憶は、なくならないようなので
多少の変化はあるものの、うんざりする……
(サラとナイルズの距離は、縮まるが。(*^^)v)

恨んで、ナイルズを射ってきた老人は、
ずっとここで暮らしたい~(リゾート地だし)
と言ったばかりに、ナイルズに“道連れ”にされたらしい…orz

ちなみに、11月9日ループは
“リゾート地での結婚式“という
おめでたい、解放的な非日常だから、いいんです。
(プールに、ピザ型のゴムボートで浮かぶ~
この画で、鑑賞意欲、高まりましたもん♪)
ずっと、のんびりできソ☆

けれど、ず~~っと、“今日“が進まないのは
もはや、閉じ込めらたようなもの。
そして
この今の感情や行動が、“無意味“だと気づく…( 一一)
(何度も死んで)やり直せることに
改善といえる発展性を感じないーと言うか……
唯一無二の貴重さを感じないーと言うか…orz

時が進まないことで、老人は
幼い子供の成長(~花嫁姿)を見られないことを、悲しんだ。

ずっとこのままがいいナ….と思うことはあるが
延々と続くのは、ダメみたい。
(ループするたび、恋人の浮気を知るナイルズも、辛かろう…)

実は、妹の婚約者と関係していたサラも
劣等感や諦観に、縛られていたようで……
本当の意味で
現状からの“脱出”に、もがいていたのかも…

そんなサラは、エネルギッシュに、“脱出“を試みた。
オンラインで学び、計算し、実験し
爆弾とともに、洞窟に向った!

▼▼▼

昨日も今日も明日も
“今日“であって、今日でない…….(*^^)v

禅問答のような感じもありつつ
人に車ぶつけちゃうほど(汗)、やりすぎなまでの
パンチある、サラの存在感は、好き☆


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』★春馬さんの輝かしい存在感に波出そう…

183840_1.jpg



作品について https://cinema.pia.co.jp/title/183840/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・蒼(弓道部): 新田真剣佑☆
・松平元康(家康): 三浦春馬☆



強豪部活高校生が、戦国時代にタイムスリップしたー

『戦国自衛隊』の高校生版かナ~と思いつつ
『戦国自衛隊』は、面白かったナ~と期待していました☆
特に
三浦春馬さん出演なので、コレは、見なければ!!(^^)/

校舎に居ながら、戦国時代に戻ったので
始め、タイムスリップ感は、あんまり……
だが
甲冑姿のサムライが、ドヤドヤ校舎内に入ってきたかと思ったら
いきなり、生徒相手に、殺戮を始めた!!!(>_<)
なんじゃこりゃ!(T_T)

実力はあれど、試合に
本気で、熱く臨んでこなかった蒼は
敵を前にしても、弓を引くことを、ためらう―


▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

校舎で、メチャクチャやっていたのは
信長方の武将:“簗田”の一団。

(簗田は、桶狭間での信長の奇襲を、推した人だとか。
まるで、その成功を知っていたかのような“推し”―
ということでか、この簗田は
1年前に行方不明になった高校生―という設定がニクイ)

生徒は、部活道具で応戦するも、
この殺戮、未成年相手に
ここまでやっていいのでしょうか…(汗)。

部活道具での応戦は、面白くもあり
武器でない非力さに、応援しかない。
剣道部の剣は、真剣でないし…orz
(蒼こと“真剣佑”は、名前が、惜しー!(^^♪
蒼は、弓道をする前は、剣道をしていたらしい)

何人かの生徒を連れ去って、敵は、退場。

そうこうして、元康参上!(^^)/

元康は、今川方の陣に、援護を目論んでいた。
その作戦に、人質の救出も抱き合わせるようにして
生徒の代表も、“出撃”した。

春馬さんは、以前、高校生が侍になるーという話を見たときに
コミカルな高校生とは対照的に
凛とした侍の存在感が、素晴らしくて
ふり幅の広さに、とても惹かれました☆

今作の元康も、そこに居るだけで
存在感が違うんだナ~。(*^-^*)

蒼が、やる気なさげに、ちまちましたことを言ったとき
“一所懸命”を、諭した元康の
力強い説得力が、良き☆(^^)/
蒼も、春馬=元康の空気に、心動かされるよね!(^^)/

~中略~   ←高校生、がんばって戦う!(^^)/

そんなこんなで
死に物狂いで戦う、高校生の勇者たちが
次々、敗れ、見ていられなくなったとき
助太刀に来たのは、元康=春馬☆!!!
ああ、その輝かしさに、涙出そう!!(T_T)

その頃には、やる気になって
弓を、ビュンビュン射っていた蒼も、頼もしい♪
(この弓道に、私の故郷の弓道関係の方が
協力されていたと知り、とても感慨深い……)

そして、そんな蒼のピンチを
元康=春馬サマが、かばった!!!!(>_<)
(↑ココ、とても切ないし、カッコいいし、何も言えない…)
そしてそして
元康は、絶命……orz
(↑ =春馬サマ とは悲しくて、書けない………)

これじゃ、歴史が変わってしまう!
次の落雷で、元に戻れそうとわかった生徒たちが
変わらぬ未来に、戻れるように……
元康→家康になるべく、蒼は、戦国時代に残った……
(↑ソレは、成り行き上、必然な感じ~と思いつつ
『戦国自衛隊』で
お父様が取れなかった“天下“を、取る男になるー
というのも、運命な感じ……(*^^)v)

▼▼▼

殺戮シーンは、予想以上に、痛ましかったですが
強く、心に残っているのは
・真剣佑さんが、弓を射る勇姿。
・三浦春馬さんの存在感☆

ああ、あれほどの春馬さんの存在感を
もう、感じられないなんて…….orz


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』★ボルグ5連覇の興奮の裏側

175779_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/175779/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

1980年.
ボルグが、ウインブルドン5連覇を賭けた決勝戦に
照準を合わせつつ
対戦したボルグとマッケンローの
“これまで“の道のりを見せる――

(コレ、劇場で観たかったのを、やっと鑑賞☆)

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

この決勝戦は、すごく時間がかかったー
というだけでも、語り継がれそうですが
死闘の末の☆ボルグの5連覇☆が、輝かしい!(^^)/

試合だけ見ていると
ボールの打ち合いですが(汗)
試合前のボルグは、かなり、重圧だったんだね……

当時、私のボルグのイメージは、一言で言えば
クールに素敵なテニスの王子様~だったかな…
(長髪も似合ってたナ……(^^♪)

そんなボルグしか、知らなかったので
少年:ボルグが、試合中、強くクレームしていたのには
ビックリ!
そんなのは、マッケンローくらいだと、思ってたから……
ボルグにも、そんな時代があったのかあ……
その後、コーチに、アンガーマネジメント?を訓練された。

優勝を重ねると、強いことが当然と思われる……?
技術もそうだが、ハガネのようなメンタルと思い込み
ナニをされても言っても、動じないと思っているかもしれない…

でも、人間だもの……
5連覇への周囲からの期待や重圧が
ボルグに、重くのしかかっているのが、辛そう……orz

プロだと、スポンサーやら営業やらのことも考えないといけないから
テニスにだけに集中できなくなるーという矛盾も……orz
公開練習は気が散るーなんても、言ってられない……
試合当日は、多くの観客の前で、試合しますからね……

自分を知らないコーヒーショップのマスターに
ウソの職業を言ってみたときは
いい気分転換だったかも。
別人になるのもいい。

(マッケンローは、プレイヤーとしては素晴らしいのに
ヤンチャが過ぎて、人間的に損してた感じ….
確かに、正当性を訴えたくなる気持ちも、わかる。
でも、入場するなり、観客のブーイングは、悲しいでショ……orz

決勝戦では、序盤、ボルグは、調子が出ないふうだったが
やがて、盛り返していった。
始まる前は、プレッシャーや緊張があったかもしれないが
いざ、試合が始まってしまえば
あとは、ひたすら、試合を続けるだけで
邪念は、吹っ飛んでいくと思う。
(悩んでる場合じゃないと言うか
夢中で、ボールを追うだけと言うか)

そうして、試合のダイジェストでなく
本当は、1球1球、見たいナ~と思いつつも
ボルグ優勝の瞬間を見る!

▼▼▼

あの頃、“ボルグ5連覇“は
ある意味、当然のことと思っていたフシがありました……
5連覇―と簡単に言いますが
人知れない、心労の果てだったのですね……

ボルグの、ひざをついたガッツポーズが、イイ☆
グッと力の入った、勝利の勇姿☆

あのあと、まもなく(26歳で)引退したことを思うと
あのガッツポーズが、ひときわ、眩しく思えてくる。


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『花束みたいな恋をした』★恋の道のりは花咲いてドライフラワーか


183551_1.jpg

作品について https://cinema.pia.co.jp/title/183551/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・麦: 菅田将暉☆
・絹: 有村架純☆  2人に惹かれて鑑賞☆

偶然出会った学生の男女が
同じ趣味で盛り上がり、惹かれ、同棲したー

同じ状況での、それぞれの独白(男の心&女の気持ち)
を交えながら、恋人たちの、季節の移り変わりを見た。

出逢い始めの頃。
相手の様子を探りつつ、“タイミング“を図るのは
トキメキ以外のナニモノでもない!(^^)/

彼女との“現状維持“だけを願う彼には、同感。
自分の幸せ捜し?を思い出しつつ
二人の恋と生活の行方を
祈るように、見守った。

そうして
目頭を熱くさせるシーンを見た――のに?…orz

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

学生の頃は、(一人暮らしをしていても)
さほど生活感なく、趣味に興じることができると思う。
つき合うとしても
“純粋に“、好きという気持ちで、イケる。(と思う)
ラブラブな二人は、熱々♪
私も、幸せな気持ちになる♪

同棲した二人は、卒業後も 
(タイミング悪いこともあり) 結婚せず
恋人のまま、同棲を続けた。
それぞれが、バイトや就職して、“生活”を維持した。

ところが
麦が、就職してから、状況が変わっていった。
“仕事”は、プライベートの時間も、大いに食い込んできたが
麦は、責任感いっぱいで、くらいついていた。
(↑仕事してれば、当然なんですけどね。)

あるとき
誰もができる仕事をしたくなかったーとか
自分は労働者じゃないーとか、のたまった男が
配達の荷物を捨ててしまうーという事件が起こり
麦が、後始末をする羽目になった。
(昔、郵便職員がそんな事件を起こし
私の郵便物も、相手に届かなかったことがあったナ…( 一一))

私、個人的に
『自分を尊大に評価しすぎる方の、結果的に無責任な行動』って
腹立ちます。( 一一)
『自分には崇高な夢があるから、それ以外の現実的な作業は
興味ないからしたくない』というのも……汗。
(心の声:私だって、仕事じゃなかったら、ソレに興味ないよー
という事柄あり。仕事だからね……って)

麦は、絹との“現状維持“のため、この生活を続けるために
仕事として、割り切ってやっていた。
気持ちとしては、夫or父のような。
けれど、絹は、楽しい趣味の時間を共有したい。
夫婦でないから
生活感とは、ちょっと離れたところにいるのかな??

一緒にいる楽しい時間を続けたい~
その気持ちが、すれ違っていく…….orz

“関係“が始まって、高まっていく変化があって
あるとき、プラトーになったら、そのままプラトーか~
と言ったら、そうではないと思う……

心身も、環境も変化していく中で
二人だけが、ずっと同じ~のハズがない……
良くも悪くも、変化し続けていく。
恋の花が咲いても、咲き続くことはない……?

もし、結婚していたら
夫婦という尺度で、生活していたら
それなりの“現状維持“もあるのかもしれない?
が、数年で離婚~ということもあるし…orz

友人の結婚式の帰り。
二人は、それぞれ、別れを切り出そうとしていた、
そうして、ファミレスに入った。

すると、近くに、若い男女が座った。(↓このシーン好き☆)
敬語で話す彼らは、出逢ってまもなくらしかった。
それはまるで、出逢ったばかりの麦と絹。
麦と絹の昔のシーンが、再現されていくのがイイ。
出逢った頃、相手のことばかり考えて
自分のことより、相手のことが大切で
この人が好きで、この人と一緒に居たい~という気持ちに
ただただ、包まれている日々で…….

生活を“現状維持”させたいと思っても
あのときの気持ちが、もう“現状維持“されていない…?
たとえそうでも、麦は、言った。
「別れたくない」と。
あの頃のような愛し方は、できないとしても……(汗と涙)
↑情熱で燃え続けるのが、男女の恋愛なのかもしれないけれど
冷めたわけでなくても
一緒に居てもいいよ(汗)~もとい、一緒に居たいよ~では
ダメなのかな……それは、惰性か?腐れ縁か?(>_<)

でも、若い男女を見て、絹も
込みあげるものがあり、店の外で泣いた。
追いかけて、バックハグする麦☆(^^)/

▽要反転▽ネタバレ!

昔のトキメキが、込み上げて
二人は、別れをリセットするのかと思ったら
予定通り、関係のほうをリセットし
別れることになった…….( 一一)

元サヤにしないのは、斬新なのかもしれない。
元に戻って、ハッピーエンドなんて、チッチッチ…
なのかもしれない……orz

でも、私、納得できないの!!!!(T_T)
(菅田将暉と別れられないョ  的な…(^^♪)
恋の花束は、どうなったの?
花束、散ったの?


▽▽▽
▼▼▼
~中略~

花束、食い散らかされた気分ですが(汗)    ←ボボ・ブラジルか…(^^♪
あれは、ドライフラワーな展開か?    ←花のミイラか…

悪あがきしたい私は、
ラストシーンの
麦=菅田さんの笑顔に、希望を持つことにした!
続編に☆(*^^)v




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ビール・ストリートの恋人たち』★困難にめげずよりもっと強く愛し合う人たち

177363_1.jpg

作品について https://cinema.pia.co.jp/title/177363/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

原題:IF BEALE STREET COULD TALK

幼なじみのティッシュ(19歳)とファニー(22歳)は
“普通“に、幸せに結ばれるはずだった――

冒頭、ビールストリートは、アメリカ黒人の方々の
“故郷“であり”レガシー“であると述べ
物語は、レガシーの本質を描くと告げていた。

それはどうも、今も続く“受難”……?

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

黒人の方が、警官に、殺されてしまった事件が
大きな問題として、報道されたことがありましたが
それが、たまたまでなく
“受難“は、いつも、日常の中に転がっていそうだと
思われるものでした。

彼らが、結婚を前提に、新居を借りるのも困難だという。
「この国は黒人を嫌っている」(byファニー)

“差別“は、サベツという語では語り切れない
根深いものを、はらみますよね……orz

敬意を払えない理由は?
端的には、相手をよく知らないから?(自分の無知)
だから、嫌悪・侮蔑・疎外する……?
そして、進学・就職のよい機会も遠ざけられば
(その前に、よき生活の場も)
ますます、いわれなき差別対象への悪循環が…orz

彼ら二人の、一途で強く、甘美な恋心には
人としての本質を見るようで、惹かれる。

一方で、そんな彼らを困らせる、“受難”のシーンを
ところどころ挟んでくる、“痛み”の見せ方がニクイ。

結婚する前に、ファニーが、レイプ犯の冤罪で
投獄されてしまった!
しかも、ティッシュのお腹には赤ちゃんが!

この冤罪が卑劣!(>_<)
被害者は(気の毒ですが)、記憶が曖昧な上に
以前、ファニーと“因縁“の合った巡査の”証言”で
犯人にされてしまったの!(>_<)
↑巡査のイジワルとしか…大涙

ファニーの母は、ティッシュをよく思っていないので
ティッシュの懐妊にも、罵声を浴びせるばかりで
ファニーの救出までは、心身がついていかない感じで…

けれど、ティッシュの母は頑張る!(^^)/
娘の苦悩を、放ってはおけない。
夫とファニーの父が、稼いだお金を元に
外国に行ったという被害者を探し出して
証言してもらおうと、説得しに行った!

女性同士、話し合えば、きっとわかってくれるはず!
との期待を胸に
被害者と逢った、ティッシュの母。
けれど
被害者の心の傷も深く
話し合いは、決裂してしまった……

話し合えばわかり合える、きっとわかってもらえるー
それは、幻想であることは、ままありますが……
この無力感と絶望感を抱えたまま、帰宅する母の気持ちョ…

裁判など、受ける機会もないように
数年のときが経った…………
子供も大きくなり
食事の前のお祈りも、できるようになっていた。

面会時間に、家族で会うのが
ささやかな幸せのような、“ファニー一家“。
出所のめどは、どうなのか?
今はもう、フラットな気持ちで過ごすしかないのか……

そのとき、ファニーに促されて
息子が、お祈りの言葉を唱えた!
お祈りの最後には、神様がパパ.を守ってくれるようにと!
――お祈りの言葉は
ティッシュがずっと、唱えてきたのだと思う。
祈ることしか、もうできないようだから……

けれど、それを、わが子が自分の言葉で
祈り唱えてくれている!!
家族で、手をつなぎながら…
こんな心強いことって、あります??
胸が、すごく熱くなった………
“レガシー“と言っていたけれど
どんな困難があっても
家族などの、愛と信頼の絆を強めて
乗り越え、生きてきたということもなのでしょうね……

▼▼▼

「愛し合う人たちが好きなんだ」(by恋人たちに好意的な人)

“恋人たち“という邦題ですが
ラブラブより、もっと色濃い
困難にめげずーよりもっともっと強く
“愛し合う人たち”を見た気がします。(^^)/


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ハリーの災難』★死体を喜劇にしてしまうセンス(^^♪

The_Trouble_with_Harry.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/2998/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督: アルフレッド・ヒッチコック☆
・ジェニファー: シャーリー・マクレーン☆


「殺人は喜劇」という監督の
死体を喜劇の小道具した話?……汗

少年が、森で男の死体を見つけた!
うわ~、こりゃ災難だヮ……
この少年がハリー君で、ハリー君の災難?
と思ったら違った。(^^♪

少年が、立ち去った後、猟銃を構えた元船長がやってきた。
彼が、誤射して殺したの!?
悪気がないのに、災難だヮ……
元船長がハリー???
と思ったら、それも違った。(^^♪

元船長が、木に隠れていると
浮浪者がやってきて、死体の靴を盗んでいった。
死者とはいえ、災難?(汗)
――と言うことで?ハリーは、死体の男。

死体の彼が、体を張った堂々の主役☆(*^^)v

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

一言で言ってしまえば
ハリーは、勘違いや思惑で
死体を埋められたり、掘り返されたりを繰り返されます。

元船長は、冷静に考えれば
ハリーを、撃っていないのに
自分が殺したと思い込み、埋めてしまおうと思ったのがはじまり。

やってきたご婦人に訳を話すと
冷静に受け止めてくれて、彼も私もホッとする。(^^♪
それもそのはず、彼女は、妻と間違われて
ハリーに襲われたとき、靴でなぐってしまい
気になって、後を追ってきたから。

そうこうして、少年がママ(ジェニファー)を連れてきたが
ママは冷静―と言うか、受け流すと言うか
レモネードでも飲んで、流してしまおうというムード。
(実は彼女はハリーの妻だが、彼を避けて暮らしていた。
訪ねてきたハリーを、牛乳瓶で殴っていた。)

(※このママ☆!=シャーリー・マクレーンが
愛用?のレモネードと、イメージ重なって
爽やかな甘さの可愛さで、魅力的!(^^)/)

死体を埋めて、“なかった“ことにしたいのに
読書しながらやってきた男(医師)が
死体につまずくのには、ドキドキ。
死体の存在が、明らかになってしまう!(>_<)
――と思ったら、本に夢中で、死体に気づかない…
↑集中というより、鈍すぎ…….(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
男はまたやってきて、またつまずくが
今度は、謝罪の言葉はかけたものの、また通りすぎる。
↑人への関心ないのね……( 一一)
おかげで、“死体発見“にはならないけど…

~中略~  ←考慮の末、死体を埋めたりまた出したり(>_<)
(もっともらしい理由が、その時々にあるので、納得してしまう…)

さて
画家の男が、森で、死体を見つけたらどうしたか…?
画家の性なのか、彼は“顔“のスケッチをしてしまう…
あとあと
その絵が、保安官代理に見つかってしまい
面倒なことになるのも、一興です。
というか、その場で、ごまかそうと
スケッチに手をくわえ、目パッチリおじさんに仕上げ
「証拠隠滅だ!」と咎められるのも、オカシイ…
(別に、“証拠“とは言い難い……)

元船長は、ご婦人にお茶に呼ばれたり
親密になっていくし
ジェニファーは、画家と、婚約し
ハッピーエンドっぽくなってくる。

そこで、夫ハリーが死亡している証明が必要に!
ハリーの遺体を、白日のもとにさらずべく
また、掘り返すことに……

ジェニファーは、また息子に見つけさせればいいーと言う。
(最初のシーンに戻る)
証言させればいいーとも?
息子クンは、明日も昨日も、よくわからないので
時間をごまかせる??

▼▼▼

特に、死者への敬意もなく(汗)
死体を埋めたり、掘り返したり。
ソレを、ソレらしい大人のドラマにして
つっこみコメディにしてしまうセンス……
滝汗デス……(^^♪


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映画『引き裂かれたカーテン』★冷戦中亡命したふりで出国にヤキモキ


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作品について  https://cinema.pia.co.jp/title/5465/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

監督 アルフレッド・ヒッチコック
・マイケル:  ポール・ニューマン☆  物理学者
・サラ:  ジュリー・アンドリュース☆  物理学者

マイケルは、国際学会の移動に乗じて
東ドイツへ、亡命したかに見せて
スパイする予定だった。
単独行動のつもりが、学者仲間の婚約者は
恋しくて、ついてきてしまった――

デンマークでのホテルでのイチャイチャぶりには
同行も悪くなさそうーと、思っていそうなマイケル♪
けれど
来なくていいのに、ついてきた彼女:サラは
お節介をしてあげて……

“スパイ活動“は、バレたくないし
時間通り進めたいしで
じれったい要素を、楽しむ感じか…(^^♪

▼~▼ネタバレして雑談です。(スパイものなのに)
▼▼▼

マイケルは、研究上、“あと1つ”と言う数式を
東ドイツのリント教授の“頭”から、盗むべく
亡命を装って入国し、脱出する計画だった。
婚約者;サラには、成功してから言うつもりだったので
黙って、国際学会に赴く予定だったが
サラは、ついてきてしまった。

ホテルで、サラには内緒で、電報を受け取ったマイケルは
本屋に行って、指示を受け取るはすだったのが
シャワー中、サラが、本屋からの電話に出てしまい
彼のために、本を受け取りに行ってしまう……

本屋さんも、彼本人に話せばいいのに…
マイケルの“同僚”が、本屋をさがすサラを見つけて
同行(監視)し、ひとまず、無事に……

↑彼女が、彼氏に、アレコレ世話をやきたい気持ちはわかるが
彼氏とて、隠しておきたい事があるはずなので
ほどほどがよいかと……汗。

彼女がいたら、単独行動とは違うので
マイケルは、東ドイツ行がバレてしまい
サラは、彼に内緒で、同じ飛行機でついてきた!

マイケルの亡命は、現地でわかっていたらしく
降機後、記者に囲まれた。
ココでミソなのは、公演に来たプリマの存在。
はじめ、女優?と思われた彼女は、
自分をスルーして、マイケルに群がるマスコミに
怪訝そうな顔をしていた)

亡命に彼女連れ???
当局も、ぞんざいに扱わず、善処するムードだが
サラ自身は、彼氏の亡命が唐突で
裏切られたとの思いがあるも
一応、彼氏に協力する意思を示すサラ
↑めんどくさい存在に映ってくる、サラ……( 一一)

本当は、亡命でなく、“数式奪取”が目的なので
当局の世話係のつきまといが、目障りなマイケル。
農家での仲間との接触中、スパイだとバレたので
殺さざる得なくなってしまった!
殺人がバレる前に、数式を盗み、出国したい!
↑気ぜわしい展開に!

世話係の失踪事件に関連し、マイケルに研究の説明の機会が奪われてしまい
サラが、説明することになった。
けれど、サラは、亡命に納得していないので、説明をごねる….
(協力するって言ったじゃん…)
マイケルが、実は亡命ではないことを、告白して説得して
やっと、協力的になったサラ……
(じれったいので、サクサクやってください……)

段々、世話係の失踪事件の真相が、明るみになりそうな頃
マイケルは、肝心のリント教授と接触した。
お食事の場で。
それとなく数式の話題をふったら、リント教授いわく
「(食事の場で)仕事の話はしない」と……orz
(えー!早くしてほしかった!!!)

マイケルの出国の手配をしてくれる“送り人“の面々が
あちこちに配備されていて
スムーズな段取りを、期待しているのですが……
乗合バスをまねた、“組織のバス“の出発に送れそう…
なぜなら
リント教授との約束が、あったから。
(前日、話してくれればよかったのにィ…)

研究内容につき、手の内を明かすべく
マイケルが数式を、黒板に書いてみせた。
すかさず、反論し、数式を書き直すリント。
さらに続けるマイケル……
そうして、リントが書いた数式を、食い入るように
なめるように見て、覚えこもうとしたマイケルを見て
リントは、気づいてしまった。
マイケルは、自分の数式を、盗みに来たのだと……

同じころ、世話係の死体遺棄が発覚し
マイケルの捜索命令が、大学内で放送された。
リントは、マイケルを敵とみなした。

学内の“送り人”の手引きで、サラと、自転車で
脱出したマイケル。
急いで、“組織のバス”に乗らないと!

出発が遅れたバスは、本物の乗合バスに
追いつかれる事態となってしまった。
マイケルたちと、乗客役の協力者たちは
蜘蛛の子を散らすように、てんでんに逃げた……
(本物のお客さんが捕まってしまって…(T_T))

脱出劇は、まだ続く――

郵便局へ行きたいマイケルたちは
ポーランドの伯爵夫人に声をかけられる。
急ぎたいのに、カフェに行こうと……

彼女のアメリカでの保証人になることを約束して
郵便局へ案内してもらったが
警官に気づかれた!(>_<)
伯爵夫人が、警官を邪魔してくれて、逃げ切った二人。

外国公演中のバレエ団の荷物に紛れて
国外脱出をすることになった二人は
公演が終わるまで、劇場内で、観客になっていた。

と、ココで、降機時のプリマが!
プリマは、客席のマイケルを見つけ
手配中の犯人がいると、通報させてしまった!

ほどなく、劇場内に警官が入ってきた!
困ったマイケルは、「火事だ!」と叫び
混乱に乗じて、二人は、バレエ団の荷物に紛れ込めた!

西側国に着き、下船するときも
ひと芝居うって、命からがら
マイケルとサラは、脱出に成功した。

▼▼▼

スパイ任務の遂行もですが
国外脱出に向けた、スムーズな段取りを
妨げるアレコレに、ヤキモキイライラさせられるのを
楽しむのかもしれません……汗。



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映画『ファイヤーフォックス』★ソ連戦闘機を盗む~行きも帰りもドキドキ

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作品について https://cinema.pia.co.jp/title/2797/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ガント: クリント・イーストウッド☆

冷戦時。
ソ連が、高性能の戦闘機を、開発してしまったので
焦ったアメリカ(NATO)は、それを、盗み出すことにした――

格納庫を爆破したあたりで、以前見たことを思い出しましたが
ほぼ、新鮮な気持ちでした!(^^)/

“敵国“に忍び込んで、戦闘機を盗むーって
入るのも出るのも、大変デス!(>_<)
入るときは、スパイ活動っぽいハラハラあり
出るときは、戦闘機の飛行体験?と空中戦の
ワクワクドキドキあり♪

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

ガントは、ベトナム戦でのトラウマで、退役していたが
飛行技術とロシア語堪能を買われてしまい
任務に就かされる。

最初は、言葉巧みに
「最新鋭の飛行機に、乗りたくないか?」
と、ソノ気を煽るような物言いをするが
遂には、脅して、ムリヤリ引きずり込む当局。

トラウマについては、退役軍人は皆そうだーと
いたわりもない……orz
それどころか、日常生活でトラウマが生じるんだーと(汗)。
戦地に行けば治る!?と言わんばかり…?
乱暴だナ….. ( 一一)

ソ連の高性能戦闘機:ファイアーフォックスのスゴイ所は
ロシア語での“思考“を読み取って、即、対応できるーというもの。
(思うだけで即実行なんて、コワい…
変な事、思っちゃったら、どーする……汗)

そんなこんなで、ソ連機を盗むべく
ガントは、証人に成りすまし、入国。

このミッションでは、ガントを、無事、
基地まで送り届ける人・戦闘機に乗せる人がいるのが
興味深い。(送り人)

リレーのように、ガントを、送り届ける――のだが
そのために、ガントが成りすました“本物“と逢うや否や
“送り人“によって、本物は殺され
入国したガントの、消息を消すことに成功。
驚くガントをよそに、“送り人“は、麻薬密売人=悪人だから
消してもいいと……汗。

ハラハラなのは、移動中に逢う、KGB.。
職質されるガントは、スパイでなく軍人。
ごまかしが下手……orz
トラブってしまい、KGBを殺してしまった!(>_<)
駅のトイレに隠して、見つかる前に、逃げた!

ほかにも、犠牲を伴いつつ
“送り人“に守られながら、ガントは基地に向かう。
瀕死の苦戦の中、頭上を飛ぶ戦闘機を
ガントと確信し、安堵する“送り人“には
任務遂行の敬意を、感じて……

同じことは、開発者たちも。
ソ連で仕事している、NATO寄りの彼ら。
ガントを機に乗せるべく、自らは
犠牲になる覚悟をしていた、
ガントは、飛び立ったあとの、彼らの今後を心配していたが
自由の選択肢のない彼らには、残された道がない悲しさよ…

そうして、ガントは、ソ連機に乗り込み
奪うことに成功した!!(^^)/
――が、これで終わりじゃない。
すんなり、アメリカまで帰れないの…..
お楽しみの後半があるのが、嬉しい♪(^^)/

敵は、同じく速い、2号機で追ってきた!
ビュンビュン飛ぶ視界が、超気持ちイイ!(^^)/

何もない空を、ビュンッと飛ぶのもいいですが
狭いところを、ビュンビュン飛ぶのは、絶品!
(両壁にぶつからないように、すり抜けていくのは
パイロットの腕次第なんでしょうか?)
高性能の戦闘機には
アイ〇イトみたいのあるのかな?)
この光景は、スターウォーズで見たような。(^^)/
あの興奮と同じような。(*^^)v

氷上で、気象観測船から、給油させてもらい
逃げ切りたい、ガント。
最後は、ロシア語で考えて、攻撃!
2号機墜落す…….
(ソ連のパイロットに、個人的恨みはないのにね…)


▼▼▼

戦闘機の盗み出しという、
任務を達成した、ガントの勇姿を
ファイアフォックスの勇壮な飛行に重ねて
見送りつつ、終わります♪(^^)/


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