映画『ボビー・フィッシャーを探して』★人生には“逃げ道“”抜け道“も大切かと(^_-)-☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/2763/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

ボビーは、『完全なるチェックメイト』のボビーです。


実在の天才チェスプレイヤー:ボビーの再来と期待されるのは
少年ジョシュ☆
その後、行方不明になったボビーのフィルムを重ねながら
ジョシュの気持ちや状況に迫ります。

天才少年が、連戦連勝もしくは、苦戦したけどついには勝ったよー
というシンプルなサクセスストーリーではありません。
なぜなら、作品は、彼が少年のまま終わる。
“最後“を語るには、早すぎる。

むしろ、実在する彼の“実話”は、現在進行形に生きている
子育て中の家族には、子供の今や将来・可能性について
どう見守るべきかーを考えさせられるものかと。

▼~▼ ただ雑談です。(^^♪
▼▼▼

7歳で、チェスが得意なジョシュ。

その子の得意分野を伸ばしたいのは、親心。
大会で優勝するのを喜ぶだけでなく
将来は、チェスで身を立てるのが、この子のためじゃないかーとも思う。

そのためには、チェス一筋にやっていくのが、最善ではないのか……
何かに秀でるには、ひとすじに打ち込まないと…
ライバル:ジョナサンは、4歳から、チェス一筋らしいし……

幼い頃から、ソレ一筋=ソレしか知らない世界で生かされることが
本当に、その子の人生のためになるのか……
感じたのは、まずソコでした。

チェスだけのことを考えて、チェスにだけ勝ち続ければ
生活はできると思う。(身の回りのことは誰かが)

私事ですが、私も物心ついたころから、ピアノを習いました。
あるとき思ったのは、ピアノの練習をすることは、指のためには大切だけれど
もし、鍵盤の前だけにいて、学校や友達と隔絶した世界にいたとしたら
音符は拾えても、深い演奏はできないのではないかと……


神童が、神童として、その世界しか知らなかったら
人間としての厚みは、どうなのかな……

のみならず、
その世界だけで、生きていかれる保証はないわけで
“つぶし“が効かないと、言い換えれば、”逃げ道“がないと
キビシイことになりそうで……(人生はけっこう長い…)

ジョシュは、自分が勝てば、父親が喜ぶのを感じ
チェスに勝つことの先に、父親を意識(重荷?)するようになる。
↑チラシのコピーは、まんまです。(汗)

そうなると、勝つことが意欲というより
義務になってきて、そうなるとすでに、勝ちに行けなくなるのです…
(母親はいざとなったら、息子と家出する覚悟も!)

惑うジョシュの心を映すように
失踪したボビー・フィッシャーのフィルムが流れます。
彼も、人前では、キラキラしたチャンピオンだったのに
どれだけの、影と重荷を背負っていたのかー
ましてや、ジョシュは子供だよ!!

そうこうして、大会に臨んだジョシュは
その前にちょっと、チェスから離れて、父と釣りに行っていたという。

ココゾというときには、退路を断って臨むこともあるけれど
“逃げ道“があるほうが、ゆったりした気持ちで
臨めることもある。

ジョシュは、宿敵ジョナサンとの決勝戦で、
怖気づくことなく、対戦する。
すごいのは、あと12手で、ジョシュが勝利するとわかったとき
彼は、ジョナサンに、ドロー(!)を提案する。

勝ちや負けが、何をもたらすかを知っているジョシュだからこその
意味をもつドローでしょうが
それは、所詮、“お手手つないで仲良くゴール”で
それは、優しさのようで、仲良しでも何でもないことを
ジョナサンも知っている。

勝負は、きっちり、勝敗を決めないとダメなんです。(キッパリ☆)
相手に、手心を加えた時点で、勝敗が決まってますもんね…

“逃げ道”は、悪いことじゃない。
柔軟性の高い子供の頃は、むしろ、
たくさん、“寄り道“や”抜け道“を知るほうが、いいと思うよ。

▼▼▼

ジョシュの人生は、続いて
その後は、武術家になったらしい。
彼なりに、納得のいく人生を歩んでくれればイイ☆

ボビー・フィッシャーも、行方不明なのではなくて
“別の道”を、歩んでいるのだと思いますね。


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テーマ : 洋画
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映画『パトリオット・デイ』★2013年ボストンマラソンのテロと警官の涙

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/171545/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件です。

4月の第三月曜日は愛国者の日だそうで
その日に行われるボストンマラソン。
・ボストンマラソンのHPです→コチラ
・参考ウイキ→コチラ

チェチェン系アメリカ人の兄弟の犯行ということでしたが
その後、真犯人はほかにいるらしい、という話もあり
そのへんのところが気になって鑑賞しましたが
当初の“犯人は兄弟“ということで進みました。

別々の人間が、1つの大きな事件の渦に、
巻き込まれていくのを見ながら
自分も巻き込まれていく臨場感に、ハラハラします。

▼~▼ ほぼ雑談です。
▼▼▼

1.真相?

この兄弟が、ベンツ車を盗んで逃走したり
民家に潜んでいた顛末は
臨場感・現実感あって
やはり、この兄弟が確実な犯人なのだーと思って見ているのですが
意味深なのが、兄のセリフ。

ベンツ車を乗っ取ったときに
持ち主に言います。
「9.11は、アメリカのやらせだって知ってるよな」

イスラム系を敵にするための”やらせ”だと。

劇では、明らかに彼らの犯行として進みますが
イスラム系兄弟のしわざにでっち上げたという説もあり
”真相”が、気になります。

犯行理由に、大義や言い訳を求めるわけではありませんが
なぜそんなことをするのか?
”真犯人”への疑問は尽きません。

2.兄の妻

劇中、印象的だったのは兄弟の兄の妻が
警察で取り調べを受けるシーンです。

イスラム教徒に扮した女性が、爆弾の有無を
問い詰めます。
(彼女の尋問も、ジリジリ責めるのがうまい!)

犯罪者の妻は、どういう心持なのか?
子供のミルクを用意する同じ台所で
父である夫は、爆弾づくりをしていたのだゾ!と責められます。

しかし、妻は夫の味方なのです。

シリアではもっと人が死ぬーというのは、言い訳です。

妻という立場は(それぞれとはいえ)
夫に従うほかない現状もある。
愛であれ、支配であれ。

彼女は、特に”イスラムの女”は――
と前置きして、それを言った。
社会の善悪と、夫婦家族間のコトは、別のところにあることも….

3.共通の愛

民族や宗教がちがうと、価値観も違う。
命の重さも、違うかもしれない...

けれど、子供への愛は、共通です!(キッパリ☆)

犯人の妻も、子供が大切なのは同じ。
被害に遭い、子供と離ればなれになった父親が
子供を気にかけ続けるのも、そう。

被害で亡くなった子供が、捜査上
しばし、現場に置かれたままになったことに
心痛めた人たちも同じ。

報復でも、逆恨みでも
政治上のやらせであっても
人の命を奪う手段は、卑怯だ!!!

悲しみと怒りで、人心を動かそうとするのは、卑怯すぎる!!


▼▼▼

犯人追跡のドキドキ・ハラハラで
あっという間でした。

のみならず
終盤のマーク・ウォールバーグ(警官)の嗚咽は
人の心のドラマを、熱く物語るものでした☆

予想以上に興味深い作品でした☆
事件を、忘れないためにも……



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映画『花戦さ』★風情ある萬斎さんの池坊さん花開く(^_-)-☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/170180/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・池坊専好:野村萬斎  
・池坊さんのこと→コチラコチラ 
・題字:金澤翔子♪

茶聖:千利休が、天下人:秀吉との間に軋轢が生じ
切腹に追い込まれたことは、良く知られています。
が、暴君と化した秀吉に、
池坊さんが、華で挑んだのは、知りませんでした。

存在感あり、面白みもあり、
スゴみも優しさもある、萬斎さんを楽しみに鑑賞しました♪
お花の数々も、目の保養であります。

▼~▼ ほぼ雑談です。
▼▼▼

昔、ちょっとお華(古流)をなめた程度のとき
先生から、華道の始まりは、死者を弔うことだと聞いて
びっくりしたことがありました。

専好さんは、冒頭、路傍の死者へ、花を手向け、お経を唱えました。
花の中には仏がいるーという専好さんは、僧侶。
花がキレイだからーというだけでなく
生死にからんだ心で、花と向き合っているのがわかります。

そのためか、“死者“は、利休だけでなく
案外、犠牲者多数……
秀吉のために、理不尽なことに…orz

だからこそ、専好さんが、命をかけて
“花戦さ“の火ぶたを切る意義が高まります!

その作品は、大ぶりの松を基調に
花々をあしらった美しいもの。(大砂物)
松を、ノコギリで引いたり削ったり!
大きな盆栽のような……

なりゆきは
秀吉が、利休と、金と黒の優劣?で争ったコトと
市井の人(子ども含む)が、自分を猿呼ばわりしたことへの怒りを、
専好さんが、諫めることになります。

が、そもそも
上に立つ者は、いちいち目くじら立てては、ダメですよ。
権力に任せて、ヒステリックに怒っても
器の小さい奴よのー……と思われるだけかと。

ギスギスせずに、心に花を咲かせないと
自分の人生も、カピカピに乾いてしまうかと……

残酷で、理不尽な展開もありましたが
最後は、奇跡の“ひと花“咲かせてくれました☆

▼▼▼

その部屋に、花が飾られていると
それだけで、心和みますよね。

花を前にしての、専好さんの問いかけには、
秀吉とてタジタジですよ。

風情ある萬斎さんのいいムードで、面白かった☆
ラスト、咲き乱れる花々に囲まれるのもキレイ☆

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映画『美女と野獣』★愛し愛される♪ディズニーの夢の魔法♪

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/168785/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・美女ベル : エマ・ワトソン
・野獣 : ダン・スティーブンス(本当は美形(^^♪)

ディズニー実写版です。
予告編から楽しみにしていました!!

ディズニーアニメでは、1番人気という『美女と野獣』。
それだけに、実写化への期待も高まるかと思いますが
エマ・ワトソンが、ドレスのすそを広げながら
野獣さんと踊るのが、もう素敵!(^◇^)

ストーリーは、呪いをかけられた王子様が
相思相愛の愛を見つけ、呪いが解ける――というもの。
シンデレラや白雪姫と違うのは、一緒に過ごす男女が、
愛を育んでいくところ☆
↑恋愛の疑似体験のような悦びが(^^♪

ミュージカル部分の歌と踊りの迫力が、素晴らしかった!
めくるめくファンタジーが、こじんまりしないで
ガンガン広がっていくトキメキ☆!
ああ、これがディズニーの夢の世界だ♪

▼~▼ 雑談です。▼▼▼
▼▼▼

ベルも、素敵な王子様との出会いを
夢見ているのが、イイです。(^^♪

“素敵な“とは?

各自の好みによると思いますが
ベルは、自称:男前のガストンを
“がさつ”だと言って、嫌います……
(確かに、自分勝手な男だった……orz)、

このガストン♪
ルーク・エヴァンスなので、存在感は、素敵です。
野獣さんの恋敵=かたき役として、申し分なし。
歌もシーンの見せ場も、かなり魅せてくれます。

囚われていたベルが、野獣に好意を持ったきっかけは
逃げ出したときに、襲われた狼に、反撃してくれたという
“肉体派“部分もですが
会話するうちに知った“書物”でしょう。
(王子様は教育を受けている知性派!(^^♪)
王子様の館には、ベルの読みたい本がたくさん!

見た目は、“獣のようなあなた“が
繊細な人だと気づいたのも、胸キュン☆
(まなざしや表情の変化が良い(^^♪)

だんだん、野獣さんは野獣さんのままでも
気にならなくなってくるから不思議。
いや、むしろ素敵☆(←私の目が☆)

(私事ですが、昔、惹かれた方はイケメンではなかったですが(失礼!)
むしろ、外見が内面を見るのに邪魔しないと感じ、
スタイルの悪さまで(失礼!)好きでした。(^^♪)

愛し愛されることは
やはり、根本的に素晴らしい!!と感じてしまう!(#^^#)

▼▼▼

エンドロールで、劇中歌った歌を再度、歌ってくれます。
その中で
野獣さんが、“一度去ったベルを待っている“という歌は
メロディにも歌詞にも、歌唱力にも
ぐっと、心つかまれます!
(スタンディング・オベーションしたい気分だった!)

恋心のあふれる魅力☆ダメ押しです!(^_-)-☆

・歌詞→こちら 
・聴ければ→こちら


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映画『白熱』(1949)★愚かか美学か“世界一”のギャング(^_-)-☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/4228/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督:ラオール・ウォルシュ
コディ:ジェームズ・キャグニー 
←ギャングの目玉☆

ギャングのボスvs潜入捜査官の話です。
ギャングのボスは捕まるのか?
捜査官はバレないか?(>_<)
―――とハラハラしながら
次々、繰り出される展開に、ひきこまれた作品です!

男臭くキナ臭い、ドンパチだけでなく
ひとくせある女たちが、モノクロ作品に
色を添えているのも、面白い☆

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

1.コーディ こと ジェームズ・キャグニー

ジェームズは、腕白坊主っぽい風貌で
それが、作品の顔になっている印象です。

というのも、個人的に、私
潜入捜査官ファロンも、その上司も、
コーディの部下たち…etc.
コーディ以外の男性の顔の区別が、つきにくく(汗)
コーディの個性が、ひときわ光って見えました。

2.自首したコーディ

冒頭、列車強盗&殺人を犯したコーディですが
仲間との逃亡中、“自首”を決意します、

負傷した仲間も見捨てた、冷酷なコーディでも改心か?
と思いきや、さにあらず。
列車強盗のアリバイ作りに、微罪の容疑者になりすましたのです。

かくして、列車強盗の尻尾をつかむべく
コーディの収監された刑務所に、
捜査官ファロンが送り込まれます。
ファロンは、コーディと仲良くなり
脱獄仲間となります。

脱獄後の、警察による追跡シーンは、
当時では、画期的と思われる“追跡”を駆使するので
それも見ものです。

3.コーディの母と妻

部下にも手厳しいコーディでも、母は特別な存在。
マザコン?^^;
いやいや、母としては、息子に慕われるのは嬉しい。(*^_^*)
尾行されたって、子供の好物(イチゴ)を、買いにいきますよ。

悪の道に入ったとはいえ、息子には“世界一”になれ!と励ます母。

一方、妻との関係は、絆というより、色とカネ…(―_―)!!
気分しだいの関係……
夫の部下とデキている妻は、コーディが収監中、姑も殺して
彼氏と逃避行。

けれど、脱獄したコーディが、部下(彼氏)を殺すと
何食わぬ顔で、被害者ぶり、しなを作って夫に帰る……

男の武器が、ピストルなら
女の武器は、色気ムンムンの“しな“か……
(この“処世術“もコワイ……)←私にはムリ^^;

4.バレそうな潜入捜査官(>_<)

潜入捜査の醍醐味の1つは
バレたらどーしょー(>_<)と、ハラハラすること。^^;

ファロンの潜入に際し、面の割れそうな受刑者は
ほかへ移送させたのに
たまたま、出くわしそうになったり(!)
ついに、出くわしてしまったり!(>_<)

結局は、バレることになりますが
そうなったら、「警察だ!」と強気で、攻めれば良し!

▼▼▼

ネタバレになりますが
結局、悪玉は逃げ切れません……

コーディの背後には、ガスタンクがいくつも…
そんな設定で、“世界一”になるべく、コーディが取った行動は
愚かではありますが、
壮絶な美学――?と思っちゃったりもできます。

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映画『ピースオブケイク』★“好き“の最上級はソレしかない(^_-)-☆

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/166203/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・志乃:多部未華子
・京志郎:綾野剛
・オカマの天さん:松坂桃李
・志乃のバイト仲間:菅田将暉

(下2人の『キセキ』つながりで鑑賞)

恋にダメな女と、女にダメ?な男の話がメインのようでした。(上2人)
志乃の独白で綴られる物語には
女ゴコロを乗っけて、観ていられました。
うんうん……と共感したり、未体験ゾーンだったり。^^;

▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

もう、恋に失敗しないように、と慎重になりつつも
転居先の隣に住む京志郎に
出逢いの“風”を、感じた志乃は
風に吹かれるまま、もとい、愛の嵐に身を任せることになる。

2人は、偶然にも同じ職場で(←レンタルビデオ店の店長とバイト)
親しくなっていく。

京志郎には、同棲中の女:あかりがいたが
志乃と京志郎の仲を怪しんだある日、怒り、出ていってしまった。

↑さあこれで、二人は、ラブラブに☆
となるけれど、京志郎が、はっきり、あかりと別れたわけでないことを
志乃は、ずっと気にしていた。
“好き“と言う気持ちは、厄介です。^^;

好きだから、彼を疑いたくない。
いや、信じるほうが、むしろ楽……^^;
けれど、好きだから、確かめたくなる。
本当に、自分だけを愛しているのか?
本当に、ほかの女には、何も感じていないのか?

で、しなくてもいいことを、しでかすことがある…(―_―)!!

彼の携帯を、覗き見て、あかりに逢いに行っているのを知る――
彼いわく、別れても、力になってあげただけで、特別なことは無いと言う…
(ホント?そうだとしても、優しくてイイ人なんて、ほどほどにしてほしい…)

そして、コレは未然に終わったけれど
あとで作家になって、“自伝“を書いたあかりの”小説”の感想を
元彼:京志郎に、問いただそうとした志乃。

あかりのことは何とも思っていないーと言うことを
彼の口から言わせたい気持ちはわかるけれど
もう、元カノのことなんて
二人の会話や空気に持ち込んではいけません!
思い出させちゃいけないの。
思い出したら、多少でも、想い出に火が着いちゃう……orz

京志郎も、まるで、ソレがわかっているかのように
志乃に、イチャイチャしてくる。
今は、志乃が好きだから――だと思うけれど
元カノのことを思い出さないように、しているようにも見えてしまう……
(連絡は取り合ってたんだもの)

結局、元カノに逢いに行っていた京志郎から、志乃は去る。

志乃に好意的な“菅田さん“に、愚痴を聞いてもらう志乃。
イイ男と一緒にいるのは、気分がいいと言うが
“菅田さん”とは発展しない。
やはり、京志郎が“好き“なのだ。

観葉植物はすぐに枯らしてしまう、と言う志乃は
恋愛の花も枯らしてしまう女―というイメージかもしれないが
京志郎への恋の根っこは、そう簡単には、枯れないのだ!

あるとき、再び、偶然の風が吹き
2人は再会する。と同時に、志乃は逃げた!
走った走った!追いかける京志郎!

好きなのになんで逃げるの?と私が尋ねられたら、こう言おう。
「追いかけてほしいから。捕まえてほしいから。」(照)
必死で逃げてる私を、全力で捕まえて!京志郎!(>_<)

かくして、ずっと好きだったという京志郎は、捕まえてくれる。
が、ここでストンと落ちる志乃ではない。(私もだ^^;)
この面倒なまでに、彼を好きでたまらない気持ちを
半ば喧嘩腰で、わめいて、ひと悶着にしてみせるのだ!

すると、彼も、志乃が置いていった植物(クワズイモ)を
枯らさずに、むしろどれだけ増やしたかを
愛の大きさとして、見せびらかしてくれる。

あああ、大声で想いをぶつけ合う二人が、ラブラブにしか見えてこない!

そして
「大嫌い!」と言いながら、京志郎にかぶりつくように
キスをする志乃☆
“好き“の最上級は、ソレしかない!(^_-)-☆

▼▼▼ 

恋愛モノは、恋の指南書?のようで、勉強になります^^;。
こんな関係になれたらいいナ~との憧れもアリ。

今回の松坂桃李さんは、
志乃の友達で、オカマさん!
(もったいない配役かもしれません)
美しさに違和感ナシ(^_-)-☆



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』★永遠のアイコン~アリスの希望~

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/162525/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

いよいよ最終章。
・前作→コチラ
個人的に、前作にそれほど盛り上がれなかったので(>_<)
鑑賞が間延びしました。
けれど、最後は気になるので…^^;


アンブレラ社がまき散らしたTウイルスで、ゾンビ化(アンデッド)した人々。
人類を破壊して、一部の選民だけが生き残ろうと言う算段。
(↑この算段、よくみかけます(>_<))


48時間以内に、抗ウイルス剤を散布すれば
アンデッドを“駆除“でき
人類の破滅を止められると知ったアリスは、
入手すべく、ハイブへと向かう――


本作は、〆へと焦点が定まっていたせいか
シンプルに仕上がっていました。


▼~▼ 内容にふれて雑談です。(ネタバレ御免)
▼▼▼


元々は、アンデッドが、しつこくしつこく襲ってくるのを
コワゴワ楽しんでいました。^^;


今回は、アンデッドは、そこらじゅうに蔓延するものの
アリスのメインの敵は、アイザック博士☆


アイザック博士は、スーパーゾンビ化して“タイラント“なる別の生き物?に
なってしまい、壮絶な末路?をたどったはずなのに、
生前の姿で登場。
なかなか、元気に、アリスに応戦!(>_<)


アリスは、戦闘服で
たくましくカッコよく、応戦します!
ですが、この期に及んで欲を言えば、
私は、赤いワンピースでブーツ姿のアリスが
ブチかましたり、蹴り飛ばすのが好き!でした!(*^_^*)
ワンピース&ブーツ姿☆ワンスモア!


ハイブでのレーザートラップの廊下を見たときは
懐かしい、と思いつつ
アリスは痛い目に!(>_<)


そうでなくても、女性のアリスが、ボコボコにされるのは
見てて辛い……orz
更に、人類のために、死を覚悟するアリス……


今までも、“感染してしまった者“が、
それ以上の被害を出さないために
“人類“を守るべく、進んで犠牲的な行動をとっていたことに
胸が痛みつつ、心打たれたのも
この作品の魅力の1つだったと思います。


抗ウイルス剤を散布すれば、アリスも“駆除”されてしまう可能性が…
ああ、哀しい結末は見たくない…(T_T)


そこへ登場する、アンブレラ社の共同経営者:アリシア。
(Tウイルス:アリス計画の鍵を握る老婦人)
四の五の言う幹部に、“解雇“を命じるのがイイ。
その一言で、保護プログラムから外されて“秒殺“される…汗。
(“鶴の一声“で、運命が変わる人生の縮図…(>_<))


そして、アリスは、アリシアの分身のような存在として
抗ウイルス剤の散布後も、生き永らえることができる。(良かった!)


一方、今、ココで抗ウイルス剤を散布しても
世界の隅々まで効くには、タイムラグがある。
アンデッドの実害を止めるべく、
アリスは、世界のどこかへとバイクを走らせる――
未来への風を受けながら……


ところで、死んだはずのアイザック博士が、“2体“出てきて
自分がオリジナルだと、喧嘩しますが
アレは、2体とも、コピーなんですよね……


▼▼▼


当初は、アンデッドを敵とし、襲われる恐怖を楽しんでいた作品ですが
アンデッドを生んだ“悪の核心”に近づこうとするところに、
視点が移っていきました。


闘う、美しく強いアリスが、魅力でした☆
赤いワンピース&ブーツ姿は、永遠のアイコンです(^_-)-☆




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テーマ : 洋画
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映画『箱入り息子の恋』★この恋は強し!君の元へカエルんだ~♪

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160747/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・健太郎:星野源 ~彼女いない歴35年☆
・奈穂子:夏帆


オクテな男性の恋物語――
楽しみにしつつ、ようやく見ました!
(折しも、ドラマ『逃げ恥』の星野さんと、かぶるキャラ☆)


星野さんほど、彼女いない歴〇▼年とか、プロの独身?
という役が似合う人は、いないかもしれません。(*^_^*)
女性を前にしての“ぎごちなさ”なんて、最高!\(^o^)/


息子の将来を案じた両親が、“婚活”したのが縁で
息子は、ある女性と出逢います。
いや、その前に、彼らは、雨の日に出逢っていた……


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼


冒頭、カエルが、長時間描写されます。
どうも、健太郎は、カエル好きで
自宅で、飼ってもいます。


そんな健太郎は、ある雨の日、街なかで濡れていた菜穂子に
傘を貸してあげました。
困っていたから?だけでなさそうな、出逢いのシンパシー☆


後日のお見合いで、二人は、“再会“します。
(そのとき、菜穂子には、視覚障がいのあることがわかります。)
健太郎の、堅実なれど地味?な仕事ぶりに
菜穂子の父は失望し、この話はなかったことに。


けれど、健太郎と菜穂子は、菜穂子の母の応援もあって
交際を重ねていきます。


散歩のシーンは、とてもイイ☆
ゆっくりでも、健太郎に寄り添うように歩む菜穂子。
菜穂子の、見えないハンディを気にかけながら
菜穂子の気持ちまで、見ようとしているような健太郎の優しさ☆


二人で行った、吉野家。つゆだくの牛丼。
健太郎が菜穂子に聞かせた、カエルの鳴きまねは、可笑しいけど上手い!
ああ、この二人、このまま結ばれたらいいナ……


けれど、菜穂子の父に引き裂かれ、
アクシデントで、交通事故にも遭ってしまう健太郎…orz
もう逢えない二人。


すると、一人で、吉野家に行く菜穂子がいた。
それだけで、私は、泣きそう…
二人の思い出の場所――だけでなく
ここに来れば、逢えるんじゃないかーと思っているはず。
自分を、見つけてくれるんじゃないかと…


健太郎は、もちろん、菜穂子を見つけるのに
存在を隠そうとする。(ダメだよ!健ちゃん!)
けれど、別れたままでいられるはずはない!
健太郎は、意を決して、菜穂子の家へと走る。 (距離的に交通手段を使うべき?^^;)


二階の菜穂子の部屋へと、ベランダへの柱をよじ登る健太郎。^^;
(↑ココは、カエルの描写で予測させる^^;)
そして、菜穂子にだけわかるように、カエルの真似でアピール♪
(↑ココは、泣き笑いというか、絶妙すぎるというか^^;)


そして、めでたく、二人はシーツの中へ…….(*^_^*)
でも、菜穂子のお父さんにバレる……(―_―)!!
ああ~~ど~する~(>_<)。私、かばえません!(>_<)
もう、開き直るしか!
健太郎は、裸一貫状態(滝汗)。
ドタバタの末、健太郎はベランダから落下……
ああ!健太郎さん!今度こそ、絶体絶命!!!!(T_T)


……けれど
病院で、点字の手紙をつづる健太郎の姿あり。
良かった☆
僕は死にましぇ~ん、と言うのがありましたが、この恋は強し!


もう、誰も二人を引き裂けないだろう、との確信を感じて終わります。


▼▼▼ 


オクテの男性の恋物語――と言いましたが
彼女にハンディがある、と言うのも重要な要素です。
(僕も欠点だらけーのように、誰もがそう。)


その人に惹かれ、一緒にいたいー
恋は、その気持ちから始まる。
そして
お互いが必要とすることを、補い合おうとするー
それを幸せと思えること…


クールでおとなしそうな健太郎が
ヤルときはヤル!というハチャメチャな勇気と元気、最高☆



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』★後先のことはいいから一目惚れで抱きしめて

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169565/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・高寿(タカトシ) :福士蒼汰
・愛美(エミ):小松菜奈

男性の一目惚れから始まった恋――
それだけで、恋心を、ドキドキさせてくれます。(*^_^*)
しかし、彼女の涙が、二人の行方を、気がかりなものにします……

タイトルが、ズバリなのですが……^^;


▼~▼ 内容にふれて雑談です。(ネタバレ御免)
▼▼▼


ネタバレすると、『ベンジャミン・バトン』を思わせる
数奇な関係の二人です。(ゴメン!)
エミは、タカトシの時間と、逆行した世界の人で、
5年毎に、一か月だけ逢えるサイクルが、やってきます。

↑この特別な状況を、どうしたものかーと思いますが
現実世界においても、時間と人間関係(とくに恋)には
哲学的なものを、感じてしまうものでもあります…….


そもそも、「一目惚れした」と言うタカトシですが
実は、一目でなく、過去に逢っているとわかる。(記憶にない^^;)
覚えているほうは、ちょっと寂しくもあり
“一目惚れ“が嬉しくもあり…という微妙なところ。


大人の時間から戻っているエミには
二人の“逆行”した関係が、すでにわかっているから
切なくてたまらない。涙が出ちゃう…


それは、タカトシの“未来”を知っているだけでなく
タカトシに“初めて”のことが
自分には、むしろ、“最後“のこととなるから―― ←コレは切なすぎ!
物事は、知らないほうがいいこともあるのデス………


一方、エミから言われるまで、状況を知らないタカトシ。


「また明日」と言って、今日、見送った二人の“明日“は
もう、すでに決まっている。
タカトシには、未知の明日は、恋人と過ごす喜びが詰まっているのに
“知っている“エミには、涙の理由にもなってしまう……orz


ところで
一目惚れしたほどのタカトシは、エミを“抱きしめたい”と感じ
素直に、エミに告げるシーンが好き☆


そのとき、タカトシには、過去も未来もなく
あるのは、“今”だけ。
“今”、エミが、大好きでたまらないという事実だけ。


そして、エミとて、タカトシの未来を知っているかどうかでなく
自分も、“今”、同じように、タカトシが好きという事実だけを
見ればいいと、感じたと思うから……


出逢って、“また明日“も、今日と同じように過ごせたとしても
誰もが、永遠に同じ明日を、過ごせない。
そして、いつか誰にでも、別れのときは来る―――


ときに、5年毎に出逢う、彼らの運命は……


再び逢うごとに、年齢が開いていく、彼らの“再会“では
恋心は薄れ、人道的な愛が、残っていくのかもしれない。
それも、美しいことだけど
“抱きしめたい”と思った、アノ“恋”が実らないのは、切なすぎる……


“今“、エミがこぼす涙に、
タカトシへの想いが、溢れているのだと思うと
なまじ、繋がれた運命が、呪わしく思えてくる…….


▼▼▼


美男美女の切ない関係を
自分に置き換えて、観てみるのは
おこがましいですが、夢見心地でもあります。^^;


後先のことはいいから
“一目惚れで抱きしめて!“
一言で言えば、それに尽きます。(*^_^*)



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ボクの妻と結婚してください。』★熱い夫の突拍子もない企画とその先ゆく妻

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169159/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

膵臓がんで、余命半年を告げられたバラエティ作家:三村は
自分の死後、妻と再婚してくれる男性を捜すことにした――

↑いらん心配をする男がいたもんです。(>_<)
突拍子もない“企画”話ですが
織田裕二さんが、とても良かった!!!!
随所で、語り見せる、家族への熱い厚い想いには
何度も目頭が熱くなった……(こんなにイイ話だったとは!)

さらに、終盤の“展開“にも、やられました!!(*^_^*)


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼


余命わずかと知ったとき、残された自分の時間より
家族のこれからの幸せを、案ずる――

これだけで、私は、胸がいっぱいになりそう……(T_T)
人によっては、余命宣告に耐えられず、死に急いでしまうこともあって…

世の中のことを、楽しいことに変えようとするのは
放送作家:三村の職業病でもあるようで、
自分の死に際しても、そのエンジンがかかるのが良い☆

妻の再婚相手を探す件は、コメディです。^^;
何やってんだか?って、笑っちゃってください。(*^_^*)
妻にも、理想の夫を聞いてみると
自分とは、真逆のことを言われる始末。(^_^.)

そんなもんですよね……(―_―)!!
夫婦を続けていれば、多少の不備?はあると思う…
よその夫婦が、羨ましく思うこともあると思う…
けれど、それでも、そこそこ“幸せ“なんだな……と思う。
だから、この“幸せ”が間もなく失われるーということが
どんなに恐ろしく悲しいことなのか……ということが
三村の様子から、ひしひしと伝わってくる……

だからと言って、生前に妻の再婚相手をさがすなんてナンセンス!
三村が見込んだ男性も、断ります。(そりゃそーだ)
ところが
男性は、三村の妻との未来(結婚)に、意欲を示してくれ
三村の希望で、生前に、結婚式(予行)を見届けることもできた。
メデタシメデタシーと思ったそのあとで、さらに、心打つことが…



▽▽▽ネタバレ&雑感です。

トンだ“茶番“を、仕組もうとした夫のために
妻は、男性に、“一芝居”うってくれるように頼んでいた。
ソレは、結果的には、夫に“ウソ”をつくことになるけれど
私は、だましたとは思いたくない。

愛する人を見送らなければならないとき
大なり小なり、ウソをついた経験はありませんか?
(治らないのに治りそうなふりをしたり…)

此の世で、真実や正直なことは、大切なことだと思います。
けれど、あの世の淵に立とうとしている人の前で
大切なことは、旅立つ人を安らかに送ることだと、私は思っています。

ウソ――もしかしたら、彼も、出来過ぎのウソに、気づいていたかもしれない。
けれど、茶番のようなコトを、本気で、幸せに変えようとした夫の想いに
妻も負けないくらいに、応えようとした――
ソレは、もはや、ウソでも、茶番でもない。
夫婦愛と言う以外、なんと言いましょう……?
(彼らのしていることを見てると、涙が出てくるよ……)

▽▽▽
▼▼▼

熱く、一所懸命なパパ:織田さんー
飄々としながら、懐深い妻:吉田さんー
可笑しくて、ステキなコンビ、いや夫婦でした。(^_-)-☆

エンドロールがまた、ズルいんだな~(*^_^*)
今までの家族の生活を、アルバムを見返すように見せる。
子供が生まれたとき、ハイハイしたとき……
毎日の1つ1つは、すべてベストショット☆

そんな素敵な人生は、想い出は、幸せは――
あなたの大切なものは、失われないー
そう思いますネ☆(^_-)-☆




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ヒロイン失格』★利太が安達サンにOKした理由から


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167095/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

高校生の「はとり」と利太(りた)は、幼なじみ。

はとりは、いつか利太の彼女(ヒロイン)になるのは自分で
周りの女子はエキストラだと、タカをくくっていて
利太に告白するつもりもない。

そんなあるとき、利太が、イジメから助けた“安達サン“と
付き合うことになったと知った、はとり。
見た目、地味なタイプの安達サンが、
自分から利太に告白し、利太がOKしたという。

利太が、安達サンにOKした理由から
想うことが……


▼~▼ 以下、雑談です。

▼▼▼


それは、安達サンを、“目標”を持つ中身のある人だと
利太が認識したこと。

利太は、自分というものをしっかり持っている安達サンに
興味を抱いたらしい。
(注:ココは“惹かれた”というより、“興味”(^^♪)


そのことを、利太は、はとりにも言ってしまいます。
(幼なじみのよしみだナ~)
すると、はとりも気づきます。
自分は、利太を好き!という気持ちだけで
追いかけまくってきただけで
自分の内面を、高めようだなんて……


↑このあたり、思い当たるフシあります。(^^♪
好きな人がいると、
“追いかけて”アピールしたくなるのは当然です。
(実際の”追っかけ”だけでなく、SNSなども)

その情熱をわかってほしくて、“金魚のフン”になってしまう……(汗)
でも、フンはフン。
いつまでもくっ付かせてはもらえない。
(馬ならしっぽで振り払われる(‘_’))

動機は不純だが、
ふり向いてもらえるような、“自分磨き“は大事☆
自分の“売り“や、何かモッテル、人として女として
好きな人に認められたほうが、いいかも……
ただ、そのときが来る保証はないけれど……(>_<)


とは言うものの、結局は、
かわいいヒロインちゃん:はとりは、幼なじみの情もあってか
利太のハートをゲットして、メデタシメデタシというオチ。

意識高い系の安藤サンは、当て馬で終わる…….

そんな安藤サンも、途中、
嘘をついてでも、利太を失いたくない!という
肉食系乙女ゴコロを、垣間見せてくれる。

ソレはソレで
恋する女(のジタバタ度)は、皆一緒だな~と
苦笑しつつも、ホッとしたり……


▼▼▼

恋をゲットしようとするラブコメでは
そのエネルギーに、元気をもらえます♪

『相棒』の米澤さんこと、六角さんを見つけたギャルたちが
私の指紋取って~と、ドドドと押し寄せるエネルギーも
スゴイし可笑しいし(*^_^*)




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ハドソン川の奇跡』★惨事を防いだサリー機長ここにあり!



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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169616/
あらすじ・配役はこちらを参照ください。


原題:SULLY ←機長の愛称


監督:クリント・イーストウッド
主演:トム・ハンクス



実話です。
事故で飛行機を、市内の川に不時着させた機長。
全員生存の奇跡とは裏腹に
安全委員会は、
最寄りの空港に着陸できた可能性を挙げ
機長を責める―――


冒頭は、飛行機が墜落し、ビルに突っ込む悪夢。


異変から不時着まで
208秒の機長の“判断”が問われます。


現場にいなければ、わからないことは
よくあります。
作品は、原題どおりの“サリー機長”が
語った言葉の内容とその説得力に、集約されます。


▼~▼ 以下、ネタバレで雑感です。


▼▼▼


委員会は、(保険のこともあり)
エンジンの故障はなかったと言い
シミュレーションでは寄港できた、と言い張り
他の人で“再現“してみせます。


ならば
ベテラン機長ができないはずはない―ーと言うことに(>_<)


けれど、劇中で
機長・副操縦士の様子を見ている私たちには、わかる。
シミュレーションでは、説明できないということが。


これ↓は、私も、機長の言葉で改めて認識したことですが
あの委員会にいた人全員も、そうだったと思うと
恐ろしい気もします。


シミュレーションとかコンピュータとかいうと
客観的な判断っぽいのですが
実は違う。
計算のための“因子“の選択で、バイアスはかかる。


今回は、ベテラン機長の“初めての経験”で
“判断する時間”が、大きな因子を占めていました。
その“人的要因”を、考慮することなく
判断が進んでいたことです。
(しかもエンジン故障の件は、誤解されたまま(>_<))


なにかと、シミュレーションと実際とが
乖離することがありますが
因子は、豊かな経験値を補い得ないということかもしれません。


▼▼▼


川への不時着が最適の方法だった、と言うことを証明する――


作品は、その過程に留まらず
機長の豊かな経験と判断が
いかに的確だったのか
いかに惨事を防いだのかを、魅せてくれました。


ハドソン川の奇跡に、サリー機長ありーー
原題が、誇っています☆




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ブルックリン』★回り道すればこそ知る身も心も帰るべき場所

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169529/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


1950年代のアイルランド。
エイリシュは、仕事と夢を求め、つてで
アメリカ:NYのブルックリンに渡航する。


アイルランド系移民の、多い地区に住んだとはいえ
エイリシュは、ホームシックになりながらも
仕事を得て、やがて、恋人もでき
入籍もする。


そんな折、故郷で、姉が急死。
エイリシュは、帰郷する――


故郷を離れたことのある人には、自分を重ねながら
結局は、タイトルどおり
ブルックリンの夫の元へ戻るんだよね……と思わせつつ
微妙な女ゴコロが、見どころなのでしょう。(^_-)-☆


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.故郷(田舎)の閉塞感


田舎にいると、都会に憧れます。
(例:吉幾三さんの『俺ら東京さ行ぐだ』)
幼馴染もいるけれど、仕事も欲しい。


エイリシュの田舎は、
意地悪な雑貨店の女主人ミス・ケリーが仕切っていて、
お客は、売って頂いている状態。
(『大草原の小さな家』のオルソン夫人と似ている)


このミス・ケリーが、田舎の重苦しさの象徴のようです。


2.ブルックリンへ


不安と期待を秘めながら、船でわたるエイリシュ。
(船でのことは伏線となって、あとでまた
彼女の経験値を見せることになる)


慣れないうちは、ヨソモノだけど
軌道に乗って、若さの柔軟性で
都会の海をうまく泳げるようになると
都会は、快適な場所になる。
(故郷の姉との文通も、心強い)


そんなある日、エイリシュは、恋に落ちる。


お互いのこと(過去)を知りたいと思いながら
若い二人の視線は、ともに歩む将来にある。
二人は、入籍する。


3.帰郷 ←ミソ☆


そんなある日、姉の急死で帰郷したエイリシュ。
哀しくも、久しぶりの懐かしい故郷☆


その時、帰郷者の目に映るのは、“今”の風景ではない。
むしろ、昔の思い出の故郷を見ていると言っても
過言ではない。


懐かしむとき、過去には見出せなかった“良いコト“を
心のどこかで、今、探そうとはしないだろうか。
やはり、故郷は自分にとって、良き場所であってほしい…
(離れていれば美化もされる)


だからなのか、時間を巻き戻したい気持ちなのか
エイリシュは、自分がすでに人妻であることを
誰にも言わず、旧友と、昔以上に楽しく過ごしてしまう。


けれど
自分だけが、過去の自分に戻ったような気分でも
ずっとそこに住む旧友たちは、昔でなく今に生きている。
(年頃の青年は、ソノ気にもなる)


そのギャップを、エイリシュはどうするのか?と思っていると
例のミス・ケリーが、やってくる。
地獄耳の彼女は、エイリシュが人妻だと知っていたのだ!


そのとき、エイリシュは目が覚めた。
ノスタルジックな夢から――
懐かしくも美しい故郷という願望から――
(まさに、古里は遠きにありて思うもの…)


4.再びブルックリンへ


人妻エイリシュは、当然、夫の元へ帰ります。
その再会とも言える帰宅シーンが、また、意味深☆
(ポスターにもなっています)


彼女が、一目散に夫の元へ駆け寄る“演出”でなく
一息の間を置くように、壁を背にして立ってみせます。


それは、
今までの人生を、ちょっと俯瞰していたかのようでもあり
ひととき、独身のふり?をしたことへの気の咎めのようでもあり
改めて、この人と人生を始めるのだと言う覚悟のようでもあり…
複雑な女ゴコロを、言い表すのは、ムズカシイ…


けれど、夫の元に駆け寄ったエイリシュは
文字通り、身も心も彼に飛び込んでいたはず。
心のどこかにあったかもしれない、
懐かしさとも違う、故郷への“引っかかる想い”は
もう、吹っ切れていたと思うから。


彼女は、ブルックリンにではなく
愛する人の元に、帰ったのだ!


▼▼▼


人生をともにする――
そんな人と出逢えた街―ブルックリン―


そして、
そのことが本当に意味するものを
改めて、噛みしめることが出来た街――


私は、人生を預けられる愛のあるところへ帰る――


回り道すればこそ、本当に見つかる。
身も心も、丸ごと自分の帰るべき場所☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『八月の物語』★覚えていることしかできない大切な想い

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若い男女のひと夏の物語――

ソレを、恋と呼んでは、壊れてしまいそうなほど
繊細で、心の糸を震わせる作品でした☆

・平安(ピンアン):ディーン・フジオカ 仕立て屋の見習い
・玉意(ユイ)  叔父の仕立て屋でバイトする 
・惠芳(ワイ・フォン)  ユイの同級生。服を注文する。


エアコンもなく、汗がしたたるような店内。
うっとおしいほどの暑さが、彼らの胸中を
放熱する体温で、伝えてくるよう……


店内の彼らの様子は、見やすくなく
物陰から、のぞくように見せています。


その凝視は、彼らの一挙手一投足だけでなく
必然的に
彼らの内面まで、見よう見よう、とさせるのです。


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


冒頭、店内でアイロンをかけながら
歌(『紅豆』)を口ずさむ、ユイ。
その後ろで作業する、平安。
(その歌で、ユイは平安が好きなのだ――とわかる。)


ユイがバイトしているのには、切実な理由があった。
新学期に着る制服に、父がお金を出してくれないから。
(のみならず、ユイを家に入れないこともある)


ユイが、平安に惹かれたのは
バイト先にイケメン青年がいたから、だけでなく
家庭に問題のある、孤独なユイの心に
平安の優しさと、彼の持つ“陰”が、共鳴したからかも…….
―――と、端折ってはもったいない^^;。


ユイが、熱中症になったとき
氷水で介抱してくれたのは、平安。
一緒に、麦粥を食べていたとき
”食べかけ”の粥を、ユイに分けてくれたのも、平安。
(その親密さは、“兄妹”のようでもあるのですが……)


ユイが、家を追い出されたとき
作業場の台を寝床にし、抱き上げてくれたのも、平安。
暑い夜に、うちわで扇いでくれたのも、平安……
あんなこともこんなことも、親切にしてくれる平安♪


優しさだけで済ませない感情を、持ってしまうよ……
――好きになっちゃうよ……

当の平安は、どうなのかナ?と思いつつ
恋は今だけでなく、先の事も頭をよぎらせる。
ユイはまだ学生で、平安は見習い中。
ううん、バイト中は、この夏の今だけ考えよう…


ある日、ユイの友人:惠芳が、制服の注文に来る。


惠芳は、裕福で苦労知らずな、天真さのある子で
ユイといても、はしゃいでいる。
そんな二人に、平安が目を向けるのだが
映像は、どちらの女子を見ているのか、曖昧にする。
(……が、恵芳を見ていた!???)

もうすぐ、夏が終わりバイトが終わる頃。
平安は、ユイの制服を仕上げた後
惠芳の制服を縫いながら、ユイに言った。
「学校では無邪気すぎる惠芳を、守ってあげて」


それは、優しいお兄さん目線なのか――
キャピキャピ可愛い惠芳が、好きなのか――
戸惑うユイ。
でも、平安の恋の確認など、できるはずもない……


けれど、失恋の痛手は、人を詩人にし、哲学者にさせ
ユイの青春の独白が、こみ上げるように、流れる……


制服を、少し大きめに作ってくれたという
平安の優しさがあっても
真っ白な制服を、赤く染めるような恋は
ここには無い…orz


(好きな人が、制服を仕立ててくれることに、ドキドキですが)
制服の白さが、少女の清潔さと実らない恋を、
残酷に、象徴する……


せめて、この夏のコトを忘れないで――と願うユイ…


その後、友人の結婚式で偶然再会する三人。
平安は、ユイの知らない人と、結婚していた。
(それはそれで悲しいが)


惠芳が、制服のことを言ったとき 平安が
「覚えていない」と言うのを、ユイは聞く。
それも、がっかりかもしれないが……


実は、それは、平安の気遣いではないのか??
覚えていないのは、惠芳のことであって
ユイのことだけ覚えている――という暗示ではないのか??


あああ……あのとき、平安の気持ちはどうだったのだろう……
と思っていると、平安は独白してくれる。
「僕だけが覚えていればいい」


ああ!平安はやっぱりユイが…と思っていいですか?

あのひと夏、親しく楽しく、一緒に過ごして作業して…
そこにある感情は、友情でも恋でもあったとしても
敢えて、ソレをはっきりさせることは
できなかった、お互いに……


将来が、まだ見えなかった二人には
あの八月の日々しかなかったのだと……


▼▼▼


自分にも相手にも、好き、という気持ちを
確かめられない、確かめてはいけない経験が
誰にも、あるのだと思う。

あの繊細な想いを壊したくないから
ただ、「覚えて」いることしかできない……

記憶の切なさが、甘く、痛く
胸にひびく作品です。




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映画『秘密 THE TOP SECRET』★健全な愛でまとめたけれどもっと欲しかった


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167085/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原作についての他の方の記事→コチラ


《犯罪対策チーム》
薪:生田斗真
青木:岡田将生
鈴木:松坂桃李
《犯罪者》
貝沼:吉川晃司
絹子:織田梨沙



犯罪者の死後の脳を見て、真相を知ろうとする――


予告編から、楽しみにしていましたが
個人的には、ビミョーな感じになってしまいました……orz


▼~▼ 以下、内容にふれて個人の感想です。

▼▼▼


1.脳の記憶


被害者の脳映像を見れば、一目瞭然に犯人がわかる!?
かと思いきや、脳はフクザツで繊細。


見たものを見たまま、“記憶“しているとは限らないんです……
ビデオカメラと違う。


恐怖や憎しみ、あるいは、焼き付けておきたい悦びや願望で
見たものを、置き換えて“記憶“することもある。
(なので、参考になっても、証拠に使えないというの…orz)


証拠固め・捜査は、警察の仕事。
大森南朋さんのやさぐれ感ある、迫力の刑事は、良かった!


2.絹子のこと


絹子=織田ちゃん!イイ意味でやばかった!^^;
キャピキャピの可愛さでなく(汗)
蜘蛛のごとき恐ろしさで
男たちを、からめとる……(汗)


絹子が、男を漁る見苦しさもですが
父の視線を意識するイヤラシサ
絹子を観る父の、更なるエゲツナサ……(―_―)!!


絹子と父には、親子以上の特別な感情があるらしく
絹子の身代わりで、死刑になる父。
その父の遺志があるから、死ぬつもりはないと言い切る、絹子のふてぶてしさ…


絹子の猟奇に、“愛”の入る隙間はないのだけれど
歪んだ愛?を漂わせるのは、あとにつながりソ。


3.BLと言ってしまおうゾ!


愛や恋と言うものは、“秘め事“でありまして
明け透けにするものではないのですが
この人物たちのイケメンぶりには、意味あるでショ!


脳を見て犯人捜し――がメインのようですが
脳を見て、個人感情(秘め事)を知る“罪“を
魅力としたいですよね……(汗)


鈴木の最後の脳内映像は
恋人ではなく、“親友“薪との姿。
それは思い出ではなく、鈴木の願望――
(それはあくまでも、友情として)


イケメンたちの男の友情もいいですが
私は、もっと欲しかった……orz
青木を思い切って、松坂桃李さんの二役にしたほうが
関わる薪の心情を、よく反映できたかも…とも思う。


殺人鬼:貝沼ですら、美形の吉川さんです!
貝沼が、薪から施しを受けたときに感じた、“薪への感情“が
“善意”と“悪意”であざなわれた果ての、連続殺人であるなら
もっと強烈な、BL的インパクトがあっても良かったのかな……


(BLは、ドギツイいやらしさなく、ほのかに
かつ、トキめく描写に期待するので、むずかしいとは思いつつ…)



▼▼▼

ラストシーンは、ワンちゃんの見たこの世界。
温かく、幸せに満たされていました。
飼い主の少年に、可愛がってもらってたんだね…


健全な愛でまとめた、ということかな。(*^_^*)




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ジャンル : 映画

映画『花とアリス』★友情と恋と記憶(喪失)とハートのエース♪

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/3673/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ハナ;鈴木杏
・アリス:蒼井優

二人は、一緒にバレエを習っている女子高生。


宮本先輩をめぐっての奇妙な三角関係が
友情と記憶をキイワードに、かつ
ハートのエースを切り札に、
切なく広がったのが、見事な感動でありました☆


▼~▼ 以下、だらだら雑感です。

▼▼▼


ハナは、落研の宮本先輩を慕って、落研に入部し
アリスは、スカウトされてモデルへと
仲良し二人組も、それぞれの生活が始まる。


けれど、ハナが、宮本先輩にひと芝居うったことから
アリスも、そのウソに付き合わされることになる。


それは、宮本君が、歩行中に頭部打撲・失神して気付いたときに、
ハナが、今カノだと名乗り
宮本君を、記憶喪失扱いしたこと。

↑ムチャクチャなんですが(―_―)!!
恋に夢中に女子なら、テキトーな出まかせも
本物のようにデコってしまうのーーわかる^^;


怪しんだ宮本君をごまかすために、ハナは
アリスに、元カノのふりをしてもらうことに。
記憶をたどろうとする宮本君は
元カノ:アリスと接しているうちに
アリスを好きになって行く自分に気づき
アリスも、宮本君に気持ちが向いていく……
(たとえ親友でも、大切な人を紹介するのは注意です!)


けれど、ハナのせいで記憶喪失にさせられているだけの宮本君に
取り戻す記憶なんて、無い……(爆)


記憶と言えば――――


アリスが、別居中の父と逢い
万年筆を贈られるエピソードも、後から効いてくるが
1番は、トランプのこと☆


子供の頃、浜辺で、トランプ遊びをして
風に飛ばされたことを、アリスは記憶しているが
父は、覚えていないと言う…….


自分が楽しかった思い出を、大事な人と共有できないのは
寂しいですよね…….


そんな気持ちを埋めるかのように、父との別れ際は
父から教わったばかりの中国語で「I love you」 と言うアリス。
なのに、ここでも父は「さよならは再見と言うんだよ」とヤボなこと言うの……


それを踏まえての、浜辺のトランプ☆


ハナとアリスと宮本君の3人は
宮本君の“記憶探し“にかこつけて、浜辺でじゃれ合う。


そして
アリスがトランプを取り出すが、風に飛ばされる。
カードを拾いながら、
―“ハートのエース”を拾った人が勝ちーというゲームを始め
アリスが、そのカードを拾った。
王様ゲームのように、アリスは望みを言うが
それは、宮本君とハナが別れてほしいという、“冗談“だった。
(冗談にして本心を言うのが、キツくて切ないの……)


重要な点は、そのとき、実は、宮本君も
“ハートのエース“を、拾っていたということ!
宮本君は、アリスがウソをついてまで
自分に告白した、と思ったかもしれないけれど……(それもアリだけど)


宮本君の拾ったハートのエースは、昔
アリスが父と浜辺で遊んだとき、風に飛ばされたカードだった!!!!!


記憶喪失でない父の記憶から、消された思い出のカードが
記憶喪失にされた宮本君から、拾われようとは……!!!


この運命の優しいいたずらに
なんともノスタルジックで、じわ~と温かい感傷が
こみあげてきたのです!


▼▼▼


美しいバレエのシーンや
可笑しい^^;落語のシーンなども、映画的にわかせてくれるし
記憶喪失も、ナンジャコリャですが^^;
“ハートのエース”に、見事にやられました!


この感傷に出逢えて良かった☆(^_-)-☆



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『二ツ星の料理人』★なるか三ツ星!料理も人生も(^_-)-☆

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169941/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:ブラッドリー・クーパー


腕はいいのに、性格と所業が三流だった、二ツ星料理人アダム。
フランスから流れ流れて、たどりついたロンドンで
改心し、会心の料理で、三ツ星シェフを目指す!


―――と言うと、三ツ星への出来レース物語のようですが
クセモノ男アダムの物語は、朝飯マエとはいかず^^;
うまく料理してくれています。(*^_^*)


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.ディナーラッシュ


映画『ディナーラッシュ』の厨房が思い出される、厨房のシーン☆
オーダーを受け、時間との戦いの中
殺気のような緊張感で、ダイナミックに
かつ、繊細に
次々、出来上がってくる料理が、美味しそう♪
料理人が命かけて提供しているのが、伝わります。

『ディナーラッシュ』のような殺人事件は起こりませんが
あとで、死ぬ思いはする……(汗)


2.アダムのこと


フランスでは、無責任な行動で、
店を潰して、他人に迷惑をかけてきたらしいアダム。
放蕩して、借金もしたようで、
借金取りは、ロンドンに行っても、付いて回る。(>_<)


過去の無責任な行動の原因は
アダム自身、若くして上り詰めてしまったことで
思い上がっていたらしい――――

↑コレ、けっこうありませんか?(汗)
若くして、ソコソコになった方の中には、頂上が見えた途端
(まだ登り切っていないのに (―_―)!!)
目標を失うというか、わかっちゃった気になってしまうというか……


チッチッチ、けれど、そこで、わかっちゃった気になってしまうことが
若いワカイ。^^;
頂上が見えたくらいでは、チッチッチ。^^;
怖いのは、その先……
深いのは、もっと奥……


思い上がって転落――は、まさに、青かった証拠。
勝って兜の緒を締めよ。
人生には、“そのあと“があるから、ソコで撒いたものが
良くも悪くも、忘れた頃に返ってくる。


昔、ヤンチャして迷惑をかけた同僚と仲直りして
ロンドンで再起をかけるアダム。
赦してくれるなんて、好都合な展開だヮ……と思ったら甘かった!(>_<)


3.ミシュラン☆☆☆ (↓ネタバレ注意 結末は言わず)


ミシュランの審査員は、お忍びで来るらしい。
けれど、その特徴は、入手済み。
アダムのレストランに、ついに、審査員らしき人が来店し
一丸となって、料理を提供する。


しかし、マズイ、不味いことに!!(>_<)
仲直りしたと思っていた仲間が
ココゾというところで、恨みを晴らすべく
唐辛子を、入れていたのでした…….orz


一度、人の人生を、ブッ壊すようなことをしたのですから
自分も、倍返しされるのは、当然の報いと言えばムクイ……


けれど、“ミシュラン没“というのは
料理人には、相当の痛手だそうで、死者も出るらしい……(>_<)
気丈に、バシバシやってきたアダムも、一気に、ボロボロに…….orz


完成系の料理が、素晴らしいモノだとしたら
それは、途中の経過が、素晴らしいから。
アダムが、途中で、しくじった自分の人生の失敗は
今さら、取り戻せるのでしょうか……orz


けれど、捨てる神あれば拾う神あり☆
男女を問わない友情や愛情が
アダムには、残されていました。
(ヤンチャしてても、憎めないキャラの人もいる?^^;)


そして、実は、ミシュラン審査員と思った人は、思い込みで
関係なかったと言う、大胆なオチ……^^;


本物の審査員がやってきたとき
アダムは、今度こそ、仲間と本領発揮できるのか!


▼▼▼


仕事は、バリバリできるのに
私生活はムチャクチャとか、性格はイマイチ……ということがあるとすると
自分自身を、旨く料理するのが、一番ムズカシイのかも……^^;


料理の決め手になる、ソースを作る料理人が女性というのも
アダムとの関係には、ミソ☆(^_-)-☆




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『半落ち』★命の尊厳に対峙した寺尾vs吉岡双方の優しさ

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/4396/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・あらすじ→コチラ


2度目に鑑賞してからも、時間がたってしまいましたが
書き留めておきたいことがあります。
(ネタバレ前提です)


・梶 元警部 :寺尾聡
・梶の義姉  :樹木希林
・藤林 裁判官:吉岡秀隆



認知症の妻を殺したあと二日たって
出頭した元警部。
その二日間の行動と心情が、まず、謎探しとなります。


白血病で亡くなった息子がきっかけで
骨髄提供した梶は
妻の死の直後、提供者に逢えそうな資料を見つけた。
その人を、ひと目見たいと、捜しに出たため
二日間のタイムラグが、生じました。


出頭後、裁判が行われますが
裁判官の父も、認知症である描写があります。
2回目見たときは、そこに特に
想うことがありました。


▼~▼ 以下、雑感です。
▼▼▼


1.裁判での義姉の言葉


妻殺しの男の弁護――ということになりますが
“認知症の妻“ということが、焦点です。


段々、認知症の進む妹を、見てきた姉は
夫である梶のことも、見てきた立場です。


梶がどれだけ妻である妹を愛していたのか――
それを訴えます。
「私は、妹を殺してやることも出来なかった!」
涙ながらに、希林さんが言うせりふには
心が震えました。


法の前では、殺しは殺し。罪は罪。
善意とか愛情などは、法外のことでしかない。
あるいは、
殺しに“愛“を持ち出すのは、不遜かもしれない……


けれど、常識はどうあれ、姉は
梶が、妻である妹を、自分以上に愛すればこそ
罪に手を染めることを厭わなかったことを
かばい、敬意も漂わせます。


逆に、姉が、不憫な妹を、どうにもできなかったことは
罪の意識――言い換えれば
自分が悪者にはなれなかったから――とも言える。
自分可愛さは、責められない……
梶の“愛“の前には、だからこそ、ただ、涙するほかない……


2.裁判官・藤林のこと


認知症の妻殺しの罪について裁く、裁判官の一人です。
実は、藤林の同居する父も、認知症で
現実をも、わかっていない状態でした……


藤林も、認知症がどういうことか
その家族がどんな想いをしているのかは、わかっていそうな設定です。


けれど、梶との決定的な違いは
直接、介護していたかどうか―かもしれない。
藤林の父は、藤林の妻が、介護していました。


介護されるほうも不憫ですが、やはり
介護する側の心身の負担は、キレイ事では、済みません…….
藤林とて、自宅に居るわずかな時間だけでも
その“現実”は、わかりましょう……


すると、たぶん感じるのは(仕事をしているとはいえ)
自分が、実父の介護を担っていないことの負い目かもしれない……
父と妻、二人それぞれの苦悩を
わかりきれていない“迷いとも、言えるかもしれない……


梶が、どんな想いで、妻を楽にさせたか…(←敢えてそう言う)
実父も妻に、そう頼んだことがあったらしく
藤林も、その片鱗はわかるだろう――
けれども
それを、わかってはいけない(?)のは
梶を、罰しなければならない立場であるから。


そして、藤林が、梶に下した罰には、“執行猶予ナシ”という巧さ☆


“執行猶予ナシ“という厳しさは、即ち
藤林が、実父を手にかけない正当性の自らの証だと思う。
梶の心情は、身内としてはよくわかる。わかるけれど
裁判官として、それを認めるわけにはいかない。


そして、そう言っていられるのは
直接介護していないため、切羽詰まった“悲しさ“を
まだ、知らないからかもしれないけれど…………….
と思いつつ、吉岡さんの“優しさ”かな…ソコは…


(原作未読でもあり、感想の違いはご容赦くださいね)

▼▼▼


ラストシーンは、高橋一生さんが
梶の乗った車を、佇んで見送る―――


彼には、梶は、罪人などではない。
生きることの尊厳を、誰よりも知っている人――
その深さが、感動の余韻をくれました。

PS:寺尾聡さんのドラマ『喧噪の街、静かな海』に期待しまして
記憶曖昧ですが、記事にしました。よろしくお願いします





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『星ガ丘ワンダーランド』★失くした母の存在が心に還るときwith観覧車

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168107/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

(「星ガ丘ワンダーランド」は、閉演した遊園地の名前)


20年前、ワンダーランドの帰りに、
母が、失踪してしまった温人(はると)は、今は
星ガ丘駅の遺失物係をしている。
あるとき、閉演したワンダーランドの観覧車から
母が、転落死したという知らせが、温人に届いた――


ラストにわかるのは、母の死の真相です。(オット!)
それまで、ホワ~ッと広がったような展開でしたが^^;
一気に、温人の心に凝縮したようで、よかった!と思えました。


▼~▼ 以下、ネタバレ(▽)して雑感です。


1.市原隼人さん♪←まず^^;


実は、市原さんに惹かれて鑑賞しました^^;
今回の役は、ゴミ処理業者さんです。
保管期間の過ぎた遺失物を、収集します。


時期が過ぎれば、ゴミになってしまう遺失物――
という切なさも、わかりやすいですが
ゴミの山から、せっかく捜し出したのに
もういらないと無下にされるのは、もっと辛かったり…orz


市原さん演じる男性は、指揮者を目指していたという設定で
BGMは、クラシック♪
彼なりに、“夢の忘れ物”を、大切にしていた感じですが
ワケありだった温人に
ゴミにクラシック聞かせても云々!と罵倒されてしまう…orz


2.遺失物


温人が、駅の遺失物係というのが、キモ☆
駅員さん姿も、高倉健さんの駅長さんよろしく
パリッと、カッコ良い(*^_^*)


落し物は、失くしたことにも、ドラマがあるし
持ち主に戻っていないモノにも、ドラマがある――


還ることを、ずっと待ち続ける人もいれば
ケリをつけて、諦めるなり、忘却する人もいる。
それが、その人にとっての良い事もあれば
それが、許せないこともある…….


“失くしたもの“は、失くす以上に
人に、重いモノを残すんですね……


3.母のこと(▽ネタバレ!)


大人の事情とはいえ
母が、温人たち家族を捨てていくのは、あっけない。(>_<)


温人は、あの日、ワンダーランドの観覧車の階段で転んだ。
しかし、母は、地上で、不倫?家族と逢っていて
温人の転落を、見逃していた。
そして、その帰り道、出て行った母――


子供には、わけわからない母の喪失が
すでに、温人の心の“遺失物“でしょ…


そして、20年後の今、母が、観覧車から投身自殺?したと言う知らせに
納得できるはずもない。


母の新しい家族にも、やさしい気持ちでいられず
ダークサイドな一面も見せてしまう温人が
かえって、痛みに苦しむ人間らしくも見える。


いつか迎えに来るはずの、母の“自殺“を受容できない温人――
“心の忘れ物”は、ますます重くなっていく……?



▽▽▽(↓ネタバレ要反転)

母の死は、転落事故だったとわかります。

お金のことで、長男と、観覧車で逢うはずだった母は
園内に忍び込んだ悪戯っ子が、階段から落ちそうになるのに気づき
かばって転落死したと言う。

それを聞いた温人の表情が、たまらない……………

かつて、温人の転落を見過ごした母は
そのことを、ずっと、十字架にしてきたと思う。
今回、よその子が、転落しそうになったのを止めようとしたのは
人としてそうした――だけでなく
我が子を見ていなかった、アノ時の“自分自身”だったのだと思う。

過ぎた月日や事実は、もはや取り戻せず
未来も変えられないことは、わかっています。

出て行った母からの愛情は、これからも、
もう、受けられないこともわかっています。

けれど
母が、アノ時と同じ状況で、
子供を助けたことがわかったとき
温人は、今まで、失くしていたと思った母の愛情を
見つけた?拾い上げた?
いや、きっと、強く確かめられたと思う。

それは、つじ褄合わせの代償?なだけかもしれないけれど
温人の涙を見ていたら、そうは思えないよ……

失くしたモノが、大きすぎる人には
たとえ代償であっても、それだけの価値のある納得があれば
落とし主に還ったのと、同じ安堵があると思う。
温人は、アノ時=子供の頃の自分に戻って
涙していたと思う…….



▽▽▽

▼▼▼


赤が好きと言う、木村佳乃さんの妻(母)ぶりには
ワケありな“含み”(ヤバさ?)も期待しつつ
観覧車の赤いイルミネーションが
夜の闇に映し出されるのも、幻想的です。


冒頭の雪が、
ずっと、温人の心に、降っていたような演出も
良かった。



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『彼岸花』★娘の幸せな結婚を望む“母”の意地と“女”の爆発


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/11498/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


原作:里見弴(さとみとん)
監督:小津安二郎
妻&母:田中絹代☆


「娘の恋愛結婚に反対していた父が
母の取り成しで、認めてくれる――」


↑と言うあらすじに、なるようなんですが
私は、冒頭の、他人の結婚式での、父のスピーチが
いや、“夫”のスピーチが、心にグサッと刺さってから
妻役の田中絹代さんの表情と存在が
ものすごく気になった作品となりました☆


▼~▼以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


冒頭の他人の結婚式で
夫は、こんなスピーチをする。
「相思相愛のお二人は、真に羨ましい。
我々は、決められた結婚で、そんなもの(愛)などなかった…云々」


恋愛と結婚は別だ、とか
愛がなくてもそれなりに、結婚は、やっていけるとか――もあるだろう。


夫婦とは、色恋で始まっても
段々と色褪せて、戦友のような絆でつながる関係になるもの――かもしれない。


ラブラブな新郎新婦を前に、古夫婦が、ノロケルことは無いけれど
我々夫婦は、始めから、ラブのない“殺伐夫婦“でしたーと
人前で言うとは……orz


妻役の田中絹代さんは、それで、色を失うわけではなく
妻の顔で、祝福の席に居るが、
女としては、胸中ただならなかったと、思ってしまう……


“愛なんて初めからなかったし、今も、きっと、自覚の中にはない”
と、夫は言っているのか?


妻は、夫が帰宅したら、出迎えて、着替えを手伝って、
食事を用意し、風呂をわかすー
娘も育てて、“幸せ“な家庭を守る母や妻の役目を
日々、担ってきたー


↑ソレでいい――と言われれば、そうなんですが…(汗)
今更、愛とかラブなど、意識するもんじゃない?
ずっと愛されていたいなどと思うのは、私の“甘え”なんでしょうか……(―_―)!!


夫は、娘を想うあまり
自分のメガネにかなった男を選ぼうとして
娘に、恋人がいたことが赦せません。(>_<)


けれど、母の(妻の)静かな表情の中に
このとき、私は、“女の意地“を見たのです。(キッパリ☆)


娘には、相思相愛のラブラブ彼氏がいる。
夫は、人の結婚式で、そんな二人が羨ましいと言ったではないか!
私たちの結婚には、愛がなかったとまで、言ったではないか!
私たちにはなかったラブラブを、娘は身に浴びて結婚できるのが
夫の希望じゃなかったのか!??


「矛盾してるワッ!!」
妻は、ついに爆発する!


妻は夫に従順であるべきー―と思っていたかもしれない夫は
生意気だと言わんばかりに、妻の態度に憤慨するが
そんな夫の“矛盾“など
妻の、女の情念が言わせる恫喝の炎の前には、フッとかき消されますヮ…
フッ…


女の運命を懸けたような母の取り成しと
親友のひと芝居もあって、
娘は、恋愛結婚を父に認めてもらえる。


妻の顔が、母の安堵した表情になっているのが
印象に残る。


▼▼▼


ちなみに、彼岸花の花言葉は―
『情熱』『独立』『再会』『あきらめ』『転生』
『悲しい思い出』『思うはあなた一人』『また会う日を楽しみに』etc.
どれも、あてはまりそうな内容でした。^^;


愛がなくても、それなりの結婚生活ーなんて、私は、思いたくない。
『あきらめ』はイヤ。
『情熱』をいつまでも感じていたい。(照)
『思うはあなた一人』←最高でしょ☆(^_-)-☆




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』★戦いも“正義チーム”への序章withレックス


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168062/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


ヒーロー二人が、いわく付きで戦う!と言うのも魅力ですが
巷では、ワイルド系猛女☆ワンダーウーマンへの興味が、強いらしい。^^;


善玉どうしのバトルなので、シンプルな勧善懲悪ではないのも面白い。


バットマンには、善とは?と言う、疑問形の善を
スーパーマンには、何よりも優先される絶対の善を、イメージしていますが
今回、善(正義)と悪、本音と建て前、キレイ事や汚れ仕事…etc
人の裏表や矛盾を、引き出すようなことをしてくれたのは
ジェシー・アイゼンバーグ演じるレックス・ルーサー☆かと。
(↑この役どころは絶賛です!)


▼~▼ 内容にふれて雑感です。 (ネタバレ▽~▽)

▼▼▼


1.善行のこと


ヒース・レジャーのジョーカーで、
“善“というものが、揺らいでから(汗)
哲学的な挑発が、面白いバットマンだと思っていますが
今回は、ピュアなスーパーマンに、その疑問符が……


政治家に言われます。
国家レベルで対処すべきことを、個人レベルで勝手にやるなと(汗)。
危険地帯で拘束された、恋人のジャーナリストを、
救出したときに出た犠牲はどうなる――(これには裏もアリ)
国家レベルでは、対個人のリスクーベネフィットを考えるところなんでしょうが
スーパーマンは、恋人命だから、ほかのことは……(汗)


ウルトラマンが怪獣を倒したときの損害を、計算した人もいましたが
スーパーマンレベルの“善行“には、犠牲もやむなしなのか……(>_<)
しかし、恨む人も出てくるのも、人の世……


個人的には、どんなときにも、何をおいても
かけつけてくれるスーパーマンが恋人なんて、いいナ…
お姫様抱っこで救出されるのも、幸せ^^;


2.レックス・ルーサー☆←個人的に目玉!


ジェシー・アイゼンバーグは、
演じたマーク・ザッカ―バーグのイメージからか
早口で頭の回転の速い企業家という役どころに、ピッタリでした。
しかも、ダークサイドに、おこがましい…^^;


スーパーマンが、神のように人々から信奉されるのが面白くなさそう。
自分が、一番でないと、気が済まないタイプか。
スーパーマンの仕業にして、裏で悪事をしでかす。


のみならず、
自分がつまずいたときに、うまく行かなかったのを、神に逆恨みして
神を、否定しているかのようなのに、
自分が神になりたいような矛盾よ……(―_―)!!


3.ヒーロー激突!


神のごときスーパーマンをやっかんでか
レックスは、スーパーマンの養母を人質に、バットマンを殺せと命じる。
別に、レックスは、トロールのような怪物を創出して
アクションを盛り上げる。
そこへ、ワンダーウーマン登場!\(^o^)/  ←トロールに応戦!


4.スーパーマンのこと……(注:ネタバレ▽~)


戦う理由がわかり、和解したバットマンは
実母と同じ名前の、スーパーマンの養母の救出を買って出る。


一方、トロールと戦うスーパーマンは
自分と同系のトロールの攻撃には、“クリプトナイト“が効くとわかる。
クリプトナイトの槍を携えて、トロールに立ち向かうも
自分にも効いてしまうの……orz
力が弱まってしまうスーパーマン…(T_T)


▽~▽ネタバレ要反転
▽▽▽


スーパーマンは、国葬となります…orz
エエ!なんですが、そんなにあっけなく正義が葬り去られては
この世は、真っ暗闇ではありませんか……
けれど、
今作~ジャスティスの夜明け~は、次の『ジャスティス・リーグ』の前哨戦ともいえるもの。
スーパーマン・ロスのはずがありません。
だから、最後のシーンの棺の土が、復活を予感させます。
楽しみだなァ~(*^_^*)


▽▽▽
▼▼▼


“ジャスティス“が、☆正義☆の意味を含みつつ
チーム名?と言うノリになるのも、ナンですが^^;
哲学的な深みは、さておいて
続編『ジャスティス・リーグ』の盛り上がりが、楽しみです。(^_-)-☆





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『僕だけがいない街』★ソコは○バイバルでしょ!熱い藤原さん!

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作品について  http://cinema.pia.co.jp/title/168233/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:藤原竜也(=悟)


藤原さんが主演というので、気になっていました。


時間が戻って繰り返される~“リバイバル”で
事件・事故を、未然に防ぐゾ!――
藤原さんの、熱く、たぎるムードは
問題解決には、ピッタリ☆


……と思っていたら、
“リバイバル“で遡って、子役さんのほうが、キモに?^^;


注)タイトルが、すでにネタバレのようですが
どう、“いない”のかが、気になるところ。


▼~▼ 注)ネタバレありで雑感です。

▼▼▼


―リバイバルー時間が遡る


何かが解決するまで、時間が、繰り返されることもあれば
繰り返さないこともあって、ソレは、解決しなくていいのか?
という矛盾を、感じつつ(汗)
何度もやり直しては、命がいくつあっても足りないので、良しとして……


自宅で、母を殺された悟は
母が殺される前まで、リバイバルして
事件を未然に防ぎたい、と思う。
(リバイバルは、悟の意志とは別に起こる)


すると、18年前の小学生時代にまで、遡ってしまい(!)
当時の連続誘拐事件が、関係しているらしいと知る。


遡って、大元を始末しようとするのは、ターミネーターみたいですが、
今の自分が戻るのではなく、子供の自分が、なんとかしなくてはならないので
~体は子供・頭脳は大人~という、名探偵コナン君みたいな状態となります。


……とその前に、冒頭のリバイバルでは
小学生が、トラックに轢かれるのを阻止しますが
代わりに、悟が、事故で吹っ飛ばされます…(滝汗)


そんな悟は、リバイバルの使命を負うためか、軽傷で
心配してやってきた母が、アパートに居たところ
誰かに、刺し殺されてしまいます。
リバイバルして、母を救いたい悟……


……とその前に、(リバイバル?^^;)
母と悟が、街を歩いていたときに起こる光景が、リバイバルされました。
パッと見、子供がぶつかって、手にした風船を手放してしまう――?
風船が飛んでいかないようにするのかな?そんなことでリバイバル?^^;
と思っていたら、そうでなく
母は、少女が、男に連れ去られようとする現場を、見ていた――


……ということで、母の死と、誘拐男と、はたまた
18年前の誘拐事件とがつながって、
誘拐犯が、母の殺人者とわかります。


リバイバルして、助かる少女もいるのですが
誤認逮捕で生き延びた犯人は、その後も、犯罪を重ねて
犠牲者すべてが、助かるわけではないのが、惜しい……


ターミネーター的な発想ならば、
大元の犯人を、超早期に逮捕すれば、
犠牲者は出ないで済みそうだったのに……orz


結局、リバイバルして、母を助けることはできたけれど\(^o^)/



▽▽▽(要反転)
悟が、犯人に殺されてしまうなんて!(>_<)
よく言えば、熱さがカラ回りしてしまったような虚無感は
藤原さんならではか!

▽▽▽

▼▼▼


僕だけがいない街――という言い回しは
諦念的でありながらも、
解放や安堵の願望という含みも、あるようなんですが…


リバイバルもいいけど
そこは、サバイバルでしょ!と言う気持ちも、残ります(T_T)



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ひつじ村の兄弟』★迷える羊の導きか~そこにたどり着いた兄弟

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168593/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


牧羊する老兄弟は、40年も、口をきいていないと言う。
(広い敷地で別々の家に住む)


羊の品評会で、優勝したのは兄。
僅差で2位の弟は、悔しい。
兄の羊が気になった弟は、羊の元気がないことに気づく……


仲たがいした兄弟が、ついには、仲直りするんだろうな~との
期待を含んでいます。
が、和解の道は険しく進む……


▼~▼ 内容にふれています。

▼▼▼


兄の羊は、スクレイピーとわかり、付近一帯の羊が
すべて、殺処分されることが決まります。
(スクレイピーは狂牛病の羊版)


弟を恨んだ兄は、銃弾を撃ち込んでくる始末。
殺処分後の小屋の清掃も拒否し、当局を困らせます・
(弟は、自分で、勝手に殺処分したことで、当局から注意)


実は、兄弟の土地は、弟が相続していて
兄の不始末の責任は、所有者である弟の責任になると言います。
兄弟の、(ここでは厄介な)しがらみを匂わせます。


その土地の羊を、すべて殺処分すると、その系統は失われ、
2年後の牧羊再開には、新種の羊になると言う……
その土地の系統の羊が、失われることを悲しむ兄には
血のつながり(=兄弟?)へのこだわりも、暗示させます。


実は、弟は、数頭の羊を、自宅の地下室にかくまっていました!
病気の根絶のためには、けしからんことですが
系統を根絶するわけにもいかない――と言う気持ちもわかります。


羊の系統を、絶やしたくない兄弟の気持ちは
お互いの“血のつながり“を、濃いものにしていったようです。


なぜか、当局が、やたら、弟の家に来るんですよ(>_<)
隠している羊が、見つかってしまうのではないかと
ハラハラします……
けれど、トイレを貸したとき……アウト!(>_<)
羊さんが、暴れてしまう……(―_―)!!


当局が、羊を殺しに来る前に
羊を逃がしたい弟は、兄の家まで連れて行く。
かわいい羊さんたちを見ていると、やはり、殺すのは忍びないです。


兄は、火山の山に放せば、春まで無事だろうと言う。
ちなみに、そのときの季節は冬。
山に羊を連れていった兄弟も、吹雪のなかで難渋する。


その前、兄は、よく酔っ払っては、雪の中に倒れて
凍死寸前になることが、よくあった。
そのたびに、弟に助けてもらっていて
あるときは、ショベルカーで病院まで運んだことも!


彼らは、相続から今まで
なぜ、言葉を交わさない関係になったのかをわかっていて
お互いが、どんな気持ちや立場で、過ごしてきたかも知っていた。
心底、憎しみあっているわけではなく
兄弟の絆は、ずっとあったのだ。


そして、今、羊が、雪の中の二人を、ぐっと近づけていった。


▽~▽ネタバレ

▽▽▽


猛吹雪の中で、兄は、瀕死の弟を見つけました。
兄は、弟と、裸で抱き合って温めます。

そのとき、兄の発する声が、なんとも言えない…….
極寒・恐怖・謝罪・祈り・和解・そして、愛……
どうか生きててくれ!
人としての感情が涙のすべてなら、それは、涙の声とも言うべきか……

裸の二人が、アップで映し出されたラストシーン。
この兄弟の“結末“に、これ以上の姿はないと思った。


▽▽▽
▼▼▼

仲たがいしていた兄弟が
最後、羊たちを追っているうちに
そこにたどり着いたか~というラストシーンが、
強烈に、温かい☆




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『八月の狂詩曲〈ラプソディー〉』★ひるまないおばあちゃんを♪野ばらが包む


132871_3.jpg

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/8333/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督・脚本:黒澤明

8月とは、8月9日、長崎に原爆の落ちたこと。
夫を、原爆で亡くした老婆のラストシーンが
とても印象に残る作品でした☆

老婆役の村瀬幸子さんが、本当に素晴らしい!
優しくて、気丈なおばあちゃんですが
優しさとしわの中には、孫たちにも計り知れない
深い悲しみと強い怒りが、潜んでいたのだ……
と感じるのも、切ない……


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.オルガンの修理~野ばら♪


夏休みに、おばあちゃん家に来ていた孫の一人が
音の外れていたオルガンを、直します。
直す途中、何度も、聞かれるのが
「シューベルトの野ばら♪」
ついに修理されたオルガンで、いい音で、孫たちが歌ってみせます。
この“完成“した野ばらが、ラストシーンにも、繰り返されます。


2.再会できなかった兄


たくさんの兄弟姉妹とも、疎遠だったおばあちゃんに
瀕死の兄が、ハワイから逢いたいと手紙が来ます。
急に言われても、踏ん切りがつかないおばあちゃん…


私たちは、居なければ居ないで、“不在”の寂しさにも慣れて
暮らしていると思います……
けれど、“昔の人“が、急に近い存在になったとき
とまどいながらも、懐かしさがこみ上げてくると同時に
昔のあれこれも、蘇ってくるようです。
おばあちゃんは、ほかの兄弟のことも思い出して
孫たちに話し始めます。


そして、ついに決心して
夫の命日(8/9)が過ぎたら、兄に逢いにいこうと思った矢先
兄の病死が知らされます。
逢えなかったことを後悔するおばあちゃん……
その背中の小さいこと……


もはや“不在“でなく、心の中で大きく蘇っていた兄に再会できないということは
おばあちゃんに、再び、大きな喪失の悲しみをもたらしてしまった。
おばあちゃんは、息子を、兄と見間違う(呆けた?)だけでなく
原爆が投下されたあの日まで、時間が遡ってしまう。


3.ピカだ!~野ばら♪


雷の音を、ピカ(原爆投下)と思いこんだおばあちゃんは
豪雨の中、傘を差して、(夫がいた)長崎市内へと向かっていた。
それを知り、急いで追いかける、おばあちゃんの子や孫たち。
そこからがイイ☆


おばあちゃんは、あの日、失った夫を
再び失いたくない一心で、豪雨に向かっていったと思います。
(その前に、兄と逢えなかった喪失感が、そうさせたよう)


おばあちゃんの足取りの強さは、
豪雨だろうが、ヤリが降ろうが、仮に原爆であっても
決して、ひるむことのないものでした。(キッパリ☆)
後から続く、子や孫は、次々、転ぶなどして
おばあちゃんには、追いつけないのです。


この“追いつけなさ“に、強い反戦・反原爆メッセージを感じます。
原爆で、一瞬にして、夫を失った悲しみと怒りの深さには
それを、本当に知らない者には、追いつけない……


そして、強風が、おばあちゃんの傘を“おちょこ“にしたとき
♪野ばら♪が、流れました―――
画面のトーンが、不思議な感じに…………………………………


おばあちゃんの魂が、野ばら♪の清らかな歌声とともに
救われる方向へ向かって行ってほしい―と思いました。
おばあちゃんが、ピカを恐れつつも、そこへ向かおうとするのは
夫を想う、強い気持ちがあるから。
激しい雷雨の続く現実世界に、引き戻さなくていい。
孫の優しさも含んだ♪野ばら♪の調べは、祈りを込めて
おばあちゃんごと、昇華させていくようでした。

(私の感想なので、解釈は違うかも…)


▼▼▼


おばあちゃんが、向かって行った長崎市内。
あの日、人間が人間に何をしでかしたのか――


小学校に残る、変形したジャングルジムが
原爆の威力を、残酷に物語っています。




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テーマ : ヒューマン・人間ドラマ
ジャンル : 映画

映画『ブラック・スキャンダル』★ブラックな中に潜む馴れ合いじゃない“義“

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168279/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ジミー(兄) : ジョニー・デップ  ←地元ギャング
・ビリー(弟) : ベネディクト・カンバーバッチ ←議員
・ジョン : ジョエル・エドガートン  ←FBI


実話だそうです。
ジミーとジョンは、幼なじみ。
巨悪のイタリアンマフィアを逮捕するため、情報屋として
悪党のジミーを保護してきた、FBIのジョン。
しかし、やがてジョンは、ジミーをかばいきれなくなっていった――


――ということですが……
ジョニー演ずるジミーは、殺しもいとわない怖い悪党――というだけでなく
残酷さの背後にある、仲間うちへの強い結束を
随所に感じられたのが、とても印象に残りました。


悪者を、擁護するわけではありませんが、
“義“について、想いました……


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


彼ら3人は、南ボストンのアイルランド系でした。
その結束力は、聖パトリック・デーのパレードの盛り上がりでも
うかがえます。
(ジミーはIRAにも、加担するほど)


ジョンは、子供の頃、いじめから助けてくれたジミーに対して
とても、恩義を感じていました。
大人になっても、変わらないその気持ちは
“親友“や”恩”を越えた、”義”と呼びたい。


大人になって、自分が警官(FBI)になったら
いつまでもワルをやってる輩とは、距離を置きたくなりそうですが
この地元では、子供の頃から、“警官と悪党ごっこ“をしていて
大人になっても、どっちがどっちなのかわからない(汗)という土地柄だそうで
つるみやすいというのも、絆のような糸が、しがらみにもなりやすいのかも……


というのも、ジミーをかばいたいジョンが言うことがいい。
法律なんてのは、紙に書いてあるだけのもので
自分たちのつながりは、もっと強いものだ――のようなこと。
(ムチャクチャだけど、それはまさに“義”でしょ)


警官が、法を、二の次にしちゃまずいだろうと思うけれど^^;
昨今の、殺伐とした世間の風を思うと(汗)
“情や義”という不文律も、心の底には置いておきたいんです……


ジミーの人殺しや、“圧迫面接“は、ジョニーの迫力で
ホントに怖いのですが、彼は、いわゆる殺人鬼とは違う。
殺人は、法では許されないことはわかっている。
けれど
彼は、仲間内の結束や秘密を守ることを、第一に考える男として
作品では、描かれていたと思います。(作品では……)


現実には、ワルイ仲間を売って取引して、自分だけ減刑されるほうが
正しくて、得なんだと思います。(汗)
正直で正義であることは尊いことだと、私も思います。
しかし、
正義は必ずしも、“義”を果たさないのも事実でしょ……

↑オット!どんな理由であれ
もちろん、殺人はいけませんよ。(>_<)


ジョンは逮捕されたあと、ジミーに関する証言は拒否し続けた――
ということに関しては
それは正義ではないとしても
“義“を貫いたことは、アッパレだと思います。(反論ご容赦(T_T))


▼▼▼


犯罪や犯罪者を擁護するつもりは、ありませんが
イイ人であるがゆえに、裏切る人もいるとすれば(>_<)
このブラックな顛末の中に
守るべきものを守ろうとする、強い糸のような力が
潜んでいたのは、意外でした。


ただの“警官と悪党“の馴れ合いじゃないゾと (^_-)-☆





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『パディントン』★ロンドンに来た好青年クマさんvs.N・キッドマン


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/167992/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


松坂桃李さんが、パディントンの吹き替えをされるというので
楽しみにしていました☆
かわいいクマさんというより、好青年♪
紳士的とも言われますが、やはり
ワイルドな動物の片鱗も……^^;


青年のクマさんは
昔、おじ夫婦が出逢ったという
ロンドン在住の探検家を頼りに
手がかりの赤い帽子をかぶって
ペルーから、はるばるやってきました。


ロンドンのパディントン駅で
ブラウン一家と知り合った彼は
パディントンと呼ばれ、しばらく厄介になることに……


探検家を捜すパディントンの物語と並行して
なんと!
パディントンを脅かす、因縁の“敵“の存在が、ハラハラさせてくれます。


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.マーマレード♪


プーさんに蜂蜜ならば
パディントンには、マーマレード♪


パンに塗ったサンドイッチは、非常食として
帽子の中に携帯する。(賞味期限は気にしない^^;)
それを狙った鳥たちも、あとで、重要な働きをしてくれる。


2.いろいろ楽しいクマさん^^;


いくら礼儀正しいからと言っても、クマさんです^^;
エスカレーターで、躊躇する……
そこで、取った行動がイイ☆
“犬は抱えて乗りましょう“と言う掲示を見て
ワンちゃんを“調達“してくるパディントン♪
そこじゃないだろう…^^;と思いつつ、ワンちゃん抱えると
エスカレーターに乗れてしまうのが、カワイイ(*^_^*)


そして、お風呂や洗面台でも、しでかして
格闘する……(汗)……洪水になる……(―_―)!!
クマさんだもの、教えてあげないとわかりません……
(使い慣れないホテルのシャワーは、人間でも、格闘することあり^^;)


スリが落とした財布を“拾ってあげた“パディントンが
必死に、返しに行こうとするのも楽しい。
そこまで、ものスゴイことになりながら(汗)
追いかけてくれる、トコトンぶりが、イイ☆


3.ニコール・キッドマン☆(▽ネタバレあり)


博物館員のニコール・キッドマン☆は
パディントンを剥製にすべく、執拗に、しつこく追ってきます。
これが、ただの学術的興味ではなかった!


因縁なんですが……(ネタバレ▽~▽)

▽▽▽


実は、彼女は、パディントンが頼りとして捜していた、探検家の娘。
動物に愛護的だった父は、
協会から抹消されるという煮え湯を飲まされていました。
その汚名返上すべく、娘は、
父が発見した熊の剥製づくりにこだわっていたのです。

そんな理由はともあれ、剥製にされたら、たまったもんじゃないので
パディントンは、ブラウンさん一家総出の応援で
いい方向に向かいます。



▽▽▽
▼▼▼


子供向けの、かわいいクマさんのお話ですが、
カワイイだけでなく
そう来てああ来てこうなって!
とテンポよく進むのは、爽快です。


パディントンの“そんなまなざし”も、表情豊かで必見です(^_-)-☆




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『白鯨との闘い』★海のド真ん中での壮絶な出来事!(>_<)


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169038/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


ハーマン・メルヴィル作「白鯨」の元ネタ(実話)の映画化だそうです。
『白鯨』は、巨大な白鯨に襲われて、片足を失った船長が
執念すぎるリベンジを果たそうとする話でした。
・『白鯨』の過去記事→コチラ


予告の海難シーンから、すごく楽しみにしていました!
実話も、壮絶なんだろうな~。


物語は、メルヴィルが、伝説の“座礁事故“について
当時最年少だった、生き残りの男性から、
“真相”を聞き取る体裁になっています。
男性の口の重さは、心の重さ。
一体、何があったのか……


キーマンは
一等航海士オーウェン・チェイス (=クリス・ヘムズワース)
たくましい海の男☆!


邦題は、“白鯨との闘い“ですが、戦う相手は
それだけではなかったのです……
原題『IN THE HEART OF THE SEA』からして
海のド真ん中で、スゴイことに……(>_<)


▼~▼ 内容にふれて雑感です。


▼▼▼

1.狭い船の中の人間関係(>_<)


そもそも、その船の船長は、チェイスのはずでしたが
有力者の息子が船長になることになり
気まずい発進。


のみならず、嵐のときの船長の判断もダメ…(―_―)!!
船の帆を、たたんだりしまったりと
荒波での“帆使い“も見せ場ですが、
船の中の“荒波“は、密室なだけに、険悪ですね…(汗)


2.難破&漂流&飢餓……


かつて、燃料として貴重だった鯨油☆
鯨を発見するや、ヤスで攻める!
とはいえ、海底へ引きずり込まれそうになりながらの、命がけの漁!


しかし、巨大すぎる白鯨に出くわした彼ら!。
ヤスで突いたくらいでは、トゲが刺さったようなもの。
母船は大破し、彼らは、小舟で漂流することになってしまう……


その後の漂流が、壮絶なんです……
海のド真ん中で、ジリジリ干されていく感じ……
やがて、死者が出て、海に葬ろうとしたとき
チェイスが、待ったをかける……


3、白鯨との対峙☆ ~注:ネタバレ!



チェイスたちは、生き延びるために、死者から“命“をもらいました……
(仕方ないこととはいえ、口外はしかねます……)


そして、再び、白鯨が現れたとき
今度こそ、チェイスは、しとめられそうな勢いでした。
が、白鯨の流し目を見送るように、チェイスは動けませんでした……


↑この“躊躇“あるいは”葛藤“は、なんとします?
諸説あると思いますが……


1つは、目の上の“やす“。
『白鯨』でもインパクトをもたらしますが、
この白鯨は、やすが刺さったまま生き続けている、不死身のような存在。
再び、刺したところで、自分が殺されるだけかもしれない……
せっかく生き延びた命を、鯨油に賭けるのが怖くなったかもしれません。


2つ目は、命のこと。
仲間を食べてまで生き延びたチェイスには
“生きる“ことが、とても、重く尊いことになっていたと思うのです。
ヤスが刺さったままでも、なおも、しぶとく生き延びている白鯨に
自分たちの命運を託し、生きて帰りたい願をかけたのかもしれません。


巨大な白鯨の目に、チェイスは何を見つけたのか??
ヤスを構えたまま、白鯨に挑めなかったチェイスの姿には
ざわざわした感動を覚えます。


▼▼▼


事実は小説より奇なり――と言いますが
白い怪物=白鯨による海難は、壮絶でした (>_<)


ここから、あの執念のエイハブ船長が生まれたというのも
なんだか、わかる気がしますね。




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ピンクとグレー』★踏まえての“現実”に投げた一球にナイス!

キャプチャ

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/167007/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


菅田将暉さん、柳楽優弥さんの演技を楽しみに、鑑賞しましたが
中島裕翔さんの、スターのオーラ☆も、キラキラしていました。
(配役の妙アリですが、ナイショ)


親友の真吾と大貴は、一緒に芸能スカウトされますが
真吾は売れるも、大貴はくすぶるばかり……
あるとき、真吾は、売れる方法を教えると言って、
大貴を、自宅マンションに呼び出しますが
そこには、首を吊った真吾の遺体と、6通の遺書が残されていた――


映像は、オープニングの女性のダンスから
すでに、美しくも不穏ムードで
「ピンクとグレー」が、入り混じったインパクトがあります。


・ピンク=白と赤の中間
・グレー=白と黒の中間  ということで
曖昧さを象徴しているらしいです。 (が、この配色は美しいですよね)


原作とも違えた作品となっているので
何も知らずに、鑑賞してみてください。


▼~▼ 内容にふれつつ、曖昧な雑感です。 (でもネタバレ注意!)

▼▼▼


前半は、真吾と大貴のエピソードを見ています。
が、それは劇中劇。
その後の、赤裸々にむき出された“現実”が
グレーというより、ねずみ色にくすんだ世界に映されるのがいい……


・菅田将暉さん
:前半の、情けなくも、ニクめないムードも
いい味出してくれて、とてもイイ☆ 
のみならず、一転して
ふんぞり返った兄ちゃんぶりも、ニクたらしいほどイイ☆

このふり幅の大きさも、彼を見た甲斐がありますが
人は、同じ顔をして、生きているわけではないことを見せられたとすると
ちょっと、愕然とする……


・夏帆さん
;その愕然さは、彼女こそ……(汗)
前半の、健気な乙女像とは、裏腹の
後半のアバズレぶり!(失礼)!
女は怖い…女優はコワイ……(汗)
女狐というか、雌カマというか、食われた♂います……^^;


・柳楽優弥さん
:居るだけで、ナイフのような視線に切られます…^^;
出番は少ないですが、柳楽さんだからこそ
アノ“死“の意味も、色づいて見えてくる……


その“死”について言えば――
『学生時代』の歌詞のような、若い日に夢見た清い死のよう……
なぜ?それが死ぬ理由??と、思ってしまう……


けれど、花びらが散るように、美しい死を
この世界の一瞬にこめて、遂げてこそ
生きた意味がある――かのように、思うときがあるのもわかる……


なぜ?と聞かれたら、それこそ、その答えは
「ピンクとグレー」なのでしょう……


曖昧な、いや、ほんのり色づいたピンクと
ぼんやりと、いや、かすかに霞んだグレー のようなものが
もやもやした輪郭の世界の中に、“美”を見出し
やがてその先に、“死”が大成する――
かのような……ですね………


片や、現実社会というグレーゾーンにも、
痛みと絶望がある。
それくらいで?と、オバサンは思ってしまうけれど^^;
若い日の傷は、かすり傷でもヒリヒリするし
それもまた、血の赤みで、キレイなピンクに思えたりするのは
むしろ、可能性かもしれないな………


▼▼▼


意の美学を、若さがあればこその余韻で
終わらせるのかな――と思っていたら


しょーもな!!ッと
自嘲の一球を、投げてきた!
この決め玉には、ナイス!と思ってしまう (*^_^*)




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ブリッジ・オブ・スパイ』★スパイ劇でなく外交交渉した弁護士の人間ドラマ

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168276/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ジョエル&イーサン・コーエン
主演:トム・ハンクス  ~ドノヴァン弁護士


冷戦下で、米ソそれぞれに捕まったスパイを交換した実話――
ということしか知らないまま、上記の面々に惹かれて、鑑賞しました。
しかし
途中、壁で分断中の東ベルリンで、アメリカ人学生が拘束されてしまい
米ソ・東ドイツの3国&身柄3人で、面倒なことになってしまう……(>_<)
(だから、よけい面白いんですが^^;)


アメリカ側の交渉は、“民間委託“された弁護士:ドノヴァン。
事務的にチャッチャと進まない“国際問題“を、
じれったくしながらも、サクサク引き付ける脚本の妙と
トム・ハンクスのあふれる人間味で、温かいドラマで魅せてくれました☆


▼~▼ 内容にふれて雑感です。


▼▼▼


1、ソ連のスパイ=アベル


のアベルは007とは対極の、地味な味わい深いオジサンです。
(いるだけで、何かモッテルというか背負っている――という風情あり)
スパイ交換の前に、まず、アベルとドノヴァンの関わりを、
しっかり見せているのがイイ☆


形式的な裁判のために、アベルの弁護を任されたドノヴァンですが
アメリカに寝返られないアベルに、“不屈の男”の信義さえ感じたドノヴァンは、
きちんと弁護します。(家族は危険な目に遭いますが(>_<))


感情的には、“敵”同士とはいえ
双方の責任ある態度には、お互い、好感や信頼を抱くものだと思います。
送還された後のアベルの処遇についても、案じたドノヴァンが
ソ連の車の“後部座席“に乗せられるアベルを見つめるシーンには
その前の会話を踏まえて
人としての思いやりが、熱く感じられます。


2.ドノヴァンの専門は“保険”


外交的交渉に駆り出されたドノヴァンの専門は、実は、保険。


アベルの死刑回避のために、生かしておけば
いつか、アメリカのスパイがソ連に拘束されたときの“保険”になる――
などと、ウマいことを言いました。


交渉も、保険的手腕で、進めます。
事故1件の中身は、個別に考えない。交換は3人で1件。
↑簡単なことのようですが
米ソの話を、東ベルリンで行うことになったのも複雑にしているし
CIAは、スパイさえ戻れば、自国の学生のことは関係ないと割り切るし……


物事は、自分の価値観だけでは、進まないものですが
こと外国相手では、生活基盤も違い、考え方の根本が違っていたりして、
こちらが一歩引けば、相手も一歩引いてくれるものでもなく
こちらが一歩引けば、相手は二歩踏み込んでくることも多々あり(汗)
舐められちゃいかんのです。


ソ連も東ドイツも、アレコレ言いますが、
ドノヴァンは、下手に譲歩せず、“交換は3人セット“で譲らない。
(↑交渉は、相手の顔色ばかりうかがっても、コロコロ変わるものだし
振り回されちゃいかんのですね。)


米ソともに、スナイパーを待機させての交換は
最後の最後まで、ハラハラさせます。


▼▼▼


重要な外交問題なのに、表だって国の問題にしたくないために
民間委託されたドノヴァン弁護士の緊張と疲労の強さは
いかばかりだったか……
帰宅して、ベッドに倒れ込んだ彼の姿が、如実に表しています。


ドノヴァン弁護士は、その後、ピッグス湾事件で
キューバと交渉して、アメリカ人を救出したらしい。
その交渉劇も、“続編”で見てみたいです。




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『FOUJITA』★藤田嗣治:沈んでも流されない想いwithキツネ

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/167797/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・過去記事です→コチラ
・ウィキです→コチラ

オダギリジョーさんが、画家:藤田嗣治さん(以下フジタ)を演じます。
↑上記のとおり、フジタの人生は、ざっくり言うと
戦前、パリで活躍したあと、
第二次大戦中は、日本で、軍の要請で戦争画を描きましたが
戦後、戦争協力を非難され、再び、渡仏し、フランス国籍を取得し
帰国することなく、没っした――ということです。


そんなフジタの人生の、どこをどう、映像で見たいか――は
各人各様かと思いますが
私は、戦争画製作を非難されて、
やむなく、日本を離れざるを得なかったフジタを
観たいと思っていました。


しかし、言ってしまいますと、そこは作品にはありません。
封印?いや、そこは暗示的になっていました。
その意図は、むしろ良かったのかもしれない。


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼

1.パリのフジタ~“陽”


冒頭は、パリでの生活。
前髪パッツンのフジタの姿に、本物を見たような気でいると
彼・フジタは、面相筆で、顔の輪郭をすーっと描いてみせた。
う~~ん、この“ひと筆“で、フジタ度が急激にアップし
フジタの世界に入る……


認知度が上がれば、絵が売れるので
パリでは、フーフー(お調子者)と呼ばれることを好み
バカ騒ぎをすれば自分に近づけて絵がきれいになる――と
仮装パーティ(フジタナイト)で、盛り上がるフジタ。


フジタの乳白色が生かされた絵画制作も
もちろん、披露☆


やがて、第二次大戦が勃発。
フジタは帰国する。(画面上は説明なし)


2、日本のフジタ~“陰”あるいは“深”


日本では、五番目の妻と過ごすフジタ。


戦意高揚のために描いた絵は、全国を巡回し
鑑賞者が、涙するのを見るフジタ。
玉砕の絵は、その死を看取ることができなかった戦死者の家族が、
あらためて死を悼み、悲しみを寄せていたように、思えます。


戦意高揚が目的とはいえ、その戦争画は
遺族には、視覚を通して、死者と死の痛みを、分かち合えたものに思えます。
(この絵のために責められるものでもなかったのに、という想いが感じられます)


そして、疎開先の青年に赤紙が来ました。
出発の前に、青年は、キツネに化かされる話を、フジタに語ります。
意味深でしょう?
青年の召集や、戦争も、何かに化かされているのかもしれない。
悪夢なら、早く覚めてほしい。


フジタの画家人生とて、パリの成功・戦争画・戦後の非難――
何かに化かされていたのかもしれない…….
それを象徴するかのように、そこではあたかも道化のように
将校のマントを来て、村を歩くフジタ。
いや、歩くというより、化かされて彷徨うというべきか……
そして、ダメ押しに
漫画チックなキツネが、ピョーンと跳ねていく画面―――


3.フジタ礼拝堂と川の流れ


その後、“戦後の非難“のシーンはなく
フジタ礼拝堂が映しだされます。
そんなこんなあって、渡仏し、
晩年になって、フレスコ画を手掛けた礼拝堂です。


そんなこんなあったフジタが、晩年、どんな気持ちを託して
絵を描いていたのかなぁ……というより
彷徨のあと、ここにたどり着いたのですね……と言う気持ちになります。


そして、絵(戦争画)が、川の水に浸っているようなシーンで終わります。
川ならば、流れそうですが、そこに留まっているのは、沈んだから????
(戦争画のことは、水に流そう――と言う意図ではないらしい……)


劇中、フジタが諳んじる、アポリネールの詩。
“時は流れる 私はとどまる” ――ということなんだろうか……???
そのとき、時代に否定されたとしても、
あの絵の前で涙した人の想いは、
あの絵によりどころを感じてくれたものだとしたら
あの絵は、沈む運命であったとしても
時代に流されるものではないゾ!との作者の想いなのでしょうか……

(解釈違っていたらすみません)


▼▼▼


ドキュメンタリーのような説明調ではないので
いきなり、何ページも進んでしまったような印象も、ありそうですが^^;
フジタの“戦後のダークサイド“な部分に、焦点をあてなかったことは
肩すかしではなく(汗)
敬意だったのかもしれません。


藤田嗣治として、レオナール・フジタとして――




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