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映画『ロストケア』☆家族と介護の闇と絆が絶妙に☆(^^)/

キャプチャ




作品について  https://www.allcinema.net/cinema/382141
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・斯波(介護士): 松山ケンイチ☆
・大友(検事): 長澤まさみ


介護士(斯波)が、要介護者を40人余も殺していたことが
発覚した。
検事と対峙した斯波は、介護する側もされる側も
地獄から救った(ロストケア)と主張する。
当然、身勝手な主張だと、検事は反論したがー

松山さんの説得力に涙しながら、説得されそうになりつつ
最後まで、“大切なこと“を確認させられた気持ちです。


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)違うときスミマセン
▼▼▼

斯波は、殺人鬼級の殺人をしたが
根は、熱く親身に人を想える人、というのがミソ☆

介護は、体験してみないとわからない。
“外“にいる人は、理想を言うことはできるが
実行はたやすくない……

彼の“介護“への思い入れは、尋常でなく
老母と娘の、険悪で最悪な事態を、盗聴までして案じる。
斯波の横顔が、厳しく物語る。
この状態をどうにか“解決“しなければならない……
どうにかすることが、双方のため……

そうして、ロストケアを重ねることに
一定の理解を感じそうになるが
幹事に引き戻される。
どんな理由があるにせよ、殺人は犯罪だ。
検事は、法的に(手続き的?)そう主張しているのだと
感じていたが、それがそうでもなかった……?

斯波=松山さんに、呪縛の闇があるとすれば
大友=長澤さんには、絆の迷いがあった感があった。
(それこそが作品の魅力なのかも)

斯波は、ケアと主張し、殺人を繰り返したが
最初に殺した実父の件は、闇になっていたと思う。
もちろん、救いたい救われたいと言う想いからだが
ニコチン注射をしたときに、父はそんなことをする人を
息子と認識していなかった。
針の痛みは、最期の苦しみに、なりはしなかったか……
そのまま遂行した斯波は、苦悩の表情で……
父殺しに、後悔がなかったとはいえなそう……

残る後悔は、斯波に、ロストケアの正当性を
問い続けたのではないか。
だから、似たような家族を見ると
きっとこうしてほしいはずーと、勝手に想いを汲んで
ロストケアをし続けることで
後悔を、消そうとしていたのではないか……….

一方、大友は、ただ法的に
正義を訴えていたわけではなかったよう。

彼女もまた、老親に対し、複雑な感情を抱えていた。
生き別れた父の消息を知りながら
“見殺し“にして、孤独死させてしまったこと。
だいぶ前に離婚した母に、もう今更と
父の消息を、教えていなかったこと。

離婚後、“絆”なんてもうないと思っていたら
母の心には、まだ夫の存在があったことを知った。
自分が、父母の絆を勝手に切ってしまったことを
悔やんでいたようで
勝手に、他人の家族の“絆”を切った(命を絶つ)斯波に
特別の想いで、罪を自覚させたかったよう…

公判中、斯波に「人殺し!」と叫んだ人がいた。
介護地獄から、家族を救ったと信じて疑わない斯波には
心外な一言だったはず。
苦しい現実から逃れたいーと思うことはあっても
殺したいというのとは違うから………

(思い入れ強すぎて、他人の家のことに
究極の“過干渉“をしてしまったような……)


▼▼▼

老後の理想は、PPK(ピンピンコロリ)です!(^^)/
こじれてしまって、お手間をかけてしまうときには
正直、ロストケア希望です……
(ソイレントグリーンでもいい……)

斯波と大友、二人の感情に思うところある
見ごたえある作品でした!(^^)/



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ラブレス』☆愛がない情けない親じゃない人間じゃ…

キャプチャ


作品について  https://www.allcinema.net/cinema/362653
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ボリス: 父 会社員 若い恋人は妊娠中
ジェーニャ: 母 美容サロン経営  初老の恋人あり
・アレクセイ: 12歳 息子

それぞれに恋人がいる両親は、離婚にあたり
息子を押しつけあった。
その口論を聞き、密かに泣いた息子。
数日後、学校からの知らせで、母親は
息子がいなくなったことに気づいたー

愛が無いーと言うタイトルですが
アレクセイが気の毒で可哀想で……orz(T_T)
身勝手な大人の罪深さ、まざまざ…
アレクセイのその後が気になって
祈るように観る。


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

母親は、きびしい実母から独立するために
結婚したといい、愛うすく育ったよう……
それでわが子に薄情~という背景になったのか。
だとしても、育てるうちに、愛も育まれるとも言うのに
わが子を慈しめないのは、残念なこと…(T_T)

父も母も、恋人には“愛”を語るが…
その“愛”ってなんでしょう….???
多分、気分で感じる本能的にすり寄りたい感覚?
だから、相手を思いやるよりも
自分の感情(欲情)の嵐の高まるままに
吹きすさぶものなのかと。

父親などは、12年前に妻にしたことと同じことを
若い恋人に繰り返していた。
「愛している、すっと一緒だ」
12年後まで、恋人とお腹の子の二人に
ソレが、約束できるのか???
妻も、呆れているが、あなたもョ!(>_<)

恋人とのデートで、息子の失踪にも気づかない。

警察に捜査依頼するも、二人は
息子の心配というより
面倒なことを早く処理したいという感じ…( 一一)
そういうのは、伝わるョ……(涙)

ちょっと事務的ではあるけれど(汗)
ボランティアの方は、ありがたいです。
チラシを作り、あちこち貼って
他人の子を捜索するのだから。
わが子にも冷たい親の前で……

ある建物で、息子の上着が見つかるが
外は雪。無事の可能性が低くなる…
それでも、無事を祈らずにいられない。

~中略~

そんなこんなで、ある遺体が発見されるが
両親はむせびながらも、“否定“し
勧められたDNA鑑定も“拒否”した。

↑ココは、思案のしどころ☆
アレクセイだとわかったのに、死を認めなかったのでは?
やはり、わが子の死を受け入れられない
残された親心のようなものーーという可能性が1つ。
あるいは
死に至らしめたのは、自分たちのネグレクトだという
罪悪感から、死を受容できなかったーというのも1つ。
あるいは
とにかく、死というゴールを避けたかったーというのも…

はたまた、絶望的な解釈は(汗もでない……)
死を否定しながら、息子の存在そのものを
暗闇のような現実の沼に、沈めてしまおというもの…
そうすれば、今、生まれた哀しみすら
はじめからなかったことになる……????
(いや、それはさすがにないでしょ…
親として、人として……
十分に嘆き悲しむべきだもの)

そうして、月日は流れ
夫婦(父母)は別れ、それぞれで生きる。
町には、行方不明のままのアレクセイの写真が
生き続け…

↑どこかに生きている希望―と言えば、聞こえはよいが
亡くなっていたのなら、弔いもされず
祈りもされないままーということかと思うと
いつまでたっても、人の愛(情け)にふれられないのかと
悲しくなってしまう………………………………

実家が処分されていく中
あの両親が、わが子の“遺品“をもっていったとは
思いにくい…orz
記憶からも、消すつもりだろう…….

そんな中、高い木の枝に、引っかかったままのヒモが
細くなびくのが、いい…………
あれは、アレクセイが何気なく、引っかけたものだった。

たとえ、親が忘れ、いなかったことにしようとしても
あのヒモは、アレクセイを覚えている。
彼の存在を、しっかり証明している。

なんかもう、それだけで
アレクセイへの優しさ、思いやり、愛を感じる……
たったそれだけであっても、そのヒモに
私も気持ちを、乗せたくなってくる………………
なんかもう………………………


▼▼▼

ラブレス~愛がない、愛されないのは
本当に悲しい……

愛も“無愛“も、誰にでも、重くかつ軽々しく
ありうることだけに
教訓や戒めを感じつつ、見入った。

“ない“のは愛だけじゃない……




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映画『ラビング 愛という名前のふたり』☆愛する人と結婚する当然の権利のために

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/359053
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

困難を乗り越えた、夫婦の実話だそうです。

1950年代頃。アメリカ:バージニア州では
異人種間の結婚が禁止されていた。
白人男性リチャード・ラビングと黒人女性ミルドレッドは
ワシントンDCで、合法的に結婚したが
(故郷)バージニア州に住んだため、逮捕されてしまったーー

当初は、法を受け入れた対応をした夫婦でしたが
子供の事故のあと、故郷で合法的に暮らせる“戦い“を
していくことにした。


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

異人種が混ざることに、拒否感を抱く価値観があり
法で結婚を禁じるーー
その根底にあるのは、根強い差別。

人と人の壁は、険しい…
リチャードは、黒人の友達と親しくしているが
それでも、黒人の本当の気持ちはわからないだろうと
黒人の友から、壁をつくられたことがあった。

誰かの密告か、夫妻が逮捕されたとき
夫はすぐに釈放されたが
妊婦の妻は、黒人の身内の迎えがくるまで
返してもらえなかった。
二人は、やむなく、州外で暮らすことにしたのだがー

親兄弟と離れても、子供と暮らせるなら
それでもいいか……
そんな感じで子供たちと、数年暮らしたと思うが
そこは、故郷と違った“町なか“で
子供は、道路で遊んでいた。
そして、ある日、子供が交通事故に遭ったことで
ミルドレッドは、本気で
故郷で合法的に暮らせる手立てを考えた。
(子供が軽傷だったのが不幸中の幸い)

自分のことだったら、我慢したとしても
子供のことは別。命に代えても
全力でなんとかしようとする、親の気持ちはよくわかる!(^^)/

ケネディ司法長官に手紙を書いてみたら
取りなしてくれて、人権団体の弁護士を紹介してくれた!
(無償☆(*^-^*))
バージニアの州法を変えるべく、訴えた!

~中略~  裁判は長い……………( 一一)

そうこうして、誰にでも“結婚する権利“があると
最高裁で判決が出て、異人種間の結婚を禁じることが
憲法違反とされた!(^^)/

国は違うけれど。
今では、普通に享受している“権利“も
ちょっと前、だいぶ前には
当たり前ではなかったことは、少なくないだろう。

夫妻が裁判を起こし、ねばってくれたおかげで
恩恵を受けた人も、少なくないと思う。

それが当然のことーと思っていることを
“権利“として主張しないと、叶わないのはしんどい…

しかし、“当然”の価値観も
時代により、地域により、人により異なるものだから
“権利”や“法“という視点で、いちいち整備されないと
今も人知れず、なにか、我慢を強いられている人には
しんどいことだと思う……(一般論としても)


▼▼▼

1組の夫婦の愛の物語でありますが
法を変え、その後の歴史を変えたのは
貴重な事実☆

語り継がれるべき作品かと。(^^)/





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映画『リービング・ラスベガス』☆男の刹那と女の愛と“生“

100064_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/100064/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ベン(アルコール依存): ニコラス・ケイジ
・セーラ(娼婦:) エリザベス・シュー


小説家ジョン:オブライエンの半自伝小説が元だそうです。

♪呑んで~呑んで~
♪ぐでん・ぐで~~ん
酒で人生潰した、ダメおじさんじゃん…( 一一)
と思っていました…….

確かにそうなんですが
アルコール(依存)は、男の刹那なアイテムであり
出逢った女は、愛と“生“そのものだった!(^^)/
――みたいで
私も、酔わされたみたいで
なんか、ステキだった………(^_-)-☆

二人の関係が、切なくも心地よくて
こんな愛を、望んでいたのかな…
オブライエンさんも…….

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!) 違うときスミマセン
▼▼▼

(ニコラス・ケイジが好きなペンパルさんがいて
ニコさん♪って呼んでいたので、私も)

私、どちらかと言うと、ニコさん苦手なんです…(^^♪
濃い目な感じが、たじたじで…
ハードボイルドだと、イイ感じに、こんがりな作風でいいのですが
ラブロマンスだと、濃すぎて、悪い意味で(汗)
悩殺されそう……orz

本作は、そんなニコさんが、アルコールどっぷり…( 一一)
酒臭さが、画面から、漂ってきそ……
アル中だから、切れると、具合悪くて
呑んで燃料入れれば、むしろ、シャキッと!
この時点で、ヤバいのよ……( 一一)

そんなニコさんの酔いっぷりは
茹で上がった“タコさん”のようではなくて
ダンディさを、残しているので、むしろ
酒に漬けて、シブ抜きした感じで☆ (←渋柿か!)
いい具合に、ふやけた感じ…
(ファンは、セクスィーというのかも)

お酒で、妻子が逃げたのか
妻子が逃げたから、お酒に溺れたのかー
お酒でだらしなくて、仕事もクビになったのかー
絶望して、ラスベガスで
呑み続けて死ぬつもりになっていたとき
娼婦セーラに出逢った、ベンことニコさん。

娼婦との一夜は、寝“物語”で過ごした、ベン。
(↑コレが、ミソ☆)
彼女には、話を聞いてほしい、そばに居てほしいー
そんな感情が、芽生えたのか…
(その感情は、とても大切なモノだと、私は感じている)

男と女の関係は
愛がなくても
恐怖(ポン引き男)や暴力(少年たち)で
成立してしまうが
ベンとセーラには、束縛もない。

ベンは、酒をやめる意志はなく
セーラに、売春をやめろとも言わない。
一緒に暮らしても
“今“だけに生きる関係。
気楽ではあるけれど
愛する気持ちが募れば
相手を想う気持ちが高まれば
“今”いいだけでは、むしろ辛い……

セーラは、アル中のベンを、アル中でも愛したから
治ってほしいと思った。
腹が立つのは、思えばこそ。愛すればこそ。

ベンも、そうだったかも……
なりゆきで連れ込んだ、別の娼婦に
愛なんて、感じていなかった。
セーラに望めないはがゆさを、埋めていただけ??

でも、別の娼婦と出くわしたセーラは
怒り狂って、ベンを追い出した。
怒り狂うほど、じれったいほど
ベンを愛していたからでしょ!

(注:これまで、ベンとセーラは、同棲しつつも
結ばれた関係ではないのが、超・ミソ☆)
↑それをもって、心の底でつながっていた云々というのは
簡単すぎるので、今は言いたくない……

セーラは、出てけ!と言ったけれど、ベンとは
本当はもっと深いところで、つながっていたいのに
“死”の期限を匂わせて、距離を取られた感があったと思う。
二人の距離を阻むかのような、アルコールを
取っ払いたかったと思う……
(最初は、ウイスキー入れるフラスコをプレゼントしたが)

この微妙な“距離“は、一度、そうなってしまうと
なかなか越えられない“一線“にもなりそうなんですよ…
(夫婦でも、ありませんか?)
なにか、キッカケがなければ………

そして、やってきたそのときは
セーラには、行く当ても。なくなってしまったときで
ベンは、いよいよ、体調が悪くなったとき…

もう、あとがなければ
それこそ“今”に、生きるだけでしょ!
(あとまで、ずっと一緒に、生きていたいのは勿論だけど)
出逢ってから、初めて、結ばれた二人…
そして、息を引き取ったベン……

破滅的で、刹那的で、やりきれない人生の男が
愛する女と、昇天した…………
これ以上の極楽的最期、あります?(^^)/
思わず、涙、こみ上げたヮ………

▼▼▼

アル中の、悲惨な男の人生ではありますが
ニコさんだからか、どこか
ユーモラスな大らかさが、あったのかな……
包容力を感じさせるセーラも、魅力的でナイス!

ステキな愛の物語だったんですネ☆(^_-)-☆



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映画『レミニセンス』☆水に沈み思い出に浸り愛に溺れる…

187467_1.jpg



作品について  https://cinema.pia.co.jp/title/187467/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ニック: ヒュー・ジャックマン☆

浸水した世界で
人々は、熱い昼を避け、夜に活動する。
過去の良き記憶の追体験(装置)“が可能な”レミニセンス”。
(体を浸水して“眠る”)
ニックは、娯楽用に経営もするし
警察の捜査協力もしている。

あるとき、美女(メイ)が、自宅の“鍵”を失くしたからと
記憶をたどるべく、レミニセンスしにやってきたー

記憶をいじる話は、わからなくなりそうで、警戒していましたが
愛の物語と聞いたので、鑑賞☆(^^)/
記憶の“捜査”はするけど、“操作“(時間をいじくらない)しないので
安心していられます♪

メイが、物語の“鍵”を握っていました!(^^)/

▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

ニックは、鍵を失くしたメイの記憶潜入する。
まずは、水槽に横たわるのが、イイ☆
浸水した町に、呼応するようでもあるし
“浸水“した美女は
ミレーの絵画『オフィーリア』のようでもあって☆

ニックの声に導かれ
メイの意識(記憶)が、行動となって、映し出されるのは
現実を覗き見るというより、自分もそこにいるかのようで
現実味を帯びている。
(情も移りやすソ♪)

その後。メイの忘れ物を、届けに行ったニック。
そこから、めくるめくように
記憶の虚像ではない、ステキな時間が……(*^^)v

浸水した世界は、現在にも未来にも、希望が薄ソ…orz
メイとの出逢いは、ときめく運命か!(^^)/
――と思ったら、コレは、仕組まれていた!(>_<)

メイは、悪者?人殺し?(>_<)
ニックは、真相を知るべく
“関係者“の記憶を探る。

“関係者“の記憶の虚像の中で
メイが、生き生きと蘇る。
ニックは、たまらず、虚像のステージに乱入。
記憶に入りこんだようになり
混乱し、取り乱す“関係者“……(汗)

↑記憶・過去・現実…etc.
秩序を超越した、ニックの行動が
メイへの想いの強さを、感じさせる。
気持ち、高まってイイ!(^^)/

~中略~  ←サスペンスのあれやこれや

▽要反転▽ ネタバレ!


メイは、始めは、悪さを働いていましたが
殺されそうな少年の命を救うべく
命を賭けて守ったと知った。
だから、もう、ニックとは逢えないの…orz

未来に希望を見出すのではなく
メイとの記憶に溺れるように
装置に浸水するニックが、切ない……

▽▽▽
▼▼▼

記憶は、過去の事実の検証でもあり
思い出の塗り替えも、ありますよね…

現実感ある“想起“には
いい思い出を、もっといいものに蘇らせたいかも…
水に沈みつつ
美しい思い出に浸り
失いがたい、愛に溺れる………
そんな
水の演出が、ニクイ☆(*^^)v



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テーマ : 洋画
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映画『レベッカ』★焼き付ける印象は名もなき後妻を差し置いて

115183_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/9633/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督: アルフレッド・ヒッチコック☆
・大富豪マキシム:  ローレンス・オリヴィエ☆

・レベッカのメイド長: ダンバース夫人  ←お局(^^♪

気になっていて、やっと鑑賞☆(^^)/
(レベッカは、出てきません……)

1年前に、水難事故で、
妻レベッカを亡くしたマキシムは
モンテカルロで、見染めた女性と
すぐに入籍して、イギリスの邸宅に連れてきた。

何かと前妻との比較を感じる、“後妻“は
やりにくいのだが…( 一一)
あるとき
後妻は、海辺の小屋を見つけたー

前妻の死の、哀しみだけでもなさそうな夫に
今でもレベッカを崇拝する、ダンバース夫人…
心許せる感じでない生活に置かれた
後妻を、応援しつつ観ていると、突如
レベッカの死因を、蒸し返す事態が!!(>_<)

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

玉の輿に乗って、大富豪の後妻となったものの
広い邸宅、多くの使用人、そして
どこかトゲトゲしいダンバース夫人に
とまどう、後妻……orz
(作品上、彼女には名前すらなく
心細い存在……orz)

夫は、妻亡き寂しさを埋めるために
新しい愛を求めたように、思えますが
前妻のことは、そう簡単に消えるわけでないし
“R”の印がついた、レベッカの私物が
そこここに、まだあることが、後妻を悩ませる。

クセモノは、ダンバース夫人。
“後妻を認めない“オーラを、プンプン放つので
怖いやら、情けないやら……orz
遂には、パーティのとき
イジワルされた!(T_T)   ←大奥みたい!( 一一)

そんな、“嫁いびり“のあと、事態は、一転。
難破船が上がり、下に“小舟”も発見された

その小舟には、埋葬されたはずのレベッカの遺体があり
1年前の夫の確認は、どうなんだということに!(>_<)

すると、夫は、後妻に
彼女が見つけた小屋で起こった“事故“を話した。
事故死したレベッカを小舟に乗せて
沈ませたという。

レベッカ自殺説で、審理が行われるや
レベッカの“間男“は
夫の殺人をほのめかして、ゆすり始めた。
(間男が、ずうずうしい…( 一一))
自殺などありえないと!

▽要反転▽ ネタバレ!?


レベッカは、実は、ガン末期だとわかり
小屋で、夫に殺してもらおうとしていたらしいが
偶発的な“事故“で亡くなった。
審理では、事故のことは伏せ
レベッカ自殺説に矛盾なし~ということで
一件落着。(*^^)v

▽▽▽

そんなこんなで、帰路についたマキシムと後妻だが
邸宅が燃えていたので、ビックリ!!!

レベッカを慕いすぎるダンバース夫人が
放火したとのこと……orz
ナニサマですか……( 一一)
ダンバース夫人、恐ろしや…と思う一方で…

姿を現すこともなく、タイトルに名を刻んだ
死者“レベッカ“に対し
最後まで、名前も与えられないままの
生者の後妻…orz

部下の心を、支配し続けた
“火をつけさせた“レベッカとは
どんな女性だったのか……
恐ろしいまでに、印象付けられる…….汗。

▼▼▼

レベッカと言う名には
魅惑し、束縛する者という意味を持つそうな。
そこにいないのに
ラストには、強烈な印象を、焼き付けられます…(>_<)


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テーマ : 洋画
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映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』★心に頬に刻まれた壮絶な愛の痛み

184161_1.jpg



作品について https://cinema.pia.co.jp/title/184161/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・人斬り抜刀斎(剣心): 佐藤健☆
・巴: 有村架純


るろうに剣心 最終章 The Final』で
剣心の頬の十字傷の“いわれ“を垣間見て
(剣心に妻がいたのもビックリ!(>_<))
胸がギュンッと、なりましたが
本作では、ソコをもっと掘り下げた
妻:巴との関係を凝視したく、楽しみに鑑賞☆(^^)/

~~いやあああああ…….
剣心は、第1作目から、こんな過去(想い)を
心に、頬に刻んでいたんだね……

本作の冒頭は、対比的に
血の雨が降りますが(汗)
ソコから始まった
悲しい“氷雨に濡れた女”との物語―-
それからの抜刀斎の心のゆくえがイイ☆
涙の雨に濡れたよ……

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

いきなり、野暮なネタバレですが(汗)↓(要反転▽)
許嫁を惨殺された巴は
復讐のため、抜刀斎に近づくが
やがて、二人は惹かれ合う― 
▽↓以下も▽っぽい。

長州の桂小五郎の下で
万民の幸福のため、新時代を切り開かんと
佐幕派を、斬りまくっていた抜刀斎。

革命のためには手段を選ばずーとも言うが
事務的に、バッサバッサと斬っていた感あり…( 一一)
一人ひとりの人生や人格なんて、考えちゃいないはず。
しかし、祝言を控えていたある侍が
守るべき者のために、必死で生きようとしていた
死にざまが、心にかかった抜刀斎。
(↑きっかけにはなっても、まだ、“幸福“の意味は知らぬ抜刀斎)

巴は、抜刀斎の殺しの現場を見たあと、失神したのが縁で
抜刀斎と、ともに行動するようになった。
(後に、夫婦となるのがわかっているだけに
二人の佇まいは、緊張感の中でも
なんだか、ドキドキしてしまって……(^^♪照汗)

人との関係は、チャッチャとあらすじで済ませてはダメなので
抜刀斎と巴が、一緒に、生活の営みを重ねる日々を
丁寧に織りなして見せてくれるのが、すごくイイ!\(^o^)/

仇と思っても、人には情がある。
静かで、ワケアリの影はあるが
そこここで、抜刀斎に、優しさを見せる巴がイイ……
抜刀斎の口元にも、ほんのり
笑みがこぼれるのも、ニクイ……(^^♪

あるとき、抜刀斎に、許嫁の死を語った巴だが
彼は、自分が惨殺した、アノ侍だとは気づかず
悲しい巴を、幸せにしたいという
自分の気持ちには、気づいたようなのだが……

↑このときの巴の気持ちの、千々に乱れたことよ……
だますつもりなら、OKだけど
幸せにする♪って言ってくれることは、純粋に嬉しい☆
一方、許嫁の想いも思い出せば、苦しい……

(鏡に涙を写した巴が、あとで、想いを(日記で)語るのだが
遡って、複雑な女ゴコロを、なぞられるのは
心ニクイ演出で、涙を流しながら、見たよ…)

~中略~

新選組らとの対決(剣さばき)も、作品のお楽しみ☆
血生臭いが(汗)、だからこその抜刀斎。
労咳病みの沖田総司との対決が、印象的☆
喀血し、うずくまった総司を、抜刀斎は斬らなかった。
ひるんだ病人を斬るのは、ね………
抜刀斎の気持ちに、変化があったってことなのか……

~中略~   ←色々スっとばす(^^♪

巴が、抜刀斎を、裏切ってはいなかったのは
抜刀斎の“心根”に、惚れたからかと。
そんなこんなで、苦戦の抜刀斎を
味方(?)の刃から守った巴は、なりゆきで
抜刀斎に斬られてしまった!(>_<)

そしてそして
瀕死の巴が、抜刀斎に抱かれながら
自らの短剣を、抜刀斎の頬に当てたのは
許嫁への操だったのか……?
許嫁が付けた傷に重ねて(十字形にして)…
(一太刀当てましたよ、と)

そして、その想いを組んだのか
抜刀斎は、剣を持つ巴の手に
手を添えて、自分の頬に傷をつけた――  ←ココ、涙がドッと出た…….
あるいは、抜刀斎は
その傷跡を、傷の痛みを
巴への消えない想いに、したかったのかな……
↑それやこれや思いながら
私、涙止まらず…………………………………

▼▼▼

『The Beginning』というので
ワンオクの『The Beginning』が主題歌と思っていましたが
「Broken Hearts of Gold」も、すごくイイ!!!
抜刀斎の哀しみに触れているような説得力よ…♪

抜刀斎の十字傷に、こんなに深い愛憎が
秘められていたなんて…….
心がギューっとなる、愛の物語☆に満足です!(^^)/


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テーマ : 邦画
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映画『るろうに剣心 最終章 The Final』★剣心にふる血の雨・涙雨…

181707_3.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/181707/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・縁(えにし): 新田真剣佑 ←剣心を抜刀斎と呼び、仇と狙う
・巴: 有村架純  ←縁の姉  +α☆

予告編で聞いた、「お前を止めねばならぬ」。
剣心の、ふり絞るような声の真意が気になって、鑑賞☆

“人斬り抜刀斎”だった、剣心の過去をほじくるように
剣心を仇と狙う、強敵:縁あらわる!!

剣心の低姿勢からの疾走が、好き☆
ガンガン、撃ち込まれてもかわしきる、快感!(^^)/
Qoo~、気持ちイイ!

個人的敵討ちを、社会的テロにする縁が、ヤバ…(汗)
トンデモな奴だけど
その分、抱えている闇が深くて…
ソレが、剣心にも共有されるもので、切ないことに…

▼~▼内容にふれて.雑談です。   違うときスミマセン
▼▼▼

縁は、姉:巴の仇として、剣心を追っていた。
姉への強い思慕が、憎しみの強さとなったか
“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”の如く
剣心に関わる物事を
ことごとく、攻撃・破壊する。

被害は、無関係な人にも及ぶので
身も心も、ボロボロになっていく剣心……
(心なしか、頬の十字傷も、濃くみえ…)

▽要反転▽  

昔、剣心が斬った男の婚約者:巴と
剣心は、その後、結婚したらしい。
(↑その事情だけでも、複雑な男女関係)

幸せな時間を二人で過ごすも
運命は、それを許さず
剣心は、どさくさで、巴を斬り殺してしまった。
(いまわの際の巴に手を添えて、自ら
頬の刀傷に一本、傷を足した剣心)   

↑このシーンは、すごくやるせないのだけれど
とても、心がふるえる……
巴は、命に代えても、夫:剣心を守りたいと思っていて
剣心は、こんな形で、巴を失うことを悔やんでいる….
そして、もう人は斬らず
妻:巴を忘れまいと、頬に心に、刻んだのかと………

(『大菩薩峠』の剣豪:机隆之介も妻を惨殺したっけ。
侍の魂=刀で斬る、ということには
侍男の強い情念を、感じるものがあります。)

女への情など抱かない、クールな男だと思っていたのに
妻がいたとは….
薫がショックなの、わかる……(T_T)
妻:巴への愛を守っていたんだね…←素敵すぎる!(^^)/

けれど、最後には、剣心は、妻の墓前で
「さよなら」を言った。  (少しさみしい…)
心の奥底では、思い続けるとしても、でも
未来を生きる“踏ん切り“は、必要だからね…


▽▽▽

個人的に
“年上の女性を慕う男性“~この設定がツボ☆なので
縁の姉想いの強さも、ツボ☆
おそらく、過剰なまでの愛情の深さが
あの異常な、やぶれかぶれな惨劇になったのかと…汗。
彼もまた、やるせないね…

▼▼▼

チャンバラアクションシーンだけでも、ワクワクですが
雨に濡れる剣心は
身を切るように、切なくて…………………….

ワンオクの歌も
いつもながら、心に響いて、良き♪


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『老人と海』★不漁続きの老人がやっと大物に出逢った顛末

キャプチャ29


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/11109/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・原作: アーネスト・ヘミングウェイ☆

(名作の誉れ高いのに)忘れてしまったので、再見しました。

不漁続きの猟師の老人が、やっと大物に出逢ったよー
と、いうことなんですが
大物が釣れて(生活的に)よかったねー
と、いうわけでもなかった……

むしろ、大物を釣って凱旋したー
という結論でないことに、意義があった…
と、思えるのが、面白い☆

(作品の正しい解釈は研究者の講義等でお願いします)(^^)/

▼~▼内容にふれて雑感です。
▼▼▼   

男やもめの老人の、良き友である少年がイイ☆

少年は、以前は、老人の舟に乗っていたが
不漁続きなので、親が、ほかの船に移した。
他の船の大漁で、収入もある少年は
今日も不漁の老人に、ビールを奢ってくれて
食事も、テイクアウトで、調達してくれた。

84日間も不漁の老人……orz
このまま不漁続きなら、生きていけないかも…orz
保険とか、扶助がなければ
収入の道が断たれたら、死んでしまうョ……
テイクアウトの食事は、老人は
店の主人のおごり?と、思ったようだが
少年が、買ってくれたもの。
現実は、キビシイ……

せめて、いい夢を見て、明日の漁にそなえよう。

ただ眠るのではなくて、老人の潜在意識・願望のようなものを
映し出すような夢の描写♪
少年と同じくらい好きーというのは、
威風堂々☆ライオンの夢。
クサクサしたり、小さくまとまってしまいそうな日々の中で
夢の中のライオンの光景は
ノビノビと、ストレス発散できるものかも……

そうして、翌朝。
乗船しなくても、少年と逢ってから、老人は漁に出た。

趣味でなくて仕事だと、一日一日が、勝負☆
手漕ぎの小舟で、一人でやりくりは、大変そう…
(頼れるのは自分だけーというのは、キビシイけれど
生きていく基本形なのか……)

この老人の姿は、いるだけで
この道何十年の“海の男“の匂いがあるのですが
海に出てからは、舟の上での独壇場☆
ロープを操る、腕っぷし、指っぷし?にも、
経験から揺るがない、力強さが、みなぎってくる!

そうこうして、大きな魚がかかった!
やった~!\(^o^)/
よかったね……と思ったら、大きすぎた!(>_<)
引けない!
ピンと張ったロープの緊張感が、続く、続く――

大物との引き合いが、それから、3日間も続く……..
少年がいたら、手伝ってもらえるのにナ……
ということ以外に
3日もあると、色々、思いめぐらす老人……
長い不漁のあとだけに、人生観も、動員される……

そうして、ロープを引き合った“仲間“にも似た気持ちで
ついに、トドメを差した老人。
それは、舟にも乗せられないほど大きなカジキだった。
(何度かジャンプした姿は、悶絶かもしれないが
勇姿にも見える迫力!)

健闘を称える気持ちで、舟に横付けした老人。

けれど、傷口の出血で、サメが!(>_<)
ガブっと噛まれたカジキ!
老人は、サメを退治したが
カジキの肉が、露わな状態で
それから、ドンドン、サメがやってきて
カジキにかぶりついては、老人が、銛で突いたり
棒で叩いたりするも
カジキは、骨だけに…….orz

できるだけ、カジキを温存して帰りたいのは、生活の糧のため。
ではあるけれど、ソレは、3日間引き合った“相棒“のようなもの。
自分の大切な勝利の末でもあるし
そこまで戦った相手には、一目置く気持ちもある……
(たやすく釣った魚には、そこまでの感情は…)

今、ふらっとやってきたサメが、敬意もなしに
やすやすと、ガブリガブりと
食べていいシロモノじゃない!オオモノなんです!

カジキが食われたとき
自分が、えぐられた気持ちになった老人は
カジキのために。カジキの尊厳のために☆
カジキを傷つけたくない!守りたい!
――と思ったかと。

運がないーと嘆きもしたが
思いめぐらした挙句
「人間は負けない」と信じ
へとへとで帰ってきて、倒れこんだベッド。
疲労は、痛々しいが、ねぎらいの気持ちで見守る私…

翌朝、老人の寝床に、コーヒーをもってきてくれた少年♪
彼の存在が、嬉しい☆(*^^)v
背骨だけとはいえ、オオモノを釣った老人に
尊敬のまなざしを、向ける。
そして
今度は、一緒に舟に乗りたいと。
運なら、僕が持ってるからと……(*^-^*)

前途洋々たる少年が、味方にいてくれるのは
頼もしい。
最大の幸運☆最強の勝利☆かもしれない!(^^)/

だからか、老人は、懸念なく
いい夢を見ていた。
大好きなライオンの夢♪
最高じゃん♪(^_-)-☆

▼▼▼   

老人の渋い人間味が、味わい深く
見ごたえある作品でした☆
忘れてはいけなかったデス……(^^♪


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テーマ : 洋画
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映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』★雨のNYで一皮むけた彼氏の恋♪


177679_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/177679/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督: ウッディ・アレン☆

愛というより、男と女を
軽妙というより、掌で転がしているような
アレン作品、楽しみにしていました!☆

・ギャツビー: NY生まれ 富裕層
・アシュレー: アリゾナ生まれ 社長令嬢

アシュレーは、学生記者として、映画監督のインタビューをするため
NYに行くことになった。
彼氏ギャツビーは、一緒に、NYで過ごすため、同行する。

1時間でインタビューが終わったら、一緒に、ランチするはずだったが
アシュレーが、監督から、試写に誘われたことで
予定がズレただけでなく、ハプニングが重なり
なかなか、逢えなくなってしまう――

彼と彼女の別行動を、雨と音楽が、彩る♪
次々起こる出来事に、巻き込まれる気持ちで(汗)
それはそれで、心地よく思っているうちに
ギャツビーの、喉につかえた“小骨”が、とれるようなことが起こった!
それからは
今までのことを、ごっそり、雨が流し去ったかのようになり―――

▼~▼内容にふれて.雑談です。
▼▼▼

セレブ坊ちゃんなギャツビー。
(名前からして、華麗なるイメージ♪)
母親が、セレブかぶれ?に、育ててきたが
彼は、ソレに、反発していた。

坊ちゃん生活が嫌だーと思いつつ
親の経済力の恩恵に、あずかっているので
甘えっちゃ、甘えかと……
(人からも指摘される)

それが無いモノねだりなのか、彼の本質なのか
彼は、ラウンジのピアノで、弾き語りを好む。
この歌も、ピアノも、雨のムードに合って
しっとり、心にしみ込んで、いい雰囲気に酔わされてイイ♪
(ギャツビーが、“ピアノの詩人“ってムード、ムンムン♪)

ギャツビーが、時間を持て余したのは
彼女の用事が終わらず、なかなか、行動をともにできないから。

彼女:アシュレーは。監督にインタビューするだけのはずが
試写も同席していたら、監督が作品を否定し、飛び出してしまったので
アシュレーは、関係者(ジュード・ロウ)と探し回ることに。

その途中、俳優:ディエゴ・ルナ(役名別)に逢ったので
感激し、舞いあがってしまった!
↑アシュレーの明るさ全開☆笑顔満開☆
表情豊かな、酔いっぷり最高!(^^)/

イケメン俳優と一緒にいただけで
“新恋人”と報道されてしまったアシュレー。
(マスコミ恐ろし……汗)
TVで、それを見てしまったギャツビーは、失望……orz
↑彼氏いるの?と聞かれて、はいと答えなかった彼女も彼女だが
TVを鵜のみにしてしまう、彼氏も彼氏。
二人の関係のモロさを、感じてしまう……orz

そんな、ヒビ割れたすき間に入りこむ、異性アリ!

彼女を待つ間、旧友の映画に、たまたま参加したギャツビー。
相手役は、元カノの妹:チャン!という地元感☆

ちょっとトゲのあるチャンが、苦手なギャツビーだが
キスシーンの撮り直しーという濃密な関係のあと
一緒に語らう時間もできる……

~中略~

本当は、その日は、NYで
母主催のパーティが、あったのだが
ギャツビーは、セレブかぶれの母を敬遠し
欠席するつもりで、彼女の取材旅行に、同行していた。

だが、チャンと一緒に行った博物館で、親戚の人に見つかって
パーティに出ることになってしまった。
だが、紹介したい彼女は、未だに、取材の“延長“→事件勃発!で
ギャツビーと逢えずじまいなので
ギャツビーは、プロっぽいお姐さんを調達した。

▽ちょっとしたネタバレ▽要反転


ママは、息子の同伴女を、娼婦と見抜いた!
そして、避ける息子に、自分の“過去“を話した。
(母は娼婦だった!)
そこからがイイ!
母の稼いだお金を元に、父が事業を始め、成功を収め
現在に至っていると。
母の、セレブリティへの憧れやこだわりは
ソトヅラだけの単なる虚勢や
うすっぺらい虚飾では、なかったらしい。
棚ぼたでなく、自分で、人生を切り開いてきた母親の
現在進行形の“開拓“の強さを感じた!
カッコいいママじゃん!
母の“セレブ推し“を、嫌うコトないじゃん!
ソレが、ママの生き方なんじゃん!(^_-)-☆

▽▽

母の息子であるギャツビーは
目からウロコ
ひとかわ向けた気持ちで
生き方を、見直す……….

▼▼▼

小雨・ソボ降り・ドシャ降り……
雨に彩られた、NYのラストシーンは……

時計台の下で待つ“人”に
遠くから歩み寄ってくる“人影”が、イイ☆

今までのドタバタを、ひっくり返しつつ(汗)
ひっくるめながら
近づいてくるドキドキ…….(*^^)v

オシャレだナ~☆(^_-)-☆


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映画『ラストレター』★過去と今の想いをつなぐ切なさがグッとくる

176639_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176639/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・監督 :岩井俊二
・姉・ミサキ: 広瀬すず
・妹・ユウリ: 松たか子
・鏡史郎: 福山雅治  神木隆之介

手紙が綴る物語に、興味を惹かれます♪
相手に直接語っていないのに、文字には
言語以上の気持ちが込められて
届けたい想いが、ダイレクトに心に響く――

高校の同窓会に、
亡くなった姉ミサキの代わりに出席した妹ユウリは
言いそびれて、ミサキのふりをして中座した。
帰りがけに、鏡史郎に呼び止められ、それがきっかけで
ユウリと鏡史郎の“奇妙な文通”が始まった。

奇妙なーと言うのは――
1. ユウリが、ミサキのふりをして、一方的に投函したこと
2. 鏡史郎は、ミサキの実家宛てに返信したので
返事は、実家のミサキの娘が読んだこと   etc.

鏡史郎は、高校時代から、ミサキをずっと想っていたという。
(福山さんは、その風情がピッタリ☆)

そんな高校時代と、今の生活状況とを
代わる代わる見せるので
そこに関わる人々それぞれの想いを汲みつつ
もう戻らない、自分の思い出なども、思い起こされて
しみじみと、切ないながらも、見ごたえを感じました……

▼~▼内容より雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

まずは
姉ミサキと思い込んだ鏡史郎が
「今でも好き」と、ユウリにメールしたこと。

↑実は、コレ、罪深いかも……( 一一)
(ユウリは夫の嫉妬の被害に遭うorz)

高校時代、ユウリは
鏡史郎のことが、好きだったが
鏡史郎のラブレターを、何通も、姉ミサキに渡してあげていた。
(ついには、鏡史郎にも、ユウリの気持ちはわかるが)

鏡史郎は、ユウリだと気づいたのに
ミサキの“ふり“に、つき合うテイをとり
文通を始めた。

見ようによったら、ユウリは
好きな人と“文通“できる、うれしい?機会を得たかもしれないが
現実的には、それほどでもないものかと……
むしろ、鏡史郎から
“ミサキを今でもずっと好き“と突きつけられてるわけで
“フリ”をする気持ちに、限界が来そう……( 一一)

それでも、鏡史郎に、手紙を書いていたユウリには、
“夫のお手伝いさん”以外の自分でいられる悦びは
あったかもしれない……というのも、アリかも…

~中略~

結婚後のミサキは、DV夫と別れたのち
娘を残して、このたび自殺したーという境遇だったとわかる。

ユウリが、鏡史郎と結婚してほしかったーと思うのは
哀しい本心だったと思う。
けれど
DV夫の言うことが、エゲツない……

ミサキと鏡史郎が、結ばれなかったから
鏡史郎は、ミサキの小説を書けて、今の自分があるんでショ云々…

鏡史郎は、呪縛のように
ミサキを愛し続けたまま、時間を止めて
生きてきたような男のようなのだが
(ソレがいいかどうかは、別にして)
どうにかこうにか、愛が欲しい人には、それは憧れでもありましょう。

ミサキの死後、鏡史郎が、高校時代に書き綴った
ラブレターが、たくさん見つかった―――
↑ココ、個人的に、胸が締め付けられそうだった……

ソレは、過ぎし日の思い出~というだけでは、きっとないから…

ミサキが、卒業式に、答辞で述べていたが
若い頃には、未来が、明るく見えていたと思う。
誰もが、今ある“ソレほど“の苦難に遭うなどとは
予想も、しなかったと思う……orz

ミサキが保管していたラブレターは
恋が、たとえ、酸っぱいものであったとしても
若い日の、希望の象徴であったと思うし
何よりも、何よりも
自分に、これほどの愛情を、抱いてくれた人がいたことの証だったと思う。
(辛いとき、自分の存在が、頼りなくなってしまうことがありますが(汗)
そこに、誰かからの強い愛情を感じることができれば
がんばれそうなときが、多分あります!(^^)/
それは、思い出でもいい……
ミサキには、ラブレターの“束”が、支えだったかもしれない……)

それでも、ミサキは、死を選んでしまったのだが…

▼▼▼

文通(手紙)には、終わるつもりでなくても
いつか、いつのまにか、終わるときがある……

例えば、遺書=“最後の手紙“として
文字から汲む想いも、あるのだけれど
個人的には、ラストシーンで
娘が、きっと、言葉にできない“母の想い”を
しっかり受け取ったんだナ――
と感じられた余韻に、グッと来た……



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テーマ : 邦画
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映画『緑色音楽』★生きてるうちに意思表示!

キャプチャ12


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174725/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
グリーンリボンキャンペーンの短編作品)

・潤(浪人中): 村上虹郎☆
・叔父(歯科医): オダギリジョー


ひきこもって、ゲーム三昧の潤は
亡き父が、臓器提供していたことを知り
ショックを受ける――
(穴から、出てくる……)
臓器提供(の意思表示)について、考える作品なので
考えてくださればいいと、思います。(^^)/

▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

父亡き後、叔父が、歯科医を継承していたが
ゆくゆくは、潤が、継ぐことが、暗黙の了解。
しかし
潤は、“なりゆき”人生に
疑問や不満を感じたのか、浪人中なのに、ゲーム三昧で
引きこもっていた。

そんな空気を、覆したのが
父の臓器提供だった。

死別したとき、幼かった潤だけが、知らされていないことで
ショックを受けつつ、憤慨した潤。
「そんな大事なことを、黙っていたなんて!」

たとえば、本人に臓器提供の意思があっても
家族は同意できない――というならば
死後の体は、誰のものなのか?―とも、考えられる?

臓器提供の件を、潤に話しながら、母親は
父をとても愛していたーと、涙ぐんだ。
それは、本人の遺志を尊重しながらも
複雑な思いにかられたことを、思わせます……

話は、潤の、両親の出逢いと結婚のエピソードもあり
スピンオフあれば)
ひたむきな“生きざま“に触れる。

歯科医に、なるならないもだが
ひきこもって、ゲームしてる場合かと……
死後のこともだが
今、しっかり生きようよ!というムードも高まって!(^^)/

オダジョー叔父には、母を想っているなら
ドラム叩いて、感情を納めてんなよ!
“意思表示”しろ!と言わんばかりに
叔父のドラムセットを壊した潤……汗。

▼▼▼

潤が、お風呂で歌う『なんかさ』は
(never young beach)
それとなく、考えようとさせてくれてるよう。

私は、運転免許証に“意思表示“しています。
使えるものは、使って頂けたらと…(*^^)v



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テーマ : 邦画
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映画『楽園』★そんな願望が持てるならそれが楽園なのかな

176775_2.jpg



作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176775/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
(原作:吉田修一『青田Y字路』『万屋善次郎』)

・タケシ: 綾野剛☆
・ツムギ: 杉咲花☆


ツムギが、小学生の時の帰り道、Y字路で別れたあと
行方不明になったアイカ。
12年後に、再び、少女行方不明事件が起こったとき
犯人にされてしまったタケシ。
村の長老との“行き違い“で、村八分になってしまった善次郎。
アイカの真相はどうなのかー犯人は誰なのかーを気にしつつ
時間軸が、行きつ戻りつするたびに
少しずつ、傷跡を見せられるよう……

犯人も知りたいですが、ソレは、“被害者“も同じ。
本当のことを知りたい!
しかし、それがために、デッチ上げられる事もあれば
思い込まれる事もある。
そして、誤ったことも、信念になれば、正義にさえなる…
もう、訂正不能な疑念が、絶望を残しそうな……orz

↑ひとすじ縄で、割り切れないのが、歯がゆいくらい…
人は感情の生き物―と言うけれど
怒涛の感情のシャワーに、まみれた印象です。
いや
感情の火だるまか……(汗)

▼~▼内容にふれて雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

一緒に帰った別れ道で
友人アイカが、行方不明になったツムギ。

自分(だけ)が災難から逃れたとき、罪悪感に苛まれることがありますが
ココは、ソレだけではないのが、ミソ☆

帰り道、ツムギとアイカは、花冠を作っていたとき
アイカは、ツムギの花をくすねた。
それがあったからか、分かれ道で、アイカがツムギに
あとで一緒に遊ぼうと誘ったのを、ツムギは断って、別れた。

もし、一緒に遊ぶ約束をしていればーと言ってみても
ソレは、偶然ではなくて、原因があったから……
モヤモヤした状態で、生き別れになったのだから
何も知らない人よりも、辛いことだろう……

ましてや、こんなことを言われるなんて……
「なんで、お前だけが生きているんだ」(byアイカの祖父)
アイカも、同じように生きていて欲しかった…
という願望にしても、ヒドイ言い方だ…orz

アイカの情報提供を呼び掛ける“お知らせ“をみるたび
責められる思いがしたと思うツムギは、やがて
逃げるように、故郷を離れて、就職した。

一方、外国人の母とともに暮らしていた、タケシは
どこへ行っても、虐げられた状況だった。
(日本に行けば、楽園だと聞いていたのに)

アイカの事件のときは、そうでもなかったのに
12年後に、同様の事件が起こったとき
いきなり、容疑者にされてしまった!

↑コレがひどい……
皆が、タケシの家(留守)に押し寄せて
家に押し入って、メチャメチャにした。(※)
帰宅したタケシは、犯人にされたため
蕎麦屋に逃げたが、取り乱しながら
放火&焼身自殺してしまった!

結局、このときの行方不明の少女は、見つかり
タケシは、犯人にされ、亡くなってしまったのだが
アイカの祖父の本心が、えげつなかった。
10年以上も、犯人不在のモヤモヤにけりをつけたい気持ちが
(誰でもいいから)犯人として死んでほしい気持ちに
なっていたと言う……

祖父の苦悩が、わかるからなのか
タケシ=犯人と信じた、村人の多くが、
ひどいことができてしまう、人の心のありかよ……
“正義“と信じれば、ナニしてもいいのか???
大多数が信じれば、それが、正しいのか???

村社会は、大きな家族のようーと言いますが
村八分にでもなれば
死活問題のイジメです……orz

善次郎は、長老の機嫌を損ねたばかりに
他の人からも、“嫌がらせ“を受けてしまった。
ココを、出ていくほか救いがないとしても
妻亡き今、彼には、ココしかなかったよう……
あるとき
堪忍袋の緒が切れて、恨みの村人を殺しまくったあと
善次郎は、妻のもとに旅立った――
(しいて言えば、ソコが、彼の楽園なのかも)

アイカの行方不明事件が、解決しないまま
“不審者の通報を促す看板“が、事件の痕のように残る村―
帰省したツムギは、自分のモヤモヤを壊すように
その看板を、うち捨てたのが、イイ☆

平穏を望むのは、当然だが
“そんな看板“が、有り続けては
この村に、平穏(楽園)は、訪れないだろう。
逆説的な光景が、平穏を切望するツムギを通して、痛く刺さる……

そうして
不遇なタケシについて、ラストにまだ、残されていた。

アイカがいなくなった日、
アイカは、泣いていたタケシを、花冠で、慰めてあげていた。
かわいそうな目に遭ったタケシと
ツムギとは、直前に、溝を作ったが、芯は優しいアイカ。
この二人の出逢いには、何か“間違い“が起こってしまったのか……?

救いは、都内で、ツムギが見聞きしたこと。

「アイカ!」と呼ばれた乙女が、微笑んで振り返る。
もしかしたら?と思わせるのが、イイ。
アイカは、いなくなっただけで、どこかで生きていて
幸せに暮らしているんじゃないか…….?
ソレは、願望に過ぎないのだけれど
そんな願望を持てるなら――
それこそが、楽園なのではないか――

そんなラストの余韻が、切なくてイイ……

▼▼▼


綾野剛さんの出番が、早めに終わった?
と思ったら、違った。
あとで出てきたときに、気持ちをどこに置いたらいいか
すごく迷った……




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映画『ライオン・キング』(1994)★子ライオンがそんなこんなで王になるまで

808593_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/808593/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

超実写でないアニメ版です。
息子(シンバ)を谷底に落とすわけでない、と知って
安心して鑑賞☆(*^^)v
でも、子供の頃に、苦労するシンバ……orz

ちっちゃなボクが、いつかキングになるんだろーとは思いつつ
経緯を見守りました。

▼~▼内容より雑談です。
▼▼▼

シンバは、叔父スカーの策略で
父キングは殺され、自分も追放?の身になる。
親族はときに、厄介ですよね…(汗)。
歴史上も、王位をめぐって、骨肉の争いありますもんね…

御親戚どうしは、仲良しですか?

私こと、父方の姉妹(とくに伯母たち)は警戒赤ランプでありました。
久しぶりに逢ったときは、単なる緊張でなく、完全武装。
子供の頃、母親に溺愛された父への嫉妬から
その後も、“イヤミ“な関係が続いていたのを知っていたので
父の子である私自身も、イジメの対象になるかもしれないと
身構えてて…(汗)。
従姉妹同士の進学でも、何かと比較されて
居心地のよくない親族会が、ずーっと、続きました。
ヤッカミは、するのもされるのもイヤですから……

兄王の影で、性格悪く、王位を狙うスカーが
下心を隠して、優しいふりして、シンバに近づく姿には
伯母たちのことが、思い出された……
(彼女たちが、一度もお年玉をくれたことがなかったのを
恨んではいないけれど(^^♪)
親族は、近所のおばさんより、“ムズカシイ存在”なのだと
子供心に、ひしひし感じた感覚は、ちょっとさみしい……orz

シンバは、素直な子で、父の弟が邪悪な奴とは思っていない。
そして、父王も、弟が、まさかそれほど邪悪な輩とは思はず
ピンチに助けを求めるが、裏切られ、殺されてしまう…orz

弟=身内は自分の味方、と思うのは自然なことと思いますが
水より濃い“血“は、憎しみも遠慮なく、深くなるのかも……orz
王になれない悔しさへの理解について
父王が、どれだけ、弟を気遣っていたかはわからないけれど
あるいは
どんなに気遣っても、追いつかないのかもしれないけれど
気遣いのアピールは、まめにしたほうがよかったかも……(^^)/

叔父に騙されたシンバは
ヌ―の群れを暴走させ、それが元で、父王を死なせることになってしまい
王にとって代わる叔父から、“追放“されてしまった。

ときは流れ
ほかの動物と出逢い、成人したシンバは
幼なじみの♀ナラと、偶然、再会した。
叔父が王になってから、王国は、荒廃したと知るシンバ。

たてがみフサフサになった、シンバもそうですが
“成長“はすばらしい☆
ちっちゃくて無力だった子供も、時がたてば
立派な大人になる☆
(子供だからとバカにはできないのだ(^^)/)

しかし、見た目は立派でも、シンバには
“王“としての自覚や覚悟は、ついていなかった。
今まで、“るろうに“だったんだもの……

幼なじみ(♀)との再会で、ふるさと(王国)への想いが高まるも
迷うシンバ……
父を死なせた自責の念も…orz

そこに登場した、ヒヒの長老?がイイ☆

彼は、父王に逢わせる!と言って、シンバを誘い出した!
父に逢いたいシンバは、その言葉を信じて、走った!

次のシーンが好き☆
長老は、水に映った姿を、シンバに見せた☆(だと思った(*^^)v)
自分の姿だとわかっているシンバ。
だが、水が揺らぎ、父の姿にも見えてくる……?
父王は、シンバの中に生きているのだ!と諭した長老。
(ココ、グッと来た~☆)
血は水より濃いのだ☆
父と母との愛の結晶で、自分がいるのだ! ←他の人もそう(^^)/

そんなこんなで、王国へ戻り
叔父と対決するシンバ。
父の仇!とばかり、成敗するのか!?
しかし
水より濃い、親戚の因縁は、厄介なものです……
無慈悲なのも、ね……

あのとき、自分を殺さず、追放したように
シンバも、叔父を追放することにした。

勝手に当たったバチのことは、知らん……( 一一)

▼▼▼

一件落着したあと、また、命が続いていく王国。
自分の親や子のことも思うと
続いていくーという、一見、何気なさそうなことに
すごく、じ~んと感じてしまった☆(*^^)v


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』★二転三転の彼女に引き込まれた!(^^)/

169196_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169196/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督: 岩井俊二     ・リップ・ヴァン・ウィンクルのこと→コチラ
・七海: 黒木華
・安室: 綾野剛   ・真白: Cocco



これは面白かった!(^^)/
ヒロインの運命が、二転三転~流転して、引き込まれました!
そのカギを握る、綾野剛こと安室の存在が、ニクイ☆

ネットで知り合って結婚した夫に、浮気疑惑!?
浮気相手の彼氏と逢ううち、七海に浮気の濡れ衣が…
離婚され、行き場をなくした七海は
結婚式で、親戚役を“派遣“してくれた安室を頼る。
なんでも屋の安室は、“親戚派遣“のバイトの他
豪邸のメイド職を、紹介してくれた――

コレは、ミステリーの種明かし的要素アリ!
リップ・ヴァン・ウィンクルとはナンなのか?誰なのか?
そして、七海にハッピーエンドはあるのか?
そもそも、ハッピーとは、ナンなのか???
気になる安室は、何者か……?

▼~▼ネタバレで雑談です。
▼▼▼

ネットで知り合って、結婚した七海も
“秘密“や大事なコトは、HN同士の会話で、打ち明ける。
結婚式の親族も、“HN:ランバラル”の紹介で
安室に依頼した七海。
(実はランバラル=安室。安室も仮名らしい。)

なんでも屋の安室は、七海の“夫の浮気調査“も引き受けると
“営業”する。

一方、夫の浮気相手の彼氏が、七海に接触してきて
ホテルで、襲われそうになったところを
連絡を受けた安室が、助けに来た―――

ココから、どうも怪しくなってくる……

襲った男と安室は、知り合いで
安室を“極悪人”と、揶揄して去っていった。
現場に仕掛けてあったカメラを回収した安室は
何食わぬ顔で、七海の救出を演じた。

夫の親族の葬儀のとき、義母から
ホテルでの、男との密会映像を見せられ、(安室が依頼された?)
浮気の濡れ衣を着せられた七海は、離婚させられ
追い出され、行き場を失った。

その前に、臨時講師の職を追われるときも、七海は
理不尽な目に遭ったのだが、そのときも、
七海は、言われっ放し、やられっ放しで
見ていて、もどかしい想いが募るの……( 一一)

更に、助け舟のふり?をして近づいてきた安室に
ダマされるのではないか?との不安が……(>_<)

が、綾野剛:安室は、終始、穏やかに紳士的なので
つい、信じて、頼ってしまいたくなるの……
独りぼっちになった七海は、
安室のバイトで知り合った女優:真白と親しくなり
一緒に豪邸のメイドをすることになった。

↓ネタばれ!
実は、豪邸の主は、ガン末期の真白だった。
真白は、一緒に死んでくれる人を安室に依頼して
安室は、七海を“調達“したのだった。
(七海には言ってない)

真白は、HNにリップヴァンウィンクルを使っていた。
親しくなった二人は、ノリで、ウエディングドレスを買い
着たまま戯れ、酔い、眠るうちに、
真白は、飼っていた毒貝を握りしめ、亡くなる。

その前に、真白の言うことがイイ☆
彼女は、購入したものを袋詰めしてくれるコンビニ店員にも
自分へのありがたい幸せを感じるーと言っていた。
世の中の、些細なコトにも、幸せがあふれていることを
繊細に受け止めていた真白は、それでは申し訳ないから
お金を払って“帳消し“にするのだーとも言った。

↑このシーンの説得力は、うまく言い表せませんが
幸せが、些細なコトにもあるならば
どうにもならない不幸というものも、それほど多くはないのかもしれない……
と思えてくるのが、作品の癒しかもしれません。

七海は、真白の心中相手になるために、
安室にハメられ、調達されたのかもしれないけれど
あるいは、ただ、偶然が、重なっただけかもしれない……

それに、あのまま結婚生活が続くことが、幸せかどうかは
誰にも、わからないことですし……(滝汗)
別の人生という可能性が、運命を開いたーということもできるかも…

ただ、真白に心中=殺される可能性は、リスキーだったが
「私と一緒に死んでくれる?」とか
「私のために死ねる?」という質問は
愛を確かめ合いたい恋人たちの、
じゃれ合いの常套句に、すぎないのかもしれぬ。(^^♪
「死ねる」と言ったからと言って、毒殺心中はしないョね…
愛しているなら。大切なら。
その言葉を聞いて、愛されているとの幸せを感じながら
死ねることの喜びかもしれないですョ……
(“死と愛”も永遠のテーマかもしれない)

そして、ダメ押しは、真白の母(りりィさん)でしょうか。
安室は、真白の遺産を、真白の母に渡しに行った。(七海も同行)
遺骨の受け取りを拒否していた、断絶ママだったが
お金を前に、和らいだ……?

いや、やはり、親子の絆は、切れるものではないでしょう!
AV女優だった娘:真白を恥じていた母だが
安室(と七海)の前で“裸”になり、慟哭した!
母の想いを爆発させた姿は、娘の愛そのもの。
真白には、ここにも愛を持っていたのだ――と思うのも
供養になるかもしれない……

結局、安室は、“極悪人“の一面もありつつ
彼は、仕事を、律儀にこなしていただけかもしれない。
必ずしも、相手に、便宜を図れないこともありますもんね(汗)。

▼▼▼

禍福はあざなえる縄の如しーーと言いますが
人生は、ナニがイイか悪いか、わかりません。
劇のあとも続いていく、七海の人生も……

けれど
小さくて気づかなくても、“幸せ“は、ソコにあるから!(キッパリ☆)
今日、生きていただけで、ありがたい☆(^^)/

もっともっと、マニアックなコトも、深く潜んでいて
興味深い作品なので、おススメです!(^^)/


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』★決死の設計図入手でつながる物語に感激

168782_1.jpg

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168782/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

名作だ!と聞きながら、やっと鑑賞☆
スターウオーズ(SW)のスピンオフと言う以外
予備情報なく見ていたら、エピソード4の前の出来事でした。
帝国軍(シス)の球体兵器:デススターの設計図をめぐる――

そういえば、レイア姫が、デススターの設計図をR2に託すー
というシーンがあったような……
あの設計図?

▼~▼ 内容にふれて雑談です。 (思い違いゴメン(^^)/)
▼▼▼

帝国軍の征服に抵抗する、反乱軍(同盟)という構図。

ヒロイン:ジンの父は、帝国軍の兵器開発をさせられる。
生き別れたジンは、成人したのち
反乱軍に合流する。(させられる?)
父親が、敵の兵器開発者ということで、微妙な立場のジンだが
帝国軍の脱走パイロットの伝言で
父は、服従を装って、兵器デススターに“細工”したと知る。
その詳細を知るには、“設計図の入手”が必要だが
なんかムリそうだし、危険だし
反乱軍の幹部会議では、“争わない”方針となってしまう…

ナニもしないのが、平和なのかもしれないが(汗)
帝国軍の“膨張“を許し
破壊させられる星々を、傍観することが、正しいのかー

お偉方がナニもしなくても、父の想いに応えたいジンは
同志:ディエゴ・ルナらと、設計図を入手しに行く。
(ディエゴ・ルナは、切ない影があって好き☆
SWシリーズでも、お目にかかれるとは!(^^)/
彼のワケありな、影ある雰囲気が、反乱軍の苦労を物語る感あり)

ジンらに協力してくれたのは、反乱軍のために
“汚れ仕事“をしてきた同志たちだった。

↑この設定好き☆!
彼らは、味方の大義を、正義と信じればこそ
“汚れ仕事“をしてきたわけですよ。

なのに、お偉方は、いざとなれば
および腰なんだか、エセ平和主義なんだか
どこまでも、自分を
安全でキレイな立ち位置に、置きたがるんですョ……orz

けれど、真の平和や安定とは、如何に!?
ココで、腰ひけてる場合ではなく
設計図を入手して、テキの弱点を知ることでしょ?

“汚れ仕事”をしてきた彼らの“名誉”のためにも
設計図入手を断行すべく、ジンのゲリラチームは、一丸となる。

設計図を入手すべく
ハラハラドキドキで、テキの懐に入り込み
ハラハラドキドキで、ジンが、設計図を手にし
ハラハラドキドキで、反乱軍のもとへ、送信する。
(一言で“送信“と言っても、いろいろ大変なの!(>_<))

途中から、反乱軍の提督(ヒキガエルさん?)も参戦してくれて
心強い☆

そうして、送られた設計図が、運ばれる途中
阻止すべく
帝国軍のダースベーダ―登場!\(^o^)/

黒いいでたちに、赤いライトセイバー☆
“剣“で切られるのか、それ以前に
彼の強力なフォースで、皆、やられてしまうのか……orz
テキながらアッパレのベーダ―卿☆
(正直、カッコよい(^^♪)

でもでも
せめて、設計図だけでも、船内に投げ込んで!(>_<)
という祈りどおり、設計図は届けられ
船内のレイア姫の手に渡る。(*^^)v
ああ、つながった!設計図も☆物語も☆
なんか、感激……

▼▼▼

フォースを、ぶんぶんあやつれたのは
ベーダ―卿ぐらいで
立ち向かう人たちは、生身の人力。
協力しあわないと、強い力には立ち向かえない。

設計図を入手する――
ソレだけのことが、もう大変で(>_<)
熱いチームプレイの成功を、見せてもらいました☆


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テーマ : 洋画
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映画『ラスト・ベガス』★結婚前夜のドンチャンで終わらない愛おしい紳士たち

http://cinema.pia.co.jp/tb/tb?movie_id=164651
164651_3.jpg


作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164651/" title=" http://cinema.pia.co.jp/title/164651/"> http://cinema.pia.co.jp/title/164651/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ビリー: マイケル・ダグラス
・パディ: ロバート・デ・ニーロ
・ダイアナ: メアリー・スティーンバージェン


老境のビリーが、若い女性と、初めて結婚することになった。
親友4人組は、式場となるラスベガスのホテルで
独身最後のパーティで祝おう、と集まる。

しかし、妻の葬儀に、ビリーが来なかったことを
パディは、咎めていた――

4人の熟年紳士の存在感には、ジュリーの古希ライブにも似た匂いが…(^^♪
ソレは、“余裕“?
決してユルいのではなく、自由に空気(年月?)を動かしている、心地よさ☆
アソビに徹した、ラスベガスのホテルの雰囲気も、楽しい♪

けれど、
おじい様たちは、ただ、浮かれているのではない。
おじい様たちは、ふざけてプールに落ちたのではない…(^^♪


▼~▼ネタバレで、雑談です。
▼▼▼

妻の葬儀に、ビリーが来なかったのを
根に持っていたパディ。
親友だと思えばこそ、参列してくれなかったのが悲しい…
が、ビリーはと言えば、悲しすぎて、参列できなかったのだ。

実は、この3人には、“思い出”があった。

パディとビリーの間で、揺れていた彼女は、その昔
ビリーの元に、先に、訪れたらしい。
しかし、こともあろうに、ビリーは、パディに譲るかのように
彼女に、パディと結婚するように、勧めたという。
パディは、そのことを知らなかった。

↑恋には、“略奪愛”もあれば、“譲り愛”もある。
身を引くーというのもある。
ビリーは、”客観的“に、彼らの幸せを考慮した結果
愛する女を、親友に譲り、
死ぬまで幸せに暮らせたのはよかったかもしれない?

けれど、私、個人的には、納得しかねるの…
譲るって何?
彼女は、ビリーに選んで欲しかったのに…orz
「君は、パディと一緒になったほうが、君のためだよ」なんて
上から目線?責任放棄?振らずに済む口実?
なんか、「俺って哀しいイイ奴だな」的な
妙なカッコつけに、思ってしまう…( 一一)

しかし、そんな男の風情こそが、マイケル・ダグラスに合ってる♪(^^)/
そんなビリーが、いよいよ、若い子ちゃんと結婚して
幸せになるならよかったね……と思うけれど
マイケル・ダグラスは、すんなりいかない男が合うのだ。(^^)/
若い子ちゃんを好きだけど、愛には達してないらしい……
それを見抜いたのは、パディ。(後述)

さて
ラスベガスのホテルで、ビリーとパディは
歌姫:ダイアナと出逢った。
(ダイアナ~この熟女、私、お気に入りです♪
若い子ちゃんにはない、落ち着いた優しさと色気、良し☆)

ビリーとダイアナの話を聞いてしまい、
ビリーの差し金で、妻が、自分と結婚したことを知ったパディは
ショックだったかもしれないけれど
それはもう、古い話。
妻との愛の日々は、何にも代えがたい、揺るぎない宝物。
だからこそ、妻の死後、失意の日々だったパディ……orz

すると、結婚するビリーは、またまたパディに気遣いする。
ダイアナは、ビリーが好きだと言っているのに
ビリーは、失意のパディを、慰めてほしいと頼む。

ビリー、もー、そーゆーのやめよー( 一一)

ビリーの“気遣い“は、きっと、優しさなのはわかる。
親友にも、ステキな女性たちにも、幸せになってほしいと……
けれど、自分の本心(ダイアナへの愛)が見えてないビリーに
パディが、体当たりしてプールに落とした!(^^♪
↑ビリーとパディが、先回りせんと、お互い、プールに落とし合うのは見もの☆

パディは、ビリーの結婚をやめさせ
ダイアナへの道を開く。
親友には、今度こそ、真実の愛に生きてほしいゾ!\(^o^)/

▼▼▼

年を取ってきますと、体調も含め
落ち込む物事も、増えてきますね…orz

もうあとがない、悲しさも…( 一一)

でも、だからこそ、悔いを残さないほうがいい。
年甲斐もない?世間体が悪い?
いやいや、残り少ない人生は、自分のもの。
大切にしたい物事に背を向けず、あきらめず
愛に幸せに、貪欲で行こうョ!(^_-)-☆


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映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』★巨獣になったつもりで暴れまくる快感!?(^^♪


T0022882p.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174658/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・学者!デイビス: ドウェイン・ジョンソン(以下ロック様☆)
↑巨獣の次に目当て☆

パシフィック・リム』も、大きなのが暴れていましたが
こちらは、もっと手荒!(^^)/
予告編から、大きいのがガオーッとくるのが楽しみでした!(^^)/

遺伝子操作し、兵器利用を企んでいた某社。(姉弟経営)
宇宙実験で失敗し、“感染源“が地球に降ってきたため
感染したゴリラ・オオカミが巨大化し、大暴れしてしまう――

このゴリラ(ジョージ)は、ロック様が手話で話せる“友達”。
巨大化&狂暴化を治し、元に戻したい。
そんなとき、某社で研究していたという女性が合流する。(*^-^*)

↑巨獣大乱闘のお膳立てのスジ書きはありますが
個人的には、大きいのが大暴れするだけでワクワク!\(^o^)/
そして、ロック様が開く突破口も、スゴかった!(^_-)-☆

▼~▼ ネタバレして雑談です。(^^)/
▼▼▼

最初のゴリラの巨大化は、60cm身長が伸びたーというところから。
まだまだカワイイもんですが、段々、大きく。

それ以上に、森のオオカミが大きくなって煽ってくる!
パッと見の口は、ティラノサウルスみたい!
いつしか、ムササビのように飛んでたし…(>_<)

その2体に加え、川から出てきたナニか登場!
これはワニ!?かなにか不明(>_<)
デカいし、怖いし、暴れるし!!

この3体が、シカゴに集まって、暴れまくってまくってまくるのを
とにかく体感してください!(>_<)
今まで見た怪獣関係のどれよりも、暴れ方、壊し方、スゴイかも。

なぜ彼らが、そこに来たのかというと
某社社長(姉)が、彼らを呼びつける音波を流したから。
取りつかれたように、発信源によじ登ろうとする“彼ら“。
だからそのビルは、もうボロボロで、ダメそう…orz

解毒剤を入手した女性とともに、ロック様も
ゴリラを解毒し、残りの2体と戦わせようと思うのですが―

なにしろ、特に、ワニもどきのほうは、軍隊が攻撃しても
かすり傷にもならないの…orz
ロック様が巨大化して
お見舞いしたほうがいいんじゃないか?とも思えてくる。(^^♪

結局は、解毒剤をもった女社長を、ゴリラが食ってしまって(汗)
狂暴化は解毒されますが、巨大化は戻らないらしい。
なので、巨大なまま、2体に応戦するゴリラさん♪

ピンチの目玉は、ロック様が女性とヘリで“避難“するシーン☆
倒壊するビル(屋上)から、尾翼のないヘりに乗る。
飛ぶのでなく落下するという、ロック様。(汗)
ビルを、巨獣たちが壊していくタイミングで、ヘリを飛ばし
倒壊するビルに“乗る”ように落下する――
(雪崩に乗るようなイメージbyロック様)
↑コレ、すごいヮ……(滝汗)

高層ビルの立ち並ぶ、都会で暴れるのが醍醐味ですね。
砂漠や原野では、暴れようがないですもんね。(^^♪

▼▼▼

巨獣が暴れて、がんがんビルを壊すのを見るだけで楽しい!(失言ゴメン)
すごく気分転換になる&ストレス解消!\(^o^)/
自分が、巨獣を倒す側でなく
巨獣になって、暴れまわりた~い!!\(^o^)/
(どんだけストレスたまってんだか……(^^♪)


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映画『ラプラスの魔女』★「ありえない」より「割り切れない」!?(>_<)


T0021945p.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172823/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・原作: 東野圭吾
・監督: 三池崇史
・教授: 櫻井翔

二つの温泉場(屋外)で、遺体が見つかる。
死因は、硫化水素中毒。
意図的な中毒状態は「ありえない」と、教授は判断するが
“広瀬すず”さん(ラプラスの魔女)の出現で、起こりうる“可能性“を知る――

ナニがどうなっているのか知りたくて、うずうず。
鑑賞を、楽しみにしていました☆

ラプラスさんの確率や関数は、わからなくても大丈夫。(^^)/
足し算としては、ぞろぞろ、人物は出てきます。(^^♪
ですが、結末は“割り切れない”感じに……(~_~メ)

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

二人の死者は、“怨恨”の線でつながります。
どうも、トヨエツさん(映画監督)の家族がらみで
トヨエツさんが、復讐したのでは――となってくる。
しかし、ソレでは普通すぎる。
この作品の“割り切れなさ”は、そのあと。
福士蒼汰さんが、“代入“されていきます。(^^)/

▽要反転▽↓


映画『サバ―ビコン』のような、家族への“不愉快な行為”を
ここでも味わうとは!(>_<)

1つは、広瀬すずさんの件。
父から手術を受け、ラプラスの言う“事象の予測”が可能となった。
(ラプラスの魔女)
けれど、研究対象の彼女は、父からの監禁状態にあって
教授と逢えたのも、脱走したから。

親子であっても、研究の前には、自然な愛が
ないがしろにされてしまうのが、イヤ……orz

父:リリー・フランキーさんの、優しそうな冷たさが絶妙☆
この人のこの雰囲気は、唯一無二かと。

それに劣らないのが、トヨエツ:パパ。(映画監督)
彼は、こだわりの情熱的芸術家タイプが絶品!

彼は、映画へのこだわりで、自分の家族を不幸に叩き落す…( 一一)
(母と妹はソレで死に、生き残った息子が、福士さん♪)

一命をとりとめた福士さんは、リリー・フランキー医師から
“ラプラスの悪魔化“手術を受ける。
父が、家族の殺人を依頼した二人を、
“予測“を駆使し、硫化水素で殺した。(復讐)

その後、そんなこんなで、“本当の悪魔“が憑依したようなトヨエツが
息子を殺そうとする。(>_<)
映画芸術の高みのためとか、ナントカ……( 一一)

↑ナニ言ってんだか…と思いますが
トヨエツのイカレッぷりは、三池監督の真骨頂かも。(汗)

見ようによっては、この手のタイプは
『地獄変』の絵師:良秀ですね。
子供さえ、自分の芸術の餌食にする……orz
価値観が、わが子より仕事(芸術)。
↑コレは大なり小なり、ほかの人にも……?(汗)
いやいや、命を奪うのは、ダメでしょ!
親の愛に裏切られることほど、
悲しいことはないでしょ、子供には…orz

▽▽▽
▼▼▼

そーゆーことだったのか~と、スッキリした半面
割り切れない虚しさで、心寒い……
温泉に入って、温まりたい感じで~す。(^^)/

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映画『レディ・プレイヤー1』★“鍵”は物欲的バトルだけじゃないのがイイ!

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169545/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
監督: スティーヴン・スピルバーグ

メインは、ゲーム内での“鍵さがし”と、不随するバトルの体感♪
設定は、2045年。
その頃、リアル社会は荒廃し、人々は、仮想世界「オアシス」に癒しを求める。
その「オアシス」製作者の一人(故人)が、
「オアシス」内で、3つの鍵を見つけた者(=エッグを得る者)に、
「オアシス」を継承させるとの
メッセージを残していたことが、わかる。
鍵さがしは、個人だけでなく、今の「オアシス」運営会社も参戦し
バトルは、リアル社会にも及ぶ……(>_<)!?

とりあえず、体感メインで気分転換を。
映画『シャイニング』を観ていなくても、大丈夫。(^_-)-☆

▼~▼ 内容より“雑談”です。(要スルー)
▼▼▼

“荒廃した世界”に絶望し、仮想社会へ現実逃避する―
劇中、プレイ眼鏡をかけた人々が、各自の世界に入り
手足をバタつかせているのは、楽しそうでもあり、滑稽でもある。(^^♪

どんなに楽しい世界を、“仮想“しても
本当に美味しいものは、食べられない…orz

“荒廃した世界”を見て感じるのは、植物・農作物の乏しさ…orz
“モノがない”という世界は、作り出す手間は省かれ
あるところから奪おうとする原理が、優先されているように思う…

ゲームに勝って、敗者からコインを横取りしたら
リッチな勝者になったとしても
食料を供給する人がいなければ、なんの意味もない…
ネット注文で届くピザとて、原料は、誰かが作っているんだし…

遺産を得るため、ゲームを勝つのも、夢のあることだと思うけれど
お金を使う価値のあるものが、ソコになければ、どーなんだろ…
“仮想社会“(ゲーム)に課金して、”つもり“に酔うのか…?

生モノはどうする?たとえば恋も??(^^♪
そう、ゲーム内の物欲的争奪戦にだけ、熱くなってはいられない!

真っ先に鍵を見つけ、注目の♂ウェイドは、
ゲーム内で知り合った♀アルテミスに、恋をする。
しかし、ゲーム内のアバター同士の関係を
アルテミスは警戒し、冷めている。  ←現実的!
所詮、ゲーム内のことは、夢と割り切る?
(これは、SNSの関係にも言えそう……)

けれど、いくらゲーム内のヒーローでも
現実に生きている彼は、彼女に本名を明かし
ためらう彼女に、押していく! ←不用心だがイイぞ!(^_-)-☆

そして、そんな“恋心“は、
鍵さがしの大きな”鍵”にもなっているのが、すごくイイ☆

ゲームの中で、ドン.パチビュンビュンするのも楽しいが
生身の人間は、それだけじゃつまらないから…(^^♪
それこそが、生きるエネルギーだから!(^_-)-☆
失恋を恐れずに、清水の舞台から飛び降りよう!\(^o^)/
このドキドキも、イイ☆(*^-^*)

やがて、リアル社会で、ウェイドもアルテミスも
“仲間”と一緒に、“テキ”に抗う、友情物語になっていく。
絶対絶命!? 最後まで、ドキドキ☆(^^)/

▼▼▼

ゲーム三昧は、憂き世を忘れるにはいいですが
“週2日“は、ゲームお休みデーにして
リアル社会で、幸せの畑を耕しましょってか…(^_-)-☆


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映画『レッド・スパロー』★してやったり!ジェニファーの武器力最高!


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174088/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ドミニカ: ジェニファー・ローレンス☆ ←目当て☆
・雀の学校の先生: シャーロット・ランプリング☆
・ロシア情報庁の幹部: ジェレミー・アイアンズ☆

ケガで、プリマを断念したドミニカは
情報庁の叔父の“勧め“で、スパイになる。
使命は、CIAに近づいて、ロシアのモグラを特定すること。
―――なんですが、“モグラ捜し“は、経過にすぎなかった!
ドミニカの、“してやったりの鮮やかな仕上げ”には、胸がスッとする思い!
ジェニファーのパンチが効いて、グッジョブ!

▼~▼ 内容にふれて雑談です。(R15)
▼▼▼

1.ケガのこと

バレエの相手役の男性が、ドミニカに“ケリ”を入れて
彼女を転ばせたのが、わざとらしかったんですよ。(汗)
案の定、彼が、恋人をプリマにするために、仕組んだことだった。
それを知って、二人に報復するドミニカ。 ←恨み骨髄な感じ(>_<)

やられたら、やられっぱなしではないゾ!
借りはキッチリ返す、ドミニカの“けじめ“―伏線でしたね。(^^)/


2.レ〇プのあとの…orz

救いの手のふりをして、叔父が、ドミニカに依頼したのは
政府が暗殺したい男の、誘い込み。
その男が暗殺される寸前、ドミニクはレ〇プされてしまう…orz
それだけでも、傷つくのに
暗殺目撃者として、始末されそうにも…orz
なので、叔父が、スパイとして生き延びることを“勧める”。(ほかに道なし)

そのスパイ学校が、“色仕掛け”養成所。
女のスパイーと言えば、そうなの?
レ〇プで傷ついているのに、傷を広げるように
“色仕掛け”を、仕込まれるとは……orz

そんなスパイは、“雀“と呼ばれ
シャーロット・ランプリングは、“雀”の学校の先生。
彼女が、“色事“の仕掛け方を、チーパッパするのは
驚きなのでありますが
シャーロットの、淡々と、かつ権威的な雰囲気には
ムリだろー( 一一)と思うことさえ、
身に付く“神授業“に思えたり…(~_~メ)


3.“欲望”を埋めれば操れる  byシャーロット先生

“色仕掛け“は、(主に)♂の欲望のスキを突く一撃。
ソコに入り込めば、操れるーというのも、簡単な話ですが…(^^♪

よほどのことでなければ、♂は♀の誘いを断らない――とは
ある♂から聞いた話。
んんん~そーなんだ~~
すぐにはじけそうなのは、“手玉”というより、まさに、シャンボン玉!?(^^♪

逆に、“欲望“のない人は、スキがないということか…….
そういえば、私は、スキがないと言われたことが…….
ちなみに、出先で次々、お子様を成す“源氏の君“とも
“プラトニック”で、お願いしとうございますよ。(*^^)v


4.嘘と裏切りの国   byジェレミー・アイアンズ

ジェレミーも、魅力的な俳優さんで、鑑賞意欲を高めたお方☆

ロシア情報庁の幹部で、ドミニカの叔父の上司。
ドミニカの処遇は、この人次第―と言う“怖さ”の象徴のようなんですが…

仕える国:ロシアについて、彼がドミニカに話すことが、意外!
自由のない国にあっては、“嘘と裏切り”にまみれるーと言う。

それは、まさに、スパイ活動の大元のようで
ドミニカのしていることも、そう。

近づいたCIAの男を、たらし込んだのか、情が移ったのか
信じているのか、ふりをしているのか
そして、騙していたのか――と思わせておいて
やはり、愛していたのか――???

ドミニカに、うまく騙されているなら、それでもいい!と思いながら
ラストまでの真相が、楽しみになってくる!(^_-)-☆

5.グッジョブ!   ▽要反転↓ 
▽▽

ロシアのモグラは、ジェレミー・アイアンズでした。
彼は、自分からドミニカに告げて、“そのとき“を待つのだが…
ドミニカは、叔父を、モグラとして、当局に差し出した!

バレエのケガ以降のことは、ドミニカは、ケリを入れて、いや
ケリをつけていなかったもん!
そもそも、レ〇プの件も、叔父のせいですもんね。
さらに、雀の学校(色仕掛け学校)に入れて
途中、拷問にも関与したし!(憤!)
母親を人質に、人の体も人生も、好きなようにしてからに
自分の出世道具に、するつもりだったんだろー!(>_<)
いい加減にしろー!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!   
  ▽▽

女は、“欲望”を埋めるだけの存在ではないのだ!
したたかで、強くて、情が深くて、コワい存在なのだ!
なめたらいかんぜよ!(^^)/

▼▼▼

ジェニファーは、貧乏くじを引いたとしても
きっと、しぶとく這いあがるだろう!との期待が持てるから好き☆

ラストは、ひとまずのハッピーエンドで終わらせないのがイイ☆
かかってきた電話が、“欲望”を埋めるようでニクイ♪


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テーマ : 洋画
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映画『ローズの秘密の頁(ページ)』★理不尽を払いのけきっと愛は遣わされる!\(^o^)/


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174595/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・北アイルランド関係の参考→コチラ

・ローズ:プロテスタント
・マイケル:プロテスタント  ローズの夫 英軍に参加
・ゴーント神父:カトリック 

第二次大戦中~以降の北アイルランド。
色情狂と嬰児殺しの冤罪で、
40年も精神科病院に収容されていた、ローズの物語。
(アイルランドの“事情”が招いた悲劇でもあるよう)
ローズの魅惑的なまなざしに、罪を求めてはいけません…orz

そんなこんなの理不尽には、怒りと悲しさを覚えますが
最後に愛は勝つ!という結末には、救われます。
ローズは、真実と本心を、聖書のページに綴っていた――

▼~▼ 内容にふれて雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼(説明的なのご容赦(^^)/)

悲劇は、ローズが、マイケルに恋したときに始まったよう。
ローズは、叔母を頼って、北アイルランドのベルファストに来た。
第二次大戦中、苦戦していたイギリス軍は
アイルランドからも、兵士を公募する。
アイルランド人が、英軍を支援することに、快く思わない人が少なくない中
マイケルは、英軍に入隊し、裏切り者扱いされることになる。

あるとき、ローズは、若い神父と出逢う。
神父は、立場を守りながらも、ローズに好意的に接する。
が、あるとき、ローズを訪ねたとき
負傷したマイケルを匿いながら、“同棲“するのを目撃してから
ローズの運命は、転落していった。

二人は、”密か“に。プロテスタントの結婚式を挙げ
結ばれ、子供も授かったが
密かな結婚は、認められず、ローズは未婚の母とみなされた。

男たちにモテ、マイケルと“同棲“(結婚)していたローズを
“色情狂“と判断し、精神病院に収容するようしむけた神父は
はた目には、やっかみと思われますが(汗)
彼の“立場“では、”カトリックの神父“として
プロテスタントの彼女を“正し“、救うべきだと、思ったのかもしれませんが…

未婚の母を収容し、生まれた子を養子にするーというのが
制度化されていたようなので、不幸な親子は、ほかにも多数いたようです。
ローズも、悪あがきからか、“神父の子“だと言ったらしい…(汗)。
もう、メチャクチャです…

マイケルは、裏切り者扱いで、リンチ死したと聞いたローズ。
妊娠してから、教会に移されたローズは
すきを見て、脱走した。
このままでは、子供とも引き離されてしまう!

追ったのは、神父と警官。
水辺を泳いだあと、ローズは産気づいて出産しました。
へその緒を石でたたき切った様子が、警官には、嬰児殺しに見え
ローズは、子殺しの犯罪者にされてしまった!
産後、ローズは気を失い
生まれた子供は、神父が、どこかへ連れ去っていった――

子供をめぐるローズの記憶は、ここで終わる「。
(だから、聖書に綴った記憶も、そこまで)
ローズは、子殺しを40年、否定し続けてきたのに
精神を病んだとされた女の言うことを、聞く者はいなかった。

老朽化した施設から移動するため、と称し
このたび改めて、精神科医の診察を受けることになったローズの
聖書に綴った事実を、目にした精神科医は
重大な事実を、知ることになった――

▽ネタバレ要反転▽

ローズが子供を殺していないのは、神父が知っているはずなのに
彼は、どんな気持ちで、沈黙していたのかー

“教会ぐるみ“の陰謀があったと、あとでわかるので
わが子とされた、ローズの子が生きていることを
若い神父が訴えたところで、潰されてしまったのかもしれません…

けれどそのために、嬰児殺しの冤罪で、何十年も収容されているローズに
神父は、罪悪感を、抱かなかったのでしょうか?

だからなのか、この期に及んで
“精神科医“に、ローズを診察するよう手配したのは、神父だった。
そして、その精神科医こそが、神父が連れ去って
養子に出した、ローズの息子だった!!!!
(精神科医は知らない)

ローズは、息子は、どこかで生きていて
いつか逢える、迎えに来てくれる日が来るーと
それだけを支えに、生きてきたようなもの。
それを信じればこそ、正気を保っていられたようなもんです。

ローズが出産したときの記憶を
念入りに聞き出した精神科医は、
自宅で、養父の遺品を持ち出し、ローズに見せた。
そこには、ローズが失くした(奪われた)マイケルの勲章があった!

神父が、証拠になるものを持ち出して、息子を、養子に出したのは
彼なりの善意、なのかもしれないけれど
呪縛を解くの、遅いよ!
息子をローズに逢わせるきっかけを、捜していたのかもしれないけれど
お膳立てするの、遅いよ!

ローズが、精神科医を、息子として抱きしめ
彼が、一緒に家に帰ろうーと言ったとき
ローズの心には、夫マイケルも、映っていた。
若い二人の姿には、待ち続けた長さを感じ、胸にグッとくる。

誰も認めようとしなくとも、永遠の愛で結ばれた人との愛を
誰も、引き裂くことはできない!
悪しき力が、わが子を引き離しても
見えないへその緒で、つながっている母子の絆を
誰も、引き裂くことはできない!

▽▽▽
▼▼▼

失われた40年の歳月の果てに
ローズの言った言葉が、心に刺さる。
「あなたは遣わされた」

これでもかと言わんばかりの、
理不尽で覆われたローズの人生ですが
どんなにどんなに、ひどい目に遭ったとしても
愛は、決して屈しない!と私は信ずる。

もろもろの理不尽を、はねのけて
愛は、強く、あなたの前にも遣わされる!と私は信ずる。(*^-^*)


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映画『ラビット・ホール』★子を失った親の悲しみについて



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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/156445/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:ニコール・キッドマン (=ベッカ)

6歳の息子を、交通事故で失った夫婦の話―というので
見るのが辛くて、伸び伸びになっていました。
事前情報なく鑑賞したので、
ベッカが見かけた青年の正体も、はじめ、わからず……
(わかったときは、衝撃を享受できる!)

あらすじは、子を失った喪失からの再生――
と、月並みな(汗)ことになりますが
再生は、簡単なことではないし………

劇中、“悲しみと癒し”について
歯に衣着せない感情のしぶきが、飛んでいたのが
生生しくて、心に響きました。


▼~▼ネタバレでほぼ雑談です。(考え方違うときスミマセン)
▼▼▼


今から20年以上前の4月、小中学校時代の親友の新居に
2歳の息子と、遊びに行きました。
親友には、1月生まれの生後3か月の娘ちゃんがいて
久しぶりの再会だった私たちは、懐かしい話のほか
“旬な“子育ての話をして、楽しい時間を過ごしました。
その頃、つわりのようだった私は、その年の12月に、娘を産みました。
親友の娘ちゃんと、同学年ではないけれど、
“同い年“であることに、親近感を感じました。
それから半年後、親友から手紙が来ました。近況かな~と思ったら……
そこには、事故で、娘ちゃんが亡くなったと……
便せん数枚に、そのときの様子と、娘ちゃんへの気持ちが綴られていて
胸が締め付けられる思いで、読みました。
慰めたい気持ちで、返信しましたが、慰めにはならなかったと思います……

子供を失うという、尋常でない悲しみを“癒す“ことは
未経験の者には、届かないような……


ベッカ夫妻は、同じ境遇の人の集まりに参加します。
悲しみを知る者同士のほうが、理解し合えそうです。
けれど、そうとは限らない….?
“吐露“の時間は、それぞれの悲しみの吐き出しで、いっぱいになるし
癒しや救いの方向も、人それぞれ。
ベッカは、息子を助けてくれなかった神に、すがるつもりはない。

“同じ悲しみを知る者同士“と言っても、
自分の悲しみは、他の人のそれと、比べられるものではない。
ベッカの母が、成人した息子(ベッカの兄)を失った悲しみを
同列に扱おうとしたとき、ベッカが、烈火のごとく怒ったのも、胸に刺さる。

悲しみには、傾聴だ、同意だ、と言うけれど
自分を押し殺して、ムリには“同意“できないし
悲しみを押し殺しても、それは、消失ではないし……

“悲しみ”があるときは、“もどかしさ”もあり
それが、“怒り”を伴うことも、多々ある。
それが、まったく関係のない事物や人にも
向けられてしまうことも……orz

“親切な人“が、悲しみを癒そうと、いつも寄り添ってくれたことについて
ベッカの母は、鬱陶しかったと言ったのも、良い。(^^♪
親切な人には、ホント、悪いのですが、放っておいてほしいの……
あるいは
そばに居てほしいのは、あなたじゃないの――etc.(汗)

悲しみを癒してあげたい、と思う他人の気持ちは、尊いですが
それが出来ると思うのは、不遜かも?なんです……(言い過ぎゴメン(>_<))


そうこうして、ベッカが、見つけて近づいていった青年は
息子を轢いた、加害者でした!(>_<)
もちろん、彼に悪意はなく、“事故”だったわけで
ベッカは、彼を責め立てず、“交流”を試みる。

↑この心情はフクザツでしょう……しかし
モヤモヤした気持ちは、“原因“に近づくほうが、いいのかな。
荒療治だけど……

ベッカは、彼が描いた空想絵本に、
パラレルワールドに抜けるという、“ウサギの穴“を見つける。
別の世界で、別の自分(たち)は楽しく暮らしている、という空想もあり
ウサギの穴は、行き詰まった悲しみの、出口になりうるか?

一方、ベッカの母は、大きくのしかかった悲しみの岩が
無くなることはないーと言いながらも、
ポケットに入る、小石にはなりうる、と言った。

癒そうと思っても、結局、悲しみは消えることはないし
忘れられるものでもない…….

悲しみが、怒りを伴う一方で
悲しみには、”慈しみ“をも伴っているものならば
忘れなくていいとも思う…….


ラストシーンで、手をつないだベッカ夫妻は、
息子への愛を、二人の未来に変えていく希望を、見せてくれる。

親友は、その後、お子さんたちに恵まれました。
妹ちゃん弟ちゃんを愛するとき
天国の娘ちゃんも、一緒に愛しているのだと思います。

決して、誰かの代わりではなく
大切なものを分かち合うことで、
救いの1つはあるように思うのです、私は…


▼▼▼

悲しみに陥ったとき
出口は、そう簡単に見つかるものでは、なさそうですが
思うところある作品でした☆


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映画『龍三と七人の子分たち』★アウトレイ爺さんたち!(^_-)-☆

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/166597/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督: 北野武
親分?: 藤竜也


元ヤクザのお爺さんたちは、半グレの詐欺連合を始末するため
結束する――

藤竜也さんが、ダンディなお爺様ヤクザさんなので
楽しみにしていました☆

自分もですが(汗)、年を取ると、時代の価値観や
利便性に置いて行かれて…orz
切ないことでございます……orz

昔は、ブイブイ言わしてたお爺さんが
牙を抜かれたように、可愛くなるのもいいけれど
ナンと言われようと、尖っているほうが、カッコいいこともあるよ!(^^)/

▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

1.藤竜也さん♪ ~龍三

ナニをするでもなく、面倒を看てもらうだけだと
お爺さんは、息子の嫁には、重たい存在…(汗)
お爺さんも、“現役“なら、バリバリなんだろうけど
ヤクザ稼業を、するわけにもいかず…orz

けれど、“正義感”から、昔の仲間を集めて
組を立ち上げた龍三さん♪
生き生きしてるのよ。(^_-)-☆
たけし刑事から、やくざはダメだと、言われるけれど
シマで“集金”してみたら、寄付?も募れたし! (^_-)-☆

競馬に行っても、楽しそう。
仲間とならば、スッても、ノリで流せそう。

そんな龍三を、“親分“として立ててくれるのが
昔なじみの、呑み屋のママ☆
息子の嫁には、(ダメな)お爺ちゃんでしかなくても
一目置いてくれる人がいるのは、イイよ!


2.中尾彬さん♪  死体になっても(^^)/

アウトレイ爺さんたちが、楽しいノリだけでなく
孫を守ろうとした中尾さんは、半グレに、撲殺される。(>_<)

されど、ただ死なない。
死体でも、殴り込みに、連れて行ってくれる。
と言うか
死体だから、盾になる…….(汗)。

中尾さんの背後から、攻撃する味方が
中尾さんの後頭部に、いろいろ当てるのも、オカシ―。
死んでるからって…(汗)
(テニスのダブルスで、サーブが、前衛に当たるような)

▼▼▼       

やくざ行為で、しょっ引かれていくエンディング…
このあとどうなる?
近藤正臣さんは、出所したら、ヤル気満☆
だけど、そっけない幕切れ……orz
それでも、苦笑いになるのが、お爺さんのたそがれ(^_-)-☆



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映画『ローガン・ラッキー』★素人の金庫破り!“その前後”までも絶好調☆



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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/171917/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督: スティーヴン・ソダーバーグ
兄ローガン: チャニング・テイタム
弟ローガン: アダム・ドライバー
爆破のプロ: ダニエル・クレイグ


不幸に呪われていたらしい、ローガン兄弟、
金庫破りで、お宝ごっそりを狙う。
冴えない人生を、犯罪で巻き返すのは、ナンですが(汗)
素人が、シロウトとは思えない綿密なやり口で
やり遂げようとするのは、ハラハラしながら、応援モードで見ています。(^^)/
ケータイ料金の滞納―ソコからだったとは! (^_-)-☆

▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

1.カントリー・ロード♪  byジョン・デンバー

中学校の英語の授業時間に、教わった一曲♪懐かし~。
軽快だけど、還る場所への郷愁が、温かくて切なくてイイ☆

パパ(兄ローガン)が好きな歌だからーと、
ココゾのときに娘が歌ってくれる。
パパが冴えなくて再婚するママーーという設定はよく見ますが
娘は、そんなパパでも一緒に居たかったはず。
♪Take me home~ は、パパのことと重なり、グッと来てしまう……

この娘ちゃんが、すごくカワイイ☆
この話が、ただの泥棒物語でないのは、(犯罪だけど)
娘を愛するパパの気持ちが、いつもあるから☆


2.段取りが絶妙☆

エアシューターで集金されたお金を盗むにあたり、
収監中のダニエルを、“一時的に脱獄”させるーというのが面白い☆
“どさくさ”を起こし脱獄させても、
終わったら戻れば、ダニエルは刑期を全うできる。

金庫から盗むのも、エアシューターに、爆弾を入れて送ればOK☆
爆弾は化学だ!と、壁に化学式を書いて説明するダニエルには
007の面影あって、説得力アリ。

けれど―― 一番の醍醐味は、成功したあとでの“振り返り“☆
兄ローガンが、あっちもこっちも、気配りしたからこその成功だとわかる。
↑ココは、あちこち、感動する!

好きなのは、例の化学式を、拭き消すところ。
こんなのを残したままでは、ダメですもん。(^^♪

お金も、自分たちだけで、ウハウハではなく
兄ローガンは、配るべきところに配る。
鼠小僧のようなことをしてくれるのは、イイ☆


3.刑務所長とFBI(ヒラリー・スワンク)

“金庫破り“が成功したあと、捜査が始まる。
ヒラリー・スワンクの鋭い眼光に、バレてしまいソ….(汗)

ヒラリー:FBIの質問に、しれっとする刑務所長がツボ☆
脱獄騒動やら、ボヤ騒動があっても
管理責任が問われそうなら、“何事もない“というに限る。( 一一)
コトを大きくしないでくれて、ローガンたちには良かった。(^^)/

▼▼▼

シロウトの“金庫破り“の行方を見るのも、楽しみですが
“その後”にも、美味しいシーンを見せてくれるのが良い☆

ケータイの料金滞納の件は、やはり、脱帽☆(^_-)-☆


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テーマ : 洋画
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映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』★料理と真実と―“愛”が煮詰まっていくのがイイ!

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/170935/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・充(みつる): 二宮和也
・山形: 西島秀俊☆

かつて、満州に渡った料理人;山形が、考案した究極のレシピを
再現してほしいという、某中国人の依頼を受け
充は、レシピ捜しを始める――

冒頭から、ニノの作るオムライスに魅せられて
がっぷり、胃袋をつかまれました!\(^o^)/

美味しそうな料理の数々を楽しみつつ
隠されていた陰謀に、愕然とする……orz
(↑思うところアリ!)
案外、複雑なものを含みつつ
最後は、温かい感動に包まれ、救われたのは良かった!(^_-)-☆

▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

1.レシピ捜し

借金返済のため、高額で、料理を請け負う充が
受けた依頼が、満州で考案された“大日本帝国食菜全席“の再現。
幻のレシピを捜す旅が始まり
西島さんの出番!となっていきます。(^^)/

そのレシピを見つけて、料理を作ればいいーー
というものでもなく
その“レシピ捜し“にも、仕組まれたものがあったーというのが面白い。


2.五族協和☆

満州国のスローガン:五族協和☆
(それをイメージしたお団子が美味しソ!(^^♪)
政治的に意味するものはあるでしょうが、仲良くは良いこと、


3.陰謀のこと  注意:個人的意見あり(汗) ↓要反転 

日本軍の大佐が、満州行幸した天皇を
そのメニューで、暗殺(毒殺)を謀略し、その罪を
中国人の料理人になすりつけ、国際問題の火種にしようというもの。

↑フィクションとはいえ、あとで、感動を呼ぶ設定とはいえ
満州の日本軍をワルモノにするのは、ちょっと残念……….( 一一)
ちなみに、個人的には、満州国の位置づけは、
新渡戸稲造さんの考えに、私は近いかも…….
(イデオロギーな話をするつもりはないので、これ以上はナシ(^^)/)



4.料理は愛☆!   

絶対味覚を持つ充は、料理にキビシイ。
料理は愛――というのは、技術のない人の言い訳?のようで
一笑に付す。(斜に構えたニノが良い☆)

けれど、レシピ捜しをしているうちに
そこに、料理への愛があり、
愛する人たちへの愛が、紡がれていることがわかってくる。

レシピだけ、ポンッと渡されただけでは、わからない―by 綾野剛

まさにその通りで、“あらすじ“や”結末“だけでは
人の想いが織りなす感動は、得られないのと同じ。

愛―とは、簡単に口にできる言葉だけれど
終盤、“その愛”が、じわじわと煮詰まっていく展開は
素晴らしい!豚の角煮だ!(^^)/


▼▼▼

ラストは、ニノと西島さんが
時代を交錯しつつ、同時に存在する喜びもあって
とてもイイ♪

お料理の数々と、ミステリーと、真実と――
うまく“料理“されて、ごちそう様!な作品かと。(^_-)-☆


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映画『LOGAN/ローガン』★愛する者を守る“ウルヴァリン”の雄姿は永遠です

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/171289/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


X-MENのウルヴァリン♪
待ってました!と思ったら、どうも最後の予感……(汗)
R15なのは、ゾンビ映画かと思うほどの、エグいシーンか…

高い治癒能力を持ったウルヴァリンは
特殊能力を持った、ミュータントのいない“はず”の世界で
運転手として、生きていた。
エグゼビア教授を、匿いつつの介護生活。

荒涼とした世界感の中で
見出したのは、自分と同じ治癒能力を持ち
同じく、爪を埋め込まれていた少女ローラ。

ミュータントを追う者たちとの、死闘を繰り広げながらも
何かを、切なく心に残してくれるのが
このシリーズのイイところ☆

白髪まじりで、体調も今ひとつの
ローガンことウルヴァリンを見て思うのは
第一作からの、彼の生きざま。
得るものも、失うものもあって、ついにココまで……

▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼


“ミュータント狩り“なるモノの手から
ローラは逃がれ、北の「エデン」へ向かうのを
ウルヴァリンが、援助することになる。
エグゼビア教授も一緒の旅は、
ロードムービーの風情もあり。


ローラ狙いのテキとの死闘は、序盤から!(>_<)
ローラの爪が牙をぬいて
切って刺して、切りまくり、生首も転がる……


殺人マシンに育て上げられていた少女の“護身術“には
気の毒な殺伐感を、感じてしまう。

ウルヴァリンは、研究所で作られたローラが
自分の遺伝子からの“娘“だと知る。
エグゼビア教授を、父として守ってきたように
ウルヴァリンの守るべきものになっていった。


けれど、彼は、悲しいことを言う。
「自分の愛した者は、皆不幸になる」と言って
ローラを、縁遠くさせようともする。悲しくなるローラ。


ウルヴァリンの一番の不幸は
愛するジーンのことでしょう。
彼女が自分を制御できず、世界が破滅されそうになり
治癒能力のあるウルヴァリンが、
愛する彼女の暴走を止めるため、彼女に挑み
愛ゆえに、自分の手で殺したのですから……


同様の力を持つ、エグゼビアの力もすごかった!
ご老体とはいえ、“発作“を起こすと、
かなり遠くに居る人の動きまで、止めてしまう。
“解除“すべく、薬を打とうと、ウルヴァリンが近づこうにもかなり大変!
見ているほうも、全身に力入るゥ~(>_<)


けれど、ウルヴァリンは、体がかなり弱っていて
ウルヴァリンというより、人間ローガン(or本名ジェームズ)。
ミュータントとして生きることへの絶望感と
愛する者を失ってきた喪失感とでか
治癒力より、死へ向かうこともいとわない厭世観あり…orz


それでも、なんとか、ローラを仲間のところに届けたけれど
“ミュータント狩り“は、執拗な研究者で続けられ
あげく、ウルヴァリンのそっくりさんも登場し!(二役☆)
ウルヴァリンとの戦いは
死なない?者どうしの、あたかもゾンビ同士の殺し合いのようで
血生臭く、痛々しい……


そして、死を受け入れてきたようなウルヴァリンが
エデンで分けてもらった“薬“を、使うことを決するときが来た。


“治療“したいと思うときの大半は、自分の命のためだと思うけれど
このときのウルヴァリンは、娘ローラや他のミュータントの子供たちを
ミュータント狩りから守りたい一心。


自分の命は、自分のためでなく、愛する者のために使うためにあるー


ときに、人はなんのために生きるのか?と悩むことがありますが
その答えの1つが、ここにはあったと思う。
今までも、ウルヴァリンは、そのために、高い治癒能力=不死身の体を使って
きましたもんね……


けれど、“薬“の効果が薄れ、ウルヴァリンは
弱っていきました。
コピーのような若いウルヴァリンもどきに
串刺しにされては、厳しい……orz


けれど、ウルヴァリンは、人間ローガンとして
娘ローラに看取られたのは、最高ではないか!
愛する者を守るために、命を散らせたウルヴァリン。
あなたは、愛する者を不幸にはしていないゾ!!!!
ウルヴァリン…ローガン…

▼▼▼

ウルヴァリンの壮絶な“始まり“から
このカッコイイ訳あり男性が、とても魅力的でした☆
ウルヴァリンの活躍を応援したくて、
X-MENシリーズを見てきたようなもんです。


これで終わりなら、淋しいけれど
魂は受け継がれていくのは、希望です♪
ありがとう!ウルヴァリン!


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映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』★感慨の実話:数奇な生き様と養父母の愛

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/170117/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

1986年に、迷子になったインドの少年サル―(5歳)が
25年余で、“自宅“に帰れた”実話”ということに
興味を惹かれて、鑑賞しました☆

1986年は、日本ではバブルの頃。
(バブルでなくても、日本では、そこまでの貧困と混沌はないかと)
迷子になったーと言いましたが、そもそも
日本で思うような、デパートや遊園地の迷子とは、ワケが違う!

冒頭から、見せたのは
サル―が、兄と、列車から石炭を盗みだすシーン。
それは、悪戯や遊びではなく、生きるため。
それを売って、牛乳に交換する。
父は不在で、母は石を運ぶ仕事をしている、というが
貧しさは、見ればわかる……

迷子になった少年が、“帰宅”できてよかった結末ではありますが
作品は、人の数奇な生き方の有様と
そんな人の生き方を支える、人の心について
深いものを、感じさせるものでありました。

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

迷子になったのは、 “仕事“をしようと、
兄に付き従って、列車に乗ったから。
小さな子供では、体力もなく、寝入ってしまい
兄は、仕方なく、サル―を置いていった。
あとで、迎えに来るからと…….

目覚めたサル―は、兄を捜しながら
遠い都会の駅まで来てしまう。
小さなサル―が、大人に埋もれながら
家に帰ろうと必死なのに、
言葉が、通じず
邪見に、はじき出されてしまうのは、辛い。

身よりがないと、親切にしてくれそうな人もいるが
油断していると、売りとばされそうなのも、コワイ。

そうして、何年か過ぎ、サル―は施設に収容されたあと
オーストラリアの夫婦の養子になる。
別の養子(弟)とともに、家族の日々を過ごす。

迷子の子供に、まず必要なのは、
“食事と家“だとは思う。←施設はそれなりに満たす
さらに、“子供“に必要なのは、私は
“愛されていると言う実感”と
“教育としつけ”だと、思っています。
(それを、“子供を育てる“ことだと思っているので
食べ物だけ与えときゃいーだろー的な親は………(―_―)!!)

夫婦は、神の愛を実行しているような
慈愛に満ちた人でありました。(あとで詳細アリ)
サル―も感謝し、実母の住む家を捜すことは
申し訳ないと思います。

けれど、実母が自分を、捜し続けているかもしれないことを思うと
消息を伝えたい想いを、止めることはできません。
で、役に立ってくれたのが、グーグルアース☆
記憶をたどり、列車速度も計算しながら
家を見つけ出す作業にも、胸が熱くなります。

義理の親と、実母の間で悩むサル―ですが、
義母の想いを、聞かされます。(コレが凄い!)

義母は、敢えて実子をもうけず、養子を迎えることにしたと言います。
この世の、たくさんの不幸な子供を少しでも
自分たち夫婦が、愛情を注いで育てることに
意義を見出した、と言います。
(なかなか思えることではありません!)

夫婦は、あたかも“神の愛の使命”をもって
サル―ら養子を育てていたのであって
所謂、“子供が欲しい“というのとは違う―――

サル―の弟も、何らかの“迷い”があったらしく
素直でないことも、ありますが(汗)
“家族“には、波風もありますから……

そうこうして、実母に再会したサル―。
養父母も、もちろん受け入れて、逢ってもくれる。

色々複雑な想いはあると思いますが
実母の“願い“には、まったく同感。
それは
「無事に生きててくれればそれだけで十分」
離れ離れになるのは、身を裂かれる想いですが
最終的に願うことは、“子供の無事“。それだけ。

サル―の兄は、サル―と別れて間もなく、事故死したと知り
母の喪失感は、さぞ大きかったと伺えます……
ましてや
母は文盲で、捜すのにも限界があった。
子供が、親以上の知識や手段を持てたのだから
グーグルアースで捜したサル―は、正解でしたよ。

▼▼▼

サル―が、実母と再会できたのが、2010年ごろ。
(その頃の自分の日々を思うと
ぬるま湯みたいなものでした。)

今でも、インドでは、8万人の子供が行方不明になるというのは驚愕です。
原因の1つが貧困だとしても、
社会制度に問題があるなら
金銭の寄付だけでは
根本から変えるのは、むずかしそう……

子供を救おうという、この養父母が持っていた“尊い覚悟“には
頭が下がるばかりです。

タイトルの“ライオン“は、何かの暗示かと思ったら
サル―の“本名“でした
。(←ネタバレ御免(>_<))

本名が不確かなほど、幼い頃に、“迷子”になってしまったことが
改めて、いじらしい。


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映画『ラ・ラ・ランド』★メロディに心掴まれ怒涛のラストにグッと来る

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/170115/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


・セブ:ライアン・ゴズリング
・ミア:エマ・ストーン ←好き☆

女優志望のミアと、ジャズの店を持ちたいピアニストのセブ。
歌って踊ってのミュージカルですが、まずは
サビとなるメロディラインに、心掴まれ♪
ポスターの2人の踊りにも、釘づけでしょ(^_-)-☆

物語は、冬から始まり、春→夏→秋→…と流れます。
(冒頭は、冬でも熱く、テクニカラーに溢れます!)
渋滞中の道路で、最悪の初対面だったセブとミア。
季節の移り変わりとともに、二人のドラマを見ますが……

↑実はコレ!怒涛のラストのための壮大な前座だったみたい!
季節が、巡り巡ったとき、人は何を思うのか――
自分の人生を思い返した時の、途方もない切なさに
グッと、迫るものがあると思います。
ぜひ、それを感じてほしいナ!

▼~▼ 内容にふれて雑談です。(ネタバレ御免)
▼▼▼

1、渋滞中の歌とダンス♪

冒頭は、冬と言えども
渋滞中の道路と言えども
人々は、カラフルな服で、軽やかに
歌って踊ります~♪

のっけから、ミュージカル映画来たゾ~♪

まず、夢半ばのミアとセブが、ここで
最悪な出逢いを、してしまいますが…

道路も夢も渋滞中。ノロノロでも
夢に向かって進んでいるときが
1番、輝いて、鮮やかなのかもしれないナ…
と、あの盛り上がり♪を見ると思う。^^;

2.青いドレスのミア

ピアノの音に誘われて、たまたま入店したミアは
支配人とトラブって、ピアニストを首になったばかりの
セブと、つれなくすれ違う……

ここは、再び、最悪の二人として、さらっと過ぎていくシーンと
なりますが、このさりげなさがニクイんです!
(わさびは後から効いてくる)

3.その後の二人

その後、二人は、なんやかやあって、恋人同士になっていく。
お互いの夢が叶うことを夢見て。
――けれど、“現実”はキビシイの…
テクニカラーの夢の色彩は、次第にくすんでくる。

セブは、資金作りのため、不本意なバンドツアー生活となり
ミアは、パリで女優業に賭けることになる……
季節は、冬になっていた…

▽ネタバレ!▽
▽▽▽

その冬は、5年後の冬。
女優として成功したミアは、夫と娘に恵まれ、幸せに暮らしている。
あるとき、夫とたまたま入店した店は、「Seb’s」と言った。
そこには、かつてミアが、セブの店のために考えた“ロゴ“があった。
舞台には、セブがいた。目が合った二人……

二人が、具体的に、どんな別れ方をしたかはわからないけれど
次の瞬間!胸がいっぱいになる!
黒いドレスを着ていた女優ミアは
あの青いドレスに変わり、あのときの様に、セブに近づいていた……

そして
過ぎ去った二人の物語が、再び、夢のように始まる!
このめくるめく、季節の中の
怒涛の愛の物語のシャワーを、私たちは浴びる!

もし、あのとき、あなたと結ばれていたら……
もし、あなたと、一緒に人生を歩んでいたなら……

思わぬ再会は、懐かしさが切なさになり
愛した思い出は、後悔と悲しさに変わる…ことがあるけれど(汗)
それを払拭するような美しい歌と映像が
めまぐるしく流れていく。
そして、その速さも、残酷に切ないのだけれど……

けれど、切なくても消えぬ、“強い愛”はあるのです。


▽▽▽
▼▼▼ 

「la-la land」とは、ハリウッド(ロサンゼルス)と言う意味も、
恍惚感と言う意味もあるそうで
まさに、さもありなんという作品です。

みなぎる愛の力に押されつつ
繊細に切ないなんて……
この余韻、好き☆最高です!


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映画『ラスト・タンゴ』★愛と憎しみの果てのタンゴを堪能あれ!

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169432/
あらすじ・配役はこちらを参照ください。


約50年ペアを組んでいた
タンゴダンサー:マリアとフアン。
主に、マリアのインタビューで
彼らのタンゴ人生を、振り返ります。
(パンチのある魅力ある女性です♪

BGMには、ドラマチックに人生をえぐるような
タンゴの名曲の数々♪
二人の胸中を再現するような
若手によるダンスの数々♪


攻めるような振り付けは
感情の矛先を、自分にも相手にも向けているよう。
愛ならば、情熱に乗せて
憎しみも、強い愛に乗せて……


目が離せない一品でした☆


▼~▼ 以下、雑感です。

▼▼▼


マリアにとっての半生は、タンゴであり、フアンであるーという感じです。
10代で出逢い、ペアを組んだ二人。


大好きなタンゴでさえ、口実に過ぎないといえるほど
フアンへの深い恋に堕ちたマリアが、いとおしい。


踊るために必要な人ではなくて
一緒の時を刻むために、タンゴを踊る。
踊っている間、彼は私をここで支え
誰の者でもない――


これほど好きでたまらない――という情熱が
ダンスを、高みへと引き上げていったと思う。



そのことは、フアンも、きっとわかっていて
マリアを最高のパートナーとして踊っていたと思う。


なのに、男の性(サガ)なのか
他の女にも、目移りしてしまうフアン……


マリアと結婚式を挙げたにもかかわらず
他の女性との間に、子供が……orz


(世の中には、しっかり者の奥さんがいるのに
むしろ、それが息苦しいのか、息抜きにほかの女性を作る人もいますよね…)


やがて、マリアは、憎しみを募らせていきますが
ダンスは、感情的にめちゃめちゃにはならず
順調に売れていく。(プロだな~)


憎しみと言いましたが、それは
マリアからフアンへの、強い愛情の裏返し。
たとえば、苛立ちは、
私だけを愛してって言ってるの!!!というメッセージかも。


だから、憎しみのタンゴとマリアが言っても
それは、フアンへの強い愛と同じこと……
もどかしいよね……


ついに、日本公演を最後に、ペアを解消しようと言ったフアン。
言われたマリアは、どんな気持ちで
ラストタンゴを、踊っていたのか……………
悲しくないわけはないよね……



振り返れば、愛と憎しみで
心がボロボロになる想いが
自分のタンゴを育てた、と思っていたマリア……



自分を高めるとはいえ、
好きな人の愛が、人生に残らないのは、辛い……



▼▼▼


本人のダンスも、再現ダンスも
終盤になるにつれ
マリアの想いから、迫るものがあって、涙が出そうになった。


マリアとフアン。
愛と憎しみ。
生々しい感情を、激しく秘めつつ
裏切ることなく、最後に残されたタンゴには
残酷さすら感じる.....


そんなタンゴに、圧倒される逸品☆



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