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映画『誰かが私にキスをした』☆『カンバセーションズ』のという期待が


映画レビューしました。(ネタばれ表示なし)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id335518/rid50/p1/s0/c1/

大好きな『カンバセーションズ』のカノーザ監督作品“だから”、観ました。
が、期待していたのとは、ちょっと違っちゃいました^^;



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映画『人間失格』★金魚すくいのモナカとか~雑感です(お許しを~)


2010年の作品。
http://www.ns-movie.jp/
監督は、太宰治の原作を、映画にしにくいと言っていたそうですが、
そうだろうと思います。
あらすじだけ話しても、主人公・葉蔵を観せることはできないから。
そうでなくても、人は、他人の苦悩を手にとるようには、実感しきれません。

私も、うまくは、この作品について語ることはできません。
けれど、勝手ながら、こうしてほしかったな、という願望があったので、
この作品を気に入られた方には、ゴメンナサイ。

1)斗真くんの憂鬱&薄笑いへの要望

斗真くんは、彼なりに、葉蔵をよく演じていたと思いますが
私のイメージと違ってしまった(だけな)んです><
斗真くんは、健康的に見えました。やつれメイクをほどこしても、肌の質感が綺麗で……。

それと、絶望的な薄笑いのはずが、爽やかでした。
視覚的には、美しい絶望、ということで、納得しております。


2)女たちと金魚すくいのモナカ

彼には、堕ちて行く先々で、いつも女が、
すくい網を、持って待ちかまえているようでした。
けれど、それは、金魚すくいのモナカのようなもので。
しばし、そこにとどまれるけれど、まもなく、モナカは破れてしまい、
また、彼は、堕ちて行きます……。そして、次の女のモナカに、また、すくわれる……。

結局、彼は、どんな女でも、女という女にすくいとられる運命にあるようです。
だから、“究極”のスゴイ女にでも、という意味で、最後の女=鉄=三田佳子との関係は、もっとエグイものにしてほしいとさえ思いました。

モナカで受けるというのではなくて、絡めとられる、というか、
毒牙にやられる的なですね。
母と子のような幻想的な絵も、あれはあれで良いと思いますが、
母と子のようであっても、それなりに、もっと他人が入れないほどの
えげつなさがあっても良かったかな(イヤらしいという意味ではありませんよ)
と思うのは、私の悪趣味でしょうか……。

怖いもの見たさなのではなくて、彼の底知れない“苦悩”を描くには、
上澄みをきれいにすくっても、描ききれないと思うので、
えぐりとるように、もっともっと、水を濁すようでありたかったな~と
なんとなくですが、思ったのでした………。

~~~~~

何を言っているか、わけわからんとお思いでしょうが、
太宰さんの苦悩の底は、底なしで、なかなか私には、到達できないということで
どうかお許しを……。


映画『NINE』★あとの祭り……か??(;一_一)


公式サイトです
http://nine-9.jp/

8作目のあと、スランプに陥った映画監督グイド。
フェリー二監督自身を投影し、「81/2」と遠慮ぎみ?に発表した作品に
独自の解釈と、音楽とダンスを加えて「9」にしたらしい作品とのことで、
楽しみに鑑賞しました。

(若干、結末にふれて雑感です)

グイドの回想や妄想、女たちの独白部分などをショーにしています。
ミュージカルにしました、というより、キャバレーのショーっぽいです。

・サラギーナのシーンの“砂”の使い方は、オマージュでしょう。面白かった。
・ケイト・ハドソンは、オリジナルキャラだそうで、曲もとてもキャッチーで
 1番、この作品を魅了していたんじゃないでしょうか。
 なんなら、「81/2」を持ってこないで、オリジナルで作ればよかったのに、と
 思ってしまいましたが……。

華麗なショーは、女の“スゴ味”^^;があって、観た甲斐ありましたね~♪

と言いますか…
女は、愛されたい男の前では、あんな肉食的・女豹になっているのでしょうか…(汗)
自分も、もしかして、あんなん??と自問自答……(;一_一)

「81/2」は、私には難解でしたので、1つ気にしていたことがありました。
それは《人生は祭りだ ともに生きよう》について。

「81/2」では、このセリフから、結末が繰り出されていったように感じました。
ですから、この作品では、結末とこのセリフをどう料理するのかに
とても興味を持っていました。


そうしたら、ありませんでした……………………………(>_<)

でも、もし使ったら、「81/2」のファンからは、非難ゴーゴーかもしれないかな……。

人々は、手を取り合わず、一人一人がポーズを取りました。
偉大な母は、真ん中に☆

「81/2」へのオマージュ(摸倣?)を見せながら
結末は、似て非なる方向へ行ったようです。
これは、「81/2」とは、本当に別物なんだな、と実感…。

と言いますか…
YES/NOをはっきりさせてくれるとよかったんじゃないのかしら…。
冒頭も生きるし^^;

ともかく
ショーは、お祭りでした☆
観終わったら、あとの祭り、ということで……^^;

映画『シャーロック・ホームズ』★ロバートのほう


公式サイトです
http://wwws.warnerbros.co.jp/sherlock/

(ネタばれなし)

ロバート・ダウニーJrが、ホームズらしいか云々という話題もあったかもしれません。
ジェレミー・ブレットが、それらしくて好き☆と言う方もいます。
私は、ブレットさんのも好きでしたが、私のイメージでは
若いときのダスティン・ホフマンかな……。
肉体派ホームズを、面白く魅せてもらいました。


(取り立てて、言うこともないのですが、
私の個人的感想は、アイアンマンとちょっとかぶります……。)


でもでも、肉体だけではなくて、頭の血の巡りもいいのですよ。
早い頭の回転を、わかりやすく見せてくれる(予習とか復習あり)のもいい。
口もよく回るもんですから^^;
女性にいらんことを言ってしまう、というクダリも面白いです。
(“指輪のあと”を見て、そこまで深く想像されたくないです(;一_一))


ジュード・ロウのワトソンさんは、適役でしたね~。
なかなかいい感じでした。
ロバートとのバランスもいい☆
あわや!!というところでは、ワトソンに何かあったら、続編はどうなる!?などと
いらぬ心配をしましたが………^^;


重厚感ある映像で、娯楽作とはいえ、格調高い雰囲気があって
見良い印象でした。



映画『花のあと』★桜の花びらが、ひとひら舞い落ちた様な…


映画レビューしました(ネタばれ表示なし)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id335366/rid19/p1/s0/c1/


原作未読の私には、予想外にいい結末でした。
悲しみや切なさでない、桜色の気持ち☆が残りました。



映画『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』★赤いリンゴ


映画レビューしました。(ネタばれなし)

http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id334834/rid126/p0/s0/c0/


久しぶりに、息子が帰って、一緒に過ごせています。
息子が、上映を楽しみにしていたので、久しぶりに一緒に映画館に行きました。
テレビでもいいかもしれませんが、一緒に映画館に行けてよかったな、
と思っています。



映画『めがね』★途方に暮れてタソガレたら~~雑感です


2007年。作品紹介です↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%81%E3%81%8C%E3%81%AD_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

主演の小林聡美さんの、脱ストレス的な独特の雰囲気が生かされてましたね。
以下、雑感です。(ネタバレでもありません)

~~~~~~~~~


白い砂浜……。


トランクを重そうに引きずりながら、一人の女が
たどり着いたのは、海のそばの民宿。
(……と言っても小林聡美さんなので、飄々として、哀愁はない^^;
でも、多分、訳アリ。)


旅に出たいなァ~、と思った。
遠くに行きたいなァ~と……。


雑用だけじゃない、“複雑な”人間関係モロモロから逃れたい。
“今のココ”ではないどこかへ、自分を置きたい。
逃げ出したい。
出口が、欲しい……。


北海道に出張したときに乗った列車では、
少し生き返った“錯覚”をして帰った。
朝からビッチリの東京出張に行ったときは、気が紛れたのか
頭と体が切り離されたような“錯覚”をして、ちょっとスッキリした。
頭の中で、悲鳴を上げていた物が、
“切り離された”ことで、肩に乗らなくなったような軽さだった。


でも、また元の場所に帰れば、元に戻ってしまう……。


失恋した友人は、九州から北海道に職場を変えた。
居る場所を変えただけでなく、道中、色々なものを捨てながら行ったのかな、と思った。
自分を捨てた男、捨てられた自分、
思い出すと辛くなる記憶
大切にしたいのに、消えそうな想い出……etc.


でも、本当のところはどうなのだろう……。


私も、遠出するたびに、そうしようと努力したつもりだ。
捨てよう、忘れよう、強くなろう……
何でもないふりをしよう、楽しそうにしていよう
頭を切り替えよう
今度こそ、笑って出直そう…………。


でも、いつもダメだった。(出張だから?^^;)
捨てるつもりが、捨てられない。
忘れよう忘れようと思えば思うほど
いつまでも、どこまでも、“その影”がついてくる。
頭の中がいっぱいになって
頭も心も、ギュウウ~っと、痛くなる………。


“癒し”ってどこにあるのだろう?


本当に“癒される”ことなんて、あるのだろうかと思っていたから
癒し系作品と言われても、さほど
癒される期待はしていなかったけれど
この作品に“癒し”を求めたくなったのは
海と砂浜が広がる、せいせいした視界と、
そこに居る人たちの、ちょうどいい“距離感”と
過ぎているかどうかもわからないような“時の流れ”のためだった。


作品は、浜辺の砂を、全部数え終わったとしても、
まだまだ、時間がゆっくり流れてくれそうだった。


目的という何かを追いかけず
期待という何かも待たず、
重荷を捨て
何も持たず、何も思わず
ただ、無心で、その砂粒を数えてみたらどうだろう…。


1つ、2つ……
砂粒を全部数え終わる頃には、
私にも、癒しは来てくれるのだろうか………………………。


でも、きっと、この砂すべてをもってしても、
失われたものには、変えられない、
淋しい気持ちは、埋められない…………


数え疲れて、
もう、どうしようもなくなって
一人、途方に暮れて
“たそがれて”しまう頃………


「氷ありますよ」


そう言って、かき氷を差し出してくれる人がいたなら………


そこに、その人が居てくれたことが嬉しくて
声をかけてくれたことが嬉しくて



ありがとう、を言う前に
きっと
泣き出してしまうかもしれないな……。


~~~~


出演者全員に、めがねを掛けてもらった作品だそうですが、
見ているうちに、心の色メガネや伊達メガネは、
外していそうですョ ^^;



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