映画『プリンセストヨトミ』★大ボラ見た(笑)~雑感です。

 
 
 

 
大阪は、大阪都ではなく大阪国だったという
大ボラ(*^_^*)を見せてもらいました。
関東より南下して住んだことのない私には、
大阪は異国のような憧れがあります。
 
先日、東京のプリンセスいえ、某プリンスホテルでチェックインしたときのこと
両隣に、スーツ姿の紳士が、それぞれチェックイン。
すると、右隣の紳士が、関西弁で
「あ、ワシ、そこの彼より値段の高い部屋に頼むワ」と。
するとすかさず、左隣の紳士も関西弁で
「あ、それなら僕は、そこのオジサンより、部屋の階が高い部屋に」と。
それから、二人の関西弁によるボケツッコミ、ボケツッコミ…….
なんて、楽しいチェックインなんだ(*^_^*)と思いながら、チェックイン終了。
 
その後、分散した建物を持つそのホテルのショップ付近を歩いていたら
また、彼らとおぼしき言語が、後ろから聞こえてきました…….訳すと
なんで、東京のホテルは、こんなに面倒なつくりなんだと。
東京の人は、ゴチャゴチャしたホテルで、迷子にならないのかと。
また、二人でボケツッコミ、ボケツッコミ……
そして、二人が通ったあとまで、何ともやわらかな、関西の残り香が…….
 
~~~
作品の重要キャラ・大阪国総理大臣の中井貴一さんですが
お好み焼きの焼き方は、よく練習したらしいのですが、
あんまり、大阪っぽくなかった……(_)!!
 
漂ってなかったの……
2度漬けはダメよ、の串カツのたれみたいな“ドロッと感”と言いますか、
その関西紳士から感じた、コテコテした関西の匂いが、あんまり……..(_)!!
 
劇中のお好み焼きとか、たこ焼きは、美味しさ匂ってましたネ☆
綾瀬はるかさんが美味しそうに食べているので、私も食べたくなりました。
映画館内で、たこ焼きの屋台出したら、絶対、繁盛するでしょう!!
 
大阪の男性の父子の契りのような部分も、良かったです。
ピリッと利かせた紅ショウガでしょうか。
特に、東京モンの堤真一さん演じる松平のラストシーン。
狙ったと言えば、そこだけ(失礼!)狙ったとも言えなくありませんが、
作品を〆てくれました。
 
これは、大阪の人はどう思いながら見るのでしょう……
私は、出張と旅行でしか行かない大阪なので、今度は、あの辺りに行ってみよう!と
旅行前のリサーチみたいな気分で、大阪の街を見られたのが、良かったかな……
 
気になったのが、7月8日 午後4時のこと。もっと暑そうじゃありません?大阪。
堤さんは、スーツでソフトクリームを食べて夏を演出しているのですが、
どうも気温が春先な感じが……
それとも、堤さんがクールだから?^^;と言うことにしておきましょうか。
 
~~~
 
豊臣家の末裔であるOJO(=王女だそうで、和風に“お嬢”でもいいと思いますが)
を守り続けた大阪は、実は独立国なんですって話は、ないとは言えないなと
私にとっての異文化国・大阪は、さもありなんです^^;
これくらいの大ボラは、大阪だから、かえって信ぴょう性があるのかも。
 
大ボラは、エンドロールにもあって、
エキストラは“大阪国民のみなさん”でしたもんね。
 
PS:重要アイテムのひょうたん~ポンとテーブルにおいてあると
お酒か、お徳用の七味唐辛子かと思っちゃう(*^_^*)
 
追伸:串カツ屋さんは、京都らしい........................
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映画『マイ・バック・ページ』★人間として男として止められなかった涙は…

 
 

 
 
公式サイトです、http://mbp-movie.com/
 
 
 
妻夫木君の泣きっぷりがいいと評判だったので鑑賞した。
学生運動の過激派・梅山と、彼を取材する記者・沢田の話だが、
学生運動の思い出ある人は、それなりの想いがあると思いつつ
沢田の涙には、確かに、ひとこと言いたくなるような思うところあった。

▼▼
(内容にふれています)
まず、梅山のこと。
東大紛争という宴のあとに登場した者たちは、どこかにその燃えカスの
くすぶる臭いを求めるかのように、活動の場を求めていたのだと思う。

白熱した議論と問答する姿は、確かに若者の血を騒がせる。
それで、一体、彼らは何をしたかったのか?という問いがついて回るのも
否めない。目的は何?と。

その答えを、梅山ははぐらかし続けるが、しいて言えば
梅山の目的は、行動か?
行動のために行動する。

象徴的なのが、ヘルメット。
彼らは、ヘルメットをかぶろうと(行動)してはいるが
実は、ヘルメットを赤く塗りたくる(思想)ことに意義があったのかもしれないと思える。

安保闘争の当時、参加学生に聞いた人がいた。
「君は、安保のどこに反対なのか?と」彼曰く
「中身は知らないが、反対することに意味がある」

連帯を求め、孤独をいとわない――
狂気に近づくほど、正気になれる
――

彼らの答え(目的?)にたどりつく前にあるのは、矛盾か?空虚か??


そして、革命のためには手段を選ばない革命家だからなのか
梅山は、偽ることをいとわなかった。
梅山と言う名も本名ではなく、所属グループも詐称し、沢田にも、だましてカンパをせしめた。
逮捕後は、別人に責任をなすりつけ、何の後ろめたさもない様子には、
彼の自己批判とは、何ぞや?と思う。

ましてや、自衛官を殺害しておいて、
自衛隊員の前で割腹死した三島由紀夫に近づいた、と豪語する有様だ………………

この見事なまでの活動家ぶりが、虚実の境目があやういまでの、

松山ケンイチのイッちゃった感で、絶妙だった。

そして、そんな梅山を踏まえての沢田は、どうだったかと言うと……

学生運動を遠巻きに見ていたことが、これまた、くすぶっていたのか

もう1度、その生煮えの気持ちを、梅山に乗せて、焼きなおそうとしていたかの様だった。

彼には、こういう後ろめたさが、いつもつきまとうのだが
冒頭に呼応した結末が、いいものを魅せてくれたと思う。

その前に、きちんと泣ける男が好きというセリフを、
社会に出たばかりの小娘ちゃんに言わせるのが、心にくい。
これが、わけ知りのお姉サマに言わせていたら、すでに、解決済みの答えになって
若い記者の問いとして、ラストまで残らなかっただろう。

半ば、夢の続きを見るように、梅山の活動に乗っかった沢田だったが、
踊らされるように、巻き込まれ、逮捕までされるという、一連の宴のあと
ふと、居酒屋に入った。

そこの主人は、沢田が、以前、潜入取材した男・タモツだった。

社会を正直に映すジャーナリズムのために、彼は、タモツに身分を偽っていたのだが
そのことに、沢田は、後ろめたさを感じていた。
ジャーナリストである前に、一人の人間であるなら、正直を理由に偽るとは、何なのだろう………

信念だか反権力だとかを大義名分に、堂々とウソをかたっていた梅山と、同じではないのか………


けれど、目の前にいるタモツは、どうだろう ……

あのとき、社会の裏道にいて、こわい兄ちゃんにボコボコにされるままだったのに
それでも、金に困ったら来いよ、と沢田に言ってくれた男なのだ………………….
そして、今、うまく生きていてくれている
………………….
(それが、タモツの得た答えだったのかも?)


タモツの前では、沢田はいろんな意味で、ジャーナリストではなかった。
「俺、記者にはなれなかった」と言ったのは、後ろめたさ(ウソ)の続きではなく
ジャーナリストである前に、一人の人間でいようとしたのかもしれない。
あるいは、
再びタモツの元に迷い込んだ、一人の弟分として
タモツを前にした沢田は、わきあがる情という涙を、止められなかったのだと思う……

▼▼
沢田の嗚咽は、もはや、心の内を隠しきれない、後ろめたさがほどけたと言うか
偽りのない正直な男の姿だったのだと、私は思いたい。

と言うか、あの泣きざまは、ズルい。
ズルいほど、雄弁に、見る人の情を引き寄せては、かき乱される想いがする……

涙には、つきなみかもしれないが、やはり、それぞれに思うところあると思う。



テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『新・平家物語』★平家もナニクソ!とがんばったと~雑感♪


 
原作は、吉川英治さんの長編小説です。
仲代達也さん主演のTV大河ドラマでは、平家滅亡まで放映していたと思いますが
映画では、平家がこれから盛り上がりそうというところで終わりました。
前回見たとき、こんな気持ちになったかどうかも覚えていませんでしたが
今回、新たな気持ちで見終わりました。(ネタバレ雑感です)
 
平家といえば、盛者必衰・栄枯盛衰・諸行無常……
驕れるものも久しからず、出家した清盛には“坊主丸儲け”……etc,
栄華を極めて滅ぶものの代表格のように言われます。
 
しかし、サムライとは侍うもの=公家に仕える家来。
雷蔵演じる若き清盛の頃の平家は、公家に抑えられ、比叡山の僧侶に抑えられ
それでも、なんとか生き抜いていこうとする姿が、
雷蔵の熱気となって伝わってきます。
 
1番のみどころは、
清盛らが、比叡山の僧兵に囲まれて、
すごまれ(神仏を楯に取るやくざですよ)たところです。
本当は、比叡山とことを構えたくない。しかし、このままでは、ヤラレテしまう……
清盛も、強気の口上を述べます。そして
神輿に向かって、矢を放つ清盛……おののき退却する僧兵たち……
すっくと立っていた雄姿の清盛が、その後、力なく崩れ落ちるのを、
カメラが遠方から捕らえます……
 
↑この力の抜け方がいいです!!
その前に、いかに、緊張の糸がピンと張っていたのかがよくわかります!
 
平家を潰そうとする流れが世の中にあって、父も急死した今。
長男である自分が強がってでも、神仏を敵にしてでも
家や家族を守るのだ!という迫力が、伝わってくるのが嬉しい!
 
長男と言いましたが、実は、父親の子ではないという疑惑が清盛に起こります。
ショックですよね……
でも、いきさつを聞くと、(諸説ある中での)この物語における父・平忠盛は
出来た人だと思わされ、清盛との父子の情も、見どころかもしれません。
 
驕る平家と言われるけれど、それは、
栄華を極めた人たちへの世のやっかみなんじゃないかしら......
そうなるまでに、平家も苦労して
ナニクソ!とがんばって這い上がったんだな~と思えば
ただ、成功した部分だけを羨ましがるのも、よろしくないですよ………。
 
「叩かれても叩かれても立ち上がる!これからは自分たちの時代だ!」
清盛がそう言って、終わりますが
叩かれてへこんでるだけじゃダメなんだ!と渇を入れられたみたいです。
弱い自分が恥ずかしくなります……
 
雷蔵の爽やかな熱さが、とても心に残ります☆
“驕れる平氏”なんて思わないで、味方したくなりますね。

映画『英国王のスピーチ』★がんばろう!イギリス!~雑感です。


公式サイトです。http://kingsspeech.gaga.ne.jp/
 
エリザベス2世女王の父君ジョージ6世は、吃音でうまく演説できなかったが、
良き師に恵まれて、無事にスピーチをこなしたというお話~~~と言うだけではそっけないですね。
 
生い立ち、境遇、考え方、価値観、人となり……
主役のコリン・ファースが演じた国王の人物像がすべてと言っていいようでした。
 
ストーリーはわかっているのに、ナチスとの開戦スピーチには、涙ぐみました……。
演説内容よりも、その姿勢にですね。
それまで、スピーチって、落ち着いて原稿を読めばいいんじゃないの?と思っていた下々の私に、お許しを。
スピーチは、アナウンスでも独り言でもないということです。
 
スピーチは、言霊に本人の魂をも込めて、聞く人の心にグッと入るもの。
話し手の熱い想いを、アツアツのうちに伝えるものでないと、ダメなんですね。
 
~~~
何か困難に当たろうとするときには、人心を1つにしないといけません。
人々も、無力な自分だけでなく、何か拠り所が欲しいと思っています。
それは、権威や威信と言った、確かなものでなければ心細いものです。
 
国王は、立派に話しました。伝えようとして。つながろうとして。
国民も、国王がんばって!と心を寄せているのが伝わります。この王の下に、心を合わせようと。
そこに感じられるのは、一所懸命さが伝わる真摯な誠意でした。
 
偉い人が、なんか喋ってるんだけど、のらりくらりしてて
言ったことがコロコロ変わって、言ったことに責任も感じていないようで
心ここにあらずな思いつきの話を聞かされても、有り難くもなんともありませんからね………
(誰とは言いませんが……)
 
ところで、震災後の天皇陛下のスピーチに、私は胸うたれました。
国民の統合の象徴としての陛下のお言葉には、遠方で、災害とは無縁の人たちの想いまでもが込められているようで、心強くもありがたく思えたからです。
言葉や声に込められた神秘が、人に力を与えてくれることを実感したスピーチでした。
 
この国王のスピーチでも、国民が一丸となって、がんばろう!イギリス!となったのでしょうね。
 
~~~
王妃のエリザベス皇太后が、自身の存命中は、ジョージ6世の映画は撮らせないと仰っていたと聞きましたが、その気持ちはわかるような気がします。国王のことすべてを、誰かにいじられず、ご自分の心に大切にそっとしまっておきたかったのだと思います。作品の中でも妻としての慈しみを、いたるところで感じられ、優しさに満ちた作品となったようです。
 
~~~
余談)これが、明るい“表”(オモテ)の作品だとしたら、“裏”は『わが教え子、ヒトラー』でしょうか。
 
ヒトラーがスピーチのために、あるユダヤ人を師として、訓練するのですが
作り手の意向や視点が違うと、あらすじは似たようであっても、まったく異質の結末になるんだなと
当たり前のことを、あらためて感じたのでした。

映画『ブロウ』★ジョニーとペネロペ(^_-)-☆


 実在のアメリカの麻薬王 ジョージ・ユングの半生を、ジョニー・デップが演じました。
 
麻薬と言う裏街道で名を上げても、結局は、逮捕・服役する男の話です。
ジョニーは、実在の人物をしばしば演じますが
人生の光と影を見るには、くっきりと明暗が分かれていそうな、このユングを
ジョニーは、きっと、人の哀しみとして見せてくれのだろうと期待して観た作品です。
 
何より、ポスターで魅せているキレイなお兄さんぶりにも
影が漂っているじゃありませんか?^^;
 
最近、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで
ペネロペ・クルスと共演したことから、ちょっと思い出しました。
1番、思い出したいのが、ラストシーンなので、ネタバレします。
(あらすじにも書かれています…^^;
 
~~~
 
やはり、ユングも人の子。
世間からはじかれてしまった男とはいえ、家族=娘には、嫌われたくない。
娘が可愛いし、いとおしいし、逢いたいものです。そして、愛されたいもの……
 
この気持ちは、麻薬犯罪者と言えども、心寄せたいと思うものです。
日ごろ、善人(のような顔して)として、暮らしていそうな父親であっても
虐待していたり、そこまでいかなくても、
父親らしからぬ人もいないこともありませんから。
 
娘が面会に来てくれたユングは、本当に嬉しそう。
娘も、父を罪人という目で見ていなくて
肉親としての愛情あふれる和やかなシーン。
ああ、ユング、良かったねと思うのですが………
けれど、現実は、優しくないんですね。
それが、幻であるとわかったときのユングの気持ちと
観ている人(私)の気持ちが、きっと重なります……
このラストシーンは、本当に、切なくなってしまう……。
 
くれぐれも、子どもには恥じない生き方をしたいものだと思いますよ。
 
~~~
 
ところで、ユングのパートナー役のペネロペ・クルス。
彼女は、あどけなくて華奢なイメージと、
骨太なキモの太さをも、併せ持っている印象を持っていますが
(幅広い人柄を演じられるということです)
麻薬王の女、というところで、華やかかつドスが利いていました。
彼女に、キャンキャン言われたら、たじたじでしょう……(注:記憶おぼろげです^^;
演技派美女でありますね。
 
地味な作品だと思いますが、
前半のブイブイ言わせているユングと後半のメタボなユング(注:ジョニーの自腹ではない!)の対比や
終わり方の妙などは、如何でしょうか?(^_-)-
 

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉』★ジャックに逢いたかった!!


 
映画レビュー(ネタバレ表示なし)
 
公式サイトです。http://www.disney.co.jp/pirates/
  
前作ワールドエンドは、私にはワールドエンドでした。
今作は、第一作の良さを踏襲していたと思います。
私は、逢いたいジャックに逢えてうれしかったです♪
 
 

映画『チャンプ』(1931)★安堵の涙~結末ネタバレの雑感です


ジョン・ヴォイドのほうの『チャンプ』より前の作品です。
 
(結末ねたばれの雑感です)
ボクシングの元チャンピオンなのに、今は、酒とばくちで、
ダメ親父になっている父親を
チャンプと呼んで尊敬している坊やが、終始、健気な作品です。
 
誰にでも、良い時期があって、下り坂になるものだと思うので、
このダメ親父さんのダメっぷりには
自分を見るような気持ちにもなると思いつつ……そこは省きます
 
思うところあったのは、ラストシーンの坊や。
大好きなチャンプは、チャンピオンとなって亡くなってしまいます。
すごく悲しみたいシーンです。
でも、周りの人もいい人で、坊やを励ましてくれるのですが……
 
被災者の方が、がんばれと励まさないで欲しい気持ちを述べられたことと
重なりました。
今は、どん底の悲しみを、ただ哀しみたいのだと仰っていたことです。
 
坊やは、悲しみの行き所を捜すかのように、
あちこち動き回っては、声をかけてくれる人が、
慰めて励ましてくれるのですが
ふと、ドアから、離れて暮らしている母親が入ってくるやいなや
「お母さん!」と叫んで、母親の胸に飛び込みます。
そして、母は、坊やを抱きしめて、抱きかかえたまま
その場を離れていきます。
 
坊やは、チャンプの死を、ただ哀しみたかったのですよね。
励ましてくれなくていいんです。
お父さんは、疲れて眠ってるだけなんて、下手なウソもいらないのです。
 
悲しみを受け止めて、共有してくれる母親が、坊やにはいてくれて
本当によかったと思いました。
 
がんばったチャンプが亡くなってしまったことよりも
哀しむ坊やを抱きしめてくれる母親が、そこに登場してくれたことに
私は、安堵の涙が出ましたよ。
 

映画『地獄門』(2)★愛した人は人妻だった*美しい映像でした。


 
以前も、ブログ記事にしました。
(前回は、和田三造さんのアカデミー衣装デザイン賞がらみでした。)
 
今回、デジタルリマスター作品を鑑賞しましたが、ハアァ~~~美しかったです~。
衣装の柄の細かさ、豪華さが上品で、優雅な雰囲気が、素晴らしい……。
作品には、もちろん、展開や俳優さんに目が行きますが、
この衣装・調度品があればこそ
作品が生きる、というのがよくわかります。
 
内容は、平清盛が権勢を振るう時世。
反乱の混乱のなか、清盛の家臣・盛遠は、御所に仕える美女・袈裟(けさ)を助ける。
ある日、地獄門と呼ばれる門前で再会した折、盛遠は袈裟を妻にしたいと思い
主君・清盛に願い出るが、人妻であることがわかる……
 
端的に言えば、横恋慕です
始めから人妻とわかって懸想するのと、あとから人妻と知ってしまうのとでは
衝撃度が違いますよね。あとから知ったからと言って、想いが静まるわけでなく、
余計に燃え上がってしまうこともある……
 
演じるのは天下の2枚目・長谷川一夫さんですが、盛遠は、情熱というより強引です。
『ポンヌフの恋人』の彼に、通じるところがありますかしらね
 
言い寄られて苦悩する袈裟=京マチ子さんが、たまりません!!><
こんな慎み深い品格を感じさせられる女優さんは
今では絶滅寸前ではないでしょうか……
悲恋というより、迷惑な男との結末はいかに……
 
~~~
(ややネタバレ雑感です。)
 
袈裟は、夫を巻き込みたくないばかりに、事実を夫には言わずじまいとなります。
あとでそれを知った夫は、同じく意気消沈している盛遠を前に、
愕然として終わります。
 
真実を話してくれなかったのは、夫として、信頼されていなかったのではと……。
勿論、袈裟は、夫を愛していたから“そのような展開”になっていくわけですが
愛するがゆえに、真実を話さないということはあります。
そんな、すべてを一人で受けとめようとする袈裟の健気さが
京マチ子さんの凛とした魅力になっています。
 
タイトルの地獄門とは、合戦で負けた兵の首をさらしたためにそう呼ばれた門のこと。
その門前で、運命の人に再会してしまった盛遠には
まさに、そこが地獄の入り口になってしまったようです。

映画『ブレイブ・ワン』★テレンス・ハワードに座布団3枚あげます


 
 
“許せますか、彼女の選択”
鑑賞後に見た、キャッチコピーだった。
もし、私に質問しているのなら、質問が違うんじゃないかなと思って
(ネタバレ雑感です)
 
主人公の女性は、婚約者と散歩中に暴漢たちに襲われ、婚約者は亡くなる。
しかし、犯人は見つからず終いで、不安な日々を送っていた。
護身のため銃を入手するが、ある日、それを発砲して身を守る場面に遭遇する。
以後、彼女は、悪玉を見つけては、銃で制裁していく。
しかし、彼女の事件担当の刑事が、彼女の所業に気づき、ついに
彼女が、婚約者を殺した犯人に銃を向ける場面に遭遇してしまう……
 
~~~~
 
この結末は、刑事テレンス・ハワードに、私は、座布団3枚あげましたよ。
最初の質問~彼女の天誅を許せるかどうかで言ったら、
模範解答は「法治国家では許されません。」
優等生の雰囲気あるジョディ・フォスターだから、
最後は、法治的に終わる可能性も見えた。
 
けれど、法を遵守した裁判で出た判決が、適切とも限らない現実。
正義を遵守したい気持ちがあるほど、判決に失望することもある。
 
けれど、法は守らないとダメという建前に、テレンスの“合法”は“粋“だった。
それはダメだと思いま~すと“正義”のマスコミは言っても、私は許しますよ。
それは、婚約者を殺した犯人を、なかなか捕まえられなかった警官として
彼女への侘びでもあったと思うから。
 
罪と罰と法と正義……の問題は、価値観や立場によって、答が1つではない。
作品の結末も、どこをどういじっても、それなりに面白いものになったと思う。
でも、私は、この大岡裁きのような、帳尻あわせで嬉しかったですよ。
 
復讐しても得るものはない、と言う人もいます。死んだ人は生き返らないとも。
でも、それを言ったら、罰を受けても受けなくても生き返りません。
けれど、応分の報いというのは、あるはず。
 
どんな人も殺しては殺人に変わりない、という人もいます。
それはそうかもしれないと、半分は思う。
ですが、そいつを殺ることで、救える命や人生があるということも、あると思う….
 
善か悪か……正義にも悪の一端はあって
物事には、一面では、わりきれないことがある。
けれど、人が作った四角四面の法は、人をソノ中で守りながらも、守りきれないすき間がある。
そのすき間を埋めるのは、やはり、刑事が見せた“情”なんじゃないかと思う。
もちろん、そんな“情”があっても、殺された人は還らないし、
何もかもが元通りになってくれるわけではない。
 
でも、そういう“情”があったから、彼女は生き直すことができる。
刑事は、そういうやり方で、彼女の人生を救い上げたんだと。
 
だから、もう
“彼女が許せるかどうか”の話ではないと思ったの……
 

映画『ジュリエットからの手紙』★恋に後悔のある人にも無い人にもお勧めしたい逸品かと

 

 映画レビューしました(ネタバレ表示なし)
 
公式サイトです。http://www.juliet-movie.jp/
 
これは、思ってたよりも、素敵な作品でした。
幸せな気持ちになれると思います。
お勧めの逸品です。
 

映画『ブラックスワン』★美学~白と黒そして赤の完璧

 

映画レビューしました(ネタバレ表示です)
 
『ブラックスワン』公式サイトです。
ナタリー・ポートマンが好評なので、楽しみに鑑賞しました。
 
映画『ピアニスト』に通じるところあったようです。
芸術家も、大変です^^;
 
 
 

映画『それでも花は咲いていく』★花のように生きていかれたら、いいのにね…

 

 
 
 映画『それでも花は咲いていく』★
公式サイトです。http://www.soredemohanawasaiteiku.com/
 
監督の前田健さんが、ゲイだとか、原作本を出版されていたとかは知りませず、
ああ、あややの物マネしてた人ね~と言うことぐらいしか知りませんでした。
 
原作から「エーデルワイス」「ヒヤシンス」「パンジー」の3篇を
オムニバス映画にしたそうです。
乙女チックに花言葉をイメージしたのかどうかは知りませんが、勝手に
作品のイメージに合う花言葉を選ぶとしたら、こんな感じでしょうか?
・「エーデルワイス」~忍耐
・「ヒヤシンス」  ~悲哀
・「パンジー」   ~心の平和   
以下、さくっと述べます。
 
  ~~~『エーデルワイス』~~~~
 
家庭教師の男が、自転車に乗って、その家に向かった………。
 
善良そうな彼と、家庭教師先の家族との会話も、
何気ないのに飽きないなと思って観ていたら
「僕の目当ては、妹のほう」と、独白&告白。
怪しい!!これは、アブナイ話なのかも……(>_<)
どうするんだろ、どうするんだろとヤキモキ。
こんな少女と、もしや一線を越えてしまうのか!!(←私のほうがアブナイ!?
すると「危ないデぇ~」というオバちゃんの声が、絶妙なタイミングで入る。
 
セクシャル・マイノリティ―を描いた話だと後で知りました。
 
自転車の陰に隠れ、“過去”が通り過ぎるのを待つほかないロリコン男性。
所々見せる、彼のセクシャリティの“アブナさ”は、
行き場に迷った、人の心の“危うさ”でもあったのかもしれない。
 
彼が、この先、どう生きて行くのだろう?と思うのは、心配しすぎか?
謝罪と忍耐と絶望が響くような慟哭は
観る人の共感を、すでに拒んでいたように聞こえたけれど
 
②~~~~『ヒヤシンス』~~~~
 
これも、アブナイお兄さんです(苦笑)。
若い女性の家に勝手に上がりこんでしまうのですから(>_<)
で、妄想が膨らむ、フクラム……
 
もし、これがニュース報道なら、キモーイ!で終わっちゃう話だと思う。
でも、ドラマ仕立てにされると、そんな彼が健気にも純粋にも思えてきて、
特にラストシーンは、本当は違うんですよ!!(T_T)と、かばいたくなった。
 
恋の花散る、というより、妄想の夢が散る……
現実は、キビシイ(>_<)
兄さんのボサボサ頭が、むさ苦しくて、切ない……
 
「恋とは」カンニング竹山のセリフには、納得。
 
③~~~~『パンジー』~~~~
 
往年のヒット曲・小坂明子の『あなた』
♪~真っ赤な~バラと~白い~パンジー
に象徴されるような“幸せな家庭”。麻生祐未がお母さん♪
彼女は、知的な雰囲気の一方で、
淋しさを、笑顔の奥に隠していそうな雰囲気がありませんか?
 
そんなお母さんが突然死した家には、マザコンっぽい息子が……
と言っても、前2作より毒気はありません。
 
前2作のアブナさ・危うさの勢いはないかもしれませんが
前2作で傷ついた?心には、ハートフルな印象でした。
 
亡き母の悲しみを挟みながら、段々、父と息子が映されていきます。
良かったのは、炊飯器のシーン。
もう1度、ここで、炊飯器を映して!と思いましたもん(笑)。その通りになった☆
 
そして、梅干。
アノ梅干は、きっと、こういうことになるよね……と思わせながら、
最後は見せないまま終わる。
あの終わり方が、良かった。
花言葉の~~心の平和~~は、観ていた私のほうでしょうか(笑)。
 
~~~
 
話は、特別と言えば特別な状況ですが、奇をてらわない雰囲気だったせいか
ありそうな感じで、ス―ッと鑑賞できました。
 
彼らだけでなく、それぞれ、人には言えない事情を抱えて生きてますからね。
言ったら楽になるだろうな~と思うこともあれば
言ったらもっと苦しむということもある……。(←言わぬが花^^
 
わかってもらいたい、孤独から救われたい、と思いながらも
笑顔の下の“拒絶”を怖れて、人とは距離を置くことしかできないこともある…
 
それでも花は咲くのかもしれないけど、こんな気持ちを抱えて生きて行くのは辛いナ~と
思うこともあります^^;。だから
それでも人は生きていくゾ!と気負わなくても、いいのでしょうね。
花は季節が巡れば、咲いてくれますから☆
花のように生きていかれたら、いいのにね……
 
私は、予想外に良いものを見せてもらったな~と思いました
花のタイトルも、なんだか嬉しいですよ。




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