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映画『ステキな金縛り』★西田敏行さんのフ~ッ……がイイ~雑感です。



公式サイト http://www.sutekina-eiga.com/
女性弁護士は被告人の無実を証言してもらうために、落武者の幽霊に出廷してもらった……


映画『ラヂオの時間』は、好きな作品ですが、その後、特に
三谷作品の、特にファンというわけでなかったのですが(失礼)
評判の高さで鑑賞しました。


法廷劇の面白さをベースに、
・落ち武者自身の問題
・女性弁護士の問題…etc.が、からみ、かつ
豪華出演陣のチョイ出演…もあって、
ゴチャゴチャと、華やかに、長尺でした^^;
(麻婆豆腐とカルボナーラ、ハンバーグetc.を、一度に出された感はある(^_^))

ホロっとする要素は、
・無実の罪
・死者の一時よみがえり、など、そこここに、ありますが
コメディの枠内で、重た過ぎないのが良かったと思います。

最大の良さは、やはり、西田敏行さんでしょう☆
西田さんが出るから、観たようなもんです。

筋書き、テンコ盛りの盛り込みも、確かに、面白さ味には重要なこと。
でも、コメディの命は、文字の脚本以上に、演じるキャラの雰囲気、間の取り方…空気なんですよね。
たとえば、西田さんが、息をふっと吹いただけで、場ができる。
そして、ハーモニカを吹くシーンにつながっていく。

最初のPPP~♪は、音が出ただけで、嬉しくなる。
傍聴人たちの拍手は、観客の拍手でもあります。
やがて、ハーモニカのもどかしさも、感じさせつつ
終盤、ひと山終わったな~と、観客もホッとしているすきをつくように
女性弁護士が聴く、ハーモニカの音に、涙ぐんでしまう…………

この展開は、予想外で、
なぜ、落ち武者の幽霊だったのか
幽霊が見える人と見えない人がいる違いは何か……という設定の緻密さ
作りこみ過ぎかも…^^;と思うほど、練に練っていたと思います。

ネタバレか!?↓
女性弁護士が、無罪を勝ち取って、いい方向になり、仕事上の成功をおさめた時点で
幽霊が見える条件には、はずれてしまいました(>_<)
せっかく、父の幽霊が来ても、もう見えないのは残念ですが
娘が順調に、生きていればこそ見えないのであれば、哀しいばかりではないのが良いですね。

被害者は、そう来たか!と思ったのは、私には
プチ『情婦』(映画)のようで、ちょっと、オドロキでしたよ。(^_^)



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映画『サラリーマンNEO劇場版(笑)』★このバカバカしさ最高!\(^o^)/


公式サイトhttp://www.neo-movie.com/


NHKで、こんなん(失礼!)やってるんだ~ということを知ってから
録画してまで観てました^^;

なんて、バカバカしいの~(>_<)
なんて、変な人たちなの~(>_<)
でも、社会or 会社には、似たようなシチュエーション、なくはないかもね~(^_^)
と思うので、観ていられました。

~世界の社食から~は
よその会社は、こんなに素敵なオフィスで、こんなに贅沢なメニューで
こんな格安で、お召し上がりなんですか……と
カルチャーショックもあった……orz

娘から、コレ、映画になるらしいよ~と聞いたときに
コレ、映画にしちゃあまずいでしょう?(―_―)!!
コレは、深夜にテレビで、ちまちま観ているからいいんじゃないの?
と思いましたが、
テレビで許せてるから、そのまま映画も許しちゃうと言うノリで
観ている映画作品もあると思うので、その点で
私は、許しマス(^_^)

物語は、ビール会社が、巻き返しを狙っての新商品を開発する話で
一貫していました。

小池徹平クンは、ある意味“ブラック会社”の新入社員。
新商品開発のカナメになります。

篠田麻里子さんは、しっとりと楽しい雰囲気☆
オフィスの受付にいて挨拶されたら、出社が楽しみと思う方多いのでは?(*^_^*)

不思議な人たちと“出社”していると、なんだか不思議な気持ちになってしまいまして
常識がどこかに行ってしまいそうなテレビ版ですが
それからすると、映画は、やや、マトモなほうかな.....

奇人変人のツワモノのなかで
やはり、キモは、生瀬勝久さんの、独特の“アク”でしょうか……
「俺はおっちょこちょいになる」
彼は、世渡りが上手いんだか下手なんだか、もうわから~~ん(>_<)
でも、窮地に追い込まれたときに、
スットコドッコイなことをして、急場をしのいだこと、ありますよね。(ない?^^;)

あと、沢村一樹さんですね。
売るためには何でもする~これは、同類相憐れむ方、いると思います。モノを売るのは大変です......
そして、終盤
あああ~、あのキャラがあったね~(*^_^*)と、
バカバカしいけど懐かしい、〇〇〇ー部長。

そしてそして、エンドロールのあとのメイキング映像☆★
きびしい予算だったそうで
一所懸命なだけに、ウケテしまった...................


べつに、教訓を感じることもないのだけれど
新しいことをするためにリスクを恐れない(恐れを知らないというべきか)姿勢には
感動すら覚えるかも.....

「あなたたちは最低だァー!」

いや、映画にしてまで?と思う、このバカバカしさ☆

サイコー!



映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』★『三銃士』が面白くないわけがない!…ハズ^^;



公式サイト http://34.gaga.ne.jp/


大デュマの名作『三銃士』が、面白くないわけがない!
ので、今までにも、少しずつ設定を変えるなどして、何度も映画化され
冒険活劇アドヴェンチャーを見せてくれました。

この作品も『伝説よりもハデに行こうぜ!』と言うとおり
海賊船のような飛行船を飛ばしてまで!見せ場を作ってくれました。

銃士に憧れるダルタニアン君が、とある三銃士と合流して
陰謀に立ち向かいます。

映画鑑賞の醍醐味☆別世界に行っている感覚が味わえるので、いい気分転換です。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』を思わせる?音楽が、盛り上げてくれるのも嬉しい♪

~~~

ただ・・・・・・
“三銃士”と言いつつ、その実、ダルタニアンが主役、という、ネジレ構造がそもそもの宿命?なのか
今作の実質上の主役は、ミラ・ジョボビッチ演じる、謎の女=ミレディです。
二重スパイで、英仏を戦争に巻き込もうというツワモノですが
何しろ、キレイです!!!\(^o^)/
若いコンスタンスちゃんも、初々しくて可愛いけれど、ミラの存在感のある、パワーある美しさ☆は
女の私でも、見心地がいいですヮ。

屋根の上でのダルタニアンの剣劇も、ハラハラして、いい見せ場!

もちろん、One for all!All for one!の三銃士も、活躍を見せるのですが
今ひとつ、彼らの出番・見せ場が、足りなかったか…….orz
(三銃士は、ネジレ構造だったか!と気づく…….)

“三銃士”そのものを、観るつもりだった人は、アレ?と思うかもしれませんね。

~~~

そういう意味では、やはり、タイトルからして、ネジレすぎて
“三銃士”が後ろに行っちゃったのに、その三銃士像が良かったな~と思ったのは
『仮面の男』です。

『仮面の男』は、大デュマの『鉄仮面』とのフュージョンだったというだけでなく
三銃士が熟年男性だったのが魅力でもあって、面白かったですネ。
今作は、この『仮面の男』の次に面白かった、と言っておきましょう(^_^)




修正)
『三銃士』(1993)←再見して、面白かったことを思い出しました!!
これは、テンポがいいだけでなく、見せ所は丁寧に見せるので
(緩急のメリハリがいい)
だるくないし、満足感もあるのです。
これも、面白かった~☆
今作は、 『仮面の男』 『三銃士』同列1位の次に、面白かったということで。



~~~

このような冒険活劇は、映画の醍醐味ですよね!

同じ大デュマの原作を映画に脚色した 『黒いチューリップ』も面白かったですネ☆
フランス革命前を舞台に、双子の美青年をアラン・ドロンが、颯爽とかっこよく演じました!



関係ないけど『花咲ける騎士道』 も、活劇のお勧めです。

女たらしの男性が、ある女性の父親に、娘を傷物(!)にしたなら結婚しろ!
と言われたので逃げるのですが.....
ジェラール・フィリップ主演のあと、ヴァン・サン・ペレーズ主演でリメイク。
これも、活劇の王道と言う感じで、楽しかった!

なかでも、忘れられないのが、ルイ15世を演じたディディエ・ブルドン。
出番は多くないのですが、彼はお笑い出身だそうで、いいキャラしてましたねぇ。
あのキャラは、忘れられません(>_<)
彼のルイ15世をスピンオフするなら、絶対観たい!見たい!><と思ってますよ。



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日中なら、レモンです。

夜は、ブランデーを垂らして、ブランデー紅茶にしています。

母は、昔、ウイスキー紅茶にしていましたよ。





映画『ランゴ』★ジョニーが…でなくても楽しかった☆

公式サイトです。http://www.rango.jp/ 


水槽の中で、ヒーローごっこをしてきたペットのカメレオンが
事故で砂漠に放り出されてしまう。
はじめての外界。水がないと生きられない。
水を求めながら、土の町にたどりつく。そこで、西部から来た非情なガンマンを気取ってしまい
町の水を盗んだ犯人をつかまえるべく、組織した自警団の指揮をとるが……



これは、ジョニーの声と動き、というだけでなく
西部劇を基調として、面白く、丁寧に、仕上げてくれました☆
ジョニーにだけ頼っていない(笑)と言っては失礼か^^;
以下、思うところです。

▲▲▲

①水泥棒を追うシーン

ここ、気にいっています(*^_^*)
これでもか~というほどのスピード感で、盛り上げていましたよね!
アニメなのにリアルな見ごたえあるな~と思っていたら
アソコで、ワルツでしょう?(苦笑)
ココで、踊ってる場合か~とつっこみつつ、こういう場違いなノリ、個人的に好きです(^_^)

で、あれだけ盛り上げた追跡シーンにも関わらず
これは、ほんの前座なんだよ~という展開。
やってくれますねェ~(^_^)

②光と影

どなたかによれば(評論家?)、光と影の使い方は、レンブラントも真っ青!?だとのこと。
違和感の無さで、何気なく見てしまいそうでしたが
確かに、酒場など、光と影、奥行きに深みが………….

ハ虫類だか両生類だかの、強面のオッサンのごつごつした肌の質感も
年輪を刻んだ、渋い、味わいあるシワのようでもあります。

③メタファーって?^^;~~西部の精霊~


狭い水槽内のヒーローごっこでなく、本当に、他者のいる社会の中で
自分は、どれだけの何者なのか……ということをテーマにしたくて、カメレオンが主役なのだろうとはいえ
あまり、教訓じみずに、さらっと観るつもりでした。

ですが、“西部の精霊”なるものが登場。
しかも、メタファーだ、などとおっしゃるの。何?メタファー(暗喩)って?^^;

そもそも、「ランゴゥ」の本名は、明かされません(>_<)
ペンネームやリングネームはあるらしいけど……

でも、精霊さまは言うのです。
~~名前なんかどうでもいい、何をするかが大切だ~~

カメレオンは
どれが本当の色なんだろう、と思ったことがありました。
でも、どれもが自分である以上、どれもが本物。

ウソをついてしまっても、果たすことを果たせば、まさに、ウソから出たまこと☆
誰かの希望になったのなら、その希望も本物。
あとは、その期待を、裏切らないことが大事。
(取り繕ってでも、とにかくナントカしようとする姿勢が健気で、ランゴの魅力かな)

水を求める住人、水が必要なランゴ。
“乾き”が、本当に必要なものを求める渇望に思えてくるのも、メタファーか??^^;

④吹き替えではないほうが(^_^)


ジョニーの表情豊かな声色が聴けるよ☆というだけでなく
お気に入りは
大蛇のジェイク=ビル・ナイの、声です!!

みぞおちに響くような、いい低音です。

▲▲▲

筋書きだけだと、エモーション・キャプチャーの、エモーショナルな味わいを
伝えられません(>_<)

“一発の銃弾”のエピソードも、イケてましたネ☆
BGMのマリアッチたちも、いいタイミング♪
あ、お姉さん、そこで固まる?(―_―)!!……←困ったときに使いたい手段^^;

ジョニーファンのひいき目もありますが
丁寧に作ってる感じがあって、良かったです。

あ~楽しかった☆



PS:アロハシャツを着たカメレオンは、ジョニーの『ラスベガスをやっつけろ』と、
ちょっとカブりません?(^_^)



映画『カウボーイ&エイリアン』★西部劇でなくてSF超大作だったのね^^;~雑感です。

公式サイトです。http://www.cowboy-alien.jp/


“カウボーイとエイリアン”という組み合わせに、始めは、B級な感じしてました…^^;(失礼!)
でも、ダニエル・クレイグ主演のアクション☆ ということで期待♪
かつ
予告編の騎乗のカウボーイたち(←複数形☆)をみて、ああ、西部劇の香り……と

最近、新作の西部劇をあまりお見かけしておりません。
『トゥルー・グリット』に、その香りがありましたが……



荒野。
ほこりっぽい、うす茶色の画面。
腰に下げた拳銃。(2丁拳銃も可)
さすらい人がどこからかやってきて、街の酒場で一杯やっていると、街の男たちに声(インネン)かけられて…
裏切りと友情があって、キレイなお姉さんがいて
そして、すったもんだのドンパチのあと、惜しまれつつ、またその街を去っていく……



↑西部劇のだいたいこんな感じに、敵=エイリアンを足しました。
カウボーイ“VS”エイリアンです。
カウボーイには、インディアンも、同盟します。

特に、教訓を感じなくていいと思いますが
“悪人も善いことをする”
“神は過去は問わない。これからの行いが大切だ”
というのは、好きです。

~西部劇とエイリアン~
カレーライスとオムライスを同時にお楽しみください
という趣向は、まずまずでした。



ですが、ちょっと……残念だったのが(反転)

肝心のラストの捨身のシーンを、ダニエルでなく、お姉さんがしたこと。
そうすることで、彼は、哀愁のガンマンという立ち去り方ができたのかもしれませんが
ヒーロー性が薄れちゃったかな~と。
その前の起爆装置あたりが、良かっただけにですね……




これを見た後、エイリアンシリーズを見たくなる人と西部劇を見たくなる人と
ダニエル・クレイグ作品を観たくなる人…がいるかと思います。
私は、西部劇を見たくなった派です。
ジョン・ウエインでも、ジュリアーノ・ジェンマでもいい☆
(個人的には、マカロニウエスタン~~ジュリアーノ・ジェンマがいいな(^_^))

それとは別に、面白かった西部劇は『シルバラード』でしたねェ。
渋い主役もいいのですが、2丁拳銃のケビン・コストナーが、やけにイカしてましたよね。
飽きさせない展開で、いい脚本だったと思いましたよ。



映画『チャイナタウン』★虚無さえ余韻になると言ってしまいたいほどの~雑感です。



1974年の作品。       内容 参考 http://cinema.pia.co.jp/title/3297/
監督 ロマン・ポランスキー
出演 ジャック・ニコルソン  
    フェイ・ダナウェイ


私立探偵ギテスに ある女性が、夫の浮気調査の依頼をする。
しかし、調査中の浮気が新聞に暴露されたと思ったら
彼の妻だと名乗る別の女性が、ギテスを訪ねてきた。
やがて、夫の死体が見つかり、事件は深みに入っていく…

ジャック・ニコルソン&フェイ・ダナウェイの名前だけでもワクワクしますが
ジャックは、まださほどアクが強くなく、
フェイの、破滅的な退廃美が、決め手になった印象です。

お気レビさんのレビューで期待していましたが、面白かった~☆
探偵・推理モノですが、ただの犯人探しではない。

いや、見せたいのは、犯人が誰かよりも
そこにうごめく汚い空気か。
おぞましさ、嫌らしさ…etc.

それを知らずに呼吸してきた、鑑賞者は、
最後には、ハア~っと、ため息をつくほかありません。

おっと、その前に☆チャイナタウン☆
異国情緒をかもし出す様なタイトルが、 最後にワサビの様に、つ~んと効いてきます。

浮気調査という表向き(?)の事件にふさわしく
冒頭から、R18(!)な写真を見せられます。
そこまで見せる必要が?と思いましたが
そこに写された“不適切な行為”と、感じた不快感は、その後の伏線だったようです。

やがて、もっと知りたくなかった、もっと忌まわしいことが、展開されるのです。

一方、忌まわしい運命のなかでも、人間の絆とは、
こんなにも、健気で強く美しいものだとも、見せてくれて
ラストシーンは、このまま、早く過ぎ去ってほしい……と祈るのですが……

あのクラクションの音が、絶望的な哀しみを告げてしまうのです…………


▼▼ネタバレ御免▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

▼『俺たちに明日はない』のフェイの配役で予測されたことかもしれませんが……><
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼



~チャイナタウン~
そこは、ソレ以上、関わってはいけないところ。
同情や言い訳も無し。
ただ、虚無の風が、吹いているような………

そこに至るまでの、大きくて、酷すぎる力の前には
弱いものは、ただ黙って耐えることしか許されず
逃れることすら、出来ないのかと………

残酷な不幸を背負いながら、それでも愛に生きようとすることさえ
許されないのかと……

すごく虚しくて、腹の立つ終わり方ですが(あのオッサン、なんとかせーよと)
その前の運び方(脚本と言えばいい?)の見ごたえが十分あるので
虚しささえ、余韻になってくれるのかもしれません。




映画『大脱走』★穴を掘っただけじゃなく、そうだね~という雑感です。


内容について http://cinema.pia.co.jp/title/2393/


第二次大戦中、ドイツ空軍の捕虜収容所で実際にあった76名もの大脱走。
穴を掘って脱走した話、と一言でまとめてはいけない面白さは
私が言うまでもありませんが、そうだね~と思った雑感を、ちょっとだけ。

ドイツの空軍の収容所は、捕虜に対して、決して脱走を見逃しているわけではありませんでしたが
所長に、捕虜への寛容を感じられたのが、嬉しかったです。
(脱走して執筆した原作者も、そう思っていたのかも)
だからなのか、テーマ曲が、明るく軽やか♪
(サントリー 胡麻麦茶のCMのBGMは、これですね)
脱走が見つからないようにと、ハラハラしながらも、前向きに見ていられます。



で、思ったのが
脱走がうまく進んだとき、指揮をとった将校=リチャード・アッテンボローが言ったこと。
「脱走計画があったから、捕虜生活も、前向きに生きてこられた」
もちろん、脱走できることが目標で、よくここまでやったな~
よく、穴掘ったな~ということもありますが
その作業をしている経過にも、精神的な大きな意味があったということです。

結果によっては、それまでの経過はすべてムダか、とがっかりすることもありますよ。
でも、たとえ結果がうまく出なくても、それまでに費やしたことが
必ずしもムダだとは言えない、と思えることは
色々と、励みになりそうです。



当初、250名の脱走を計画したのも、スゴイこと。
脱走できたのは、76名。
そして、最終的に、うまく行ったのかというと
事実は小説より奇なり、ということもあれば
現実はキビシー><と言うこともある……

スティーブ・マックイーンのバイクシーンが見せ所なんだそうですが
チャールズ・ブロンソンの、“個人都合”をおしての献身的穴掘りも、見どころだと思います。
あと、紅茶の茶葉の再々々々……利用のイギリス人男性も。

それから、ジャガイモで作った密造酒……←芋焼酎か?^^;
皆で分け合って、酒盛りしていたのも、良かったナ☆

一人主役でなくて、特に、チームワーク、チームプレーが決まると
良し!と思えたのが、嬉しい作品でした。



映画『明日、君がいない』★きっと 悩める人たちすべてへの抱擁を

146571_1.jpg

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/17543/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

あらすじです。http://cinema.pia.co.jp/title/17543/


(内容に触れて雑談です)

19歳の監督の、実体験による作品とのこと。

とある高校での、6人の男女生徒の一コマ一コマを、
コラージュしたように見せるのだが
冒頭から、誰かが血を流している、というだけでない
ドラマティックな作品だった。
時に、彼らのインタビューを交え、
個々の背景や本音を吐露させるのも、生生しい…。

切り取られた1シーン1シーンは
それぞれの “原因”や“経過”を映しているのだが
それが、1シーンにとどまらず、別の誰かへとつながっていくのが、面白い。

そのつながり方は、時間的な前後だったり
すぐ横で、同時に起こっていたりする。

その 時間的な距離は
その 立ち位置の距離は
彼らどうしの どんな距離だったのだろうか……と思えてくる。

たとえば、お互いに 理解可能な距離だったのか、とか
共感に近づきつつある距離だったのか、あるいは
もう 修復不可能で、離れていく途中の距離だったのか、とか………………

そんな彼ら1人1人の 悩める“経過”の流れのなかで
いったい、どんな“結果”に行きつくのだろう、と思いながら見ていると……

1人の女生徒が、ある1シーンから離れるように、
次のシーン、次のシーンと、すり抜けていく…………………….
そして
その彼女の“原因”や“経過”が、実は、よくわからなかったかもしれない……
と思う間もなく
彼女は、いきなり、“結果”を見せる。
午後2時37分に…………(←原題です。この時間をタイトルにしたことが、
作品をより鮮烈なものにしたと思う。)

今まで、とおり過ぎていったシーンの数々は
この時間の出来事に収束されていた,………
と言いたいほどの 凝縮感があるのだけれど、
この若い監督は、
ラストに、すり抜けるように、画面から消えていった彼女を
もう一度、つかまえたい気持ちで、
撮影したのではないかと思えて仕方がない。
今なら、こっちに戻せる!………のに……と。

その午後2時37分の“結果”に居合わせて 思うことはあった。



エンドロールに流れる歌は
♪私を 憶えていて 忘れないで …………………….
と歌っていた。

そこに、わずかな希望を感じれば 救われるのかもしれないし
それが、同級生監督の願望なのだとも思う。

私も、心残した人のことは、絶対に忘れないでいようと思っています。
けれど……(ごめんなさい) 
私を忘れないで…という期待は、私自身は、しないことにしています。

たとえば、別れたときに、あるいは、関心が無くなったときに
その人の心には、もう 私は存在していません。

私が生きていても、死んでしまっても、その人には同じこと。
『あの時から、君(私)は、もういない』
そう思えば、哀しいあきらめも つきそうでしょう?…………………。

コトが起こったあと、この作品でもそうでしたが
「何か言ってくれれば」とか「もっと早く気づいてあげられたら」と
仰っる方は います。
心からの優しいお気遣いなのだとは 思います……。

でもね……
何を言っても 遅いんですよね。
それは、相手へのではなく、自分への言い訳にしかならない……

(すでに心から消えた私のことを、気づくも何もないと思うので、
私のときにはそう思わないでほしいと思う)


遠い距離
たどり着けない接点
すぐそこに、居たのに………………….

ある人が 言った。
孤独から救われたくて 人に歩み寄っただけでは、孤独からは 救われない。
その人の孤独を理解するつもりがなければ、
自分の孤独からも 救われないのだと。

わかってほしかったのに!
わかり合いたかったのに!
もどかしく、悔やまれる想いは 誰しも あること。
眼中に入らないことは 本当に 哀しい……………….

あの時、確かに存在した あなたを決して忘れない!と、思いながら
もう 思うことしか できないことが
あなたの孤独に近づけなかったことが 
私も やはり 悔やまれてなりません………。

だから、
逝ってしまった人、遺された人……
きっと 悩める人たちすべてへの
監督の強い抱擁を この作品から感じるのだと思う。


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『一命』★ただ、春を待っていただけの命…

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公式サイトです。http://www.ichimei.jp/http://www.ichimei.jp/

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/156557/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

以下ヤフーレビューの転記です。

三池崇史監督作品は、合わないかもと思い、見送るつもりでしたが
意外にも(!?) 正統派な作品だと聞いたので、鑑賞しました。

徳川時代の初頭。
かつて、豊臣方についた諸藩は、機会をみて、とりつぶされ
浪人となった武士たちは、それでも、いつの日か、仕官を夢見ながら、
極貧の日々を、生きていた。
そんななか、“狂言切腹”を申し出て、
大名家から、金品を貰い受ける浪人が増えたらしい。
半四郎も、そんな一人かと思われたが……

坂本龍一さんの音楽も良く
冒頭の空気から、引き込まれ、思うところある作品でした。
以下、内容にふれて、思うところを述べます。

▼▼▼▼

?役者☆海老蔵

私生活のアレコレが、脳裏に浮かばなければ ^^;
海老蔵さんは、イイ役者だと思います。

所作も、声も、その空気に、しっくりとした存在感を放っています。

今回、特に、印象的だったのは、
半四郎の行動が、“復讐”を込めた“腹いせ”というよりも、
人の“情”に訴えたかった
ということと、関係すると思いますが
海老蔵さんには、死を覚悟した“強さ”よりも、
家族を想うがゆえの“優しさ”“人の弱さ”みたいなものが
にじみ出ていたように、感じられことです。

(もっとやつれていたら、もっと鬼気迫ったかも)

?お菓子のこと

十分な回想シーンが見せるのは、つましいながらも、温かな家族の姿。
これは、家族の物語なんだと 思いました。

お饅頭を分け合う、微笑ましいシーンのあとに来たのは
血まみれの お菓子…

このお菓子を、懐にしまったときも、“彼”の心には
家族への想いで、いっぱいだったんだろうな……
あとで、食べさせようと、思ったんだろうな…………
と思ったら、目頭が 熱くなってしまいました………

?季節が暗示したもの

特に、“赤い紅葉”と “白い雪”が 良かったと思います。
と言うのは、それらは、季節だけでなく 暗示でもあったと思うからです。

真っ赤な紅葉は、秋の実りのはずですが
この家族には、厳しい状況が 迫っていました。

ギョッとするほどの “赤さ”が、生々しい血を 思わせます。
それは、死を意味しながらも、懸命に生きている、命の血潮でもあります。

そして、白い雪が ボタボタ降る クライマックス。
(季節性だけなら、違和感あるでしょう……)

あの雪は……………….
半四郎の心に降る雪でもあったと思うのです。
彼と家族を 凍えさせる 冷たい仕打ちの象徴。

どうして、思いやり(武士の情けと言おうか)を向けてくれなかったのか…
それは、矛盾した悪あがきであることは 
武士である半四郎にも わかっていること……

でも、わかってほしいのは、同じ武士でも 
運命を違えれば こんなにも違うこと……
所詮、他人事なら 情をかけることもできないのかと………

だから 半四郎(の心)には、
あんなに ボトボトと冷たい雪が 降ったのだと思う。
春を遠ざけるように……

そして 彼のセリフが 心に響く。
「私たちは ただ 春を待っていただけだ……….」
いい演出だったと思います。

▼▼▼▼

事情を知らないと、本当に親身になることは できないのかもしれませんが
自分が その立場だったら……という思いやりは
今の世なら 
「決まりですから」で、切り捨てないで欲しいな~と思うところでしょう。

『切腹』のリメイクであっても、今作は 『切腹』でなくて良かったと思います。
(劇中、切腹は2回あり。それぞれの意味も価値も違うのは ツボかも)

終わり方は、賛否ありそうですが
こんなんじゃ 死にゃあしないよ…というような竹光で
抗って 抗って、一命をかけた男の姿。

私は、納得しましたよ。


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映画『キャプテン・アメリカ / ザ ファースト・アベンジャー』★小柄なスティーブに好印象(^_-)-☆~雑感です。

公式サイトです。http://www.captain-america.jp/



見た目、いかにも、アメリカです!!という感じのヒーロー。
どんなもんかな~と言うと、このアメリカ!アメリカ!のムードは
第二次大戦中の国威発揚と、戦費ねん出用の国債発行キャンペーンのためのヒーローの
いでたちだったという……^^;



この“キャプテン・アメリカ”=スティーヴ。
最初は、小柄で病弱な青年でした。
(演じるクリス・エバンスが、細身で小柄です。遠近法??^^;)
ナチスドイツを敵として、国難に立ち向かうべく、軍隊に志願しますが、何度も、不合格。
けれど、その不屈の根性を買われて、超人兵士計画に参加し
マッチョな肉体と、運動能力を身に着け、ナチスドイツの一味・レッドスカルに立ち向かう……


(私なりの)ツボは…………

①アベンジャーズの前フリ

アイアンマン、マイティソーともに、アベンジャーズの予告編になっていたようなもの。
そして、これも。
大戦中から、70年近い年月をまたにかけての物語になっているよう。
キャプテン・アメリカの実験には、アイアンマンの父が参加という、アットホームぶりもいい。 

②アクションと、ショー

スーパーヒーローとしての、ハラハラドキドキのアクションもまずまずでしたが
スーパー(マーケット?)のヒーローショーのような余興?が、あるのが、意外にもツボでしたねェ~。

お金がないときは、国債発行ですかね……
軍隊には、慰問にもなる?(withコーラスガール多数++)
どうして俺サマにこんなことを…orz   とならずに、喜んで興行しているサービス精神がいい。(^_^)

③彼にとっての戦いとは?

ナチスを敵としていますが、彼は、敵を攻めるというよりも
国を、人々(国民)を守りたいという気持ち。

具体的には、捕虜を助けだす、という行動で見せました。

だから、彼は盾(←特別な材質)は持っても、ヤリは持たない。
防御が主体。......どちらかと言えば
(でも、いざという時、盾もブン投げれば、武器にはなるけど…(^_^))

彼のヒーロー的能力が、
天賦の才でもなく、
運命として、やむなく受け入れているものでもなく
自分から進んで得た、ボランティア精神的というのも、特徴的かも。

なんとなく、観ていましたが、
強い意志を感じさせる、始めの小柄な青年=スティーブが、とても好印象でした。

ヒーローだから、すばらしい活躍をするのは、当然だと思ってしまいますが
結果的に、ヒーローの活躍になっているだけであって
最初の、みなぎる奉仕精神が、すでに、ヒーローなんだろうな~と、思えてきます。

~~~

『アイアンマン』を見たときから、サミュエル・L・ジャクソンが活躍する場面を観たい!と思いながら
ず~~っと、お預け状態の、アベンジャーズ・ファミリー・シリーズ。
これで、やっと、本題に入れると言う感じでしょうか……
『ジ・アベンジャーズ』も、楽しみに待ちましょう。

PS:「女心がわかったら、破滅するぞ!」
このセリフには、苦笑^^;

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ピアニスト』★あなたは、知っていますあ?

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作品について https://cinema.pia.co.jp/title/1935/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


(以下ヤフーレビューの転記です)  ネタバレ表示

ピアノ教授エリカは、学生ワルターと出会い、
彼の個人教授をすることになった。

ピアノひとすじに、母に囚われる様に過ごしてきたエリカ。
外界への欲望を抑圧した表情の硬さとは、裏腹に、
演奏姿勢や、作品・作曲家への解釈は、感情を吐き出すように情熱的であり繊細だ。
ワルターが、年上のエリカに惹かれた訳は、
彼女のピアノ演奏に、その“神秘的”な内面を見出したからなのかもしれない。

好青年のワルターからの魅惑的なアプローチを、当初、エリカは拒んだ。
自分は教授だから?知性に生きているから?
暴走を恐れた、自分へのブレ-キだったのか?
しかし、男性に向けられるべき想いを
AVやのぞきで満たしてきた彼女の“愛し方”は、
やがて、SとMが同居した、とても神秘とは呼べない、異様な光景となっていく。
その始まりとなる、彼と二人きりのトイレのシーンは、その見苦しさと、
バックに流れるブランデンブルク協奏曲の上品さが、混在し、
何ともいえない、異常な空間を作り出していた。

それより前、
エリカは、教え子のアンナの手に、ひそかに傷を負わせている。
何故か?性格の悪さなのか?
アンナの母は、娘にはピアノしかないという。
すべてを犠牲にしてきた、という母に、エリカは言う。
「犠牲になったのは、あなたでなくアンナです。」
母とピアノから逃れられないエリカは
自分の姿を、アンナに重ねたのかもしれない。
エリカが、アンナとピアノを切り離そうと
発作的に怪我を仕組んだのだとしたら、
既に、そのとき
自らも“何か”から解き放とうとする準備をしていたのかもしれない。

そして、エリカは、ワルターに“手紙”を渡した。
恋文だと思うワルター。
しかし、そこには、ワルターへの想いなど綴られてなどいない。
ただ、エリカが欲望として“して欲しい”ことだけが、
“命令”として、書かれていた。
その“手紙”に、ワルターは充分傷ついたが、それでも、彼は
若さのなせる技か、エリカに、想いをぶつけてきた。
愛してくれ、というワルターに、エリカは“抱かれなかった”。
どんなにワルターが強く抱きしめても、鋼のように強張ったエリカの身体は、
彼に抱かれることを、許さなかった。
そして、ついにエリカは、真近の“愛”を手にする事は、出来なかった……………

ピアノ演奏の当日、
演奏前に、ワルターの姿を見届けたエリカは
人知れず、ナイフでわが胸を刺した。
劇中、エリカがシューマンについて語るシーンがある。
「狂気を悟った最期の一瞬、正気にしがみつく。
 それこそが、完全な狂気に至る直前の自己喪失」と。
ワルターを愛したい、という想いが“正気”なら、
それにしがみつけなかったエリカの“自己喪失”が、
ナイフによる自傷行動だったのであろうか……………???
思うところ多い、衝撃的なシーンである。

エリカは、そのまま、会場を立ち去って終わり、消息はわからない。
私は、漠然と、さまよい続けるエリカを思った。
そして、
“愛し方”も、“愛され方”も、実は、わかっていず、
“愛”とは何かを自問し続けて、さまよっている私自身の姿を
エリカのなかに見てしまった、と気付いた時、
狂気では片付けられない、何とも言えない寒さと、
悲壮感に襲われたのだった………
 

あなたは、知っていますか?
大切な人の“愛し方”を………
そして、悦びを分かち合える“愛され方”を、
知っていますか…………………?




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ツレがうつになりまして』★テキトーにだらだら~っとして……雑感です。

公式サイトです。http://www.tsureutsu.jp/index.html


サラリーマンの夫が、うつ病になってから、一山こえるまでの夫婦の物語。

うつ病は、自分や家族がなったという人も多いと思われる、身近な病気でもありますが
一方、重症度や経過が、人それぞれでもありますよね。
うつ病への理解を広めたい、との想いもあるようですが
闘病記ではなくて
病めるとき、困難あるときの、夫婦の姿を見せてもらって良かったな、という気持ちです。

~~~

ツレは、会社を辞めますが、「休職と言う方法もあるのに」と人から言われたシーンがあります。

作品は、夫婦・家族におけるメンタルヘルス、でしたが
見方を変えれば、社員=労働者のメンタル不調でもあります。
どの会社でも、今は、大きなテーマになっているはずです。
就業規則があっても、休職規則は必ずしも規定されていなくて
たとえば、1か月以上、休職して復職するにしても、
職場復帰に関するルールのある事業所は、全体の5分の一程度しかないそうですよ。
そうなると、休職しても、その後の復帰が難しいこともありそうだな~と、懸念されますねェ……。
そんなことも踏まえて、社員のメンタルヘルスは他人事ではないんだよ、と啓蒙?する意味もあるかと。

好きなシーンは、ツレが、布団にくるまって、亀のようになっているときに
“元気になったら、竜宮城へ連れてけよー”というところ☆
本当は、深刻で壮絶だったかもしれませんが、ユーモアに変えていたのは
良かったと思います。
笑いもないと、支えるほうも、支えきれませんから……
(2年休職した方の奥さんを思い出して、大変だったろーなーと、思う……)

あとは、ツレの几帳面さには、脱帽。
曜日ごとのネクタイ&曜日ごとのチーズの管理。のみならず、
うつ状態で、食欲がないにも関わらず
お弁当を、朝、自分で作っているところ!!(>_<)
食欲なければ、料理したくないですもん、私……^^;

妻が購入した、古いガラスの花瓶も、いい。
小さな花瓶には、小ぶりな花が、飾られる。
壊れやすい花瓶がツレなら、そこで咲く花は、妻。
こわれそうに繊細なツレが、壊れないように……
自分も、ツレがいてくれるから、生かされている………

堺雅人さんは、繊細さが
宮崎あおいさんは、可憐さが、
そんな花瓶と花に、ピッタリだったかと☆

~~~

病める時も、健やかなるときも……と結婚の誓を立てますが
マイナス要素があると、幸せを維持するのが、むずかしくなってしまうのも事実だと思います。
そういう時こそ、夫婦が壊れないで、踏ん張って耐えないといけないと思ってもですね…………………………………

うつ要因は、そこらじゅうにあって、皆、大変だと思いますが
適度にがんばって、テキトーにだらだら~っとして、やっていきましょう、と思いましたよ。



映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』★自分の “住むべき場所”がないのは淋しい~雑感です。


公式サイトです。http://www.foxmovies.jp/saruwaku/

『猿の惑星』は、なんと言っても、チャールトン・へストンが、ラストシーンで
自由の女神を見つけたときの衝撃に尽きる、と言っても過言ではありません。
猿の惑星とは、地球だったのだと―――

なぜ、そんなことになったのか、という“始まり”を
本作は、テーマにしました。

まずは、どのように、猿(チンパンジー)は知能高くなったのか…。
予告でも、もう見せていますが、1つは、人間用の認知症薬の思わぬ効果。

けれど、それだけでは無いんですね。
利口になった、ある1匹の猿・シーザーの考え方・生き方(哲学?)が
その後の人と猿の運命を、変えていく……。

目を啓かれた彼が、エデンの園を出ていくように、人間が囲った猿という枠から出て行く
と言いましょうか…….

動機は、猿への虐待からの反発・自由を勝ち取る、ということが直接なのかもしれませんが
その前に、シーザーは、飼い主と彼女の蜜月な関係を見ています。
猿と人間の間にいるシーザーには、価値観を共有できる相手がいないことに気づいた寂しさを
まず、感じたのではないかと思います。
自分と同じ立場の者がいないのだ、ということを知ってしまうのは、淋しいことですから……

そんなこんなで、シーザーは、仲間たちの知能を高め、
自分の “住むべき場所”を、作り上げていったという風ですが…。

シーザー役は、『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムの動き・表情の元になった
アンディ・サーキス☆
彼が、“猿”をやっているんだあ~と知り、観たくなりました。
(とある批評では、スゴイ!深い!と称賛していましたが
私の見どころはソコでした。^^;)

飼い主は、ジェームス・フランコ。
彼には、人間の“弱い部分”のにじみ?を、感じています。
薬を、持ち出してしまうのも、悪さと優しさの混在した、弱さでしょう?

それと、『ハリポタ』のドラコ・マルフォイ君。
適役(テキ役?)だったね、と言うのは、誉め言葉デス ^^;

勝手な感想ですが……(結末にふれてます)↓




認知症の薬の効き方・副作用の出方、そして、感染……
ウイルス感染で、人間が滅んでいくようでしたが(強い人だけが、わずかに生き残った?)
当初は、人間の愚かさで、人間が滅んでいくような印象を持っていたので
ちょっと、期待していたのと違ったかなと……^^;



映画『キンキーブーツ』★ブナンに女を生きているんじゃないわよ!と煽られたような……^^


お気レビさんのレビューでも楽しみにしていましたが、や~~っと鑑賞できました。
実話だそうです。あらすじです。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD9381/story.html

代々続いた、紳士靴工場を継いだ、チャーリー。
経営難から、リストラ・売却の方向に向かいつつある中、
ドラッグクイーンのおネエ様・ローラのおみ足にあったブーツを作ることで、再起をかけます。
勝負は、ミラノコレクション♪
なのに、ショーの前日、モデルとなるローラに、チャーリーは、イチャモンをつけてしまう…….



ローラのブーツに対する気持ちが、特にこめられていたのが、ピンヒールです。

ピンヒールは、確かに、女性の挑戦的な美の象徴かもしれませんね……
ヒールが折れたら、心も折れますヮ……

↓このシーンが好き。
~~~

ローラとの関係が悪いまま迎えた、ショー。
当然、時間になっても、モデルのローラは来ない。
仕方なく、社長のチャーリー自らが、赤いブーツを履いて、ショーに登場\(^o^)/

似合うとか似合わないとか、気色悪いとか、言っていられません!
自社製品を売るのに、社長が自分で履いて登場☆したのは、良かったと思いましたよ。

けれど、ピンヒールのブーツを履いたことがない男性・チャーリー……(―_―)!!
直立するだけでも、大変(>_<)
歩くなんて、ムリ……1歩が、まず出ない。
出たとしても、よろめいて……オオオ……←観客の心配
立て直せたか?…オオオ!!…←舞台から落ちそう……
で、オットットと……すべった!!!(>_<)

~~~

ピンヒールに、うまく体重を乗せて、と言いますが
あの細いヒールに、乗せているのは、体重だけではないんですね。
自分の“誇”りのような……と言っても、見せかけのものではなくて
自分が生きて行く上での、“心の支え”のようなもの。

けれど、それは、確かなものではなくて、不安定なもの。
自分がコントロールして、はじめて、(履き)こなせるもの。

あの、歩きにくいはずのピンヒールですが、不思議と、
履いているときは、オシャレな気分だけでなく、毅然とした気持ちになるんですよ。

だから、地獄で仏にあったように、ローラがモデルたちを従えて、
舞台を、ブーツで闊歩するシーンは、圧巻だし、気持ちイイ\(^o^)/
見よ!この履きこなしを!ってね。

~~~

会社は立てなおってよかったね、ということですが
私には、ピンヒールが、とても刺激的でした。
“挑戦的な美”と、先に述べましたが、まさに、挑発された感じ……

ブナンに女を生きているんじゃないわよ!とローラに、煽られたような……^^;
ピンヒールに、女の人生を預けてみなさいよ!
………ハ、ハイ……


映画『DOG&POLICE ドッグポリス 純白の絆』★市原クンの硬派な魅力たっぷり(^_-)-☆

公式サイトです。http://www.dogpolice-movie.com/

警備犬とハンドラ―の物語ということですが、市原隼人さん目当てに、観ました。^^;

市原クンは、野球・鍵師・ボクサーなど、何かに打ち込んで、モノにしていくような作品でお見かけしますが
そんな、一途にまっすぐに、というのが合っている俳優さんだと思っています。
本作も、犯罪を憎み、市民を守るという、正義の警察官の物語ということで、とても楽しみにしていました☆

ところで、警備犬と警察犬の違いを初めて知りました。
・警察犬は、犯罪捜査のため。
・警備犬は、災害救助や、犯人の制圧行動のため。

災害救助と言えば、この作品も、震災の影響を受けたそうで、関東から関西に移して、撮影を続行させたそうです。
実際の震災でも、災害救助に警備犬が活躍したことを思えば、警備犬のことを知る意味でも、
意義のある作品ではないかな、と思いました。

~~~

巡査から警備部に転属した早川(市原クン)が、出産に立ち会ったことのある犬シロと再会します。
シロは、体が弱く、訓練に不向きとも思われますが、抜群の嗅覚で、活躍します。

何と言っても、警備部初心者の早川と、訓練初心者のシロとの、二人三脚、七転八倒?の訓練シーンですね。
ワンちゃんとの訓練シーンは、撮影上の訓練でもありますよね。
初対面から始まって、心を通わせていったんだろうな~ということが、うかがい知れます。

早川の教育係が、戸田恵梨香さん☆
戸田さんは、メリハリのある毅然さが、いいですね。
そして、その厳しさの裏にある理由.......

連続爆破事件と言う設定は
CGではないそうで、思い切っています。

早川=市原クンのヒーローさをアピールするような、無茶なシーン(>_<)が、多々ありますが
正義に燃える若き熱血漢という、市川クンの硬派な魅力たっぷりで、
ファンには、たまらないでしょう!

♪何度でも、ありが~と~
というテーマ曲が、頭の中でリフレインして
後腐れない、爽やかな終わり方で、適度な娯楽作だと思います。
(たとえ、ありえなそうなことが、多くてもいいの……)

それだけに、個人的には、
なぜ、そこで、KISS   ????
というのが、ちょっと残念だったかな……^^;


映画『ブロークン・イングリッシュ』★哀しいときほど派手でいよう!~雑感です。



公式サイトです。http://broken-english.jp/index.html

ニューヨーク在住のノラは、恋人募集中。
ある日、パリの青年ジュリアンと出逢います。
パリに帰った彼を追って、ノラも、パリに行きますが
彼の電話番号が書かれたメモを、失くしてしまって……


“立腹”と“空腹”を、言い間違うのもお茶目な
ブロークンな片言英語を話す、フランス人男性と出逢った前後を
ノラの描写中心に見せている作品で
彼氏募集中の時期を経験している女子(多分、ほとんどかと)には
共感できる部分のある作品なのではないか、と思います。

共通言語でも、理解できない母国語カップルもいる世の中で
タイトルになっている、「片言の言語」が、どれほど
彼らに影響しているかの印象は、さほどでもありませんでしたが
本筋とは、違うところで、 心に残ったことがありました。

それは、恋がうまく行かない娘にいう、ノラの母親のセリフ。


《恋人募集中で、何となく寂しさ募るときこそ
高いヒールを履いて、派手な格好をして。
人生最高☆という演出をして、街を歩きなさいと。》



↑わかっているけど………あらためてましての、教訓です。
寂しいときには、寂しいオーラが出てしまって、余計、人が近づきにくい…
他の人も、そっとしておこう、となってしまって、ますます寂しい……
で、ますます落ち込む→ますます寂しい……ますますますます……

辛いときに、楽しい表情を作るのは、ムズカシイですよね……
でも、表情は便利です。作れるんですから。

映画『バード』での、F・ウィティカーの悲しげな笑顔でも思いましたが
笑顔は、必ずしも、楽しくてしているわけじゃないんだな~と。
無意識に、防衛的に、作ることがありますよね。
営業的社交的笑顔は、そうですよね。
自分の暗く悲しい部分を、かくすための手段でもある。


だから、悲しいときほど、ムリに笑顔を造って、
某ア〇ホテルの社長の派手さとまではいかなくても、
口紅は真っ赤に
服も明るい色で、靴もペタンコでなく高いヒールでいるべきなんだ!!と
思い直したのでした。



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yutake☆イヴ

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