映画『ステキな金縛り』★西田敏行さんのフ~ッ……がイイ~雑感です。
公式サイト http://www.sutekina-eiga.com/
女性弁護士は被告人の無実を証言してもらうために、落武者の幽霊に出廷してもらった……
映画『ラヂオの時間』は、好きな作品ですが、その後、特に
三谷作品の、特にファンというわけでなかったのですが(失礼)
評判の高さで鑑賞しました。
法廷劇の面白さをベースに、
・落ち武者自身の問題
・女性弁護士の問題…etc.が、からみ、かつ
豪華出演陣のチョイ出演…もあって、
ゴチャゴチャと、華やかに、長尺でした^^;
(麻婆豆腐とカルボナーラ、ハンバーグetc.を、一度に出された感はある(^_^))
ホロっとする要素は、
・無実の罪
・死者の一時よみがえり、など、そこここに、ありますが
コメディの枠内で、重た過ぎないのが良かったと思います。
最大の良さは、やはり、西田敏行さんでしょう☆
西田さんが出るから、観たようなもんです。
筋書き、テンコ盛りの盛り込みも、確かに、面白さ味には重要なこと。
でも、コメディの命は、文字の脚本以上に、演じるキャラの雰囲気、間の取り方…空気なんですよね。
たとえば、西田さんが、息をふっと吹いただけで、場ができる。
そして、ハーモニカを吹くシーンにつながっていく。
最初のPPP~♪は、音が出ただけで、嬉しくなる。
傍聴人たちの拍手は、観客の拍手でもあります。
やがて、ハーモニカのもどかしさも、感じさせつつ
終盤、ひと山終わったな~と、観客もホッとしているすきをつくように
女性弁護士が聴く、ハーモニカの音に、涙ぐんでしまう…………
この展開は、予想外で、
なぜ、落ち武者の幽霊だったのか
幽霊が見える人と見えない人がいる違いは何か……という設定の緻密さ
作りこみ過ぎかも…^^;と思うほど、練に練っていたと思います。
ネタバレか!?↓
女性弁護士が、無罪を勝ち取って、いい方向になり、仕事上の成功をおさめた時点で
幽霊が見える条件には、はずれてしまいました(>_<)
せっかく、父の幽霊が来ても、もう見えないのは残念ですが
娘が順調に、生きていればこそ見えないのであれば、哀しいばかりではないのが良いですね。
被害者は、そう来たか!と思ったのは、私には
プチ『情婦』(映画)のようで、ちょっと、オドロキでしたよ。(^_^)

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