映画『スリーデイズ』★無実の罪なんて(>_<)……~雑感です。
公式サイトです。http://threedays.gaga.ne.jp/
リメイクだそうですが、ハギス監督の脚本やカメラワークが良くて、オリジナルより面白いとの評判で鑑賞。
無実の罪で、受刑中の妻の再審請求が、絶望的になった。
あと3日で、別の刑務所に移送されることになったとき
夫は、妻の脱獄を実行する………。
主演のラッセル・クロウが、ほとんどの見せ場を、占めているのが見どころでしょう。
狭い視野で、銃を構えていたラッセルに、アッと思ったのは
この迫力ある緊張感は、ラッセルだからかも☆と。
そんな攻めも守りも、強さも弱さも、
夫・父親、そして自分自身が息子でもある……
あらゆるシーンで、にじみ出ている、ラッセルの味わいが、いいです。
筋書きだけではない、人間ドラマを魅せてくれます。
この、無実の罪、という設定。
『パピヨン』も『プリズン・ブレイク』も、テレビドラマ『ランナウエイ』もそうですが
脱獄の正当性の根拠になっていますが、そもそも
ちゃんと始めに、捜査・裁判しておこうよ!(怒!)と思います。
(実際、日本でも、死刑執行されてしまったあとで、真犯人がいたことがわかったことがありました。
名誉は回復されても、取り返しがつきません!)
かといって、脱獄経験者役のリーアム・ニーソン曰く
「脱獄は簡単だが、続けるのがむずかしい」
だから、無実なら、脱獄の成功を祈りながら見ているのですが、脱獄しても、逃げ切れるのか……という心配もアリ。
ハラハラハラハラ……
そんな脱獄準備過程も、面白いのですが、
妻が、「本当に私が無実かはわからない」みたいなことを、絶望からなのか、口にするシーンもあるので
無実なんだよね?ね?と思いながら、真実はどうなんだろう?という、“おみやげ”を終盤まで持たされます。
そして、終盤、
脱獄が、うまくいくかどうかだけでなくて
“ボタン”のエピソードで、事件の真相を、はっきりさせてくれるのが、いいですねェ~(^_^)
やはり、真実は、明らかにしておきたいですからね。
予定外のことは、人を混乱させる~~ということを、駆使しているのも、効果的☆
タイムオーバーに、ヤキモキヤキモキ……
ああ!時間がなければ、どうする!??
時間が無くても…………有るのは、知恵なんですネ☆。←うまいと思う。
そして、法が無力でも、有るのは、家族の信頼・絆。
終始、ラッセルが、妻子を思って行動していますが、ココ一番での大芝居は
ラッセルの父でしょう。
父親が、たまたま見つけた、航空券。
行き先を観たはずの父親は、それが、逃亡先だとわかった。
親は、いくつになっても、有り難いものです。……(*^_^*)
終盤、やっきになっている警察を見て思うのです。
それだけのエネルギーを、始めの捜査で使ってほしかったなと。
無実の罪なんて、とんでもないことです!と。
手堅く、面白かった作品だと思います。

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