
1968年。シリーズ10作目。市川雷蔵(8代目)主演
なぜ、いきなり10作目かと言いますと、たまたま観たからです。
円月殺法・眠狂四郎と言えば、テレビで見た片岡孝夫(現・仁左衛門)さん以来です。
どうも、5月に、GACKTさんが眠狂四郎を舞台で演じるというので、懐かしくも新たな気持ちで鑑賞。
(サイトです。
http://www.nemuri-gackt.com/)
冒頭のギターに、若干の違和感を感じつつも^^;
結構、楽しませてもらった娯楽作でした。
《女地獄》とは、わかりやすいです(笑)
狂四郎に近づく女たちは、ことごとく、罠なんです。
同情アリ、色仕掛けアリ。
あんまり次々来るので、またか(;一_一)と思いますが、
サーブレシーブみたいで、話のテンポにはなっていて面白いです。
“色”に関しては^^;、クールすぎる狂四郎サマが、
そんなコトを言ったり、やったりしないでェ~~>_<と
思ったりしましたが、女の罠を破るための“策”と知り、ホッとしました。(*^_^*)
お家騒動に巻き込まれた狂四郎サマですが、
義の義というか、理の理というか、いい結末でした。
話してしまいますと……
自分に関わったばかりに命を落とすことになった娘の遺言を果たします。
娘は、家老の私生児である兄が、父を殺すのをやめさせようとしたかったのです。
狂四郎は、家老殺しを阻止しようとしますが、悪玉入っている家老の味方をしているわけでもないんですね。
家老が、無情にも息子(娘の兄)を撃ってしまうと、狂四郎が家老を斬ります。
息絶え絶えの兄に、家老は自分が斬った(から安心して死ね)と言った狂四郎は、兄妹それぞれの願いをかなえた形で、立ち去ります
雷蔵さんのスター性も、もちろんですが、
役者さんも、それぞれ味があって、観た感じがします。
水を飲むみたいに酒を呑む浪人=田村高広さんに
酒の呑み方を知らん奴だ、と言った俳優さんも、なかなか味が濃くていい感じでした。
それにしても、GACKTさんの眠狂四郎、観てみたいです~。
きっと、適役かと☆
テーマ : 邦画
ジャンル : 映画