
1人の中年男性が、昔の女たちが、自分の子供を産んでいたのかどうか
を確かめに行きます。
作品の印象は、“煮え切らないね~”でした><
主人公を演じたビル・マーレイが、この煮え切らなさにピッタリなんです(笑)。
そもそも、煮え切れなかったから、彼女たちは、“昔の”女だったわけで。
それが、今更、逢いにいったところでやっぱり、
生煮えか、煮詰まって焦げ付くか、が関の山じゃないかな~と思うんです。
でも、そんな、ぼやきを抱えながら見る作品なんでしょうね、きっと。
生煮え感が、心地悪くないです(*^_^*)
でも、あえて、言いますと、“ピンクの封筒”から感じたものがあるのです。
この“ピンク”って、曲者じゃありません?(笑)
赤でも白でもない、はっきりしない色というポジションでしょ?
恋人でもないけど、まんざら他人でもない、みたいな…。
恋人だと思っていたのに、段々、離れてしまって、かといって別れる、
というほどの線引きをするほどの関係でもない、という認識をされていたからか、
なんとなく、離れたようで途切れもしない、という関係になってしまった人のことを友達に話した時、
言われました。
「それ、ただの友達になろうとしてるのよ。ズルくない?」
そういうのを、ズルイ、ということがわかりました。
わざわざ、波風立てずに、恋人もどきから友達に移行すれば、
便利なこともあるでしょうからね。
友達、ということは、彼にとって私は女ではなく、私にとって、
彼も男とみてくれるな、ということなんでしょ?
友達同士は、女同士でも、男同士でもなく、中性同士のつきあい方をしろってことなんでしょうね、
きっと。
ピンクの封筒は、まさに、それを象徴してると思いました。
女の子好みのラブリーな色、というのでなく、
赤でも白でもない、男でも女でもない、中性的な色。
煮え切らないって、ズルい…………。
かといって、私も、いまさら、白黒はっきりさせてよ!というほどの肉食(?)でもありませんので、
お友達というグレーゾ―ンを、なるべく広めにとったほうが、ズルい、いえ、
友愛的なのかな~とも思いマス(*^_^*)
作品について
http://cinema.pia.co.jp/title/15325/↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
テーマ : 洋画
ジャンル : 映画