映画『プレイ―獲物―』★ もはや祈りのプレイ(pray)でもある(*^_^*)

作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159507/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
≪銀行強盗して大金を隠したまま服役中のフランクは、隠し金のことで、
看守とグルになった他の服役囚から、乱暴・家族への脅迫を受けていた。
フランクは、少女殺人が冤罪になり釈放された、同房のモレルの潔白を信じ、
妻へのメッセージを託した。その後、モレルは連続少女殺人の真犯人だとわかり
家族を案じたフランクは、スキを見て脱獄する……≫
“ミステリー・スリラー・アクション映画の祭典“コニャック・スリラー映画祭”にて最優秀スリラー賞を受賞“
だそうで、楽しみに鑑賞しました。
目玉は
“”逃亡犯フランクが、逃亡だけでなく、家族を助ける目的があること“”
ではないかと思います。
家族(特に娘)を守りたい一心で逃げるフランクには
元は、銀行強盗犯であっても、応援目線で観ています。
特に、彼は、いわゆるメジャーアクション大作っぽい逃げ方でないと言いますか
スタコラサッサ、命からがら、ヤットコサ……という哀愁がにじみ出ていて
がんばって逃げて!という気持ちが、強まります。
のみならず、
警察に追われるうちに、
同房のモレルの罪まで着せられてしまうので、
フランクの疑いも晴れてほしい!!という願いは、もはや、祈り(=pray?プレイ?^^;)です。
(モレル家は、一体、あの家はどうなってるんだ?と思ってしまう。ゾーっとする……)
追われるフランクが、家族を追う(捜す)という
追って追われての構造がバランス良く、ハラハラ・ドキドキのいい緊張感が続きます。
そして、ああ……と、がっかりさせておいて、
希望を残すラストも、粋なんじゃないでしょうか(^_-)-☆
まずまず楽しめた作品でした。(生意気でしたらゴメン…(>_<))
PS:モレルが、『37歳で医者になった僕』の中島医局長(鈴木浩介さん)に似ていると思うのは
私だけでしょうか……^^;
