映画『危険なメソッド』★ 一線を越える“荒療治”~ただの不倫ではない

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160180/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD22007/story.html
↑あらすじはこちらも参照ください。



医学生でもある、ヒステリーを患ったザビーナが、ユングの元にやってくる。
ユングは、フロイトが提唱した談話療法で、ザビーナと面接する……



フロイトによれば、ヒステリーの原因は幼少期の“性”的なトラウマが無意識にあるので
話すことで無意識にあるものを外にだせれば治る、とされていたようです。


フロイトは、小児期に、口唇期・肛門期などの性的発達段階があって、その時期での育ち方で
その後の性格やトラウマに関係する、というようなことを言っていました。
それは、理論・科学、ということなのですが
ユングは、それを、ザビーナに“実践“してしまうのです……

現象だけみれば、一線を越えて、愛人関係になる
ザビーナは、無意識の抑圧を表出(発散?)して、治っていくという
“荒療治”ではあります。

その現象を、どう見て、どう感じるかが、この作品の面白さなのでしょう。
どう、自分の中で、こねくり回してみるか……ということです。

以下、言葉足らずで、作品の良さを伝えきれてませんが^^;、雑感です。



◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:



ユングとザビーナの医師―患者関係には、
そもそもは、ユングに病気のザビーナを治したい、という特別な感情がすでに存在します。
そして、相互信頼というべき、”ラポール”も生まれます。
(この人に診てもらいたい、というのもその一部かも)


特別な感情を、“男女の恋愛”といえば、簡単なのかもしれませんが
異性に抱く感情は、恋・友情・隣人愛……とも言えない“無意識”のものが、ありますよね…?


たとえば、特別な感情を持っていないはずの異性と
近すぎる距離になったとき、ドキドキしてしまうこともそうかもしれません。あるいは
引寄せられるかのような錯覚(?)で不本意にもキスしてしまう、ノリ(?)のようなことも無いとはいえない。


〇〇がXXだから、と学問は、理論を組み立てて説明しようとするもので
フロイトは、“性的”なことも、科学の域を越えずに、格調高くいられたような印象を持っています。


それに対して、ユングは(ただ恋に落ちただけなのかもしれませんが^^;)
患者を治そうとの気持ちで(あるいは研究への野心も?)
無意識も含めた感情に身を任せたように“実践”し
結果、ザビーナの症状は改善し、医師にまでなりました。


けれど
どんなに、二人の精神状態が、それで安定したとしても
愛人関係を続けていいことはなく、別れることになりますが
別れの痛手は、お互いに、心に傷の深手を負うことになるのも、皮肉なことです。





話しかわりますが、
フロイトは、小児期の性的段階で、物事を説明しましたが
性的要素をモチーフにした、オムニバス映画があります。( 『セッソマット』 )

バカバカしい余興としてみれば良い話なのですが、色々なパターンがあって
人の生活には、大なり小なり“性的要素”で説明つきそうな気配すら感じるのですが…
その中に、印象的なセリフがありました。
子供の頃に生き別れた兄を捜しに都会に来た弟は、運命の美女に出逢って結婚しようと思うのですが
それは、オカマになった兄だとわかり、残念に思います。そのとき兄が言います。
「運命が人を出逢わせ、運命が人を引き離すのよ」



偶然を信じないというユングは、ザビーナとの出逢いにも、運命の必然という
特別な意味を感じていたのなら、その延長線上に“男女の愛”があっても
不思議ではないのかもしれませんね。


そして
暗示的なのが、ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指輪』。
それについて、詳細に、あれこれ話すと楽しいのだとは思いますが、ムリなので^^ちょっとだけ。


ザビーナは、『ニーベルングの指輪』の中の『ジークフリート』に対し、
「破滅的なところに完成をみるようだ」と言うようなことを言いますが
その後、論文「生成の原因としての破壊」という論文を書くザビーナの哲学と言うか、
美学を思わせます。
(性的に言えば、男女それぞれが、自制心を含め、何かを壊す(一線を越える)ことで
新しい命の誕生がある、ということなんでしょうか???よくわかりませんが……)



楽劇の細かいことは抜きにして、『ジークフリート』の部分だけ取り出すと
作曲者ワーグナー自身が、人妻だった妻コジマに贈った愛の歌が『ジークフリート牧歌』。
(自分たちの息子も、ジークフリートと名付けた)
そうすると、ザビーナも、破壊だの完成だの言うのは、ワーグナーとコジマのように
愛する人の子供を持ち、
不倫関係から正式な夫婦になることを望んだ、というシンプルな希望だったのかもしれませんが
現実は、許されません。


好きだから一緒になりたい。
尊敬する友人だから、ずっと親交を続けたい。
けれど、世の中は、シンプルに行かない。
人種や宗教、経済状態、貫きたい学理……etc.
ユングとザビーナが続かない様に
ユングとフロイトも続かない……
(“夢判断”で二人の将来を予見させるのも、面白い)


もし、ユングが、ザビーナを治そうという気持ちがなければ、
一線を越える“危険なメソッド”はなく、その後の彼らの運命も、変わっていたのかもしれないと
思うなりゆき……


フロイトが「治そうとしてはいけない」と言っていましたが
これも、言い得て妙、と言えます。


男女関係のことは、当時者にしかわからない感情の機微があるので
想像によるところが大きいと思いますが
ただ、医師患者の不倫話にしないで


:ユング役のマイケル・ファスベンダー
   (~知的で、抑制が効いているけれど、もろく崩れる部分も絶妙☆)
:ザビーナ役のキーラ・ナイトレイ(~常軌を逸したヒステリー表現は圧巻!かつ知的で情熱的☆)
:フロイト役のヴィゴ・モーテンセン(~作品に重すぎない品格でヴィゴのフロイトを見せてくれました☆)


この配役の魅力で、興味深い作品になったように思います。


.


未消化部分多々あり、とりあえずの雑感ということで、どうか........




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映画『ロックアウト』(2012)★タフ“ガイ”のアクションキャラOKでシリーズ化も観たい


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160411/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD22307/story.html
↑あらすじはこちらも参照ください。



宇宙刑務所に、人道的な見地から調査に行った、大統領の娘(マギー・グレイス)が
そこで暴動に巻き込まれてしまったのを、
濡れ衣を着せられたまま、特命を受けた工作員(ガイ・ピアース)が救出するという
“お姫様救出劇”&“濡れ衣晴らし劇”です。
(以下、大統領の娘=“姫”と呼びます。)


ガイ祭り で述べたように、主演ガイ・ピアースが、肉体派を全面に出しての救出劇は、
どんなものかと、興味津々でありました。


宇宙刑務所に送られるような犯罪者は、かなりのワルたちで、普段は、冬眠状態になっています。
姫は、犯罪者の人権擁護の立場で、彼らの精神状態を心配してあげる、という優しい人なのですが
ワルはワルなんだ、ということは、忘れてはいけなかったのです……orz


姫のSPは、あっと言う間に、キーとなる受刑者に銃を奪われ、そこから、一気に
刑務所は、受刑者たちのシマになってしまいます。
この、キーになる犯罪者は、かなりの“イカレ野郎”です。 (ジョセフ・ギリガン最高☆)
ビジュアル的にも、イカレ度最高!!!☆

この、イカレ野郎が、かき回してくれるので、ガイも見せ場アリ☆というものです。


この、タフ・ガイな、ガイ・ピアースですが
冒頭から、濡れ衣で、仲間うちに、何度も同じ箇所をブチのめされるという
痛いパンチの利いた始まりですが 、しょっぱなから、画面展開、早いです(笑)
(ベッソン監督は、頭の回転が速いのか、単に、速いのが好きなのか……^^;)


そして、観れば見るほど、これは、あの、
神経質エリート風の印象だった、ガイ・ピアースが、マッチョなアクションしてるんだよね、と
新鮮な違和感?を感じつつ、ガイの可能性を広げて
この先、この路線もアリなら、ガイも、 『エクスペンダブルズ』に出ることも視野に入ってるのかな
などと、思ったりしました。 ^^;


。・゜☆・゜・ 。 ・゜・☆。・゜。・。。・ 


タイトルの『ロックアウト』は、閉め出されてしまうこと。


地上と宇宙刑務所潜入中のガイとの交信を、受刑者に知られ
交信を絶たれてしまい、地上の救援チームは“閉めだされ”、ガイは
自分の判断で、動かざるを得なくなるという、切羽詰まった状況が作り出され
作品を、盛り上げてくれます。


宙に浮いたり(←目玉かと)、落下しそうになったりと
ハラハラドキドキは、普通に、楽しいです☆


そして、姫を見つけたガイですが、姫に言われてしまいます。
「自分1人だけ助かるわけにはいかない。同行者も一緒でないと帰らない」と。
それに対して、聖人ヅラするな!とガイは言います。


この部分、個人的に、トゲのようにひっかかってくれました☆
(食いつきたくなるところ、と言う意味です)


↓勝手なボヤキです…

清らかにお育ちで、犯罪者の人権への思いやりもあって、受刑者の待遇改善にも
取り組もうという、お姫です。
自分だけが助かるなんて、そんな自分が許せないのは、わかります。
ですが、助けられる人は、助ける人に、黙って従っていただきたい!
緊急時に、四の五の言って、段取り狂わせるのって、現場は、迷惑なんですよ……orz
その人の聖人君子ぶりは尊いと思いますが、命令を受けてるほうの危険な身のことも
察してほしい……orz(それは、多分、無視してる)


( お姫さまが、ダダをこねるから、見せ場が増えるので、作品的にはいいのですけどね。)


……と、キレイ事をのたまう姫には、ちょっと腹立ったのですが^^;
助けてもらうだけの人が、ノーガキ言ってるわけにもいかないので
姫も、皆を救助すべき、戦闘モードに入ります。(自分も参加するなら、許す (*^_^*))


はじめ、姫を見たとき、知的クールというか、ちょっと、タフな感じのお姫だと思ったのですが
中盤からの、戦闘モードには、もってこいのクールビューティでした。


が、あのイカレ野郎が、ホント!イカれまくって、
あちこちの段取り、メチャクチャにしてくれるので、心痛みながら、
心拍数上げてくれます。
(ベッソンは、鼓動も、速いの好き (*^_^*))


そんなこんなで、宇宙刑務所のドタバタの中
無事、地球に帰れるのでしょうか!!!????
そして、ついでかもしれないけど
ガイの濡れ衣は、晴れるのでしょうか!!!???


大作で大ヒット ではないのかもしれませんが
ガイ・ピアースのアクションものを 見せて頂きました☆


………個人的には、このキャラでのアクションシリーズのガイもまた観たいし
『エクスペンダブルズ』でもお逢いしたい……(^_-)-☆


PS:余談ですが
ミッキー・ロークも、
繊細ボーイのイメージだったのに、いつのまにか、タフなおっさんになってました。
おっさんミッキーのほうが、好きです(*^_^*)





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プチ☆ガイ・ピアース祭り(*^_^*)



映画『ロックアウト』は、
主演:ガイ・ピアースということで、鑑賞しました。

というのも、予告編で見たマッチョな男性は、はじめ、ガイだと思わなかったくらいで。

ガイは、知的だけど神経質で、ちょっと、陰のある、ネジれた役柄の印象です。
マッチョな感じというより、自分は、なるべく血をみない頭脳プレイで、強く攻め入る印象が強いのです。
(思い込みだとは思いますが.)

なので、『ロックアウト』の雑感を述べる前に
ガイの昔を、ちょっと振り返りたくなりました。(*^_^*)






私の、ガイのイメージは
L.A..コンフィデンシャル
』のイメージなのでしょうか……
そこでは、エリート警察官でした。
熱血ではなく、クールな感じで、正義をかざして割りきれる、という印象でした。 




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メメント

:妻を殺害され、記憶障害も生じた、受難の男性でした。
記憶が10分間しか持たないので
シーンを戻っては10分見せ、また戻っては10分見せ……(私は、“記憶の本返し縫い”と言ってました)
というのが、面白い見せ方だな~と思った作品です。
その苦悩の男性を、ガイが演じたのは、インパクトありました。
設定の斬新さだけでなく、
そこに必要な、人の弱さと強さとが絶妙に、ガイの雰囲気に合っていたのも、ヒットの理由かもしれません。
忘れたくても忘れらないのは、バッチイ飲み物(飲み物と言いたくない!(>_<)) を
知らずに、ガイが飲んでしまうシーン……orz



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モンテ・クリスト伯

これは、主演のジム・カヴィーゼル目当てで、『モンテ・クリスト伯』(=『岩窟王』)を見たくて見たのですが
クリスト伯の仇役として、相手に不足なし、というガイでした。
良家の子息という品の良さがあるにも関わらず、やっかんで、心にネジレのある人、という役どころが合っていました。
(褒め言葉です^^;) 





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トゥー・ブラザーズ

:2匹のトラの子の物語に、ガイ・ピアースが主演、というので
ほのぼのした感じの作品に、ほのぼのしたお兄さん役のガイなら、意外だな~と思っていました。
が、トラに銃を向ける立場だったりして、ガイらしさ(?)は生かされてたんだな~などと思いました。
(でも、そんな立場の人が主役?と思いつつ……^^;)
これは、子供向け作品だったと思いますが、結末は、親子鑑賞に耐えられるもので
結果的に、ほのぼのハッピ―作品に、ガイが出たんだ~ということが、自分には新鮮だった記憶があります。



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プロメテウス

:ガイ・ピアースの名前を見つけたときから、どこに出てるのか???と捜していました。^^;
そうしたら、ご老人でしたよね…………..
でも、背中にそれほど年齢を感じなかったので、若い人が演じているんだろうな~と思っていたら
特殊メイクを施された、ガイでした……
ここに、ガイ・ピアースを使うとは!!
驚きつつも、ガイの醸し出す、ダークサイドの部分を生かした、怪演だったように思います。
(老人役に“怪演”を感じたのは、『コレラの時代の愛』のハビエル・パルデムと、このガイくらいでしょうか^^;)




雑な話も、尽きませんが……


神経質なヤサ男もイケてる、ガイですが、
ボディ・ビルをやっていたそうで、肉体派も、かなりイケる人なんだな~というのを
『ロックアウト』で見せていただきました。巾広い役者さんです。
その雑感は、あとで(^_-)-☆

・。。・。゜・☆。・゜。・・。。・。゜・☆。・゜。・








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映画『綱引いちゃった!』★私も一緒に引いちゃってた(*^_^*)



作品について http://cinema.pia.co.jp/title/158068/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD21871/story.html
↑あらすじはこちらも参照ください。



大分市のPRのために、婦女子が綱引き!?

“綱引き”って、シンプルに楽しくて盛り上がりません?(*^_^*)

井上真央さんが、グッと力入って引っ張っている姿に惹かれて鑑賞しました。

“綱引き”と言う、スポーツ根性モノっぽいですが
引いているのは、廃止されそうな給食センター職員の女性たち。
学生のように、朝練・夕練……に打ち込めるわけでなく
ただでさえ忙しい、仕事と家庭の両立にプラスして、“綱引き”練習に参加する人もいます。

それでも、“綱引き”に参加するのは
綱引きで結果を出せば、給食センターは存続して、生活が安定すると信じたから。

「君たち女性が…….」という市長の言葉ではありませんが
オバサン婦女子(綱娘)の綱引きなんて、と思って(バ〇にして)いませんか?(゜_゜>)

この作品は、綱引き大会に向けて、ド根性でがんばりました、というものではありませんでした。
コメディ、と書いてありますが、生活しょっるんです。
楽しいばかりではありません。(*^_^*)


・。。・。゜・☆。・゜。・・。。・。゜・☆。・゜。・


綱娘たちは、もちろん、努力して練習しますが
仕事も家庭もある女性には、まとまった時間が必ずしもあるわけでなく
空いた少しの時間を利用して、アレコレやっているんです。
空いた時間に、怠けたように見えても、普段、自分のための時間もない綱娘たちには
息抜きも必要なんです……………
(真面目に取り組んでる真央ちゃん、ごめんね)


そんな綱娘は
娘であり、妻であり、母である……様々なエピソードがありました。
・認知症の父と暮らす人
・養子の息子と暮らす人
・事故に遭い無職になった夫と暮らす人…etc.

それは、綱娘たちは、日々の生活の中で、“重い綱”を引っ張って来てたんだな~と思えてくるものでした。

そこに、自分の気持ちが重なるかどうかが
一緒に、綱を引っ張れるかどうか、というところかもしれません。

一人っきりで、重い綱を、引っ張って来た人もいると思います。
経済的にも、心情的にも。

「人生は団体戦よ」
松坂慶子さんが、さりげなく言いますが、やがて、
「私たちは一人じゃない」
この言葉が、とても、親身に響いてくるときに、目頭が熱くなりました…………….

生活に困ったとき、本当に、自分一人が頑張らなきゃ、と思い、切羽詰まることがあります。
だから、がんばる。
けれど、一人では、心細くて、心がくじけることもあります。
そんなとき、せめて理解して、心を一つにしてくれる人がいたら、どんなに心強いか………


そんな、綱娘が、給食センター存続のために、がんばってきたのに
市長は、いとも簡単に、反故にしてしまいました…………….orz


(↑これに限りませんが、
為政者が、クルクル予定を変えるのは、本当に迷惑なことです。
年単位で予定してたものが、政権が交代したために、簡単に、中止や廃止になる。
一部では歓迎されることかもしれませんが、
予定通りに進めていた者にとっては、それまでの経過が、無に帰されるのです。
“無価値”と烙印を押されるのも、忍びないことですが、予定は約束でもあると思うのです。
中止は、予定不履行。将来の何を信じて、仕事をしていけばいいのか……orzと思います。)


でも、乗りかかった船は、最後まで漕ぐもんです!
やめろと言って、やめられるもんじゃありません。(キッパリ☆)


綱娘たちは、わかっていました。
何のために、綱を引くのか?
誰のために、綱を引くのか?


・。。・。゜・☆。・゜。・・。。・。゜・☆。・゜。・


そして、ラストシーンの綱引き大会!!!

観ていれば、自然と力が入ります!(*^_^*)
私の足も、踏ん張ってしまいました。^^;

綱は、力任せに、引っ張ればいいもんじゃないそうです。
心が1つになったときに、爆発的な力が生じるんだそうです。

だから、特に、あの
「お母さ~ん!!!!!」
には、私は、自分が呼ばれている気がして、泣けてきた……
自分は、もう、母としても女としても、怖いものなんかない!!!と思ったと言っても過言ではないよ……
“息子”の声援が、グッと、引っ張ってくれて、それ以上、心強いものはないもの………

あとは、私も、一緒に、心で綱を引っ張ってました。
あ、渡辺直美さんは、横綱のカンロクでしたね……^^;

綱娘たちは、ずっと、これからも、日々の重い綱を、引き続けていくのでしょうが
一人じゃないんだよ☆という、いいエンディングだったと思います。(*^_^*)











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ジャンル : 映画

映画『カラスの親指』★サギを包んだ大ガラスにしみじみ~村上ショージさん絶賛です☆


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/158035/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD22257/story.html
↑あらすじ・(ここまでなら可か)



2人組の詐欺師の話がとても面白い、と聞きました。

詐欺師のダマシのテクニックに、騙されたかったので
原作未読 かつ 2人組み詐欺師という情報だけで、鑑賞しました。


~~~衝撃のラストには、衝撃のウラがある~~~
チラシのコピーも、どんでん返しがあるのかな~と思うくらいで…………….


この、タイトルの意味、わかりますか?
“詐欺師のお父さん指” ということなんです。
あああ……ゴメンナサイ……orz
この作品は、それすら知らないほうがいいです。

情景描写ではなく、作り込んだ筋書き(脚本)で、見せていく作品です。
(長丁場です。)

ダマされました、と言うより
真実を知りました、と言う、しみじみした想いです。


この作品の私の好印象は、特に、村上ショージさんと石原さとみさんでした。
(主演の阿部さん方、ゴメンネ)

始め、この、軽い姉ちゃんは誰?と思いましたら^^;
石原さんでした。
わりと、しっかり者の印象が強かった石原さんですが、今回は
姉なのに、キャハキャハして可愛いばかりで、生活力のない、お姉さん………orz
でも、石原さんの素直さで、イヤミがなくて、可愛い☆

そして、村上ショージさん☆★☆

村上さんは、たまにしか、お見かけしたことはなかったのですが
素朴で、悪気がなさそうで、ちょっとユルくて、
村上さんのいい雰囲気で、進んでいたのではないかと思われます。

こんな村上さんの雰囲気だったら、人は、簡単に、騙されちゃいますよ……(>_<)
……いやいや……言わないでおきます。

ちょっとだけ、言いますと………
復讐のためのサギの話は、ハラハラしながら楽しむモノの、ある意味、前座。
その後、それを俯瞰するように、大ガラスの人間ドラマがありました☆





▼▼ネタバレ後免↓↓ドラッグ▼▼




村上ショージさんが、阿部さん以上に、存在感を示していたのは
やはり、そんなわけがあったんだな~と、最後、ナットクしました。

人は人を信じて生きている。
村上さんが言うセリフは、なんて、優しい感じで心に響くんだろうと思いました。

村上さん演じたテツは、人生に後悔しながらも、きちんと
けじめをつけようと、生きてきたんだな~と言うだけでも私は嬉しいのですが、
本当のことを言いたくても言わないで
遠くからできるだけのことをしてきた、ということに、胸が熱くなってしまうのです。
(↑それは、阿部さん演じるタケもそうですが)

その辺のところは、『黄金を抱いて翔べ!』にも、似たような状況がありましたが
深刻な重さでなく、温かな気持ちが残るのが良かったと思います。

親指である父親には、あとで、後悔しないように、しっかり
家族とつながっていて欲しいと、思いますよ……

そういえば、姉妹の妹のほうが、詐欺行為実行中に
テキにつっこまれそうになったとき、
テツの娘だと出まかせを言って、その場を取り繕うシーンがありましたが
アレは、ほのめかしてたんですね。
気づかなかったぁ……^^;





▼▼ネタバレ後免▼▼


これは、まっさらな状態で観るほうがいいと思うので、ここまで。

このたびは、村上ショージさん絶賛です☆
村上ショージさんは、お笑いだけでなく、ほかの作品でも観たいな~と思っています(*^_^*)








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映画『人生の特等席』★ 父と娘の一発逆転ホームランのイイ当たり☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160593/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

映画レビューです(ネタバレ表示)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id343639/rid51/p1/s0/c1/


イーストウッドが、頑固で、口下手な親父さんを演じるというので
興味を持って鑑賞しました。

親子・家族の問題は、さほど、ドラマチックではないかもしれませんが
“野球“のスパイスが効いて、面白い作品になっていたと思います。

私も、できれば、何事も
フォアボールでなく、ど真ん中に投げたいと思います。
…………………すっポ抜けるかもしれないけど……^^;








テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『旅情』(1955)★ベネチアの旅情に誘われる幻惑の恋……

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/3958/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/movies/p13642/story.html
↑詳しいあらすじ(ネタバレ)です。




秘書をしている独身のアメリカ人女性ジェーンが、一人旅をして
イタリアのベネチアで、地元の男性と知り合って、親しくなる……

ジェーンは38歳と言う設定ですが、48歳頃のキャサリン・ヘプバーンは、毅然として美しく
年齢を重ねた分、ジェーンが抱く恋心に、ハクが着いた印象です。
と言うのも、
ジェーンの“恋心”の描写が、とてもイイ☆

どうイイかと言いますと、“恋心“という言い方は、オブラートに包んだ言い方でして
年齢の行った彼女が抱く“恋心”は、当然ながら、
小娘乙女ちゃんが抱く“恋心”とは、似て非なるもので
節度を心得ながらも、小娘乙女ちゃんのよりも、ドロっとしたものも含む“恋心”だからです……
(一言で言えば、オバサンは恋心にもふてぶてしい生々しさがある、と申しましょうか…^^;)

男っぽさのある美女キャサリンの熟女ぶりが、生かされています☆


。・゜☆・゜・ 。 ・゜・☆。・゜。・。。・ 


恋のお話は、あとにして、その前に、ベネチアのこと。

原題『SUMMER TIME』に対し、邦題『旅情』は、とても素敵♪
確かに、“ひと夏の経験”ではありますが
“サマータイム”では、ちょっと味気ない。

全篇、ベネチアのあちらこちらを映しているので、ベネチアに滞在しているような気持ちに☆

(観光客として行く)ベネチアは最高です♪
1度だけ行きましたが、その 素敵な空気に包まれてしまう……
ジェーンが、この素敵な街で、素敵な男性との出逢いがあったらいいな……などと
乙女チックに思うとしても、ムリはありません……

旅は、日常の自分とは別の、あるいは、心の底の本当の自分を、引き出してしまうのかもしれません。
(旅の恥はかき捨て、ではありませんが^^;)
それを、ひとときの“気の迷い”などでなく、ベネチアが誘い出した“旅情”なのだと
美しくも上品に昇華させている邦題は、素晴らしいと思います。
観ようと思いますもん(*^_^*)


さて、ベネチアに行ったら、お土産に何を買いますか?

水浸しになってしまう“アクアアルタ”のニュースも、聞かれますが
冠水の写真が、絵ハガキになって売ってたのを見ました。(゜_゜>)
地元では慣れっこなんだそうですが、たくましさを感じます。

私は、お土産には、“ベネチアングラス“と決めていました。
赤のベネチアングラスと、ネックレスを購入しました。
http://blogs.yahoo.co.jp/yutake2415/40242567.html


ジェーンが出逢ったのは、骨董のベネチアングラスを販売していたお店のオーナー・レナートでした。
ベネチアングラスがらみの縁、というのも、ベネチア旅情です。(*^_^*)

待ち合わせは、サン・マルコ広場。
ゴンドラで、デートする恋人たちの姿も…
作品は、どこもかしこも、ベネチア、ベネチア、グラッチェ、グラッチェ……
(あ、ジェーンは、運河にも落ちちゃいました……(>_<))

。・゜☆・゜・ 。 ・゜・☆。・゜。・。。・ 


恋心のシーンは、1つ1つ良かった……

広場での、ジェーンの視線。
2人の娘が連れ立って歩いたあとを、若い男性2人が足早に追うようなシーン。
きっとナンパだわ、とジェーンは思ったかも。
彼女たちは若いし、2人連れだから、その先、話が進みやすいかもしれないけど、
自分は1人だし、お姉さんだから、そんな出逢いは無いのかな……
若者のスムーズそうな経過に、ちょっとやっかみながら、自分の状況にがっかりしたかも。
それが、ひしひし伝わってくるのが、とてもイイ☆


そして、彼女の、赤いミュールの足元を見つめる、ひとりの中年紳士(レナート)。
ジェーンの背景に過ぎないと思われた中から、
さりげなく、彼にカメラを映していく……これも、イイ☆


中年女性に中年男性☆
なんて丁度いいの!と勝手に、幸せ予想図を、頭に描く私。(*^_^*)。
旅先の恋というだけの簡単な話であったとしても
ベネチアという街が、十分、フォローしてくれるヮ………と思いながら……


そして、そのイタリア男性・レナートは、その後、積極的に、ジェーンにアプローチしてくるのですが……


積極的なのは、イイと言えばイイし、困ると言えば困る……

ジェーンの“恋心”は、レナートの接近を、嬉しくないはずはないのですが
そうですか、と簡単に、ボーダーラインを越えていいわけでもないのです。
お姉さんには、それなりの自制心とプライドがあります。
どんなに空腹でも、目の前に食料があるからといって、なりふり構わず、食らいつくなんてことは
致しません。(下品な言い方なら申し訳ございません)

しかし、レナートは言います。
「空腹なら、目の前のラビオリを食べるべきで、ステーキを待つな」と。

確かに、お姉さんというハクが着いたジェーンの
“恋のハンティング“を思わせる香りは、濃い脂粉のごとく、プンプン匂っています。
(だから、38歳でない48歳のキャサリンがベストなんです!!!)

でも、レナートに失望ですね……
空腹ならって、それを言っちゃあ、お終いよ……

「私、飢えてなんていないわ!(怒)」
武士は食わねど高楊枝、と言いますが、熟女にも熟女のプライドがあるのです!

けれど、誘惑という、恋の吸引力には、勝てなかったりもする……
だって、本当は好きなんだもの、彼のことが…….(照)


。・゜☆・゜・ 。 ・゜・☆。・゜。・。。・ 


旅が永遠でないように、恋もまた、永遠ではありません……

別居中とはいえ、レナートは妻帯者でした……orz
旅の恋は、やはり、ひとときの戯れなのでしょうか……>>(ため息)
でも、恋心は、ずっと、胸にとどめておきたいもの……

二人の想い出は、白いくちなしの花に……

それが、もう一度、ラストシーンに、切なくも美しい花を開かせる。


駅に、見送りに来ないレナート。
ゆっくりと、動き出す列車。
ジェーンが諦めたそのときに、ホームを走る男性が!
レナートが、窓から手を伸ばすジェーンに、プレゼントを渡したくても、届かない、渡せない……
ああ、これで、二人のコトは本当に終わってしまう!!

……と、レナートが手にしていたのは、白いくちなしの花。
もう、想いをつなぐことは出来ないけれど、それは、二人の楽しい想い出を知る花。

レナートの想いに応えるように、窓から大きく見を乗り出して、手をふるジェーン。
そう、あれは、さようならではないのですね。
あなたの愛に応えたかった気持ちなんです…….


“オールドミスのゆきずりの恋”などと言われますが
ゆきずりは結果であって、恋心は、いつでも本物。
ラストシーンは、そう言っているように思えました……

やはり、邦題『旅情』は、余韻にまで、効いてきます。
ベネチアに来れば、こんな出逢いが待っているのでは☆と思いそう……
つくづく、ベネチアの旅情が生かされた作品だと思います。










テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『任侠ヘルパー』★草薙さんの背中が命かけたヘルパーなめてんじゃねぇゾ!と叫んでいるようで

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159646/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。





元極道(ヤクザ)の彦一がヘルパーになるという、テレビドラマの映画版だそうですが
ドラマは未見でした。
というのは、きっと心温まる話なんだろうとタカをくくっていたのと^^;
従来の医療モノと同様に
介護の現状を、きっと理想的に描いて、観やすいモノにしてるんだろうな…などと
思っていたからです。


けれど、映画の予告編で、任侠ヘルパーなる彦一が
貧困ビジネスに関わるヤクザに、
毅然と立ち向かうに、とても熱いモノを感じ、映画を見てみたいと思いました。



「バカヤローコノヤロー」のアウトレイジャスな、任侠・草薙クンが、テンポよく
本当はキビシイ現実を、飽きずに見せてくれました。




゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜☆゜゜ (↓内容にふれて雑感です)



まずは、要介護老人の現実問題は、深刻です…………
それをテーマにしたドキュメンタリー番組もたくさんあるくらいです。
介護を要する本人も、家族も、施設の人も……ともに困難を抱えている…orz



映画は、それほど深刻に、掘り下げてはいませんが
端的に象徴的なのは、“排泄物の臭い”を表すシーンでしょう。
普段、健康な人々との関わりしかない方には、“要介護”を意味するものが何かを
感じ取る機会かもしれません。



そもそも、ヘルパーさんなど、福祉・介護関係のことをしようと思うのは
お金云々でなくて、困っている人への思いやりからだと思います。



彦一は、“任侠”の男。
“任侠”とは、「強気をくじき弱きを助け、義のためなら命を惜しまないという、男気」
ヤクザとは違う。



家に帰りたがって、施設=“うみねこの家”を抜け出そうとした老人に対し、頭ごなしに否定するのでなく
「あとで、俺が、車で連れてってやるから……」
となだめたのは良かった。
それは、ウソではあるけれど、そうしてあげたい優しさは、認知症の人にも伝わる。



そして、飼い殺し状態だった老人たちに、“係り分担”を与えると
老人たちが、生き生きしてくるのも、良かった☆



彼らの必要としているのは、“生活の場”。
人間として、生き生きと生きられるところ。
グループホーム
”と言う感じで、楽しい“生活の場”になっていく。




(認知症の方を集めて、
お互いに補い合って生活するというコンセプトをもつ“グループホーム”を、
制度として、初めてやってみようと思った人はスゴイと思っています。
老人には、何もさせないほうが安心と思いがちなところですが
出来ることをすることで、生き生きできますもんね。)



彦一の、任侠心意気で、生まれ変わっていく “うみねこの家”
そこが、“生活の場”となれば、“家”となる。
家は、自分の心が帰る場所となる。
(終盤、老人たちが帰ってきたシーンが、物語る)


そのように、要介護老人の受難と光も、まざまざと見せられますが
家族のご苦労も、同様です。



ときに、直接関わっていない人は、家族に対し、批判的であったりします。
施設に預けるだけでも、冷たい家族だと、批判する部外者もいたりします……
でも、とりあえず、今は自宅にも置いておけないし
施設などにも預けられないという事情もあります。
本当に困り果てる様子は、安田成美さん親子を見ればわかります…………..



゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜



ヤクザ運営の“うみねこの家”だから、ヘルパーを充足する気がないのはわかりやすいですが
そうでなくても、ヘルパーさんなど、介護関係の職種の冷遇を見聞きします。
お金云々のためでない、と言いましたが、生活していかないといけません。



ちなみに、とあるところより抜粋の年収。
・ホームヘルパー2級 150万円~250万円
・介護福祉士     250万円~350万円 
    (ヘルパーと介護福祉士は異なる。)
・ケア・マネージャー 350万円~450万円



介護職のある青年は、介護の仕事だけでは、生活も厳しいと言っていた。
低賃金で離職率の高い介護職のために、平成21年の選挙のマニフェストでは
月4万円のアップというのもありましたが、財政難で実行できず
仕事量のわりには報酬が少ない、という現状のまま
困っている人を放っておけない、という、介護職員の善意に支えられていると言えます。



゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜



「人を人とも思わないほど、落ちちゃいねえよ」
と、ヤクザを前に、毅然とする、彦一。



“強きをくじき弱きを助ける“任侠なんて、死語になっていたかもしれません。
“強気にへつらい弱きにたかる”ほうが、楽かもしれないけれど
人を人とも思わなくなったら、もう、人間として終わりだな……




かつては、任侠だったと思うヤクザも、今は、極道・暴力団となっているだけでなく
“堅気”の人々に、善意と良心があるかと言えば、
それが悪気でなくても、礼儀や節操を欠いて、守るべきモノも守れないどころか
弱者をスパッと切り捨てることもできる………(T_T)



おっと、エンタメ映画としては、面白く見ていたのに、グチっぽくなってしまいました。
あとは、『クローズアップ〇代』などに、お任せしましょう^^;



草薙さんの背中が
「老人たちの生活に、命かけたヘルパーなめてんじゃねぇゾ!」
そう叫んでいるようで、とても、頼もしかった☆





テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ワーキング・ホリデー』★11年分を取り戻そうとする親子の“作業”が温かくも面白い

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160477/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


小学校最後の春休み。
進は、まだ見ぬ父(大和=ヤマト)に逢おうと、一人で家を出た……


:元ヤンで歌舞伎町のホスト:
ちょっとコワモテのAKIRAさんの様子に、ちょっと身構えてしまいましたが^^;
息子・進役の林遼威クンが、ご機嫌に可愛かったのと
子役がいるのだから、アブナイ作品ではないのだろう……^^;と思い、鑑賞しました。


一言で言えば、いい作品だったと思います。
ほとんどのシーンに出ているAKIRAパパ(=大和)と進クンが、とても、和やかで良かった☆


“ワーキング・ホリデー”という語を初めて聞いたのは、
オーストラリアに渡航した若い方から。
現地で働いて収入を得ながら休暇を過ごす、と言う仕組みらしかった。

ここでは、進クンの春休み(ホリデー)に、父と過ごすという“ひと仕事”(ワーク)のことでしょうか?


“男ヤモメにウジがわく”と言いますが、独身男性の部屋はあんなん?^^;
足の踏み場がないほどの、いつ食べたかわからないようなカップ麺のカス、クズ、ゴミ?……etc.etc.
一方、進クンは、“デキ過ぎ”さんで、炊事・片づけなど、主婦のごとく、仕事がデキるんです!
(母親いわく、父のような子にならないように育てたと……アタタ…(>_<))


そうこうして、ホストを首になって、宅配会社に就職できた大和。
(注:大和だと気づきにくいですが、“ヤマト”が、宅配って……^^;)

宅配という設定が、良かったですね。

とある、ワケあり家族と関わるのも、心温まります。
お節介を届けちゃうことになるのですが、 (←アリエナイ!とか言わないで(>_<))
父が、家族の想いを大切にしている、という姿には、居合わせた進クンも
嬉しいことだったと思います☆

それと、車でGO!の宅配でなく、原則、リヤカー使用の大和なのですが…

リヤカーを引く大和は、カッコ良かった!!!!
カッコ良さは、各人の美学があると思いますが
責任を果たすべく、一所懸命に取り組んでいる姿が、1番、カッコイイと思っています。(キッパリ☆)
一見、カッコ良さそうなことでも、手を抜いてやってたら、どッチラけです。


大和が慣れない仕事にも取り組んでいる姿は、危なっかしくも、誠実で、
進クンには、父親への誇りと敬意を感じられたと思います。
親を尊敬できるのは、子供には嬉しいことで、親も、それを張り合いに頑張れるのだと思います。
そんな父親に、AKIRAさんは、いい感じで、適役だったと思います。


ところで、なぜ、父と母は別れたのか?


子「ねえ、なんで、(母と)ちゃんと話さなかったの?」
父「怖かったんだよ。完全に終わっちゃうのが」

↑コレ、深くありません?^^;
はっきりさせることは終わりにつながることかも……と思うから、うやむやにして
終わらないけど続かない、という中途半端なことになったり
別れないまま、イイお友達に移行することになってしまうことが、
大人の事情にはありますよ……ね……
(でも、ここは、さほど深刻ではない)


借金や暴力などではなく
AKIRAパパは、悪い人じゃないんです……
本当は優しい人。
優しすぎたんじゃないかと思います……
彼女には、彼の過ぎた優しさが、エエ加減にせぇ…と思ってしまったのかな…


父「わかんねえ女だ」
子「本当だな」
父「とんでもねえ女だ」
子「でもいい人だよ」
父「わかってるよ」 ←コレ、ナイス!


ひとつ屋根の下で、ああでもないこうでもない、と暮らすうちに
“親子”と言う理屈でなく、情が、生まれてくるのがわかる。
見えない糸でつながっている人が、そばにいるんだ、と言う温かい実感が
きっと、その糸を、ぎゅっと強く結んでいるのだ、と感じてくるのが、嬉しい☆


進クンは、両親が一緒になってほしいな、と思っていると思うのだけど……
11年という月日の修復期間には、春休みは短いのかな……
でも、11年分の重さを、父は、背中にズシッと感じることはできる☆


ワーキング・ホリデーとは
11年分を取り戻そうとする、
お互いの心の“作業”のことだったのでしょうか……………..


(↓ネタバレ?)

▼▼▼▼


春休みが終わって、進が、また家に戻るときのシーンがいい。
男同男同士の会話です。


父「辛いときは強がっとけ!」
子「今、ガマンしてんだ……」


父「俺の人生、これで良かったのかな」
オカマのママ「それでいいの」
(↑これも男同士)


父も息子も、一緒に過ごせた感動と、しばしの別れの寂しさを
分かち合ってるんだな……


これで終わりじゃないし、気持ちは、離れ離れじゃない!
大和の腕には、進クンの腕時計。
進クンの背中には、大和がプレゼントしたリュック。
じんわりする、ラストシーンを残す……


▼▼▼▼

「あんなお父さんに負けていられない」

(いい意味で^^;)
そんなふうに、いつも思っていられるお父さんに逢えて本当に良かったね、進むクン☆

進クンの後ろ姿に、そう、声をかけたくなりました。

すがすがしく、視界良好のラストシーンがいいですね☆









.

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『マリと子犬の物語』★あなたの優しい気持ちに…(のワケ)と余談^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/19414/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
映画レビューです。(ネタバレ表示)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id328448/rid3/p1/s2/c2/



(タイトルの理由ですが、鑑賞することで、収入の一部が『マリ基金』に寄付されるということを知ったので
劇場鑑賞をお勧めしたかったからです。そのほか、会場には募金箱もありました。)



2004年の新潟中越地震での実話だそうです。
(全村避難の山古志村)
一緒に避難できなかったワンちゃん(マリと子犬)は、どうしているでしょう……



家族のように思っているペットと離れ離れになるのは、心配なことですよね。

家族でなくても、前に飼っていたことのあるのと同じ品種のワンちゃんだと
特に、想いが重なることがあります。
(余談です)


。・゜☆・゜・ 。 ・゜・☆。・゜。・。。・ 


ご近所に、柴犬を飼っているお宅が、ありました。

あるとき、ワンちゃんの姿が見えないな~と思ったのですが、そのときは
お散歩かなと思い、あまり気にしていなかったのですが
翌日も、翌々日も、ワンちゃんはお留守でした。
たいてい、居るのに、そんなに、私が通る時間と、お散歩の時間が重なるのもおかしいな~と
思いました。

ワンちゃんに会わなくなって、5日も経っていないとき、
今度は、犬小屋がなくなっていました………………
なんだか、いやな予感がしました。

そういえば、ワンちゃんは、10歳以上になっているはずだな~とか
わが家のワンちゃんが、急に体調を崩してしまった時のこととか
悪いほうに考えてしまいました……

でも、そこのお宅に、わざわざ、ワンちゃんの消息を確かめる勇気はありませんでした。

それにしても、ワンちゃんに何かあったとしても、犬小屋を片づけるのが早くないか??
などと思っていたら
ある朝、引っ越し業者の車が、止まっていました!

ああ、そうだったのですね!!
お引越しでしたか!(^_^;)」

きっと、ワンちゃんは、ペットショップさんなどに、先に預かっててもらっていたのかもしれません。

心配しましたぁ……^^;
新しいところでも、元気でネ☆









テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』★芸術的な秘技!楽しみでした☆

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http://cinema.pia.co.jp/title/160083/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


シルク・ドゥ・ソレイユ(以下:シルク~これは、ドでなくてドゥとなっています)の3D映画は
楽しみにしていました!!!!
技はスゴイし、美しい!!☆
夢中になって見ていて、日常とは別世界に連れていってくれる!
これは、もう好きずきだと思うので、以下、おしゃべりです。



過去に、このもの凄いサーカスを観に行ったのは2回。代々木です。
『サルティンバンコ』と『ドラリオン』
シルクのサーカスは、物語調になっているのも楽しいですが
ストーリーがよくわからなくても、人間ワザとは思えないスゴ技を
生で見ているという緊張感と、
こんなスゴイことができる人間への畏敬で、
鳥肌が立って、涙ぐんでいたりします。


こんな一発勝負で失敗したらどうるんだ!?と思って見ていますが
あるとき、失敗されたことがありました……(人間だもの)
が、さらりと2回目を成功させていました。
失敗は失敗として、2回目は決められることも、スゴイことだと思いました。
やってることが、人間離れしてますもんね。



゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜



前に、ドキュメンタリーで
シルクさんは、ヨーロッパで大道芸をしていた数人が始まり、と聞きました。
それが、今では、3千人ほどの大所帯になったとのこと。(衣装担当など含む)


私は、個人的に、今は大きくなったけど昔は小さいところから始まった、という
エピソードが好きです。
母の実家近くのスーパーも、始めは主人夫婦が八百屋さんから始めて大きなスーパーになったとか。
コンビニの〇ーソンさんも、元は牛乳屋さんがジャムとかパンなども一緒に売り始めたのだとか……


大きなお店・大会社を成功形とすると、始めから、大きなわけでなく
小さいところから、少しずつ、コツコツやってきたんだな~という感慨があります。
自分もいつか……とは、なかなかなりませんが(^^;)
千里の道も一歩から~~少しずつ、進んでいけば結果は出るんじゃないかな~と
思えます☆
サーカス芸は、まさに、練習の積み重ねの賜物ですよね!☆



゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜



映画は、いままさにその一瞬!という緊迫感はないかもしれませんが
でも、やってることはスゴイよ!(笑)
2人の足首だけでひっかけて、空中ブランコしてるのは、見ててコワイ(^^;)

映画ならではの演出効果も、面白かった☆

水しぶきを、効果的に見せていたり
ココゾというところは、アップで見られます☆
これが、平面なのか垂直なのか、始めわからなくて……というより
重力がかかっているのかしら??というシーンもありました。

平面が傾斜したあと、滑り落ちそうで落ちないのも
動きが面白かった☆

ラスベガスのショーは未見でしたが、「O(オー)」「KA(カー)」「LOVE(ラブ)」
などを再現したというのも 、一興でしょう♪


3Dでしたが、(あまり意識しなかったです……)
また、本物の3D=“生の公演”を見たくなりました!




テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『白昼夢に抱かれる女』★「行かないで!」恋が引き離されるほうが悪夢……雑感です。


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↓あらすじはこちらを参照ください。(WOWOWより)
:売れっ子ファッション・カメラマンのカレンは私生活も献身的な夫や幼い娘がいて充実。だが、ある夜から同じ夢を何度も見るように。それはホテルの1室に裸の男性がいる夢。やがて仕事で行ったフランスで、夢で見た男性とそっくりなマチェックと出会う。彼はカレンの話を聞いて彼女に興味を示し、やはり家庭を持つ身だが、彼女と一線を越えた関係に。しかし浮気と割り切るマチェックに対し、カレンは彼との関係にのめり込んでいく。



この作品には、“官能ストーリー”という前置きがありましたが
描かかれている男女関係が、官能描写のための背景に過ぎないわけではなく
思うところありました。(主観の雑感ですので、予めご容赦を(^_^;))


恋愛関係を外から見ている人には、不倫騒動を起こすカレンは、“バカな女”に過ぎないことでしょう。
恋は、盲目と言いますが、愚かにもさせる……
だからこそ、男女の恋愛について、悶え悩んだことのある人なら
愚かな恋人たちを、バカだな~と突き放さず、逆に、のめり込んで見入ってしまうものかもしれません……


◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇



1度、言い訳のために、整理させてください。

① 毎夜のように夢に現れた男性を、出張先(パリ)で見つけたカレンは、彼を追い、夢中になってしまう。

② しばらく離れたあと、彼氏の故国ベルギーへの出張があるが、カレンは断る。しかし夫に勧められて家族で行く
(カレンはデンマーク人と言っています)


① :たとえば、意中の人と夢で出逢ったときは、夢だと思っていないので、幸せです(*^_^*)
そして、目覚めたときには、夢である失望よりも、夢で逢えたときの至福の余韻があります……(よね?^^;)

、夢の記憶はすぐに消えてしまうので、忘れないように、もう1度、夢で見たことを脳裏に焼き付けます。
不思議なもので、夢に出た人のことは、印象深くなるものです。

カレンが夢に見たのは、まだ見ぬ人でした。そして、官能的な誘いを匂わせているのです。
(どんな夢観たの?と聞かれても、答えられませんね……^^;)
カレンは、家族にも仕事にも不満はなかったようでしたが、心理の深層には、無意識の願望が眠っているものなのかもしれません。
夢は、無意識に無防備な自分を見せながら、これから来るはずの罪な恋を育ててしまっていたのかもしれません。
かくして、現実に、夢の男が現れたら……
あなたを知りたい、という気持ちを抱きつつ、追いかけてしまうのでしょう…………………………




② そのときまでは、“距離”と言うブレーキがありました。
距離的に離れれば、心も離れるもの。

夫も子供もいるカレンは、“それ以上”になってはいけないと思っていたから
彼の居住するベルギーへの出張は、断るつもりでいました。
なのに、何も知らない夫が、(>_<)、一緒に旅行するつもりで、ベルギー行きを勧めるのです。

そうしたら、もう、ブレーキは外れます……………….

ベルギーに行ったカレンは、ためらうことなく、彼をさがし当ててしまいます。
不倫と言う下り坂は、アクセルを踏まなくても、ブレーキを失ったら、転がり落ちてしまうのです。
カレンは家族を捨て、マチェックが用意した逢引きの部屋に、住みついてしまいます。




そのとき、その人が逢いたいと言ってくれたからと言って、いつまで逢ってくれるのか保障されるものではありません。
そのとき、その人が自分の愛情に応えてくれたからと言って、いつまでも、愛してくれる保障もありません。

カレンとの逢引きの部屋は彼の仕事場で、彼の妻子のいる自宅は なんと!真向かいにありました。
たまに逢う関係ではなく、押しかけてきたカレンは、彼には厄介な存在でしかなくなり
やがてカレンは、邪険に追い出され、捨てられます。

重たい関係になったら捨てられるのは時間の問題だ、とは思いますが
不倫地獄に落ちたカレンには、ただただ、彼が欲しい………………..
自分を捨てていく男の背中に
「行かないで!」を絶叫するのです……………………


この、みっともなく惨めなカレンを、バカ女、と思う方は思ってください。
笑いたければ笑っていいし、嘲笑ってもいい……
陳腐な痴話ばなしだと思ってもいいし、B級話だと思ってくれてもいいです……

でも、私は、「行かないで!行かないで!」と何度も絶叫したカレンを、バカ女と思いながらも
その痛々しい絶望感がわかるような自分がいます…………
(失いたくない!と思う人が、離れていってしまう失意を経験したことがある方なら
この状況と同じと言わないまでも、引きはがされる痛みは、わかると思います)


◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇

終わり方は、絶望的なようでいて、そうでもありません。
というか、もう失うものがないと強くなるのかも……^^;
夢についての“オチ”をつけているのも、収まりの良い構成かと。


“夢で観ただけの男を勝手に愛して、家庭まで壊した、バカ女”
ということでは、その夢は悪夢でした。

けれど、恋人にしても夫にしても
あんなに愛し合った人でも永遠ではない…….私には、そのことのほうが悪夢に思えます。







テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『悪の教典』★悪い伊藤英明さんを反面教師として(?)思うところダラダラと^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159167/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


人気者の英語教師・ハスミンが、あるとき、校内で殺戮を始める―――


(以下、結末はボカしますが、ダラダラ雑感です)


冒頭から、『三文オペラ』の劇中歌『マック・ザ・ナイフ 』(メキ・メッサー)が、
独特の巻き舌で、流れRように軽やかに流れR。RRR~♪と。
(もし聞ければ、ココ




ジャズのスタンダードナンバーになって、色々、アレンジされて楽しい曲になってはいますが
歌詞の字幕に、ビックリするでしょう……
それは、人殺しの歌だから……(汗)
それを、あんなに、派手なエンタメ調にアレンジして、歌い上げてしまうのだから、
人知とは怖ろしい……^^;
(かの エラ・フィッツジェラルドのバージョンもあるので、ファンには、こぼれ幸い♪かもしれません^^;)
もし聞ければ、ココ


だから、冒頭のエピソードで流れていた『マック・ザ・ナイフ 』が
校内のサツリク修羅場で、超娯楽エンタメムードで流れたときには
もう、これは、ゲーム・余興のたぐいでしかなくなってる……と愕然とする……
(いい意味で、なんて、悪趣味なセンスなんだ!と思いますね!(>_<))


サイコパスでも、オクトパスでもいい(>_<)。(=ボケでもタコでもいい^^;)
教師でなくて、狂師・ハスミン。
血しぶきを飛ばしながら、猟銃を撃ちまくる姿が、おぞましいだけでなく
“いい先生”という仮面をかぶって、生徒の信頼を裏切ることに、怒りを感じる。
(ワルなら、ワル面しててほしい……。
体育教師も美術教師も、この人たちも、ナンなんだと思いますが………)


そんな不快な光景なのに、どうなるどうする!?という、気持ちに引きずられて見入ってしまうのは
ただの興味本位ではなく、やはり、救いを捜したいからなのです!!


しかし、世の中には、いくら説明しても、届かない人がいますよね……orz
「やめて!」と言うと、余計やる、性格悪いのも……
やはり、平和的な方法では解決しない災難はあって、
「やめて!」と叫ぶだけでなく
応戦しなければ、ダメなんです。でも
「やめて!」と叫ぶことしかできない生徒たちの声が、虚しく響くだけなのです……


理不尽な殺人者と言えば(そもそも殺人は、理不尽ですが^^;)
映画『ノーカントリー』の時、思ったのが、“少年犯罪の更生の不備について”でした。
殺人犯罪少年を子供扱いして、甘い処置で済ませるだけで、しっかり更生できないまま
期日が来たからといって、事務的に、社会に放り出してしまうなら
犯罪少年の守られた命が、
ほかの誰かの命を奪うことになったとき、それは、理不尽と言うのだろうか?と思ったものです。
それは、法の無責任ではないのかと。


冒頭は、ハスミンの少年期を、暗示的に見せる分、不気味さをあおります。
彼は、犯罪少年にはならず、むしろ被害者を装うという、悪質ぶりで、アングラ化します。



ハスミンにとって、殺人は快楽ではない、と言い放ちますが、では、なんのために??
彼にとって、不要な人間を消すためか?
美術教師に言ったことは、「あなたは私の手の中にある」
つまりは、人の命は、自分の気持ち次第、という事なのか???
それは、神のごとく???


神と言えば、ハスミンは、オーディンの名を口にします。
(このような、狂人は、なぜか、ある神に傾倒し、都合よく解釈している傾向があるように思います。)
オーディンは、戦争と死の神。
殺戮は、ハスミン流オーディンもどきなのだろうか…?と思いつつ
もう、このイカレ野郎は、よくわかりません!(>_<)


こんな殺戮イカレ野郎は、マトモであるはずありませんが
マトモでないことを強調すると、“”心神喪失“”で、無責任能力が認められてしまいそうです。
ハスミンは、それを狙っているのだろうと思わせます。
だから「次のゲームを、もう考えている……」という、しぶとさが怖ろしく
ハスミンの不滅の残虐性が、
“to be continued”となるらしい……………………….


ハスミンこと伊藤英明さんは、爽やか・『海猿』の大輔さん♪のイメージを払拭する意味で
この作品は、意味があるんだろうな、などとしか、始めは思いませんでしたが
次回作もするのなら、殺戮行動のインパクトだけでなく
そこに駆り立てられる“理由”を、存分に観たいものです。
できれば、救いも……


そういえば、『大菩薩峠』の机竜之介を思い出しました☆
机と言う男も、人情があるのだろうか、という非情なサムライで
観るのが辛くなるほどでした……
けれど、映画のラストシーンに(原作は未完)、なぜか、泣かされました。
もちろん、残酷な男がいい人になりました、などとヤワイ終わり方ではありません。
残酷な男だから、善人が退治すれば終わる、という単純な状況でもありません。
けれど、納得できる最高の終わり方がありました。
それが、名作のゆえんなのだと思いました☆


その前例からしても、とんでもなく残酷なハスミンの物語でも
今後、最高の結末を、映画で魅せられる可能性はあるな~との期待はできますが
三池監督は、ひたすら、残酷性にエンタメを追求しそう……



ゴチャゴチャ言ってしまいましたが、とりあえず、
“悪い伊藤英明さんを観てみたい”というだけでも、楽しめそうデス……^^;







テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『嘆きのテレ―ズ』★ゾラ観たことか!?ラストは嘆きかため息か…

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/8107/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14169/story.html
↑詳しいあらすじ(ネタバレ)です。



『テレ―ズ・ラカン』(人名)をアレンジした作品です。


……と言う前に……
“嘆きの”と言うタイトルが、悩ましいな~と思われるかと思いますが
“原作・エミール・ゾラ”というのを観たときに、これは絶望を覚悟しなければいけないなと思いましたョ……orz



ゾラ
居酒屋』でも書きましたが、現実の美化には否定的な自然主義とかで、
絶望的にさせられてしまうので、個人的には、覚悟のいる作家さんです。


◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*


これは、嘆きたくもなるよね……と
冒頭から、マザコン夫と義母の女中でしかないようなテレ―ズを、見せつけられます。


硬い表情で、生きることへの光などなく
ただ生きる人形に徹して、無感情でいることでしか
愛も喜びも感じない生活に、順応できない感じです。


(テレ―ズ役のシモーヌ・シニョレさんは
硬い表情でも、美しさに、失意と哀しみをたたえていて
暗くなり過ぎず、画面に引き込まれます。)



そんなとき、ほかに幸せを見つけて(別の男性のこと)
新たな命を吹き込まれたと感じることは、社会的には、悪いことだとされます。
妻は黙って、夫と姑に仕えることが、正しいと。



でも、あの状況では、テレ―ズは、女は、なんのために生まれてきたと言えるのか…と
思ってしまうのは、最近の価値観だけではないでしょう。ひどいですもん。
だから、自分と一緒に逃げようと言ってくれる男性の登場は
ひとときでも、救いの夢のようです……



ですが、そんな悲恋のロマンティシズムに暮れている場合ではなく
彼氏が、不本意に夫を殺してしまう、と言う事件に発展してしまいます。




不幸なテレ―ズには、幸せになってほしい
なんとか、彼氏とうまく切り抜けてほしい、と願うのですが
チッチッチ
ゾラは、そうは問屋は卸さない…


やがて、目撃者が現れて……



ああ、このあと、ぼかして言っていいですか?
(GOOのあらすじは、言っちゃってマスが…^^;)
なんて、いい終わり方なんでしょう!!!!!(>_<)



いい終わり方の“いい”とは、ハッピーエンドと言う意味では
もちろんありません……



一気に進展して
ああ、テレ―ズと彼氏はどうなってしまうんだろう?と思わせながら
絶望的な方向に向かったまま、終わるのです。



このまま、二人が絶望的な結末を迎えるところまで見せない。
もし、見せたら見せたで、ゾラらしいですね、と“納得”するのかもしれませんが
そんな納得すら与えない。
行き着かない絶望を見せて、限りない絶望のまま、観客を放り出すのです……



ため息です……….



(この感じは、『狂った果実』の結末にも似た雰囲気かもしれません)



この『テレ―ズ・ラカン』の現代版が、エリザベス・オルセンがテレ―ズで
公開されるらしいと言うことで、どうアレンジするのか、それも楽しみです。






.

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『黄金を抱いて翔べ』★抱けなかった者のためにあえて……~雑感です。

img_973445_31707261_0.jpg


作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/158921/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD21586/story.html
↑あらすじはこちらも参照ください。




(ダラダラ雑感です)


大阪の銀行の地下に眠る、240億円を強奪するために集まった6人の男たち。


首謀者の北川(浅野忠信)と、幸田(妻夫木聡)がトラックで会話している。
「もう始まってる」
というところからの、いきなりのスタート


なぜ?
そんなことは観ていればわかる、と言わんばかり。
初めてのゲームでも、とりあえずやってみればわかる、というようなもの。


強奪モノは、反社会的だけど、宝さがしのような感覚で、成功する過程を期待しています。
そして、ワルいことなのに、『ルパン三世』のように、明るく楽しくやってほしい期待あり☆
予告で観た、ド派手な爆発シーンに、ワクワクしながら、男たちの冒険を期待☆


お宝の強奪は
1)どんな方法で     :『崖っぷちの男』のように奇をてらうのも面白い☆
2)どんな人たちが    :『オーシャンズ』のように、個々人よりチームを見せるのも良い(*^_^*)

というのが軸なのかな~と思います。


人物については、
チャンミンが、半島のスパイがらみなのも、興を添えていますが(チャンミンの女装も一興♪)
妻夫木聡さん(幸田)と浅野忠信さん(北川)の組み合わせが、良かったと思います。
本音を申し上げると、この作品の筋書き・演出は、まずまずとして
作品の価値を高めるのが、扱い・比重も含めた、“この2人”次第と言う印象です。



◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇



まず、妻夫木さん♪


実は、主役なのですが^^;、
浅野=北川がいるせいで、陰がうすい……わけでは無いのですが、キャラがはかない^^;
それでいいのだけれど、役柄として、ちょっと損かな~と思う……


(映画『悪人』のときも、損?だったかも。妻夫木くんならではの“やるせなさ”があったにも関わらず、
視線は、深津絵里さんのほうに行きやすく、受賞のターゲットもそうなったような印象が…)




今回の視線は、兄貴分の“浅野・北川”のほうに、向きやすい状況でした……
でも
北川の比重が重くても、浅野・北川を主役として描いたら、この物語は、単調になってしまいそうなんです。

人のいないところに行きたい、などと言っている、ワケありげな妻夫木・幸田と
彼の過去と、過去に関わった人物がいることが、この作品の魅力なんだと思います。



そして
銀行強盗ショーを見せたあとの、最後の最後に、“それ”を持ってきた。
あの“哀切”を、作品全体で受け止められるのは、妻夫木くん以外、いないのです、きっと………
だから、この作品は、妻夫木くんありきなんですね。



◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇



とは言いつつ
個人的に、いじりたいのは、浅野忠信!(←好意的に、呼びステ!^^;)



そもそも、私の浅野忠信の第一印象が、いい意味で良くない(苦笑)
演技する前、表情だけの浅野を見たとき、“絶対、ワルだよな~”と感じたので^^;(いい意味でデス!(*^_^*))



言い換えれば、“正統派の悪い男”。
(だから、国際俳優でもいいけれど、『マイティ・ソー』で演じたような善玉を、演ってほしくないの^^;)





(映画『終の信託』では、不倫医師で
「俺、結婚するなんて言ったっけ?」
なんて、スッとぼけたことを言って、女をたぶらかす役が、とても適役だったと思います。
短い出演でも、彼の使いどころを心得た配役だったと思いますョ。)



この作品では、金塊が眠る銀行を襲うことに純粋な悪党だった。
銀行強盗をするのに、切羽詰まった大金が必要だという大義名分?のある人もいれば
なんとなく流されてしまった人もいるけれど
浅野=北川は、そこに山があるから山を登る感覚。



そこにお宝があれば、ピラミッドにも行くし、ルーブルにも行こうという、悪のエネルギーの塊。



そして、妻子を失ってしまう哀しさに、やはり人の子か、と思わせるのもつかの間。
「独身は、せいせいするな」などと、うそぶく。
哀しいことはないのだと思うけれど、芯にあるワル・非情さ・冷たさが、その感覚をマヒさせてしまうのか……
このセリフで、浅野北川は本当のワルだ……と印象づけられました。
(深読みすれば、違うということもありますが、ここは、サクッと済ませます(^_^;))



この悪っぷりは、役柄としては、本当に良かったと思うのです。
そして、こんなインパクトのあるワル者を、主役にせずに、主役の支え役にしているというのが
ストレートにシンプルな、ハードボイルドで終わらせていないということ。


半熟?っぽい軟さを、妻夫木くんに託しながら、
ラストシーンに進む船は、観るべき視点を捜すように、進んでいく……………..


黄金を抱いたもの、抱けなかったもの……
抱けなかった者のために
あえて、「翔べ!」という言葉を、その船の先に感じたくなる……



小説にないのが、キャスティングの妙☆なら
妻夫木&浅野の配役が、絶妙だったと思います☆








テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『リンカーン/秘密の書』★斧をブン回すが野蛮より高潔で意外に面白かった(*^_^*)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/158034/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD21589/story.html
↑あらすじはこちらも参照ください。




アメリカ16代大統領・リンカーンが若い日には、ヴァンパイアハンターだったという話――


あの“人民の人民による”リンカーンが、
斧をブン回している光景を見て、これは、タダゴトではないゾ!と思い
それなりに、鑑賞を楽しみにしていました。


ヴァンパイア云々というだけで、元祖ゾンビものというようで、B級感を感じそうですが^^;
一言でいうと、予想していたより、格調高く、面白かった☆


ナイフにせよ、銃にせよ、人を殺傷するものですが
斧は、残酷性高く、感じませんか?
ナイフなら切り口もキレイですが、斧は、粉々になりそうですもん……orz


そんな斧を武器に、ヴァンパイアを殺す……でなくて、“滅ぼす”ことにしたリンカーンは
母を、ヴァンパイアに殺されたから、と言う私情が、最初でした。


やがて、ヴァンパイアたちは、南部では支配階級としてのさばっていることがわかり、
母の仇という、個人レベルでの問題でなく
支配されている黒人奴隷たちの解放を含めた、国全体のこととして考えるに至ります。


革命のためには手段を選ばない、ということもありますが^^;
人は野蛮より高潔を好む、ということを、作品は引用していました。


このヴァンパイア退治劇は、そこが良かったと思います。

案外、人は、自分の個人的な好みや理由という、狭い視野で
行動してしまいがちだと思います。
その狭い視野でもって、例えば、法律など全体的なことにまで、手を出すことも多々あると思います。
けれど、大きなコトを構えるのに(ここでは、ヴァンパイアと言えども、命を奪う)
個人的な理由だけで、社会全体を見ていなければ、それは手前ミソ過ぎで、
自分勝手のそしりをかわせるものではないと思えます。


ですので、リンカーンのヴァンパイア退治に、社会的な視点(大義名分か)を与えたヘンリーの存在は
私は、良かったと思いますよ。


実は、ヘンリーは、恋人を殺され、自分も不本意にヴァンパイアにされた、不幸な男でしたが
ヴァンパイアはヴァンパイアを殺せないので、リンカーンを利用したことにはなりますが
利害の一致というか、理解の一致があり、彼らは親友になっていきます。


始めは、ちまちま、1人ずつ、ヴァンパイア狩りをしていたリンカーンも
やはり、銀の斧をブン回していてはダメだな、ということで
政治家として、政治の力で、戦い
南北戦争に至り、奴隷解放宣言もします。(←わりとスルスル経過して重くない)


やはり、ヴァンパイアには、“銀”で駆除ということで、
“銀を抱いて飛べ”とばかりに銀をかき集めて、ヴァンパイア退治に列車で向かいます。


その前の“斧vsヴァンパイア”のシーンも、ドラマチックで3D向きの面白さ(不気味さ^^;)がありますが
列車の登場からは、スピード感ありの、裏切り?ありの、爆破ありの
そして、ダマしあり!!\(^o^)/


↑このあたりのシーンは、娯楽性高く、とても楽しめました!!
この作品は、思っていたより面白い!!\(^o^)/
(上映時間も、2時間以内で、丁度良く緊張感、保てマス^^;)



◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇


ところで
リンカーン役の★ベンジャミン・ウオーカ―★
リーアム・ニーソンに似てません?(*^_^*)


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映画『愛についてのキンゼイリポート』では、リーアム演じたキンゼイ博士の若い頃を演じたということでは
似ていると思ったのは、私だけではないと思うのですが……血縁??


青年から熟年まで、好演していました。


さて、リンカーンと言えば、暗殺が心配ですが……
妻と、馬車で、観劇に行くところで、彼の出番は終わり、
劇場で暗殺されたリンカーンの最期を予感させるにとどめました。
それでいいです。(*^_^*)



……で、コレ、実話?と聞かれたのですが、違うと思いますョ^^;
でも、親しくなったスピードさんという方は、実在してたらしいです(゜_゜>)







テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『のぼうの城』★人は城・気は心~ふるさと埼玉県が懐かしい雑感です(*^_^*)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/154526/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


史実に基づく合戦への興味ということもですが
ふるさと埼玉県の行田市の忍城がもちこたえたと言う話☆ということで
これは、ぜひ、応援に馳せ参じなければ!\(^o^)/と。


行田市はふるさとの隣りあたりにあります。(町村合併後は詳細不明デス^^;)
小学校の社会科だったかで、忍城は松平の殿様で、親藩なんだと聞いていました。
(子供心に、水戸黄門と同じレベルではなくても、近くに親藩があるんだ~と思いました)


そんな忍城が、石田三成による水攻めを乗り切った、とのことですが
行田もですが、アノ一帯は、関東平野ですからねェ……
だだっ広いところでの水攻め、ご苦労様デス……


行田市に、広い平野を再見したのは、数年前に、父が行田の病院に入院したときのこと。
行田駅を降りて、ま~~っすぐ行くと病院だよ、と母が言っていましたが
そのとおりで、バスでまっすぐ行ったところに病院がありました。
ま~~すぐ、という語句には、山あり谷ありではなくて、平地だよというニュアンスがありました。
入院・手術という状況では、平坦=平穏無事、という演技担ぎのようでもありました(*^_^*)


そんなことで、ああ、あの行田の地形にあるお城か~と、懐かしく思いました。
が、ロケは、北海道でした……^^;
(だだっ広さと言えば、北海道なんでしょうね)


だだっ広いと言ってしまいましたが、石田軍が陣を構えたのは、小高い古墳♪
そうそう、行田には、埼玉県の名前の元になった、“”さきたま古墳群“”もごさいました☆
私は、1度しか行ったことはありませんが^^;
そのあたりに、移築農家などもあって、興味深いところでした☆


それと、行田と言えば、“”ゼリーフライ“”なんだそうです!!(>_<)
地元近くの私も、長く知らなかったのですが、故郷の駅近くに、
“行田のゼリーフライ”なる看板をみかけ
身近なものになったな~と思いつつ、未体験でございマス。
むしろ、小学校の社会科的には、行田は足袋の産地と習いましたねェ(*^_^*)
キリがないので、あとは↓
http://www.city.gyoda.lg.jp/15/04/12/gurume/zerifurai/index.html





◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇



物語は、北条VS秀吉という戦いに
北条側の忍城城主が、北条家に応援に行った留守中
城代家老となった“のぼう様”が、秀吉の家臣・石田三成からの降伏を受け入れず
戦うことになったということ。
でも、石田軍2万に対し、忍城は500人+農民の皆さん、というキビシサ。
これを、どうしのぐか?



で、いきなり、水攻めではなくて、まずは、正攻法で戦います。
血しぶきは飛び、クビも飛ぶ……という合戦シーンを、意外にも十分、見せてくれますが
意外にも、石田軍苦戦(>_<)



そこで、勝たなければならない石田三成は、憧れの水攻めをすると言い出しますが…
「それなら、始めからそうしろ!」と味方からクレームあり……^^;
この時点で、石田軍の結束に、亀裂の気配……



水攻めの大水が流れ出す、ド迫力シーン!(>_<)
水が怖いヮ!!!!(T_T)
…………………….かくして、水田は水びたし。
手間ひまかけて作ってる農民は、怖ろしさと怒りが、渦巻きますよ……



為政者or上司は、下が命令をきくことに慣れてしまうと
部下の気持ちなんてどっかいってて、平気で踏みにじるんですよ。
部下だって人間だもの。
恨むなといったって、恨みや怒りが生まれます。
そうなると、強権だけで動かそうったって、そうはいかなくなりますよね。



そんなこんなで、このままでは、“忍城”と言えど、“忍”にも限界あり。
これを打破するには、やはり、ココゾというときの、上司の捨身戦法で
★野村萬斎の奇策★ということです。



上に立つ者は、引き際も大切ということもありますが
押しどころも、肝心ですよね。(オシ城だけに、押す…….^^;)
守るべきものは守らないと!
そして、そういう姿勢に、下はついてくるんですね。



のぼう様は、ほのぼのしておられるので、皆が、支えないとダメだな~と思わせます。
スピーチした英国王を、イギリス国民が応援したような、そんな感じ。



のぼう様の奇策の♪田楽踊り♪
狂言師・野村萬斎ならではのキャスティングでありました!
萬斎さんの狂言をそのまま見るよう☆
この風情は、並みの俳優さんが、何か月か練習したくらいでは、にじみ出ないのではないかと思います。
これは、魅せられるワ!\(^o^)/



……で、つまるところ、人心をつかんだものに勝機あり、ということなんでしょうね。
のぼう様に限らず、
普段の仕事関係でも、心よく思ってくれる人が、陰に日向に支えてくれないと
うまくいかないということなんでしょうね。


人は城・気は心


改めて、普段、助けて頂いている方々には、感謝であります。ありがとうございます。(*^_^*)




◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇



ああ、また、さきたま古墳群のあたりに行きたいな~などと思いながら
なんだか、ふるさと埼玉県が、懐かしくなりました。







テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『北のカナリアたち』★20年間の心のミステリー~真相と慟哭と~


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/157627/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
映画レビュー(ネタバレ表示です)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id342158/rid25/p1/s0/c1/



20年前にいったい何があったのかが気になって鑑賞しました。
湊かなえさんの作品は、ただのタネ明かしではないはず、と思っていましたが
やはり、心に訴えてくるものがあり、涙ぐみましたよ……

豪華キャストの生徒たち!にも目を見張りますが
いつまでも、若くて素敵な吉永小百合さん☆
60代後半とは思えません(>_<)






テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

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こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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