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映画『ストロベリーナイト』★元気をもらう、姫川ァ―!好きだー!with染谷

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159940/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

(内容にあまりふれず、雑感です^^;)



TVの特番でも良かったかもしれませんが、楽しみにしていました☆

……と言いつつ……
17歳のとき、強姦&殺人未遂の被害に遭った、姫川の過去が辛すぎる……
強姦被害を女性に背負わせる物語は、多大な心労という設定にはなりますが
そんな設定にしてほしくない、というのが本音ではあります。
(『ミレニアム』も同じ理由でつらい)

けれど、竹内結子さん演じる姫川の、凛とし、毅然とした姿に、惹かれました。

血の涙を、怒りの正義の強さに変えて、
そのへんの男ども(同僚・上司含む)に媚びへつらうことなく、
小娘扱いされても、つぶされることなく
鋼鉄のごとく打ち勝って、動じない強さがみなぎる姿には
とても、元気をもらえるのです。

辛いとき、落ち込んでいるときには
同じように沈んだ心持ちの人と、同類合い憐れみながら
痛みを分かち合って、慰められることもありますが……

一方で、静かな傷の舐め合いでなく
深い傷を負う者が、あえて、そこでガッツリ立ち上がり
抗う強さを、ギラギラみなぎらせているとき(それが、精一杯の虚勢であっても)
同じくらいの傷を持つ者には、すごく力を与えられると思うのです。

がんばれ、とは言わないで
がんばっている姿を見せる人から、私は、元気をもらうことが多いです。

だから、姫川、好きなんです!\(^o^)/

今回は、そんな姫川班さいごの云々……と言うことで気がかりですが
姫川“班”の出番は少なく、姫川の単独行動が主。

特番だから
大沢たかおさんがセンターで、染谷将太くんがサブです。
(レギュラー陣目当てだと、ちょっと寂しいかも……)


大沢たかおさんは、アウトレイジなやくざ者ですが、
やさしくて悲しげな雰囲気が生かされて、悲しい怒りの血を背負う男となっています。

そして
私が多大な期待をしているのが、染谷将太さんデス!

そこに、染谷将太が居るだけで、ワケありの雰囲気になりませんか?
絶対、理不尽な何かを抱えている……
そんな理不尽が生み出す、虚無と憤怒と狂気……を噴出させる青年を演じさせたら
彼の右に出るものはいないのではないか、とさえ思っています。

今回、やくざ者の連続殺人事件に関係するという “ヤナイケント”
その名前が行き交うけれど、染谷さんの実像は、それほど多くありません。
けれど、
そこに染谷の空気があるだけで、“ヤナイケント”の名に、理不尽さが渦巻いてくるんです……
(本当は、もっともっと、染谷さんの哀しい実像を見たかった!!(>_<))

今回の元ネタは『インビジブルレイン』で
劇は、雨の中に濡れる、濡れる……

過去の苦しみの雨に、ずっと……
姫川も、大沢さんも、染谷さんも、ズブ濡れる……


血の雨、涙雨、慟哭の雨、そして、痛みの雨……
雨は、洗い流すようでいて、皮膚にしつこくまとわりついたりもする……

そんな残酷なまでの哀しみの『ストロベリーナイト』が好きだけれど
ラストに見せた、さりげない青空も好き☆

姫川と、部下の菊田の取り合わせも、好きだけれど
上司と部下の関係を離れてみるのも、ちょっとイイな……おっと^^;


終わってみれば、収まるところに収まったのは良しとして
もっと、欲しかった部分もありました。
(ずっと、観ていたかったのかも……^^;)

でも、気弱なときに、姫川一本☆ 
また、あの姫川を観られて、元気もらいました♪







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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『最終目的地』★生きている限り、イイ“destination”がありそうです

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159934/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
原題『THE CITY OF YOUR FINAL DESTINATION』


アメリカの大学で文学を教えるオマー(イラン系らしい)は、
自殺した作家の伝記を執筆したいが、遺族の承認が得られなかった。
同僚の恋人の勧めで、遺族の了解を得ようと、ウルグアイの自宅まで行ってみた……


……と言うと、
遺族から承諾を得るために、あの手この手で説得するのかな~と思われますが、
そのことは、オマーがこの地を訪れるキッカケに過ぎなかったのかもしれません。


叙情的な文芸作品は、ものすごい怒涛の展開は無いかもしれませんが
登場人物たちと一緒に、静かに歩いているうちに
引き込まれていく面白さがありますよね。
(アンソニー・ホプキンスの名前を見たら、観たくなる!\(^o^)/)


たとえば、よそのお宅で何日か過ごすのは
いつもの自分の生活と違って、新鮮な気持ちで楽しいですよね。
オマーの、いきなりの押しかけ訪問による(先方は困惑・メイワク……)
作家宅での滞在は、そんな“お泊り”の楽しさにも似ています。

しかも、ご遺族の家族構成は、フクザツ……


・作家の妻  : ロシア系らしい
・作家の愛人 : シャルロット・ゲンズブール
・作家と愛人の娘
・作家の兄 : アンソニー・ホプキンス
・兄の養子(男友達) : 真田広之


フクザツな家族関係のほうが、愛憎うず巻いて、ドラマ度アップしますからね。
けれど
広い敷地なので、お互いのテリトリーが確保されているためか
それほど、ギクシャクしていません。
観ているほうも、窮屈な感じでないので、見心地よいです。


伝記の出版を、愛人は、承諾Okになっていきますが
頑なに拒否していたのは、妻でした。


「女たちは何でも拒否する」と兄は言っていましたが
妻は、広大な土地を、今さら、活用するでもなく
名画の模写をして、心の旅をする日々を重ねてきました。
「この家以外の人と話すのは久しぶり」と言ったのは、愛人。

作家の死後も、何かが変わることのない毎日を送ってきた、家族たち。


良く言えば、軌道に乗った毎日は、惰性で、それを繰り返していけばいいようなもの。
昨日と同じなら、明日も安泰……と思える。
新しい提案を拒否するのは、現状維持のほうが楽だし、リスクが少ないと思えるから。
それに、新しいことをするのは、エネルギーが必要……


けれど、現状維持というのは、維持しているようで、実はしていない。
気づきにくいけれど
少しずつ、速度を落としているか、下に傾いているもの……
(仕事・商売はそうですよね)


新しく生きたい!と思っても、何か、キッカケがないとむずかしいかもしれない………


なんの変哲もなかったある日、突然、伝記の承認してくれ~とオマーがやってきたのは
ただ、面倒な人が来たわけではなく
彼らには、気晴らしのようなひとときでもあり
アッ!ちゃっかり、あんなコトまで押しつけちゃおうか……という事態もありの(―_―)!!
そして
オマーは、ハチに刺され、はしごから転落してしまう………………….(T_T)


その事故のために、気の強い、オマーの恋人も見参!乱入!
この彼女、オマーの味方をするのはわかるけれど
価値観オシツケで、知的にイヤミな感じ全開……(←女優さんは、適役)
(この彼女とオマーは、続かなさそ……と思う……)


かくして、オマーは伝記執筆の了解は取れるのか!?
というより、なぜ、妻はかたくなに拒否していたのか?
が、暴かれつつ
オマーの“最終目的地”は、伝記執筆なのか?……と思いきや……


この作品は、“人生の最終到達地”ではないのですね!


屋敷では、険悪ムードだった、妻とオマーの恋人は
数年後、偶然、再会し、もしかしたら友人になれそうな雰囲気で、別れます。


……と言うことは、生きている限り
人には、色々な 思わぬ “destination”が、ありそうです。

オマーの訪問は、遺族らに、新たな“destination”をもたらし
オマー自身にも、ありました。

それらが、“最後の道“というわけでもなさそうですが
“最後と思う道“を探し求めようとすることに、意義があるのでしょうか………
(↑タイトルの真意には到達できていない私…orz)

だって、“最終”と決めてしまうには、皆、若いですからね^^;
あんなに伝記執筆にこだわっていたオマーだって……おっと^^;



アンソニー・ホプキンスは、同監督の映画『日の名残り』でも
静かに、人生のその場所にたたずむ、深い味わいを見せていましたが
この作品でも、要所要所で、ピりっとしたスパイスを利かせていました。(With真田広之)
アンソニーは、深いのに重暗くない雰囲気がいいなと思います☆


作品には、“ベネチアのゴンドラ“が、1つ、キーワードのようでしたが
ゆっくりと、情緒と風情をともないながら進んでいくゴンドラのイメージが
この作品にも重なるようでした。







テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』★“こんな男にされるほどの”愛を色濃く見たかった

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160082/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


“艶“と言う名の妻が危篤になり、夫・松生は、妻に関わりのあった人に連絡をとります。
それは、妻に最期の別れをさせたいと言うよりも、
独り、旅立ってしまおうとする妻の、すべてを知りうる最後のチャンスであったから……


12歳のときに、従兄弟から、無理やり、男を知らされるハメになってから、
その傷を癒したいかのように、次々、男関係を結んできたらしかった妻。
松生も、その中の1人に過ぎないかのように、結婚後も、若い男のストーカーをしていた妻。


けれど、松生は、やつれるほどに、妻に溺れていました。
意識不明の妻を、包丁で刺すのを思いとどまったあと、妻の体に覆いかぶさって、松生は言う。
「俺を、こんな男にしやがって….」


10Kg以上も減量したという阿部寛さん演じる、妻ぞっこんの夫の、必死の形相が
痛ましくも、魅力的で、楽しみにしていました。
「俺を、こんな男に……」
このセリフの意味するところにも、ゾクゾクします。


結婚というのは、恋愛の1つの終止形で、1つの安心をもたらすもの。
けれど、松生は、妻子を捨て、この女に走り、ゴールしたはずなのに
愛する女は、恋愛に走り続け、止まらないから、ずっと追い続けていなければならなかった。


松生は、そんな妻に、満たされないまま、いや、満たされないから、求め愛し続け……
多分、自分が妻からしっかり愛されていると実感していたら、過去の男たちのことなど
気にはとめなかったと思います。
ほかの男には、どういう女でいたのだろう、どんな風に愛され愛していたのだろう……
飢えたような嫉妬を感じるのは、彼らと妻との間にあった愛すべても
自分の知るところ=自分のものにしたいという気持ちが、生じたからでしょう。


作品は、過去の男自身がどう、ということよりも、その男に関わりのあった女たちの様子を見せます。
艶(つや)という女は、昏睡状態のまま、ヴィヴィッドには映されないので
代わりに、その女たちに投影させるのかと思ったら、そういうことではなく……

むしろ、艶は、その女たちのエピソードを映す、きっかけに過ぎませんでした。

1人1人のエピソードは、それぞれ、複雑な気持ちにさせられるもので
それなりに興味あるものでしたが、
艶と夫との関係を、色濃く観ることを期待していたので、作品とのズレが生じてしまいました^^;

(「女たちの物語」だって、言ってますものね。^^;)





・゜・☆。・゜。・。


思うところあったのは、風吹ジュンさん演じる女性のエピソード。


自殺した夫と艶のメール書簡を、松生から知らされた彼女は
メール本文を暗記した松生から、聞きたくもない艶っぽいやりとりを聞かされる。


手紙やメールなど、本人あてのものは、他人が読んで、どうにかなるものではないですよね……
それは、本人同士のもの。
第三者が見たら、逆上しそうなことも、本人同士の枠内では、すべて、アリ。


松生は、おそらく、濃密なそのやりとりに耐えられなくて
艶と愛人関係にあった男の妻に、その苦痛を半分、背負わせるごとく
語って聞かせたと思う。


しかし、彼女にとって、もっと衝撃的だったことがあった。
それは、夫が自殺したのが、艶が発病した頃だと知ったから。
もし、艶を失うことを悲観して、自殺したのだとしたら……
妻である自分とともに生きる人生を選ばずに、死を選んだ理由が、艶にあるとしたら……


文字だけのメールの中身なんて、どうでもいい。
メールのやりとりがあったというだけで、十分。
夫が自殺が艶という女に関係していたかもしれない事実のほうが、よっぽどショックなこと……


誰かが誰かを愛する時には、傷つく誰かがいる。
それが、純愛であろうとなかろうと、いや、純粋なほど
周囲への傷は、深い。


(二者択一で、自分が捨てられるとき
全身全霊でむこうの女を愛しているのだ、と力説されればされるほど
自分が不要な存在なんだと、刻まれていくような痛みを感じませんか?(T_T)


・゜・☆。・゜。・。


今まで愛した家族を捨ててまで、ほかの愛に走ったのに
“幸せだ”と、明言できない人生。


それだけの“愛の罪”を課され
“こんな男に”され、やつれきり、鬼気迫った、松生。


そんな松生を演じた阿部寛さんが、
あれだけの減量した視覚効果は、かなりあったと思うだけに
「女たちの物語(エピソード)」より
“こんな男にされるほどの愛”のほうを、色濃く見たかったと思うのは、無いモノねだりでしょうか……







テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』★感謝に生かされて トラと漂流しませんか♪

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映画レビューです(ネタバレ表示ですが、オチ?はぼかす)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id344013/rid68/p1/s0/c1/



作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160803/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



信仰心もないとサバイバルできないよ、ということでなく
スピリチュアルな哲学的な作品でした。

あのトラを、危険人物にたとえるも良し(クセモノ上司とか)
ピュアに漂流記を楽しむも良し、だと思います。

私は、漂流を楽しみました☆

映像もキレイでした。







テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『髑髏城の七人』★ 今回は早乙女太一に現実逃避す(*^_^*)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159501/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



「劇団☆新感線」のゲキシネシリーズです。


薔薇とサムライ』を観て、血がさわぐようなワクワク感を体験したので
面白さ病み付き!で鑑賞しました☆



あらすじにあるとおり
時代は、豊臣秀吉が小田原攻めをする頃。
小田原付近には、別の勢力として、髑髏城を拠点とした天魔王(森山未来)がいて、
主演の小栗旬、早乙女太一、勝地涼、小池栄子、仲里依紗…….etcと
敵対関係にあるのですが
かつて、織田信長の家臣だった天魔王は、むかしの家臣仲間を、うまく利用しようとします……


まず、このゲキシネの醍醐味は、観客席にいたら、同じ視点でしか観られないものを
カメラワークを駆使して、見どころを最大限効果的に見せてくれるところ!!

特に、チャンバラ・殺陣・大立ち回りが、随所にあって、
躍動感あふれるカメラワークには
剣劇の楽しさ倍増!ワクワクします!

特に良かったのが、早乙女太一!!!(←イヨ!と声がけしたい気持ちで敬称略。)

早乙女さんは、大衆演劇で子供の頃から、舞台を踏んでいますよね。
それはわかっていましたが、場数を踏むということが、どういうことなのか
よ~~~~く、わかりました!!!

登場した瞬間からの、存在感と貫禄に、ビックリ!!オーラと風格!
……と言っても、まだ21歳ですよね。
少なくとも、私の知っている30歳くらいの男性の貫禄を匂わせていました。
舞台の場数も踏んでいるかもしれないけれど、人生の場数も踏んで
早く大人になったのかもな~という、雰囲気………

役者は、舞台でこそ生かされる、と聞きますが、
まさに、早乙女さんは、舞台で育って、舞台に息づいているのだろうな…….と、感嘆……

もちろん、小栗旬さんも、主役として健闘していたと思いますし
森山未来さんも、骨太な役者さんですよね。
勝地涼さんチームの、応援団っぽいノリも、弾みがついて良かったと思います。
小池栄子さんの、キップのいい姐さんぶりも
仲里依紗さんの、負けん気の強い必死さも、良かったと思います。

良かったと思いますが
今回、私は、全面的に、早乙女太一!!
(恋愛感情ぬきに^^;)
この役者っぷり、楽しみですヮ~~~

(早乙女さんも、私生活ではいろいろあると思いますが、ソレはソレで対応して頂いて
役者としては、今後も、いい芝居を期待しています。)

ちなみに、髑髏城の七人って、誰とダレ?と思いながら
人数あわせをしていたのですが、終盤、
髑髏城で、7人が居並ぶシーンあり!
この7人かあ~と納得できました^^;(予想外な組み合わせかも)



◇:*:☆:*:◇:*:☆


ところで、このお芝居は、“髑髏城”という城の名が示すような
生臭い演出がされていました。
斬られるシーンには、必ずといっていいほどの“血しぶき”の演出。

これは、芝居と割り切れば、とてもインパクトがありました。
絵で言えば、浮世絵の“無残絵”のよう……
(↑解説を引用すれば“、この血みどろさが人間の心の深いところに踏み込む”らしい)



劇中のせりふで
生きるか死ぬか、食うか食われるかという、緊張感があればこそ
自分が生きていると言う実感がある、と言うような感じのがありました。

吹き出る血しぶきは、残酷ではありますが、その痛ましい死の演出に
自分の命の躍動を、無意識に感じて、ドキドキしながら、観ていたのかもしれません。
(それも、人間の心の深いところなのかも^^;)


◇:*:☆:*:◇:*:☆



劇場で生の舞台を観るのも、一体感があって、楽しいひとときですが
映画として観られるのも、うれしいです。
お芝居を観る!という、この、極上の現実逃避感、また、病みつきです(笑)。













テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『橋の上の娘』★究極のプラトニック・ラブのような…

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映画レビューです。
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview?ty=em&id=159320&rid=7&p=1&s=0&c=1&or=1&recom=1&t=QCV4QB&sk=i85ptaS1SjRNEV8TwLs4qnbp.7w-




作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/5094/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


ナイフ投げの男と、自殺企図の娘が
橋の上で、出逢いました。

ナイフ投げというのが、効いています。

人に向かって投げているという
その危険な切っ先が、
生きるということと 恋をするということを
観る者にも、スリリングに感じさせてくれるような印象でした。

究極の愛を描くと称されるルコント監督が、ここでは
究極のプラトニック・ラブを見せてくれました。




テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『テッド』★テディベアも生きたらケダモノ系だもの…^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160461/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


8歳のジョンがクリスマスプレゼントにもらった、クマさんのぬいぐるみに命が吹き込まれて
そのまま育って、27年経ってしまう……

ちょっと困ったような表情のクマさん(テッド)が、カワイく見えます。
始めは、可愛いクマさんの話でショ、と思いスルーしようと思ったのですが^^;
R15が付いていたので、怖いモノみたさにかられ、鑑賞しました。

雑感です。

まず、このクマさんは、手足のバランスが、丁度良くカワイイ♪
椅子に、ごそごそチョコンと座ろうとする仕草も、カワイイ。
大きさも、マスターヨーダのサイズでいいし、“ファーファの会計士”(笑)のようなスーツ姿も可愛い。
この可愛らしさで、許せないことも、許されてしまうのかもしれません。
『SATC』の、さかりのついたちっちゃいワンちゃんなら、許したでしょう?
(あ、許されてないですか……?(>_<))

世間が許せないこととは、ケダモノのような、あのコト……(―_―)!!
とはいえ、テッドは、ケダモノ(系)だもの……^^; (シャレ?^^;)
学校に行くでもなし、仕事するでもなければ、動物的本能に任せて生きるのみ…?
そう思うと、なんだか、納得。
「責任は無いのか!?」と言われたら、「クマには無い!」とキッパリ……^^; (←これも納得)

そんなテッドとジョンは、35歳になったと言う設定なので
これは、やはり、R25やR35で観るほうがいい作品だと思いました。
懐かしいネタを、マニアックに仕込んでいるので、それを見聞きして
あ~アレね~と、ピンと来ないと、面白くないから。
(できれば、字幕のほうがいい。ムリに翻訳しているのを吹き替えで聞くより、まだ文字のほうが……^^;)

いつまでも、一緒にいてほしいと思う、居候的な悪友がいても、
彼女が出来れば、友人よりも、彼女を最優先するもの。(ですよね?)
でも、ジョンは、長いつきあいのテッド寄り。
彼女は、ぬいぐるみから離れないと、ジョンは“大人”になれないと思います。
(『トイ・ストーリー』でも、おもちゃの持ち主である女の子が、オシャレに興味を持つようになってから
遊んでくれなくなったと、人形が嘆いているシーンがありました。)

クマのぬいぐるみから卒業しないと、ジョンは大人になれない、と言いましたが
このテッドは、ジョンと一緒に年を取って、もっと、バカをやっているので
大人になれない、というより、悪友から切り離したい、と言う感じかナ……?^^;

ともあれ、顔の広いテッドは、
『フラッシュ・ゴードン』のサム・ジョーンズ本人!を、ジョンに逢わせ
“80年代のパーティ”をしようゼ、ということに……

そこで思ったのが、この作品自体が、“80年代のパーティ”のノリなのかな~と。

この頃、よく思うのです。昔より、生きにくくなったのではないかと。
時代が進むにつれて、生活は便利になって、住みやすくなっているとは思いますが
でも、ちょっと、窮屈なんですよ……

いちいち、規則化・明文化しないと、ダメになっていて
ダメと言われなかったからヤッタとか、しろと言われなかったからしなかったとかの風潮なのか
いちいち、決め事が多い。
けれど、一概に決められない、細かいことってありません?
そこまで決められますか?という、臨機応変に依存するところ大なものってありません?
80年代ごろの昔は、まだ、“なんとなく”というグレーゾーンを“大目にみる”というのもアリな時代だったような
気がします。
(弊害もあったにしても)

テッドの、イイカゲンにしなさいよ、poka!(byスリッパ)としたくなるお下品も
そんな、ダークグレーゾーンな部分かな~と思います……^^;

いちいち規則がなくても、ルールの限界がわかる人が、“大人”なのだとすれば
アノ頃は、今よりもブレーキの踏みどころを知る“大人”が、世の中をひっぱっていたのかもな~と
思うこともあります。
今よりも、自己責任はあって、人のせいにしていない気がします。

そういう意味からも、この作品がR15というのは、意味シン。
自己責任で観てね含む。(学校で自制なくマネしちゃう世代はダメよと)
果たして、アノ“80年代のパーティ”が、自制あったかと言われれば、ギモンですけども……(>_<)(汗)


☆≡。゜.☆≡。゜


終盤、テッドのファンが、テッドをさらうという事件も起こって、盛り上がります。
そして、
やっぱり、テッドは、ハグしたくなる可愛いぬいぐるみさんだったんだよね…
と再確認するシーンもあり……

なんとも、カワイイはずのもので、トンデモないキャラを作ってしまいましたが^^;
むしろ、ワサビが効いた感じに思えてくる…

何より、ずっと友達というのは、憧れるナ……

そんなテッドの友達を、マーク・ウォルバーグが演じているのも
丁度良く、爽やかすぎなくてイイ。



………………………………..でも排泄物はダメでしょ、ハイセツブツは……(―_―)!!









テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ザ・ファーム/法律事務所』★with『レインメーカー』

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/4603/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/movies/p10200/story.html ↑あらすじはこちらも参照ください。



以前、出張先のホテルのTVで観て、面白かった記憶がありましたが
詳細を忘れてしまったので^^;、初見の気持ちで、楽しみました。

ファームとは法律事務所のこと。
若いトム・クルーズは、新米弁護士。(これから司法試験を受ける)


弁護士モノは、『情婦』『評決』などの、法廷でのかけひきやドンデン返しも
見どころですが、この作品は、法廷モノではありません。

何も知らない新米弁護士が、FBIににらまれた、トンだブラック事務所に就職してしまい
FBIの言うとおりに、マフィアの顧客ファイルのコピーを持ってこなければ
アクドイ顧客&事務所と一緒に、お前も逮捕・起訴するゾ、と脅されます。

かといって、
いくら、ブラック&マフィアと言えども、顧客の情報を漏えいしては、
弁護士生命もオジャンとなってしまう……

ブラック事務所のほうも、今までも、邪魔になった弁護士を消してきて、
最近も2人消したばかり。
ブラックさに気づいたトムも、消されそうな雰囲気……

さあ、どうしましょう……

けれど、弁護士には“法”という武器がある!
悪法も法である、と言うけれど、^^;
切れの悪い包丁でも、まったく切れないわけではない。
マフィアまでは切れなくても、ブラック事務所までは切れそうな“法”を、
トムは思いついたのです……


そんな、頭脳プレイ的な要素を楽しみつつも
命の危険のある、トム弁護士は、走り・逃げを中心としたアクロバティックな面をも
みどころとして、楽しませてくれます。(長尺なので、そうでないと飽きそう……)

やはり、弁護士と言えども、アクションスターとしてのトム・クルーズを、見せているようでした。


~~~

さて、そんなトム・クルーズの、黒いロングコートにスーツ姿の弁護士姿を見ているうちに
マット・デイモンにも、そのような作品があったことを思い出しました。

ついででナンですが、『LOOPER/ルーパー』
で、未来を牛耳っている者の名前が
“レインメーカー”と聞いたときから、そんな作品があったことも……

ということで、『レインメーカー』
マット・デイモンが、やはり、悪徳事務所に雇われて、
これから司法試験を受けようとする、若い弁護士でした。

レインメーカーとは、雨のようにお金を降らせることのできるヤリ手(弁護士)ということ。

これは、賭け金を払わせておいて、いざ、病気になったときは
理由をつけて支払わないという、悪徳保険会社を相手取った訴訟モノでした。

お金がないばかりに亡くなってしまった患者さんは、本当に気の毒でした……

なるべくなら、争いごとは避けたいもので、示談で済ませたほうがいいという事もあります。
しかし
裁判して勝訴して、賠償金を請求することに意味があるという裁判もある。
それは、憎い相手からお金をふんだくってやる、ということでなく
法廷で裁きを受けるという制裁を込めて、賠償金の提示で
それだけの迷惑を被ったことを公に認めさせたい、ということでもあります。

レインメーカーと言っても、お金をウハウハに降らせる、ということでなく
原告の怒りや哀しみの分量を、ぎりぎりいっぱい、賠償金の金額として提示してみせる、
ということなんだと思います。

だから、どうか、勝訴して賠償金請求してほしい!と願いながら観ました。
で、どうなるのでしょうか……^^;



双方とも、ジョン・グリシャム原作をもとにしているので、似た設定なのでしょうが

トム・クルーズのほうは、アクション娯楽的なエンタメで
マット・デイモンのほうは、社会派的な人間ドラマ、という印象でした。

もし、トム・クルーズとマット・デイモンの主演を入れ替えてみたら、どうでしょう……
それぞれの個性で、違った演出・違った雰囲気になっていたのかもしれません。








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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『東京家族』★哀しさの先にも家族はきっと再生する希望☆

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映画レビューです。(ネタバレ表示)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id343237/rid55/p1/s0/c1/




作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/156380/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


世界一の映画と賞された
小津安二郎監督の『東京物語』
へのオマージュ作品ということですが
同じではありません。


以前は、TVドラマも、ホームドラマが多かった時代もありました。

今は、子供の気持ちにも親の気持ちにもなりながら観るようで
いろいろ、複雑気持ちになりますすが ^^;

『東京物語』』や、その近辺のような、家族を扱った作品がなんだか観たいな~と
この頃、よく感じます。






テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『裸足の1500マイル』★無事に帰れれば良いわけではなかった

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映画レビューです。
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview?ty=em&id=240143&rid=6&p=1&s=0&c=1&or=1&recom=1&t=B6U4QB&sk=cmYXbgVfw3cxvHsXCmI8cgrgUdY-


作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/3322/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



オーストラリアでは、先住民のアポリジニの子を親から隔離し
白人の生活に合わせられるようにするために、収容所に入れられていた事実に
基づいた物語です。

チラシの“お母さんに逢いたい”というコピーを見てるだけでも、胸が締め付けられそうです…

収容所を抜け出して、親元に帰ろうとする子供の話ですが
無事に、親元に戻っただけではメデタくはないのです……

それが、この問題の深さであり
この作品の強いメッセージなのだと思います。








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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ロンドンゾンビ紀行』★VSゾンビ:最後にはジイちゃんがキメテくれます(*^_^*)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161009/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



“ゾンビ紀行”という邦題は、旅情をかき立てそうですが
『ロンドンっ子vsゾンビ』(原題)で、バトルします。
イギリスでは、脅威(驚異?)の大ヒットなんだそうです(チラシより)。


皆さん、vsゾンビ、お好きですよね。^^;
イイ意味で、バカバカしいと^^;思いながらも、テンション上がりますよね(*^_^*)


この前お話したリンカーンも、vsドラキュラ、vsゾンビがありますし
カウボーイも、ゾンビやエイリアンと戦っては、盛り上がる。
(カウボーイのほうは、vsでなくて、『カウボーイ“&”エイリアン』。&という、フレンドリーなタイトル♪)



ゾンビが人を襲うシーンは、残酷ですが
そんなゾンビに応戦しても、正当防衛だし
過剰防衛になっても
敵はすでに死んでいる、という免罪符のような安心感もあるのかも…


なんだかんだ
怖いもの観たさを楽しみながら、ハチャメチャして、気晴らしできるのかもしれません。



この作品は、『ショーン・オブ・ザ・デッド』へのオマージュを捧げているそうですが
未見のため、言及できずすみません……



代わりと言ってはナンですが

・『バイオハザードⅢのゾンビは、生生しくて迫力もあって、手ごたえのあるゾンビだったなと思います。

・『アイ・アム・レジェンド』のゾンビは、切なかった……orz
いくら凶暴化したとしても、ゾンビは、元は人間なんだ、という事を強く意識させられました。
このゾンビは、“病気”を治せば、人間に戻れる可能性があったのに
その希望が、打ち砕かれたときの虚しさといったら……orz
その切なさが、心に残りました。

・『桐島、部活やめるってよ 』 は
ゾンビ映画とは違いますが、クライマックスでのゾンビの使い方~絶妙でした☆
青春を映画制作に懸けた情熱が、うまく炸裂して効果的でした。


さて、この作品ですが…

兄弟2人が、仲間を集めて、銀行強盗します。
何のためかというと、両親の死後、育ててくれたジイちゃんの住む老人ホームが、
大手建設会社から、立ち退きを迫られていたので
立ち退き後のジイちゃんの生活費を、捻出しようとしたらしい。

そして
その建設会社の工事現場から、フランクな感じでゾンビが登場し
そこから、一気に、街がゾンビ化。
銀行強盗のあと、兄弟2人は、ジイちゃんたちを心配し、老人ホームに向かいます。
ジイちゃんたちも、ゾンビ相手に悪戦苦闘。
彼らは、無事に、この街を脱出できるのか……!?


ゾンビものは、グロくてなんぼ、というのもアリと思われ
グロいことは、グロいです。(R15指定)

けれど、ジイちゃんたちがいてくれるおかげで、ハートウオーミングな仕上がりです。

ゾンビには十字架だ!クリストファー・リーだ!と言う老紳士には
それ、ドラキュラです^^;とのツッコミさえ、ナゴむ。(*^_^*)

2階建てバスが役に立つのも、ロンドン紀行らしくてイイ☆

終盤、あわや
ゾンビたちに食いつぶされそうなジイちゃんが、エイッと、挽回する姿には、感動すら覚えそう…

最後に、ジイちゃんが、アノ人(ゾンビ化+)を、ガツンと撃って、キマッタ☆(^_-)-☆と言う感じです♪











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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

映画『渾身 KON-SHIN』★渾身の快作:端正に盛り上がる!(塩も☆)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160413/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



映画レビュー(ネタバレ表示ですが結末ぼかしてます)です
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id343529/rid137/p1/s0/c1/



相撲というと、『シコふんじゃった。』という、学生相撲の話がありました。



あまり期待していなくて、弱小相撲部に入部したモックンが
がんばって強くなるんでしょ、などと思っていましたが
楽しく、面白い作品でした。
そちらは、運動部としての相撲でしたが
渾身』のほうは、神事としての相撲。



相撲の描写だけでも、含むものがあります。
なにせ、20年に1度の大相撲ですから、
意気込みが違うと迫力も違う、とういうことなのでしょうね。




テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『戦場のメリークリスマス』★大島渚監督の訃報によせて

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/3096/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


大島渚監督が亡くなられたと聞きました。80歳。


大島監督の作品に特別の思い入れがあるというわけでもないのですが
やはり、思い出されるのは、映画『戦場のメリークリスマス』(1983年)です。


ほぼ、リアルタイムに鑑賞したので、遠い昔過ぎて、細部はよく覚えていないのですが……


当時、話題作だったこの作品を、大学会館で上映するというので、鑑賞しました。
目当てがあるとすると、デヴィッド・ボウイでした☆
デヴィッド・ボウイは、ルックスのきれいなアーティストというだけでなく
ジギー・スターダストで匂わせた、妖しい魅力がありました。





この作品を宣伝する際に、当時、簡略化して言われたような
同性愛的な要素には、美しくも危険な香りのデヴィッドには、さもありなんという配役でした。



同性愛的な、と言いましたが、そう簡単な内容ではありません。
男の友情、とも言われることもありますが、そうさっぱりした関係でもありません。
かといって、ドロドロした関係、というのでもない……


強いて言えば、戦争という、好まざる環境に置かれた敵味方は、便宜的な敵味方であって
その時代にその環境を共有した者同士、というのは
味方なら戦友と呼べるものを、敵にも感じたようなもの……?と言えばいいでしょうか……


すみません、記憶曖昧で、話してもアレですね……
言葉で、説明できない感覚です………


坂本龍一演じた将校と、特別なアプローチのあった直後の、デヴィッドボウイ。
そのときのデヴィッド・ボウイの表情・態度が、こわばっていたようでしたが
そこには、雷ではなくて、何か一本、光るものが走り抜けたような感じでした。
多分、それが、愛や友情に似た、この作品に通っていた“もの”なのかな、と
おぼろげながら思います。


とはいえ、若かった私は、なんとなく、流行の映画とはそういうもんなのかな~と言う感じで
観ていました。



けれど、ラストシーンで
ビートたけしが、「メリークリスマス、ミスターローレンス」とアップで言うのを観たときに
(それはタイトルでもあるので、意味のあるセリフなのだけど)
それまで、なんとなくだった気持ちが、一気に感動に、集約されたようで
ああ、だからこの作品は名作なんだぁ……と感じたのでした。



坂本龍一さんの音楽の、繰り返すようなメロディが
気持ちを少しずつ少しずつ、掘り起こしていくようで
段々、感極まります。


愛も友情も、もろもろの名前の付けられない感情を、あの頃よりは経験してきました。


今、観たら、当時よりもっと、感慨深く見られるのかもしれません。

(大島渚監督のご冥福をお祈りしつつ)






.

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『LOOPER/ルーパー』★30年後には見た目も境遇もどうなるかは…^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160709/

あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD22639/story.html

あらすじはこちらも参照ください。



 .

現在のジョーを、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット

30年後のジョーを、ブルース・ウィリスが演じます。

 

 .

あらすじにもありますが、30年後から転送されてきた自分を始末しはぐったジョーは

早く始末しないと、組織から、自分が、今、殺されてしまう……

やがて、ジョゼフ=ジョーは、ブルース=ジョーを追ううちに、なぜ、彼が

やってきたかの理由を知ることになります……

 

時を越える物語は、ありえない面白さがあります。

もう1度逢いたい……という感傷的なものもあり、逆に

アイツさえいなかったら的なのもあります

 .

 

犯罪予知で、未然に犯罪者を捕えようとしたのは

マイノリティ・リポート

逮捕する立場のトム・クルーズが、追われる立場になります。

事件を起こしてもいないのに……

 

ターミネーター

も、未来の指導者ジョン・コナーがいては困るという組織が

子供の頃から、あるいは、生まれる前から殺しに来る、というものでした。

 

 .

ちょっと、ネタバレ御免

.

.

▼▼





ブルース=ジョーは、愛する人を奪った組織の親玉“レインメーカー”を

過去にさかのぼって、子供のうちに始末してしまおうと考えました。

 .

一方、ジョゼフ=ジョーのほうは、30年後の自分を殺し損ねたために

組織から追われているときに、その子供に、助けられたりしました。

 .

まもなく、30年後の自分が、その子供を殺しに来そうですが

そのとき、自分はどうしたらよいのか……

将来、子供が、どんな大人になるかは、わかりません。

結果として、凶悪な人間になる人もいますが、

いたいけな子供のうちに殺してしまえ、というのは、“根本的な解決”ではありませんよね。

エミリー・ブラント演じる母親が

「愛情をもって、子供が、自分(の能力)を自制できるように育てるから、殺さないでほしい」

と言いますが、そのとおりだと思います。

子供が将来、どんな人になるかは、親の愛情としつけ次第なんですよね。

子供のうちから、この子はダメなんだ、と諦めてしまうのは、

導けない親(保護者)のほうがダメなのだと、思います。

 

 .

.

▼▼

 .

 .

そういう意味で、終盤に、ジョゼフ=ジョーが、このままではきっとこうなってしまう……

懸念した想像のシーンは、とても意味あるもので

だから、このままではダメなのだ、と勇気を奮った、アノ行動には、心打たれるものがありました。

 .

かと言って、未来がどうなっていくのかは、誰にもわからない……

現在にも、矛盾はある。

約束は果たされないし、予定も立たない……

でも、だからこそ、流動的な未来に、期待できるのでしょう☆(←前向き☆)

 

 .

そんなラストシーンに

ちょっとクールな中にも、切ない優しさを漂わせるジョゼフは、適役だな~と思いました。

 

 .

ちなみに、30年後から来たブルースいわく

「(その辺にいた)敵はみんな片づけた」

のシーンで、銃を撃ちまくって戦う勇姿は、『ダイハード』そのもの☆

マクレーンの存在感たっぷりでした^^;

 

:*::*::

 

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットは、『ダークナイト』の警官役も当たってか

今、人気急上昇中だそうで、この作品でも、

律儀さと切なさが、生かされていたな~というのはあります。

 .

ジョゼフの、この路線はこの路線でいいと思いますが、実は

この路線で、ずっと行って欲しくないな、とも思っています^^;

 .

今、思えば、このジョゼフは、いい芝居してたな~と思うのが

メタルヘッド』☆

なんて、イカレ野郎なんだ!と思いつつ

心の底はイイ奴なんだなという、ふり幅の大きな、魅力的な人物像を出しまくっていました。

今頃になって、この作品、観ておいて良かったなと思います(*^_^*)

 

 .

 

:*::*::

 .

 

30年のときを隔てた自分は、

見た目も、境遇も、ずいぶん、変わってしまうんだな……

という教訓も、アリでしょうか……^^;

 





PS:あの子は『ブリキの太鼓』か『オーメン』か








..









テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『96時間/リベンジ』★イスタンブールでリベンジ~恨まないのがルール♪

あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
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前作では、娘がパリで拉致されて、売り飛ばされてしまったところを
元CIAで、別居中の父親=リーアム・パパが、助けに来てくれました。
.
今回は、リーアム・パパに退治(殺害)された、拉致犯のパパらが
リベンジに出ます。
.
リーアム・パパの任務後に、バカンスを楽しむために
イスタンブールにやってきた母と娘ですが
リーアム・パパは、ママととともに捕えられてしまいます。
.
リーアム・パパの極秘指導のもと、娘が救援に向かうことになります……
.
(娘が救援に向かうなんて、ムリなんじゃないか(>_<)と思いますが
マギー・グレイスは気丈な感じなので、遂行できそうに思えます)

.

:*::*:
.
この作品は、筋書きは、予想通りなので
救出するまでのハラハラドキドキが、メインとなるのは言うまでもありません。
.
手りゅう弾は、武器として使うだけではないのですね。
爆発の音で、距離を知る手掛かりになる。
でも、人のいないところに投げても、損失はアリ……(>_<)
.
バザールのゴチャゴチャした雑踏も、追跡・逃走劇には、モッテコイ♪
.
緊迫感とスピード感が卓越したカーチェイスについては
すでに絶賛なので、体感してください♪
(一言で、カーチェイス、と言いますが、映し方で臨場感は違うんだな~と、しみじみ)
.
それ以上に、魅力なのは、やはりリーアム・ニーソンです!
..
拉致されても、冷静に、場所を把握しようとする、リーアム・パパ。
ステキです。(元CIAなら、普通か?^^;
.
リーアムの優しい目も好き。
CIAものの敏腕さだけでなく、家族を思うパパの目が、そこにあるのがイイ☆
.
この家族にも、色々あって、離婚・別居となったのでしょうが
リーアム・パパには、この家族と元通りになってほしいナと思ってしまう……
(私も、リーアムとなら、うまくやっていけそうに思える…^^;
.
.
96時間とは、前作では、
無事に救出できるタイムリミットの目安時間だったかと思います。
今回も、多分、そういうつもりだと思いますが
特に、96時間にはこだわってないようでした^^;
.
.
リベンジということですが
リーアム・パパに息子を殺されたから報復するという、拉致犯パパは、スジ違いです!
  .                     ♪~~イスタンブール~恨まないのがルール~(by庄野真代)
.
乙女をさらっては売りとばすなどという、息子の悪行で、
泣かされた乙女たちとその親のことを思え!と
リーアム・パパは言いましたよ。
.
.
でも、親は、親バカ・バカ親なんですね。
どんな子でも、自分の子供がカワイイ。
子供を失った哀しみに、盲目的になってしまうのです……
リーアム・パパも、それはよ~~~くわかった上のこと。
.
.
報復が報復を呼ぶ悲劇を、拉致犯パパにも説きますが      
拉致犯パパの目は開かれず
自ら、悲劇の結末の墓穴を掘ってしまうのです……
.
.                            
.
ストーリーは、シンプルで、話すまでもなく楽しめますが
やはり、品格あるリーアム・ニーソンだからこそ、
生かされた作品☆ということを、ふたたび強調したいと思います(*^_^*)
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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『恋するローマ、元カレ元カノ』★ラブコメとして観るも良し、傷をなめるように観るも良し^^;

あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


今までにも、こんな作品が
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・クリスマスのロンドン   : ラブ・アクチュアリー19人の男女
・大晦日のニューヨーク  : ニューイヤーズ・イヴ~複数のエピソード
・バレンタインデーのLA  : バレンタインデー10組のカップル
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この作品も、そんな感じの “6組のカップル事情があります。
(以下、雑談のような)
.
.
イタリア作品。原題 EX 元カレ・元カノのこと
イタリアでは、大ヒットだそうです。
.
.
恋に関する群像劇は、十人十色とは言え、普遍的なものでもあります。
現実的すぎると悲壮感ただよいますが、ありそうな無さそうな……という設定を
こうあって欲しい、そうなって欲しくないと思いながら観るのも、面白いものです。
.
.
そもそも、“” 元カレ・元カノ“”というタイトル。
.
.
男女の別れを含みながら、コメディチックです。
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.
恋の始めには、たいてい、別れを想定していませんよね。
永遠にあるものと思い込み、神様にも誓っちゃいます。
死が二人を分かつまで、愛が冷めようはずもない。
こんなにも、熱く熱く、愛しているのですもの…….
(オープニングは、キスいっぱい☆)
.
.
とは言え
“”初めてのキスから1000日で、愛は、消え去ってしまうもの“”
と、キッパリ言ってくれます!(by大学の先生)
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.
つまり、どんなカップルも、いつかは、お互いに
元カレ・元カノになる運命なのだと、言っているのです。
.
.
そう言われてみると、元カレ・元カノって、深くありませんか?
.
.
元カレ・元カノ=『EX』 ということだと
恋のストライクゾーンはおろか、バッターボックスの外(EX)、
恋の戦力外通告のようなニュアンスもありますが(汗)、
誰でも、元カレ・元カノになり得るんだ、と言われると
あなたも私も、元カレ・元カノ同士☆
.
.
人類みな兄弟のような感覚で、同類あい憐れんで、
肩など組みたくなってくる……♪^^;
なんだか、勇気も湧いてくる♪(*^_^*)……….??
.
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1000日=3年弱ならば、もうちょっと続いても良かったのかな~と思う自験例もチラホラ…(T_T)
.
.
そんな元カレ・元カノも、実は、恋の蚊帳の外ではなくて、
もう、手遅れかもしれなくても
再び、誰かの心のド真ん中に、置かれるべき時が、やってくるのかもしれなくて
.
.
ただ、ボタンのかけ違いだけで、“EX”になってしまいそうなだけで
実は、運命の糸は、つながっているのかもしれず……
.
.
もう、愛情が無い……と思っても、思い込んでいるだけで、
もう一度、向き合えば、残っている愛情に気づいて
それを、育くめそうな自信と希望が、ふたたび笑顔をくれる……
それが出来るのが、家族や本当に特別な相手なのかもしれません。
(とは言うものの、親は親らしくしよう!と思うシーンあり(_)!!
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“元カレ・元カノ”とは、
“EX“であっても“OUT”では無い、というか、
どこかで、細い糸が1本、つながっていなくもない運命、というようでした。
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ああ、“元カレ・元カノ”になってしまいそう…orzと思っても
ジグソーパズルで言えば、最後のピースをハメるまでは
あきらめてはいけないゾと……^^;
.
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そんなこんなの“元カレ・元カノ”たちの物語は
キスで始まり、キスで終わります☆
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他人事のラブコメとして、観るもよし
自分のこととして、イタタタ……(>_<)と、傷をなめるようにして、観るも良しです(*^_^*)
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短く終わりそうな恋でも
案外、細く長くなのかもしれないのです☆(^_-)-
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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『その夜の侍』★もてあまされたプリンを絶望のままには

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159672/

あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

 

 

妻をひき逃げで殺された男の“復讐”をめぐる物語だそうですが

(遺された夫・健一:堺雅人さん。ひき逃げ犯:山田孝之さん。)

堺雅人さんが、どんな男を演じるのかの興味だけで、鑑賞しました。

 

冒頭から、定まらない“殺気”と“狂気”を走らせる、健一(堺さん)。

その手には、隠しきれない包丁。

これから、殺るつもりなんだと、匂わせる……

 

(以下、結末までふれて雑感です)

 

.

▼▼

 

.

その後、健一の様子は、一時、押しとどめられたようになり

ひき逃げ犯の木島の悪行の数々が、これでもかと、陳列される。

 

やがて、無神経に生きているような木島も、実は

健一に殺害予告を受けて、死の恐怖にさらされているとわかる。

けれど

転んでもただでは起きないこの男は、ふてぶてしくも

自分が死亡させた女性の兄を脅迫したり、暴行したりして、殺人もいとわない狂暴ぶりを発揮する。

 

生き埋めにされそうな瀕死の兄が、必死で、木島に言う。

「“平凡”は全力で作り上げるものなんだ!」

 

そのとき

ああ、これは、“平凡な日常”を奪われた人たちの映画なんだ、と初めてわかりました……

 

 

:*::


ものすごい哀しみを経験した人たちの物語があるとき

私は、哀しみの酷さには、心を寄せようとしてきたつもりだった。

その哀しみが時間を止めてしまうことも、知っているつもりだった。

そこの哀しみから、立ち上がろうとする“再生”を、応援するつもりだったし

復讐しようとするなら、報われることも願ったりした。

 

けれど、哀しみに暮れた人たちのことを思っていたつもりでも、大切なことを

忘れていたような気がした。申し訳なかった。

 

それは、当然すぎることで、無意識に気づいていたはずのもの。

それは

大きな不幸に襲われたら、今までどおりの“平凡な日常”は、奪い去られるということでした……

 

だから、哀しいことがあっても、人は、平常通りの生活をしようとして

心の中に、失われた“今までどおり”を、少しでもとどめようとする。

 

健一が、いくつもプリンを食べながら 「プリン食べちゃだめよ」という

糖尿病の自分を心配してくれる、妻の遺した留守電を、何度も聞き続けてきたのも

プリンを食べることで、失われた“平凡な日常”を、感じていたのだと思うと、とてもとても切ない……

 

そうして、そんな生活を終わらせて、ひき逃げ犯を殺して、自分も死のうとする健一。

 

 

ここからが、堺雅人の真骨頂☆でした!!!

 

それまで、山田孝之が演じた木島が、最低の下の下の下……という、人間のクズっぷりが生かされる。

 

雨の中、ずぶ濡れの演出も、すごくいい。

怒りも虚しさも、悔しさも、それまでの思惑も、それこそ、そこにありそうな感情の何もかにも

高ぶらせるようなのに、一切、無視して、一気に流していきそうで、

虚しさが極まるような、いや、極まるどころでもなく、なんとも、どうしたらいいのかわからない、ドロまみれの二人………

 

加害者と被害者の対峙には、“復讐と赦し“のどちらかがあるのかもしれなかったけれど

その雨は、それさえ、流していったようでした……………..

 

ちなみに、加害少年へ無言の赦しを感じた『息子のまなざし』は、絶賛の作品ですが

この木島には、そんなものはあるはずない。

ならば、怒りをたぎらせての復讐か?と言えば、それすら、失せる……

それすら、雨は汚しながら、流していったよう……

 

「たあいのない話がしたい!」

 

憎い仇を殺そうってときに、健一がそんなことを言うのは、ダメ押しだった。

 

そう……

こんな、何とないだけの木島をどうにかしたところで、妻は還らない。

納豆を買うかどうかの、たあいない話のできる生活は戻らない。

 

健一は、ただ、今までの“平凡な日常”を、返してほしい!

どうにかしてほしい……

そのときの堺雅人が、とても哀しい

とても、とても、哀しい……………………………

 

 

そうして、ラストシーンが、究極!

 

ずっと聞き続けてきた、妻の留守電を消去する健一。

そして、プリンを食べるでもなく、もてあます……(←PG12的ですが、ココではプリンを食べてはいけないのです)

 

今まで、それを生きがいにし、怒りの矛先にしてきたであろう復讐を、果たせたわけでなく

復讐心を向ける価値もないほどの男だと実感し

ましてや、赦す道理が、あるはずない……

 

大切な人も、平凡な日常も、戻らないままで

納得できず、満たされない、

虚しさのかけらもないような感情を、どこに、どう運べばいいのか?

 

もてあますほかないでしょう……

 

あの、グチャグチャになったプリンは、健一の気持ち

怒り・哀しみ・やるせなさ

そして、平凡な日常……

 

それらが

グチャグチャになって、崩れて

グチャグチャになって、涙になっていった……

 

前半、木島のイヤラシサに押され気味だった堺雅人らしさが爆発した。

 

 

:*::

 

 

止まったままの時間は、そう簡単には進められないよね……と思いながらの共感しつつ

一方で、良かったのが、新井浩文さん。(妻の兄)

 

新井さんは、つかみどころのなさそうな悪者を演じていたりするので、警戒していましたが

今回は、“平凡さ”を強調したような、普通の人で良かった。

そして、言う事も良かった。

「健一さんには、幸せになってほしいんです」

亡き妹を思い続けてくれるのは嬉しいけれど、不幸になった人が、不幸なままでいてほしくない。

それが、人の道ってものでしょう?

 

世の中は、嫉妬や競争もあって、人の不幸を願うイヤな人もいるけれど

他人にも、せめて、平凡な日常を送るくらいの幸せを願うのが、人間なんだと思います。

 

 

プリンにまみれながら、プリンを口にしなかった健一。

 

プリンは、健一にとって、唯一の平凡で

それは、もう、“平凡の崩壊”という、絶望的な終わりだったのかもしれないけれど

 

プリンを食い漁っていた、今までとは違う健一なのだと、思いたかったのは

きっと、彼を、絶望のままにしておきたくなかったからだと思う。

 

幸せになってほしい……

義兄の言葉が、私の心で、そう言っていた…………….

 

▼▼

 

不快なシーンもあるので、おススメしにくいですが、堺さんの作品は観て良かったと思います。

 

 

 

 

 





テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『大統領暗殺』★仮説から現状を見る試み


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映画レビューです
.
あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
.
大統領暗殺という大事件が、さもあったかのような  ドキュメンタリータッチのフィクションです。
架空の話と割り切ってしまうと、ゆるい設定かもしれませんが
ありえることとして思うと、それなりに意味があるように思います。
.
というのも、
“映画のような架空の話“としてよくある ”ウイルス感染症“。
ある組織が、金儲けのために、あるウイルスをばらまいて、それに効く薬を売って大もうけする
という設定。
.
世の中は、自然の脅威や運命?など、なす術がなさそうなことも、実は
大いなる権力者というのがいて、世界を動かしているということもあるらしくて
新型イン〇ルエンザのWH〇によるパンデミック宣言も、
実は、Pureなものでもないらしいと
お話された人は、命が惜しいのでそれ以上のことは言えない…と仰っていました。
(公の場で話してしまったのに…….)
.
゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜
.
暗殺された大統領の1人:ケネディ大統領(JFK)
.
映画JFK は、
オズワルドの単独犯として処理された、作為的な事件の真相をギャリソン判事が
追求しました。
.
上映時間3時間超の長丁場ですが、いわゆる真犯人はわかりません。
当時は、真犯人がわからないのに長いナ……と思っていましたが
この暗殺事件は、
犯人を特定すれば済むほど簡単なことではないのだ、というのが
あとになってわかってきました。(遅……)
.
特に戦争回避の立場の大統領が、武器商人(を含む大きな力)に嫌われると消される、という構図。
(これは、暗殺しないまでも、各国の首脳たちに圧力をかけていると聞きます。)
.
真犯人が誰、という小さなコトでなく、特定できない大きな陰謀が、世の中を覆っていて
正体不明によって、自分が消される可能性が、すぐそばにあるという危機を知ります……
.
けれど、命の危険を承知で、真相を暴こうとするギャリソン判事の
ナイフのように切れた正義感を感じさせる、ケビン・コスナーが適役でした☆
.
2039年には極秘報告書の開示が可能なのだそうですが
正確に記載されているのでしょうか……と思ってしまう……orz
.
゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜
.
アメリカ大統領で暗殺された、もう1人:リンカーン大統領。
.
昨今では、リンカーン・ブームなんだそうです。(アメリカで)
本も売れているらしい。関連記事より引用 
.
『Killing Lincoln: The Shocking Assassination that Changed America Forever
リンカーン殺害:アメリカを永遠に変貌させてしまった衝撃の暗殺事件
Bill O’Reilly & Martin Dugard
Henry Holt and Company 』
.
近いところでも
映画リンカーン/秘密の書では、ドラキュラハンターという意外な?一面のリンカーンがありました。
.
ドラキュラと戦うのみならず
リンカーンvsゾンビと言うのもアリ。
南北戦争で、人間同士で戦っている場合ではないゾ!という理由づけに、なんとなくナットク^^;

.
(『リンカーン弁護士というのもありましたが
これは、愛車が“リンカーン”で、ご本人ではありません^^;;
.
映画リンカーンは、
ダニエル・デイ・ルイスが、リンカーンを演じるのが、楽しみです☆
.
ダニエルは
惚れ惚れするような好青年というイメージでしたが、1度引退した後の復帰作である
震え上がりそうなほどの恐ろしさをたたえた男性で、いい意味でショックでした……
芸の巾が広いな~と。
.
そんなダニエルなので、深い作品を観せてくれるものと、期待大です☆



.





テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『レッスン!』★ダンスの上達だけでなくて~生徒の更生の事実

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映画レビューです
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

アメリカのスラム街の子供たちが、社交ダンスを通して更生する、と言う実話です。

けれど
自分の知っている環境しか知らないせいもあって
熱血先生による生徒の更生云々、という学園ドラマは、なんだか説教臭い感じで、
あまり好きなジャンルではありませんでした。
(すみません、生意気で……(>_<)

なので、ダンスを観たいという動機で鑑賞した作品です。

ペアで踊る系のダンス映画は

『ダーティ・ダンシング』の
パトリック・スウェイジのダンスは、
ずっと見ていたいと思ってしまう……
イメージ 1
ペアで踊るような社交ダンス系のダンスは、ゆるい印象をお持ちの方もいるかもしれませんが
あれも、スポーツの一種と言いますか
加速されるダイナミックな動きには、テニスのラリーを見ているような興奮を覚えます!

:*::*::*::*:

.
一方で、荒れた生徒などへの熱心な指導という実話が、いくつもあるのも事実です。

子供の頃は、大人が、面倒がらずに、お節介でも説教臭くなっても
導くときに導いてあげないと、困るのは子供自身だということが、大人になってから
しみじみわかってきました……(私は遅いの……
 

この作品は、アントニオ・バンデラス演じる一流のダンサーが
自分の仕事だけするのではなく、よろしくない子供を、まともな人にしなくてはいけない
というボランティア精神で、教師として名乗り出て、ダンスレッスンが始まります。
 

なかなか出来ることじゃありませんよね……
すでに一流と呼ばれるものがあり、少し、余裕ができた大人は
自分のことだけでなく、他の人のことも、気にかけるべきなんだな、と教えられる気がします。
.
:*::*::*::*:
.
とはいえ、作品は、押しつけがましくなく、ダンスも十分楽しめます♪
やはり、学ぶとはいえ、楽しくないと、つまらないですもんね☆(^_-)-











テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『銀色のシーズン』★ 古い心の氷が解けたような…

9e9d5016.jpg



映画レビューです
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id328899/rid29/p1/s2/c4/



作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/19764/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


スキーを扱った作品です。

スキーを滑れない花嫁が、スキー場で結婚式をするというので
スキーが得意な地元の男子が、スキーを教えてあげます。

……と、そんな感じは、爽やかな青春・スキードラマには定番な設定ですが
人それぞれには、過去という、“古い氷”があるのです……

スキーを教える男子にも、花嫁にも……

彼らの過去という“古い氷”が解けていく物語の背景として
雪山、スキーが、目を楽しませてくれました。







.

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

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