映画レビュー(ネタバレ表示)~ネタというほどで無し
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id343691/rid36/p1/s0/c1/
作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159549/" title=" http://cinema.pia.co.jp/title/159549/"> http://cinema.pia.co.jp/title/159549/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
3人の女性の幸せさがしの物語を、楽しみにしていました。
かといって、お姫様の物語ではナシ……
わかる~わかる~と言う一方で
そうかな~と思うのもアリで、女子どうしのおしゃべりをした感じです。
現実はキビシイけれど、前向きな作品はいいですよ。
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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画
映画レビューです(ネタバレ表示なし)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id341931/rid96/p1/s0/c1/
作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/158701/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD22764/story.html
↑あらすじはこちらも参照ください。
長い上映時間でした。
省いてもいいかなと思う部分もありましたが
若い時代を懐かしみながら鑑賞しました。
大好きな吉高由里子さんは、ここでも、ステキなお嬢様でした☆
吉高さんが、「世之介さ~ん」と呼べばこそ、と言ってもいい^^;
.
テーマ : 邦画
ジャンル : 映画
映画レビューです。(ネタバレ表示です。)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id326032/rid98/p0/s0/c0/
作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/16658/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD9983/story.html
↑あらすじはこちらも参照ください。
ミュージカルとはいえ、実在のシュープリームス、ダイアナ・ロスらをモデルにした内容だそうで
勇気ある実現だと思ったものでした。
が、内容は、友情の勝利のような、良い結末で感動的でした。
公開前は、ほとんど話題に出なかったと思われる、
ジェニファー・ハドソンの歌唱力が素晴らしく、作品を力強く引き立てました。
ビヨンセは、演技ということで、歌唱を抑えたのだそうですが
その演技は、わかってもらえなかったのかもね……orz
~~~
PS:このレビュー中、お気に入りのテンプテーションズに触れました。
2/18に、元メンバーのデーモン・ハリスさんが亡くなられたそうで
哀悼の意を表しつつ、記事にしますね。
.
テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

作品について
http://cinema.pia.co.jp/title/160375/↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
人生の曲がり角・アラ50の方には、思うところありそうな作品です。
(私は、4歳のボクちゃんが可愛かった☆)
離婚・リストラ・自殺……ときて、虐待・ネグレクト……
なんだか、絶望的になってしまいそうなモチーフですが^^;
力強いキャストに、異国のフンザの風景で、長尺ながら、さわやかな作品になっています。
親友になってほしい、家族になればいい…との流れで
別々の個人だった人たちが、集まっていきます。
以下、雑感です。
▼▼▼
1.親友になってほしい
取引先の社長から、いきなりそう言われても、社交辞令かなと思いつつ
たじたじしてしまいそうですが……
学生時代とは違って、大人になると、“同僚“とのつきあいが主です。
話はしても、立場など諸々考えると、激白吐露は、できていませんね……
友達・親友でないと出来ない話もありますよね。
「親友になって!」という、アラ50男性・富樫の気持ちも、わからなくもないです。
(私も欲しい……)
2.会社のこと
今更なのですが…
同じチームの上司・部下であっても、仲良しクラブではないので
昨日まで、一緒に作業してきたのに
今日、 “戦力外”という判断が下されないとも限らない、という現実があります。
同志であって、同志ではないんだ……と実感するのも、虚しいものがあります。
3、四歳の圭輔くん♪
迫力の小池栄子ママから、虐待・ネグレクトされて、ひとりぼっちの圭輔くん。
恐竜大好きで、好きなものには“サウルス”と付けるのも、カワイイ。(余談)
先日、東京で、弟とランチしました。
そのとき、5歳の甥っ子を連れてきたのですが、その甥っ子とは、初対面でした。
私もドキドキでしたが、弟に「緊張しなくていいんだよ。パパのお姉ちゃんなんだから」と
言われた甥っ子も緊張ぎみ。
自分でリュックから、恐竜のミニ模型を、何個か取り出して、遊び始めました。
小さい男の子は、恐竜が好きなんだな~と思いながら
「どの恐竜が好き?」と話しかけてみたら
「ティラノサウルス」と答えながら、二コっと笑って、可愛かった☆
「恐竜の映画が見たくて、『ジュラシックパーク』見たけど、こわくなっちゃんだよね」と弟が言うと
照れたような表情で、うなずく。
「怖かったけど、また観たいんだよね」と弟に言われると
「うん」と言いながら、また、二コっと笑って、またカワイイ☆
私も、甥っ子の“サウルス”になれたら、嬉しいなと……ともかく、ちっちゃい子供は、それだけでカワイイもの。
圭輔くんも、親や大人に、可愛がってもらわないといけません!
なのに、一人ぼっちで、誰からも見捨てられては、かわいそすぎ……orz
でも、縁あった大人と、家族旅行するように、フンザの砂漠に行った圭輔くん。
小さい体で、砂漠の山を登っていく、後ろ姿は
健気で、かわいくて、力強かった!!
白い砂に、赤い服の圭輔くん。
蝶に見えたとも言われますが、美しいコントラストが印象的です。
4.草原の椅子
その椅子は、身体に障がいのある方が、座りやすいように作られた椅子でした。
自分にピッタリの椅子、つまり
自分の居場所・幸せのあるところを、捜している人たちは
一緒に座ってくれる人をも、求めているということでしょうか……
終わりには、温かい気持ちになります。
▼▼▼
キャストの存在感あるも
草原のように爽やかな作品……と言ったら良いでしょうか……(*^_^*)
風疹を心配する、小池栄子ママの猟奇的なパニックは
“草原作品”における、焦土と化していましたが……(―_―)!!
PS:The boom の『中央線』を矢野顕子さんがカバーしてるのがとってもイイ~♪
テーマ : 邦画
ジャンル : 映画
作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160973/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
超能力者の云々ということと、キャスティング☆で、観てみました。
・キリアン・マーフィー :シガニーの助手
・シガニー・ウイーバー :超能力を科学で説明するべく研究している(←大〇き教授が地でいけそう)
・ロバート・デニーロ :30年ぶりにカムバックした超能力者(←チラシに真っ赤な嘘と……)
超能力のどんな話なのか、お気に入りさんの情報も入れましたが
観てから、はあ~なるほど~と思いつつ、なんだか雑談したくなりました。
作品は、極上のサスペンスというより、家で気楽に楽しみたいときに丁度良い感じでした。
以下、ネタにふれそうな雑感です。
▼▼▼
序盤の研究のあたりは、シガニーが主導権を握っています。
エイリアンに立ち向かうがごとく、
あやしいエセ超能力の正体を暴こうと、“超能力の解明”にいそしみます。
この雰囲気だと、ほとんどシガニーが主演だな~と思いますが
若手のキリアンが主演なんだと、肝に銘じててください。
やがて、ものすごく巻き返します!!!!!(ネタバレか!)
シガニーは、長身で毅然としているので、
ポルターガイスト現象もどきくらいでは、屈せずに
解明に立ち向かう姿勢は、キマッテいます。
唐突ですが、新年最初に鑑賞された映画はなんですか?
私は、『シャドーチェイサー』でした。
このとき、シガニー・ウイーバーは、CIAのエージェントでした。
年取ったな……(失礼!)と思いましたが、たぶん、シニア女性で、
スパイ役がはまるのは、ジュディ・デンチとシガニー・ウイーバーくらいかもと、思いました。
ここでは、クールな研究者だけでなく、息子を持つ母親の顔もみせてくれます。
゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜
そして、ロバート・デニーロ。
あまり存在感のない役者では、いかにもイカサマ超能力、と言う感じになってしまうので
ロバートの起用は、やむを得ないのかもしれません……
でも、ロバートでなくてもいいのかも、と思ったのが
『ハイド・アンド・シーク』
ダコタ・ファニングと年の離れた親子を演じた、サスペンスでした。
(これも、家でちょっと楽しみたいときにはいい作品かなと思います。)
ロバート・デニーロが出演するから観る人も多いと思いますが
やはり、ロバートには、(客寄せでなくて) 『タクシー・ドライバー』のような
心に抱えるものがあって、苦いものを含んだ作品で観たいな~と思います。
゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜
主演の キリアン・マーフィ。
彼は、気弱で正直というイメージがありながら
『バットマン・ビギンズ』では、スケアクロウを演じるなどして立ち位置が、善玉か悪玉かきめにくいので、観ていて緊張感ある俳優さんだと思います。
今作も、大物2人でなく、“”主演:キリアン・マーフィ“”というところに
意味があると思います。
「レッド・ライト」とは、解明の助けとなる、違和感をもった目立つものの意でした。
キリアン・マーフィが、作品の“レッド・ライト”でした。
シガニーとキリアン。

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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

作品について
http://cinema.pia.co.jp/title/6567/↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/movies/p4328/story.html↑あらすじはこちらも参照ください。
アカデミー監督賞受賞作です。
エリザベス・テイラー、ロック・ハドソンの主役夫婦もですが
ジェームズ・ディーンの遺作ということでも、注目の作品でしょう。
テキサスの広大な牧場主(ロック・ハドソン)のもとに、東部から美女(エリザベス・テイラー)が嫁にやってきます。
その家庭・ベネディクト家の物語なのですが
3時間超の長尺でも飽きることなく、人生、山あり谷ありを見ていきます。
ジェームズ・ディーンの役どころジャックは、
この夫婦と敵対する関係になりますが、ジャックがいることで
ベネディクト家に起こる問題の起伏が、より浮き立つようでした。
使用人ジャックは、牧場主の姉から一目おかれていたので
彼女の死後、土地を分与してもらい、そこで、石油を掘り当てて、成金になります。
ジャックをよく思っていない牧場主に対して、してやったりと思うのですが
それだけではなく、ジャックは、牧場主の妻にも気があるらしい様子……
やがて、彼らの子供たちが成長すりと、また、親には心配の種が生じます……
(渡る世間は鬼ばかり……)
終盤の見どころは、年配になったジャックが、宴席で理性を失って暴れまくるところでしょうか。
それは、ビジネスとしての成功者になったものの
ジャックは、人生の成功者にはなっていない。
不足部分を自分でわかっているはがゆさ、情けなさが、どうにもならない、哀れにも見苦しい姿でした……
そもそも、メキシコ人への差別、というのが良くありません(>_<)
自分が感じてきた不当な扱いの憂さ晴らしを、メキシコ人に転嫁させたのかと思うのですが
ひがんで、自分を貶めちゃいけないよ……と思いました……
。・゜☆・゜・ 。 ・゜・☆。・゜。・。。・
ところで、この『ジャイアンツ』を思い出したきっかけは、
『ブタがいた教室』の配信の宣伝を観たからでした。
『ブタ~』は、飼育した豚を食べることについて、あるいは育てることについて
色々と話す余地のある話だったと思います。
私は、ドキュメンタリーを観たときに、自分の中では、
“現代の日本の生活における学校生活の中で、このようなことがあったよ”というくらいに、とどめていました。
(今は、自宅など身近で飼っているものを食べる、ということがほとんどないので
物議が生まれるのでしょう……。物議については以下余白.)
『ジャイアンツ』では、七面鳥を飼っていたと思います。
牧場主夫婦の子供たちは、庭先にいるその鳥に、名前もつけていたと思います。
それが、感謝祭の夕食に、鳥の丸焼きがテーブルに出されたのを見てビックリ!
「これ、〇〇ちゃん!?」と尋ねて
「そうよ」と言われたら、ギャーギャー泣きだしました………
あの〇〇ちゃん(七面鳥)が、食卓に乗るなんて思ってなかったのでしょうね……
けれど、何分でもない短いシーンですが
感謝祭には、〇〇ちゃんにも感謝して食事を頂く、ということがさりげなく含まれていました。
(これが、ピーちゃんなら、1本の作品になってたんだな……)
。・゜☆・゜・ 。 ・゜・☆。・゜。・。。・
人生の一大叙事詩の作品には、やはり、長丁場の長さも必要で
時の流れに、自分の持ちも、乗っかってきます。
やがて、若い新婚だった二人が、白髪頭になって語る様子には
それだけで、人生の重みや深みを、しみじみ感じることができて、感慨深いものがあります。
古き良き、と言う時代は、いつでも変化して、新しいものがとって変わっていく……
子供が独り立ちしていく世代以降には、特に、期待や後悔などが入り混じった
複雑な思いを、共感できるのではないでしょうか。
ジャイアンツとは、舞台となったテキサスの広大さを意味しているようですが
この3人の“巨人”のドラマは
お楽しみとして、見ごたえのある作品です。
お時間のあるときに、いかがでしょうか。
テーマ : 洋画
ジャンル : 映画
作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/157811/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
大切なバイオリンを壊されたバイオリニスト:ナセル・アリは、
思う音を出せるバイオリンが手に入らず絶望し、自殺します。
その前、8日間に、彼の人生に何があったのかを
ロマンチックに、かつ ファンタジックに、見せてくれました。
これは、
1、 若い日に、叶わなかった恋を抱える男の物語 であり
2、 芸術家・バイオリニストとしての生き方の物語 でもあるのですが
3、 彼の妻の哀しみ にも触れないわけにはいきません。
以下、ネタバレ雑感です。
▼▼▼
ナセルの師匠が、言います。
技術で音を出すのではなく、“ため息”をつかまえてこそ、芸術の音が出せると。
哀しみが人を詩人にさせる と言いますが、
彼が、名バイオリニストであったのは、愛する人との別れの痛手を抱えていたから。
キレイに忘れて立ち直っていたら、そうは行かなかった。
この、忘れらない想いをひきずる気持ちは、とてもとても、わかります……………..
若いからと言って、次の恋があるわけではありません。
1度、この人!と決めたら、どんな理屈をつけても、何にも代えがたいものです。
恋をひきずることは、痛いけれど、やめられない……
この情熱的な苦しみが、全編にわたり、甘くつらく、流れています。
そんな“芸術家”の妻になったのは、彼を愛していた、別の女性。
芸術家の妻も、色々大変なんだろうな、と思います……
(例:『マーラー』)
しかも、彼は、妻を1度も愛さなかった!と、本人に、言ってしまいます……
それは言い過ぎだろう、と思いますが
忘れられない人を思い続けるという、美しい愛の心の後ろには
残酷な影が、伸びているということでもある……
元恋人も、彼と別れたことを悲しんできたと思われるシーンには、涙を誘われますが、
彼女も、そんな状態で、他の人との結婚生活を営んできたという現実もある……
今、目の前にいる人にだけ、愛する想いを向けられていたら
どんなに幸せなことか……………..
愛しているから、哀しくて
愛しているから、腹も立つ……
バイオリンは、夫から愛されていないと告げられた妻が、壊しました。
妻は、それでも夫を愛しているから、死にたがっている夫と仲直りしたくて
夫の好物の“チキンのプラム煮”を作ったのです。
私は、この作品の“忘れられない恋物語”も、確かに切なくてステキだと思いますが
それは、むしろ、妻が愛されない、気の毒な理由に過ぎないようにも思え
一見、パサパサした感じの妻が、愛されていなくても、夫のために好物を作ってあげた――
その愛情に、泣けてくるのです。
▼▼▼
そして、この作品は、時間軸を、絶妙に動かしているので
恋人たちの忘れられない切なさも、
妻の報われない健気さも、あとから、ジワジワくるのがニクイところ。
どうして、「チキンのプラム煮」がタイトルなのか、
あとから、じんわりと、感じてきました。
“ため息”のように……….
テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

作品について
http://cinema.pia.co.jp/title/160907/↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
『ダイ・ハードシリーズ』は
高層ビル、空港、ニューヨークでの事件と来て
前作は、サイバーテロで、マクレーンの娘も登場しました。
今回は、マクレーンの息子が登場!(息子もいたのですね)
休暇中のマクレーンは、息子がロシアで逮捕されたらしいので
モスクワに向かいます。
(“事件巻き込まれ旅”の始まりです)
実は、CIAだと言う息子の“援護射撃”という立場での、2人3脚。
とは言え、マクレーン・パパも『96時間』パパに負けてなく
「親は子に尽くす!」と
親バカぢからを存分に発揮してくれます。
ドライブアクション、良かったです。
カーチェイスですが、スクラップアクションでしたね……
逆走なら、まだ車道を走りますが、もう、道じゃないところを、堂々と
進もうとしますもんね。
ヘリからも、ガンガン 撃たれマクレーンでも^^;
この父子は、不死身です(^_-)-☆
そして、場当たり的出たトコ勝負の、銃の撃ちまくりも、楽しみました。
……壊し、壊れる…………ダイ・ハード的なお楽しみは、そこそこに、ちょっと雑感です。
゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜
まずは、父親マクレーンのこと。
ただ、年とって親父になったよ、ということでなく
「同僚は、息子に誘われて、フロリダで休暇だというのに…」
というような台詞が、やけに、しみました……
(私も、マクレーンと同じように、年をとったせいでしょう)
“フロリダで休暇” というところでなく
“息子に声がけされて” というところが、うらやましい。
『東京物語(家族)』のように成人しても、子供とは、疎外感なく近い距離で、いたいものなんですよね。
でも、成人してひとり立ちした子供には、ピンと来ない感覚なんですね。
親が、子供から慕われたい気持ちは。
「なぜ連絡しない?」
マクレーンのその言葉!母にもよく言われますが、私も子供に言ってます……
そして、息子を見つめる、マクレーンのまなざしの優しさに、ふと
“色気”のようなものを感じてしまった……(イヤラシイ意味で無く)
B・ウィリス、A・シュワルツェネッガー、S・スタローン……etc.
今でこそ、年配ベテランスターですが、彼らは若いときにも、ただ“肉体派”というだけでなく、
花があるというか、色(気)があるというか、艶というか……
やわらかな包容力のような存在感が、あったように思います。
今の若手のアクションスターさんも、クールにがんばっていて、清潔感あるも
今ひとつ、まろやかな色みが少ないように感じてしまうのは、私が年取ったせいなのか
みる目がないのか……orz(若手さん、ゴメンネ)
゜゜☆゜゜:.。。.:*゜゜☆゜.:*゜゜
色気ついでに……
B・ウィリス=ダイ・ハードというイメージだと思いますが
私は、『こちらブルームーン探偵社』のB・ウィリスが、一押しです!

探偵社の女社長マディも、ステキな女性で憧れるのですが
彼女の相棒と言う役柄のブルースは、明るくユーモラスで、
しなやかな感じがまろやかな風味で(笑)、とてもイイのです。
サスペンス・コメディの楽しい作品でした☆
ダイ・ハードのように体力的にハードなのは
この先、キビシそうですが、ブルースの魅力は、その人柄ですよね。
(イヤラシイ意味でない)色気を生かして
『こちらブルームーン探偵社』のノリで、脚本勝負の作品を、見てみたいな~と思います。
..
テーマ : 洋画
ジャンル : 映画
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/158923/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
父の命と引き換えに悪魔と契約し、炎の骸骨“ゴーストライダー”を
体内に取り込んでしまった、バイク乗りのジョニー。
退治すべき悪人を前にすると、自分の意志とは関係なく
炎とともに現れてしまう……
前作も、燃える黄金バット?と言う印象で、それなりに楽しませてもらいました。
ラジー賞最低男優賞候補となるなど
いい意味でB級作品☆との印象があって、今回は、劇場で観なくてもいいかな~などと思いましたが
予告編で「何もかも燃えてしまえ!」のあとに「あなたも燃える」とありました……
なんだか、呼び込みで
「とりあえず燃えてるんで、まあ、燃えてってくださいよ」と言われたような感じで
観てきました^^;
実は、その前に、ブライアン・テイラー監督のインタビューを読みました。
「善と悪が同居する人間というものが、本来的に抱えている矛盾や葛藤を思い切り表現」したと。
確かに、ジョニーは、トンデモない異物を、体内に取り込んでしまい
勝手に出てきて燃えてしまうので、困難はあるのでしょう。
でも、それほど、深刻に思ってなかった…….^^;
テイラー監督は『アドレナリン』の監督もされています。
『アドレナリン』を観たときのR指定なトラウマがありまして、今作もそれで敬遠ムードになっていました。
けれど、“思い切り表現”したというのなら、観てみたい!と思ったのです。
このゴーストは、“悪人”の前に現れて退治する、と言うのですが
誰にでも、善と悪があるということでは
誰の前でも、現われる可能性があると、ジョニーは言います。
そんなゴーストの呪縛から解かれることを条件に
ある少年を保護することになるジョニーですが、そんなわけで、
守るべき少年と母親に対して、ゴーストが出てきて攻撃しないとも限らないので
ジョニーと一緒にいると危ない、というのも皮肉だし、面白みのあるところです。
そんな、人間の“善と悪”は、“天使と悪魔”の紙一重(オット…)にも及ぶことですが
哲学的に重くなく、あくまでも、ライダーの炎を楽しみました☆
何もかも燃えてしまえ!というだけあって
ライダーが乗ると、乗ったものはみな、メラメラと、炎に包まれます!!
大型のクレーン車も!
サーーッと、火が広がり、炎が燃え広がっていく様は、興奮に火が点く!と言う感じ。
気持ち、盛り上がります!!\(^o^)/
何もかも燃えてしまえ!は
日ごろのストレス・うっぷんが燃えてくれ~!という感じで、私は、燃えました(笑)。
出てこようとするゴーストを、無理やり抑えているジョニーの様子は、
観ているほうも苦しくなってしまいそうですが、可笑しくもありました。
ああ、もう抑えきれないいい~というジョニーには
もう、出してあげたら……と思ったり……^^;
そうして、
ゴーストの呪縛がなくなったら、ジョニーは、ただの人に戻れる。
けれど、ただの人では救えない事態が起こったら、どうするか……(>_<)
↑これは、一見、
善なる行いのためには、悪魔の力を借りるのもやむを得ないのかも……
と思わせておいての“救いのある結末”☆でした。
心に火が灯った、というべきでしょうか?
良かったと思います。
(この結末の落とし方を見た限り、B級とは言いませんョ)
とりあえずと言わず、けっこう燃えてるんで^^;
ストレス解消に、燃えてみてはいかがでしょうか。
テーマ : 洋画
ジャンル : 映画
映画レビューです(ネタバレ表示)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id343365/rid157/p1/s0/c1/
http://cinema.pia.co.jp/title/160378/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
正直言いまして、生田斗真さんが出演しているから、観てみました。^^;
残酷そうなシーンもありそうで、どうなんだろうと思いましたが……
犯罪者との関わりが
脳男、精神科医、刑事の三者三様で
案外、興味をひかれました。
(ちなみに、少年犯罪と更生を扱った作品で
レビュー中にあげた、映画『息子のまなざし』は、最高傑作だと思っています。
とはいえ、エンタメっぽくないので、アレ?という終わり方ですが
嘘っぽくないし、安っぽくありません。
機会があれば、ご覧くださいませ。)
.
テーマ : 邦画
ジャンル : 映画
http://cinema.pia.co.jp/title/161279/↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
これは、脚本がイイ☆との評判と
豪華キャスティングで、気になっていました。
(きっと、脚本が良くて、豪華共演になったのかな~との期待☆)
ストーリーのあらすじと配役は、参照どおりですが^^;
この作品の面白さ、インパクトを一言でいうと
パラパラ漫画をパラパラ見ているようなドキドキでした。
サクサク進んで、かつ、流れない。
1シーン1シーンが、印象的。
それは、演出もだし、キャスティングの強さでもあったかもしれません。
この、違和感のような感覚と、ほのかに温かい感じと
前に進もう!!という元気な感じは、魅力です。
とりあえず、雑感おしゃべりデス。
▼▼▼▼
① サム~~ジャレッド・ギルマン演ず~~
ボーイ・スカウトを抜け出して、スージーと駆け落ちしたサム。
パッと見は、リーダー格と言う感じでもなく(失礼!)モテるタイプでもなさそう(失礼!2)なサムですが
このサム、キテますよ!!!
ボーイ・スカウトのサバイバル術が身についているから
女子と駆け落ちして、奥地に入っても
テキパキとしていて、頼もしいのです。
(今在るものの在庫チェックをしよう!なんて、アナタ様はなさいます?^^;)
サムの“捕獲“に、”とりあえず武器を携行“(!)したスカウト仲間たち。
途中、血をみるアクシデントもありますが
やがては、サムを援護してあげようとするのには、男気を感じました。
それだけの引力を、サム(&スージー)が発揮した☆ということでもある。(*^_^*)
“忘れ物”を取りに引き返すのも、良かったな……
② ベテラン・スターたち
●フランシス・マクドーマンド演じる、スージーの母
:夫婦で弁護士をしていて、合理的・合法的な思考形態なのかもしれませんが
「御飯よ~」と、子供たちを呼ぶのに、拡声器を使うのは
家が広くても、違和感あります。^^;
生声で呼んでくれるほうが、愛情を感じる……
スージーが、双眼鏡で、遠くを見たくなる背景を観た気がします……
●ティルダ・スウィントン演じる、福祉局さん♪
:彼女のパキパキした雰囲気が、キビシイお役人ムードにピッタリ☆
かつ、管轄外はノータッチ、という割り切り方もOK。
あのキャラ、なんだかいいなあ~と思います。(*^_^*)
●男性陣
:ブルース・ウィリス演じる警官~最終的にサムを〇〇(内緒)する(←ブルースの人情味が効いている)
:エドワード・ノートン演じるスカウトの隊長~スカウトの制服が似合っている(*^_^*)
:ビル・マーレイ演じるスージーの父~娘を心配なのは『96時間』と同じ
▼▼▼▼
少年・少女の駆け落ち騒動が主ですが
自然の中でのサバイバルシーンは、冒険ムードでワクワク。
(かわいそうなシーンもありますが(T_T)、それも人生の縮図か……orz)
ブリテンの『青少年のための管弦楽入門』♪が、格調高くも
とても、楽しく効果的でした。
とある島での出来事に
それぞれが、ドタバタ奏でていたのは、個性的な違う音。
けれど、それがバラバラでなく、いい個性のまま、
1つの物語のエンディングへと、集結していったようでした。
うまく言えませんが、それが、脚本の良さ☆と言われるゆえんかもしれません♪
魅力的な作品でした。
.
テーマ : 洋画
ジャンル : 映画
http://cinema.pia.co.jp/title/161130/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
ミステリー作品に、ピアニストの清塚信也さんが出演されるということで
鑑賞しました。
ミステリーなので、あまり話し込んでしまうとアレなので……^^;
あらすじどおりで
同じ火事に遭って亡くなった従姉妹・ルシアのために、
重傷を負っていた遥は、
ピアニストから指導を受けて、ドビュッシーの「月の光」を演奏できるまでになります。
そのコンテストの日、遥は、指が動かないと言い出します……
主演の橋本愛さんは、心に抱えた何かを、グッと抑えているような役柄がいいですね。
『ツナグ』でも、
橋本愛さんには、泣かされましたが
今回も、彼女の持つ影の部分が生かされていて、よかったと思います。
この作品のミステリーのポイントは、いわゆる“ネタバレ“部分のほかに、
~~奥深い闇の中にある、人の心のゆくえ~~
とでも、申しましょうか……
そのクライマックスとなる、「月の光」の演奏シーンの演出は
そんな心の中を、ググッと、めぐり返しているようで、
曲の素晴らしさとともに、涙でました…………..
(月の光の様にやさしい光で人を照らしてほしい、という願いが込められたルシアの名前の由来にも……)
そんなストーリーもですが
やはり、ピアニスト・清塚信也さんの起用は正解でした!!!!!!!!(すみません、エラそうに^^;)
ピアニストがピアニストの役を演じるというのは
ピアノを知っているからにじみ出てくる、自然なオーラがありました!
(早乙女太一さんに感じたような経験のオーラ☆)
演奏は、まず、リストの『マゼッパ』披露♪(←過去記事参照)
これは、劇中の遥も、涙をこぼしますが、
心をわしづかみにされるには、打ってつけの選曲です!!
“超絶技巧”の演奏を見ているだけで、
ピアノを弾くことの凄さと素晴らしさに、胸が震えます。
そして
ドビュッシーの「月の光」
この曲は、曲そのものが、抒情的に、あたりの空気を包み込みますよね……
そのドビュッシーにさよならする、というタイトルが、語ってるな~と
最後になってしみじみ伝わります……
遥がキスしてほしいと、ピアニストに言ったときの
彼の返事も、ニクかった……^^;
ピアノ演奏を楽しみながらの
ライトなミステリー作品、ということでいかがでしょうか。
テーマ : 邦画
ジャンル : 映画
http://cinema.pia.co.jp/title/152808/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
イイ!と絶賛のうわさですが、
西原理恵子原作と聞いて、きっと、“痛い何か”があると、思っていました。
やっと鑑賞して、涙が、ボロボロ出ました。
それは、主人公への共感や同情もですが
自分自身の“寂しさ”のかさぶたを、あのシーンでつつかれて
終盤、一気に、はがされたような痛みを感じつつ
そこに咲く、人の優しさに救われたようでした。
(以下、ネタバレ注意して雑感です)
離婚後、幼稚園児の娘と、実家の美容院『野ばら』に戻った、なおこ(菅野美穂)が主人公です。
地元での毎日を、始めは、ほのぼのと楽しく見せていきます。
と言うか、序盤から、美容院のお客のオバちゃんは、18禁です……
あのオバちゃんは、今でこそ、映画『テッド』に負けてません(>_<)
オバちゃん、怖いもの無し。失うものナシ……
けれど、あのお下品な会話は、いきつけのパーマ屋さんに心許した、吐露。
オバちゃんは、下品キャラでのウケ狙い、というわけでなく
オバちゃんの本音なんですね……
でもでも、“オバちゃん“というだけで、下ネタも、純粋な恋心も、
はたまた失恋さえ、み~んな、笑い話にされてしまう哀しさよ…orz
ときに、(例えば『つやのよる』etc.)
女性は何歳まで破滅的なほどに恋心があるのか??という疑問も、男性にはあるらしい……
見てくれが、枯れすすきにしか見えないようなオバちゃんには、恋のみずみずしさなんて
想像もつかないのね……(私も、昔はそう思ってた。)
オバちゃんが失恋して大泣きして、あわや自殺未遂?というときも、周りは、温かく見守るも笑ってましたよ。
「みっともない」って。
オバちゃんは、はた目には恋から退場!扱いだけれど、自分では、まだベンチで控えていられるもんです。
あのオバちゃんの 下ネタでも“どこか健全な寂しい感じ“は、伏線でした。
あの美容室にワイワイ集まって(酒盛りあり)いるのも、寂しさを埋めあうもの。
そして、“男運の悪い”という、なおこの親友たちも、哀しくて寂しい……
なんとか、取り繕うようにして生活はしているけれど、すごく “どん底”を感じる……
その“どん底“が、他人事じゃなく迫ってくる……
自分が女で、相手が男の場合、自分のこの先の人生は、いったいどうなるのか、とか
女として生きてきた意味なんて、あったのだろうか……という虚しい想いが
わき出てきてしまうほど………………………..orz
だからこそ、親友=小池栄子&池脇千鶴が、踏まれても踏まれても、立ち上がるしなやかな強さを
持っていてくれることに勇気づけられて、なおこも私も良かったと思います。
そうして、下ネタやどん底の中に、ちらほら出ていた、女たちの“寂しさ”が
やがて、なおこにフォーカスしていきました。
離婚後に、高校教師と逢引きしていたような、なおこ。
そうやって、寂しさを埋める人がいた………としても
秘密らしい交際では、進展もせず、寂しさも埋めきれないだろうに……と思っていたら…
公衆電話での、なおこの慟哭。
寂しくてさみしくて、たまらないと………………….!!
この、寂しさというのは、普段、なんとか誤魔化しているものなんです……
けれど、ひとたび、自覚し直してしまうと、寒くなるほどに
寂しくて寂しくて、たまらなくなるものなんです……。
私も、一緒に泣いてしまった………….
そうして、その後、暴かれていく、現実。
この演出は、とても良かったですね!!!!!!
なおこの表情は見せず、背中だけで、無言で通り過ぎていく、過酷な真実。
なおこの後ろ姿だけで、十分に、喜びも悲しみも語っていて、余計に、胸に迫る……….
「その話は何度も聞いたよ。でも、また、何度も話してね。」
なおこの回りにいる、散々に寂しい女たちが
自分の痛い寂しさを知っているから、なおこを包んでいてくれてたんだな~ということにも
じ~~んとする。
あらためて、孤独を知ってしまったなおこに、イバラのエンディングか……と案じていると
「お母さ~~ん」と、娘の呼ぶ声がして、ホッとする。
なおこには、こんな可愛い宝物があるじゃないのって!
きっと、あのあと、ギュ~ッと抱きしめたと思うと、また涙が………
この作品にあやかってか否かはわかりませんが
菅野美穂さん主演のTVドラマ『結婚しない』で、
http://www.fujitv.co.jp/kekkon_shinai/index.html
“野ばら”のエピソードがありました。
野ばらは、情熱の赤い薔薇、ではなくて
清楚な白い花。
花言葉も、
「素朴な愛」「孤独」「才能」「詩」
「痛みからの回復」「恋を隠しています」etc.
いろいろあるようですが……
孤独の痛みからの回復には、そこに、素朴な愛が咲いていれば……
作品は、そんな感じでしたね。
テーマ : 邦画
ジャンル : 映画
映画レビューです。
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id327455/rid102/p1/s2/c3/
作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/17877/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD10626/story.html
↑あらすじはこちらも参照ください。
映画『テッド』
では、主役の良き“相方”だった、マーク・ウォールバーグ主演です。
彼は、『ディパーテッド』のときにも感じたのですが、陰があるので
役柄には、油断できないのです^^;
きっと、何かあるゾと…
ここでは、腕利きの狙撃手です。
が、自分が撃っていないのに、撃ったことにされてしまう……
(こんな設定は『アウトロー』にもありましたね^^;)
この作品は、とても、クールに、面白く鑑賞しました。
レビューでも述べましたが、
“正義は信じないが、俺は自分の腕を信じる”
というスタイルが、マークのクールな雰囲気で、生かされていたのが良かったです。
“勧善懲悪の正義”でないのが、魅力でした。
そんなマークが
あの当時、まさか、テッドの相棒になるとは……^^;
テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

作品について
http://cinema.pia.co.jp/title/160805/↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
宮崎あおいさん&向井理さん演じる、ツマとムコという、若夫婦の物語。
心臓病で、活動制限のあった子供の頃、
夢の中で、満月の夜に黄色いゾウに乗って、世界を旅したというツマは
満月が近づくと、体調が悪くなるという。
満月の夜にプロポーズされて、お互いをよく知らないまま結婚した二人。
ツマとムコと呼び合うのは、それぞれの名前から、ということだそうですが
ツマ&ムコという、普遍的な夫婦の物語として、受け止めることもできそうです。
(以下、雑感です)
田舎の、昔ながらの広い家に暮らし、農作物を育て、土に触れる生活。
動植物の声が聞こえるというツマと
優しくおだやかなムコ。
まるで、ままごとのような、微笑ましい、ポエムのような暮らし。
お互いをよく知らないまま結婚した二人、と言いましたが
大抵、そうなのかもしれません。
じっくり5年10年つきあって結婚したとしても、その後、20年かけて初めて知ることもあります。
知る・知らないでなく、若い時の恋心は、お互いの心の表面に、ほんのり、イイ焼き色がついたときには
もう、成立しています。
けれど、段々に、表面でなく、中まで火が通るか通らないかを、感じてきます。
相手の中まで、自分の火が通っているのか……
相手は、自分に、温かい炎を向けてくれているのかと……
結婚生活・夫婦生活は、表面にほんのり焼き色がつくだけでは、やっていけません……
生煮えだと感じても、見過ごさざる得ないこともあります。
お互いの肌の温もりを確かめ合ったとしても、表面的な営みということだってある………?
ある日、1枚の手紙がムコに届き
ツマは、自分の知らないムコがいる(いた)ことに、気づきます。
しかも、ムコには、背中に、鳥の刺青まである……
大好きな人だから、すべてすべて知っておきたいのも、愛情。
大好きだ人だから、憎さ百倍になって、傷つけてしまうのも、愛が強すぎるから……
(純粋なツマがそこまで!と思うけど、純粋な人ほど残酷さもまっすぐなのかも、と思う)
↑このシーン、宮崎あおいさんで正解だと思った(*^_^*)
それは、まるで、月の裏側。
見えない部分がある。
表にどんなにハートの焼き色をつけても、裏側は見えない……
それは、何年たっても、わからなくて理解できなくて、受け入れられない部分が
あることなのかもしれません。
たとえば、ミロを豆腐にかけることに慣れないのに、似てる………?^^;
「妻を、愛しているんです」
別の夫婦の苦悩のエピソードで
哀しくもひょうひょうと、夫・リリー・フランキーが言う、そんな普遍的な言葉が
めぐりめぐって、還ってくる。
自分の知らない過去が、あなたを捕え続けていて
それを癒せるほどの力が、自分には無いかもしれなくても
私は、あなたを愛しているのだという事実は、まぎれもない………
満月に不安なツマに、ムコが言った
「月は欠けていくから、大丈夫ですよ。」
私は、ここで、目頭が熱くなってしまった…………..
不確実で、なんだかわからなくても
“大丈夫ですよ“と、慰めを言ってくれることに、今、自分自身が、すごく弱くて………
ということがあるから、余計に、あのシーンが浸みてしまったのですが……
あのとき、自分に、“大丈夫”と言ってくれたムコに
ツマは、この人を信じて、この先、ついていこうと決めたのだと思うのです。
(現実的には単純すぎるかもですが^^;)
水道の蛇口をひねるように、ジャージャー、過去のすべてを私に流して!!
と、力まなくていいんですね、きっと。
これは、若夫婦の物語。
多分、最初の危機を、乗り越えた、メデタシの物語。
でも、このあとも、山あり谷ありの夫婦の物語は続くのが、ゲンジツ。
そんなときは、また、きいろいゾウに来てもらいましょう☆
テーマ : 邦画
ジャンル : 映画