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映画『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』 ★血脈はいとおしく繋がり未来に走り抜けていく……




作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161602/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://eiga.com/movie/57778/
↑あらすじはこちらがわかりやすい♪


バイク乗りの銀行強盗を、警官が射殺して
事件はそれで終わっても、警官と、彼らの息子たちの人生は、続く……

お気に入りさんの高評価で楽しみにしていました!
犯罪者と警官。
そんな親の因果が子に報い……と言う風ではありますが
因果や宿命(邦題)―--というのとは、微妙に違った味わいある作品でした☆

「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」とは、舞台となった町の名前そのものだそうですが
“松林の向こう“なんて、含みあるタイトルです。


自分も親も子も、それぞれが、
その時代の、その瞬間の苦境や困難を、背負い、くぐり抜け、
血脈は、愛情も憎しみも伝えながら、いとおしくつながり
ただ、混沌とした、迷いの松林に、彷徨うばかりではなく
いつか、明るく開けた道に出て、まっすぐに、その先の未来に、走り抜ければいいのだ…………….


そんな印象で、壮大なんだけど、仰々しくなくて
身近な想いを共有しながら、思うところをしみじみと、掘り起こされました。


役者よし、脚本よし、演出よし☆   でまとめますが…………^^;
演出は、カメラワークの多彩さ(近接、ブレ、遠景…etc.)あり、音楽のワクワクありで
2時間超の人生ドラマを、飽きさせません。


冒頭の、バイク乗り・ルークの背中を、ずーっと、追っていくシーンには
そのまま、視線を引かれつつ、あとあと、
そんな“ルークの背中“を、追っていったドラマだったかもな~と思わせる……


以下、内容にふれて、雑感です。


▼▼▼

主軸は
・バイク乗りのルークと 息子ジェイソン
・ルークを撃った警官エイブリ―と 息子AJ
の父子の物語ですが、それ以外の想いも、さりげなく出ているのが興味深いです。

1.まずは、オヤジ魂というべき、☆ルークの父性☆

元カノが、息子ジェイソンを産んでたと知ったルークの、パパぶりが、愛おしい☆

息子には義父がいるので、出る幕はないのですが
実の子は、やはり、理屈抜きにカワイイ気持ちはよくわかる。
だからって、お金がいるからって、銀行強盗してしまうのはダメなんですが(>_<)
子供のためなら何だってできる、と言う親心の、“表現型“としてはわかる。

そして、息子に初めてアイスクリームを食べさせるルーク。
アイスを食べるたびに、自分を思い出すはず、との祈りあり。

そして、元カノと息子と3人の“家族写真”を撮り、ずっと持ち歩くルーク。
何年経っても、この瞬間は、色あせない。大事なシーンとなります。


2.プール

射殺した強盗犯に、息子と同い年の子供がいたことで、気が咎めるエイブリ―です。
そんな傷心のほか、彼の同僚には、“モンダイ“もあり、このまま警官を続けたものかと悩みます。

そんな折、エイブリ―は、検察関係の父親とプールで会話します。
エイブリ―は父でもあり、息子でもある。
プールで、父親からのアドバイスを受けたことが、その先の彼の生き方を示したようでした。

で、そんなプールが、15年後にまた。
今度は、エイブリ―の息子AJが無邪気に遊びます。
しかし、AJは、エイブリ―とは心の距離があるだけでなく、問題行動もおこしていました。
プールは、もはや、父子をつなぐ場ではないのか……それなら、どこで?
宿題を与えながら、先に進んでいきます。


3.アイス

15年後、ジェイソンは、実父のことを知りたがります。
義父にも、尋ねてしまいます。

産みの親より育ての親、と言いますが
その義父は、いいお父さんなんですョ。
恩を考えたら聞きにくいのですが、それでも、実父のことは、避けて通れないのも人の子。

そのとき、ジェイソンは、しっかり、アイスを食べていました(>_<)
ルークとの父子の絆が、バッチリなんですね……..
血は水より濃い……のか…

けれど、なさぬ仲の家族でも、幸せに暮らせるのに(ジェイソン家)
血のつながりがあっても、別居や離婚などで、幸せに暮らせない(エイブリ―家)のも皮肉なものです。


4、☆ジェイソン絶賛☆=デイン・デハーン

役者よし☆と言いましたが、
1番の絶賛は、皆さんご指摘の、ジェイソンです!\(^o^)/

父親ルークのことを、訪ね歩くのも健気ですが
そうやって、親のことを知ろうとする心根には、ヤンキーな気持ちが、吹っ飛ぶように思います。
自分が、生きている意味のようなものを意識すると
必然的に、生きることに、本気になれそうですもんね。

父が強盗したとはいえ、殺した人(と息子も)を恨む気持ちは、憎しみというより
父への愛情の“表現型“だったかなと思います。
彼らに、銃を向けていても、ジェイソンには、そう感じられました。
(その感じがとてもイイ☆)

そうこうして、バイクを入手して、ジェイソンが颯爽と、走っていくラストシーン。
カエルの子はカエルだな~と、感じている自分が嬉しい☆
親は無くても子は育つ….ではなくて^^;
親は亡くなっても、その存在はしっかり子供の中にあるんだな~、と感じられるのが嬉しいの…


▼▼▼


前半の主役ルークが“退場“したのが、始まって1時間。
そのあとどうなるんだろう….と思ったあとも、あっと言う間でした。
私の↑ノーガキでは足りない、じゅわ~っとした肉汁が、詰まった作品でした☆


PS
音楽と言えば、ブルース・スプリングスティーンの『Dancing In The Dark』は良かった~♪
強盗の後とはいえ、気分爽快!!
私も、ノってしまいました~♪















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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『終戦のエンペラー』★夏八木勲さんの格調高さに本質を見た気がします。


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161669/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


小学校のときに、先生から
「天皇陛下は、自分は死んでもいいから国民を助けてくださいって、アメリカに言ったんだよ」
という話を、聞いたことがありました。

この作品は、そんなことが思い出された作品でした。
(予告編だと、“天皇の戦争責任“みたいな印象だったのですが)


進駐したGHQは、戦争責任者を処分してから、日本再建したい。
アメリカ政府は、“天皇の戦争責任“を明らかにしたい所存ですが
総司令官マッカーサーは、そう思っていません。

むしろ、天皇さま不在となった日本では、共産主義者が台頭してくることを恐れていました。
マッカーサーは、部下:フェラーズ准将に、“天皇の戦争責任“の白黒がはっきりする文書を捜させます。
フェラーズ准将は、何人かの重要参考人と面会して、“証拠”さがしをします…………………

アメリカ作品ですが、原作は
岡本嗣郎さんのノンフィクション『陛下をお救いなさいまし河井道とボナー・フェラーズ』です。

特に、思うところあったのは、
面会した人たちの言葉
マッカーサーの言う“実験“   
以下、内容にふれて、さっと雑感です。


▼▼▼

1.
日本の敗戦後、いわゆる“自虐的歴史観”と言うか、謙譲の美徳すぎるのか
日本が悪ゥございました、という風潮が、好まれる時期があったと思われます。

A級戦犯にしても、そうです。
戦勝国が敗戦国を裁いた東京裁判そのものの存在も、いかがなものか、と思われます。

日本が、東南アジアを支配したことを責めるなら
イギリス、スペインなどだってそうじゃないかと、ある人は述べます。
(ちなみに映画『ムルデカ』は、インドネシアのオランダからの独立のために戦った日本兵を描いています)
そして、各地を空襲し、原爆を落としたアメリカの戦法も、非難しました。

また、ある人は、日本が戦争するように仕向けられたのは
石油の輸出をストップさせられた圧力によるものだ、と明言しました。

ここでは述べていませんが、真珠湾攻撃にしても、あれは始めから奇襲ではなく
手続き上の不備によるものが、明らかになっていますよね。
(なんでも日本のせい、では済まされませんね)


そして、天皇と言う存在。

これは、側近の夏八木勲さんが、格調高く示していると思われるのですが
スピリチュアルとも違う、“精神的な存在“とも言い得ないのですが
天皇さまは、元々は、神道の祭祀長のようなお立ち場ですよね。
だから、直接、意思や感情を表されることはない、という微妙なお立ち場だと。

けれど、その天皇さまが、終戦にあたり、ご意志を表したということに意味があるのだ、ということが示されます。

今、下々は、言いたいことをポンポン言えて
自分の立場もわきまえず、失言の上塗りまでする政治家もいる世の中です。
この価値観で、重大事を決定することの言葉と表現の在り方について
どれだけの深みを、想像することができるでしょうか?

夏八木さんが演じられた側近を通して、“終戦のエンペラー”の本質を見た気がします。

戦争については、それぞれの考え方や価値感のあるところだと思いますが
私は、勝てば官軍とはいえ、日本がアメリカに裁かれるべきものではないと思っています。


2、

GHQは、敗戦の日本を、“支配”でなく、軍国から“解放”するように、進めました。
それらを、マッカーサーは、“実験”と呼びました。(日本国憲法もか……)
戦後日本は、GHQの“実験的産物”か……………..

話の余地あるところですが、ここでは、深入りせず….^^;


▼▼▼


物語は、フェラーズ准将が、学生時代に知り合った日本女性を捜しながら
進みました。

(国同士が敵対すると、個人の関係も引き裂かれてしまい
どんなに正義や正当性があったとしても
戦争が死をもたらす災禍にほかならないことを、感じさせます。)


はじめに日本の戦争責任ありき、ではいやだなと思っていたのですが
言うべきことは言ってくれて、良かったと思います。

トミー・リー・ジョーンズのマッカーサーも様子が良かった☆

(意見の相違はあると思いますが、私の感想ということでご了承くださいネ)
















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映画『勇気ある追跡』★『トゥルー・グリット』にジョン・ウェインの爽やかな風吹きぬ

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/9385/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

母の退院の話が出ました。(*^_^*)
今後は、なかなか遠出もできなそうですが、
(多分、はじめて)二人で見た映画が『トゥルー・グリット』でした。
母と一緒に観たので、いい想い出です。(*^_^*)

『トゥルー・グリット』は、『勇気ある追跡』のリメイクと聞いていました。
『勇気ある追跡』で
ジョン・ウェインがアカデミー主演男優賞を受賞したということもあり
リメイクとはどこが違うのかも気になって、鑑賞しました。(時間経ってマス^^;)

物語は、父を殺した犯人を制裁するために、少女マティが、
無法系の保安官(←元泥棒!?)コグバーンを雇い
逃げる犯人らを、追っていきます。
マティと保安官のほかに、賞金かせぎのラ・ビーフが合流しますが
ラ・ビーフは、はじめは、ピュアな助っ人ではない^^;
(→あとで、すご~~くイイ人に!!涙(T_T))
マティをひよっこ扱いして、返そうとさえします。
(それでは本末転倒なのョ……)
それやこれやで、3人は合流し、父の仇に追いつきます。

以下、雑感です。
『トゥルー・グリット』との違いに、ふむふむと思った結末は、要反転。


▼▼▼


この作品のみどころは
ジョン・ウェインの渋い男前が、馬にまたがり
手綱をくわえて、二丁拳銃をバンバンぶちかます、ということもありましょうが
私への魅力は、なんといっても
“”マティのたくましさ“”です。

『赤毛のアン』のアンにも、芯のある強さ、くじけない強さ、めげない明るさに
とても元気をもらえるのが、嬉しいのですが
このマティも強い!!

父の遺体を引き取りに、一人で町にやってきて、大人の男たちと
色々と交渉・かけひきするのですが
まず、ひるんでいない!

女子供と言いますが、少女が、一人で町にやってくるのも、とても危なそう……
でも、つけいるスキを与えない。
小娘だと思ってバカにしてたら、オジサンのほうが、やられちゃいます。

マティは、父を殺した憎い男へ、それこそ“倍返しだ!”
というくらいの気迫がある、のみならず
賢いんです。
婦女子の自分に腕力はなくても、知恵と、守ってくれる法と
心強い弁護士さんもついている。

何かあったら、法に訴えるわよ!というマティの姿勢には
“訴えてやる~(T_T)”という感じのひがみっぽさでなく、
守られるべき自分の立場は、守られて当然なのだ
という説得力が感じられました。
(泣き寝入りすることはないんだな~と思う)

でもね、マティも女の子だもん♪
顔はきれいに洗いたいヮ(*^_^*)
で、一人で川に行ってしまったら……
仇である男の一味に、さらわれてしまうのです(>_<)

そんなピンチが、盛り上がって、ハラハラドキドキのみどころを
作ってくれるのですが………..

『トゥルー・グリット』を観た私は、暗い気持ちになってきました……
ああ、マティは……orz

以下、要反転。






マティは、蛇の穴に落ちてしまい、腕をかまれてしまいます。

『トゥルー・グリット』では、コグバーンが、マティを助けるべく
治療のために、引き返しました。
そして、25年後のマティの姿を映して、終わりました。

そのとき、マティは、腕を失っていました。
逆に言えば、腕を失うことで、マティは生き延びることができたということ。

あのとき、仇を追っていたけれど、それを諦める勇気を持つことで
マティが救命できたということには、片腕になった衝撃とともに
マティを抱えて、コグバーンが引き返してくれた選択に、感激しました。

まさに、『トゥルー・グリット』=真の勇気、のタイトルがしみました。

そんなことがあったので、この作品でも、
このあと、マティの腕が失われるシーンを見るのは辛いナ……と思っていました。

けれど、この作品では、そこは映しませんでした。
マティが、助かったところで、コグバーンも爽やかに退場します。
どちらのエンディングが好きかは、お好みです。






『トゥルー・グリット』の結末のほうが、原作に近いようで
窮地のマティに対して、コグバーンがほどこした“決断“の正当性を
より強調した印象で
リメイクと言われながらも、別作品の魅力を、作り出したようです。



▼▼▼


この『勇気ある追跡』は
マティも、コグバーンの選択も、もちろん見どころなのですが、やはり
スポットライトは、ジョン・ウェイン☆
ジョン・ウェインが最大の魅力で、カッコ良く、
結末も、爽やかな風を余韻にすることで
この作品は、うまく出来あがっているのだと思います。

よく覚えていないのですが^^;
「俺は、まだまだ死なねえよ」って感じに、終わったかな……^^;

ストーリーは、ストーリーで、原作はあっても
それを演じるとなると
演じ手の魅力を生かした展開・終わり方ってあるなあ~と
この作品では、あらためて感じましたョ。



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テーマ : 洋画
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映画『浮雲』(1955)★そんな結末にも愛の成就を感じる輝きがたまらない


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/11309/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%AE%E9%9B%B2_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
↑あらすじはこちらも参照ください。 (画像もこちらからお借りいたしました)

高峰秀子:ゆき子
森雅之:富岡


これは、どこかでは話しましたが、ここでは話していませんでした。

一言で言えば、1度は愛し合ったのに、その後ずっと煮え切らない男を
追って追って、追い続けた女の物語です。

特に、結末が、私にはとても重要で、と言うか
この結末だからこそ!この作品に想いが残ります。

かぶるところもあると思いますが、記憶をたどりながら
以下、結末コミで、雑感です。


▼▼▼


内容は、あらすじどおりで、男・富岡への想い一途に
振り回され、ダマされ、気にもとめられず、そのくせ
気をもたせるそうな素振りをしたかと思えば
気持ちを引き寄せておいて、突き放す…….

どうして、そんな男を、好きになってしまうのでしょうね……
どうして、そんな男を、諦められないのでしょうね……
どうして、そんな男から、愛されたいと思ってしまうのでしょうね……

この、ゆき子と言う女は、自分から不幸になりにいって
なんて愚かな女なんだろう、と思うと思うのです。

けれど、この、恋愛に愚かなゆき子と言う女は、自分自身なんです…….

いつも、するりとかわして、定まらない男を追いかけて
たとえ、いっとき、捕まえたとしても、関係は長く続かない……
一緒になっても、この人が、自分を幸せにしないことはわかってる…

この腹立たしくも、煮え切らない男:富岡を演じた森雅之さんが、適役なんですよ。
いかにもな、単純明快な悪人ヅラの男なら、恋愛劇が成り立たないのですが^^;
ヤサ男風情なもんだから、その、ちょっと弱さを感じさせる部分に
人としての優しさを期待してしまいそうな、心のスキを与える、ズルさがあるんですね。

一方、ゆき子を演じた高峰さんには、華があるだけでなく
芯のある、強い美しさがあります。
この強さが、愛することに負けない強さを感じさせてくれるのが、心強い。

だって、ゆき子の人生は壮絶です…
ただ、富岡を追いかけるだけでなく、色々、あるんです……
存在のはかなげな女なら、薄幸の印象が強すぎてしまいそう…

高峰さんだから、薄幸・逆境に打ち勝って、愛する強さを、エンディングまで
引っ張っていってくれるのだと思います。

そして、二人の末路は……

ここまで、散々、不幸の嵐を吹かせてきたんだから
せめて、最後は、最期くらいは……と思うのですが……

ゆき子は、最期まで、富岡を追い続けて、追いつけずに、亡くなってしまいます……orz

だけれども!!!!
このラストは、絶品だ!!(要反転↓)





富岡への想いを成就できず、亡骸となったゆき子に
富岡が、死化粧を、ほどこしてやるんです。
特に、口紅をさしてあげたシーンで、私は、胸がいっぱいになりました………………………………….

その気があるなら、生きているうちに、なんとかしてほしかったと思う。
ゆき子は、自分の想いはついに届かなかったと無念の想いで、息をひきとったと思う。

でも、愛し抜いた富岡が、たとえ亡骸であっても
この唇に、紅をさしてくれたのなら、
私がゆき子なら、それは、くちづけに値するものとして、受け止めたいです。




それがあるから、ゆき子の愛情はまっとうできたのだ、と信じることができました。


▼▼▼


忘れらない人がいて、
その人を追いかけても、幸せにはならないことがわかっていても
追いかけずにはいられない……

結局、愛の実りなき、可哀そうな女かもしれないけれど
そんな中でも、ほんのわずかでも、愛の成就の瞬間があったと感じた……

この作品は、その輝きがたまらないのです。


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『風立ちぬ』★すきま風にゴメンネ…withシベリア^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161566/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



宮崎駿さんのアニメ作品は、ほとんど見ていないのですが^^;
ユーミンの「ひこうき雲」付きの予告編で、胸が熱くなっていたので
楽しみに思って、観てみました。

零戦の開発者・堀越二郎さんをモデルに
堀辰夫の『菜穂子』をモデルに、といっても、まったく新しい男女の物語がありました。
作品の命・息吹ともなる、風の表情、
風にそよぐ草、なびく髪、飛ばされてしまう帽子……etc.

美しく繊細なタッチの絵には、心よせられるし
久石譲さんの音楽は、いつもながら感情をゆさぶるようで
感激された方には、ひとしおのことと思います。


私が、勝手に予告編で、思い込んでしまったのが悪いのですが^^;
楽しまれた方は、以下のこと、ゴメンナサイ……



▼▼▼


1、 堀越二郎と飛行機

本物の堀越さんではないので、劇中の堀越さんとして。

冒頭の、飛行機大好きの少年の姿☆
飛行機への憧れは、空への憧れ、鳥のように飛ぶことへの憧れが、始めだと思われます。
それが、鳥のような翼の飛行機に乗る、堀越少年の姿から、感じます。

で、端折りますが
やがて、大人になって、仕事となると
もっと、イイ性能を求め、できるだけ早く、かつ、輸送力の高い飛行機を!と思いますよね。

けれど、戦争時代になれば、飛行機は、戦闘手段になります。
イイ性能ももちろんですが、それに乗る人たちの命の保証はない……
自分の設計した飛行機に乗ることのない堀越が、パイロットに託す思いには
強い想いがあったと思うのです。

けれど、そんな重たい部分はなく、風をテーマにか、軽やかに過ぎていきました……………

「飛んでいった飛行機は、半分も帰らない……」
そんな衝撃的なセリフにも、衝撃は、鑑賞者にゆだねられた感じで、そこには、さらっとした空気が……

当時の人間は、私情を持つことなく、軍事に協力していたと思うのですが
予告編で見て、良かったのが、ボロボロになった零銭を前にした、堀越のシーンでした。

多分、彼は、空を飛ぶことを夢見てはじめた飛行機の設計が
やがて、高性能であればあるほど、戦力として生かされ、それが国への“ご奉公“という時代であっても
でも、壊滅した姿を見るのは、自分の本来の夢を、ズタズタにされたような衝撃があったと思われるのです……
(私は、ここで、ひとつ泣きたかった………)
でも、作品の意図は、そこではなかったのかも……


2.タバコのこと(喫煙者の方、ゴメンネ)

肺結核で、余命いくばくもなくなった菜穂子が、臥床する布団の横で
仕事をする二郎。
その姿は、温かくていいです。

そこで、二郎が言うのです。「タバコ吸ってくる」と。
離れたくない菜穂子は、ここで吸っていいよ、と言いました。
その後までは見せませんが、ちょっとごめんなさいね。

タバコは、ほかで吸っても、吐く息には、
たとえば一酸化炭素濃度なら、20とか30ppmになってしまう人もいるそうです、

菜穂子は、肺が悪いわけで、喀血したし、呼吸も苦しいと思うのです。
(アニメだと、顔色の悪さや不調さがわからなくても)
病気の菜穂子と同居すると決めたなら、菜穂子の肺を気遣って
タバコを控えるという選択も、思いやりなのではないかな~と思ったので。
(その時代の流れというのも、あるでしょうけどね…)


▼▼▼

風に飛ばされた帽子を、つかんだとき
二郎と菜穂子は、お互いの運命も、つかんだのかも……

そんな風が運んだ、二人の絆が、加速するまもなく
風は、愛する人の命を、さらっていってしまった…………

私との相性は、すきま風が、吹いてしまったのですが(>_<)
素敵な題材なんだと思います。


さて、お口直しと言ってはなんですが、劇中に
シベリア」登場!


懐かしいです~♪シベリア~♪
しばらく、ご無沙汰です。^^;
カステラで羊羹をはさんだお菓子でした。
洋菓子なのか、和菓子なのか……と悩んだこともありました^^;
どっちなんでしょう?(*^_^*)













.

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『きっと、うまくいく』★元気印:きっと結果もついてくるゥ~\(^o^)/♪

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161810/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



原題『3idiots 』~3人のアホさんの大学時代と10年後の物語。



★☆★ランチョー    :父親は資産家“らしい“?、成績優秀、卒後音信不通

★ファルハーン   :本当は写真家になりたいが、親の期待で工科系の大学へ

★ラージュー    :極貧家庭、工学が好きだけど成績は最下位orz





名門工科大学の寮で、同室になった3人の、笑いと涙の友情物語なのですが……

とても評判が良いのと、「きっと、うまくいく」なんて前向きな邦題に、ひかれました☆



絶賛の嵐なので、詳細は省きますが…^^;



3時間弱の長丁場。

おバカありの友情物語に歌とダンスあり……などとまとめてしまいたくない、超エンタメ作品でした。

名作と言ってもいいと思いますが、そういう、お行儀の良さの中にも、いれたくないのがニクイ…..^^;





背景には、インドの複雑な社会と価値観が、あるようです……

それは、おそらく、日本の厳しさの比ではない。

「勉強だけが人生じゃないよ」はもちろんですが、成果なくしては評価もない。



「3バカさん」の物語ですが、“コメディ”ではなく、“人間ドラマ”です!(キッパリ☆)

日本的ゆとりでは、あの破壊的爆発力は生まれにくいかもな~という、力強さでした☆

観て良かった~☆



結末はボカして、内容にふれて雑感です。





▼▼▼



★☆★1.ランチョ―こと アーミル・カーン♪



主役のランチョ―の立ち位置が、とても、素晴らしい!!!!\(^o^)/



ふつうの作品なら、「ダメ生徒ががんばりました」と言う流れなのでしょうが

ランチョ―は、成績トップで素晴らしいのです!

                               ……なんだ、ふつうじゃん…..と思ってはいけない!



卒業後、忽然と姿を消したランチョ―に逢いたくて

親友2人は、成績2番のガリ勉くんの情報をもとに、

19年後の再会を夢見て、捜しはじめます。

 

10年後の現在と学生時代が、交錯していくのが、とてもイイ☆

あの、すばらしくいいヤツ・ランチョ―は、今、どうしているのかな。

どうして、親友の前からも消えたのかな、好きな人からも……(←知りたいでしょ?^^;)



ランチョ―のような、本当にその学問が好きで、結果として、成績優秀な方っていますよね。

ムリしてないの^^;

学問や結果のほうが、ついてくる。

ムリしてないから、学業上でも、へんにガツガツしてなくて、余裕というか

成績不振の親友のことも、思ってあげられる……



締切に間に合わなくて、絶望していた級友のために

自分も、作品の試作してあげようとしたり……

イイ人だな~ランチョ―♪

(↑でも、このシーンの顛末には、胸が痛みます…orz.)



ランチョーには、“育ち“と言う過去がありました………。(インド背景か)

だから、ほかのものを得られなくてもいいくらいに、勉強できる環境を望んでいました。



そんなランチョ―の姿勢には、“本質“ということを、考えさせられます。

私たちは、ともすると、そのときだけお茶を濁して、帳尻合わせして、うまく

取り繕って泳いでいけば、生き方上手なのではないか……という誤解をしますよね……



でも、ランチョ―は成績のためでなく、好きだから学ぶ☆



演じるアーミル・カーンの爽やかさが、とてもイイ☆(←40歳過ぎてたらしい^^;)



♪All is well (アールイーズウエールと言っている)の乱舞のときは

思い切り、はじけているのも、最高☆



苦労を苦労とせず、乗り越えてきた、彼のおまじないは、最高にききますよ♪



2、あえて、ナン(←パンのようなのでない^^;)ありのを擁護すると



喜怒哀楽あり、生老病死ありの、てんこもり作品におきまして

PTA的に、問題視することもあると思われるので

あえて、ふれておきます。(余計なことかも……)





① 冒頭の離陸後のUターン(>_<)



多分、冒頭から、自己都合で、飛行機を引き返させるようなことになるのは

好ましくない、とお怒りの方もいらっしゃいましょう……

(離陸時の飛行機は、燃料いっぱいで、すぐに着陸できないのに。)



② 試験問題を盗む



これも、いくら親友の及第のためとはいえ、けしからん!とのお叱りあるかも。



確かに、不適切ですが、殺人ミステリーなら殺人という、とんでもない行動を見せるわけですし

これらはこれらで、あとで反省の弁もつけて収めているし

そこまでやってしまうほど、親友が大切という演出ということで、赦してあげてください。



学長室の鍵を、2つ手にしたシーンなんて、絶妙よ♪(^_-)-☆



③ ゴーカンの連呼…(滝汗)



悪ノリだめだよ~おバ〇の域越えてるよ~と思いつつ

コメディ枠で、流させていただきました……

意味を知らないで丸暗記はダメよ、という、教訓でお願いします。





3、工学系が生かされる♪



ここが、文学部でも音楽学部でもなく、工科大というのが、ミソ。



将来が約束されているコースというほかに

手作り工作の“妙技”を、

ココゾというピンチに、ランチョ―が見せてくれます♪



「きっとうまくいく」と言うタイトル」とはいえ

ハラハラドキドキさせてくれました。





▼▼▼



終盤、きっと、優秀なランチョ―は、成功をおさめたんだろうな、と思っていた私。

その成功を、邸宅の大きさで、感じようとしていた私。

(たぶん、大方はそうかも…^^;)



けれど、ランチョ―にとっての成功や幸せは、そんなもんじゃなかったんですね!!\(^o^)/



自分の好きなことを極めて、結果が、ついてくること☆☆☆

なかなか、そういう生き方は、凡人にはできかねますが^^;

♪All is well~のメロディが、頭から離れないので(笑)

私も、その線で、やっていくといいかな~と思えました☆



最高の逸品です!!!









テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』★ マッツの哀しさと一途さによろめく^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161183/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



デンマークの王室での実話ベースだそうです。

簡単に言えば、王妃と侍医ヨハンの不倫関係なのですが
2時間超を、アフェアの甘い香りだけで、包むはずはありません。

むしろ
マッツ・ミケルセンという芳しい悲愴が、
実話と言うキビシサに生かされた物語、と言っても過言ではないようです。
(ため息……)

内容にふれて、雑感です。


▼▼▼


王妃とヨハンが、初めてダンスを踊ったあとに
2人は、2人の間にあった垣根を、越えました……

それが、王妃には、幸せを知ったからこそ自覚する、不幸の始まりであり
ヨハンには、幸せの継続であったというのも、
二人の愛という障壁が、幸も不幸も含んだ、複雑な心の営みを示すものとして
心に響きます。

異国(イギリス)から嫁いできた王妃と、外国人(ドイツ)である侍医ヨハン。
異邦人どうしだから、惹かれあう要素があったとも言えますが
それだけではないのが、良いところ☆
(男と女の“恋落ち“は、そんな簡単じゃありませぬ)


ヨハンは、啓蒙思想による治世という志を、持っていました。
それは、政治的欲望や権力への野心ではなく、虐げられた国民のために。

医師であるヨハンには、苦痛から人を解放したいと言う気持ちが
国全体を治したい、ということに発展するのかと思います。

国王は、病気(?)のせいもあって、政治は、書類にサインするだけの存在で
旧態依然の特権階級が、我田引水に、やっているのが実情でした。
けれど
王のお気に入りになったヨハンは、自分の政策を、王に吹き込んで
次々と、民主的な政策を実現させていきます。

そんなホネのある人なら、魅かれますよね、王妃様☆
もちろん、不倫は不道徳ということなのはわかっています。
でもでも
夫を尊敬しようと思っていても、失望が挽回されないままだと
この心を、どこに置いたらいいのか……orz
(子供が生まれると、妻が育児に”まい進”するのは、母心だけではないのかも……(>_<))

そんなときに、ダンスで踊っているうちに、泳いでいた王妃の心を
ヨハンは、捕まえてしまったのかもしれない。
王妃も、ヨハンの男心を、知らないうちに、捕まえていた……

華やかなダンスシーンには、なぜか、胸ときめくような気持ちになるのは
ダンスのめくるめく動きに、心まで揺られ、下にある感情が
掘り起こされるからなのか………………….

↑このマッツなら、王妃が惹かれるのも、ムリない(*^_^*)

ヨハンが王妃の元へいく、“危険な逢瀬”には
彼には“私に逢いたい”という一途があることだけを信じられる、女の悦びがある、と
私は思う……………….

↑このマッツなら、私も……^^;(照)


二人の間に女の子も生まれますが、なんとか
二人の関係はばれずに(汗)、かつ、国政も良いほうに行ってほしい♪と
祈るような気持ちで、観ているのですが……

貴族たちの年金を減らして国民に回そう、などという法案が、通るはずもなく
貴族や、国王の継母の陰謀により
ヨハンと王妃は、不倫を暴かれ(←ソレは事実だけど)
国王暗殺まで、でっち上げられてしまいます……orz


そもそも、ヨハンが、国王の侍医になったのも
おちぶれ貴族の陰謀に、乗っかったものでした。

そして、野望や私利私欲でなく
良かれと思った民主的な改革を断行したのに、歪曲・悪用され
ヨハン自身の首をしめることにもなる皮肉……
そして、
陰謀と裏切りの中、絶望的な結末へと………orz

ここで思うのです。
マッツ・ミケルセンという存在の意義を!

華やかな宮廷を舞台にした、ある男の“不倫と出世”。

マッツは、ちょっと地味な感じが、したたかで
悪役なら悪役でも、イケルくちです。

でも、哀しさがあるんだな~マッツは☆

だから、野心の上昇志向のままで行かないんだろうな~という不安定な雰囲気が
陰となって、作品の厚みになりながら
そのとおり、哀しい感じになっていきます……


▼▼▼


“王妃とヨハンの物語“のロイヤル・アフェアは、悲痛に終わりますが
作品の終わり方は、希望を残してくれるのが、美しい☆


事実は、事実を変えられないキビシサがありますが
モノはいいようで、後味は良くなるんですね。

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『Laundry( ランドリー)』★地球にはナンとなくてもアイがある…(余韻*^_^*)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/2103/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


繊細な窪塚洋介さんと(テル)と、どこか危うげな小雪さん(水絵)。

役者として、1人立ちできる存在感の二人が、
この二人は、寄り添わないと、ちゃんと歩んでいけないかもと思わせる
華奢な若者を演じます。

↓結末をボカして、雑感です。


▼▼▼


ばあちゃんのコインランドリー店で、店番するテルが
洗濯ものを置き忘れた水絵のもとに、“忘れ物“を届けることから始まる、二人の物語。

テルは頭(脳?)に傷をもち、水絵は心に傷を持つ。

いわゆる、“ふつうの枠“に収まらないタイプの二人の有様は
グルグル回る洗濯機に、かき回されていくような人生なのかな~と思いつつ
めぐりめぐって、また、その店に戻り、
うまく、“垢“を落として、涙の”脱水“まで終わり、カラッと微笑みの”乾燥”まで来たのかな…
と言う感じでした☆

この作品は、すごく面白い!と言うわけでもないのですが(失礼!)
終盤の水絵の行動の、緊張感と、その後に続く、“脱力感”も含め
脚本的にも、映像的にも、とても緻密でよく出来ていて(生意気スミマセン…)
引き込まれていました。


特に、テルが語る『口笛を吹く青年の話』のエピソードが、とても効果的☆

その物語は、テルの記憶では
「哀しい話か楽しい話かわからない終わり方」なのですが^^;
テルは、その結末がハッピーになるように、話を作ることにするのです!

実は、この「哀しい話か楽しい話かわからない」というのが、この作品のツボだと思うのです.
(見ていても、不思議なテイスト…^^;)

この、テルと水絵は、それぞれ、背負っているもののために、
ハッピー\(^o^)/GO!GO!と言う雰囲気ではなく、不安定な空気はあるけれど
かといって、幸せになれない……orz、と言うものでもない。


そのことに、輪を賭けて効果的なのが、白い鳩♪

二人が出逢う、サリーというおじさん。(内藤剛志さん)
サリーは、セレモニーで白い鳩を飛ばすのを、なりわいとしています。

で、その白い鳩は、結婚式にも飛ぶし、お葬式にも飛びました。
楽しい場にも、哀しい場にも、白い鳩は、アリなんですね。

視覚的にも、白い鳩が、何羽もパァ~ッと飛立つのは、喜びにしろ哀しみにしろ
気もちを煽られます。
めでたい場では、喜びが広がるように
哀しみの場では、魂の昇天を祈るように…………………

そもそも、各自の人生も、楽しくもあり哀しくもあるのだから
テルのように、結末は、自分で楽しいほうに持っていかないと、ダメなのかもな~
と思えてきます。


白い鳩のほかにも
紙芝居のような“絵”や
水たまり、ガスタンク、断崖絶壁……etc.
絵を描くように、魅せてくれるので、視覚的にも面白い♪


▼▼▼


そんな、楽しいような哀しいようなという物語は、
結局は、虚しい感じで終わっちゃうのかな~と思ってると
やはりそうでもないんだ……というのが、心ニクくて温かい(*^_^*)

地球には、何となくても、アイがあるんだ……って、
地球のようなガスタンクを見ると、思ってしまいそうな余韻ですね………….^^;



PS:
事前情報なく鑑賞したのですが、この作品は、私が申すまでもなく^^;
2000年サンダンス・NHK国際映像作家賞 日本部門を受賞した、森淳一監督のデビュー作でありました^^;
よく出来てる~なんて思って、失礼いたしました(-_-)/~~~ピシー!ピシー!














テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『みんな元気』★デ・ニーロ☆パパの“気づき”にもひきこまれる良作かと


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/153767/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



イタリア版(ジュゼッペ・トルナトーレ監督&マルチェロ・マストロヤンニ主演)をリメイクした、アメリカ版です。

ロバート・デ・ニーロ演じる父は、8か月前に妻を亡くして、一人暮らし。

独立した4人の子供たち(男女2人ずつ)が帰省して、一緒に食事するのを楽しみにしています。
冒頭の、庭の水まきのシーンも、のんびりムードです♪

けれど
その日は、みな、用事があって、ドタキャン(>_<)
現役世代は何かと忙しいから、仕方ないねぇ……と思っていたら
実は、ある“事件”が、ありました!

そうとは知らない父は、子供たちに逢いたくて、1人1人、サプライズ訪問してみましたが………

コレは、観るほどに、ひきこまれ
ついには、痛いところを突かれつつも、じんわりと、させられた作品でした!

“結末”にはふれずに、雑感です。


▼▼▼

子供が帰ってくるからと、スーパーで特上肉を買ったり、最高級のワインを捜したりする父の姿には
とても共感☆私もです(笑)

子供が帰ってくる!と思うと、どこからか元気が出て、普段は買わない高級食材を買いあさり
料理をふるまう気力☆満々になります!

なのに、ドタキャンの子供たち……
ロバート・パパのがっかりは、痛いほどわかる……      ←私のおごり^^;
ならば、こちらから逢いに行っちゃえ!と、呼吸器病をおして、パパの旅が始まります!

この“呼吸器病”も、効果的な設定です。
ドラマチックなハンディというだけではないのです。

彼は、長年、“PCBによる電線のコーティング”の仕事をしてきました。
その“電線“が病因なのですが、彼の旅路に映る風景でもあるという、複雑な味わいに加え
“事件”のことで、子供たちが連絡を取り合う手段でもあるのが、“電線”というのも、乙な計らいです。


そうして、サプライズ訪問した父に、子供たちは
『東京物語』(←オリジナルはオマージュで作ったらしい)
のような“邪魔者“扱いはしませんが、彼らの不自然な対応に、気づいてしまうのです

それは、彼らが伏せているのが、“事件”のことだけではないというのが、深いところ!

それらは、徐々に、明かされていくのですが
“父の気づき方“が、とてもいいのです。
ああ、やはり、親は親なんだな~……
子供を気遣いながら見るまなざしには、“真実”が見えてしまう……

では、なぜ、子供たちは、父親に“真実”を明かしてくれないのか???
親としては、水臭いと思いますよ……
でも
子供は子供なりに、父親に心配をかけたくなかったり、失望させたくないんですね。

自分は(みんなは)元気だよ、と言って、安心させたい。
隠したりダマしたりしているつもりではないんですね……

でもでも、親としては、子供が幸せになってほしいと思うあまり
過度な期待をしてしまうかもしれないけれど、本音は
とにかく、子供自身が納得して幸せであってくれれば、もう、それだけでいいんですね。

だから、何もかくさないで
ありのままの姿の親子でいてほしい……
意識がモウロウとしている父の意識の中で、幼い姿の子供たちが本音を語るのは、
ファンタジックでありながら、真に迫っていて、とても印象的なシーンでした。

子供は、自分の宝物だけれど、価値観や生き方は、やがて、それぞれのものになっていく……
そして、手の届かないところにまで、行ってしまうことも………………………………………….



▼▼▼


これは、オリジナルよりは、希望のある終わり方なのだそうです。

確かに、みんな元気!!!\(^o^)/というほど、明るさハジケルわけでもありませんが
気休めに言っておくような「みんな元気ョ」でも、ありませんでした☆

電線が、いい知らせも悪い知らせも運ぶように
イイことも悪いことも人生にはあるけれど、自分の道(=線?)を歩けていればOKだよ!という感じで
満たされた読後感が、残りました。


ロバート・デ・ニーロの懐深い親父ぶりが、とてもよく生かされていたと思います☆
まさに、ゴッド・ファーザーであります♪(*^_^*)

そこそこの無難な感じでなく、予想外に、イイ親子の関係を見せてくれた作品だったと思います。



『東京物語』は世界一の名画と言われるそうですが
オマージュから生まれた作品のリメイクでも、また、別の味わいを作り出せるのも面白いです。
親子のことは永遠のテーマ、永遠のドラマなんですね。
















.

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』★ホントにどこまで突っ走ってくれるのでしょうか!\(^o^)/

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161233/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


大ッ好きなシリーズで楽しみにしていました!!!\(^o^)/

前作では、これ以上のものはないのではないか!と思うものを見せてくれた!
と思ったら、今回も、コレですよ(*^_^*)

元々は、ストリートカーレースで、一般道を1番早く走れるのは俺サマだ~というレベルから始まった
このシリーズ。

走り・スピード感というのを、
ドライバーのアップ、タイヤ、コース、ギアチェンジする手元、ボディの近景・遠景……etc,
の切返しのカメラワークの妙で、まず、冒頭から、ガッチリ見せてくれる!
いい感じです♪

前作では、走り屋というより、盗み屋になっていた^^;彼らが
ウハウハで余裕の生活を送っていたところに
FBIが、国際犯罪の捜査協力を、依頼しに来ます。

前作では、亡くなったと思われた、レティ(ミシェル・ロドリゲス)が生きていて
その犯罪組織の一味になっているという。
恋人であり、ファミリーである彼らは、レティを取り戻すべく、捜査協力します。

あのまま、レティが亡くなってしまっては、この話は終わってしまう…orzと思うところですが
そこにドラマを持ってきて、次回作に盛り上げる、というのもニクイところ(*^_^*)

レティのかつての仲間は、仲間をファミリーとして扱うアットホームなところに対し
今回、所属した組織のリーダーは、仲間を部品としか思っていない、クールで割り切った男。

このクールな男との勝負は、
速さのスピードを競うレベルだけではありません。
根回しOK・用意周到で、早め早めの先手必勝の男なんです。

戦車登場(!)のカーアクションにも
レティが、また死にんでしまいそうな超ピンチ!!(>_<)のシーンにも、文字通り
ブッ飛ぶのでありますが(*^_^*)
終盤の飛行機がらみのシーンは、超キケン!超最高☆!!!!!

もう、画面がよくわからないくらいの^^;スピード感&緊迫感!(>_<)
スゴイ!スゴイ!スゴイ!!!
この作品は、どこまで、行っちゃうんだろううううう……………….

(…………….でも、きちんと、原点のストリートカーレースも忘れていないのがイイ☆)

そして
一件落着させつつも、心にすきま風を残すのです…………….orz

それだけで、終わらないのが良いところ!
エンジンは、まだ切らない!
ふかして、そのまま東京へ……

東京というと、3作目の東京ドリフトが、今一つだったトラウマと.(―_―)!!
欧米の方が東京を舞台にすると、どうも、別の町の匂いがしてしまうと言う懸念もありなのですが….

ここは、ビックリ!!!
言っていいのでしょうか?

ジェイソン・ステイサムと思われる人物がいるではありませんか!!!
次回作は、彼も参戦!??
『トランスポーター』である彼のドライビングテクニックと、バトル???

ホントに、この作品は、どこまで突っ走ってくれるのでしょうか!!!\(^o^)/
ああ、すごく楽しみ☆☆☆!!


PS:
アクション系は、初回は、吹き替えで観て、アクション部分を楽しんで
2回目以降は、字幕で楽しむようにしているのですが
今回、敵のリーダーの吹き替えが、東地宏樹さんでした。
東地さんは、『プリズンブレイク』のマイケルの印象が強くて、善玉の声に思えます。
その思い込みで、敵なのに、その声に聴き惚れてしまいましたョ^^;

















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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『プライベート・ライアン』★ライアンを帰還させる旅路で観る戦争の姿


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/1130/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


第二次世界大戦下のフランス。
3人の息子が戦死した母親が気の毒だという上官の命令で、
末っ子の二等兵(=プライベート)ライアンを
戦地から探し出して、生きてアメリカに帰還させる任務を負うことになった、ミラー大尉と部下たち。

え?ライアンだけ特別ですか!??と言う感じなのですが……^^;


戦争を扱った作品には、戦争を背景として、人物の物語を見せるものもありますが
この作品は、戦場でライアンを探し出す行為を通して、戦争そのものを見せつけながら
とても思うところの多い、ドラマチックな作品でした。


名作なので、今更なのですが、雑感のべます。

▼▼▼

1つめ。

上層部も人の親なので、子供が3人も戦死した母親の元に、
末っ子(ライアン)は生きて還してあげようと思うのは人情で、
だから、ライアン二等兵を戦場のどこかから捜して来い、と命令する状況もわかります。

ですが、現場は大変なんです。
命令を受けた部隊は、戦地を捜すわけなので、自分たちも死ぬかもしれない。
なんで、ライアンだけ捜して帰還させるの?と思うのは当然のこと。
そのために出た犠牲はどうなるのか?と。

似たケースがありました。
ある上官を守るためにした装備が不都合を起こし、結果、
数名の部下まで死ぬことになってしまった現場に、ミラーらは遭遇します。
そのとき、思うのです。

――1人を救うために、何人もが犠牲になる――

ライアンを帰還させるのは、一見、美談のようで、周囲への影響を冷静に見せてくれる。
けれど、その納得のできなさが、戦争の理不尽さなのでしょうね。

2つめ。

これも、戦争の理不尽さなのですが……

ドイツ兵とのシーンが、よく物語っていました。

仲間のアメリカ兵を撃ち殺したドイツ兵も、命令で戦っているだけ。
話してみれば、アメリカのガムが好きな、普通の青年です。
報復したい部下たちを抑え、ミラーは、彼を逃がします。
ドイツ軍に戻れば、また攻撃するとわかっていても、彼一人を殺したところで、戦争の大元は変わらない…

案の定、ミラーたちが、ドイツ兵たちと、再び戦場で出くわし
あのドイツ兵は、逃がしてくれたミラーを撃ってしまうのも、予想どおりかもしれない。
もちろん、恩を仇で返したわけでなく、戦争だから、ということ。

でも、その前のシーンが、切ないのです……

そのドイツ兵は、捕虜になったときに、親しく会話したアメリカ兵を見つけ
戦闘中なのに、まるで旧友に会ったような、やあ!という明るい感じで、呼びかけるのです。
引き金を、引かざるを得ない状況にいるのに……
だから、銃撃戦が待っているのに…………

戦争は、争わなくていい者同士を、争わせ、
憎まなくてよい人を、憎ませ
死ななくてもよい人たちを、死なせる………

部下たちが、命がけで見つけたライアンに、 ミラーは「命を無駄にするな」と言い残します。

▼▼▼

そんなライアンのラストシーンは、冒頭にも呼応して、とても重厚です。
いくつもの命を背負って、生かされてきたライアン…………
子供や孫につながった命の中にも、
ライアンを生かしてくれた者たちの魂があるのかな、とも思えてくる…………


戦争映画には、少なからず、“戦争の不条理”を感じますが、
ただ、“戦争反対映画“と思うだけではもったいないと、思っています。

自分では、生死をどうすることもできない状況にあるときでも
人は、理不尽に思う気持ちに、どう始末をつけ
どう行動して、納得するか……

この作品には、そんなことを思いました。
名作です。














.

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『モネ・ゲーム』★モネの絵はマネしやすいかモネ……^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161246/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


モネの連作『つみわら』シリーズをネタに、贋作を売りつけようって、魂胆です^^;

主犯は、コリン・ファース
助演は、キャメロン・ディアス
贋作画家は、トム・コートネイ
ターゲットは、アラン・リックマン



泥棒貴族
』のリメイクだそうですが、別の設定です。
モネの絵での詐欺モノ♪ということで
とてもとても、楽しみにしていました☆(世間の評判は横目に(―_―)!!)


魅力は、キャメロン・ディアスのカウガール姿です。
これは、相当、イケてるでしょう?
カントリーガールもさばさばして、気持ち良いけれど
ドレスアップしても、ゴージャスに映えるのが、キャメロン☆

うまくダマすわよ~と、ギャンブルチックな勝負ゴトには、キャメロンはピッタリ☆
ベガスの恋に勝つルール』でも、
ギャンブルOK!勝負カモ~ン☆の雰囲気全開が、とても魅力的でした☆


~~


オープニングのミニ詐欺アニメは、簡潔で、テンポ良く、
本シーンの特徴をかいつまんでいて、面白かった☆

そして、序盤に、物事をイイほうに考えがちだという、主犯コリンの
想像上の予定も、サクサク、面白かった。
ああなるはずだったんです…….

しかし、予想通りには行ってくれなくて、主犯コリンのダメダメ部分を、見せながら
詐欺は失敗か……と言うと
そういうわけでもなかったという、一応、メデタシな落着です。


ですが、▼以下は、作品を楽しまれた方には、スルー願います。
ゴメンナサイな雑感となります。(1個人の感想ですので、なにぶん)



▼▼▼



面白い要素は、次々あるのです。

“崖っぷちの男“になったコリンが、下着姿になってしまったり
アラン・リックマンに至っては、ダビデ像も真っ青(―_―)!!というお姿もあり……^^;

けれど、今ひとつ、突き抜けてくれなかったのです……orz

コリンの面白みは、面白みであるのですが、多分、品格が邪魔しているのかも….
3枚目コリンを生かすには、主役ででなく、脇で効かすほうが、効果的な面白みなのではないかな~と。
(個人の意見ですので)



こんな感じは、『王子と踊子』でも感じたのと似ています。これは、ローレンス・オリビエが、マリリン・モンローと共演したのですが
脚本は、とてもよく出来ていると思いながらも
ローレンス監督の気品というか、端正すぎるのか、お行儀良すぎるかな……などと思ったのです。
(生意気スミマセン。個人の感想です^^;)



とすると、やはり、キッチリ仕組んでいるウッディ・アレンは、知的な匂いをさせながらも
ためらわずに突き抜けてるんだな……^^;なんて……

個人的には、コリン・ファースには、
ズボンは、履いててほしいというか^^;
ちょっとユーモアがあるくらいの紳士でいてほしい、との願望もあり(*^_^*)



▼▼▼


光の時間的変化を描こうとして、連作になっているという
モネの『つみわら』。

劇中の絵は、作品用に、モネっぽく作ったのだそうです。
贋作でなく、創作^^;

この絵は、“わら“よりも、光の移り変わりが、テーマだから
カップケーキのような“積みわら”そのものは、真似しやすそうです………


原題は『GAMBIT』。
アレは“捨て駒”で、本命はどこだ?という楽しみ方が暗示されてそうですが
この『モネ・ゲーム』という邦題は、素晴らしい!と思います。
これで、観る気、そそられますもん♪



PS:日本人のシーンは、もうちょっと、紳士的な雰囲気あるほうが良かった(―_―)!!













.




テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『僕らのワンダフルデイズ』★ワンダフルな高校時代が今ふたたび(^_-)-☆

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http://www.cinematoday.jp/movie/T0007852
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
(なんと!ぴあ映画生活にはない!(>_<))



あらすじにもありますが
53歳男性が、ガンで余命半年と知ったのち、1度は、落ち込むも
高校時代の仲間とバンドを組んで、熟年バンドコンテストをめざすことにします――


この前、約30年ぶりに、高校の同級会に行ったからか、特に思うのです。
卒業10年後と20年後と30年後は、高校への想いも、違うなあ~と。
懐かしい、ということは共通でも
段々、切なさが、増してくるのです。いとおしさも……

在学中や卒後間もなくの頃は、多分、巣立つ方向に、視線が向いていて
今いるところから、遠くに遠くに、行くことばかり、意識していたかもしれません。

けれど、年を経て、あるていど落ち着くと、立ち止まったり振り返ったりしてみたくなる。

それ以上に、大病などすると
そこで、時間が止まるような感覚にも襲われ………….(略).
そして、巣立ちから外に向かっていた心の視線は、還るべきところを探したい気持ちで
昔の懐かしい人たちに、逢いたくなる…….(略).
(↑コレ、個人的に、すごく痛感です。)

残り少ない時間を、悔いなく過ごしたい!
竹中直人さんが、ハチャメチャにエネルギー炸裂で、バンド再結成にがむしゃらに
取り組む姿には、元気な人より元気だねぇ~(*^_^*)と嬉しく思いつつ
昔に還れる時間が出来ていいなあ~と、スゴク思いました☆

そんな、コメディチックな竹中直人さんには
明るく過ごすほうが、体のためにもいいらしいよ、と思いながらも
きっと、なんかある^^;と思っていました。

ネタバレ気味に、なってしまうのですが……



▼▼▼



やはり、竹中直人さん演じる男性の末期がんのことは、勘違いだったのですが……

その後の展開~終盤が、また、盛り上がりがあって良かったです。

あわや、コンクールに参加できなくなってしまうかもしれない(>_<)というピンチにも、ハラハラ。

そして、
娘の結婚式での、バンド演奏♪

(映画『くちづけ』)でも、親子だった竹中直人さんと貫地谷しほりさんは、ここでも親子)

始めは、バンドは、自分のためであり、家族に音を遺すための演奏だったかもしれないものが
仲間とのふれあいの時間にもなり、ここでは、さらに
家族と親友への贈り物という、素晴らしいものになりました。涙ぐみました……



▼▼▼




若いときに見聴きした歌や音楽を聴くと、そのときの自分に戻って、元気になります(*^_^*)

ましてや、自分たちで作った曲を演奏となると
年をとればとるほど、万感胸に迫ると言う感じなんだろうなぁ…….(遠い目)


奥田民生さんが作ったという、その曲も、青春の青さというか、真っ直ぐさを感じて
年とって、ひん曲がってしまったかもしれない心を、まっすぐにしてくれそうな
爽やかな曲でした。

絶賛の評判なので、イイ作品なんだろうと思いながらも
あらすじのまえがき通りと思い込んでいて^^;、鑑賞が、伸び伸びになっていました。

ワンダフルデイズ――いい日々だったね……という高校時代が、いま再び☆

高校の同級会の後で鑑賞だからか、高校時代に想いを馳せる主人公たちには
とても、感情移入できます☆

竹中直人さんは、オーバーアクションではあるけれど^^;、
それはそれで、私が元気になれたから、イイです(^_-)-☆














テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

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