映画『深呼吸の必要』★サトウキビ刈りでリセットしたら仕事に本気出す

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/5113/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



舞台は沖縄。
約1ヶ月で7万本の、さとうきびの収穫のアルバイトに集まった、男女数名――

あらすじにしてしまうと
問題を抱えた男女が、自らをリセットするために、遠く沖縄にやってきて
さとうきび収穫をしているうちに、リセットされて、帰りましたーー
と、シンプルなのですが……

思うところあり、雑感です。

▼▼▼


まず、初心者アルバイトさんたちに、ついて。(小姑の小言です(>_<))

自分をリセットするために、何か新しいことにチャレンジする姿勢は、買いますよ。
だけれども、序盤の態度には、ちょっとイラつきますねェ……(そういう設定でもね^^;)
長澤まさみさん演じた、無口な女の子!
挨拶や返事くらいは、心の問題とは関係なく、しようよ!
集団行動なんだから、他人に合わせようよ。
落ち込んでても、不和ムードは良くないゾ!

………などと、同じくイラッとしている、先輩アルバイトの大森南朋さんと一緒に
私も、イラッとしてました^^;

農家のおじい・おばあは、収穫のヘルプに来てもらってると思うからか
若いもんはこんなもんだろ、と心得ているのか、強いことは言いません。
でも、そのままじゃダメだから
おばあが優しく、おしりペンペンしてくれたのは、愛情でしたね。


彼らにしてみれば、“自分探し&リセット”のために、沖縄に来たわけで
結果的に、さとうきびが刈られている感じ。

そんな彼らが、さとうきびを刈る様子を、カメラがしつこく映し出していきます。

↑私は、このシーン・演出が良かったと思います。
特に何?ということなく、黙々と、さとうきびを刈るシーン。
あるのは、ガサガサと葉がこすれる音。ザワザワと、風にゆれる音。

この、さとうきびを、繰り返し刈り取っていく姿こそが、この作品の芯なのかもな~。

黙々黙々……と、刈り取り作業していると
心が真っ白になる感覚が、ありませんか? 今までの自分を吐き出していく感じ。
不思議な気持ちなのですが、(私の場合は草取り)、刈り取り作業を延々としていると
なんだか、修行と言うか、哲学的な気持ちになるというか、清涼感があります。
刈り取られたのが、山積みになっているのを見ると、達成感もある。

そうして、心はリセットしつつ、作業もはかどっていくのですが
ベテランリーダーが、事故に遭ったことで
彼らの意識に、転機が訪れました!

それまでは、さとうきび刈りは、リセットの“傍ら”にあったもので
彼らには、メインの事柄ではなかったかもしれない。
どこかリーダー任せにやっていたかもしれない。けれど
納期を1日でも過ぎたら、おじいたちの生活に関わることは、聞いている……
このとき、彼らは、始めて、自分の心の癒しとしてでなく
本気の“仕事”として、さとうきび刈りを意識したのではないかと思うのです。

途中、農家の手伝いを、転々としているベテランリーダーに対し
定職につかないことを、“逃げ“ていると批判した青年(成宮くん)もいました。

定職に就くことは、確かに望ましいことですが
農繁期だけ来てくれる労働力も、農家には、必要な人材です。
“仕事”として向き合っているなら、バイトでも、それは“逃げ“ではないと思うョ……(*^_^*)

無口だった女の子ちゃんも、終盤は、声も出したし
率先して、作業に取り組んだ姿勢は、良かった。(でも、ちょっと言葉足りず…^^;)



▼▼▼


この、さとうきび刈りの作業が、彼らには、大きな深呼吸になったようで
深呼吸のあとは、リラックスして、コトを進めそうですが、それだけでは足りなくて
置かれた“現実の厳しさ”を直視したときこそ、もっと先に進めるのかな~と感じられました。
(それは、事故のこともだし、各自の問題もネ)


主演の香里奈さんは、アクの強い役ではなくて、ニュートラルな立ち位置でしたが
大きすぎる感情のゆさぶりが無い分、ため息でも、喘ぎでもない、
深呼吸のイメージで、作品のバランスは良かったと思います。


PS:母が、電話で、この頃よく深呼吸するようにしている、と言っていました。
心が軽くなるようで、血圧や心臓にも良さそうだからと。
それで、ちょっと、この作品に触れてみました(*^_^*)















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ジャンル : 映画

映画『≪シネマ歌舞伎』 ヤマトタケル』★英雄伝<<父と子の物語に感動です。


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163151/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



1986年初演。
三代目:市川猿之助(現:市川猿翁)さんが、“スーパー歌舞伎”として演じた『ヤマトタケル』
(当時は、宙吊りになったイメージが強かった!)
昨年、甥の市川亀冶郎さんが、四代目猿之助を襲名し、息子の香川照之さんが市川中車を襲名した初舞台を
シネマ歌舞伎として、観られるのを楽しみにしていました☆


ヤマトタケル伝説は諸説あり→ココ


シネマ歌舞伎 →ココ     




ヤマトの皇子:小碓命(おうすのみこと←ヤマトタケルのこと)は、双子の兄の謀反を止めようと、
揉み合っているうちに、兄を死なせてしまいます。
(↑双子の兄弟ということで、一人二役の早変わりが、序盤での見せどころ☆
二人で揉みあうところは、スピーディに入れ替わるので、ドキドキワクワクです。)

兄の謀反を伏せたために、小碓命は、真相を知らない父帝の怒りを買い、
九州の熊襲征伐を、一人で行くように命じられます……
これは、ヤマトタケルの武勇伝というより、父と子の物語のようでした。

イイ!すごくイイ!(今更ですが^^;)
筋書きと同じくらい“演出“でも、見せていますよね。長尺ですが、飽きません。
ヤマトタケルの猿之助さんも、精悍で、カッコ良くて良い(*^_^*)
(香川照之もとい市川中車演じる父帝は、見るからに地獄の閻魔大王のよう.........。)



ヤマトタケルは、父に自分を認めてもらいたいがために、熊襲で奮闘し
凱旋するのですが、後妻とその子もいるためか、父帝には、さほど評価されません。
むしろ、凱旋したために、父には脅威となったのか、次は、東の蝦夷を討てと言われる……

(↑この構図は、源頼朝と義経の関係にも似てますね。弟・義経は兄に認めてもらおうと結果を出すのに
かえって、その実力を恐れられ、失脚させられる……たまったもんじゃない無念の結末……orz)

母に先立たれ、父にも愛された実感のないヤマトタケルが、
叔母の倭姫に、自分は生まれてはいけなかった人間だ、と嘆くシーンには、胸が痛みます……

何が哀しいって、親と心でつながっていない=愛を感じられないのは、哀しいことです。
親に限りませんが、愛され信頼されている、と思えば、離れていても、心が寒くなることはありませんが
得るべき愛が無いと感じる心は、ザルのようで、満たされないんですね……

戦いに行く時も、戦っている最中も、戦いから帰るときも
ヤマトタケルの心は、父に褒めてもらいたい、評価してほしい、と言う気持ちで
いつも父のことがある。

(女性とも縁あり、3度は、娶る(*^_^*))

戦いに傷つき、大和にはもう帰れないかも、というときに見た夢。
夢の中でも、待っていた、父の温かい言葉はなく、失望するヤマトタケル……
そして、ついに、生きて大和に帰ることなく、絶命……

けれど、彼の死後、父帝は、ヤマトタケルを称える態度を表すようで
遅きに失したとはいえ、まあ良かったなと思うのですが。
それは、間接的にわかるのみで、直接のシーンはありません。


そして、ヤマトタケルの魂が白鳥になって羽ばたいて、終わります。

いえ
終わったあとの終りが、実はまだあったのです!!
と言いますか、この長い物語は、この最後のシーンと最後のカーテンコールの伏線だったのかなとさえ思いました!!

言ってしまいますネ。
↓↓↓↓


▼△▼

芝居の終りに、一同がステージに出てきたときに
最後に出てきたのは、ヤマトタケルでした。
そして、父帝と手を取り合う姿を、見せてくれました。
ああ、これで、ヤマトタケルが、父帝と心が通じたという終わり方を見せてくれて良かったと思いました。

そして、幕。

そして、再び、幕が上がりました。

ヤマトタケルこと市川猿之助さんと、市川中車こと香川照之さんの間に
市川猿翁こと先代の市川猿之助さんの姿がありました。
脚本・演出ですし、元祖ヤマトタケルですから、当然と言えば当然ですよね。

けれど
その前、香川照之さんは、お父様とはほとんど関わることなく暮らしてきた旨を
昨年の襲名の頃に、伺いました。

この舞台を演じるにあたり、もう、わだかまることなく、役者として演出家として
関係してきたこととは思うのですが
この舞台で二人そろって、拍手を浴びているのを見たら
そこには、ヤマトタケルの父子の物語と、香川父子の物語のひとつの区切りも
あったのかもしれないな~と思うと、とても、胸がいっぱいになりました。

さらに、香川照之さんは、お子さんも、一緒に歌舞伎デビューとなりました。
父・猿翁への想いも色々あったかもしれませんが、自分も父になってみると
父の息子への想いは、子供が思っている以上に、粘っこいものだと感じたかもしれません….


▼△▼


そんなこともありまして
これは、公私ともに(?)、感動を残してくれた豪華エンターテイメントでした☆


















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映画『謝罪の王様』★阿部サダヲのBe土下座~ワチャワチャに^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161447/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。





住宅街の、せまい十字路を、自転車で曲がろうとして
向かってきた車と、正面衝突しそうになりました。
とっさに、頭を下げたのは、ドライバーに
「バ〇ヤロー!」と言われたくなかったから。
狭い道なので、右も左もないし、一時停止の標識もない。
あうんの呼吸で(?)、誰が悪いわけでもなさそうな衝突未遂ですが、
とりあえず、頭下げとけば、とやかく言われることもないだろう、という、
保身の気持ちがありました。

そうなんです。
とりあえず、頭下げておけば、日本では、相手も寸止めしてくれるもの。
良くも悪くも
“謝り上手”が、世の中を、うまく泳ぐ術なのかもな~とも思っていました。

国によっては、“すみません“に当たる単語が無いとも聞き
謝罪は自分の罪を認めたことにもなるから安易に謝るな、という外国の習慣もあるとしたら
“謝罪“(とりあえず含む)は、日本の生活文化なのかもと思います。
(外交でもムズカシイところ(>_<))

文化とは言いましたが、ネガティブな文化ですよ。
でも、扱えば、やぶにらみ的な面白さになりそうな具材ですよ。
それを、阿部サダヲが演るんですから。(親しみこをこめて敬称略^^;)
土下座にだって、闘争心のようなエネルギーを感じる☆
(宮藤・脚本というのも、期待大☆)

以下、内容にふれて(結末ふれず)雑感です。


▼▼▼

一見、オム二バスです。
こんな事例、あんな事例と、阿部サダヲが謝ってくれます。
Doじゃなくて、Be土下座は、Be togetherか?^^; 
なんか“土下座と一体化”した感じです。

と言うか、ヤクザへの対応は、ご機嫌取りの“太鼓持ち”ですね。
彼の場合は、喜劇が徹底しているというか
痛々しくなってしまいそうなシーンも、哀れっぽくならないで
自分の段取り通り運んでいる、というスパっとした潔さがあって、安心して楽しめる♪
(アンダーウエアも許す^^;)

セクハラ被害者への訴え取り下げに関しては、謝るというより、お願いが高じて
おどろかしてます……^^;(脅しでなく、驚かす)

そして、
・俳優の息子の暴力事件~~と言っても、本当に悪いのは誰なのか?ここもチョコッと温かさあり(*^_^*)
・国際弁護士が娘に誤りたかったこと
・外国の王族を巻き込んだ、謝罪外交…….

オムニバスが、少しずつ、各シーンにつながっているのが面白い。
特に、阿部サダヲの助手になった井上真央さんが
カレーライスを食べるのを見た、岡田将生さんが、発する声に注目!!
(聞き逃さなかった!\(^o^)/)

↑これらの絡んだ脚本は興味を引くし
阿部サダヲの、間の取り方・語り口が、本当にイイ感じ♪
そこいらへんは、また観たい!

……ただですね(以下、楽しかった方ゴメンナサイ←謝罪^^;)

▽▽▽▽

マンタン王国への謝罪あたりが、ちょっと、ダレたかな~との印象あり。
多分、阿部サダヲ自身が、“外交”に、直接関わらなかったからかもと思うのですが。

“究極の謝罪”は、その前の伏線を含めたら、究極にバカバカしくていいのですが
肝心なところで、阿部サダヲの存在感でなく、ギャグだけで持ってってしまったのが、ちょい惜しい(>_<)……
(ワキ〇ボーボー~の女の子はカワイイ)

▽▽▽▽

良かったのは、阿部サダヲ=謝罪師が、謝罪センターを作った理由。

悪くないのに、相手を気遣って、“すみません“という、我々の気質と
悪かったときには、一言でも、誠実に謝罪してほしいという、我々の本音。
そして、
謝罪を求めるとき、心のどこかで“赦したい”と言う気持ちが、人にはあるはずだ、ということ。

それが、説教っぽくなくサラッと、作品に意味を持たせているんです。


▼▼▼

最後は、阿部サダヲの、マンタン王国の出番不足を取り戻すかのように
インド映画風のノリで(?)、盛り上げてくれます。
あの演出は何なの?という想いは吹っ切って、楽しんでください。

宮藤・脚本と阿部サダヲと謝罪を、
カレーライスのように、ワチャワチャにかきまぜたら、
え!?という、味なもん出来ました!ということで(^_-)-☆


PS:話違いますが、“究極の土下座”は、大〇田常務(by半沢〇樹)かも^^;










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映画『そして父になる』★親になり子になり存在の大きな家族になる―

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161667/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


映画レビューです(ネタバレ表示ですが結末ぼかしてマス)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id345678/rid134/p1/s0/c1/


子供の取り違え事件を扱った作品で、前評判も高く
ブロ友さんも絶賛で、楽しみにしていました☆

自分だったら……と思うのは
親としても、子供としても、思うところアリアリで
当初から感情移入して、目頭熱くなったところで
終盤は、涙がこぼれました。

で、この事件の結末は、どうなったのか……?
気になりますよね^^;
でも、簡単じゃありませんよ。(そりゃそうですよね)
だからか、イイ終わり方したと思います(*^_^*)












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映画『シャニダールの花』★ 綾野剛なる花の妖しさwith“華”

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161122/

あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

 



実は、石井岳龍監督の独自の表現世界には、熱狂的なファンも(クエンティン・タランティーノ監督含む)

多多、いらっしゃるとは伺っておりましたが、今作品が、初体験でございマス。

 

ミーハーと言われれば、それまでですが^^;

綾野剛と幻想的な花“――それだけで、絵にも詩にもなりそうで、ゾクゾクする想いにかられて鑑賞しました。

(年長者が比較的多めでした。監督への期待大のファンの方々か)

 

 

女性の肌に咲く花に、まつわる話ですが

花へのサイエンス的アプローチを期待すると、物足りないのかもしれません。

(でも、フィクションだし…^^;

 

けれど

女性の胸元に咲く花、というだけで、感じるものがありませんか?(照)

(その感覚は、オキーフの花の絵を見たときにも、感じたかな……^^;

 

なので、あちこち、非現実的だと思われる部分は、あるかもですが^^;

この花の幻想に惑わされてみるのが、最善の観方ではないかな~と思われます。

 

以下、幻想のノーガキです。

 

 

▼▼▼

 



1、黒木華さん
(←ハナでなくハルさんだけど^^;



 

作品に、うってつけの名前の、黒木華さん

このさんが、とても、重要なポジションを、占めていました。

 

研究員・綾野剛さんの下で、勤務する心理カウンセラーなのですが

華さんは、優しい雰囲気で、花を宿した女たちに、心開かせます。

が、この華さんには、

私は、始め、その繊細さの下にある毒牙のようなものも、勝手に感じていました^^;

 

それは、優しき女性が、自分でも気づかない(カマトト含む)

もろい様でいて、しぶとい怖さ。

優しい顔で、どんどん入っていく(浸食していく)図々しさ、もとい、積極性。

 

でも、これは、私の勝手な思い込みで

華さんは、イヤ味な方面には行かなくて、強い探究心と意志で、花に対して、行動していきます。

(見た目はか弱そうでも、強い芯はあるゾと)

 

主役の綾野剛さんを、クールな研究員のままで終わらせないというような

重要かつアッパレな、狂言回しの役どころでした。

 

 

2、花ごころ

 

自分に生えた花を、立派に咲かせたいと思うようになる女たち。

 

順調に、美しく、開花させたいという願望は

女性の心に潜む、美や恋愛への欲望のようでもあります。

 

イケメン研究員・綾野剛が、毎日、花の観察に訪れてくれて

今日は昨日よりもキレイになったでしょ、と思えれば、誇らしくも嬉しい気持ちになる(*^_^*)

 

でも、満開に咲いてしまえば、採集となり

観察に来た綾野剛とも、もう逢えなくなる、と淋しく思うと、花も、枯れかかる……orz

 

女ごころそのものが、花なんですね。

 

 

3、綾野剛さんと花。

 



綾野剛さんと花というのも、類は友を呼ぶと言う感じでそそられます(*^_^*)

かつ、綾野さんは、妖しい魅力ですよね。

 

肌に咲くという、花の妖しさに、とても合っています。

 

この花は、映像化して正解だと思うのですが、デキ過ぎです!!

花というだけで、エロスを感じる、とおっしゃる方もいますが

私も、恥ずかしながら、同感です。

 

この花の色味!血色の良い乙女の唇のようです(*^_^*)

乙女の肌に咲く、という、生生しさよ……

それ以上は……イエナイ……

  

やがて、この花の恐ろしい隠れた側面が、出てきます。

そして、綾野さんの、ナイフのようなダークサイドな部分も、重なってきます。

 



 

4、花の果て

 



花は、ただ咲いているだけ、と思ってしまいそうですが

それらとて、永遠の命の中で、むさぼるような生の営みの中にある……

 

ネタバレ的なので、要反転)

 

 

ひっそり咲く姿にも、気味の悪い色気があるのですが

かわいい顔して、侵食する姿には、図々しさを感じます。

 

そんなダークサイドついでに、

やがて、この花は、綾野剛の胸にも咲くのかと思いました。

が、そこまではせず、

ラストは、キレイに、幻惑の中で終わります。

 

その、途方に暮れた終わり方も、作品の匂いに、合ってそうですが

私は、綾野剛の胸にも咲かせてくれたほうが、妖しさと美しさが

絶妙に、からまったのではないかと思うのです…………….

(やりすぎかな?)

 

 

 

▼▼▼

 



 

面白いといえば、面白く

もうちょっと…….と思うフシも、無くはないかもしれませんが

 

綾野剛 & シャニダールの花 & 黒木

というコンビに、珍しい光景を見せてもらったと思います。

 

 

 

 

 












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映画『25年目の弦楽四重奏』★R15やナンやかやあっても豊かな響きが残る佳作♪


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161897/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



四重奏楽団↓のメンバー:
・第一ヴァイオリン :ダニエル~マーク・イヴァニール
・第二ヴァイオリン :ロバート~フィリップ・シーモア・ホフマン
・ヴィオラ       :ジュリエット~キャサリン・キーナー
・チェロ        :ピーター~クリストファー・ウォーケン、



格調高いクラシックものは、肩こりそうと思われるフシも、ありそうですが^^;
予告編で、フィリップ・シーモア・ホフマンが、同僚になぐりかかるのを見たとき
深刻な事態でも、ウッディ・アレン作品にも似た、泣き笑い的な“逃げ道”を感じつつ
これは観なきゃなと思い、楽しみにしていました☆
(格調高そうなのに、R15というのも、気になる^^;)


25年もの間、4人で演奏してきた楽団ですが、
最年長のチェリスト=ピーターが、病気により、引退を表明します。


この先、楽団を、存続させるための諸問題(未来のこと)が
水面下にあった諸問題(過去のこと)も、露呈させます。


冒頭で、過去と未来はつながっていて
始まりは終わりでもあり、終わりは始まりでもある……と
時間を引用した、哲学的なことを言いますが
長年、一緒に、演奏してきた仲間の“ヒビ割れ“とその後について
なかなか、興味ある作品でした。




時間と言えば、この作品では
『ベートーベン 弦楽四重奏第14番 嬰ハ短調作品131』を、うまく使いました。
詳しくは→ココ


4楽章であるはずの四重奏曲が、7楽章とも思える構成。
なのに、連続演奏させる曲。

ピーターは、たとえ話として、長く演奏し続けることで、調弦が狂うこともあるが
止まらずに演奏するということは、調弦が狂ったまま演奏し続けるということでもあると言います。
意味シンでしょう?

彼らの25年は、演奏まっしぐらに、進み続けてきたもの。
けれど、調弦の狂いに気づかずに、あるいは気づいても、無視して、突き進んできたかもしれない。
そして、今、メンバー脱退の危機になって、“一人抜け“以外の事態も、ボッパツ………

以下、結末の感激にも触れて、雑感です。


▼▼▼

1、フィリップ・シーモア・ホフマン☆+R15

実は、フィリップ目当てでした(*^_^*)   ←恋心ではなくて^^;、
予告編の殴りかかりもですが、彼が出ると、作品の面白さ度が、アップ↑するように思います。

第2ヴァイオリンの彼は、第1ヴァイオリンをやってみたかったと
ヴィオラ奏者である妻ジュリエットに話します。
そこでも、ひと悶着ありますが
実は、第1ヴァイオリニストのダニエルは、昔、ジュリエットへの恋心を諦めた人……
(↑すごいメンバーで、演奏してきたな~と思う……).

そして、妻と口論になった、フィリップ・シーモア・ホフマンは
ジョギング友だちの女性と、出来ゴコロからなのか、R15のシーンとなってしまい(>_<)
それを知った妻に、出てけと言われます。

(下世話な言い方ですみませんが、R15なのは、フィリップ・シーモア・ホフマンがらみなのではないかと
思っていました。映画『その土曜日、7時58分』でのシーンが、記憶に残ってしまって……^^;

のみならず、フィリップ・シーモア・ホフマンとジュリエットの娘(ヴァイオリニスト)が
第1ヴァイオリニストのダニエルと、出来てしまう……(>_<)

それを知った、フィリップ・シーモア・ホフマンが、ダニエルに、殴りかかるのです。
しかも、ピーターの家で。
花瓶など、壊しながら……(>_<)

………こんなんで、ピーターの最後の演奏会が、出来るんだろか……と……


2、最後の演奏会(ネタバレです)

冒頭は、この演奏シーンから入りますが
ラストに、このシーンを見たときに、
演奏家と言えども、演奏だけしているわけでなく、人生の諸問題にぶつかって
何とかしながら、この日を迎えたんだナ………と思います。

それだけでも、感慨深いのですが、それだけではありません!

例の、立ち止まらないベートーヴェンの弦楽四重奏を演奏中
もう少しで終わり、というところで、ピーターは、演奏を止めます。
もう、限界だと……………………….

↑ここで、目頭が、熱くなりました………………………………..

それまで、他の3人のメンバーのスッタモンダが、主流?で進んでいた物語でしたが
ピーターの引退が、大きなキッカケでした。

そのピーターは、もうこれ以上できない、と言うギリギリの限界を
舞台で見せて、去っていきました。
その後は、控えていた新メンバーが加わって、演奏が、再開されます。

終わるものは終わっても、そこには、新しい始まりもある―――
と思わせるような、新たな演奏。
そして、残された3人にも、“諸問題”の終わりと始まりがあって
演奏が続くように、また、新たな調べを響かせていくんだな…….という想いが
日々、生きる自分のこととしても、重なるんですね………..


▼▼▼


たとえば、25年の歳月。
それを、絆と呼ぶのは簡単です。
しがらみでもあるし、腐れ縁かもしれない。
忍耐や不満の蓄積も、あるかもしれない。


最後の演奏会では、
彼らに生じた波風が、きっちり、解決したかどうかまでは、わかりません。
(と言うか、見かけ上、事態は収拾しても、しこりが残ることはありますよね。)

形だけの“和解“を見せて、仲直りしました、というのでは、ウソ臭くなるので
なんやかやあっても、最後は、1つになって、ピーターを送り出した、彼らの演奏を聴けば良い♪
そして、何となくでも、いいムードになっていくんだろうな~と思うだけで
豊かな気持ちになれそう………(*^_^*)

そんなわけで、R15を気にせずに^^;、大人の方には、おススメの作品でした♪


PS:チェリスト役のニナ・リーさんは、ジェット・リーの奥さんでしょうか?












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映画『エリジウム』★マット・デイモンの強さと優しさで導かれたような結末

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159922/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


トータルリコール』のリメイクも『タイム』もそうでしたが
富裕層・貧困層が住み分けして、二極化が、より際立つ設定です。


貧困層(地球)のマックスが、富裕層(エリジウム)に、乗り込もうとするのは
レジスタンスか、革命か……というと、そんなでもなく
では、何のためか………?

この作品の面白さは、富裕層VS貧困層という、闘争劇が主でなく
マット・デイモンならさもありなん……という、優しさというか、切なさでしょうか……


富裕層には、各家庭に、
けがや病気が、アっという間に治る“医療ポッド”という医者いらずの器具もあります。
最初は、富裕層を象徴するアイテムに過ぎない、と思って見過ごしていたのですが
コレが、キーでしたね。

以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼

1、貧困な地球で

廃墟となった地球に、貧困者が、雑然と住んでいます。

貧困だから、雑然とするのか
雑然とするから、貧困なのか……
色々なことが、整理されていないと、前に進めない気がします。
前と言っても、今日、生きるだけでやっとなら、計画の立てようもない感じ……

けれど、マックスは、工場で働けてました。
仕事があればまだいい。廃墟の中で、仕事もなければ、生きがいもなさそうですもん……

なのに、工場は、前時代的に、安全管理がいい加減……
富裕層のための結果ありきだから、労働者は使い捨て感覚の、超ブラックムード。
そういうわけで、マックスは、労災に遭ってしまいます(>_<)
しかも、致死的な被爆……orz
5日で死ぬと言われる……orz

そこで、思いつくのが、エリジウムの医療ポッド☆

2.エリジウムへ

不法にエリジウムに行くには、そのスジの人に頼みます。
そのスジの人も、代わりに、富裕層の“脳”の情報を所望します。

富裕層のターゲットは、マックスの工場のオーナーであり、エリジウムの鍵を握る重要人物。
準備のために、マックスは、“大リーグボール養成ギプス”のようなのを装着します。

けれど、地上には、エリジウムからのエージェント(と言ってもクズのような男)がいて
簡単には、行きません。
↑この辺は、緊張感あります。画面もブレる^^;

3、再会

マックスの幼なじみの女性が、看護師として登場。
再会は、初恋の想い出のようですが、甘いムードなく
彼女の娘が、白血病という危機を知ります。
(その子も、医療ポッドに行かなくちゃ!)

そして、その子が、マックスに、イイことを言うんだナ~。
小さなミーアキャットの助けになってくれるカバの話を、マックスにするのですが
マックスは、「それで、カバにはなんの得が?」と、損得を聞いてしまう。
その子は、「友達が出来た」と、心清らかな答えを示してくれますが
そのことが、あとで、効いてきます。

4、エリジウムでの覇権争い

エリジウムは、ジョディ・ファスター長官が、守っています。が
理想的な平和主義的な上司が、その上で、権力を握っています。

キレイ事では、守れないよ、とジョディ長官は思いつつ
自分の権力拡大も視野に入れて、クーデターを謀ります。
そのカギとなる情報を持っているのが、マックスが、ターゲットにした富裕者です!!

↑シンプルなドンパチでなく、複雑な様相を含んでいるので、面白くなってきます。
さらに、争いというのは、敵味方だけのことではないんですね。
裏切り、というのもある。

↑思っていた以上に、面白くなってきました☆



▼▼▼


瀕死のマックスは、どうなるのか?
エリジウムは、どうなるのか?

始めは、主役マックスと、知り合いの人たちが、なんとかなればいいなと思っていたのですが
心が、狭かった私です……(>_<)

1、で感じたように、貧困と混沌の地球民全体を、どうすべきなのかを考えないといけなかった……
でも、犠牲は出したくない……(労災含む)
けれど、どうしても、迫られた選択があるとき、どうしましょう,…………………..


よく言えば、美しい結末で
悪く言えば、スッキリしかねる結末かもしれません………………..

でもでも、夢中で、観ていました。(画面ブレるけど^^;)

まずまず、引き込まれた作品でした☆














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映画『ウルヴァリン:SAMURAI』★ウルヴァリン見たさのサムライ風味(^_-)-☆


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160622/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


特殊能力を持つ、ミュータントたちの物語:『X-MEN』

治癒能力を持ち、いつまでも若く精悍な、ウルヴァリンことローガン。
限りない未来に逆行するように
失われた記憶を求める、ウルヴァリンの心の旅には、
孤高というにふさわしい風情が、ありました。

そして、そんなウルヴァリンに、サムライ魂を、見出すとは!
お目が高い!企画でございますョ。

ウルヴァリンには、3本爪が、武士の魂と同様ですもんね☆

けれど
外国作品の日本は、たいてい、異次元になってしまうのが、懸念材料なのですが
まあ、いいです^^;
ウルヴァリン=ヒュー・ジャックマンの勇姿が、見られれば☆


以下、内容にふれて、ノーガキです。


▼▼▼


ウルヴァリンに、原爆投下時の長崎で、命を救われたという富豪が
死に際に恩を返したいから会いに来い、と、横柄?な要請で、来日します。


富豪のお宅は、お金持ちの趣味で、どんな邸宅でも、私がとやかく言えるものではありません。

料亭のようでもいい。
大奥の中庭のようでもいい。
忍者とヤクザ?(ボディガード?)がいてもいい。
自宅で、プライベートの治療が、受けられてもいい。
剣で戦うとき、鎧を着ててもいい。(動きにくいかもですが……)
ウルヴァリンを、女性2人がかりで、デッキブラシで洗ってもいいです。(*^_^*)


“恩返し”と言いながら、富豪のやることは、恩の仇返しか………orz
ウルヴァリンを死なせてあげるなどと言って、治癒力を奪おうとする。
富豪なら、命も買える、というわけですね。
げっそりと、傷も癒えない、弱ウルヴァリン……

でも、死んだら、亡くなった恋人に逢える………?
(この恋人は、愛するがゆえに、彼の手で殺されたという、壮絶な想い出ありでしたね……)


そんなウルヴァリンの内面も、見どころとして、宣伝していましたが
今回は、それほど内面には期待せず(失礼!)
アクション重視で、鑑賞しました。


絶賛は、新幹線の上での格闘です!!!

新幹線が、疾走するスピードをうまく利用して
飛ばされる体と、飛ばされまいとする、ウルヴァリンの爪☆
ギギ……と引っかかれて、摩擦で止まる!
飛ばされては、また、爪で、ググっと力入って、引っ掛ける!

↑このシーン、好き☆
列車強盗ものなどでも、屋根の上のシーンは、迫力あって、見どころにもなると思いますが
ウルヴァリンの爪の利かせどころでした☆
何度でも観たい!

(真田広之さんとの対決は、チャンバラというより、爪メインだったかな……)


~~


お金で買えるなら、何としても、健康や若さや命が欲しいものなのでしょう。
瀕死の富豪は、ヘビ系の女医と結託して、その願いを叶えようとします。

(この、美女系ヘビさんが、戦いのさなか、“脱皮”するのには、ビックリ。
そこで、脱がなくても……^^;)


▼▼▼


ウルヴァリンに、サムライ美学を投影したのは、良しとして……
“サムライ“というものには、西洋の騎士とは違った魅力が、欧米の方にはあるのでしょうね。
忍者とも、ヤクザとも、違うのですけどね………(汗)


スピンオフで、“ウルヴァリン・サムライ味”を、楽しみましたが
サービスショットとも言えるラストシーンが、嬉しい☆
マグニートー&エグゼビア教授が、顔見せしてくれます。

↑この2人の因縁の始まり 『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011年)は

2人の、複雑な関係描写が、良かった☆
相互の境遇を、良く知ればこそ、ずっと味方でもいられない。
でも、対抗しても、憎みきれない……(複雑でしょ?)

そんな、味のあるドラマ性に期待して、その後のX-MENシリーズも楽しみです☆





ちなみに
フランスのピザ・ハットのサムライ味は、照り焼き風味~~これはなんとなくわかる^^;
オランジーナ・サムライは、レモン味なんだそうな……ゆず味のほうがイメージ近いかも^^;












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映画『ニューヨーク、恋人たちの2日間』★テッドがいても違和感ナシの台風“一家“

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161184/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。





ジュリー・デルピー主演・監督♪


ジュリーの、巧みな話術劇が、楽しみでした。



かつて、イーサン・ホークとの二人劇 :
『恋人までの距離(ディスタンス)』、『ビフォア・サンセット』は
セリフの応酬でしかなかったかもしれませんが、おしゃべり大好き女子には
ああ言えばこう言う、こう切り返す……の丁々発止に、愛の激情さえ感じて
興味深い作品でした。

(その流れの『ビフォア・ミッドナイト』も、超楽しみ♪)





パリ、恋人たちの2日間』も、そんな流れではありましたが
“2人”の関係に、過去が絡んできて、より、ジュリーの“大口たたき”の存在感に
ヒートアップを感じ、最後には、ショートした感すら、ありました……




そのような、恋人同士の会話(言い合い含む)には、女性には女性としての経験に共鳴しつつ
そうだね~そういう時は、私もそう言っちゃうかもね~という、同類あい憐れむ楽しみ方を
期待していたりします。




ですが、本作品は、“場外“で、鑑賞(苦笑)。
敬意を含んでのことですが……(汗)
というのは、ジュリーは、口先ペラペラの中身ペラペラ女子ではないからなんですが(汗)



以下、脈絡なく、雑感です。




▼▼▼




ジュリー演じる画家のマリオン(NY在住)は
アメリカ人の男性ミンガスと連れ子同士で、暮らしています。
今回の“騒動”は、マリオンの個展を祝し、フランスから、父と妹と彼氏(元カレでもある)が、
やってきます。



一緒に暮らしていても、人数分だけ、家族の諸問題はあるものですが
普段、暮らしていない“異空間NY”にやってきた家族は
家族であっても、エイリアン(>_<)




お互いに気遣ってるつもりでも、気遣うレベルは違うこともあるし
家族という甘えもあって
リラックスしすぎで、マイペースにやらかす……
(←←というか、妹のカレは、他人でしょ!??)




いつものペースが、崩れるだけでなく
客人のペース一人一人に、振り回されるマリオンとミンガス…………….
もう、見ちゃおれん!聞いちゃおれん.!
私は、お手上げデス………………….



ですが、口も回るが、小回りも効く、ジュリー監督・主演は
このカオスなる混乱に、いちいち、対応可能です。
(ぐうたらママなら、この物語は成立しない)


テキパキした女性には、よく見られる風景です。(*^_^*)
そのテキパキぶりには、敬意ですが……
それが、余計に、ガチャガチャさせる…… (>_<)
私は、場外へ………….




人の尻拭いで、ぬぐったモノを、ほかになすりつけちゃう……と言ってはお下品ですが
ジュリー家の方は、ドタバタとメチャクチャに、お色気とお下品が混在してマス……
(ここに、テッドがいても、違和感ナシ^^;)



▼▼▼





悪く言うと、イライラさせられて
よく言えば、とても刺激的☆


調子ッぱずれの不協和音のメロディ♪が、ちぐはぐな、このファミリーのテーマにピッタリ☆



それでも、強制送還も含め
ドタバタ家族の2日間は、収まるように収まる。
こういうのを、台風“一家“というのかも……








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映画『私が愛した大統領』★スッタモンダあるもホットドッグでOK(^_-)-☆

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作品について↑  http://cinema.pia.co.jp/title/162529/ 
あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


ここで、愛されたという大統領は、


アメリカ32代大統領:フランクリン・D・ルーズベルトです!

何をした方かと言えば、世界恐慌のあとのアメリカ経済の立て直し=ニュー・ディール政策をしたとか
第二次大戦の頃は、日系人のみ強制収容したとか、諸々、あるかと思いますが^^;
詳細は→ココ



この作品は、ルーズベルトと“特別に”親しかった従妹・デイジーが、遺した記述などから、知りえたことなのだそうです。


へえ~そんなことがあったの…….という感じかもしれませんが^^;
国の中枢にある立場の人の、とあるエピソードとしての興味と
“特別な”関係の(←ソコも、ポイント☆)デイジーの目線という、のぞき見(下品ですね(>_<))的な面白みが
“読み物“として面白い、という作品でした☆


以下、内容にふれて、雑感です。(ホットドッグの件はボカす^^;)


▼▼▼



1、 ジョージ6世夫妻のこと



英国王のスピーチ』の王様です。



ドイツとの戦争で、アメリカを味方にすべく
国王夫妻自ら、渡米するのですが、アメリカ議会は快く思っていないため
ルーズベルトの自宅に招きます。


国王夫妻が、どう感じておられたのかを、垣間見るのですが(←まさにノゾキとなります(>_<))
自国の命運を背負うのも、プレッシャーのあること。
個人の気持ちであっても、国を代表してしまうから
滅多な態度は、とれません(>_<)

王妃は、翌日のピクニックのメニューが、ホットドッグと聞いて、なぜ?と思う……
軽んじられているのではないか?
アメリカは、イギリスを味方してくれないつもりか?心配です。


すると、何やら、外で、モメてるらしく(←2のこと)安眠どころではないけれど
「よく休めました」と、笑って手を振る……^^;
多分、寝不足なんだけど、大統領に誘われれば、国王も、プールに行く.。



2、 女性関係のこと


従妹のデイジーは、ルーズベルトの母親から頼まれて
彼の“相手”をするように、頼まれます。

ルーズベルトの妻は、別居して、別に活動していますが、不仲というわけでもなく
女性秘書が、取り仕切っています。

何となく、立場が微妙はデイジーですが、ルーズベルトは、親族と言う気持ちもあってか
デイジーとのドライブを楽しみにして、好意というか、頼りというか、親愛の情を示してくれるのです。
(ちなみに、デイジーは独身で、普段は、叔母の世話をしています。)

段々、デイジーの気持ちに、乗っかってきます(*^_^*)

相手は、従兄という親しみはあっても、さすがに、大統領。
憧れと尊敬と……いえ、なんと言いましょうか……(*^_^*)
少なくとも、好意を感じた相手から、“必要とされる愛され方“を感じたら
ソノ気への拍車は、かかるものデス!☆

ましてや、ドライブで着いた先が、“隠れ家“で
“彼が恋しいときは、彼が居なくても、ここに来ればいい“などと思わされたら…………
ニクイですよね……(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

不倫になってしまうのですが(汗)
今まで、叔母の世話だけだったデイジーにしてみたら、正直なところ
前向きに、ときめくことの出来る生活を経験することは、“幸せ“だったと思うのです。

ルーズベルトも、事情(3のこと)もあったし、妻とは別居中だし
デイジーのような人が欲しかったのかな……などとも思えたし……

なのですが!!
意外にも、そんなに甘くなかった!!(>_<)
おお!ルーズベルトよ!大統領よ!汝の名は男なり……orz(―_―)!!

デイジーは、彼が、他の女性と、逢引きしているところに出くわす!(>_<)
しかも、その彼女に、彼を分かち合いましょうなどと諭され
吸いかけのタバコも、分かち合うことに………………….(つまり、受諾(―_―)!!)
さらに、ルーズベルトには、ほかにも、“人妻彼女“がいると、デイジーは知る………

「その手に乗るか!ク〇ッタレ!」という、“修羅場モノ”になってしまうのか!!(>_<)
そうならなくても、この作品に、そんな字幕が出たことにビックリ!(゜_゜>)

↑そんなことが、明け方にあって、スッタモンダしてたのを
国王夫妻は、見るでもなく、見てしまったのでした………………



3、 世間の寛容のこと



そんなルーズベルトですが^^;
彼の足が不自由であったことは、在職中、伏せられていました。

吃音のあったというジョージ6世との、“男同士の話“でも
それぞれの支障について、触れる場面がありました。

それは、いわゆる“慰め合い“というのは違って、
お互いの立場において、それを世間に明かす、明かさないことの意味についてでした。
ルーズベルトは、国民が知りたくないであろう真実は見せない、という姿勢でした。

彼の足のことに限らず、何でも、情報を出しさえすればいいというものでもないということを、思います。
情報は、知らせる側も、受けとめる側も、覚悟や判断が、必要です。
(隠すことの是非、ということもありますが)

大統領を4期務めたほどのルーズベルトは、健康面での余計な不安や誤解を避けたかったのでしょう。
(マスコミさんは、本来の姿や真意を、故意に?捻じ曲げて報道することもありますよね)

その点、当時は、スッパ抜きもなく、彼の秘密が守られたことは、
“世間が寛容“であったと言っています。それは、印象的に響きました。
(今は、情報ダダ漏れですもんね……orz )


▼▼▼


作品の真意は、ルーズベルトとジョージ6世の外交か!と思うほどの盛り上がりが、
終盤、ホットドッグに託されます(*^_^*)

そのホットドッグとルーズベルトの関係は、いい意味で、定かではありませんが^^;
デイジーは、そのエピソードで、“私の愛する人に間違いはないわ“と
強く、感じたのでしょう。(いい邦題だと思いますョ)

そのあたりは、婉曲ですが、奥ゆかしくて、シャレた展開だと思います♪

ご本人の死後に、明かされる秘話は、少なからずありますが
歴史上の人物・偉人も、人間だもの。
ビル・マーレイの大統領役は、その雰囲気を、よく、ツイています。
優しく、女心に入ってくる感じ……(ズルいんだけど……(―_―)!!)

そういうことがあったんですね~と、“寛容“的に、受けとめますヮ(*^_^*)









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映画『許されざる者(2013)』★最後に許せなかった者

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160530/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。




イーストウッド主演の『許されざる者』には
“許されない罪”とは、どの範囲なんだろうか…などと思わされるのに
その疑問さえ、安っぽく感じるほどの作品でありました。

殺人でなくても、人格を著しく傷つけたり、人の心を殺すようなことは、
厳しく罰せられるべきもの、というのが1つあったと思われます。

このリメイクも、楽しみでしたが、同時に、怖い気持ちもありました……
あの衝撃を、どうアレンジするのだろうかと…。設定は、似ています。

ある娼婦の顔を傷つけた男2人を、成敗してくれた人に報奨金を出すという
娼婦たちの依頼を受けた男たちが、たどった道は?……ということです。

場面は、明治維新直後の北海道。
士族を捨て、剣を捨てた、元・人斬りの十兵衛が、
生活苦から、“や・む・な・く“殺しを請け負います。
依頼は、旧知の金吾(柄本明)。
ついでについてきたのは、アイヌ青年・五郎。

北海道が舞台というのは、“さいはての地“というだけでも、
寒さも心に震えそうなドラマが期待されます。
開拓民(和人)とアイヌの人の関係にも、哀しみを見せます。
そして、雪。

冒頭から、白い雪上での乱闘・殺戮あり、真っ赤な血が、鮮烈に画面を染めます。
その血は、人の死を意味するだけでなく、生きていた、という証のようでもあります。
この極寒の地、厳しい自然条件の中での“生”を、意識させられます。

普通なら、ワルモノ退治して、かたき討ちできて、依頼人も、請負人もスッキリで
子供のいる生活も潤って、良かったね☆となるはずなのですが
オリジナルのように、いえ、オリジナルよりも強く、今回の結末は、心に寒かった……

以下、内容に触れて雑感です。(結末はボカしてます)

▼▼▼

1、柄本明さん=金吾

十兵衛に畏怖を抱きつつ、友と呼び
彼も、十兵衛と同じく、ワケアリの過去を経験したらしいけれど、
石炭に夢を持ち、前向きな気持ちで、娼婦の仇打ちに臨む………

……と思っていましたが、やはり、前を向けないこともあります……orz
その風情が、柄本さんのやるせなさにピッタリ☆

幕臣の彼らの場合、時代が移り、自分の“生きる場所”探しをしながら
その実、“死に場所”探しもしてきたのかもしれません……
死に場所というのは、ただ、その場所というのでなく
どう死ぬか、ということでもあります…

かたき討ちというのが、新しい自分探しであったかもしれないけれど
“その時“、金吾に決意させたものがありました。←ここの柄本さんの表情が深い(*^_^*)
そして、その後の金吾の運命にも、意地と美学が潜んでいるかと。

2、死について

殺す、殺される、半殺し…etc.のシーンが多用され、ピリピリします。

そのたびに、例の“仇うち”のことが遠ざかり
目の前の“殺し”、“死”が、ただただ、無残なこととして、見えてくるのです……
娼婦の顔を傷つけたヤロウは、女の命を奪ったも同然なんだから
殺されて当然だよねとは、共感とは別のこととして、訴えてくるのです。

そして、過去に、皆殺しにしたという十兵衛であっても、真相はどうなのか?
死ねずに苦しんでいた人への同情から、手にかけたということではなかったのか…?

“死”というものの尊厳は、金吾の姿にも、強烈に語らせます。(オリジナルとも重なる)

3.十兵衛のこと

過去を捨て、新しく生きようというのは、誰でもトライすることなんだと思います。(ブログ名やHNの変更もそうかと^^;)

それで、幸せならいいけれど、そうでなければ、どう進むか……?
このままで進んでも、未来が無さそうなら、戻ってみることもあり得ます。

金吾いわく「人はそう簡単に変われるもんじゃない」 (←柄本さんの説得力ありすぎ^^;)そして
十兵衛の背中に、背負う過去を感じたのは、顔に傷を持つ娼婦。
↑この背中のシーンは、いいアングルで、語ってくれてます。

生活のために、十兵衛が戻った道は、人斬りの道。
出来ることは、“昔とったキネヅカ”なんですね。
(そういう意味でも、若いときに、“いい道”つけておいたほうがいいかな)

ふと、思ったのは
多分、母親なら、子供のためなら、何だって恐れず悪びれず、
気の咎めがあったとしても、ミニマムではないかと思うのです。(母は図太し)

けれど、渡辺謙さんは、子供のためなんだから、妻との約束を破っても仕方ないじゃないか…….
と、言い切れるタイプではないんです。
武士の心根、男の魂としては、子供のためであったとしても
多分、それを言い訳にしなければならない自分の状況に、遂にいたたまれず
恥じ、そして、許せなくなったと思うのです………

▼▼▼

良心や正義の成敗(殺人)であっても、あとに残るものは何なのか…
最後に許せなくなるのは、自分自身なのか?
今回は、特に、そんな印象が、強く残りました。


PS:イーストウッド版を未見の方には、鑑賞をおススメしておきますネ(^_-)-☆







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映画『アンコール!!』★誰かのために何かができたならwith父のこと(祈)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161572/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



気難しいおじいさん(アーサー)が、妻マリオンのために歌う――


頑固で、テコでも動かない人でも、自分でなく、“愛する人“のためであれば
気持ちを動かせることが、できるのか……


その題材は、個人的に、とても思うところあるものでした。
年齢的にも、そんなアーサーには、私の父のことが、思い浮かびます。



父のこと、雑感です ▼



▼▼▼▼




あるエピソード↓
http://blogs.yahoo.co.jp/yutake2415/40770359.html


父は、一人で、散歩には、行けなくはないのですが
買い物や外食は、したがりません。


2年位前に、母が寝込んでしまった際、父が困っていたので 
仕事を休ませてもらって、実家に行きました。


私が家事をして、母は休めたのか、食事も、普通のものが食べられるようになりました。
今までは、父が、外食を嫌がるので、面倒でも、母は、毎食用意していたのですが
少しは、自炊を休ませてほしいという、母の気持ちのアピールと
今後の外食参加への練習を兼ねて
なんとかその日、3人で、外食しようと思いました。


その頃、丁度、私の誕生日が近いということもあったので
私は、父に、それにかこつけて、外食に誘おうと思いました。


「お母さんも元気になったから、外で食べない?」というと、案の定
父「外食はダメだ」
母「ほらね。いつもそう言うのよ」
私「どうしてダメなの?」
母「知らないけど、ダメなんだって言うの」
私「お父さん、私の誕生日祝いということでも、ダメかな~」
私は、自分の誕生日を祝ってもらおうというのが、本心ではなくて
母が、少しでも、楽できる体制ができたらいいな~と思っていました。



母のため、というのが父に届かないなら、娘の私のため、と言えばどうかな~と思ったのですが……
ダメでした……orz
何を言われても、外食はしないの一点張りでした。


そして、先日、退院した母が、少し遠出できるようだというので
私の出張の途中
実家近くの駅で待ち合わせて外食しようという事になり、3人分の予約もしたのですが
結局、父は、来ませんでした。



母の気分転換もかねて、外食くらいしてくれても……と思うのですが
これは、私の都合であって、父の都合はわかりません(>_<)
どうも、他人の目にさらされたくないらしいのですが、よくわかりません(>_<)




▼▼▼▼


とにかく、
“私のために”という手も通じない父を思うと
“マリオンのために”変われるアーサーは、奇跡☆のように思えます。


いえ、アーサーは、コーラスの人たちとは、ぎくしゃくしたとはいえ
マリオンのために、合唱の送り迎えをしたり、食事の支度もしてくれたりというのは
私には、100点満点のおじい様ですよ(*^_^*)



ところで
アーサーは、息子との関係も、問題らしい問題があるような無いようなという感じで、
ギクシャクしてました。


今、両親と弟の関係も、まさにソレ。(>_<)

(もっとヒドイ……orz  口きかない感じ……orz)


親子には、他人との関係では生じない、妙な摩擦が、
知らないうちに、起こってしまいやすいのかも…….
私は、両方から、それとなく言い分を聞いているのですが
親子だからか、お互いに、譲らない感じ……。
折を見て、“私のために“関係改善して!と言っても、ダメなんでしょうか………orz



一方、アーサーには、“気づき“があるので、頑固さはほぐれて、氷は解けていきます。



マリオンの独唱も、アーサーへの愛にあふれて、良かったですが
そんなこんなのアーサーが、マリオンのために歌った歌には、目頭が熱くなりました………


ああ、父も、いつか、“母のために“行動してくれたらいいなあ……
映画のキセキだけでなく、現実にそれを感じたいナ……….


映画だと、時間内に、うまく解決に向かって、そんなもんかなと思うかもしれませんが
私には、アーサーは、驚異のおじい様です!\(^o^)/


エンディングのセリーヌ・ディオンの歌『Unfinished Songs』 も、素晴らしかった!
いずれの老夫婦さまにも、幸あれと思いましたョ(祈)☆







PS::

余談ですが、マリオンたちの歌う歌には、ビックリ!
若い女性の先生が選曲したのは、大胆にも、大らかな性の謳歌!
「みんな普通にしてることよ」との弁ですが、いやはや、ドギマギ……^^;



でも、笑いとユーモアで、楽しく歌い飛ばすのは、イイ事ですよネ(^_-)-☆
♪Let's talk about ○ ○△X........
頭の中で、メロディ~ヘビロテです♪^^;












テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ペーパーボーイ 真夏の引力』★色気と臭気と毒気に引きずられて残るトラウマ…(>_<)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161255/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。




ジャック   新聞配達(実家が新聞社)   :ザック・エフロン
ウォード  新聞記者  ジャックの兄     :マシュー・マコノヒー
ヒラリー   死刑囚               :ジョン・キューザック
シャーロット   死刑囚の婚約者       :ニコール・キッドマン


文通だけで、死刑囚と婚約したという女性の依頼で
死刑囚の無実を、証明しようとした記者とその弟。

死刑囚の無実は、証明できるのか?
その過程で、彼らに何があったのか?

これは、無実の証明のサスペンスを含みながら
見どころは、違うところにありました。
(ナニヨリ、この、濃~いキャスティングです^^;)

コトの顛末は、家政婦へのインタビューという形で語られますが
(実話ベースなのだそうです!)
何がどうなった、という筋書きよりも
この作品の“状況“というか、五感に訴える”匂い“の中で
何か、強い“引力”に惹かれて、観入ってしまう感じでした。 ←“引力“と言う邦題はナイス☆


以下、結末をぼかして、雑感です。


▼▼▼


いかにも尻軽な、シャーロットですが
品格ある二コールが演じると、安っぽさの中にも、ダイナマイトなスゴ味がある……(汗)

ウブな青年ジャックが、そんな毒々しいシャーロットの虜になってしまうのも、見どころかもしれない。

母と生き別れたジャックは、家政婦に、母親の姿を重ねてきたようですが
ここに来て、シャーロットという “真夏の光線のような女”を知る。

母親を連想させる “年上の女性“が、厚化粧で、”小娘ちゃん“ムードも演出。
ワンピ-ス丈の短さにも、見せてる太ももにも、クラクラでしょう…….(汗)

クラゲに刺されて瀕死のジャックに、その場で、放ニョーするシャーロット。(>_<)
なりふり構わず、救命しようとする姿は、子を思う母のよう…….
(すごいシーンですが、良心的なんです)

けれど、いくら、ジャック=ザック・エフロンが好青年でも
シャーロットには、圏外。
蜂のムサシが、お日様に挑んでも、恋の炎で焼かれるだけのような…….

シャーロットは、文通でその気になった、囚人ヒラリーに夢中なんです。
なんで??と思いますよね…….

シャーロットは、言ってくれました。
だらしない自分だから、だらしない男に惹かれる―――というようなこと。

類は友を呼ぶ、と言いますが
この感覚、なんとなくわかりますよねェ…….
同じ匂いのする人に、よろめいていってしまう…….
理屈じゃないの……
でも、似たもの同志と幸せとは、別だということも、わかってますよね…….


~~

一応、主役らしい、ウブなジャックの周囲には
・どギツイ、ファム・ファタールである、シャーロット
・ 死活問題にもなる、意外な一面を持っていた兄
・実態が不明だが、確実に危険な男 ヒラリー


ワニが潜む沼地、血まみれの事件、人種差別、…….
ブレる映像が、不安をいらだたせる。

シャーロットのためと、正義感のためと、スっパ抜きのため(?)に
兄弟たちは、取材しますが
冤罪が晴れてよかったね、というムードには向かわない……

ましてや、さわやかな初恋のメロディが、あるわけでも無し…….
こんなハズじゃなかったという後悔はあっても 、教訓にもならない…….orz

けれど、それが実話だと言われれば、そうかな~と思う。
現実は、必ずしも、教訓や栄光を与えてくれないもの―――

うっとおしい空気、吐き出しそうな汚臭、目を覆いたくなる惨劇
耳をふさぎたくなる暴言、これでもかというワイセツ……(>_<).
そんなことに、まみれてたりも、するからです。

だから、ウブな青年が、モーレツ熟女を前にして、悶々としていたとしても
そんなコトは、ちっちゃいコトなんだな~と思えるし
ひいては、自分の周りで、ものすごい事件が起こっている“現実“を知ったら
個人の(恋の)悩みなんて、微々たることなのかもな~という気にもなってくるのは
この作品の、私への教訓かもしれない。

そして、ウブウブと言ってた青年が、やはり、主役だったんだと思うのが、終盤!

あんなコト、そんなコトの“事件まみれ”の人たちを尻目に
ジャックは、うまく、スルーして行ってくれるのです!
しいて、教訓を言えば、“命あっての物だね”ですね。

現実の生活が、通り過ぎていくように
何か残る作品では、ないかもしれないけれど
強烈な人物たちの発する火花は、暑かった!


▼▼▼


そんな虚熱を冷ますかのような、エンディングの音楽が、不相応にも、美しい☆
可哀そうに、トラウマを残してしまったらしいジャックへの、優しいメロディになったかしら………….
(語ってた家政婦さんには、ジャックへの気遣いを感じます)

名作にはならなくても、記憶に、こびりつきそうな作品です。












テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『グレートレース』★痛快!元祖チキチキレースwithガッチャマ….^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/6296/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

↑あらすじはこちらも参照ください。





(以下、記憶をたどりつつの雑感です)



実は、実写版の映画『ガッチャマン』を楽しみにしていました。
子供の頃にテレビ放映していた『科学忍者隊ガッチャマン』と言っていないので
まるで同じではないと覚悟はしていました。
多分、学生の頃だったら、そんなでもなかったと思いますが
年齢を重ねてから、子供の頃のことに出逢うと、なぜか、とても懐かしくなってしまいます。











しかも、松坂桃李さん&綾野剛さんが出演とあれば、期待してしまうでは無いですか(*^_^*)


♪ゆけ!!ゆけゆけ、ガッチャマ~ン
♪地球は、ひ、と、つ~

などと、心で歌いながら、ルンルンで劇場で観てきました!


…………………で、言いにくいのですが^^;↓要反転





冒頭の破壊的シーンには、あわや、ハリウッドっぽい!と思ったのもつかの間
演出のためなのか、すごい迫力になりそうなシーンなのに、さらっと撮られた感じが……
その後も、コメディかパロディのつもりなのか、お笑いバラエティ向き仕様の
岸谷五郎さんのカツラの違和感が、気になってしまったり……orz

ただ、綾野剛さんは、きっと何かあるな~との含みあるキャラクターを生かしての
終わり方なので、続編への意欲は、わかったのですが……(続編は幻になる??)
あまり、この作品に、力入れてないでショ、と思ってしまったのでした……^^;






そういえば、『ガッチャマン』のちょっと前、こんなテレビアニメもありました。

『チキチキマシン猛レース』



細部は覆えていないのですが^^;。ケンケンと言う犬が、飼い主であるブラック魔王を小馬鹿にして
ヒヒヒ…ともウシシ……とも聞こえる、咳の途中のような独特の笑い方をしたのが、印象的でした。






♪インチキ妨害手当たりし~だ~い~

レースの物語で、妨害しまくるのがブラック魔王です。
ピンク尽くしのオシャレなミルクちゃんという女性レーサーもいました。

そして、その『チキチキマシン猛レース』の親とも言えるのが
映画『グレートレース』です!!!

ニューヨークからパリまでのレースが主軸です。

・フェイト教授: ジャック・レモン   ←ブラック魔王そっくり!
・レスリー:トニー・カーチス    カッコいいキャラで善玉
・マギ―:ナタリー・ウッド  ←ピンクのお姉さんムードの記者  ミルクちゃんか^^;
・マックス:ピーター・フォーク   ←抑え目で、コロンボ刑事とは思えず^^;

カッコ良くて万能なイケメン=レスリーへのライバル心むき出しで、レースに挑む
フェイト教授の涙ぐましい発明と失敗と、自業自得の自滅……etcにまみれた
動くマンガのような作品です。

で、初めて見たときに思ったのが
車から何から壊すのも、名シーンとなったパイ投げにしても
徹底的に、そこまでやるか!?と思うほど、徹底して、見せて見せて魅せまくっていることでした!!

CGなどなく、それこそ“実写”で、そこまで作り上げたものを、ここまで壊す……
いや、そこまで壊してこその完成か!??
昔は、道具も今より不便だっただろうに、
ここまで、徹底して、作って見せるのが、映画の醍醐味なんだろうなァ………..

もちろん、役者もOK☆
ジャック・レモンは、シリアスよし、コメディよしの名優です。
次はどうする、次はどう来る?と、目が離せないと思っていると

一人二役します^^;
しかも、王子様。
なのに、ちょっとお下品な印象…orz

一方、底抜けにおバカなだけかと言うと、(それだけでも十分ですが)
1960年頃の、女性の地位向上関係の世相を、イヤミなく反映して、ワサビを利かせてマス。
女性記者マギーが、“女だてら”に、レースに参戦します。

なんやかんやで、レースは、画像の3人だけで、ゴールを争うことになります。

この分でいくと、美女マギーとイケメン・レスリーが、カップルになってメデタシかと思いきや
2人は
女性の地位関係のことで、口論してしまう……
ゴールはどうなる……

いや、ゴール云々ではなく終わるという、作品のスケールの大きさよ\(^o^)/

今は、CGで、すごい迫力映像が作りやすくなっていると思うけれど
3Dで、出っ張ったり引っ込んだりも、簡単に見せられると思うけれど
昔の作品には、誠心誠意こめて作ったゾ!
で、壊すときも、本気だゾ!というのが、すごく伝わる……と
この頃、特に、ひしひしと感じます。

新作に、なんだかナ~と、思ってしまったときには
かなり古めの旧作で、お口直しは、いかがでしょう♪











.





テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『欲望のバージニア』★禁酒法時代に伝説の三兄弟(一般人)がいましたとさ

T0012796q.jpg




作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161245/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


(以下、なんとなく、雑感です)


禁酒法時代のバージニア州フランクリンで
酒を密造していたボンデュラント3兄弟の、伝説のような実話が元なんだそうです。

その実話→『The Wettest County in the World 』

“最も濡れた郡” ということですが、
禁酒法が遵守された郡は、”ドライ”と呼ばれていたそうなので
この地は、密造酒まみれで、“濡れてた”ということらしいです。

のみならず、映画は『LAWLESS』。
無法状態での、理不尽な死闘で、血まみれのウエットさもありそうです………

新任の特別捜査官が
酒の密造者から、ワイロを巻き上げようとしますが、3兄弟は拒否します。
そこから、捜査官の壮絶な報復が、始まりました……

禁酒法の時代を背景にした作品に、たとえば、『アンタッチャブル』がありました。
http://cinema.pia.co.jp/title/2759/


シカゴを舞台に、ギャング(アル・カポネ)vs捜査官(エリオット・ネス)の壮絶な闘いが、みどころの作品でした。

この作品も、そんな感じなのですが、
“一般人(三兄弟)vs捜査官”という構図で
しかも、法を守るはずの捜査官のほうが、違法に酒造している三兄弟よりもアクドイ!!

違法とは言いましたが、三兄弟が団結して、“仕事“して生活する姿には、地道な印象すらあります。
その土地のほかの人も、組合のように、酒造してた土地柄です。

だから、捜査官には、賄賂をせびるナ!
ギャングでない一般人をいじめるナ!と思いながら、観ています。

(TV『半沢直樹』で言うと、半沢の妻が、金融庁の役人に「(一般人である)銀行員の妻、ナメンナヨ」と
息巻いたのと似てる感じ(*^_^*))

闘争劇なので、やられたらやり返す、食うか食われるか……です。
次男などは、喉元をかっ切られる始末……orz
死んじゃうよ……でもしなないの(*^_^*) 不死身の三兄弟だから(^_-)-☆

生活感ある一般人らしく、恋心のシーンもあり。
微笑ましくも、いいムードですが
酒をギャングにさばいて、儲けた末っ子が、
彼女を、秘密の密造所に連れていったことから、捜査官に知れてしまい 
そこから、一気に、怒涛のラストへ………orz


筋書きはシンプルですが、
作品の魅力は、キャストにあると思います。
と言いますか、私は、このキャスティングに期待していました☆

長男は、ちょっと地味めですが……^^;

☆次男フォレスト:トム・ハーディ ☆
三男ジャック:シャイア・ラブーフ  ←語り。控えめな感じが第三者的な視点に合う。
特別捜査官レイクス:ガイ・ピアース   ←わかりやすい悪役、キザな嫌みもあり^^;
ギャング:ゲイリー・オールドマン ←無言でにらむだけで、緊張感が走る
☆酒造所の若者:デイン・デハーン☆


トム・ハーディが出る作品は、どんな作品でも観たい!と思う今日この頃です(*^_^*)

今回は、田舎のおじさんムードもありますが、それだけ、この土地に根差して暮らしてると言う雰囲気がありました。
かつ、肉体派タフガイ☆
のど切られたぐらいじゃ、死なんゾと。
で、優しい雰囲気もあるので、シカゴから来たワケあり女性ともいい関係になりそうな予感……(*^_^*)

個人的に注目は、デイン・デハーン☆    画像ココ 


プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ』では、微妙な立場におかれる青年で、人の心の強弱の機微がとても良かった☆
今回も、出番は多くありませんでしたが、ターニングポイントになるシーンあり
彼の“不遇そうな雰囲気”で、好演していました。




最後には、“禁酒法の時代はヒドかったけど、今はいい時代だ”と
感慨深く語って、終わります。



“禁酒”は良いこととして法制化したのでしょうが、あまり、ムリな法律を作っても
アングラ化して、ギャングののさばり・役人への賄賂で、グチャグチャに“ウエット”になってしまう……orz



一体、禁酒法って何だったんだろう……
と虚しく思うのも、余韻の深みになりそうです。













テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『夏の終り』★満島ひかり絶賛!恋愛のあとに残る感覚

T0014678q.jpg



作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161609/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。




映画レビューしました(ネタバレ表示なし)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id344303/rid30/p1/s0/c1/


↑映画鑑賞のみの雑感です。

満島ひかり主演の三角関係ドラマです・
こういうのは、生理的にダメ、と言う場合もありましょうが(>_<)
答えのない男女の妙は、いつまででも、“考察“していたかったりします^^;

今のところは、↑こんな感じですが、よろしくお願いします。(*^_^*)













テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

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Author:yutake☆イヴ
こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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