映画『キャスト・アウェイ』★ “置き去り”にされた男が見せる真に生きる姿

作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/1411/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
トム・ハンクスが、恋人に見送られて行ってきます、と飛行機に乗って
すぐに帰るはずだったのに
事故に遇い、遭難してしまい、命からがらサバイバルする、といった作品でした。
(『キャプテン・フィリップス』の予告編で、
ふつうに出かけて、とんでもない目に遭う、というのを観たら
この作品を、思い出しました。)
▼ 以下、記憶おぼろげながら、雑感です
▼▼▼
そこでは、無人島で、たった1人で、自然の脅威の中、
生き延びようとする姿に、まず
人間の適応力のすごさ、たくましさを感じさせられました。
無人島で、虫歯が、痛かったらどうします?
彼は、自分で、ナントカしました…… (>_<)
無人島で、寂しかったら、どうします?
恋人を想うのは、もちろんですが
彼は、ウイルソンのボールに顔を書いて(名前もウイルソン)、話しかけました。
このエピソードは、とても人間味あって、心に残りました。
人が生きるには、
食べ物さえあれば、いいわけでなく
心も生かされてないとダメなんだと、思いました。
名前をつけられたボールは、今でいう“ゆるキャラ”みたいなもんですね。
心寄せる“存在”があれば、孤独から救われる――
人は一人では生きていけない、と言いますが
協力しあう人手とは別に、心の支えが必要なんだというのを
このボールで、しみじみ、感じたのでした。
そうこうして
ラストは生還できるのですが、
助かって良かったね……という、終わり方ではないのも、ミソ。
“キャスト・アウェイ“(置き去り)とは
無人島に置き去りにされたことだと、思っていましたが
恋人の生活や時間からも、置き去りになっていた!(>_<)
一人ではなく
人々が生きる社会なればこその“現実”を、受けいれなければならないという苦難が……orz
(ネタバレますが『イノック・アーデン』 のようです。)
無人島で、サバイバル出来たのだから
この先、怖いもの無しで生きていかれるよね、というほど
人は、強くないものです…orz
でもでも、
生き抜いた命を、神様は、不幸にさせるはずはないと信じ
きっと、新たな幸せを見つけてほしい!と願いつつ
前向きな気持ちで、観終えようとした気がします。
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無人島で置き去りにされた男の、生還劇ですが
生きるとは、ただ、食べるだけにあらず、というのを
“ゆるキャラ”ボールで見せてくれたのが、とても良かったと思います☆


http://www.geocities.jp/pluto_naoko/june7.html