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映画『フライド・グリーン・トマト』★完熟トマトのようなJ・タンディに魅了される

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/3822/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
http://cinema.pia.co.jp/title/s-3822
(↑詳あらすじ:途中までは読んでください^^;)


舞台はアメリカ南部。
現代(と言っても1990年頃)と、70年くらい前の想い出の物語。


・エヴリン~40才代の主婦              :キャシー・ベイツ 
・ニニー~80才代の老人ホーム入居者      :ジェシカ・タンディ
映画『ドライビング・ミス・デイジー』でも、個性的で魅力的な老婦人でした。好き☆



エヴリンが、ニニ―の想い出話を、何回か聞くようになるうちに
エヴリンの生き方に、変化が、起こります。
その前向きで、痛快な(!)様子も、見る甲斐がありますが
この作品は、噂には聞いた名画ですが、含むところ多い作品でした!!☆

冒頭は、沼に堕ちた自動車を、引き揚げるところから、始まります。
何やら、事件の臭いですョ。(>_<)

それはさておき、古びたカフェのそばを通って、エヴリンは夫とともに
親戚のいる老人ホームに向かい、そこで、たまたま、他人のニニ―と出逢います。

ニニーが、身内の昔語りを始め、聴き入るエヴリン。
それは、さっき通り過ぎた、廃墟になったカフェのオーナーである女性たちの、物語。
そこで、列車の風を感じたエヴリンに、ニニ―の話は、新たな風をインスパイアしていきます……
▼~▼ 結末はボカしたつもりで、内容にふれて雑感です。

▼▼▼

カフェのオーナー女性は、イジ―とルース。
イジ―は、型破りのおてんば娘。
ルースは、DV夫から逃げて、息子と暮らす。

この、イジ―のボーイッシュな態度と生き様が、とても魅力的☆
この男の子っぽさは、イジ―の“殻を破る“主張だったのかな~と思われます。

今でこそ、女子を縛るものは、少なくなっていますが
昔は、女であることの“しばり”が、少なくなかった……orz
ルースへのDVも、“妻は夫の所有=隷属“ということから、悪しきことと言う認識が低い……

同様に、ここアメリカ南部では、黒人への差別も、根強い。
(冒頭の“自動車の事件“も、そこに関わっていて、複雑で、面白い。)

1人の女性イジ―の、“型破り“は
当時、もっともらしい“善“とされていた悪習慣に対する、”抵抗“のようで
それは、ただ、破天荒なのではなくて
これこそが正しいと信じた、彼女の良心なんです。

そんなイジ―の話を聞いて、脱皮していくエヴリンの変化も、見どころなのですが
駐車場のエピソードが印象的です。

駐車場の空きスペースを、待っていたところを
若い女性に、先を越されてしまったエヴリン。
しかも、指摘したエヴリンに、嫌みまで……(>_<)

普段、怒りを抑えてきたエヴリンですが、そのときは
「トゥワンダ!」(←イジ―が言っていた、黒人の挨拶)と叫びながら
その娘たちの車に、何度も、ぶつけて、ボコボコにしてしまいました。

そこで、私の感じたものが、ありました。


目に見える“善行“~たとえば、法や慣習~に従っていれば、無難な善人でいられるけれど
そこには、本当はすべき善行がなされていない可能性もある、ということです。

イジ―が、列車の荷物を勝手に、“施し“をしたことは、”盗み”の罪ですが
ただ祈るだけで、“善行“をしないのに、善人の顔なんて、できるのかと……
(本当はダメですよ。ダメですけど、作品は問題を、提示してくれてます^^;)

車をわざとぶつけた、エヴリンの所業も、本当はダメですよ^^;
ダメですけど、怒りや私情を抑え、自分を抑えて生きることが、
果たして、生きる意味を成しているのか?との問題を、提示してくれたと感じますョ^^;
あるいは、ズルをしたり、嫌みを言うと、バチが当たりますよ、と
娘ッ子らには、教訓になったかも……^^;

そうして、自己啓発セミナーに通うよりも
ニニ―の話すイジ―の逸話から、一皮むけていく、エヴリン☆

たいていの話は、そこで、メデタシなんでしょうが、この作品は、もっと美味しい☆

引き上げられた自動車の件です。

車の持ち主は、ルースのDV夫です。
今度、DVしたら殺すゾ!とイジ―が、脅していたことが知れて、
イジ―が、殺人容疑者となってしまいます(>_<)

この真相は、自動車をぶつけたくらいの話では、ないのですが………
(↓ボカしてます)

もし、ソレが罪であるなら、その原因を作った人に、罪はないのか?
もし、ソレをかばうことが嘘というなら、人情や人間愛は、何のためにあるのか?

↑なんだかわからないと思いますが、未見の方は、お楽しみに☆

法や慣習で、善悪が決まっている世の中で
ときには、“ワルいこと“も、それなりの善行であることも事実です(キッパリ☆)
大きな声では言えないけれど^^;
ソレを、信念に従ってやってのけたのが、イジ―☆
(カッコイイゾ!と言うよ、私は)

そして、車はぶつけちゃったけど^^;、イジ―に共鳴されたエヴリンが
不遇なニニ―に、手を差し伸べるのは、善意の広がり☆
そこで、グッと、人が人を思いやる温かさが、広がる。


▼▼▼



ところで
カフェの自慢メニュー:フライド・グリーン・トマト。
青くさそうなトマトが、料理のマジックで、ビックリするほど美味しいのだそうです♪

青臭いのは、傷つきもがきながらも、少しでも良くあろうと生きている人間のことなのか…..
それでも、料理の(行動の)仕方によって、美味しい生き方が出来るということか……


それにつけても、完熟トマトのようなジェシカ・タンディ演じたニニ―が、スバラシイ!
観る人を、グッととらえて、離さない☆
あたかも、
  イジ―   のようにネ(^_-)-☆

PS:↓
たとえ、良いコトであっても、心にひっかかりがあればしたいのは、誰かに話すこと(告解・告白)かもしれません。
話すことで、荷を下ろしたのかな……と思いましたョ。












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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『永遠の0』★「必ず戻る」~永遠の約束~

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159874/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

原作未読ですが、原作の感動を、味わうことができました。
途中から、涙が、流れっぱなしでした。

それは、戦争=死=哀しみ、という構図だけではない
人を想い、命を想う、その気持ちが……そして
秘められたことを、今、新たに知った者の気持ちが、たまらなかった……

▼~▼内容にふれつつボカします。
▼▼▼

祖母の葬儀の日に、実の祖父のことを知った孫たちが
零戦で特攻死した、祖父・宮部のことを、知るために
戦友たちを、訪ね歩いていきます。

物語は、孫たちが、祖父のエピソードを聞く形で
当時と現代とが、交錯していきます。

生きることにこだわった祖父から、生き延びることだけ考えろ!という言葉に
強く導かれたおかげで、生きながらえたという部下の話を、まず聞きます。
その言葉のおかげで、娘を持つことができたと。

1度は、追い返されたヤクザの親分(=田中泯さん)からは、
非常に、熱い
命を張ったエピソードを、聞きました。
(この親分の刀には、あとで、また、泣かされます……)

命を懸ける場では、いわゆる、美しく清らかなとは違う、
また、単なる友情とも違う、熱い血の通った絆が、あるのだと思います。
1度は、嫉妬を含むマイナス感情から、
味方なのに、宮部を撃墜しようとした(!)彼ですが
宮部の真の姿に感じいり、自分が楯になろうとさえ、思うのです。
(回想を語るとはいえ、田中泯さんのスゴミには、いつも感動します。)

飛行訓練の教官だった宮部が、生徒をなかなか合格させず
戦地へ行かせないのも、涙ぐましいのですが
そんな宮部を、命がけで守ろうとした大石(=染谷将太さん)にも
頭が下がります。

戦局が悪化し、零戦が特攻化するにあたり
死ななくていい命が散っていくのを、どうにもできない宮部は、苦悩します。
彼らの死の上に、自分は生きながらえていることに……
自分が生き残ろうとすると
死にゆく彼らを、見殺しにしていると思うのです……

けれど、宮部とて、ただ死にたくない、というわけではありません。
自分の命は、妻子が、路頭に迷わないため。
でも、それがかなう戦局では、なかった……

ここでは、大本営がどうのということは、特に見せてはいないので
なぜ、日本が開戦に至ってしまったのか、という根本にはふれていません。
(戦い方の要領の悪さは、少し、見せる)

それが却って、理不尽な境遇におかれた人間が
誰かのために生きること、死ぬことの真摯な姿が
クローズアップされ、強く問いかけました。

やがて、孫たちの謎だった
“なぜ、そんな宮部が生き残ることをやめ、特攻したのか?”
そこに、迫っていきます。

宮部は……命を、助けるべき若い大石に、あげたのですよね……
このシーンのあとは、ずっと、涙こぼれていました….
(生き残った大石=染谷将太さんも、哀しみを引きずる感じが、とてもいいです。)

そして、宮部が、妻に約束したことが、涙を誘います。
彼は、「必ず戻る」と言いました。
どんな姿になっても、必ず戻ると…………

そうして、妻も、言うのです。
宮部は、還ってきてくれましたと………
ここは、もう、心の深いところの問題です。
宮部を慕い、敬愛した人たちが、
“宮部“の心を魂を、妻のもとに帰してくれた――――
としか言えません……

そういう時代を生き抜いた人たちの生き様を前にすると
私も(宮部の孫も?)、甘えた自分が、恥ずかしくなります……
今、生きている命を、しっかり生きるほかありません。
未来を、築いていかなければ…….

そんな想いがあふれたような、孫(三浦春馬さん)を包んでいく、怒涛のシーン。
そして、宮部の零戦が、孫に、将来を託すかのように、その場を飛んでいく……
それが、彼の最期の祈りであるかのように………
それが、「必ず戻る」と言った、約束の1つの形であるように……

▼▼▼


冒頭、祖母の死に際し、祖父(夏八木勲さん)が、崩れ泣くシーンの意味が
終盤に、しみじみと、わかります。

ラストの宮部(岡田准一さん)の表情と合わせて
エンドロールにも、涙が止まりませんでした…….


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『恋人たちの予感』★友情と愛情の“腐れ縁”に憧れる逸品☆





作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/3971/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
くわしいあらすじはココ




TVドラマ『独身貴族』で、
ノーラ・エフロン監督の映画『めぐり逢えたら』を話題にしていました。


本作は、そのノーラ・エフロン脚本です。
主演は、メグ・ライアン&ビリー・クリスタル(メリー&ハリー)
最初の出逢いから、約10年間の物語です。


邦題からは、恋人になりそうな予感のする男女が恋人になったョーという
シンプルな話なんだろう、との予感が、ありますが^^;
ノーラの手にかかった男女は、じっくり煮詰められるというか
うまく、煮っ転がされて、よ~く味のしみた、美味しい出来となっています☆

▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


約10年~と言っても、ダラダラ、続いていたわけでありません。

ここでは
~~男女は、友達でいられるか~~という問題提示もあって
逢っては離れ、離れては、また再会し……と言う感じで
“良く知った顔見知り”と言う関係で、10年過ぎていきます。

印象的なシーンです。

① :それぞれの悩みを話し合う

彼らには、それぞれに、パートナーがいて
その人と、うまくやっていきたいがために生じる悩みを
お互いに、慰め合うような関係に、なっていること。

―男女が友達でいられるかー
ディベート大会のお題のようなソレについては、私は、もうどうでもよくなっています^^;

悩みを打ち明けて、聞きあえる関係☆
コレ、最高!☆
恋人であっても、いえ、恋人だからこそ本音を言えないことは、実は、多々ある……
異性だから、行儀のいい自分を、見せたいんですね、きっと……

男のハリーは、メリーも含め、女性を友情では見られない旨を
早々に、カミングアウトしていますが^^;
“吐露“できる相手である二人の関係には、憧れます~♪

愛でも恋でも友情でも、なんと呼んでもいいから
私は、こういう関係の方が、一生に一人はいてほしいと思います。
(茶飲み友達可^^;)


② 一線を越える

やはり、男と女は、磁石のように正反対だからこそ、引きあうのか……?
と言う感じで
あるとき、一夜を共にしてしまいます。

始めから、恋人として始まっていたら、“幸せ“な経過なはずが
友達だか、くされ縁だかの関係では、なんとも、そのあとが気まずい……(>_<)

けれど、この気まずさが、“誠意“と”本気“の表れなんだと思います。

本音を語り合える2人は、心は、恋人以上に、十分つながっている。
それだけでも、十分、イイ関係☆
けれど、体の関係がプラスされて、もっと深い関係になるかと言えば
そうとも、限らない……

“体の関係”=恋愛であったとしても、友情の先に、存在するものでもない…

大好きな人に求めるものが愛ならば、それは、“体”のこともありそうですが
“体の関係“が、愛情を、錯覚させることもありそうです……

……↑観念的になってしまいそうですが^^; 男女の関係は、複雑でございますね。


③ ビリー・クリスタル☆

本作のメグ・ライアンは、本当に、キュートでかわいい♪
一方、ビリーのほうは、失礼ながら、イケメンの範疇に、入れてもらえてません(>_<)

私も、だいぶ前に観てから、記憶にも、残ってなかった^^;

けれど、ウン十年ぶりに観たら、
作品の10年間にも、思うところ、しみじみと同時に
ビリー、いいねェ~♪と思いました。

イケメンではないかもしれないけど(失礼!)、イケてますよ(*^_^*)
彼の演じたハリーとは、友達でいてほしいと思いました☆←イイ意味で^^;
心の横に、いて欲しい……
一緒に、いてほしい……照

友情だの恋愛だの、というのとは、別次元で
強い絆、バディ、相棒……
かゆいところに手が届きあう関係、とでもいうのが、イイなあ~と思います。


▼▼▼

世の中は、自分が求めても、相手にソノ気がなければ、空振りで^^;
なんとも、切ないもので、ございます……orz


彼らの10年越しの関係は、若いときには、恋愛ストーリーの1つ、と言う感じで
さらっと、楽しんだのだと思いますが……(記憶も、“あのテーブル”しかなかった^^;)

ウン十年経ってみると、しみじみと、ずっと、つながっていられるのって、いいなァと思います……

そんな“くされ縁”に憧れる、逸品ですネ☆













テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『東京公園』★確かな愛を求めて直視するwithカメラ(^_-)-☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/155989/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
↓あらすじは、特に、よ~くお読みおきくださいませ。
http://cinema.pia.co.jp/title/s-155989


原作    :小路幸也
監督(脚本):青山真治

カメラマン志望の学生・光司(三浦春馬)が
ある歯科医の猜疑心から、公園で散歩する、妻子の隠し撮りを依頼される―
……のですが、
それは、“直視する“という行為の、1つのポーズだったのかも……

それぞれに抱えるものがある、チラシの女性たちと
光司との関わり。
それ以外の人間関係も、何層もの喜怒哀楽の空気になって
光司を、包んでいく……

それは、あたかも、大きな”公園“で、憩いを求めながら
人々が出逢い、すれ違い、あるいは、語り合うような…………….
重くないのに、深みのある作品でした☆

この作品の印象を、一言で言うと
「人は、しっかりと愛情を感じていたいものなのかも……」



▼~▼内容に触れて雑感です。

▼▼▼▼


親や、妻や、恋人……そこには
光司も含め、愛する人を亡くした人たちが、いました。

彼らは、存在していた愛情を失っていましたが
声高に、喪失の哀しみを嘆く時期ではなく
次のステップに、つまり、新たな愛情を(無意識でも)求める過程のようでした。

…と言っても、割り切れないのも人間。
死んだ人も、すぐに成仏できるとは限らない。
死者とて、地上に愛を遺していくんだもの……
ゾンビでなくても、お化けとなって、彷徨うこともあるーー
(↑これが、染谷将太さんなのが、味があってイイ☆)


そして、光司の
友達:榮倉奈々&義姉:小西真奈美

彼女たちは、“昔からの関係”の延長で、光司と、戯れる楽しい関係を見せます。
始めはね……

けれど、心は裏腹。(←本人は気づかなくても)
“昔のままの関係“が、死者とは、そのままでいられないように
生きている人間でも、仕切り直しが、必要となっていくんですね……

そして、それは
その関係が、もっと確かな愛情を実感できるものでありたい、
と思う心が、弾みになっているように、思います。

友達:榮倉さんにしても、もう、友達のままでない光司でいてほしい。
義姉:小西さんにしても、もう、弟のままでない光司でいてほしい。

特に、印象的なのが、光司と姉が、キスを交わすまでに至る時間の長さでした。
この長さは、光司と姉の心の声を、観る人それぞれが、聞いてあげる時間なのでしょう……

そのことの前にも、いいシーンがありました。
母を見舞ったときの海岸で、カメラを忘れてきた光司が、(姉を含む)写真を撮れなかったとき
姉は、海を見ながら、涙をこぼします。

↓私の勝手な解釈で、違うかもしれませんが……^^;
光司への複雑な想いに苦しむ姉が、海を見ながら、不覚にも泣いてしまった…ということもあるでしょうが
カメラと言うアイテムからすると
カメラを忘れて、写真を撮れない光司は、姉には
自分を直視してくれない存在、ということだったと、思われます。

それまで、光司が、依頼された人妻の写真を隠し撮りするシーンでは
光司が、被写体を直視する眼差しを、
カメラと言うアイテムで、代弁していたから。
(↑個人的には、この、やり口がいいですねェ~^^;)


相手を直視すること=その人との関係を直視すること。
姉弟が接近しキスに至る、その長い時間は、直視の時間だったのかな……

でも
関係が開始されると同時に、壊れる関係もあるな……と
唇を重ねる姉弟を、案じましたが……….

むしろ、驚いたのは、実は
光司も、義姉さんへ、そんな思慕を抱いていたのか!ということのほう……

ともかく、この姉弟の関係は、
一つの区切りがついて、解決されたというか、
双方に気が済んだようで、破滅的なことにならない展開で良かった。(劇の範囲内では^^;)

光司と友達:榮倉さんのほうも、いい方向に向かい
始めの歯科医と人妻のほうも、円満ムードを見せてくれて
愛情が、1つ1つ固まったな……という終わり方が、良かった☆


▼▼▼▼

主役の光司だけでなく
1人1人について、深く、あれこれ、語りたくなるような作品でした。

カメラを通して、人を見る(見つめる)ということを、意識させるのも面白い。
凝視して、その瞬間をとらえるのは、抱擁にも似た愛情を感じます。
(キスするように撮る、と言うのもありましたネ)


ちなみに
今度は愛妻家』でも、カメラマンの夫から妻への愛情に
カメラが、一役買っていました。
見つめる行為には、愛情を感じますね。(*^_^*)















テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『武士の献立』★夫をウマ~く料理した姉さん女房の赤い糸☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161720/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

『武士の家計簿』も、加賀藩を舞台に、
史実に基づいた“そろばん侍”を見せてくれましたが
同じく加賀藩で、“包丁侍”を、見せてくれました。


お役目の料理が不得意(というか不本意)な、跡取り息子(安信)が
料理上手な姉さん女房(春)から、料理を教わるだけでなく
食えない男になりそうだった夫を、嫁がナニカと、うまく料理して
お家も万々歳☆と言う、なかなか、いい味わいの作品でした☆
(最後は、ちょっと、塩味が効く(*^_^*))

▼~▼ 内容にふれて雑感です。
▼▼▼

1、ダンナ様と言う存在

料理上手の妻が、お城の料理係になったら、てっとり早いのだけど
お役目は、武士の仕事。
「夫を一人前の包丁侍にする」のが妻の役目。

で、この夫。
始めは、ちょっと、青侍なんですよ……。
料理を、武士の役目としての誇りを持っていないから、ダレてます……

父からは、役目をもって、殿様への忠義を尽くすことが、武士だと諭され
母からは、がんばらねば!と励まされ……
実は、勝負に負けたから、妻に料理を教わっている、安信。

家を背負っている自覚が、足りない感じのダンナ様なんです。
お役目につけない、母や妻から、尻を叩かれ(うまく操縦されて?)
なんとか、やってる感じ。(←コレ、現代のご家庭にもありそう……)

そして、
“加賀騒動“にも巻き込まれる、安信>_<)

安信は、包丁でなく、正義の刃を奮いたいと、
クーデターの一派と合流するつもりでした。
でも、しくじれば、家は潰れます……
ここでも、姉さん女房・春が、機転を利かして、難を逃れます。
なのに、安信は、逆恨みして、春を成敗!しようとさえ……
……世話の焼けるダンナ様です。

でも、“青侍”と思っていた安信にも、事情はありました。


2、想い人のこと

実は、安信は次男でした。
2年前に、兄が亡くなり、急きょ、跡取りになってしまったのです。

好き合っていた人も、いました。
そのために、包丁でなく、剣の腕を磨いてきた経緯もあり。
けれど、成行き上、好きな人は、親友の妻に……orz

そんなところに、春が嫁いできたわけで
(料理の)勝負に自分が勝ったら、離縁だ!などと、春に言えたのも
ただ、わがままだったわけではないんだな……と思いました。

そして、そんな事情を、段々に知った春が
甲斐甲斐しい分だけ、不憫に思えてきます。
けっこう、安信は、春に、そっけなかったので……


3、饗応料理☆

目に美味しいのは、料理の数々。
作る途中の、トントンと刻む音も
コトコト茹でる音も、温かい湯気も、美味しさを誘います。

そして、政治上外交上、加賀藩には、大切な☆饗応料理☆
何膳も、ところ狭しと、並べられる料理の数々……
そして、安信による、勇壮華麗なる、式包丁の作法。

おお!安信さん!ついに、包丁侍の大役を務めるまでに、なりましたな~
めでたしめでたし♪
……と思うのですが、
そのあと、この夫婦が、試されるかの如き展開が……(>_<)


4.夫婦のこと

顔も知らない同士で結婚して
料理を通して、つながっていった二人のようでした。
しかし、夫婦と言っても、それぞれです……

つながるって、どういうことを言うのでしょう……

つながっていないようで、つながっていて
つながっていたようで、別れていくこともあります……orz
真心を込めても、受け取ってくれるとは限らないし
努力が実を結ぶとは、限りません……orz    (お幸せですか?)

春は、夫を一人前の包丁侍にさせる――という目標を、
“赤い糸”に結んでいたと思う。

不遜な言い方かもしれませんが^^;、
奥様は、ダンナ様を、自分がナントカして、いい方向に向くようにするんだ!
と思い、それが、愛情だと信じ、尽くしていると思うのです。
だから、ダンナ様には、時に、
それが生意気に思えたり、大きなお世話に思ったりすると思います。
けれど、テキパキとヤリ手の奥様のほうがうまくいく、
と某熟年ダンナ様は、仰ってたナ~^^;

そして、青かった(失礼!)ダンナ様も、
心底、この妻がいなければダメだ!と思ってくれるときが来る!
赤い糸が、たぐり寄せたような、二人のシーン……
↑この辺は、普通に感動的なのですが
私は、色々、思ってしまって……涙、出ましたョ……(T_T)


▼▼▼

今年は、和食が、無形文化遺産登録されたとのこと。
何膳もの饗応料理と、その裏の 夫婦のかくし味☆
味わってみては、いかがでしょう♪



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ゼロ・グラビティ』★今を生きることの“重み”(重力?^^;)

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163076/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

サンドラ・ブロック(=ライアン)が、
宇宙空間に、放り出されてしまった予告編。
そのあとどうなるのか、とても気になり、鑑賞を楽しみにしていました☆
これは、劇場(3D)が、必須でしょう(*^_^*)

宇宙体感型のサバイバルストーリーですが
これは………“今を生きる物語”だと思いました。
途中、目頭が、熱くなった……

宇宙には、酸素がないー
宇宙では、生物は生きられないー
そんなテロップで、始まった……

▼~▼内容にふれています。
▼▼▼

1、前半の窮地

フワフワ浮いた、ジョージ・クルーニー(=マーク)が、静かに接近して
自分も、宇宙空間のそこにいるかのよう!

まずは、穏やかなBGMで、和やかに作業していると
衛星の破片が飛んでくる!と、ヒューストンから、連絡が入る。

ベテラン飛行士のマークが、すぐに、作業中止を言うが
ライアンは、ちょっと遅れる。(←ココが運命の分かれ道か?)

やがて、静かに、次々と、何かが飛んでくる!
ぶつかっても、スローモーショナルに、すごいことが起こる!(宇宙船大破…)

速いのは、ライアンの呼吸と心拍。
ハァハァしたら、酸素が、早くなくなってしまう(>_<)
見ているほうも、息苦しくなる。

宇宙空間に浮遊するライアンを、外から見るだけでなく
ライアンの目になって、グルグル回りながら、目標物を捜す……
なんとかしなきゃ!(>_<) ライアンの気持ちになる。

ほどなくして、ライアンは、マークに捕まえてもらいます。(↑の困難は序の口)

この、マークが、とてもいいんですよ。すごく頼もしい☆
ジョージ・クルーニーの柔らかさが、とても、魅力的☆
困ったときには、この“お茶目な柔らかさ“が、冷静な強さを、くれる感じなんです。

二人は、ロシアや中国の宇宙船を頼りに、地球への帰還を試みますが
「諦めることを学べ」
マークは、共倒れになることを恐れ、ライアン1人を、生還させる道を選ぶ……
「ガンジス河の日の出が美しい…」などと言いながら、去っていく……orz

地球は、すぐそこにあるのに……orz


2.ライアンの過去

そうこうして、ロシア船に乗り込み
地球に還る道を、必死で探すライアンですが
なんと、燃料切れ……orz

交信を試みるも、地上の一般人とつながり、犬や赤ちゃんの声が懐かしい……

「諦めることを学べ」なのか
ライアンは、地上の音を聞きながら、死ぬのを待つことにする。

その前に、マークに、死んだ娘のことを話していた、ライアン。
死ぬことは、娘に逢いにいくことであるなら、そんな終わり方もいいかな……
とも、思えてくる。

子供を失くしたあとのライアンの人生は
どこか、放心状態のまま、運転するような日々を、過ごしていたのかもしれない。
それが、
哀しみの地球を離れ、宇宙で仕事することで、
救いを得ていたのかなとも思える……

でも、ここで死んでいいのか!と思っていると
“奇想天外”が、起こる。
しかも、この“奇想天外“が、都合のよい”奇跡“ではなかったのがイイ☆

それが、ライアンの“意識”の中のことであっても、
ライアンは“独り“ではないのだ、と思わせてくれる。
娘のことも、そう。
気がかりなこととともに、娘は、心の中にいる。

そのあとのライアンが、さらに、パワーアップして
生還劇を、まっとうしてくれる!!\(^o^)/
地球への旅を楽しめ!(byマーク)

3.ゼロでない重力☆

邦題の「無重力」は、
宇宙空間への興味をいざなってくれて、これはこれでいいタイトルです。

一方、原題は「重力」。真逆です^^;

宇宙でのフワフワした世界からの、命がけの帰還は
水中に突入しても、続きました。
溺れそうになり、
なかなか空気が吸えないライアンの苦しさを、まだ共有……(>_<)

やっと、水から出て、陸に上がるライアン。
ただでさえ重く感じる体に、のしかかる重力。
踏みしめる足が、少し、よろけながらも、歩き出す……

↑ココですよ!
“生物は生きられない“宇宙で、四苦八苦して、
生還できた命の”重み”が、その一歩に、ありました!


▼▼▼

フワフワした宇宙での、命がけの体感を
ドキドキ楽しみながらも
生きることの重さを、ズシッと感じたラストシーンには
心打たれるものが、ありました☆

サンドラとジョージ:2人のアラフィーが輝いているのも、
個人的に嬉しい^^;


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テーマ : 洋画
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映画『大統領の料理人』★“おふくろの味“を全力で美味しく(^_-)-☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/162735/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


フランス:ミッテラン元大統領のプライベートシェフとして、
女性初の料理人になった女性の実話が、ベースだそうです。

主演のカトリーヌ・フロの笑顔がステキだったので、楽しみにしていました☆

冒頭シーンは、南極。
2年間の大統領シェフのあと、
南極で、料理人をしている女性:オルタンスを、
しつこく追う、取材クルーたち。(>_<)

取材したい彼らの好奇心の中身を見るように
オルタンスが、エリゼ宮に、初めて呼ばれた日へと、戻りました……


▼以下、雑感です。

▼▼▼

なんでも、初めてのことは、ご苦労様なことです。

特に、初の女性〇〇というときは、たいてい、そこにいる男性が
スカートのすそを踏むことを、覚悟しますよね……orz

そうでなくても、新しいことをしようとすると
良かれと思っても、妨害はあります。(ストレスたまりますね(>_<))


大統領は、“おふくろの味“を所望していたので、
オルタンスは、その期待にこたえようと 奮闘します。


映画『レミーのおいしいレストラン』も、舞台はフランスで
“おふくろの味“ラタトュイユでイチコロ、というエピソードがありました。

日本だと、肉じゃが・ひじきの五目煮など、しょう油系煮物でしょうか。

大人になって、高級な美味しいものを食しても
ふと、食べたいナ~と思うのは、昔懐かしい“おふくろの味”なんでしょうね。
味もですが、心が還るというか、心がホッとなりますよね。

オルタンスが、イジメられてることを、心配しながら
大統領も、自分の立場が、キツイようなことを言っていました。
そんなときには、“おふくろの味“が、最高に”ファイト一発!“な元気の素だったのでしょうね(*^_^*)


~~

「〇〇産ナントカの〇〇風〇〇添え」
このメニューの出来上がりは、こんなに美味しそう☆
という、数々の料理のデキばえを見るのも、目に美味しい。


けれど
時間ギリギリでに、オーダーが来て、最高のものを作ろうとするのは、大変です。
映画『ディナー・ラッシュ』でも、厨房は戦場のようでした。

(オルタンスの助手は、始めは1人だったし…)


それだけでなく
メニューのカロリーに、栄養士が口出しし
食材の予算オーバーにも、クレームが……orz

(私の母いわく、カロリー考えてたら美味しいものは食べられないわよ)
(私の曾祖母いわく、カロリー制限されるくらいなら死んだほうがまし←糖尿病を指摘されたとき)


なんでもそうですが
最高のモノを作ろうとすると、“妥協“できなくなりますよね。
でも、妥協しないと、テキを作ってしまいます……orz
かといって、妥協すると、自分が、いたたまれなくなってしまいます……orz


これでは
クリエイティブな料理人ではなくて、“料理を出す係“と言う感じです…


彼女は、2年間でボロボロになった、と言い
これまた、男性ばかりの、南極の料理人になったのでした。
給与は、良かったらしい^^;

~~

展開は、特別な起伏には、富んでいないかもしれません。


けれど
エリゼ宮での、大統領との語らいや
南極での、好意的な男性たちとのシーンなどで
オルタンスの人となりが、よく表されて
飽きることなく、見入りました。


一人の人間の一生は、特別な境遇であっても
ことさらに、ドラマチックというわけでもなく
ただ過ぎていく、というものかもしれないので、
無理に作り上げずに
“見せて”くれるだけで、心に入ってくるものは、ありました。


………と思ったら、終わり方が、とてもイイ☆

大統領と南極の料理人を経験し、そこそこ、お金も貯まったという彼女が
これからは、心機一転、ニュージーランドで、
自分の理想とする料理人生活を始めよう!という、前向きビジョンで終わったこと☆


▼▼▼


“大統領の料理人“を仰せつかりました、というのは、名誉なことですが
シンデレラ的サクセスストーリーに終わらせず
それも、1つの通過点として、
常に、理想を求めて、次に進もう!としている姿は
とても、力強く、共感できるものでした!(*^_^*)


主演のカトリーヌ・フロの“しなやかな強さ”が心地よい、作品でした☆



PS:子供たちが帰省する前に、私も、“おふくろの味“を、チョット、磨いておくかと思ったり(*^_^*)
















テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『利休にたずねよ』★趣ある情景と妻の心の“余白“


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161115/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


第37回モントリオール国際映画祭の最優秀芸術貢献賞を受賞した
と聞いたときから楽しみにしていました☆
予告の映像を見る限り、繊細で美しい絵を描いているようでした。
恐らく、その映像美と演出が評価されたのかな、と思われます。

そもそも、千利休を、文芸で扱うことが、とても勇気のいることだと思います。
茶人の1人として、年表にしただけでは、ダメですもんね……

この作品は、美を追求した利休を、魅せようとしていたようで
随所に、日本人の感性に響く、絵のようなシーンがあり、
目を楽しませてくれました。

そして、大胆な想像として、利休が若い頃に、高麗(朝鮮)の女性と出逢い
それが、利休の永遠の美の礎となっている――ということがありました。
(その想像をどう受け止めるかは、人それぞれか……)

切腹の当日から、ドラマは始まり、回顧します……

▼以下、内容にふれて、雑感です。
▼▼

1、簡素なお茶室のこと

利休さんの簡素なお茶室は、
高麗女性と逃げ隠れた漁師の小屋を模倣した?ようでした。

よそのお茶室も、建物としたら、
パッと見、狭い小屋と言う感じで、粗末に見えますよね(汗)。

けれど、作法に従って、そこで、お茶をご一緒する段となると
それが、粗末な小屋では、なくなる……

某お家元のお言葉をお借りすると
特別な作法やしきたりは、普段、していないことであれば
そこで、日常から切り離された世界に、自分をおくことができるとーー
(気分転換のような)

一期一会と言いますが
その、小屋のような特別な空間で、ご一緒した人と、時間を共有することは
なんだか、楽しいですよね……(*^_^*)
そうすると、外からは、粗末な小屋に思っていたその建物が、あばら屋でなくて
いい時間を過ごした、特別の場所になるんですよね☆
(茶室に限りませんよね)

心地よい気持ちで、そこにいると、花一輪でも、十分美しいし
花びら一ひらでも、美しい……

2、若い利休

前半は、海老蔵さんの、歌舞伎で仕込まれた風格で
完成された利休を、見せています。
それは、それなりに、端正な利休像でいいと思います。

が、若い頃の放蕩っぽい利休ですね。
本当かどうかはわかりませんが、これも、海老蔵さんで、合ってましたね^^;

そして、高麗女性のことで、迷惑をかけたと師匠にわびるシーン。

これは、実父・市川團十郎さんが、師匠役だったのが、感慨深いです。
実生活で、海老蔵さんが、事件に関わったときに
父・團十郎さんが、表に出て、謝罪していましたね。
幾つになっても、親は子供を案じてかばって、ありがたいことです……

最初で最後の共演。
息子主演の作品に出演できて、團十郎さんには、良かったですね、と思います。
その点でも、この作品は、観たいと思っていました。

3、妻の気持ち

もしかしたら、この作品の重要な部分は、妻の“心持ち”なのかもしれません。

利休切腹のとき、妻は、利休に“想い人“がいたのではないか?とたずね
そこから、利休の回想が、始まりました。

そして、利休は、高麗女性との心中で死にきれなかった命が
今、自死することで、やっと彼女のそばに行かれる、
とさえ思っているフシがありました。

そんな利休の亡きがらを、抱きしめるように、着物をかぶせる妻。
利休の懐から、そっと、想い人の想い出の品(ツボ)を、取り出す。
ずっと、その女性を抱くが如く、夫が、懐にしまっていたツボ。
涙でふるえながら、妻は、そのツボを叩き壊そうとする!

……けれど、壊さなかった。
何度も、振り上げては、叩き壊そうとしましたが、壊すことはできなかった……

たとえ、ツボを壊しても、利休の想いまで、壊せないし
利休亡きあとは、大切な遺品でもある。
それに、どんな想い出や過去であっても、
死しては、すべてが、その人の生きた証であり、想い出であり、形見ですよね……

生前に、利休の想い人について、妻は、知りたかったかもしれない。けれど
詳しく知らなくて、良かったと思う。

知らなくていいこと。知らないほうがいいこと
むしろ、知ってはいけないことーー

それらは、きっと、人生にとっては、空白かもしれないけれど
言い方を変えれば、自分の“余白“――

ワビさび・簡素ではありませんが
そんな余白があって、いいと思いました。
そのほうが、心が、端然と(美しく)いられそうですもん……

▼▼

貴重な小道具の数々に、
水に映る絵のような月、ムクゲ一輪…

趣ある情景を楽しむ価値ある作品ですが
欲を言えば、もっと
美の内面へ鬼気迫る演出でも良かったですよ、私は…^^;
(生意気言ってたらゴメンナサイネ)

お茶室でなくても、お茶の時間は
お茶と、ホッとする時間を楽しみたいナ、と思いましたネ☆

PS:想い人のエピソードは、どうなんでしょうね……(汗)




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『劇場版SPEC~結(クローズ)~爻(コウ)ノ篇』★“雑の談“高まる!\(^o^)/

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/162279/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

ちなみに↓
Spec零(ドラマ)  http://www.tbs.co.jp/spec2010/

Spec (映画) http://www.spec-movie.jp/index.html
(SPECは特殊能力の意)


はじめは、警視庁公安~というので、いわゆる刑事モノかと思って
ドラマを見たのが、始まりです。
違和感ありましたね~初めは(笑)。

けれど、当麻と瀬文の、それぞれのドSキャラクターとコンビが、魅力的でした☆

多分、マニアの方は、それぞれに、お楽しみだと思いますので
私が、『SPEC』の好きなところを、つらつらと……

▼▼▼

1、瀬文!  ←加瀬亮さんが、とても、良かった☆


―誤射していないのに、自分の撃った弾丸で、部下を、死なせてしまった瀬文―

↑ソレを、業として背負っての登場が、影を落とし
ドS以上に、ストイックな風情が、たまらない!(>_<)

♪命捨てます、惜しくない~

瀬文も、SPECホルダーなんじゃないかと思わせるほど
ボコボコになっても、くじけることにない
不屈の刑事魂と、不死身の心頭滅却☆

SPECなくても、人の強さの底力を、存分に見せてくれました☆

2、当麻☆ ←戸田恵梨香さんの強さと可笑しさが絶妙♪(^_-)-☆

左手のケガが、なかなか治らないね~と思っていたら
そこに、重要なコトが、隠されていました……
左手の事件は、切なかった……orz

そして、ニノマエとのこと。

時間を止めてしまう、ニノマエという、やっかいな存在が、実は、気になっていました^^;
心から笑えなくなったというニノマエが
当麻との間に、何があったのか?
そこに、引きずられて、観ていました。

だから、ニノマエが真実を知ることができたのは、良かったと思いましたが
解決し過ぎても、面白くないからか
そのあとも、“ニノマエ“の二の舞?みたいな者に、引っ張られて観ました^^;


3、刑事魂

この物語は、SPECを持つ“フシギちゃんたちのお騒がせ“なんですが
一方、刑事モノでも、あるのですよ。
治安を脅かす存在=犯人は誰なのか、を突き止める……

失笑・冷笑ありのシーンが、てんこ盛りではありますが(汗)
ゴリさんこと野々村係長(=竜雷太さん)の存在は、〆てくれてました。

「心臓が息の根を止めるまで、真実を求めてひた走れ!それが刑事だ」
この野々村係長の言葉は、名言でしょう?

瀬文と当麻も、漫才コンビではなくて
刑事バディとして、ひた走りましたよ。

そして、~結(クローズ)~漸(ゼン)ノ篇 
無くても良かったのではないか…との声もありますが(汗)
私は、アレは、野々村係長のための一篇ではないかと思っています。
彼の棺のようなもの。

4、ラストの哲学 ←ツツけば、マニアックに盛り上がれそう(*^_^*)
 
そんな刑事魂は、
ラストシーンの瀬文と当麻でも、見せてくれたと思います。

悪霊を必死で、封じ込めようとする当麻が
自分を撃て!と瀬文に言う。
その逆のようなシーンも、ありましたね。
二人は、お互いに、自分を撃つ相手は、この人しかいないと託している。

男女のペアなので、つい、恋愛感情か?などと
安っぽい恋愛モノにしては、いけません!(キッパリ☆)
この2人の、今までのボケ・ツッコミを見たら、
“恋愛“でまとめるわけには、いかないでしょう(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

瀬文に撃たれた当麻が、“無間”をさまよう
哲学的かつ、なんとも言えないシーンのあとで
漂う当麻の腕を、しっかりとつかんだのは、傷ついた瀬文☆

時空を超えた、二人の絆の強さは
確かに“愛“だと言えるし、
”結”びつけたのは、“刑事魂”だと感じました!


ちなみに、
死しても、明らかな死を迎えていないような当麻は
生きたまま極楽浄土に行ったという、中将姫伝説と関係あるのでしょうか……?
(中将姫は、当麻寺で尼になる)




▼▼▼

TVでも、映画でも、狐につままれるようなシーンや
目が点になるシーンも、多々、ありましたが^^;
この2人のいる、この違和感たっぷりのドラマが、好きでした☆
バカバカしくても、好きでした……^^;

「刑事をなめンナ!」
瀬文刑事のスピンオフがあれば、観たいです!
高まるゥ~(*^_^*)















テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『47RONIN』★忠臣蔵をこんな風にしました(>_<)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/156344/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
忠臣蔵のあらすじ→ココ



忠臣蔵がベースです。
基本~赤穂藩浅野家の浪士47士が、主君の無念をはらすため、吉良を討ち取る~
この基本は守りながら、あとは、大幅にデフォルメしてあります。

忠臣蔵ファンの方には、「ナンじゃこら~(>_<)」と思われることでしょう……(―_―)!!

▼以下、雑談です。(ツッコミ含む^^;)

▼▼▼

“誰も見た事の無い“映画ということなので……

将軍:徳川綱吉の治世ですが
イノシシの親玉のようなクリーチャ―を、浅野家のみなさんが、見せ場として退治します。
たぶん、生類憐みの令はないのでしょう。

それより
将軍が、フォーマルな姿に、助六のような、下駄を履いていた!!(>_<)

……そんな細かいことは、ともかく
忠義のために、命もいとわない武士の姿を、描きたかったという趣旨だそうなので
それに免じて、お楽しみくださいませ。

“浅野と吉良“がらみの、“復讐とチャンバラ”ということならば
雷蔵サマの『薄桜記』のほうが、美学を、極めてたナ~
(比べてはいけないか…)
この製作者の方々にも、未見なら『薄桜記』おススめ(*^_^*)


~~~
キャストは豪華です♪

・キアヌ・リーブス
:剣を構えた姿は、カッコ良い☆
 雰囲気としては、ジェダイマスターも、いけそうな風格あり。

・真田広之=大石内蔵助
:浅野家家臣が、赤備えなのは、“真田“さんと真田幸村さんをかけたのでしょうか?^^;

・浅野忠信=吉良上野介
:浅野なのに、吉良を演ずると言う……^^;(それだけ)

・柴崎コウ&田中泯(=浅野家)
:柴崎さんは花を添えています♪
存在感としては、父・浅野役の田中泯さんがイイ☆
田中泯さんは、居るだけで、シーンに厚みが出るので、好きです。


・菊池凜子
:当初、予告編から違和感のあったクリーチャ―。
菊池さんは、変化する化け女です^^;
けれど、菊池さんの、妖しく怖ろしげな感じは、合ってる。

菊池さんの、このムードを、ほかでも見てみたいです^^;
たとえば
好きな男のためなら、けなげなまでに、悪行もいとわず、尽くす女
そのくせ、自分の強すぎる愛で、その男さえ、地獄に落とすような女……
愛しすぎるがゆえに、愛では、決して幸せになれない女……
どうです?^^;

・赤西仁=大石主税
:あまり、出番は、なかったかもしれません……
  最後、切腹のシーンですが、なんと!将軍が、やめさせます。
切腹させないのは、一人前扱いしてもらってない!?
いやいや、やはり、若者の自死は、しのびないでしょう。
 製作者の願望でしょうか(*^_^*)


▼▼▼

チャンバラ、腹切り、連署血判…

これを機に、本当の「忠臣蔵」(と言っても各種あり)は、どうだったっけ……と
色々、観てみるのも、いいかもです。














テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『スティーブ・ジョブズ』★私の見たいものはまずまず見せてくれた“偉人伝“


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/162850/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
一生は、むしろ、ココを参照してください。






アップル社の創設者ということは、かなり、あとになって知りました。
亡くなる前後に、ドキュメンタリーを見て、あらましを知りました。

あらましは、養父母に育てられ(←示唆的)
大学を中退し、自宅のガレージで会社を始め
成功を収めるも、会社を追われ、再び返り咲けた……←ここまで。

そんなあらましだけで、済むと言えば済むのですが^^;
主演のアシュトン・カッチャーが、どんなジョブズを見せてくれるのかに、期待していました☆

色々と詳しい方は、ここの部分を見たかった!(例:ピクサーのCEOとしてのジョブズ)など
ご不満もあるかと思いますが
私の見たいものは、まずまず、見せてくれたと思います。


▼以下、雑感です。


▼▼▼▼

1、始まり

成功者の話で、観たい部分は、当然のことですが
“始まり”の部分です。

今は、大成功をおさめ、大会社になっていても
始まりが、自営の小売店からと言う例も、よく聞きます。

始めは、ホソボソと夫婦二人で忙しくやっていて、繁盛したので、人を雇い始めた……
そんなのが、好きなんです(*^_^*)
スティーブは、自宅のガレージですよ!
始めは、そんなもんなんだな~とうなづけるのが、嬉しい。(*^_^*)

と言うのは、(私もかもしれませんが)
今、成功している人や会社を見ると、始めから、そうだったんじゃないかと思ってしまうフシがあるからです。
そこの会社に入って、上を目指してがんばろう、と意欲を持って入社すると思いますが
安定が出来上がったところに入って、上をめざすエネルギーは
無から作り上げて、上まで行ったエネルギーには、はるか及ばないと思うのです。

もちろん、入社したらそれなりに、大変なことはありますが
ゼロからの立ち上げには、やはり、夢だけではない苦労は、あるはずですよね……
始めから、成功者ではない――
積み上げなきゃ、高くはならない……


2、自分の会社をクビになる(>_<)

コレは、本人は納得いかないと思いますが
似た光景は、たまに見ます……

自分で作った組織が大きくなると、自分のものではなくなってしまう。
すると、自分のやり方が通らなくなり、自分の会社の異物となってしまう……orz

やはり、組織となると、有機的結合をバラすような人がいると、ダメですよね……
ワンマン社長の挫折……ということになるのですが……

彼は、そのあと、新しい家族を持ち、畑仕事をしているシーンがありました。

これは、むしろ、彼には良かったんじゃないか、と思わせるシーンでした☆
起業もしていたらしいので、家でブラブラしてたわけでもなく
私生活も充実していた、ということですね。

個人的には、畑仕事は、良かったと思いますよ。
コンピューターとは、“畑“の違う分野でしょ?
違うことをすると、気分も変わるし、考え方も広がりそうですもん。
収穫できるのは、成果の手応えを感じられて、楽しいし♪
(人参を引っこ抜いてるシーンに、手応え感じましたよ(*^_^*))


クビは、良いことではありませんが、むしろ、クビになったことが
良い方向に、向かっていたようにも、感じられます。

人生、いいことばかりではない、と言いますが
かといって、ガクっとくる出来事にも、参ってしまいますよね……
けれど、それが、必す悪いコト、というわけでもないんだという希望は、嬉しいです☆


3、アシュトン・カッチャー☆.

ジョブズ氏と、見た目そっくりにするのは、メイクでなんとかなるとしても
歩き方が
ドキュメンタリーで観た、ジョブズ氏の歩き方に、そっくり!

私は、その“歩き”についていった、と言う感じです。
ジョブズ氏の人生の一部を見ているんだ~と言う気持ちで、観ることができました。

ジョブズ氏の人生の一部しか、見せていない作品かもしれませんが
アシュトンには、代表作になったように思います。

イケ面のアシュトンもいいけれど、芸域を広げて、色々な役に期待したいです☆


▼▼▼▼


56歳で、この世を去ったのは、若すぎますね。
やりたいことが、たくさん、あったと思います。

やりたいことと言うのは
その情熱で進むのも、必要なことですが、下手すると
大切なものを失ったり、壊したりすることもあって
それに気づかないまま、空回り的に、進んでいることもありそうです……

けれど、
時を経たり、挫折したり……それまでと違うところに、自分が置かれると
やりたいことの成し遂げ方が、変わるように思います。
懲りると言いましょうか……^^;

そういう意味では、一度、地獄?を見たようなジョブズ氏には
怖いモノなしで、“やりたいこと“を、うまくやりこなせそうな、いいステップにいたと思うのです。
だからこそ、余計に
なんで、こんな若く、逝ってしまったのか…….
というのが、とてもとても、残念に思えますね……合掌。














テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『REDリターンズ』★B・ウィリスのアクションが嬉しい~楽隠居はさせないゾと^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/157966/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


引退したスパイの活躍『RED/レッド』の続編。



多分、観る方は観る、と思います(*^_^*)


年季の入った、人生の経験者たち(←豪華キャスト)が
ド派手に、暴れまくってくれるのですもの☆
日ごろのウップンを晴らすには、絶好です(*^_^*)

ブルース・ウィリスが主演を張って、アクションしてくれるのが、何よりも嬉しい(*^_^*)

▼以下、雑談となります^^;


▼▼

ブルース・ウィリス主演でアクションを見たい!というファンの
欲望をかなえてくれた前作☆
また観たい!とのラブコールは、あったでしょう♪
そう、簡単に楽隠居はさせないゾ、というのは、ジョン・マルコビッチも同じ^^;

ジョン・マルコヴィッチ(=マーヴィン)が
「しばらく人を殺してないだろう?」と、悪友らしく
ブルースをそそのかすのも、悪い冗談として、イイ☆

今回は、二人がからんだ過去の案件がらみで、命が狙われてしまいます。
応戦しつつ、真相をつかむうちに
核爆弾がらみとなり(~よくある設定でもOK)
レクター博士……ではなく、アンソニー・ホプキンス(=博士)に突き当たります。

ホプキンス博士は、哀しい事情があるとはいえ
ここでも、マッドな危険人物です。
ホプキンスは、悪役でも、品格も存在感もあるから
敵に不足なし☆

キャサリン・ゼタ=ジョーンズもいますが、ちなみに、まだ彼女は
“引退“組ではありませんョ^^;

そして、イ・ビョンホン。
欧米から見て、異国ムードを出せて、筋肉+++の人というと、彼なんでしょうか。
GIジョー』シリーズでも、お見かけしました。
確かに、彼の筋肉は、スゴイ……

そんなこんなで、今回は、ヘレン・ミレンの出番は少ないのかな……と心配…
前作では、スナイパー:ヘレンが、ガンガン撃つのが、とてもカッコよかったので
見どころを、待っていたのですが……

イ・ビョンホンが運転する車の、助手席に乗ったヘレン☆
「見せ場よ!」と、両手を広げた2丁拳銃で、バンバンやってくれました!!!\(^o^)/
見せ場、待ってましたぁ~!(*^_^*)


▼▼


重厚な演技を見せられる名優たちだからこそ
シンプルなシーンも、ゴージャスに、ピシッと決まる☆


ブルース・ウイリスには、まだまだ、アクション看板俳優でいてほしい☆
この続きも、まだまだ観たい(*^_^*)
『RED/ビヨンド』
『RED/フルスロットル』……なんでもいいから、観た~い!



………ちょっと戻った、『RED/ビギニング』でもOK……^^;














テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『キャプテン・フィリップス』★恐怖体験だけでない船長の涙に思うこと

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159925/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

200 9年に、ソマリアの海賊に襲われた船長の"実話"ということで
気になっていました。

ソマリア沖の海賊問題は、かなり深刻とは聞いていましたが
海賊と言われても
遠くの海のことで、あまりピンと来ていませんでして……( >_< )

身代金のため、海賊の人質になった船長の4日間の救出劇になりますが、
トム・ハンクス主演というのが、生かされたドラマでした☆
そこには、船長の恐怖体験だけではない
感情にうったえるものが、あったから。

▼以下、内容に触れて雑感です。

▼▼ ▼

海賊の人質として、海賊とともに
狭い救助船に乗り込んだ船長と、海賊たちとの距離の近さが
船長の目線を通して、海賊たちへも、感情移入したようです。

ソマリア人が、なぜ、海賊行為をしているのか?
まずは、そこから見せてくれたのが、良かったです。

彼らは、漁が出来なくなった、元漁師だと言う。
「漁ができないなら、海賊でない選択肢があるだろう」
と船長に言われた海賊のリーダーが
「アメリカならな」と言うシーン。

国の体をなさないソマリアの彼らには、選択肢などなく
ボスの命令下で、海賊行為をして生きるほか、なさそうです。

この、海賊のリーダーが、とても印象に残りました。
やせ細った体に、ギラギラした目。
命がけで海賊行為をやっている緊張感が、そこここに、ハンパじゃない!

そして、これはビジネスだという彼は、
無駄に傷つけ合いたくないと思っている。
人質交換で、大金を得るのが、彼らの仕事(ノルマ)。
交渉が終われば、人質の船長を、帰すつもりでいる。
テロリストや人殺しではないつもりなのです。

けれど、事態がこじれて、緊迫してくれば、パニくる。
手にした銃は、撃ちなれている。
船長の額に突きつけ、殺すゾ!と早口で脅されたら、もうダメかと思う……

そこで言った船長の言葉が、良かった。
「( そんなことしたら)君は漁師なんかじゃない」
人を殺すことをいとわないなら、もはや漁師ではなく、
殺人者・犯罪者・テロリストだと……

それを聞いて、脅すのをやめた海賊も、良かった。
自分たちはアルカイダではない、と言っていた彼らには
それが、“自分は漁師“だという誇りに、響いたのでしょうね……

スキを見て、海に飛び込み、泳ぐ船長!
このまま泳いで、アメリカ兵に保護されるのかと思ったら
現実は厳しくて、連れ戻されてしまう……
そして、ますます、こじれていってしまう……

しかし、アメリカ(軍)を敵に回したら、“交渉“はキビシイ……
それぞれのソマリア人の立場や状況が、いろいろでも、
犯罪集団には変わりない。

「君は、まだ子供だろう?」と、
船長が、ソマリア少年の将来を思ってあげたとしても
不安定な生活のソマリアの彼らには、何十年先の将来よりも
今日、ボスに従って生きるほかない、
という現実が、いっぱいいっぱいなのだと思う。

だから、
「いつかアメリカにいって、車を買える生活をしたい」
と言った海賊のリーダーの言葉には
その“夢“がいい方向で叶うといいね、などと、ふっと思ってしまうのです。

…… けれど、フィリップ船長が命の危険にさらされていくことは、間違いなく
段々に、いよいよ、どうなる!(> _<)
というところに、来てしまいます!!( >_< )

…… 船長は、無事、救出されました……
泣いていました……
それは、恐怖からの解放という、安堵の涙でもあったでしょうが
銃声と、そのとき浴びた、海賊たちの血が、
よけいに、船長を泣かせたのだと思います………

海賊のリーダーは、アメリカに連れていかれ、服役しているそうです。
アメリカに行きたい、と言うのが、こんな形になりました。

そして、思うと思うのです。
このリーダー一人を逮捕しても、
ソマリアの海賊対策には、ほとんど無意味ないことを……
ソマリアが安定しなければ、海賊行為は、続くでしょう……o rz

かといって、ソマリアの安定は
外国が、すぐに、どうこうできそうなことでもありません。
できることは、海賊対策して、航行することくらいでしょう。

日本でも、海上自衛隊が、“海賊対処法“のもとで派遣――ということですが
自衛隊の活動は、現場に即した法律が整備されていないと
行っても危険に晒されるだけで、“対処“できないと困りますもんね。


▼▼ ▼

実際は、こんなもんじゃなかった(by 船長)そうですが
ハラハラドキドキの救出劇だけでなく
う~むと、宿題のようなものを残す演出は
トム・ハンクスの深さとともに、作品に厚みが出たと思います。

海賊に遭遇した件で、乗組員から、訴えられてしまったという船長。
まだまだ、事件は、尾を引きそうですが
これを見る限り、乗組員を守り、ただ一人、人質になった船長は
英雄と呼ばなくても、責任をまっとうしたと思いたいですけどね……( *^_ ^*)


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yutake☆イヴ

Author:yutake☆イヴ
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使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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