映画『アバウト・タイム/Abou time』★恋も人生も今一度“時について”想う良作

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/165262/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
監督:リチャード・カーティス ←映画『ラブ・アクチュアリー』の監督
出演:ドーナル・グリーソン/レイチェル・マクアダムス/ビル・ナイ
(以下ヤフーレビューのほぼ転記です)
ティムは、暗い小部屋で目を閉じて拳を握ると、
過去にさかのぼれる力があることを
一族の男性の秘密として、21歳のときに、父から教わった。
(父=ビル・ナイも、魅力的なイイお父さんなんですよ)
そんな力を持った青年がナニをしたいかと言うと
まずは、彼女ゲットでしょう(*^_^*)
そして、
新しい恋の始まりのときは、今度はこうしようああしようと、
軌道修正しながら“何度も何度も“ 楽しむ(笑)。
――というコメディ要素で、前半は、楽しませてくれます。
(「最高だ!」と言う時間を、シーツの上で何度もケイケンするのには、失笑^^;)
そんな、お子さま気分の恋愛タイムトラベラーでは、飽き足らないナ~と
オバサンチックに思う頃
段々に、しかも、お説教っぽくなく
人の生きる“タイムについて”、ドラマチックになっていきました。
人生には哀しみもある……orz ←目が離せなくなってきました。
▼~▼ 内容にふれます(結末ボカして)
▼▼▼
今、マズかったな~というシチュエーションも、タンスに隠れて
拳を握れば、その時間を“修正“できる。
それはそれで、完璧☆
で、悪い男に泣かされた妹の人生をやり直させてあげようと
ティムは、時間をさかのぼって、妹がワル彼と出逢わない様に画策します。
そうやって、妹は、幸せな別の出逢いをするのですが…….
ここからが、ウマいですね~。
“さかのぼり“にも、リスクはあるのです。
ある人が誕生する以前の時間を操作すると、それ以後に生まれた人が
別人になってしまうと言う可能性が……(←わかりにくいですが^^;)
調子に乗って、いや、善意で、過去に遡っていたティムは、あるとき
今の時間に戻ってみたら、
娘ではなく息子のパパになっていたことに、愕然とする……
たとえ息子も可愛くても、
今まで育ててきたかわいい娘の存在がなくなってしまうなんてダメですよね…
(消えてしまって別の人が現れるなんて、
アイデンティティはどうなっているの……(>_<))
そうやって、人の生死に関わるリスクがあることで、
“さかのぼり“を慎重に受けとめるティムは
やがて、父の死と直面します。
“今”まで通りなら、時間をさかのぼって、亡くなった父とは逢えます。
しかし、もし、子供が生まれたあとに、もっと過去まで、さかのぼってしまうと
生まれた子どもの存在が、無くなってしまう可能性が出てしまいます。
私たちの生活は、一方通行なので、迷うことはなく
人の死も生も、受け入れて生きていくだけなので
ティムも、もう父と逢うことは、諦めることにします。
それは、当然のことではあるのですが、;だからこそ
今一度、“時について”考えるというタイトルのこの作品が
さらっと、イイことに気づかせてくれるようなんです。
ダメ出しで、何度も、同じシチュエーションをやり直すとき
それは、より良い時間にしたいからです。
それならば、いつも、やり直しと同じ気持ちで、行動すればいいんですよ(^_-)-☆
ということなんです。
同じ人と同じやり取りをするとしても、
ブサッと、イヤイヤするのではなく、
少しでも、自分も相手も良い気持ちになるように
行動できたら、ハッピーですよネ☆
▼▼▼
今は今しかない。今日は今日しかない。
当然のことですが、東日本大震災を経験してからの私自身も
今日生きていることを大切にしようと、強く、感じています。
このティムが、爽やかすぎず、ダメすぎず、普通にイイ感じで演じているんですよ。
だから、普通の今日を楽しく生きていこう☆
というのも、気負いすぎずに、すごくイイ感じで観終える作品になっていました☆
恋人&妻メアリー役は、レイチェル・マクアダムス。
レイチェルは、映画『君がぼくをみつけた日』でも、
恋人が、タイムトラベラ―でした。
時空を越えても、色あせない美女だと思いますが
劇中、ポイントメイクのために色あせたのかも、などと謙遜するんですよ。
いえいえ、どうして……^^;

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