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映画『トランセンデンス』★すべてを“超越“して愛の花は咲き続ける

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164223/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



たとえば
コンピューターが、自分の意志を持つような“人工知能”――
というのは、過去の作品にもありましたね。

2001年 宇宙の旅』:HAL          
バイオハザード』   :レッド・クイーン    
アイ、ロボット』    :サニー        
~~自分の意思をもつと暴走する傾向が……(>_<)

A.I.』  :デビッド   ~~母の愛を望む、健気な少年型ロボットでした。
etc.


(本作も、“人工知能”がらみなのですが、
ジョニー演じる科学者ウィルの“脳“を、コンピューターにインストールするので
どちらかと言えば、“ナマ知能”か……)

鑑賞前の噂だと、
コンピューターの中での“意識“のみの存在と、
”自我“との関係についての問題提示もあるようで
愛する人の死を前にして、
生前に、脳情報を、コンピューターに移すのはアリか無しか??
という質問に、迷ったりもしましたが……

ちなみに『ロボコップ』(2014)は、いかがでしたか?

あのロボコップは、頭部と心肺と左手のみが、自分という存在でした。
意識(頭部)と生命線(心肺)があれば、自分という存在でいられそうですが
ほかのパーツが少なすぎて、ショックでした……

本作は、画面にジョニーの顔が映るとはいえ
ほぼ意識(脳)のみの存在です……
“人間の存在“とは、どう受け止めるべきなのでしょう………

……などとも思っていましたが
妻の一言で、私の作品へのベクトルは、少し変わりました。


▼~▼ 以下、雑感です。(個人の意見なのでスルーして……)

▼▼▼

ウィル&エヴリン夫妻は、“超越”(=トランセンデンス)した科学の力で
人類に貢献したいと思っていました。

しかし、スゴイことというのは、凄すぎて、
人心がついていかれない部分もありそうです。
良心で行っている研究だとしても、良心の基準さえ、個人によりまちまちです……
人知を超えた、凄すぎる研究者はけしからん、と思う人は、
悪魔を排除する正義感(と言うべきか)で、
彼らを、殺すことが正しいこととなる……(テロなのに)

テロリストに命を奪われてしまう夫について、妻は
ただ、愛する人を死なせたくない、と言う気持ちだけで、
夫の意識(脳)をコンピューターに、取り込んだのではなかったのですね。
「テロで殺されるなんて!」←そのことの怒りだったように思えます。

死ぬ前に、ウィルは、このようなことを言いました。
――人類の存続のためと言って、科学の発展を反対する人は、
そのために人を殺す(存続させない)こともできるのが不思議だ――

理屈では割り切れないのが、人間らしさ――でもあるようなのですが(汗)
(だから、知性だけでなく感情を伴う脳情報は、記号化できないというらしい)
革命のためには手段を選ばない~~のようでもあり
二枚舌のようでもあり(>_<)
要するに、自分の価値観に合わない人は気に入らない、かのようで
結局は、“好み“の問題のような、
感情的な話になってしまうのかもしれません……orz
(気分で殺されちゃたまんないよ(T_T))

というわけなので、
妻が、志半ばで、テロ死した夫の遺志を、コンピューターとしてでも生かしたい
と言う気持ちは、“情緒的”には、理解しましたよ。
確かに、尋常ではないと反対する人の“理性”もわかりますが……

そうして、コンピューターとして“再生”したウィルは
再生医療を実現させて、けがや病気の人も治します。
治療は、人の役に立つのでいいと思うのですが
テキを意識したウィルは、味方を増やすべく、自分の都合よく再生し始めます。

善なる理想から始まったものでも、熱意の善が、悪に暴走させるのか……orz
善のアクセルも、踏み続けるうちに、ブレーキを踏むことも忘れるのか……(>_<)


さて
そこら中の画面に、映し出されるウィル。(←ジョニーだらけの画像(*^_^*))
いつでも、妻のそばにいるよ――という、ラブラブな状態を越え
体の中のホルモン数値まで(!)も、妻は、監視されている状況になっていきます。
これは、チョット、鬱陶しいナ…(汗)

                

                  参考)亭主は丈夫で留守がいい^^;


そんなこんなで、ウィルの暴走を止めるのが、人類のためという大義のもと
妻も撃たれてしまうのは、正義ではないように思う私…
人類のために――とは、どの人類のためなんだろうか……
(コンピューターのない世界が、誰のためになっているかは、価値観によるのか……(―_―)!!)


▼▼▼

夫婦が、共通の理想で、一緒に研究するのは、なんとも羨ましい(*^_^*)
似た者夫婦と言いますが、価値観を同じくできるのですから。

たとえ、世界を敵に回しても、あなたの理想と信念は、私が生かし続ける――

二人の愛の知性が、命を奪おうとするテキの破壊を、“超越”したようなシーンは
素敵だったな……

この世が荒廃してしまっても、人が人を想う愛の花は、咲き続けると……













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テーマ : 洋画
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映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』★相手の身になって丸く収めて

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163038/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


アハハハ……と笑う、愛菜ちゃんの名演を見たくて、鑑賞しました。

小学3年生:こっこ、ひとなつの経験――

小3生を経験したすべての人へ~~というコンセプトもあるので、私のことなど…
私の小3のときの夏は
弟が生まれるので、母が入院しました。
母方の祖母が、父と私の世話をしに、来てくれましたが
祖母が作ったカレーを
「お母さんのカレーと味が違うね」と言った私の一言で、気分を害した祖母は
帰っていってしまいました……
カレーは、作る人それぞれで、微妙に味が違うんだということを知った
“ひとなつの出来事”だったのですが、それ以来、
「ひと味違うカレー」というのには、トラウマが……orz


さて、この「イマジン」は、
相手の気持ちを想像してみよう、ということを意味しているのですが
監督が、東日本大震災での被災者と
そうでない人との気持ちの温度差を感じたのが
製作のきっかけになったらしい――

               
悪意がなくても、無神経だ!と不快に思われてしまうこともあり
こちらの言葉足らずなのか、そちらの理解不足!?(汗)なのか
あるいは両方かで
まったく、真意を曲解されてしまうことも、多々ありますよ…(涙)

そんな私の理解力不足で(滝汗)、作品の終盤は
どうしたらいいかわからなくなってしまった…
でも
愛菜ちゃんには、グイグイ引かれました☆

▼~▼ 内容にふれて雑感です。
▼▼▼


1.円卓


こっこは、「こどく」に憧れ
人と違うことは、病気や災難さえ、憧れます。

(元気で若いときは、死が遠くに思えるからか、未知への想いか
死さえ、憧れることもあります。)

そんな“孤独“と、相反する象徴が、円卓なのかも。(←中華でグルグル)
大家族で、おかず沢山の円卓グルグル。
孤食なら、円卓は要りませんもん。

さらに、ママのお腹には、赤ちゃんがいることがわかりますが
こっこは、うれしいともめでたいとも思わない。
家族が増えるのは、「こどく」が、ますます遠くなる?

こっこの“孤”への憧れは、
喧騒からの逃避のようでもあり、それに反して
ママを“独”占したい気持ちもあるのかな……
こっこの気持ちは、複雑です。


2.ぽっさん


こっこの親友の男の子☆
この子が、とてもいいんですよ!

マイペースに真似したがるこっこに
それを快く思わない人もいることを、さりげなく教えます。
でも、そんなこっこに
自分は勇気をもらったことも、心強く話してくれます。
この説得力!

ぽっさんは、独特の話し方をされますが
その“語り“には、誠意と優しさが、強く感じられるのです。
すばらしい!
私も大好きだよ、ぽっさん♪


3.なるみの紙ふぶき


気になる言葉を、ジャポニカ学習帳に書き留めていたのは、こっこ。
心のつぶやきを、ノートの隅っこに書いてちぎって
机にためこんでいたのは、なるみ。
(「しね」と書くのは、穏やかじゃないゾ…….)

ためこんでいたのは、机の中でなく、心の中か…

そんなこんなで
こっこの前向きな言葉が
なるみの手から、パアッーと、舞い落ちていくラストシーン。

私の頭の中は、解釈に戸惑い、円卓グルグル状態になっていましたが(汗)

憂さ晴らしのような爽快感よ!


4、Sさん


……で、1番、イマジンに困ったのが、Sさん。

このSさんは、何者???
くねくね動いて、挙動不審。気色わるい…で
「ご尊顔を踏んで…」って
こっこに自分の顔を踏ませるのですが、わけわからず……ハァ?

こっこも、うさぎを自分の顔に乗せて、イマジンか…
でも、あのSさん、何?ゴソンガンって何???

……そうしたら、Sさんは、“変質者“だとわかります。
変質者の気持ちは、わからん……….


▼▼▼


(すばらしい感動レビューは、ほかの方を参照くださいませ。
私のイマジンは、これが限界…)


自分の気持ちをわかってほしいときは
他人の気持ちも、おもんばかって、尊重しないとですね。
言葉は、人を傷つけもしますが、励ましもする…


アハハハ……愛菜ちゃんの大笑いには、救われます。
円卓だけに、丸くおさまる。





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『日本海大海戦』★『300続編』でトーゴーターンを思い出す

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/8173/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


映画『300 帝国の進撃』の海戦で
大国ペルシャの船との戦いで、アテナイ軍の船がとった戦法は
敵艦に対して垂直になり、船の側面から、広く砲撃すること。

それは、日露戦争での日本海海戦における“トーゴーターン”のような……

今更ではありますが、過去から学ぶ――こともあるやということで
『日本海海戦』。

▼~▼ 雑感となります。


▼▼▼

そもそも、なぜ日露戦争になったのか?→コチラによく書かれています。



簡単に言うと
日清戦争で勝った日本が、中国の遼東半島をGETしたら、ロシアら三国がやっかんで
文句を言ったので、日本はあきらめました。(三国干渉)
なのに、ロシアは、ちゃっかりその土地を“借り”ます。←事実上の所有
遼東半島の旅順を拠点にしていました。
ロシアが、そこでハバを効かせるのは、日本の制海権の確保も含め
安全保障上の問題があります。(ロシアはすぐに南下してくる)
旅順を崩すために、陸は乃木希典大将、海は東郷平八郎大将が、指揮・奮闘します。


この作品は、海の部分となります。

海戦の迫力は、スゴイ!と思ったら、特撮:円谷英二さんでした!
この鬼気迫る戦いを見るだけでも、往時が、しのばれましょう……

日本海海戦の見どころ(と言ってはナンですが)は
海戦ドンパチだけではありません。

1番の問題点は
ロシアのバルチック艦隊が、遠くロシアから来るとして
どの航路で、日本海に入り、旅順にたどり着くかが、日本側はわからないこと。
(幸い、日英同盟のおかげで、ロシアは、スエズ運河を通らせてもらえないので
近道はできない)

対馬・津軽・宗谷…いずれの海峡から来るかがわからないと、
船の配置もできません。あっちもこっちも配置できるほどの余裕はないので。
天下の東郷平八郎とはいえ、人間だもの。
バルチック艦隊に、どう手向かうか……思案に苦しみます。


そんな苦悩も、ここぞというときの英断も含め
東郷役の三船敏郎さんは、格調高く、とても立派☆

陸の乃木大将役は、笠智衆さん。
笠さんの乃木像も、イメージに合います。
陸戦での困難さは、映画『二百三高地』で、よく見せてくれます。
   

船の動きの絵図もあり『日本海海戦』→コチラ



東郷大将が、アッパレなのは
『ラスト・サムライ』でもありましたが
負けた敵将に対する敬意ですね。

けがの手当てだけでなく、食事も、わざわざ、ロシア人シェフを呼んだらしい。
敵だったら、ケチョンケチョンにする国もあると思いますよ。
敵将も、その扱いには、敬服したとのこと。そうだと思います。

戦いは戦いとしても、そういうところで、次なる友好へ期待するのは
私の考えが甘いでしょうか……



▼▼▼

戦争は、しないほうがいいに決まっています。

けれど、好まなくても、相手が仕掛けてきたら、応戦せざるを得ないこともありましょう。
(話してわかる人ばかりではないし)
平和は願うだけでは、維持できません。(準備は要るってこと)

戦いが避けられないことも含めた、あらゆるケースを想定して
日本の平和が続きますように、と思います。












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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『超高速!参勤交代』★やりくりの名案には笑ったり涙でそう

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163791/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


昔、TV『子連れ狼』で、
参勤交代の大名行列のための臨時サムライ(=渡り徒士(わたりかち))
というのを見たことがありました。
仰々しい大名行列にも、臨時雇いがいるなんて、
人生の裏街道を見せるような『子連れ狼』ならではのように思いました。

それからすると、今回の参勤交代の苦戦・善戦は、大名家の裏のウラ。
一年おきの参勤交代でも、やりくりが大変らしいのに
老中の陰謀で、帰ったばかりなのに、5日以内に参勤せよとの超パワハラ!

(ちなみに、米沢・上杉藩に養子で来られた上杉鷹山公の御実家も、2万石?の小藩で
鷹山公は、御幼少のみぎりは、母上様と障子張りまでなさったそうで
大名と言えども、小藩の暮らしは、大変だったんですね。)

舞台となるのは、福島の小藩。1万5千石。←鷹山公のように、大変そう(>_<)

▼~▼内容にふれて雑感です。


▼▼▼


1.お金と時間のやりくり←アッパレ!☆

とにかく5日以内に、江戸おもてに行かないと、藩は、お取り潰し(>_<)
お金と時間のやりくりが、みどころ☆
大変なんだけど、その工夫には、アッパレ☆と思いながら、笑っちゃう(*^_^*)
笑っちゃうのは、よくやったナ~ガンバレ!(*^_^*)と言う気持ちになるから。

渡り徒士(わたりかち)のことを言いましたが
大名行列は、人数やルートなども決まりがあるから、面倒です。
(少人数だと、経費がかからないから、幕府NGなんですね。)
で、大名家は、臨時行列員で対応していたんですね。

でも、ずらずら連れて歩くとお金がかかるので
宿場役人のいるところだけ、現地調達。
ルートも、宿場役人のいる宿場は通り、あとは、抜け道・山道で、端折る。
(幕府は、大名には、ファーストクラスでお金を使わせたいけれど、
ここでは、格安航空券で行くみたいな)

でもでも、既定の人数が集まらないときは、どうします?(T_T)
すると、イイこと考えてくれるんです(*^_^*)
↑ここの対応、好き☆ナイス!


2.情けには情けが返る

助っ人が加わってくれるとはいえ
実際に移動している大名家は、7人のみ。
大名行列のやりくりは、何か所もあります。
お金が足りないからと、帰ってしまった人たちも……orz
どうする!(T_T)

すると、たまたま、大名行列が通ってくれます。
しかも、親戚筋で、飢饉のときに、お米を送った藩。
困ったときに助けてくれた、この藩のためにと、行列要員を貸してくれました。

↑淡々としか言えないのですが、このシーンで、涙でそうでした。
本当に困っているときに、助け船を出してくれるのは、神様に思えますもん。
親戚の大名は、自分たちが餓死しそうなときにお米を送ってくれたとき
この藩を神様に思ったと思います。
助け合いは、尊くて、大事だなって、あらためて思いましたよ。


3.刺客や深田恭子さん♪

ただ、時間とお金をやりくりする移動だけでなく、
スリルとラブもあり(^_-)-☆

参勤せよと言った老中は、この藩を取り潰したいので、刺客を送ります。
命が狙われる殿様(>_<)
応戦して、切って斬って切りまくる!というチャンバラも盛り上がります。
とにかく、参勤を成功させないと、藩の命運がかかってる!
這ってでも、たどりつかないと!(>_<)


そんな怒涛の参勤に、華を添えるのが、深田恭子さん♪
飯盛り女として登場し、キップもいい☆
「旅は道連れ、世は情け」
“情け”は、ラブでもありましょうナ~♪


▼▼▼

もう絶対ムリ!(>_<)という困難に、立ち向かってナントカしようとする姿は
やはり、感動モンです。
無茶だよ~ウソでしょ~^^;と思いながら、応援して見ているのも楽しい☆


西村雅彦さんが、落ち武者だか幽霊だかわからなくなるの、最高にオカシ―^^;


PS:福島が舞台ということで、震災関連でも、色々、思うところもありそうですが
さまざまな困難を、1つ1つはねのけて、いい方向に向かってくれたらいいなと
映画を観ながら、思いました。







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テーマ : 邦画
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映画『そこのみにて光輝く』★そこに愛おしい人がいればそれだけで

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163284/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


閉塞感の中で出逢った若い男女の物語――ということですが
評判がよいので、期待して鑑賞しました。

“閉塞“と一口に言っても、出口のないことの原因が
自分にあるのか、他人のほうにあるのかでも
息苦しさは、違いますよね…

この“閉塞“と、そこからの脱出について、思うところある作品でした。




達夫:綾野剛    
千夏:池脇千鶴
拓児:菅田将暉   ~千夏の弟。意外に目玉です☆


▼~▼内容にふれて雑感です。


▼▼▼

1、達夫の場合

彼の閉塞の原因は、“労災“です。

山の発破事故で、同僚が事故死したことが、大きなストレスとなり
彼のメンタルに、大きな岩となって、ゴロゴロとのしかかっていました。


メンタルの問題は、今や社会問題でもあるし、物語の設定として受け入れますが(汗)
だからと言って、無職のまま、朝からビールだパチンコだ……というわけにはいきませんよね。
根がまじめで、何とか抜け出さないと!と思うからこそ、
“閉塞”のなかで、余計に、もがいてしまうのでしょう。


そんなパチンコ店で、拓児と逢ったことが、達夫に変化をもたらしました。


2.千夏の場合


弟が仮釈放中だし、父親は脳梗塞で寝たきり。
長女の自分が、生活を支えるために、工場勤めのほかに、
愛人になったり、体を売ったりもしている。


この家庭は、視覚的にも、絵に描いたような“閉塞“の象徴のよう……
介護問題・収入不安…etc.
先も見通せないし、家族だから放ってもおけない。どうしようもない。
逃げ出せない絶望感が漂う……orz


のみならず、愛人関係からも、逃れられない。
頼ってきたお金の問題や、しがらみもある……
でも、もう、イヤなものはイヤ……


不条理な不幸のオーラが、池脇さんは、絶品です。
生活にまみれた感じが、這ってでも生きる強さを感じられて、いいのです。


3.拓児の場合

彼は、達夫と千夏が出逢うきっかけとなりますが
それだけでなく、彼は、作品の“匂い“ともいうべき、いいキャラなんです。
(菅田さんは、いいキャラを演じ通しました!)


ヘラヘラしていい加減な感じが、当たりの柔らかい感じで
憎めないんですよ。
悪い奴じゃないな、というのはわかる。でも、テキトー。


拓児は、一見、“閉塞“してる感じじゃないんです。
むしろ、彼は、ゆるい感じで、閉塞の隙間から、ユルユルと抜け出しそうでもある。
でも、実は、彼が一番、重症なんです…………


拓児も、こんな自分じゃダメだと思うから
達夫が山で再起をかけようというとき、便乗して、自分も定職について
がんばろうと思う。

↑私は、そこのシーンが好きです。
若い拓児には、仕事をもって安定して、両親を安心させてほしい。
生活基盤があればこそ、明日が見えてくるものかと。


“閉塞“からの解放とは、明日とか、未来の明るさを実感するということかな……


けれど、拓児は、姉への優しさから、姉の愛人を刺してしまう……orz
殺人犯にはならなかったけれど
「俺、山には行けねえな」
自嘲気味に笑ったあと、達夫の前で泣いた拓児が、不憫だ……


でも、達夫がこぐ自転車の荷台に乗って、自首に向かった拓児には
今度、出所したときには、絶対やりなおせるよ!との期待をしたよ、私は……


▼▼▼

ラストシーンは、夕陽に映える、達夫と千夏の2ショット☆

夕暮れは、微妙で美しい時間だ。

静かに、一日が閉じられていく、哀しみもあるけれど
明日への前触れも、そこにある。

“閉塞”とは明日が見えないこと――だと思ったけれど
この二人には、明日が見えた。(この感じ、いいナ☆)

ここに、目の前に、愛おしい人がいれば、ささやかだけど
それだけで嬉しい☆
それだけで、生きて行こうと思えてくる………

“そこのみ“にて…というけれど
私には、ソコソコ、明るさがみえた……輝いてみえたよ……


PS:
原作者の佐藤泰志さんは
1989年に三島由紀夫賞候補のあと、1990に自殺(41才)されたと聞きました。
彼が、光を見いだせなかったとしたら、劇中の“そこで輝いて“見えたものが
彼にとっては、特別なものだったのかもしれないな……と、感慨深い気持ちになります……














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テーマ : 邦画
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映画『300〈スリーハンドレッド〉~帝国の進撃~』★戦闘エンタメ~この海戦もスゴイわ!(>_<)


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163918/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



前作『300』は、スパルタvsペルシャの戦いぶりが(テルモピュライの戦い
独特の映像パフォーマンスでした。



慣れていなくて、ひいた部分もありましたが(汗)、再見してみたら、
これはこれで、悪くない演出だったな…と思い(スゴイ玉砕でした…)
この世界観で、“サラミスの海戦”を見てみたいとの期待で、鑑賞しました。


今回は、『300』の“その後“というのではなく
スパルタ戦と平行して、ペルシャ軍と戦っていた、アテナイ軍のエピソードです。
スパルタのレオニダス王(J・バトラー)の死後も、踏ん張って
“サラミスの海戦”にもつれこみます。
↑作品は、簡略化・フィクション化していて、ひたすら戦闘シーンがメインです。


▼~▼、内容にふれて雑感です。

▼▼▼

1. 独特のインパクト映像

前作『300』の雰囲気、再現です。

歴史的な闘いを、どう見せるか?
史実に忠実(っぽく)、格調高く見せてくれる作品もありますが
……つまらないのもありますよね……(汗)

この『300』シリーズは、史実をネタに、“戦闘“を見せまくっているんですね。
闘いというものを、いかに、強烈に!ドラマティックに!ドラスティックに!
熱く!痛く!!!!(>_<)

弓を射ても、剣で斬っても
肉弾戦のように、ダイナミックに肉体を駆使して、躍動させる!
そして、切断!!!(>_<)
飛ぶ頭!腕!脚!
血しぶきが、黒い砂のように、あるいは、花びらのように、散っては消え、散っては消え……
(残酷な描写ですが、ドライに見せてます)

スピード感あふれるカメラワークで、突進したかと思うと、そこで急停止。
勇み足になった気持ちに、歌舞伎の見得を切るような、スローモーションが
グっと、印象づけられる……スゴイわ……


2.ペルシャの司令官:アルテミシア(=エヴァ・グリーン)


たぶん架空です。
エヴァ・グリーンの暗いまなざしが、美しく生かされています。

ギリシア生まれの彼女ですが、ワケありで、ペルシャに移り
ギリシアを恨んでいます。
目には目を!倍返し!

邪魔物を排除し
ペルシャ王を、神に仕上げたのも、彼女の力。
剣にも弓にも長けて、そのへんの男では歯が立たない。
男との交渉には、色仕掛けもあり……
やり手だァ~

そんな人生も大変だろうナ……

アテナイの大将:テミストクレスは、ペルシアと通じていた?ようでもありますが
ここでは、そんなことはなく、敢然と戦う、イイ男っぷりです。
が、存在感的には、アルテミシアに食われたかも……(汗)


3.戦うこと守ること


これはこれで、フィクションの“戦闘エンタメ“を楽しむ、でいいのですが……

家族や国のために戦う――ということは
フィクションではないと思うのです。

停戦・休戦したら、それが、イコール平和か?

確かに、戦闘状態ではなくなるかもしれませんが
隷属や搾取、陵辱…etc.が、無抵抗で行われるということも、意味しますよね。
ギリシアの都市国家たちは、戦うというより抵抗、勝つというより守る――そのように感じました。

――我々は過去の戦いから学ぶ――

それは、現代の我々もそうだと思う。
戦うこと守ること――信念だけでなく、具体的なビジョンは持たないといけないと思っています。
(が具体的なことは避けますね。各自のビジョンで。)


▼▼▼

みどころは、海戦☆!!

うねる海に吸い込まれそうで、心ざわめくし
自分がその船に乗っているような演出にも、遠近感!臨場感!

油のまかれた海に、火が放たれたときは、もう、どうする!??(>_<)

↑3Dで、また観たい(^_-)-☆











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テーマ : 洋画
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映画『春を背負って』★雄大な立山とアットホームな“山小屋“と

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161569/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原作:笹本稜平  ~~映画は改変されています。
監督・撮影:木村大作

立山連峰で、CGに頼らない撮影をした作品―-というだけで、まず観たかった☆

山の話ですが
命知らずの登頂成功でもないし
命がけの遭難救助でもありません。

物語は、青年:亨が、父の死をきっかけに、都会からUターンして
家業の“山小屋”を、営むことにした――ということで
“山小屋”が、真ん中にあります。

人物描写で引っ張るというより、人も風景の一部のような印象で
その姿を見て、感じるものを感じよう……という感じ。

見渡せば、谷を前にして、向こうには、山々が大きく横たわる――
粒のような人間たちが、重荷を背負って、小さい歩を進めながらでも
新雪に足跡を残して、確実に進んでいく――
そんな姿は、なんとも、清々しい☆

強烈な人物像のインパクトでなく、ひと肌くらいの温度のほうが
見ていて楽、ということもあります。^^;
私は、木村監督は、この感じでいいと思います。


▼~▼ 以下、特にネタバレでもなく雑感です。

▼▼▼

1、 山小屋☆★

心地よかったのは
“山小屋”でのアットホームな雰囲気です♪

山に集う人たちが、飲食と休憩を得る、憩いの場☆
囲炉裏ばたにいるように、ホッとする。


山小屋で働く者も、一日、忙しく働くだけでも、甲斐があるのに
困った登山者がいれば、助けに向かう。
山岳救助がメインではないので、さほど深刻ではなくて
それも触れ合いの1つであるように和やかで、疲労感を残さない。


2、 ゴロさん(豊川悦治)たち

今は風来坊で、山小屋のことは先輩のゴロさん。

人生訓をたれるんですよ、亨に。^^;
それが、トヨエツさんだから、兄貴に言われるようで、嫌味がないんですね。

一から、山小屋を始めるわけではなくて
蒼井優さんもいて、すでに、機能している山小屋のあとを継ぐわけで
後は、亨本人が慣れるだけ、という状況なので
すごい悲壮感がないのも、かえっていい。

池松くんが、ムリな登山で難儀するのが、適度なスパイスか。


▼▼▼

そこに、イイ山があるからでしょーーという感じで、撮ったのかな~と思う。

山が雄大で
人がそこに集まって
生きる営みが、すばらしいんでしょーーと……

池辺晋一郎さんの音楽が、とても効果的でしたネ♪

ラストで、若い二人がグルグル回っちゃったって、イイでしょ☆














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テーマ : 邦画
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映画『ある過去の行方』★逃げるわけには行かない過去

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164156/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


マリー      :アーマドの前の夫との子供がいる
アーマド(元夫):離婚手続きのためにマリーの家に滞在
サミール     :マリーの恋人。妻は自殺未遂で昏睡
リュシー     :マリーの娘。“告白“が、作品の起爆剤になる。
ファッド      :サミールの長男。反抗してもカワイイ。



離婚と再婚を繰り返すマリーの、不安定な家庭環境に
翻弄される子供たちは大変だな……と思っていたら
やがて、“過去“の真相?にふれる話になっていきました。

かといって、その過去の謎解きミステリーのようでいて、そうでもない。

それよりも、その一人一人の境遇について
イイ悪いではなく、思うところをかき立てられる作品でした。

そして、物語は、流動的というか、中心人物が動いていくのですが
ラストシーンに至っては、邦題は『ある過去の行方』ですが
タイトル『過去』を意識させられるシーンで終わっていたのも、なるほどです。


▼~▼ ネタバレで雑感です。
▼▼▼

1.マリーの男性関係


あとでわかる“真相”のためのお膳立てだったようですが
マリーは、結婚生活が続かないタイプ。

何が悪くて別れるのかは、本人同士でしかわからないものですが
サミールと付き合うことになったのも、
別れたアーマドに似ているからだと娘は言う。

アーマドが好きなのに別れることに?でも
アーマドを自宅に泊めたときは、嫌がらせ目的もあったらしい……(―_―)!!
憎くても未練があっても、ネガティブに接してしまうなんて
マリーの心中は、穏やかでない。

……大人がそうだと、子供も不安定な気持ちで、イラついてしまいますよね……
娘(リュシー)は、そのほかにも、悩ましい問題を抱えていたことがわかる。



2、心のすき間を埋めたくて

マリーがアーマドと離婚しても、恋人サミールは、意識不明とはいえ、
妻がいるので、再婚はできない。

そんな状態でも、それぞれに心のすき間があって
、惹かれあってしまうこともあるでしょう……
恋人と意識するでもなく、始めは、心を打ち明けられる友人として
メール送受信を、始めたのだと思う。

心のすき間を埋めるーーー
それは、軽々しい気持ちではないけれど、
サミールには、それほど重要な感情ではなかったよう。
後で、マリーとは心のすき間を埋めるに過ぎない関係だった、と吐き捨てる。

それは、“代用“を意味することもありそうですが、
マリーには、決して“代用”でなく、“かけがえのない愛情”だったのに……

妻が自殺を図る前に、起こった事実が明るみになるにつれ
サミールの心は、再び、妻に向けられました。


3、メールのこと(ネタバレ!)要反転



マリーとサミールの交換メールを、
リュシーが、サミールの妻に送信したというのです。
離婚手続き中とはいえ、母には、妻帯者と親しくなってほしくなかったかと。
で、相手の奥さんに交際をばらすために、メール送信し
二人の会話を読んだ妻が、ショックを受けて自殺を図ったのかもーー
と言う感じになっています。

ですが、そのメール送信の件は、
リュシーが、奥さんのメアドを電話で尋ねた相手は
実は奥さんではなくて、従業員だったとわかります。(入り組んできたゾ!)
従業員は、なんの気なしに、メアドを教えてしまっただけかも…
それに、奥さんが送信されたメールを読んだかどうかも不明……

なぜ、奥さんが
夫のクリーニング店の前で、洗剤を飲んで自殺企図したのかは、わからないのです…
(……不倫メールの内容を読んだだけで、洗剤のむだろか?)



4、過去に


サミールは、真相は不明だけれど、“メール問題“が発覚してから
再び、妻を意識するようになったようでした。愛しているのだと。

もし、発覚しなければ、サミールは、マリーと同棲を続けていたのに……
しかも、メール問題が自殺の原因とは、断定しかねるのに…
今回のゴタゴタで、あらためて、
妻の自殺未遂と向いあうことを決めたようなサミール。
人の意思や行動は、何が決めているのでしょう……


マリーとアーマドは、離婚が成立し、過去の関係を断ちますが
サミールは、過去に留まるように、妻の病室を訪れて、終わります。

▼▼▼

過去の真相というのは、わかりきれるものではありません。

だからこそ、こだわりを捨てて、前に進むべきときと
だからこそ、そこから逃げるわけにはいかないもの……
ということに、なるのかもしれません……

事実関係がわかったとしても、人がどう受け止めて、どう行動するかは
その人にしかわらない、というのも、ミステリーですね。


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ノア 約束の舟』★神が選んだノアの選択

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/158143/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


旧約聖書の創世記にある「大洪水とノアの方舟」を基にしています。
映画『天地創造』では、わりと、そのままのイメージで、臨場感ありましたが
本作品は、従来どおりではないものを、見せてくれました。
(諸説はあると思いますが)

ノアは、神に選ばれて助かるーーというだけの人では、なかったのです。

洪水も雨が降るだけでなく、地から水柱が吹き出すのも、スゴかった…(>_<)


▼~▼ 内容にふれて雑感です。


▼▼▼

1.堕天使たち (ルシファー?)

光の天使たちは、
楽園を追われたアダム(とイヴ)を助けたことが、神に背いたとされ
岩のような巨人に、なっていました。  ←神と人の子(巨人):ネフィリムではないような


彼らは、ノアに、アダムに似たものを感じ、
ノアの方舟づくりを、手伝ってくれ、外敵とも戦ってくれます。

神のお告げに従ったノアだから、ということもありましょうが
手伝ってくれるなんて、なんていい人(天使)なんだ……と思います。


2.奪うだけの人たち


人類最初の殺人といわれた「カインとアベル」。
そのカインの子孫と仲間たち。
彼らの詳しい生活はわかりませんが(金属加工業?)、人がいいものを持っていると奪う傾向が……(汗)

世界の終わりのシーンで、見かけるのは
すでに生産性は失われて、そこにあるものを奪い合って生きている。
泥棒根性だけで、かろうじて食いつなぐ。

今でも、いますよ。
自分で働かず、強盗・恐喝・ギャンブルで巻き上げる……
生産性ないことを、皆がして、奪いつくしたら、この世は終わりだ…….orz


3、ノアの使命

人間がそんなだから、リセットしたくなるという神様も、わかる気がしますが(汗)
どうも、ノアの一家だけを助ける“約束“でもなかったらしい…

▽▽ネタバレです(要反転)

神様は、ノアに“最後の人間”としての使命を与え、滅びる運命に従わせていたようなんです。
なので、ノアの子孫が、繁栄することもあってはならない…

けれど、子供が出来ないはずの長男の嫁は、奇跡の子供を宿します。
(これは、ノアの妻が、ノアの祖父に頼み、授かった力です。命への祈りは強いものです。)

神の使命を負ったノアは、祝福するどころか、出産する可能性のある女児なら
生まれてすぐに殺す、と明言します。辛い立場の長男の嫁……orz

生まれたらすぐに殺す~~そんな光景は、静御前が、義経の子を産みおとしてすぐに
兄・頼朝の命令で、わが子を殺されるということがありましたが、あのような恐ろしさを感じます(>_<)
そんな“使命”って、一体、どんだけのもんなんでしょう…….


4、ノアの選択(要反転)


人は、神様のご意志に従って生きるのが、“善”だと思うと思います。
その“善”のために、人として、残酷なことも、することはあるでしょう…..
善行だと信ずれば、罪の意識もなく、善であることも疑わない。

けれど、こんな可愛いか弱き赤ちゃんを、善の名のもとに、殺せますか???

神は、信仰心を試すため、アブラハムにも、わが子をいけにえに捧げよと、言われたことがありました。
今回のノアへの使命も、神様のお試しか!?(>_<)

神が選んだ男;ノアが、今度は、“選択”しました。
赤ちゃんを殺さないことを。
親ならば、人を殺してでも、わが子を守る。
それが、至上の善行だと、私は思います。



▼▼▼

人が“選択”するという、入れ知恵をしたのは、楽園の悪者とされる蛇かもしれない……

けれど
善と悪は表裏一体、ということを肝に銘じ
できるだけ、善に光を当てて、生きていこう!
“約束の虹“が、そう言っているようなラストシーンでした☆
(二度と洪水は起こさないという約束ですよね)

ラッセル・クロウのノアだから、“選択“に、大きな説得力を感じました。

創作や解釈が盛り込まれているので、色々と、各自で話せそうです。












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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ニード・フォー・スピード』★アゲ―ラでの仇をマスタングで☆というだけでもう(^_-)-☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163907/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


ストリートカーレースの映画、というだけで、鑑賞しました。^^;
スピードを売りにする作品は、ぜひ、劇場鑑賞しないと!

ストリートでカーレース  ←コレ、本当はダメです(>_<)
なので、そもそも、モラルに反している前提で、鑑賞を。

細い道を飛ばすなんて、ホームレスさんを轢いたらどうする?とか
一般車と衝突したらどうする!というご指摘は、当然でございます。

逆に、飛び出しーの、逆走しーので、
一般車とあわや!(>_<)と言うスリルが、醍醐味!
と言ってしまおう(^_-)-☆

なにせ、映画でしか、出来ないことですから^^;
これは、ゲームになっているそうで、マニアの方には、生ツバものでしょう。
このストリートカーレースは、スーパーカーで、
ほぼCG無しで、カッ飛ばすのだそうですよ☆
スタント出身の監督:その目線での撮影にも期待☆

▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼

あらすじは……
アゲ―ラによるストリートレース中に、
友人を事故死させたレーサー:ディーノが逃げたため
罪をかぶった、被害者の友人レーサー:トビーが、仮釈放中にも関わらず
真犯人のディーノの有罪を、世間に訴えるために、
最大のストリートレース「デレオン」に出ようとする。(マスタングに乗車)
ディーノは、トビーをレースに出させるまいと、
会場に着かないように、妨害を仕掛けるーー


見どころは、レースの走りもですが、“妨害工作”も、スリリングです。
懸賞をかけられてるので、いつ、どんな車が突っ込んでくるかわからない(>_<)
このままでは
本レース地にたどり着く前に、トビーのマスタングが、ダメになってしまう……orz

言ってしまいますと(要反転)


マスタングは、ダメになってしまいます…(T_T)
レースに出られないじゃないの~~(-_-)/~~~ピシー!ピシー!



で、どうするか…….
そこからが、機転と幸運☆
コレゾ!という“代車“で、レースに参加します!\(^o^)/

トビーが走るのは、事故の真相を世間に公表するため!
とはいえ、トビーは仮釈放中だし、あちこちで問題は起こるので
パトカー・警察に追われての移動、というスリルもあり。

トビーの友人が、空から見て、“交通情報”を報告してくれるヘリにも、
盛り上がります。楽しい人なんだ、コレが(*^_^*)

優勝者が、全車総取りで
高価スーパーカーを総ナメできるという、美味しいレース『デレオン』
そんなレースの主催者を演じた、マイケル・キートン☆も気になるところ。


彼は、神が天から見るごとく、この違法レースを熱狂的に楽しんで
視聴者を煽り、無責任なまでに^^;、盛り上げてくれます。
(なぜか、私には、彼が梅沢富美男さんに見えてしまって……^^;  →ブログ
この、夢のようなストリートレースも、♪夢芝居な気が……^^;)  

▼▼▼


スピードアクション系の撮影は、どう撮影して見せるかだと思いますが
私は、ドライバー目線で、もっと、長くみたかったかな……(好みです)
上空からなら、シューマッハのごぼう抜きのようなのを、見たかったかな……(同上)

好みは、それぞれだと思われますが
日常生活を忘れるには、もって来いの作品でしょう。

アゲ―ラでポシャッた(!)かたきを、マスタングで取るゾ!
その設定だけでも、スゴクありません?^^;












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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『8月の家族たち』★ムサ暑い8月の後はきっと涼やかな実りの秋に

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163898/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



原題『AUGUST: OSAGE COUNTY』
8月。暑く、平原の広がる地での、家族のドラマです。


老父の失踪と葬儀(自殺?)に集まった娘たちと母の妹家族。
口腔がんを患っている母は、薬のせいもあってか
身内を前に、胸の内を、口汚くブチまけた……

予告編では、家族たちが言い合っても
コミカルに雨降って地固まる、のような“いとおしき家族たち”のようでしたが
根は、もっと、深そうでした……
終盤、意外な事実が“一部”の人に、明らかにされますが
それとて、物語の、ネタバレ的“結果”というより、
しこりの“原因“として置かれるよう。

何よりも、子供が成人したあとの老親の末路について
現実的に、両親のことも思うと、とても身につまされました……

▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼

まずは、母=メリル・ストリープが、すばらしい!!!

この存在感!からみ方!くだの巻き方(?)!←薬のせいだけではなさそう
腹にたまったもの何十年分を、吐き出すには
これくらい吠えないと、出し尽くせないのかも。

子供が巣立ったあとの親の生活は、
なんとも埋めがたい寂しさでいっぱいだと、訴えてきます。
この不満は、私の母にも感じるので、身につまされます。
(私も感じつつある……orz  やがて、メリルの叫びを、私もか…)

加えて、わが弟は、面倒は見切れないとばかり、
しばらく、実家とは絶縁状態になっているので
その不満も、私に向けられる……お気に入りは、弟のはずだから……

長女役のジュリア・ロバーツは、娘であり母である、という微妙な役柄です。
(ジュリアの強さと存在感も、メリルの好敵手☆)

ジュリアは、浮気して離婚した元夫との間に、浮気相手と年の近い娘がいます。
娘は、そんな両親に反抗的です。そうでしょう。
不安定な寂しさが、ありますもん……


かといって、メリル祖母は、孫娘の横柄な態度は許さない。
↑ソレはよかった。
腫れ物にさわるように、反抗を無視しても、無関心の印象が強まるだけ。
ダメなものはダメ!と本気でぶつかるほうが、愛情は深いものだと私は思う。


そんなジュリア親子は、自分たちの関係だけで、手一杯で
メリル母・祖母のことまで、手が回りかねそうですが
やがて、娘が母になり、母がババになれば、痛感する孤独があるでしょう………………….

↑それだけでも、見どころ十分ですが、さらに、家族とは、複雑なもの…


メリルの近くにいてくれた末娘が、彼氏の存在を告白します。
しかし、ソレが、大きな問題に……(↓要反転)



彼氏は従弟です。(母の妹の息子)
しかし、その彼は、父と叔母が不倫してできた子だと知ります。
つまり、姉と弟。



ソレが、父と母の、長年のしこりになっていたのかもしれません。
(父が、住み込み家政婦として、若い娘を雇ったときに、
母メリルが、嫌がらせを言ったのも、そのためか)


事実を受け入れられない末娘は、現実から逃げるように
母の元を、去ってしまいました。(人は、状況で、変わるものです…)

すると、母には、住み込みの家政婦だけが頼りとなります。
住み込むときには、嫌味を言ったのに、人生とは、皮肉なものです。
家政婦さんの寛大さに、おすがりしましょう。

▼▼▼

このムサ暑い8月は、やがて、9月~秋~になります。
秋は、この家族に、実りの秋となるのか、あるいは、枯葉を散らすのか……

時の移ろいは止められず、病気や死からも、逃れられないけれど
その季節を、どう過ごすかは、その人次第。

あまりの前途困難に、平原に立ち尽くしてしまう……こともありましょうが
一本通った道を、進めば進んだだけのことはありそうだと
オーセージの平原は言っているような、エンディング。


母親のドスの効いた、“心の叫び“の前には
理解よりも、先に、反発(言い返し)してしまうよね……
でも、それが、孤独の叫びなんだと感じると、申し訳なくもなるよね………….

大ゲンカをしたあとでも、知らん顔して
「暑いけど元気?」と電話でもすればいい。(私もシラッ~とそうしてる)
そう言うだけでも、お互いの心に、涼やかな風が、吹いてくれると思うから。














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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ポンペイ』★命が終わるとき二人は1つになるような希望さえ

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164464/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


『テルマエ・ロマエ』では、大浴場に、富士山のポジションで描かれていた
ヴェスヴィオ山。

そのヴェスヴィオ山が大噴火して、一日で、灰に埋もれてしまった町ポンペイ。

以前、TV番組で、
かまどのそばで、パンを焼いている途中で、灰になってしまったような
人の姿が、あったかと。
生活している途中で、終わってしまった命……orz
命のヒモが、切り取られてしまったようなショックを、受けたことがありました。


小説『ポンペイ最後の日』←小学校の図書室にあった

映画『ポンペイ最後の日』(1936)etc.

本作品は、これらの過去作品とは違ったストーリーです。

グラディエーター(奴隷)とご令嬢の許されぬ恋物語が、メインとなります。
(わりとシンプル。キリスト教色もなし)


▼~▼内容にふれて雑感です。

▼▼▼

1、グラディエーター

:闘技場で戦うグラディエーターたちの剣闘も、みどころですが
まずは、主役マイロ(=キット・ハリントン)の腹筋に、目を奪われました!
(縦割れx横割れ!惚れ惚れする………)

マイロは、ローマ人の敵ケルト人の生き残り。
両親は殺され、捕まって、奴隷にされてしまいました。
負ければ死ぬ運命のグラディエーター。
腹筋にほれ込んでる場合ではなかった……

vsローマという構図で、戦うことにもなるグラディエーターたちは
血(3+)痛み(3+)の戦い(乱闘?)でも、盛り上げてくれます。


2.キーファー・サザーランド(←悪役です)

:ローマの元老院として、権力風をブイブイ吹かせて
ポンペイに、視察に来ます。
……というのは表向きで、本当は、ポンペイ有力者の令嬢を
我が物にせんがため。ローマで、フラレタのに……

なので、奴隷・マイロと令嬢が、惹かれあっているのを察知すると
権力をかさに嫌がらせを……orz

「女に惚れた男は強い」(By マイロの同僚)
マイロも、殺されまい、恋路を引き裂かれまい!と奮闘しますが
キーファーも、惚れてるからかシブトイ。
こんな状況で、生きてるのは不死身か!?……←憎まれっ子世にはばかる

キーファーは存在感あるので、いい意味で、悪役光ってます。


3.噴火、地震、津波…orzゆれる地面、地割れ、降ってくる火の玉……

そんなデザスターのエンタメなのですが
押し寄せてくる津波を見たら、涙が……………
東日本大震災の津波を、思い出してしまって…….
いつの世も、大災害の前に、人は無力なのか………….

けれど、マイロの同僚:グラディエーターが
最後の最後まで、奮闘する姿には勇気付けられました。

彼は、この日に自由人となれるはずでした。
しかし、ローマ人の陰謀・妨害あり
そして、この大災害に、見舞われてしまうのです。

でも、たとえ、ダメであっても、彼は自由人として死ぬことを
誇りとしていきました。
死ぬ前に、抗うだけでなく、どんな心もちで死を迎えるかーー
それは、若い恋人たちの最期へと移っていきました。


4.恋に落ちた二人☆

作品は、火山の爆発がメインかもしれませんが
ポンペイで最期を迎えた恋人たちの愛の炎は
火山の比ではない!!と、あえて言わせてくださいませ。

かつて、奴隷の自分を、命がけで守ってくれた令嬢のために
危険をかえりみずに、助けに行ったマイロ。
このとき、二人には、人道的な気持ち以上の感情があった。(見ればわかる)

お互いに愛し、守りあう……という姿は美しい。
というか、そんなふうに思われてみたくないですか.?

そして、いよいよもうダメでも
愛する気持ちが、この世の最後の思いならば
命が終わるときには、二人は一つになるかのような希望さえ感じる……………
(美化させてくださいませ……)


▼▼▼

過去の作品よりは、入り組んでいないかもしれません。

その分、
大災害に見舞われた、悲しい恋人たちの美しさが
ストレートに、伝わるようでした。





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テーマ : 洋画
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映画『グランド・ブダペスト・ホテル』★コミカルなのに毒あり長い詩もあり

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164381/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


予告編が面白そうだったので鑑賞しました。
ムーンライズ・キングダム』の監督作品です。

ああ、あのテイストかぁ~と思われるかも。
この監督さんは、色んな意味で、自分の味をしっかり濃い目にしみこませるので
好みは、別れそう……

≪あらすじ≫
とある高級ホテルの看板コンシェルジュが
上客である伯爵夫人の遺言で、名画を相続することになります。
納得いかない夫人の息子が、阻止しようとするので、コンシェルジュは
その絵を隠して(盗み?)しまいます。
その後、陰謀か誤解かで、コンシェルジュは、婦人殺しの罪で収監されてしまいますが
脱獄を謀ります……


前の座席の女性は、声を上げて笑っていたので、ツボに入れば爆笑なのかも。
私は、フッと笑いながらも、その域には達せずでしたが…….^^;

▼~▼内容にふれて雑感です。


▼▼▼


1、『グランド・ホテル』とは違う


高級ホテルが舞台で、人が死ぬ話?~~ということで
グランド・ホテル』を連想していました。

『グランド・ホテル』は、ホテルでの殺人事件と言うミステリーに加えて
そこに行き交う宿泊客の人生ドラマも含んでいて、引き込まれる作品でした☆

この作品はと言うと……
ホテルのコンシェルジュが主役ですが、ホテルは舞台というより
大きな外袋。
現在のホテルオーナーが、客人に、かつての名物コンシェルジュの昔語りをすることから始まって
現在に戻って、終わります。

確かに、コンシェルジュの、テキパキとした働きぶりは、ホテルで発揮されますが
収監と脱走のドタバタのほうが、メインか……(汗)


2.コンシェルジュとベルボーイ
主役のコンシェルジュのほかに、重要なのは、ベルボーイ君。
この相方(?)がいるから、成り立つ。
ボケとツッコミではありませんが、ボケを受け止める人がいないと、すっぽ抜けますもん。
ベルボーイ君は、脱獄のときも、腰巾着のように、そばにいてくれて助かる。

(料理番組でも、先生がひとりで、しゃべってるだけよりも
「このタイミングで、コレを入れるんですね。美味しそうですね~」と
相槌を打ってくれるアシスタントがいるほうが
美味しそうですよね。)

で、このコンシェルジェの趣味・特技なんですが
いちいち、詩を吟ずるのですよ^^;
ロマンチックで格調高いのは、
コンシェルジュ=レイフ・ファインズに合っているかもしれない。
けれど、面倒くさいんですよ^^;
ソコは、また始まったよ的な、ツッコミを入れる^^;

そんなダンディなレイフ・・ファインズですが、彼の魅力はそれだけではないですよね。
なにせ、彼は、闇の帝王=ヴォルデモード卿ですよ。
人のいいオジサマだけでない、ダークサイドな厚みもあります。


3、残酷で哀しい……


コミカルな感じで油断して、サクサク見ていると
残酷なシーンも、サクッときます……(>_<)
ソレを、ブラックコメディとしていいのかどうかは、なんとも……(―_―)!!

そして、終盤、ソレは、一種の感動でもあるのかもしれませんが…↓要反転


戦争が始まった頃の、列車内での検閲で
ベルボーイ君に、通行許可が下りないようなトラブルになったときに
コンシェルジュは、必死にかばってくれるのですが
銃で撃たれてしまったらしい……

なんか、胸がスースーするような、虚しさが…….orz


▼▼▼

コミカルムードで、サクサク進むシーンに
所々、毒が入るので
底抜けに楽しく面白い!というわけにはいかないかもしれません………(要覚悟)..

なので、できるだけ、面白そうなところは逃すまい、と思って見ました^^;
面白い部分は面白いかと。

雪山の滑走。
シュッシュッシュと、旗門をかわして滑るのは、面白く怖かった。

ウィレム・デフォーは、わかりやすく、怖い人だった^^;





PS:1つ気になったのは、“名画“の代わりにかけられる、卑猥な絵(汗)
雰囲気や構図が、エゴン・シーレっぽい^^;
この作品の舞台となる街は、滅びゆく、オーストリア・ハンガリー帝国を暗示していたらしいです。
すると、オーストリア~ウイーン~シーレと言う流れであっても、違和感なし。
夫人の息子が、絵を壊してしまう(滝汗)のも、ナチス時代にシーレの作品の没収されたのと通ずるよう…
あの絵は、シーレっぽく描いただけで、シーレ作ではないのでしょうか……
気になる……









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テーマ : 洋画
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映画『大人ドロップ』★ナイーブな“池松ドロップ“いかがでしょう?

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163634/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



≪高3の同級生≫~♂♀同性で親友同士
♂ユウ(池松壮亮)   ~ナイーブ
♂ハジメ(前野朋哉)  ~ゆるキャラ?
♀アン (橋本愛)    ~ピュア
♀ハル(小林涼子)   ~ナチュラル  なイメージです。



すごく大雑把に言えば、高3の同級生男女の四角関係です。
親友男子2人はアンが好き。ハルはユウが好き。


卒業までの半年で、答えが出るほど、簡単でない高校生活。
彼らは、淡く切ない恋愛だけで、悩んでいるわけでない。


大人になっていくという、止めようのない成長に
引きずられながら感じる、ヒリヒリした痛みは
もっと、うずいているはずの、別の痛みを、消しているのだろうか…………


この4人の配役は、それぞれ、いいポジションだったと思われますが
池松くんのナイーブさが、絶妙にピッタリ☆


▼~▼内容にふれて雑感です。


▼▼▼


1、池松クン♪=ユウ            
                        :初めから終わりまで(^_-)-☆


TV『MOZU』、映画『愛の渦』etc.最近、よくお見かけする、池松クンです。


池松クン=ユウは、特にナニ、という学生でもありません(ゴメンネ)
親友のハジメが、アンとデートしたいお膳立てを、ハルとともにしてあげるーー
というのが、手始めのエピソード。


↑ホノボノした感じというか、ゆるそうな感じでしょう?^^;
けれど、たとえ、そこまでの経過であっても
親友男子の会話のやりとりの、ボケ・ツッコミ(自嘲あり)に加えた
ユウの、ちょっとさみしげな独白が、とてもいいのです。


その後も、ずっと、このユウの独白は、シーンを埋めていくのですが
池松クンのつぶやきが、ウエットに、私の心に張り付いて、引っ張られました。
(この“湿度“が、適度でイイ☆)


2、アンに逢いにいくユウ


あらすじ通りに言うと、そのデートのお膳立ての悪さで
アンは、ユウに腹を立て、気まずいまま、アンは学校を辞めていってしまいました。
何があったのかを知りたいし、和解もしたい。
ユウはハジメとともに、アンの転居先まで、逢いに行きます。

これは、展開上の転機なのですが
“逢いにいく”ことは、大きな意味を、含んでいたと思います。
和解もそうですが、もっともっと、大きな意味があった。


そもそも、心残りを残したまま別れざるを得ないことが、ほとんどだと思うのです。
黙って去って行った人を追いかけて、何かを確かめるということは

勇気と時間と労力が、要りますから……
けれど、そこが青春!若いうちしか出来ないことの1つかと。
もしかしたら、再会は、もっと、傷つけあうかもしれないけれど……
ちょっと、遠慮っぽいユウだけれど、そこは、譲れない想いをアンに持っていたから。
(親友のハジメを立てて、デートのお膳立てはしたけれど)


そのユウの心意気の象徴が、歩いて山を越えたことです。
(電車に乗りはぐったのですが^^;)
あの山を越えるのはムリかも~(>_<)と思ったのですが
山越えして、アンに逢いました。そして、事情も知りました。
(離婚し再婚した父がホスピスに入所)


そこで、アンはもう別の(大人への)道を歩んでいることを、ユウは、知った……
それは、誤解が解けた安堵とは別に、新たな”距離”を自覚することにもなったかも……


3、ユウと女たち


小学生の頃、転校生同士というよしみのあったユウとアン。

その縁とは別に、アンの親友で、もっと積極的にサバッとしたハルは
ユウの前座席、ということでの近い関係。


好きな子にチョッカイ出す、という子供っぽいアプローチもありますが
ハルは、ユウへの想いから、彼氏とも別れる。(←ハルは発展家!)


そして、たじたじなのは、人妻:美波☆
大人への道の横道から、飛び出してきたようなアクシデント!
ユウは、カマキリの♂のような状態に><


「女の子の心がわかってない」とも言われてしまうユウですが
男子には、大人になってもいくつになっても、女子の気持ちを、
わかってもらえないかも……
あ、お互いにか……orz


▼▼▼


ドロップの思い出は、ユウとアンが小学生の頃の“肝油ドロップ”
成長への栄養となる。


そして、卒業して、モロモロ忘れながら
大人の日々を、生きていると….
ぶつかったような衝撃で、再会することもある。
たぶん、想いは、一瞬でよみがえりながら
ユウの言った言葉がいい。

「俺たちイタかったよな」  

悩んで、もがいて、イライラして、半分あきらめて
半分、無茶して、やり遂げたつもりだったけど
達成感もあり、虚しさもあり……???

でも、真剣だったんだ、アノ頃は……

それが「イタイ」と思うのが、大人と言うことなのかな……

いやいや、まだまだ成長の余地は、あるでしょ?
人生も恋愛も、煩悩は深い……

成長の“肝油ドロップ”、おひとつどうです?

口どけゆっくり、ちょっとスッパイ
『大人ドロップ』 いかがでしょう?











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ジャンル : 映画

映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』★モナ・リザの瞳は1万ボルトの魅力だから(^_-)-☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163976/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



名画『モナ・リザ』にまつわる事件☆というだけで、気になってしまいます(*^_^*)
かつ、あの神秘的な瞳の中に文字『LV』があって、
それを観た人は、どうにかなってしまうと……(>_<)

万能鑑定士:凜田 莉子(りんだ りこ)。
冒頭の試食会で見せた推理も面白く、ただの前フリではなくて、伏線となっていました。
ソレはこうだからこうで、アレはそうだからそう!と、鑑定する姿が鮮やかで気持ち良い(*^_^*)
(ロジカル・シンキング☆)

その後
40年ぶりのモナ・リザ展の開催のために、臨時学芸員となった莉子は
もう一人選ばれた美沙とともに、軽井沢で、強化合宿することになります……
ネタバレすると面白くないので、あとは……

▼~▼ 個人の雑感やツッコミです^^;(要反転)

▼▼▼


1、軽井沢の合宿  ←コレがキモだったのですが……^^;



真贋を見極めるために、ということで
12枚のモナリザ(っぽいのも)を、2枚ずつ“直観”で、偽物を排除するーー

ハア~
ロジカル・シンキングの莉子に対して、“直観”ですかぁ……
確かに、パッと見のほうが、何かを見つけられることもあるかも……
真贋を直観でかぁ~ルーヴル関係者のすることは違うナァ~……
…….と思ったのでした……

そして、フランス人はフランス語しか話さないよと、昔、聞きましたが^^;
軽井沢合宿の公用語は、フランス語。
ちんぷんかんぷんの莉子は、?????
せめて英語を!シルブプレ……(T_T)なのですが
莉子の驚異の勉強法の見せどころで、一夜にして、ペラペラに!(^_-)-☆


~中略~



2、何が本物か


「大変なことになる!」と、莉子が慌てる出来事は
言ってしまいますと、要するに、モナ・リザの盗難事件となります。
昔、盗まれて返却されたモナ・リザが、実は偽物で、本物は別にある…という……

面白いと思ったのは、
”コレが本物(あるいは偽物)です“と言われたモノについて
本物を知る関係者が、どう出るか出ないか……ということです。

“本物にはAの印がある”と言われたことを、関係者が肯定すれば
Aの印が付いた偽物が、出回ってしまう。
否定したとしても、本当のことを知る人は知っているので、偽物はわかる。

本当に、本物のことを知っている人でないと、真贋はわからない。(当然なんですが^^;)
思い込まされてしまった人に、振り回されてしまいます(>_<)

名画の事件と言えば、たいてい盗難事件がらみだと思いますが
今回は、燃やされそうに(>_<)
しかも、ソレは、偽物なのか本物なのか??(>_<)…….←ヤキモキしてお楽しみを(^_-)-☆



3、モナ・リザの瞳の文字


その文字を見つけた人は、精神に異常を………
きたすというのは、関係なかった………orz
……ということで、ちょっと雑談↓



▼▼▼

芸術作品の瞳には、やはり、神秘を感じますよね。

モナ・リザの瞳が……と言われたら、1万ボルトの魅力ですよ(*^_^*)
素材で、もう、先勝ち☆


それと負けず劣らずの目力☆と思うのが
ミケランジェロ作のダビデ像でしょうか☆
(ネタバレの代わりの雑談^^;)

瞳が真ん丸でなく、くぼみがあってハートのようと言われますが
あたかも、少女マンガの“光の粒”のような感じに抜けていて
硬い彫刻にも、目に表情が出て、魂が吹き込まれた感じかと思います。

          コチラにお邪魔してくださいませ。


おっと、
真贋を見極めんと、ロジカル・シンキングの、綾瀬はるかさんの瞳も美しいです(^_-)-☆
(私は、ポジティブ・シンキングで^^;)












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映画『MONSTERZ モンスターズ』★結末は“生き方“へと向かったのが良かった

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163367/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


韓国映画『超能力者』のリメイクですが、結末は異なります。


私が楽しみだったのは、配役です。

・藤原竜也:(仮名:Fとする)目で人を操れるが、体に負荷がかかるらしい
・山田孝之:(終一)Fの力が通じないのみならず、アンブレイカブルかウルヴァリンのように
                   驚異&不死身の回復力を持つ。




予告編では、Fが、操れない終一の存在を知り、彼を殺そうと迫るのを
終一が、どう応戦するのかに期待を持たせるようでした。確かに、それもある。

しかし
自分の力を呪いながらも、利用して生きているFには
親も含め、色々と思うところ、あります。(クレーム含む)

一方
挑まれてしまった終一は、結末も含め(←これは大!)
生きているということについての意義を、よく表現するものだったなと思います。

▼~▼ 内容にふれて(結末もふれちゃう)雑感です。

▼▼▼

1、Fのこと

特殊な能力のために、困ってしまうのは
X-MENのミュータントもだし、エルサ(雪の女王)もです。

人が、自分と違うモノを排除しようとするのは、一種の防衛本能らしい。(by劇中の警察のお姉さん)
仲間ハズレですよね。
Fが最初に遭った仲間ハズレは、DVの父親からのようでした。
結果、Fは、父を殺した過去を持っていました。

母も、子供の力を恐れ、隠すことばかりのようでした。
我が子でも手に負えない、と言えばそれまでですが、子供にとっての唯一の指導者は、親なのだから
ありのままの自分で、うまく生きていかれるように、育てないとですね。
「あの子を殺しておけばよかった」というのでは、言い訳にもならないと思うのですよ。

成人後のFの所業(殺人・窃盗etc.)は、赦しがたいことですが
子供の頃に、彼の能力について、ちゃんと向き合う人がいたら良かったのに、などと思ってしまう。
現実には、超能力ではないけれど、少年犯罪→成人犯罪者に類似するように思います。
その辺の、親からの愛情や理解が足りないために、イラつくムードが、藤原さんには、合っていて
極悪人なんだけど、寂しく哀しい風情が、ただようのです。

終盤、母親が、Fに逢いに来た時のシーンが、気になっています。
それは、母がFを抱きしめるように腕を回すのですが、途中でやめるのです。
抱こうとしたのは、母の意志なのか?
Fの操りだったのか?

母ならば、どんな子でもわが子なんだから、抱きしめたいと思うのでしょう。けれど
こんな子になってしまったという、気の咎めが、抱擁を止めたかもしれない…
あるいは
やはり、母が恋しいFが、操って抱擁させようとしたけれど
母の意志でなく、やらせの抱擁は虚しいので、途中でやめさせたか……?

ともかく、Fが居るところでの人の行動は
その人の自由意思か、Fによるやらせなのか、わかりにくい(>_<)


2.終一のこと

Fの力が及ばない終一は、それだけでなく、不死身のような治癒力あり!
羨ましいですが……^^;
彼は彼なりに、その能力が、重いんです……

家族が事故死して、ひとり生き残ったという、終一。
コレに限りませんが、“ひとり残る“という立場は、重いものを背負うこともあります………..
そして、なぜ自分だけが生き残ったのか?
生き残った意味は、なんなのか?
それを、ほかの立場の人よりも、考えることが多いかもしれません………………

終一は、「死ぬまで生きる」という言葉にたどりついたようでした。
けれど、Fの出現で、
そんなことを言ってられない状況に(>_<)

全く無関係の人が、自分を襲ってくるし(束になって、団子になって!)
全く動機の無い人が、投身してしまうのを、目の当たりにしてしまう……
そんな他人の不幸を、Fは、終一のせいだと言い放ち、ムチャクチャする……

なかなか死なない終一を「死んでも殺す!」と、ムキになって……(>_<)
(注:この“死んでも”は、能力行使で、体がボロボロになるFが、自分が死んでも、と言う意味です。)

やがて、終一は、自分が不死身なのは、人を救うためだと悟ります。
そのために、Fに、抗い続けるのですが…….


3、結末

私は、このなりゆき好きです(*^_^*)

(要反転)




人を救うためだ、と悟った終一は、Fも、その対象と考えます。
(なかなか出来ることじゃありませんよ)

襲ってくるときには、過剰防衛(死?)もやむを得ない(>_<)と思ってしまいましたが(汗)
落下しそうなFの手をつかんだ終一には、なんてイイ人なんだと……(←複雑な想いあり)
そして、落下した際には、終一が、Fをかばって下になり……




悪玉と善玉がいて、悪者を退治しました~~
という話ではなく、これは、生き方の話だったのかな……と思いました。


▼▼▼


Fも、終一も、“モンスターズ”と、化け物扱いのような終わり方に、なってしまいましたが(汗)
要は
Fも、名前ある“人間”として、
“個性”を、コントロールして生きていけば、それで良かったようなもんです。
(出来るなら、やり直して生き直そう!)←前向き


なまじっか、出来ちゃうから、しでかしちゃったFですが
彼の能力がモンスターなのではなく
自制できないことが、モンスターのようでした。
(そういう犯罪者いますよね)


♪ありの~ままで~(『アナと雪の女王』より引用)

人生いろいろ、個性いろいろ……
ありのままの自分と、自暴自棄にならないで、うまく、付き合っていこうよ☆
という、教訓でどうでしょうか(*^_^*)











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映画『X-MEN:フューチャー&パスト』★“説得”に魅了されるwithマカヴォイの目力

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163910/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

あらすじどおりですが
2023年、超ロボット:センチネルの攻撃で、地球は危機的状態に!
この、センチネルは、ミスティークの能力~能力ごと別人に成り代われる~を
パワーアップした、形状記憶合金のようで、
とにかく手のつけられない、トンデモロボット!><

プロフェッサー(チャールズ)とマグニート(エリック)は、
過去に戻って、センチネルを作らせないようにしたいと考え
不滅の治癒力を持つウルヴァりンを、過去に向かわせる。

そこで、まずすべきことは
若いチャールズとエリックを、“説得”して、協力させること。

X―MENの面白さは、特殊能力の披露もですが
必ずしも長所ではない、その能力を持った人の、“苦悩と生き方“にあります!

今回、私のキモは、“説得”でした。
胸が熱くも、なりましたよ……


▼~▼内容にふれて雑感です。
▼▼▼

1、説得☆

センチネルの発展には、
青い美女:ミスティークが、
開発した博士を殺したことが、関係していることから
ミスティークを止めるべく、
若きチャールズとエリックの協力を依頼するウルヴァリンですが
三者の間には、複雑な心もようがありまして
ホイ来た!とばかりに、コトが進まないのです……

聡明なチャールズとて、
能力も心も封印し、頑なになっているときもあった……orz
エリックは、JFKの暗殺犯!?として、接触も不可能なところに収監!

昔の自分を知っている、チャールズとエリックは、そんな自分たちを
無理やりにでも説得して来い!と、ウルヴァリンを送り出します。

なので、この“説得”し続けることが、とても、印象深いのです。

脚が不自由になってしまっただけでなく、
心労も重なったチャールズの“陰“の風情は
ジェームズ・マカヴォイ☆とてもイイです。

そんな、若きチャールズを説得するために、ウルヴァリンを通じて、
自分の意志を伝えた、プロフェッサー・チャールズ。
今、躊躇せずに決断することで、未来を、希望に変えられるのだとーー
↑このシーンには、胸が、熱くなってしまった……….
(壊滅寸前の未来世界との対比で、焦燥も、煽ります)

そして、この“説得”は、やがて
若きチャールズが、ジェームズ・マカヴォイが見せる“納得”として、
魅力あるシーンへと続きます。(イイ☆)


2.クイックシルバー(ピーター?)

:ウルヴァリンが、エリックの脱獄のために、応援を依頼します。
なにしろ、彼は、超高速スピードの、目にもとまらぬ早業で、移動できるので
あっという間に、コトが運びます。(*^_^*)
時短の奇跡☆

で、映像的には、このあっと言う間に、彼が、何をしでかしたのかを
スローモーション?で、見せてくれるのが面白い☆

この1秒に、あんなことやこんなことをしてたのね~。
それで、脱獄も、朝飯前ということです^^;


3.未来は変わる

脅威のセンチネルは、ミュータント各種の能力が、ブレンドされているので
とにかく、煮ても焼いても食えないほど(>_<)
強く、残酷です……

対するX―MENたちは、それぞれの特技を生かした連携プレーで、応戦するのですが
コレを見ていると、
各人各様の能力を、他の人にない異物と恐れることなく
自分の得意技として、合わせることで、大きな力になるんだナ~と、しみじみ思います。
(人間の個性・特技もそうですよね)

それが、たとえ、超スゴイものでなくても、時間稼ぎくらいはできる……
ダメもとでも、自分の持てる力で。一矢を報いようとするストームの姿勢にも
未来を変える希望はあったかと……でも、あ……(>_<)

この“あ”を、あとで、回収してくれるのが嬉しいですが……(*^。^*)

元から断たなきゃダメ!ということでの、センチネル対策の結果は……
コレでいいのか^^;と思いながらも、感慨が……

↓ネタバレなので要反転


ソレは、ウルヴァリンが、未来に戻ったときに見つけた、ジーンの姿!!

ココに、ジーンがいると、じゃあ、それまでの哀しいまでの、2人の運命の感動は
どうしてくれるのでしょう………….(T_T)
(ウルヴァリンが、愛するジーンを自ら葬るという……orz)
……と思いつつも……良かったナ~と…….


始めからある幸せなら、それほど大切に思えわなかったかもしれない。
けれど、辛く哀しい時間を、経験すればこそ、
やはり、明るい未来の姿は、素直にうれしい。

いないはずの人が、居てくれる♪
失われた時間を、再び、生きられる☆
センチネルに、メチャクチャにされるシーンが、ひどすぎるだけに
オアシスにたどり着いたような、安堵が…….


▼▼▼


ミスティークを演じた、ジェニファー・ローレンス。

ジェームズ・マカヴォイ&マイケル・ファスベンダーの2人から
“説得“&過激なアプローチ(>_<)を受けますが
ジェニファーは、図太さと繊細さのバランスが絶妙な存在感でした!
(この2人を持ってしても、けちらされそうな感もあり…^^;)

マイケル・ファスベンダーのエリックが、
競技場を、移動させてしまうシーンは盛り上がります!
(移動させて、どう使うと思います?)

ウルヴァリンの、強靭な肉体と、忍耐強い包容力もですが
1番、魅了されたのは、ジェームス・マカヴォイの眼力☆
説得力ありましたネ~(^_-)-☆







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