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映画『舞妓はレディ』★舞妓版『マイ・フェア・レディ』with京都の雨


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/162467/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


映画レビュー(ネタバレ表示)しました。以下とほぼ同じ。




京都育ちでない女の子(春子)が、舞妓になろうと奮闘する――
舞妓版『マイ・フェア・レディ』です。
(映画『マイ・フェア・レディ』ではオードリー・ヘプバーン主演)


2時間超のミュージカル仕立て♪
主演の萌音ちゃんの声が、よく通って気持ち良いです。
舞妓さんになる話☆楽しみでした(*^_^*)

▼~▼内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1、京都の雨は盆地に……^^;

舞妓さんには、京都弁は必須。
春子は、鹿児島弁と津軽弁のネイティブ・スピーカーなので
大学の先生が、京都弁の特訓をしてくれます。

「京都の雨はたいがい盆地に降る……」を復唱。

……コレ、『マイ・フェア・レディ』の
「スペインの雨はたいてい平地に降る」のオマージュですよ(*^_^*)
ここでは、長谷川博己センセが、歌って踊ってくれます♪


2.芸のお稽古←キビシイです(>_<)

舞妓さんになるには、京言葉を話せるだけではダメで……
歌や踊り、三味線…etc.教わることがたくさん。
見習い中は、なんでも大変です。

“舞妓さんの魅力は若さだ”――と、言うセリフがありました。

若い子ちゃん♪だから…と言う意味でなく^^;
なんでもチャレンジして、自分のモノにできる年代――
瑞々しいエネルギーに、満ち満ちている魅力のことだと思われます。
そんな若さいっぱいで、がんばる春子(=萌音ちゃん)は
ホント、初々しくて、がんばれ!と、応援しながら見ています。

けれど、ストレスがたまってか、声が出なくなった春子……orz


3.女将さんのこと


行けイケどんどん、のときは、進むだけですが、
アクシデントがあると、自分も周囲も、立ち止まります。

そんなときは、普段、遠かった人が、“気遣い“だけでない
過去・生き様・心の底にしまっているもの…etc.
“人間だもの“的な部分をさらけ出しながら、いたわりを見せてくれることがあります。

それが、女将さん★←しっとりしっかりの冨司純子さん

女将さんの昔語りが、とてもいい。
(回想シーンもミュージカルあり♪)
ああ、誰にも若いときがあって、イイことも寂しいこともあったんだナ~と
しみじみする……

そして、暗号?のような方言で、さらっと過ぎた序盤のコトが
ここで回収されます。


▼▼▼


かくして、春子は、舞妓・小春さんに☆
その“お店出し“のあいさつ回りは、晴れやかで、端正で、感激ですヮ~。

お茶屋遊び、と言いますが
その接客は、芸や気配りなど、最高のプロのおもてなしを含んでいると思います。
(野暮はダメですよ^^;)

(草刈民代さんのダンスシーンや、竹中直人さんのインパクト大の男衆(おとこし)も
主演を食いそうな“おもてなし”^^;ですが
小春さん姐さんの“シャチホコォ~”は、必見ですゾ☆


PS:ラストシーンのミュージカル(ダンス)は、もはや“Shall weダンス”^^;











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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ディス/コネクト』★ネット社会でも良い関係でつながりたい(^_-)-☆

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163905/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


ネットで簡単につながる社会――
便利ですが、安易ですよね……

その“負”の部分に、痛い目に遭った人々が感じる
怒りや後悔、そして良心…etc.と言った感情が
実体としての人の熱い体温で、迫ってきました。

そして、それぞれのエピソードに
それぞれの当事者たちが、少しずつ関わっている(コネクト)のが、ニクイ☆


▼~▼内容よりも独白?です^^;

▼▼▼

主なエピソードは
1.高校内の嫌がらせ(画像流出)による、生徒の自殺未遂
2、カード情報の流出で、一文無しになる夫婦
3、ネットでアダルト系商売する少年と、取材したキャスター


ネットは、なぜか、自分と“相手”だけの密室にいるような錯覚をしてしまうのですが
実は、ダダ漏れなんですね……
盗まれるし、ばら撒かれるし……(―_―)!!

ならば、そもそも、なぜ、ネットでつながろうとしてしまうのか…
(以下、独白です)

リアル社会で、誰かに、話せばいいじゃないか――と思いますが
自分が、ネットを使って気づいたのですが
つぶやきも含め、心の中をさらすことは、
リアル社会では、ほとんどできません………….orz

親しい人がいない??(―_―)!!
いや、親しいからこそ言えないということだって……(汗)


今までは、それは、日記が担ってきたことかも……
誰も傷つけず、心の整理をつけつつ、今日の自分をノートにさらし納得する――
けれど、もし
身近に、自分の話(グチ含む)を聞いてくれる人がいたら、そのほうが嬉しい……
怖ろしいことに(汗)、ネットは、それが、勝手に出来てしまうんです……

どこの誰かもわからない人が、たまたま、自分のつぶやきを見つけてくれて
もしかしたら、共感してくれることがあるんです…………
文字しかないのに、文字の力は強くて
その人の内面まで見えてくるようで、
自分の心の内を語ることで、心と心が、つながったような気になれて
無口で、仮死状態のような自分のリアル生活に
命さえ吹き込まれた、と感じることもあり得るのです。

だから、回線の先の相手が、本当は誰かもわからなくても
自分のこともわからないお互い様で
心を預けてしまうんです…….

逆に、リアル社会では、気を付けて、ガード硬く生きているので
どこかで、ゆるんだ自分を受け止めて欲しい気持ちが、あるのでしょうね……(汗)
それが、リアル社会で、成就できれば理想なのだけど
たとえ、“家族“であっても、いつしか、”同居人“でしかなくなることもあり
心の部分が希薄になって、ただ、生きて帰るだけ…のようになってしまうことも…orz

だから、
1と2で、被害に遭った人が、ネットを拠り所にしながら
リアル社会を生きていた部分には、共感してしまう…
だから、そんな寂しい人の心を、面白がって利用するなんざ、許せんのです。
(タイトルにあやかれば、そんな人は、心とか良心の回線が切れてるんじゃないかと)

いずれも、“事故“以前は、”クール”に過ぎますが
ひとたび問題が起こると、良くも悪くも、
人との関係が必要となり、強まる、というのも、人の性(さが)か……


もし、何も困らなければ、人は一人でいられるのかもしれませんが
幸か不幸か、生きていれば、何かが起こり
そのために、人は、助けたり助けられたりして
関係を、築けているのかもしれません。

2の、カード情報が盗まれた夫婦は、預金を失い
連鎖して、車や家までも失いました。けれど
雨降って地固まる、というように
その夫婦には、新たな夫婦の関係が残されました(コネクト☆)。

そして、お前が犯人だろう!とリアルに怒ろうとしても
“遠隔操作?“というのもあるから、ネットは厄介です……(―_―)!!


▼▼▼


ネット回線を切って、すぐ近くにいる人と
良好な関係を築きましょう――
作品では、それが、心に響きます。

されど
回線を切らずとも、ネチケットを守った良い関係でいるならば
世界も広がりますよね。
便利だし(*^_^*)

改めまして
ネットでつながった皆様には
よろしくお願いしますネ☆ということで、まとめマス(*^_^*)













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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ムルデカ・17805』★インドネシア独立のために戦った最後の日本人を悼んで

無題


作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/136817/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
あらすじ→コチラ

大東亜戦争後、インドネシアに駐留していた日本兵は
インドネシアの独立(連合軍(オランダ)から)を援助すべく戦う――

(ムルデカは、独立の意)
(17805は、インドネシアがオランダから独立を宣言した日
~皇紀2605年8月17日)

終戦時にインドネシアにとどまり
インドネシア独立戦争に参戦した元残留日本兵で、
存命する最後の1人だった小野盛さんが
8月25日、現地の病院で亡くなられた(94歳)、とのニュースがありました。

インドネシア独立戦争に、日本の残留兵が加勢したことについては
あまり、知られていないことだと思われ、
少なくとも、そういうことがあった、ということを
とりあえず、ご承知おきくださいませ。

(と言うのは、過去とか歴史とか戦争…etcということについては
イデオロギーや主観その他、個人により、思うところが微妙に違うもので
デリケートなものを含みまして、語りにくいものがございます。)

私は、始めは、戦争映画はあんまり……(―_―)!!
と言う感じで、観るつもりにしていなかったのですが
主演が、山田純大さん(杉良太郎さんの息子さん♪)だとわかり
応援するもりで、鑑賞した次第です。

演出上、史実や慣習の違いなど指摘・訂正された経緯もあるですが
インドネシア軍の全面協力が得られての撮影だそうで
それは、良かったと思います。

何はともあれ
他国の独立戦争のために加勢した人がいた、と言うことについては
奇特なことと思われます。

大東亜戦争では生き延びて、この戦いで戦死した方もいるそうです。
(戦闘シーンとしては、かなりの激戦だったかと)
そこまでして…と思ってしまうのですが
その時代、その土地での状況で判断された選択は
今の自分の価値基準で、どうこう言えるものでもないのでしょう…………….

この作品の細かい記憶はオボロゲですが
今日、インドネシア独立戦争に参戦した
最後の元日本兵の方が亡くなられたということで
哀悼の意を込めて、上げさせて頂きました。


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『イントゥ・ザ・ストーム』★ものスゴイ竜巻の中で(>_<)

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/164564/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


嵐をわざわざ、体感するなんて……(―_―)!!と言う感じではありますが
怖いモノみたさで、鑑賞しました。
(これは、竜巻が主)

やあ~スゴカッタね~ということで、イイのですが
そこにいる、立場の違う人々を、うまく配置させていて
竜巻の迫力の緊迫感だけでなく、ユルさもありで^^;
丁度よいエンタメだったのではないでしょうか。

▼~▼ 内容にふれています。

▼▼▼

1.ドラマの部分


主な境遇の方々は…
・竜巻を取材するクルー(ボス・気象学者・カメラマンetc.)
・卒業式の高校(教頭である父と息子)
・冒険好きの人(動画再生回数アップ↑命^^;)

序盤は
卒業生である息子が、
25年後の自分に向けてビデオメッセージを撮っています。

このビデオカメラ目線が、あちこちを写す視点に慣れていくうちに
やがて、
向こうのほうで、漏斗状の細い竜巻が発生しているのを目にすると、
“実録“という臨場感が増します。

生活をかけている取材クルーたちは、真剣だし
ケンカ腰だし、ここでの緊張感も、ピリピリです。

一方、冒険バ〇さん(字幕より)たちは、軽いノリとウケ狙いで
竜巻を追っています。
そんなナマ半価でいいんかい(―_―)!!と思うのですが
作品的には、楽しくでしょうがないさんの、こんなノリが
ウオー―ッ!!(>_<)という竜巻の合間には、いい箸休めになります^^;

序盤の、卒業生君が主役っぽいのですが
彼は、女の子の課題を手伝うために、卒業式をすっぽかし
課題の取材先の廃墟に出向いたために
そこで、竜巻被害に遭い、閉じ込められ死にそうな目に!(>_<)

代わって、彼の弟(ビデオ回ししている)が、
あっちこっちで、役に立ってきます。


2.ものスゴイ竜巻(>_<)

風が渦を巻くのは、校庭のかまいたちしか、私は経験ありません。

突然、風や雲が、渦を巻き始める光景は
画面とはいえ、スゴイことになった!(>_<)と感じます。
(実は、冒頭で、竜巻の被害者が出ています……
こわいものだゾ!と先制するようです)

天から地に下る渦が、いくつもグルグル回りながら進み
囲まれてしまうのもコワイですが
倒れた車からの油に引火したのが、火柱となって(!)
天に燃え上がる光景も、怖い!のみならず
その火の中に、巻き上げられてしまった青年もいる!!……orz

やがて、漏斗状に、ツイストしていた渦は
太い土管のようになって、襲ってきます。
もう、これは、何!????(゜_゜>)

飛行機を巻き上げるのは、もちろん
そこらじゅうのものを、バリバリ剥がしては、飛ばしてしまう!(>_<)
ああ、格子のすき間から、飛んでった人が……orz

竜巻の目に入ったあと、巻き上がり
雲上の世界を見渡した、クルーのボスが観た光景―-
そこはあたかも天国のような……と形容するのは不謹慎でしょうか……
このパノラマは、ボスのものだと、言っておきましょうか…………….


▼▼▼


かくして、竜巻は、破壊を残していきました。
一瞬にして、飛ばされてしまった命も、数多い……

これに限らず、地震・雷・台風…etc.
予測できない、あるいは、予測できても対処しきれない災害に
見舞われることは、多々ありますよね……

劇中のセリフにもありますが、
25年後の自分も大切ですが、
今日、無事に生きのびた命に感謝して、
明日一日、堅実に生きることが大切だな~と思います。

デザスタームービーが、今現在の私には、“非日常“からの教訓であることを
ありがたく思いながら、楽しみましたよ☆


PS:冒険バ〇さんは不死身で、ホッとする(*^_^*)











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テーマ : 洋画
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映画『ケイン号の叛乱』★ブラック上司をギャフンと言わせるだけでない後味

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/6316/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:ハンフリー・ボガード


新しく、ケイン号に着任した新艦長クイーグが、ボギーです。
と言っても、話は、若い将校キースを、主体に進んでいきます。

コレは、最後の10分、しかも、ボギー不在のシーンで
ボギーの存在感が生かされるような終わり方、と言うか
今までの流れから予想つかない、モッテ行き方でした!!!!
ウ~~ム……

(実は、都合で、最後の10分を残して、しばらく観ていませんでした。
叛乱劇と法廷劇があって
あのまま終わるのかな~と油断していたのですが、
最後の10分で、この作品の“味“が、まったく変わりました!(>_<))


▼~▼内容にふれてしまいます。

▼▼▼

ケイン号の艦長となったボギーは、今までの艦長とは違って、
厳しくて細かいのです。
しかも、自分のミスを認めない……(―_―)!!
今で言う、ブラック上司でしょうか。


シャツの裾が、ズボンに入っていない!と切れまくり
ヘルメット着用していない者がいれば、連帯責任を強いる…
まあ、それは、風紀指導としても
理解しがたいのが、“イチゴ事件”でした。


艦長は、ほかの人より多く、イチゴを食べたのに
もっとお代わりしようとしたら、もうなかった……
まだあったはずなのに、誰が食べたんだ!
誰か、保管庫のスペアキーを隠しもって、盗み食いしただろう!
キーを捜せ!と、夜通し、キーを捜させることに……


それ、こんな夜中に、やることですか????
イチゴの恨みは怖ろしい?
艦長は、鬼なのか、変なのか……??


そんなパワハラ上司の“窮状“を、ほかの艦の上官に
報告(チクリ?)しに行った副官たちですが
その艦での、キビキビした行動を見て
これが本当の海軍の姿なのかな……と、思い直して
いったん、引っ込みます。


けれど、イチゴ事件のインパクトは大きく
艦長は、ノーマルでない――という意識が
艦長をサポートすべき部下の心に、疑惑となり
艦長との人間関係の溝を、大きく広げてしまったようなのです……


憂さ晴らしに、艦長をおちょくった替え歌を歌ったりして
気を紛らわす部下たちですが
ある日、荒らしに遭ってしまいます。


艦長命令で、舵をとるのですが
艦長の舵とりでは、船は沈んでしまいそうに……(>_<)
けれど、艦長命令は絶対だし、どうする……(T_T)


そこで、叛乱が起こります。
一応、軍規に従って、
副官が、艦長の権限を奪い、指揮をとり
船は、窮地を脱します。


その後、“叛乱“の経緯についての軍法会議が行われました。
(法廷のやりとりと同じ緊迫感!将校キースも、副官側です)


イチゴ事件のこともあり
艦長が、精神を病んでいるのかどうか――
ということが、焦点の1つになります。


しかし、証言台に立ったボギー艦長は、毅然と証言し
医師の診断でも異常なしとなり、副官らは、ピンチに(>_<)
けれど
法廷劇の面白さは、口八丁手八丁にある、と言っても過言ではないですよね。
(法曹関係の方、お許しを)


ああ言えばこう言って、揚げ足をとって、崩していく……
ボギー艦長は、副官の弁護士に、手玉にとられるように
足元をすくわれてしまい、
“叛乱“は、正当なものだったとの判決に、至りました。
副官らは、叛乱の正当性が認められて、メデタシメデタシ…???


……………しかし、それで終わりだったら
ボギーが、こんなブラックでマッドで、しかも、裁判で負ける艦長を
演じている意味が、無いですよね?^^;


ブラックな艦長が、部下の叛乱で、ケチョンケチョンでした――
じゃなかったんです。


そこで
裁判では艦長をやりこめた、副官の弁護士が、語り始めます。


この裁判では、艦長に問題があった、ということで決着したけれど
この艦長が、精神を病むほどの強いストレスや孤独を感じてきた
これまでの経緯・経験を、一切、無視して、断罪できるものなのかと
副官らに、問うのです。


副官や若い将校、それと、叛乱をそそのかした(のに途中裏切る)作家志望が
平和を享受していた時代にも
(年上の)艦長の世代が、戦っていたから、国の平和が守られていたのではないか、と
いうようなことを、言うのです。


(これは、海軍の物語なので、そのような例えになるのですが
冒頭で、これは人間の在り方の物語です――と言うような表記がありました)


物事の評価は、絶えず、“今“で判断されることが多いですよね……
今、使える人に価値がある――
それは、当然のことではありますが
過去にあったその人の価値については、忘れがちです……
(お払い箱、という言い方もあったりして……orz)


今は、評価できないほど、お粗末になってしまっても(汗)
過去の業績や経験まで、否定されるものではない。
今は、トンだブラック上司であっても
“叛乱“でなく、サポートするように従うほうが、より正しかったのではないかと
弁護士に、諭されるのです。(平和的解決でありますナ)


テキの弁護士から語られる
艦長への敬意に納得できるのは
配役が、ボギーだったからだと思われます。
“経験“を積んだ重み、その存在感が、退席後まで残っているんです。


▼▼▼


ブラック上司をギャフンと言わせた部下たち――
だけでも、面白みはありましたが
それで終わっちゃつまらない(*^_^*)


ハンフリー・ボガードにつられて鑑賞しましたが^^;
彼の存在感あってこその“問いかけ“が、印象的でした。
メッケモンでした(*^_^*)














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テーマ : 洋画
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映画『特別な一日』★一瞬でも満たされたひとときがあるなら

 138172_1.jpg

 

 

作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/7983/

あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

 

 

大戦中のイタリア。

同盟国ナチス・ドイツのヒトラーが、ムッソリーニを訪問した、“特別な日”のこと。

 

式典には行かず、自宅で家事をしていた主婦(ソフィア・ローレン)と

ワケあり男性(マルチェロ・マストロヤンニ)が、ふとしたきっかけで、出逢います。

 

子だくさん専業主婦の、“不倫モノ”と言ってはそれまでですが

この“特別な一日“には、単に、男女の切なさだけでないものが、あります。

 

 

以下、雑感となります。

 

 

▼▼▼

 

 

家族のために、身の回りのことをするのは、主婦の役目だとしても

「ママ(自分)が3人は必要」だと思うほど、時間に追われ続けているのに

夫は、自分に用事を言いつけるだけ。

 

疲れた自分を、ふっと、どこかに逃がしたくなることは、あると思う……

 

家族が、式典に出かけているとき

飼い鳥が飛んでいってしまうのは、主婦である彼女の、“願望の暗示”のようでもあります。

そうして、

その鳥を追ってるうちに、一人の男性と、出逢うのです……….

 

ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ。

 

この2人は、多くの作品で、男女の物語を見せてくれますが

この作品での、たった1日の男女が、とても印象的です!

 

好意から始まった出会いに

彼女は、自分の虚ろな部分を、満たしてくれるものを感じました。

好意だけで、とおり過ぎれば良かったけれど

砂漠に落ちた水が、あっと言う間に、吸い込まれてしまうように

その流れを止められないまま、乾いていた彼女は、満たされました。

 

そして、恋に落ちて、みるみるキレイになった彼女は、言うのです。

また、逢えるかしらと……

 

↑↑この部分が、スゴクいい!

しかも、このシーンは、とても切なさを含んだシーンだったのだと、後でわかるのがイイ!

 

人妻には、今日が、出逢いの始まりの日。

日常のなかに、新しい日が訪れた。

 

そして、このシーンも↓。

物干し場で、二人で、シーツを取り込むという、生活感たっぷりのシーンと

二人の間に、大きな柱を置いた、室内でのアングル。

 

まるで

毎日が、同じように過ぎてきた人妻の一方で

ワケありの男性は、もう、ここを出ていかなければならない事情を、抱えていた……

と言うことに、呼応するように……

 

そんな中、確実な別れが、ハッキリしないまま、なんとなく、忍び寄った感じで終わるので

不安と寂しさに覆われた、深い余韻を、残します。

 

 

▼▼▼

 

 

私も、今日と同じように、明日が、来るものだと思っていたことがありました。

今日、会話したように、明日にも、また、つながりがあると思っていました。

 

けれど、輝かしい出会いは

始まっただけで、いきなり、終わることがある。

 

それを、知らずに、「また、逢えるかしら」と聞いてみたい彼女の気持ちは、痛いほどわかる。

そして

明日以降、彼がいなくなってしまったことに、あとから、実感として気づくであろう彼女が

とてもとても切なくて、不憫に思う……

 

不倫はいけないことなのは、わかっていますが

自分を、家事人形でなく、感情のある生きた人間として、観てくれる人がいたら

やはり、心だけでも預けたいと思うものだと思う……

 

 

人妻に、感情移入して、観ていましたが

“特別な事情”の彼にとっても、彼女と出逢えたその日は、特別になったはず!

 

一瞬でも、満たされたひとときがあるなら

それが、哀しみを引きずってきて、はかなく消えてしまっても

素晴らしい“特別な一日“として、私は、大切にしたい……

 

そう感じた作品です☆

 

 

 

 

 

 

 

 

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映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』★デヴィッド・パガニーニに惚れ直す(*^_^*)

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163920/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

ニコロ・パガニーニのこと→コチラ

天才ヴァイオリニスト:パガニーニ☆
パガニーニの映像化は、私の夢でありました……(*^_^*)

その人生模様を、画面で観てみたい!(ドラマ部分)
プロのヴァイオリニストで聴いてみたい!(演奏部分)
と言う願望をかなえてくれる、贅沢な作品であります(*^_^*)。


▼~▼以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼

天才とは、才能も行動も規格外(汗)ということがありますが
だからこそ、魅力的でもあります。


ヴァイオリンの弦一本で演奏した、と言う逸話も
本作は、デヴィッドが、演ってくれます(*^_^*)


常識の中に生きていない、ということの1つは
女性関係にだらしない…(―_―)!!ということも含むかと思われますが
本作は、そのへんのところも、“遊んで“くれています。
(……が、演じているとはいえ、デヴィッドはヴァイオリニスト。
さしさわりない範囲です)


そんなパガニーニに、ある男がマネージャーになってくれて
興行していくのですが
パガニーニが、高額をふっかけたために
破産しかけた興行主の娘と、恋に落ちることになります。


その恋の強いきっかけが、彼女の歌唱力♪というのが
音楽家の、目の(耳の)つけどころなんでしょうね……
彼女との共演も果たした興行も、大成功なのですが
天才なるがゆえに悪魔の烙印を押されたパガニーニの噂も手伝って
娘との恋は、成就せずに終わります……orz


人間わざとは思えないことは、“悪魔的“と言われてしまうのですが
スゴイことを目にすると、一般に、魅かれますよね。
その技だけでなく、それを成し遂げた人に、惚れてしまうんです^^
パガニーニの演奏を聴いて、女性たちは、熱狂し、失神し……
(ビートルズの公演でもそのようだったかと)


お堅い女性団は、「パガニーニの演奏は、悪魔的で、女性たちを堕落させますヮ」と
太鼓をたたいて、デモ行進する始末(>_<)
(太鼓デモは、うるさいです……(―_―)!!どっちが迷惑なんだか……)


恋に破れたとはいえ、パガニーニには、すでに男の子がいて
良いパパぶりも見せてくれますが
やがて、年もとり、体も弱っていきます……


バリバリの現役中は、“権利“を意識してか、
譜面に残そうとは思っていなかったようですが
自分の演奏した曲を、後世の人も演奏できるようにと、
譜面に記録することにします。
やはり、自分の生きた証・業績は、残しておきたいものかと、思います。
そのような気持ちは、生きている真っ最中のときは、自覚しにくいものですが
段々、死期が近くなると、“人生のまとめ“をしたくなりますよね……(自分含む)


かといって、彼と同じように弾ける人がどれくらいいるかは、わかりませんが^^;
残しておいてくれて良かった☆
と思っている人たちは、リスト他、たくさんいると思いますよ♪


死に臨んでも、自分は永遠に生きる、と豪語し
神との和解を拒んだというパガニーニは
教会への埋葬さえ、拒否されたといいます……orz


けれど、「永遠に生きる」というのは、合っているかもしれません。
演奏を残し、曲を残し、
後世の音楽家が、オリジナリティを加えながらも
パガニーニの曲を、彼の魂として、繋いでいますものね…….


▼▼▼


実際のパガニーニの悪魔ぶりは、どんなものかは想像しかできないけれど
さすがに、パガニーニと化したデヴィッドの演奏シーンは
ずっと聴いていたい(*^_^*)
けれど、ストーリーのために、フルで聴けないの……orz


ストーリーを、フィクション化するなら
もっともっと、狂喜乱舞でも良いくらいですが^^;
(アクの強さが、かえって魅力になりうると思うからデス)
デヴィッドの演奏☆で作品化できたことが、感激です!


デヴィッド・パガニーニさん♪
その超絶技巧ぶりには、惚れ直しますネ☆(^_-)-☆












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映画『ライフ・オン・ザ・ロングボード』★第2の人生の波に上手くノッテけ~(^_-)-☆

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/13950/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督:喜多一郎
主演:大杉漣



定年退職後の中年男性が、昔、かじったロングボードを再び
やってみようと、種子島にやってくる……

鑑賞してから時間が経っているので、記憶曖昧なのですが^^;
暑い毎日に、海とロングボードなど、いかがでしょうか♪


▼~▼以下、内容よりも雑感です。


▼▼▼


退職後の時間を、どう使いますか?
仕事から解放されて、アレもコレもやりたい方は、どうぞどうぞ
セカンドライフを、お楽しみくださいませ。


とはいえ、父のように、無趣味だと
ヒマだ~と、何をしたいかもわからず、ボヤくことに……orz


ライフ・オン・ザ~というタイトルですが
仕事に乗っかって生きてきた人は、退職後には、
自分の人生を、何に乗せるかを考えていないと、人生もったいです。
(余生は長いョ!男性の平均余命も、今や80才超!)

と言っても、体力は、若い頃のようには、無いし
物覚えも、若い頃よりは、覚えられない……
気持ちはあっても、根気が続かないとか
気持ちは先走っても、足が前に出ないなど……(以上、自分含む^^;)


この主人公のように、昔、ちょっとかじったものがあれば、とっつきやすそうです♪
(若いときには、何か、かじっておくほうがいいかと^^;)


ストーリーは、大杉漣さんが、ボードを上手に乗れるようになったよ~~
ということでは、必ずしも7ありません^^;
(宣伝写真だと乗れてる(?)ようにも見えますが……)


むしろ、まだまだだね~と言う感じで、終わったように思うのですが
でも、それでいいんだ……と思ったのが、印象深かったのです☆


若い時の、スポ根部活ものだと
苦しくったって、哀しくったって
がんばって練習して大会で優勝するゾ!というのが目標だと思います。
(例:アタックNo.1)
もちろん、シニアやマスターなど、中高年の競技会はあるので
そこで、がんばる熱血ドラマも、OKですョ!


けれど、そんなに、結果が出るほどかんばれない中高年もいます(ココにも……)
もし、第二の人生で何かを始めようとすることに、躊躇するとしたら
それかな~とも思うのです。
何かをする、ということは
今までの企業戦士人生の第2ラウンドのようで、また、何か
それなりの結果を出さないといけないようなプレッシャーが、
あるのではないかしら……


でもですね。
ボードを始めたからと言って、
作品の終りに、こんなに上達しました!!でなくていいんです。
ビシっと行かなくても、ダメじゃん…って、思うことないんですね。
まだまだ、先の長い余生の海で
ゆっくり、楽しみながら、波に乗ろうとすればいいんですよ……
早く上手になりたい気持ちは、それはそれでOK。
でも、必死になり過ぎて、
(スジを伸ばしたり)、悲観してしまっては、元も子もないですもん。


大杉さんは、キビシさの中に、ゆるやかな余裕があって、とてもイイ。
まだ、うまく波に乗れないけど、ボチボチ、やってみるよ…(*^_^*)
そんなキャラが、いとおしくステキ☆


▼▼▼


喜多一郎監督は、(あまり、作品を観たわけではありませんが^^;)
わりと、ゆるやかな感じで、作品を見せるように思います。
それが、時に、サビ抜きのようでもありますが
アクがなく、自然に流れていくので、心地よいのです。


中高年にも、楽しみが、まだまだ残る世の中であってほしいです。
2013年の男性の平均寿命が、初めて80才を越えた、
とのニュースもありました。
余生の波に乗る…以上に、
生きてる限り、生涯現役で、元気に楽しみましょうョ(^_-)-☆














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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』★オプティマス・プライムの男気・最高!\(^o^)/

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163329/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


今回は、新たな始まり、と言う感じで
マーク・ウォルバーグ父娘with彼氏が、渦中の人となります。


トランスフォーマーは
もはや、ロボット同士の争いでも、ロボットvs人間とも割り切れず
第三者(想像主?)の陰すらあり、複雑に、面白くなっています。


2時間45分の長丁場ですが、全然、長くなかった!
むしろ、まだ終わってくれるな!と、思いながら
マーク父娘たちと、災難に、遭ってました^^;

ロボットが暴れてるだけでショ、と思ってる方もおいでかと思いますが
(確かにそうではありますが)
それだけじゃないから、好き☆


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.オプティマス・プライム☆(声:ピーター・カレル)


かつて、人間を助けてくれたロボットたち(オートボット)のリーダー☆
今回、マーク・ウォルバーグ演じる発明家が、たまたま見つけます。

オートボットと人間の関係は、
仲間(恩のある人含む)が困っていたら助けるでしょ、と言う関係でありました。

前作では、人間は、もうロボットに援護してもらわなくていいから
ハイさようなら、という、割り切った関係になっていたところ
人間は、他の悪玉ロボット(ディセプティコン)のせいで、ピンチになってしまう…
オートボットらは、自分たちを捨てた人間を援護しなくても……と思うのですが
オプティマス・プライムは、義理の厚い“男“で、援護してくれるんです。
(そこに感激!)

そんなこんなで、今回は
ロボットは、もう、人間が作るからと、不要扱いで、見つけ次第、処分?されるような始末(>_<)
オプティマス・プライムは、傷ついて、古いトラックに身をやつし(トランスフォームし)
隠れていたのを、発見され、修理してもらいました。
オプティマス・プライムは、そこに、再び、恩義を感じるんですね。

この、オプティマス・プライムの声:ピーター・カレルさんが
いい声なんです。
この声も、作品の魅力です♪


2.想像主?

人間がロボットを作るというのは、あたかも、想像主のよう……
しかし、コピーしたようには作れない。
(人間は、所詮、想像主ではないということか)

それどころか、悪玉ロボットを、再生したようになってしまう……orz
(次作への機動力にはなりそう^^;)

そして、冒頭から出ているロボット(ロックダウン)は
“想像主”から依頼され、地球に潜むオートボットを捕獲するため、
攻撃をしかけてきます。(そのバトルが、延々と、スゴイ!(>_<))
“想像主“は未知の存在で、次への期待となります。


▼▼▼


夜空に輝く星を見つけたら、私の魂だと思ってくれ……


「トランスフォーマー」に流れるスピリットの主流は
多分、オプティマス・プライムの男気なんじゃないか……
と思えてきます(*^_^*)


世の中、得にならないことはしないほうが、利口かもしれない――
赤の他人のために、命がけのことをするのは、無謀かもしれない――
けれど
守りたい、助けたい、と言う気持ちは
そこに信ずるものが、あるからなのだと……


オプティマス・プライムは、その象徴のよう☆
そのまま、このムードで、引っ張ってってほしい。
オプティマス・プライム!最高☆



PS:スムーズに変身するトランスフォーマーより
ガシャガシャと組み合わさって変身するほうが、好き^^;





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『美しい絵の崩壊』★その“家族たち“は波の上に危うく揺れる


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164788/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原題:TWO MOTHERS

母①  :リル(未亡人)
息子① :イアン
母②  :ロズ(経過中に、離婚)
息子② :トム


幼なじみの母2人と、それぞれの息子――
海辺の近所どうしの、4人の物語。

これは、シチュエーションはシンプルですが
内面は、内側に向かって、濃いです。
一方
息苦しくなりそうな4人の心を
解放させてくれそうな“海辺”という背景が、絶妙に効果的で美しい……


▼~▼ 内容にふれて雑感です。
▼▼▼

1.母2人&息子2人

幼なじみで仲良しの母2人は、結婚後も
同じ場所に住んでいたよう。(レズ疑惑さえ…)
息子たちも、仲良し。

↑この “4人でひと家族”という状況で、
彼らの父(夫)は、ストーリーから、はじき出されたも同然です。
(リルの夫は、イアンが10歳頃、事故死)
(ロズの夫は、首都:シドニーへの転勤の際、離婚)

この4人家族の気楽さは、
「亭主は丈夫で留守がいい」の
「留守がいい」の部分を拾ったような感じか……

他人の異性であれば、男女の愛が芽生える可能性のあることは
家族ぐるみの中にあっては、相当なリスクとなる。
イアンが、もうひとりの母ロズに向けるまなざしが、熱すぎる!

(イアンとロズの関係は、近親相姦的なタブーを思わせる、
というのもありそうですが
他人なので、それはOK。むしろ、ロズが離婚前というのが、マズイ)


2.クロスする……

イアンが、離婚前の母ロズと関係したことを知ったトムは
イアンの母を、誘惑してしまいます。

やられたらやり返す――では、大人気ないですが
トムもリルも、その関係に、おぼれてしまう……
自制すべきではないか?と、ハタ目には思いますが
当事者しかいない世界ならば
二人だけの世界に、堕ちてしまうものかもしれない…
(リルは未亡人なので、法的な問題はないかと…汗)

この4人の“クロス“した関係は、ズルズルと
それなりに、楽園のような家族関係にはなる――――のですが……


3.2人の母はババになった……のに

しかし
息子たちは、若い女性と結婚して家族を持つのが幸せだ――と
2人の母は、“女心”を諦める……

ハタ目には、オバサンの恋心なんて、どうってことないかもしれない……
けれど、好きな人がいたら、再婚することもあるように
誰かを好きになる気持ちの火種は、いつも心の底にはある!(…たぶん…)
女心を諦めるのは、オバサンだって、苦しい……orz

とにかく、息子たちは、結婚して、それぞれ女の子が生まれて
また家族ぐるみで、ピクニックなどして、幸せに暮らしましたとさ…….

………….と、思いきや
やはり、本当に好き!という恋の火は、
そう簡単に、消せるものではないのは、女心だけではない。
息子たちとて……

許されない恋を終わらせましょう、と言っても
家族同然に近い間柄だからこそ、忘れようにも忘れられない……
このしがらみは、もはや、因縁か……………..

娘や孫娘がいるのに、そちらの家庭を捨て
息子たちは、“もうひとりの母”の懐に戻っていく。
母も、それを喜んで受け入れてしまう、というなりゆきよ……


▼▼▼


この、幸せな状況がずっと続くといいな……と思うことはあります。
子供も、ずっとそばにいてほしい、とも思う。
ならば
この4人の母子の心もようも、なんとなくわからなくもない……

そんな4人の、後ろめたい心もように
海が、効果的に、響いてくる。

一線を越えてはいけない……でも好き……
ダメだとわかっても……もう引き返せない……

まるで、波が寄せては返すように
心をゆさぶり、引き戻していく………….

海に浮かぶ、浮標のような場所は
彼ら4人のオアシスのよう。
陸の上では通用しないことも、ここでなら、許されるような……

ラストシーンは、浮標の上に、寝そべる4人。
太陽に恥じることなく
心地よく、波に揺られる…………
彼らの時間も価値観も、ずっと、そのままであるかのように………


邦題が、”崩壊”というなら
そこには、危うい“安定”すら、感じる…………………



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『るろうに剣心 京都大火編』★不殺の灯をつなぎ導火線は次作へと

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/162933/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

シリーズの続編です。
(原作未読なので、映画の雑感です。)

前作では、剣心のチャンバラがとても良かった☆

あの迫力と、剣心の後姿と、藤原竜也さんの志々雄に惹かれて鑑賞しました。
(今回も飽きさせなかったですねェ~)


▼~▼ 内容にさくっとふれて雑感です。
(言葉足らずで、面白さを伝えきれませんが…^^;)

▼▼▼


1.チャンバラというよりアクション☆


武士の世が去っても、刀と誇りを捨てきれない侍の群像。
作品には、“いわゆるチャンバラ劇”とは別の、影のような匂いがありますね。


とはいえ
いわゆるチャンバラ劇でない分、そんな影を、吹っ飛ばすように
スピーディで派手なアクション劇で、盛り上げてくれるのが、イイ☆
(むしろ、殺陣を、ゆっくりこってり見せてくれてもいいくらい^^;)


バッタバッタと何人斬り!もいいけれど
剣心と神木隆之介さんとの立ち回りも、緊張感ありました。
神木さんには、繊細な内面が太い存在感になっているのが、上手いと思います。
(彼にも、色々あって、志々雄についているんだろうな……と)


田中泯さんの死闘も、スゴくて好き☆


2、複雑な登場人物たち


今回は、『剣心vs志々雄』 という話がメインですが
アノ人もコノ人も出てきては
剣心に刃を向けてくるのが、見逃せません。


志々雄とてそうですが
時代はもはや、『幕府vs明治政府』 という単純なものでなく
変化には、こんなじゃなかった、という予想外のことが付きまといます。


すると、昨日の味方は今日の敵。
逆も真なりで、敵味方の人間関係が複雑になるのも
この時代を反映しているのでしょう。
で、面白さUP!


そんな志々雄(=藤原達也さん)の存在感は、圧巻!
声の凄みが、怖くてイイ。
敵とはいえ、この凄みには、惚れ惚れする。


敵味方には、利害関係もありのようですが
なんだかわからないのもあります……

たとえば、蒼紫。←元は幕府のお庭番(=伊勢谷友介さん)
剣心への挑戦は、目標とするにふさわしい男に勝つことを
新時代での自分の生き様として、なんとか、納得させているよう。
新時代にあぶれ、血迷い狂った者として
蒼紫は、切れる様に刺激的だ。


3.「殺さないで!」


剣心の“殺さずの誓い”は、平和的でいい……のですが
人質になった赤ちゃんの命がピンチ!のときは、どうしませう……(>_<)


もちろん、殺したくはないけれど、手加減したために
赤ちゃんが傷つくことになったら……
でも、敵を、殺さずになんとかしたい……
そんなときは、その一手に、集中していたはず。
なのに、その一手のとき、お嬢様・薫さんが「殺さないで!」と!
(フィギュアスケートの演技直前に声がかかってもやりにくいのと同じような)


殺さずの誓いは、
逆刃刀と同じくらい、キレイ事であるかもしれないけれど
キレイ事は、願ってこそ、先があるもの。(多分…)
その想いがあればこそ、剣心は、逆刃刀の持ち手たりうるんですね !!!
このシーンは、とにかく、赤ちゃんが無事で良かったよかった(*^_^*)


▼▼▼


新政府転覆を図る、志々雄の京都大火は、ボヤ?で済みましたが
それも、志々雄の策のうち。
策士よのォ~。


剣心が、タッタッタ!と走るスピード感は爽快!
背中の哀愁と、いいコントラスト☆


次回作までも、疾風のごとく、駆け抜けて行ってほしい!(^_-)-☆



PS:内務省が、思いきり、文翔館だった(*^_^*)










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