映画『寄生獣』★〇〇的に何かと暗示的な流血パニック(>_<)

作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164017/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
あらすじ→ウィキ(映画は少し異なる)
今回は“前篇“で、完結編に続きます。
気になる染谷将太さんに、阿部サダヲさんが寄生するというのに惹かれて鑑賞しました。
(高校生:新一の脳を乗っ取れず、右手に寄生したままのミギー)
変なものが、体内に入り込んで脳を乗っ取られたら困るよね……というだけでなく
色々と、含むものがあるようでした。
“寄生“~吸い取る、乗っ取る、居座る――
それは
経済的にも (ヒモ、貧困ビジネスetc.)
政治的にも (支配する者、される者)
思想的にも、(洗脳)
置き換えることができそうです。
VFXを駆使したリアルな不気味さで、人間を侵食していくパラサイト。
人間を食らう、血生臭さもあり(汗)
ミギーの憎めないキャラが、可愛くもあり――^^;
▼~▼ 内容にふれて個人的雑感です。(ネタバレ御免)
▼▼▼
1.人間を減らしたい?
冒頭でのパラサイトの独白。
人間が減れば、もっと地球環境には良いだろう――
人口爆発の問題は、確かに深刻です……
食物連鎖でも、人間を食らうのはいませんもんね。
パラサイトが、人口調節の役割を担うべく出現した感じですが
実際に、人口削減を実行に移している某団体も、世界にはいるらしいし
“パラサイト“は、まさに、リアルに危ういモノとの認識で、見進めます。(>_<)
2.共生モデル~ミギー
このパラサイトは、人間の脳を奪ってしまう“寄生“の仕方をします。
ミギーは、それに失敗し、新一の右手に巣食うことになります。
ミギーの共生ぶりは、阿部サダヲさんと“一心同体“で
楽しいキャラになっています。^^;
戦うときに、シャキーンッ!と手が、カマキリの鎌のようになって応戦するミギーは
スゴいし、健気にカワイイ^^;
けれど、この“共生モデル”は例外なんです。
3.搾取・寄生し尽くしたら??
“実験“として、パラサイトの女性が妊娠してみるのですが
生まれる子は、パラサイトでなく、人間であるらしい。
(赤ちゃんも、母への寄生か?)
一方、パラサイトは、人間の脳を乗っ取るだけでなく
やがて、人間たちを、食い潰す使命を帯びているという。
もし、人間を食い尽くし、搾取するものがなくなったら
パラサイトも滅びるのでしょうか?
(政治的にも、それで崩壊する体制ありますよね……)
この矛盾をどうするのでしょう?
それも、これからの見どころなのでしょうか?
4.母の愛と献身
新一の母は、昔、新一を守ろうとして、手に火傷を負っていました。
ミギーは、パラサイトは。自分が生き伸びることだけを考えているので
人間が、他者のために犠牲になることは理解できないと言います。
(そんな“御身大切”は、遺伝子もそうだと聞きます。
遺伝子は、自分の遺伝子を残すことを優先した振る舞いをするので
親が子の犠牲になることも、次世代へ自分の遺伝子を残すために
仕組まれたものらしい…….)
新一の母も、パラサイトに“やられて”しまい(ネタバレごめん(>_<))
パラサイトに乗っ取られた母は、体が母でも、別モノに…orz
パラサイトとして新一を攻撃しようとする母ですが、かつて、新一を守った手は
このときも、新一を守りました!
ああ、親が子を想う気持ちは、何よりも強い!!! (遺伝子のこと忘れて(>_<))
母は、脳だけでなく、全身で子供を愛しているから……
人口削減などと言いますが、人は誰かの子。
人の命が奪われることを、母なれば、みすみす見逃すはずがない。
実験として、パラサイトが生む人間の子とて、食い尽くされる運命を
みすみす、その母が、受け入れるはずないでしょう。
そこも、今後の見どころか。
5.政治家
パラサイトは、政治家にも“転身“しました。(実はそう簡単でもないらしいが)
一見、人間のためのように思わせて、パラサイトのための政治をもくろむ――
↑コレ、現実味あります(汗)
もっともらしいことを言って、人心を掌握して政権を握ったら
あとは、自分たちの都合のいいように、決め事をしていけばいいのですから。
▼▼▼
染谷さんは、不運を背負ってしまってすごく困ったオーラと
それに負けないであがくゾ!というオーラが
絶妙な表現を見せる俳優さんだと思っています。
新一役は、ピッタリだったと思います。
ミギーは、始めは、宿主を生かさないと自分が生きていけないという打算で
新一を守りますが、阿部サダヲさんの、なじんでくるようなお人柄?では
そんな割り切り方できないの、わかりますもんね。
ミギーが、右手になじんじゃった感じ、しっくりします^^;
犠牲者多数で、血みどろなムードありますが(>_<)
そこからの脱出&解決に向けての
完結編への期待が、高まります。

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