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映画『寄生獣』★〇〇的に何かと暗示的な流血パニック(>_<)


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164017/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

あらすじ→ウィキ(映画は少し異なる)


今回は“前篇“で、完結編に続きます。

気になる染谷将太さんに、阿部サダヲさんが寄生するというのに惹かれて鑑賞しました。
(高校生:新一の脳を乗っ取れず、右手に寄生したままのミギー)

変なものが、体内に入り込んで脳を乗っ取られたら困るよね……というだけでなく
色々と、含むものがあるようでした。

“寄生“~吸い取る、乗っ取る、居座る――
それは
経済的にも (ヒモ、貧困ビジネスetc.)
政治的にも (支配する者、される者)
思想的にも、(洗脳)
置き換えることができそうです。

VFXを駆使したリアルな不気味さで、人間を侵食していくパラサイト。
人間を食らう、血生臭さもあり(汗)
ミギーの憎めないキャラが、可愛くもあり――^^;


▼~▼ 内容にふれて個人的雑感です。(ネタバレ御免)

▼▼▼


1.人間を減らしたい?


冒頭でのパラサイトの独白。
人間が減れば、もっと地球環境には良いだろう――

人口爆発の問題は、確かに深刻です……
食物連鎖でも、人間を食らうのはいませんもんね。

パラサイトが、人口調節の役割を担うべく出現した感じですが
実際に、人口削減を実行に移している某団体も、世界にはいるらしいし
“パラサイト“は、まさに、リアルに危ういモノとの認識で、見進めます。(>_<)



2.共生モデル~ミギー


このパラサイトは、人間の脳を奪ってしまう“寄生“の仕方をします。
ミギーは、それに失敗し、新一の右手に巣食うことになります。

ミギーの共生ぶりは、阿部サダヲさんと“一心同体“で
楽しいキャラになっています。^^;
戦うときに、シャキーンッ!と手が、カマキリの鎌のようになって応戦するミギーは
スゴいし、健気にカワイイ^^;
けれど、この“共生モデル”は例外なんです。


3.搾取・寄生し尽くしたら??


“実験“として、パラサイトの女性が妊娠してみるのですが
生まれる子は、パラサイトでなく、人間であるらしい。
(赤ちゃんも、母への寄生か?)
一方、パラサイトは、人間の脳を乗っ取るだけでなく
やがて、人間たちを、食い潰す使命を帯びているという。

もし、人間を食い尽くし、搾取するものがなくなったら
パラサイトも滅びるのでしょうか?
(政治的にも、それで崩壊する体制ありますよね……)

この矛盾をどうするのでしょう?
それも、これからの見どころなのでしょうか?


4.母の愛と献身


新一の母は、昔、新一を守ろうとして、手に火傷を負っていました。

ミギーは、パラサイトは。自分が生き伸びることだけを考えているので
人間が、他者のために犠牲になることは理解できないと言います。

(そんな“御身大切”は、遺伝子もそうだと聞きます。
遺伝子は、自分の遺伝子を残すことを優先した振る舞いをするので
親が子の犠牲になることも、次世代へ自分の遺伝子を残すために
仕組まれたものらしい…….)

新一の母も、パラサイトに“やられて”しまい(ネタバレごめん(>_<))
パラサイトに乗っ取られた母は、体が母でも、別モノに…orz
パラサイトとして新一を攻撃しようとする母ですが、かつて、新一を守った手は
このときも、新一を守りました!
ああ、親が子を想う気持ちは、何よりも強い!!!   (遺伝子のこと忘れて(>_<))
母は、脳だけでなく、全身で子供を愛しているから……

人口削減などと言いますが、人は誰かの子。
人の命が奪われることを、母なれば、みすみす見逃すはずがない。

実験として、パラサイトが生む人間の子とて、食い尽くされる運命を
みすみす、その母が、受け入れるはずないでしょう。
そこも、今後の見どころか。


5.政治家


パラサイトは、政治家にも“転身“しました。(実はそう簡単でもないらしいが)
一見、人間のためのように思わせて、パラサイトのための政治をもくろむ――

↑コレ、現実味あります(汗)
もっともらしいことを言って、人心を掌握して政権を握ったら
あとは、自分たちの都合のいいように、決め事をしていけばいいのですから。


▼▼▼


染谷さんは、不運を背負ってしまってすごく困ったオーラと
それに負けないであがくゾ!というオーラが
絶妙な表現を見せる俳優さんだと思っています。
新一役は、ピッタリだったと思います。

ミギーは、始めは、宿主を生かさないと自分が生きていけないという打算で
新一を守りますが、阿部サダヲさんの、なじんでくるようなお人柄?では
そんな割り切り方できないの、わかりますもんね。
ミギーが、右手になじんじゃった感じ、しっくりします^^;

犠牲者多数で、血みどろなムードありますが(>_<)
そこからの脱出&解決に向けての
完結編への期待が、高まります。




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『想いのこし』★つながって伝える想いwithポールダンス

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/164191/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。




チャラい男:ガジロウが飛び出したせいで、交通事故死した4人。
アンタのせいで!(怒!)と、恨むよりも
この世に、想い残したことを遂げたい気持ちで、成仏できなかった……


ガジロウが、4人の願いを叶える手助けを、することになるのですが
彼らの叶えたいことは、主に、“相手”に伝えたいとか、
通じてほしいという、“人との関係性”を、感じるものでした。


特に、ユウコ(広末ママ)と息子の場合は、親子ゆえの“距離”があって
それが、グッと近づいていった終盤が、とても良かった☆



▼~▼ 内容にふれて雑感です。


▼▼▼


1.ガジロウ      クズ?……orz


4人とガジロウの出逢いのきっかけ。
それは、自分が飛び出して、彼らの車に轢かれたからと
慰謝料を遺族からもらおうと、ユウコの家に行ってみたから。


展開のためとはいえ、なんて奴!><


根っからのクズっぽくない岡田さんのライトテイストなチャラさが
合ってました



2.ガジロウの体を借りて


人の姿は、ガジロウしか見えないので
気持ちをくみつつ、ガジロウが代行することに。


それも、悔恨や善意からじゃないんですよ。
バイト感覚で、お金をもらうということで……(クズなの)


結婚式を挙げたい女性や
防火・消防活動の一助になりたい元消防士、
憧れの男子の最後の野球の試合を応援したい女子高生――


ガジロウが代行するのは、笑いもありつつ
ガジロウの姿が、本人と重なっていくのは、迫るものがある……
ああ、その場にいる人たちにも、生前の本人が見えているのかも……
本人だったら、どんなに良かったか……
たまらなくなってくる…………………………


3.ポールダンス☆          by 広末さんら♪


実は、4人は、ポールダンスの関係者でした。
広末さんらのポールダンスは、必見☆!


けれど、ユウコの息子は、母が裸で踊っていると思い、よく思っていないよう。
ユウコは、プロのポールダンサーとして、母として、恥じるものは無いのに、
息子に理解されていないのは、悲しい……


それよりも、触れられなくても見えなくても
息子のそばに居るだけでいい――と
息子を見守り続けるユウコには、じ~んとする……


そんなユウコを見ていたら
息子とユウコの架け橋になりたい、と思うでしょう、ガジロウも。


自分さえよけりゃいいと思って生きてきたガジロウが
4人が、他の人に“想い“を向けて、つながって(関係性)生きていたかったが
いいかげん、わかったと思いますよ。


そして、自分がポールダンスを、息子に踊ってみせるガジロウ。


そこは、ナンチャッテで始まりますが
やがて、感動のステージになっていく!!
ユウコと息子くんの気持ちが繋がった!!と思ったら …………….



▼▼▼


ガジロウの不注意で、人の命と幸せが奪われたことは
“代行”したからといって、つぐない切れるものではありませんが……


ガジロウが、ユウコと息子を、ギューッと抱きしめたとき
人は人を思いやって、つながりを持って生きているんだということを
恥ずかしながら、再認識した私です……


ともかく、交通事故は起こさないように、遭わないように
気をつけましょう、ということで。



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『インターステラー』★命ある限り想いは星の彼方を越えて☆


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164454/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


近未来。
地球は、食糧難に環境悪化で、他の星への移住を迫られていました。
クーパーの家でも、ポルタ―ガイスト?な現象が起こり
“何か”を暗示しているよう……

そんな“何か”に導かれる様に、NASAにたどりついてしまったクーパーは
元パイロットであり、人類を救うべく、“星さがしのミッション”に参加させられる。
●プランA~移住可能な星を見つけて、人類を移住させる
・プランB~移住できなければ、その星で人類を増やす

しかし、クーパーは、母のいない子供たちを置いていけない。
けれど、説得の妙で
人類を救わなければ家族も救われない――などと言いくるめられて
(↑この「人類か家族か」のような選択は、時々出てきて、悩ましい)
クーパーは、物理学者のアメリアらとともに、出発します。

▼~▼ 内容にふれて雑感です。


▼▼▼


1.ダイナミックな宇宙演出☆

すでに、何人かが、候補の星に向かって、信号を送ってきていました。
宇宙空間の抜け道?のような、早く行かれる“ワームホール”をダイナミックに通り
かつ、ブラックホールの強い重力で、落とされないように――

地球時間と宇宙での時間には、差があるので
ここでの1時間が、地球の何年分にもなってしまう。
さっさと、作業は、済まさないと(>_<)

時間や重力、空間のゆがみ、五次元??
なんとなく、一直線上の時間軸のなかで、一方向にしか進んでいない実感の私には
自分の理解が、ブラックホールに落ちていくような……(>_<)
けれど、やがて「相対性理論は無視だ!」とのお言葉で
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E5%AF%BE%E6%80%A7%E7%90%86%E8%AB%96
終盤の“サプライズ“へ、突き進んでくれます(*^_^*)

この宇宙演出は、別世界を感じますね。
果てのないことが恐怖でもあり、無限の可能性でもある――
未来と希望を信じて、旅立つのですね。


2.感情か理性か  


家族とは離れたくないからミッションには参加したくないのに
人類のためとは家族のためだ――とは詭弁です。

人には、人の役に立ちたいという優しさはありますが
それは、家族か人類(他人)か―という
家族を差し置いて、と言う意味ではないのですが(汗)
ときに、選択を迫られると困るのです。


≪アメリアの場合≫

信号を送ってきた複数の星のどこに向かうか――というとき
アメリアは、ある星を推しますが、そこは、アメリアの彼氏の行った星だとわかります。
クーパーのするどいツッコミに、アメリアも
客観性よりも愛から選んだ――と本音を言ってしまう……
なんだ、彼氏に逢いたいからかよ……(―_―)!!と思ってしまうのですが
ソレが人間だもの――なんでしょう……
逆に、愛など感情の力が、予期せぬ力を生み出すこともあるのが
人間の面白さでもあり、展開の予兆か。



≪クーパーの場合≫

彼は、適当な星を見つけたら、地球に還って子供たちを連れてくるために
このミッションをしているので、ほかの選択肢はありえません。
もし、地球に戻るのは、人類にとって燃料と時間の無駄だ!と言われたとしても……
家族優先で、ほかの人類のことはいいのか!と言われたとしても……
そこが難しい……
自分さえよければというわけではないのに…orz
ただ、子供たちが気がかりなのに…



≪マン博士の場合≫←マット・デイモン☆


居住可能な星ならば、信号を送る――ということで
信号を送っていたので、クーパーらが来てくれましたが……
実はウソ…orz
住めないのに救援が欲しくて、呼びました。(居住可能でなければ見捨てられる!?(>_<))
さらに、クーパーを“排除“して、船を奪おうとするマン(>_<)
自分が生き伸びるためには、人はウソもつくし、騙す……
理性的判断で、マンの星を選んだはずが、ウソの情報なら理性も何もない……orz



3.わが子が生き延びるために!

プランA(移住)で進めたはずですが、実は
責任者の教授は、プランAは諦めていて、プランBの心づもりだったとわかります。
つまり、地球の人類は諦めて、行った先の星で新たに人類を増やして、人類をつなげる。

けれど、クーパーは、そうですか、というわけにはいきませんよ。
何としても、地球に戻って、子供たちを救いたい!!!
一言で言えば、その愛の力は、理屈抜きで、何よりも強い!!!!ということなんです。



▼▼▼


ノーラン監督ならではの“五次元“映像が、繰り広げられ
親が子に伝えたい!伝えなければならない!という切実なシーンにドキドキする。


宇宙空間と地球との時間のズレ、重力の違い……
なんだかわからなくなってしまいそうだけど(>_<)
命ある限り、意識ある限り、愛する者たちへの想いは
どんな理論をも覆す!!――それでいい。

目覚めたとき、それがいつであっても、あなたに居てほしい――
その想いは、皆、同じだと思うから…………………


3時間弱の長丁場ですが、宇宙ならあっという間かも……^^;






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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』★♪クリスマス・イブは最高の奇跡にピッタリ(^_-)-☆


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164245/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

山下達郎さんの『クリスマス・イブ』をモチーフにした
ラブ・ファンタジーということで、気になっていました。


●光(相葉雅紀)   :漫画家志望の書店員 杏奈の幼なじみ ソヨンに恋
●杏奈(榮倉奈々)   :オブジェ制作家  ソヨンとも働く 光に好意
・ソヨン(ハン・ヒョジュ):照明アーティスト  北山の元カノ
・北山(生田斗真)   :売れっ子漫画家  光と同級生だった



幼なじみへの恋の成就なるか!?というストーリーは、軽めのテイストですが
クリスマスムードいっぱいの光の演出や、クリスマスソング♪が、
楽しませてくれます。
それと、デビクロくん(^_-)-☆


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.幼なじみって


要は、幼なじみだからって、なじみ過ぎて
男子が、目の前の、自分に恋する女子に気づかなくて
切ないよりもじれったい、恋の行方です^^;

光は、杏奈に、“世話”を焼いてもらっているようですが
イケしゃーしゃーと、出逢いがしらの恋に落ちてしまうんです…(―_―)!!
杏奈は、残念に思いながらも、光が好きなもんだから
応援してあげてしまうんです……なんて、健気なんだ……
気づいてよ、光くん……(―_―)!!
(相葉さんと榮倉さんの雰囲気がぴったり^^;)

そして、そんな恋の複雑要員として
ソヨン&北山という元カップルが、からんできます。



2.デビクロくん(デビルクローズ)☆★


デビクロくんは、光が生み出したキャラクター。
サンタクロースのダークサイドな部分で、サンタクロースから独立しています。

このデビクロくんの言葉を借りた『デビクロ通信』が、ミソなんですよ。
(張り紙禁止を言われもするが…(―_―)!!)

ちょっと毒を吐きつつ、光の本音を吐露している
ちょっとした名言になっています。
(書店の店長も、名言格言を多用してくれて、なかなか面白い)

北山にも言われますが、こういう本心からの言葉が心に響く――
……ありますよね……
本心からでなく、体裁よく、文字を並べただけの言葉は、巧みであっても
心に留まらないこと……(汗)
逆に、耳触りは良くないネガティブなことでも、本音の叫びは
その人の想いがこもっているから、親身に受けとれることも……

光が、運命の人に出逢うまで居るという、デビクロくん♪
幸せになれば、毒を吐く必要もないということか……^^;


3、クリスマスソング♪


山下達郎さんの『クリスマス・イブ』が流れると
それだけで、シーンが高まってしまう♪

おススメは
・竹内まりやさんの「ザ・クリスマス・ソング」~~アルバム「クワイエット・ライフ」収録
・山下達郎さんの「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」

↑コレは、多くのアーティストにも歌われる最強のクリスマスソングですよね♪
お二人の歌声に、ゆったり包まれるエンディングは、いいですよ♪

ちなみに、『クリスマス・イブ(2014 Version)』


▼▼▼


そして、クリスマス・イブに奇跡が(^_-)-☆ ←BGM最高☆


“奇跡”ということは、非現実的なファンタジーということかもしれませんが^^;
クリスマスのときくらい、そんな夢があってもいいかな……

光のオブジェが、キラキラして、とてもキレイ(*^。^*)
皆に、素敵なクリスマスを\(^o^)/と思っちゃう。






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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ア・フュー・グッドメン』★法廷で語るにオチル痛快さwith良心

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/4452/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

あらすじ→コチラ

トム・クルーズが弁護人の裁判劇です。

これは、舞台劇が基だそうで
人と人のからみ(セリフ)が、テンポよく、とても引き込まれました。
(敵役のジャック・ニコルソンの迫力もスゴイ!)

トムは、デミ・ムーアらとともに、殺人罪容疑の兵士2人の弁護をします。
いわゆる“殺人事件”の“冤罪”晴らしムードありますが
上下関係のキビシイ軍隊が舞台なので
複雑な事情が理不尽で、そこを崩そうとするのが、興味深い!

真犯人さがしがメインではなく、真犯人をギャフンと言わせるまでが
高まります!


▼~▼ ネタバレで、雑感です。
▼▼▼


事件は、キューバのグアンタナモ米軍基地
ある海兵隊員が、就寝中、兵士2人に襲われ死亡したこと。

即座に冤罪だと察知したデミ・ムーアは、弁護を引き受けようとしますが
上層部は、“和解”専門でやってきたトム・クルーズに任せ、
うやむやに終わらせたい。
トムも、ソフトボールを優先したいので、そのつもりでしたが
デミの正義感に押され、法廷に持ち込むことに。

そもそもの原因は、ジャック・ニコルソン大佐です。(ネタバレ御免)

死亡した海兵隊員は、異動したいために
キューバへの発砲事件を明るみに出すゾと
大佐を脅すような文書を、書いていました。
それが
キューバの前線での国防を誇りにする、大佐の逆鱗に触れ
秘密裏に、“コードR”が発令されたのです。
“コードR”とは、究極のパワハラ(死含む)です。

表向きは、“コードR”は存在しないことになっていますが
上官から命令された実行犯(被告)の兵士2人は、
規律を乱した海兵隊員こそ悪い!
との価値観を教育されているし、上官の命令は絶対です!
命令の良し悪しを、判断する分際ではない……

トムとデミは、大佐が、
“コードR”を発動したことを証明しようとやっきになりますが
なかなか、しっぽはつかめません。ましてや
将校を主犯呼ばわりしては、逆にこっちが、罪に問われそう…(>_<)

兵士の証言も、ハキハキできるように練習したのに
検察のケビン・ベーコンに、アリバイをあっさり崩されてしまう失態も!(>_<)
(ケビンとトムは、立場は反対でも、軍部の法廷上のことなので
仲が悪いわけでもない)

そんなこんなで、苦戦しつつも、どうにか、大佐を“証人“として
引っ張りだすことができたトム。
禁じられている“コードR”を自分が命じた――などとは
大佐が自白するはずもない、とは思うのですが……

けれど(ソコが面白いところ!)
うしろめたいことは、隠しておきたいものでも
自分が正しいと思っていることは、
むしろ、自信を持って言いたくなるものかも――
ということを狙ったトムは
大佐の、軍人としての誇りをつつくように、誘導します。
癇に障った大佐は、自制を失い、口角あわを飛ばす勢いで
自分の主張を、ブチまけます。(←この迫力はスゴイ!)

そして、ついに
(けしからん兵士をこらしめるために)
自分が“コードR”を発動したのだッッ!と、堂々と述べてしまいます。
語るにオチたのですが、むしろ、開き直って、さっぱりしたふうにも見える大佐……

結局、被告2人は、上官の命令に従っただけではありますが
人ひとり死んだことの罪は免れず「なんで?」と茫然とする兵士……
「そんなに簡単じゃないのよ」と、デミ。

上官の命令は絶対――というのが前提だとしても
人としての“良心”は、被告の兵士にはなかったのか?――という問いがありました。
戦時ならともかく平時にも、上官の理不尽な命令に従うのか?と――

そうやって、第三者の立場なら、簡単に、“良心”を持ち出すことはできるのですが
現場は、キレイ事?が通らないこともありますよね……(汗)
後だしジャンケンで、ああすれば良かったと、理想を述べるのは簡単ですが……
彼らが、命令に従ったことは、“言い逃れ”でもなく、それが通常だから。

けれど、もし、良心と命令のはざまで、苦しむどころか
被告の兵士に、まったく“良心”のとがめが、なかったとしたら??
それはそれで、問題ではないのか?という問題提示を、してみせる後始末が良い。
命令なんだから仕方ないじゃん(>_<)ではないんだよと。


▼▼▼


悪気(殺意?)のなかった被告兵士は、大罪には問われなかったけれど
無罪にもならなかった。
“簡単にはいかない”事情があるとすれば
彼には、良心のとがめがなかったこと―――もあるだろうか……??

裁判の終りに、被告の兵士は、“良心”というものを意識することになる。
その表現型が、退廷まぎわでの、トムへの敬礼。
兵士とトムがかわす敬礼は、輝いてさえ見える☆

世の中には、抗えない理不尽があって
“良心“の判断さえ、入り込む余地のないことも、あるのだと思う。
それでも、ほんの少しでも、そこに、“良心”があるならば
理不尽の片隅を、打ち砕くこともあるかもしれない……

ほんの少しでも、良き人であれ!(^_-)-☆  (自分含む^^;)


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『紙の月』★ラストに回収されるお金の“意味“や“価値“

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164641/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


人妻銀行員の横領事件――

始めは、夫の生活のすき間を
若いツバメとお金に溺れた、中年女(梨花)のどうしようもなさを
見るのかと思っていました。

けれど、冒頭から
梨花が学生のときの、水害に遭ったタイへの寄付のエピソードで
お金の持つ“善意”や“価値”ひいては、“正義”や“良心”あるいは“偽善”???
を、それとなく、匂わせつつ
お金の持つ“誘惑”や“破滅”を、加速させていき
かといって、結局、お金は魔物だね……で終わることなく
ラストシーンでは、“お金“の持つ”意味“や”価値“を、
改めて回収してくれたのが、良かった☆


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.きっかけは“善意“

梨花の横領のきっかけは、“善意“からでした。
孫・光太の学費を、払うつもりのない祖父のお金を
自分のものと偽って、“貸した“のが、始まり。
(梨花と光太の関係のはじまりでもある)

お金は使い方次第で“善い”こと――

それは、かつて、タイの子供たちへの寄付をしたときと同じ気持ち。
シスターは、“与える喜び”を、生徒に諭しました。
困っている人へのお金は、“価値”ある“善行”だと――

けれど、そのために、梨花は、父の財布から数万円抜き取ってしまい
シスターに責められますが、
梨花は、“善意“を信じて疑わなかった経緯が、ありました。


2.時計のこと   


梨花は、夫婦のために、ペアウオッチを買いますが
夫は、さほど、大切に思ってはくれなかった……
それだけでも、がっかりなのですが
夫は、もっと高級な時計を、梨花にプレゼントしてしまいます……

もらったものと同じものをプレゼントしては、ダメですよ……
しかも、もっといいのを買ってあげたよ♪と言うのは
相手を思っていそうで、その前の相手の行動を、否定するものですよ……
(私は割り切りますけどね^^;)

やがて、上海に単身赴任する夫とは
時間も気持ちも、ズレていく――というような暗示にも思えます。


3.欲に溺れる

仮に、“善意”からだったとしても、1度、人のお金に手をつけた“悪行”は
その本性を表すように、拍車がかかってしまうよう。

ましてや、“自由“の象徴のような、若いツバメくんが池松壮亮さんなら
〇欲・△欲etc.全開で、溺れますよ……
(逢引きの様子は、直視できません……(>_<))

池松さんは、ホント、イイ!
エネルギッシュに、梨花に惹かれ、未来を感じさせる若さがありながら
どこか、諦めムードが、柔らかく漂っていて
実は退学していた、という事実が、梨花の不安を、煽っていたかも……

お金に“善意“の意味があったとしても
寄付を受けた子供たちが、必ずしも、成人までも生きられないことを知った梨花には
やはり、お金とは、ペラペラの紙一枚でしかない虚しいもの――との想いに
支配されていたのか……?
いや、人のお金の“意味“を、他人が使ってあれこれ言えるものではないけれど…(>_<)

楚々として、(しれーっと)信用を裏切っていく梨花。(>_<)
宮沢りえさんの美しさが、魔性です。


4.女性行員2人

・小林聡美さん   ←梨花の横領を暴いた上司

彼女が、横領が明るみになった梨花と、話すのが印象的です。
意外に、梨花を責めず、もちろん、同情や共感でなく
屹然と、率直な気持ちを梨花に話す。

彼女は、小手先の帳尻合わせを、することもなく、
普通に、職務を、まっとうしてきただけ。
なのに、お払い箱にされる現実を、受け入れてもいる。
むしろ、“トリック“をしてきた彼女の上司たちが、この件で窮地に立たされるのを
冷ややかに見ていたのかも。

・大島優子さん   ←上司の愛人

大島さんの、明るくて、したたかな娘よ!
彼女が、器用に、女を生きていくのだとしたら
梨花は、やることが大胆な分、逆に、不器用だったと思ってしまう。


▼▼▼

ラストシーンは、意味シンでした。

穴埋めできないほどの横領して、お金のことは、どうにもならないね……
と言う感じでしたが
ラストシーンでは、それでも、お金には“意味”があるのだ、と思わせてくれました。

いや、それも、そんな単純なわけにはいかないのだけれど
少なくとも、ムダ金や死に金ではなく、生かすお金の使い方はある。
善意が偽善にならないように、気をつければ……
明日の誰かの笑顔になると…….





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ジャージー・ボーイズ』★フォー・シーズンズ~名曲は4人の人生とともに

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164566/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


ミュージカルの映画化だそうです。
実在のミュージシャン“フォー・シーズンズ”の物語。

・フォー・シーズンズのこと→コチラ
・ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のこと→コチラ


4人が、街灯の下で、練習している光景から
私は、てっきり、仲良し4人組が、故郷ニュージャージーから
大スターへと羽ばたく、サクセス・ストーリーだと思っていました。

確かに、大スターにはなりましたが
グル―プの仕事は、必ずしも、“仲良し“グループから始まっているわけでは
ありませんよね……

始まりは、リーダー格の、トミーのカメラ目線での、語りかけ。
トミーのひとクセあるキャラに、興味を、ガッチリつかまれ
彼ら4人の、“ドラマ“に、引きこまれていく―――


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.歌の数々♪


往年の名曲は、昔、聴いていた頃の自分の想い出と重なったりして
映画+自分のドラマで、層が厚くなる楽しみもあります。

・シェリー♪     この高音(裏声)のノリ、たまりません(^_-)-☆
・恋はヤセがまん♪  そうかも(>_<)
・恋のハリキリボーイ♪      邦題付けた人もなかなか(*^_^*)
・君の瞳に恋してる♪     カバーがディスコで流れてた…


・Short Shorts♪   タモリ倶楽部を思い出す?^^;
  :フォー・シーズンズに入る前、作曲したボブ・ゴーディオは、
   15歳(!)だったそうで
   グループは、強力打線を迎えました。


2.上り調子のときは、1つになれる


上を、前を目指しているときは、一丸となって、がんばれるイイ時です。
めざす目標からみれば、ほかのことは些細なこと。

街灯の下で、音を合わせる姿が好き☆
夢に向かっている途中の姿が、人は、一番美しいと思う。
色々、不安もあって、大変だけどネ……


3. 4人4色でも1つに


グル―プとしての成功は、成功としても
やはり、人は、各人各様。
グループ内での役割も違えば、価値観や私生活も違う。

犯罪はダメでしょう~(>_<)
刑務所、出たり入ったりしちゃぁ……
借金もダメでしょう~ケタがちがうよ、ケタが……

いくら、リーダー格とはいえ、トミーは、素行不良の傾向が……(―_―)!!
グループに問題ある人がいると、正直、負担ですよね……orz
けれど、このグループだから成功した、とも思えば
借金を肩代わりしてあげよう、というのは、最大の“友情“と言おう……
でも、割り切れない気持ちは否めないのもわかる……


4. 月日が経てば


一世を風靡しても、流行り廃りや、方向性の違いその他で
ずっと一緒に活動し続ける、というのは、ムリになってくるようです。

だから、同じ目標に向かって、進んでいた頃が、とても素晴らしいのです。
(学生時代の部活などもそうかと)
いつしか、修復できないほどのミゾに気づけば、もう
戻れるところも、なくなってしまう…………orz

けれど、歳月というのは、寛容なもの。
殿堂入りを記念して再会したメンバーが
年輪を重ねた姿で、握手する様子には、思うところありました。

何十年も経ってしまうと、あれもこれも時効?のようで
恨み言があっても、お互い忘れてていい年だし^^;
想い出は、いい想い出だけが残る、ともいいますもんね……

なんだかんだあっても、彼ら4人が、人々の心に残る歌を残した、
“フォー・シーズンズ”であることには、変わりないのですものね(^_-)-☆


▼▼▼


イーストウッド監督が、実在のミュージシャンを映画化したということで
楽しみに思っていたのは、
以前、実在のミュージシャンを描いた 『バード』を見たからでした。


音楽を楽しみながら、進むストーリーは
ナマの人生の厚みもあって、見ごたえエンタメ度大です。

トミーのほか、他のメンバーの、カメラ目線での“本音トーク“が
とても、良かったですネ☆
メンバーの気持ちや存在感が、グッと近づいてきました。


♪ You're just too good to be true~(歌詞引用) ←『君の瞳に恋してる』歌い出し
明るいメロディに乗っけて、甘酸っぱい切なさで歌う、フランキーの姿には
色々含めて、こみ上げるものが…………
名曲の持つ力、深いナ……









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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『天井桟敷の人々』★人ごみに流される怒涛の幕切れwithパントマイム

132899_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/132899/ 
       https://www.allcinema.net/cinema/15610 " title=" https://www.allcinema.net/cinema/15610 "> https://www.allcinema.net/cinema/15610 
    ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



一言で言えば、美女をめぐる男たち(特にバチスト)の物語――

と言っても、単なる恋のから騒ぎでは、もちろん、無く
小手先の筋書きに、流されることなく
重厚と言っても、重ったるくない――
2部作の長丁場ですが、スゴイ作品でした!

“天井桟敷“とは
劇場の後方の、天井に近い(高い)、安い席のこと。
そこからは、劇場全体を俯瞰できます。
この壮大なドラマを、あたかも、
“天井桟敷”から、見下ろしているような熱気を感じつつ、ひいては
市井にうごめく人々の生き様そのものが
大きな劇場であるような気持ちに、なっていきました………….


第1部:犯罪大通り (犯罪関係ナシ)大道芸や劇場のある大通り
              美女ガランスとバチストが出逢い、別れる +α
第2部:白い男 白塗りパントマイム(←必見☆)のバチストの活躍と
                      ガランスとの再会


▼~▼ 内容にふれて雑感です。
▼▼▼


1.美女ガランス☆      ちょっと老けて見えるけど……^^;


美しさを見せ物にしてきた、ガランス☆
そんなガランスに惹かれる男たちの中で、恋に落ちたのが
パントマイム芸人のバチスト☆

けれど、バチストとは結ばれず、見初めた伯爵の女になる。

そもそも、バチストとは、“あの宿”で、お互いの想いを知ったのに
バチストがウブで、“敵前逃亡“してしまった……(―_―)!!
バチストは、アレだけアピールした挙句にですよ!
ウブというのも、罪なもんです……

もしも、再会できるなら、置き去りにされた女心は、まっとうできるものなのか……
中途半端でも、想い出は、想い出のままのほうがいいのか……



2.代書屋ラスネール ←クセモノ


ガランスの“知人”。
この男は、ドラマのわさびとも言うべき、ピりりとした奴です。
彼は、文才にたけた賢い男。

誰にも負けたことがないという、自信家である一方
自分の能力が生かせていない現状に、不満がありそうで
他者を侮蔑することで、その憂さ晴らしをしている感じです。

そして、頭の良さを誇示するように、名言(迷言?)を多用し
自らを、“哲学的“・”文学的“香りで、包み込むようなんですが
クサいんですよ……(ー_ー)!!」

「私には誰にも愛されない、究極の自由があり
誰からも愛されない、究極の孤独がある」
うーーむ…….            言ってろって感じでしょうか……
孤高というより、寂しくないですか………>>

そして、本当はガランスを愛し、愛されたいのに
“自尊心”が許さなくて、自分からは、告白できないのです。
(自尊というより、自損か……)

そんな自尊心のある男が、気高く生きるのかと思えば
詐欺はするし、暗殺するし……
頭がいいなら、イイ生き方をしたらいいのに……と思ってしまう。
これも、人間の性(さが)か業(ごう)か……
まあ、気になる男です^^;


3.役者ルメートル 


冒頭、犯罪大通りで、ガランスに一目ぼれして、言い寄るところから
物語が始まっていくように
ルメートルは、狂言回し的で、
ラスネール、バチスタ、伯爵らと、関わりながら、進んでいきます。

しいて言うと、ルメートルが、念願の『オセロ』を演じるくだり。
オセロが、誤解から、最愛の妻を殺し、永遠の別れをすることになるという
シェークスピア悲劇が
劇中の恋人たちの運命を、暗示するようです。


4.バチスト☆    ←パントマイム必見!


ジャン・ルイ・バロー演じるバチストのパントマイムが、素晴らしい!!

始めは、ボーっとしているようなバチストが
ガランスに着せられたスリの濡れ衣を、パントマイムで説明して、晴らす――
その生き生きした表現力よ!!

そして、第2部『白い男』は、バチストの章。
舞台で見せる、可笑しさと哀しさ。
コメディタッチなのに、人殺しもあるマイム……
細い体なのに、大きな存在感!

いとしいガランスを前にしながら、自ら去ってしまったバチストも
自分を恋う娘と結婚し、息子を授かります。

しかし、運命とは、幸なのか不幸なのか……orz
ルメートルのおかげで、ガランスと再会できた、バチスト。
今度は逃げないゾと。
「恋なんて簡単だ」    そう、自分の想いに従えばいい……?

けれど、物事には、タイミングというのがある。
妻子のいるバチストが、今更、過去の恋に流されていいはずが……(>_<)


▼▼▼


かくして、怒涛のエンディングへ!

恋に落ちても、うまく進めなくて
それでも、それなりに、運命の-時間の-流れに乗って
人は、生きていくものなのかもしれない………

想いのままに、今更、流れに抗おうとしても
もう失うまいと、どんなに手を伸ばしたとしても
あのとき、手に入れなかった恋や幸せは
ただ、失うほかないのか……………

この、ものすごい群衆の中に、消えていく恋しい人は、すでに幻と化す…….
もみくちゃにされながら、人ごみに溺れていく、バチスト。
引き離されていく二人………もう届かない…………
ああ、この別離の凄まじさに、圧倒される!!!!


恋なんて簡単………かもしれないけれど
幸せになるのは、むずかしい??…orz

これも、人生の一幕。



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『トワイライト ささらさや』★落語の人情話のよう~オチもよろしいようで(^_-)-☆


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/165147/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

死んだ落語家が、妻子に想いを残すあまり
ほかの人の体を借りながら、蘇る――

落語家は、飄々とした、大泉洋さん。
若くして、妻子を残して亡くなるという悲劇を
可笑しく、温かく、何より
哀しみを、哀しいままにせず
ワル者?も、悪い人のままにしない
まさに、落語の人情話のようでした♪


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼

1、人の体をチョイとお借りする。


妻子を残して死んだユウタロウ。
この世に未練が無いわけがない。

始めは、葬儀の最中に、さっそく
師匠の体を、借りました。
(小松政夫さんが、ユウタロウになりきる)

それは、妻子に、切羽つまった事情が起こった、とっさの機転。
早く、この場を去って逃げないと!(>_<)
俺の金じゃないから遠慮なく持って行け!とばかりに、ちゃっかり、
師匠のお金を、妻さやに渡す幽霊ユウタロウ。

ささら駅で降りて、叔母の家だったところに隠れるように住む、さや母子。

そこでは、冨司純子さんが、ユウタロウになり
言葉を話さないボクちゃんも、ユウタロウになり……

↑この子役君、好き☆
「ジジ〇、ババ〇と来て、今度は子供かよ」
ユウタロウの悪たれ&ボヤキが、大泉さんのイメージと
子役君の可愛さで、絶妙♪
思わず、ニンマリ(*^_^*)

そして、中村蒼さんがユウタロウになり
最後に、ユウタロウが体を借りた人のエピソードが
とても、じ~~んと来る。

ちなみに、中村蒼さんは、お昼休みにお弁当を買ったついでのところで
ユウタロウになってしまった。
お弁当は、夜まで、ずっと食べず仕舞いだったみたい……^^;



2.“ささら”の皆様


葬儀のとき、死んだと聞いていた、ユウタロウの実父が現れ、
子供を引き取る(奪う?)というので、ささらに、逃げて来た“さや”。

乳飲み子を抱えての隠れ生活に
近所のオバサンが、老婆心で、気にかけてくれるのが嬉しい。
オバサンは、お節介なのが、嫌がられてしまうけれど(汗)
そういう、大きなお世話を、焼いてくれる人がいないと
殺伐としてしまうよね………

そして、そんなオバサンとて、人生の先輩ではあるけれど
すべてを達観・超越した聖人ではないから
迷いもあるし、悩みは抱えている。
感情的な言動も、売り言葉に買い言葉で、ポンポンッと言ってしまうことだって……orz

特に、親と言う立場になると
子供のことを思うあまり、一所懸命になっているあまり
本来の愛情が、苛立ちや怒り、八つ当たり?になってしまうこともあるばかりか
犯罪?(誘拐?)へと至ることも………………….

↑親たちのドラマも、人情モノですゾ


3.ユウスケくん♪←かわいい(*^_^*)


赤ちゃんのユウスケくんが、可愛いんですよ。
こんなにカワイイ子を、残して死ぬなんて………orz
赤ちゃんの可愛さは、そのまま、親の愛情を反映している感じです。

こんな可愛い子を連れ去ってしまう、お爺ちゃんには、困りましたねェ……
でも、このときのエピソードが、とても発展的で良かった!

↓ネタバレなので要反転


ユウスケ君がさらわれたとき、ユウタロウは、ユウスケに乗り移っていました。
それで、機転を利かせて、居場所を母親に知らせたのです。

が、ユウスケを見つけたとき、さやは、妻でなく、母でした。
今までは、乗り移ったユウタロウ(夫)に、気づいていたけれど
そのときは、乗り移ったユウタロウでなく
我が子ユウスケだけを、見ていたのです。

それを、物語るユウタロウのセリフが切ない……
もう、自分に気づかないという寂しさと、
さらった義父に、母として、毅然と対峙した、さやの頼もしさが
夫として父として、胸に迫るものが、あったでしょうなァ………………………….

↑このオチは、いいオチですナ(*^_^*)


▼▼▼


哀しい話は、哀しいけれど
それがネタになるのは、それが、身近なことだからかも。

するってーと
「逃げてばかりはいられないよ」
マイナス面にも、立ち向かっていかないと!
新垣結衣さんのママも、応援したくなる。
でも、一人では、キツイから
人の優しさ(お節介含む)が、ありがたい☆


大泉洋さんの話っぷりが、
まるで、熊さん八ッつぁんの小噺を聞いているような
心地よさでしたよ。


PS:あのベビーカーは、子連れ狼の大五郎が乗るような……
都会では、キビシイかも…(汗)




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『リスボンに誘われて』★衝動の旅は自分の人生の道へと続く

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163938/
 ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


スイスで、教師をしているライムント(ジェレミー・アイアンズ)は
橋で、投身自殺しようとする女性を助けますが
彼女はコートだけ残して、消えてしまいました。
コートのポケットには、残された“本”と、リスボン行きの切符。
これは、行くっきゃないでしょう!との衝動で、リスボンへ!

本は、哲学的な言葉とともに、著者の体験が、綴られていました。
著者:アマデウに惹かれたライムントは、彼の家を、訪ねます――

あらすじでは、ある本と出逢った老教師が、その本に導かれるように
著者の生き様を知っていくうちに、感動と衝撃を覚え、自己の人生を省みる――
ということだと思いますが、
これは、外から見るよりも、まず、中に入って見てみるほうが、イイ作品です。

迷いながらも、飛び乗った列車には
不安よりも、期待と好奇心が、乗っかっています♪

それと、自殺未遂の女性の理由と本の関係も、気になるところです^^;


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1、他人の人生にふれて


本は、自分が経験できないことを、自分のことのように
経験の一部を共有できる手段――ですよね。
その意味で、本から受ける感動というのは、自分の人生の巾を広げてくれるもの。

………というようなことなのですが、私は、うまく言えないのでナンですが……


たとえば、自分が、今の境遇で
それなりに満足だけど、それなりに不満や諦観もあるようなとき
何か物差しが欲しい、というわけでもなく
誰かと(何かと)比べて、どうこうするでもないので
“評価”が欲しいわけでもないのですが
なんだか漫然と惰性で、生き流れてきたような自分が
これでいいのか、ダメなら、何か方法があるのかなど
“指標”のようなものを、拠り所として求めているように、思うことがあります。


そんなときに、ある人の劇的な苦労体験などを知ることは
今の自分の状況が、案外、甘チャンだということを、目覚めさせ
その人に比べたら、ラッキーな生活が送れている現実に感謝しつつ
後ろ向きなノーガキはやめて、明日を楽しく生きよう!と
自分をリセットしてくれるもののように、思います。


ライムントの人生もいろいろあったようで
著者アマデウが語る、哲学的&厭世的ムードな記述に、まず、共感したらしい……
例)永遠などないし、永遠の命であったら、むしろ苦痛だ――etc. orz



2.それぞれの角度から


アマデウは、レジスタンスにも参加していた医師でした。
親友も恋人も、同士でした。
けれど、医師と言う立場上、敵対する秘密警察の男の命を救ったことから
疎外され、そんなこんなで、親友とも恋人とも、バラバラになってしまいました。
そして、アマデウは、脳動脈瘤破裂で若くして亡くなっていましたが
彼を知る存命者を、ライムントは、捜し回って、当時のことを聞きます。

親友、同士、恋人、学校の聖職者(←クリストファー・リー!)……etc.
それぞれが、アマデウゆかりのエピソードを、ライムントに語ります。

面白いのは、同じエピソードが、違った立場・異なる目線で
繰り返されることです。
立場が違うと、意味あいも変わる――
そのシーンの意味するものが、何層も厚くなっていきます。

彼らが、個別に抱えていたものが、ライムントの中で
1つの形を作っていきます。
アマデウが、生涯にたった1冊出版したというその本で
遺書のように書き残した彼の記述と、事実を知る人の話で
アマデウという人物が、生き生きとよみがえる!

若くして亡くなったアマデウを思えば
長く生きることができた者たちは、抱えるものがあったとしても
幸せなんだと思います。
だって、過去がどうであれ、生き直せる可能性がありますもの。
アマデウには、書き残すことはできても、もう生きられなかったのですもの……
(主旨は違うかもしれないけれど)
彼の語る哲学は、それが真実であっても、哀しいものに、私には聞こえました。
恋人は、彼との別れを選びましたが、私もムリかもしれません……(失礼しました)。



3.偶然か運命か


ひょんなことで、出逢った本が、人生の方向を変えていくものでしたが
劇中には、まだ、人生の分岐点がありました♪

ライムントが、自転車とぶつかり、メガネを壊してしまうこと――
なんて、不運な…orz と思いますが
メガネを作るときに、女性に出逢い
アマデウを知るという、彼女の伯父と、知り合うこともでき
彼女とも、食事を♪

メガネが壊れたことで、人脈が広がり
新しい“視界“が開けていった――
“人間万事塞翁が馬“なんですナ。


▼▼▼


日々に追われると、自分だけ見るのが、精一杯で
狭い視野の中にいて、その狭さに、ますます落ち込んでしまうよう……orz

そんなとき、まったく違う世界に出逢えたら
くすんでいたかもしれない自分自身に
パッと、道が開けることが、あるかもしれない……
(気分を変えるといいこともある(*^_^*))


……おっと、自殺未遂の女性ですが……
あの本で、知ってしまった過去の事実に、死ぬほどショックを受けたのです。
知らぬが仏――ということもありますが
知ったからこそ、進める道もあるのかと――


で、衝動的に始まったライムントの旅の終りは………
またもや、駅で、新たな展開の始まり?のように終わります。
旅は、いつでも、ドラマチックですナ(^_-)-☆

ジェレミー・アイアンズの上品な渋さに、惹かれて鑑賞しましたが
リスボンの風情ある街並みも、とても、素敵。





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』★新旧の合わせ技☆再生する消耗品^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164287/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


主役級の目白押し!
ムネ肉・モモ肉のメガ盛り☆シリーズの第3弾!



▼~▼以下、雑感です^^;

▼▼▼


今作の敵は、メル・ギブソン♪
(死んだはずなのに生きていた!という設定)
お味方には、
・ウェズリー・スナイプス ←脱獄列車で魅せる!
・ハリソン・フォード  ←ヘリで決める!
・アントニオ・バンデラス←おしゃべりオジサンなキャラでいいのか?(―_―)!! …etc.


今回の趣向は、“新旧合わせ技“☆


古いと言ってはナンですが、
おなじみのジェイソン・ステイサムやドルフ・ラングレンらは
序盤のスナイプス脱獄の幇助(救援)で活躍しますが
重症者も、出してしまいます……
彼らの年齢や安全を考えて、スタローンは、若手チームを作ることにします。
(消耗品軍団も安全第一☆)


そんな“新品チーム”の見どころは、個人的に
スマイリーこと、ケラン・ラッツ☆


彼は、最近では、『ザ・ヘラクレス』のヘラクレスを演じました。
(野獣っぽいザ・ロックさんのじゃないほう)
ザ・ロックさんほど、野獣味したたりませんが
地味に、グラディエーターっぽい、肉体的英雄でございました。
ロマンスも、イケてました^^;


今回は、バイクシーンでの見せ場で、ソレはソレで盛り上がります!
ですが……
何せ、バイクなもんですから、ヘルメットで、顔は見えにくい……
(スタントさんとの区別もつきにくい?)
次回は、素顔と素肌(!)での勝負に、期待します。


そんな“新品チーム“さんの奮闘だけでは、メル・ギブソンは倒せず
やはり、“消耗品軍団“が、”再生品”として(?)再登場!
新旧の合わせ技よ!


で、ガンガンドンパチ、マシンガン撃ちまくり……でもいいのですが
やはり、筋肉メガ盛り集団なので、肉弾戦をメインディッシュに見たいナァ~
と思っていたら
メル・ギブソン&スタローンの素手の一騎打ち!取っ組み合い!殴り合い!


で、〆は、ド派手に、ドッカーン!!!
かつ、奇跡の生還♪ 安全第一☆


めでたく終わりますが、しいて言えば
ジェット・リーが、今回も少ない……orz
ドルフ・ラングレンとの掛け合いも、少なく、友情出演か……
しかも、銃だけで格闘もなく、モッタイナイ……


▼▼▼


旧いほうの消耗品?再生品?チームと、新品チームが
これから、どう展開していくのか、楽しみです。


個人的には、ケラン・ラッツの“肉弾戦”に期待 ^^;





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テーマ : 洋画
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映画『美女と野獣』★“赤いバラ“が染め上げる運命の愛

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/164836/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


ディズニー版では、空前の大人気だと言う『美女と野獣

フランス作品での実写です。

諸説あるようですが、大筋は、
妖術で、野獣にされた王子が、人間の女性から愛されることで
人間に戻れる――ということです。

↑そういうと、何が何でも、俺を愛して人間に戻してくれ!
という取引的で、打算的にも、聞こえてしまいそうですが……(汗)
そうじゃないです^^;(▼で言います)

映像は、キーとなる“赤いバラ”や、“鏡”、捕らわれそうな茂みの森や、
華やかなりし頃と廃墟のような今の城の対比、そして
美女=ベルがまとう、鮮やかな衣装☆の数々……etc.
映像の美しさで、その世界に、どっぷりはまりこみました☆


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼

1.“ベルのあやまち“は釣りか?^^;


“ベルのあやまち“←チラシのコピーです。
“あやまち“が気になって、鑑賞したと言っても過言ではありません。

ベルの家は、船が難破したため、破産に追い込まれます。
幸い、なんとかなりそうな折、姉たちは、高価なものを父にねだりますが
ベルは、遠慮してか、“赤いバラ”を希望しました。

たまたまか運命か、野獣の城に迷い込んだ父は、
そこで咲く赤いバラを、一本、手折りました。すると
野獣が現れて、ものすごい剣幕で、怒り、命の代償を求めます。
家族に別れを告げるため、一時帰宅した父を失いたくないと
ベルは、父に代わって、野獣のもとへ行き、そこで
軟禁生活が始まります。

ベルが、赤いバラを欲しいと言ったから、こんなことになってしまった――
と言うなら、“あやまち”なのかもしれませんが……

確かに、世の中には、あんなことを言わなければこんなことには…….orz
という事例はあります……
けれど、長い目で見ると、それがあったから
啓けていく事柄もありますよね。逆に
それが、逆境であれば、少しでも良いほうに向かわせようという力も働くかと。

“赤いバラ”が、ベルのあやまち?というのは、センセーショナルですが
これは、“運命の始まり”でしょう(*^_^*)    釣りか?^^;


2.愛されなければ人間になれない
野獣が、なぜ野獣になってしまったのかを、ベルは
夢のような幻影で、観ることになります。

(ネタバレ)野獣は、最愛の妻を、不本意に殺してしまったため、妻の父に恨まれ、
野獣の姿へと呪われ、人間の女性から愛されないと、元に戻れなくなる。

愛する者を失った挙句、野獣への変身……orz
苦渋が重なれば、心もすさみそう……
誰でもいいから、愛されて、人間に戻りたい――と思うのも仕方ないでしょう……

けれど、いざ、ベルがやって来て、接しているうちに
人間に戻るためでなく、(美女ということもあり?)
ただ愛されたい、と思う気持ちが芽生えてくるのも、人情でしょう……

そして、愛されるためには、それだけの“人間”にならないとですね……
脅されて、愛せるものではありませんもの。同情はしても。

でも、憐れみが愛に変わる、ということもあり
そんな心の変化は、水面に揺れる光のように
繊細に微妙で、まばゆくも、とらえどころのないような……
ああ、それが、恋―思慕の始まりか☆

この辺の美女と野獣のシーンは、不思議と、すごく心に響いて
衝撃的に、感激してしまうのです。
これが、『美女と野獣』の魅力なのでしょう☆
単に同情ではないけれど、その人の心の底には
こんなにも、熱く静かに、人を愛する心が眠っていて
今、ともに、新たな恋の目覚めを、分かち合っているんだ……という感激のような……


3、赤いバラ


野獣の妻が亡くなったところに、咲いていた“赤いバラ“
花言葉は、色々ありますが
「死ぬほど恋焦がれています」という心持で、妻は、この世を去ったのでしょう。

ベルが、赤いバラを希望したのは、その土地には、バラが育たないからと言いますが
そこにはない、新たな愛の対象(今の家族とは別に)に
「私を射止めて」という暗示だったのかもしれません。あやまちでなくて^^;

赤いバラが、ところどころ、いい色の赤を、画面に添えていきます
「あなたを愛します」の花が、そこらじゅうに☆
やはり、赤いバラは、花束でも欲しい(*^_^*)


▼▼▼


野獣は、ヴァンサン・カッセル☆
ちょっと、怖さを感じる俳優さんだと思っていましたが
野獣の威厳を、感じさせました。


野獣の姿は、愛を失った人間の体現か……
愛し、愛される――それがあるから、人間は人間でいられるよう……


憎しみや欲望で、自分さえよければいいタイプの人は
……やはり、人間ではいられませんでしたね…(―_―)!!
愛や優しさは、いつでも忘れちゃいけない――教訓ですね(^_-)-☆




PS:変化したビーグル犬たち、頭が大きくて、カワイイ(*^_^*)





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ドラキュラZERO』★必要悪の英雄にしてパパ&永遠の恋人♪

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/165217/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



ヴラド・ツェペシュ(ドラキュラ)のこと→コチラ


ヴラドの国は、大国オスマン帝国の前に、服従していましたが
いつまでも言いなりになってばかりもいられないので
オスマン帝国に対抗できる力を、洞窟の魔物から得ます。
その力は、3日間の血への渇望を耐えれば、元に戻りますが
人の生き血を飲んでしまうと、もう戻れない……

これは、『ホビット』で、
子どもたちの良きパパぶりが魅力だった
ルーク・エヴァンスが、ドラキュラを演じるというので、期待していました☆
今回も、領民を守る君主というより、子供を守る良きパパ☆と言う印象♪

ルークは、もちろん、イケ面ヒーローさんではありますが
ちょっと、影のあるビターな感じが、ご苦労を感じさせまして
より一層、パパ!がんばれ!(>_<)のような気持ちになります。


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼

1.ルーク=ドラキュラのカッコ良さ♪


ルークは、影の雰囲気が、いいんですよ。
だから、洞窟・こうもりなど、ダークな演出が、似合っています。(カラスも可)

こうもりの大群に変化して、孤軍奮闘する姿は
一人で、こんなにがんばらなくても……というくらいに
ダイナミックで素敵☆

ヒッチコック監督の『鳥』でも、鳥に襲われたら怖い!(>_<)という恐怖を煽られますが
この、こうもりの大群は、たじたじですねェ……

そして、やはり、マントを風になびかせた立ち姿が、良い\(^o^)/
現代のジャケット姿よりも、好き☆  オット……^^;

ついでに、血への渇きを耐えている姿も…….よい……^^;


2.誰の為にこんな……orz


このシーンは、個人的なツボでございます。

ヴラドは、国や領民を救うべく、吸血鬼の力を得たのにですよ。
それを知った修道士&庶民は、ヴラドの犠牲的精神に敬意を表するどころか
悪魔なら焼き殺してしまえ!と言い出します……


↓要反転(反対意見もおありかもしれませんが、個人の感想ゆえご了解を)

庶民とは、統治の責任が無いからか、およそ勝手なもので
自分のそのときの都合でしか動いてないものなのかも……orz
自分たちを守るために、吸血鬼になった領主に
恩を仇で返そうとするとは、薄情にもほどがあるし
愚かにも、ほどがある!(怒!)



私がツボだと思ったのは、案外、気づかずに
私たちは、そういう行動を、とっているかもしれないということです。
後先のことを、大局的に熟慮しての苦肉の判断があったとしても
今しか見ていない人に、あっけなく壊される場合も、ありますよ……orz


けれど、ヴラドがそこで、おめおめと退場することはなく
領民に、ガツンと言ってやったので、皆もわかったんじゃないかと思いますが…

ただ、修道士さんは、仕事柄、悪魔NGですから
修道士さんが、ヴラドに辛くあたったのは、赦します……
あとで、修道士さんには、世話になるし,……


3.現世も来世も……


終盤のオスマン帝国との戦いでは、なりふりかまっていられないので、
吸血鬼ゾンビの乱闘みたいにはなりますが(汗)
基本的に、このドラキュラ物語は、
血ィ吸うたろか~的なドラキュラではないと、思っています(汗)

妻が夫を想い、夫が妻を愛し、親は子をかばい……
家族への愛は、永遠なるもの!☆(キッパリ☆)

吸血鬼は、永遠の命を生きるかもしれないけれど
ただ、命が長いというのでは、生きる意味に乏しく
そこには、永遠の愛がなければ、ダメなんですよね。

悪魔にして英雄にして、永遠の恋人☆
ということで、ルークは、素敵でしたよ(*^_^*)


▼▼▼


首筋にかぶりつく吸血鬼の姿は
エロティックな怖さがあって(汗)
過去の作品でも、その怪しさも、魅力だったと思われます。


今作は、それほど、血ィ吸うたろか~ではなく
素敵なパパ&悪魔のようなあなた☆
ルークに、多少、吸われてもいい気持ちで、楽しみましたよ(*^_^*)




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映画『フルスロットル』★フル“パルクール”を楽しんでポールを送る…

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164274/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



何はともあれ、ポール・ウォーカーの遺作ということで
絶対、見たい!と思っていました。


映画『アルティメット』(フランス作品)で、
舞台をデトロイトに移した、リメイクだそうです。



時限爆弾モノで、時間との戦いという、スリルとスピードが、みどころです。
ポスター・チラシの、このスピード感には、誘われますよね!


邦題のフル・スロットルも、全開バリバリでいいのですが
原題は 『BRICK MANSIONS』


この“BRICK MANSION”(ブリック・マンション)のある地域は
都市開発の最後のとりでで、無法地帯化しています。
市長サイドは、そこを仕切る親玉を片付けたいので
警察官ダミアン(ポール・ウォーカー)と、
わけありの相棒リノ(ダヴィッド・ベル)を潜入させます。

……が、彼らが“大掃除“して終わりーーではないのが、面白い☆


ポールは、『ワイルド・スピード』でも、潜入捜査官でしたが
ワイルドな兄ちゃんっぽくて、一見、警官に見えないのに
実は、正義の人☆という意外性が、気持ちよく、合ってる感じ♪
というか、40歳に見えない ^^;


▼~▼ 内容にふれて雑感です。


▼▼▼


1.ダヴィッド・ベル(リノ)の☆パルクール☆←超スゴイ!


映画『アルティメット』にも出演した、ダヴィッド・ベルです。

麻薬がらみで、追われて逃げるリノは
壁から壁、屋根から屋根、空中を舞ったかと思えば、窓にスルリと……

なんと!スピーディ!
なんと!しなやか!!(>_<)
すっごく気持ちイイ!“パルクール”(『ヤマカシ』)を見せてくれます!!!


つかまりそうで、捕まらない。
人間には、隙が、あるんですね。
その隙を、うまくすり抜けて、逃げるのが、ホント、気持ちイイ☆
スルスルッと、手からすり抜けるように、逃げていくさまは、ウナギみたい…… ^^;

この身体能力は、主演のポールを食いそう……(汗)


2.爆弾がらみ


ブリックマンション地区の手下?が
当局の車を盗んだら、そこには、起動し始めた爆弾が…(汗)
親玉は、爆弾を市内に向けて発射すべくセットし
市長と、金銭の交渉する。

しかし、それは、とんだ茶番。


市長サイドは、爆弾をわざと盗ませ
照準は、ブリックマンション地区!とわかる。

ダミアン&リノは、いくら開発の妨げとはいえ
地区ごとフッ飛ばすつもりとはけしからん!ということで
親玉らに、味方します。


昨日の敵は今日の友?
序盤は、自分たちを殺さんばかりに追っていた
こわもての大男さんも
終盤には、ダミアンらに、フレンドリーな笑顔を向けるのがイイ☆


3.ロマンスは刺身のツマていど

本作は、ロマンスは、ほぼ無し。

あるとしても、ダミアンでなく、リノのほう。
恋人といっても、誘拐要員(汗)。

ポールに、ロマンスを持ってこないので
クールなポールが、印象付けられます♪


▼▼▼


かくして、スピーディなアクション&スリルを
現実を忘れて、楽しみました。

けれど、エンドロールには
ポール・ウォーカー追悼のメッセージが…orz

このスピードアクションの延長のまま、銀幕を、駆け抜けていったよう…

40歳には見えない、若くてカッコイイ、ポール☆
40歳では、早すぎるよ……(合掌)





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