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映画『チャップリンからの贈りもの』★ 遺体誘拐の実話(>_<)withピエロ

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/164842/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

1977年、スイス。
クリスマスの日に、喜劇王チャップリン死去。
“遺体誘拐事件“は、翌年に起こった――

実話を元に――と言っても
事件解決のミステリーではなく
オマージュを盛り込みつつ
チャップリン風喜劇を、ほんのり匂わせながら
なんだか、いい話になっています。 (*^_^*)

死体で、身代金を要求した二人組みですが
ただの金欲しさではなかったんです……

▼~▼ 内容にふれて雑感です。
▼▼▼


1.スイスの貧しい移民  という背景


ホッ立て小屋で、TVもない生活のオスマンと娘。妻は入院中。
勤勉なオスマンと言えども、娘の学費や医療費の支払いは
カツカツな状態です。

そんな折、命の恩人だというエディが出所する。
オスマンは、娘の勉強をみてもらう、ということで
エディを、自宅裏のトレーラーに、住まわせてあげます。
オスマンは、スゴク貧しいけれど、良き人という印象です。


2.遺体を盗む(>_<)

チャプリンの遺体誘拐は、エディの発案。
カツカツなオスマンを見かねて。
墓地は近くだし、遺体誘拐なら、それほど迷惑でもないかも……
というので、オスマンも加わることに。

エディがかける身代金要求の電話が、オカシイ^^;
しどろもどろの英語で、声色を変えてみたり……
何せ、慣れないもんで
チャプリン家からは、「本人を出せ」などと言われる……(―_―)!!

そんなこんなで、一回目の身代金受け取りは……
ほかの人が拾ってしまったところに、警官突入で、失敗。(>_<)
その後、妻の手術代に切羽詰まったオスマンが
エディよりも、ドスを効かせて、身代金要求してみるも
あっけなく逮捕……orz


3.エディのこと

身代金誘拐“そのものは、シンプルに、失敗で終わるのですが(汗)
エディが、いい味出しています。

出所後、無職だったエディは、誘拐事件中、たまたま
サーカスのピエロに、スカウトされました。

エディの醸し出す、ちょっといい加減そうな柔和さが
誘拐事件という深刻な出来事を
トンデモナイねェ……と苦笑したくなる出来事に、していたようです。
あたかも、チャップリンの喜劇のように……

途中、チャップリンの映画のシーンが、いくつか映りますが
彼の作品は、あえて、災難や悲劇を、
ゆるやかな心で、笑いに変えるものがありますよね。
(例:『キッド』より~窓ガラスを割っておいて、修理屋として出向くーなど^^;)

エディが、ピエロになることが、大きな意味を感じさせます。


4.その後

誘拐された棺を、掘り出したときに、棺についた土を、秘書が払うのが印象的でした。
秘書が、どれだけチャップリンに敬意を感じていたのかが、よくわかります。
それだけの人望のある人だったんだなと……

そんなチャップリンの遺族は、彼らを訴えないどころか
妻の手術代まで、出してくれました!
チャップリンの墓にお礼参りする、オスマンの妻。
「お金は、少しずつ返しますから」と誠意を見せます。
夫は、ムリだ――と言いますが、気持ちは大事です。


▼▼▼

その後、エディは、サーカスのピエロとして、
まっとうに生きようとしているのは
化粧の仕方を見れば、わかります。
バッチリ☆


チャップリン風の喜劇?
――とまでは言えなくても、♪ズビズビズ~なノリはあり。^^;


…….で、世間には
懲りずに、チャップリンの銅像を“誘拐”する人もいるんだな
これがまた……(汗)




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『トランスポーター イグニション』★イケ面肉体派の新フランク始動withパパ(^_-)-☆

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168234/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


ジェイソン・ステイサムでなく、新フランクなので
ちょっと寂しく、思ってしまいそうですが
前シリーズのノリの良さは、健在☆

とてもとても、楽しみにしていました!


▼~▼ 内容にふれて雑感です。


▼▼▼


どんないきさつかは、ともかく(汗)
交差点で、山積みになったり
回転して、吹っ飛んだりするパトカーを横目に
颯爽と切り抜ける、黒のアウディ♪


華麗なハンドルさばきで
ダイナミックに、車体をグルグル回した挙句に
車体のソフトタッチで、次々、消火栓を開ける!
水がシャワーッ!!!

↑絶妙ですが、ほとんど漫画です。
でも、見ていてとても、気持ちイイ☆
カッコイイ!


カッコイイ☆と言えば
ジェイソン・ステイサムは、男臭さムンムンでしたが
新フランクは、ヤサ男風味の、イケ面肉体派☆


機敏な動きで、引き出しを、出し閉めして
テキを挟んだり、ぶつけたりするも良し。
その辺の長いものを使って、ブン回して、撃退するも良し。


新フランクが、ソフトな雰囲気のイケ面なのは
新たな女性ファン獲得を狙った?……
かもしれないけれど
フランク・パパも負けてない……

フランク・パパ こと レイ・スティーブンソン☆
彼は、『ビッグゲーム』では
ニクタラシイ役でしたが…….
今回は、ダンディでイイ感じ☆
女性ファン、たぶん、倍増デス。


極め付きは、飛行場でのアクション!
飛行機がらみは、スピードも危険度もアップして
盛り上がります!
ムリだろーッ!と思うことを
フランクなら、バッチリ決める☆
違和感ナシ☆


依頼人の名前も、荷物も、詮索しないトランスポーター。
関わらないのが、お互いのため――としても
その距離感は、女性の依頼人には
ちょっと、意味アルものかもしれない。
助手席に座って、命を預けているのに
正体をわかってないーーなんて、ドキドキが加速しません?……


▼▼▼


“命より大事な荷“に、担がれてしまいそうでも(汗)
そのままじゃ終わらないので、ご安心を。


旧作ファンも、新たな女性のファンのハートにも点火して
新フランクのこれからの爆走が、楽しみです☆




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ボクは坊さん。』★刹那でも人生にはユーモアも救いもあるゾと(*^_^*)

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168065/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

伊藤淳史さんの住職に惹かれて、鑑賞しました。
祖父のお寺を継いだ、若き住職の実話だそうです。

浮世とは違った、お坊さんの生活を
垣間見るのも興味深い一方で
住職が、僧侶として、自他の生き方を悩みながら
思いやる姿勢が、とても、心に響きました。

かといって、説教臭くなく^^;
コミカルな喜怒哀楽☆
かといって、軽くない人生談義☆


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼

1、檀家の長老さま  ←キビシい!(>_<)


会社に、パワハラ上司がいるように(汗)
檀家には、キビシイ長老様がおりました。
確かに、長老様の言うことももっともだけれど
いちいちキビシク聞こえてしまう……
新米住職の提案が、ないがしろ(無視?(>_<))にされ気味なのは
やりにくいなぁ……(汗)

けれど、宗教関係者を、俗人は(私も)
“悟った=出来た人“とみなしているフシもあると思われ
少々の“問題提案“は、解決してくれるものと期待されます。
(長老は、開祖の弘法大師さまと、比較するんですもん……)

しかし、大卒で阿闍梨の資格を得たとはいえ
住職も若者ですよ。
当然、悩みは尽きません……
(生きている間、悩ましさと向き合っていくのが、修行なのかな…)

真言宗の阿闍梨は、資格のようなもので
千日回峰行する、比叡山延暦寺の阿闍梨とは違うらしい


そんな長老様も、イジワルをしているわけでなく
檀家代表として、お寺の行く末を思えばこそで……
ひそかに、この若住職を、認めていったことが
後になって、わかります。


2、同級生の女性のこと

コレが事実なら、本当につらい出来事です……orz

住職のお寺で、結婚式を挙げた同級生の女性が
お産の直前で、意識不明になってしまいます。
赤ちゃんは無事生まれるも、悲観した夫は
赤ちゃんを残し、離婚してしまいました。

↑どんな理由があるにせよ、なんて男なんだ!と思うのですが
育てられない父と居たら、かえって赤ちゃんが気の毒か…

自分には、何をできるか考える住職。
一方、他の同級生(男)は、見舞いさえ、もう辛すぎるという……

何もできないなら、距離をおくことも
仕方ないのかもしれない……(夫)
自分の心情が辛いから、距離をおくことも
仕方ないのかもしれない……(友人)

実行可能な現実というのは、甘くないことはよくわかる。
親身になる――とは、むずかしい…

困難に、人は押し潰されてしまいそうになる――orz

けれど、さすが住職。
自分が、この世の一部であることを思うとき
困難も、その一部だと思えば
それさえ、ありがたい気持ちで、受容できる――
みたいなことを、仰ってくださいます。

↑なかなか言えることではありませんが、住職は
赤ちゃんを引き取って育てることを、決意します。
いつまで?と言うと、母親の意識が戻るまで。
その確証はなくても、
きっと覚醒する――その信念が、大切に思われます。
(物語は、その光明を暗示してくれるのがイイ☆)


3、生きている刹那

自分が死んだあとというのは
自分が生まれてくる前の状態みたいなものかな――
などと思うことがあります。

この世は“仮の世”だとも言い
死を“帰る”ことだとも言う。

生前と死後の長い時間の(眠り)中で
生きているのは、わずかな時間。
それを意識して、大切に生きよう――
というようなことを、住職は、仰ったかと思います。

それは、わかっていても
目の前の困難や悲しみに、押しつぶされて
前向きに、生きられなくなってしまうこともありますよね……orz
だからこそ
自分の存在の小ささを自覚してみるのも、一案かも。(by長老)

(私は、夜空を見上げて、自分の存在も悩みも、宇宙の中の米粒にもならないな~
と思うのが好きです^^;)

今日、生きていることに感謝しましょう。合掌。


▼▼▼


ボクは坊さん――というのは、自己紹介かと思いましたが
ボクは坊さんなのだ――という自覚や決意のようでした。

人生には、悲しみも苦しみも多いですが
ユーモアも救いもあるゾと(*^_^*)

悩める方々には、おススメの逸品です☆





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ギャラクシー街道』★キャラクターは濃い人々with白い道化

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167209/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

宇宙の中のハンバーガー屋さんでの、舞台劇のようでした。

映画『清須会議』は面白かったですが、実は
三谷作品との相性は、私は、あまりよくありません……

が、ギャラクシーならぬ、個性あるキャラクターの中で
映画『天井桟敷の人々』の中で見た、

パントマイムの白い男のような人が気になって、鑑賞しました。

とは言え、作品と私との相性が、よろしくなかったので
↓あまり、盛り上がれなくてすみません……

▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.優香さんとハンバーガー☆

ハンバーガ屋の奥さん=綾瀬はるかさんが
美味しそうにハンバーガーを食べるのと、正反対だったのが、優香さん。

個人的に、これが一番、笑った!(*^_^*)
あの食べ方は、スゴイよ!ふがふが言ってたもん。
(アレなら、百年の恋も冷めるのかもナー)

……思い出しただけで、失笑……(汗笑)


2.お産と昆布

↑ナニを言っているかと、思うでしょう?^^;
産道に水分が足りなくて(=滑りが悪くて(汗))
難産になったシーンです。

ヌメリがあればいい!それには昆布だ!
――という話になったんです……(―_―)!!
しかし、その場に昆布が無いので、
想像で(?)、出そうということになるのですが……

想像の力で、昆布を生み出すのも、大変なんですよ……(汗)

ヌメリが欲しいなら、
さっきから、ブルーシートを敷かれた座席でハンバーガーを食している
西川貴教さんのカエルのような“シタタリ“をお借りすればいいのに……
と、ずっと、思ってました(―_―)!!

結局、西川さんの“ヌメリ”は、使われないまま
想像で、コンブが出てきたという……


3、お得なセット料金(―_―)!!

大竹しのぶさん(=パートさん)が、ハンバーガーに何かを足して
セット料金にしたときの比較が、わからなくなります。

ここでは
(A+B+C)セットにDを足すほうが
(B+C+D)セットにAを足すよりお得になる――というのが
パートさんには、納得できないのです。同じじゃないかと。

私事ですが、某喫茶店で、同じようなことがありました。
お店の方に「こちらのセット(高くなるほう)でいいですか?」
と言われて、承諾。
注文内容は同じだから、同額だと思ったのに
あとで、計算したら、ちょっと損だったという
お得なほうの組み合わせに、してほしかったのに……orz

お得な“セット料金“にも、落とし穴はあるのデス^^;


4、“落とし穴”に落ちる卵

そんなパートさんが、
大切な“卵”を、ダストシュート穴に落としてしまったので
回収しに行くさまが、バカバカしくて良い。

あ、ソコで、このキャラが生きてくるんだーとか。


5.白い道化

気になっていた“白い道化”は、
パントマイムを、若干、見せてくれます。

これぞ『天井桟敷の人々』のバチストへのオマージュか☆

劇中の意味は、どうだかわかりませんが(汗)
これを機に、
個人的に絶賛の『天井桟敷の人々』をお勧めいたしマスね。


▼▼▼


始めから、バカバカしさしかない、と開き直ってた作品なので
楽しまれる方は、楽しんでくださいませ。



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『奇跡』★「自分の生活が第一」でも世界を救った僕等の奇跡

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/155257/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


私事ですが――
母は、グチを聞いてほしいときは、私が仕事中でも
かまわず、電話をかけてきます。
仕事中は困るというと
「母親より仕事が大事なの?!」と、怒ります。
家族より、大切なわけではなくても、
“何か“のほうを優先すべきときは、ありますよね……(汗)


さて
少年(兄)の、“家族再生“への一途な想いから始まった
“奇跡のプロジェクト”のてん末☆


(2011年の東日本大震災も踏まえると)
“家族の絆“は大切――なのは当然として
ここは、敢えてのみせどころ☆
通過する新幹線の奇跡に、子供たちが託したものとは!


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


兄は、元の家族4人で暮らすためには
桜島が大噴火して、(母と)鹿児島に住めなくなれば
別居中の父と弟と、また一緒に暮らせると思っていた。


で、兄の願いは、桜島大噴火ドッカーン。


折りしも、その頃(2011年 3月)は
九州新幹線の開通のとき。
初めて、新幹線がすれ違うときに、
奇跡がおこるとの噂を聞いた兄は、
“ドッカーン”を期待して、“すれ違い“を見届けに行く。


それまでの経過が、いい。
どちらが大切か――について、兄は見聞きする。


売れないミュージシャンの父は、生活より音楽を優先して
家庭崩壊してしまった……orz
なのに、兄には
生活より大切なものを持った人生(世界とか)を、
歩んでほしいなどと言う。
(お前が言うなって感じなんですが……)


母の実家は、銘菓かるかんの菓子司。
九州新幹線さくらの開業に便乗して、
かるかんを桜色にしては、と言う提案を、
祖父は、受け入れられない。


孫との生活のためであっても、
“たじまのかみ“が許さない、などと言う。
(お菓子の神様:田道間守(たじまもり)のことかと)


それを聞いて、驚いた表情の兄。
じいちゃんも、生活より大事にするものがあったのか……


それは、父とは違い(汗)、生活をないがしろにする身勝手ではなく
守るべき信念あるいは責任として、受け止めたかもしれません。


(ちなみに、当時の世相を反映して“仕分け”や“子ども手当”の語も出てくる。
そういえば
“国民の生活が第一”と言うスローガンもあったっけ。)


“奇跡のすれ違い“を見に行く途中、兄は
雲仙普賢岳の大火砕流と、その被害を知った。
駅員さんは
あんなことは、もうゴメンだ……とつぶやいた。


そして、いよいよ、新幹線がすれ違う現場へ!


来るゾ来るゾ!と列車を待つときは、胸が高鳴りますよね!
この興奮は、あたかも、兄の心の中の桜島ドッカーン!か…
同行した弟や友達は、新幹線がすれ違う轟音の中
口々に、叶えたい希望を叫んだ。


けれど、兄は、ドッカーンを叫ばなかった……
家族より世界を選んだ、と言う……………


たとえば
家族のためなら、世間がどうなろうと関係ない――ということは
家族のことより、自分の生き方(趣味?)を優先するという身勝手に
等しいと思う。


これは、一見、兄の選択が
身勝手な父から、教わったかのような印象を受けそうですが
選択の重みが違いますもんね。
たぶん、反面教師もアリでしょう……


奇跡が起こるという、その瞬間に
兄が、優先すべきものを見つけた――
そのシーンが、あとから遡って、輝いて見えてくる!☆


そのときは、実は、弟にも同じことが。
仮面ライダーになりたい、などと言っていた弟は
父の仕事がうまくいくことを、叫んでいたらしい。
(そのほうが家族再生には手っ取り早い^^;)


▼▼▼


魔法のような奇跡は、そんなに簡単には起こらないけれど
“自分のコトが第一“ではない選択をした彼らには
きっと、この先、幸せの奇跡が待っているだろう――
と思わせてくれるのが、うれしい。


世界も家庭も救った兄弟の奇跡、とても良かった☆



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ボヴァリー夫人とパン屋』★ノゾキと妄想とお節介をコミカルに焼き上げて^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167588/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


・パン屋さん~マルタン :ファブリス・ルキーニ 

フローベール作 『ボヴァリー夫人』のこと→コチラ


一言で言うと、ボヴァリー夫人は、不倫と借金の果てに自殺する若妻です。

そんな『ボヴァリー夫人』を、16歳から愛読しているというパン屋さんの隣に
イギリス人のボヴァリー夫妻が、引越してきました……


悲劇の 『ボヴァリー夫人』をベースにしていることもあって
悲劇の匂いは否めません……
されど、このパン屋さんが、最高にオカシイ!

オカシイ!と言っても、下手なコントの可笑しさではなく
エスプリ?が効いた感じのオカシサです。
悲喜劇の混在のようですが(ネタバレごめん)
それこそ、我々の生活そのものかもしれません……


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼

ボヴァリーと聞いただけでも、色めき立つのに
若妻ジェマが、なんとも魅力的☆


そんな若妻のはじける魅力は、そのまま
『ボヴァリー夫人』の官能と破滅を、匂わせる……
そんなことになったら大変だ!
パン屋さん~マルタンは、監視――いえ見守ることにしました……


パン屋さんのファブリス・ルキーニ のまなざしが圧巻です!!!
彼のまなざしは、意味深度がかなり大です!
土地に慣れない外国人を気遣う――以上に
穴が開くほど、見入ってマス……


若妻ジェマが、パン屋さんの店頭で
官能的に、いえ、感動的に、香ばしい香りに悩殺されている姿が
マルタンの妄想を、煽りマス。


妻子のいる自分だって、この若妻には、道を踏み外しそうなんだから(汗)
きっと、不倫候補の若いイケメンが現れてしまうゾ~~~><
かくして、
マルタンの知り合いの美青年登場!\(^o^)/


予定通り(?)、ジェマと青年は
かなり濃厚かつ親密に、つきあうようになり(汗)……

↑この映像は、“客観的事実“と言う名の
マルタンの、ノゾキ見た光景かもしれないし
高まる期待と心配でいっぱいの、マルタンの妄想かもしれない……
という微妙さが、見ているこちらを、ドギマギさせる…….
(いちいち、マルタンのワケあり的な視線がイイ!)


そして、ジェマが死なないことを願ったマルタンのしたことが
あんなことになるとは!(>_<)

▽以下、超ネタバレ(要反転)

▽▽▽

まずは、小説の青年が書いたような別れの手紙を
美青年が書いたことにして、ジェマに送るマルタン。
(これで別れてくれればいいと思うが、あとで、ジェマにばれる(―_―)!!)

そして、不運なのは、悪気なく送ったパン。
ジェマのもとへ、元彼が訪問中―-(←これもスキャンダラスではある)
マルタンが差し入れしたパンを食べていたジェマが
パンをのどに詰まらせてしまう。
あわてて、元彼が、背後から応急手当(ハイムリッヒ法)をしていると
帰宅した夫が情事と勘違いして、処置が頓挫してしまう間に
ジェマの悲劇へと、つながる……



▽▽▽


夫の目を盗んで、ちゃっかり、
ジェマの日記を持ち出してしまうマルタンに、失笑し^^;
その日記を読み進めた映像が展開する――と思いながらも
詠み手マルタンの想像で、
どれだけ誇張&歪曲(猥曲?^^;)したのかはわかりません。


さらに
新たな隣人は、アンナ・カレーニナさんらしいよ!
との息子の言葉を信じたマルタンは
ロシア民謡をBGMに、再び 妄想が全開モード……(―_―)!!


▼▼▼


良き隣人であるパン屋さんが、
日常生活の一部にありそうな、悲劇も喜劇も官能も!?
妄想で手ごねて、焼き上げたような作品でした。


この、真摯で痛烈なコミカルさには、脱帽です(>_<)





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ジョン・ウィック』★復讐のガンファイト炸裂!with可愛いワンちゃん


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167449/
 ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

キアヌ完全復活!にすごく期待していました!
(復活とは失礼かもしれないけれど^^;)
コピーの“見惚れるほどの復讐“は、ピッタリ☆
キアヌの“復活“は、こうでなくちゃ!(^_-)-☆

メインはガンファイト☆
それにカンフーを足したアクション(ガンフーと言うらしい)で
撃って攻めて投げ飛ばして、トドメ以上に“お見舞い“する!

復讐は
盗まれた愛車(69年型マスタング)よりも
亡き妻から送られた子犬ちゃんのため。

キアヌ=ジョンのみなぎる復讐心で、グイグイ引き込まれますが
憎しみは愛情の裏返し。
憎しみだけで終わらないエンディングも、良いです(*^_^*)


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼

ジョンの元ボスのバ〇息子が
ジョンの愛車を盗むとき、愛犬を殺してしまい
それが引き金となって、殺し屋“完全復活”していくジョン。

標的は、バ〇息子。
バ〇息子を守るため、殺し屋を雇うパパ・ボス。
そこで、ドンパチが盛り上がります。

殺し屋は、請け負うと見せかけて、ジョンを守るというのもあり。
殺し屋でない顔をして、襲いかかるというのもありで
“ダマシ”も効いています。

いよいよ、バ〇息子を売らないと、自分の身が危なくなったパパ・ボスは
バ〇息子をジョンに売り
ワンちゃんの仇をとるジョン。
バ〇息子が、たかが犬じゃないか」と言いそうなところを
途中で撃ち殺すのがいい。
たかが犬なんて言わせないゾ、ということですよね。

その後、パパ・ボスが、バ〇息子の復讐を企て
仁義なき戦いの連鎖で、ジョンのガンファイトもヒートアップ!

ジョン=キアヌは、上背があるからか、
黒いスーツ姿で、シャドウのように見えても、
カッコよく、その場が引き締まって、映えるんですね(^_-)-☆

撃って撃って、刺されて(汗)、撃って……
愛するものを失った悲しみの怒りが、炸裂しまくったあとで
めぐりあった、新たな“希望”――

それが、よそのワンちゃんかもしれないけれど(汗)
ストーリー的には、OKです^^;
もうだめか……と思われたジョンが、その“希望“とともに
新たな夜明けを迎えるんだな~というラストに、救われます(*^_^*)


▼▼▼


思いっきり、ガンファイトとアクションが炸裂したキアヌ作品は
ストレス解消に、良かった!

のみならず、
それを突き動かしているのは、人の根底にある、深い愛☆
寡黙でも、余韻には、愛が残りましたよ(^_-)-☆


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『マイ・インターン』★Mrs.キャリアの“大切な友人“withハンカチ

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168070/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

ナンシー・マイヤーズ監督
・ベン      :ロバート・デ・ニーロ
・ジュールズ  : アン・ハサウェイ



バリバリの、美ミセス社長のもとに
やもめシニアのインターンが、配属された――


↑この”老若男女”の設定は、一見
シニア男性の、第2の仕事人生捜しがメインかと思いましたが
傍目には、シャキシャキしたミセス社長が
彼に、助けられ、救われていく話でした。


ナンシー監督作品は、小気味よく、共感できるので
好きです♪


上司と部下の関係で、ドタバタしますが
会社/仕事の向こうにある、ミセス社長:ジュールズの生活の“悩ましさ“は
ママ友も含め、思い当たるフシもあり
生々しく、共感いたしました……汗。


そして、ベンことロバート・デ・ニーロの底の厚い包容力が
ハンパなくすばらしい!(安心して乗っかって見ていられる感じ)
あんな方が、
友人として、側にいてくれたらいいなぁ……


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.シニア世代の方☆


退職してから、することが見つからないと嘆くわが父を
思い出してしまうのが
退職後のベンが、充実した時間を捜している、序盤のシーン。


機械を含む、新しいことへのチャレンジは
父にはムリそうなので、ベンの意気込みには
応援したくなります。


ジュールズの会社のインターン応募は
シニアでも、you tubeへのアップとは!
しかし、頼もしく、さくっとこなすベン☆


若くても、どこか上から目線な面接も、クリアしたベンは
若い人と机を並べます♪


若い人は、今の自分が、旬でサイコーと思っているかもしれないけれど
シニア世代は、もっと最古―ッ!いや、サイコーなものを知っていたりする。
気さくだけど、スーツと“ハンカチ“にはこだわるベンのダンディズムに
今の若いモンが、魅了されていくのも、素敵☆


ついでに言うと、
シニア世代には、オバサマもいる。
大人の女性ムンムンのマッサージ師の女性☆
ベンだけでなく、私も憧れますヮ(*^_^*)


2.Mrs.キャリアウーマン


仕事と家庭の両立――などと言いますが
私は、ムリでした……orz
うまくやっているつもりでも、所詮は、“つもり”でした……(T_T)


“主夫“になってくれたジュールズの夫は、
家事や、幼い娘の面倒を看てくれて、
ジュールズには、“理想的”に思えます。


………………が
娘は、“友達のママ“のようであってほしいと、
実は、思っているかもしれないし……
あるいは
夫には仕事を続けて欲しかったと
実は、自分が思っていたかもしれないし……


そうこうして、“主夫“のムリが祟ったのか
夫には、重大な秘密のあることが発覚!!
(要反転→   浮気!    )


3.大切な友人☆


そんな夫のコト(汗)や、実母との事件!(滝汗)が
ジュールズを襲います。(>_<)


実母への不満・悪口を、誤って、本人に誤送信してしまった!
どうする……(>_<)
そんなとき
実母宅に侵入し、パソコンメールを削除するという危険を
率先して、果敢にアタックしてくれたのが、ベン♪
これは、ヒヤヒヤものでしたが、楽しかった!


改めて思ったのは、
家族は確かに、一番近い存在ではあるけれど
他人とは、別の距離のあるものでもある……
その家族と、イイ関係でいるためには
もしかしたら、家族以上に信頼できる“大切な友人”が
人には必要なんだ!ということです。


何でも手に入れたかもしれない人でも
いや、そういう人ほど
そんな“大切な友人”は、なかなか得難いかもしれないナ……


仕事や家庭を含めて、今一度、岐路に立ったジュールズが
助言を求めたのは、ベン。
インターンとしてでなく、大切な友人として。
それは、人生を預けるほどの信頼を
寄せているということですよね!


▼▼▼


“老若男女“(性・年齢)の違いはあっても、
ジュールズは、ベンの温かく深い友情に、助けられました☆
この関係は、羨ましい~(*^_^*)


それと、女性(の涙)のために、
いつでもハンカチを持ち合わせるという、ベンのダンディズム☆好き!(^_-)-☆





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映画『ピエロがお前を嘲笑う』★最後の最後まで嘲笑うピエロがいた!

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168110/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

ドイツ作品です。
この邦題に惹かれて鑑賞しました☆
巧妙な“トリック“とやらが、仕掛けられているというので
ワクワク♪
どんなふうに、嘲笑ってくれるのか――(^_-)-☆

刺激的な邦題は、実は
ハッカー青年ベンヤミンが所属した、ハッカー集団『CLAY』の正式名。

冒頭は、仲間3人が惨殺されたシーン。
ベンヤミンは、真実を話す代わりに、証人保護を求めて出頭し。
女性捜査官に証言を始める――

ハッキングというと、パソコンの前で、チマチマするだけ?と思いそうですが
“ピエロ“も、効果的に不気味感を煽り
これは、映像的にも、面白かった!

“騙しのトリック“~大ドンデン返しの醍醐味は
最後の最後まで、気を抜かないこと!


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。(ネタバレしてないつもりですが……)

▼▼▼


1、ネットの中の英雄?


ベンヤミンは、ハッキングの才能はあるのに
リアル社会では、うだつが上がらない…(前科もあり)。
(とはいえ、リアル社会でパッと花咲けるのは
一部の人だと思います……)

今は、“ネット“社会という、パラレルワールド?があるので
そこでのカリスマも、存在しうるわけです。

パソコンや機械オンチな私には、ハッカーさんの天才的頭脳が
自己満足?(汗)なだけの犯罪に陥ることなく
人類に有益になったらいいなあ….と思うのですが……

なぜか、俺はこんなすごいんだぜ、というハッキング術は
どーでもいー、いえ、
とんでもない迷惑を、そこら中に起こすんだな、これが…(汗)

そして、スゴイことを、誰かに認められたい気持ちにかられる。

不特定多数に賞賛されたい?こともあるかもしれないけれど
CLAYの彼らは、ハッカー界のカリスマに、一目置かれたい。
あんなところもハッキングしたゾ!という自己満足?を、しまくりますが
眼中になさそうな反応で、やきもきする……(―_―)!!


2.ネット内を映像化

ハッキング云々、コンピューター云々は、カチャカチャしても
見た目は地味ですよね……^^;

ネット内でのやり取りを、“電車内“のシーンにしたのが面白い☆
お互いに、顔がわからないネット社会は、マスク直用。
『CLAY』のかぶるピエロのマスクが
視覚的にも、刺激的に、面白さを煽る。

カリスマハッカーは、すぐ目の前にいるのに、謎のまま。
コレをしでかしたら認めてやるよ、と『CLAY』を挑発する。

挑発に乗った『CLAY』は、“寸止め“にしとけばいいものを
有能ブリを誇示したいベンヤミンは、“一線“を超えた大バクチをする!

そうなると
パソコンで、カチャカチャだけでは済まず
リアル社会で体を張った、ドキドキものの仕掛けも必要になる。
ソコ↑も面白い☆


3.自白を覆す.(オット!)

ベンヤミンが、取り調べの女性捜査官の、個人情報を知っていたように
捜査官も、当然、『CLAY』以外のベンヤミンの顔(情報)を知っていた。

ベンヤミンの自白が、大詰めになったとき
捜査官は、ベンヤミンの自白を覆す推理をする。
そして、捜査官は(彼女の過去がそうさせたのか)
温情?を、ベンヤミンに向ける――
がそこで、
すべてをわかった気で、エンディングを迎えてはいけなかったのだ――(>_<)

▼▼▼

作品全体の独特のトーンが
ピエロの不気味な完璧さを、匂わせているようでした。

ハリウッドで、リメイクされるらしいですが
オリジナルのタネを知っている者にも、
ピエロが、新たなビックリ!をくれることに、期待しています。




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映画『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』★フィンランドの少年のビッグな冒険アクション(^_-)-☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/166558/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


主演:サミュエル・L・ジャクソン   に惹かれて鑑賞しました☆

サミュエル演じるアメリカ大統領ビルが乗った、
大統領専用機エアフォースワンを
テロリストが墜落させる。
フィンランドの森に不時着した大統領は、狩人の少年オスカリと出会う――


テロに巻き込まれたアメリカ大統領―-というと
似たようなハリウッド作品があったな、などと思いそうですが
チッチッチ
フィンランド人の監督作品である本作は、
アメリカ大統領が、救出されるかどうかよりも
故国の少年の誇りと勇気に焦点をあてたストーリーが、魅力的で
ハラハラ、引き込まれました!


重低音をお腹に響かせ、緊迫しつつも、勇気に燃える
絶好のエンタメ作品でした☆
(TVの洋画劇場モノにもピッタリかと)


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


狩人仲間では、13歳になると、通過儀礼として
一人で、山に入り、翌朝、しとめた獲物を持ち帰ることで
一人前になるらしい――


かつて大きな獲物をしとめて。一人前になった父を
尊敬しているオスカリ。
オスカリ自身は、あまり弓もひけず、獲物を獲るのも心もとない……
しかし
狩りはムリかな~と思われつつも、ひるまないオスカリが健気。
そんな折、墜落機から脱出したアメリカ大統領ビルと出会います。


オスカリは、狩りを念頭におきつつも、“騒動“に巻き込まれてしまい
命がけの冒険をすることに、なってしまいます!


その舞台となるフィンランドの山々や川が、
美しい景色を楽しませてくれながら
自然の脅威となり、ハラハラさせてくれます。
あんなことやこんなこと――トム・クルーズばりのすごいコトまでして
大統領ビルを助けようとするオスカリに、拍手!☆


しかし、そんな勇敢なオスカリが、山で見つけたのは……
父がしとめた大鹿でした。
冷凍庫に入れて、“オスカリの獲物“として、取っておいてくれたのです。
アメリカ大統領を、バシバシ救っていたオスカリには、
ちょっと、プライド傷つくなあ……(>_<)

(もしかしたら、父も子供の頃、祖父が獲物を用意してくれていたのかも…)


ともあれ、狩りどころでない状況で
オスカリは、大統領ビルを助けながら、サバイバルに
“一人前の狩人“になっていくのであります(*^_^*)


▼▼▼


かくして、オスカリは、“大物“=アメリカ大統領をしとめた、いえ^^;
助け抜いた英雄となりました☆


サミュエル・L・ジャクソン主演―と言いましたが
主役はオスカリでした^^;
アメリカ大統領役が、サミュエルのような大物俳優であることで
オスカリが“しとめた“獲物の大きさに、ハクがつきました☆


フィンランドの少年の輝かしい成長物語の一方で
物語は、アメリカ上層部の暗部?で終わる――という“オチ“まであります。(―_―)!!




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映画『バクマン。』★最高☆バク走する彼らの夢は終わらない


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/165247/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


原作未読ですが
オモシロ満載の予告編から、超☆楽しみにしていました!!

二人の高校生が組んで、『少年ジャンプ』に漫画の連載して
アンケートで1位になるゾ!という夢に向かって、バク走する。
二人の高校生:佐藤健(最高)と神木隆之介(秋人)も魅力ですが
ライバル漫画家のエイジも、染谷将太で、相手に不足なしの盛り上がり!

漫画を描くという、熱くも地味な(地道な)作業を
マンガチックな迫力で、サクサクかつダイナミックに展開する映像も
すごく、ノレル!

そして、高校生の青春ドラマは、スポ魂よろしく
汗と涙と血(尿!)の結晶で、勝利をつかむだけでないのがいい……
ラストまで、ホント、良かった!!!!\(^o^)/



▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼

1.締め切りの中で

二人が、ジャンプ連載に、こぎつけるまでのガンバリも、上げ調子ですが
連載が決まってからは、さらなる試練と勝負あり。

そもそも、何かを、生み出す作業はハードです。
週刊連載は、人気がある限り、続きますが、逆に
アイデアとモチベーションを、毎週、持ち続けて、バク走し続けないといけない。
(↑いつかムリが出そう…)

描く作業だけで、時間が取られてしまうのだけど
アイデアを生むには、インスパイアされる時間もないと、
手持ちの“札“(ふだ)は、なくなってしまう……(バクチみたいなものかと^^;)

ましてや、二人は高校生。
手持ちの札(経験値)は、生きた時間以上には、ないかも……

一方、ライバルの高校生漫画家:エイジは
リアル社会より、漫画の世界で生きてきたような設定ですが
経験値を、“天才肌“で凌駕する。

なかなか天才には勝てないので、二人は
リアル高校生活(=等身大ってやつ?)の漫画で、勝負します。
けれど、リアル高校生の二人に、締切地獄は、きつすぎて
“最高“は、倒れてしまう……orz


2.アンケート・バトル

自分の漫画が連載できたらイイナ~に留まらず
二人の目指すのは、アンケートで、エイジよりも上位になること。
いや、1位になること。

それは、上位だとイイナ~という自己満足だけでなく
連載打ち切りになるかもしれない、死活問題でもある。

プロは、厳しいのデス。
モノを売るというのは、売り手が売りたいものを売るのではなく
買い手が、買いたいモノを売らないと、ダメ。(キッパリ☆)

最高と両想いの女子をイメージした
新キャラの女子☆登場で、連載も盛り上がり、人気も上昇☆

実際は、ただ漫画を描くという、静かな作業なわけですが^^;
ライバル同士のアンケート・バトルは
大きなペンを振り回して、インクをベタベタ飛び散らす!
エイジとも、ペンを交えての、激しいバトルを、実写化したのも面白い。


3.終わらないのが青春♪

主人公二人は、ついに、アンケート1位をとる。
しかし、それが、ハッピーエンドでないのがイイ。
ネタバレしますが、この終わり方が好きなので、敢えて。

▽▽▽要反転↓




1位は、そのときだけで、あとは失速して、打ち切りになる二人。
高校も卒業式を迎えるけれど、“無職“になってしまう二人。

しかし、彼らの人生は、それで終わりでないのがうれしいところ☆
卒業は、新たな世界への旅立ち、という意味もある。

天才エイジは、いまだに、バク走中だ。
若い二人のモチベーションは高い。
“漫画家”だったことを、一夜の夢では終わらせないゾ!
秋人の頭の中から、新アイデアが、どんどん溢れ出れば
最高も、キャラが次々、生み出される。
二人が、黒板に描ききれない世界は、きっと、近い将来に
少年ジャンプの紙面を、埋め尽くすことだろう……



▽▽▽

▼▼▼

いつか、『ワンピース』や『ドラゴンボール』を超えようぜ!

そんな彼らの夢を、ガンガン、加速してくれるような
サカナクションの主題歌も、すごくイイ♪





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テーマ : 邦画
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映画『彼は秘密の女ともだち』★親友の絆や男女の恋は説明不要の愛の結末へ

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167851/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

フランソワ・オゾン監督作品です。


配役
・ダヴィッド/ヴィルジニア    ~ローラの夫
・ローラ            ~赤ちゃんを遺して病死
・クレール           ~ローラの親友
・ジル             ~クレールの夫でダヴィッドの親友


亡き親友ローラの家族を案じて、訪れたクレールは
夫ダヴィッドが、女装して、赤ちゃんにミルクをあげているのを見てしまう――


かといって、ゲイの話なんだ!と割り切ってしまってはキケンです。
本当の愛を、見失うかもしれません……
(原案や事実を練りこんだ)オゾン監督のひねり出す世界は
いわゆる愛というものの輪郭が、淡くボカされても見えるのですが
だからこそ、深く確かな愛は、しっかりとそこにあるのだ!と
実感できる、こそばゆさが好き☆


ロマン・デュリスの女装も、綺麗なんだけど、
問題の余地?を残している感じが、悩ましさを深めててイイ☆


▼~▼ 以下、内容にふれてダラダラ雑感です。

▼▼▼


1.女ともだち♪

子供の頃から、大親友のクレールとローラの様子が
微笑ましく、映ります。
だから、ローラの死後のクレールの落胆も、よくわかります。


それを、敢えて、端的で下世話な(汗)言い方をすれば
二人の関係は、レズッ気(+++)たっぷりです。
でも、これは、女子にはアリガチです…よね……(>_<)


特に、娘の頃は、仲良しの絆を深めたい年頃です。(男子にもそんな関係あるかと)
“特別な仲良し”でいたいのです。
独占欲をもはらみつつ、自分もその人の一部でありたいほどの
強い想いで、結ばれたい。


同性との、そんな、いわば一体感は、彼氏や夫への“愛”とも違うもので
心の預け方も違うけれど
異性に対抗?するような“愛”と呼ばなくても、“親友の絆“で、いい。


2.ダヴィッドからヴィルジニアへ


ダヴィッドの女装化は、妻の遺体に、花嫁衣装を着せたときに
抑圧していたものが、解放されたらしい。
そして
赤ちゃんが、母親の匂いに安心するのを見てから
赤ちゃんのために、妻に変装してみた。(それをクレールが目撃)


そう言われると、ダヴィッドの女装化に、すんなり納得してしまったのですが^^;
“赤ちゃんの“というのは、”着火“であって
あとは、ダヴィッドの内なる心の火の燃えるままに
暴走?いや、開花していきました。


クレールは、“女ともだち“として、”ヴィルジニア“と呼び
二人だけの秘密の絆が、結ばれていきました。


注)ダヴィッドは女装化しても、ゲイであることを否定しました。
ローラを愛しているし、女性が好きだと言います。
一方で、痴漢には、女と認識されたことがうれしいとさえ思う……(汗)


さらに、クラブで聴いた、女であることを誇らしく高らかに歌う歌は
ダヴィッドの女性性を、感動的に、強く励ますものとなりました♪


3.愛すること


クレールの夫ジルは、いろんな意味で、普通の男性で
二人は、それなりに“幸せ”な夫婦に見えました。


けれど、異性であるがゆえに、どうしても埋めがたいミゾが、
男と女にはあるように思えます……


クレールは、ローラに感じた、スキ間のない“同性の親密さ“を
ヴィルニジアに見出したと思われます。
そして、男性としてのダヴィッドにも惹かれる“女”の自分もいたかもしれない……
(ダヴィッドも然り)


そして、親しみが高じて、睦み合い過ぎてしまったとき(汗)
クレールは、ヴィルニジアが女ともだちではなく、“男“であることに戸惑います。
これでは、友情ではなく、不倫??


距離を置いたりもしますが、あるとき
ダヴィッドは、女装姿で事故に遭い、意識不明になってしまいました!


クレールは、眠るダヴィッドに、ワンピースを着せ
女心を喚起する歌を歌い、ヴィルニジアの意識に訴えかけます。
すると、ダヴィッドは、いえ、ヴィルニジアが、覚醒しました!


ラストシーンは、数年後。
クレールとヴィルニジアが、ローラの娘とともに歩いています。
複雑でフシギな関係だけれども、しいて言えば
親友の絆や男女の恋などが、幾重にも結ばれたようで
もはや、
性や立場などモロモロの説明を必要としない、ただ“愛”だけが輝いている――
と言いたい光景が、そこにあります☆


▼▼▼


私とて、男女に関わらず、好きな人は大好きです♪
好きな人には、心の垣根を取っ払って^^;
恋としても友としても、愛情を注ぎたいし、注がれたい!


親密で深い“愛“を求める皆様へ(^_-)-☆





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