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映画『女が眠る時』★西島秀俊さんの眼差しが誘うスリルとエロス(*^_^*)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/168282/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


・ビートたけし~佐原 (若い女とホテルステイ)
・西島秀俊 ~健二 (スランプ中の作家)


海辺のリゾートホテル。
プールサイドで見かけた年の差カップルが気になって
観察(のぞき?)する作家=西島さん目当てに鑑賞しました☆

彼はいったい、ナニを見てしまうのか!?
健二の“目”になって、鑑賞にひきこまれます。
が、期待した“答え“は、得られないかもしれない…(―_―)!!
でも、だからか、メランコリックに話したくなってしまう……^^;


▼~▼ 内容にふれて独白です。

▼▼▼


まずは、好奇心に惹かれて、見つめまくる西島さんの眼差し!
見つめるという行為は、それだけでドキドキさせます。


恋人同士なら、それは、惹かれる愛の強さを意味する。
健二は、妻を見るよりも、熱い視線をカップルに向ける。


リゾートホテルで、夫婦でゆっくりするでもなく
健二の妻は、他の作家の編集者で、仕事で外出がち。
視線が、ほかに引っ張られるのもムリないでしょう……
(けれど、あながちさっぱりした関係でもないのは、終盤
妻の身を案じてくれるところで、ホッとする。)


“見つめる“ことの異形として、画像を撮るのが、佐原。
若い女の“寝姿“を、毎日、上書き保存していると言う。
毎日、最期の日の記録だと言い、彼女を殺してしまいたいとも――(汗)


そして、要所要所で、佐原の言うことがいい。
・夢は、目覚める最後に、物語を作る――(だったか)
・刃物を当てるべきは、のどでなく、手首のほう――(のようなこと)


女が眠っているとき、刃物で、うなじの後れ毛を剃る佐原。
刃物という凶器を、眠る女のうなじという、無防備で
色めき立つ場所にあてがう――
健二は、そこに、乱暴な愛の匂いを感じたかもしれない。
恐ろしいほど、乱暴な……


そして、(私の思い込みですが)
この二人のインパクトにやられた健二は、現実を見つめながら
作家の白昼夢を、見ていったのではないか…….


小娘のときは、両親よりも、その男と生きることを選んだのに
次第に、日々、開花していく自分に
息が詰まるほどハマっていく年上の男を、女は、鬱陶しく思い始めるだろう――


やがて、修羅場と化していくであろう男女から
目が離せなくなっている健二は、二人の部屋に忍び込んだりして(!)
もう、絶賛巻き込まれ中だ!
(大胆な行動も、夢だからなのか、そこまでの好奇心がさせるのか……9


雨の中、逃げるように走って、あわや崖から飛び降りそうな女を、
抱き止める健二。
(雨に濡れた西島さんに、私は、夢ごこち…^^;)
その女は、健二の部屋にもやってきたりして
もう、健二とこのカップルとの縁は、ぐるぐる巻き(>_<)


妻のあの帽子、どこに行ったんでしょうね――
そして、なぜ、そこで見つかるんでしょうね――
佐原と妻の間にも、何かあると思わせるが……


個性的な居酒屋の亭主:リリー・フランキーさんも、
エキセントリックなもんだから
非現実感を煽るんですよ。^^;


なんやかや、夢ならば
支離滅裂であっても、自分が、最後に納得させればいい。


どれも、現実かもしれないし
どれも、健二の小説(フィクション)かもしれない。
殺人事件も、本当にあったのかどうかさえ……(汗)
なんでもないカップルであったとしても
リゾートホテルで、のんびりしながら、
いらんことを考えるのも、バカンスのうちでしょうか……^^;


結局、このリゾートホテルで見たカップルとのことを
健二が小説にしたら、ベストセラーになったらしいラスト。
そこで、健二が、佐原を見つけるのがいい。
このまま、幸せで安定した終わりを迎えさせない。
佐原=ビートたけしが、見る者に、置き土産をするのだ。
あのリゾートホテルでの数日は、ナンだったのかを――

(解釈違うとき容赦)

▼▼▼

『MOZU』では、本当の真実を!と力んでいた西島さんが
スリルとエロスで、ケムに巻いたような世界に、連れていってくれました。^^;
(西島さんと、リゾートホテルに滞在したような気分になれるのもOK(^_-)-☆)





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ひつじ村の兄弟』★迷える羊の導きか~そこにたどり着いた兄弟

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168593/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


牧羊する老兄弟は、40年も、口をきいていないと言う。
(広い敷地で別々の家に住む)


羊の品評会で、優勝したのは兄。
僅差で2位の弟は、悔しい。
兄の羊が気になった弟は、羊の元気がないことに気づく……


仲たがいした兄弟が、ついには、仲直りするんだろうな~との
期待を含んでいます。
が、和解の道は険しく進む……


▼~▼ 内容にふれています。

▼▼▼


兄の羊は、スクレイピーとわかり、付近一帯の羊が
すべて、殺処分されることが決まります。
(スクレイピーは狂牛病の羊版)


弟を恨んだ兄は、銃弾を撃ち込んでくる始末。
殺処分後の小屋の清掃も拒否し、当局を困らせます・
(弟は、自分で、勝手に殺処分したことで、当局から注意)


実は、兄弟の土地は、弟が相続していて
兄の不始末の責任は、所有者である弟の責任になると言います。
兄弟の、(ここでは厄介な)しがらみを匂わせます。


その土地の羊を、すべて殺処分すると、その系統は失われ、
2年後の牧羊再開には、新種の羊になると言う……
その土地の系統の羊が、失われることを悲しむ兄には
血のつながり(=兄弟?)へのこだわりも、暗示させます。


実は、弟は、数頭の羊を、自宅の地下室にかくまっていました!
病気の根絶のためには、けしからんことですが
系統を根絶するわけにもいかない――と言う気持ちもわかります。


羊の系統を、絶やしたくない兄弟の気持ちは
お互いの“血のつながり“を、濃いものにしていったようです。


なぜか、当局が、やたら、弟の家に来るんですよ(>_<)
隠している羊が、見つかってしまうのではないかと
ハラハラします……
けれど、トイレを貸したとき……アウト!(>_<)
羊さんが、暴れてしまう……(―_―)!!


当局が、羊を殺しに来る前に
羊を逃がしたい弟は、兄の家まで連れて行く。
かわいい羊さんたちを見ていると、やはり、殺すのは忍びないです。


兄は、火山の山に放せば、春まで無事だろうと言う。
ちなみに、そのときの季節は冬。
山に羊を連れていった兄弟も、吹雪のなかで難渋する。


その前、兄は、よく酔っ払っては、雪の中に倒れて
凍死寸前になることが、よくあった。
そのたびに、弟に助けてもらっていて
あるときは、ショベルカーで病院まで運んだことも!


彼らは、相続から今まで
なぜ、言葉を交わさない関係になったのかをわかっていて
お互いが、どんな気持ちや立場で、過ごしてきたかも知っていた。
心底、憎しみあっているわけではなく
兄弟の絆は、ずっとあったのだ。


そして、今、羊が、雪の中の二人を、ぐっと近づけていった。


▽~▽ネタバレ

▽▽▽


猛吹雪の中で、兄は、瀕死の弟を見つけました。
兄は、弟と、裸で抱き合って温めます。

そのとき、兄の発する声が、なんとも言えない…….
極寒・恐怖・謝罪・祈り・和解・そして、愛……
どうか生きててくれ!
人としての感情が涙のすべてなら、それは、涙の声とも言うべきか……

裸の二人が、アップで映し出されたラストシーン。
この兄弟の“結末“に、これ以上の姿はないと思った。


▽▽▽
▼▼▼

仲たがいしていた兄弟が
最後、羊たちを追っているうちに
そこにたどり着いたか~というラストシーンが、
強烈に、温かい☆




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『独裁者と小さな孫』★逃亡中に見える悲惨な社会の生生しさwith踊れ!


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168417/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

某国の大統領(独裁者)が、反乱により
小さい孫と二人で、国内を逃げ回る――

孫は、子どもらしく、無垢でよいですが
微笑ましくもあり、イライラもさせながら(汗)
大統領の道中を、もう1つの視点で、見せているようです。

反乱の原因が、大統領にあるのなら
大統領の自業自得とも言える逃亡劇ですが
道中の1つ1つのエピソードに
人間社会の生生しさが、ありました。

内乱のトバッチリは、関係のない人にも不幸を及ぼすのが
なんともやりきれない……


▼~▼ 内容にふれています。


▼▼▼


独裁者=権力者の立場については
冒頭の明かりのOn-Offが、腹立たしい…

権力とは、好き勝手できるものではなく
責任と戒めをもって、掌握されるべきものです。(キッパリ☆)
けれど、いい気になっちゃうんだなァ……(―_―)!!
国民のため――と思って、やり始めたはずも
足元が、見えなくなってしまうのか。

理髪店に逃げ込んだ大統領は
「金を貸してくれ」「税金を納めない奴がいるからダメなんだ」
などと言い寄りますが、
理髪店を締め上げたところで、お金など無いのです。
税金も、払いたくないわけではないし
怠けているわけでもないのです……
↑大統領が、現状を見てこなかったとしか、言えません……

結局、この理髪店の父子は、大統領に身ぐるみはがされたあげく
反乱軍からは、大統領幇助の罪で逮捕されるという――
どっちの世になっても、生きにくそう……(―_―)!!

反乱軍は、大統領に高額な懸賞金を懸けたので
大統領は、旅芸人のふりをして、逃亡を続けます。(ギターと踊り)
が、孫は、状況がよくわかっていず、所々、やらかしてアブナイ(汗)。

反乱軍の首謀者は、自分たちは、正義のつもりでしょうが
現場の同調者は、虎の威を借りた武装集団でしかありません。
略奪と凌辱は、常套手段……(怒・汗)。

戦時などの混乱は、人を獣に変えます。
戦争の悲惨さ――とはよく言いますが
流れ弾に当たる恐怖と同じくらい、婦女子への狼藉には、怒りがこみ上げてくる!

花嫁が乱暴されている間、武器を持たない者たちは、なすすべもない。
無抵抗でいれば、命は助かるかもしれない。
けれど、花嫁は、泣き叫びながら殺されることを選んだ。
戦時は、武器を持つものが勝つ。戦時は、突然始まる。

正義の名の下であっても、内乱は、文字通り、人の生活も心もかき乱す。
上に立つ者は、よく治めなければ、新たな不幸を招いてしまう。

あるとき、大統領は、政治犯の男たちと出逢う。
彼らは、反乱により釈放され、帰郷するところだと言う。
拷問された足を、気の毒に思い背負ってあげる大統領だが、
彼が、息子夫婦を殺したテロリストだと、知ることになる。

怒り狂う大統領!
――だが、それは胸の内に収め、黙って背負う大統領。
この国で起こってきたことが、
生生しい感情とともに、露わにされていく……

そうこうして、ついに、大統領の正体がばれてしまう。
火あぶりにしろと言う者あり。
切り刻んで(汗)、皆で、懸賞金をもらおうと言う者あり。
孫を殺して悲しませろ、と言う者もあり…(>_<)

しかし、負の連鎖を止めよ!と言う者もいてくれる。
孫を殺すなんて、矛先が違う!とも。

大統領に恨みを持つものが、“正しい“という立場に、今はなっていて
その者たちは、何をしても許されるかのようであっても
その行いが正しいとは限らないのは、花嫁の例で、立証済みです。

その人は、大統領を殺すなら、まず自分を殺せとまで言う。
さらに、大統領には、今後、世のために
「踊ってもらうのだ」と、言ってのけた。
これの意味するところ、深いと思いません?


▼▼▼


旅芸人のふりをした孫が、くるくると踊るラストシーン。

あまりにヒドイとき、笑ってしまうほかないことがある。
人々の生活も心も、メチャメチャになっていたら
踊ってしまうほかないかもしれない…

けれど、悪いようにはならない予感がある。
孫のあどけない踊りには、
純真な強さが、キラキラ輝いている☆





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『X-ミッション』★Xスポーツのスゴ技てんこ盛りを楽しむ\(^o^)/

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168915/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

映画『ハートブルー』のリメイクだそうで
前作以上に、”Xスポーツ“のてんこ盛りがメインです。
・Xスポーツのこと→コチラ


ストーリーは、取ってつけたようなものと割り切りまして
スゴ技目当ての鑑賞です^^;


しいて言えば、“Xスポーツ”と呼ばれるスポーツが
ただ、“危険で過激“というククリではなく
心情も含めた、ある種の“スタイル“だとすると
劇中の彼らが繰り出すスゴ技が
思想・心情的な背景を背負ったもの――という動機は
面白いかもしれない。


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


世界中でお騒がせの“X集団“が、
なぜ、Xパフォーマンスをするかの理由が
“オザキ8”なる秘儀の達成。


オザキさんが、自然保護を訴えるために
自然と一体化したようなパフォーマンスを提唱したという設定です。
ソレらが、命知らずなもので
達成できたら悟りが啓ける?との伝説を匂わせつつも
X集団は、それは関係ないとも言う……(―_―)!!


そもそも、自然保護と言いながら
山を爆破(汗)などするので、理由はいらないです^^;
スゴ技に集中、集中…


冒頭のバイクシーンで、テンションはすでにマックス!
尾根のスジみたいなところを走るだけでも、オオ!なのに
飛び出して、向こうの小スペースに着地!(下は崖)
けれど、ジョニー・ユタのお友達は、落下…….orz


その不幸がきっかけで、ユタは、めぐりめぐって、FBIへ。
犯罪者と化した“X集団“逮捕のために、潜入。


X関係で有名なユタなので、X集団のボス:ボーディも、既知。
友人の死に気が咎めるユタに、ボーディは
彼自身が選んだ道(自己責任)だったと、言います。
(ほかのシーンでも、繰り返されますが
私は、“自己責任“という姿勢は、好きです。
ときに、ムリに誰かの責任にしたがる場合を見かけますが(汗)
自分が選んだ行動の結末は、自分自身に還ることだと思っております)



前作を思わせる大波のサーフィンも、スゴイ!
30mの大波は、ムリだろー(―_―)!!
でも、見てるぶんには、楽しい~\(^o^)/
大波のシーンは、さすがに、ラストにも繰り返される。


雪山での、スノボ滑走も☆
ラインが見えないから、ここはムリだろーと思わせておいて
滑りだすんだな~これが(^_-)-☆
ほとんど垂直のような壁面!転べないよね~。
見てる私が、足に体重かけてどうする^^;


フリークライミングも☆
(ボーディらを逮捕するために、ユタも追いかける設定)


体一つで崖を登る――のだけれど
指への依存度かなり大です。
反ったところは、どうするの?(―_―)!!
見てる私のほうが、指も手も、汗でべっとり…(>_<)


ときに、山寺の修行僧が、崖登りをさせられたとき
信心があれば完遂できる、と言われたけれど
その険しさで、バタバタと修行僧が落下したらしい話を聞いたのを
思い出しました。(記憶違いご容赦)


信念だけでは、崖登りはムリ……
ボーディのお仲間は、落下…….あ~


一方、完遂したユタとボーディ。
逮捕か?と思いきや、なんのなんの
ボーディは、滝にダイブ!追いかけるユタも!ドボン!(>_<)


▼▼▼


ストーリーは、ストーリーとして^^;
非日常のドキドキを、楽しみました☆


ラストの“大波”いかんによっては
続編もありそう(^_-)-☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』★カンバーバッチが時代を越えたホームズを(^_-)-☆

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169264/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



主演:ベネディクト・カンバーバッチ☆


TVドラマの特別編だそうです。
TVでは、現代で活躍するホームズですが
本作では、オリジナルの時代の事件を扱います。


名探偵ホームズの物語は、“作り方”で、こんなに違うのかと思うほど
色々な“ホームズ“作品がありますが
何と言っても……
カンバーバッチの“当時のホームズ”を、見たいですもんね(*^_^*)


シャーロックの明晰さそのままに、サクサク進むのは
もたつかなくていい反面、置いてかれてしまう場合も……(汗)
いや
カンバーバッチのマシンガンのようなセリフの銃弾に、
撃ち込まれてしまうのも、醍醐味か。^^;


さらに、当時と現代とのツジツマ合わせもしてしまう?^^;


事件は、自殺したはずの花嫁が、蘇って
夫やほかの男を殺しに行く――というもので
不気味さあります……(汗)


▼~▼ 内容にふれて(注!)雑感です。

▼▼▼


花嫁が、夫や男を殺す背景は
社会の“忌まわしさ”でした。


家族(夫や子供)のために、家事をすることを
幸せに思っている奥さんばかりでなく
妻を、家政婦さんや奴隷?(汗)のように思っているような夫には
妻たちも不満がたまってくるゾ、というものです。
(↑コレは、今でもありそうです……(―_―)!!)


殺す(汗)――というのは、スゴイことですが
家事とか夫婦とかいうものは、日々の積み重ねなので
恨みもあれば、積もり積もってしまうのでしょう……
(↑コレは、今でも……(>_<))


それに加えて
モリアーティ教授☆登場!\(^o^)/
滝から落ちて死んだはずなのに、登場 (^_^.)


けれど、居たら居たで
謎も恐怖も、深まります。


そう――
心の“深い“ところに、シャーロックも行かねばならないのです……


ついでに
墓も、深く掘ってしまうのです……(怖汗)


▼▼▼


当時と現代のシャーロックのツジツマ合わせは、うまく行ったのでしょうか?^^;
(しかも、何度も行き来する…)


カンバーバッチいわく、「ご都合主義だ」 ←だったか(―_―)!!
シャーロックいわく、「私は時代を超越する!」(^_-)-☆
………ナットクです(*^_^*)



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『アデライン、100年目の恋』★愛する人たちと同じ時間を生きられる有難味


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/167083/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:ブレイク・ライヴリー
↑彼女の美しさが要!☆


昨今、アンチエイジングがお盛んで
若くありたいと思う、特に、女心をくすぐります。

アデラインは
ひょんな事故に遭い、29歳のまま年をとらなくなりました。

もし、29歳で、加齢が止まったらどうですか?
しばらくは嬉しいとしても、
何十年もとなると、厄介です……

作品は、いつまでも若く美しいことの“悲劇性”を帯びながら進み
光明が見えたあたりで
加齢の重鎮ことハリソン・フォードの登場で
人に歴史ありの、重厚な人生観に包まれたようでした。


▼~▼ 内容にふれて独白です。
▼▼▼

1、実年齢との差

実年齢45歳くらいで、29歳に見えてしまうアデラインが
警官に、不審に思われるシーンがあります。
が、
実年齢52歳だったのに、20歳は若く見えた某食堂のオバサンを
私は知っています^^;
それくらいで、しょっ引くのは、ないだろう…….(―_―)!!

ともあれ、見た目も美しすぎるアデラインは
実年齢を隠すために、別名で生き、転居を繰り返します。
若くて美しいことが、こんな面倒なことになるなんて…orz
(逆に、老けメークしたら、どうだったのかな……(汗))

娘とは、姉妹みたいと言われるのもつかの間
娘を母といつわり、やがて、祖母といつわるようになる……
このままでは、いつの日か
老いた娘を、看取ることになってしまうのだろうか….
(それは、老けメークでも追いつかないか……orz)

2、偽りの人生を終わらせたい

いつまでも若いと、人生を謳歌できそうですが
↑そんなわけで、アデラインは、実名を隠し
事実を知られまいとして、他人との深い関係(恋愛含む)を避けてきました。
(夫にも先立たれている)

若さのために、人生をよく生きられないなんて、なんてこと…orz
彼女の美しささえ、悲しく映ります…
老い先短い“娘“が、母を案じます。
隠したり逃げないで、好きな人と、本当の人生を歩んでほしいと。

かくして、ある青年と相思相愛になったアデラインは
(仮名のままですが)真実を告白するつもりで
彼の両親とも、逢うことになりました。

3、「アデライン!」 by ハリソン・フォード

彼氏の父(ハリソン・フォード)が、彼女を見てビックリ!
元カノが、当時のままの姿でいるではないか……
とっさに、ごまかすアデライン。

この二人の再会には、思うところありますね……

ハリソンにしてみれば、結婚を考えた元カノが
同窓会での再会とは違って、当時のままの姿でいるわけです。
当時の感情が、否が応でも蘇りそうでしょう?

いくら、アデラインがごまかしたとしても
二人しか知らない、アデラインの手の傷で、確信するハリソン。
ハリソンの白髪やしわが、彼が生きてきた時間の長さと
抱えてきた感情の重さを、語るんです……

同時に、若く見えるアデラインにも、同じことは言える。
29年どころではない、その何倍も
悲しみを背負ってきた……
本当は、ハリソンの求婚を受けたかった想いも
自分の呪わしい若さのために、封印してきた……

通り過ぎて、捨ててきたはずの想いが
今、目の前にあったら、心の時間のバランスをどう取りますか??
今は、好きな人の父親――それでも、いいのですけどね……

ニクイことに、天本学者のハリソンは、
研究していた星に、“デラ”と名付けていた。
息子には、オバの名だと言っていたが、アデラインでしょう。(*^_^*)

アデラインは、若さの時間をとどめていたけれど
愛する人は、星に、自分への想いを永遠に重ねてくれていた――と思うと
胸がいっぱいになります………

しかし、もう、時間は戻せません。
元彼の息子を、今は、心から愛しているなら
彼に、本名の「アデライン」と呼んでもらえる人生を歩むべきでは…

そうこうするうち
アデラインは、再び、ひょんな事故に巻き込まれ
今度は、止まっていた“加齢“のネジが、動き始める――


▼▼▼

白髪を見つけて、ホッとすることはありませんが^^;
愛する人たちと、同じ時間を過ごせることに
生きる意味があるのだ――と思えてきます。

年相応が吉☆(^_-)-☆


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ウォーム・ボディーズ』★愛あればこそのゾンビ再生\(^o^)/

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/161573/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


心温まるゾンビ映画―というので、気になっていました☆
(この頃は、イベントもあって
ゾンビ、皆さんお好きですよね。(*^_^*))


人間の敵として、容赦なく、頭をブチ抜くのが爽快なのか――(汗)
あるいは
元は人間だったのに…というやるせない絶望か――orz
(例:『アイ・アム・レジェンド』)


作品は、ゾンビ青年の独白で始まるので
ゾンビ青年の視点で、見始める。
ただ、彷徨うばかりなのは、絶望的だけど……

▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


人間の視点だと、彷徨うゾンビは、不気味で怖いだけでしたが
ゾンビ青年の身になってみると、辛いものがあります……


人間の記憶は、失っていても
まだ生きて(心臓が動いて)いるので
空腹を満たすために、人間を食わないといけない…
あとは、ただただ、彷徨う……


人間として生きているので、漠然と死にたくない……と思うことがありますが
こんな状態で生かされてしまうなら、
ひと思いに、ヤッテほしいと思ってしまう…(―_―)!!
意識があるのが辛い…orz


で、あまりに辛いと、ゾンビは“ガイコツ“になるらしい……
しかし、ガイコツになっても
結局、心臓が動く者を襲って生きている……(汗)
ちゃんと死ねないのはつらいナ……


などと、死生観の哲学をツツかれていると
ゾンビ青年は、人間の乙女と出逢う☆
と言っても、
人間vs.ゾンビの戦闘中、
青年(以下R)は、彼女を、つい救ったのです。


戦闘中、Rは、彼女の元彼の脳を食って(汗)、
彼女との思い出も共有した――というオマケつき……^^;


出逢いは、恋の火を灯し
恋は、人の感情を掘り起し、ゆさぶる……
そんな愛の力は、やがて、命の炎となり
身も心もウォームアップして
魔法が解けるように、ゾンビも人間に戻れるか!?
という、“愛の奇跡“高らか\(^o^)/なのが、良いみたいです(*^_^*)
(Rだけでなく、ほかのゾンビたちも、救われそうなのがイイ☆)


さて、このゾンビ・R。
血色のよい顔にもなりますが
ゾンビ顔のほうが、ゾクゾクする美しさ☆に見えるのは
私だけ?^^;
(トム・クルーズがヴァンパイアになったときにも、ゾクゾクした^^;)


ゲテモノのゾンビでなく
クールビューティなゾンビというのも、視覚的な引力ありか ^^;

▼▼▼


人間vs.ゾンビの関係は、ハートウォーミングに向かいますが
死ぬに死ねない“ガイコツ“たちは、どーなるんだろー(―_―)!!
成仏させてあげるのも、愛かも…



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』★祈☆平和~教え子を想う花咲かじいさん♪


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168583/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


主演:笹野高史☆   ←ソコに惹かれて鑑賞


平和への願いを込めて、愛媛で、新種の桜を作ったという
高岡正明さんの実話です。
高岡さんの、異様とも言える(汗)真っ直ぐさと
笹野さんの味わいで、(←まさに、花咲かじいさん♪)
ユーモラスありの感動的な作品でありました。
涙も、ポロポロこぼれましたよ……


元教師の高岡さんが
なぜ、新種の桜づくりにこだわったのか――
それは、戦地に送り出した教え子への、強い想いがあったから……


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


まずは、笹野さん演じる高野さんが、ひょーひょーとしててイイ☆
話の火ぶたが切られると、喋る、しゃべる、シャベル……^^;
お客さんに6時間とは……(汗)ホントか……(―_―)!!


この、夢中になれるエネルギーが
新種の桜を生み出す源になったのか。^^;


意気込みも、ハンパなければ
かかる費用も、ハンパない。(>_<)
お金のことは、息子に丸投げで
的場浩司さん(=息子)の狼狽ぶりにも、笑ってしまう……
(すごく困ると、笑うしかありません……^^;)


さらに、高岡さんの“平和祈念”のパワーは
天皇陛下やアメリカ大統領に、電話で、伝言するほど。
しかも、長電話。
(そんなわけで、公安警察が自宅に…息子滝汗!(>_<))


平和は、皆の願いとはいえ、
なぜそこまで、“桜と平和“にこだわるのか?


それは、戦時中、出征する教え子たちと
また桜の木の下で逢おう!と約束したから――


のみならず
当時の風潮では、神国日本が負けるなど考えられず
高岡さんも、日本は勝利し、教え子も皆、生還すると信じていました。
けれど、現実は窮状を極め
極寒や灼熱の地で、亡くなった彼らとは
二度と、同じ桜の木の下で逢うことは、叶わなくなってしまいました。


若い彼らは、命を落としたのに
送り出した自分が生き残っているとは、たまらん!!!
笹野さんの叫びに、涙がポロポロこぼれました………


高岡さんは、誰に何と言われようと
生徒が散った地の、寒暖に耐えられる新種の桜を作り出して
世界の隅々に、“平和の桜“として植えるのだ!!
この信念のために、生きていたのだ!


そうして、“陽光桜”が誕生し
世界中に送った高岡さん♪
(各国要人からのお礼状が死後、見つかる。ex.ローマ法王)


桜の木の下で、また逢おう――
その想いを、ずっと心に抱いていた高岡さんが
教え子たちと集う“願望”のシーンには
ただただ、胸が熱くなってしまいます。
陽光桜が、想像を越えて、叶えてくれたと思います……


▼▼▼


冒頭は、高岡さんの偉業を讃えるような葬儀シーンですが
ラストシーンは、のどかな高岡さん♪
桜のかわいい二葉を見つけて、ニッコリする。
笹野さんの温かさが、あふれています。(*^_^*)





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『オデッセイ』★火星から生還する知恵と勇気(有機?)(^_-)-☆

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168108/
あらすじ・配役はこちらを参照ください。

火星に、ひとり置き去りになった飛行士は
はたして地球に帰れるのか!?


火星とか宇宙とかいうところでは
酸素なし、水なし、食料なし!
どーするんだろーという心配と興味に煽られながら
のめり込みました。


知力も体力もあるマット・デイモンなら
安心してください、帰れますよ――と思わせますが…


クールかつ必死に、サクサク対処しながら
時折みせる絶望感を、
必要以上に、情で流さない感じが
逆に、生き残ろうとする人間らしさを、印象づけてくれました。


▼~▼ 内容にふれて雑感です。



▼▼▼



1.有機栽培とは!


火星にひとりぼっちになった彼は
幸い、植物学者。
クルーが残していったジャガイモと、“肥料”(排泄物とも言う)で
有機栽培する。


有るものがなくなったら終わりーーというのではなく
栽培・育成しようというのは、ナイス☆
葉が茂り、収穫することにも、命を感じる。
生きられるゾ!という覇気がある。


水を生成する果敢なトライも
知恵と勇気が、あればこそ。

(じゃがいもは、保存が利くし、ビタミンCも豊富でイイ☆)


2.困難をつぶしていく


火星で食いつなぐこともですが
地球に、どうやって帰るか……その前に
生存に気づいてもらわないと…
気づいても、どう交信するか?
やっとこさの交信の工夫も、知恵だな~と敬服。


飛び立ったクルーが、戻ってくれるのが手っ取り早いのではないかと
素人目には思うのですが
当初、“事情”があって、そうもいかず……



そんなこんな、有るもので工夫して、計算して――
ダメかもしれない、という恐怖もあるとしても
“手段“を持つ人は、ムダにあきらめないんだな……
神への祈りも、人事を尽くしてから。



作品で印象的だったのは
困難に際し、家族や思い出などの回想シーンが
目立たなかったこと。
きっと、彼の心の中には、あったはずですが
1つ1つ、クールに対処する“現実”の姿が
ホットな人間味で、グイグイ惹きつけます。


3.いよいよ!


結局、クルーが、彼をピックアップする段取りになります。
置き去りにした/された、というわだかまりはありませんが
ここでも困難が!(汗)
船が速過ぎて、彼を、つかまえられないかも……orz
どう計算して、どうします?


――ここで、船長は、交信スイッチを切ります。
地上に聞かれないように。
現場には、現場の判断があります。
しいて、神を言うなら
彼を助けるために、地球の人の声でなく
宇宙の神の声に従う――と言ってみよう。
(船で爆発((!)して減速させマス)


そして、いよいよ
彼をつかまえる!と思ったら、手がすべって―(汗)すぐ
ロープで絡めて、からめとって、からめる、カラメル…….



▼▼▼



頭の回転の速い対処には
ついていかれない部分も、ありましたが(汗)
そこがまた、スピード感あって良かった☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『八月の狂詩曲〈ラプソディー〉』★ひるまないおばあちゃんを♪野ばらが包む


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/8333/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督・脚本:黒澤明

8月とは、8月9日、長崎に原爆の落ちたこと。
夫を、原爆で亡くした老婆のラストシーンが
とても印象に残る作品でした☆

老婆役の村瀬幸子さんが、本当に素晴らしい!
優しくて、気丈なおばあちゃんですが
優しさとしわの中には、孫たちにも計り知れない
深い悲しみと強い怒りが、潜んでいたのだ……
と感じるのも、切ない……


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.オルガンの修理~野ばら♪


夏休みに、おばあちゃん家に来ていた孫の一人が
音の外れていたオルガンを、直します。
直す途中、何度も、聞かれるのが
「シューベルトの野ばら♪」
ついに修理されたオルガンで、いい音で、孫たちが歌ってみせます。
この“完成“した野ばらが、ラストシーンにも、繰り返されます。


2.再会できなかった兄


たくさんの兄弟姉妹とも、疎遠だったおばあちゃんに
瀕死の兄が、ハワイから逢いたいと手紙が来ます。
急に言われても、踏ん切りがつかないおばあちゃん…


私たちは、居なければ居ないで、“不在”の寂しさにも慣れて
暮らしていると思います……
けれど、“昔の人“が、急に近い存在になったとき
とまどいながらも、懐かしさがこみ上げてくると同時に
昔のあれこれも、蘇ってくるようです。
おばあちゃんは、ほかの兄弟のことも思い出して
孫たちに話し始めます。


そして、ついに決心して
夫の命日(8/9)が過ぎたら、兄に逢いにいこうと思った矢先
兄の病死が知らされます。
逢えなかったことを後悔するおばあちゃん……
その背中の小さいこと……


もはや“不在“でなく、心の中で大きく蘇っていた兄に再会できないということは
おばあちゃんに、再び、大きな喪失の悲しみをもたらしてしまった。
おばあちゃんは、息子を、兄と見間違う(呆けた?)だけでなく
原爆が投下されたあの日まで、時間が遡ってしまう。


3.ピカだ!~野ばら♪


雷の音を、ピカ(原爆投下)と思いこんだおばあちゃんは
豪雨の中、傘を差して、(夫がいた)長崎市内へと向かっていた。
それを知り、急いで追いかける、おばあちゃんの子や孫たち。
そこからがイイ☆


おばあちゃんは、あの日、失った夫を
再び失いたくない一心で、豪雨に向かっていったと思います。
(その前に、兄と逢えなかった喪失感が、そうさせたよう)


おばあちゃんの足取りの強さは、
豪雨だろうが、ヤリが降ろうが、仮に原爆であっても
決して、ひるむことのないものでした。(キッパリ☆)
後から続く、子や孫は、次々、転ぶなどして
おばあちゃんには、追いつけないのです。


この“追いつけなさ“に、強い反戦・反原爆メッセージを感じます。
原爆で、一瞬にして、夫を失った悲しみと怒りの深さには
それを、本当に知らない者には、追いつけない……


そして、強風が、おばあちゃんの傘を“おちょこ“にしたとき
♪野ばら♪が、流れました―――
画面のトーンが、不思議な感じに…………………………………


おばあちゃんの魂が、野ばら♪の清らかな歌声とともに
救われる方向へ向かって行ってほしい―と思いました。
おばあちゃんが、ピカを恐れつつも、そこへ向かおうとするのは
夫を想う、強い気持ちがあるから。
激しい雷雨の続く現実世界に、引き戻さなくていい。
孫の優しさも含んだ♪野ばら♪の調べは、祈りを込めて
おばあちゃんごと、昇華させていくようでした。

(私の感想なので、解釈は違うかも…)


▼▼▼


おばあちゃんが、向かって行った長崎市内。
あの日、人間が人間に何をしでかしたのか――


小学校に残る、変形したジャングルジムが
原爆の威力を、残酷に物語っています。




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テーマ : ヒューマン・人間ドラマ
ジャンル : 映画

映画『ブラック・スキャンダル』★ブラックな中に潜む馴れ合いじゃない“義“

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168279/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ジミー(兄) : ジョニー・デップ  ←地元ギャング
・ビリー(弟) : ベネディクト・カンバーバッチ ←議員
・ジョン : ジョエル・エドガートン  ←FBI


実話だそうです。
ジミーとジョンは、幼なじみ。
巨悪のイタリアンマフィアを逮捕するため、情報屋として
悪党のジミーを保護してきた、FBIのジョン。
しかし、やがてジョンは、ジミーをかばいきれなくなっていった――


――ということですが……
ジョニー演ずるジミーは、殺しもいとわない怖い悪党――というだけでなく
残酷さの背後にある、仲間うちへの強い結束を
随所に感じられたのが、とても印象に残りました。


悪者を、擁護するわけではありませんが、
“義“について、想いました……


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


彼ら3人は、南ボストンのアイルランド系でした。
その結束力は、聖パトリック・デーのパレードの盛り上がりでも
うかがえます。
(ジミーはIRAにも、加担するほど)


ジョンは、子供の頃、いじめから助けてくれたジミーに対して
とても、恩義を感じていました。
大人になっても、変わらないその気持ちは
“親友“や”恩”を越えた、”義”と呼びたい。


大人になって、自分が警官(FBI)になったら
いつまでもワルをやってる輩とは、距離を置きたくなりそうですが
この地元では、子供の頃から、“警官と悪党ごっこ“をしていて
大人になっても、どっちがどっちなのかわからない(汗)という土地柄だそうで
つるみやすいというのも、絆のような糸が、しがらみにもなりやすいのかも……


というのも、ジミーをかばいたいジョンが言うことがいい。
法律なんてのは、紙に書いてあるだけのもので
自分たちのつながりは、もっと強いものだ――のようなこと。
(ムチャクチャだけど、それはまさに“義”でしょ)


警官が、法を、二の次にしちゃまずいだろうと思うけれど^^;
昨今の、殺伐とした世間の風を思うと(汗)
“情や義”という不文律も、心の底には置いておきたいんです……


ジミーの人殺しや、“圧迫面接“は、ジョニーの迫力で
ホントに怖いのですが、彼は、いわゆる殺人鬼とは違う。
殺人は、法では許されないことはわかっている。
けれど
彼は、仲間内の結束や秘密を守ることを、第一に考える男として
作品では、描かれていたと思います。(作品では……)


現実には、ワルイ仲間を売って取引して、自分だけ減刑されるほうが
正しくて、得なんだと思います。(汗)
正直で正義であることは尊いことだと、私も思います。
しかし、
正義は必ずしも、“義”を果たさないのも事実でしょ……

↑オット!どんな理由であれ
もちろん、殺人はいけませんよ。(>_<)


ジョンは逮捕されたあと、ジミーに関する証言は拒否し続けた――
ということに関しては
それは正義ではないとしても
“義“を貫いたことは、アッパレだと思います。(反論ご容赦(T_T))


▼▼▼


犯罪や犯罪者を擁護するつもりは、ありませんが
イイ人であるがゆえに、裏切る人もいるとすれば(>_<)
このブラックな顛末の中に
守るべきものを守ろうとする、強い糸のような力が
潜んでいたのは、意外でした。


ただの“警官と悪党“の馴れ合いじゃないゾと (^_-)-☆





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『エンド・オブ・ザ・ワールド』★この世の終わりをともにする“友“を


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/161340/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


原題:SEEKING A FRIEND FOR THE END OF THE WORLD


小惑星の地球への衝突を、3週間後に控え、
なすすべが無くなった人類の様子ですが
“この世の終わり“の絶望を、大スペクタクルで見せる作品ではありません。
(『渚にて』や『メランコリア』に通じるものがありそう)



邦題は、なんだか絶望的ですが
原題は、”友を見出す“前向きさがあります(*^_^*)。


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


あと3週間足らずで、地球滅亡すると悟ったとき
人は、どうするのでしょう……
悔いのないようにしておきたい――とも言えますが
どうも、一度は“悪いコト“をしておきたい面もあるようで(汗)
その1つは、本能に従うこと^^;――乱痴気や、呑めや歌え。


一方で、世界が終わらなくても、命にはいつか終わりが来るのだから
『生きる』のように、自分のすべきことを見つけて
全うすることが幸せ――というのもある。


劇中のメイドさんは、来週、またそうじに来ると言う。
地球滅亡を3週間後に控えていたら
それは、意味がないことでしょうか?
いや、普段通り過ごすことこそ、心の平安が得られそうです。(*^_^*)
それに、生活していれば、滅亡寸前まで、何かしらゴミも出る。^^;


劇中、出逢った男女は、それぞれ直前に、パートナーと別れ
親とも一緒に居られない状況でした。
男は、女をなんとか親元へ送ってあげようと
自家用機を持つ“知人”に、はるばる逢いにいくことにした。

↑この旅が、ロードムービーになっていていいです。(*^_^*)
この二人が、仮に最期の友として、ひとっところで
片寄せ合って死をみつめるよりも
たとえわずかでも、何か目的をもって旅するほうが
楽しくてイイ☆

そして、実は、たどりついた“知人“というのが
縁切り状態になっていた、男の父だとわかる。
この期に及んだ再会は、和やかで良かった。


いつまでも、時が続くと思うと、赦せない人は赦せないかもしれない(汗)。
しかし、“全ての終わり”がわかれば、それに免じるように、赦せてもいい。
死ぬ直前には恨みを残すより、笑って安らかなほうが幸せです。(キッパリ☆)


そして、自家用機に乗せてもらい、親元に向かったはずの女は
引き返してくる。
最期に、一緒に居たいと思った人へ向けた
キーラ・ナイトレイの笑顔がまぶしい☆


▼▼▼


この世の終わりでなくても、
いつか人には、終わりが来る……
一緒に居たい!と想い想われることが、究極の幸せかもしれない。
いい終わりを迎えるかどうかは、心の持ち方☆自分次第でもある。


“SEEKING A FRIEND ” 
↑大事なことですね(^_-)-☆





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テーマ : ヒューマン・人間ドラマ
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