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映画『さざなみ』★凄!熟年妻が魅せる悩ましくも深い妻ゴコロ


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169497/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


主演:シャーロット・ランプリング☆
原題:45 YEARS


週末に、結婚45周年祝賀パーティを控えた、週の始め。
夫に、元カノの遺体発見の知らせが、届く――


夫に蘇る、青春の思い出。
否が応でも、事実を知りたがる妻の心に
「さざなみ」が立つとは、シャレた邦題です。
(むしろ、“怒涛”か…^^;)


が、やはり核心は、「45年間(原題)」かなとも思う。


妻の元カノへの“嫉妬”あり――ですが
嫉妬のレベルを越えた
妻の心の凄まじさが、真骨頂でしょう。


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。(解釈違うときスミマセン)

▼▼▼


結婚前の元カノへ、想いを巡らせる夫を見るにつけ
この“45年間”の結婚生活は何だったの?
と、人生の大半を占めた“結婚”
ひいては、“人生”
あるいは、自分の“存在”そのものが
瓦解しているような愕然感が
シャーロットの表情から、ひしひしと伝わって来るのです。


「言いたいことはたくさんあるけれど、抑えているのよ」
と言った妻が、ピアノを弾く。
譜面を閉じて弾いた曲は、彼女の心の吐露かもしれない。
言葉の代わりに、流れていく…


物置にあった、元カノの映像を、隠れ観た妻。
姿を見てしまうと、きっと、感情も掻き立てられる…
(元カノは妊婦?彼ら夫婦には子供ナシ)
今、夫は、どう思っているのだろう……


「あなたの心が離れたとしても、他人に悟られたくの」

幸せは、フリじゃなくて
今までもずっと、あったものなのだから…


パーティのスピーチで、妻に、45年間の感謝の言葉を述べる夫。
それは、きっと本心。
妻も、笑顔で応える。
やはり、夫婦の絆が強まる、お約束なラストが自然なのか?
と思うけれど…


二人は、結婚式の思い出の曲『煙が目にしみる』で踊る。
一見、穏やかなのだけれど
よそよそしく見えたのは、気のせい??


ダンスシーンは、妻の心の中を察してくれ、と言わんばかりに
ことのほか、長い。


そのうち、他の人もダンスに加わり、めでたいムードが高まる。
なのに
踊っている二人の、微妙な距離感は、そのままだ……


ついに曲が終わり、夫が妻の手をとり、高く挙げたとき
妻は、その手を、早く下した。(振り払ったようにも?)


確かに、夫は、スピーチで、この45年間の結婚生活の感謝や
これからの希望を感じさせたように、
自分も、関係を壊さずにやっていくつもりだとしても
結婚式に感じた幸福感とは、別の“感覚”であることは、確かだと思う。


ましてや、結婚式と同じ曲で、踊ってみたら
(懐かしさだけでなく)
その“感覚”の違いが歴然であっても、おかしくないだろう……


けれども、敢えて、言いましょう。
盲目的に、純心で、愛するのだけが愛ではないとしたら
夫が、昔の女を気にかけることに
心を揺らし、苛立ちを感じた感情ですら
憎しみの恨み節ではなく
夫を、強く愛すればこその激情なのだ。


夫が、手をとって挙げた手をすぐに下したのは
そんなに愛してくれているなら、なんでこの1週間
私を惑わせたのよォ……と、拗ねてみたのかもしれないし…


▼▼▼

そんなわけで^^;
シャーロットの演じる女ゴコロは、
深くて、悩ましくて、可愛くて
スゴイ……



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『エンド・オブ・キングダム』★壊滅!?のロンドンで大統領を守り抜くスゴSP

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169722/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:ジェラルド・バトラー☆

エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編です。
キングダムと言うと、なんだか
ファンタジーバトルを、想像してしまいますが…^^;
原題:『LONDON HAS FALLEN』
ロンドンが、壊滅的打撃に…orz


設定は、イギリス首相の葬儀に、各国首脳が
ロンドンに集結するところを、テロリストに襲われる――というもの。
ジェラルド・バトラー演ずるSP:マイクが、身を挺して
アメリカ大統領を守ります。


この作品のイイところは
バトルエンタメに、徹してくれているところ☆


テロ・復讐・同盟etc.…
政治やイデオロギー的な含みも、無くはないけれど
必要以上にメッセージしない。


アクションも展開も、カメラワークも、割り振りも
時間配分も丁度よく、安心しながらも
ドキドキ楽しめる☆


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。


▼▼▼


1.テロリストは武器商人


世界が平和にならないのは、武器商人が居るからー
と聞きますが、まさに、ソレ。


なので、各国首脳の合意で、武器商人を
ピンポイントで襲撃したつもりが、結婚式中の娘が死亡。
生き残った武器商人と息子たちが(そりゃ怒るわな)
各国首脳への復讐に燃えます。
(エンタメと申しましたが、殺戮・戦闘には、心痛みますよ…)


犠牲大の報復は、さらに、憎悪が膨らむ。
用意周到に
ロンドン社会に入りこんだテロ集団として、膨れ上がります!(>_<)


2.ロンドンの葬儀でテロ

サミット集合とはいえ
急死の葬儀なので、警備も、急ごしらえになりがち。
(そのために首相は暗殺されたとも)
一方のテロリストは、用意周到に準備万端。
映像では、サクサク、やらかしてくれます。(滝汗)


警官や救急隊に、なりすましていたらもう
誰も、信じられない!(>_<)


3.大統領危機一髪!←お約束か


各国首脳が殺されて(汗)
残る外国首脳は、アメリカ大統領だけ。
テロリストは、公開処刑をYou tubeで放映しようとする。


マークの奮闘虚しく、大統領は捕まってしまう…
放映もされてしまう……orz
けれど、その後の急展開が、また盛り上がる!


そして、アメリカは何があっても滅ぼされないゾ!との
テロリストへの雄叫びは
大統領でなく、護衛のマークが言うからこその説得力が、ひびく。


4.副大統領:モーガン・フリーマン


アメリカ本国で、キモを据えて、貫禄十分。
テロリストとの電話シーンでも
ああ、アメリカには勝てない…と思うだろうな。


そして、フリーマン副大統領の演説。
自分だけよければいいんじゃなくて
テロには共同して立ち向かわないと!――のようなこと。
国や民族を越えたテロ集団への対応は
国家間の戦争反対とも異なる対応を迫られているんだな…と
ふと思います…


▼▼▼


どこに行っても、ガンガン大統領を守り抜く、
マーク=ジェラルド・バトラーの勇姿を
今後もまた観られそうで、期待しています。
(辞表もとりやめたし(^_-)-☆)




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『スノーホワイト/氷の女王』★アクションと愛の「白雪姫」のスピンオフ


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169294/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

アクション型「白雪姫」の続編です。
・前作→コチラ


・戦士エリック :クリス・ヘムズワース ←主演!
・女戦士サラ :ジェシカ・チャステイン ~エリックの“妻“
・女王ラヴェンナ(姉) :シャーリーズ・セロン
・女王フレイヤ(妹) :エミリー・ブラント



今回は、「白雪姫」不在で、戦士エリックが主役。
(原題:THE HUNTSMAN/WINTER'S WAR)で
THE HUNTSMANとは、エリックのこと。)

前作は、ラブが足りなかった感ありましたが^^;
そんな不満を解消したのか
今回は、“愛の力“(面倒臭さ含む)全面推し!!

愛は切なく、苦しく……憎しみも生むけれど(汗)
最後に愛は勝つ!!\(^o^)/ 

細部までこだわった映像美も重厚で、観ていて楽しかった☆

▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.女王フレイア ←シャーリーズ女王様より出番多し


娘を失い、愛に傷ついた女の執念は
もう2度と恋などしないわ…orz に留まらず
王国に、「愛と家族禁止令」を出します。

それでも、愛は生まれるので(*^_^*)
恋に落ちたエリックとサラを、引き離します。
二人を分かつ氷の厚い壁が、スゴイ!(>_<)

そして、この壁越しに見えた相手の“姿”が
その後の展開を面白くさせてくれます。
(ヤルな~フレイア女王^^;)


2.シャーリーズ女王☆


法の鏡に封印されていた、シャーリーズ女王の出番は
始めと終わりしかありませんが
この、美しくも恐ろしい怒涛の存在感は、圧巻です!
(凍り付くし、焼かれそう…どっちもイケそう…)

一番美しいことにこだわっている、シャーリーズ女王だからこそ
さもありなん、というこだわりが、
今回の、大元の悲劇を生んだことがわかるのも
一貫性があってよい。
美にこだわる女の凄まじさよ……


3.弱さと愛と

恋人同士が、引き裂かれてしまうのは
体だけでなく、心も……orz

「弱いと真実が見えなくなる」
真実は、愛することの確信にあるのだと思うけれど
愛するがゆえの不安は、疑心や誤解をも
生んでしまうことがある……

↑ただ引き裂かれただけではない、恋人たちの心の揺れが
大人仕様になっているかと…^^;

けれど、真実の愛は「絶対に外さない!」
あなたに、まっすぐ届くってか……^^;


▼▼▼


「白雪姫」からのスピンオフな作品ですが
善と悪のバトルアクションに
“愛”と氷のファンタジーが、美しく調和した娯楽作でした☆


やはり、愛がないとネ、愛が……(^_-)-☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『マジカル・ガール』★親心+復讐etc.=マジカよ!な結末!

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169032/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

病気の娘のため、アニメキャラの衣装を買うお金欲しさに
父が堕ちたダークサイド……
やがて、冒頭の男女が、クローズアップされていきます。


親心と欲と、脅迫と復讐と……
何?ナニ?と、引き込まれながら
マジカよ~!(>_<)という結末ながらも
ラストシーンのカットに、ニヤッとさせられてしまう……
という、マジカルな話です。


・アリシア:白血病の少女、「魔法少女ユキコ」のファン
・ルイス :アリシアの父、失業中
・バルバラ:人妻
・ダミアン:バルバラの元教師



・あらすじ→コチラ(知らないほうが面白い^^;)


▼~▼ 以下、それでも雑感です。

▼▼▼


1.『春はSA RA SA RA』 by長山洋子さん♪


魔法少女ユキコのイメージソング♪です。
アップテンポで、印象的なイントロ部分は
作品の、これからの“転がり方”を、暗示するよう……
短調なメロディは、悲劇部分の暗示でしょう……


春はSA RA SA RA~♪が、耳にこびりつきますが
サラサラ~よりは、ドロドロ~な内容か…(―_―)!!


2.トカゲ部屋って??(―_―)!!


バルバラが、お金のために入るのが、
金持ちの家の“トカゲ部屋”。
おぞましい想像をしてしまいますが、映像の描出はナシ。


バルバラは、今は、心を病んでいるようですが
少女の頃、教師とナニかあったらしい過去もあります。
その描写もないのは、救われますが
教師は、それで投獄されたほどですから……(汗)


そんな教師とバルバラとの再会は、 “トカゲ部屋”のあとの
無残な姿で、となります。

https://youtu.be/W0nOnJQSf54←ちなみに『黒蜥蜴の唄』by美輪明宏サマ



3.「無いから渡せない」


トンデモ展開な本作ですが(汗)
悲しみに包まれる悲劇ムードよりも
どこか、ナンチャッテなムードもあるのが、マジカル。


そして、崩壊ドッカーンな終わりのままにしていないのが
かえって気が利いて、やらしー^^;


手を開いて「無いから渡せない」というシーンです。
コレを、冒頭と結びに、使っちゃうんだもん……
ナニ、“オチ“を用意して、まとめてんの…^^; ヤルなー(>_<)


▼▼▼


内容は、トンでもなく暴走し、後味は良くないですが(―_―)!!
“悲劇”すら、人生のジグソーパズルの一片のような印象です。


そして、冒頭とラストの“一致“という、ニクイ演出で、
たとえ、人生の途中経過がどんなであっても
真実が変わることはないのだ――のような説得力に!?
(何があっても「2+2=4」みたいな)


ただし、命あっての真実だけれど……(T_T)




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『星ガ丘ワンダーランド』★失くした母の存在が心に還るときwith観覧車

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168107/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

(「星ガ丘ワンダーランド」は、閉演した遊園地の名前)


20年前、ワンダーランドの帰りに、
母が、失踪してしまった温人(はると)は、今は
星ガ丘駅の遺失物係をしている。
あるとき、閉演したワンダーランドの観覧車から
母が、転落死したという知らせが、温人に届いた――


ラストにわかるのは、母の死の真相です。(オット!)
それまで、ホワ~ッと広がったような展開でしたが^^;
一気に、温人の心に凝縮したようで、よかった!と思えました。


▼~▼ 以下、ネタバレ(▽)して雑感です。


1.市原隼人さん♪←まず^^;


実は、市原さんに惹かれて鑑賞しました^^;
今回の役は、ゴミ処理業者さんです。
保管期間の過ぎた遺失物を、収集します。


時期が過ぎれば、ゴミになってしまう遺失物――
という切なさも、わかりやすいですが
ゴミの山から、せっかく捜し出したのに
もういらないと無下にされるのは、もっと辛かったり…orz


市原さん演じる男性は、指揮者を目指していたという設定で
BGMは、クラシック♪
彼なりに、“夢の忘れ物”を、大切にしていた感じですが
ワケありだった温人に
ゴミにクラシック聞かせても云々!と罵倒されてしまう…orz


2.遺失物


温人が、駅の遺失物係というのが、キモ☆
駅員さん姿も、高倉健さんの駅長さんよろしく
パリッと、カッコ良い(*^_^*)


落し物は、失くしたことにも、ドラマがあるし
持ち主に戻っていないモノにも、ドラマがある――


還ることを、ずっと待ち続ける人もいれば
ケリをつけて、諦めるなり、忘却する人もいる。
それが、その人にとっての良い事もあれば
それが、許せないこともある…….


“失くしたもの“は、失くす以上に
人に、重いモノを残すんですね……


3.母のこと(▽ネタバレ!)


大人の事情とはいえ
母が、温人たち家族を捨てていくのは、あっけない。(>_<)


温人は、あの日、ワンダーランドの観覧車の階段で転んだ。
しかし、母は、地上で、不倫?家族と逢っていて
温人の転落を、見逃していた。
そして、その帰り道、出て行った母――


子供には、わけわからない母の喪失が
すでに、温人の心の“遺失物“でしょ…


そして、20年後の今、母が、観覧車から投身自殺?したと言う知らせに
納得できるはずもない。


母の新しい家族にも、やさしい気持ちでいられず
ダークサイドな一面も見せてしまう温人が
かえって、痛みに苦しむ人間らしくも見える。


いつか迎えに来るはずの、母の“自殺“を受容できない温人――
“心の忘れ物”は、ますます重くなっていく……?



▽▽▽(↓ネタバレ要反転)

母の死は、転落事故だったとわかります。

お金のことで、長男と、観覧車で逢うはずだった母は
園内に忍び込んだ悪戯っ子が、階段から落ちそうになるのに気づき
かばって転落死したと言う。

それを聞いた温人の表情が、たまらない……………

かつて、温人の転落を見過ごした母は
そのことを、ずっと、十字架にしてきたと思う。
今回、よその子が、転落しそうになったのを止めようとしたのは
人としてそうした――だけでなく
我が子を見ていなかった、アノ時の“自分自身”だったのだと思う。

過ぎた月日や事実は、もはや取り戻せず
未来も変えられないことは、わかっています。

出て行った母からの愛情は、これからも、
もう、受けられないこともわかっています。

けれど
母が、アノ時と同じ状況で、
子供を助けたことがわかったとき
温人は、今まで、失くしていたと思った母の愛情を
見つけた?拾い上げた?
いや、きっと、強く確かめられたと思う。

それは、つじ褄合わせの代償?なだけかもしれないけれど
温人の涙を見ていたら、そうは思えないよ……

失くしたモノが、大きすぎる人には
たとえ代償であっても、それだけの価値のある納得があれば
落とし主に還ったのと、同じ安堵があると思う。
温人は、アノ時=子供の頃の自分に戻って
涙していたと思う…….



▽▽▽

▼▼▼


赤が好きと言う、木村佳乃さんの妻(母)ぶりには
ワケありな“含み”(ヤバさ?)も期待しつつ
観覧車の赤いイルミネーションが
夜の闇に映し出されるのも、幻想的です。


冒頭の雪が、
ずっと、温人の心に、降っていたような演出も
良かった。



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』★ブザマな逃亡劇だからこその意味

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163133/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演・監督・主題歌:ディーン・フジオカ☆


英会話講師(リンゼイさん)を殺して、逃げ回った市橋の手記が、元ネタです。

何も、殺人犯の手記を映画にしなくても……とも思いましたが(>_<)
個人的には、観て良かった☆(*^_^*)  (2回観た)
逃亡に、引き込まれました。
(贔屓目というだけでなくですよ)

▼~▼ 以下、ただ雑感ですが、話したくてウズウズ。

▼▼▼


市橋の原作が元ネタなので、
本人目線で、擁護的だとアレだな~と懸念しましたが
全然、美化も擁護もしていないので、安心してください。(*^_^*)

(字幕でも明言するように、むしろ
こんな犯罪に自分が堕ちないよう、注意喚起。)


内容は、逮捕されるまで~のタイトルどおり
2年7か月の逃げまくりだけです。


が、それでイイのは
ディーンさんが、出づっぱりだから――だけでなく^^;
市橋に感情移入せずに済む――と言うか
彼の何かを知る必要も、共感する必要もないからです。


リンゼイさんを殺害するいきさつは、チラッとは触れられますが
それすら
それ以上でも以下でもない、市橋の心の薄っぺらさを見る。


リンゼイさんと何があって、何を思ったか――について
映画的には、もっと、深い人間描写が欲しい?と思うかもしれないけれど
ここで、もし、心の闇?なんてのを、
市橋の心の中に勝手に作り上げたら、むしろダメしょ?


だから、ただただ逃亡しまくる姿で、いいんです。(キッパリ☆)
視覚的には、ブザマなんですが……(汗)


顔を変えるために、自分の顔に刃物を当てて悶絶する――
別人になって勤めても、人目を避ける――
バレそうになったら、金を盗んで逃亡――
いざとなったら、ゴミ箱をあされば……


日が経つにつれ、被害者家族の苛立ちも高まり
懸賞金の高まりに表れる。
(犯人逃亡に、どれだけご遺族が心痛めていたかも
改めて思い知ります。)


そして、通報した同僚に言われる。
「ごめんね“井上”君。お金が必要で。でも、人殺しよりいいでしょ。」
けれど、市橋は、人を殺しても、自分は生きたい――――
無人島で、生き延びたい――


取材した人にも、ケチョンケチョンに非難される。(>_<)
殺人犯ですもん、言われ放題……orz


こんなんじゃダメだよね、というムードが
ダメ押しで、ラストシーンの彼の背中に、絶望的に漂う…….


そして、エンディングのディーンさんの美ショットと主題歌は、
ファンサービス的でもあります。^^;
市橋の逃亡ボロボロ劇だけで終わっては、後味が……


主題歌の『My Dimension』は、映画版だと、CDより
シンプルに聴こえました。(気のせい?)
新しい“FUJIOKA’s Dimension”が、
静かに、でも確実に、始まったんだな…….


▼▼▼


個人的には、ディーンさんが、主演だけでなく、監督したことも加えて
この作品に関わったのは、良かったと思います。


イケメンで、凛々しくも美しいディーンさんのファンには、すみませんが^^;
この“汚れ役“を通過したのは、彼のネクストレベルへの
ターニングポイントでもあると思います。
今後の役柄のふり幅に、大いに期待しています!


PS:リンゼイさんには、心より哀悼の意を表します。


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『海よりもまだ深く』★母:希林さんの包容力に見る“幸せの予感”


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169459/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

母:樹木希林☆←絶賛です!
息子:阿部寛~売れない作家で探偵兼業
元嫁:真木よう子~長男と暮らし再婚考え中

(タイトルは、劇中に流れる
テレサ・テンさんの『別れの予感』の詞からの引用です。)

台風の夜に、実家(団地)に泊まることになり
久々に、一緒に過ごすことになった息子と元嫁(と長男)は――
ということですが、是枝監督のオリジナル作品は
監督の経験に基づいたということもあってか
モノスゴイ事件は、待っていません。^^;

けれど、日常には、そこまででなくても
傷つきながら、なんとか生きている人だらけなわけで
樹木希林さんの母ぶりに、特に、心ひかれるものがありました。


▼~▼ 以下、ネタバレで雑感です。
▼▼▼


離婚した元妻子に、養育費の支払いもままならない男は
元妻子にだけではなく、母親に対しても、親不孝なんですよね……

最近、亡くなった父も、お金に困った生活をしていたようで
その分、母も、苦労してきたらしい冒頭。

けれど、おばあちゃん世代のすごいところは
苦労慣れがそうさせるのか、
苦労に潰されない、明るい強さを持っていること!
↑希林さんの、飄々とした柔らかさ、大好き☆

(コレは、私の義母にも言えることです。
義母の昔話を聞くと、かなり、辛かったようで
若嫁の頃は、農薬を飲んで死のうと思ったこともあるらしい……
その後、四半世紀、義父の介護をしているときも
台所で、泣いていたこともあった……
けれど
普段は、冗談を言ってドンと構えた、肝っ玉母さんに見えます。
少々のことじゃ、凹んだスキを見せない。
大きな包容力には、つい、私も、甘えてしまいます…^^;)


希林さんの母親も、そんな義母と重なります。
普段、平気にしているけれど
生活に困っている息子が、心配なわけがない。
甲斐性のない息子もだが
そんな息子を捨てた元妻にも、不満が無いと言ってはウソになる……?

(仕事を持つ女は、男に頼らなくても生きていけるーという状況が
自分の時代には叶えられなかったーということの恨み節もありそうな…)


だが、現実を嘆いても、息子自身が、どうにかしなければ
生活の安定も、家族の復活はないので
母は、ボヤきもせず、“凍らせたカルピス“を、
ふらっと帰ってきた息子に、さらっとご馳走する。
(息子よ!母の胸中をわかってんのかねェ~(―_―)!!)

風の近づいたある日
息子は、面会の長男にかこつけて、実家に来る。
迎えに来た元妻も、台風で帰れず、実家に泊まることになる。
(皆が泊まってうれしそうにする母親が、イイ☆)

“あらしのよるに“――
何があるわけではないけれど
じっくり語れるのは、いいことです。
たとえ、改めて、ズレを感じてしまったとしても(汗)
“理解“は、その先に進むために必要なことです。

母いわく
“海よりも深く”、人を愛したことはないけれど
そこまでの愛情はなくても、幸せは作れるものなんじゃないか――みたいなこと。

“そこまで”の深いこだわりは、夢想にはいいけれど
(たとえば、作家息子の純文学へのこだわり含む)
とりあえず、普通に生きることすら、貴重なものだと痛感してくると
この母が願っている、自分と息子たちの生活こそ
今は、海の底深く潜んでしまったものなのかも……orz
老母の笑顔に、甘えてちゃいけないよ……

台風は去ったからと言って
お金の雨が降ったり
復縁するほど、人生は甘くない。(>_<)

けれど
花も嵐も踏み倒し、酸いも甘いも知り尽くした老母が、
ドンとかまえて居てくれれば
小さな幸せくらいは、いつでもあってくれそうな
希林さんの存在感に、グッと来る。


▼▼▼


「花も実もつけない木でも、何かの役には、立ってるのよ」
という老母のセリフ好き☆

そう言う目で見てくれていることに、甘えちゃいけないけれど^^;
その想いに救われると
そろそろ役に立たなきゃなと、
幸せへのエンジンも、かかりそうに思えてくる☆


PS:池松壮亮さんの
「親父が買ってくれたグローブずっと持ってますよ」も、ポイント☆


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『リリーのすべて』★夫の“すべて“を受け止めた妻を絶賛☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169073/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:エディ・レッドメイン

・リリー・エルベさんのこと→ウィキ


世界初の性転換手術を受けて、女性になった画家さんです。
“初“というのは、なんでも敷居の高いものですが
彼には、妻がいたのですから
心身ともに、複雑な事情を察して、余りあります…


そんな彼こと、リリーを演じたエディ・レッドメインの魅力が、
インパクト大で、見入ってしまう……


作品は、“本当の自分を見つけた人“が、テーマのように言われますが
本当の自分(の気持ち)を知るのは、むずかしい事かもなあ…とは
彼の妻にも、言えることかもしれなくて…….


▼~▼以下、内容にふれてダラダラ雑感です。

▼▼▼


彼らは、画家夫婦。
妻の絵のモデルとして、“踊り子の足”のモデルをした夫。


それがキッカケで、夫の“女性性“に、火がついたのかと思いきや
実は、遠い昔にあった“感情”が、再燃したものでした。


その“感情“を、心の奥底に封印して、彼は
男として妻と出逢い、恋に落ちて、結婚した。


表面上は、特に問題なく過ごしてきたようですが
彼は、無意識に、押し込めていた“感情”のモヤモヤを
故郷の絵に込めて、表出していたのかもしれません……


知らぬが仏――と言うけれど
押し殺した感情を、再認識しなければ
彼らは、仲の良い夫婦のままだったかもしれないのに……


モデルのためストッキングを履いた、女装に始まり
両性具有化して、男になったり女(リリー)になったりした夫は
ついに、性転換して女になることを選び
母になることまでも、視野に入れる。(スゴイ!としか)


そんな彼(リリー)は、自分の外皮を、一枚ずつ剥きながら
“核“そのものの自分に、近づいていった確かさがある。


一方、その“彼“を支える妻の視線が、とても印象的なのです。
温かく見守れるー―だけではない…orz
(↓含む私の独白^^;)


例えば、人は、内面に惹かれた、などと言うけれど
外見じゃないと言うけれど、本当にそうなのか…?
いくら、愛した男の内面であっても、
徐々に、露わになる“女“の内面が、本当のその人でした――というとき
その人の内面を本当に愛したーと思っていた自分の
本心=内面とは、何だと言えるのだろう………….


夫を愛した真心で、そのまま、リリーへと変貌した人に
同じ愛を向けられるのか?あるいは
向けていいものなのか…….?
(自分自身がわからなくなりそう…orz)


私事ですが、私が男でない限り私への気持ちは変わらないーと、
男性に、言われたことがありました。
男女は、異性だから惹かれ合うーーという
ナマモノとしての人間の性(さが)は、どうにもならないのでしょう……


夫が、ある日、親しい女友達になり
女ゴコロを一番わかってくれる存在になるのも悪くない
――とは思ってはみたものの…


彼が、新たな“恋人”を、作るようになったとき
私は(妻は)捨てられたーという気持ちを、否定できないでしょう。
“友情”という言葉は、ときに美しく、ときに残酷です……
(面倒な話になってしまいました(>_<))


▼▼▼


男から女に変わっていった夫――
妻は、複雑な想いを、瞳にたたえながらも(←この演技絶賛☆)
大切な人を、温かく支える姿が、素晴らしかった。


リリーの、衝撃的かつ勇気ある生き方を承知しつつ
“彼女“に寄り添う妻の姿が、予想以上に、心に沁みる作品でした☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『マクベス』(2015)★自爆王マクベスをマイケル・ファスベンダーで


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168856/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:マイケル・ファスベンダー

・マクベス→ウィキ


映画や舞台で、何度も演じられているシェイクスピア劇なので
俳優さんや演出の違いを、楽しまれることと思います。
が、私は、あまり『マクベス』に、惹かれたことがありませず(汗)
マイケル・ファスベンダーに惹かれての鑑賞です。

マイケルの“耳にざらつく声”は、やはり
マクベスという人物に、厚みを持たせてくれますね。

あらすじは
予言を真に受けた妻に、強くそそのかされた夫が
王になるも、器がついていかずに自爆したーという感じです。

▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.罪な予言

魔女が、マクベスに、将来は王になる人と予言する――のがコトの始まり。

「あなたは将来、モノになるゾ!」と言われたら
案外、その気になって、人は頑張れて、結果を出せることもありそう。
褒められて伸びるタイプ。(*^_^*)

けれど、それを妻が知って
夫以上に先走って、結果を急いでしまった――のがココの展開。
王になると言うなら、今夜、すぐ王を殺してしまえ、とな……(―_―)!!

まずは、王にはなれますが、この予言は続きがあって
戦友(同僚)の子孫が、王位を継いでいくものになる――と言う。
すると、戦友の息子(フリーアンス)もすぐに殺してしまえ、とな……(―_―)!!
(↑この子は逃げ切って、ラストにも登場)

この先走りの狂気の沙汰が、見どころなのかもしれません。(汗)
王冠をかぶったマイケルが、王らしくもあり、逆に
王らしからぬ狼狽ぶりが、みっともなくも、憐れなり…orz


2.妻>>夫 ↑ポスターの関係のような


マクベス夫人を、以前、玉三郎さんが演じたことがありましたが
この夫人は、美しくも風格ある毒婦でしょう。(>_<)
マクベス以上に、重要なキャラと思います。
(マリオンさんは、優しい感じかな)


世の奥様方は、夫の出世を願うものだと思います。
それは、自分のため(も?)でなく、夫を想うから。
だから、夫が「いい予言を聞いたゾ、喜んでくれ」と手紙をよこしたら
妻は、その好機を逃してなるものか、と自分のこと以上に
舞い上がってしまうもの――というのは、わかる気がする……(汗)。


だから、マクベスは、当初はタジタジ……
妻は、今の王を、殺ル気満々!(>_<)
奥さんのペースは、普段の家事仕事と同じで
エンジンかかったら、旦那様は、止められないのわかりますよね……(汗)
あなたは今こそ男になるのよ!とハッパをかける妻のほうが、男らしい…。


で、手を下すのは夫….orz
あとあと苦しむのも、夫…orz
しまいには、「あなたがそこまでするとは……」と、
妻に唖然とされてしまうなんて…
けしかけたのは、妻なのに!(T_T)

↑このボロボロ感は、マイケルの優しげな雰囲気が
いい味出しててイイ☆。(^_^.)


3、“女が産む”のオチ

自分の地位が、脅かされる恐怖だけに憑りつかれ
何のために、王になったのかわからないマクベス王。

けれど「女から生まれた者には殺されない」という予言でホッとする。


↑字幕だと、オチが伝わりにくいですが
「女の股から生まれた者には殺されない」というほうが、すっきりするかも。
(下品な言い方でスミマセン)
最後に戦う相手は、帝王切開で(股でなく腹から取り出された)生まれた者なので
その男に殺されると言う、オチになります。


紛らわしいのが
・マクダフ ~マクベスを殺す
・マルカム ~先王の王子。一時、逃亡。


▼▼▼

演出の仕方で、いかようにも魅せられる作品と思います。
好みはあると思いますが
今回は、“マイケル・ファスベンダーのマクベス!”を
見てみたかった、ということで(^_-)-☆




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テーマ : 洋画
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映画『彼岸花』★娘の幸せな結婚を望む“母”の意地と“女”の爆発


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/11498/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


原作:里見弴(さとみとん)
監督:小津安二郎
妻&母:田中絹代☆


「娘の恋愛結婚に反対していた父が
母の取り成しで、認めてくれる――」


↑と言うあらすじに、なるようなんですが
私は、冒頭の、他人の結婚式での、父のスピーチが
いや、“夫”のスピーチが、心にグサッと刺さってから
妻役の田中絹代さんの表情と存在が
ものすごく気になった作品となりました☆


▼~▼以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


冒頭の他人の結婚式で
夫は、こんなスピーチをする。
「相思相愛のお二人は、真に羨ましい。
我々は、決められた結婚で、そんなもの(愛)などなかった…云々」


恋愛と結婚は別だ、とか
愛がなくてもそれなりに、結婚は、やっていけるとか――もあるだろう。


夫婦とは、色恋で始まっても
段々と色褪せて、戦友のような絆でつながる関係になるもの――かもしれない。


ラブラブな新郎新婦を前に、古夫婦が、ノロケルことは無いけれど
我々夫婦は、始めから、ラブのない“殺伐夫婦“でしたーと
人前で言うとは……orz


妻役の田中絹代さんは、それで、色を失うわけではなく
妻の顔で、祝福の席に居るが、
女としては、胸中ただならなかったと、思ってしまう……


“愛なんて初めからなかったし、今も、きっと、自覚の中にはない”
と、夫は言っているのか?


妻は、夫が帰宅したら、出迎えて、着替えを手伝って、
食事を用意し、風呂をわかすー
娘も育てて、“幸せ“な家庭を守る母や妻の役目を
日々、担ってきたー


↑ソレでいい――と言われれば、そうなんですが…(汗)
今更、愛とかラブなど、意識するもんじゃない?
ずっと愛されていたいなどと思うのは、私の“甘え”なんでしょうか……(―_―)!!


夫は、娘を想うあまり
自分のメガネにかなった男を選ぼうとして
娘に、恋人がいたことが赦せません。(>_<)


けれど、母の(妻の)静かな表情の中に
このとき、私は、“女の意地“を見たのです。(キッパリ☆)


娘には、相思相愛のラブラブ彼氏がいる。
夫は、人の結婚式で、そんな二人が羨ましいと言ったではないか!
私たちの結婚には、愛がなかったとまで、言ったではないか!
私たちにはなかったラブラブを、娘は身に浴びて結婚できるのが
夫の希望じゃなかったのか!??


「矛盾してるワッ!!」
妻は、ついに爆発する!


妻は夫に従順であるべきー―と思っていたかもしれない夫は
生意気だと言わんばかりに、妻の態度に憤慨するが
そんな夫の“矛盾“など
妻の、女の情念が言わせる恫喝の炎の前には、フッとかき消されますヮ…
フッ…


女の運命を懸けたような母の取り成しと
親友のひと芝居もあって、
娘は、恋愛結婚を父に認めてもらえる。


妻の顔が、母の安堵した表情になっているのが
印象に残る。


▼▼▼


ちなみに、彼岸花の花言葉は―
『情熱』『独立』『再会』『あきらめ』『転生』
『悲しい思い出』『思うはあなた一人』『また会う日を楽しみに』etc.
どれも、あてはまりそうな内容でした。^^;


愛がなくても、それなりの結婚生活ーなんて、私は、思いたくない。
『あきらめ』はイヤ。
『情熱』をいつまでも感じていたい。(照)
『思うはあなた一人』←最高でしょ☆(^_-)-☆




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映画『世界から猫が消えたなら』★“余命”は超越し愛にあふれ涙あふれました


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/166266/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:佐藤健☆


余命わずかと知った青年が、“悪魔“と取引し
この世から、1つずつ、何かを消す代わりに
“一日分”長生きできると言うが―――


“余命わずか“と言う設定は、繊細なので
簡単に扱ってほしくないゾ、と言う気持ちもありつつ(汗)
“ボロ泣きお姉さん”の噂を聞いて、鑑賞しました。


―――気づけば、青年と母親の会話で
涙が、あふれていました……


そして、時間軸を、絶妙に、変化させながら
心ニクかったのが、ラストシーン!
(ココに、そのシーンを持ってくるか!(^_-)-☆)


▼~▼ 以下、ネタバレでダラダラ雑感です。

▼▼▼


1 世界から消されるモノたち


モノが消えるというのは、物理的に無くなるだけではないということ。
それがつないでいた、人間関係も消えてしまう……


“悪魔“が消すのは、電話とか時計とか
生活に、食い込んでいるものなんですよ。
影響大じゃないですか!(>_<)


自分が、一日長く生きるために、
失う過去の大きさよ……orz
思い出も記憶も削って、
瓦解していく、空虚な過去の延長上の明日に、どんな意味が?
と、問いかける……これじゃあ………


“最後の電話“をかけて再会した元カノに、
こんなことでもないと、連絡くれなかったの?と言うのは
リアルにありそう……
(切羽詰まってはじめて、すべきコトするんです、人は…汗)


2 母のこと☆

この世から猫を消そうーという悪魔。
青年が、ず~っと、飼ってきたのにですよ!(―_―)!!
「でも、自分の命には代えられないよね」
と言う、悪魔のささやき……


そこで、思うのです。
命に代えられないものとは?と……
(そこは、青年の物語だけれど、観ている各自が
自分に問いながら、観ると思う)


青年とネコちゃんとの出逢いは、小学生の時。
レタスの箱で捨てられていた子猫ちゃん。(レタス)
続いて、キャベツちゃん。
母も、一緒に可愛がってくれて、家族一体☆


そして
死期の近い母に、青年が語るシーン。
青年は、母が、自分の人生を生きていたのかを気にかけます。
母(や妻)は、大抵、自分に時間をあまり使えてないと思います…
家族のためのアレコレで、一杯ですよ……


青年は、余命わずかな母に、後悔を感じながら言います。
「母さんは、買い物に行っても、僕のものばかり買って
自分のものは、ほとんど買わなかった」


↑私は、ココで涙があふれてしまいました……………
青年は、母に孝行できなかったと、悔し涙を流しますが
母親は、息子の買い物がうれしいんですよね。
(思い出したら、涙出てきた…)
子供のため、愛する者のために、自分が何かできることが
すごく、嬉しいんですよ。それが人生だと言える\(^o^)/
(私も、子供が帰省するときは、やけに元気が出て
やたら、献立を増やしてしまう^^;)



その母が、可愛がるネコちゃんを抱いている。
もし、猫が消えたなら、猫だけが消えるわけではない…….


3 イグアスの滝の叫び

“電話”や“映画”が、この世から消えるシーンは、
視覚的にもドラマチックですが
青年と彼女が、アルゼンチン旅行するシーンも
興味深い。


ここでは、突然、消えるのは、人の命……
さっき別れたばかりの、日本人旅行者の若者が
事故死してしまう……


衝撃的な喪失感と悲しみを
彼女(=宮崎あおいさん)が、「生きてやるゥ!!」と
イグアスの滝へ、慟哭します。
滝の迫力の凄さが、そのまま、命の強さや儚さ、
悲しみの強さ、生きる意志の強さ……etc,
感情もろもろを、激しく表現するようでした。


4.ラストシーンの父☆

青年と、時計屋さんの父は
母の死をめぐって、疎遠になっていました。


そして今、青年は、父を残し、余命わずかという状況に…….


黙々と、時計を直す父の背中には
時間=命の時間というものの大切さが、ひとしおに
にじみ出てくるようです。


ラストシーンを言ってしまいますと
青年が死ぬ死なないということは、“超越”されています。
(ズルいな~と感動しつつ)


ラストシーンは、青年が生まれたときに戻ります。
母の手に抱かれた赤ちゃん(青年)に
父は、「生まれて来てくれてありがとう」と言います。


↑ココでも、涙が……
生きているうちには、それが当たり前すぎて
お互いの関係やら命やら、人生やら、時間やら……を
軽く流してしまっているかもしれない…(あなたも私も)


お互いの人生や命が大切とわかっているのに
誤解やら険悪やら、憎悪やら、決別やら……を
人生の経験として、やらかしても仕方がないと
思ってきたかもしれない……(―_―)!!


皆、祝福と感謝に包まれて、この世に生まれてきたはずなのに…
だから、この「ありがとう」には、グッと来た。
もう、なんも言えねェ……


▼▼▼


何かを消して生き延びるーという物語の教訓は
命以上に代えがたいものがあるよ――ということかもしれませんが
そうではなくて
命の尊さは、何かで代われるものではない。
それほどのものなのだ!という印象を持ちました。
(解釈違ってたらスミマセン)




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『殿、利息でござる!』★“無私”のドタバタに笑い心打たれる

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/168121/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・原作:磯田道史「無私の日本人」
・大和町のHPです→コチラ


殿様にお金を貸して利息を取る!
――そもそも、すごい発想です。^^;


村人が、貸すお金をつくるために、奔走するのが
まずコミカル♪ですが
この“実話“は、ジリ貧の村の生き残りを賭けて
身銭を切った村人の、涙ぐましい感動物語です!


のみならず
隠された親子の情も、炙り出されて、
イイもの見たな~と思いました☆


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.村がジリ貧の理由


年貢だけでも大変ですが、
大名の荷役が、村の“自腹”だったから。(>_<)
(領主の仙台藩は、場所の問題で、援助しなかった(>_<))
“自腹”なんて理不尽な出費のために、村は滅んでしまうと案じた方たちが
“利息”でお金を作り出し、“自腹“分を、賄おうと考えました。


ナイスアイディア!ですが、貸す元手をひねり出すのが大変!
殿様に貸すのには、まとまったお金(=千両)でないと。
しかも、その元手は、(利息をとるために)返済されない前提です。
(=無償提供)


村の子々孫々のために、快く、身銭を切ろうとする者もいれば
スタンドプレーならやる、と言う者もいる…
気持ちはあっても、出す小銭がない者もいれば
もう、身代をつぶす覚悟で、出資しようとする者もいる!
(“お金“は、その人をよく表すものです。)


2、慎みの掟 by 大肝入(おおきもいり)


お金のとりまとめをするのは、大肝入。
無償提供の出資者は、尊いことですが
それでもって、ふんぞり返ってはよろしくないゾと
“慎みの掟“を決めます。


んという謙譲の美徳よ!\(^o^)/
善行を、ひけらかさない“慎み深さ”によって
知られにくい史実でしたが
当時の僧侶が、書き留めてくれていたようなのです。(国恩記)


3、クセモノ:松田龍平さん(>_<)


そんなこんなで、“小銭”で、ガシャガシャ“千両”集めますが
松田龍平:お役人に、クールに却下されます。(>_<)
それでも、どう~~~にか粘って、許可されますが
小銭でなく、金ピカ小判に変えろという……
両替するには、小銭が、もっと要るんです……orz


百姓は生かさず殺さず――などと言われた時代
侍役人には、村人のドン底生活などわからないのです。


米がなければ、雑穀を食べろ――とは言うものの
米でなければ、できないものもある……
造り酒屋はどうする……(―_―)!!


4.ある造り酒屋さんの真実


冒頭の酒屋さんは、金貸しもする、山崎努さん。
いかにもがめつそうに、小銭を“かめ”に貯めますが……


うわべで、人を判断しては、いけませんでした。
その酒屋さんは、貯めた小銭を、村のためにと思いながら
亡くなってしまいます。


次男が、家と遺志を継ぎますが、
はた目には、ケチのそしりを受けていました。
(善行は表に出すな、との遺言あり)


阿部サダヲさん演じる長男は、養子に出されていて
実家と次男の“真実”を、ずっと知らないままでいました。


“真実”がわかってくる過程――特に
阿部さんが、杜氏の歌が聞こえないことに気づくシーンには
グッと来る。
(人情に触れる部分の阿部さんの演技、好き☆
泣けてきましたョ…)


▼▼▼


殿様は、自分の地位のために、お金を使いたがりましたが(>_<)
村人は、村人のために、身銭を切りました。
しかも、口外せず、奥ゆかしく――


人のカネ(税金)だと思うと、
湯水のように使ってしまう人は、今もいますよね……(―_―)!!
“無私”の人々の、爪の垢を煎じて飲ませたい気持ちです。


そんな先人の遺徳を称えつつ、
楽しんで、目頭熱くして、ご覧くださいませ(^_-)-☆




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映画『64-ロクヨン- 前編』★広報官:三上の涙の良心に魅せられる!

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167276/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原作:横山秀夫(未読です。)
主演:佐藤浩市(=三上)


昭和64年に起こった、未解決の少女誘拐殺人事件(=64)の
時効まで、あと1年と迫った平成14年が舞台です。


広報官の三上は、この事件に関与した元刑事ですが
事件解決の捜査からは、今は、外れていて
作品の視点も、直接の捜査ではありません。


前編は、ある“匿名報道”についての、
広報と記者クラブの“攻防”を、メインに見せていて
そこに、時効近い“64事件”が、からんできます。


広報は、警察上層部の意向と、記者の要求に板挟みになってしまい
記者には、必死に、理解や妥協を求める三上ですが
やがて、この“攻防“の無毛さに、「ソコが問題じゃないだろ!」
との疑問や苛立ちが、沸々と湧いてきます。


そんなじれったさを踏まえて
警察も記者も(私も)、本当に直視するべき“コトの本質“を、
三上の怒りと涙で、突き付けられる!(←クライマックス☆)


そして
改めて、“64事件”解決に向けての覚悟が、整ったような矢先
同類事件が発生して、前編が終わります。



▼~▼以下、内容にふれてダラダラ雑感です。

▼▼▼

1.記者クラブ


昭和64年の少女誘拐殺人事件の描写のあとは
平成14年の、記者クラブと県警・広報部の攻防が主となります。
争点は、交通事故加害者の“匿名“について。
そのこだわりは、警察の“隠ぺい“への疑念があるから。


加害者名の公表しなければ、後日の
“64事件”被害者への警察庁長官訪問の取材を、ボイコットする―と言う。
ボイコットされたら、警察のメンツ丸つぶれなので
広報の三上は、上からも突かれ、交渉に奮闘する。


―――のですが、あとで、三上は知ってしまう。
1.匿名については、警察関係者だから
2.“64事件“では、犯人の電話録音の失敗を隠ぺいしていた

↑コリャまずいなーと言う状況の、ケーサツの広報官:三上の立場…
かばいきれんだろー(―_―)!!


一方、記者とて、ソレが正義か??というのは
“64事件“被害者宅への、警察庁長官訪問の”取材ボイコット“です。
”取材ボイコット“は、警察への圧力(嫌がらせ?)だけでなく
世間にも、広めないということ。
時効が近い事件解決に向けて、少しでも情報がほしいのは
警察より、むしろ、被害者遺族ではないか。


2、被害者(遺族)のこと☆


身内や近しい人に、なにかあれば
人は、自分のことのように思える反面
よく知らない人のことは、ピンと来ないことがあります。


けれど、当然のことながら
その人は、その人の人生を、喜怒哀楽をもって生きているわけで
ただ、すれ違っただけでは、なんとも思わなくても
その人の人となりを知れば、その人へ、情が移ることもある。


(たとえば、医療や法務関係など、その人のプライバシーと
深く関わる立場の人には、特に、自分のこととして接してほしいと思う)


三上が、ある交通事故被害者について語るシーンが、印象的だ。
語ることで、“一被害者“でしかなかった方の人生が
聴く人(記者含む)の心に蘇る。
そうして、事故死の無念と悲しみが、聴く人の人間性に
より強く、訴えかけてくる!


同じように、“64事件”の被害者も、一被害者・一遺族などではなく
警察も記者も、あるいはすべての人が、心を寄せて
解決しなくてはならないのだ!という、三上の訴えが
心に迫ります。


▼▼▼


“64事件”の捜査を、刑事ものっぽく
ガンガン進めるわけではありませんでした。


犯人逮捕の推理より、まず
捜査する“警察の事情“を、見せてもらいました。


佐藤浩市さん演じる三上には
犯人逮捕が、警察の威信ではなく、
人としての良心がみなぎっていたのが、強く響きました☆


そして、そんな三上のワケありな私生活も、
後編で、気になるところ。
ラストは、原作と異なるらしい。




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映画『追憶の森』★彷徨った魂の森に咲いた花を見つけたとき


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167775/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


監督:ガス・ヴァン・サント
・マシュー・マコノヒー (=アーサー)
・渡辺謙(=タクミ)


自殺目的のアメリカ人が、青木ヶ原の樹海に入るも
出口を探す日本人と出逢って、死ぬのをやめる――


要約(ネタバレ!(>_<))すれば、そうなのですが
(その後のコトこそ大事☆)
人の生き死にを、さくっと、済ませてはいけませぬ。


私は、樹海に行ったことがないので
その深さも、恐ろしさも、わからない。
けれど、この“森“は、生死の境を、危うく意味しながら
深い心の逡巡を意味するのに、うってつけなのでした。


アーサーは、奥さんと険悪になったぐらいで、
“ヤケ死に”に来たのかと思いきや
森を彷徨いながら、彼の身に何があったのかが
明らかになっていくのがいい。
そして、その後、どうなるのかも…………


▼~▼ 以下、ネタバレで雑感です。
(しゃべりたくなってしまう(^_-)-☆)

▼▼▼


1.タクミを見つけるアーサー


自分が、死のうとしたときに
誰か困っている人に気づいたら、どうします?
自分が死ぬんだから、関係ないですか?(―_―)!!


(事情はどうあれ、自死は、究極の自己都合だと思うので)
他の人を、気にかけられる“心のスキマ“があれば
そこに、“生“が入り込んでくれるように思う。
(逆に、死ぬ直前に、困っている人を無視するのは
閻魔様の心証にも良くないかも…(―_―)!!)


死を逃れようと、樹海の出口を探すタクミにつきあうアーサーだが
実は、タクミは、死にたいのではなく生きていたくなかった――と言う。
↑コレ、微妙ですが、なんかわかる……(汗)
死ではないが、日常の“生”から逃れたい気持ち……(>_<)


コレが、ある意味“生死の境“ということを含んでいたのかな……


2.懺悔と後悔


アーサーと妻に、何があったのか―――
森を彷徨うシーンを挟んで、少しずつ、明らかにしていくのがニクイ。


(幸せに気づかなかった)“日常“は
昨日も明日も同じように、苦悩(グチ?)を含みながら、続くもの――
と言うのは大間違いで、あるとき、誰にでも必ず
昨日とは違うとはっきり自覚する、“今日”が来てしまう――orz


言ってしまえば、それは妻の病気と死です。
病気は、自他問わず、生き方というか、心の持ち方についても
自問させられるものです。


そして、アーサーが改心?したのも束の間、
アーサーの目の前で、妻は、事故死してしまった…orz
突然の死は、それまでの時間や気持ちを、
いきなり、ブッタ切ってしまうもので、
遺された者は、生きていても、“生“の軌道から、
はじき出されたような心持ちになることもある(と思う)………


そして、喪失感や悲しみのほかに
懺悔や後悔の念で、いっぱいになってしまう(かも)…….
アーサーが、死にきれなかったのは
モヤモヤした気持ちでは、死にきれなかった部分も…?


そして、突然死した妻とて、夫への心残りはあっただろうし
夫が、悔恨のカタマリのようであっては、成仏もできまい(と思う)……


3、タクミのこと☆


この作品のいいところは、
アーサーが、死ぬのをやめたあとのフォロー☆
(漠然とした“希望”なんてので、ごまかさない。
魂も救われないと、ダメだから…)


タクミ=渡辺謙さんの説得力が、素晴らしい☆
“一人のサラリーおじさん“というだけでも、
アーサーの“復活“の理由になったと思いますが
生死の境=生者も死者も彷徨う、この“森“にあっては
謙さんのオーラが、すでに、スピリチュアル☆


アーサーの妻の魂が、タクミに姿を変えた――
と言ってしまっては、安直?かもしれません……


それは、アーサー夫婦だけのことでなく、謙さんは
普遍的な死生観の権化のようでもあったから……
そこに、(成仏の)花が咲いたのを見たとき
死者への悔恨を持つ生者には、本当の救いになったと思うのです…
(そんな苦悩を抱えながら、生きている人も少なくないと思うので…)

一方で、それは、魂があの世に逝ってココには居ないこと――ではなく
想う人のすぐ近くに居てくれることを、はっきり受容できたこと――という
矛盾したような成就に、私は思うのですが(汗)
そんな“スピリット“の割り切れなさが
この森の“深淵さ”そのままに、感動になってくれたと思うのです…….


▼▼▼


森の中で迷い
心の中で迷う人とともに
私も、アレコレ、逡巡しました。^^;


最後は、救われた感激がありました。(*^_^*)
(解釈違うときはすみません)


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映画『ちはやふる -下の句-』★今回は新(あらた)に萌えクイーンも気になる^^;


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/168045/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

つづきです。
(映画のみの雑感です)

競技かるた~東京大会~の代表になった千早たちの
その後を、楽しみにしていました☆

その後とは
競技会のことと、千早たち3人のこと。
今回は、☆かるたクイーン☆も参戦!
いい具合に、かき回してくれました。
それと
新(あらた)の涙かな……

▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1.千早の空回り?


幼なじみ三人の“チーム心”が、ベースにある話ですが
部員たちとの結束も、今は、それ以上に大事☆


千早は、打倒クイーンをいきなり目標にして
孤軍奮闘しはじめます。
けれど
個人戦と団体戦では、戦い方も違うので
部員たちと、ミゾが出来てしまう……


千早ががんばろうとする、ひたむきな姿は
青春の熱い爽やかさ、そのものを見ているよう。
けれど、空回りのことも、ありますよね……


2.新(あらた)のこと☆


今回は、福井の新さんの出番が多かった。(*^_^*)


幼なじみの千早と太一の間には、
そこにいなくても、いつも、新が居たーという想いを共有する。
それは、思春期の彼らには、無意識の“想い“もあるんだろうな――
そんな淡い雰囲気を、漂わせてくれるのがいい……


新が、かるたから離れたことと
それでも、“幼なかるた仲間“として、つながっているということ
そして
千早たちのかるた競技会で見せた、新の涙――――

↑コレは、グッと来てしまって、なんとも言えない…(>_<)
彼は、「かるた」に、ものスゴク重いものを抱え込んで、
今まで、来たんだね……


でも、自分が太一に言ったように
“かるたの楽しかった“思い出が、一番、自分を強くして
迷ったり逃げたりしている自分に、本当の答えを、教えてくれるのでしょうね…….


3.クイーンこと松岡茉優さん♪


松岡茉優さんは、ツンとしたお姉さんも
ほのぼのしてカラッとしたお姉さんも、
いいムードでこなしてくれる役者さんだと、思っています♪


今回は、“女王様”風を、吹かせながら
レアグッズへのトキメキに、崩れるギャップも、イイですよ(*^_^*)


▼▼▼


やはり
かるた取りのシーンは、醍醐味です☆
下の句が、読まれたか読まれないかで
緊張が、まっしぐらに、取り札に注がれる!


その札に飛びかかるような、千早のまっすぐな瞳!
汗が飛び!札が飛ぶ!
静かに取るクイーンでさえ、指先には
闘志が、燃えたぎる!(>_<)


―――ということで、続編に続くようです。^^;




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