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映画『インフェルノ』★殺されそうになりながら旅行気分で(^_-)-☆


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作品について:http://cinema.pia.co.jp/title/169049/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ロバート・ラングドン教授シリーズ
主演:トム・ハンクス


前2作『『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』も
スケールの大きな背景で、豪華なミステリーを見た!
(わりには振り回された…)という印象のシリーズ第3弾。


今回は、ダンテの『神曲 地獄篇』がらみという。
(知的好奇心くすぐられつつ、地獄へようこそ~(^^♪)
ちなみに
・神曲のウィキ→コチラ(地獄篇)



冒頭から、スピーディな逃亡劇!
わけわからないまま襲撃された教授が
搬送された病院内でも、侵入者に殺されそうになり
記憶が曖昧なまま、若い女医とともに逃げまくります。
(何やら、教授を追うのは、1つの組織でなさそう)


ボッティチェリの地獄絵図が、謎解きの始まりを告げ
次々現れる手がかりに導かれながら
フィレンツェ~ベネチア~イスタンブールを旅します。
(観光旅行気分が楽しめる☆)


何が起こっていたかというと……
そもそもは、ある富豪が
100年後の人口増加問題を憂慮などと言って、
今の人口をウイルスで削減させようとするもの。
(金持ちはろくなこと考えない?^^;テロじゃん!)


信奉・加担するものがいて、まさに実行されそう!
バイオテロの決行を阻止すべく、教授やWHOが奮闘します。


途中、敵味方が入り乱れ
信頼が崩れるなどする“揺らぎ”もあり。


ダンテの愛の象徴:淑女ベアトリーチェを思わせる女性と、
教授との“アベック旅“でもありますが
これが、途中、意外な展開を見せていくのもイイ☆


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼


イタリア内での逃亡劇――なかでも
★ヴェッキオ宮殿★でのドタバタは、最高☆
古い宮殿には無数あるという、秘密の通路。
そこを使って逃げる教授。


そして、大広間の天井裏を伝って逃げる教授たち。
音で、テキに見つかるまでは想定内。
そして、もしやとは思っていたけれど
テキが、天井裏でこけたら
勢い余って、天井をブチ抜いて、床まで落下!!(>_<)
華麗なる宮殿の天井、壊れました…….(―_―)!!
スゴイもの見たな~。


やがて、教授と女医の逃亡に転帰が!

▽~▽ネタバレ↓(要反転)
▽▽▽

実は、女医は、富豪の彼女。
富豪亡きあと、彼のテロ計画を継ぐべく画策していました。
女医がテキとなってからは
WHOの熟女が、教授のパートナーとして援護する。
実は、彼女とは、事件に巻き込まれる直前までいたことが
教授の記憶の蘇りのように、あとでわかる。

若い美女とのアベック・ミステリーもいいけれど
熟年・熟女のしっとりした関係も
なかなか乙なものです(*^_^*)



▽▽▽
▼▼▼


事件そのものは、手がかりとか言って
面倒なことしてるなと思いつつ^^;
観終わると、旅行に行った感じで気分転換になります。


個人的には、インフェルノは
食事バランスガイドに似てる^^;


512px-Sandro_Botticelli_-_La_Carte_de_lEnfer.jpg         syokujib.gif







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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ヤング・アダルト・ニューヨーク』★悪魔は若さ?だけとも言い切れないけど^^;

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169510/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



40代夫婦(子供なし)
夫ジョシュ : ベン・スティラー
妻コーネリア : ナオミ・ワッツ

20代夫婦
夫ジェイミー : アダム・ドライバー
妻ダービー : アマンダ・セイフライド



世代の違う夫婦が交流して
倦怠気味な40代夫婦に活気が戻ったーー話かと思いきや
(途中まではそんな感じ)
後半は、実は……的なネタばらしの展開になったのが面白い。

(一方、作品の着地点が、よくわからなく…orz)解釈違う時すみません。

▼~▼ 以下、雑談です。

▼▼▼

この40代夫婦は、同世代の夫婦とも交遊はありますが
子供の有無で、生活スタイルは変わります。


子持ちの女友達から言われたことが
コーネリアには、上から目線に思えてしまうくだり――


子持ちママは、子供に関することを言うのに、悪気はないのですが
不妊治療を経験したコーネリアには
癇に障る…


夫婦のみ世帯ということもあってか
この40代夫婦は、出逢った20代夫婦と
親しく付き合うようになります。


そもそもの出会いは、ドキュメンタリー映画監督であるジョシュに
共感したというのがきっかけ。


結婚生活を始めたときから
変わっていないつもりでも
年々、古めかしい自分になっていたことに気づくのは
若者に接したとき……orz


若夫婦のピチピチした生活に、刺激されていく40代夫婦。


――ではあるけれど、センスのピチピチは
果たして、若いからだけのことなのか?との疑問が…
個人の問題??


映像作品を、積極的に撮っていたジェイミー(20代夫)に
ジョシュは、やがて、遅れを感じ始めるとともに
あることに気づく―――


▽ネタばれ!▽

▽▽▽


20代夫婦は、ジョシュや妻の父が映像関係者であることを知って
近づきました。(それは悪くはないかと)
しかし、偶然性を重視するドキュメンタリー撮影にあたり
20代夫婦は、偶然を装い、仕組んでいたことを
ジョシュは、見抜いてしまいます。(>_<)


▽▽▽

製作がくすぶっているジョシュをしり目に
トントン拍子に、日の目を見るジェイミー。

ベン・スティラーの、うだつの上がらない中年男の
コミカルな詫びさは、圧巻です!


彼ら(のしたこと)は、悪魔でなく若いせいだーーと
納得しようとするジョシュですが
ソノことは、若さというより、個人の問題かも…?
(要領のいい人はどこにでも)


年齢とともに、経験が、何かを実らせてくれることに期待しつつ
年齢に関係ない、如才なさ・才能もある。


あるいは、むしろ
“若者の仕業“への羨望も衝撃もなしにして
ただ“若さ”のせいにしておくほうが、気が楽なのか…(‘_’)


▼▼▼


ともあれ、人は、親友と思った人からも
ノケモノにされることもあり(涙)
教えてあげるつもりの人に
先を越されてしまうこともあって
そのたびに、自分がグラつきそうになりますよ。(涙)


けれど、自分は自分のペースで
自分のスタイルでやっていくほかありません。
しゃーないです。


40代夫婦も、初老とはいえ(汗)
まだまだ先は長いのですから☆


それにしても、ラストシーンは
“悪魔的“が、若さのなせる技――のようなひと押し!
赤ちゃんの無限の可能性は
悪魔的(汗)でもあり、天使的でもありますネ☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ヒロイン失格』★利太が安達サンにOKした理由から


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167095/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

高校生の「はとり」と利太(りた)は、幼なじみ。

はとりは、いつか利太の彼女(ヒロイン)になるのは自分で
周りの女子はエキストラだと、タカをくくっていて
利太に告白するつもりもない。

そんなあるとき、利太が、イジメから助けた“安達サン“と
付き合うことになったと知った、はとり。
見た目、地味なタイプの安達サンが、
自分から利太に告白し、利太がOKしたという。

利太が、安達サンにOKした理由から
想うことが……


▼~▼ 以下、雑談です。

▼▼▼


それは、安達サンを、“目標”を持つ中身のある人だと
利太が認識したこと。

利太は、自分というものをしっかり持っている安達サンに
興味を抱いたらしい。
(注:ココは“惹かれた”というより、“興味”(^^♪)


そのことを、利太は、はとりにも言ってしまいます。
(幼なじみのよしみだナ~)
すると、はとりも気づきます。
自分は、利太を好き!という気持ちだけで
追いかけまくってきただけで
自分の内面を、高めようだなんて……


↑このあたり、思い当たるフシあります。(^^♪
好きな人がいると、
“追いかけて”アピールしたくなるのは当然です。
(実際の”追っかけ”だけでなく、SNSなども)

その情熱をわかってほしくて、“金魚のフン”になってしまう……(汗)
でも、フンはフン。
いつまでもくっ付かせてはもらえない。
(馬ならしっぽで振り払われる(‘_’))

動機は不純だが、
ふり向いてもらえるような、“自分磨き“は大事☆
自分の“売り“や、何かモッテル、人として女として
好きな人に認められたほうが、いいかも……
ただ、そのときが来る保証はないけれど……(>_<)


とは言うものの、結局は、
かわいいヒロインちゃん:はとりは、幼なじみの情もあってか
利太のハートをゲットして、メデタシメデタシというオチ。

意識高い系の安藤サンは、当て馬で終わる…….

そんな安藤サンも、途中、
嘘をついてでも、利太を失いたくない!という
肉食系乙女ゴコロを、垣間見せてくれる。

ソレはソレで
恋する女(のジタバタ度)は、皆一緒だな~と
苦笑しつつも、ホッとしたり……


▼▼▼

恋をゲットしようとするラブコメでは
そのエネルギーに、元気をもらえます♪

『相棒』の米澤さんこと、六角さんを見つけたギャルたちが
私の指紋取って~と、ドドドと押し寄せるエネルギーも
スゴイし可笑しいし(*^_^*)




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ラスト・タンゴ』★愛と憎しみの果てのタンゴを堪能あれ!

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169432/
あらすじ・配役はこちらを参照ください。


約50年ペアを組んでいた
タンゴダンサー:マリアとフアン。
主に、マリアのインタビューで
彼らのタンゴ人生を、振り返ります。
(パンチのある魅力ある女性です♪

BGMには、ドラマチックに人生をえぐるような
タンゴの名曲の数々♪
二人の胸中を再現するような
若手によるダンスの数々♪


攻めるような振り付けは
感情の矛先を、自分にも相手にも向けているよう。
愛ならば、情熱に乗せて
憎しみも、強い愛に乗せて……


目が離せない一品でした☆


▼~▼ 以下、雑感です。

▼▼▼


マリアにとっての半生は、タンゴであり、フアンであるーという感じです。
10代で出逢い、ペアを組んだ二人。


大好きなタンゴでさえ、口実に過ぎないといえるほど
フアンへの深い恋に堕ちたマリアが、いとおしい。


踊るために必要な人ではなくて
一緒の時を刻むために、タンゴを踊る。
踊っている間、彼は私をここで支え
誰の者でもない――


これほど好きでたまらない――という情熱が
ダンスを、高みへと引き上げていったと思う。



そのことは、フアンも、きっとわかっていて
マリアを最高のパートナーとして踊っていたと思う。


なのに、男の性(サガ)なのか
他の女にも、目移りしてしまうフアン……


マリアと結婚式を挙げたにもかかわらず
他の女性との間に、子供が……orz


(世の中には、しっかり者の奥さんがいるのに
むしろ、それが息苦しいのか、息抜きにほかの女性を作る人もいますよね…)


やがて、マリアは、憎しみを募らせていきますが
ダンスは、感情的にめちゃめちゃにはならず
順調に売れていく。(プロだな~)


憎しみと言いましたが、それは
マリアからフアンへの、強い愛情の裏返し。
たとえば、苛立ちは、
私だけを愛してって言ってるの!!!というメッセージかも。


だから、憎しみのタンゴとマリアが言っても
それは、フアンへの強い愛と同じこと……
もどかしいよね……


ついに、日本公演を最後に、ペアを解消しようと言ったフアン。
言われたマリアは、どんな気持ちで
ラストタンゴを、踊っていたのか……………
悲しくないわけはないよね……



振り返れば、愛と憎しみで
心がボロボロになる想いが
自分のタンゴを育てた、と思っていたマリア……



自分を高めるとはいえ、
好きな人の愛が、人生に残らないのは、辛い……



▼▼▼


本人のダンスも、再現ダンスも
終盤になるにつれ
マリアの想いから、迫るものがあって、涙が出そうになった。


マリアとフアン。
愛と憎しみ。
生々しい感情を、激しく秘めつつ
裏切ることなく、最後に残されたタンゴには
残酷さすら感じる.....


そんなタンゴに、圧倒される逸品☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ミモザの島に消えた母』★子供の心に母が“還って”きたときに


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169558/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


30年前に溺死した、母の真相を知りたい兄妹は、
父や祖母などに、尋ねて回った――


原題:BOOMERANG(ブーメラン)の意味するものは微妙ですが
兄妹に“還ってきた”母の姿が
映し出されるラストシーンには、強く想うものがありました


舞台となる島の特徴的な地形がミソです。
・ノアールムーティエ島のこと→コチラ


潮の干満で、本土とつながる道ができます。(=ゴアの通路)
長く続く“道“の遠景が、
“過去と現在”、“兄妹と母”をつなぐようでもあり
自動車の走行とともに、駆り立てられる気持ちになります。


▼~▼ ネタバレで雑談です。(解釈ちがうときスミマセン)

▼▼▼

冒頭から、兄妹を乗せた車が事故に遭い
波乱を予感させます。
(入院先の病院は、母の検死が行われたところでもある)


“母の真実捜し“を始めた子供たち(兄妹)は、
仕事もしながら、やっています。
が、兄のほうは、家庭も仕事も、きびしい状況に置かれていました。


過去のことに、かまっていられる状態ではなさそうですが(汗)
むしろ、ずっとモヤモヤしていた“母の死因“をこそ
晴らさないと、打開できないようでした。


そんな中、父と祖母は、子供であった彼らには
“穏便“に、真相を伏せていました。
その“謎解き”への興味に、引っ張られるのですが
それがわかってからの“顛末“にも、思うところあるのが
ただのミステリーではないところ☆



▽▽▽ネタバレ要反転

母は、ある女性と親密になり
子供を連れて、彼女のもとに行こうとしていました。

――と言うと、母はレズビアンか?と思いそうですが
必ずしも、そう、割り切れないかと……

たとえ留守がちでも、夫だけを見るべきとは思いますが…
(留守がちでも、心の満足が実感できたら良いのですが)
もし、“心の隙間“に、入ってくる人がいたら
性は問わず、親しくなると思います。
(単純に、その人と居ると、楽しいし生きている実感があるから☆)

ただ、親しい茶飲み友達なら、よかったけれど
この人は!と思う人とは、強い絆が、欲しくなるのです。
母の“女友達“は、強く、母を魅了し
母は、子供と一緒に、“駆け落ち“しようとしていました。

それを阻んだのが、祖母でした。(当然です)
予定が狂った母は、満潮の近い“ゴアの通路“を
むりやり、走ることになってしまいました!

そして
流された車を見つけたのが、そこを通りかかった父なのでした。
(このシーンは、ダイナミックで心を揺さぶられます)

母を死に追いやったと、祖母を恨む兄と妹。
そして、特に険悪になった兄に対して
父は、祖母の死と葬儀さえ知らせないことに……

そんな……父は、息子より母親(祖母)が大事なのか???
そういう父だから、母は家を出たのかな……
一方、そういう父の子供だから
兄妹も、母親を、強く想っていたということも……?

ついに、“女友達”にも、逢いに行った兄妹。
人は、外側からしか見られないから
この人が母親と―――と言っても
何を受け止めていいか、ピンと来ていなかったかもしれません。

けれど、あとで、彼女が記録していた
母のビデオを、兄妹は見ることになります。

そこには、まだ若い母が、幼い兄妹を連れていました。
顔も、忘れかけていたかもしれない母の姿が
母の真相を捜していた兄妹の瞳に、還って来たのです―――

これは、一部分ですが
“女友達”しか知らない、母の姿というのが、ある……
女として、人間として、気持ちや生きざまを持った“母“という人が――

ビデオの中の母を見て思うのは
この兄妹に“還ってきた母“というのは
彼らが捜し求めていた”死の真相“とか、”懐かしい姿“だけでなく
むしろ
あの頃、母が、わかってほしかった“心の中“が
彼らに、受け止められつつ還ったのではないか、ということでした。



▽▽▽
▼▼▼

母の死の真相を探る、ミステリー仕立てに引かれながら
子供たちに“還ってきた母”について
感慨深いシーンが、ラストに待っていました。




PS:わかってほしい……
わかってくれる人がいたら、心の隙間はなくなるから……



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『何者』★就活生:拓人が“暴かれる”のが痛烈に

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169399/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

拓人:佐藤健さん
光太郎:菅田将暉さん  目当ての鑑賞です^^;
(原作未読です)

5人の男女が就職活動します。
就活経験者には共感するところ、ありそうです。
作品は、彼らの就職内定がゴールではなさそうで
経過として見ていた
就活生:拓人という人間が“暴かれる”のが
痛烈に興味深かった!(>_<)


▼~▼ ネタバレで雑談です。(解釈ちがうときスミマセン)

▼▼▼

1.内定まで

就活(内定)に限らず、結果に向けて
特に親しい友人でなくても、助け合いを求めるものです。
利害が一致するものは味方☆同志諸君。

けれど、そこに競争のあるものは、牽制もある……
試験会場でかち合ったら、ライバルにもなる。
追い落としもある……

そんな風に、必死で就活している人を
小ばかにする人にも、腹が立つ。
家族の生計がかかっている者には
生活のために働くことを、小ばかにされたくはない!

一方、まさかのアノ人が?
自分より先に、内定を取れたりしたら……
祝うけれど、本心は複雑です。
他人を祝ってる場合じゃないだろう……と…

2.SNS

SNSは、就活の情報収集にもなり
彼らの日常生活の一部になっています。

顔を合わせているのに、SNSでやりとりする風潮もあり….
SNSでつぶやくほうが、本音を出せそうです。
日常では、それを言う場やタイミングがなくても
TPOを選ばず、本心を吐露できますもんね……

それがそのまま、その人の人間性まで出るのは
恐ろしいことでもありますが(汗)
どーでもいーコトを呟くこともあります…^^;

すると、本人の前では好意的でも、
そんなことをわざわざ挙げるナ…フッ…と
鼻で笑われている可能性もある……

逆に、正体がばれてないと思って
言いたい放題にツイートしていたら
実は、自分がツイ主だと知れてた!(>_<)ということも。


3.俯瞰してたはずが!!  ▽~▽←ネタバレ!要反転

▽▽▽


前半は、光太郎の個性に、押され気味な拓人でした。
けれど後半
二階堂ふみさんに、“暴かれて“いく拓人がイイ☆

演劇サークルで脚本も書いていた拓人は
舞台を作り上げるように、広く、かつ俯瞰して
彼らの就活状況を見ては、逐一、ツイートしていました。
それは、クールで、斜に構えた観察であり
友人さえ、小ばかにしたような、冷たい眼差しでありました……
(そこは舞台仕掛けで面白い)

鋭い観察眼を持っている自分には
舞台が見えているんだよ、フッ……という拓人の傲慢さは
二階堂さんには、丸見えでした。
(その前に、拓人の“人を見る目“について
山田孝之さんに、甘さを指摘されてもいた)

拓人が、なぜなかなか内定をもらえないのかを
二階堂さんに、説明されてしまう拓人……
自分の“非”は、自分だけがわかっていないことがあります。(汗)
面接者には、“何者“というハンドルネームの拓人が
“何様”?に映っていたのかも………

そして、片思いの人ですら
拓人の“後ろ姿”に、見出してくれていたものがありました…



▽▽▽
▼▼▼


好きなことをやりたい――というのもあるけれど
好きなことを仕事にするな――というのもある。

就職したとしても、定年までいられるかはわからないし
内定がゴールではないのは人生と同じ。

マズければ、軌道修正は必要。
自分を捉え切れていなければ、次どうする…?
まるで自分探し???
でも
“何者?“ではなく、何かにならなければ……

リアルにマジに
何かにならなければネ!








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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ゲーム』★ゲームで済むのかと思う“どツボにはまりゲーム“(―_―)!!


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/3311/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


・兄(富豪):マイケル・ダグラス
・弟:ショーン・ペン



弟が兄に誕生日プレゼントとして
あるクラブの入会を紹介する――

鑑賞したことを忘れて、新鮮な気持ちで鑑賞しました。
(終盤のダイヴで思い出しました)
これは、経過を楽しむ作品ですが
途中、ツッコミながら見るのもアリです。^^;


▼~▼ ネタバレで雑談です。(備忘録)

▼▼▼


マイケル・ダグラスは、
ダンディな大富豪というのが似合います。^^;


今回、弟:ショーン・ペンに紹介された
“会員制クラブ“に入会します。
金持ち好みのサプライズゲームで、楽しませてくれるらしい……


とは言うものの、入会の手続き係の男性は、
テイクアウトの中華を食べながら、応対する……(汗)
イジワルの先制?ただ無礼なの??


その後、マイケル大富豪を困らせる
“トンデモ事件”の山積となります……(―_―)!!


大富豪だと、誰かの恨みを買うこともあるしなー……
弟のショーン・ペンも、クセモノ俳優だから
このクラブを紹介しただけのチョイ役では、終わらないはず……


この“どツボにはまりゲーム”はどう終わるのか、いつ終わるのかと
見るほうも巻き込まれていきます。


やがて、財産の身ぐるみはがされて(預貯金ゼロ)
スッテンテンになるだけでなく
車に乗ったまま、水中へダイヴ…(滝汗)
殺されるの??
黒幕は、相当恨んでるの???


命からがら逃げたと思っても
気付いたらまた、墓に埋められて、そこからも脱出……


途中、出逢った弟に、問い詰めてみたら、
かえって、自分が悪者にされてしまった兄。
心細さが募る―――なぜ自分がこんな目に…orz


ついに、“クラブ”関係者のアジトをつきとめたら
あくまで、ゲームと言い張る。
水中ダイヴのときも、潜水士が待機していたーーと。


そして、弟ショーン・ペンが、バースデーサプライズだ!と
登場するも、誰も信じられない兄は
銃で撃ってしまい、絶望して投身自殺を図る―――
が、ダイヴしたところには、“クッション”がある。
(どこまでサプライズなんだ!(>_<))


完膚なきまでに、叩き潰しに来て
殺意(?)もそこら中にあって
最後の最後まで、ぎりぎりの死線を彷徨わせる――


ゲームです、誕生日プレゼントです、
ジョークですって言えます?(―_―)!!
冗談もたいがいにせえー!(>_<)


兄貴に変わって欲しかったーーby弟。
変わるよ……
兄の周りにいたほぼ全員が、仕掛け人だったわけで。
もう、誰も信じられなくなるかも…….orz


ビシバシ飛んでくる災難の矢を、かいくぐる
大富豪マイケルの奮闘と憔悴は
ヒーロー然としてはいないけれど
存在感は光るものがあって、見入ります☆


▼▼▼


“ゲーム”に翻弄されるマイケル・ダグラスの存在感が
すべてです。
とんでもゲームに見入りますが
これは、あくまでもゲーム☆


同監督の『セブン』のような結末でないのが救い。(オット!)




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『少女』★最ッ高!友情の続き~因果はめぐる~

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169509/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


由紀:本田翼
敦子:山本美月


原作未読です。
予告編からは、人の死ぬ瞬間が見たいなどという女子高生の
えげつない話かと思ってしまいますが
ざっくり言えば
女子高生二人の友情の“続き”を見たと言えます。


そこに至るまでの、二人の闇(家庭にも学校にもある闇ですよ)の
回りまわるスパイラルの面白さ☆
そして、一条の光で〆めようとしながらも
すくいきれず
こぼれおちる闇も、とげのように残す……Qoo~(―_―)!!


▼~▼ 話しきれないですがネタバレして雑談です。
(解釈違うときすみません。舌足らずです)

▼▼▼


因果応報も含めて、作品は、因果に満ちています。
登場人物は、それぞれ関係しあっていて
誰かの人生の歯車になっています。


この人はアノときのアノ人か!というタネ明かしが、
驚きだけで終わらないのは
その次の“因果“が、不幸にならないことを
願うからかもしれません……


ここで、不幸な因果としての“因果応報”を。
由紀の手は、祖母のせいで、“因果応報“の傷を残しています。
その消えない傷は、由紀の心の闇が消えないことも暗示させます。
だから、由紀が、絶望形としての“死“を口にしても
そうだよね――と赦してしまう私がいました。
(それは闇へのモノわかりのよい=偽善的な私なのですが(汗))


一方、小児病院で、昔話を語る“良き”老女は
因果応報を否定し、やたらと“赦し“を説きます。
桃太郎も、さるかに合戦も、最後は和解を是とします。
(話変えてるじゃん(―_―)!!)


そこでボランティアする由紀は
自分も過去に受けた、“因果応報”を当然のこととして
昔話の最後を
「因果応報!地獄に堕ちろー」とやってしまいます。


が、入院中の子供には、それがウケル。
“赦し“は大切なことだけれど、それには経過が必要なこと。
初めに赦せるほど、人は、聖人ではないと思う(汗)。


困難や悲劇に遭ったとき、不安や怒りが生じるのは当然です。(キッパリ☆)
けれど、その感情を、何らかの形で処理しないといけません。
それが、報復かもしれないし、補償かもしれないし、その他もある。
(なるべく二次災害にしないように)
そして、何らかの納得ができて初めて、“赦し“が意味を持ってくる――と思う。


病気の子供たちに、優しい気持ちを教えたい老女なのでしょうが
あの感じは、優しさよりもフラストレーションたまりそ…(汗)
少年たちは、“因果応報”を示した由紀に、心寄せるようになる。


しかし、その“因果応報“で、少年は、再会した父を傷つけてしまったときは
まずかったかな~と、私も思いましたが(汗)
その後、和解した父子を見たとき、心からの“赦し“の前には
必要な“過程“だったのかもな……と納得してみました。


由紀は、親友:敦子のために、小説を書いていましたが
担任に盗作されるという辛酸をなめます。(>_<)
これに絡んだ、血のエピソードや
転校生:詩織のくわせモノぶりなども、闇だらけで
由紀と敦子の周囲は、真っ暗闇じゃ~ござんせんか…orzとなります…


一度は、二人の間にもすき間風が吹きますが
周りまわって、由紀の小説が、二人の亀裂をふさいでいきます。
これは、まさに因果応報?的で
初めから、由紀の小説が、敦子に捧げられていたら
友情の接着剤には、ならなかったかも。


ボロボロの惨劇をめぐりめぐってこそ、
“赦し“のごとくやってきたような
女子高生二人の友情の光☆!


――――で終わると思ったけれど
幸せだけの余韻は、期待していなかった。その通り。


因果応報の渦中で、闇の中にいる少女のように
世の中の私たちも、まだ、渦中の中で生きているのかもしれない――
お互い、“赦し”合うにはまだ早い?かのようなところで……


▼▼▼


由紀・敦子などそれぞれ、じ~~っくり話したらキリがないほど
面白かった。
乙女の頃に脳裏をかすめた“死“は
残酷さと美しさが共存した気がする。
“少女“――タイトルの裏にあったのはソレか……?^^;




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ジェイソン・ボーン』★vs.BOSSとカーチェイスとCIA美女☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169106/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



主演:マット・デイモン
CIAのBOSS:トミー・リー・ジョーンズ
CIA美女(ヘザー・リー):アリシア・ヴィキャンデル



記憶を失くした暗殺者―と言えば彼のコト☆
ボーン再臨★!というだけで嬉しー(*^_^*)


今回は続きですが、今までのコト知らなくても
楽しめます。
・CIAに追われるボーン ←基本形。
・過去がつきまとうボーン ←ドラマ部分


今回、寝た子(ボーン)を起こすのは旧友:ニッキ―。
ボーンが、彼女と追われることになる序盤は
画面揺れまくりです^^;


が、この“揺さぶり“のプロローグのあと
再び、ボーンをCIAや過去へと焦点を合わせていきました。


今回、CIAのBOSSもヘザー・リー☆も良かったですが
特にヘザー・リー☆注目でした!


▼~▼ ネタバレして雑感です。

▼▼▼


個人情報だ、セキュリティだと言いますが
CIAには、情報はダダ漏れなんですよね……(汗)
誰がどこにいるか、筒抜けです……


CIAの役に立つなら、利用されますが
都合が悪いと判断すれば、消されてしまう。
その変わり身は、紙一重…(汗)。


BOSSも部下も、国(USA)のために“仕事“として
ボーンを追いますが
やがて、“ネジレ“が生じてくるのがイイ☆


ボーンに恨みを持つスパイが
BOSSの指示のもと、ボーンを消しに行くとき
ヘザーの部下は、逆に、そのスパイに殺される……
ヘザーは、ボーンを“生け捕り“にするつもりだったことが
BOSSには甘いと判断される。


のみならず、BOSのやり方に同意しかね
ボーンの入国をも、陰で援助したヘザーを
BOSSは、抹殺しようともする。
(CIAは怖いトコロ……)


ちなみに、アクションの見どころは
スパイとボーンとの追いつ追われつする
カーアクションです。
ここもスピード感★ブレまくりです^^;。


ヘザーが、ボーンに味方して
彼を、生かし逃がすだけでなく
CIAに戻したい、と思い始める展開が好きです。
(いろんな意味で、これだけの男を殺すのはもったいない)


ボーンには、父の過去のこともあり
CIAにはうんざりかもしれないけれど(汗)
そんなCIAだったからこそ
リニューアルが必要ということもある。


旧態依然としてしまうと
本来の理念が拡大解釈されて
悪習が常態化し、雪崩れるように
暴走してしまうことありますよね。(汗)


ヘザー・リーの凛とした姿は
冷静であっても、冷酷ではない
正義を感じさせるものでした。
良かったナ~☆


ボーンが、もしももしも、CIA長官になったら……?
オモシロそうですが
活躍は、できるんだろーか…….(―_―)!!


▼▼▼


ひとまず、これで終わりかもしれませんが
今まで外で逃げ回っていたボーンが
今度は、中からCIAをブッ壊すような
「ボーン・リボーン(REBORN)」もあれば
観たいです!(^_-)-☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『或る終焉』★ティム・ロスの人間味全開の“経過”と“衝撃”

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169424/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原題:Chronic


在宅介護をする男性:デヴィッド(=ティム・ロス)。
彼が、何人か介護する様子を見せます。

ティム・ロスの人間味全開で
それだけでも、思うところはありますが
それだけが、
ずっと(慢性的に?Chronic?)続くわけでなかった!(>_<)


▼~▼ ネタバレして雑感です。(解釈違うときすみません)
▼▼▼


冒頭は、若いエイズ患者(女性)の入浴シーン。

ときに、看護や介護は、女性にして欲しいとの声を聞きます。
デリケートな面では、そう思うのもわかる一方
力を要する介護は、男性向きとの面もあります。

そんなことを思い出しながら
全裸で、体を洗われる女性を見ているうちに
自分なら――と思ってみる…

体を洗ってくれているデヴィッドを見ているうちに
誰がいい―ではなく
“介護してくれる人“のいることが、ありがたいです。

そして、デヴィッドの献身的な姿勢は
彼女の葬儀への参列や
妻の死と同じ悲しみを抱いている様子から、うかがえる。

そんなデヴィッドの次の要介護者は
脳卒中発症後、間もない老人。
現状を受け入れきれず、将来も悲観的な様子で
家族へも辛く当たったりしている。

身内だと近すぎて、お互いに、遠慮がない分厄介なこともある。
ましてや親子だと、他人のような割り切り方は難しく
特に、性的な(汗)ことは、ムズカシイ…(>_<)

自由に動けるうちは、プライベートなことで済むけれど
“介助“が必要になると、人の手や目が、ソコに入ってしまう。
良い悪いを、言われる筋合いのないコトも
人の目(ましてや子供は!(>_<))は、検閲してしまう……(>_<)

デヴィッドは介護人であり、
良き友(老人の仕事にも興味を示す)でもあり
家族には、秘密にしたいコト(キャ!)の“同士“でもあって
それは、老人の生き甲斐的には、悪いコトとは言いかねますが……
子供たちは、デヴィッドを“セクハラ“で、解雇してしまいました。(>_<)

デヴィッドを見ているから、わかりますが
介護を任せている家族は、その点は、親子と言えども“他人”ですもんね……
父親に、sexyなことなどあってはいけません……(>_<)
ソコが子供の面倒なところ……(―_―)!!

そうこうして、化学療法中の熟女と出逢います。
彼女は、治療の継続を勧められるも
中断を、決意していました。

それ以上、治癒の望めない治療はしたくないと…….

考え方は様々ですが、今日の私は――
たとえ一日しか伸びない命でも
たとえば、お茶の時間を心地よく過ごせたなら
生きててよかったと思う――という感じなのですが……

今日で命を終わらせたい―――との決意の実行を
もし、頼まれたらどうしましょう…….

実は、デヴィッドは、過去に、息子の死に関わったことがあるらしい。
(安楽死?)
よかれと思ってしたこととはいえ、死の関わりは
重いモノを残すはず。
デヴィッドの介護人生活は、その贖罪?とも思えますが
敢えて、その一語では、済ませ切れないと思うので……

原題:Chronicの意味するところは
監督インタビュー中の“Chronic Depression”もあるかもしれないけれど
これは、
“終わりがない”ということではないかと。

介護を、してもしてもしても
誰かを、看取っても看取っても
自分が息子に対して抱いている“負い目”や“後悔”は
やむことはない…….
だから、次々、介護し続けるほかない…….

そして、安楽死を望む彼女の意志に添ってあげたのも
その“Chronic”の延長上のこと―――

そして、その後のことが、衝撃的で
見る人に、答え捜しを求めるのです!!!

▽~▽要反転
▽▽▽

その後、デヴィッドは、ジョギングします。
運動も、いつものことです。(これもChronic)
そして、赤信号で渡ってしまった横断歩道で
車に轢かれ
“Chronic“な彼の日々が、終わりました――――

要介護の時間を経て、段々に枯れていく命もあれば
誰かに、終わらせてもらう命もあり――
意図せず、突然に終わってしまう命もある………

どんな死に方であれ、人はいつかは死ぬもの――
という普遍的なことのみを、抱けばよいのでしょうか……??

デヴィッドの“事故“に、茫然としながらも
何故?なぜ??と思ってしまうのは
死が、ただ、人に課せられた“運命“だからではなく
人の死には、意味があるものだ――と思うからです。

そして、死に、意味があるならば、それ以上に
生きていることに
生まれてきたことに
意味があるのだ、と思いはじめるのです。

Chronic~慢性的とは、なんだか惰性のようですが
生きている、ということが
Chronicに、意味を為すと思えてくるのです。


追記)
デヴィッドは死なないで、要介護者になるのかも。
それもchronicな流れ。


▽▽▽
▼▼▼


邦題からは、“終わり“に何かあるなと思われ
確かに、ガツンと来ますが^^;
そこに至るまでの“過程“も
見入り、思うところある作品でした。


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『めぐりあう日』★愛はオフクロさんが求めたハグにこそ

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169724/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原題『Je vous souhaite d’etre follement aimée』
(あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている)
参考)アンドレ・ブルトン  狂気の愛

理学療法士のエリザが、実母アネットを捜し出す物語。
とはいえ、母子のご対面がクライマックスではありません。
そこに紡がれる“愛の姿“には、とても興味を惹かれます。


解釈違うかもしれませんが
話したくなってしまいます。^^;


▼~▼ ネタバレで雑感です。

▼▼▼


エリザが、母を捜しに来た街の小学校では
実は、母アネットが働いていて
エリザの息子が通います。


あるとき体を痛めたアネットは、エリザのいる施設へ
理学療法を受けに来ました。
(始め、二人は母子だとは知りません。)


母アネットは、今まで、実母と暮らしている
いわば“娘“の立場で、生きていました。


それが、実母を捜すエリザの出現で
母であることを、多分、認識させられ、さらに
小学校で、“孫“まで見るとは……


アネットは、孫である少年の瞳に、かつての彼氏を見つけた――
という感覚の細やかさも、縁をつないでいくのだ。


アネットが、始めは、エリザに名乗り出ようとしないのは
決して、愛が無いからではない――ことはわかる。


過去に置いてきたものは、そのままにしたほうが、
“無難“でもあるし……


そんな中
直接、アネットの肌にふれるエリザの施術がイイ☆


スキンシップ、愛撫、ハグ……
頑なに、実名を明かさなかったアネットの心も
エリザの温もりで、溶かされていくよう…….


そして、アネットの裸体もイイ☆
いわゆる“女の体“というのではなく
それは、オフクロさんの体なのでした。


そんな体が求めたのは、エリザのハグでした。


“施術“のメニューとして注文するのが、切ないのですが
抱きつ抱かれつ、したいしされたいーー
オフクロさんなら、誰に遠慮することなく
その手でその体で、わが娘をギュウウウ……としたい気持ちは
もう抑えられないと思った。


どんな言葉よりも、そのハグは
お互いの愛が、通い合ったものだと思います。
複雑な感情がこみあげてくるとしても
もどかしさも含め、すべて、愛し求めるがゆえ………


そして、ラストに流れる“詩“について。
それは、母から娘へ―ーの気持ちの代弁のようですが
私には、むしろ
彼氏から母へのように、思えました。(解釈違ってたらすみません)


別れた母子の運命の原因は、
事情で結ばれなかった両親にあるのだけれど
両親の間にも、不幸だけでなく
確かに愛があったと信じることで
母子孫の世代間が、大きな愛で繋がり、満たされる気がするのです。


途中、エリザは夫との愛情の薄れから
子供を中絶する悲劇が、あります、
エリザは、たとえ、夫や子供を愛していたとしても
それは、得るべき母の愛に代わるものでは、なかったのかもしれない。


だから、ラストに感じる大きな愛に、もっと早く包まれていたら……
との悔いが、残るのですが……………


▼▼▼


敢えて原題に立ち返れば
実感していなくても
自分は、愛に包まれているのかもしれない……


けれど、願うだけでは、愛は足りない。
狂おしいほどに愛されていると実感したい。


オフクロ:アネットがハグを求める姿こそ
寂しいわが身を見た想いがして
胸がギュウウウ……となるのです。




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テーマ : 洋画
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映画『四月物語』★初々しい松たか子の差した赤い傘がキマル(^_-)-☆

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/2126/
あらすじ・配役はこちらを参照ください。



監督:岩井俊二
主演:松たか子 ~初々しい^^;


北海道から一人、大学進学のため上京した女学生:卯月の
入学当初の“四月の物語”です。


引っ越して、入学式があって
新しい環境になじむまでの、不安と期待……
自分のコトを懐かしみながら重ねて見ていると
やがて
卯月の視点の先が、見えてくる……(^_-)-☆


▼~▼ 以下、内容にふれて雑談です。

▼▼▼


新しいことをしたかったという卯月は、
誘われるままに“釣りサークル”に入る。


“釣り“って意味深デス……(不純なこと言ってすみません)
独り暮らし・親から自立した女学生の卯月。
勉学に励むべき学生なれど
大人の階段を昇る乙女には
ほかにも“釣り”たいものはあるはず……^^;
ボーイフレンドとか……キャッ…照


自己紹介のとき、北海道からなぜ
この“武蔵野大学”へ来たかを聞かれるも
理由を言いにくい卯月。
(偏差値がどうのというのでもなさそう^^;)


まもなく理由はわかってくる。
本屋さんで、バイトの青年に対し
何やらぎこちない……^^;


国木田独歩の『武蔵野』をからめながら
明かされるのは、卯月の恋心☆
高校の先輩:山崎の進学先とバイト先を
リサーチして、追いかけてきたのだ!!!
(注:ストーカー?(>_<)いえいえ
映画館で卯月にしつこく寄ってくるオジサン以上の
純愛なる情熱です!)



レジで、山崎も後輩だと気付いてくれる。
が、まさか自分を追ってきたとは思わないし
そう思われないように、卯月も偶然を装う^^;(ソコ大事☆)


故郷を離れた先輩・後輩の関係で
イイ関係が、期待できそう!


そこで幸か不幸か、雨が……
山崎は、店の忘れ物の傘を、貸してくれると言うが
乙女・卯月は、そのときはいっぱいいっぱいなのか
断って自転車を走らせる。


ああ、傘を借りていけば、返す口実もできるのにィ……


けれど、あまりの大雨ですったもんだあり
結局、本屋に戻り、山崎から
赤い傘を、借りて帰ることになる。


その赤い傘がイイ☆


薄暗い雨の中、赤がパッと映える。
卯月の恋が、点火されたよう!


そんな傘は、折れ曲がっているのもニクイ。
今はまだ“完璧“でなくていいのだ。


卯月の学生生活も
卯月の恋も、始まったばかり。
今はまだ、四月なのだ………(^_-)-☆


▼▼▼


これで終わり?と思うほど
さっぱりしていますが^^;
女子大生の春は、これから☆


女の子の差す傘は
赤にかぎる(^_-)-☆





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映画『アングリーバード』★“怒り“~からのハッピーエンド(^_-)-☆


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169057/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

ゲームの映画化だそうです。

ゲームは、ブタに奪われた卵を、
親鳥たちが、奪還するものだそうで
映画は、それにストーリーをもたせています。

飛べない鳥たちが、ドタバタと
早いテンポで、やたらとかましてくれるのが
面白かった!☆

―――だけでなく、アングリー(怒り)のかなめも
効いていたのが良い(^^♪

・ レッド:怒りっぽい鳥
・ チャック:すばやい鳥 (キイロイトリ)
・ ボム:怒ると爆発する鳥!


▼~▼ 以下、ネタバレして雑感です。


▼▼▼


冒頭から、レッドが、卵っぽいものを携えて
せせこましく登場☆
それは、卵でなく、配達のケーキ。
(しかも、グルテンフリーと!)


けれど、時間の遅れをとがめられ
レッドが、怒り暴れているところで
その家の卵が、かえってしまう。


…で
レッドを初めて見たヒナは
そのあともずっと、レッドを見ると、パパ~と呼ぶ……^^;


そんな“怒り“を、抑えるセラピーを、受けることになったレッド
(その仲間が、チャックとボムなど。)
セラピー中も、ドタバタやっていますが……^^;


そんなある日
鳥たちの島に、一隻の船が、レッドの家を破壊しながら漂着。


島の鳥たちは、下船した2匹のブタを
温かく歓迎します。


家を壊されたレッドは、怒りもあって
ブタの船内を探ると
船内には、ブタがたくさん!
彼らは侵略者か!???


自分が友好的なら、
相手も友好的で、好戦的なことはしないだろうと
心優しい人は思うのでしょうが
自分が平和を願っても
相手が(テキが)そう思っているとは、限らないのですよ……


大量のブタが、島内になだれ込み
ブタのペースで、回されているような、鳥たちの島。
このまま、侵略されるのか?
警告するレッド!
でも、ピンと来ない、ほかの鳥さんたち。


やがて、ブタたちは、卵を全部盗んでしまうが
なかなか気づかない、親鳥たち。
(恐ろしや……平和ボケ…)


レッドは、卵を取り返すため
唯一飛べる、伝説の鳥:マイティ・イーグルの助けを求めるべく
仲間3人で、山頂へ向かう。
(行くまでも大変で、ギャグなどあり)


やっとこさ、マイティ・イーグルに逢ったら
年取ってメタボになってた……(―_―)!!
ので、自分たちでなんとかしようと奮い立つ。


それには、卵を奪われた”怒り”が
闘う活力になるとばかり
平和ボケから覚めた親鳥たちに、怒れ!とレッドは鼓舞する。
いざ!一丸となって、敵地へ乗り込もう!
さて、どうやって??


そこは、ゲームっぽく、パチンコで弾いてビューンと!(^_-)-☆
一羽一羽、ビューンビューンとスッ飛ばす…(ココは漫画だ^^;)


怒り抑えるセミナー講師のおばさん鳥も
ココでは怒って、卵の奪還に参加するのが良い(*^_^*)
もしも、参戦反対で
「私は卵を取り戻す“戦い”には参加しませんのよ」などと言おうものなら
唐揚げにしてくれようか….と思ったり。^^;


▼▼▼


カワイイ小鳥さんたちが、
仲良く、ピーチクするだけでないのは
坂上忍さんの吹き替えでもわかります。^^;


毒と愛のあるセリフ回しとハイテンポ☆
案外
パンチの効いた作品でした♪


PS:鳥(とり)と島(しま)が似てて読みにくいのご容赦^^;


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