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映画『疾風ロンド』★スキー場でのブツ捜しはスキーリゾート感♪^^;

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/170234/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。



原作:東野圭吾  ←映画はかなりコメディです。


雪山の滑走シーンがイイというのと
ゆるく楽しめる、というので鑑賞しました☆
ほぼ、スキー場に滞在する感覚で
スキーヤーは、滑りたくて、ウズウズしそう…^^;


内容は、スキー場でのブツ捜しです。


研究所から盗み出された、強力な細菌が
スキー場の雪の中に隠され
身代金が、要求されます、


が、その犯人が事故死し
所長は、そんなら知らん顔するか…….と言いますが(―_―)!!
良心がとがめる研究員:栗林は、スキー場に捜しに行きます。
目印はテディベア。
テディベアの発信機に、タイムリミットあり、
数日間の、タイムリミットなミッションとなります。


ミッションとはいえ、
ムードは、スキーリゾート☆


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼


そもそも、栗林は、ろくに滑らないうちに負傷し
スキーでの捜索は、
“上級者“にお願いし、自分は電話連絡のみ…(‘_’)


のみならず
そこに集まったスキー客も
“ミッション“に、巻き込まれていきます。


親子連れも。
栗林の息子が交流した、地元の中学生も。


そして、ムロツヨシの登場で
怪しげなコメディムードが、高まる!(‘_’)
(大島優子さんにキモイと言われる……)


そんな大島さんは、オリンピックをめざすスノーボーダー☆
けれど、人の役に立つことをしたい彼女は
ボードを、やめようとしています。
確かに、個人のスポーツが、直接
誰かのタメには、ならないかもしれませんが(汗)
何かに打ち込んだ人間は、周り回って
人の役に立てる“背景”を
持てるように、思いますけどね……^^;
“ミッション”を手伝ってくれて、“疾風“の滑りをする彼女は
行き詰まっていた自分の道も、開きます。(*^_^*)


ホッとするのは、スキー場の食堂。
休憩だけでなく、落ち着いて話もできる。
(あの雰囲気好きですよ♪)


そして、食堂のオバサン=麻生祐未さん☆
彼女は、ふつうの?オバサンでいるはずはなく
今作も、家族への涙を、見せてくれました…
麻生さんの慟哭は、心の“痛み“に刺さりますねェ…


そんなこんなで、結局は
危険なブツは、回収されるね――と予想されますが
ロンドという如く、同じことが繰り返され
案外、話を引っ張ります(^^♪


▼▼▼ 


スキー場でのブツ探しを軸に
スキー場に集まった人々の
事情や人生も、からませて
そこそこ飽きずに、楽しませてくれました☆


あたかも、自分が滑走しているような
スキーの臨場感!!
あのシーン、もっともっと感じたかったかも!(^_-)-☆


PS:名物フランクフルトが、ソコで、存在感を示すとは!(>_<)





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『三代目襲名』★高倉健さんを信じて観るのみ!

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/12194/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:高倉健☆(=田岡組長) 


戦後の神戸で、よからぬ“外国人“らが、
あまりに、日本人に”悪さ”するのを見かねた田岡さんが、
自警団を作ります。
(田岡さんの自伝に基づく)

・ウィキ→コチラ
(鑑賞してから日が経ちました。せめて備忘録的にアップ)



ヤクザ映画として、楽しんで頂ければそれで良いのですが――
この“自警団“は、ヤクザであっても、暴力団ではなく
任侠です。(キッパリ☆)


健さんが、田岡さんを演じましたが、配役ということだけでなく
田岡さんに共感するものがあったのだろう、と思っています。


▼~▼で、内容を踏まえて、かましたいところではありますが(汗)
グッとこらえて、ここは
ただ、健さんを信じて観てください!!


遠藤太津朗さん演じる“外国人“は、悪玉に不足なし。


コレは、ヤクザ映画ではありますが
義理とか、スジとか、ケジメというのは、日常でも大切ですよね。
↑ソレだけとりあえず言わせて……





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『聖の青春』★松山さんで蘇った聖の将棋で燃えたぎった青春

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169751/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

松山ケンイチさんのクセのあるキャラ(=聖:さとし)と
東出さんの羽生さんを見たときから、楽しみにしていました☆
(松山さん絶賛です!)


村山聖さんを知ったのは、新聞の死亡欄でした。
29歳の若さで亡くなった棋士――と言う以外は知りません。
映画は事実を基にしたフィクションーーとの但し書きがありましたが
村山さんの人物像に、生生しく触れられた印象に、満足です。


彼が、タダモノでないのは、個性(性格)かもしれないけれど
命の期限を知ればこその、生き方だったのかもしれません…
時限爆弾を抱えたような生き方は、そのまま
自分の命を起爆させたように、エネルギッシュに攻めていました!


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼


聖(以下敬称略)は、
自分には、時間が残されていないことを知ってか
やりたいことにしか、時間を割いていない。^^;


聖が将棋を指すシーンに、はさまるのは
他の人の日常的なシーン。けれど
毎日がどんな日であろうと、
聖の時間は、ほぼ将棋。(お部屋は雑然…)


いわゆる、常識の欠如を感じるほどの“個性”をも
見せつけられますが(汗)
それを、“生き方”として受け入れられるのは
彼が、故人になってしまったからではありません。


限りある人生を悔いなく、とか、必死に、などと言いますが
どれだけのことが、できますか?
必死にって、どう生きます?


私は、個人的には、今のところ
今日一日できることをする――というつもりにしていますが……
聖は「(先のことより)目の前の一手」だと言いました。


人生を長く見積もれば、長い目で見ることも大事だけれど
ともすると、現実逃避的に、遠くを見てしまうこともある……


“目の前の一手“の意味するところは
近視眼的な“今”だけを、見ているわけでなく
その一手が、すぐ先の勝敗を決してしまう、危険をはらんでいること。
だから、今の一手が重要なんですね。


そして、同門の青年(=染谷将太さん)が、勝負に敗れ
将棋界に、留まれなくなったときのこと。
彼自身、仕方なく第二の人生を受け入れようとしているのに
聖は、厳しく言い放った。
「何が第二の人生だ!甘えるナ!」
第二の人生を、生きる時間のない自分は
もっと、必死に将棋をやってきたと……


必死にやってるつもりでも、ドロップアウトすることはあるので
将棋界を去る青年を、責めることはできませんが
逆に、それだけ、今しかないという鬼気迫る状態で
将棋と向き合っている聖は、生半可でなく
将棋以外のこと(常識含む)が、目に入らない世界に住んでいるのだー
ということを、改めて痛感させられた。


その将棋の勝負。
地味なシーンにはなるけれど、見入った。
羽生さんには絶対勝って、箔をつけたいという聖。
(羽生さんとの1勝には、他の人の20倍の価値があると言う。)


羽生さんに勝った日、自分から羽生さんを誘って、語らうシーンがイイ☆
羽生さんは紳士的でいい人だが、さすがは勝負師。
聖に負けて死ぬほど悔しい、と本人に打ち明ける。


下手な遠慮やお世辞を言わず、聖も
個人的な“夢”の話を、羽生さんに打ち明ける。


最大のライバルだからと言って、お互い
やっかんだり、憎んだりするのではなく
自分が全霊で挑める、尊敬すべき相手だからこそ
自分の本心をも、打ち明けられる――
高みを知る、勝負師同士の対話には、感じるものがありました。


ところで、聖が病院に行ったときのこと。
子供の時は、母親が
成人してからは、聖が
医師に「どうしてこんなになるまで放っておいたのか?」と言われる。
早く治してあげたい気持ちはわかりますが、
そう言われても、辛いだけかと……


▼▼▼


短い一生を将棋にかけた棋士の物語―――と
まとめるには、クセのありすぎる村山さん♪
一生というより、まさに燃えたぎった“青春“がふさわしい。


さらっと流れずに、一手一手、ビシッとパチッと駒を打つような
松山ケンイチさんの聖(さとし)像が、とても鮮烈でした☆


PS:村山さん、「いたキス」が好きだったとは!^^;
羽生さん、チェスもされるんですね…^^;






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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』★息は吸って吐いての1セット(^_-)-☆

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164441/
 ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

ヨガの健康的で爽やかムードの作品かなと思いつつ
門脇麦さんの“ヒトクセ“に期待していました。
(D・フジオカさんはヨガしません^^;)


ヨガを出逢いのアイテムとして
モデル:KUMIと上京した海空(ミク)が出逢います。
(息をするように自然体の作風ゆえか
ミクは、トンでもない被害に遭いますが
それすら、風のように過ぎていく……)


▼~▼ ネタバレで雑談です。
▼▼▼


KUMIこと道端ジェシカさんのヨガシーンが、まず美しい!
衣装のせいか、女神さまのよう!
それを見た、ミクこと門脇さんもつぶやく。
「あの人、人間?」←ソレを言う、門脇さんの不思議ちゃんムードこそ神級デス。


上京して一花咲かせようと思うミクは
KUMIが主催するヨガ教室に、やってきますが
門脇さんなので^^;、ふつうの生徒で終わらず
ベタベタっとしたストーカー?のように、なっていきます。


たじたじなKUMIですが、あるとき、ミクが転がり込んできます。
理由は、行きずりの男にだまされて
家財道具も、お金も、(体も!)、奪われたから…orz
(↑ただし、ココはきっかけに過ぎず)


一晩だけと言われたはずが、お礼に家事をするなどして
ズルズル居候させてもらったミクは
モデルのKUMIから
オシャレのアドバイスももらって、バイトも見つかった。


(バイト中、津軽弁で、誤解が生じてしまうのは惜しいです。
ときに、訛りを笑う人いますが、勘弁してください。(>_<)
ついでですが、フジオカさんが福島出身とよく言っておられるのは
心強かったりします。)



ミクが、上り調子になったな~という一方で
KUMIは、下り坂になってくる。
彼氏とのすれ違いや、モデル業のかげり……orz
(彼氏:篤史は、アツシというより、アッシー的に使われてばかりで
バカにすんな!とKUMIにぶちまける)


ひとたび悪くなると、表情も暗くなるKUMI。
呼吸も乱れ、体調も崩れ、入院することに……orz
KUMIが倒れたとき、ミクが力になってくれます。
すでに友達なら、当然ではありますが……


たとえば、自分が誰かを助けたとき
恩着せがましく、助けてあげた、と思うことなく
その人は、自分のところに遣わされた人―なんですね。
その人にこそ、何かで、自分が助けられる可能性大かもしれない。
(情けは人のためならずーでもいい)


そんないきさつが、ここでは、呼吸のようでした。
息は、吸うだけでない。
吸って吐いての1セット☆。
365日の幸せは、人との持ちつ持たれつなのかも……


人に教えていても、自分がジリ貧だと、ヨガも忘れてしまうKUMIでしたが(汗)
入院先でも、恩師に出逢い
自分を見つめ直すことで、リセットできたKUMIの表情は
息を吹き返した感じで、良かった。
(彼氏とも、よりが戻せそうで良かった(*^_^*))


津軽弁でのコトを、リベンジするように
青森のりんごで
美味しいアップルパイを作ってくれたのも、嬉しい☆


▼▼▼


門脇さんのヒトクセ(存在感)が
自分を見つめ直す――
という作品に、インパクトを与えていたと思います。


ゆっくり呼吸するのって、案外苦しいナと思いつつ^^;
息をするように、さらっと、鑑賞するとよろしいかと。(*^_^*)
ナマステ~☆




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』★渋めのアクションシリーズは何処へ向かう…

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169093/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

アウトロー』の続編です。

トム・クルーズ★のアクションものと言うだけで見ました。(ミーハーです^^;)


MIシリーズのキラキラなド派手感はありませんが
悪役との“追いかけっこ“は、ソコソコ面白い。


退役軍人のジャックは、アウトコースの
ご隠居?的です。


アクションも
濡れ衣を着せられた、元同僚の女性士官ターナーが魅せ
ハラハラ感は、殺し屋=悪役のパトリック・ヒューシンガーが
シャープに決めてます。^^;


ターナーを援護するジャックが、ついで?な感じにならないのは
娘と名乗る少女が現れ、
ターナーと3人で行動することになるから。


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼


元同僚(で恋人?)のターナーに逢いに行ったら
陰謀に巻き込まれ、彼女は、逮捕されていた。
無実を信じるジャックは、彼女を脱獄させ、共犯として追われる。
(現役士官の彼女は、アクション上等!)


その頃、ジャックの娘として、認知を軍に申請していた娘が現れ
テキは、ジャックの弱点として、娘をマークする。
↑注:まだ申請中で、DNA検査などもしていず、親子の確証がないのに
ターゲットにする殺し屋……(―_―)!!
フライング??
娘の周りの人も殺してたから、殺し屋には関係ないのね……orz


そんな殺し屋:パトリック・ヒューシンガー★
ターナーをはハメた組織の手先ですが
テキを“代表“するような存在感でした!
ナイフのような鋭い印象が
作品を〆てました!(フライングも許す^^;)


そして、巻き添えになって一緒に逃げていた娘。
ジャックの人生の一コマを、垣間見るのかと思ったら
まったくの他人だったらしい……(―_―)!!
(母親の金欲しさとは、言っていたが……)
そんな展開も、アウトロー!?


▼▼▼


MIシリーズのカッコ良さ=トム・クルーズという印象で
いつまでも、アクションのトムを見たい、という願いを
渋めのこのシリーズも、叶えてくれそうなんですが……
このトムを見ると、年取ったナ~……と思ってしまう…


アクションは、コレで行くとしても
これからは、練り込んだ脚本の作品も見たいナ~などと…(汗)


「I’ll be back」でなく 「NEVER GO BACK」な彼は
これからどこへ向かうのか……(遠い目)


PS:MIシリーズも、まだ製作予定あるらしいので
それはそれで期待☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『言の葉の庭』★心の雨の土砂降りインパクトにグッと来た!

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161728/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


“言の葉“の響きに惹かれて鑑賞しました。


それは雨の日から始まる――
都会の喧騒から離れた、とある公園の東屋で
学校をさぼった高校生:孝雄は
仕事をさぼった若い女:雪野と出逢った――


ワケありの二人の、しっとりした出逢いの場でありながら
雪野は、朝から缶ビールを飲んでいるという^^;
パンチも効かせつつ
そんな雪野の口から、“和歌”を詠ませるという
粋なコトをしてくれる♪


二人とも、暗く重いものを抱えているのだけど
ここでは、それは背景の理由にすぎない。(と言ってしまう^^;)
要は、和歌の世界にあるような
男女の心の描写の激白(!)を見た――という感じです。


▼~▼ 内容にふれて雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼


孝雄が、靴職人への夢を
雪野に話したとき、
彼は、ただ、将来の夢を話したわけではなさそうです。


母が家出して、不安定な家庭環境の中
“将来“への眼差しは、現実の苦痛からのしばしの逃避でもあると思う。
だから、彼は、身近(で現実的)な人に言えないことを
他人の距離感ある雪野には言えたような…
もちろん、好意もあればこそ。


あるとき、孝雄は、雪野が実は、
孝雄の高校の教師だと知った。(孝雄は1年生)
孝雄は、雪野がその関係を知った上で
自分と接していたことを、不快に思う。


実は諸事情を知っているのに
知らないふりをして、接してくれるのは
善意もあると思いつつ
知らないこちらが、ピエロにされたようになる…(―_―)!!


それはまあ、それとして
その関係がわかった上で、ある雨の日
雪野が、孝雄を家に招いてくれたときのこと。


母もいなくて、寂しさもあった孝雄は
雪野と一緒に居ることが、嬉しいと思った。
それは、母恋しさでもあり、青年の淡い恋心でもあり
あるいは
愛でも恋でもない、人恋しさでもいい……


孝雄は、それとなく、そんな気持ちを雪野に言ってみたのです。


ところで、
古典の教師:雪野は、孝雄と初めて逢ったときの別れ際に
和歌を残しました。(by柿本人麻呂)
(ウブな青年には罪な歌ですヮ^^;)


なるかみの すこしとよみて さしくもり あめもふらぬか きみをとどめむ
(雨が降らないかしら、あなたが行かないように)
これには(雨が降らなくてもここに居るよ)というニクイ返歌も、
セットでどうぞ♪
なるかみの すこしとよみて ふらずとも わはとどまらん いもしとどめば


彼女とて、校内に、前に進めない問題を抱えていて
靴を作りたい、という孝雄に、自分を歩ませてくれる“心の靴“を
見出したかもしれない……という思わせぶり?も似合う
はかなげな女性なんですが…….


自宅に招いた孝雄が、人恋しさ以上の気持ちとも言える“告白”をしたとき
無情にも、雪野が言い放ったのは
自分は間もなく、ここ(東京)を離れ、実家に帰るつもりだということ………


別れてしまうから家に招いたーとも言えるけれど
またも、見透かしたような雪野の言葉に
孝雄は、ついに、感情を爆発させた!!←ここはグッと来た。


雨の歌で言えば、“ただ一緒に居たい“ということ。
そんな歌を振っておいて
彼女は黙って勝手に、“別離“を、大人っぽく確信している――


何が、なるかみの――だ!(とは言ってませんが^^;)
もっと、僕や自分自身に、親身に、向き合ってくれよ!
雨がどうのと、
そぼふる風情の雨じゃない!
心はずぶ濡れ!涙のどしゃぶりだよ!!(T_T)


▼▼▼


雨がつないだ二人の物語。
淡く、しっとり……
はかなそうなテイストも、風情あるけれど
心の雨(涙?)の、土砂降りインパクトにはグッと来た。 (*^_^*)


靴の暗示も、イイ☆
迷いのない歩みを、予感させてくれる。
いつかきっと!って…….(^_-)-☆




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『溺れるナイフ』★ナイフの様な菅田さんと小松さんの瞳にヤラレル

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/168798/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・夏芽:小松菜奈     ~転入生
・航一郎(コウ):菅田将暉~神主の子


(中)高校生男女の物語―
〇〇君が好き♪と言う気持ちはあれど
あればあるほど、かすり傷がこすれるように痛むよう……
小松さんの眼差しの深い底に、引きずり込まれる…


そして
タイトルどおり、ナイフのような菅田さんのエッジ!
触れたら切り傷を残すような怖さの中に潜む
熱い熱い!情熱の炎!


ある年の火祭りに起こった事件とその後――
そして
それを“払拭“するような翌年の火祭りのシーン!
この映像の“乱舞“に翻弄されて、何を期待しただろう。


さらに
無難に沈んでいくようなエンディングから
息を吹き返すように、浮上していったラストシーン!


いずれも、この男女2人のインパクトあればこそ☆
刺されまくったし、沈みまくった!\(^o^)/


▼~▼ ネタバレして雑談です。(解釈違ってたらスミマセン)
▼▼▼


まずは、小松さんの眼差し☆
妖しいです。(*^_^*)
可愛いだけでなく、引き込むのです。
(役柄から言えば)災いをも、引き込む―――


トゲトゲした雰囲気のコウと知り合って
惹かれたのも、“そう“かもしれない。
相思相愛とはいえ、コウは、するりとどこかへ行ってしまいそうで、コワイ…


そして、夏芽がストーカーに襲われてしまった、火祭りの夜!
あーゆー男、本当にやめてほしいです!(―_―)!!
コウが駆け付けたとき、夏芽は、“未然“に防げて良かったと思った。
コウはコウなりに、体を張って立ち向かったのだけれど
男に打たれたコウは、男を倒すことはできず
夏芽に、責められることに……orz
(あとから来た応援に助けられるが)


“未然”で良かったと思ったのも、束の間。
思えば、それに限らず、“不慮の出来事”というのは
それまで、バランスのとれていた関係を、一気に傾けてしまうことがある……


コウと別れた夏芽は、ほかの男子と“友人“として付き合う。


ところで、コウは、東京から来た夏芽が
それまで、モデルをしていたように
再び、東京で、羽ばたいてくれることを願うシーンがあった。


コウは、神主の子で、この先もずっとこの地に留まるのだろう。
普段、奔放に振る舞っているようでも
コウには、制約が、すでにあった。


好きな女子が、羽ばたける可能性があって
羽ばたくその子が好きだーーとしたら、応援するだろう。
一方で、好きな人とは一緒に居たいと思うのは自然なことで
夏芽は、キャリアより、コウと一緒にいるほうを選ぼうとする。


けれど、“事件“もあり、距離の開いた二人。
コウが、夏芽を避けるように、足早に行こうとするシーンがもどかしい。
「コウちゃん、待って!」


好き合った者同士でも、こんなふうに、いつしか
ナニカで距離があくと、もう、同じ速度で歩くこともできないことがある…orz


それは、火祭りの事件だけでなく
将来を見据えての
早く別れたほうが、お互いのタメってやつ????
確かに
若い時の傷は、浅いかもしれないけれど……….


そして、翌年の火祭りの夜。
懲りもせずに、また、あのストーカー男が来やがった!!(>_<)
ああ、また襲われちゃう、夏芽!(T_T)


そのシーンが絶品☆
火祭りの炎燃えたぎるシーンと
男に立ち向うコウたちが、交互に
メチャクチャに入り乱れる!
もはや、それが、現実か夢なのかわからない!!
そこで起こったことが!!(>_<)


わかるのは、コウは、別れたとはいえ
そっけなくなったとはいえ、心底
夏芽を命がけで、人生を賭けて愛していたということ!
(男は自殺を図り、遺体をコウらが海に沈めたらしい)


その後、夏芽は女優として賞を受ける。
授賞式の記念上映作品が流れ
情熱の赤色が、画面に散りばめられたあと
そこには、バイクで二人乗りする夏芽とコウの姿が――


哀しみも、切なさもなく、そっけなくもない。
たわいなく、「海ー!」「空―!」と言葉を放つコウと夏芽。


嫌な過去も、不透明な未来も
よくないことは、ぜーんぶ、ナイフで切り刻んで、海に沈めちゃえ!
今は、この二人だけを見ていよう!
二人で、同じ速度で走ろう!二人で一緒に走ろう!


▼▼▼


好きな人が、いつまでも
今日と同じように、明日も恋い慕ってくれるかはわからない……
今日と同じように、明日もそばに居てくれることさえ……


けれど、作品に強烈に咲き乱れた
“赤いモチーフ“の数々が、
今ある情熱を、約束してくれるようなのです。


菅田さんと小松さん♪に吹く
ラストシーンの風を、感じてください!





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ジャンル : 映画

映画『ボクの妻と結婚してください。』★熱い夫の突拍子もない企画とその先ゆく妻

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169159/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

膵臓がんで、余命半年を告げられたバラエティ作家:三村は
自分の死後、妻と再婚してくれる男性を捜すことにした――

↑いらん心配をする男がいたもんです。(>_<)
突拍子もない“企画”話ですが
織田裕二さんが、とても良かった!!!!
随所で、語り見せる、家族への熱い厚い想いには
何度も目頭が熱くなった……(こんなにイイ話だったとは!)

さらに、終盤の“展開“にも、やられました!!(*^_^*)


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼


余命わずかと知ったとき、残された自分の時間より
家族のこれからの幸せを、案ずる――

これだけで、私は、胸がいっぱいになりそう……(T_T)
人によっては、余命宣告に耐えられず、死に急いでしまうこともあって…

世の中のことを、楽しいことに変えようとするのは
放送作家:三村の職業病でもあるようで、
自分の死に際しても、そのエンジンがかかるのが良い☆

妻の再婚相手を探す件は、コメディです。^^;
何やってんだか?って、笑っちゃってください。(*^_^*)
妻にも、理想の夫を聞いてみると
自分とは、真逆のことを言われる始末。(^_^.)

そんなもんですよね……(―_―)!!
夫婦を続けていれば、多少の不備?はあると思う…
よその夫婦が、羨ましく思うこともあると思う…
けれど、それでも、そこそこ“幸せ“なんだな……と思う。
だから、この“幸せ”が間もなく失われるーということが
どんなに恐ろしく悲しいことなのか……ということが
三村の様子から、ひしひしと伝わってくる……

だからと言って、生前に妻の再婚相手をさがすなんてナンセンス!
三村が見込んだ男性も、断ります。(そりゃそーだ)
ところが
男性は、三村の妻との未来(結婚)に、意欲を示してくれ
三村の希望で、生前に、結婚式(予行)を見届けることもできた。
メデタシメデタシーと思ったそのあとで、さらに、心打つことが…



▽▽▽ネタバレ&雑感です。

トンだ“茶番“を、仕組もうとした夫のために
妻は、男性に、“一芝居”うってくれるように頼んでいた。
ソレは、結果的には、夫に“ウソ”をつくことになるけれど
私は、だましたとは思いたくない。

愛する人を見送らなければならないとき
大なり小なり、ウソをついた経験はありませんか?
(治らないのに治りそうなふりをしたり…)

此の世で、真実や正直なことは、大切なことだと思います。
けれど、あの世の淵に立とうとしている人の前で
大切なことは、旅立つ人を安らかに送ることだと、私は思っています。

ウソ――もしかしたら、彼も、出来過ぎのウソに、気づいていたかもしれない。
けれど、茶番のようなコトを、本気で、幸せに変えようとした夫の想いに
妻も負けないくらいに、応えようとした――
ソレは、もはや、ウソでも、茶番でもない。
夫婦愛と言う以外、なんと言いましょう……?
(彼らのしていることを見てると、涙が出てくるよ……)

▽▽▽
▼▼▼

熱く、一所懸命なパパ:織田さんー
飄々としながら、懐深い妻:吉田さんー
可笑しくて、ステキなコンビ、いや夫婦でした。(^_-)-☆

エンドロールがまた、ズルいんだな~(*^_^*)
今までの家族の生活を、アルバムを見返すように見せる。
子供が生まれたとき、ハイハイしたとき……
毎日の1つ1つは、すべてベストショット☆

そんな素敵な人生は、想い出は、幸せは――
あなたの大切なものは、失われないー
そう思いますネ☆(^_-)-☆




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映画『デスノート Light up the NEW world』★若手3人の魅力によるところ大~池松・竜崎推し!

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作品について:http://cinema.pia.co.jp/title/168572/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・東出昌大:捜査官・三島
・池松壮亮:探偵・竜崎 ←かなり期待☆!
・菅田将暉:キラの崇拝者・紫苑


前作の10年後という設定の今作。
とても楽しみにしていました!!!!!

名前を書かれた人は死ぬという
6冊のデスノートをめぐっての3人のからみーとのことですが
実際は6冊もいらない^^;。
からみも、3人から絞られていったあたりがキモ☆(オット!)

楽しみは、池松さん♪(ミーハーではない^^;)
彼は、柔軟な雰囲気で、空気を巧みにとりこんで
自分の舞台にしてしまう人。
今回は、デスノート犯罪解決のための探偵で
立ち位置は、“L”。
知的に冷静なようで
大ぶりに枠から外れそうな狂気もある。
彼の可能性は、底なし沼ですよ。

話は、デスノートの回収作業でしょ、となりますが^^;
デスノートの“特性”を生かした展開は
ニクイね!と言う感じでした。^^;

捜査官:三島こと東出さん。
彼の実直なムードは、正義感あふれる捜査官にピッタリ☆
けれど、序盤は、それが正道すぎて
物足りない感じすら……(^_^.)
コレはコレで、イメージがブレなくていいのかな…
なんて思っていた。けれど――



▼~▼ 注:以下は大ネタバレの雑談です。(要反転)
▼▼▼



デスノートは放棄すると記憶が失われるーーと言うルールがあった。
三島は、自分でも忘れていた。

元々、正義感から夜神月も、デスノートを使い始めたように
三島も、正義感から使っていた。
しかし、正義や真実というものは、自分が信じていると
それ以外のコトが、悪になってしまう……(独りよがり?)
そして、正義のためなら手段を選ばず、全て正当化してしまう……(思い込み?)

それが医師でも、裁判官でも
自分の善意を信じて、人に死をもたらす……(―_―)!!

三島が、よく見ていたのが、絵画『死の島』(たぶん…)。
デスノート保持者の暗示?だったかもしれないが
この絵は、安らぎをもたらす絵、とも言われているらしい――
とすれば、記憶の消えた三島には、以前の呵責?を暗示していたのかな…
などと思うと、三島の立場も面白いです。
(物足りない・・・と思ってゴメン^^;)

そして、デスノート使用者だった三島が収監されたあと
やってきた竜崎が良い。
その前のドタバタで、殺されそうになった竜崎は
Lと同じ運命を背負い
もっと前に、デスノートに名前が書かれていたおかげ?で
その場しのぎ的に生き延びる。
(この設定も、予想されていたとはいえ、切なくて良い)

いよいよ死のときに際して、三島と入れ替わる竜崎。
ああ~!池松=竜崎は、この先も見たかったな~。
演技と存在感のふり幅の大きさも、楽しみのうちなのに!(T_T)
一方、死でしめくくる池松さんも、魅力的ではあった。

デスノートがあっても使わない!という竜崎☆
人間としては当然とはいえ、美学を感じたよ……




▼▼▼

前作よりも、日常感がうすれ、
“デスノート捜し“に終始した感はありますが……
「(死んだはずの)夜神が生きているなんてありえない」に対して
竜崎の言った言葉がイイ^^;。
「それなら死神もありえないだろう」~それを言っちゃあ……^^;

デスノートの特性は同じまま、話をつなげるとしたら
役者の力に期待すること大で
若手3人の魅力によるところ大だと思いました☆
(菅田さんも出番少な目ながら、個性よろし!)



PS:松坂桃李さんの死神の声~~変声してわかりにくい~~(>_<)

絵が違うときスミマセン。



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