映画『うさぎ追いし-山極勝三郎物語-』★初の人工ガン作成の偉人を遠藤憲一さんで!

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/171164/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


主演:遠藤憲一☆←とても期待☆
・山極勝三郎さんのウエブサイト→コチラ


遠藤さんの白衣姿には、“御意“男が思い出されそうですが
ガン研究に打ち込む、山極先生役の遠藤さんを
ぜひ見たい!と、楽しみにしていました!

真剣なコワモテもあり
憎めない優しい笑顔もあり
遠藤さんの魅力あってこそ
山極先生のエピソードが生かされたと思います。

▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

山極先生の偉業は
ガンを初めて、“人工的に作った”ことだそうです。
(作り出せれば、治療研究も進めやすいと)

先生は、“慢性刺激”がガンを作るーと信じ
ウサギさんの耳にコールタールを
毎日、塗り込み(塗擦)ました―――

↑そんな実験もですが……

江戸から明治へと時代が変わり、
信州上田の武士の三男である先生は
東京で、医家の婿養子となってから、大学に通います。

なんと!中山道を歩いて上京。
義父は、御殿医のプライドが邪魔して
町医者にはなりきれず、酒浸り……orz

勉強するーといっても、今の学生とは、
苦労の度合いも、覚悟もきっと違うのだろうなと思われます。

研究中は、時間がいくらあっても足りないくらいで
寝食を忘れてしまいます。
先生も、助手も
家族や支えてくれる人がいるからこそ、没頭できたようです。

研究結果は、もちろん、研究者の業績ですが
彼らを支える人のことも忘れてはならない、と思っています。

それと、実験動物さんたち。

人間で、実験するわけにはいかないので
本当に、ありがたい存在です。
動物さんは、運命共同体。
できるだけ苦痛を与えないようにと思う、二人の姿も良い。

山極先生は、結核になっても
「命よりも大切だ!」と、研究を優先します。
(遠藤憲一さんは、すべてにおいて、存在感たっぷりですが
このようなシーンの迫真さは絶妙です!)

実験がうまくいかない助手に
「自分は、君の何倍も失敗してきた」と励ます姿にも
納得させられます。

一時は、結核で死んでしまうのでは!と安じながらも
山極先生は、結局、ウサギの耳にガンを作ることに成功します。
世界にも発表し、ノーベル賞候補にもなりますが
受賞には至らないのが、残念……orz

寄生虫とガンの研究者が受賞しますが、あとになって
その説は覆されたとか……
その後も、何度もノーベル賞候補になりながら
受賞できなかったのは、残念……orz

されど、医師&研究者である山極先生の目的は
受賞ではなく、ガンの克服だーということを、
遠藤さんの姿で、改めて印象付けられます。

一方、ガンについて思うのは……
早期発見や治療の選択肢など、ガン診療は進歩していますが
今の日本人の二人に1人が、ガンになるーという現実には
複雑な気持ちにかられます.

“慢性刺激“説でいけば、”刺激物“に、できるだけ晒されないほうがよいけれど
生きていれば、刺激物に浸かっているようなもので……
避けられるものは、なるべく避けたいです。なるべく……

▼▼▼

山極先生の偉人伝が、殺伐とした年表にならずに
ご苦労や人となりを、興味深く楽しめました。

金平糖をこそこそ食べる遠藤さんも、カワイイ(^_-)-☆



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『3月のライオン後編』★未来に続く桐山の一手~人生も将棋も~

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/170041/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

前編のつづきです。


神木君=桐山が、どうなるのか気になって気になって
楽しみにしていました☆

将棋については、桐山だけでなく
ほかの人も、問題山積で、ご苦労様なんですが
桐山が家族同然に思う川本家にも、問題勃発!
桐山は、自分がなんとかしようと頑張りますが……

一手一手、考えて悩んで打っていくような
“途中経過”に、胸打たれました!

▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

1.川本家次女へのいじめ‼( 一一)

何が楽しくてそこまで……orz
と思う“嫌がらせ“を、次女が、高校で受けてしまいます。

桐山も
小学校で、いわれなきイジメを受け
家では、才能への嫉妬から、義姉から嫌がらせを受け
(それは今も続く――)
次女のことを、自分のこととして対処しようとする桐山。

頼もしいのは、桐山は、高校生とはいえ
プロ棋士なので、収入があること。
けれど、教師の高橋一生先生いわく
“他人のお金“をもらって、解決できることなのか?と。

そうこうして、お金に頼らず(担任教師の“崩壊“はあったが)
イジメは収束。
最後までひるまなかった次女が
桐山に言った言葉が、力強く響く。

さらに、その言葉が、かつていじめられていた桐山の心を
救うものでもあったのが、とても良い!

もう過ぎたことだと、流したつもりでも
清算されていない物事は、ずっと、小骨のように
心につかえを残すもの。

直接、そのことに関わっていない人(や事)からでも
慰めや救い、そして強さ・勇気を与えてくれるのは
いつであっても、うれしいものだから。

2.三姉妹と父

一難去ってまた一難!
川本家に、家出した父が帰ってきて、同居しようと言い出す

桐山は、
父が、経済的に困窮していることを突き止め
三姉妹を守るべく、父親をののしって追い返そうとします。

しかし、三姉妹の父であり。
それは、三姉妹が、出すべき結論。
桐山は、三姉妹と距離を置くことに……

↑彼女たちを“家族同然”に思えばこそ、熱くなった桐山ですが
“実の親子”の問題に立ち入るには、限界が…

孤独感に襲われる桐山が、なんとも気の毒なんですが
一方で、二階堂たちが、
桐山の対局対策を一緒にしてくれるのは、とてもありがたい。

3.幸田家と桐山

義姉は、相変わらず、桐山の才能を妬み
将棋を恨んでいた。
(義弟も、そんな感じで引きこもる)

自分が、その人よりも、不本意に有利な立場にいたとき
何を言っても言わなくても、
嫌味?上から目線?同情??にしかならない感じで
どうしようもないことがあります…(汗)。
桐山の、幸田家族への気遣いが、いじらしくて…

あるとき、幸田・父が、義姉に
桐山に負けたと思っていた対戦も、勝つ手はあったと教える。

将棋が人生を奪ったと思い込んでいる義姉に
つかめなかったのは、自分の責任だと
今頃ですが、言ってくれます。

自分が、うまくいかないと、
うまく行っている人のせいに、してしまうこともありましょうが(汗)
自分の人生は、ホント、“自分のせい”でしかないので
桐山が、毅然と、“大人“として生き抜こうとする姿には
もはや“孤独“とか”孤高“でなく
”独り立ち”を讃えたいと思いましたよ。


▼▼▼

師子王戦で、桐山は、宗谷名人と対局する。
天才と評される宗谷とて、ストレスを抱えているのがわかる。
みんな、自分を信じて、前に進むしかない。

若い桐山は、まだこれから。
この対局に勝っても負けても、人生は続く。

清々しい一手に
希望の余韻を残して終わるのが、とてもイイ☆



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映画『美女と野獣』★愛し愛される♪ディズニーの夢の魔法♪

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/168785/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・美女ベル : エマ・ワトソン
・野獣 : ダン・スティーブンス(本当は美形(^^♪)

ディズニー実写版です。
予告編から楽しみにしていました!!

ディズニーアニメでは、1番人気という『美女と野獣』。
それだけに、実写化への期待も高まるかと思いますが
エマ・ワトソンが、ドレスのすそを広げながら
野獣さんと踊るのが、もう素敵!(^◇^)

ストーリーは、呪いをかけられた王子様が
相思相愛の愛を見つけ、呪いが解ける――というもの。
シンデレラや白雪姫と違うのは、一緒に過ごす男女が、
愛を育んでいくところ☆
↑恋愛の疑似体験のような悦びが(^^♪

ミュージカル部分の歌と踊りの迫力が、素晴らしかった!
めくるめくファンタジーが、こじんまりしないで
ガンガン広がっていくトキメキ☆!
ああ、これがディズニーの夢の世界だ♪

▼~▼ 雑談です。▼▼▼
▼▼▼

ベルも、素敵な王子様との出会いを
夢見ているのが、イイです。(^^♪

“素敵な“とは?

各自の好みによると思いますが
ベルは、自称:男前のガストンを
“がさつ”だと言って、嫌います……
(確かに、自分勝手な男だった……orz)、

このガストン♪
ルーク・エヴァンスなので、存在感は、素敵です。
野獣さんの恋敵=かたき役として、申し分なし。
歌もシーンの見せ場も、かなり魅せてくれます。

囚われていたベルが、野獣に好意を持ったきっかけは
逃げ出したときに、襲われた狼に、反撃してくれたという
“肉体派“部分もですが
会話するうちに知った“書物”でしょう。
(王子様は教育を受けている知性派!(^^♪)
王子様の館には、ベルの読みたい本がたくさん!

見た目は、“獣のようなあなた“が
繊細な人だと気づいたのも、胸キュン☆
(まなざしや表情の変化が良い(^^♪)

だんだん、野獣さんは野獣さんのままでも
気にならなくなってくるから不思議。
いや、むしろ素敵☆(←私の目が☆)

(私事ですが、昔、惹かれた方はイケメンではなかったですが(失礼!)
むしろ、外見が内面を見るのに邪魔しないと感じ、
スタイルの悪さまで(失礼!)好きでした。(^^♪)

愛し愛されることは
やはり、根本的に素晴らしい!!と感じてしまう!(#^^#)

▼▼▼

エンドロールで、劇中歌った歌を再度、歌ってくれます。
その中で
野獣さんが、“一度去ったベルを待っている“という歌は
メロディにも歌詞にも、歌唱力にも
ぐっと、心つかまれます!
(スタンディング・オベーションしたい気分だった!)

恋心のあふれる魅力☆ダメ押しです!(^_-)-☆

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映画『たかが世界の終わり』★たかがで終わらせない兄の憎まれ口

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/170114/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督:グザヴィエ・ドラン
主演:ギャスパー・ウリエル(=ルイ・劇作家)

34歳のルイが、12年ぶりに帰郷したのは
自らの死期が近いことを、家族に告げるため――

家族は泣くかな……などと思ったのは、束の間。
兄:アントワーヌの、喧嘩売ってんの?ともとれる
怒涛の“言いがかり“と、母と妹の言い合いが、飛び交うことに!(~_~メ)

いら立つ会話の嵐の中で
ルイは、未だ、三言くらいしか話せない状態…


▼~▼ ネタバレして雑談です。(解釈違うときすみません)
▼▼▼

冒頭から、母親が、相当騒がしいですが
久しぶりに、息子に会うのがうれしい気持ち☆
よ~~く、わかりますよ。

子供の頃の、懐かしくも、たわいない話をして
盛り上がりたい母に
兄が、チャチャを入れます。

そのチャチャが、ツッコミのレベルを超えて
半端なく、いらつかせ、うざったい!(あとで言います)

何やら、“楽しい“を越えて、ワチャワチャしたランチタイムに
ルイは、なかなか、“本題“を切り出せません。

多分、ルイは、久しぶりの“我が家“に
“望郷の安らぎ”と“温かい歓迎“を
当然のこととして、期待していたと思われます。

(けれど、12年という、かくも長き不在は
家族の輪に溶け込むには、長すぎたようで…)

懐古ついでにか、ルイは、昔住んでいた家も見たいー
などと言ってしまうが
兄にとっては、火に油を注ぐようなことに……
(そんなに怒らなくても…)

冒頭、お騒がせな母ですが
ルイと二人きりになったときの話が、いい。

・妹も、家を出たがっているので、ルイの家にでも呼んであげてー
・兄は、ルイのような、自由な生き方でなく
長男として、母や家に対しての責任を果たしてきたから
これからは、分かち合ってあげてー

というようなことを、ルイに言います。
(母は子供をよく見てるんです)

兄の、火のついたような苛立ちは、端的には
自由に家を出て。劇作家として成功した弟ルイへの
羨望と思われます。

出て行った者には、懐かしいことが
残ったものには、日常の延長でしかない。
(兄いわく、明日も今日と同じ日だ!)

しかし、ルイは、成功したから、今更、帰郷したわけでなく
“明日が今日とは違う状況”(明日、命がないかも……)のために
帰ってきたわけで……
なのに、そんなに、兄に罵倒されるなんて……
(けれど、ソコが作品のニクイところ!)

ルイには、実家は、魂を返すべきところで
愛を確かめたい場所でもあったーと思うけれど
12年もの空白は、ご無沙汰以上に、
兄の心に、穴をあけてしまったようです。

だから、たとえ、今更、ルイが、何を言おうとも
兄自身の12年の重みの前では、
ルイが送った絵ハガキ一枚分くらいにしか、
受け止められなかったかも……
(否、さすがに死は、重く受け止めたか…)

結局、ルイは、兄に追い出されるように
“真実“を、誰にも話せないまま、家を後にする。

が、私は、それでよかったと思う。
いや、むしろ、兄の“情熱的”ともいえる“言いがかり”が
ルイの命の失速を、止めてくれたかも、とさえ思えてくる。

さっきまで、元気に飛んでいた鳥でさえ
アクシデントがあれば、即死することもあるように――

もうすぐ私は死ぬんです――という自分よりも
激情に任せて、危ない運転をする兄のほうが……
あるいは、年を取っている母のほうが……
先にいくかもしれない…….
命の終わりは、誰にも決められない。

それならば
まだ、来週、生きているかもしれないなら
妹に、「うちに遊びにおいで」と言ってあげるほうが、素敵だ。

そもそも、12年ぶりに、ひょっこり帰ってきて
僕、もう死ぬんです――などと言われても
家族は、どうしたらいいです?????
それこそ、どこまでも、マイペースな奴っちゃな、と
兄に、どやされそうですワ……

▼▼▼

たかがーとは言うけれど
湿っぽいムードでなく
意外にも
兄の、アグレッシブなセリフの弾丸には
命のパワーさえ、感じました。

たかが――では、命は終わらないのだ!(^_-)-☆


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『コンドル』★スリリングな展開にも男女関係にもドキドキ(^^♪

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/6457/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


監督:シドニー・ボラック
・ロバート・レッドフォード
・フェイ・ダナウェイ

ロバートとフェイと“CIA“に惹かれて、鑑賞しました☆

コンドルは、ロバートのコードネームです。
コンドルは、スパイではなくCIA分析官。
各国の出版物から情報を分析し
当局に、情報提供しています。

あるとき、コンドルが、お昼の買い出しをしている間に
同僚が、全員、射殺されてしまいます。

身の危険を感じたコンドルが
逃げ回りながら、真相を知ろうとした3日間の話です。


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。(真相は伏せて)

▼▼▼

誰が何の目的で、命を狙っているのか――
わからないのは、怖いです。

何から、逃げればいいのか……
援護かと思ったら、テキだったり…(>_<)
もう、誰に、助けを求めたらいいのか…

そこで、美男コンドルの前に現れるのが
美女:キャサリン☆(=フェイ)

と言っても、たまたま。
ちょうどいいカモ?のように、
拉致同然で、コンドルは、キャサリンの自宅へ転がり込む。

↑迷惑なことです。( 一一)
(ロバート・レッドフォードだから許される設定か)

キャサリンは、恋人とスキー場で、デートする約束があったのに…(>_<)

キャサリンの自宅にも、コンドル狙いの刺客が来て
ドキドキした展開が、続きます。

が、やがて
一つ屋根の下の美男・美女にも、ドキドキした関係が……(^^♪
(そのための配役か(^^♪)

キャサリンには、恋人がいるわけですが
その恋人に、“やや難“を感じた私……

というのは、
コンドルに脅迫されて外出できないことを
取り繕って、電話で言い訳しているキャサリンに
恋人は「本当は俺と来たくないんだろう?」
みたいな言い方を、するんですよ。( 一一)

心配どころか、そんな言いぐさってないでしょ……orz
心にスキマも、出来ますよ……(たぶん)
そのスキマに、
命を狙われた“美男CIA”が、入り込んでしまうこともね……(たぶん)
(その後、恋人と別れたかは不明)

そんなこんなで
黒幕は、“退治“され
自分を狙った殺し屋の一人は
プロなので
ひとたび、依頼が外れれば、無駄な“仕事“はしないー
という割り切りもいい。

暗殺指令の原因は、
コンドルが分析した情報にあったとわかります。

コンドルは、事件を、マスコミに公表するゾ!と
“上司”に息巻きますが
もみ消されそうなムードも……

けれど、コンドルの振り返りざまな終わり方は
それでも圧力には屈しないゾ!
という余韻を残してくれます。


▼▼▼ 

ロバート・レッドフォードが、CIAで
暗殺されそうで……というスリリングな展開にドキドキし
フェイとの関係にも、ドキドキしつつ…

ロバートの振り返りざまのラストシーンが
なんともカッコいい余韻を、残します♪


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『郵便配達は二度ベルを鳴らす』★男女3人二度物語~ヴィスコンティでもニコルソンでもないほう

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/10086/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督:ヴィスコンティでも、主演・ジャック・ニコルソンでもないほうのです。
(名作ですが忘れてしまうので、↓備忘録です)

・ニック ♂:ダイナーの老店主
・コーラ ♀:ダイナーの美人妻
・フランク ♂:ダイナーの従業員


♂2人と♀1人~これだけでざわつきます。
住み着いた若い男と、妖艶な若妻が、親しくなって
老店主を亡き者にする――のではありますが
何かと、事情が入り組むのが面白い!

郵便配達は、“例え“なので、出てきません。
2度鳴らされた、注意すべき出来事が、大事☆


▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

魅力的なのが、コーラです。
愛のないことを公言して、ニックと結婚したと言うけれど
一緒に店をきりもりし、安定した生活で
それなりに、幸せに暮らしてきたよう。
そこへ、流れ着いた若者が、従業員として住み着く。
(一石を投じて波紋が出来たようなもの!)

フランクとコーラの初対面が印象的。
まさか、あの老人に
こんな若い美女妻がいるとは!という衝撃!
驚きついでに、恋に堕ちますよ……

初めは、駆け落ちしますが
コーラは、あてのない男との将来に不安を感じ
戻ります。(ハイヒールで徒歩もムリ……^^;)

その後、ニックには、自宅の風呂での事故死も画策しますが
未遂に終わる。
(たまたま警官が立ち寄って、バレそうでこわい…)

二人のことは諦めて、フランクは、一度は出ていくが
何も知らない夫が、連れ帰ってしまう。
何もなければ無いで済むのに
好きだった男が同居すれば、コーラの気持ちも、
悩ましく波立つ。

↑ある意味、“2度目“の感情は、やけぼっくいに火が着くようなものです。

そんな不倫のために夫が邪魔?ということでなく
“2度目”の大きなきっかけは、夫が、コーラを失望させたことでした。

それは、店を勝手に売って、実家に戻るーというもの。
コーラには、働かなくていいゾ、などと言いつつ、夫は
寝たきりの姉の介護をしてほしい、などと言います。

もし、フランクがいなければ…いえ
もし、あらかじめ相談されていたら
コーラは、夫に従っていたかもしれません……

けれど、今は、フランクという選択肢があるから辛い……
フランクは、悩むコーラのために、いよいよ“決行“を決める。

コーラとフランクは、ニックを酒酔い運転に見せかけ
事故死させることに成功する。
けれど、そのとき
フランクも、九死に一生を得るような目に遭ってしまう。

必死に助けを求めたコーラに、近づいたのは、地方判事。
冒頭で、フランクを、
あのダイナーまで、ヒッチハイクで連れてきた男だった!

家が近所だという彼は、冒頭の通りすがりで終わるわけでなく
“2度目”の出番で、彼らに、イヤラシク絡む。(―_―)!!

判事は、“風呂場の事故“から、彼らを怪しんでいて
今回の“交通事故”(2度目の事故)は、
保険金も発覚したため、二人を容疑者としてにらむ。
のみならず、判事のイヤラシイところは
フランクとコーラを、別々に“料理”すること。

判事は、コーラを有罪にすべく、フランクに書類にサインさせる。
さもなくば、フランクを有罪にさせると言う……(―_―)!!
ニック殺害の実行犯は、フランクなのに……

けれど、コーラの弁護士:キーツがやり手で(←この裁判手腕も見もの!)
なんとか、二人は、再出発できそうに……
司法関係者の“ゆすり“も撃退し、
愛を確かめ合うべく、浜辺に行く二人。

が、帰り道、フランクのわき見運転で、コーラは事故死してしまう

事故死なのに、また、フランクは、
コーラ殺害の容疑者にされてしまう。(>_<)
が、この“2度目”が、真骨頂にズルい!

それまでに、すでに、ニック殺害の経緯が
コーラの“遺品“から、明らかになっていて
コーラ殺害を否定しても、ニック殺害で有罪(死刑)になることが
フランクの運命だった。

フランクは、殺してもいないコーラのことで死刑になるのは忍びないが
フランク殺しは、受け入れられるーと言う。

“2度目”の出来事により、
それまでのことを“納得”へと導く、ニクイ展開でありました。


▼▼▼

男女3人の物語ですが
やはり、美しく妖艶な若妻がいてこその物語☆
何度もリメイクされるのも、わかります♪


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』★感慨の実話:数奇な生き様と養父母の愛

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/170117/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

1986年に、迷子になったインドの少年サル―(5歳)が
25年余で、“自宅“に帰れた”実話”ということに
興味を惹かれて、鑑賞しました☆

1986年は、日本ではバブルの頃。
(バブルでなくても、日本では、そこまでの貧困と混沌はないかと)
迷子になったーと言いましたが、そもそも
日本で思うような、デパートや遊園地の迷子とは、ワケが違う!

冒頭から、見せたのは
サル―が、兄と、列車から石炭を盗みだすシーン。
それは、悪戯や遊びではなく、生きるため。
それを売って、牛乳に交換する。
父は不在で、母は石を運ぶ仕事をしている、というが
貧しさは、見ればわかる……

迷子になった少年が、“帰宅”できてよかった結末ではありますが
作品は、人の数奇な生き方の有様と
そんな人の生き方を支える、人の心について
深いものを、感じさせるものでありました。

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

迷子になったのは、 “仕事“をしようと、
兄に付き従って、列車に乗ったから。
小さな子供では、体力もなく、寝入ってしまい
兄は、仕方なく、サル―を置いていった。
あとで、迎えに来るからと…….

目覚めたサル―は、兄を捜しながら
遠い都会の駅まで来てしまう。
小さなサル―が、大人に埋もれながら
家に帰ろうと必死なのに、
言葉が、通じず
邪見に、はじき出されてしまうのは、辛い。

身よりがないと、親切にしてくれそうな人もいるが
油断していると、売りとばされそうなのも、コワイ。

そうして、何年か過ぎ、サル―は施設に収容されたあと
オーストラリアの夫婦の養子になる。
別の養子(弟)とともに、家族の日々を過ごす。

迷子の子供に、まず必要なのは、
“食事と家“だとは思う。←施設はそれなりに満たす
さらに、“子供“に必要なのは、私は
“愛されていると言う実感”と
“教育としつけ”だと、思っています。
(それを、“子供を育てる“ことだと思っているので
食べ物だけ与えときゃいーだろー的な親は………(―_―)!!)

夫婦は、神の愛を実行しているような
慈愛に満ちた人でありました。(あとで詳細アリ)
サル―も感謝し、実母の住む家を捜すことは
申し訳ないと思います。

けれど、実母が自分を、捜し続けているかもしれないことを思うと
消息を伝えたい想いを、止めることはできません。
で、役に立ってくれたのが、グーグルアース☆
記憶をたどり、列車速度も計算しながら
家を見つけ出す作業にも、胸が熱くなります。

義理の親と、実母の間で悩むサル―ですが、
義母の想いを、聞かされます。(コレが凄い!)

義母は、敢えて実子をもうけず、養子を迎えることにしたと言います。
この世の、たくさんの不幸な子供を少しでも
自分たち夫婦が、愛情を注いで育てることに
意義を見出した、と言います。
(なかなか思えることではありません!)

夫婦は、あたかも“神の愛の使命”をもって
サル―ら養子を育てていたのであって
所謂、“子供が欲しい“というのとは違う―――

サル―の弟も、何らかの“迷い”があったらしく
素直でないことも、ありますが(汗)
“家族“には、波風もありますから……

そうこうして、実母に再会したサル―。
養父母も、もちろん受け入れて、逢ってもくれる。

色々複雑な想いはあると思いますが
実母の“願い“には、まったく同感。
それは
「無事に生きててくれればそれだけで十分」
離れ離れになるのは、身を裂かれる想いですが
最終的に願うことは、“子供の無事“。それだけ。

サル―の兄は、サル―と別れて間もなく、事故死したと知り
母の喪失感は、さぞ大きかったと伺えます……
ましてや
母は文盲で、捜すのにも限界があった。
子供が、親以上の知識や手段を持てたのだから
グーグルアースで捜したサル―は、正解でしたよ。

▼▼▼

サル―が、実母と再会できたのが、2010年ごろ。
(その頃の自分の日々を思うと
ぬるま湯みたいなものでした。)

今でも、インドでは、8万人の子供が行方不明になるというのは驚愕です。
原因の1つが貧困だとしても、
社会制度に問題があるなら
金銭の寄付だけでは
根本から変えるのは、むずかしそう……

子供を救おうという、この養父母が持っていた“尊い覚悟“には
頭が下がるばかりです。

タイトルの“ライオン“は、何かの暗示かと思ったら
サル―の“本名“でした
。(←ネタバレ御免(>_<))

本名が不確かなほど、幼い頃に、“迷子”になってしまったことが
改めて、いじらしい。


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ジャンル : 映画

映画『トレインスポッティング』★してやったりのラスト!withトイレにスポッと^^;

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/113601/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:ユアン・マクレガー(=レントン)

90年代;スコットランドのヤク中青年たちの物語でした。

ヤクにまみれ、レロレロなレントンたちを見て
やはり、ヤクはダメ!絶対!だね……
くらいに、諭される作品ではありません。

世の中には、そういう生き方をしている、あるいは
せざるを得ない人々もいるのだーと見せつけられながら
格差だなんだーと言いながらも
私の知っている“総中流日本社会”は、ほどほどいい国だーなどと思いながら…
(無法地帯除く)



90年代のスコットランドが、どうであれ
レントンの一人称で綴られるドラマは、テンポの良いダンスのようで
見入ってしまいます。
それは、解説にもあるように、“カタルシス“のない
失望感と失笑に、まみれるものでもあるけれど
絶望的ではないのは、彼(ら)は若くて、未来があるから!

そして、レントン目線で追ったラストには
達成感ではないけれど、してやったりの爽快感が!
ソコが私には、最高に名作でした!

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

~トレインスポッティング~
(線路脇でたむろって、ヤクにまみれている者のことらしい)
と言っても、レントンが
“トイレにスポッと”入ってしまう印象が、強いかも……(―_―)!!

ヤクで、レロレロしたレントンが
流した“座薬“を拾いに、便器の中に入って、取戻しに行くのですが
どうみても、トイレと体のサイズが合わないだろ~と……
それを、序盤で、ファンタジーに見せてしまうところに
この作品の“挑戦”を、感じましたよ……^^;

ヤク漬けもですが
喧嘩中毒の友人:ベグビー(ロバート・カーライル)、かなりヤバいです。(汗)
このイカレ度は、最低に最高☆!(>_<)

ファンタジーありで、深刻感ナシに、ヤクまみれのレントンたちですが
ガツンと来たのは
一緒につるんでいた彼女の赤ちゃんが、突然死したこと……
劣悪な環境は、赤ちゃんには悪いナ~と思ったとおり……
人が生きていかれない環境だよ…との強烈な啓示!
(ヤク、酒、タバコ、不衛生、栄養不良…etc,)
(猫ちゃんのフンにも注意!)

そんなこんなで、レントンは逮捕後
幸いなことに、ロンドンに出て
まともな仕事(不動産関係)に就くことになります。

そのとき、レントンが感じることがいい。
「ロンドンには、仕事がある」
故郷では、“仕事“がなく、目標もなく、遣り甲斐もなく
ヤクをやり、小悪事で生き延びていた……

ロンドンで生きれば、
レントンが望んでいた“普通の生活”が手に入るはず!

……なのに、ベグビー他悪友が、居候に来て
レントンの“生活“は終わり、結局また
ヤクがらみで、稼ぐはめに……orz

▽~▽結末ネタバレ
▽▽▽

ヤクで稼いだ大金を、一人、抱きしめて眠るベグビー。
仲間たちと、このまま、ヤクまみれに生きて行くのか?

レントンは、そんな人生を否定すべく
眠るベグビーから、大金を剥ぎ取り、一人。逃げた!
(親友には少し分ける)

裏切り?
いや、ロンドン生活を、ブチ壊したのはベグビーだし……(―_―)!!
迷惑込みの“友情”もいいが、
青春期には、卒業もアリだろう……^^;

ともかく、レントンは、この大金で
もはや、ヤク漬けになろうとは思っていない。
“普通の生活“への願望や期待が
怒涛のセリフに込められる。

裏切り?-は置いといて
してやったりのレントンに、“やったー!感”\(^o^)/が否めないのだ。



▽▽▽
▼▼▼

ヤク漬けでなくても(汗)
心のどこかで、脱出口を捜しながら
ハチャメチャもがく世代は、いると思う。

ヤクでなくても(汗)
ハイになれる瞬間が、予想外に待っていた!\(^o^)/

ギリギリまで、迷い、試されるようだったけれど
私は、アレでイイよ(^_-)-☆

PS:20年後の続編ありと言うけれど
あのあと、どうだったんだろ……(―_―)!!



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映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』★“100%超の愛“を夫の永遠の名誉とともに

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/171376/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


主演:ナタリー・ポートマン
監督:パブロ・ラライン


ケネディ大統領暗殺から葬儀までの4日間について
妻:ジャクリーヌへのインタビューで、始まります。

一言でいえば、大統領としての夫の葬儀を
取り仕切った、“いきさつ”です。

ケネディの人となりや、暗殺犯のことでなく
ジャッキー目線での作品に、とても興味を惹かれました☆

葬儀までの時系列ではなく
ジャッキーが、ホワイトハウスを紹介した番組のシーンもはさまれ
生身の人間としてのケネディ家も、垣間見えます。


▼~▼ 内容にふれて雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼

夫の死後は、衝撃と慌ただしさとともに
事務的に、物事が、進んでいきました。

大統領の“不在“に際し
移動中の機内で、新大統領が就任。
立ち会うジャッキーの
血まみれのスーツが、ケネディの“存在“を、残酷に証明するのみ…

必要とはいえ、“首“が、すぐにすげ替わったそのとき
ジャッキーは、大統領のままでは、もはや居られない“夫“について
その立場を、固守しなければ、と思ったのではないか……
血まみれのスーツを着替えなかったのも、そのためか……

それは名誉のためでもあるけれど、それだけはなさそう……
同じく暗殺されたリンカーン夫人は
極貧のなかで、亡くなったと言う。

私の同僚(男)が、急死したとき
奥さんに対し、他の人が囁いたことは
哀しみよりも先に、経済的なことだったことには驚いた。
「子供も小さいし、家のローンもあって、大変だね……」
けれど、それは事実だ。

ジャッキーも、夫を失った“哀しみ“だけでは、いられなかったと思う。
売れるものは売ってお金に変えよう――と思うジャッキーには
残された幼い子供ともども、
痛切な“被害者“であることを世間に訴えることが
何かの庇護になるのではーと感じたかもしれない……

ただ、世間的には
あくまでも、偉大な夫である大統領を、心から愛する妻による葬儀を行う……

↑実は、私、初め、多少、違和感を感じていました(汗)。
もちろん、“愛“はあっていいのですが
ケネディさんの女性問題に、ジャッキーは、随分、悩まされたとも言うし…
作品が見せる、ジャッキーの“100%の愛“に、キレイ過ぎではないかと…(汗)

けれど、死者を前にしては、それでいいんですね……

ケネディ暗殺の瞬間は、終盤、ジャッキーの吐露とともに映し出されました。

2発目で頭部を吹っ飛ばされ、即死したケネディに対し
ジャッキーは、なぜ自分が庇えなかったのか――と涙しました。
そこには、過去に何があったとしても
夫は自分の命よりも大切な人なのだーという、
“100%の愛“しか、ありませんでした…(胸がいっぱいになりました)

そう言いつつも、
ジャッキーは、あの“立派な葬儀”は、彼のためでなく
自分のためだったーとも述べます。

が、
先に述べたような、悲惨な母子像としての葬儀ではなく
“100%超の愛“を、夫の永遠の名誉とともに示すことに
悔いを残さないため……
(葬列の最中、撃たれてもいいーと思ったのは、
母としては、無防備だったと思うけれど)


葬儀は、遺された者のためにあるーーとも言いますからね…

▼▼▼

なぜか、憧れを感じるアイコンのような存在のジャッキーです。

それは、ホワイトハウスを紹介したとか
オナシスと再婚したとか、の話題性でなく
衝撃的な悲しみの事件と、一連の出来事が
あの印象的な(ピンクの)スーツと
ケネディへの愛情が、一体化して、刻まれていたからかもしれません。


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映画『野いちご』★“絶望的な孤独”に陥る前に残されている“今”

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161199/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督:イングマール・ベルイマン

物語は、老教授イサクが、名誉博士授与式に参加するため
早朝、自宅からマイカーで移動する、一日の出来事です。
と言っても、
弥次喜多のような出来事ばかりでなく
彼が、うたた寝して見る夢の旅路も、ミソ☆

80歳近いイサクは、猥雑な人間関係を避け、“孤独“に生きてきた――
ということを、自覚していますが
所謂、“寂しさ”に打ちひしがれた様子は、ありません。
(妻とは死別し、住み込みの家政婦さんアリ)

私には、この“孤独”について、思うところある作品でした。

▼~▼ ネタバレして雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼

1.野いちご

車で移動中、イサクは、昔過ごした家に寄る。
そこで、野いちごを見つけたことで
婚約者:サーラを思い出すも
サーラは、結局、弟と結婚したことがわかる。

↑コレが、イサクの“孤独“のはじまりか?
結ばれないことへのやるせなさは、他の人との結婚で
解消できるとは限らない……

イサクは、何度か、夢でサーラに逢うも、終盤
「もう“野いちご”はないわ」と言われる。
そのときの夢の“平穏さ”もですが
(いないと自分が否定した両親が、海辺で一緒に過ごしている)
イサクは、“絶望的な孤独“からは、心が救われていくようなのです。

2.二人のサーラ(二役)

道中、婚約者のサーラ似の、サーラ(with2♂)と出逢い
3人を、車に同乗させるイサク。(初めはサーラだけかと^^;)

人間関係を避けてきたーと言う割には
車は、人格を変えるのか…^^;
瓜二つのサーラの明るさに、心和むのは
良いことですよ☆

さらに
旅人のサーラは、イサクの想いとは関係なく
式典を祝い、イサクの長寿を、心から願ってくれる♪
ああ、こういう人が、今、居てくれてこそ!
過去に、どんな悲しみがあったにせよ
今まで、生きてきた甲斐があるというもの!

3、イサクの母

途中、実家の母を訪れるイサク。
独り暮らしの母の様子を、食い入るように見つめるのは
イサクと同乗してきた、息子の嫁マリアン。

お母様は、厳格で、気丈なタイプなのはわかる。
(人のイイおばあちゃんタイプでない)
存命中の息子はイサクだけで、
尋ねてくるのは、その息子(つまり孫)だけと言う。
ほかの孫やひ孫は、手紙のみで
皆、自分が死ぬのを待っているのだーともぼやく……

慕われたいのに、慕われていないと思うことが
哀しいし、腹立たしい……
そんな苛立ちは、皮肉を生み、ますます頑なにさせそう……

いつしか、“孤独“に覆われた自分は
冷たいオーラを放ってしまう……(ますます悪いほうへ…)

象徴的なのは、亡夫の遺品。
金時計と言えど、針が無い…
そんなものでも、孫にあげようかーなどと言う。
まだ、将来のある人との関係をつなぎたい気持ち?とも思えるけれど
針がなく、“時が刻めない“と言うのが、どツボにはまる…
すでに、前(未来)に、進まないじゃないかと……(―_―)!!

マリアンは、そんな義祖母の姿に、“冷酷と死と孤独”を感じ
死を口にするイサクや
そんな両親に影響された息子(つまり夫)にも通じる
“絶望的な孤独”の連鎖を、止めなければ!と思う。
(実は、マリアンは妊娠中だが、厭世的な夫は
産むことに反対しているという!(>_<))

(個人的には、イサクの“孤独”は、まだ“スタイル“でいられる範囲かと。
老母の“孤独“は、文字通り、”絶望的な孤独”を感じます。
私も、将来がコワイ……(―_―)!!)

4.イサクの妻

道中、夫婦喧嘩中の夫婦も、乗車させます。
(が、穏やかでないので、マリアンが降ろす。^^;)
その夫婦が、イサクの夢に出て、
亡き妻の不倫現場を、観ることになるイサク……

妻が不倫したのも、イサクの孤独の1つ?とも思いますが
孤独とは、そんな簡単なものでもない。
私には、妻の言い分が、どツボでした。^^;

「偽りの寛大さにはイライラする」

(私の想像デス↓)
妻の不倫の原因は、
きちんと、向き合ってくれない夫にあるのかと。

夫は、妻の機嫌を損ねたくないし、忙しいと
適当に、それでいいよーなどと、言ってません?^^;

妻が、不倫をしでかしても、(それは問題提議として)
その原因が、自分にあるのかと顧みることもなく
寛容な夫を演じてみても(内心、立腹していても)
それは、事なかれに過ぎません。

しっかり向き合ってほしい、と切望している妻には
むしろ、本気で怒ってほしいと思っているはず。(勝手ですか?)

君は君の人生を生きろー人生はお互いに孤独なのだからー
などと、クールに決めたつもりでも
お寒いだけですから……(汗)

▼▼▼

人間関係は、煩わしいものでもありますが(汗)
人恋しさも否めません。^^;

気難し屋さんのイサクとて
家政婦さんに、呼び捨て合おう!などと提案しますもん。^^;
(でも家政婦さんに却下される…….)

孤独な老人:イサクですが、ラストは
本当に“絶望的な孤独”に陥る手前で、救われた気がします。
“野いちご“が、酸っぱくも
愛おしいモチーフでした☆

(↑浅慮ゆえ、作品の味わいはもっと深いです^^;)



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