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映画『ダークタワー』★戦いも凄いが少年の心のスキマあってこそ

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/171297/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原作:スティーブン・キング☆   ということと、
お気に入りブロガーさんの記事で、興味を持ちました☆

世界の平和を保つという塔を守る善玉(ガンスリンガーことローランド)と
塔を破壊せんとする悪玉(ウォルター)が戦う夢を見る少年:ジェイク。
“中間世界“にあるというその塔は、とある子供らの”心“で、破壊されると言う。
ジェイクは、己が放つ“輝き”を目当てに、ウォルターに拉致されそうになる―

大人の善玉と悪玉の戦いに、子供が巻き込まれた話ではなく
子供の存在の、意味するところ大です。
ジェイク君がいて、ナンボです。(*^^)v


▼~▼ 内容にふれて雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

ジェイクは、実父が事故死し、母と義父と暮らしている。
母は、女の性(サガ)なのか、バ〇なのか、
男(義父)に入れあげ、息子の夢を信じていない…orz
それどころか、治療を理由に、施設に追いやろうとさえ…orz
(義父の差し金あり)

大好きな父がいないーという空虚だけでなく
頼みの母の信頼を、愛情として受け止められないのが、気の毒…orz
悪い夢も、見ますよ…orz

そんなジェイクに、いよいよ、悪玉の魔の手が差しかかったときは
もう、自力で逃げるほかない。
あの悪夢が、現実になってきて、
夢の世界(中間世界)への入り口にも、一人たどり着いたジェイク。

でも、『IT』と違って、仲間がいない。
中間世界の砂漠へ、放り出されたけれど、一人では心細いよね…

そして、そこで出逢ったのが、塔の守り人☆ローランド。
彼は、守り人という使命よりも、父を殺された復讐心で
悪玉:ウォルターを退治しようと、ギラギラしていた。

そして今、ジェイクを守るためーという大義名分も増え
ローランドのガンさばきが冴えます。
(彼の銃は、エクスカリバーから作ったのだと!)

さらに、義父と母が、ウォルターに殺されてしまい
ローランドの復讐心に、油が注がれた感じになりますが
ジェイクは、ちょっとちがった?
もちろん、最愛の母の“跡形もない”死を悲しみますが
個人的な恨みの塊には、なっていなかった。
それは、子供の“純真さ“ゆえ?

何やら、世界的に悪玉のウォルターが滅びることを目標にしても
ジェイクの心には、“復讐“というより
ローランドとの“仲間的共同作業”の遂行意識のほうが強かったかな、と思う。

大好きでも、信頼の点で、距離ができてしまった母よりも
命をかけた、運命の出逢いをしたローランドと
今、必死で生き抜こうとしていることが、ジェイクにとって
この世の時空のすべてよりも、大切な“輝き“を放っていたと思うから。

親を失い、孤独の痛みと哀しみを知る、二人だからこそ
今、心から信頼できる人がいてくれることが、ありがたいはず。
私は、自分をわかってくれる人がいてくれるーということが
至上の幸せだ、と思っているので☆

両親を失ったスキマを、よそのオジサンが埋め切れる?
いやいや
ローランドの鋼のような胸板が、ド~~ンと頼もしくて
きっと、ジェイクの心のオヤジさんに、なってくれるはず!(^_-)-☆

▼▼▼

平和の塔は、心の中に(も)あるのでしょう。
少年の不安な心は、地震に揺れ、デザスターに揺らぐ…
大人は、大人の物差しで、見てしまいがちですが
親は大人であっても、子供の目線で見て、子供の味方でいないとね…

子供は純真ゆえ、自ら安定の塔(心?)を、壊しかねない。(>_<)
誰か何か確かな者に、信頼で、心を支えてもらわないと!

大人の男の戦いも、凄かったけれど
ジェイクの心のスキマあってこその作品だった、と思います。(^_-)-☆

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テーマ : 洋画
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映画『祈りの幕が下りる時』★“犯人と被害者”の関係を超越した愛情物語に涙

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/173470/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
原作: 東野圭吾(原作未読です)

日本橋署:新参者の恭一郎シリーズの完結だそうです。
今回の事件は、恭一郎(と母)に関係しているということで
何が、暴かれるのか、気になっていました☆

ヒロイン:松嶋菜々子さんが、予告編で自らを「人殺し」などと言いますが
事件は、被害者と犯人という簡単なものではありません。

腐乱死体の女性が発見されたところから
ズルズルと、複雑な人間関係が、引き出される!
アノ人もコノ人も、チョイ役ではいられない。
どの人も、鍵を握っていて、
見るほどに、深まっていく謎と人間ドラマには、涙ながらに、脱帽です!


▼~▼ 内容にふれて雑談です。(話しきれませんが!)
▼▼▼

1.誰が誰だか(^^♪

序盤の身元確認は、わけわからなくなります。いい意味で。(^_-)-☆
身元というのは、腐乱女性でなく、近くで発見された焼死体(汗)。
若手の溝端刑事が、グイグイ、身元に迫ろうとする見せ場あるも
恭一郎の“経験“で、覆されて、振り出しに戻ったり…orz

それが誰かーということは、過去をひっくるめて誰かーということ。
そう簡単にわからない身元―というのが、大きな鍵となる。


2.人の不幸に付け込む者

事件は、不幸から始まるとしたら
人の不幸に付け込む人の存在も、クセモノです。
そして、付け込む人も、それなりに、生活に満たされないものがあり
人の不幸を、自分の“幸“に変えようとするのも、因縁か…

一方、“不幸“を背負う人は、
絶対に、守らなければならないものも、抱えている。
守るべきは自分以外の、大切な者。
そこらの“欲張り“に、屈するわけにはいかない。
そして、新たな“不幸“が生じてしまう、業をも背負う…


3.ある父子のこと

母親が、愛人のためにした借金で
夜逃げした父子がいた。
逃避行の途中、父は自殺しようとするが
焼死だけは、いやだーなどと言う……

▽▽▽要反転(超ネタバレ) 

逃避行の途中、乱暴されそうになった娘は、男を殺す。
父は、自分は死んだことにして
その男になりすまして、生きていくことにする。
その後、彼は、家出した恭一郎の母と知り合ったらしい。

恭一郎は、家出した母の“その後“に関わった人たちを
捜査上の中で知りながら、息子である自分も
事件の筋書きの中に、巻き込まれていたことに気づく。

嘘には、真実が隠れているーというけれど
人が、表には出さない感情や姿こそ、生身のその人。
露わになっていく“真実“に、引き込まれていく。
他人になった父子が、時を経て会う姿が、胸に痛い。
すぐそこにいるのに、直接話すことを避け
携帯電話越しに会話するのは、切ない…….

やがて、二人の秘密に気づいた者がいて
父は、娘を守るため、その人たちを消していく。
けれどもう、逃げ隠れすることに疲れた父は
身元が割れないように、焼死することを娘に告げる。

しかし、焼死を望まない父の言葉を覚えていた娘は
もはや、死から逃れられない父のために
自分の手で、絞殺することを選んだ。
これはもう、悲しすぎる愛情だよ……
絞め殺すーというより、抱擁と呼びたいくらい……
ここは、涙なくしては、見られなかった…….

娘は、予告通りの松嶋菜々子さん。
父は、身元がなかなか分からなかった焼死体。
犯人と被害者という関係を超越し、親子の愛情物語へと凝縮したのは
素晴らしい!!!

▽▽▽
▼▼▼

この、複雑で悲しい物語の大元は
借金した、あるバ〇女です。( 一一)
きっと、一つ二つ張り倒しても、バチは当たらないかと。

腐乱死体(汗)から始まりましたが
犯人と被害者という関係を超越し、
深く長い、愛情物語へ凝縮したのには、感動です!
ああ、でも、切ないね…………………

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テーマ : 邦画
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映画『トゥルー・クライム』★できる!?死刑執行の当日に無罪の証明

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/7953/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督・主演:クリント・イーストウッド 

終盤のあわや!で、見たのを思い出しました。
黒人死刑囚の刑執行当日(!)、無実を確信した記者が
無実の証明に奔走する――
当日のことだから、忙しいです。(>_<)
その分、急かされますが、いいテンポです。

“無実の証明“が、テーマですが
突きつけられた、人種差別あり
クリント記者の、男臭い“しどけなさ”ありで
清濁あわせ持つ加減が、いい具合の見どころでした☆

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

1.ダメな人ががんばる (*^^)v

真実の追求は、紳士的な正義漢がすると
キリリとしまった感じになります。
(例:ジェレミー・ブレットのホームズ役)


本作で、真実と向き合うのは、新聞記者。
でも、クリント記者は、お酒で失敗し、不倫中のダメ男さん。
娘と動物園に行っても、やっつけ仕事で、超特急。
雑にこなして、娘に、怪我をさせてしまうし……( 一一)

けれど、私生活はダメでも、仕事は、がんばれる人もいて
クリント記者は、そのタイプ。(天は二物を与えず(^^♪)

人となりがダメだと、ダメな烙印を、押されがちですが(汗)
事故死した、同僚女性の仕事を引き継いだ彼が
死刑囚の無実の証に奮闘する、アウトローな姿には
より、応援したいムードが高まります。(^^)/


2.無実の人を死なせたくない

クリント記者は、執行の当日、死刑囚への取材のために
当時〈6年前〉の目撃者に取材したときに、疑問を抱き
色々、調べ、聞き込みをする。

無実なら、死刑にさせないのが当然――

事件は、コンビニ店員の殺害。
その死刑囚は、コンビニのトイレから出るや、
撃たれていた女子店員の蘇生処置をしていたところ、
白人の客に、出くわしただけだったのに…orz

そのときに、居たはずだったのに
いつのまにか、記録から無くなっていた黒人少年を突き止めた
クリント記者は、少年の祖母と逢った。

「無実の人を死なせたくない」から、真実を、少年に確かめたいという
クリント記者に、祖母の言うことが刺さる!
無実なのに殺されるのは、この辺じゃいつものことだと。
孫も3年前に、殺されたと……

目撃証言・犯人逮捕の一件も
暗に、被害者:白人&加害者・黒人の流れがあったが
祖母の言葉には、白人と黒人の生きている社会の価値観
(あるいは人生・命の重み)の違いと、どこか、諦めも感じられる…orz

そして、そんな諦めが、死刑囚の黒人男性にもありつつ
いよいよ、死刑執行される時が来てしまう!

けれど、孫が真犯人だと確信した祖母が
クリント記者とともに、執行停止権を持つ、州知事宅へ
急行してくれるのがイイ☆
この辺じゃ当たり前の、理不尽な死に方を
止められるものなら、止めたいのが人情だもの。

一日、奔走したクリント記者もお手柄だけど
真犯人の祖母の協力こそ、欠かせない。(^_-)-☆

▼▼▼

死刑執行の当日に、無罪を証明する!?という
タイムリミットすぎるサスペンス。
(だから、サクサクいきます。)

逮捕~起訴~裁判~求刑~そして執行…
6年間、ナニをやっていたのか…( 一一)
そんなことが、実際にもあるようなのが、コワい…


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映画『ジオストーム』★デザスター&パニック&陰謀etc.を〆るジェリー♪

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169534/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ジェイク :ジェラルド・バトラー  (=ジェリー♪)

予告編でデザスター映画だと思っていましたが
そーでもなく、でも面白いとの記事を拝見しまして
ジェリー目当てもあり、鑑賞しました☆(注:ジュリーではない(^^♪)

異常気象に対応するため開発された
“気象コントロール衛星“が暴走し、
世界中に異常気象が起こる。
それを調整するため、“宇宙ステーション”に向かったのは
開発者で、今はクビになった、ジェイクだった――

ジェリーは、ショボクレ感がありながらも、豪快さもあり
ヤル時はヤル!というムードが、頼もしいです。
(ヤッチまう感、ややあるのも良い(^^♪)

衛星が“暴走“というのは、システムだけでなく
本当に”暴走”し、あっちこっちぶつかって破壊します。(汗)
予想を、ナニかと壊してくれる展開が、飽きなくて良い。(^^)/


▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

衛星が暴走―というのは、AI的に、機械が
自我を持ってしまったのか!と思ったら、さにあらず……(あとでね)

米中で開発されるも (と中国に気を遣いつつ)
今は、アメリカの指揮下にあり、やがては
“世界“の手に委ねる予定の”衛星”――
そんな矢先の“不具合“を直せるのは、アイツしかいないと
宇宙へ飛ばされるジェイク。

↑初期の功労者は、やがて、邪魔にされて
いいとこだけ持ってかれて、体よく、お払い箱になることがあります。(汗)
で、困ったときには、また、担ぎ出されるんです。( 一一)

ジェイクの調査の末、衛星の暴走は、
“自我の芽生え”でなく、ウイルスだとわかる。
じゃ、誰の陰謀?
そのあたりから、ギクシャクしていたジェイクと弟が
協力し合って、コトに当たっていくのがイイ☆(^^♪

陰謀は、政府関係者?
そのあたりから、
弟の恋人が、丁度よく、大統領SPなので(^^♪
協力してくれて、カッコよく決め手くれるのが、気持ちイイ☆

そんなこんなで 衛星の暴走は止められても
宇宙ステーションの自爆は、止められず、
ジェイクは、現場主任の美女さんと、星になってしまうのか!?
――とのハラハラあるも
メキシコ人クルーに助けられて、良かった良かった☆
(多分、あのメッセージは、アンディ・ガルシア大統領でなく
トラ〇プ大統領宛てかと。)

強いアメリカを推す者が、アメリカ主導のまま、衛星を支配したいがために
衛星を暴走(兵器化)させた、というトンデモない人災でした。

馬の背を分けるような、ピンポイントな雨もありますが
ピンポイントでの異常気象というか、自然災害は、まさに攻撃!
そこだけって、イヤがらせ感、満載…(>_<)
仕組んだ人は、自分も被害に遭うかもって、想定しないのかナ…( 一一)

▼▼▼

自然災害のデザスター的シーンは、長くありませんが
宇宙ステーションでのパニックや
政府要人をめぐるドタバタに
兄弟や恋人のストーリーをからめ、飽きずに楽しめました。
(ツッコミも適宜、塩加減で(^^♪)

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映画『嘘を愛する女』★高橋一生さんの笑顔が秘めるミステリー♪

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172875/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

高橋一生さん演じる優しい男は、架空の人だったー

予告編から、一生さんの存在感が気になっていました。
親切で、穏やかで、まろやかで
笑顔がステキ……そして、そんな彼が
隣に寝てるんですョー(^^♪

その彼が、実は、偽名だったーと知った彼女。
不気味というより、ミステリアス☆
一生さんの雰囲気に、ピッタリ☆!
本当のことが知りたくて、ウズウズ……(^^♪

▼~▼ ネタバレで雑談です。
▼▼▼

実は、一生さんは、序盤で、くも膜下出血になり、
意識不明に…orz
なので
彼の素性の調査をする、彼女と探偵(吉田剛太郎さん)2人の旅が
メインになっていきます。

その途中に、彼女と彼の思い出が描かれ
彼の人となりが、膨らんでいきます。
悪い人じゃなさそうだよナ~。
あの笑顔には、心許しちゃうよナ~

やがて、彼は行きつけの喫茶店で
“私小説”?を書いていたのがわかり
それを手掛かりに、瀬戸内へ向かう彼女と探偵。

他人の空似の“フェイント”もありましたが(^^♪
どうにか、彼の本名と生業を知り、“自宅“を見つけた二人。
過去に、妻子が無理心中し、夫である彼は“失踪“したらしい……

夫が仕事一筋で、妻の支えになれないことが
妻のストレスになり、つぶれてしまうことは、あり得ることでしょう。
子供も、困ったちゃんのときもある……(汗)
そんな妻子の不幸は、“設定“ではありますが……
でもでも、どんな理由であれ、
子供が自分(母)のせいで、不幸になるのはダメですよね。
(キビシイようだけど、母は強くないと!お互いがんばりましょー(^^)/)

生き残った彼は、死に場所を探すがごとく
生ける屍のごとく、都会に出たらしい。が
駅で具合の悪くなった“彼女”に出逢い
思いついた名前を、名乗ったことで
新たな自分の一歩を、踏み出したよう。

やがて、彼は、小説を書き始めたが、それには理由があった――
始め、小説は、彼の自叙伝だと思った彼女と探偵は
それを手掛かりに、彼の過去を捜索する。
その通りの部分もあったけれど
やがて、事実とは異なる記述に気づくのがイイ☆

▽▽要反転

彼は、過去を書き留めながらも
未来への願望をも、込めていたのだと知るのがイイ☆

未来とは、同棲していた“彼女”のこと。
愛を感じるときは、今のことだけでも嬉しいけれど
未来への希望は、もっともっと嬉しい☆
彼は、疑惑だけでなく、未来への愛を秘めていたとは!
一生さんの雰囲気に合っていて、ニクイぞ!(*^^)v

▽▽

▼▼▼

一生さんの、屈託のない笑顔を裏切らない展開となりますが
嘘を秘めていても、絶対、何かデリカシーがあるゾと
感じさせる笑顔は、強力です。(^^)/
出突っ張りではありませんが、一生さんの存在感あればこその
作品かと思います。(^_-)-☆

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映画『ノクターナル・アニマルズ』★20年越しの想いは熟成・発酵(腐敗?)して


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作品について https://www.allcinema.net/cinema/359706
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


・スーザン : エイミー・アダムス
・元夫エドワード  : ジェイク・ギレンホール


スーザンは、20年前に別れた夫から、“進呈”された小説を読む。
内容は、親子3人(両親と娘)が、ドライブ中、若い男3人に絡まれ
妻と娘が殺される。夫(父)は、警官とともに、犯人を追い
復讐を果たそうとする――
スーザンは、その3人は、自分と元夫、今の夫との娘―として読み進める。

小説が示すものは、各人の解釈に委ねられているようです。
元夫は、20年も経って、自分の小説を送ってよこすほど
妻への“未練”があったのか……?

▼~▼ ネタバレで雑談です。(解釈半端でスミマセン)
▼▼▼

そもそも、スーザンが元夫と別れたのは、“期待外れ”だったから。(汗)
そして今は、アート関係の仕事もし、ステイタスのありそうな夫と暮らしている。
(実情は経営難ありそう…その癖、夫には愛人あり( 一一))

小説で、妻と娘に災難が訪れるシーンは、コワい……
家族の幸せが、ケダモノのような男たちに、壊されていく…
もうそれ以上、画面で見たくない印象なのに( 一一)
そこまで読み進めたスーザンは
残酷に転落していく小説を、絶賛する。(彼にも伝える)

スーザンは、冒頭の“豊満熟女の裸踊り”の印象からも
“斬新“で”強烈“なものを、すんなり受け入れるタイプのよう……
あるいは、ニブイのか……(汗)
“弁慶の立ち往生”のような、“矢で刺されまくった牛の絵”の展示も
彼女のセンスか??
エッ!と思うようなモノでも、それに価値を見出し、絶賛できるのは
フトコロの深さとも、思いマスが……
ときに、そこは絶賛じゃないだろーと思うモノも、あるかと思うのです。(汗)
そこは、素晴らしい!じゃなくて、不快感だろーと。
自分が感じてきた不快感を、思い知ってくれ!

過去の過小評価を撤回し、評価されたら、嬉しいかもしれないが
彼が期待した反応でなければ、それは、彼女の心に届いていないということ。
絶賛じゃなくて、嫌悪してくれよーかもしれない。

元夫は、彼女を強く愛していたというが
別れたあと、その想いは、愛であれ未練であれ、
熟成・発酵(腐敗?)していそうだ。
“愛の裏返し“が”嫌悪”であっても、不思議はない。

“絶賛”が、そもそも、上から目線かも?
そんな彼女が、元夫に逢いたがったのは
逃がした魚の大きさを、再認識したからか?
今の私に、ふさわしいわ的な……?(^^♪

それなりにめかしこんで、
元夫との約束のディナーに出向いた彼女だったが
彼は、現れないまま終わる。

実は、彼女は、元夫との子供を中絶していた。(小説の若い男と同じことか!)
それだけでも、彼は、彼女に、一泡吹かせたい想いはあったと思う。

小説で、父(夫)は、妻と娘の仇を討つが、自分も死んでしまう。
彼女への想いが、愛(の残り火)であれ、未練であれ、恨みであれ
“それ“を成し遂げた者は、その先がない成り行き……orz

きっと、トキメキながら、自分を待つ彼女を
テーブルに置き去りにするのは、最悪にイジワルだ。
彼の復讐―と言えば、そうかもしれない。
けれど、これだけ手の込んだことを、“憎しみ“だけではできないと思う。

尊敬はしても、好きな女ならば、この手に抑え込みたいとも
思うのではないですか?男性は……
彼女の気持ちを、こっちに向かせた彼は、“勝者”ですよ。

されど、御せないという意味で、ケダモノのような彼女を
彼が手なずけて、この先の人生をともにする楽観性は、感じられません……
逢ったあとの、彼らの“成り行き“は、見えません…

小説の彼が、死ぬのが正解なら
実生活の彼が、デートに来ないのも正解―に思えてきます。

▼▼▼

本当のところは、どうなのかわからないのは
実生活で、出逢った方々の胸中が、不明なのと同じかも……(汗)

でも、かつて愛していたのは、事実。
あとで、可愛さ余って憎さ百倍―になったとしても
もう、愛とは呼べないとしても、
強い想いは、あるはず。

愛は必ずしも、沈黙や忍耐を意味しない。
復讐すら、愛の一部?かもしれないから…


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テーマ : 洋画
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映画『愛を綴る女』★愛の痛みwith結石



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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172072/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原題:Mal de pierres  石の障り?

人妻ガブリエルが、夫以外の男性に手紙を書き続けるも
返信が来ない――という切なさを、邦題はよく表していますが
原題の“結石”に、面白みが隠されているようです。

端的には、『かの鳥』的でもある…….?


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

持病の癪(しゃく)――なるものが
ガブリエルにあったよう。
訳のわからない発作(痛み)のために
彼女は、母親に手を焼かれ、厄介払い的に
外国人男性と結婚させられる――

心が病んでいなくても
女の子は、恋にのぼせます。(^^♪
ガブリエルは、好きで迫った男性に拒絶されたため
人前で、ヒステリックな行動をとってしまい
それも、結婚させられた一因。

そんな、激情的な女でも、ソノ気のない夫は愛せず
「愛さない」と言ってのけるガブリエル…スゴイよ…(汗)

やがて流産がきっかけで、“結石”が見つかったガブリエルは
療養所に入所し、そこで、アンドレ(将校)に出会う。

そこで、アンドレが弾いたピアノ曲「舟歌」がイイ♪
(お酒はヌルめのほうじゃなく、チャイコフスキー作曲のほう(^^♪)
この旋律は、恋心を揺らすよ!(^^)/
いけない恋に、戸惑いがあったとしたら
そのためらいを、消してしまいそうです……(汗)

療養所という、非日常の生活が、いろんな意味で
現実を切り離し、夢の一部を見せたのか……
ガブリエルは、アンドレに夢中になり
彼も、彼女に愛を感じる。
けれど、運命は、二人を引き離すように
アンドレは転院していった。
彼を載せた車を追っていくガブリエルが痛々しい。
どれほど、彼を恋しく思っているのかわかる……

まもなく、アンドレは元気になって戻ってきて
“夢”のようなシーンで、二人は結ばれる。 ←ココは重要ポイント!
正視するには、恥じらってしまうほど
愛する人との極上の幸福が、表情で見てとれる…

けれど、今度はガブリエルが退所することになり
二人は、手紙を書くことを約束しあう。
が、いくら書けども、アンドレからは、返信がなかった……

▽▽要反転(ネタバレ)


実は、アンドレは、転院後、亡くなっていて
“夢”のように結ばれたのは、面会に来た夫だった。
夫は、転院直前のアンドレと逢っていて、
二人が惹かれ合っていることを知り、彼の死も知っていた。

生まれた息子を、アンドレの子だと思っている妻は
アンドレに、手紙を書くことを生きがいとし
夫は、妻がそれで元気に生きてくれることで良しとしていた。
(イイ人すぎる!)

なのに、十何年も経ったのに
息子のピアノコンクールにいく道すがら
アンドレの住所に気づいたガブリエルは
逢いたい一心で、彼の家に行ってしまう。
(息子が可哀想だゾ!母ではなく女になってるガブリエル…( 一一))

そのとき、真実を知ったガブリエル。
そして、夫の忍耐力と包容力も知ることになる。

“石の病気”を持っていた彼女は
その後、愛する人からの手紙が来ない苦しみー
という“石”に煩わされたが
それは、むしろ、妻である彼女を愛する、
夫の愛の為せる技だったとは……

夢を見させてあげる優しさは、痛み?にもなったとしても
恋に狂おしい者には、痛みが心地よいこともあって…
その絶妙さが、“石の痛み“のメタファーなのが、ニクイ。


▽▽
▼▼▼

渇きが癒されないほど、
愛する人を慕うのは、生き甲斐かもしれないけれど
満たされない想いは、苦しい…

ただ見守るだけでいいーという幸せも、苦しいかもしれないし
やっと愛の抱擁を知るーという喜びも、呵責があるかもしれないし…

いずれにせよ、愛には伴う痛みが、ありそうです。
石(結石)と絡めたタイトルが、
突拍子もない感じで斬新かと。(*^^)v



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映画『赤ひげ』★良き上司がいればこその部下の開眼物語

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/114132/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・監督 :黒澤明
・赤ひげ :三船敏郎  ~小石川養生所長
・保本 :加山雄三   ~新任の医師

内容は、赤ひげの名医ぶりがメインというより
若い保本が、患者さんを通して、成長していく印象です。
が、それも背景に、赤ひげ先生が、ドンといればこそ――

長崎帰りの保本は、御典医になるはずが
庶民のための養生所に赴任したため、
始め、反抗的態度をとる。(子供か…( 一一))

▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

1.老人を看取る

駄々をこねてた保本の転機は、老人の看取り。
恐怖と畏怖しかない感じで
老人の死に、打ちのめされる…

赤ひげ先生曰く、医師とて、
死にゆく人を治すことはできず、無力だと…
けれど、どこかさすることくらいは、してあげても…orz

保本には、ただ死にゆく老人としか、見えなかったと思いますが
後になって、彼の壮絶な人生を、赤ひげとともに知る。
(それを語った老人の娘も、悲惨な身の上)

娘が、死にゆく父は安らかだったかーと尋ねたとき
赤ひげは、安らかだったと答え、娘を安心させるが
保本は、苦しそうだった老人に何もしなかったことに、気がとがめる。
(だから、どこか、さすってあげればよかったのに…orz)

医師でなくても、人は無力で、為す術がないことはよくあります。
何かしても無意味だから、何もしないーというのは正論?ですが
でも、無意味かもしれない行動にも、意味があることはあると思う。
さすっても、老人の寿命には無関係だと思う。でも
ずっと孤独で苦悩の中、生きて、死ぬときも苦しそうな老人に
せめて、苦しみを和らげようとする人の温もりが
この世の最後の思い出になるのは、意味のないことではないですよ。

2.おとよ

赤ひげ先生曰く、貧困と無知が、病気の根源だと。
おとよは、(貧困で)女郎屋に囲われた娘で
高熱のため、養生所に入所(救出)した。
保本が診るが、彼女は、かたくなにイジけて手を焼かせる

体の高熱は下がっても、氷のように固まった“心“の病は
すぐには解けない。
いちいち反抗的で、腹が立ちそうになりますが(汗)
赤ひげ先生は、辛抱強く、優しい。(^^♪
おとよには、優しさも治療だと。

そうして、人間らしさを取り戻すおとよですが
保本を訪ねた女性に嫉妬?して、また意固地に…( 一一)
それもまた、人間だもの…?

そんな彼女も、やがて、
生きるために盗みをしている少年の力になろうとするー
おとよが、心身ともに回復するのも喜ばしいが
生かされた命は、ほかの命のために役立っていくという連鎖は
喜ばしい。\(^o^)/

3.殿様のメタボ

殿様の具合が悪いのは、メタボです。(汗)
座ってないで、こまめに動いてください。
箸より重いモノを、持ったことがないとは……( 一一)

4、雪の日の余談(汗)

保本が、熱で寝込んだとき、
窓の外の雪で、おしぼりの水を冷やしたおとよ。
いい光景ですが、窓を開けっ放すので、寒そう……

赤ひげ先生が、保本の病室に来た時も
「汗臭い」と、窓を開けて換気しますが
また開けっ放し…( 一一)

雪の日のわりに、皆、けっこう薄着だし…(汗)
雪国にいますが、とても寒くて、窓を開けっ放すのはムリ……
保本、また熱でそう……orz

山崎努さん(悲しくも崇高な人生を知るような)
香川京子さん(真に受けすぎると痛い目に)
のエピソードも興味深いですが、長くなるので、略。

▼▼▼

その場になじむ前は、心身ともに“ヨソ者“ですが
一たび、誠意を尽くしてみれば、
そこに、本気の“居場所“の意識が芽生えることがあります。

若い医師:保本の物語は、良き上司:赤ひげがいればこそ!
部下は“上司次第”と言われますが、そう思います。(^_-)-☆



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映画『彼女がその名を知らない鳥たち』★絶賛!狂気を黙らせるような愛の飛翔


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/172471/" title=" http://cinema.pia.co.jp/title/172471/"> http://cinema.pia.co.jp/title/172471/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。(原作未読)

・ジンジ :阿部サダヲ  ←超絶賛!☆
・十和子 :蒼井優  ←同上
↑同居する、“臭うような”ダメカップルぶりは
共感度0%でも、超絶ハマりすぎで、むしろ気持ち良い。(^^)/

これを愛と呼べるか?――と
その答えを、鑑賞後に問うかのような印象が、一部ありますが
これは、愛以外のナニモノでもありません。

ジンジの愛<愛<愛のスゴさもですが
十和子の揺れすぎる愛:女ゴコロも、
ウエットというより粘っこくて、私好みの作品でした☆

トドメは、終盤の構成。
そのまま終わらせず、私の情は、引っ掻き回された……ニクイねェ…

▼~▼ ネタバレで雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼

主婦でもなく、何もしない十和子のために、
ジンジは働き、生活費を入れ、料理し、尽くす。
ジンジのぞっこんぶりと、対する十和子の苛立ちが
“同居の謎”を深めながら、前半は進む。

そこまで“愛される”のは、羨ましいのですが
ジンジ、食事中、靴下脱ぐのやめて…( 一一)
愛はいいけど、ジンジのラブシーン見たくなかった…( 一一)

それほど愛されていても、十和子が恋しいのは
別れるときにボコボコ(!)にされたのに、昔の男(黒崎)。 ←ゲス♂
未練が強すぎると、現実をうまく生きられないのはわかるが…

その黒崎の穴を埋めるかのように
出会った男が、水島(桃李さん)。 ←ゲス♂2
水島とのラブシーンは、黒崎の代わり。
(松坂桃李さんのラブシーンも見たくなかったorz)
なのに、水島を知った十和子は、今度は、彼恋しさに
水島を妄想に、ジンジに抱……略。(汗)

恋や愛という感情は、本人には、絶対的に輝かしいもので
何にも譲れないものであっても、
はた目には、身勝手で見苦しく、下劣でしかないことが…(汗)

妻帯者の水島と十和子の関係を(尾行して)知っても
ジンジは、十和子を案じるだけで、嫉妬に狂う素振りもない。

しかし、十和子は、二人で駆け込み乗車したとき、
ジンジに、秘めた怒りの感情を見たからか
失踪したという黒崎を、ジンジが殺したのではないかと疑念を抱く。
このままでは、水島も殺されるのでは…

↑愛のために殺すーというのは、正しくなくてもアリで
ジンジには、十分、そこまでする愛をビンビン感じる。
けれど、この作品の愛は、そんなもんじゃなかった!!!
▽▽▽以下要反転


実は、黒崎を殺したのは十和子。
ジンジが、後始末をした。(十和子は記憶喪失に)
今や、水島を刺した十和子を前に
「刺したのは俺だ!」と、水島に叫んだジンジ。

それまで、殺人の記憶が欠落した十和子が、
苦しまずに済んだことを、救いとしていたジンジだったが
十和子の記憶が、戻ったことを知ったジンジは、
彼女の苦しみを抱えて、投身を図ろうとする――
(その発想がもう、愛が狂気を黙らせるーと言うか…)

と、そこで、時間が戻り、ジンジと十和子の出逢いが映る。
彼らが同居に至ったなりゆきは
そのまま、ジンジの“愛の軌跡”をダメ押しする。
十和子を案じる、ジンジの表情のアップは
そのまま、ジンジの“大きすぎる愛“をダメ押しする。

キモいオッサンに見えてたジンジだけれど
そこまで愛して尽くしてくれるほどの男性に、私は逢いたい。
そして、私も彼を愛し、この世の幸せを、二人で抱き合ってみたい。

けれど、ジンジは投身してしまう。
「俺を産んでくれ」と、キモさギリギリOUT?な言葉を残して…

直後、飛び立っていく無数の鳥たち!
ざわめいた画面が
ジンジの消滅を、虚無にしないかのような?
ジンジの愛の“騒動”を、感激で受けとめた
十和子の心の乱れ…?

いやいや、この途方もない愛の前には
感激とか感謝とか、言葉にするのは不可能だ。
飛翔する無数の鳥に語らせるのが、ニクイ……

▽▽▽
▼▼▼

ジュリーの『女神』で   
♪惚れたら女神さ~  とありますが、まさにソレ。(歌詞引用) 
♪生きて愛し~ 死んで愛し~ オット!

熱い血潮と体臭(?)にまみれた、愛の描写にヤラレマシタ。
俳優力100%の二人のイタさが、最高だ!


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映画『IT/イット “それ“が見えたら、終わり。』★悲しみと爽快感!withツバ飛ばし


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172420/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原作:スティーブン・キング 
ホラーと聞いたので、敬遠していましたが
感動作とも聞いたので、鑑賞しました。
確かに、キング作品は、ゲテモノの怖さではないですよね……
(そういえば昔、イットとかピエロとかあったナ~。でも忘れたナ~(^^♪)

兄に作ってもらった船を、雨の道に浮かべ、追っていた少年は
下水に落ち、行方不明になってしまう――

その狭い下水への入り口が、“恐怖“の始まりでした!
その“恐怖“の物語は、確かに、恐ろしかったけれど
ただ恐れおののくのではなく、自分や他人の心や態度を
映す鏡のようでもあり、震えながら面白かった!

はっきり見たから、感じる恐怖もあるが、
わからないから怖い、恐怖もある。
人それぞれ、感じ方も解釈も変わるようです。
多分、“恐怖”はとどまらず、1つじゃない……(汗)

▼~▼ 内容にふれて雑談です。(解釈違うときスミマセン)
(1つ1つ話しても面白そうですが、キリがないので、チョット)


▼▼▼

弟が行方不明になった兄は、“負け組トモダチ”と組んで
弟を捜そうと決心する。
↑悲劇にあって、この友情と団結は、心強く
「スタン・バイ・ミ―」ムードなのが嬉しい。

弟(や他の子)を、下水に引きずり込んだ“IT“は
ピエロ(ペニーワイズ)。
恐怖を抱く、子供の心につけこむらしい。

恐怖につけこむ、ピエロがいるなんて…
コワさの上塗り!(>_<)
笑った顏で、裏腹なことをするのが、コワい……

恐怖は、色々ある。
子供たち(“負け組トモダチ”)には、いじめっ子もコワい。
ソイツらのイジメは、殺されかねないイジメ方をするから、
タチが悪い。(>_<)

親もコワい。
親は、子供を守る―という大義のもと、実は
子供の人生を、握り潰していることもある…
(ex.過干渉 性的虐待…etc.)

“恐怖”は、自分に、非がなくてもやってくる災難なのが困る。
そうしなければ、そうならないーという取引が、できないときも。

弟のような無垢な子供が、一方的に、理不尽な目に遭うなんて
オバサンは(私)、恐怖でなく、怒りを覚えますよ。
ピエロにガツンと、応戦してやりたいョ!!!(>_<)
オバサンは(私)、怖いモノなんてないんだ!(^^)/


“負け組トモダチ”が、夏休みを堪能するシーン好き☆
弟捜しもするけれど、夏休みは、遊ばなきゃ!
↑こーゆー気持ちの切り替え、好き☆
こーゆーしなやかな強さ、好き☆

彼らの、つば飛ばし最高☆!(山形には“さくらんぼのタネ飛ばし”ありますが(^^)/)
競うのは、飛距離でなく、つばの量だとかナンとか言って盛り上がる。
この無邪気さが、彼らの強さだ!

そんなこんなで、捜していた弟が、兄の前に現れる。
弟は、一緒に、家に帰れるのか?
けれど、ピエロは、兄の期待を弄ぶ―――だが
兄には、ピエロのお遊びの上をいく
毅然とした、性根と理解があったのだ!

そこには、悲しみもあるけれど、爽快感もあった!
その不思議な想いに、心を揺さぶられる。

▼▼▼

見て感じる恐怖―だけでなく
人物たちにある“恐怖“というのが、面白い。

人の恐怖を弄ぶ、などという輩(ピエロ)が
これでもかと、見る側の恐怖と
“腹立たしさ”までも、ツンツン突いてくるのが、ニクイ。

恐怖に屈せず、気持ちはしっかり、持っておこうっと!(^_-)-☆


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映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』★最期のジェダイ(汗)と新たな時代の予感


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168787/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

コチラの続きです。

ハン・ソロとレイアの息子:カイロ・レンの動向が、気になります。
彼がナニを感じて、ナニをしでかすかが、今後のカギかも。(^^)/


▼~▼ 内容にふれて雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼

カイロ・レンは、祖父:ダース・ベイダー(=アナキン)のように
並外れたフォースを持ち、ダークサイドへ堕ち
それなりの地位を得ています。

そんなカイロ・レンを、レイア(母)が率いる反乱軍に
組するように画策したい、乙女レイ。
そのために、カイロ・レンのかつての指導者:伯父のルークに加勢を乞うが
カイロ・レンの、ダークサイドになびきそうな力を恐れたルークは、
迷いながらも、弟子である彼を殺そう(!)としたらしく、それが
カイロ・レンを、ダークサイドへ送るトドメになってしまったらしい―

だからか、レイの“説得“に対し、ルークは
(加勢するとしても)カイロ・レンを殺す(!)つもりでいた。
(それを、彼の実母であり妹のレイアは受け入れるが…)

そんなこんなで、ルークがカイロ・レンと対峙したとき、
カイロ・レンが言ったのは
「赦しに来たのか?」      だったか…

カイロ・レンは、ルークに認められたい、師匠を越えたいと思っていたと思う。
けれど、闇の力の強さに気づいた師匠:ルークは、それを正せることなく、
無に帰すごとく、弟子を殺そうとした。(>_<)
その後、闇に落ちた自分は、責められるべき弟子であったとしても
師匠なら、正しく導いてほしかったと思う。

その思いが、レイのフォースを感じたとき、
「俺が導いてやる」との言葉になったのかもしれない。
そんな思いもあればこそ、レイを殺そうとした、闇の親分:スノークを、
そのままにはしておけず、カイロ・レンは、ぶった切ったのだと思う。

あっちを守り、こっちを殺し(実父含む)……
カイロ・レンが、まるっきりの“闇オトコ”でなさそうな分
彼の闇は、深そうだーと思うのですよ……

そして、“赦せない”という件は、むしろ
殺されそうになった、カイロ・レンのほうだと思うけれど
師匠が、刃を振り下ろそうと思うまでの、“問題“を生じた弟子に対し
師匠が、“赦す“気持ちがあるというのなら、
その和解が、闇にいるカイロ・レンの最後の砦だったと思う。

なのに、ルークは、カイロ・レンを“退治“するのが、自分の責任とばかり……(>_<)
それは、父:ダースベーダ―には、“けじめ”の美学だったと思うけれど
弟子(甥)に対しては、それは……orz
熱血先生ばりに、トコトン、生徒と向き合ってほしかった。
“行き過ぎ指導“でもいいから…orz

ルークのフォースの強さを見せつけた、彼の“戦いぶり”も、見ものだったが
結局、ルークは、闇のカイロ・レンに、光と闇のバランスのフォースを
授けることができないまま、失意の最期を遂げていく……
”最期”のジェダイか…orz

しかし、カイロ・レンの、ルークをめぐる背景を思えば
彼にも、光は、期待できそうな気がします。

そして、ルークの娘ではなく、名もなき人の娘:レンが見せたフォースは
フォースの新たな可能性を期待させます。
さらに、アナキン少年を思わせる、これまた“一般人“の少年が
新たなフォースの時代を予感させます。

ココゾというときに、心が揺れそうなカイロ・レンには
弱さではなく、むしろ、人の心=情の強さを見出せたら、
面白さ倍増なキャラになるかと!


▼▼▼

反乱軍は、危機を脱し、再起をかけますが
レイア姫役のキャリー・フィッシャーは、命を落としていました……orz
どうぞ、フォースとともにあらんことを…(合掌)。

戦闘シーンの迫力は、そのままに
人の心の葛藤への肉迫にも、期待します!


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