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映画『砂の器』★父と子の旅~「宿命」の意味するものは重い


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/3033/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。→あらすじ

・原作: 松本清張
・今西刑事: 丹波哲郎
・和賀: 加藤剛☆
・三木巡査: 緒形拳


加藤剛さん目当てに、いつか鑑賞したいと思いつつ
やっと鑑賞できました!
“砂の器”とは、満たされる前に、サーッと崩れ去りそうなイメージですが
劇中、少年が、水でこねた砂を器に見立て、並べていた姿は
家族での団らんを、思い描いていたのでしょうか…….

始まりは、東京:蒲田で発見された、男性の遺体。
殺人事件の捜査を、今西刑事らが進めていく。
犯人さがしミステリーの面白さと、
あちこちと旅することになる
今西=丹波さんが、刑事然としていて
引き込まれていきます♪

やがて、善人と慕われた三木元巡査が、被害者だとわかる。
彼は、昔、旅の父子の面倒もよく見た、とも聞いた今西は
その父子のことを調べる――

丹波さんが、かた結びの糸を、ず――っと、
優しく、ときほどいていったようでした。
終盤の、今西の“捜査説明“と、”その当時”の描写、
そして今、同時進行の演奏会―
3つのシーンには、説得されながら、動揺し、情動の波に
打たれながら、涙があふれました……

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

1.旅の父子のこと

その父子が、放浪の旅人になってしまったのは
父が、ハンセン氏病に罹ったからでした。
病気の偏見は強く、母は家を出、父子は村を追われました。
・参考→コチラ

うつされたくないという自己保身は、(誰にでもあるとして)
罪のない人を、心身ともに傷つけ、
優しさの手も、差し出せないとは…orz

そんなときに出逢った三木巡査は、二人に、よくしてくれました。

2.三木巡査のこと

三木は、子供に病気をうつさないように、と父を諭し
父を、療養所に入所させたあと
子供(ヒデオ)の面倒も、看てくれた。(奥さんもイイ人!(^^)/)
三木=緒形拳さんの、まっすぐで実直な人間味が、心に響く。

ヒデオが、家出したとき
「ヒデオ~ヒデオ~」と探し回った三木の姿にも、深い愛情を感じる。
ヒデオも、蔭で聞きながら、熱いものを感じたはずだと思うけれど……

3.『宿命』  ←和賀作曲の交響曲(ピアノ協奏曲?) ▽要反転▽


ヒデオは、そんなこんなで、人気の作曲家:和賀になっていた。
彼は、戦後のドサクサで、別人になり
今は、政治家の令嬢と婚約中で、順風満帆。
(剛さんの出番が少なく、うさん臭さ漂う前半…)

そんなある日、隠居し、悠々自適の三木が
和賀=ヒデオの消息を知り、ヒデオに、逢いに来たことがわかる。
療養所の父と長く文通していた三木は、父が息子に逢いたがっていることを
ヒデオに伝えたらしい。
しかし、過去の自分を捨て、和賀として生きてきたヒデオは
“昔”を知る三木を、殺してしまったらしい…………
イイ人だったのに…….orz

ヒデオが名付けた曲:『宿命』の意味するものは、重い。

人は誰もが、“運命”から逃れられない“呪縛”を、背尾っていることを
彼自身は、痛いほどわかっている。
それが彼を苦しめ、抗えないものなら、“業“と言ってもいい。

一方、“しがらみ“は、悪いことばかりでなく
彼は、ずっと別れたままの父のことを
忘れようはずは、なかったと思う。いや
逢えるなら、逢いたいに決まっている。
自分が立派になればこそ、この姿に喜んで、安心させたいはずだ……

だが、どんなにイイ人でも、三木は他人。関与してくれなくていい。
二人の間にある“コト“を、知られたくない…..

だからと言って、殺人という非情な手段は、あんまりですが
それだけ深すぎる闇を抱えていた、ということか……
前半、和賀から感じた“うさん臭さ”が、“闇の匂い”だったのか…

さて、今西刑事が、父に逢い、成人した“息子“の写真を見せたときも、いい。
父は、驚きと喜びの表情を、一瞬、見せながらも
「知らない」と言うのだ。
ここでも、父は、子供との間にあるコトに、第三者を入れなかった。
父が、どんな気持ちで、そう言ったのか――胸が、張り裂けそうになる……

誰にも知られまいとする『宿命』をも、背負ってしまった父子の哀しみが
和賀の音楽の響きとなって、私の心を、揺らしていった。
和賀は、その『宿命』の曲の中で、父と逢っているー
との今西刑事の言葉には、救われる想いもするが……..

▽▽▽
▼▼▼

東北~山陰~など、広く移動する、今西刑事の旅にも
哀しい父子の過去の旅にも、引き込まれつつ
最後は、真実と感情がぶつかり、すべてを包み、高まった演奏に
涙が、溢れました…….

見ごたえのある必見の作品でした!


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『曇天に笑う』★リセ〇シュ級の爽やかな笑顔には笑うしか(^^)/


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/170831/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・雲天火(くもうてんか): 福士蒼汰☆ ←目当て

疲れ眼のせいか、せっかくのアクションシーンがぶれて…orz
イケメンさんたちを堪能したーという作品になりました。(*^^)v

“曇天”続きは、おろち復活の兆し。
“おろち“は、人の体を借りて、復活するという。(おろちの”器”)
誰の体が、おろちに乗っ取られるのか!

① おろちを利用せんとする: 風魔一族
② それを阻止せんとする明治政府の犬: ヤマ犬
③ おろち封じの剣を、雲神社で守ってきた: 雲(くもう)三兄弟
↑三つ巴のてんやわんやが、見どころ。

親を風魔に殺された三兄弟は、
傷ついた風魔の一人:シラス(白子)を助け
ともに生活していた。そのなりゆきも気になる…


▼~▼ 内容よりほぼ雑談です。スルーを。(^^)/
▼▼▼

観ようと思ったのは、福士さん演じる“天火”像への期待。
(イケメンだけの理由でない(^^)/)

冒頭、盛り上がって、つかみOKの祭りシーンでの乱闘さわぎは
天火さんが、他を寄せ付けない強さで
悪人を吹っ飛ばして、解決。(^^)/
天火さんの 人望で、町が治まってる感が良い。
天火さんは、いわば、その町の親分☆俺がルール。
“俺の町”で、好き勝手やるなよと。
↑私、そのような守り系:親分は、嫌いじゃありません。(^^)/

そんな天火さんは、ヤクザさんでなく、神社の子。
なので、刀を振り回すチャンバラではなく
鉄扇を駆使した“妙技“で魅せるのが、
良くもあるし、ちょっと残念…

いや、扇はOK☆なんですよ。
長身に、羽織に着流し姿。そこに、扇を広げてみ!
粋で艶っぽく、絶妙なスタイル!

――なんですが、彼は、神社の子。
神職ですよ……俗っぽいとまずそう…
で、そこに、福士さんの爽やかな“笑顔“が、効いてくる。(^^)/
この爽やかさは、リセ〇シュ級!
色気やドロドロしたものも、除菌スッキリ!

おかげで、イケメン勢ぞろいの今作にあって
女っ気ほぼナシ。恋ナシ。ラブシーンなし。(^^)/
清潔であります。
(個人的にはいつか、艶気あるお兄さんのラブなの希望(^^)/)

ネタバレになりますが、予想を裏切らなかったのが(以下要反転)
▽▽

白子さん。(=桐山漣さん)
桐山さんは、きっと、何かしでかしてくれると思ったとおり!
雲三兄弟を、裏切りました…orz
それで、盛り上がるんですけどね。

▽▽
▼▼▼

肝心のアクションが、ブレてしまったので
スロー再生で見てみます、いつか。(^^♪

苦しいことがあっても、笑って過ごそう!という心意気は
福士さんのはじける笑顔が、破壊的に伝えてるので
もう、笑うしかないです…(*^-^*)


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』★次回作が気になる新ララ始動!


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172949/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ララ・クロフト: アリシア・ヴィキャンデル
アンジェリーナ・ジョリー版とは別物で
ブロ友さんが、“次が早くみたい“ほど面白かったそうなので
鑑賞しました☆

アリシアは、パンチのあるタイプではないので
儚げなイメージだったのですが……
どうも、ゲームも含めたリブートも、その辺を狙っていたよう。
普通の女の子のようで、普通じゃない!のも魅力☆

基本形は
・資産家の令嬢
・体を鍛えている
・お墓の探検    

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

資産家のはずですが、オープニングは
バイク便で日銭を稼ぐ、貧乏娘ララ♪
自転車を駆使した、“キツネ狩りゲーム”のキツネになって
ビュンビュン飛ばす!(逃げ切ればお金ゲットのため)
イイぞ!イイぞ!冒頭から、儚げなイメージ払しょく!
ウオーミングアップ!

日本の“卑弥呼”がらみの探検に出たまま、
7年間、行方不明の父の死を認められず
遺産相続を先延ばしにしていたララ。(だから貧乏暮らし)
ついに、相続手続きをしようというとき
あることに気づき、卑弥呼の島:ヤマタイに行こうと決意する。

注:卑弥呼が、死の女神?とか、邪馬台国が島?とか
気になるところですが……これは、フィクションです!!
ちなみに、“死の女神“なんて魅力だーと、
ララの”相棒“のフォローもある。(^^♪

日本に行くにあたり、父が、香港で、船を調達した人を捜すときに
その人の子孫と言う人に、逢う。
彼も身内の消息が絶たれていることもあり、
ララと一緒にいく“相棒“になってくれる。

そんなこんなで、たどりついたヤマタイの島は
卑弥呼を邪悪の神として、復活させようとする者の手先が
発掘作業していて、ララと相棒は、捕まってしまう。
そこの“現場監督”は、別のボスの指示に、従っているらしい…←ミソ☆

そんなこんなで(そればっかり(^^♪)
卑弥呼のお墓にたどり着く、ララや現場監督、そして…….
▽要反転▽↓

ララは、現地で父と再会し、父も卑弥呼の墓にたどり着く。
卑弥呼は、邪悪は存在ではなく(名誉回復!)
感染症で、犠牲になったとわかる。
感染症と言えば、パンデミック!(>_<)
テロリストの狙いは、その病原体。
病原体を運ばせまいとするララと、現場監督との戦いが炸裂!

――で、ブロ友さんが、続きが見たくなる理由わかった!(*^^)v
現場監督は滅びますが、彼の“雇い主”が気になるところ。

一件落着して、相続の書類にサインするとき
ララは、“自分の会社“のグループ会社を知って、愕然とする。
“現場“で見た社名は、グループ会社だった!
父は、社員に抹殺されかけた!?

ララの父は、会社経営を人任せにして、冒険していたので
ララも、そのつもりのようでしたが
会社を人任せにするのは、危険です。
イイ人なんて、いないのだ!(汗)

クリスティン・スコット・トーマス女史は
ただのヤリ手部下では、なさそうで…オット!(^^♪


▽▽▽
▼▼▼

次回作へのナゾを残し、気になる~☆
神の子:ワンダーウーマンと違って
“人間だもの”な、ララのアクションや踏ん張りは
自分の手にも汗べっとりで、応援したくなります!

自分の資産を、把握しているようじゃ小者だーとも聞きますが(^^♪
グループ会社を把握しとこうネ、ララ社長。
次回作も、かなり楽しみ☆


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『PARKER パーカー』★“善玉のワル”をステイサムがキメる!


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/161545/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
「悪党パーカー」シリーズのこと→参考

・パーカー: ジェイソン・ステイサム☆
・レスリー: ジェニファー・ロペス


ステイサムの作品は、どれも、痛快なので見逃せません!
悪党と言っていますが、ステイサムが、極悪人のはずは無く
マイルールを持った、“善玉ワル“とでも、言いましょうか…(^^)/
カッコ良さ(勇姿)は、この一枚が物語る(^^♪。
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一緒に、大金を強奪した仲間に裏切られ、殺されかけたパーカーは
分け前の奪還とリベンジに、彼らの隠れ家を、パームビーチで捜す。
別荘捜しを装って、不動産業のレスリーから、物件情報をもらううち
彼女に真意を、知られてしまう。
大金で、人生を変えようとしていたレスリーは、
自分も一枚かませろ、と言い、巻き込まれてしまう….(>_<)


▼~▼ ネタバレして雑談です。(ほぼ備忘録で~す(^^)/)
▼▼▼

始めの大金強奪は、一般人が多数いたところ。
仲間が“ザツ”に放火したので、被害者が出てしまう。
パーカーは、そのことを、あとまで気にしていた。

↑まず、ソコですね。
“善玉のワル“と言いたいところ☆
どーしょーもないワルは、残忍で、ザツ。
(ザツだから、残忍になる?)
悪いことはダメだけど、するなら、被害は最小限にして欲しー。

ましてや、契約違反は、ダメ!
(約束とか義理とか、仁義に反することはダメよ)
パーカーには、言わずにいたが
彼らは、盗んだ金を等分するのでなく、次は、宝石強奪を狙っていた。
初めから、ダマすつもりなら、ホント、最低の下だな、この悪者たちは!
(銃で撃たれ、瀕死のパーカーを、通りがかった家族が助ける。)

そして、そんな輩を、パーカーに紹介したのは
“彼女“の父親。 お父さんもそのスジ?
お父さん、調査不足で、ツメが甘いョ…orz
彼女さんは、父と“同業“の男と付き合うのね……(~_~メ)

そんな彼女が、いるとは知らないレスリーは
危ういところを、カッコよく助けてくれたパーカーに
将来を預けたくなった感じもして、切ないのですが
後くされないのが、アクション映画のイイ所!(^^)/

敵が仕組んだ、オークション会場でのどさくさも見せ場としながら
そんなこんなで、パーカーは大金を手にして、ハッピーエンド☆
なんですが、彼は、恩義を忘れない!
死にそうなときに助けてくれた、例の家族にも
影ながらお礼をする。 ←ソコ大事☆ナイス!


▼▼▼

ステイサム作品は、アクションも筋書きも、外れないのがイイ☆
どんなにムチャクチャしても、人情味を忘れないのは
後味が、ホント、イイ☆\(^o^)/


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ちはやふる -結び-』★からくれないに恋にかるたに魂を燃やす!


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/173064/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・上の句→コチラ 
・下の句→コチラ 
そんなこんなで、瑞沢高校3年になった千早と太一。
福井の新も、競技かるた部を作り、
瑞沢と対戦すべく、勝ち進んでいく……

かるた取りのシーンは、相変わらず、素晴らしくて萌える!
ただ、取ることを、繰り返しているだけでも
全方向に、研ぎ澄まされた感覚が
その一枚に集中して、炸裂する!!!!!
そのシーンを見ているだけで、最高に気持ちイイ!!(^_-)-☆

もちろん、勝負をかけている彼らですが
千早~太一~新の危うく微妙な関係も、目が離せない。
話したくてウズウズ……


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

1. チャンスのドア

顧問の先生のお話から。
「チャンスのドアに、ドアノブはついていない」
チャンスや運に、恵まれない…orzと、
落ち込むことは多い、と思うけれど……
ドアノブなし。確かに!
簡単に、中に入れると思うほうが、間違いだったョ…(^^♪


2.新の参戦♪

新田真剣佑さん演じる新さん、好き☆(*^^)v
福井弁が、新の、芯の強さと優しさを、よく表してくれています♪
千早への想いは、ただ“好き”なんじゃなくて
“かるたで対戦したい”というのも、建設的で良い☆(*^^)v

けれど、いつまでも、“かるた幼ななじみ”ではいられない。
離れていれば、想いもつのるし、引き寄せたい気持ちも強まろう。
彼は、競技会場で、さらりと千早に「好き」と告った!\(^o^)/
いいよ、新の、さりげなさ。(^^)/
気絶(汗)しかけた千早のリアクションも、ウブで良い☆


3.“今まで一番強い”太一☆

大学受験をきにかけながらの、かるた部生活。
もう、退部する頃でもあるが……
そんな中、新が、千早に告ったことを知った太一は
成績が落ちたこともあって、退部した。

太一の“気持ち“をわかりかねる千早は、戸惑う。
(できれば、忖度した上で、悩んで頂きたい気も…)

“かるた名人“(賀来賢人のクールさ!)と手合わせし
「君には迷いがあっていいね」と見透かされるのも、ニクイ。

この賀来名人は、世捨て人のような厭世観がありつつ
枯れているわけでなく、切れそうな冷たさが、ギラっと光るのが怖い…
そんな賀来名人との出逢いは、太一の“ドアノブ“を開けたようで
競技に戻る決意をした太一は、恋敵:新と対戦することになる。
太一は、今まで一番強い自分を、炸裂する!!


4.「しのぶれど」vs「恋すてふ」

団体戦は、個人戦の倍がけではなくて
チームの作戦も必要となるのが、面白い。
(自分が犠牲フライを打って、チームが勝つみたいな(^^)/)

そして、勝負を賭けるのが、この2枚。
「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」
「恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか」
天徳内裏歌合で競われた二首。


秘めた恋を抱いていた、二人のオノコ(太一&新)も、この歌を前にして戦う。
(厳密には、新は告ったけれど)
平安朝の雅なイラストが、雰囲気を盛り上げつつ
かるたにも、千早にも、
火花を散らす二人が、たまらない!!\(^o^)/

▼▼▼

青春時代、からくれないに、魂を燃やすものがあるのは、良いこと♪
部活よし。
競技かるたよし。そして
密やかな恋のバトルよし。(^_-)-☆

新=真剣佑さんの、千早を見つめる瞳が
ステキすぎて、尋常でないのが、特に好きかな。(^^♪

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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ローズの秘密の頁(ページ)』★理不尽を払いのけきっと愛は遣わされる!\(^o^)/


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174595/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・北アイルランド関係の参考→コチラ

・ローズ:プロテスタント
・マイケル:プロテスタント  ローズの夫 英軍に参加
・ゴーント神父:カトリック 

第二次大戦中~以降の北アイルランド。
色情狂と嬰児殺しの冤罪で、
40年も精神科病院に収容されていた、ローズの物語。
(アイルランドの“事情”が招いた悲劇でもあるよう)
ローズの魅惑的なまなざしに、罪を求めてはいけません…orz

そんなこんなの理不尽には、怒りと悲しさを覚えますが
最後に愛は勝つ!という結末には、救われます。
ローズは、真実と本心を、聖書のページに綴っていた――

▼~▼ 内容にふれて雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼(説明的なのご容赦(^^)/)

悲劇は、ローズが、マイケルに恋したときに始まったよう。
ローズは、叔母を頼って、北アイルランドのベルファストに来た。
第二次大戦中、苦戦していたイギリス軍は
アイルランドからも、兵士を公募する。
アイルランド人が、英軍を支援することに、快く思わない人が少なくない中
マイケルは、英軍に入隊し、裏切り者扱いされることになる。

あるとき、ローズは、若い神父と出逢う。
神父は、立場を守りながらも、ローズに好意的に接する。
が、あるとき、ローズを訪ねたとき
負傷したマイケルを匿いながら、“同棲“するのを目撃してから
ローズの運命は、転落していった。

二人は、”密か“に。プロテスタントの結婚式を挙げ
結ばれ、子供も授かったが
密かな結婚は、認められず、ローズは未婚の母とみなされた。

男たちにモテ、マイケルと“同棲“(結婚)していたローズを
“色情狂“と判断し、精神病院に収容するようしむけた神父は
はた目には、やっかみと思われますが(汗)
彼の“立場“では、”カトリックの神父“として
プロテスタントの彼女を“正し“、救うべきだと、思ったのかもしれませんが…

未婚の母を収容し、生まれた子を養子にするーというのが
制度化されていたようなので、不幸な親子は、ほかにも多数いたようです。
ローズも、悪あがきからか、“神父の子“だと言ったらしい…(汗)。
もう、メチャクチャです…

マイケルは、裏切り者扱いで、リンチ死したと聞いたローズ。
妊娠してから、教会に移されたローズは
すきを見て、脱走した。
このままでは、子供とも引き離されてしまう!

追ったのは、神父と警官。
水辺を泳いだあと、ローズは産気づいて出産しました。
へその緒を石でたたき切った様子が、警官には、嬰児殺しに見え
ローズは、子殺しの犯罪者にされてしまった!
産後、ローズは気を失い
生まれた子供は、神父が、どこかへ連れ去っていった――

子供をめぐるローズの記憶は、ここで終わる「。
(だから、聖書に綴った記憶も、そこまで)
ローズは、子殺しを40年、否定し続けてきたのに
精神を病んだとされた女の言うことを、聞く者はいなかった。

老朽化した施設から移動するため、と称し
このたび改めて、精神科医の診察を受けることになったローズの
聖書に綴った事実を、目にした精神科医は
重大な事実を、知ることになった――

▽ネタバレ要反転▽

ローズが子供を殺していないのは、神父が知っているはずなのに
彼は、どんな気持ちで、沈黙していたのかー

“教会ぐるみ“の陰謀があったと、あとでわかるので
わが子とされた、ローズの子が生きていることを
若い神父が訴えたところで、潰されてしまったのかもしれません…

けれどそのために、嬰児殺しの冤罪で、何十年も収容されているローズに
神父は、罪悪感を、抱かなかったのでしょうか?

だからなのか、この期に及んで
“精神科医“に、ローズを診察するよう手配したのは、神父だった。
そして、その精神科医こそが、神父が連れ去って
養子に出した、ローズの息子だった!!!!
(精神科医は知らない)

ローズは、息子は、どこかで生きていて
いつか逢える、迎えに来てくれる日が来るーと
それだけを支えに、生きてきたようなもの。
それを信じればこそ、正気を保っていられたようなもんです。

ローズが出産したときの記憶を
念入りに聞き出した精神科医は、
自宅で、養父の遺品を持ち出し、ローズに見せた。
そこには、ローズが失くした(奪われた)マイケルの勲章があった!

神父が、証拠になるものを持ち出して、息子を、養子に出したのは
彼なりの善意、なのかもしれないけれど
呪縛を解くの、遅いよ!
息子をローズに逢わせるきっかけを、捜していたのかもしれないけれど
お膳立てするの、遅いよ!

ローズが、精神科医を、息子として抱きしめ
彼が、一緒に家に帰ろうーと言ったとき
ローズの心には、夫マイケルも、映っていた。
若い二人の姿には、待ち続けた長さを感じ、胸にグッとくる。

誰も認めようとしなくとも、永遠の愛で結ばれた人との愛を
誰も、引き裂くことはできない!
悪しき力が、わが子を引き離しても
見えないへその緒で、つながっている母子の絆を
誰も、引き裂くことはできない!

▽▽▽
▼▼▼

失われた40年の歳月の果てに
ローズの言った言葉が、心に刺さる。
「あなたは遣わされた」

これでもかと言わんばかりの、
理不尽で覆われたローズの人生ですが
どんなにどんなに、ひどい目に遭ったとしても
愛は、決して屈しない!と私は信ずる。

もろもろの理不尽を、はねのけて
愛は、強く、あなたの前にも遣わされる!と私は信ずる。(*^-^*)


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』★女子の妄想的願望を満たすハーブティー的な(^^)/

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168155/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


予告編の岩田剛典さんの「僕を拾って!」が気になって鑑賞。

助けた男がイケメンで、ハートをつかまれ
しかも料理が上手なら、女子の胃袋も、つかまれる?(^^♪
女の子の妄想的願望を満たす、ラブロマンスを楽しみつつ
雑談したくて、ウズウズ……(^^♪

▼~▼内容にふれて雑感です。
▼▼▼

1.「僕を拾って」

↑こんなことを言って、女に拾ってもらうなんて!(^^♪
ジゴロか?(←オバサン的発想か?(^^♪)
いやいや、
自分を“良い子“だと言っちゃう、イヤラシサのないこの青年は
きっと、犬か猫チャンの化身じゃないか?

すると彼は、何やら、雑草もとい、野草に親しむ青年とわかる。
雑草もとい、植物王子か!\(^o^)/
彼は、苗字は隠し、イツキと名乗った。(横浜たそがれるほうでなくて、“樹“)


2.“狩り”をする

樹は、彼女(さやか)と一緒に、食用の草を採集した。
(“狩り“と呼ぶ樹)
フキやノビルを採って食べれば、家計も助かる♪

ふと、思い出すのは、昔、転入した“小川“のほとり。
菜の花がたくさん咲いて、キレイだな~と思っていたら
よそのおばさんが自転車で来て、何本か摘み始めた。
あの摘み方は、花瓶に飾るんだナ~と思いましたが
待てよ……
もっと早い時期に摘めば、菜の花のお浸しができそう!
来年は、私も摘みに来よーと思っていたら、引っ越すことに…

“狩り“と言えば、義母のこと。
「今日は、これしか捕れなかった」と
私に見せた小さなポリ袋の中には、イナゴ?が数匹。
ポリ袋1枚片手に、畑周辺で、素手で捕まえたのだと。
スゴイ!お義母さん!
数日かけて何十匹か集まったら、佃煮になりました。(*^^)v


3.おいしい関係

彼女のお弁当まで、作ってくれる彼は
夜はバイトで、日勤の彼女とは、丁度良くすれ違い
“同居人“の関係を、うまく保つ二人。

けれど、嫌いなら一緒にいられるはずもなく
若い二人は、お互いに、想いをセーブしているのがイイ☆
そしてあるとき、その想いが、はじけるのもイイ!

相思相愛を確かめ合い、甘く美味しい関係が、ずっと続けばいいのにー
と思いつつ、彼氏が“バイト&居候”なのは、ナンだな…と思っていると
彼は、予告通り、半年後に消えてしまう。
生けた花より、生えている植物が好きだと言った、樹。
ああ、私も野に咲く花のまま、彼に摘んでもらえなかったか….的な…


4.消えたこととその後

愛する人の“蒸発”は、ある意味、普遍的かもしれません。
終わりは必ず、あるもの…
けれど、黙っていなくなるのは、どうなのよ!
書き記したノートだけ置いても、ダメなのよ…orz

一方、樹にしてみたら、どうだろう。
彼は、与えられた半年間で、自分の“道”を求めていたとわかる。
彼女に事情を話して、“男になって戻ります”と言うより
男は黙って、結果を出したいものでしょう。

でも、もし、樹が、“男”になって戻ってきたとき
彼女に、新しい彼氏がいたら、どーすんの……
女に、もう逢えないと覚悟させ
植物の名前だけを思い出にさせるなら、切なすぎますよ…

そもそも、彼女に、苗字すら名乗らなかった彼は
蒸発後の成果:「植物図鑑」の出版パーティも知らせず
ただ本を送ってきたかと思えば、フラッと戻ってきた。
根なし草か?(^^♪
好きだというなら、なんで全部教えてくれないのか、この男は!
フキのさばき方と同じくらい、
細かく丁寧に、伝えてほしかったよね、さやか……

と言いつつ、その後、2人の左手の薬指には、指輪があった☆
良かった良かった!それでイイ☆(^^)/
「夫が作ってくれる」お弁当を持っていく、さやか。
↑それだけで、私、幸せ卒倒死しそうです。(^^♪

▼▼▼

そんな、植物系王子様みたいな彼氏が、いるわけないかどうかは
交遊関係によるので、ナンとも言えませんが(^^♪
ハーブティーを飲みたくなるような
爽やかな夢心地になれるのは、イイ☆

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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『去年の冬、きみと別れ』★岩田さんが魅せる破滅的な執念の愛!(^^)/


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/173752/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・耶雲(ライター): 岩田剛典
・木原坂(写真家): 斎藤工


自宅の火事で、モデル女性の焼死事件を起こした写真家に
“事件“の臭いを感じたライターは、写真家に取材を申し込んだ―

写真家が放火して、焼け悶える女性を激写したんだろー
と言うことを、暴くのかと思いましたが
ソレは、“疑念“だけのことではなかった!というのが、面白い。

▼~▼内容にふれて雑談です。(▽はネタバレ!)
▼▼▼

1.斎藤工さんのエグみ!

女性に人気の斎藤さんの魅力が、未開拓な私なのですが…(汗)
今回、クセのある写真家での斎藤さんは、思っていた以上に、
濃くてエグくて、存在感を実感しました☆

彼の“本性“を暴こうとするライターに
「君にその覚悟はあるのか?」というくだりの“迫り“は、絶品☆
女性なら、アレで、ハートをからめとられるんだろーナ~☆


2.「君は自分の魅力に気づいていない」

写真家:斎藤さんが、ライターの婚約者に近づいて、言う。
この言葉の魔力には、ゾクゾクする。
自分も知らない自分自身を、ひとかわ剥いて、蝶にしようとする男―
ソレを、斎藤さんの熱い唇で、言わしめるとは!(^^)/
そりゃ、そー言われたら、彼のモデルになるでしょ!


3.岩田さんも、ひとかわ!(^_-)-☆

ひとかわ剥かれるのは、婚約者だけでない。
彼氏の耶雲も!というか、岩田さんも!♪
前半は、コツコツと、地味でまじめなタイプのライターで
刺激的な斎藤さんのムンムンに、押され気味?(汗)でしたが
後半、岩田さんの本性が、剥かれていくのが、面白い!
しかもそれは、
狂おしい愛に裏打ちされた、野獣のような執念で!(^_-)-☆


4.彼の愛☆    ネタバレ要反転!

▽▽▽
耶雲は、写真家の家で焼死した女性の元彼だった。
彼は、盲目の彼女を心配するあまり、ストーカーと化し
彼女に、振られていた。
それでも、彼女の死の真相を突き止め、復讐せんと、
写真家と関係する人々を、調べ上げた。
作り上げた婚約者を、写真家の元へ送り込み
ヒネリを効かせ、残忍な方法で、“復讐“を遂げる。
やさ男の岩田さんが、ワイルドな男になっていくのも、一興デス。

しかし、彼は、残酷な“化け物“ではなく
失った彼女への愛が、あまりにも、大きすぎたから……と言うのがミソ。
一方、愛する彼女の彼氏が、“化け物“では忍びないから
彼女に、心底別れを告げてから、“化け物“になる決意をするーというのも
私にはツボでした。

愛が憎しみに変わるーというのは、切なくて
それが本当に愛なのかーという疑問も、感じつつも、
そこまでの執念で愛されるのは、羨ましくもあります。


▽▽▽
▼▼▼

この愛憎の物語には、
写真家が子供の頃の“事件“も絡んでいたのが興味深い。
過去のことは、それで終わらない。
そこから、泥沼が始まったというのも、人間ドラマ臭くてよい。

去年の冬、君と別れー
その後に続く言葉に、切ない意味を、含ませながら
実は、破滅的な執念の愛を、隠していたとは!
ここまで、愛されてみたいゾ!(^^)/


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画 『北の桜守』★記憶のかさぶたを癒した満開の桜


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172576/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・てつ(母): 吉永小百合
・次男(次男): 堺雅人


終戦後、樺太から北海道へ逃げてきた親子の物語です。
見終わったあと、人に話しているうちに
涙が、込み上げてしまいました…

その当時、多くが味わったご苦労もですが(←一言で片づけられない!)
年老いた母親が、夫や子供を想いながら、生きてきた生きざまには
涙が、あふれてしまう……
それは、時代を選ばない普遍的な、愛の姿だからもう……


▼~▼ネタバレで、雑談です。
▼▼▼

1.“演劇”の効果☆

樺太から北海道へ逃げる描写など
“実写”以外に、“演劇”で見せているのが
面白い!(エンタメ度アップ!)

たとえば、悲惨さなどは、
演劇による“誇張“で、より、インパクト大になりますもんね!


2.戦後(1970年頃)のこと

命からがら逃げたきたあとのシーンは、
成人した次男が、札幌で、成功(社長☆)していることに、ホッとする。
(ブラックな社訓ですが、それくらいでないと、這いあがれなかったでしょう…)

状況が落ち着いたところで、
網走で一人暮らす母を、呼び寄せることになる次男。、
それまで何があったかのを、じわじわ、見せていき
目が離せない。(母の記憶のかさぶたを、剥がすようでもある…)


3.「思い出しちゃいけない!」 by次男
 
母には、認知症があるようで、次男夫婦は、大変になります。
が、この母には、“認知症老人さんを温かく見守ろう”という以上の気持ちで
見入るものを、感じさせられます。

母は、次男の成功の蔭で、女手一つで、必―ッ死に生き伸びてきた。
悲しみも、心の奥底にグッと押し込んで、強く生き残ってきた。
“忘れ“なければ、生きていかれなかっただろう……
けれど、「私は幸せになってはいけない」と思い続けてきたのには
わけがあった。

思い出をたどるように、次男は、母と旅をするのは良い☆
“懐かしい”と言う気持ちは、曖昧だった気持ちに、どこか、納得を産む。
けれど、思い出したくない事実もある。

母が、海を見たときに、引き揚げの途中、
海で、長男が死んだことを、思い出す。
取り乱す母に、次男が、思い出すな!と制止する姿にも、胸が痛い…

さらに母は、夫の顔が思い出せず、
樺太の家に、写真を取りにいきたいーと言いだすが
樺太に行かれないわけを、母は知らない…orz  参考→コチラ


4.母が逢いたかった人たち☆ ←ココは、涙なくして見られません…

波乱に富んだ展開の末、行方不明になった母が
再び、次男と再会しました。

そのとき、母は、次男を、夫だと思いました。(よく聞く話ですが)
けれどそこで、私は、涙だだもれです……
もう2度と逢えないと思った人に、逢えた!
母の喜びは、いかばかりか……
さらに、母は、幼い長男の幻も見ていて、
離れ離れになった家族が、やっと逢えた幸せに包まれました。
再婚も拒んだ母が求めていた、コレ以上の幸せがあります?

(現実には、それは違うよーなどと、訂正する人もいましょうが
そんなことを言うほうが、間違いかと)

満月の夜、満開の桜の下
母の悲しい記憶の傷を、桜の花びらが、パッとふさいでくれたよう。
かつて、桜の木の傷を、母が癒そうとしてくれたように……

▼▼▼

激動の時代の、苛酷な生きざまを
吉永さんが代表して、魅せてくれたと思います。
見ごたえがあって、心にグッとくる作品でした☆

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映画 『坂道のアポロン』★初恋とJAZZと友情with千太郎の救い(^^)/



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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/173085/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・薫: 知念侑李
・千太郎: 中川大志
・淳一: ディーン・フジオカ☆
  ←目当て☆(^^♪

一言で言えば、高校時代の友情とJAZZと初恋の物語でした♪
JAZZセッションが、友情の魂の触れ合い♪を、感じさせてたのが
良かったと思います。

JAZZがらみで、ディーンさんが、トランペットの練習をされたーと聞いて
気になって鑑賞しましたが (ソレはソレでよい(^^♪)
中川さん演じた千太郎が、とても印象的でした☆

▼~▼内容にふれても、ほぼ雑談です。(^^)/
▼▼▼

1.初恋がフクザツなのが切なくて良い(^^)/

親戚の家で、暮らすことになった薫は
転校先(長崎)で、幼ななじみだという律子と千太郎と親しくなる。

律子の実家(レコード店)の演奏室で、JAZZに触れてから
彼らに、自分の居場所を感じていく薫。
男:女=2:1~三角関係の予感ですが、初めは
ハリー・ポッターのような仲良し3人組で、友情が育まれていく。

やがて、薫は、律子が千太郎に好意を抱いているのを感じつつ
自分も、律子に惹かれていくのを、自覚する。
↑この辺の描写が、甘酸っぱい。

けれど、粗野な感じの千太郎は、律子の想いに気づかないまま
男たちから助けた女性:百合香に、一目ぼれしてしまう。
↑コレが、わかりやすすぎるから、律子がかわいソ…

あるとき、千太郎が兄貴と慕う、ディーンさん♪が東京から戻り、
演奏室でセッションし、見せ場となります。(^^)/
が、千太郎が、百合香を演奏室に招待し
鉢合わせしたディーンさんと、険悪なムードに……( 一一)

↑ココで、ディーン兄貴と百合香が、ワケありな関係だと
気づきそうなもんですが、千太郎は気づかないの…(~_~メ)

そんなこんなで、元サヤに戻った二人を見て、愕然とする千太郎は
気づいていたのに黙っていたと、、薫を、責めた。

さて、薫が知っていたのは、
ディーン兄貴&百合香ペアのことだけではない、というのがミソ☆
それは
律子が、千太郎を好きなこと。
そして、薫は、律子が好きなこと。
(千太郎は百合香が好きで、百合香はディーン兄貴が好き…とフクザツ)

薫は、律子の想いに気づかない千太郎を、もどかしく思いつつ
自分も、律子への想いが止まらない…… ←この切なさ好き☆
糸電話を使うシーンは、胸キュンシーンで好き☆


2.学園祭でのセッション♪

距離を置いてしまった、薫と千太郎の仲を取り持ったのは、音楽♪
学園祭で、停電の中。通電していなくても演奏できる
ドラム&ピアノによる二人のセッション♪

音楽は、心をつなぐーとは言いますが
この、あうんの呼吸で合ったときの、ノリに乘った高揚感は、
チョー気持ちイイ~\(^o^)/ものですョ!
演奏未経験の方も、二人の“ライブ“には、グッとくると思います!(^^)/


3.何のために生まれてきたのか?

ケンカが強くて、“ガサツ“な千太郎は、
ただの、突っ張りヤンキーではなかった。
捨て子で髪色が違うことで、子供の頃は、イジメに合っていた。

里親に、よくはしてもらっていても
生まれてきた意味について、悩み、自問していた。
バイクに同乗していた律子が、事故のあと、生還したのを確認した直後
千太郎は、姿を消した。
自分の命と引き換えに、律子の無事を祈っていたから
もしや、命を絶ってしまったのでは…と案じてしまう…

何年かして、薫と律子は、千太郎の消息を知った。
彼は、神父になっていた!ああ、生きていてよかった!
(クリスチャンの千太郎が、自殺するはずはなかったね)

何のために、生まれてきたのか?
何のために、生かされているのか?
苦しい時、悲しい時、そう思い悩むことはあるでしょう。
千太郎には、心の中に、神様(信仰)がおられたのが良かった。

一人では、心がつぶれてしまいそうなときも
信ずることで、救われることがある。
神父となって、自分だけでなく、
ほかの人をも、救う手伝いをするのはいいね!

▼▼▼

アポロンは、千太郎が、百合香の絵のモデルになったときのイメージです。
音楽の神様よーと言われますが、
多芸多才で、魅力的な男性像でもあります。(^^♪

坂道は、高校の前だけでなく、
しんどい上り坂人生にもなぞらえているよう。
ですが、上り坂も、考えようでは、上り調子♪
下り坂は、転落ではなく(汗)、気持ちよく
爽快の風を感じながら、駆け下りれば良い!(^_-)-☆


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映画『普通の人々』★母の悲しみも大きいのはわかるけどでも―


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/4214/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。 あらすじ参考→コチラ

監督: ロバート・レッドフォード

コレを、“普通の“と題したことが、印象に残るも
詳細を忘れてしまったので、再見しました。

何もなければ、“普通”に幸せと思われた4人家族でしたが。
長男が、ヨットで事故死したのち(次男は生還)
自殺を図った次男は、入院後、退院。
復学し、友達づきあいはあるが、兄亡き後の生活は、
元通りであるはずがない…
あらすじ(ネタバレ)では、この家族の崩壊を描く(汗)―と言っています。

母は、すでに、“Bitter Mother”と、どこかで紹介されているように
母親のピりっとした存在が、大きい印象です。

▼~▼ ネタバレして雑談です。(ほぼ備忘録)
▼▼▼

一緒に居て、自分だけが助かった弟の自殺企図は、
兄の喪失と哀しみ以上に、“罪悪感”を感じたから。
(サバイバーズ・ギルト)

もちろん、弟が助かったことは、両親には、幸いなはずですが
敢えて、死に向かおうとしたのは
母は、兄のほうを愛していたと、感じていたからでしょう。

母と息子(弟)のすれ違いに、業を煮やした夫(父)が
妻(母)に、問いただしてしまいますが  (~_~メ)
妻は、「子供を愛さない親はいない!」と
わが子(弟)を愛していないことを、(言葉では)否定しました。

微妙なシーンが、序盤に。
退院後の弟が、食欲がないと言ったとき
母は、彼の好きなフレンチトーストを、焼いてあげた。
けれど、彼がいらない、と言うと、母は、腐りやすいからと
即座に、それを捨てた。
父は、残してあげて!と制止したのですが……orz

目の前で、兄を亡くした弟の心の傷は
手首の傷の比では、ないだろう…….
母を拒絶したわけでなく、喉を通らなかったのだと思う。

しかし、同じく、息子の喪失で、心がボロボロの母にも
子供の食事という“愛情”を、“拒否”されたことが
チクチクと、心の傷を広げたのかも……
以後、二人の間には、お互いの“拒絶“を回避する?かのような
距離感が広がっていくのが、見て取れる…

家族写真もそう。
父は、妻と息子(弟)を和まそうと、二人だけの写真を撮ろうとする。
そのとき、すぐに、シャッターが押されていれば、よかったのに
カメラトラブルで、父は、シャッターチャンスを逃す。
妻は、自分が写真を撮ると言い張り、そのことで、イヤなムードに…(>_<)

クリスマスもそう。
家族で過ごせばいいのに、妻は、息子を実家に預け
夫と二人で、過ごしたいと言う。(^^♪
妻は、母でなく、妻(女)として、まず、立ち直りたかったのか…
愛する対象であるけれど、息子(弟)を見ていると、
もう一人の息子を、母として、思い出してしまうのが、辛すぎるのか…
夫は、自分も辛いはずなのに
妻と息子(弟)に気を配って、ホント、お疲れ様で、イイ人☆

息子(弟)は彼なりに、日常を“生きる“様子が描かれますが
病院トモダチの女子の自殺を知ったのは、傷口を広げたよう…orz
彼も、今、生きにくそうな状況だもの…orz

母親が、最愛の長男を失った悲しみの大きさは、私も理解する。
それが、“普通の人間”だもの――というのも、理解しよう。
けれどけれど       (お母さんだから、じゃないけれど 汗)
その家で一番、辛い立場だとしても、
愛すべき光(弟)があるのだから、その子も、十分、苦しんでいるのだから
ギュ―ッと抱きしめてあげて、ド~ンと構えた肝っ玉母さんでいてほしかった…
お母さんなんだから……

ほかの人の前では、元気で、しっかり者に見せていた母ですが
家庭では、いやでも、長男の不在を思い知るもの。
カウンセリングを拒んだのも、事実の直視が、できなかったからか…
お母さんなんだから―とは、言ってみたものの
母親だからこそ、耐えられず、心乱れてしまうのもありだろう……

そんな彼女を、支える夫が頼みーと思っていたけれど
さすがに、彼にも、限界が来ていた!(>_<)
彼も、“普通の人間”だもの――

妻と息子の“板挟み”で、彼の愛は、息子を選んだ。
息子を抱擁する父。

家族の誰かを失うという、大きすぎる心の穴は
どんなに時間が経っても、塞がることはないのだと思う。

けれど、家族の愛は、失われてはいないはずだ!
大きな悲しみが、家族を崩壊させてしまうのは、悲しすぎる…
作品は、妻(母)が家を出て、終わるけれど
これが、“普通“だとは思いたくない。

いつかきっと、家族が一堂に会せるときが、来てほしい。
長男の真心が、行くべきところへ、家族を導いてくれると
信じたい☆

▼▼▼

苦しくったって悲しくったって、母親は、気丈に
子供を包んで、ほしかったナ~と。
母(妻)も、色々、大変なのは、よ~くわかるョ。(^^)/
でも、母(妻)がbitterだと、家が、まとまらなさソ……orz
“普通”の幸せは、妻(母)しだいーなところ、あると思うから。(^^)/


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映画『ベロニカとの記憶』★記憶の逆流した初恋の辛酸をなめる

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174338/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
原題 (原作) THE SENSE OF AN ENDING

・ベロニカ: シャーロット・ランプリング☆
・トニー : ジム・ブロードベント


バツイチ初老のトニーは、40年前の初恋の女ベロニカの母親の遺品を
受け取ることになった。しかし
遺品の1つ“親友エイドリアンの日記“の進呈を、娘のベロニカは拒否すると言う―

↑ナニを言っているのか、と思いません?
トニーの初恋の相手は、ベロニカです。
初恋は、甘酸っぱい思い出を、残すものかもしれませんが
この件で、トニーは、記憶の“逆流”した初恋の、
甘酸っぱいどころでない“呑酸“や”辛酸”を、味わうことになります。

シャーロット・ランプリングの、人生の悲しみを感じさせる眼差しも
相当、魅力的ですが
ジム・ブロードベントは、それなりに、人生の山や谷を生きつつも
“知らぬが仏”の生活をしてきたオジサンっぽさが、絶妙☆

薄れ、曖昧になっていく記憶・思い出は、誰にでもあること。
(思い出したくないこともある……)
けれど、期せずして、突き付けられた“過去“が
その後の“現実“を、暴いていく。

シーンのところどころで、フラッシュのように、過去のシーンが光る。
トニーは、記憶をこじ開けながら、“現実“の”真実”に
自らも、たどりつこうとする。(←ストーカー行為注意!(>_<))

▼~▼ ネタバレして雑談です。(▽要反転)違うときスミマセン
▼▼▼

トニーが受け取るはずだった日記の書き手:エイドリアンは
学生の頃、自殺していました。
(エイドリアンは、トニーの元カノ:ベロニカと交際中だった)

自殺の真相は、友人たちにも不明なので
彼の哲学的思考による苦悩かも……と、解釈・納得していました。

エイドリアンは、ベロニカとの交際にあたり、
元彼のトニーに気遣うように、“挨拶状“を送っていました。
トニーも、祝福するような返信を書いた――

――と、ずっと思っていましたが、実際は
祝福の返信は破り捨て、悪口雑言まみれの手紙を送っていた!
別れたとはいえ、未練やら、煮え切らない想いはあるもので
彼らを祝福できない彼は、自殺の名所の橋から、
身代わりのように、思い出の写真を“投身”させた覚えもあった。

エイドリアンに送った手紙の内容は、ヒドいもので
彼らの子を引き合いに出してまで、不愉快極まりないものだった…orz

そのひどい手紙は、遺品のことで、
やっとの思いで再会したベロニカから、トニーに渡される。
自分には、消えた過去であっても、
送られた手紙は、ずっと存在していたなんて、ゾッとする…

しかし、手紙に、何が書かれようと、
建設的に生きていくのは、彼ら次第ではないか、と思う…….
子供ができたことで、自殺した他の学生のように
ベロニカが妊娠したとしても、エイドリアンが死ぬことはないし
あるいは、
むずかしい所のあるベロニカのことを
彼女の母に相談することを、トニーが、エイドリアンに提案したとしても
エイドリアンが、死ななければならないことは、なかったはず……

けれど、ベロニカが、トニーの手紙が
諸悪の根源だと思っているとしたら、ソレは、“子供“のくだり。
彼は、まるで、呪いをかけるような書き込みをしていた。

▽▽要反転

トニーが、ベロニカといい関係をつなげず、別れたように
エイドリアンも、問題を抱えたのかもしれなくて
そんなこんなで
ベロニカの母と、関係してしまったらしいことがわかる。
(エイドリアンには母がいなかったことも、関係してたかもしれないが)
ベロニカの母は、妊娠し、障がいのある子を産んだらしく
“姉”のベロニカが、施設の援助も受けながら、面倒を看ていたことを
トニーは、知ることとなった。

彼女の母と関係し、妊娠し、それが原因で、エイドリアンは自殺したー
としても、出産まで決意したのは
ベロニカの母の選択であり、トニーの手紙の範囲は越えている、と思うのですが…
しかし、手紙の中で、トニーは、ベロニカを淫乱な女に貶めていた。

彼氏と母の因果を背負いつつ、“弟“の面倒を看てきたベロニカは
今更、トニーに、“真実”を知って欲しくもない、としても
トニーには、“過ち“を知ってほしい想いは、あったかもしれない。

ベロニカが、トニーと再会したとき、彼女の瞳の“深さ”は
何も知らずに、“その先“を生きてきたトニーに
彼の人生が、(それなりの苦労はあっても) それなりに幸せで、
(知らぬが仏で) それなりにノー天気なものだったことを
痛感させるものだったように思う……

そもそも、今回の“騒動“を、呆れられつつ、別れた妻に相談したトニーは
シングルマザーである娘の妊婦教室に、付き添ってもくれる、良きパパ。
「あなたは何もわかってない」と、言われてしまっても、
根は、悪い人じゃないョ。
(むしろ、子供を残して自殺するより善い、と思うョ(^^)/)

▽▽
▼▼▼

いい思い出だけが残るーとも、言われますが
いい思い出に、変えているのかもしれません。
思い出の中は、(自分も含め)みんなイイ人…

でも、過去に一瞬でも、不幸を願ってしまった人が
本当に、不運な人生を歩んでいると知ったとき
変えられない現実の残酷さを、どう受け止めたらいいのか……orz

その不運から比べたら、どうってことない、今日の不満を捨て
少しでも、明日を“いい日“にしていこう!(^^)/
それが、思い出したくない“過去“たちに対して
せめて、私が、思ったこと☆(^_-)-☆

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映画 『シェイプ・オブ・ウォーター』★ヒタヒタに満たされる愛のファンタジー(^_-)-☆


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172277/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・イライザ: サリー・ホーキンス  40歳位?
・同僚 ゼルダ: オクタヴィア・スペンサー ←安心のおっ母さん♪
・敵 ストリックランド: マイケル・シャノン
・半魚人さん; ダグ・ジョーンズ☆

冷戦下(1962年)のアメリカの某研究所。
清掃員のイライザは、アマゾンで捕獲された半魚人と心通うようになり
“彼”を、逃がそうとする――

↑ふ~ん、そんなもんかなあーと思いそうですが
作品は、アダルト仕様です。 
恋する乙女は、40歳くらいの“大人”の女性。
露骨な性描写はいかがなものかーとも思いましたが(汗)
ソレがあればこそ、愛についての感傷が、浮き彫りになった気もする……

▼~▼内容にふれて、ほぼ雑談です。
▼▼▼

まずは、半魚人さん♪
始め見たときは、ビックリしますが
“彼”のウルウルの瞳や赤い唇が、段々、可愛く思えてきて
ヒレがピラピラするのも、微笑ましく
途中からはすっかり、ステキな人に見えます!\(^o^)/
(でも、ネコちゃんは食べないで…orz)

冒頭、性描写云々と言いましたが
イライザの“浴槽での行為”に、まずは、たじたじ…(汗)
体が、ということでなく、イイ人が欲しいのだと思いマスが。(照)
(画家の友人(♂)がいますが、彼はゲイの方のようで……)
声の出ないことが、コミュニケーションのハンディになっていたのかも…

そんなときに出逢った、半魚人さん♪
見た目と声のインパクト大ですが
彼は動物ではなく、理解力があり
コミュニケーションがとれることがわかる。
(いざとなれば、ダグさんのパントマイムもあるよ~♪)

さて、ここで、男女の仲について。
あなたは、異性に何を求めます?

ストレートだったのは、ストリックランド夫妻。
(ストリックランド氏は、半魚人さんの解剖計画の責任者)
子供にも恵まれ、性生活も充実し(←ソコまで見せなくても( 一一))
フツウに、幸せな家庭なのだろう、とは思う。

けれど、ストリックランド氏の雰囲気から
妻とは、本当に、心がつながった関係なのだろうかーと
大きなお世話なことを、感じてしまったのも、事実デス…

夫婦仲の別の例は、ゼルダ夫妻。
イライザの同僚:ゼルダも、夜、清掃の仕事をしている。
夫の夕食の支度して出かけ、帰宅後、朝食の準備をするという。
↑共働きの妻は、ほぼこんな感じでしょう…orz

妻の夫(家族)への愛で、家事は、支えられているとも思えますが
ゼルダの夫を見ると、妻は、家政婦かほぼ奴隷!?…(汗)
↑大抵のご家庭も、ほぼこんなですか?…orz

そんなこんなでも、愛があると信じ、男女関係は成立するものだー
としても、私が求めるのは、心の結びつき☆(キッパリ☆)
心の深いところで、結ばれたい。
激しい情熱でなくていい。思い遣りや優しさでいい。

半魚人さんとイライザの関係の始まりは、興味?と好意から?
ともあれ
イライザの“優しい“近づきから始まった☆
それに応えた半魚人さん♪

ストリックランドに虐待される半魚人さんを、
ゼルダらの協力で、イライザは救出し
自宅の浴槽に連れてきたのが、イイ☆
(この浴槽で、あんなことしてたなんて…汗)
何食わぬ顔で、出勤するイライザ。
自宅には、彼がいるんだーと思うと、ニマニマしそ…(*^-^*)

同じ人間どうしでも、話も心も通じない人はいて(涙)
孤独感を強めてしまうことは、ままあります。
もし、心が通じる、あるいは、心を預けたくなる相手は
“同じ人間”でなくてもいい………

半魚人さんは、アマゾンでは、神のような存在だったそうで
奇跡的な再生力を、持っていました。(傷・発毛)
彼に触れられることに、衛生上の心配ご無用。(^^)/
スゴイ力を知って、ますます、彼がステキに見える~♪

でも、半魚人さんを、海に送ったら
人間のイライザとは、お別れなの?
彼のためとはいえ、切なすぎる~。(T_T)
半魚人も、それでいいのか?     ←呼び捨て
浴槽で結ばれた彼女ですよ!(~_~メ)

と思ったら、彼はココゾの“男”だった、否、神?だった!\(^o^)/
想い合った女を、置いてけぼりにはしなかった。
二人、海へと沈んでいく……
ああ、彼女はもう死んでもいい…という展開か…DEEP END?
と思ったら、イライザの首の傷跡が、エラになった!(半魚人サマの奇蹟?)

めぐり逢えた愛する人と、ずっと、水中にいられる。
ずっとずっと、一緒……
そう思うだけで、私は、嬉しい!!!(*^-^*)

▼▼▼

冷戦下のアメリカの研究所に、ソ連のスパイが入るー
という設定も、展開を面白くしてくれました。
(結末は、散々ですが…orz)

姿かたちはどうであれ、心が通じ合い
そこに、確かな愛があるのが大事☆
心満たされる、愛の物語は良い☆\(^o^)/

PS: 音楽(サントラ)も良かった!

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映画 『15時17分、パリ行き』★テロ列車に乗るまでの描写あればこそ!

T0022723p.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174934/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督: クリント・イーストウッド

実際にあった、列車テロ事件だそうです。→参考
果敢に、犯人に挑んだ青年3人が出演!とのことで
迫真の“テロ抑え込み”作品―かと思いきや
(それもありますが)
それだけのはずがなかった!

たまたま乗り合わせる列車には、それぞれ人生いろいろ。
3人の青年も――

▼~▼内容にふれて、ほぼ雑談です。
▼▼▼

アムステルダム発パリ行きの列車に乗る人たちが
持ち込む大きなボストンバッグや、キャリーバッグが
映し出される。
飛行機と違って、厳重なチェックもなく、乗り込むのに
危険を感じさせます。

そして、トイレの長い男が、銃を携えて出てくるや否や
車内は、パニックになる――

まず、果敢に立ち向かったのは、
軍人のスペンサー。
――と、場面は、彼らの幼少期に変わり
スペンサーを中心に、“それまでのこと“が語られます。

幼少期の3人は、悪ガキ3人組という感じですが
今となっては、ご愛敬でしょう。(^^♪
スペンサーは、人の役に立ちたいと思い
海兵隊のレスキューを志願するも、不適格で
別の部署で、軍務に就く。
~中略~   ←案外、目が離せない(^^)/
大人になって、離れ離れになるも
任務が一段落した友人に合わせ
3人で、ヨーロッパ旅行を計画する。

アノ列車に乗り込む前、イタリア(ローマ、ベネチア)の風景は
旅行気分で楽しい♪
パリ行きは、迷いもしますが
“運命”を感じながら、アノ列車で行くことにします。

さて、テロリストは、殺傷効率から
列車を狙ったと思われますが (逃げられないし)
大量殺人で思うのは、人数と言う数字。

けれど、テロリストに立ち向かった、彼らと同じように
乗客ひとりひとりに、歩んできた人生があり
これからも続く未来があるのだーと
彼らの幼少期のドラマが、説得する。

つまり、当然ではありますが
今、命を奪うということは、
人の生命活動が終わるーというだけでなく(それも重要ですが)
過去と未来に及ぶ、長く貴重な時間とその人が歩み築いてきた価値を、
根こそぎ奪うことなのだーということを、痛感するのです。
(人の“命“の重さは、頭数だけじゃないゾと)

体を張って、テロリストに立ち向かった彼らは(他の人も)
フランス大統領から表彰され
“故郷の英雄”としても、称えられるのが、良い☆
(子供の頃は、悪ガキと呼ばれても、挽回するのだ!)
(憎まれっ子世にはばかるー?とも言うし (^^♪)

スペンサーは、レスキュー志望だった軍人。
軍人経験あればこそ、テロリストを封じこめたのだと思います。
民間人では、気持ちはあっても、銃を持った人に挑めないかと……
人を助けたいーという願いが、このような形で叶ったのも
神様のご縁でしょうか?(*^-^*)

▼▼▼

実際の列車内テロ事件を (乗務員は隠れたらしい?)
そのときの事件モノだけにせず
助かった人々それぞれの命の重み、人生の深みを
助けた青年の生い立ちになぞらえて
感じさせてくれたことに、強い説得力を感じました!
良かった!


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