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映画『華氏119』★トランプ大統領誕生の前から崩れていったこと(>_<)



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作品について  http://cinema.pia.co.jp/title/176891/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原題: FAHRENHEIT 11/9  ←トランプが大統領になった日
監督: マイケル・ムーア

前作『華氏911』では、
9・11のテロ後の問題を考えるのが目的―だったそうですが
本作は、
11・9のトランプ大統領選出以前から潜んでいた問題について
見せていました。

政治の素人と言われたトランプ氏が、大統領になるなんて
ジョークのように感じていた人は、少なからずいたと思うーところ
ムーア監督は、トランプ氏がなるべくして、大統領になっていった背景を
“事実”と、それに対する“”人心“をもって
見せていました。
絶望していった人たちの表情や眼差し――は、刺さる。

で、コレは、他人事じゃない…………
うかうかしている間に、足元が崩れるか、燃えるかして
身動きできなくなって、
先に、上に立った人のいいようにされるほか、なくなっていくんだ…(汗)

見るべし!(考えなくていい)感じるべし!懲りるべし!(>_<)

▼~▼内容にふれて雑談です。(政治発言には気を遣いつつ(^^)/)
▼▼▼

・共和党: トランプ氏
・民主党: ヒラリー・クリントン氏

民主党の代表選考が、そもそもバツ。(>_<)
バーニー・サンダース氏が、ほぼリードしていたのに
“特別代議士“の票が生かされ、ヒラリーを代表にした。
“一般“支持者は、民主党に失望してしまう…
(ヒラリーに勝ってほしい“大物”には触れていない)


酷かったのは、ミシガン州フリント市(の水の)ことー
利益を優先する知事の下、きれいな湖からの取水でなく
川からの取水に切り替えた結果、水道水が訛りで汚染される!
(川の汚れでなく、水道管が鉛管により)

住民が病気になり、水質検査するも
ウソの報告で、“基準以下“で問題ナシとされる。
黒人の多い町―ということですが
人権無視のムードあり……

希望は、オバマ大統領の視察でしたが
丸め込まれたのか、その水を飲むアピールして「OK」と
太鼓判まで、押してしまった!!!(>_<)
失望する市民たち…orz
ソレは、オバマ:民主党への失意に変わったか……

日本にいて、私の隣近所には
食うや食わずのような人は、いません……
(ホームレスの方はいた)
格差と言いますが、日本はいいほうだと、私は思っています。

アメリカは、先進国――と言っても
結果の平等社会ではないからなのか
ウエストヴァージニア州の例では
子供の養育環境は、アフガニスタンやイラクよりひどいーと
述べた人もいた。
教職員がストライキをするのも、ぎりぎりの生活のためらしい……

富めるものは益々富みーというのが、資本主義なのでしょうが
命に関れば、そこから救ってくれる政治を望むものです。
端的に言えば、ソレを、民主党に託していたが
託せるものでもなかったーという印象。
かといって、共和党に???

選挙の二者択一は
腐ったリンゴかカビの生えたミカンかーとの例えもあるようですが
どっちも選びたくない無投票層が、“最大派閥“となる現状……

政治の表舞台には立てないと、言いなり・なりゆきにならざるを得なくて
先のフリント市は、オバマ氏が帰ったあと
軍事演習の名の下、市街地を攻撃されたそうです……orz
(文句を言ったら殺すと?)
テロは、外国の“敵”に対するものとは限らず
国民・市民へも向けられるーとの教訓あり……

されど、“最大派閥の多数“には、デモという手はある。

何かしら、声をあげて、主張を訴えないと
同じ考えの人にも届かないし、為政者にも届かない。
(痛くもかゆくも、ないかもしれないが……)

自分勝手な考えを言おう、と言うつもりではない。
ただ、生活・命を脅かすのは、やめてほしいということ。
例えば、差別をやめようーというのは、
尊厳として大事なことだけど、それ以前に
安全や命の確保―という点で、必要なこと。
排除の延長上に、ホロコーストがあるように……

▼▼▼

TVや新聞が伝えないニュースは
ネットで、“暴露“される世の中なので
以前よりは、裏の裏が、暴かれているのかもしれません。

本作は、ムーア監督の視点で
“民主主義の危機“のモロモロの先に、
トランプ大統領誕生があったと、受け止めました。

ちなみに、この先、日本も知らないうちに
どう、転んでいくのでしょう………….


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『旅猫リポート』★それでもネコちゃんがいれば幸せ人生二人旅♪

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作品について  http://cinema.pia.co.jp/title/172724/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・悟: 福士蒼汰
・ネコ=ナナ(♂)


ネコちゃんと旅をする、ほのぼのした話かと、思っていました。
が、そうでもなかった!(>_<)
悟は、“事情”で飼えなくなった猫:ナナを、預けるべく
何人かの友達の元に、車でナナと、出向く。

微笑ましいナナの独白の一方で、
旧友と出逢い、思い出が蘇るたび
悟の壮絶な人生が、一皮ずつ皮を剥くように
露わになってきた!(>_<)


▼~▼ネタバレして雑談です。
▼▼▼

ナナは、悟が小学生のときに見つけた“ハチ”にそっくりだった。
そっくりだと、その子が可愛いナ~と思う気持ちに
より、情が、強まりそうです。

ハチは、先に見つけた友人が、父の反対で飼えなくて
悟が、飼うことになった。
友人の父は、乱暴というか、冷たい感じのオヤジで(汗)
嫌な感じ……( 一一)
それに引き換え、悟の家は、温かく
新しい家族のハチとの生活も、幸せそう…(^^)/

――と、ネコちゃんのお話は、こんな感じだけでもいいくらいだが
ドキッとしたのが、悟のセリフ。
ソレは、ナナの預け先捜しで、旧友のところに寄ったときの
何気ない一言。
「親になる資格のない人もいる」(※) 一瞬
アノ、乱暴な感じのオヤジのことかと思っちゃった……が違った。
あのオヤジさんは、武骨なだけで、親業はしていたね…

▽あとネタバレです!(^^)/


悟の修学旅行中、悟の両親が、事故死してしまった!(>_<)

私の先輩にあたるご夫婦も、中学生のお子さんを一人残して
事故死しました…….
突然の不幸で、残された子供さんは、
本当にお気の毒としか、申せません…
祖父母に引き取られたのは、良かったと思いますが
それでも埋められない想いは、察するに、あまりあります……

悟は、母の妹(法子)と一緒に住むことになりますが
ハチとは、一緒に住めないことになり、
遠方に預けたハチを、いつか迎えに行こうと
思っていました。

高校生になって、同級生の茶畑でバイトしてお金を作って
ハチに、会いに行こうとしていた矢先
ハチは、亡くなってしまった…orz
悟には、好きなネコちゃんに逢いに行くーだけでなく
家族であり、両親との生活の“生き証人“の気持ちもあったと思う…
そーゆーネコちゃんだったはず…なのに……orz

そんなとき、茶畑の女の子:千佳子が、
気丈に、悟を励ましてくれる。(広瀬アリスさんステキ!(^^)/)
亡くなっても、逢いに行って、そこで
きちんと悲しんで、お別れをしないとダメだよと……

きちんと悲しんでお別れをするーソレは、悟の両親の葬儀のときも。
それまで、放心状態だった悟が
友達から、捜していた母へのお土産(油トリ紙)を、手渡されたときに
母への思いが溢れて、号泣した。いや、号泣することができたのだった。

そんな悟を、抱きしめてくれた叔母:法子だったが
悪夢のような葬儀のあと、悲しい事実を告げた。
(そのときの法子は、悪気はない)
ソレは、悟は両親の実子ではないこと―――
法曹家の法子が関わった、クズ親が捨てた赤ちゃんだと言う。
((※)は、そのことだったんだね)

あとになって、早めに知らせてくれてよかったーと、悟は言うが
この時点で、悟が、もう、気の毒で気の毒で…….orz

それだけでなく、悟は、千佳子さんが好きだったし
彼女も、そうだった気配があるのに
結局、悟の友達でもあり、彼女の幼馴染と、結婚した…orz

ハチとそっくりの、ナナに出逢ったとき
悟は、光を見つけた気持ちだったと思う。
そして、ただ一緒に居ることー家族のようにーだけで
幸せに浸れていたと思う。

なのに、なのに……
悟は、余命わずかな病気になってしまった……orz
それで、ナナを飼ってくれる人を、捜す旅をしていたのだ……
ああ、なんてこと……orz
悟、不運すぎないか!!!!!!!!!!

不幸中の幸いは、結局、叔母が飼ってくれることになったこと。
悟が入院中も、なんとか、ナナと逢えることができた。
とはいえ、人間でないから、付き添いはできない。
ナナは、自分で、悟に逢いに行けるように
“野良猫”になることにした。

そして、最後まで悟のネコでいるーと決めたナナが
旅立とうとする悟の手を、ペロペロペロペロ舐めた……
ペロペロペロペロ ペロペロペロペロ………
↑ココは、もう、たまんないョ………………………….

最期、「ありがとう」と言ってくれた悟は
きっときっと、幸せだったーと思いたいです。
が、でも、もっともっと、幸せになるべきだったと思ってしまう。
もっともっと、ナナと一緒に、過ごしてほしかったと……


▼▼▼

旅は、ネコちゃんと、車に乗っての二人旅―よりも
出逢って過ごした、日々の生活こそが
楽しくかけがえのない、幸せな“二人旅“だったのかもね……(^^)/

いつか誰にも、必ず来る、別れのときも(汗)
コレだけは、ちゃんと言わないと!(^^)/
「ありがとう」って…


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テーマ : 邦画
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映画『デス・ウィッシュ』★外科医の報復~悪いところを荒療治(^^)/


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/173394/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:ブルース・ウィルス☆ =ポール  外科医 妻子が襲われる
『狼よさらば』のリメイクだそうです。

ブルース作品なら、大なり小なり“ダイ・ハード”かなーなどと思っていたら(汗)
ブロ友さんの記事で、外科医の復讐ということがわかり
気になって鑑賞しました☆  そもそも、ブルース作品は見なきゃ!だった…(^^)/

シカゴの外科医:ポールは、留守中、強盗に妻を殺され
娘も、意識不明に…orz
捜査しているとはいえ、凶悪犯罪は、ボードからはみ出すほどあって
犯人は、なかなか見つからない…orz
銃を持ったことのないポールは、銃の宣伝を見て
購入しようと、店を訪れる――
(ぶっ殺すってか!?(>_<))
怒りはごもっともだが、そのときは、買わずに帰るポール。
思いとどまったか?
いや――、ソレがもう、これからの段取りの始まりだったとは!\(^o^)/


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

序盤の事件。
警官が、到着時死亡となる一方で
ポールが、犯人のオペをすることになるシーンがある。
同僚警官は、「犯人を助けるのか!」と、怒りをあらわにするが……
外科医が、見殺しにするわけにはいかんでしょう……(汗)

コレが、哲学的な作品だと
家族を殺した犯人を助けるか否かーという悩ましさを、テーマにしそうですが
コレは、スッキリがテーマだと思うので、ソレ以上の掘り下げはナシ。(^^)/

警察任せでは、居ても立ってもいられないポールは
フードをかぶって、夜な夜な、町をパトロールする。
すると、この町は、アブない輩が(そこらじゅうに)居て
“人助け“から、ポールは初めて、銃を使い、犯人にダメージを与えた。
ソレを、このご時世、動画にアップされ、“死神”論争の賛否が巻き起こる。

足をケガして運ばれた少年は、町をしきるアイスクリーム屋に、撃たれたと言う…
次は、足だけでは済まない、とも言われたと……(汗)
え?なんて!?(>_<)

ずっと病院で、病気やケガ人を、オペしていたポールは
例えば、どういう具体的いきさつで、“ケガ“を負った人なのか
あまり、ピンと来ていなかったかもしれない…

ソレが、妻が死に、娘も意識不明になるほどの“ケガ“を負い
犯人を捜し回るうち、人間の尊厳を無視する輩が
思った以上に、そこら中うろついていることに、
愕然としつつ、怒りを覚えたと思う。

ポールは、アイスクリーム屋を見つけて殺した。
これでもう、少年が撃たれることはないだろう……
(しいて言えば、根本的な治療か?)

徐々に、犯人たちに近づくポールは
処刑人の域に。
復讐せずにはいられない怒り!
警察には、バレてほしくない!
祈る気持ちで、ポールを応援した。

そうして、段々、銃が慣れてきたポール☆
こうなりゃ、あとは任せろ!ダイハードだ!!!(^^)/
ドンパチ!ドンパチ!ドン!ドン!ドンパチ!!

さすがに、終盤は、ポールにもかなりの痛手……orz
でもおかげで、過去の“仕置き“でのケガも
今回負ったと思われて
銃も、“時間差“で購入していたので
“死神“とは特定されず、メデタシ、メデタシ。
娘さんも、意識回復して、良かった良かった☆(^^)/

▼▼▼

銃による報復に、賛否あるようですが
やられっ放しで泣き寝入りーなのも、よくないと思うのです。

人を救うべき外科医が、報復するのもアレだ、と言われそうですが(汗)
多分、オペでは救っていると思うョ……
敢えて言う。
世の中の悪いデキモノを、除去(治療)したと。
荒療治だけど。(^_-)-☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『神宮希林 わたしの神様』★樹木希林さんと伊勢神宮にお参り♪

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/164680/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


平成25年(2013)の式年遷宮の年に
伊勢神宮を参拝した、樹木さんのドキュメンタリー。
樹木さんと一緒に参拝するムードを期待☆

初めは、樹木さんのお宅訪問から。
樹木さんの、人となりを踏まえてのお参りは
旅の途中のエピソードにも、樹木さんらしさが…


▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼

伊勢神宮の詳し~~~~い説明は、特になし。
一般のお参りと同じ感じで。
ただただ、遷宮を祝い、祈る。

たくさんの参拝者さんは、お願い事も、多々ありそうですが
特段、お願いごとをせず、感謝する樹木さん♪

私もつい、子供のコトで。お願いしてしまうこともありますが(汗)
神様も、ムリをお願いされても困ると思うので、
基本、 “感謝“で行こうと思います!(^^)/


しかし、苦しいときの神頼み――
『美しく愛しき日本』の歌人:岡野弘彦さんは、敗戦後
内宮の前で神様に、“その後の生きる術”について、問うたそうな………
けれど、なんの答えもなかったと…orz

問いかけは、祈りとは違うし
問いかけは、自分自身にしているのかもしれませんね……
ただ、邪念と迷いだらけの自分への、直接の自問ではなく
“尊き存在“を介することは
苦悶の泥沼にはまっている自分自身とは、距離を置けるのかも……
(よくわからないけど…)


遷宮の前、2011年の東日本大震災で
石巻の神社が流されたあと、小さな社が復興した。
小さな社に、手を合わせる人々に
心の拠り所を感じた、樹木さん……

心の中で祈ることは、いつでもできるけれど
やはり、対象があるのは、心強い。
気のせい?かもしれないが
やはり、考えるな(気で)感じろ!だーココでも(^^)/


20年毎の建て替え(遷宮)は、以前、私、不謹慎にも
もったいないーと思ったことがあります…(>_<)
老朽化や、建築技術の伝承―などという意義をわかりつつ
ペーペーの私が、もったいないなどと思うことが
大きなお世話なのでした。

朝な夕なの行事が、脈々と、日々刻刻、受け継がれている中での
20年に一度の行事。
伝統・由緒の大河を前に、なんと生意気な自分…orz

神をも畏れぬーという輩もいますが(汗)
頭を下げるべき、畏まるべき絶対の存在のあることは
自分の増長・慢心を、抑えるものなのかも……
謙虚で、いましょう。(^^)

大正時代には、はげ山になってしまったという伊勢のお山は
今は、森になってきました。
でも、まだ、遷宮用のヒノキを賄うまでには
木の成長を、待たねばならないそうです。
(遷宮で使いますから、それ以外の用途には、木は切らないで!(>_<)
と言って、森を守ることもできそうな気が……)


途中出逢った老婦人が、樹木さんに
羽織?を、プレゼントしたかったのですが
樹木さんは、“気持ちだけ”で、現物は、お断りしました。
せっかく持ってきたのにーと老婦人はご不満そうでしたが…

樹木さんは、お宅訪問でも見ましたが
あまり、モノは、持たないタイプのよう。
もらえば、波風立たないのは、わかっていながら
「着ないからムダになっては、却って、申し訳ない」と、キッパリ。
贈り物は、むずかしいですね…(汗)
食べれば終わるー食べ物が、ブナンかも…(^^♪

特別協賛の『赤福』さんを、食べるシーンはありませんが
舟参宮する方の舟着き場で、『二軒茶屋餅』を頂きます。
(3個お茶付きで220円!安い!樹木さんも安すぎると!(^^)/)


▼▼▼

淡々と、飄々とした樹木さんの雰囲気、好きです。
やんわりして、喧嘩にならないムードは
私、見習おうと思います。
一緒にお参りの旅をした感じで、心地よかったです。


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テーマ : 邦画
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映画『ジョゼと虎と魚たち』★温もりを剥がされたあとの孤独は前より寒い…?


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/4111/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原作:田辺聖子
・恒夫: 妻夫木聡
・ジョゼ: 池脇千鶴    足が不自由  知識は本から
 (ジョゼは、フランソワーズ・サガンの『一年ののち』から)

足の不自由な乙女と、青年学生:恒夫の
心温まる話だと、思っていました。
でも、サガン作品から、ジョゼと名乗った乙女。
どことなく、孤独が……

結局、人は孤独な生き物――と、結論したくなりますが
初めから独りーの孤独と
温もりを剥がされたあとの孤独とでは、寒さが違うーかのような…

冒頭は、恒夫の回想。ジョゼとの思い出。
懐かし気に、楽し気に語る恒夫だが
いい思い出になっている時点で、残酷な気もしてくる――


▼~▼ 内容にふれて雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼

ひょんなことから出逢った二人は
たびたび逢うようになる――と言っても
恒夫が、ジョゼ宅を訪れるのだが……
それは、ジョゼの料理に胃袋をつかまれた?かもしれないが
祖母が拾ってくる本を、しこたま読破しているジョゼの
“脳内世界“の広さと深さに、惹かれたみたいだった。

そうして、仲良くなり始めたときは
ずっと一緒にいることを、前提にするもの。
恒夫も、それを口にするし
年を取ったらおぶえないから、車いすを云々―とも言った。

ああ、恒夫はず――っと、この先ジョゼといるつもりなんだ…
ジョゼも、ソレを聞いて嬉しかったと思う。

けれど、恒夫には、女友達がいた。
彼女は、福祉の仕事志望で、ジョゼ宅のリフォームの件も
アドバイスしてくれた。
が、リフォーム工事中、ジョゼ宅を訪問したことで
ジョゼは、2人の関係を勘ぐり、恒夫を拒絶する。

↑ジョゼはその後も、「帰れ」と恒夫を拒絶する発言をするけれど
それは、本心ではないの……orz
帰ってほしくないし、ほかの女子と親しくしてほしくもない…
そのもどかしさが、“帰れ“という、そっけなさになる……
スゴスゴと、言葉通りに、帰るのではなくて
帰りたくない!君と居たい!とかナンとか、恒夫には反論してほしいのョ……

一方、福祉に関わりたいという“女友達“さん。
身体にハンディあるジョゼに、“負けた“と感じたことが許せない。
2回ビンタした!(>_<)
バリアフリー的に、同じ目線で嫉妬したーというわけでなく
障がいに対し、上から目線だったのは、イタダケナイ…
福祉に関わりたい人が、そんな姿勢は……( 一一)

そんなこんなあって
恒夫が、ジョゼを実家に連れていく旅をする。
結婚を前提?-というほど具体的でもなさそう。
でも紹介したい気持ちは、愛だと思う。
ずっと祖母に隠されるように生きてきたジョゼには、初めての“旅行”だ。
途中、動物園で、虎を見たジョゼ。(すごく近く!(>_<))
怖い虎を、好きな人と見たかったと言う。
↑コレ、いじらしいです…(^^♪
女子にはありますよね~。好きな人と〇〇したいという夢♪(^^)/

そして、海(と魚)も見たい、と言うジョゼ。
恒夫は、実家に行くのをやめて、ジョゼを海に連れていった。
実家に行ってからでもいいのに、“迷い”があったのか?
そして、
休館だった水族館で、見られなかった“魚たち”を
ラブホの演出で見た、ジョゼ。

多分、それからも、恒夫の実家には行かず
二人だけの生活が、それなりに流れたあと
二人は、別れたー.
(別れた恒夫を、あの女友達が迎えに来てた…汗)
女友達のおしゃべりをよそに、恒夫は、泣き崩れた……

ジョゼはー
福祉の手もあって、祖母亡き後も、自立しているようだった。
恒夫の手がなくても、近所のエロ親父の“汚い手“も借りて
一人で生きていけるのだとは、思う…

別れるとき、浮気とか心変わりとか、はっきりした理由もあれば
言葉では言えない、ただ“重たい空気“のような理由も、
漂うことは、あるのだろう…

状況から、ジョゼが、恒夫に、別れを切り出したように見えたが…
ジョゼは、恒夫と、本心から別れたかったわけではなかったと思う。
恒夫から言えないことを、言いだしてあげた?
ソレを、明らかにすることは
孤独の皮をはぎ取るようで、あとには
ひりひりした痛みだけが、残りそうで怖い……

▼▼▼

人が、一人で生活できるのは、頼もしいことだと思う…
でも、ソレが、ちょっと淋しい、と思う自分がいる…
ずっと、いつまでも――
ソレを、当たり前に聞いているときには、そう信じていた。
でも、いつだって、永遠なんかないことを
思い知るくらいなら、“淋しい“ままのほうが、辛くないーかも?

でも、正直な涙は、海のように押し寄せて、教える。
本当に自分が望んだこと。本当に欲しかったもの。
余韻は、その波にのまれたナ――


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映画『億男』★お金の価値と使い方with九十九とモロッコ旅行(^^)/


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174933/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・一男: 佐藤健☆  3000万の借金(保証人) 3億円当選
・九十九: 高橋一生☆ 親友 裕福

お金だけでは、幸せは買えない――と言う教訓?
それだけなら、観なくてもわかる…?(^^♪

同じ金額でも、手にする人によって、その価値は変わる。
その価値を決めるのは、その人次第。
お金を生かすも、お金に殺されるも、その人の心次第……

強烈な個性の面々が、色々、見せてくれますが
九十九の存在が、ことのほか、インパクトを残します。
(含むモロッコ旅行)

そもそも、一男の三億の現ナマを、九十九の事務所に置いておいたら
九十九が、三億ごといなくなってた!って……( 一一)

▼~▼ 内容にふれつつほぼ“雑談”です。(*^^)v
▼▼▼

3000万円の保証人になったために、借金返済に追われる一男。
“イケメン;佐藤健”が、生活に疲れた風情が、わびしい…(のがイイ!)
借金のために、妻子と別居した彼は、
借金完済して、元の家庭に戻りたい一心で、がんばっている。
↑彼の気持ち、わかります……けれど
妻は、“借金“を理由に別居することに、納得できないの……orz
その気持ちもわかる…….けれど
それだけ、夫:父:一男は、必死だったと思う……

巨額のお金も、人を狂わせるかもしれないけれど
お金がなくても、心に余裕がなくなりますもんね……(汗)

宝くじが当選し、三億円当たった一男!
借金完済し、家族と暮らせる!\(^o^)/
だが、このこの大金、どうすれば……(汗)

富裕になった九十九に、相談してみる一男。
お金持ちなら、お金の“使い方”知ってそう!
すると、パーティ開いて、札束バラまいたゾ!
――と、酔った一男が気づいたら、三億の残りと九十九はドロン……
(九十九=高橋一生さんだから、きっとわけがあるかと…)

九十九を探すため、前の会社の同僚を、訪ね歩く一男。
彼らは、会社を売却したので、かなりモッテる人たち。
それぞれの今の様子を目の当たりにして
大金の威力・魔力を、なんとなく、感じる一男……
堅実に生きようと思う、私も……

学生時代、落研だった一男と九十九の、落語も楽しみながら
思い出は、モロッコの二人旅へ――
(このとき、九十九はコツコツ貯めていて、企業をもくろんでいた)

印象的なエピソード2つ。

1つは、現地人が、タダでいいーと言って
二人をホテルに案内したあと、金銭(チップ)を要求したときのこと。
一男は、“親切”に対し、“チップ“を払おうとしたが
九十九は、最初の約束どおり、頑として拒否した。

確かに、言葉通りなら“案内料”は、拒否できますが
“チップ“は、払ってもよかったのではないかな……と、個人的には…
現地人は、態度を変えると、罵ったノノシッタ……
“チップ“で、生活してたかもしれないし……


(余談↓スルー(^^)/)
“いいカモ”―かもしれないけど(汗)
旅先でチップをケチると、旅にも、ケチがつきそうな……
息子が友人と渡米したとき、チップが少なくて、罵倒されたらしい…( 一一)
(私の例)正月に、送迎タクシーがセットになっていたとき
料金込みだから払わなくてよかったのですが、正月だったし
「新年おめでとう」と一緒に、チップを渡したら、運転手さんうれしそうだった。
その後、もしかしたらそのご利益?と思われる、危機を救う出来事もあって
チップは出すときは出そう、と思いましたっけ。



財布のひもが固そうな九十九でしたが
一男が、現地で倒れ、店の商品を壊したときは
“イイ値”で払ってくれたおかげで、店の人たちも快く協力してくれたらしい。
(あとで保険で賄われるとしても)
値切ったりせず、急を要する時に、
生きたお金(と時間)の使い方をした九十九。

お金は出すときに出さないとダメ  ←My座右の銘

同じ金額でも、タイミングを間違うと
その価値が、下がることありますよね……(汗)
逆もまた然り。

▽ネタばれ▽要反転

九十九は、一男にお金の“本質“を身をもってわかってもらうため
持ち逃げしたとわかる。(脅かさないでョ~(^^♪)
返しにしてきた九十九の“語り“は
高橋さんの存在感があって、いいシーンだ。

▽▽

再び、大金を手にした一男は、これで家族の幸せを買えると思うが
離婚する方向に、向いてしまう……orz
それでも、娘を想う心は、変わらない。
一男は、モノスゴイものでなく、娘が欲しがっていた自転車を
そっと、プレゼントした。(そっとーというのが、切ないが…

▼▼▼

大金を手にしたのに、散財して
かえって、借金だけが残るーと言う人もいるらしいorz
自分の使い道が、わからなければ、
しかるべきところに、寄付するほうが、お金が生きそう……

例えば、ウン億円手にしたら、私は……
残りの人生を、ソレで賄おうとして…(計算)…
今より、つつましく生活することになりソ……( 一一)

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映画『判決、ふたつの希望』★民族の因縁・個人の怒りの糸が解けるまで

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作品について  http://cinema.pia.co.jp/title/175461/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。(レバノン作品)
(原題:侮辱)

・トニー :自動車修理業社長 キリスト教徒 
・ヤーセル : 工事現場監督(不法就労) パレスチナ難民 

排水管のことで、モメた男2人。
裁判に発展すると、二人の立場の違いから
国中を巻き込んだ、大事件になっていく――

なんでそこまでーと思いましたが
中東には、宗教・民族での対立が、根深くあるもので
レバノンでの例を、みるようでした。

・キッカケ↓
トニーが、バルコニー(違法建築)から、水を流したら
排水管が短くて、下の工事作業者にかかってしまった。
ヤーセルが、“交渉“に行くが、トニーは取り合わないので
自分たちで、排水管を設置しはじめたところ
トニーが、壊したので
怒りのあまり、ヤーセルは、“暴言”を吐く。
ヤーセルの上司も中に入り、トニーの元に、謝罪に訪れたが
謝罪を拒むヤーセルに、トニーが“暴言“を吐いたため
ヤーセルは、トニーを殴り、ケガをさせてしまう――(>_<)

そしてついには、裁判へと発展してしまう――

実は、排水管の件の前に、トニーは、
工事関係者のヤーセルが、(訛りで)パレスチナ人だと知っていた。
少なくとも、前から“因縁”が、始まっていた!

▼~▼ 内容にふれて“雑談”です。
▼▼▼

レバノンに逃れたパレスチナ難民は、難民キャンプにいても
就労はできない。
就労させれば、定住してしまうからと……
ヤーセルの就労は違法で、裁判には不利……

トニー宅のバルコニーも、違法建築らしく
そこの排水トラブルとなれば、トニーも不利……

しかし、問題は、不利な項目のあげつらい合戦ではなかった。
トニーは、ただ、ケガを負ったことへの“謝罪”を要求していた。
一方、ヤーセルは、吐かれた“暴言“への、当然の報復という姿勢。

そして、世論は、民族・宗教の代理戦争のような関心を集め
身の危険を感じる事態にも……(>_<)

確かに、代理戦争になりつつあったが、
実は、それは、“今のコト”だけではなかった。

トニーは、子供の頃、兵士の侵攻で、町が虐殺に遭い
命からがら、生き延びた。
そのときの侵攻者も、政治的に複雑で
パレスチナ人だけが敵―という、単純なものでもなさそうだったが
トニーが、パレスチナ人に、敵意を感ずる原因になっていたよう。

一方、ヤーセルは、何十年も前の“暴力事件”を引き合いに出された。
しかし、それも、パレスチナ人の子供に味方して
“レバノン人“を殴ってしまったーという良心からの行為と釈明される。
双方の弁護士(実は父娘同士)の弁護からも
彼ら二人の問題が、何年も前からの、民族間の諍いが
背景にあることが、明らかにされていく。

多分、それぞれの立場の“正義“で
あらゆることが、なされていったのだろう、と思われる。
(許しがたい虐殺にしても――)
そして、自分が正しいと思っていることに対し
謝ることは、できないのだろう、と思う…..
あるいは、自分のほうが被害者あるいは、被害が大きいと思っていれば
謝ることは、したくないのだろう……

トニーの弁護士が、ヤーセルに対して言った言葉。
「謝罪は敗北ではない。礼儀だ。」
コレは、いい言葉だと思った。だが
裁判中だと、どうも、うまく言い含めた感あるが…(^^♪

国中を巻き込んだ裁判なので、大統領まで仲裁に入るが
ガンとして聞かない二人。
「同じ国にいる兄弟じゃないか!戦争する気か!」by大統領…….orz

私(たち)は、人と争いたいとは、思っていません。
できれば、仲良くしたい。分かり合えるなら、わかり合いたい……
けれど、民族や国のレベルでない個人レベルでも
一度仲たがいした人とは、仲直りできないのです……orz
絶交して終わり。関係を結び直すことは、もうない……

(たとえ私が、仲直りしたいと思ったとしても
それは、私の自己満足でしかない…
相手が、私と仲直りするメリットはないし…orz)

トニーが望むように、“謝罪“で解決するなら、簡単そうですが
本当に和解する気がなければ、“謝罪“は、できないのです…
争いなど、誰も、望んでいないのにね…orz

しかし、終盤近く、ひとすじの光を見た☆

裁判を終えて帰るとき、ヤーセルの車がトラブった。
先に出発したトニーだったが、バックミラーを見て――戻った!!
そして、ヤーセルの車を、直してあげたのだ!!!(彼は自動車整備業!)

↑私は、胸がしめつけられつつ、涙ぐんだよ……
誰かを、何かを憎んでいても、
人は、人としての良心を、捨ててはいないのだと――
これでもって、本来、人は皆イイ人―と結論するのは、安直だと思うけれど
それでも、たとえ、民族や国レベルでいがみあったとしても
個人に対する思いやりは、人としての本質で、接すればいいことなのだーと
シンプルに、思いたいです。

そうこうして、ヤーセルが、トニーを訪れた。
ヤーセルは素直に謝罪するのかと思ったら、また暴言を…(>_<)
そして、今度は、トニーが殴った!
↑同じコトをし合った二人。あいこ?

そして、判決。
トニーを殴ったヤーセルは、無罪。
色々、背負い、色々、炙り出した裁判だった。
ココまで大ごとになるとは……(>_<)

けれど、敢えて言おう。
雨降って地固まったと。
裁判後、二人は、うすく微笑み合っていた。
和解―というより赦し合ったーと言うほうがいいかもしれない。

▼▼▼

すったもんだのあと、ベイルートの町が映る。
家々が立ち並ぶこの町で、色々な人たちが、
ひしめき合って、生きている――
同じ国(町)に住む人々は“兄弟“――とは大統領の弁。

宗教・民族の確執の壁は、厚く、高いかもしれない――
でも、本当は
皆、仲良く暮らしていきたい、と思っていると思う。

私も、そうしたいと思っている………………………….


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映画『覚悟はいいかそこの女子。』★愛する女子のため全力尽くすカッコいい情熱!


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176090/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・斗和: 中川大志☆  高校生
・美苑: 唐田えりか

公開、楽しみでした!!\(^o^)/
(ドラマでも予習?したし(*^^)v)

中川さんが、キラキラのイケメン高校男児―なだけでなく
プシューッと、空気が抜けてくようなヘタレ感も、絶妙!(^^)/
カッコ悪さ、ナイス!
ソレが却って、人間味や優しいムードにプラス!☆

彼女ナシのモテモテ・イケメンが
“高嶺の花“を、彼女にすべく、悪戦苦闘するうちに
ノリでなく、真剣に、彼女を思いやり、奮闘する――

コミカルなだけかと思ったら、彼女=美苑の境遇が、きびしかった…orz
展開には、ムリもあると思いつつ(汗)
これもひたすら、斗和のカッコいい情熱でしょ!(^^)/

壁ドン含め、中川さんのファンには、たまらない一品かと。(*^-^*)

▼~▼ 内容にふれて、雑談です。
▼▼▼

斗和は、多くの女子からモテる“愛され男子”ということで
満足と優越に、浸っていたようなんですが
彼女もいない、“鑑賞用“だと言われたことで
彼女を作ろうとする。


↑まず、ココ、チッチッチです。(^^♪
彼女を作るーって……
気持ち=恋心は、ないのか!?(>_<)
百歩譲って、形から入るってか?(茶道=日日是好日か?(^^♪)

狙うなら大物だとばかり、難攻不落女子の美苑にアタック!
イケメンの自分を振る女はいない、と思い上がる斗和。
いきなり壁ドン!
いきなり撃沈…orz  だと思う….

“逃げた大物”を攻略すべく、友達3人も
色々と“知恵“を授けてくれる♪ ←この仲間たち、絶妙にイイ☆
しかし、ソレだけでは、校内での恋愛ごっこ。(TVドラマで十分)

斗和は、バスで、美苑とトラブった男が心配で
美苑の家(アパート)まで、ついて行った。
そして、美苑の境遇を知った。
(父の病死、母の借金、美苑の個食…etc.)

斗和は、美苑の力になりたくて、隣に越してきた!
(スゴイ展開!敷金もかなりするゾ!)
借金取りから、守ろうとしたり
夕食を一緒にとったり、半同棲のようになる。
しかし、かといって
美苑が、斗和に心許すかと言えばーそうでもない……

美苑は、美術の先生を(父の影を重ねながら)慕っていたから…

ひょんなことで、借金取りから、今までのことを聞き
斗和は、美苑のために、宿泊合宿の参加費を稼ぐため、
バイトに明け暮れる。
(はじめ、借金取りは、斗和を、闇ホストにでもして
借金返済させるのかと思って、心配した。汗。)
しかも、美苑に、お手製スープまで作ってあげる斗和!(*^-^*)

もう、斗和には、“彼女作りたい“というのでは、なくなっていて
がんばって生きている美苑の力になりたい気持ちが
恋<<愛になっていた感じ、ひしひし☆
イイぞ!斗和!ステキだ!(^^)/

切ないというか、男らしいのは
斗和は、自分は、好きになってもらえないのは、わかりながらも
美苑が好きだから、全力を尽くしているところ☆
私なら惚れるゾ!(^^)/

だから、美術先生が退職する最後の日。
風邪で学校を休んだ美苑に、後悔させまいと
具合悪いのに(汗)、おぶって走って、空港まで先生に会わせに行く斗和。

先生と、いい感じでお別れできた美苑。
斗和は、壁ドンでなく
美苑の、父にも兄にも弟にも犬?にもなりたいーと告げて
気持ちを伝える。
(先生とのお別れは、美苑が心の区切りをつけるためにも
斗和にとっても、必要なことだったのかも……)

▼▼▼

そんなこんなありますが
自分のために、全力で、一所懸命にやってくれる男子☆
フィクションとはいえ、なんか嬉しくなる。(*^^)v


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テーマ : 邦画
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映画『2重螺旋の恋人』★最後まで油断できない幻惑ミステリー(^^)/


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175955/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・監督: フランソワ・オゾン☆


“愛と官能の幻惑”――の文言に惹かれて、鑑賞☆(^^)/
とはいえ、オゾンの“幻惑“は、甘い愛の感覚とは違うはず。
奥に入れば入るほど、わからなくなっていくの…(汗)。
でもソレが、快感の余韻になる、オゾンの魔法…(^^)/

腹痛に悩むクロエは、“心の病“の可能性で
精神科医ポールを受診する。
いつしか二人は、恋に落ち、腹痛も落ち着く。
あるとき、クロエは、ポールに瓜二つの精神科医ルイを知る。
温厚なポールとは違って、強引なルイにも
クロエは、惹かれていった――

↑三角関係での、女ゴコロ描写も興味あるところですが
見せていくのは、ソコではない。

ポールが、兄ルイの存在を伏せていた理由が
クロエに、明らかになるにつれ
ミステリーのスパイラルが、加速していく!(^^)/

ポールとルイは、双子だから区別がつきにくいのも、ミソ…(汗)


▼~▼ 内容にふれて、雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼

ココでの男女関係は、ロマンチックな情愛というより
観念的か…。その一方で
生生しい肉体の交歓も、印象的です…
(見ちゃおれん的な…(>_<))

二人の男の存在は
クロエが、今逢っていないほうの男のことを想う――
という設定をつくる。(但し、セリフでさらっと説明)

ないものねだり、現状に満足しないー
女の恋のわがままを、象徴するかのようで
ソレは、よくあるかな…(^^♪

チラシは、よく、表しているかもしれません。
素っ裸で、向かい合ったからと言って
その人の本質が、見えているわけではない…
自分が愛することで、その人のすべてが、自分のものになったように思いこんでも
その人の“すべて”など、実は、わかりようもない……

自分でさえ、本当の自分=本心を
無意識に抑え込んでいる可能性は、大です。
いつか、何か(誰か)が、自分の殻を破らない限り
本当の自分を、知ることもないのだとしたら
自分自身こそ、人生最大のミステリーなのかも!☆

▽要反転▽ネタバレ!

ポールが、ルイと疎遠(無視)になったのは
恋人サンドラが、ルイに騙されて “関係”し
彼女が、自殺未遂した事件があったから、と言う。
(実は、サンドラはルイ狙い?というガセ?もあり)

サンドラとは違って、クロエは自ら、ルイとも関係をもったのだが
なぜか、逢いに行ったサンドラの母に、罵られる…
(なんか変だゾ、というムードが…)

母に疎まれていたクロエは、実は、密かに“サンドラ“と名付けた姉を
自分の心に持って、生きてきた。(名前、偶然か?)

そこから、眩むような困惑が、加速していく。

ストーカーまでしたルイを、“抹殺”すべく
もう会うまいと思っていたルイを訪ねたクロエは
そこで、ポールも見つけ、混乱の中
ルイに発砲した。
その衝撃で、クロエの体に異変が――

妊娠していたと思っていたクロエの体から
胎児のときに、クロエの体にとりこまれた双子の片われが
腫瘤になって、出てきた。
(それをサンドラとする)

腫瘤の摘出とともに、ルイも消えたよう…
サンドラが見せた幻だったのか……?

ラストシーンは、ハッピーエンドっぽく
ポールとクロエは.、愛し合う。
が、オゾンは、無難に終わらせない!(^^)/

クロエは、行為の最中、サンドラの姿を見つける。
彼女は、激しく、何度も、ガラスの戸張を叩き
破片が、飛び散った!

サンドラの形相からは、クロエへの嫉妬や怒りも感じるが…
もう一人の自分としてのサンドラが、打ち叩いた“戸張“なら
クロエがまだ破っていなかった、別の殻なのだろうか?(官能含む)

いずれにせよ
ガラスの破片は、痛みとともに、クロエにも
見る側にも、突き刺さるよう…………

▽▽
▼▼▼

内容をまとめるのに
邦題は、言い得て妙☆

愛の物語というより、幻惑ミステリー。
最後、タネ明かしを期待して、油断していると
グサッと刺さるので、ご注意☆(^^)/


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映画『あの子を探して』★少女先生が必死に少年を探し回った涙の訳は



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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/134930/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

子供を探す深刻な話かと、思っていました。
確かに、行方不明の子供を探すし
貧しさが、根底にありますし……
しかし、少年を探す教師(と言っても少女)のたくましさに
励まされます。

結論を言えば、少年が見つかってよかったねーというだけの
優しさだけの話ではなかった。

共産化の中国~みなが平等であるはずなのに~
農村部の貧困の実情ョ……orz
それでもそこで、生き抜く強さを、ただ賛美・感動するだけでなく
これじゃいかんだろうーという問題提議を感じます。

▼~▼ 内容にふれても、ほぼ雑談です。(^^)/
▼▼▼

そもそも、この村の小学校に、代用教員として
隣村から連れて来られたのは、13歳の少女:ウエイ。
とりあえず、教師がいないと、学校が成り立たないから…

給与(50元)は、村長からとも、前任者からともわからない…
そもそも、前任者は、半年も給与もらってない、と言うし…(>_<)
じゃ、やめたいな……と思っていたら、前任者は
一か月後に復職した際、生徒が減っていなければ
10元のオマケをつけるーと言ってくれた☆

それなら――と言うことで、ウエイは
板書の写しだけさせとく“授業“を、始める。

“住み込み“のウエイや、”寄宿生”の生徒は
チョーク一本も貴重なボロ小学校での、雑魚寝生活。
もちろん自炊。(給与はなくても食べ物はあるのかな…)

やっつけ仕事ムードのウエイを困らせる悪ガキ君H。
脱走は許さん!10元がかかってる。

あるとき、俊足の少女が、スカウトで転校することになり
少女を隠した(汗)ウエイだったが ←ソコまでして!(>_<)
それは“欠員“ではないから、仕方ないとして……

あるとき、H君がついに不登校に!脱走か?と思ったら
家の借金のカタに、出稼ぎにやられたらしい……
(父死亡&母病気)

裕福そうな村長さんに、相談したウエイだが
借金あればしょーがないーと、普通のことみたいな反応……
(それだけしょっちゅう、あることらしい)

しかし、ウエイは、10元がかかっているから
街に行って、連れ戻そうと思案する。
(借金のことは、多分、考えてない……)

そこで、生徒たちと向き合うウエイ。
まずは、お金ある分出せと言う…(汗)。 ←なけなしのお金…
足りないので、レンガ運びの経験者から聞いて
バス代を稼ごうと、算段する。
いや、みんなで算数する。(^^)/
いくら必要か、何人で何回運べばいいか、何日かかるか――
算数の授業、必死!(^^)/  

頼まれもしない余計なレンガ運びして、善意で、お金をもらったが
やはり足りなくて、バスをタダのりしたら、バレて下ろされて…( 一一)
とにかく、必死で、街に行こうとするウエイの
食いつきの強さは、見習うべき。

10元のために――

しかし、街に行っても、すでに、H君は脱走し、行方不明…orz
なけなしのお金で、文具を買って、“尋ね人“のチラシを何枚も書いたが
それより、TV局で放送してもらうほうがいいーと言われる。

その頃、H君は、今日の食べ物をもらって生きるだけの生活に…orz
街には、小ぎれいに生活している人もたくさんいる。
裕福そうな人もいる――

共産化の社会は、本来、みな平等なのでは????
けれど、ほかの共産・社会主義国もですが
党幹部は特権階級でも、庶民は、共“貧“化している傾向を感じます…

H君は、飲食店のおばさんに拾われ
働きながら、食事はさせてもらえた。
でも、将来までは、わからない…
今日、飢えないだけで、精一杯だ………..

一方、TV局に行っても、とりあってもらえないウエイ。
局長に頼みこもうと、必死なのを見かねた人のおかげで
局長の好意で、広告でなく、番組で紹介してもらえた。

番組で、三日間も探し回ったと言った、ウエイ。
そりゃ、10元が………..
いや、そのときは、違っていた。
ウエイは、ただただ、涙を流していた。
H君が、心配だと……

親切な人もいるが、ゴミゴミした都会は
大きな渦を巻いていて、田舎から出てきた子供など
簡単に、飲み込んでしまいそう…….
ウエイは、気丈に、街の人々と渡り合ったけれど
都会で、一人で生きていくことの不安を、
身をもって、感じたと思う。

もう、10元が、どうではないのだ。
心から、H君が心配になって、探し回っていたのだ!

貧しい村や、H君の借金を、TVで放映してくれたおかげで
善意の人たちが、たくさん寄付をしてくれて
無事に、車で!送り届けてもらった二人。(*^-^*)

都会で、裕福に暮らしてきた人には
同じ国内で、こんな生活(汗)をする人がいることを
知らずにいたと思う。
(日本でも格差とか言いますが、個人的には
日本の格差と、中国その他の格差とは、度合いが違うかと。
日本型社会主義は、共産化圏より、かなり平等なほうかと)

カラフルなチョークも、たくさん寄付してもらった。
それでももったいないので、一人一文字だけ、書いていいことに。(^^♪
敢えて、H君だけ、三文字書かせてもらった。
“ウエイ先生“と。(それまで、先生と呼びたくない、と言ってた(^^♪)

子供が見つかって、メデタシメデタシで
借金も寄付で返せて、メデタシですが
それは、H君だけのことではないの……

仕事をするために、学校を去る子供たちは、ほかにも何人もいると言う。
毛沢東や共産化を、讃える歌を歌う子供たち。
讃美させるなら、それなりの恩恵を授けるべきでは……?

地元の市立小学校では、備品(体育のマットetc.)購入のため
町内会に、よく寄付を募っていた。
授業で必要な備品は、市で購入するのではないの?
度々、寄付がないとやっていけないとは、どうなっているの?
子供の教育環境は、どこもキビシイの?orz

▼▼▼

13歳の先生が、少年を見つけ出した――
その光とともにある、闇の深さが、心に“ささくれ”を残します…

しかし、その闇の中を這ってでも、かき分けてでも
前に進み続けた、彼女の強さもまた印象に残る作品でした☆


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テーマ : アジア映画
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映画『ペコロスの母に会いに行く』★母の人生すべて抱きしめるような視点で優しく



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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/162954/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

ペコロス岡野さんの認知症の老母の話―ということで
覚悟をきめてから観よう、と思いつつ
歳月が、経ってしまいました。(^^♪
(ペコロスは小玉ねぎ)

冒頭から、ペコロスさんの描いた、ほのぼのイラストに誘われます。

ペコロスさんと孫のマサキ君の優しさに守られた、母みつえですが
“留守番”させるのも、危なくなってきたので
施設入所することになります。

人間の約束』 のような壮絶な自宅介護問題ではなく
施設に入ってからの母を、息子の目で、あるいは
母の気持ちになって寄り添った、優しい作品でありました。


▼~▼ 内容にふれても、ほぼ雑談です。
▼▼▼

認知症は、年齢が行ったら、覚悟すべきものかも…

私の母は、父と二人で、マンション暮らしですが
一度、自分で施設入所したものの、“合わなくて“
退所してしまいました。
それでも、意識はしっかりしている、と思っていたのですが
あるとき、“迷子”になったとき、助けてくれた人の話で
弟が、認知症に気づきました。

その前、父への不満で、職場にやたら電話をかけてきたときがあり
私も、いっぱいいっぱいになってしまい
自分から、電話することが、少なくなっていました。

けれど、“認知症“になったと知ったときから
母が何をしても、苛立つのはやめようと思い直し
今は、ほぼ毎日、電話するようにしています。

うつ状態は、脳細胞を死滅させるーという一方で
楽しいことは、脳を活性化させるーと聞いたので
楽しいおしゃべりで、母に笑ってもらおうと思っています!(^^)/

あるとき、母を、旅行に誘ったときのこと。
母の家の最寄駅で、待ち合わせたのですが、ダメでした…orz
私を待ちきれなくて、1時間早く駅に行ってしまったら
さらに待ちきれなくて、自宅に戻ってしまったと…orz
タクシーで迎えに行き、旅行は決行しましたが
支離滅裂なことを言ったり、夜、徘徊?しそうになったり…(>_<)
旅行は、あれが最後かな……

時々、息子のことを忘れてしまうが、それでも
息子を気遣うペコロスの母が、いとおしい。
記憶は断片的でも、子供への愛は続いている。

そして、ペコロスの母の、子供の頃から今までのことが、映される。

ボケてしまった“現在”だけを、見てしまいがちですが
ペコロスの母の頭の中には、思い出がたくさん詰まっている、と再認識する。
そこには、悲しい記憶もあれば、心残りもある…

彼女には、親友に出すべき手紙が、あったらしい。
実際には投函し、返信も、もらったのだが―――
それは悲しい思い出と、一緒になっていた。
多分だが、悲しみを知る以前の時間に、母は戻っていて
無意識に、(幸せな経過を望むあまり)記憶のやり直しをしていたのか?
もう亡くなった友へ、手紙を届けたい気持ちが、切なくなる……

死んだ夫が、ごめんねと言ってくれたーと機嫌よい、ペコロスの母。
コレも、昔、酒癖悪かった夫の素行を見れば、
母の苦労が、よくわかる……
幻でも、謝ってくれれば、赦せる…?
自分で納得できるなら、幻も、幸せかも。(^^♪

ランタン祭りのとき、徘徊してしまった、ペコロスの母。
(その前、母の妹たちが、迷子になったのがきっかけ。色々大変だ…(>_<))
ランタンの幻想的な明かりが、現在ではない時間へ、母を導いたよう…
母は、亡くなった夫や親友とともに居た。

そんなとき、もう〇〇は死んだのよーなどと、
“真実”を、言うことはない。
母には、今、感じていることが、真実のはずなのだから……

ペコロスの息子が、おばあちゃん(母)の写真を撮ったのがイイ。
夫や親友と、母は、記念写真を撮ったのだ……
(誰にも見えなくても、母に見えればいいじゃないか!(^_-)-☆)

たびたび徘徊する、私の知り合いのお爺さんがいる。
奥さんが面倒を看ていたが、奥さんも病気になってしまい
お爺さんは、嫌がっていたが、施設入所したと聞いた。

温かい目でーと言っても、介護はキビシイ。
義母は、義父の介護中(生前)、
「自分は、介護教室で言うように、大らかな気持ちになれず
口喧嘩してしまうのは、冷たい人間なんだろうか?」
と、こぼしていたことがあった。
義母は、冷たいどころか、自分の事以上に
義父優先の生活をしていた。

それでも、義母の体調のこともあり
義父も、時々、ショートステイのお世話になった。

施設で看て頂けるのは、ありがたいことだと思います。
親を捨てるかのように、思われた時代もありましたが
そうではありません。
専門的なヘルプで、双方、助かると思っています。

▼▼▼

認知症のキビシサでなく
ペコロス母の“今”を、温かく見つめながらも
今まで生きてきた人生すべて
抱きしめるような視点で、見せてくれたのが良かった☆

親のことを思うと、アレコレ、身に沁みます…


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映画『日日是好日』★樹木先生にお茶と色々教わる醍醐味☆


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作品について  http://cinema.pia.co.jp/title/174476/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・お茶の先生: 樹木希林☆
 ←すごく楽しみでした!(^^)/
・典子: 黒木華

樹木さんがお茶の先生の、お茶の映画☆
その世界に、浸りたかった~!(*^-^*)

樹木さんが教えてくれる“作法“で
すっかり、生徒さんになった気もち☆
習い事だから、“指摘事項“もあるけれど(汗)
樹木さんの、深くて広いフトコロには、また還りたくなる…

そして、これは、“お茶の事始め”だけではなく
典子が、習い続けた24年の年月の“感慨”でもあるのが、
渋くて、イイところ……

何より、樹木さんの佇まいの素晴らしさは、説明できない…
習うより慣れよ?――作法か…
考えるな、感じろ!――ソレだ。(作法も(^^♪)


▼~▼ネタバレして、ほぼ雑談です。
▼▼▼

私が、後悔していることの1つは、
義祖母から、お茶を習わなかったこと。(既述かと)

義祖母は、心許せるおばあちゃんという存在ではなく
何か失敗すれば、上げ足を取られるというか
親戚中に、広まってしまうので
子供の私は、“怖くて“、習いに行けなかった……orz
(別に、気しなければいいのにね…(^^♪)

新しいことは、知らないし慣れないから、失敗は当たり前!
典子も、初めは、ひどかったのよ…(汗)。
でもだから、お稽古を続けるわけだし……(^^)/

「型から入るのよ」
形式主義ですか?と聞かれた先生は、タジタジ…(汗)
「形を作って、そこに心が入るのよ」
カタ苦しいーこともありますが(汗)
某お茶の先生曰く、非日常的な動作をすることで
普段と違う心の世界に、行かれる云々―と。

↑私、個人的に、その必要性、日々痛感!。(^^)/
日々是多忙―だと、心を亡くしそ……orz
かといって、すぐに、気分転換できるわけでもなし……

典子が、行き詰まったとき、
先生のところに稽古に行ったのは、まさに、ソレ。
お点前することで、心が、変われる。

作法だけでなく、先生の御茶室の掛け軸が、いつもナイス!
そして、季節のお茶花・季節のお菓子……
この空間は、至福でありますゾ!!(感じて!(^^)/)
(樹木さん先生に、私も、習いたかった!(>_<))

お茶でよく言われる~一期一会~
典子は、日常の中でも経験する。

実家に行けば、いつも逢えた父。
たまたま今日逢えなくても、また逢えるはずだった。
しかし、逢えなくなるときは、突然来た……

先週お稽古して、今週も同じことをして
でも同じではなくて、少しずつ、体が覚えて、
自分のものになっていくのが、進歩という変化なら
変化は、いつも起こっている。

恋も、そう。
昨日、愛してくれた人が、今日は、心変わりすることもある…
典子は、恋人との別れも経験した…orz

同じような顔をした毎日は、一度として、同じときはない。
このときは、もう、一度だけ……

そして、先生が言う。
(初釜は)毎年“同じこと”をするけれど、“同じこと”ができることが幸せだと…
↑コレも、年々、なんか、身に染みる言葉かも……
同じであり、同じでないけれど
馴染んだ、その“ひととき“が、再びめぐる幸せよ……

それが、この度は
亡くなられた樹木さんに、重なるんです……
樹木さんの役柄・演技を見たくて、出演作品を、楽しみにしていたのに
“終わり”が、来てしまった……orz
だからだから、“同じことができる幸せ“のくだりは、
説得力以上の切なさが、グッと、こみあげてくる………

▼▼▼

良い時もあれば、悲しい時もあって
暑い日もあれば、氷たい雨の日もある……

同じことの繰り返しでも
まったく、同じひとときではない……

酸いも甘いも  刹那も永遠も
み~~んな、ひっくるめて
日日是好日☆  を
じんわり感じられる余韻が、イイ☆


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映画『イコライザー2』★今度はタクシードライバーで裏稼業(^_-)-☆


175855_1.jpg


作品について  http://cinema.pia.co.jp/title/175855/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ロバート(元CIA): デンゼル・ワシントン
・前作の記事→コチラ


前作は、ホームセンターの店員で
商品を駆使して、ワルモノ退治するのが、爽快でした!(^^)/

今作の、表の仕事は、タクシードライバー。
今度は、どんな退治する?

今回、元上司(♀)が、殺されたことに憤るロバート。
どうも、CIA内部が怪しい……オット!(^^♪

その前(後)に、ロバートの“お助けマン“エピソードあります。

タクシーさんは、色々な人を、乗せますね。
人=人生を乗せている、という描写がイイ。
運ぶデンゼル・ワシントンには、人生を預けられるような安心感が。(^^)/

タクシー客の状況から、放っておけないことに
首突っ込んで、人助け☆
(少女の救出は、かなりの自腹か…(^^♪)

▼~▼ネタバレして雑談です。
▼▼▼

CIAを引退して、正義感から、
ハードな“人助け“をしているロバート。
ときに、腕力(暴力?汗)に、訴えざるえませんが
言ってわからん奴には、やむをえんのでしょう…(汗)
(ワルモノにも、3分の理はあるかもですが)

しかし、さすがに、目をかけた黒人青年には
全うに、生きてほしいロバート。
自分が、銃を持って乗り込んで、“救出“したとしても
彼には、汚れた世界にいてほしくない。
人生を諦めぎみの青年に、
「環境や人種差別のせいにするな」
と励ますロバートが、頼もしい。

そんなホッコリとは裏腹に、本作のメイン?にあるのは
理不尽な殺人の嵐。(>_<)

上司の殺害もですが、その前に残酷なのは
CIA協力者の夫婦。
理由もわからず、殺される…orz
犯人は、「名前を渡されただけ」と言う。
個人的な恨みは、もちろんない……

ネタバレすると▽ 
かつての同僚が裏稼業的に殺人請け負ってた 

正体をつかんだロバートは、“彼ら“を始末するべく
誘導的に、車を走らせたのは
海辺の元・わが家。

(すでに、乗客を装った刺客に、襲われたロバートは
刺客を始末し、タクシー(車)ごと焼却。)

嵐の海辺は、住人が避難して
双方とも、思う存分?暴れ放題です。(^^)/
波ザッブーンッも効果的!

生かしといたら、自分も殺されるので
仕方ないのですが(汗)、
テキにも、妻子がいるんですよね……
波ドッブーンッも……やるせなし……orz

▼▼▼

裏で、勝手に、ワルを成敗(汗)するイコライザーは
表の仕事が、前作とは違ったシリーズ化☆

次の表の仕事は、どんなでしょう?
転職シリーズにも、なりそうな。(^_-)-☆



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映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』★今のあなたとずっと生きていきたい幸せを!(^^)/


173393_1.jpg




作品について http://cinema.pia.co.jp/title/173393/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・樹(いつき): 岩田剛典
・つぐみ: 杉咲花


つぐみは、高校時代の初恋の先輩:樹と
社会人になって、“仕事仲間“として再会した。
変わらぬ笑顔は、そのままでも
彼は、車いすに乗っていた――

歳月は、状況も人も、変えていくことがあります。
が、変わらないどころか、再会して、ますます
先輩への想いが強まる、つぐみ―

ハンディを背負ってしまった、と感じている樹の気もちに
つぐみと一緒に、寄り添いたいきもちで観ています。
(つぐみ・樹、双方の親の気持ちにも、なったり…)

杉咲さんが、可憐な中にも、芯の強い女の子で
見守りつつ、応援モード高まります!

▼~▼ネタバレしつつ雑談です。
▼▼▼

樹は、大学3年のとき、自転車で交通事故に遭い
脊髄損傷になってしまいました。
将来を案じた彼は
恋人にも、自分から別れを告げ
この先一人で、生きていく覚悟を決めたと知る。

そんなわけで、仕事で、親しくつきあうようになったつぐみにも
樹は、“牽制球”を投げた。
自分と一緒にいても、幸せにはならないと――

樹は、笑顔の柔らかさとは裏腹に、強固なバリケードを
心に張っていた。それだけ、辛い想いをしてきたのでしょう…

つぐみは、高校のときの秘めていた想いを、開花させるように
樹への純粋な想いを、ひたすら、向けていた。
幸せにならないーなどと、樹に言われたくないゾ!

樹は、デリケートなことも話すが、恋するつぐみには
なんのその。すべて受けとめて、先輩が大好き!
樹には、心が、バリアフリーになってほしい!

しかし、リハで、歩けるようになった私が言っても
絶望を経験した樹には、説得力ないか….
彼のヘルパーも言った。
「彼と付き合うには、覚悟がいる」と。

つぐみは、小さな体でも、できるだけ樹の手足になろうと
せっせと、彼の自宅に通う。

転落事故で、脊髄損傷になった(私の)知人の女性は、
健常者の男性と結婚して、幸せに暮らしている。
脊髄損傷になった医師の生き方に感激した女性は
彼と結婚して、子供ももうけた。
人が幸せになる姿は、良いです。(*^-^*)

現実は、楽ではないと思いますが
幸せは、その人次第☆

ケガをしてから、色々と諦めてきたーという樹には
だからこそ、幸せを、諦めてほしくなかった!
自分が、諦めたらダメですよ。
どうせ、云々――は、ナシ!(キッパリ☆)

そうして、樹とつぐみが、つき合うようになったとき
つぐみが、駅で転落したとき、樹は、助けることができなかった…orz
ハンディを身に染みてしまったのは、樹だけでなく
つぐみの父も、だった…

もし、私の娘の恋人が、樹のようだったら
ハンディを理由に、交際を反対することは、しないと思う。
しかし、娘の負担を考えれば、
私や誰か、ヘルプを具体的に考えるだろう。

娘に、苦労させたくないー
つぐみの父の気持ちも、わかる。
しかし
この人と一緒に生きていきたいー
と思う相手を、引き離したら
娘は、一生、悲しみに引きずられると思う。
愛する人と結ばれない以上の悲しみは、ないゾ!
しかし…

転落事故のあと
樹は、つぐみと、遊園地でデートした。
観覧車がイイ☆ ←大好き
完全個室で、二人きり☆
車いすでなく、つぐみの隣に座った樹☆
でもまさか、そこで、(樹から)別れを、切り出されるとは!(>_<)

~略~   山あり谷あり

そのあと再び、二人の想いが“熟成”されるときが、やってきます。

夢の中で、樹は、歩いてつぐみと逢っていたーと言っていたのに対し
つぐみは
夢の中でも、先輩は、車いすでしたーと言った。
そして
今の先輩が、好きなのだ――と、改めて告白した。

自分にとって、“いいとき”の自分を基準に
考えてしまいがちですが
それは、大抵は、過去の自分で(汗)
大事なのは、今と将来の自分を、自分がどうするかーなのかも。

今のあなたーとは、今のあなたの本質。
かけがえのない、あなたの……

樹は、自分といたら不幸になるーなんて、もう言わない。
自分が幸せにするのだ!の心意気で行こう!
だから、だから
つぐみへのプロポーズが、すごく、嬉しい……
(家族みんなで支えるよね!(^^)/)

▼▼▼

この人と、一生、一緒に居たいーと思える、愛の物語☆
(↑そーゆー話、好き☆)
岩田さんと杉咲さんで、ヒタヒタの愛の物語を、見せてもらいました!(^^)/


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