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映画『ふたりの男とひとりの女』★ジムのコメディは最後に正義も愛も勝つ!


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/1286/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・州警官チャーリー: ジム・キャリー☆         
・アイリーン: レニー・ゼルウィガー☆


予備知識セロだったので、
ふたりの男とは、チャーリーと
序盤、チャーリーの花嫁と
“意気投合”した、アフリカ系のインテリ男性Aさんのことかと、思いました。

ではなくて、チラシでネタバレしていますが(汗)
もうひとりの男とは
チャーリーの中にいる、“別人格ハンク”のことでした。(^^♪
この二人が、レニー・ゼルウィガーを奪い合うので
楽しさ倍増!(*^^)v

ジム・キャリーだから、コメディの期待大☆なんですが
“二役“のジムの演技は、スゴイ!!!
オカシ―!(*^-^*)

▼~▼ 内容にふれて、雑談です。
▼▼▼

なぜ、ハンクという別人格が出たか、と言うと
きっかけは
妻が、他の男Aの子供(三つ子)を産んだあと
子供を置いて、その男と出ていってしまったことに、傷ついて…orz

そもそもAは、ブライダルカーの運転手をしていた
インテリさんで、そのときにもう、妻とは意気投合。
チャーリーのカワイソ度は、もう、そこから……( 一一)
それでも、賢い息子たちを、可愛がって育てる、善きパパ☆
ソコがイイ!(^^)/

警官として、善き人として生きているチャーリーですが
妻の家出で、町の人にバカにされているの……orz
町の人のやりたい放題に、ついに、抑制が外れ、暴発!!
ハンクが現れ、“御仕置“を始める。

↑コレ、正直言いまして、ツボです。(*^^)v
やられっ放しでは、ストレスたまるので…。
厚かましいオジサン、オバサン
小生意気ちゃん……etc.
成敗です!(>_<)     やりすぎなのもあるが……(汗)

犬の用を、チャーリーの庭にさせる隣人さんは
奥さんが、新聞を盗むというオマケつき。( 一一)
こんな隣人、愛せます?
ハンクに変化したチャーリーは、リベンジに
自分が、隣人の庭で大用を足すという、暴挙に出る…(滝汗)
そのあと、チョコソフトのシーンに移るタイミングの絶妙さよ…(~_~メ)

そんなこんなのあと、本題?に入る。

アイリーンという女性が、ひき逃げで逮捕され
ニューヨーク州まで、チャーリーが護送することになる。
(二重人格の休養?も兼ねて)

実は、彼女は、ある汚職事件に巻き込まれ
寝れ衣を着せられ
命を狙われるハメに遭っていた。
加えて
護送中のチャーリーが、ハンク化して暴れ回るので
二人とも、抹殺ムードに……( 一一)

そんなチャーリー&ハンクは
アイリーンに対しても
出たり入ったりするのが、ミソ☆

“二人”で、アイリーンを取り合う?(^^♪
ナニやってんだ?
やってろ!(^^♪って感じの
ジム・キャリーの“ひとり芝居“は、絶品です!(^_-)-☆

それやこれやありますが
二人は、無事。
めでたく、正義は勝つ!(^^)/

そして
口は悪いが、頭は良い三つ子の援助もあって
チャーリーは、アイリーンにプロポーズする。
このシーン、ニクイ演出!(*^^)v  油断してた。
最後に、愛も勝つ!(^^)/

▼▼▼

殺されそうなる!(>_<)というスリルもありますが
基本、コメディ☆

安楽死させてあげようと思った牛さんですら
コワいほど、不死身☆
あとで、モグモグ草を食んでる姿が、なんか嬉しい。(^_-)-☆

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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ストレンジャー・ザン・パラダイス』★わが道を行く旅人感の印象はザンパラダイス!?


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/2552/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・くわしいあらすじ→コチラ

・監督: ジム・ジャームッシュ☆
オフビート?なロードムービーだそうです。  (1度観ましたが忘れたので再見)
男2人女1人の若者の話。

1. ニューヨーク編
:ニューヨーク在住のウィリーの元に、ハンガリーの従妹エヴァが、10日間やってくる。
2. クリーブランド編
:叔母と住むエヴァを訪ねて、ウィリーと友人エディがやってくる。
3. フロリダ編(=パラダイス)
:寒いクリーブランドを離れ、車で、フロリダにやってきた3人。
レースで儲けようとする男2人をよそに、たまたま大金を手にしたエヴァは
ヨーロッパに行こうと空港に行く。
しかし、当日は、ハンガリー行だけなので、搭乗をやめるエヴァ。
一方、エヴァを連れ戻そうとしたウィリーは、その飛行機に乗ってしまう――

▼~▼ 内容にふれて、雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼

ロードムービーと言いますが、
コレと言った、明確な目的地があるわけでなく
進んでいくのは、私(たち)の日常感を醸し出すのか
ついつい、見入ってしまいます。(^^)/

序盤、ウィリーは、エヴァの受け入れを渋ります。
従妹とはいえ、よく知らない感じで、興味ない感じ…( 一一)
けれど、実際、乙女が来たら
それなりに、うまくやれるウィリー。
(エヴァは、ちょっとクールで、イケてて魅力的☆)
10日経ち、エヴァは、叔母のいるクリーブランドに行くので
彼らの関係は、さらっと終わる。

パンチは、ドレスの件か。
ウィリーは、エヴァにドレスを買ってあげて
エヴァも、応えるように、そのドレスを着て出発する。

しかし!
途中の道で、ドレスを脱いで、着替えるの……
それを見つけたエディには
そのドレスが、気に入らないからと……(汗)(>_<)
ウィリーには、知らぬが仏か…….

その後、ウィリーとエディは、いかさまポーカーで
大金を稼ぐと、脱出するように
エヴァのいるクリーブランドに、車でやってくる。
そこは、寒いので
温かいフロリダに行こう!と言うことになり
3人で、フロリダに向かう。

↑エピソード短いですが……
寒いーというのは、人を移動させるのに
十分な理由かと。

私の母の、祖母か曾祖母は
新潟の豪雪が辛くて、東京に出てきたーと聞いたことがある。
今、雪国に住むようになって、私も、それは、毎年、ツ――――――感!(>_<)
雪のないところに、戻りたい…orz

そんなこんなで、パラダイス=フロリダのモーテルにやってきた3人――
と言っても、映像はモノクロだし
風景は、ソレらしくなくて、パラダイスっぽくないの…

フロリダで、男2人は、例によって、ギャンブルで
お金を増やそうとして、ドッグレースで、スる……( 一一)
置いていかれたエヴァは、その辺を歩いていたら
ヤクの仲介?に間違われ、大金を手にする。
(本物の人と、同じ帽子をかぶっていた(^^♪)

かなりの大金を手にしたら、何します?

思い付きで、使っちゃうタイプ?(^^♪
あるいは、ずっと思っていたことを実行します?

エヴァは、この“あぶく銭”を、男2人と、パーッと使うわけでなく
ヨーロッパへ行こう、と思った。
彼らのために、お金を少し、モーテルに置いてから (餞別?)
空港に行ったら、今日は、ハンガリー(ブタペスト)行きだけだと言う。
ヨーロッパへーと言っても、帰国したいわけではない――
今日の旅立ちを諦めたエヴァは、
彼らが帰るはずのモーテルに戻る。

一方、競馬で当てた男2人は
エヴァが残した大金に驚き、
“心当たり“で、空港にエヴァを捜しに行く。

今日のハンガリー行に乗ったと、思い込んだウィリーは
飛行機に乗り込んで、連れ戻そうする。
――が、彼を乗せたまま、飛び立ったらしい……
飛行機を見上げる、エディ……

明日、エヴァは、どこかヨーロッパのどこかに行くのだろうが
モーテルに戻ったエディと二人になって
その後は、どうなるかわからない…………

私(たち?)の日々も、(予定ギチギチではあるけれど)
結果は“成り行き“……
でたとこ勝負な日々ですよ。

そんな、人生の縮図のような成り行き感?
ソレが、ロードムービーの醍醐味なのかな……

▼▼▼

初めて見たとき、この話の着地点がわからず
ナンと言っていいか、わからなかった記憶が……(^^♪
今もよくわからないデス…

けれど
フロリダ編の彼らの行動には、どこか、静かなワクワク感があって
“パラダイス“と言ってもいいです。(^^)/

でもでも、やはり、彼らの“わが道を行く旅人”感の印象は
“ザン パラダイス“なのかも☆

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ジャンル : 映画

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』★ほぼジョニー・デップの回!(^^)/


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↑人物多いですが、右端のジョニー・デップ☆メインです!(^^)/


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174665/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・ニュート: エディ・レッドメイン
・ダンブルドア: ジュード・ロウ
・グリンデルバルド: ジョニー・デップ☆


・前作のこと→コチラ

”黒い魔法使い“こと、悪い魔法使い=グリンデルバルドが
移送中に逃亡したので
“特命“を受けたニュートは、パリに向かう――

↑と言うと、ただ悪玉を追うだけのようですが
このシリーズらしく、ソレだけではない。(^^)/

この悪玉さんは
人々の立場や心情のスキマに、食い込んでくるのが、ニクイ。
そして、面白いのは
ハリポタで、通りすぎたエピソードに、色を付けて
ふくらましているので
マニアには、深堀りする楽しみがありそうです。(^^)/

ニュートの仲良し4人組が、束になってかかるわけでなく
“事情”で、4人は、別行動になっているので
今回は、ほぼ、ジョニー・デップの回です。(^^)/

▼~▼内容より、ジョニー寄りの雑談です。(^^♪
▼▼▼

冒頭の、グリンデルバルドの逃走シーンから、スゴイ!\(^o^)/
(画面暗いですが)
始めは、牙を抜かれたようなジョニーですが(以下ジョニー☆)
空をかける馬車での移動中の
逆転劇には、スピード感もあって、萌えた!(^^)/
さすが、最強の魔法使い!待ってました!(^^)/

ジョニーのオーラだと思いますが
最強の魔法使いのオーラが、素晴らしい!(^^)/
魔法世界を変えようとするのは、内乱的で悪とされるけれど
このオーラには、惚れそう~☆
(白髪が老けて見えるけど、ドンマイ~☆(^^)/)

ジョニーは、魔法使いの権利のために、立ちあがった風でもあり
人間の彼と結婚したい、魔法使いのクイニーは
(今は魔法使い同士以外では結婚は禁じられている)
ジョニーを、支持するようになってしまう。

その他、家族との問題を抱えた魔法使いたちは
複雑な心境を抱えつつ
ジョニーへと傾いていく――

↑家族との問題は、複雑ですが、興味深いです。
その人の根源に、関わるものでもありますし…
更に、ソレが
ダンブルドアの“弟“や
ヴォルデモートの部下:ベラトリックス・レストレンジの祖先が関わっていて
マニアックに、根が深そうな予感……

そして、一瞬、誰だっけ?と思った(^^♪
ニコラス・フラメル☆登場!\(^o^)/
超高齢者のおじい様です。
ちょっと触ると、崩れそう……(汗)

されど、ジョニーとの闘いにも、参加したときは
キリリッとして、頼もしい!(^^)/
壊れそうなお爺さんと思ったのに、見よ!この勇姿を!
惚れそう~☆ (また(^^♪)

ニュートは、ジョニーの存在感に、押され気味?でしたが
魔法動物のニフラーが、ナイス☆
キラキラ光るものを、集めたがるニフラーちゃんは
ダンブルドアとジョニーの、“血の誓い”を拾ってくる。
(闘い合わない、という誓いの証拠)

ダンブルドアとジョニーの関係は、
予想通り、生生しい描写はないものの(^^♪
鏡に映った、若き美青年たちの姿は、
私に、ナニかを、語ったョ…(^^♪
~~次回作も、この件には期待☆

▼▼▼

ニュートたち、仲良し4人組の、
恋の行方も、気になりつつ (^^)/
ハリポタ時代の人々につながる人たちの動向も、気になる。
複雑にからむのは、マニアックに、面白いけれど
テキトーに流しても、それなりに面白い☆

とりあえず、“ジョニー・デップの回“は、良かった!(^^)/


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映画『バラバ』★キリストの代わりに生き残った男の壮絶な人生


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/809492/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・バラバ=アンソニー・クイン

キリストの代わりに恩赦を受け、生き延びたバラバの数奇な運命は
『ベン・ハー』を思わせる競技場の闘いもあり
壮大なスケールでした!

『バラバ』の名前だけで張っている作品だけに
バラバ役のアンソニー・クインの存在感が強烈!☆
すごいヮ…
鑑賞を先延ばししてゴメンナサイ、と思いました。(^^)/

▼~▼内容は重厚ですが、雑談さらっと。(^^)/
▼▼▼

祝祭の日の恩赦で、たまたまそこに集まった民衆の声で
キリストでなく、バラバが命拾いする。
バラバの罪は、(映画では)盗賊。
豪快で、粗野なムード……

このオッサン.が助かって、救いの御子が死ぬなんて…orz
と、思う人が少なからずいるのが、世の中よ……

(元)恋人は、キリストを信奉・心酔していて
そのため、石打の死刑になってしまう。

その理不尽さに、暴れたバラバは、また捕まってしまうが
一度、釈放された者は、死罪にならないらしく
バラバは、死ねないことに失望する…(生きるほうが辛い…)

シチリアに送られたバラバは
硫黄鉱山で、働かされる。
劣悪な奴隷奉公なので、体が弱ったら、捨てられる……(>_<)

死ねないことに失望したバラバでしたが
死にそうな環境だと、生きようとがんばるもので
キリスト教徒の相棒:サハクが、死にそうなときも
かばってやる。

そんな折、鉱山で、爆発事故?が起こり、崩落する中
バラバとサハクは、奇跡的に救助される。

この鉱山での作業は、観てみてください…
地獄のような場所で、年月もわからなくなるほど
死ぬまで、働かされる…orz
働いて(動いて)いないと、生かしてもらえない辛さ……
いや、これは、今もかな……(汗)

今度は、畑仕事に回された二人だが
そんな二人が、九死に一生を得た“幸運“を
監督官の妻が、気に入って
二人は、ローマに連れてこられ
“運だめし“に、剣闘士にさせられる。

劣悪で苛酷な労働から、解放されるわけでなく
今度は、グラディエーターとは!(>_<)
何が、運試しだ!
このオバサン、優しそうな顔して、人の人生、もてあそぶんだヮ…( 一一)

ともかく、剣闘士は、負けたら殺されてしまうので
今まで以上に、がんばらないと!(^^)/
ローマ市民の当時の“流れ“なのか
闘って負けて、倒れこんだら
「殺せ!殺せ!」の大合唱。(滝汗)
殺さないと、ローマ皇帝からのお咎めも…orz

サハクは、信仰心から殺すことができず
見せしめに、殺されてしまう…orz
(“No1剣闘士”に、トドメを刺される)

キリストの代わりに、生かされて
サハクとともに、生きてきたバラバも
人生の辛さゆえか、キリストに帰依?するようなムードが…

自分の所有者を意味する、“皇帝”の名が刻まれたペンダントの裏に
サハクのように、“十字”を刻んでもらったバラバ。
(自分は、キリストに従う者との意)
しかし、サハクと同じでは、なかった。

サハクを殺した“No1剣闘士”と、不利な戦いをさせられたバラバは
神の御加護か?自分の底力なのか
“No1剣闘士”に勝ち、「殺せ」コールに応えて、トドメを刺した。
↑『ベン・ハー』のような迫力!

その褒美に、自由となったバラバは
サハクの遺体を掘り返し
信徒たちの集まるカタコンベ(教会となっている)に連れてくる。

信徒たちの
苦労が、信仰の道を開くーのような
タメになる話を聞きながら、自由になったバラバも救われて終わるのかな~と
思っていたら、チッチッチ
人の道は、茨なのでした……

火の海になったローマは、キリスト教徒の放火のせいだーというデマを信じ
バラバは、そこに神の啓示を、見出してしまい
新たな国を作るべく、放火し、
それを、役人に、正直に言ってしまう……( 一一)
で、ほかのキリスト教徒(巻き添え?)ともども、処刑されてしまう…orz

キリストと同じように、磔になったバラバは
他のキリスト教徒のように、殉教の心持ちになったようで
神に、すべてをゆだねて、命果てていく――

命拾いした命は、濃すぎるほど、濃厚な日日になったバラバ。
必死に生き抜くだけで、尊いことなのだと思えるほど
生きるということは、ぬるくないのだーと、見せつけられた思いがする。

が、やはり、死に方も大事。
粗野で乱暴な男のままでなく
紆余曲折あって、理不尽もあったけれど
魂が救われるような死を、自分から迎えることができたのは
幸せかもしれない。

▼▼▼

キリストの代わりに生き残ったーというのは
ドラマチックな設定ですが
キリストは、死しても、復活し、
信者の心に、いつでもソコに居るーという雰囲気あってのバラバなので
地味な存在なのかも、しれません……

作品の迫力は、スゴイです!(^_-)-☆


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テーマ : 洋画
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映画『フィラデルフィア』★1990年頃のHIV・ゲイの方への風当たり


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/3088/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・アンディ弁護士: トム・ハンクス
・ミラー弁護士: デンゼル・ワシントン


HIV感染を知られたアンディは、
(そのために)弁護士事務所を解雇されたのは、不当だと
かつて争ったこともある弁護士を味方につけて、裁判する――

1993年の作品。
(1983年に初めてウイルスが分離されて10年後。)
当時、新しい致死的な病気の発見で
世の中も(私も)、誤った“思い込み“や態度があったと、思います…

人は、自分にとって、何かわからない物事は、排除して
同じ価値観の人だけで群がるほうが、安心―なんだと思う…
でもね……

▼~▼ 内容に触れて雑談です。
▼▼▼

アンディは有能な弁護士で、通っていた。
が、解雇の直前、あるはずの重要書類が紛失し
ソレを理由に、解雇される――

↑コレが、まずクセモノ。
会社の解雇理由は、ゲイ(同性愛者)でも、HIV感染者でもないので
差別には、当たらないと…

でも、わかるんですよ、本人は……
(HIV感染を示唆する)皮膚症状を、指摘した同僚がいたから。
感染を恐れた上役たちが
書類を紛失させて、“不始末“をデッチ上げて、クビにしたと…

裁判では、アンディの無能さをアピールしていたテキだが
やがて、本音?が出てくる。
ゲイで感染したHIVは、自業自得だと…(>_<)
(輸血で感染した女性には、同情的なのと対照的)

そもそも、ゲイの方を、受け入れられないようなので
“自業自得“という考えになる。
病気になった人に、“自業自得“というのは、冷たいね…

HIVもゲイも受け入れないーというのは、
当時の風潮だったかもしれないけれど
(今もキビシイものは、あるかもしれないが)
体が弱りながらも、裁判を続けるアンディを見ていると
なんだか、辛くなる……

尤もらしい理屈をつけて、気に入らない人を排除するんだ、人は…orz

裁判の打ち合わせをするときに
アンディは、ミラーの練習質問をさえぎって
お気に入りのオペラを、聴かせた。

オペラ『アンドレア・シェニエ』より《La mamma morta》
(歌は、マリア・カラス!)

歌は、♪苦しい時に愛が訪れたーと歌っていた。
♪君は、一人じゃない
♪希望を持ちなさい、と………………

パートナーのアントニオ・バンデラスも、支えてくれたけど
裁判で弁護してくれているミラーも、アンディには、大きな支えだったと思う。

ゲイの方の弁護をするミラーに対し
ミラーもゲイの方だと思われ、誘われるシーンがあった。
すると、ミラーは激怒し、侮蔑の言葉を浴びせてしまうんだナ……
慌てたのかもしれないが
気楽に“誘う“のが、世間から良く思われない一因かもしれず
ミラーにしたら、軽く誘うナョって、戸惑いか……

良く思われないーとは、
“一般”の権利をも認めたくないと思う、“一般人“もいるということ。

フィラデルフィアは、アメリカ独立宣言を発表した地。
その文言には、「全ての人間は平等に造られている」とあると、ミラー。
全てとは、当然、ゲイの方もだーと裁判で、力説する。

全ての人間は平等―
それは、今の私たちには、当然すぎるほど、当たり前のことなのに
だから?忘れてしまうのか???

好き嫌いーという厄介な感情もあって
差別や、のけ者や、イジメを、無意識にも、やってしまう……orz
なのに、そんな自分は、悪い人になりたくなくて
下手な言い訳で、取り繕うとするの…….ヤダヤダ…( 一一)

アンディは、
裁判が終了するまで、生きていられないかもーとの不安を感じつつ
裁判に臨んでいたが、ついに
裁判中、倒れてしまう――

▼▼▼

公開当時から比べたら、
HIVやゲイの方も含めて、
色々な差別や偏見はやめよう、という世の中に
なってきたようには感じる…….

と思っていたら、
某医大で、女子と多浪生は、“減点“していたと…(>_<)
私も、女に生まれなきゃよかったーと、
何度も思ったことは、ありましたが(汗)
今も、なにかしら、差別(排除)を受けている人たちには
負けないで負けないで、ガツンと、強く生きていってほしいゾ!!


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映画『復讐するは我にあり』★犯人像と人間の業や性の匂い


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/8742/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

5人殺して逃亡の末、逮捕された男の実話を元に――
・西口彰事件のこと→コチラ 

・榎津巌(えのきづ いわお): 緒形拳☆
・父: 三國連太郎  ←クリスチャン
・妻: 倍賞美津子
・ハル: 小川真由美

↑この配役が素晴らしい!!

人殺しの話には、何を求めて(期待して)観るでしょう……
心の闇?言い訳?あるいは
観たこともない狂気への興味か……?

弁護士や大学教授を騙り、金銭をだましとり
いや、カネのために人を殺し、生き延びていた男の
つかまるまでの、“鬼ごっこ”のスリルか???

いやいや、観て思った。
この配役の素晴らしい人間臭さが、九分九厘かも……
緒形拳さんは、タダの、悪い男やコスイ男じゃない…

時系列でないが、テンポよく、飽きないのは
この人たちの匂いに、引き込まれるから。

人殺しに、教訓があるわけでもないが
彼に関係する男女らに、人間の性や業が、日常的にある風がいい。
人の営みの動物臭は、払ってもぬぐえるもんじゃなく
生きざまも、美しいとばかり、言えるもんじゃない……

それでも、「絶望は罪」として、ひたすら生きている彼らの命を
自己都合で、簡単に奪ってしまうソイツは、大したタマよ…( 一一)


▼~▼ 内容にふれて、雑談です。
▼▼▼

巌のタガが外れたのは、戦時中
父(猟師)の船を、軍に“接収“されたときか?(端的)

敬虔なキリシタンの父をもってしても
神は“沈黙”し、奪い取られた船。
少年:巌には、神と父の無力さを、目の当たりにし
それでも、信仰に熱心な父に、矛盾と不満を募らせたか!?
(でも、殺しは、ダメなんだけどね)

そのときのお金欲しさに、殺しをしていた感あるも
巌は、懇ろになった旅館の女将:ハルには、送金したことがあった。
(ハルとの関係は特別で、事件の目玉と言えそう)

ハルは、母が人殺しで収監されたこともあり、苦労していた。(蔑まれ含む)
女は、バカにされると、どーも
男(夫)からの、性的対象度が増すような気がする……( 一一)
愛でなく、支配的に…orz

そのせいかナンなのか、ハルの色気は、まるで
薄幸がゆえに満たされない…そんな匂いがする……
その満たされなさに、男は、惹かれそう…(汗)

大学教授と偽った巌は、殺人犯とバレても
ハルの宿に泊まっていた。信じて愛していた、と思いたいが……
そんなハルをも、巌は殺してしまった!!!!
ハルが、漬物を、漬けていたときに……

そのときの巌の会話が、その答えだったのか?

正体のバレた彼は、もうハルとも、長く居られないことは覚悟していた。
その漬物が、食べごろになるまでにも、一緒にはいられまい……
“漬物“があたかも、巌に、”時間“を意識させたのかも…
それで、時間を止めるべく?ハルを殺したのか?????
殺したあと、「ありがとう」と言って
ハルの乱れた着衣を直した巌には、
身勝手でも、愛さえ、感じてしまったが……

(あとで、自分でもなんで殺したかわからないと言った巌。
それも、正直なところだろう……)

そんな巌にも、妻はいた。
妻は、クリスチャンの義父を“敬愛”していた。
巌の逃亡中には、自分から義父に迫ることもあったが
義父は、信心から、律した。

↑この妻=倍賞さんの肉感さも、絶品です!(照)
殺人犯の夫を持った“苦労“が、色気になっていった感じ。
言い寄る男に、襲われもする。(>_<)
危険だわ…(汗)
夫不在の人妻の色気は……(>_<)

巌の母が死に、巌も、処刑されたあと
義父と妻は、山の上で、巌を散骨する。
(教会を破門された巌は、入る墓がない)

親子でも、男女の感情でも
この二人が、お互いを、家族・肉親として生きていくことを
誰も否定は、できないだろう。
巌が、あの世で、嫉妬したとしても……
父が、骨壺まで、放り投げたとき
彼は、自分を縛っていた様々な呪縛から、解かれたのかもしれない……

そんな父と息子:巌との会話も印象的だ。
(もう、死刑を待つようなとき)
父を殺せばよかったーと巌が、言ったとき
父は、否定した。

「お前は、恨みもない人しか、殺せない」

恨みは愛の裏返しーなどと、ここで言えば、薄っぺらいかもしれない…
ハルには「ありがとう」とは言ったものの、“殺した“のなら、
所詮、ステッキガールちゃんの延長のような存在だったか?

なんだかわからないまま殺したーとも言った巌の
恨みも何もない、空虚な動機には、
改めて、殺され損?な気持ちになってくる…( 一一)

▼▼▼

巌が、クリスチャンだったことを意識したタイトルのようです。
復讐するのは、“我“(神)であると。
そうは言っても、やりきれない事件です……orz

そんな事件の虚しさはありますが
ソレ以上に、役者たちの人間性の迫力!
生きている人間の底力!
それらが、すごく印象に刻まれました。


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テーマ : 邦画
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映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』★最強のアノ人へつなぐ序章だったのかも(^^)/



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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169030/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
詳しいあらすじ→コチラ

・原作: J.K.ローリング
・ニュート: エディ・レッドメイン


『ハリー・ポッター』の前の時代の魔法使いたちの話―
観る機会を逸して、やっと鑑賞☆
と言うか、ハリーたちが大人になって、シリーズが終わったときに
私の中でも、終わってしまっていて
前の時代に戻ることに、気持ちがついていかなくて…(^^♪

のんびりしていたら、次作の予告編に、
ジョニー・デップ発見!!!
これはぜひ見なければ!、ぜひ1作目を見とかなきゃ!
と急遽、鑑賞☆

このシリーズも、ハリー同様
楽しいファンタジーが
格調高くて、魅せる作品でした!

▼~▼ 内容をネタに雑談です。(^^)/
▼▼▼

ハリポタは、イギリスが舞台でしたが
ニュートは、ニューヨークにやってきます。
カバンの中には、魔法動物たち。
(ある魔法動物を、故郷に返すため)

が、パン屋開店志望のおじさん:コワルスキーさんと、
銀行で、カバンを間違えてしまい
ニュートのカバンから、魔法動物たちが逃げてしまった!(>_<)
ので、ニュートは、動物たちをつかまえるべく奔走。

不思議な動物たちをつかまえる、“てんやわんや“は
ファンタジーの醍醐味☆
けれど、ソレだけでないのが、良いところ☆

魔法動物たちのことは、のちに、
ハリポタの時代には、学問になるらしい。
動物への愛護あふれる、“先駆者ニュート”と見ると、ひとしおの感も…

一見、動物の仕業と思われる“事件“もあって、ややこしいが(^^♪
実は、黒いモヤモヤした“オブスキュラス”のせいだと――
コレは、魔法使いの子供の“抑圧“から、成り立つものらしい……
この“抑圧“の、爆発的な破壊力は、スゴイ……(汗)。
ストレスためた人間も、吐き出したら、こんなの出そう……(>_<)

オブスキュラスの“主“である子供のエピソードも、可哀そうで……
そんなダークサイドの話は、一方的な悪でなく
不遇さを秘めているのが、人間臭くて良いの☆(魔法使いだけど(^^♪)

人間臭いと言えば、一番好きなエピソードは
“オブリビエイト“です!(^^)/↓

ニュートのてんやわんやと、行動をともにすることになった、
魔法使いの姉妹が、いました。
ニュートとてんやわんやした、コワルスキーさんは
妹のほうと親しくなって、イイ感じになるんです。(*^^)v
けれど、人間のコワルスキーさんも、例外なく
“一連の騒動“を忘れる魔法を、かけられることになります。 ←“オブリビエイト“

“忘却の雨“の中、お別れのキスをする妹が差した傘は、魔法の杖。
少しでも、忘却を遅らせたい気持ちが、切ないョ……
コワルスキーさんが、イケメンでないのが、イイ☆(誉め言葉です!(^^)/)
心が読める妹と、心から、惹かれ合ったんだナ~~という
優しい愛の雰囲気が、ホント、素敵☆すてき☆ステキ!!!
そして、雨に打たれ、忘れていったコワルスキーさん………
(けれど、強い記憶は、脳に刻まれているのだ!(^^)/)

そして終盤、コリン・ファレルが、悪役になって奮闘していると思ったら
ジョニー・デップ登場!!! ←いきなり☆\(^o^)/
そっか~コレか~~!

動物の追いかけっこ(汗)その他もろもろは
このジョニー登場までの、長い前振りだったのか!?
ジョニーこと☆ゲラート・グリンデルバルド☆は
“イケメン”の呼び声高い、最強魔法使いなんだそうです。
↑ソレ、わかってたら、もっと早く見るんだった~~~(^^♪

そんなこんなで、続編は、☆ゲラート・グリンデルバルド☆が目玉!
噂では、ダンブルドア校長とは、かつて大親友だったそう。
いや、親友の枠(一線?)を越えた、
特別な関係だったとも!(キャ!☆(*^^)v)
(個人的にはR18で、その辺を重点にして頂いても可(^^)/)

▼▼▼

ともあれ、以上を踏まえた上で
ジョニー・デップを迎え入れる準備できました!\(^o^)/


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『Born in the EXILE ~三代目J Soul Brothersの奇跡~』★黄色い声はザ・タイガ…(^^)/


168719_2.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/168719/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

内容としては、2014~2015年初のドームツアーまでとのこと。
ファンには、嬉しい映像だと思います。が
私こと、紅白に出ていたのも、レコ大受賞もよく知らず…
三代目~と言えば、『三代目鍋太郎』だったもので…… →参考


▼~▼ 内容をネタに雑談です。(^^)/
▼▼▼

タイトルにある“EXILE”さんは、初期の頃、息子がファンでした。
その後、ドラマの主題歌を、二代目JSBさんが、歌っているのを聴いて
いいナ~と思っていたら、
EXILEさんと合流(合体)して、大所帯になったところまではわかる。
大所帯後の“EXILE”さんと息子は、疎遠?になったので、私も、よくわからず…
(息子の部屋のポスターは、未だに、“元祖“EXILEさん♪)

ライブ映像からは、“黄色い声”!!!(^^)/
(このノリは、ザ・タイガースの昔からあったナ~)
いつの時代も、女子の恋愛応援エネルギーはスゴイ!\(^o^)/

コンサートでは、ニコニコ笑って、楽しそうなファン♪
夢のような時間だろうナ~♪
ファンには、キラキラ王子様たちでしょ!
(ジュリーのときみたいに、失神する人いるのかナ~›

夢と言えば――
彼らは、夢を叶えたーと言っていました。夢かあ~…….
30歳の頃、主婦トモと、文通を始めたとき
「夢は、なんですか?」と聞かれたことが……
30歳の私は、“夢“なんて、考えたことがなく…orz
日日、やっつけ仕事で、精一杯で…orz
ソレは、今も……(~_~メ)
夢を追う、叶えるーのは、素晴らしいことなんだナと……

ところで、ザ・タイガースつながりで、ふと……
メンバーの岩田さんが、慶應義塾高校の生徒だった頃は
ザ・タイガースのピーこと、瞳みのる先生(人見先生)が
教鞭を執っていた頃と、重なるはず。
教わったのかナ~☆(^^)/
(人見先生が、ピーだと知ってたかナ……)

ところで、歌2人は、CDで聴けますが
パフォーマー5人のダンスは、ライブ映像などで見るほかありません…

ライブに行けば、いいのでしょうが
170万人の申し込み!だそうで、全員は、参戦できない感じ……
この映像を見る限りだと、盛り上げの演出なのか
細切れなので、5人一人ひとりを、じっくり見られない……

願わくば、一人ひとりの動きを、フルで、通しで観てみたいです。
ソレは、DVD別途購入か?(^^♪

▼▼▼

『Born in the EXILE』の歌詞に
♪僕らは此処で生まれた 此処で生きてく (歌詞引用)  とあった。

グループ名でなく、“EXILE”に生まれてーと言う意識が、
彼の誇りや、覚悟なのか……

ともあれ、キャー!と熱狂するファンの期待に応えて
がんばってください!(^_-)-☆


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テーマ : 邦画
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映画『人魚の眠る家』★母親の愛が痛いほど刺さるwith咎め


174949_2.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174949/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・母(妻): 篠原涼子
・父(夫): 西島秀俊


プールの事故で、“脳死“状態になった娘をめぐる物語。
予告編で
自宅に戻った娘を、介護する母が
「この子が死んでいるなんて、もう誰にも言わせない!」
という叫びに、母親の愛情が強く刺さった――と思い
母親の娘への愛の物語なのだろうーと思っていました。
確かに、そうなのですが――
例えば、
その人と離れがたい強い想いは、愛だけでなく
贖罪のような咎めのような“後ろめたさ”“ーというのも、あるのかも…

そして、究極の?“脳死状態”を見せられたことで
新たに、具体的な感想が、沸き起こったーと言うか……


▽~▽ネタバレで雑談です。(見て感じてほしいので要反転)


プールで、沈んでいたところを、発見された娘は
救命されたものの、“脳死状態”とされる。
親の悲しみは、いかばかりか…orz
祖母と弟といとこと出かけるのを、元気に、見送ったのに…orz

“脳死状態”=死亡宣告ではなく
臓器提供の意思があれば、脳死判定が行われ
判定されれば、(心臓が動いていても)死亡となる。
(臓器提供の意思がなければ、心臓死が死)

優しい娘の遺志を汲んで、親は、臓器提供に同意するが
わずかな手の動きに、可能性を見出した母親は、撤回し
自宅で、介護することになる。

プールに連れていった祖母は、責任を感じ、介護を手伝う。
夫の浮気で、離婚するはずだった妻は
介護に専念するため、夫に、離婚をとどまってもらった。

“脳死“と言われても、死でなく、眠っている人として
接する母や家族。そのときは、違和感を感じなかったが…

あるとき、夫の会社で、障がい者さん用に開発している機械を
横隔膜につけようと、夫が提案した。
電気信号が、呼吸運動させるので、呼吸器を外せると言う。
熱心な担当者(=坂口健太郎さん)も、たびたび、出入りしてくれた。


呼吸運動のおかげで、“元気”になった娘を見て
夫らは、手足の筋肉にも装置をつけて、動かせるようにした。
手足を動かせて、体力もついていくー
母は、娘が生きているーと言う実感を、強くする……

しかし、このあたりで、違和感を感じてくる……
障がい者さんの場合には、動かそうとする意思を、補助する装置だが
脳死状態の娘には、誰かが操作した電気信号で、筋肉が動いているだけなのだ…

究極は、それを、顔の筋肉につけて
笑顔を、作りだしたときだった――
笑顔は、本人(の脳)が、嬉しい楽しいときに出るもの。
それを、電気信号で、作り出す意味とは??????

臓器提供のときだけ、脳死が人の死~というのは
我が国の国民感情で、そうなっているようです。
心臓は動いていて、手足も温かければ
死を感じられない―というのもわかります。

けれど、たとえ
機械で手足が動き、体温が保たれ、表情も作れたとしても
ここで感じた違和感には、脳死は人の死―との思いが……

すると、そんなこんなで、母は、娘に包丁を突き立てた!
すでに死んでいるというなら、刺しても、それ以上死なないはずだ!と……
娘の死を、受け入れたくない痛みは、こっちにも、刺さる…

そのとき、いとこちゃんが、涙で訴えたのが、辛い……
彼女は、仲良しいとことはいえ、よく来てくれていたが…
実は、プールで、娘が溺れたとき
いとこの“飾り“を、拾ってくれようとして、排水溝に、吸い込まれたらしい。
いとこは、娘が、自分の身代わりになったと思い
幼いながら、将来、介護を手伝う覚悟をしていたことが、わかる。

自分のせいだーと咎めていたのは、祖母だけではなかった…
一緒に行ったいとこも、自分のせいだと……orz
たとえ、もう、死しているーとしても、
生きた体を介護したい、しなくてはいけないーそんな覚悟か……
(デリケートなことなのに、雑な言い方ですみません…)

母は、娘と一緒に、“散歩“もしていた。
娘が生きているアピール?とも、思われたのだが….
それだけでは、なかった。
娘は、生前(死の直前)、母に描いてみせた場所があったのだが
母は、忙しさにかまけて、よく見てやらなかった。

娘と一緒に、その場所に行くために
“眠る娘“を連れて、その場所を、捜していた―――

それは、母親の贖罪?のための、自己満足でしかない、とは思う……
娘が元気なうちに、介護以上のことを、してあげればよかったのだ…

けれど
親は、バカな生き物で、子供のためだと思えば
他人には、オカシイと思うことでも、理屈に合わないと思うことでも
やらずには、いられないんですよ……
涙が、込みあげてきたよ…………………………………

その後
気持ちの整理がついたーということも、ありつつ
きっと、娘は、誰かのために生きたいはずだーと
臓器提供することになった。

そして、ラストシーンが、冒頭のシーンに呼応した。

心臓死は、心臓が止まったときーならば
娘の心臓は、まだどこかで、生きている。  (←ムリを承知で)
それも、心の支えかと。



篠原涼子さんの“母親“像には、
思うところ、込みあげるものがありました。
子供に何かあったら、冷静ではいられない…
それは、よ~~~く、わかるから…….


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テーマ : 邦画
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映画『ヴェノム』★タフな超エンタメ!トム・ハーディの人間味!

172814_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172814/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・エディ: トム・ハーディ☆

スパイダーマン3』で
スパイダーマンに、“イカ墨パスタ“のようなものがからみついて
衣装になっていたのが、ヴェノムの片鱗でしたっけ。(^^)/
今回は、スパイダーマンは出ませんが
“ヴェノム“には、蜘蛛の糸のような機能もあり
なんだか懐かしいような…(^^♪

それよりも、主演トム・ハーディに注目☆

チラシ(ポスター)からして
“ヴェノム“のグロいアクションものなんだろうナ~と思いそう…
いや、しかし
たとえ、牛タン?のような舌で、ナニか食うとしても(汗)
トム・ハーディ☆に寄生したことで
コレは、陳腐なB級ではなく(汗)
エンタメ娯楽度?超アップの極上作品になったかと。←絶賛!(^^)/

トム・ハーディには、肉体派のアクションも期待できるのはもちろん
彼は、コミカルかつ切なく、苦難も笑いに変えるというか
いい意味で、すべてをタフに変え
“トム・ハーディ“ワールドに染めてしまうほど
空気を支配するのに長けている、演技派さんです!!!←絶賛!(^^)/


▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

恋人(弁護士)のPCから“とくダネ”を盗み見て
疑惑の宇宙開発の会社ライフに
突撃取材に行ったエディは
ソレが元で、クビにされた。
その会社の顧問弁護士だった恋人も解雇され
エディとも、別れることに……

そんな失意のムードが、トム・ハーディには、よく似合う☆
(本領発揮!)
社会的弱者のことも気にかけて、イイ奴だとすぐわかる。

そのエディが、ライフ社に隠されていた
宇宙生物である、イカ墨パスタのようなヴェノムに寄生される。
ソイツも、エディと同じ境遇らしく、うまく一体化していく二人。

ただ、ヴェノムは、空腹になると
生き物を、生食いしたくなるの……( 一一)
アノ顔で、アノ歯で、アノ舌で…(汗)
なので、エディは、善人でなく、ワルモノにしてねと……(^^♪

宇宙生物と融合すれば、宇宙生活がしやすいと考えるライフ社の社長は
逃げたヴェノムを捕獲するために、エディを追う。
(実は、ヴェノムたちのほうが、人間を乗り物に利用しようと企む)

エディwithヴェノムのチェイスシーンは
ハラハラドキドキなんですが、トム=エディは
ソコは可笑しいし、楽しいし、エンタメだ~~!\(^o^)/
いや
このままじゃ死ぬだろう~(>_<)というのも、ありますが(汗)
「お前を死なさない!」と  ←低音の魅力
ヴェノムがフォローする“チームプレイ”には
ヴェノムが、損得を越えて、
エディと友情で一体化した感があって、なんだか嬉しくなる!

視覚的には
スパイダーマンの蜘蛛の糸のような、イカ墨パスタの束のようなものが
ビヨ~ンと伸びて、窮地を脱していくのが
可笑しいやら、カッコイイやら……(^^)/

元恋人は、別れたと言っても
エディのことを、終始、気にかけてくれるのもイイ。
特に
エディの体から離れたヴェノムが、彼女に寄生したあと
“口移し“で、エディに戻してくれるのが、ニクイです♪(*^^)v
すごくイイ☆

▼▼▼

“最悪“と書かれたヴェノムですが(汗)
ワルモノ退治には、最強かも☆
あのスゴイ顔も、慣れれば、可愛く見えてくる?(^^)/

続編もありそうで
トム・ハーディの人間味全開で、期待します!(^_-)-☆
(注:シンビオートなるものが寄生してエディと一体化したのが
ヴェノムなんだそう。(^^♪)






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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ビブリア古書堂の事件手帖』★サスペンスありセピア色の切ない風情もあり

172542_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172542/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・古書堂の主 栞子: 黒木華

ドラマで見たとき、古書にまつわるエピソードの雰囲気が良かったので
映画も楽しみにしていました☆
黒木さんの、文学少女っぽさも良い。(^^)/

ミステリーなので、内容は▼に閉じ込めますが(^^♪
古書をめぐって、命の危険ありのサスペンスもあれば(>_<)
古書が秘めた、過去の出来事が、
切なくも素晴らしく、セピア色の風情が、ピッタリなムードに酔う…

▼~▼ 内容にふれて、雑談です。
▼▼▼

大好きな(文学)作品の内容を、語り合うとき
(映画でもそうですが)
作品への熱意・愛が、ヒートアップして
その語らいは、ジャズのセッションみたいになりませんか?(^^)/

ときに、“うんちく盛り“に、なるかもしれないけれど(汗)
作品に惹かれて、ドンドン掘り進んだ“堀出し物“ならば
聞いて損はないし、何より、“語らい”が楽しい!\(^o^)/

栞子の古書への“のめり込み”は、ソコがツボ!(独白含む)
醍醐味☆(^^)/

“代助”が持ち込んだ、夏目漱石の『それから』について
栞子は、“持ち主“の背景を、”推理“した。
ソレが、道ならぬ恋なのョ……
代助の祖母:絹子と、作家志望の青年ヨシオとの…
ソレが、とてもイイ……

絹子の夫の食堂に、たまたまやってきたヨシオは
絹子に本を紹介して、“親しく”なる。

一目惚れ(外見)で、一気に落ちていく恋も素敵だけれど
“本“という、心(内面)を通したつながりは
より深いところで、その人に、強く強く惹かれていくと思う。
(ドラマ『大恋愛』でも、作品を通して、作家に強く惹かれてましたよね)

そして、想いを募らせていく、ヨシオこと東出昌大さんが、GOOD!
静かに、恋の炎をたぎらせていく雰囲気が、絶妙☆!
そして、絹子=夏帆さんのとまどいも……

やがて、漱石から太宰治の『晩年』へと及び
ヨシオが、太宰を引き合いに、海での心中を口にした。
先に進んではいけない関係の前にあっては
“心中“は、耽美な恋の証にも、思えてしまう……
でも
絹子は、笑って受け流したが……(^^♪

やがて、心中=死とは、反対に
絹子は、命を宿す…….オット!(ソレ以上はナイショ)


ところで、栞子の蔵書の中に
手放したくない『晩年』があった。
展示会用に、貸し出したことから
ある太宰マニアから、しつこく、譲渡を迫られるようになっていた。

それに関連するように
栞子の身に、危険が迫る。
バイトを頼んだ代助にも、助けてもらいながら
『晩年』を守ろうとする栞子。

執拗に『晩年』を狙うのは、誰なのか?
栞子は、『晩年』を守り切れるのか?
そして、あの道ならぬ恋の行方は?
(↑言いたいけど言いません。(^^♪)

蛇足?ながら、成田凌さんの“ふり幅”、イイです。
彼は、気弱で繊細な役柄も合いますが
“振り切った“スゴミも絶妙☆

▼▼▼

古書にまつわる“しっとり感“も
古書への、まくしたてんばかりの愛も(^^♪
そして
秘められた愛の行方も――

いいムードで楽しめたひとときでした♪

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テーマ : 邦画
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映画『ボヘミアン・ラプソディ』★フレディの魂の歌声よ!大音響の応援上映求む!(^^)/



175831_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175831/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

このタイトルで、誰(たち)の話かわかる。(*^^)v
そう!クイーン♪
そして、フレディ・マーキュリー♪

1985年 ウェンブリー・スタジアム。
ライヴ・エイドのステージに上がろうとするフレディを、カメラが追う。
それから
フレディが、クイーンとなるメンバーたちと出会う場面に、戻っていく――

リアルタイムで聴いていた人は
その当時のことを、色々思い出すと思う…
思い出しながら、フレディの声に感動して
涙が、出てくると思う……
(歌は、フレディ自身だそうです)

そんなこんなあって
再び、ライヴ・エイドのステージに戻ってのクイーンのライブは
もう、爆音で聴きたい!
一緒に、歌いたい!(応援上映求む!)

今まで、フレディが、「ママ~」と歌っただけで
心が張り裂けそうに、感動するのは、なぜだったのか……
そうでなくても、彼の声は、聴くだけで
心震えるのは、なぜなんだろう……
その“答え”を作品で、観た気がします。

その上で聴いた、ラストの歌や演奏には
トキメキながらも、
人生いろいろ――涙があふれてしまった………

▼~▼ 内容にふれて、雑談です。
▼▼▼

フレディは、病名(HIV)を公表して間もなく(翌日?)
亡くなられたと、記憶しています。

思い込みで、フレディはゲイだと思っていましたが
運命の女性と出逢い、結婚されていました。

けれど、バイセクシャルだと気づいたフレディは
妻に、“告白”しました。
すると妻は、それを否定し、彼をゲイだ、と断定すると同時に
彼と距離を、置きました……..

↑フレディには、それが辛いのです……
アノ人にも惹かれるけど、妻も大切。
運命の人だと、思っている…
でも、逆に、妻も辛くて……
結婚指輪を外すときが、来ました。

“愛“について語るのは、とても複雑ですが
“孤独”についても、同じことが言えそう……
メンバーには、妻子がいるけれど
自分にはいないことを、“孤独”の怒りのように吐いたフレディ……

男友達は、いるけれど
どこまで、信頼できるのか……
“男友達”の独占欲なのかナンなのか
仕事も何も、彼が間に立ち、フレディは、誰とも連絡とれず
孤立してしまい、あわや、彼のせいで
ライヴ・エイドも、知らぬ間にキャンセルされるところだったし…(>_<)
“信頼“できる人がいなくなると、”孤独”感つのります…orz

ところで
『ボヘミアン・ラプソディ』の発表のいきさつは、良い☆
レコード会社のボスは、ヒットした前作の二匹目のドジョウ狙いだが
フレディは、似たようなことはしない、とつっぱる。
結局、他で出すことになって
そのボスは、“偉大な女王”を失った男となった…( 一一)

~中略~

ソロをきっかけに、深まってしまった
フレディとメンバーのミゾは
ライヴ・エイド参加で、埋まっていく。

――というか、その頃、フレディは
メンバーには、HIV感染者であることを告白していて
メンバーも、確執より、応援する気持ちしかなかったと思う。

そして迎えた、ライヴ・エイドのステージ。
フレディが歌う歌詞にも、
フレディの気持ちが、そのまま投影されているようで
グッときてしまう。

♪死にたくない  と言う歌詞には、
“病気“の影が、ちらついてしまう……
けれど
♪We are the champions (歌詞引用) には
力強いフレディを見た!
あの歌に、聴く人たちも、どんなに励まされただろう!
あ.あ、だから…

▼▼▼

もろもろ踏まえた上で、あらためて
ライヴ・エイドの会場にいるつもりで
フレディの魂の歌声で
♪We are the champions~を聴きながら
かつ歌いたくなる!
大音響の応援上映で、鑑賞したくなる!!!!\(^o^)/



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