fc2ブログ

映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』★「ここは鎌倉だぜ」黄泉の国も江ノ電で♪

172484_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172484/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・作家: 堺雅人☆
・妻: 高畑充希


堺さんに期待して、鑑賞☆
「ここは鎌倉だぜ」 by堺
鎌倉は、魔物も普通にいる、魅惑のミステリアスな地。(*^^)v
魔物、ど~かな~(^^♪ との懸念なく
夫婦の日常に、引き込まれていたら
妻が、“急死“!(>_<)
夫は、妻を取り戻しに、黄泉の国に――

あらすじでは、取り戻しに行くのがメイン?っぽいですが
その前の、二人の日常と、ソコに関わる人々の状況が
伏線以上のドラマを、見せてくれました。

▼~▼ネタバレで雑談です。  
▼▼▼

夫が、留守中、絶対!納戸に入ってはダメだよー
と言ったのに、
妻は、すぐに、納戸に入ったし…(汗)。

夫婦でも、越えてはいけない一線?(スマホ盗み見etc.)はあるかもですが
ダメと言われると、“一心同体”の関係だと
見届けておきたい“覚悟“(興味?(^^♪)も、あるし…?
否、妻には、入っちゃダメ!は、入ってねーと同じ意味?(汗)
そこで見つけた“書き物“が、
作家の父子関係について、一石を投じていく。

死後、黄泉の国へ行くのを、先延ばしできるシステムは
心残りある人には、嬉しい。
自分のままで、現世延長できる。

けれど、家族の寿命と引き換えの、“延長“になることもあって
幼い子供と妻を残して、死ぬことになった男は
“魔界転生コース“を選んだ。(ジュリーか?\(^o^)/)
とはいえ、ジュリーのように美しい姿で、転生できるわけでなく
“魔物“なので、家族には会わず、遠くから見守ることに。

しかし、妻が、ほかの男と親しくしているのを見るのは、辛い…orz
家族には、幸せになってほしいが
自分の死後の“家族の幸せ“とは、どういうことか――
生還できないのなら
知らぬが“仏“で、成仏するほうが、いいかも…orz

良かったのは、田中泯さん=貧乏神さん☆
ケ嫌いせずに、妻が、親切にして
“シブイ茶碗”を下さる。
この茶碗が、あとで、思わぬ力を発揮してくれる。
貧乏神とはいえ、神様はありがたい存在!(^^)/
目先の損得でなく、親切はするものーという教訓☆

而して、黄泉の国へ行った夫;作家さん。
偶然にも、亡き両親に逢い、
出生の誤解も解くことができて、安堵する。

そして、見えている黄泉の国は、想像の産物だと言う。
作家は、持ち前の想像力を働かせて
妻をさらったマモノと、戦うことになる。

実は、このマモノは、前世の前々前世から
妻に、横恋慕してきたという。
前世から、ずっと、作家と妻は、結ばれ続けているので
今回は、妻の誕生を、遅らせてみたと言う。
なのに、年の差婚で、今回も結ばれた二人。

タイトルになっていますが、“運命”は強し!
マモノの怪力で、引き裂けるものでもない。
妻に小言(不満?)を言われたり、喧嘩もした二人ですが
それくらいじゃ、引き裂かれないってことです。
来世もずっと、結ばれ続けるわけですから……

なんだかそういうの、イイなあ~(^^)/

▼▼▼

レトロムードもよく、音楽も、素敵♪
「ここは鎌倉だぜ」
黄泉の国に行くのも、江ノ電だぜ♪

ソレも、イイなア~(^^)/

Yahooブログ→コチラ


にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



スポンサーサイト



テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『合葬』★忠義だけでない死に急ぎwith粋な忍び逢い(^^)/


167082_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/167082/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・原作: 杉浦日向子☆
・極(きわむ): 柳楽優弥

・柾之助: 瀬戸康史  武士メシのような…
・悌次郎: 岡山天音 …… 妹は極の許嫁だった

幕末。
なんだかんだで、彰義隊に入隊した親友3人。
将軍・慶喜の無血開城のあと、
新政府に抵抗した上野戦争で、命を落としていく――

幕臣として、死に場所を求める美学?もですが
日向子流は、そうでもなくて
江戸風情・情緒が、気になります♪

終盤の“月と笛“のエピソードが、粋!(^^)/

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

ギラギラした柳楽=極の熱血ぶりが
幕末の血潮を、感じさせる。(^^)/

彼は、三人の中で唯一、将軍の“御見送り“をした。
(江戸城から出ていくはずが、金のしゃちほこ?(^^♪)
彼は、“御見送り“をした者にしかわからない感情があると言い
将軍のために、新政府へ、一矢を報いる覚悟を
彰義隊に、賭けていた。
極の顔つきは、殺気立っているのだが
負け戦をも覚悟して、死の影をまとった風情あり…

そのために、友:悌次郎の妹との縁談を、破談にする。
悲しむ妹のために行動した兄は、どさくさで
彰義隊に混ざってしまい、参戦までしてしまう……orz

一方、養子先を追い出された柾之助も
つるむように、彰義隊に入ることに。(^^♪
つるみながら、恋もする。(若者だもん♪)

好きな女から預かった、極への恋文を
読んでしまうや、破り捨てる柾之助。
親友とて、譲れないものもあるのだ。
ソレにしても、恋文を破り捨てるとは……(>_<)
お主も小さいヤツよの~~。

主(将軍)が、無血開城した江戸を
家臣(彰義隊)が、血の海にするのか!との批判も受けつつ(汗)
忠義だけでは測れない、武士の意地?もあり
なりゆき?もありで、ついに戦争が始まってしまう!(>_<)

流れ弾に当たって落命する者あり
切腹する者あり……←極
介錯してあげないのは、むしろ残酷ではないか?( 一一)

血みどろで、虚しく、終わろうとする中で
粋な“記憶“が、語られる。

悌次郎の妹の“告白”だった。
許嫁:極と、一度も逢ったことがないーと兄にウソを言ったが
実は、逢ったことがあったと言う。
ある月夜に、極が忍んできた来たと…
ソコが、粋なんですよ。(*^^)v

ある月夜に、彰義隊の上役が、笛を吹くシーンがあった。
そのとき
外を歩いていた極は、その笛の音に、心惹かれた様子で
月明かりを頼りに、“どこかに“行こうとしたシーンもあった。

そのときは、わからないままだったが
極は、月と笛に導かれるように
(破談にした)許嫁に、逢いに行っていたのだ。

破談は、彼女が嫌いだからではないことを
示したかもしれない……
今生の別れを告げに、来たのかもしれない……
彼女を想えばこそ、足が向いたのだろう。

妹は、兄には、極と逢ったことを隠して
(別れを告げるため)逢いたいとだけ、告げていたが
(それで兄は、極に、逢いにいき、そのまま彰義隊に入ってしまった)
月夜の夢のような忍び逢いは、大切な秘密にしたかったのかもナ~。
乙女心ナ~☆

死にゆく若者の話に、この“粋さ“は、救いです。(^^)/

▼▼▼

忠義の全面押しで、死に急ぐ若者の話―というだけでなく
粋なエピソードがあったのは、良かった。

月夜の忍び逢い…オット!
せっかくなので
もっと、艶っぽくてもよかった。(*^^)v



Yahooブログ→コチラ



にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』★絶賛!大泉洋さんの人間味にグッとくる (^^)/



175880_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175880/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・鹿野さん: 大泉洋☆ ←絶賛です!
・田中君(医学生): 三浦春馬
・美咲ちゃん: 高畑充希

ボランティアの手を借りて
自宅で“自立“生活をする、
筋ジストロフィーの鹿野さんの実話だそうです。

鹿野さんは、存じ上げませんでしたが
大泉洋さんが、素晴らしい!!!
正直と毒舌が混在する、ユーモア☆
ニクメないナ~☆
体は動かせないが、言葉は巡る。
巧みな話術、おしゃべりに、言いくるめられ?、否(^^♪
心つかまれてしまいます。(^^)/

障碍者の方と、自分との関係性について
普段、接している方も、そうでない方も
それぞれに、想いを、新たにするかと。
何より、自分が、その人の立場ならー
それは、いつも、思っていたい。(^^)/

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

↑とは、言うものの―――
その人の立場になった“つもり”だったのは
御体が御不自由で大変ですね――と言うことだけだったかも…
と、気づかされる……

もちろん、労わりや優しさの気持ちで
“して差し上げてる“としても
それは…上から目線!?だったかも…orz

鹿野さんは、ボランティアに“わがまま”を言って
“迷惑”をかけていることを、承知していた。
(美咲ちゃんは、夜バナナの件で、怒ってしまうが…)
しかし、彼曰く
誰かに迷惑(いい意味で)を掛け合っているのが、
生きていることではないかと

(↑コレ、大泉さんが言うと、イヤミでもわがままでもなく
すごく、ナットクする)

鹿野さんは、ただ、感謝の低姿勢でなく
はっきり、要望を言うように
他の人にも、本音で、対等に、接してくれることを望んでいた。
(それで、困ることもあるが……)

コレは、相性もあって、むずかしいけれど
イイ人間関係・友人関係も、そうですもんね。
同じコトを言ってもやっても、受け入れられる人はいる。
鹿野=大泉さんには、その魅力があった。
グッと来た~は、鹿野さんだけではないゾ!(^^)/

お喋り上手で、自分を、開けっ放す鹿野さん。
美咲ちゃんは、彼氏(田中君)に対するよりも
鹿野さんの前では、正直で居られることに気づき
惹かれつつあった。
鹿野さんも、美咲ちゃん大好き☆お気に入り♪

一方、美咲ちゃんは、学生だと偽って
田中君と合コンして、つき合ったことが発覚し
混乱し引いてしまった田中君と、疎遠になってしまった。
(ボランティアはするが、シフトをずらす)

そんなとき、鹿野さんは、しれ~っと
死にそうなフリをした!  ←みんなビックリ!(>_<)
悪い冗談……( 一一)
けれどそれは、疎遠になった恋人たちを、引き会わせるため。(^_-)-☆

鹿野さんは、美咲ちゃんが好きなのに
二人に仲良く、幸せになってもらいたくて
命がけの芝居をしたの…….

言葉では、よく言い表せないけれど
大泉洋さんの、あのムードを感じれば
鹿野さんの人間的魅力が、伝わると思う……

彼は、母に、冷たく接していたが
実は、親に、自分の介護を、背負わせたくなかったと言う――
それは、他人に押し付けるということではなく
介護や自立のあり方を、探りつつ
社会や制度に挑んでいたーとも言える。

もし、その人の身になって考えるーとしたら
その方の御体のご苦労だけではなく、私は
その方の置かれている“状況“も、含めて
考えを巡らせるべきだったーと思う。

しかし、制度や人を動かすのは、簡単にはいかないし
何が、最適なのかは、そのときにもよるから……
答えは、わからない……
けれど
病院や施設ではなく、自宅で“生活“することにこだわった鹿野さんと
支えた600人余のボランティアさんは
たまたまそういうケースがあったーというのではなく
一石も二石も、意味あるものを、投じたと思います。

▼▼▼

学生時代の“友人”に
「人に頼まない代わりに、頼まれない」と言った人がいた。
そう言う関係もアリなんだーと思いつつ、寂しい気がした…

頼り頼られ、助け合う(=迷惑をかけあう?(^^♪)ほうが
嬉しいし、あったかいと思う。(*^^)v

見終わったあとも、鹿野=大泉さんに
何か言って、ほしくなる。(^_-)-☆


Yahooブログ→コチラ



にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村




テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『女と男の名誉』★一家の者なら恋でもスリリングな香りは残る


136552_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/5837/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原題: PRIZZI'S HONOR (プリッツィ家の名誉)
・チャーリー(夫): ジャック・ニコルソン☆
・アイリーン(妻): キャスリーン・ターナー
・メイローズ(元カノ): アンジェリカ・ヒューストン
  ←パンチ力ある美女!

在アメリカのイタリア系マフィア:プリッツィ一家。
マフィア同士の抗争ではなく、一家の中のゴタゴタ。
と言うか、チャーリー夫妻がネック。
(ラブコメではないかと……(^^♪)

やくざさん作品は、ヤッタヤラレタが見どころですが
そのための大義(理由づけ)も、好きです。(^^)/

本作は、“名誉“(=”落とし前”?)の前に
愛し合った夫婦が、引き裂かれることになりますが
一家に、男の元カノが居るーというのが
事情も大義も、より複雑にして、良かったです。(^^)/
(ヤロウの殺し合いだけではないゾと。)

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

ナンと言っても、ジャック・ニコルソンが、魅力☆
情熱的な恋に落ちるのも、ナットク☆
クール&シャープな、殺し屋風情も良い。
そして、哀愁も……

そもそも、二人が出逢った、一家の結婚式の頃から
女は、殺し屋稼業をしていた。
男は、マフィアの結婚式に来る女だから
堅気ではないーと思いつつ
“一目惚れ”に勝てなくて、ズルズルと…

挙句、一家のお金をだまし取った男の妻だと知るが
男を始末したあと、結婚する。
それでもドンは、わが子同然のチャーリーに寛大で
大目に見る。

その後、着服が発覚した、銀行頭取の誘拐を
命じられたチャーリーは、アイリーンを相棒にする。
が、運悪く居合わせた、警部の妻を
アイリーンは射殺してしまい、警察との関係が、マズいことに…

ちなみに、このときの警察と一家は、ズブズブです。(^^♪
チャーリーは、タクシー代わりに、警察車両を使ってたし…(汗)
けれど、警部の妻が殺されたことで、メンツ云々言い出すケ―サツ。
ドンも、アイリーンを差し出して、コトを収めようとする。

が、アイリーンも、大したタマで
頭取誘拐のメリットによる、自分の“取り分“を
それなりに、要求したもんだから
ドンも、消すことに躊躇なくなり
チャーリーに、アイリーン殺しを命じた。
一家の“名誉”のためだと、言って……

その前に、チャーリーの元カノで
ドンの孫:メイローズがいた。
チャーリーとの痴話げんかが原因で
父親から、勘当されていた。
このたび、チャーリーが結婚したことで
“ケジメ“がついたようで、勘当が解かれ、一家に戻った。

しかし、チャーリーに、未練あるメイローズは
チャーリーとの嬉しい再会を
乱暴されたと、父に泣きついたので
父は、殺し屋アイリーンに(夫婦とは知らず)
チャーリー暗殺を命じた。

娘を勘当したのも、よくわからない“名誉“のためのようだが
娘の元カレを殺すのは、娘の“名誉“のためなのか……?

そんなこんなで
お互いに殺し合うことになった、チャーリーとアイリーン。
(名誉というより、自己保身?)
アイリーンを殺し
生き残ったチャーリーは
元カノ:メイローズに、電話をかけて終わる。

↑一家の絆としがらみでしか、生きていけないなら
一家に戻った元カノと、よろしく生きるほうが
老後まで、淋しくなく、暮らせそうなチャーリーか――
元々、彼女が好きだったのだから……
ソレはそれで、“生き方“かな……と思う反面――

チャーリーが、保身のため?アイリーンを殺したとはいえ
序盤、本当に愛して
溶けるような愛し方を、していたことを思うと
割り切れるのだろうか?と思う……

アイリーンが、自分を殺すことになったのは
回りまわって、メイローズが、父親に
ウソの被害(乱暴されたと)を、告げ口したからだし……

もしかしたら、チャーリーは
メイローズを殺してしまう?
そうでなければ
死んだアイリーンの名誉が、守れないのでは???
――などとも……

▼▼▼

ラストシーンの先は、どうなるのか?
男と女がいれば、愛だけが残るのか?

いや、一家の者ならば
“通すスジ“や”ビジネス“などが、付きまといそう……
恋であっても、スリリングな香りは、残る……!?(*^^)v



Yahooブログ→コチラ



にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村


テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『テルマ』★プールサイド~愛することは罪ではないと


173091_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/173091/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
(ホラーというより、ミステリーかも)

親元を離れ、大学に通うテルマは
女学生アンニャと親しくなり、恋に落ちる。
その頃、てんかんのような発作を起こしたテルマは
診察の中で、死んだと聞いていた祖母の存在を知るー

テルマに、何があったのかーそして
どうなっていくのかーの興味に、引っ張られて見入ります。
恐ろしさに目をつぶるーというより
知りたい!(^^)/

気になるのは、親御さん。
離れているとはいえ、すぐにスマホに出ない娘を
詮索しずぎ…(汗)って、これもワケアリ……

▼~▼ ネタバレして、雑談です。
▼▼▼

冒頭、幼いテルマを連れて、鹿狩りに行った父に、ビックリ!(>_<)
鹿を狙ったつもりで、銃口を、瞬時、テルマに向けた?(汗)
亡き者にしようとした????親なのに?orz

そんないわくを秘めて、大学生になったテルマは
女学生アンニャと親しくなり、恋に落ちる。
“罪悪感“からか、テルマは、発作を起こしてしまう。
医師は、ストレス?と言う。
心に封じ込めたコトが、抑えきれなくなったのでは?と。

それは、同性愛をきっかけに、
封印を解かれた、“悪しき力”。


▽↓ネタバレ▽  

その力は、願ったことが、そのとおりになってしまうこと。
(無意識でも)
幼いとき、弟が生まれてから、起こった。

下の子が産まれると、上の子がやっかむの、あり得ます。(汗)
テルマの母は、モロ、そのムードムンムン…( 一一)
テルマでなくても、ママを取られたと思いソ…
弟がいなければ、自分だけのママなのに…って。

テルマが願ったから、弟は湖に沈んだーと言うことになりましたが
そもそも、テルマへの母の接し方が、悪かった――と思う。

信仰心がらみの話―とのことなので、からませると
親は、幼いテルマに、神の導きで、“改善“させようとしたとのことですが
そもそも
母が、テルマをまっすぐに看てあげれば、よかったんですよ!
テルマ、かわいそうに。
神の導きが必要なのは、ママのほうですよ……

それと、パパ。(医師らしい)
幼い娘に、銃口を向けた時点で、アウトなんですが……
テルマの祖母が、同じような“症状“で
施設で、“鎮静“されていた。

テルマは、親友アンニャがいなくなったことに関して
“自分の力”に気づいたとき、帰省した。
封印してきた両親は、弟のことを、テルマに話すのだが…

そのときの親も、アウトですヮ…
お茶だとだまして、テルマに、“安定剤“を飲ませた。

信仰の力での封印を、信じたようですが
神は、基本、沈黙されるので(ゴメンネ)
人間のほうがナントカしないと、いけません。
(子供には愛を注ぐとか、気を配るとか)

なのに、父は、医者だからか、“薬”に頼った。
何も思わせないように、鎮静化すればいいと?
同様の祖母は、死んだことにされ、生ける屍状態だし…orz
親のほうが、罪深いような……( 一一)

だから、テルマが、そんな父の不在を、チラッとでも願うのは
アイコな気がするの……
ただ、願うと、スゴイことになってしまうの…(瀑汗)

けれど、テルマは、悪魔ではない。

自分のせいで、弟がいなくなり、投身し、
歩けなくなってしまった母を、案じる気持ちがあって
母が歩ける奇跡を、起こしたよう。

そして、アンニャのこと。
アンニャが消えたことは、彼女が憎いからではないでショ。
好きすぎるからこその、罪の念?

そして、劇的だったのは、テルマが
(自分のせいで)父が沈んでいった湖に、飛び込んだとき。
父を助けたい一心は、あっただろう。

しかし
彼女が、泳ぎ着いたところは、プールサイド。
出逢ったときのように、アンニャがそこに居た。
その後、何事もなかったように、アンニャと歩くテルマ。

父よりも、アンニャを想う気持ちが、強かった?

神様は沈黙するーと言いましたが(汗)
ソコで、神は啓示したのかと。
誰であれ、愛することは、罪ではないと――

▼▼▼

乙女に宿った“恐ろしい力“の話ではありますが
最後には、“愛の力”が残ったよう…
きっと、そう!(^_-)-☆


Yahooブログ→コチラ


にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村


テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『岸辺の旅』★亡き人との旅の終わりに信じたいコト


165550_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/165550/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・妻(瑞希): 深津絵里
・夫(優介): 浅野忠信


3年前に失踪した夫が、死者となて帰ってきた。
妻は、夫に誘われるままに、旅をする――

予告編で、「一緒に帰ろう」と
妻が夫に言っていたシーンで、胸が苦しくて
鑑賞を、先延ばしにしていました。
旅先の言葉とはいえ、
帰ってほしいのは、“自宅“よりも
“この世”だったと、思ったから……

▼~▼ネタバレで、だらだら雑談です。  
▼▼▼

まずは、“失踪”&“自殺”というのが、困る…( 一一)
夫いわく、海に、投身したらしい……

失踪にせよ、自殺にせよ
ココから居なくなる―というのは
居た人(妻)には、呵責を残すようで…orz

ふらっと帰ってきた浅野さんが、イイ☆
死後だからか、抑うつ感なく
とらえどころないゆるさ?柔軟さ?、無責任感?(汗)が
彼ならではの、味わい☆(*^^)v

で、逆に、その柔らかさに、不安を覚える。
(靴も履いたままで)
笑顔のあとで
また、この手をすり抜けて、消えてしまいそうな…

そうこうして、ともに、旅に出た二人♪

旅は、イイ☆
“日常離れ”するうちに、普段の心の垢が、取れるようで☆

夫が、世話になった人たちの元を、訪ねるのだが
その誰もが、“死“に関して、いわくつきだった。
(否、誰もが、誰かしらの死とともに
生きているものでもあるけれど…)

・妻が出て行ったあと、自分が死んだことも気づかない、新聞屋さん。
・幼い妹を亡くした奥さんは、ピアノ演奏に、悔いを残していた。
・失踪中に病死した夫の霊に連れ回される、別の奥さん…

新聞屋さんの場合、早く、成仏させてあげるのが
幸せなのだろうけれど
一緒に食事などしていると、ずっと、このまま
“ふれあい”の中に居ても、いいんじゃないか……と思ってしまうのは
生きる者のエゴだろうか……
見送ることになる者には、死は、安らぎとは思えないこともあって…

けれど、“彼ら“は、この夫婦の滞在中に
それぞれ、納得したような成仏をした。
そしてついに、夫にも、そのときが―――

その旅は、夫には、3年間の不在の贖罪だったかもしれない。
失踪&自殺なんて、あんまりだもん……(>_<)
たとえ、夫の遺体や死因がわかっても、妻は
それだけで、納得なんてできません。(キッパリ☆)

特別なことを、してほしいわけじゃない。
いきなり消えてしまったことが、悔しいし、悲しい…
いや、それよりも、自分の存在すら
宙に浮いたようで、誰に、何を、どう、ぶつけていいか…

だから、ぜひ、もう一度、逢いたい人には
幽霊でもいい、どんな形でもいいから、逢いたいーと思うかと……….

そして、一緒に過ごせた、夫婦ふたり旅♪
妻は、嬉しかったと思うョ。(^^)/

人生の旅が、いつか、終わるとき
大抵の人は、一人で、旅を終える――としたら
彼らの旅の終わりも
彼らだけの悲しみではないーのかもしれない。

「一緒に帰ろう」
もう、死んでしまったとしても、
そう言わずにはいられない、妻の想いには
胸が、熱くなる………

そうして、夫の姿が消えたのは
彼ら双方に、“納得“があっての成仏?らしいけれど
心に区切りは、つけられないーとも言っていた……

それなら、夫は、あの世に行ったーというより
彼は、妻の心の中に入ったーと思いたいのです。
失踪して、どこに行ったかわからない夫ではない。
夫は、ずっとずっと、ココに居る――
そう信じたいのです、私は………….

▼▼▼

死者への想いを、それぞれに巡らせて頂くとして――
やはり
いきなりいなくなるのは、ダメでしょ。
さらっと、帰ってきたとしても
自分から死んだあとじゃ、ダメでしょ。

一緒に居たい人がいることを、忘れないでほしいナ!(^^)/





にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ
にほんブログ村


テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『エンジェル、見えない恋人』★官能的純愛と呼びたい(^^)/


176263_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176263/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

イリュージョニストが蒸発してしまい
傷心のパートナー:ルイーズは、入院する。
そこで産まれた男の子エンジェルは
ルイーズにしか見えない、透明人間。
(心の病と思われたかも…)

少年になったエンジェルは、
病院の窓から見えた少女マドレーヌが気になり
近づいてみると、彼女は盲目で
気配で、エンジェルに気づいた。

見た目に惑わされない、出逢いは、
観客が、エンジェルの視点なので
ドキドキ感増します。(^^)/

そうして二人は、仲良くなりますが
マドレーヌの目の手術で、離れ離れに……
何年か経って、マドレーヌが戻ってきたとき
エンジェルは、見えるマドレーヌとの“再会“に、戸惑う―

見えないーということが
その人を、もっとよく知るーというか
感じるーというか
感触はすべて、愛する気持ちに変えられるーかのような
愛の感触に包まれるような、心地よさが……(^^)/
息遣いも……

▼~▼ネタバレで、だらだら雑談です。  (官能注意(^^)/)
▼▼▼

見えないマドレーヌが、気配と“匂い”で
エンジェルの存在に気づくーと言うのが
そもそも、ドキドキです。
「あなたの匂い好きよ」なんて…….キャ!(>_<)

見えないマドレーヌは、大好きなエンジェルに
見つめてほしいと思う――
観客は、エンジェルの視線になって
横たわったマドレーヌのあちこちを、見つめることに…(^^♪

一方、透明なエンジェルは、
見えない存在でも、触れればわかる。
マドレーヌは、彼の手に触れ、肌に触れ
「柔らかいわ」
存在を確かめることが、できる。(*^^)v

幼い恋人たちの、“存在”の確かめ合いは
そのまま、“愛”の確かめ合い、“愛”の育みなのだと思えてくるのが
嬉しい。気持ちが温かくなってくる。(*^^)v

そして、青年と乙女になった二人の
ひとときの別れは
マドレーヌの目の手術。
彼女は、エンジェルが透明なことを知らない。

その間、エンジェルの母ルイーズは、亡くなり
彼は、母から教えられた、湖のほとりの小屋に住り住んだ。

透明なエンジェルの存在は、誰も知らず
マドレーヌは、ルイーズの墓の前に、置手紙してみた。
そうこうして、再会する段になり
エンジェルは、マドレーヌに、目を閉じるように言う。

目を閉じて(あるいは目隠しも)
エンジェルに逢うマドレーヌの、
“乙女のトキメキ”が、たまりません!(^^♪

視覚以外の感触で、全身で
エンジェルを感じるマドレーヌ。   
愛する人が、すぐそばにいてくれることの幸せ……
存在を、感じられることの……
(うらやましー(^^)/ 惚れソー)

しかし、彼らは、その先に行かなければならない。
真実で、接しないと…

エンジェルは、シーツをかぶって、存在を見せたあと
その下には、“見えない自分”がいることを、マドレーヌに見せた。
「色がなくても、あなたが好き」
と言ったマドレーヌだったが、さすがに、
“見えない彼“には、驚いてしまった…….

エンジェルは、自分を忘れて幸せになってほしいーと残し
マドレーヌの前から、“姿を消す“のだが……
マドレーヌは、驚きはしましたが
根本は、エンジェルを愛しているのです。
エンジェル!簡単に諦めないで!
姿を消さないで!(透明とは別の意味(^^♪)

私、個人的に、
「自分は消えるから、幸せになって」という別れ方、イヤなんです。
消えないで、あなたに幸せにしてほしいのです。
なぜなら、あなたがいない幸せなんて、ないから。

マドレーヌも、エンジェルを捜しにいく。
見えない人を捜すの、大変ですが
彼女は、彼の気配と匂いが好きだし…((^^♪)
いや、記憶と運命で、巡り合えたとき
エンジェルは、湖で溺れ、マドレーヌは、必死で、彼を助けた。

それから、結ばれた二人には
姿の見える赤ちゃんが生まれて、めでたしめでたし。(^^)/
二人は、イリュージョニストとして、生活するーという
現実的に、安定のケリもつけてくれて、安心する。(*^^)v

エンジェルのお父さんの蒸発は、よくわからないのですが
イリュージョニストで、姿を消したまま
エンジェルとして、生まれ変わったのかしら……

▼▼▼

見つめることもですが、逆に
見る以外の感触に、訴えるのも
愛への切望を、刺激されます……(照)

官能的純愛―と呼びたい。(^^)/


Yahooブログ→コチラ


にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村




テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『胸騒ぎのシチリア』★「俺を許すな」元カレ乱入の胸騒ぎの果て


171119_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/171119/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・マリアン: ティルダ・スウィントン☆ (ロック歌手♪)
・ハリー(元彼): レイフ・ファインズ☆ (プロデューサー)

・ポール(マリアンの彼氏)
・ペン(ハリーの娘)

舞台は、シチリア州の離島:パンテッレリーア島。
冒頭は、のどの手術をしたマリアンと恋人ポールが
情熱的かつ静かに開放的に、島でのバカンスを、楽しむ――

すると当然、マリアンの元彼ハリーが、
(1年前に知ったばかりの)娘とともに、島にやってきた!
エネルギッシュなハリーのペースに
恋人たちのバカンスは、かき乱される――

作品は、主に、この4人の滞在中の出来事ですが
“胸騒ぎ“よろしく、終始
油断ならない、ピリピリした
男女の“揺らぎ”を、感じます。
(ティルダの背中美も、そそる…(^^)/)

特に、レイフ・ファインズの、
ドギツイ(汗)までの存在感は、スゴイ!(^^)/

▼~▼ネタバレで、だらだら雑談です。  
▼▼▼

恋人とのバカンス中に、元彼だか仕事仲間だかのよしみだかで
いきなり乱入するのは、迷惑だヮ……( 一一)
さらに、当然のように、彼らの“家“に泊まるハリー…

はっきり困る!と言えなかったのは
ハリーが、娘(20歳位)を、連れてきたから?

さらに、声が出せないマリアンの代わりに?
友人女性二人も呼び寄せて、勝手に盛り上げるハリー。
ひとんちだゾー( 一一)

けれど、プロデューサー;ハリーは
エンジン全開で、自分のペースに引き込んでいく。
(バカンスもプロデュース♪)

そんなハリーに、元カノ:マリアンは、感じる。
自分を、取り戻そうとしていると……
だから、今彼:ポールと別れるつもりはないと
はっきりと、ハリーに言ってみた。

そうは、言っても――
どんな別れ方をしたかは、不明だが
そこに、“焼けぼっくい“があれば、
再び、火が、バッと燃え盛ることだって…….(汗)

マリアンとハリーが、二人で、祭りに出かけた一方で
ポールとペンが、二人で、出かけるのも、危うい…(>_<)
バカンス、リゾート…非日常の場所や時間は
現実を、白昼夢に変えてしまうことだって……(汗)

これ以上は、居ないほうがいいーと感じたハリーが
明朝、娘と帰ろうという夜
その家のプールで、泳いだ。
そこに、ポールも居合わせた――

実は、ハリーは、別れたマリアンを、ポールに“紹介“していた。
しかし、ポールは、彼女を“奪いとった“と
認識していたのは、プライドか?

印象的なのは、ハリーが、ポールに
「俺を批判しろ、許すな」 と言ったこと。
意味深デス…

例えばー
恋は、誰かの“許可”や“包容力”の中で
泳ぐものではない……
施しや憐れみ、妥協は、無用だ。

むしろ、今彼ポールの嫉妬の渦でこそ
欲しい女を、奪い取りたい――
そんな激しさを匂わせるハリー=レイフに、圧倒される。

結局、マリアンを、奪い返せなかったハリーは
目の前のポールに、苛立ちをぶつけるや
二人は、プールの中で、もみ合った。
そして、ハリーは、勢い余って、ハリーを殺してしまった!
(蘇生してもダメだった)

翌朝、警察のイタリア語で、苦戦するマリアンをしり目に
実は、イタリア語がわかるペンは、知らん顔をきめていた。
あとで、それがわかったマリアンは、
ペンを責めるが、ペンは、一人で居たかったとかナンとか…(~_~メ)

終わりに来ての、ハリーの死という意外性もだが
その後の始末の付け方として
犯人ポールの逮捕ーという、“解決“でないのが、良い☆

娘ペンの、イタリア語に、非協力的な態度も然り、
実は、未成年だったという、サバ読みも然り――
この際、理由は、どーでもいい。
最後に、マリアンの心を、ざわつかせたペン。(^^♪

釈放されて油断していると、ポールとマリオンの車を
パトカーが追ってくる。
ああ、やはり、ポールの逮捕か!(>_<)  と思っていると
署長が、マリアンにサインを求める。
(パトカーの私的利用!?( 一一))
ホッとする、マリアンとポール。

二人は、また、バカンスに戻っていく――

▼▼▼

人の恋路を邪魔する者は、馬に蹴られてナントやらー
ではありませんが
いきなり、恋人たちのバカンスにやってきた元カレの
略奪愛の嵐が、予想外な風向きで、通りすぎたよう……

レイフの揺さぶりに
心は、終始、揺らぎ、ざわつきマス…(^^)/


Yahooブログ→コチラ


にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村


テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』★痛いほど真っ赤な愛は血よりも赤く

167970_2.jpg

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/167970/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・双葉(母): 宮沢りえ☆
・安澄(娘): 杉咲花

余命二か月を知った、銭湯の女将(双葉)が
死ぬ前にやるべきことに、奮闘する――
と、聞いていました。そして
娘には、イジメに立ち向かうべく、叱咤する――らしい、とも。
それで
残される娘に、強く生きる術(家事含む)を教えるなど、するんだなー
などと、思い込んでいました。

もちろん、ソレも大事ですが……
時間がない、と悟ったときには
“先延ばし“や”うやむや?“にしていたことを
キッチリしとかなくては、なりません。
ナンなら、自分の命に免じて、ナンとかさせねばならん!(~_~メ)

▼~▼ネタバレで、だらだら雑談です。  
▼▼▼

冒頭は、銭湯の煙突。
余命云々で、ふと、焼き場の煙突と重なるナ~と思ってしまったのは
地元の焼き場の煙突を、銭湯と勘違いして、風呂入りに行った人がいたー
と聞いたことが、あったから。

そんな銭湯も、夫のオダジョーの蒸発で、休業中。

双葉は、パン屋のパートで、やりくりしていたが
膵癌で、余命二か月と知るや
やるべきことを、始める。

当初は、娘(安澄)のイジメ問題解決が、大きなコトだと思った。
もちろん、深刻な問題で、私も娘のときは
学校に行ったし、後先の仕打ち(汗)も考慮しつつ
精神的に、しんどかった……

安澄の不登校を許さず、“応戦“させた双葉。
対処の方法は、ほかにもあったかもしれないが
アノ場合なら、私もそうする。
もし、自分(母親)がいなくなれば、ダメ父では頼りにならない。(汗)
子供が、自分で、ナントカする道をつけないとね…
(応戦は難儀ではあるが、ひるまない強さを応援するよ、私は)

働かざるもの食うべからずーで、家事手伝いさせる双葉。
↑私好み!    私こと、家事は率先してたので (^^)/
いつまでもあると思うな親とカネー
自分のことができないと、生きるのに困るからね。
アレコレさせるのは、親の愛だし、義務かと。
(勉強さえしてくれればいいーという親御さんは、違うと思うョ…)

失踪した夫を、夫の子?(鮎子)と一緒に見つけ出し
銭湯を再開させた、双葉。(鮎子の母は失踪…)

一段落して、双葉は、“娘二人“と、車で旅行することにする。
“楽しい思い出づくり“かなーと思いきや
双葉の“心残り”の続きだった!

旅先で入った飲食店でのお会計のとき。
双葉は、店員のろうあ女性に、いきなり平手打ちをした!
え?何?

その、ろうあ女性は、坂巻と言い
毎年、双葉に、蟹を送っていた人だった。
そして
実子だと思っていた安澄は、夫と坂巻との子供だとわかる。
子供を捨てた彼女に代わり、双葉が育てていたのだ。
(毎年の蟹は、子供を捨てた代償?)

改めて、実母に逢うように、諭される安澄は
始めはショックで、嫌がる。(だと思う…)
けれど、実母には、逢うべきなのだ。
失踪でなく、居るのだから。

安澄に、いつか役に立つ、と言って、手話も身につけさせていた双葉。
実母と、再会させるつもりだったんだね…
自分は、育ての親に徹するつもりで……?

母親が失踪した鮎子に対しても、
夫の浮気?の子であるのに(実子か不明でも、浮気の事実あり)
温かく接する双葉。(なかなかできないョ…)

実は、双葉も、鮎子と同じ状態だった。
いつか迎えに来るーと言ったまま、母親が失踪していた。
双葉は、夫の女性関係への憤りよりも
子供が被った不幸への想いが、強かったのかと…

大人の無責任で、身勝手な行動で
置き去りにされ、愛の外に、置きっぱなしになる子供。
双葉は、自分の“愛“で、家族を作り、つなげ
そこに幸せを作るべく、妻・母になっていたのだと思う。

その象徴が、“しゃぶしゃぶ”かも。
しゃぶしゃぶなど、鍋ものは、一緒に食べている感があるし
温まる。(^^)/
温まると、心もほっこりして、幸せ度も上がりません?(^^)/

そうこうして、懇意の探偵のおかげで
実母が見つかった、双葉。
余命短く、どうか、実母に逢ってほしい…
との願い虚しく、実母は、双葉の存在を否定し
逢ってもくれなかった。(>_<)
(実母には、新しい家族がいて、混乱させたくない気もあったろう。
けれど、双葉も、実の子なのに……orz)

実母の姿を、庭先から眺めるだけの双葉が、不憫です…
門柱にあった犬の置物を、手に取り、
悲しみや怒りを込めるように、にぎりしめた双葉。
それを、家に向かって、放り投げ
そこんちの窓ガラスを割った双葉を、私は、責めません。
原因は、実母です。(キッパリ)

“実母“への強い思慕が、双葉の愛の根源だったのかも。
安澄にも、鮎子にも、フーテンな青年に対しても…
ああだから、せめて、死ぬ前に、愛されずとも
母に、逢いたかったろうに…orz 気の毒でなりません…

だから、安澄が、いよいよ、死期の近い双葉に
「お母さんを、独りにさせない」と言ってくれたのが、
すごく、うれしかった。

血のつながりの愛は、無条件に欲しいものだが
そうでない間柄でも、愛し愛されている、ということが
誰にも、必要なのだと思う。
多分、双葉は、その言葉に安堵し、旅立ったと思う…

そして、双葉の葬儀がイイ☆ ▽要反転


夫は、双葉を、焼き場に連れて行かなかったのだ。
冒頭で感じた、“気配“よろしく
双葉は、銭湯の釜で、焼かれたーらしい……

真っ赤な煙が、銭湯の煙突から、立ち上る。
赤い血のつながりは、双葉には、うすかったかもしれない…
けれど
赤い色が好き、と言った、双葉の愛に応えた“家族たち“は
“双葉で沸かした湯”に入り、温まった。
(見ようによっては、人間しゃぶしゃぶのような…)

お母さんを、独りにしない――
双葉は、ずっと、この家の釜にいる。
家族と一緒に、いられる……     

もう、胸がいっぱいだ……

▼▼▼

余命わずかな妻・母が、
死ぬまでに、しておきたいことをして
悔いなく、生を全うする――ほど、現実は甘くない…orz

けれど、ソレ以上のものを手にして
旅立てることもある。
辛くても悲しくても、最期まで、諦めないほうがいい。(^^)/

Yahooブログ→コチラ



にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ

にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村







テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『斬、』★『斬、』の「、」を浴びるべし感じるべし(^^)/


176371_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176371/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。(鶴岡ロケ)

・監督&澤村: 塚本晋也
・(浪人)杢之進: 池松壮亮☆


腕の立つ浪人、幕末という時代―
雰囲気で支配する池松さんに、期待大で、鑑賞しました☆

テーマ?は、人が人を斬ることについてーらしい。
(オット!人斬りや殺しは悪いコトーと、
道徳的に、小さくまとめないでっと…(^^♪))

《あらすじ》    ~ネタバレでもない序の口~
村で、農作業を手伝う杢之進は
世直しのため
幕末の京都に上ろうとする澤村に、スカウトされる。
“武士として“、杢之進が同道しようとした矢先
病で倒れてしまい、出立が延びる。
その頃、野党が村を脅かし
農民の青年が、襲われる。

澤村らは、「七人の侍」のように、野武士を追い払うべく
痛快娯楽チャンバラになる――わけでなく(^^♪

澤村が、一人を残して斬ってしまうと
残りの一人が、仲間を連れてきて
村への惨劇が、起こってしまい (>_<)
澤村は、更なる報復に向かう――

▼~▼ネタバレして雑談です。  違うときスミマセン
▼▼▼

冒頭、刀鍛冶が、刀を打つときに思ってしまう。
刀は、“武士の魂”と言うけれど
この刀が、鋭い切れ味を誇るとき
一体、何を斬ることを、想定しているのかーと。
曇りのない輝きが、魂の証であるだけなら、よいのに……と。

杢之進は、澤村が、“果し合い“で、人を斬るのを見たとき
まず、その“素早い所作“に、心奪われる。
所作の”端正“さは、“斬る”という“残虐性”を、凌いだ。

「人を斬れるようになりたい!」と、何度も口に出し
武士の本分として?
大義?をもって人を斬るべく、京都に行こうと思う、杢之進。

そのとき、彼はまだ、ピンと来てなかったのだと思う……( 一一)

そんな折、野党がやってきて、
村人と、ヤッタヤラレタという“問題“が起こる。

弟を殺された姉(=蒼井優)の言うことがイイ。
村での争い(人斬り)を避けたい杢之進に
京都に、人を殺し(斬り)に行くのなら
ここの野党を斬って、弟の仇を取ってくれと。
確かに…

結局、澤村と野党の元へ向かった杢之進。
彼は、澤村の斬りざまを見て、今度は、呆然とする…
果し合いのときは、ある意味、美しくキレイ?だったーとしたら
この血まみれの惨劇に、“武士の情け”があるのか??

澤村は、野党の腕を斬り落とした。
ボタボタと吹き出す、滝のような血は、見るに堪えない―(>_<)
ひと思いに死ねない状況を
死ぬ前に、人生を振り返る時間を、与えてやったーなどと、澤村は、言ってのけた。
さも、親切心であるかのように……
ソレは、武士の情けではないでしょ……( 一一)

京都に行って、“誰か”を斬るということは
多分、このような、武士の道も、人の道もない
ただの血の惨劇が、繰り広げられることなのだろうと思う。

誰と、何と戦っても
勝ったものが、正義となる――(勝てば官軍)
としても
浪人の杢之進には、武士である以外、何を信念として
刀を抜くのか?????

負ければ賊軍―の不名誉があるならば、
命あっての物種でしょ!
杢之進は、澤村から逃げた!
卑怯ですか?(汗)
逃げるが勝ちーということもある。(^^)/

すると、澤村は、逃げるなら、お前を斬る!と。(>_<)
ああ、一体、その刀は、何のために
何を傷つけるために、手にしているのか!???
(“武士の魂”ってこと、忘れてる?( 一一))

▼▼▼

刀、斬る、死―に焦点を絞った、シンプルな作りなだけに
血の臭いが、生生しく、“命“について
突きつけてくる印象です。

それだけに、渋くて苦い、塚本さんはもちろん
奥行きのある、若さとしなやかさが
セリフ以上に饒舌な、池松さんの佇まいが、絶妙☆

『斬、』の「、」は、多分、
血しぶきの如き、熱き血潮。(^^)/
チョイ、浴びるべし、感じるべし…….

Yahooブログ→コチラ



にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『ブレイン・ゲーム』★ホプキンスの深み!“苦痛”と“癒し”について


169984_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169984/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・原題: SOLACE ←かなりミソ☆  (=苦痛を和らげる)

・医師ジョン: アンソニー・ホプキンス☆  ←目当て
(製作総指揮)

あらすじで、ネタバレしていますが、
ホプキンス主演の話では、犯人捜しでは終わらせない。(^^)/
“原題“に、立ち返るんです。
で、問いかける…

連続殺人事件は、血を見るので((>_<))
エゲツナイですが
そんなエゲツナサも、効いているのが、ニクイ。(^^♪

▼~▼ネタバレして雑談です。
▼▼▼

その人の、過去や未来が見えるジョンは
連続殺人事件のヘルプに、FBIから要請を受ける。
被害者たちは、後頭部を切られ、瞬殺されていた。

やがて、被害者たちは、“重病“を患っていたことがわかる。
子供の被害者は、元気そうだったので
確認のために、ジョーらは、子供の両親を訪ねる。

子供の親が、印象的に、独特。
親は、病院より神の御業(みわざ)に頼るタイプ。
降りかかったものも、運命として、受け入れるべきと。
(だから、子供の剖検で、病気の有無を追求する気なし)

ジョーは、自分も、娘を白血病で失っているので
“運命“のことはわかっていると、親を説得し
犯人逮捕のために?、剖検(医学)したところ
子供に、脳腫瘍が見つかった。

実は、少し前から、子供の様子は、おかしかったらしい。
病院より神―という親は、
よほどひどくなっても、医学的治療を、受けさせないのかな…( 一一)

▽↓以下ネタバレ雑談(要反転)    勘違いはスミマセン

先が見える犯人は
その人が、病気で苦しむ前に
楽に殺してあげた――などとうそぶく。
頼んでないワ!(>_<)

ジョンに依頼したFBIの警官は
この件で殉職するが、そのことも、犯人に言わせると
彼は、末期がんだったので、病死するより
殉職のほうが、恩給?がついて、子供の進学にも安心だーなどと…
理屈は、そうかもしれないけれど(汗)
命を縮める殺人は、肯定できないョ…….

ジョンも、犯人に言う。
たとえ、末期で苦しむことがあっても
(命の尊さからしたら)痛みすら、いとおしいものだーと。

↑コレは、アンソニー・ホプキンスが言うと
命を、あらゆる側面から見ても
説得力を感じさせる。

一方、観念的には、そうかもしれないが
痛みに苦しむ人の姿は、見守るほうも、ただ、苦しいものだ……
と思っていると……

ジョンの思い出が、蘇る。

ジョンは、治る見込みのない娘が
苦しんでいることに見かねて
“薬”を点滴に注入し、薬殺していた。

それは、安楽死と言うのだろう……
生きて苦しむ者の、痛みからの解放?癒し?思いやり?
あるいは、究極の愛とでも??

――だけではなさそうだと、思ったのは
娘の死後、疎遠(別れた?)になっていた妻と再会し
ハグをしたときに、“娘の死”を、思い出していたから。

ソレは、娘のためだと思いながら
親である自分が、辛くて耐えられず、
“自分への救い“を、求めてしまった結果なのではないかと――

そして、今
娘を手にかけたことへの、“長い苦しみ“を
“家族”へのハグに、込めたのではないかと………………

さて、瞬殺で、苦しまない方法とはいえ
血まみれのエゲツナイ惨劇を残した男は、殺人犯となった。
親とはいえ、医師とはいえ
血を流さず、きれいに、娘の息の根を止めたジョーも
やったことは、同じかも…….
もちろん、同列に語るのは、スジ違いだと思うけれど……

将来、その人が、苦しむ姿が見えてしまう犯人には
ソレが、耐えがたい苦痛だったというのも、あるかもしれない。
その人のためーというのは、方便?

いや
犯人自身も、先のない病気だったとわかる。
それで、ついには殺してほしいと?
それでも、こんな大掛かりな事件を、起こさなくても……( 一一)



▼▼▼

少なくとも、アンソニー・ホプキンスと
コリン・ファレルの脳みそ対決―という、シンプルな話ではない。(^^♪

ラストに来て、
ホプキンスの深みの真骨頂が、問いかけてきましたョ。(^^)/

FC2ブログ→コチラ
(ヤフーブログ以外の方はこちらにTBしてください)

Yahooブログ→コチラ


にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村


テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

プロフィール

yutake☆イヴ

Author:yutake☆イヴ
こんにちは☆

フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
フリーエリア
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
フリーエリア
フリーエリア おすすめ映画
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR