映画『よこがお』★たとえ横顔の向こう側に悲しみを隠していても

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/178579/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・市子: 筒井真理子 看護師
・基子: 市川実日子 市子の訪問看護先の長女
・和道: 池松壮亮☆ 美容師 基子の恋人
筒井真理子さんの、幸せ薄そうな雰囲気に惹かれて
楽しみにしていました☆
予告編などで、“無実の加害者”や“復讐”の文字が――
市子が巻き込まれた“災難“について
それが、解消されるのかが気になりますが
視点は、ソコではなかったらしい……
予想しなかった感情が、残りました☆
和道との現在と、過去の“事件“が
入り混じって進みます。
序盤は、市子には、“コト”が起こったあとだった――
▼~▼ネタバレ!で雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼
コトを言ってしまうと――
市子の訪問先の次女サキが、誘拐され
犯人は、市子の甥っ子だった!
(ほんの一瞬見ただけで、彼は、犯行に及んだ)
訪問先に、身内であることを言おうとした市子だったが
長女:基子の勧めで、“現状維持“のため、黙っていた。
その頃、市子は、結婚を控えていたが
それを知った、基子の顔色が変わった。
基子は、市子について、あることないことマスコミに流したため
“無実の加害者“として
市子は、仕事も結婚も、奪われてしまった。
基子の仕打ちは、市子にも対外的にも
“人の家庭を不幸にして、自分は結婚して幸せになる”ことへの批判ー
というていを取っていたが、そうではなかった。
基子には、恋人がいたが
どうやら、看護に来ていた市子が、好きになってしまったよう!
好きだから、“事件“とは関係なく、祖母の看護に来てほしいし
親しみをこめて、自分の“秘密“を話したのだろう。
その流れで、市子も、“秘密“を話したのだが
“秘密“には、性的要素があったので
マスコミに流れたら、いかようにも悪く解釈できるものだった。
何もかも失くした市子は
他人の幸せを羨む行動を、取ったが
その醜さは、基子と同じかもしれない…
基子への復讐には、“幸せ“を奪うこと。
恋人:美容師に近づいて、寝取ってやった!
してやったり!と思った市子だったが
すでに別れたあとと知る…orz
(だって、基子は、市子が好きだったんだから…)
(美容師:池松くんの立場は…orz)
月日が経ち、甥は出所。
コイツの犯行で、自分の人生がメチャメチャにされた市子だが
もうどうしようもないし、(親は亡くなり)保護者になるほかない。
ソレはもう、波風を立てずに、普通の暮らしをしたい気持ちかもしれない。
運転した車を、赤信号で止めたとき
市子の前を、看護師(介護士?)になった基子が
偶然、通りかかった。
落とし物を拾うため、横断歩道でかがんだ。
基子を見たとき、市子はどう思ったか?
コイツの行為で、自分の人生がメチャメチャにされた!という怒り?
赤信号なのに、少し、車を前進させたのは
轢こうと思った!??
あるいは、行方のわからなくなった基子の発見は
喜び?の1つでもあった????(ムリ?)
気づいて欲しくて、前進させた?
そして、基子が横断歩道を渡り終えたとき
クラクションを、ビービー鳴らし続けた市子は
恨みも何もかも含めて、
とにかく、今の自分の存在に、気づいてほしかった??
基子を轢いて、メチャメチャにしても、
失った自分の過去は、変えられない…
でも、恨みのアピールくらいは、したいかも…
それより、やはり、“現状維持”が大切か。
(甥の犯罪だと、訪問先に言わなかったように)
今、運転して、ふつうに、前に進んでいるように。
このまま、“普通の生活”を。
何かに巻き込まれず。
誰かを羨まず。
誰かに復讐することなく……
たとえ、よこがおの向こう側に悲しみを隠していても
表面上は、平穏に暮らしていきたいーー
そう願ったのではないか、市子は??
▼▼▼
身内の犯罪で、アレコレ巻き込まれるのは、困る…orz
私こと、日々、波風立てずに、暮らしていきたくて。(^^)/

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