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映画『500ページの夢の束』★届け!スポックに乗せた心の旅

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176157/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ウェンディ: ダコタ・ファニング☆   自閉症 施設で暮らす 既婚の姉あり
・スコッティ: トニ・コレット    施設員

『スター・トレック』が、マニアックに大好きなウェンディは、
『スター・トレック』脚本コンテスト募集の締め切りに
郵送では、間に合わなくなったので
バスで、ロスアンゼルスまで行くことにした――

↑ソレだけでも、ロードムービーに、心を預けられますが
自閉症のため、施設で暮らすウェンディの
心(感情)の“旅“が
『スター・トレック』の、スポックと重ねて見せるのが、ニクイ☆


▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

ウェンディは、子供の頃から、“かんしゃく“を起こし
“うまく”生活するのが、むずかしいよう……
母亡き後、赤ちゃんの世話がある姉には、頼れないため
ウェンディは、施設で暮らしつつ、パン屋さんでも働いていた。

生活に対応しようと、努力する様子は
マメな“メモ書き“が、よく表している。
“かんしゃく“は、感情のコントロールが、うまくできない感じ。

応募脚本の投函が、間に合わなくなったのは
投函したら、姉の家に“帰宅“するつもりなのを、拒否されて
“かんしゃく”を、起こしたため。

ともかく、郵送では間に合わなくなったので
一人、施設を抜け出し。ロスに向ったウェンディ。
けれど、遠出は未知の世界。不安がいっぱい!(>_<)
でも、大好きな『スター・トレック』のため!

がんばって、ロス行のバスに乗ったものの
ついてきたワンちゃんが、車内で、“そそう“したので
即、途中降車!(>_<)
こんなところで、下ろされて…….orz
(順調にロスまでは、行かれない……)

途中、行きずりのカップルに、スマホもお札も、盗られるヮ
店では、ボッタくられそうになるヮ… (老婦人Aが助けてくれた!)
騙せそうだと思うと、ひどいコトするね……( 一一)
でも、拾う神がいて、老婦人Aのツテで、車に乗れた!(^^)/
でもでも、その車が事故って、ウェンディは入院!(>_<)
でもでもでも、締め切りがあるから
意識が戻ったウェンディは、速攻、病院を脱走!

けれど、逃げる途中で、大事な原稿を
一部、ブチまけてしまった!(>_<)
(↑ココ、災難ではありますが、大事なシーン♪)
その辺りから、“脚本”に、グッと寄ってくる。

ウェンディを見つけた警官は、“クリンゴン語“で近づき
署内では、“脚本“を、絶賛してくれた。
さらに
ウェンディを捜すスコッティと一緒に来た息子が
“脚本“を拾い集めて、手渡してくれたばかりか
彼も、“脚本“を面白い!と、励ましてくれた。

そして、ウェンディは、スコッティとその息子、姉と一緒に
みんなで、車に乗って、時間内に
パラマウント・スタジオまで、やってきた!

今までのウェンディは、“保護を必要する存在“という感じでしたが
大好きな作品を前にしては、ファン同士は、等しい仲間であって
その作品への愛ゆえに、誰よりも詳しく
その作品のためには、這ってでも、前進するという
輝かしい存在を、魅せていた!☆\(^o^)/

受付受理をめぐっては、ひと悶着ありましたが(怒汗)
ソレも、ウェンディの“作品愛“で、処理できたし。(*^^)v

審査の結果は、さておいて(汗)
そんなこんなで
姉の気持ちが、ウェンディに近づいてくれたのがイイ☆

あの脚本は、実は、姉に読んでほしかったから。
ウェンディが、姉に伝えたかった気持ちは
姉妹が、スポックとカークになって、映る映像も、ダメ押しに☆

後日、姉の家を、ウェンディが訪ねる。
同居ではなくても、“帰る“家があるのは、嬉しい☆
心を変えて、姉が、招いてくれたように
ウェンディの心も、前とは、違うよう。
お決まりの服ではない、ボーダーシャツを着ていたのは、斬新♪

▼▼▼

行先がわからず、彷徨う心を、もてあましてしまう不安…
誰しもあると、思いますが(汗)
行くべき場所に、まっしぐらのワンちゃんの
トコトコした走りっぷりは、可愛いくて、元気でイイ☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『クリスタル殺人事件』★エリザベス・テイラーの女優香漂う♪

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作品について :http://cinema.pia.co.jp/title/6214/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・原作:アガサ・クリスティ
・ミス・マープル     推理大好きおばさん♪
・大女優 マリーナ: エリザベス・テイラー☆
・ライバル女優 ローラ: キム・ノヴァク

ミス・マープルの村で、映画ロケが行われることになり
主演女優マリーナが、地元民とパーティを開いた。
村の女性:ヘザーは、マリーナの大ファンで
以前逢ったときのことを、本人の前で、喜々として語り始めた。

長々話すヘザーに、相槌を打っていたマリーナだが
ふと、顔をそらし、凍りついた表情を見せた。
が、すぐ我に返り、二人で、同じ飲み物(ダイキリ)を飲んだ。
と思ったら、ヘザーは、急死してしまった――

ミス・マープルの甥の警部が来て、捜査するうち
ヘザーが飲んだのは、マリーナの分だとわかった。
(ヘザーがこぼしたので、マリーナが、自分のを渡した)

マリーナを狙った殺人か!?と思ううち
マリーナの夫(映画監督)の秘書も、殺された――

ミス・マープルが、甥の警部と
殺人事件の犯人を、推理するのですが
エリザベス・テイラーの美・迫力もあり
アフタヌーンティーを楽しむような優雅な気持ちで
楽しめるのが、いいです♪

▼~▼内容にふれて.雑談です。(掟破りのネタバレ!▽)
▼▼▼

殺害予告もされたマリーナですが
彼女は昔、先天疾患のある赤ちゃんを産んでから
心を病んできたらしい……orz
今度の作品は、再起をかけて臨んでいた。
そんなマリーナのライバル:ローラの存在も、ミソ☆

マリーナは、夫(監督)の作品で、主演するのですが
そのプロデューサーの妻が、ローラ。
マリーナへの、ライバル心ゴリゴリで、出演もゴリ押し。
(お互いのクリームに、ガラスを混ぜ合ったと……怖ッ!)

マリーナの芝居中、出番がないのに、視野に入るローラに
「そのク〇女を、どかして!」と。(汗)
「ク〇女って、私のコト?」と、ローラ。
現場スタッフは、大変だ………( 一一)

ローラも含め、容疑者さがしを、ツラツラしていきます。(*^^)v
真犯人は、わかってきそうですが
“動機“と”背景”が、込み入っていたのが、イイ☆

▽要反転 犯人と動機 ネタバレ!


殺されたヘザーは、昔、マリーナに逢った喜びを
マリーナに、ペラペラしゃべっていた。
当時、公演に来たマリーナ見たさのヘザーは
病気(“感染症”)を押して、楽屋口の係だった親戚の手はずで
マリーナに近づいて、キスまでさせてもらったことに
大感激していた。

↑注:キスはさせてもらったのではなく、一方的だった。
↑“感染症“を、”体調不良“と言いかえていた。

マリーナが凍りついたときの、ヘザーの台詞は消音だったが
マリーナは、偶然、知ってしまったようです。
ヘザーが“風疹“に罹っていたのに、妊娠中のマリーナに
近づいて、キスしたと。
その後、マリーナは、先天性風疹症候群の赤ちゃんを産んだ――

不幸の原因は、この“無邪気“なファンのせい――
憎悪はすぐに、殺意に代わり、マリーナは
裏で、薬(常用薬)を仕込んだダイキリを、ヘザーに渡した。

~中略~

マリーナが殺人犯だと気づいた夫は
彼女に、毒を仕込んだホットチョコレートを提供した。
妻を逮捕させたくないーという“愛情“らしかった。
が、夫を、妻殺しにさせたくなくてか
マリーナは、ホットチョコレートには、口をつけずに
美しいままに、自分に、始末をつけた。


▽▽
▼▼▼

真相捜しは、もちろん、ドキドキしますが
女優女優の香、プンプンのエリザベス・テイラーの存在で
画面が華やかで、眼福です♪

冒頭の“枕ばなし”は、モノクロでレトロム―ドで
作品間違えたかな?と、思いそうですが(^^♪
ミス・マープルたちが、鑑賞している映画です。
真犯人を知る前に、上映が、中断してしまい
さあ、どうする……(^_-)-☆


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『私の知らないわたしの素顔』★熟女の激情の渦にラストは溺れる…

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/183382/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・クレール: ジュリエット・ビノシュ☆  大学教授 バツイチ子持ち

若いツバメに捨てられたクレールは、SNSで、
24歳クララになりきって、元彼の同居人アレックスに近づいた。
話を交わすうちに、アレックスと“クララ“は惹かれ合い
アレックスは、逢いに来てしまうまでに――

クレールの成りすましが、バレそうなハラハラもありますが
ビノシュ主演作の醍醐味は、ソコよりも、ソノ先!(^_-)-☆
ソレよりも、包み隠さない女ゴコロ!(*^^)v

カウンセラーへの“赤裸々”な吐露で、紡がれていくのも、良い☆

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

熟女になっても、枯れてはいられません!(キッパリ!)
それは、情欲(汗)と言う意味でなく
愛する人から愛されたいーという気持ち☆(^^)/
年には関係ナシ!(^^)/

でも…実年齢の実写版では、自身ないのでorz
ムリな若作りを、してしまうの…….( 一一)

SNSは、“会話”中心だからか、実際よりも
その人の中身を、如実に表していると思う……
それと、想像(虚像?)で、その人を見ている部分もあってか
魔力的に、惹かれてしまうのかもしれない♪

とにかく、恋は、人に命を与え
クレールは、ハツラツ&キラキラ輝く日々を過ごす!(^^)/
(トキメキは大事(*^^)v)

しかし、“経過“は、より深みを求め、恋に落ちた彼は
嬉しいほどに、自分を求めてくれて、逢いに来てしまった!
(ソレ、ダメなやつ…( 一一))
熟女が目の前にいても、彼は気づくはずもなく―――
“クララ“としては、別れを告げることに―――

さて、そこからが、怒涛の展開―と言うか
この作品・ビノシュの個性の真骨頂☆
“虚”構は、SNSだけでないーと言うか……

その後、アレックスは、クララのせいで自殺したと
聞いたクレールは、心を病みつつ、
彼を物語の中で生かすべく小説を書き、カウンセラーに見せた。

(小説)
「彼が逢いに来た時、クララとは名乗れない彼女は
元彼を通じた知り合いとして、偶然、逢ったことにして
カメラマンであるアレックスに、仕事を頼んだ。
それから、二人は、つき合いだすが、クレールは
彼に、クララと自分を選ばせるように、仕組んだ。
すると、彼は、クララを選ぶ行動をとるのだが、同時に
クレールが、クララだとわかることにもなってしまい
クレールは、彼に問い詰められる前に、車に轢かれる」

↑真実の姿で、愛されるのが、最良ですが
年下男性に愛されるなんて、ファタジーですヮ…orz
結局、若い女を選ぶんかい!ってなもんで……
バレた熟女の結末は、死ぬんかい……( 一一)

↑希望が持てない結末を残念に思うのは、カウンセラーだけではありませぬ。

しかし、クレールが恐れるのは、死ではない。
(愛される実感のない寂しさのほうが……orz) 

▽ココからは要反転    違うときスミマセン

クララ成りすましに使った写真は、姪っ子であり
夫の愛人になった女だった。
クレールは、若い彼女に嫉妬し、若さへの敗北感と礼賛があったよう。
(それはそうですよね…)

自殺したアレックスも、クララの“若さ”に振られた?失望感よね……
と思ったら、死んでなかった!
元彼が、クララ=クレールに気づいて(電話の声で)嘘を言った。
その後、アレックスは、結婚して子供も生まれたらしい。

なあんだ、生きてるんじゃん♪  と思ったか
ビノシュの凄味を感じた、ラストシーン。
クレールは、クララ用のスマホで、電話をかけた―――

↑アレックスを、再び、“獲り“に行く!?
結婚しようが子供がいようが、関係ないヮってか……
この“クララ“(の顔をした女)が、私の夫を奪ったように
私(クララ)が、アレックスと、ヨリを戻すのョってか……

↑ソレが、自分の求める真実の愛なのか
寂しさを埋めたい、人間の欲求なのか
欲望を満たしたい、女の素顔なのか――は
もう、どうでもいいくらい、狂おしいほどの
混沌の激情の渦に巻かれて、溺れちゃってください……….


▽▽
▼▼▼

恥ずかしながら、心情的には、彼女の気持ちはわかります。(*^^)v
だから、恥ずかしながら
彼女の感情の“ノリ”に、すごく乗れた!
キレイ事でない、赤裸々な女ゴコロの描写は、大好き!
恥ずかしながら……(*^^)v


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『宇宙人ポール』★ポールの魅力たっぷり!

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公式サイトです http://paulthemovie.jp/
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/157432/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


とてもCOOLだ!HOTだ!との評判だったので、楽しみに鑑賞しました☆
この宇宙人は、タダモノではなかったョ(笑)……

SFオタクのイギリス人男性2人が
アメリカのエイリアンゆかりの地を、車でめぐっている途中で
“脱走“した宇宙人にリアルに遭遇してしまった(遭遇できた☆)。
当局の追っ手を振り切ろうと奮闘中、ダーウインの進化論はおろか
宇宙・SFを信じない、敬虔なクリスチャンの女性とも合流し
物語は、深く、バージョンアップしていきます……

(ネタバレなしのつもりで雑感です。)

地球人につかまって
何十年も囚われの身だったエイリアンを逃がしてあげようネ
ということですが
オタク2人も、アメリカから観ればエイリアン(外国人)。
異国の地で奮闘するのは、同類あい憐れむか!?

旅は道連れ☆ワイワイやっているうちに
皆で、助け合っているのが嬉しい。
自分も、その車に一緒に乗った仲間のような気持ちで楽しい。

このポールが、実に、いいキャラなんです。
引きずらない、さばけたヤツ☆なんです。
機転が利いて、嫌味がない。
ユーモア(ブラックユーモア含む)があるし
表情が豊かで、潤んだ大きな瞳が、あいくるしい☆

何よりも、最大限の善意をほどこしてくれることに、感動!!
なんて、いい人(宇宙人?)なんだ……



ポールが、友情と言う言葉を口にしますが
できるなら、私もポールの友達になりたい。
ポールには、いつ再会したとしても、友情があると感じられそうだから。
(終盤にも、意外な友情あり!)



(愚痴ですが、自分の都合のいいときだけ友達面する人もいますよ、世間には。
自分が困ったときだけ友達顔。他人が困っても知らんふり。
そんなときでも、ポールは最大限の善意を尽くすのだろうか……と思ってみた。
多分、裏切られてもいいつもりで、ポールなら友情を形にしそうだなぁ…。)


ドタバタも面白く、隣りの席の、年配の男性は、終始、笑っていました。
でも、1番の魅力は
この“宇宙人ポール”の魅力にあるんじゃないかな~と思いました。
大好き☆




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『タリーと私の秘密の時間』★ママは基本スゴイぞと!(^^)/

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175974/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・マーロ: シャーリーズ・セロン☆  三児の母

脚本家さんの育児経験に基づいた話だそうです。

長男が“手のかかる子“ちゃんのところ
“予定外“の3人目ちゃんが生まれたことで
育児も家事も、パンパンになった母:マーロ。
兄夫婦の勧めで、夜のベビーシッター:タリーを雇ってみた。
彼女は、掃除まで、テキパキやってくれて
マーロは、次第に、心に余裕を持ててきたのだが――

育児経験あるママさんには、思うところあるかもです。

▼~▼内容より雑談です。(ネタバレ!▽) 
▼▼▼

家事と育児を“手伝って“くれたら、随分、助かります!(^^)/
スーパーベビーシッターさん:タリーの
魔法のような存在は、スバラシイ!\(^o^)/

その前に、男性陣のコト、ちょっと。

長男君は、発達障害があるようで
学校では、対応可能な学校への転校を、勧められた。
ルーティンを好む子なので、忙しい母親の臨機応変には
情緒不安になってしまう……orz
理由はともあれ、子供が合わせてくれないのは、困る…
赤ちゃんが生まれてからは、ホント、困る!(>_<)

けれど、大きな音に過剰に驚いた長男に対し
「君は悪くない」と、優しく接してくれた教員が言うように
長男君の振る舞いには、悪意はなく
マーロは、彼の“個性“に、じっくり向き合いながら
育児をするつもりだったかもしれない…

しかし、“予定外“の3人目ちゃんが誕生し
予想外に、てんてこ舞いになったと思う。
(子供は授かりものと言いますが、“予定外”の認識があるなら
その責任?は、誰にある?……汗.)

小さい体全身で、ビービー泣く!(>_<) 泣き止まぬ…
ママのほうが、ビービー泣きたくなるョ……(T_T)
もー、どーしたら……orz
↑ココは、ホント、ヒシヒシ迫る恐怖を、感じる…
虚ろなママは、赤ちゃんをどうにかしそうで!(>_<)

一方
夫は、仕事をしているので、自宅では、ゆっくりしたいのでしょう。
夕飯が、(手抜き)冷凍ピザでは、嫌味を言うし
夜は、ベッドで、ゲームで遊ぶ。

↑マーロは、“夜ゲーム夫“に、特に不満を持たないのですが
私コト、内心は、カチンと来た!
(妻だって、一日中、家事と育児でクタクタなんですから
夜は、なにか、“分担“してほしい!!!!!!)

(ダンナ様は、言われないとわからない、と言われるし
夫婦で話し合いを、とも聞きますが
「手伝ってェ」と言うと、“家事分担“でなく
“妻の個人的なお願い事“になる感じ?…汗)

そんなこんなで、兄夫婦の勧めで、夜だけでも“子守“を雇うことにした。

子守:タリーは若い女性だが、要領よくやってくれて
マーロは、安心して、心に余裕もできた。
長男にピリピリしていた、ママ自身が、落ち着いてきた。
やはり、休息と余裕は必要だ!と、しみじみ納得☆

やがて、タリーは、奇行?を見せる。
慣れ?からか、冷蔵庫から勝手に食べるし
マーロの前で、コスプレで、夫を誘惑!?
↑ノリ?冗談?とはいえ、マーロはいいの??
さらに、息抜きだと言って
授乳中のマーロを、夜、“呑み“に誘い出す……
夜の子守のはずなのに???
どうした、タリー.テキパキ子守さんのはずなのに???

飲酒運転で帰宅中、事故って、車が水没!
沈むマーロを、人魚の(!)タリーが救出!
ん?人魚って……?( 一一)

▽ネタバレ 要反転


入院したマーロは、不眠症が発覚。
マーロは、旧姓タリーになりきって
マーロ自身が、夜も奮闘していたと!(>_<)
↑コレ、死ぬヮ,…….( 一一)
そりゃ、“タリー”も、ムチャクチャに壊れていくヮ……

夫ョ!そろそろ、色々、気づいてェ~!(T_T)


▽▽▽
▼▼▼

でっぷり太ったシャーリズには、脱帽です。
彼女は、あのような“自腹“であっても
いつしか、スレンダーなナイスボディに、変えてしまうんですから…

ラストには、夫と一緒に、キッチンに立つマーロ。
肝っ玉母さんのようなマーロには、幸せ感もある♪


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『愛の嵐』★その“愛“に他人の邪推は入りこめない

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/113825/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・くわしい説明→コチラ 

・マックス: ダーク・ボガード   元ナチス親衛隊 今はホテルマン
・ルチア:  シャーロット・ランプリング  ユダヤ人収容所にいた 
                     今は指揮者の妻

1957年 オーストリア ウイーン。
“普通”に、ホテルのフロント係をしていたマックスは
宿泊客の中に、見覚えのある女を、見つけた。
(夫(指揮者)の演奏旅行に同行)

記憶の映像は、ユダヤ人収容所。
マックスは、ナチス親衛隊で
女は、収容されたユダヤ人だった。

ナチスの残党狩りが、行われていた頃
マックスは、自分の“過去”を知る女の出現に、困惑した。
マックスとルチアの“かかわり合い“が、メインになりますが
邦題が示すように、そこには“愛”があるのが、キモ☆

――と言うか、ナチスとユダヤ人は、敵同士のはずなのに
そこにある“愛”って、何????

不可思議な“愛”について、雑談したくなります。(*^^)v

▼~▼内容よりも雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

オーストリアは、ドイツに合併されたのが
“被害“とする向きもありつつ
それを、望む向きも、当時はあったようで
“ナチス残党“たちは、「第三帝国」(ナチスドイツ)に仕えたことを
誇りに思っていたことも、うかがえました。

が、時代が変われば、そんなことを言うのはもちろん
ナチス残党であることも隠して、“普通“に生活。
証言者が現れたら、普通の生活は壊れてしまうので
証人を見つけたら、“殺し“ていた彼ら……

そんなとき、マックスが見つけたのは
かつて、収容所で弄んだ美少女:ルチアだった。
今は、アメリカ人である彼女は
夫の演奏旅行で、ウィーンに寄ったあと
ドイツへ移動する予定だった。

マックスに気づかれたルチアは
そのまま、夫と移動すれば、よかったのに……
その後、不思議なコトが……

① ルチアは、夫と同行せず、居残る
その後、“証人消し“に気づき、旅立とうとするが
客室でマックスに襲われ
② 自ら、マックスを、抱きしめてしまう
それから“証人消し“から逃げるため
③ ルチアはマックスの家に“同棲”する

① については、普通に考えたら
今の生活をそのまま過ごすのが、“順当“だと思うのに
なぜかなぜか、“思い出“をたどるように、行動するルチア。

それが、②③の布石で、“過去“の引力の強さだったのか……

マックスが、優位性を生かして、美少女に入れ込んで
いいようにしたのは、わかるとして
ルチアが、当時は、生き延びるために応じていたのも、わかるとして
なぜ、10年以上経って、ルチアが、夫を差し置いて
② に至ったのか………???????

↑相手は、ホロコーストのナチスですよ!??
恨みこそすれ、焼けボックイに火がついたかのように????
なぜ、そこに、愛????

――と思うのが、“普通”?なのだとは、思うのですが…….
ふと、今までで、一番恋に落ちた人のことを思ってみる…
(沼に落ちたスターでもいい(^^)/)

その人が、親の仇であろうとも
すごくすごく、すごく好きで、好きで好きで
たまらない人であったとしたら
昔の、あることないことを、捨てたつもりで生きてきたとしても
惹かれた当時の感情が、蘇って
もう、自分を止められなくなっても、不思議ではないかもしれない……

あの時代では、立場に、問題があったかもしれないけれど
時代が変われば、ただ、“好き“な人と言う気持ちで、イケる♪

指揮者の夫との、安定した結婚生活を続けないのは
利口な打算を、選ばないのは
愚かだと思う……

けれど、それは、頭で考えたこと。
好きな気持ちは、“理屈”ではないから
なぜ?と、聞いても、他人が理解する答えはないのだと思う。

しかし、現実は厳しくて
マックスとルチアは、“残党“から”兵糧攻め“に遭い
マックスの家で、二人は、弱っていく……

そして、ナチスの制服を着たマックスとルチアは、
夜、抜け出していくが、背後から撃たれ、殺された―ー

二人が、弱っていく姿は、壮絶なのに
迫っていく死が、二人を、より確かなモノにしていくような
感覚を覚えるのは、不思議だ……
ジャムの瓶をむさぼるルチアは、無邪気にさえ見え……

この二人の先には、もう、“死“しかない…….
そう思いながら、見ているのだが
死に装束が、ナチスの制服とは……
(ルチアの服は、収容所を思わせる)

この二人の“愛“は、あの当時(忌まわしいはずの)にあるのか?
当時に、時を止めていたいのか?
それは、死によって、為されるのか????

いやいや、その男女の間にある“愛“は
他人の邪推が入り込むスキは、なさそうです……

▼▼▼

シャーロット・ランプリングが美しいです!(^^)/
意味ありげな深い眼差しは、魅力です♪

個人的には、マックスさんが
私好みの方でしたら(汗)、なぜ?という感情より
もっと愛の嵐が、吹き荒れてくれたかも…(^^♪
ゴメンネ…



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テーマ : 洋画
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映画『失われた週末』★呑んで呑まれてアレコレ失うアルコール依存


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/5497/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
(ビリー・ワイルダー監督作品。)

売れない作家のドンは、アルコール依存症での、治療歴があったらしい。
その週末を、兄と恋人と一緒に
“アルコール抜き”の旅行をするはずだったが……

▼~▼内容より雑感です。
▼▼▼   

呑んで呑んで、呑まれて呑んで……

もう、酒はやめたんだ、と人にも自分にも言い聞かせつつ
酒を追う。

お金がなければ、ツケにする。
お金を盗む。
恋人の毛皮も、勝手に質入れして、呑み代をつくる。

悪いことはわかっているから、酒ビンは、隠す。
1本だけでは、不安だから、あちこちに隠す。
けれど、アルコール漬けの頭では、隠した場所も忘れてしまう。

とにかく、呑みたい!
その1滴が、欲しい!
我慢できないなんて、レベルではない。
家中、ひっかき回しても、ガチャガチャに壊しても
とにかく、酒ビンを見つけるのがすべて。
呑みたい気もちしかない!
早く!早く!呑みたくてたまらない…………………….

“アル中“になってしまうと、失われるのは、週末だけではありませんョ……orz
こんなふうに、メチャクチャになってしまうのだ……という生態は
よく描写されていると思います。
(1945年度アカデミー賞作品 / 監督 / 脚本 / 主演男優賞を受賞した
というのも納得ではあります。)

ですが
その描写力がよいせいか、かえって、共感や同情はできません……(>_<)

一応、作家なんで、そのどん底ぶりを作品にしよう……
という前向き(?)な感じで終わるのは
希望的で良いのかもしれません……

ハチャメチャな生き方をしている人のほうが、人間としての魅力というか
人の興味をひいて
作家性が高くなるのだとしたら、皮肉なことにも思えます。

~~~~

この、アルコール依存症の作家を見て、永沢光雄さんを思い出しました。

彼は、下咽頭がんを発症し、声を失ってのち、アルコール依存になったそうです。
やはり、やめたいと言いながら、やめられない。
それで、自己嫌悪になり、自暴自棄になっている精神的な苦痛と
身体的な苦痛を、新聞の連載エッセイ「生老病死」に書かれていました。
その様子を、同じような境遇にある方は、共感しながら読まれるのかもしれないし
そうでない方も、アルコール依存症へのいたわりを、もたれたかもしれません。

一方で、アルコール依存で健康を害された方に対しては同情できない
と仰った方も知っています。
飲酒は、誰のせいでなく、個人的問題だということで。

客観的には、そうかもしれません。
自分で呑んだわけですからね……

けれど、それが、自分の家族や友人など、近しい人の場合には
“個人の問題“ではなくなります。
この作家の場合も、友人たちが、ずいぶんと思いやってくれて
作家生活ができていたように思います。

自分で呑んで、自分で苦しんで、憐れんで……
実は、はじめは、そのエッセイを、あまり快く思っていませんでしたが(>_<)
なぜか、読み続けていたのは、どこかで、気がかりだったのかもしれません。
闇の中にいるなら、少しでも、光明を見出してくれたのかしら……と。

それは、アルコール依存と言う背景ではありましたが
心身の苦痛の描写には、原因を問わない“人間たちの苦しみ“として
訴えるものがあったからなのかもしれません。

永沢さんは、47歳で死去されました。

~~~

この映画『失われた週末』は、“ザ・アル中”という印象でしたが
アルコール依存関係の作品を少し。

『男が女を愛する時』では、
アルコール依存の妻を、見守り支える夫の姿が、メインでありました。
アンディ・ガルシアの情熱に、温もれます♪

『リバティーン』は、
アルコールに溺れる貴族の“道楽の果て”なので
同情の余地は無さそうなのですが、
彼の孤独感と絶望には、共鳴のツボを、突かれます…

ジョニー・デップ主演だから、というだけでなく
アルコール依存の悲惨さを、
人生の悲惨さとして、昇華させたという点で、絶品の作品です☆

▼▼▼

呑んだら乗るな、ではありませんが
呑んでも呑まれるな、というように
お酒は、楽しく飲みたいものです♪

心のグラスが、ほどほどに、満たされるほどに☆(^_-)-☆


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ジャンル : 映画

映画『ウォールフラワー』★心の膿を出して未来の花を咲かせ(^_-)-☆

T0011401q.jpg


作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/162502/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


あらすじ→ココ(結末まで)


孤独な高校生チャーリーが
義兄妹(パトリック&サム)と出逢って、活路を見出す――

高校生の頃の自分を、思い出すときに、
楽しかったナ~☆という
キラキラの青春時代を語れる方も、おいでかと思いますが
その中には、多少なりとも
思い出したくない事情なんて、ありませんか……(汗)?
(言えないような、ヤバいことも含む(>_<))

友達が出来て良かったね、ということはもちろんですが
“友達“というのも、危うい関係……
強い絆、熱い友情……を感じていても
壊れるときには、壊れてしまう……orz
かといって、“雨降って地固まる“ハッピーエンドとも違いました。

青春時代は、何かと壊れやすくて、複雑でしたよね……

▼~▼ 以下、雑談となります。

▼▼▼

正直、申しまして、エズラ・ミラー狙いで鑑賞しました^^;

内気なチャーリーを、ローガン・ラーマンが演じています。
彼は、いい意味で、普通に内気な青年が、適役でした。
地味すぎず、繊細すぎず、普遍的な印象で
共感&感情移入しやすい感じ。

なので、主役なのですが
全体の進行係(狂言回し)のような感じで進みつつ
最後に、ああそういうことだったのですか…という重荷を
ド―ンと観客に手渡して
彼の重荷を解いてあげる―ーというような、印象でした。

一方、エズラ演じた、パトリック☆
エマ・ワトソンと義兄妹という、都合の良さげな^^;役どころ。
(兄妹でなければ、三角関係orハリー・ポッター的な友情物語になりそうで…)

『少年は残酷な弓を射る』では、残酷なだけでない
イ~イ目つきしてました……^^;
(幾重にも屈折した青年役を、エズラで観たい!)

今回のパトリックも、ゲイという技あり。
もし、ゲイでなければ、義兄妹のサムと三角関係になりそう…(そればっかり)

パトリックの交友関係も、うまく行きそうでむずかしく
サムの交友関係(幼少期含む)も、うまく行ってなさそう……

友達とうまくやっていきたいという、チャーリーだけでなく
なんとなく“仲間“になった”友達”も、それぞれに、何かある。


そんな中、くすぶった空気を変えてくれるのが、音楽♪
お気に入りの曲を、からだ中に浴びながら、車で飛ばす!
タイタニックのように、両手を広げたサムの快感!

たとえ、さっきまで、モヤモヤしたものがあっても
今、爽快な音楽を浴びて、一緒にノッてくれる仲間がいたら
もう、最高に最高!☆

すぐに消えてしまう、この瞬間が無限だ!!!と感じられる。
そんな瞬間は……多分、若い時のほんの一瞬かもしれないナ…………….

そして、友情が、むずかしいのは、
それを壊さないために
遠慮し、我慢し、フリをすることが(人間関係とはそういうことですよね)
不誠実でもあることなので、正直になってしまうと、ブチ壊れてしまうこと……
グループだと、一部に亀裂が入ると
敵味方に分かれる前に、空中分解してしまうこと………….

でも……恋愛感情を感じていないのに
勘違いから始まった関係で、恋人のフリはできません…(―_―)!!

それと、サムが、チャーリーに言った
「人の幸せを優先させる事を愛と呼ばないで」
コレには、激しく同意☆、
私のためかどうかでなく、あなたの本心はどうなの?ということですよ。
“君のため“という美辞麗句で、勝手に、身を引く方がいますが(汗)
私個人的には、ダメ元で、当たって砕けて頂きたい!
それは、決して、カッコ悪いことではないですゾ!(^_-)-☆
(ユーミンの歌には、♪私をあきらめないでね  というのもあった(*^_^*))

一度は砕け散った“友情“も、そのままでは、ダメなので….
過去は過去として流して、明日には明日の風に吹かれることが、大事☆(^_-)-☆
(過去は変えられなくても未来は変えられる~~私の大好きな言葉☆)

今の関係が、なんとなく修復ムードになりながら、終わろうというときに
まるで、チャーリーの心の膿を出すような終盤が、やってきました。

その前にも、親友の自殺という、トラウマもあったのですが……
ソレがあったから、チャーリーは、今一つ、自分を解放できないでいたのね……
(→  幼少期に叔母から性的行為をされた


▼▼▼

高校生のときに、スゴク親しくなった友人たちと、毎日、顔を合わせて
ワイワイやっていた日が、懐かしい。

そんな関係が、ずっと続くと思って、疑わなかった……
卒業しても、その関係は、続くんだと思っていた……
今でも、逢えば、あのときに戻って、盛り上がれると思うけれど
あの日々は、もう帰らないと思うと……寂しい気もちになる……

無意識の中に潜んでいた、チャーリーの “心の棘”。
過去は過去――としても、流しきれずに、チクチク心を傷つけるものは
痛みを伴っても、出すほうが良いと、私は思います。
過去の膿を出せば、未来の花が咲くってもんですよ(^_-)-☆

トラウマは、それぞれあるかもしれないけれど
若い時は、未来の夢を、たくさん見てて欲しいナと思う(*^_^*)
青春時代は、それこそ、無限で、最高☆なんだから(^_-)-☆
年取れば、その意味が身に染みるかと…^^;



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映画『マイ・マザー』★母への執着愛着ずるずるべったり(^^)/


162079_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/162079/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督・主演: グザヴィエ・ドラン☆  (=ユベール)

原題(『JAI TUE MA MERE』僕は母を殺した)を聞いたときから
気になっていた作品でした。
男子高校生と母親。
親子なら、ナニかしらあるもの。
本当に殺したの?
それは、病みすぎでは?……(汗)と思いつつ……
ユベールにも、母親にも、感情どっぷりで鑑賞☆(^^)/

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

子供が小さいうちは、言うこともきいてくれて
自分の手の中で
守り育てている充実感が、幸せだったかもしれない。
一方
一人立ちしていく成長を、頼もしく思いながら
芽生えていく、子供の自我や個性に
戸惑うことも、あったかもしれない……

子供は子供で、親が、まだまだ必要なくせに、
反抗期もあって、イライラを募らせるのは
自分も、経験してきたからわかる……

ユベールは、ユベールで、爆発すると
母親も、負けず劣らず、ヒステリー散弾銃暴発!!!
(↑コレは、かなりの破壊力あり!(>_<))

親子だから、似てる面が、多分にあると思います……
似てる部分は、似てる分だけ
癇に障るーと言うか、鼻につくーというか
誰に似たんだろう!と思うとき、多分、自分なんですョ…(~_~メ)

親子は、他人行儀でないからか
母親は、自分の都合を、ゴり押ししますよね…(汗)

ユベールの母親は、朝の約束は無視して
変更した予定を、ユベールに押し付け、喧嘩になった!
ユベールの怒りは、当然なんですが
母親は、都合をつけない息子のほうを、自分勝手だとブチ切れた…

↑私の母も、老後は、そんな感じでした…( 一一)
私が合せないと、親不孝だとか、冷たいとか
人間性を疑うとか、人格否定する勢い…orz

他人なら、遠慮するところを
親子だと、ドカドカ平気で入ってくるのは
それが、自分の“愛情“で、動いているからなのでしょう。
なので、“都合を合わせない=愛情の拒否”なんて、許されない…?

逆に、他人のほうが、“真実“や”本心“を見せやすいこともある。

ユベールは、ゲイであることを、母親には言わず
母親は、ゲイ友の親から、聞いたことが、ショックだった。
そのコトよりも、息子が、自分に秘密をもったことが
哀しかったのかと……orz

母親は、遠い存在だからではなく
近いからこそ、言えなかったと思うのだけれど……
愛情深い存在だからこそだと、思うのだけれど……

愛情とは、クセモノのこともあるので(汗)
クセの強さで、嫌になっちゃうこともあって……
ユベールは、母親についての宿題について
担当教師に
「母は亡くなったので、いません」と言ってしまった。

↑コレ、正直、笑った。
お母さん、殺しちゃったョ……苦笑って。(^^♪
バレる嘘をつくのは、ボケでしかない。
後日、鬼の形相で、学校に怒鳴り込んできた母親も
もはや、爆笑必死のツッコミ☆
↑一連の流れ~ベストコンビの親子じゃないか!(^^)/

~中略~   ←ユベールは、寄宿学校に転校


寄宿学校を抜け出した先は
子供の頃、母と戯れた“岩場“。

息子に、倍返しの迫力で、言い返したり
気に入らないと、置き去りにしたり(汗)
扱いにくい?お母さんでは、あるけれど(汗)
反抗期でも、巣立ちの頃になっても
ユベールは、子供の頃に、体中で感じていた
お母さんからの、たぷんたぷんの愛情を
今でもいつまでも、甘く甘く、感じていたいのだと思うョ……

ユベールの隣に座った母親だって、多分、同じ気持ち。
子供の頃、可愛くて可愛くてたまらなかった気持ちを
そのまま、ずっと感じていたいんだ、本当は……
でも、大きくなって、生意気くんになるから
嬉しいやら、もどかしいやらで
愛情でないモノが、爆発してしまったりして……
でもでも、本当は、大切で大切で、たまらないのに………

でも、ユベールも、わかってるんだよね。
親子だもんね。考え方、似てるから…(^^♪
ユベールが、母親の膝に、手を置くのがイイ。
母親が、その手に触れるのも、イイ☆

▼▼▼

子供である自分と、母親である自分とが
それぞれに、あるある~と、思いつつ観ました☆

で、ラストシーン。
何気ないシーンのはずなのに
モロモロ、込みあげてきてしまって、目頭が熱くなった……

母親は、自分の理想の母親でいてほしいけど
ソレが、うまくいかない。
でも、なんだかんだ、この親子はナァ~☆(^_-)-☆


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映画『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』★人生のほうも調理ごちそう様な一品!

166328_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/166328/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

ロサンゼルスのレストランシェフ(カール)は
店をやめたあと、マイアミから“移動販売”を始め
再び、戻ってきた――

やっと観た!面白かった~!(^^)/
職人(=料理人)の話は、たとえ、ドン底に落ちても
プライドと技で
必ず、何かしらの結果を出してくれる、と信じられるので
見てて、応援のし甲斐があります!

雇われシェフのカールは、オーナーに従った定番メニューを出したら
批評家にコケにされ、傷つく。
新メニューに挑戦したいと訴えたら、解雇されてしまった。
さらに、批評家に直接反撃したら、SNSで拡散され
再就職も、ムリに…orz

裕福な元妻の提案で、(妻の実家?)マイアミに
息子と3人で、行ってみることにした。

▼~▼内容にふれて.雑談です。
▼▼▼

新メニューを作りたくても
オーナーは、定番メニューは変えてはダメと。
“例え”が、いい。
ローリングストーンズが、コンサートで
(定番?)『サティスファクション』を歌わなかったら、客は怒るだろうと。

(↑ちなみに、ジュリーは、懐メロ歌手ではない自負から、近年
往年のヒット曲をコンサートで、歌わない傾向にありますが(汗)
やっぱり、定番?ヒット曲聞きたいですヮ…)

カールは、新作メニューを作りたいからといっても、
定番メニューを、手抜きしているわけでなく
批評家にコケにされたら、そりゃ、傷つく……orz

今は、SNSで、あることナイこと、拡散してしまうと
社会的抹殺?になってしまい
解雇されても、“再就職“が、むずかしい……orz

カールの元妻は、有職で裕福だが、カールは頼るつもりはない。
二人は、“友好的”な関係で、息子は、パパに帰ってきてほしいが
カールには、そのつもりはない…..

↑生きる道の違いで、別れたようなんですが
子供のことを思えば、一緒に生きる道を、失ってほしくなかった…
元妻には、彼氏がいないようだし
カールに、屋台を勧めていたのも
元妻なりの料理人:カールへの愛情なのかも……

元妻からの誘いで、親子3人で、マイアミに行き
息子の子守?をしながら
元妻の元夫のツテで、キッチンカーを入手する。

↑元夫:ロバート・ダウニーJrは、話のまどろっこしいクセモノ。(^^♪
話で、相手を転がすロバートの、余裕の面白み☆
(オーナー:ダスティン・ホフマンの、説得されない“頑固さ”といい
キャラ充実です)

前の職場の部下が、丁度、来てくれて
息子と3人で、マイアミサンドを作って、売ることにする。

準備を手伝ってくれた、“マイアミっ子“に、お礼に
マイアミサンドを“御馳走”したのだが
タダとはいえ、当然、最高に美味しいものを提供するプライドを
息子に教えるパパ:シェフ。
(そもそも、手伝ってくれたお礼なので、タダではないのだが)

フレンチの料理シーンも、美味しそうなんですが
この“マイアミサンド“、美味しそう!!!
チーズのとろけ具合と、いい焼け目のパンがイイ☆
出来る範囲で、作って食べてみたい!(^^)/

そして、イタイ目に遭ったSNS:ツイッターですが(汗)
カールのフォロワーは、2万人くらいになっていて
息子が、写真付きで、アップしてくれて
フードトラックは、移動先でも、大行列に!(^^)/
イイぞ!イイぞ!(^^)/
(お巡りさん、役得?で、写真一緒に撮りすぎ( 一一))

そして、ケチョンケチョンに言った批評家と、遭遇!(>_<)
屋台を手伝っていた元妻は、追い返そうとした。
(↑元妻が、手伝ってくれてうれしい。(*^^)v)
苦境のとき、一緒に乗り越えようとするのは、絆が深まる!
そんなとき、見るべき未来も、違う道ではないこともあると思うし…)

カールのマイアミサンドを絶賛した批評家は、ナント!
出資したいと、言い出した!
提供したい店も、あると言う。
出来すぎな感じだが、まあイイ☆(*^^)v

ラストシーンは、そのお店での、貸し切りパーティ。
自分の城が持てて、よかったね、と思ったら
ウェディングケーキが……\(^o^)/

パパに戻ってきてほしいーと言っていた
息子の願いが、叶ったみたい!(^_-)-☆

▼▼▼

シェフ:カールは、料理だけでなく
人生のほうも、うまく、調理し直したみたいでした☆
ごちそう様!な一品でした☆(^_-)-☆


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映画『ウォッチメン』★ロールシャッハが染みのように心に残る

150226_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/24880/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


(ヤフーレビューの転記・修正です)


ケネディ暗殺・ベトナム戦争・キューバ危機…etc.
(アンディ・ウオーホルも!?)
世界的事件の陰にいた“ウォッチメン”の一人が殺された。
これは、ヒーロー狩りなのか、それとも……??

犯人さがしのサスペンスと思っていたら、どんどん広がって
スゴイものを見つけてしまった、という感じです(;一_一)
(ほとんど予備知識なしに観ましたが、ついていけました。)

ヒーローと言いましたが、
いわゆるかっこいいヒーローものではないようです。
むしろ、ヒーローと言うべきではないかもしれません。
暴力や欲望…etc.人間の醜い部分や
人には知られたくない暗の部分が、
画面に、ベタつくような印象を与えていました。


▼~▼内容にふれます。
▼▼▼

1. “見せる”映像

映画「300」でも見た、独特の映像もインパクトありますが、
“見せる”ことを意識したシーンを、所々に感じました。
例えば、ロールシャッハ(ウォッチメンの1人)が
“特別の用”を足しに入ったトイレのドアが
パタパタと開閉するシーンには、目が釘づけです。


2. 配役・特にロールシャッハ★

ウォッチメンそれぞれに、いわくがあるのも
作品に深みを持たせていますが、
(ゴチャゴチャせず、見ていればわかりますョ)
特に、ロールシャッハ★良かったです。

ロールシャッハと言えば

黒いしみ状の模様が何に見えるかを問う、心理テストがありますが
彼のマスクは、その模様が様々に変化します。

それが、映像的に面白いだけでなく、
彼の内面の心模様になっている様にも、見えました。
小柄で、魂に食い込んでくる様な声の彼は、
ポーズをきめるヒーローではありませんが、スゴク魅力的でした☆

心にも体にも傷を負えばこそ
痛みを感じる人間とは、本来何なのか
どうあるものなのかを、見たような気がします。
この世の善と悪、真と偽、美と醜、そして知と無知…
彼のラストのセリフには、つきつけるものがあります。


3. 音楽

たとえば
陰惨なシーンなのに、敢えてポップなメロディを重ねるのは
実は
この作品のすべてかもしれない、“悪い冗談”みたいです……^^;
でも、合っています。作品のノリに。
(NENAの「ロックバルーンは99」など懐かしいですョ。)

▼▼▼

確かに、世界には、大きな力が働いて動かされている、
と言われます。
戦争と平和も紙一重で、仕組まれた戦争があって、
錯覚のような平和が、あるのかもしれません。

未来はあるのか、あっても霞んで見えなくて
“忌まわしい過去すら美しく見える”のなら
哀しくもなります……

誰かが、犠牲になることもなく、
暴力に、ねじ伏せられることもなく、
“皆が手を取り合って”、生きることができるのは
きれいな絵空事なのかもしれません……

それでも、
この地球に生れたことが、数億分の1の、
素晴らしい“奇跡”であるなら
少しでも、平和な世界であって欲しいと思うのも、人情でしょう。

ウォッチメンひとりひとりが、それぞれしたこと、
あるいは、しようとしたことを、
どう思われるでしょうか。
そして、自分なら、どうするでしょうか。
あるいは、どうやっていこうと思うでしょうか……

観た後の余韻は、ロールシャッハの姿とともに
飛びきり苦いコーヒーの苦みが、のどの奥に
いつまでも残っている様な感じでした。

映像の面白さもですが、
サスペンス・ストーリーの中に
内面(心理)も含めた人間について、架空でない生々しさで
見せてくれました。

劇中の誰を語るか
何を観点とするかで
色々な見方もできるような
思うところ多い、面白さでした☆

PS:ロールシャッハの模様が、何に見えますか?
   あなたなら、何を見つけますか?


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テーマ : 洋画
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映画『重力ピエロ』★家族の物語以上のものを見せてくれました☆





作品について
http://cinema.pia.co.jp/title/147153/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

(ヤフーレビューの転記・修正です)


連続放火事件と、現場近くのグラフィティアート。
遺伝子研究する兄・泉水と、
アートを消しながら、放火犯を見つけようとする弟・春。
今は亡き母と、癌になった父。
そして、24年前の事件…。

原作未読で、家族の物語と思っていましたが、
それ以上に、大きなものが心に残りました。
以下、思うところを述べます。


▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)

▼▼▼

1. 親子・遺伝子

実の親だと思っていた人が、養い親と知ったある人が
生みの親を捜そうとしていたことを、思い出した。
「本当の親を知らないのは、根を失ったのも同然だ。」
と言ったその人の嘆きを、十分理解した上で、私は、
生みの親捜しに、賛同しかねた。

生みの親を知ってどうする?というだけではない。
親子関係は、遺伝子だけで決まるものではない、
と私は、思っている。

ある人を親と慕えば、その人が親であり、
その子をわが子と慈しめば、それはわが子であると、思っている。

遺伝的つながりがない事実を知ったからと言って、
嘘をついた、隠した、と責めないでほしい。
今まで、その人を育ててきた養い親の愛情は、
“実の親”の愛情そのものなのだから、と。

そんな遺伝子が、春を呪縛していました。


2. 犯罪と正義、贖罪と良心

犯罪によって生を受けた春が、自分には拭えない、
遺伝子の呪縛を、アートに託してメッセージする。

それは、まるで、DNAの二重らせんの鎖のように、

ずっと、春を縛り続けていたのだろうと思うと、胸が痛む。

実父になり代わって、罪を“浄化”し、贖罪しようとしたことが
新たな“犯罪”でもあったという不条理が、
作品に、家族の物語だけにとどまらせない深みを与えたと思う。

さらに、全く改心していない実父を“浄化”して、初めて
春は、自分に刻まれた遺伝子の呪縛から解き放たれたのだ、
と感じたことは、
観る人に、問いかけるものがあったと思う。

法や罰は、犯罪者が改心していなくても、
刑期が終われば釈放してしまう、ということを踏まえて
「春が、熟慮した結論と行動を、裁判や法律で
 とやかく言われたくない。」
という泉水の言葉に、うなずいたのは、私だけではないと思う。

結局、法も人も、人を裁ける限界があることを、知るからだろうか。
そして、ガンジーの言う“良心”に従って生きることが、
難しいことだとしても、最終的には、その“良心”にこそ
真の正義があるのだろう、とあらためて感じた。


3. 夏子さん★(←意外にツボ☆)               
 
重いテーマと、何なんだコイツ!と思わせる犯人の言動の一方で
夏子さんの存在は、苦いコーヒーゼリーにフワッと添えられた、
甘い生クリームのようで、いいアクセントになっていたかと☆


4. 重力に抗って

哀しいことに、この世には、絶えず、
下に向く力が働いていることを、改めて知る。
地面が引く力は、まるで、地中に引きずり込むかのように…

そして、その地中には、今更、掘り返したくない、
怒りや憎しみ、哀しみが埋まっているなら、
敢えて、わざわざ、掘り出さなくていい。
それは、隠したり、ごまかしたりするのとは違う。
もう目にしたくない醜いものを、わざわざ白日のもとにさらしても
哀しみを、新たにするだけだから。

そんな虚しい掘り起こしはやめて、その地面には、
笑顔の種を蒔くほうがずっといい、と作品は言っているようだった。
種は、芽を出したら、重力に抗って、
まっすぐに茎を伸ばすはずだから。
そして、必ず、笑顔の花が、たくさん咲くはずだからと…

春の名前には、きっと、そんな願いが込められていたのだろう。

そして
春が唇を触ったとき、目頭が熱くなった。
「春は、俺に似てるんだ。」
その言葉が嬉しくて、涙があふれた。
小日向さんの笑顔が、見えなくなった……

▼▼▼

「辛くても、楽しそうに生きていれば、重力も消せる。」
辛いときは、笑顔なんて無理、とも思ってしまいますが、
笑う門には福来たる、を信じて、
辛いときこそ、笑顔の花を咲かせましょう…ネ♪

春が、生まれてきて良かった☆
この兄がいればこその、
弟を思う兄の優しさ=加瀬さんが、とてもいい雰囲気でした☆

ラストシーンで
春が、二階から羽ばたくように見えた時、
いい映画を見て良かったな、と思いましたョ☆


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映画『十二人の死にたい子どもたち』★死にたい理由とミステリー


176971_3.jpg



作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176971/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・“集い”の主催者: 高杉真宙
・杉咲花  ・新田真剣佑  ・北村匠海  ・橋本環奈 他

SNSで、“安楽死の集い“に集まった若人。
自殺したかったけど、話し合ううちに
命の尊さに気づいて、死ぬのをやめましたー
などと、ハショれる話ならなんだかナ……と思っていたら
どうも、ミステリーとのこと。
“十二人“のはずが、そこには、”13人目の彼”が、すでに眠っていたので
不可解な状況について、“確認“することになる――

彼らは、“子供たち“と言っても
まるっきりの子供ではない、未成年。
死にたくなる理由も、気になるところ。

▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

12人が永眠するべく用意されたベッドに
すでに、”眠って“いた13人目がいたことで
安楽死はすぐに実行されず、“推理”することになった。

死ぬ気満々の人は、なんでもいいから、早く死のうと思うけれど
自分の死が、他殺・や事故死では、困る人もいた。

事故死で、親に保険金が、おりて欲しくないと言う。
自殺なら、保険金も下りないし、もう保険もかけられないのでOKと。
↑親子関係が、寒い……orz
悪意の親に対して、ネガティブな抗議で応戦……?orz

“自分から死んでやる!”ということは、たとえば1つの
痛烈なメッセージに、成り得なくはない。

父親の資金繰りのために、保険金目当てで、死のうとした子は
その恩義で自分を忘れない(永遠の存在になる?)ことを、期待していた。
が、人はすぐに忘れるもんだよ、とのチャチャが入ったのは、現実的かも。

病気や怪我やイジメが理由―というのもあったが
(口の)ヘルペスで、死のうとしなくていいかと……(汗)

インパクト大は、アンリこと杉咲花☆
彼女には、可憐な弱弱しさがありそうながら
度々、骨太な存在感とスゴミを、感じます。

参加者のタバコを嫌がった、アンリ。
これから死ぬのに、健康の心配?―
ではなくて
忌まわしい記憶のせいだった。
子供の頃
ネグレクト母が、めずらしく帰宅して、喫煙したせいで
火事になってしまい、ひどい火傷を負い
幼い弟は、亡くなったと言う。

アンリは、身勝手な大人(親)が、与えた生(子供)は、“無価値”だと言い切り
生まれてくるべきではなかった!ということを
死をもって、主張する覚悟で、臨んでいた。
その悲痛な叫びと怒りは、グサグサと、心に刺さり
反論できないほどだ……
それほどに、アンリの怒りは、熱く根深かった。

けれど、どんなに辛い目であろうと
どんなに強い意志であろうとも
そうですね、と死を肯定することは、できず……
子供として、抗議の死ではなく
呪縛から脱皮した、大人に生まれ変わることを望みますよ。

身勝手な親の存在を、蹴散らして
自分自身が、貪欲なまでに、幸せになろうとしてほしい!!!
生きて、幸せになってほしい!!!

しかし、生きていれば、幸せになれるのか?
と聞かれたら、保証なんてできなくて……

けれど、そんなこんなで、“13人目“の真実がわかり
彼が、まだ生きていたことがわかった!
良かった!と皆が、安堵するが.
それが、人の気持ちだと思う。

理屈で、“生き死に“に、思い悩むことはあり
理屈で、自殺に、合理的な理由を、見つけることもあると思う。
しかし、それでも
理屈抜きに、人は生きたいと思うはずだし
生かしたいと思うものだと、私は思う。

ただ思い直しましたーというよりも
新たに歩むべき道に光を見出したーという感じで
彼らは、それぞれ、帰っていった。

▼▼▼

「死にたい」なんて言うんじゃないョ~!と思いつつ(^^)/
生きていれば、
“死”は、永遠のテーマでもあるし
謎解きミステリーと合せて、面白い作品でした☆



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