映画『名も無き世界のエンドロール』★納得しつつ納得できない虚しさが醍醐味か(^^)/

作品について https://cinema.pia.co.jp/title/185705/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・キダ: 岩田剛典☆
・マコト: 新田真剣佑☆
・ヨッチ(♀):キダとマコトの同級生
・リサ: 上級国民の令嬢
ラストがどうなのか、気になって鑑賞☆
クリスマスイブの夜。
マコトの“プロポーズ大作戦”を、キダは援助した。
壮大なハッピーエンドを、期待しつつ
この世の終わり的なタイトルが、気になる……
同級生3人の、友情というより
痛みある“絆“という伏線が、良い。(*^^)v
▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!?)
▼▼▼
境遇が似ている3人(キダ・マコト・ヨッチ)は、
小学校で親しくなり、大人になっても続いた。
前の学校でいじめられていたヨッチは
自分の存在が消される(忘れられる)ことを
恐れていた。 ←キモ☆
大人の今と、子供の頃のことを
交互に見せてくれるのが、イイ☆
今の想いや“行動“の原動力は
当時の“ソコ“にあるから。
キダとマコトが働く、自動車整備工場に
リサが、事故車を持ち込んだ。
マコトが、まぶいリサに声をかけ
食事に誘ったときの、状況の“違和感”がイイ…
サラッと、犬を轢き逃げした、と言うリサに対し
キダもマコトも、犬への同情を感じていそうだったのに
マコトは、リサに取り入ろうとしていたから…
(若い男は、美女に弱いんだ…orz と思う私)
瞬殺でフラれたマコトは
“リサにふさわしい男”になるために
さっさと退職を決め、成り上がる道をめざした。
(そこまでして、タカビーな女を落としたいか? と思う私)
やがて、工場閉鎖に伴い、キダは、闇の交渉人になり
そのつてで、成り上がったマコトを、見つけ出した。
そして、キダの“交渉術”を駆使して
マコトはリサとつきあい、プロポーズするまでにこぎつけた。
▽要反転▽(ネタバレ 備忘録として)
大人になって、キダが、ヨッチに告白したとき
すでに、マコトに告白されたあとだった。
クリスマスイブの日に、マコトは、プロポーズするはずだったが
ヨッチは、信号無視した車に、轢かれて亡くなった…
ひき逃げした車は、リサが工場に持ち込んだ車だった。
事故現場で拾った破片が、リサの車と一致するや
マコトは、リサへの復讐を即決し、退職し
リサに近づくべく、必死に、のし上がった。
その事故は、リサの父(上級国民)の圧力で、もみ消され
ヨッチの存在すら、無いことに…….orz
(↑ココ、ミソでしょ☆)
復讐~と言いましたが
やられたらやり返す~ということより
ヨッチが恐れていた
“存在をないがしろにされた”ことへの“怒り”
というほうが、適当か。
キダは、ヨッチへの恋心と、マコトへの友情とで
あぶない橋を渡る役回りをする。
肉親以上の関係だから、そこまでできるんだね……
そうして、マコトが仕掛けたのは
リサの“自白”を、リアルタイムで、動画配信すること。
プロポーズを装った、ホテルの一室から。
リサに見せた指輪は、本来、ヨッチに捧げるもの。
マコトは、最終的にヨッチに渡すのだと、キダに言った。
それは、死を意味する?
阻止したいキダ。
けれど、マコトは、キダには、得意の
ドッキリ(フェイク)を仕掛け
別のホテルで、爆死した…みたいです…orz
これだけ、大掛かりの事件にすれば
ヨッチのことも、人々の記憶に刻まれる……?
ラストシーンのキダも、マコトとヨッチの冥福を祈っていたの???
二人が、アノ世で幸せなら、オールOK??
けれど……
マコトが死んだら、
マコトの記憶の中のヨッチも、消滅するじゃないか…orz
人々の記憶でなくて、マコトが覚えているほうが
重要じゃないのか……
ラストシーンのキダから漂う、虚無感と哀切は
私には、そう言っている感じで……orz
▽▽▽
▼▼▼
ああ、そういうことね~という納得はありますが
それでよかったという、納得は得られない……
この虚しい気持ちを
ラストシーンの彼と、共有した気になって
エンドロールを眺めるのが、醍醐味なのかも☆

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