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映画『黄昏 (1951』)☆男の“黄昏“は女への愛のために

0331.jpg


作品について https://www.allcinema.net/cinema/13994
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
(原題は 『Carrie』=ヒロインの名)

・ジョージ:  ローレンス・オリヴィエ☆  レストランの支配人 妻子あり
・キャリー: ジェニファー・ジョーンズ☆ 上京するもケガで工場を解雇

邦題がすばらしい!(^^)/
原題が示すのは、ある女性の物語ですが
ここにあったのは
彼女と恋に落ちたがために、たどった男の運命でした。

あらすじには、愛ゆえにすれ違う男と女―とあったりしますが
“すれ違い“よりも
失意に落ちていく男と、彼が想い続けた女―――

ローレンス・オリヴィエ☆絶賛です!
登場シーンからオーラが違う!\(^o^)/


▼~▼内容にふれて雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

上京するも、指のケガで
工場を解雇されたキャリーは
行きの列車で出逢った調子のいい男:チャーリーの
名刺を宛てに、身を寄せる。

チャーリーがキャリーを誘ったレストランでは
彼の知人;ジョージが支配人をしていた。
(↑見るからに、紳士オーラたっぷりのオリヴィエ☆)

チャーリーは、出張中、キャリーのことを
ジョージに頼んだので、二人は一緒に劇場に行くなどした。
(↑ジョージは、既婚者(子供あり)なので、任せたのかも)

ジョージは、子供たちも独立するころで
裕福な生活をしていたが
妻が全財産を握り、関係はギクシャクしていた。
(私も、アノ妻だとキツイです…( 一一))

安らぎ・オアシス・息抜き……
それらを、知らず、求めていたかもしれないジョージだが
キャリーとの出逢いで、(ただの癒しではない)劇的な恋に落ち
彼女と過ごした時間で
新たな人生の生き直しを、確信したようだった。
そのためには、“ムチャ”をすることもいとわないジョージ……

実は、ジョージは、キャリーに既婚者だと言わず
結婚をほのめかす。
(チャーリーから聞いたキャリーは、一時
ジョージを避けようとした)

↑不誠実のそしりは免れませんが
既婚とは、法の手続き上のことで
想いは、キャリーにある。
既婚者であるという線引きは、ジョージの胸中にはない。
それに、多分
既婚を伝えたら、キャリーとの恋愛は発展しない。

ソレがダメなんだネ…倫理上はネ…(汗)。
でも、ジョージの気持ち、わかるヮ………….
騙そうとか、弄ぼうとかじゃない。
恋に落ちて、好きになって、その人を失いたくないんだ……

そうして、キャリーをダマしてまで、駆け落ちしたジョージ。
ジョージのなりふり構わない様子は
冷静であるべき大人げないが、それがかえって
彼の中で、激しく燃え盛る恋心を感じさせて、ステキだ☆

けれど、お店のお金の持ち出しが発覚したジョージは
いい仕事を見つけられず、貧しい日々が続いた。

~中略~  ←愛だけではキビシイ生活…orz
        一方
        キャリーは劇場の出演に採用。

あるとき、ジョージは、息子の“帰港”を知った。
妻は裕福な家の娘であり、理解と“援助”を求むべく
ジョージは、息子に逢いに行った。
しかし
ジョージは、その場の状況から、息子に逢うのをやめた。
そうして、帰宅すると
“身を引くべく”、キャリーが出ていったことがわかった。

実は
ジョージの妻が、妻名義の自宅を売却するとき
ジョージは交渉次第で、お金を手にすることができたが
お金よりも、離婚をする条件を優先させた。
(お金よりも彼女との結婚=愛を望んだ形)

愛さえあればお金なんてー
お金よりも愛を選ぶー
ジョージの生き方は一貫しているが
少しでも、選択の後悔はなかったのか…….

ジョージは
看板女優になったキャリーとは、あれから離れていたが
いよいよ餓死しそうになったとき
彼女の楽屋を訪ねた。

身を引いたあと、ジョージは息子たちと幸せに暮らしていると
思っていたのに、すっかりやつれ果てたジョージに
キャリーは
「一緒に帰りましょう」と言った。
夫婦ですもんね。当然ですよ。相思相愛の人ですもの……

けれど、ジョージが欲しいと言った“小銭“を
キャリーが事務所に取りに行っている間
ジョージは、その場にあった小銭を1枚とると
出ていってしまった………………
(今度はジョージが………(>_<))

自分がいたんじゃ、相手がダメになるーー
そう感じるのも、愛の1つかもしれないけれど
ああまでして、駆け落ちして
お金のために、仕事を見つけたのは
すべて、愛する人と生きるためでしょ!?
“身を引く“から、あなたは幸せになって――なんて
詭弁でしかないでしょ…………………………(涙)


▼▼▼

イヤらしい言い方をすると
お金がないと、愛もまっとうすることができなソ……

彼の意をくもうとすれば
彼のすべては、彼女への愛のためにしていること。
でも
幸せが足りないのが、すごく辛くて、切なすぎるの……

『黄昏』=この邦題は絶賛です!(^^)/



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『君の名前で僕を呼んで』☆タイトルからヤラレルさりげない強い絆

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/362606
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


・エリオ(17歳):ティモシー・シャラメ☆
・オリヴァー(大学院生):アーミー・ハマー


1983年の夏。
教授の父の助手としてやってきたオリヴァーと
一緒に過ごすことになったエリオ。

惹かれ合うエリオとオリヴァーに
思うところあるのは
詩情豊かな作品だからなのでしょう。


▼~▼内容にふれて雑談です。 (違うときスミマセン)
▼▼▼

自転車に乗って、たびたび泳ぎに行ける環境は
自由で開放的で、リフレッシュできる。

今まで感じたことのない気持ちが、“突然”生まれ
自由にふくらんでも、おかしくはない。

↑劇中、なぜ二人が惹かれ合ったのかの具体的な理由は
あいまいです……
が、ひと目惚れとかフィーリングがあるように
惹かれる理由に、他人が入るスキはないのかも……

はじめ、なんか嫌だな~と毛嫌いしていても
嫌い嫌いも好きのうち~というように
気持ちが裏返って、好きに転じることも十~~~分ある!
私には、よくあることで(苦笑)
エリオも、はじめはそうだった、

なんといっても、魅力は
ティモシーの若さと初々しさ。
そして、良くも悪くも、エリオの未熟さ。

大人の階段を昇り始めた少年エリオは
劇中、発見された彫刻よりも
神秘的で初々しく、繊細で壊れそうで、危い…

例えば、年長のオリヴァーは、エリオに対して
今まで経験したことのある“愛情”を
いきなり感じたかもしれないけれど
エリオはどうだろう。

兄を敬愛するような、好意を感じはじめ
友情を感じるようになって
やがて
もっと強い激情に気づいたら
ソレは、ただ”恋“と呼べばいいものなのか………

彼への恋とか愛とかー
そう呼ぶと、違うものになってしまいそうな
この微妙な感覚。

オリヴァーがエリオに言った。
「君の名前で僕を呼んで。僕の名前で君を呼ぶ。」

実は、このタイトルから、私はヤラレていた…
シンプルでさりげないのに
なんて、踏み込んだ感のある
強い絆を感じさせる言葉なのだろう!(^^)/

そんないとしいオリヴァーがいては
つき合っていた彼女も二の次で(汗)
身勝手な男になるエリオ…( 一一)

↑若さというか、恋愛・人付き合いが未熟な少年は
相手の気持ちまで汲んだ、うまい立ち回りはできないかと。
彼女を、練習台?にしたようなエリオに
最低ェーッ!( 一一)の感もあるけれど
そう思う男子は、いるようですョ(汗)。

(昔、好きな人とのために練習台がほしいと言っていた男子がいた。
彼が、私にソノ気があるわけでなく、私が、その“好きな子“と親しかったから
私に話してみたのだと思うけれど、そんなことを聞かされた私は
練習台にされた人に失礼だよ、と言った覚えがある。)

恋心と若さのエネルギーは、周囲への配慮を欠きそう…汗)
恋は盲目~周り(の迷惑)が気にならない。
そんな(余裕のない)非情さが、若さの危うさでもあるようで。
肯定はしかねるが、恋愛感情にはありがちか。

~中略~  

帰郷するオリヴァーを、途中までエリオは送っていった。

エリオの“気持ち“を、父親は理解していたようで
(父にも経験はあったようで)
意気消沈していたエリオに、語った。
「悲しみを押し殺すな。せっかくの悦びも死んでしまう。」
ここでの、それとない語りかけは
息子を思いやる父親の包容力があり
説得力のあるものだった。

しばらくして、電話をかけてきたオリヴァーは
エリオに、婚約を伝えた。
エリオは、良かったねと言ったが
「エリオ!エリオ!エリオ!………」と
繰り返し、オリヴァーを呼んだ……………………
↑このエリオの気持ち、たまらん………….

その切なさは、移動した暖炉の前へと続いた。

しゃがみこんで、暖炉の火を見つめるエリオ。
瞳に、ゆらゆら揺れる炎を、映しながら……
目を、しばしばさせながら……
鼻を、すすりながら…………

心の中で、ずっと、
「エリオ!エリオ!エリオ!………」と
オリヴァーを呼んでいたのではないか………


▼▼▼

続編があるらしいです。

年齢を重ね、“成長“したエリオが
どんな風に、愛を生きてみせるのかが
気になります。(^^)/




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ナイトメア・アリー』☆悪夢の小路のどん詰まり( 一一)

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/379046
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督: ギレルモ・デル・トロ☆
・スタン(流れ者): ブラッドリー・クーパー☆
・リリー博士(心理学): ケイト・ブランシェット☆
・モリ―: ルーニー・マーラ☆


流れ者のスタンは、カーニバル一座に拾われ
色々知るうちに、“読心術”の仕組みを知った。
彼は、電流ショーの美女モリーを相棒に
一座を離れ、高級ホテルで“読心術ショー”をしていた。
あるとき
心理学の専門家:リリー博士が、ショーにイチャモンを
つけてきたー

冒頭、手前から、ぐいーッと何かを運ぶスタンから始まる。
この、大胆でドラマチックな遠近感と奥行きが、随所にあって
なんでもないシーンでも、“心“を持っていかれる♪
悪夢の小路(ナイトメア・アリー)に
自ら、迷い込んでいく男のてん末が
ソコか!というのは、恐ろしくもある意味、ナットク☆

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ御免(>_<))
▼▼▼

1.カーニバル一座のこと

ショウには、演出があるもの。
スタンは、内部事情を色々知る。
印象的なのは
A:獣人 と B:読心術

A:獣人
:獣か人か?って煽って、見世物にしてますが
人です。( 一一)
アル中の人を拾ってきて、
人ならざる者っぽく“飼って“、仕立ててしまう仕組み……(>_<)
(アルコールに溺れると、ろくな事ないです…汗)

B:読心術
:これも、からくりあります。(^^♪
暗号の言葉で、パフォーマーに情報を送る相棒がいる、
ジーナ姐さんが、お爺さんと組んでいたのですが
お爺さんも、アルコールに目が無くて…(汗)
ショウの最中、酔って失敗…orz
遂には
アルコールと思い込んだモノを呑まされて、命とりに。
(アルコールに気持ちいっちゃうと、ろくな事ないです)

↑これならやれそうだ~と思ったスタンは
天職とばかり、美女モリーと、一座を抜けた。


2.リリー博士のこと  ←ケイト・ブランシェットの存在感!(^^)/

“心を読むショウ”を披露していたスタンの前に現れた
ひとりの熟美魔女☆が
インチキだ!私のバッグの中身を当てろ!と迫った。
(私は心理学の専門家ョ。
私の前で、心を読んでごらんなさいョ   的な)

“推理“で、うまく切り抜けたスタンは
リリーと同行していた、ある老人の心をつかんで
死者に関する“相談“に応じてしまった。

ジーナ姐さんは、死者がからむ“読心術”は御法度だと
言っていた。モリーも然り。

ショウは、種のあるショウとしても
その辺りから、悪夢の小路に進んだ感じ……

口コミで、死者に関する相談が広がり
大金も約束されることで、深みに入るスタン…

しかし、実は
▽要反転▽

モリーに内緒で、リリーと組むことで患者情報を得て
“読心術“として、稼いでいた。

けれど、リリーは、スタンと“普通”に組むほど
小さい玉ではない。
ケイト・ブランシェットの圧倒的な存在感が素晴らしい!

同じコトをして、同じ道を歩いているようで
スタンは、悪夢の暗い闇街道へと転落していくが
リリー=ケイトは、失敗も転落もしない。
(過去に痛い教訓があったようだが)

▽▽▽

3.悪夢の小路のどん詰まり ( 一一)

上には上が、いるように
下には、底なし沼がある……

愛想をつかされたモリーを、いやいや巻き込んだ
“ひと芝居“に失敗し
殺人までして逃げ切った、スタンだったが
行きついた先が、別のカーニバル一座。

読心術をやりますったって、
けんもほろろに、追い出されそうになったとき
手のひら返しで、仕事をくれると言われる。

喜んだのもつかの間、どこかで聞いた口上が――

▽要反転▽

それは、前の一座で
人間を、獣人に仕立て上げるときの
“勧い文句”だった!!!
スタンは、恐ろしくも憐れんだ、獣人の候補に!(>_<)
彼は、あんな扱いを受けるようじゃ終わりだなー
と感じたかもしれない….
その獣人しか、今は、道はないのか……
いや
人として生きる道が、もう自分にはないのか………orz

▽▽▽

▼▼▼

遠近感が興味深かった、作品の〆は
スタンのアップ。
泣き笑いの(オッと!)表情の機微は、絶品☆
作品を、より佳作せしめたかと!(^^)/



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ウェディング・ハイ』☆押した結婚披露宴&裏メニューwith〇ンちゃん

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/378699
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ウェディング・プランナー: 篠原涼子☆
・元彼: 岩田剛典☆


“時間調整“では、調整不可能になった
“1時間押し”の、ある「結婚披露宴」の
滝汗・ドタバタ進行を見ます。(表)

一生に一度の大イベントは
式次第は同じでも、内容はそれぞれで
同じものはなく、ドラマチックだと思います!

私も、自分のこと(トラブル含む)を思い出しながら
楽しく鑑賞☆(^^)/

披露宴が無事終わったかと思いきや
トラブル発覚!
“裏メニュー“の始まりで、
まだ、お楽しみがあってうれしい!(^^)/


▼~▼内容より雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

披露宴は、一生に一度きり☆(たぶん!(^^)/)
準備が、これほど大変とは思わなかった…
ほぼ毎週、打ち合わせ……

人から大変だよと聞いていたのが
“”“”“席順“”“”“
上司の上下が微妙なとき、困った…orz

それと、“挨拶”と“余興”。
当時の私は、二重支配?のようで
上司が複数いて、挨拶が、込み合うところ
父の友人も、ぜひ祝辞を!と
父の親戚が、余興に『高砂』(うたい)を!と言ってくださり
結果、新郎側のお客様より、かなり多くなってしまい
気まずかった……(^^♪

本作の新郎みたいに、「今回は」とお断りもできず…
そもそも、今回しかないし……(^^♪

やはり、予行練習もないので
時間が、マイペースになりがちですよね。
一杯入ってゴキゲンだと、なおさら……

係の方は、気が気じゃないですよね……
こっちの寿命が縮みソと……汗。

中略  ←そんなこんな“1時間”を“圧縮“するのは、痛快!(^^)/

そして、お客様の御見送り。
姪っ子の結婚式は、ココがエンドレスだった……
いつまでも、終わらなかった…………………
というか、出口の列が全然、進まなかった……
祝福の嵐だったのでしょうね。

作品は、スムーズに見送った!と思ったら
トラブル発覚!
ご祝儀泥棒がいたと!(>_<)

そこから、巻き戻って
ご祝儀泥棒の行動を振り返る。
そんな“裏メニュー“での“共演“は
新婦を奪いに来た元彼:岩ちゃん♪
怪しい男を見つけたのはいいが
前日、食した生ガキが、当たったらしく….
イケメン王子様らしからぬ醜態が……汗。
(具合の悪さと生理現象は、致し方なし)

切なかったのは、式場をのぞいた元彼:岩ちゃんが
新婦(元カノ)の読む、“両親への手紙”で
今までで一番いい男と結婚したーというのを聞いたとき…

勢い(のけんか)で、別れてしまったらしいけれど
関係修復が可能な時間は、限られますもんね…
式の進行だけでなく
人生全般において
“時間“の扱いは、重要ですよね。
タイミングとか。(*^^)v

▼▼▼

タイミングと言えば、私こと
ブーケトスをするタイミングがなくて
ブーケをもったまま移動したあげく
飛行機搭乗直前に
やむなく、ゴミ箱に捨てることに…orz

それと
おめでたい劇中に、岩ちゃんのアノ境遇は…( 一一)
と思いましたが、おめでたいからこその
“ウン”が付いた!かな。(*^^)v
決して、“ウンのつき“では……汗。



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『悪い種子(たね)』☆悪い子だね!withお尻ペンペン( 一一)

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/26217
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・8歳の少女ローダ: “書き方“のメダルをもらえず悔しがる
・クリスティーン: ローダの母  上品 優しい
・ローダの父は大佐 4週間ほど出張で不在

娘の遠足で、同級生クロードが溺死した。
クロードは、“書き方“のメダルを授与されていたが
発見時、メダルは見当たらず、母親は捜していた。
彼と最後に会ったのは、ローダらしいが(目撃情報)
ローダは、クロードの死を気にも留めないー

↑ローダが、メダル欲しさに同級生を殺したかどうかの
話かと思いきや、進むにつれ、恐ろしいまでに
深堀りしていくのがイイ!(^^)/

作品の最後のメッセージ
「くれぐれも最後のヤマ場を口外なさいませんように」
に注意しつつ……


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!でも結末はふれず)
▼▼▼

言ってしまうと、ローダは、殺人鬼です。(汗)
クロードどころじゃない…..( 一一)

それなりの人には、愛想よく、礼儀正しくするので
見抜けないのですが
担任の先生は、彼女の“独自性“に気づいていたようで
大人の目は、フシアナじゃありません。

それと、出入りの業者のオジサンも
ローダの“性悪“を見抜いて、
“同級生殺し“の真相に迫ったので
ローダは、つい、語るに落ちてしまい
真実を知ったオジサンを消すべく
地下室に閉じ込めて、焼き殺した!(>_<)

↑コレは、クロードを蹴って、血のついた靴を
焼却炉で燃やそうとしたことと、通じる。
靴もオジサンも、同じ扱いか…(>_<)

それと、前に転落死したおばあさんの件も、実は…滝汗。

母親は、自分の願望のまま無感情に
殺人を犯していた娘に、ガクゼン……orz
子供は無垢な天使のはずなのに?????

ふと、母の脳裏に浮かんだコト(記憶?)があった。
自分が養女ではないかと。
そうして、父に確かめて、養女であると知った。
それも、殺人鬼の女が産んだ娘であると!(>_<)
しかし、父は、かわいい娘を見て
親の罪は関係ないと、養女にしてくれた。
(現に、クリスティーヌは、上品で素敵な女性ですよ♪)

で、悪い種子(たね)。
クリスティーヌの母親が殺人鬼だから、殺人鬼の遺伝子が
娘に行ったーと。
(確かに、箸にも棒にもかからないのもいると思うが…涙)
狼少女の例もあるように、環境・育て方で、全く異なるのも事実だと思う。

クリスティーヌは、“普通“に育ててきたから
ローダは、挨拶や礼儀は正しいー
もっと“本質”に近づかないと、ダメだった?
(子育ては、理想通りにはいかないのもわかるけれど)

娘の殺人を知ったとき、母は、娘カワイさに、かばい
隠し通そうとした。 (その気持ちもわかる)
しかし
その“ほっかむり“が、次の悲劇を生んだことを思えば
ダメなものはダメと、しっかり躾けるほうが(矯正?)
娘のためだったのではないか??

ついに、母は、究極の“隠し“に走り
娘との心中を図る。(娘に睡眠薬・自分はピストル)
しかし、ピストルの音で、娘は目覚め
母も、一命はとりとめた。
↑出張から戻った夫(父)は、ただただ、困惑…

生還した娘は、母が、例のメダルを
事故現場の桟橋に捨ててきたというのを、聞いていたので
夜、父の目を盗んで、雨の中、取りに行った!
(懲りないよね~~)

しかし 

▽要反転▽  ←口外しないでの部分(^^♪


懲らしめる者は、いました!
夜、桟橋で、メダルを捜していた娘は
雷に打たれてしまった!(>_<)


▽▽▽
▼▼▼

作品の終わりに
母親が、ローダをお尻ペンペンするオマケ映像あり。
(本来、こうすればよかった?)

子の悪事を隠し通すのが、親の愛なのではなく
悪いときには、きちんと叱って
軌道修正することなのでしょう。
(むずかしいこともあると思うけれど)
かわいいわが子の所業を
悪いタネ(遺伝)だからなんて、諦めたくないから。



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『奥様は、取り扱い注意』☆ダンナ様(西島さん♪)を取り扱うべく鑑賞!

183388_4.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/183388/
         https://www.allcinema.net/cinema/370182
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・妻(元工作員): 綾瀬はるか☆
・夫(公安): 西島秀俊☆


ドラマを楽しく鑑賞して
夫が、帰宅した妻に銃口を向けて終わった?
監視目的で“結婚“した夫が、ついに
妻を“消そう“とする流れで、映画化か!?
と思いつつ、やっと鑑賞☆(^^)/

▼~▼内容より雑談です。(*^^)v
▼▼▼

映画化!\(^o^)/というときは(私こと)
ドラマへの高まった気持ちを、期待しています!
ああ、ドラマで終わりじゃなかったんだ!
もっと見られるゥ~♪
また、あの世界観にひたれるッッッ♪♪♪

綾瀬さんが、カワイイ若奥さんで、一方
ド強くカッコいい、キレッキレ者という魅力と
“西島さん“という魅力☆☆☆

西島さんは、“公安“合ってマス!(^^)/
クールでシビアで、笑顔もない、シュッとした感じが
すごく合うから☆!
なのに
ホワっとした優しい笑顔で、包み込む
家庭的な良き夫(父)も、ピッタシ!(*^^)v

↑この“合わせ技“が、本作の西島さんの魅力☆かと
思っております!(^^)/

ポスターには、“夫婦喧嘩“とあるので
ブラピ&アンジーの映画っぽい?と思いそうですが
西島さん夫を前に、険悪な夫婦喧嘩など、あるはずが…(^^♪
(ドラマのラストで、妻に銃口を向けたのは
妻にではなく、その背後にいた“敵”にだったし)

本作では、記憶喪失になった妻に“合せて“
夫婦とも、別名で、他の場所で暮らすことになる。

そこでは、開発をめぐる、住民の意見の対立の下
市長選が行われていた。

その“開発“に、ロシアがからみ
記憶を失った妻の前に、ロシアの工作員も現れて
それやこれや、てんやわんやに――

さすがに、綾瀬さんのアクションは見どころで
カメラワークもそれに合わせて☆
個人的には、西島さんの動きも、もっとよく見たかった!(^^)/
スローモーションを駆使してもいいし
ジャン・クロード・ヴァン・ダムで見たような
ビシッと決めた“静止画“ちょい長めでもいいから。
ナンでもいいので、西島さんのシーンよろしくです!(^^)/

~中略~

そんなこんなで、再び
夫が妻に、銃口を向ける展開に!(>_<)
「愛してるなら殺して」
愛をこめて、引きがねを引くのか!
西島さん…….(T_T)

ネタバレすれば、元工作員のキレッキレの妻が
そう簡単に終わるわけはない!(キッパリ☆)
夫も愛をこめて、妻が生き残る道を捜すでしょ!(*^^)v


▼▼▼

(優しく見守るように)監視するのが、西島さんの役目でしたから
終盤の戦闘アクションシーンは、待ってました!という感あり。
されど、西島さん♪
続編あれば、
もっとグイグイ、全面に出てきてくれていいです!(^^)/

PS:“フェイント”だった、岡田健史さんの女性美☆も
それはそれで良き☆



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『白い牛のバラッド』☆妻子への受難が生生しく辛い

188879_1.jpg



作品について  https://cinema.pia.co.jp/title/188879/
        https://www.allcinema.net/cinema/380688
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ミナ: 牛乳工場に勤務(+内職)   夫が冤罪で死刑
・ビタ: ミナの娘  聴覚障害あり 
・レザ: 夫の友人で借金の返済にくる

白い牛=死を宣告された無実の者(=夫?)  のことだそうです。

冤罪のもつテーマは深く、とても興味深く鑑賞!(^^)/
罪には、“罰と赦し”がついてくるものですが
本作は、そんな観念的なこと以上に
妻子(母子)の置かれた現実生活の厳しさを、つきつけられた…

だからこそ、夫(父)の存在は、妻子の命に関わること…
冤罪だった、ごめん~ じゃ済まないし
ごめんすら言わない判事が、妻ミナは憎く
謝罪要求の新聞広告まで出したー


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!▽)
▼▼▼

1.母子が生きていくのは大変(>_<)

夫から借りたお金の返済に来たという男:レザを
ミナの家に入れたのを見たというだけで
大家(男)はミナに、立ち退きを命じた。
ミナは“独身“であっても、なにか問題が?orz
(日本の価値観にも、なくはない…?)

理由はともあれ、未亡人になると
イランでは、家も借りられないらしい…(>_<)
離婚や独身女もダメだとか……
男(夫)がいない女は、男の一人前に扱われない…orz
(日本でも、なくはない…汗)

そんなこんなで、住むところなかったらどうする!?(T_T)


2.レザの親切・レザへの親切

レザが、ミナのために、安くて広い物件を見つけてくれたので
よかったよかったと、私も安堵☆(*^^)v

神様が“理由もなく“親切な人を、遣わしてくれたー
感謝するミナに
理由はあるかもーと口を濁したレザ。
↑下手すると、下心っぽくなりソ……( 一一)

冤罪の事件関係者かも…との予感が…

もし、冤罪関係者なら、素性を知ったら
ミナはどう思うだろう、どうするのだろう…
興味は段々、そこにー

あるとき、体調を崩したレザを
ミナは、病院に連れていった。
(兵役に行った息子が麻薬過剰死し、憔悴したレザ)

治療後は、ミナの自宅に連れ帰り看病し、何日かともに過ごした。

↑人に知られたら、“誤解”されそうでコワい…
夫婦でない男女が一緒にいるのは……
“冤罪“も”誤解”から生じているわけで
人間たちは、“誤解“という”過ち”・思い込みをしでかす
生き物なのね……

親切をしたりされたり~そうすることで
優しさや思い遣りが芽生え、ひいては
男女なら“愛“も生まれうると思う。

鏡に向かったミナが、真っ赤な口紅を塗った。←良きシーン☆
その後、二人は結ばれたらしい………………

ミナも、頼りの夫は、生き還らないわけだし
子供のためにも、前を向かないと…
(下世話でなく現実的に、婚姻関係がないと生きづらい…)
ミナは、神様が遣わした運命の人と信じたかも…


3.ミナの夫の家族 ( 一一)

夫の親と弟は、家族一緒に暮らそう~とミナに提案するが
損得がらみっぽくて…
親族とは、他人でない分
針のむしろ度・生き地獄度が高まる傾向になるし…(汗)

夫の父が、やたら、孫娘の親権を要求し
ミナを、訴えることまでするのは
冤罪の補償金の受け取り関係だから??
あさましくないか???( 一一)

親切なレザが、“知人“を介して取り計らってくれて
ミナは、親権を守ることができた。
レザと喜んだミナ☆(^^)/

しかし、夫の弟が、ミナに“真実”を教えた。
それは、親切心でなく、不幸の爆弾を投下したような…


4.白い牛乳 (▽要反転)


レザは、冤罪判決をした判事だった。
ミナが、謝罪を求めたが、逢えなかった男だった。

↑規定もあって、むずかしいのだろう…
だから、レザは影ながら、援助(償い)をしたのかと。

もし、神様がミナに遣わした“救い人”なら
運命のままに、幸せな道を生きることができただろう…
けれど、、そうではなかったから。

ミナは、招いた夕食で、温かい牛乳をレザに飲ませると
レザは、苦しみだした――――

どんなに“償い“や”親切”をしてくれたとしても
不幸の始まりを作った人に
償いきれるものなどは、ない。
もし、これで償い切れるとか、これで赦してーと言うならば
死んだ夫を生き返らせて
失った日々を返したときだーー

―――と、世間的にはこの姿勢をとるほか、ないでしょう……
女に対する風当たりからしたら
夫を誤審した男と、イイ仲になるなんて
自分たちは良くても、“世間“がなんていうか…orz


▽▽▽

とはいえ、娘と2人、家を出たミナが、駅の椅子に座っている姿は
人生の旅の途中~というには、辛さしかない……orz


▼▼▼

(死刑制度に対して、一石を投じているかもしれませんが)
私には
夫を失った妻と子の立場や生活が
世間という因習や価値観の荒波の中で
現実的に、生生しく痛かった…orz

償いきれない“過ち“は、辛い。




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『瀧の白糸〈1933年〉』☆どうしても欲しかった!白糸の愛に泣く

キャプチャ


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/23132/
https://filmarks.com/movies/31872
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督: 溝口健二  
・弁士: 松田春翠
・白糸: 入江たか子 
 金沢の水芸の太夫
・村越欣弥  馬車の馬丁 法律の学生


馬丁の苦学生:欣弥に好意を感じた白糸は
仕送りを申し出、欣弥に上京を勧めた。

仕送りを工面するなりゆきで
白糸は、高利貸しを刺し殺してしまった。
事件を担当した検事は、白糸が仕送りで支えた
欣弥だったー

あらすじは、知っていましたが
弁士さんの“語り“が心地よく
作品に、のめりこみました☆

はかなくも愛に生きた女の一生☆
「そのお金が、欲しかったのです!
どうしても、欲しかったのです!」
↑繰り返して言った白糸に、涙ぐんでしまった…


▼~▼内容より雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

小学校の時のクラブ活動で
『金と銀』という曲を、演奏したことがありました。
 (私は、アコーディオン)
今回、この作品のはじめに流れた音楽が
あのときの曲だ!と。(^^)/
懐かしい~~~~☆


運命のように出逢った苦学生に
花形芸人:白糸は、貢がせてほしいと言った。
いつか、恩を返したいという欣弥に
そんなことは望まない白糸は
「お前さんに可愛がってもらいたいのさ」
そうして、二人は
初めて結ばれたらしい………………

↑お金はあとで、利子ごと返すとしても
借りるときに、“色“をつける傾向が…汗。
白糸は、好意をもっていたから良しとして
欣弥は、どうだったんでしょう……
学問のお金のためには、手段は選べずか…

家族や家庭~女の生き方の価値観は
人それぞれでしょうが
白糸は、人気芸人でありながら
欣弥が東京で成功したら
妻にしてもらう夢を見て、仕送りに励んだ。

けれど、興行が、いつも流行るとは限らず
お金の工面が厳しくなってくる。
それでも、駆け落ちしたい若い男女のために
なけなしのお金をあげてしまった、白糸…

それは、姐さんのキップの良さだけでなく
恋人たちの将来の幸せに
自分と欣弥を重ねていたからかな……

白糸が、欣弥を援助しつつ
命を預ける“よすが”にしている気持ちー
すご~く、よくわかるョ……
強く支えながらも、心は寄っかかりたい。
それこそ、愛の全霊で☆(^^)/

だから、どうしても、お金が必要なとき
“色つき”でも、高利貸しに借金した白糸。
なのに、ソイツのグルに (グルは、出刃打ち)
借りたお金を奪い取られてしまった!
(ふざけんじゃないョ!この私をバカにするんじゃないョ!
↑白糸の心の声 (^^♪)

お金を奪う際、グルが残していった、出刃包丁を手に
高利貸しの家に戻った白糸は
揉み合ううちに、高利貸しを刺し殺してしまった!(>_<)
(正当防衛、もしくは事故と言いたい件……)

印象的だったのは、その場にあったお金を
拾い集めて盗んだこと…orz
欣弥に送るために……orz
その後、欣弥は検事代理になった。

~中略~ 逃げきれず白糸は逮捕・裁判に

白糸の担当検事が、欣弥とは……orz
欣弥とて辛い……
自分のせいで、お金の心配をさせた女が
殺人事件&窃盗を、はたらいてしまった…(>_<)
(↑殺人のほうは偶発的事故と強調したい件(^^)/)

起こってしまった殺人はさておき
その場にあったお金をかき集め
胸に抱えられるだけ、持ち逃げした白糸ョ!
欣弥に送金したい一心で☆
それは、欣弥の将来を思えばこその深い愛☆!

「そのお金が、欲しかったのです!
どうしても、欲しかったのです!」  (裁判にて)

ソレは、欲張りだからでは決してないのに
欣弥以外の裁判官には
白糸の想いなんて、届かないのだろうナ…
だから、すごく泣けてくるんです………

白糸は死刑判決のあと (←異議あり!)
その場で自害……orz
さらに
欣弥も、ピストル自殺!!!!

↑それでは、何のために、白糸は罪を犯したのか!( 一一)
――と思うけれど
欣弥も後を追うことで、運命に導かれた男女が
アノ世で結ばれたーーということになるのでせうか…orz

▼▼▼

見込んだ男のために
貢いで、命も散らした女の生き様を見ました☆

不条理な結末ではありますが
これも、愛の前では
成就とか昇華ということになるのでしょう……

思うところ残す、不朽の名作☆(^^)/



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』☆闇落ちやさぐれたロバートの魅力!

184825_1.jpg



作品について https://cinema.pia.co.jp/title/184825/
          https://www.allcinema.net/cinema/373697
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ブルース・ウェイン: ロバート・パティンソン☆
・リドラー: ポール・ダノ
   なぞなぞで翻弄
・キャットウーマン(セリーナ)  友人を捜す

両親を殺された富豪青年:ブルース☆
使用人:アルフレッドに支えられ
ゴードン刑事も、味方。(←基本は同じ)

復讐心と正義から、バットスーツを着て
悪人狩りをするブルース。
過去にも、悪役:リドラーの回がありましたが
ロバートとポールの組み合わせに、興味☆(^^)/

(ロバートは、ハリポタのセドリック役から
端正で影あるスタイルが卓越で好き☆
本作の病んだブルースは、格段に良き☆(^^)/
ポールは、オタク的に悪にのめり込みつつも
弱さをはらんでいるのが、絶妙!(^^)/)

ブルース自身が“闇“だと言うように
ここ、ゴッサムシティ(と画面)は暗い…orz

『ダークナイト』で受けた絶賛的感激は特別ですが
“闇“をほじくりまくる、バットマンの世界観は嬉しい☆


▼~▼内容にふれつつ雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

1.ロバートのブルース☆

まず鑑賞意欲がそそられたのが、ロバート☆
(富豪の設定が心配になるほど
金持ち感を消していて)
病んでやさぐれたムードが、むしろ、絶妙に良い☆
“復讐”心に闇落ちしたのが、よくわかる。
(スーツも似合うナ)

あのムードなら、“正義“の制裁をしていたとしても
過剰防衛?の暴力の火が噴きそう……(汗)

バットスーツで、本心や表情を隠すも
翻るマントが、“正義“の心を確信させる……
(バットマンの佇まいもいいナ)


2.キャットウーマン(セリーナ)とバットマン

友人女性の失踪の真相をさぐるセリーナと組んで
悪事をさぐったバットマンだが
気まぐれな猫のように、途中降板もしたセリーナ。
それでも、情報を共有(吐露?)して
仲間であり続けた、絶妙な関係がイイ☆

特に、あのキスが良い☆(^^♪

二人の関係には、男女であっても
恋心はなかったと思う。
けれど、挨拶のように、励ましのように
自然にキスを交わした心情には
不思議と、熱いものを感じた。
(男女だからと、いちいち恋心がなくても
それぞれにイイ関係は築けるんだよね、人と人は☆)


3.リドラー

“制裁“をしつつ、バットマンになぞなぞを残すリドラー。
(ゾディアックがモデルのようですが)
いちいち、なぞなぞ残すのやめて…汗。

親の因果が子に報い~もあるようでしたが
リドラーには、“正義”の匂いが感じられないのが
イイ意味で、いい…汗。

自分は正しいことをしているつもりでも
それが適切かどうかは、別なんですよね……


4.救助するバットマン

“復讐“心で病んだ心で
”正義”を果たしていたらしいバットマン。
自分を狙った男を、刑事に制止されるまで
ボコボコにしたとき
その男も、“復讐“を口にした。

その後、町に洪水が起こり、バットマンは救助に向かった。

“復讐“の闇落ちしていたブルースは
“復讐“の苛立ちを、”正義”の大義で
制裁(暴力)に変えていたのかもしれない…
けれど、どんなに、誰かをボコボコにしたところで
“復讐心”や怒りは、満たされることはなく
どこまでも、闇落ちするだけなのだと思う……

そんな、“誰かを叩きのめす”のではなく
困っている誰かを、助けることのほうが
自分の心も救われ
自分のためにもなったような……
(情けは人のためならず☆)


▼▼▼

悪事は、白日のもとにさらされるべきですが
ゴッサムシティは、暗すぎて……orz

黒いバットスーツが似合う、バットマン♪
ロバートの“闇“に、今後も期待☆(*^^)v
(ジョーカーと二役でもイケそう(^^)/)


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テーマ : 洋画
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映画『フレンチアルプスで起きたこと』☆妻のなだれも不可抗力?withてんでんこ

166555_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/166555/
           https://www.allcinema.net/cinema/350545
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

5日間のスキー休暇に、フランスにやってきた
スエーデン人家族4人。
昼食中、レストランで、雪崩に遭遇したとき
母は、子供2人を抱きかかえるも
父は、一目散に退避!
そのことが、母(妻)にはショックと怒りで
夫婦仲は、凍り付いてしまうー(>_<)

子供を置いて逃げた父親(夫)がワルイ…のですが
その後の妻の“なだれ“がすさまじく
余波も、興味深い…汗。( 一一)

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

妻は、子供を守ったのに
自分だけ逃げた夫の“本性”が許せない…(>_<)
しかも、夫は、そのことを認めず
誤解だとごまかしたので
妻の怒りの火に、油を注ぐことに…(>_<)

悪気がないので、謝りたくないのかもしれないけれど
素直に謝ったほうが、良かった…
妻は、不機嫌に怒ってしまったので
子供にも、トバッチリが…( 一一)
息子は、「ママと別れないで」と父に言う始末…orz

家内不和になっては、本末転倒。
妻も、広い気持ちで、赦すべきでは???

しかし、非を認めない夫のせいで(汗)
妻は、ほかの宿泊客(カップル)にも、
“雪崩で逃げた父親“のグチを言い始めた!(>_<)

聞かされるカップルも、困ってしまうのだけど
もし自分たちならーという話をすることになってしまい
カップル同士が、ギクシャクすることにも…

カップルの年上男性の話は、夫(父)を慰めるもの。
もし、機内で酸素マスクをするときは
子供より親が先にするのだから
雪崩に埋もれる前に、親が逃げ出すのは、適格だと。
妻は、納得するはずもない…( 一一)

(カップルの若い女性は、年上の彼は
すぐに逃げるタイプだと感じ
夜中まで、“議論“することになったときは
元妻が別れたわけがわかったーと感じることになったり…
雪崩の余波、恐るべし……)

妻は、正しいことははっきりさせたいタイプなのかも。
(母親の教育的姿勢は、ソレが“正しい“のかもですが)
父親として、子供を守るべき夫の個人的退避は
「パパ、しっかりしてよ~(笑)」
などと冗談では済まされず
なんとしても、夫に形で猛省してもらわないといけないことのよう。

けれど、夫に“正しさ“を求め続ける妻に
段々、“正しさ“よりも
人としての狭さ(汗)を、感じてきたんですよね…
(上から目線ゴメン(^^♪)

妻は、ほかのスキー客の女性(子あり)が
男性関係に、ユルイことを知り
“正しくない“ことを、責めるような言い方をした。
“正しくない”ことは、彼女も承知しているはず。
赤の他人の人生に
「あなた、そんな生き方よくないわ」
と言うのは、むしろ、ナニ様ってなもんで…汗。

当の子供たちは、パパとママがニコニコして
親子4人のスキー旅行を楽しむのを、望んでいた。
(一番、大人げないよ、オバサン…)

これだけ責められたら、父も、雪崩に埋まるもんで(汗)
自分の情けなさに、号泣・慟哭してしまう…
そんな父を抱きしめてくれる子供たちが、大人だ…

そんなこんなで、一家でスキーをして
妻がはぐれたとき
父が見つけてくれて
家族の絆は、締め直ったかなと。(*^^)v

旅の終わりは、運転の下手なドライバーのせいで
バスから降りて、家族で歩くことになった…
でも、家庭円満なら、あとはナンでもいいのかな~☆

▼▼▼

不可抗力の災難~たとえば津波~のとき
“津波てんでんこ”という標語を知りました。

誰かを見捨てるということでなく (キッパリ☆)
ためらうことなく、各自、率先して逃げよと。
そして全員助かろうと!(^^)/

(責めずに無事を祝いましょう(^^)/)




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テーマ : 洋画
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映画『宮本から君へ』☆俺の人生バラ色だからョ!の痛い宮本に泣く

178131_1.jpg


作品について https://cinema.pia.co.jp/title/178131/
          https://www.allcinema.net/cinema/366965
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・宮本: 池松壮亮☆  文具メーカー営業マン
・靖子: 蒼井優☆

人間賛歌の愛の昇華~との文言に惹かれて鑑賞☆
池松さんにも、超期待☆(*^^)v

宮本と靖子は、それぞれの実家に出向き
結婚の挨拶に行ったが
靖子が妊娠中であることが、歓迎されないムードにも…

そして序盤から、宮本は、営業マンらしからぬ
血まみれの大ゲンカをしたらしいのだが
相手のことも原因も、ダンマリ……

映画版は、靖子との関係にフォーカス☆
男:宮本の熱血や情熱や、はがゆさが
人間臭くて、現実味クサくて(汗)
私の“生身“に、グイグイ来た!(^^)/
涙出た……で
ああ、この宮本を、池松さんで観られて良かった!\(^o^)/


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ御免!)
▼▼▼

文具メーカーの営業マンと言えば
#チェリまほ の黒沢優一☆もです!(*^^)v

黒沢の営業スタイルは、営業成績トップの
エリート営業マン♪ということで
スマートで、泥臭くない印象です。(*^^)v
しかし、そんな黒沢でさえ
“イケメン要員“の需要で、熟女社長との黒歴史も…orz

仕事をとってくるのは、大変ですよね…(>_<)
いい言い方すれば、その人(の姿勢)次第ですが
気分次第やワガママに振り回されることも…(汗)

宮本も、フトコロに入ろうとして
“お客様“と、好意的に接点をもったはずが……
そこから転じて、トンデモないことに!!!!(>_<)
(その前に、靖子の元カレも、メンド―な奴ではあったのだが…)

宮本は、何度も、血だらけ・傷だらけ・ボコボコになるのだが
なぜそうなるのか、口にしない……
ソレも、イイ……

▽要反転▽(ネタバレというか核心!)


お客との飲み会のあと、その息子(ラガーマン)が
宮本と靖子を靖子の家まで送ってくれ
宮本は、ソイツを気に入りながら、眠ってしまった。
そのあと、ソイツは、靖子を襲った!!!
(レイ○ク〇ヤロウ~以下:レイク)

何も知らずに、朝、目覚めた宮本に
怒りをぶつけた靖子。
助けを求めたのに起きなかったじゃないかと。
私を一生、守るって言ったのに、守らなかったじゃないかと。

↑一番の怒りは、レイクに対してに決まっていますが
愛や信頼の期待が高い人に、好意の裏返しで
悔しさが怒りに増幅しますよね……
特に、“愛する人を守る“ってよく言うくせに
実態がよくわからないケースありますから……( 一一)

被害を知った宮本……orz
眠っていた自分が、悔しい……
靖子には、彼女の名誉より自分のプライドでしょ?とも揶揄されるが
その辺の定義は、赦してあげて…
宮本には、靖子と一心同体だったと思うから。

レイクを懲らしめようと、果敢にアタックする宮本だが
相手は、人間ブルドーザーみたいなのよ…( 一一)
顔が変わっちゃって尋常じゃない姿になっても
彼女を襲われた復讐だーなんて他人には言わない。
言うコトないし……
誰かが仲裁に入るものでもないし。

のみならず、靖子の妊娠がわかるのだが
宮本の子か、元カレの子かわからない……( 一一)

靖子を“守る“宮本は、誰の子でも、自分の子として
結婚する覚悟で、双方の親に“結婚宣言“していた!
(きっとこんなことだろうとは、思ったョ
ワケアリの妊娠っぽかったし、宮本なら、そうしただろうと。
その説得力が、池松さんにはあったから!(^^)/)

双方の親は、“デキ婚“というのが、不満のようだったが…
(今は、めずらしくないでしょ……汗。
子供が出来たので結婚しますーと
同僚の女子、少なくとも4人からは、聞いた私…)
親は、子供の現実を受け止めたほうがいい。
親子だもの、ごまかす必要はないでしょ。

恋愛~男と女の関係~は、本能や現実を前にしたら
ロマンチックなBGMもなく、ソフトフォーカスの美しい映像でもなく
生生しく、不潔な(汗)美しいどころじゃない
気分が悪くなる面もあると思う……滝汗。

それでも、愛する女を愛し、愛する女の中にある新しい命を
無条件に愛してやまない
宮本の、生身の姿が、ただただいとおしく、美しく見えてくる終盤。

レイクを、ついにボコボコにするときがきた宮本!
(心の中で、やっちまえ!と叫ぶ私…(>_<))
宮本も、ボキボキに折られるが…orz
(それでも、やっちまえ!と叫び続ける私…(^^)/)

宮本が、力強く叫ぶ魂の絶叫は、すべてが
愛の血潮だ!!!!!
血まみれになりながら
俺の人生、バラ色だからよォ!!!と叫ぶ宮本を
誰が、痛々しいというだろうか!??
私は、涙を抑えられなかった。

これだけ、必死に、一所懸命に愛を燃やそうとしている男に
愛される靖子は、なんて幸せなんだ!!!!
(カノ鳥の蒼井優さんにもそう思った)

そうして、産気づいた靖子のそばで
自分の命は失ってもいいから
子供の無事な出生を祈っていた宮本。
あなたは、この子の絶対的な父親だ!(^^)/



▽▽▽
▼▼▼


痛みをともなう作品は、辛いけれど
共感する部分もあって、イイ☆
そして、痛みが愛に昇華するーというのも
現実的な希望になってくれてうれしい。(^^)/




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