映画『黄昏 (1951』)☆男の“黄昏“は女への愛のために

作品について https://www.allcinema.net/cinema/13994
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
(原題は 『Carrie』=ヒロインの名)
・ジョージ: ローレンス・オリヴィエ☆ レストランの支配人 妻子あり
・キャリー: ジェニファー・ジョーンズ☆ 上京するもケガで工場を解雇
邦題がすばらしい!(^^)/
原題が示すのは、ある女性の物語ですが
ここにあったのは
彼女と恋に落ちたがために、たどった男の運命でした。
あらすじには、愛ゆえにすれ違う男と女―とあったりしますが
“すれ違い“よりも
失意に落ちていく男と、彼が想い続けた女―――
ローレンス・オリヴィエ☆絶賛です!
登場シーンからオーラが違う!\(^o^)/
▼~▼内容にふれて雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼
上京するも、指のケガで
工場を解雇されたキャリーは
行きの列車で出逢った調子のいい男:チャーリーの
名刺を宛てに、身を寄せる。
チャーリーがキャリーを誘ったレストランでは
彼の知人;ジョージが支配人をしていた。
(↑見るからに、紳士オーラたっぷりのオリヴィエ☆)
チャーリーは、出張中、キャリーのことを
ジョージに頼んだので、二人は一緒に劇場に行くなどした。
(↑ジョージは、既婚者(子供あり)なので、任せたのかも)
ジョージは、子供たちも独立するころで
裕福な生活をしていたが
妻が全財産を握り、関係はギクシャクしていた。
(私も、アノ妻だとキツイです…( 一一))
安らぎ・オアシス・息抜き……
それらを、知らず、求めていたかもしれないジョージだが
キャリーとの出逢いで、(ただの癒しではない)劇的な恋に落ち
彼女と過ごした時間で
新たな人生の生き直しを、確信したようだった。
そのためには、“ムチャ”をすることもいとわないジョージ……
実は、ジョージは、キャリーに既婚者だと言わず
結婚をほのめかす。
(チャーリーから聞いたキャリーは、一時
ジョージを避けようとした)
↑不誠実のそしりは免れませんが
既婚とは、法の手続き上のことで
想いは、キャリーにある。
既婚者であるという線引きは、ジョージの胸中にはない。
それに、多分
既婚を伝えたら、キャリーとの恋愛は発展しない。
ソレがダメなんだネ…倫理上はネ…(汗)。
でも、ジョージの気持ち、わかるヮ………….
騙そうとか、弄ぼうとかじゃない。
恋に落ちて、好きになって、その人を失いたくないんだ……
そうして、キャリーをダマしてまで、駆け落ちしたジョージ。
ジョージのなりふり構わない様子は
冷静であるべき大人げないが、それがかえって
彼の中で、激しく燃え盛る恋心を感じさせて、ステキだ☆
けれど、お店のお金の持ち出しが発覚したジョージは
いい仕事を見つけられず、貧しい日々が続いた。
~中略~ ←愛だけではキビシイ生活…orz
一方
キャリーは劇場の出演に採用。
あるとき、ジョージは、息子の“帰港”を知った。
妻は裕福な家の娘であり、理解と“援助”を求むべく
ジョージは、息子に逢いに行った。
しかし
ジョージは、その場の状況から、息子に逢うのをやめた。
そうして、帰宅すると
“身を引くべく”、キャリーが出ていったことがわかった。
実は
ジョージの妻が、妻名義の自宅を売却するとき
ジョージは交渉次第で、お金を手にすることができたが
お金よりも、離婚をする条件を優先させた。
(お金よりも彼女との結婚=愛を望んだ形)
愛さえあればお金なんてー
お金よりも愛を選ぶー
ジョージの生き方は一貫しているが
少しでも、選択の後悔はなかったのか…….
ジョージは
看板女優になったキャリーとは、あれから離れていたが
いよいよ餓死しそうになったとき
彼女の楽屋を訪ねた。
身を引いたあと、ジョージは息子たちと幸せに暮らしていると
思っていたのに、すっかりやつれ果てたジョージに
キャリーは
「一緒に帰りましょう」と言った。
夫婦ですもんね。当然ですよ。相思相愛の人ですもの……
けれど、ジョージが欲しいと言った“小銭“を
キャリーが事務所に取りに行っている間
ジョージは、その場にあった小銭を1枚とると
出ていってしまった………………
(今度はジョージが………(>_<))
自分がいたんじゃ、相手がダメになるーー
そう感じるのも、愛の1つかもしれないけれど
ああまでして、駆け落ちして
お金のために、仕事を見つけたのは
すべて、愛する人と生きるためでしょ!?
“身を引く“から、あなたは幸せになって――なんて
詭弁でしかないでしょ…………………………(涙)
▼▼▼
イヤらしい言い方をすると
お金がないと、愛もまっとうすることができなソ……
彼の意をくもうとすれば
彼のすべては、彼女への愛のためにしていること。
でも
幸せが足りないのが、すごく辛くて、切なすぎるの……
『黄昏』=この邦題は絶賛です!(^^)/

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