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映画『永い言い訳』☆作家の彼なりの区切りをさがし惑い


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作品について https://www.allcinema.net/cinema/356113
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・原作・監督: 西川美和
・幸夫: 本木雅弘  ~作家  妻が親友と事故死
・大宮: 竹原ピストル  ~幸夫の妻の親友の夫

妻が事故死したときに、自宅で不倫中だった幸夫は
同じく事故で妻(母)を亡くして、育児に困っていた大宮の
ヘルプを買ってでたー

不倫の気の咎めを、善行で代償して
救いを求めるかのようでしたが
そうとも言い切れず、身内の死に関して
思うところありました。


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

1「子育ては免罪符」 by マネージャー(池松壮亮)

幸夫は、トラック運転手で留守がちの大宮の
子供の面倒を看てあげると
送り迎えや洗濯など、母親代わりになるのだが
そのことを、マネージャーに↑評される。

確かに、端的には
他人の子育て(善行)は
悪行(不倫)への罪滅ぼしだったと思う。

けれど、それだけでなく
身近な人の突然の死は、衝撃や喪失・悔恨・淋しさ…etc.
(たとえ、涙が出なくとも)
心に混乱を生じ、何かにつかまりたい衝動にかられるのではと。

それは、自分以外の人のために
何かしていないと、ダメだから……  (個人的にですが)
自分のこと(悲しみ)で、手いっぱいではあるけれど
自分のことしかしていないと
重苦しい(悲しみ)狭い世界に、押しつぶされそうになる……

幸夫が、大宮家と関わったのは、それもあるのかな……
“免罪符“だけでなく……..


2.変化

亡き妻の留守電メッセージを聞く大宮に対し
もう(忘れて)前に進めと言った幸夫だが
取材では亡き妻を 「忘れたくない」と言っていた。

(前後して、幸夫は、妻がもう自分を愛していないことを
スマホの下書きに見つけてしまい、取り乱す)

よそゆきに口に出したコメントと
心の奥底の本音に、ズレはあるかもしれないし
日々の状況の中で、気持ちも変化するものでもあるし。

ある女性が、大宮家の子供たちの面倒を
ヘルプしてくれそうな状況になったとき
その“変化”を、幸夫は受け入れられず
態度を、豹変させてしまった…( 一一)

自分も、ずっとヘルプできるわけではないのに
大宮家と自分との安定した関係に
“幸せ“を見出したから…?
(大宮(父)が、感じた幸せと同じものを??)

生きていることは、残酷だなと思う……
時間が止まらないから
絶えず何かが、変化する……
良かれと思うことが、良くなかったりもして……
自分も、自分の気持ちも振り回されたりして……
疲弊する…orz

愛していないと思っていたら
実は、(申し訳なさと一緒に)
愛のようなものが、残っていたーー?
と思ったら、今度は
愛の分だけ、怒りが生まれてしまったり
でも、本当のところ、もう確かめる術がなく
ただただ、気持ちが戸惑うばかりで………
それが愛なのか、認めたくない気持ちと
それでも、最後にここにあるものは、やっぱり
愛であって欲しい気持ちが、あるのかもしれなくて……

そうやって、心の中を、じっくり引っ掻き回すと
悲しみやら愛やらが (名前などつけなくていい)
押し寄せてきて、涙になって流れ出てくるのだと思う……………

~後略~

▼▼▼

そうこうして、幸夫は、妻の死に関する一件を
小説にした。
糊口的ネタにしたんだ(汗)と、責めはしない……

それが、彼なりの(彼らしい)区切りの付け方なんでしょ。

突然、亡くなった人に、確かめたいことがあった…
だから、心のつかえは、ずっとある……
声をあげて思い切り泣いたのは、葬儀のずっとあとだった。
そんなことを思い出しながらの鑑賞でした。


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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『去年マリエンバートで』☆アンニュイな彼女とほろ酔いな感覚で(^^♪

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/5898
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

(マリエンバートは温泉地らしい。
そこの豪華ホテルに多数、滞在している)

「私を、覚えていないようですね」
男Xが女Aに話しかけるが
Aには、覚えがない……(ナンパか?(^^♪)

芥川龍之介の『藪の中』やら
黒澤明監督の『羅生門』からの着想だそうで
記憶や感覚のズレを、賞味する作品か??

ヒロインの衣装が、シャネルというのも
興味を惹かれます♪

▼~▼内容にふれて雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

ゆったりと広く、豪華な装飾のホテルに
いつからいるのか、いつまでいるのか
時を気にせず談笑し、観劇やゲームに興じる男女の客たち。

まず、前置きが長い……( 一一)
Xの声で、同じことを何度もナンドモ……
時間の概念がなくなったところで
人々の“談笑”が行き交い
話の脈絡を失う……( 一一)

そこに見出すのは
男Xが女Aに、言い寄ること。

言ってしまえば(汗)
去年逢って“愛し合って“再会を約束したのに
あなたは覚えていないのかと。
見る側は、気になる。
夫(?)Mがいる女Aと男Xに、ナニがあったのか?

思い出させようと
男Xの独白のような長~~い“語り“が続く…………

一方、女Aは、手ごたえがない…(汗)。
存在は、美しい彫刻のようで、口数は少なく
アンニュイな雰囲気は、曖昧さをまとう……

過去と現在が交錯するような画面を見せるが
“過去“といっても
男Xの記憶(思い込み)に過ぎないのかもしれないし…

「なぜ、あなたはまだ思い出せないのか」

記憶や思い出は、おぼろげな映像でしかない
幻想や幻惑のようなもので
それだけで、甘美なものなのかもしれない………
アンニュイな女の仕草がすでに
彼女の記憶そのままなのか…

そんなこんなで、女Aは男Xと
一緒にホテルを出ることにするのだが
彼女は、男Mに引き留めてほしいとも思っていた。
だが、彼は引き留めなかった。
(映像は、立ち去り際に、MがAを撃ち殺すのだが
これは、Mの心の声か……?)

Mの立場がうすいようなのですが
しいていえば、Xとのゲーム(ニム)には勝っていた。
(カードやマッチ棒を1本残されたら負け)
そこには、花をもたせないと…………

▼▼▼

>会話は空回り
>言葉は意味が無いように (セリフ引用)

私の理解力や感覚のせいか、アレですが(汗)
ケムに巻かれてみるのも
ほろ酔いな錯覚っぽくて、良き☆(^^♪




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『クワイエット・プレイス』☆音を立てると喰われる!with家族の物語

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/364005
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

音に反応して襲いくる“怪物“の恐怖の話は
抗う、ある家族の物語でもありました!(^^)/
長女は、聴覚にハンディあり
家族は、手話で会話していた。
(音には有利)

弟にやさしい長女の存在が、ミソ☆
対怪物戦にも、ミソ☆


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

音を立てない生活は、ストレスでしょ…(>_<)
神経まいってしまう…orz
(父は、音をかき消す瀧で、大声を出して発散)

子供には、ムリでしょ……orz
末っ子くんも、イイ子で静かにしていたけど
飛行機のおもちゃで遊びたい。
父に禁じられたが、乾電池を取り出したおもちゃを
姉(長女)は、そっと渡してあげた。
だが
末っ子くんは賢くて、電池を入れてしまった!

家族の最後尾を歩いていた末っ子くんは
飛行機のおもちゃをブーンと鳴らしてしまい(!)
怪物の餌食になってしまった………orz

↑このことが、長女の“呵責“になってしまい
特に父親との距離を、感じるように……orz

あとで母親が、自分が末っ子を抱いていなかったことを
悔いるシーンがあるのだが
確かに、末っ子(4歳)を最後尾にしたのは、悔やまれるかも…
目が届かないから……

その後、一家に新しい命がーー
この状況下では、厳しそうですが
人類は、怪物に屈しないことの表れか。
出産と育児(と泣き声)に備えた、万全の準備もみせる。
が、出産のときは、さすがにドキドキ……汗。

音に反応して、家の中まで侵入する怪物が怖い…( 一一)
赤ちゃんもいるのに!(>_<)
見えないらしいのが、せめてもの救いだが…
俊敏なので、さっと襲われると抵抗できないが
目の前をノソノソする接近戦なら、なんとかできないか???

すると
父が長女のために作った“補聴器“が一役買う!\(^o^)/

長女は、末っ子の件で、父親から疎まれていると
思い込んでしまうのだが、そんなことはなく
父親は、かわいい娘のために、補聴器を調整し続けていた。

上の弟も、二人の関係を心配して
父親に、コミュニケーションをよくとるように伝えた。
音を立てずに、手話で会話できるのだから
こんなときこそ、たくさん会話してほしい。
誤解や無理解は、よくないから
会話して、理解しあってほしい!(^^)/

~中略~ ←なんだかんだで、父親は怪物の犠牲に!

補聴器がヒントになって
怪物は、高周波数の“音”が苦手らしいとわかった!
弱点があったか!ナイス!(^^)/

高周波数の“音“を、キーキー流したら
隠れていた怪物が、ゾロゾロ這い出てきた!(>_<)
(まるで、ゴ〇ブリの駆除みたいな(>_<))

弱ったところを、しとめるわよ!
と言わんばかりの母親(エミリー・ブラント)が
たのもしく銃を構える姿で、作品は終わった。


▼▼▼

音を立てると喰われる!
というのがドキドキで、ストレスでしたが(汗)
家族の物語になっていたのが、よかったです。
聴覚にハンディをもつ長女の存在が
特に大きかったと思います。(*^^)v




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『愛と追憶の日々』☆母娘の人生いろいろ譚!

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作品について https://filmarks.com/movies/4299
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・オーロラ(母): シャーリー・マクレーン☆  未亡人
・エマ(娘): デブラ・ウィンガー  子供の頃父が亡くなる
・ギャレット(隣人) ジャック・ニコルソン☆ 

それは、娘(エマ)が赤ちゃんのときから!
母は、眠っている娘が息してるか気になって
仕方がない……

母親:シャーリー・マクレーンに惹かれて鑑賞☆
しっかり者で、子供に愛情を注ぐ母親は
イイ意味でも悪い意味でも
自分ルールの価値観で、突っ走る……

自分が娘エマだけでなく、母オーロラの視点にもなって
個人的に、見応え倍増でした!

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

オーロラは、生活に余裕もあり
お手伝いさんや男友達もいて
それなりに過ごしているが
娘の結婚相手が(安定の)教職なのが気に入らず
式には、出なかった!(>_<)

↑娘の結婚式に出ないという選択ョ……
娘がカワイイのに、ソコは割り切る…

3人目の子供が出来て、娘が借金を頼んだときも
母は断った。むしろ、無理して産まずに働くことを勧め…
↑娘に、この先のお金の苦労をさせたくないのかと…

娘の夫は、お金がなければ、お前が働け!とか
義母に無心しろ!という、モラハラなことを……
そして、浮気まで… 
娘は、子供を連れて、実家に戻った――

実は、夫の浮気の仕返しではなく(汗)
エマも、銀行員と不適切な関係になった…
彼とは、融資のことで面識があったが
スーパーの会計でお金が足りないとき、助けてくれた。

お金がないとき
心ないことを言った夫に対し
お金を出してくれた彼には
「地獄で仏に会ったよう」だったと思う。
特別な好意を抱くのも、ムリないかと….
(ソレ以上はダメではあるが……)

一方、オーロラは
隣に引越してきたギャレットと、親しくなっていた。
ジャック・ニコルソンも、イイ意味でクセモノなので
スムーズな進展は、しない……
どこか、トゲが引っかかる印象なので
恋には不安……そんな関係も、微妙でイイ☆

隣人との関係について、エマに話すオーロラは
母娘というより、親友に話す感じ♪
娘も母を応援するし、母も“進捗”を話したい!(^^)/
でも、あまりセキララだと、娘は困っちゃうョ……

そんなあるとき、エマに病気がみつかったー

▽要反転▽  個人的な話あり

相次いで身内が入院して、洗濯物とか
気がかりとかで、落ち着かない日々の私です。
その一人が、娘。

今すぐどうにかなりそうではないですが…
(病気としては、軽くない)

そもそも
私が経験したことのない病気や怪我を
子供が経験することが、しのびないのです…
子供の頃は、蜂に刺されたり(2回)
生爪が剥がれたり(2回).――
私の経験していない“痛み“を、何度も負って…(T_T)
(代わることもできず)

子供には、とにかく健康で幸せでいてほしいー
それだけを願うばかり。

エマの子が、エマを悪く言ったとき
(それも愛情の裏返しと思うが)
オーロラは
「私の娘を悪く言うな!」
と孫の頬を引っぱたいたのだが 
ココは、胸アツになった………………

妻・嫁・母は~~家族はいても
味方がいるとは限らず
孤軍奮闘・満身創痍になることもあるかと…

私は自覚していませんでしたが
私の母は、子供(孫)に
「お母さんには、(嫁ぎ先には)味方がいないんだから
お母さんを困らせちゃダメだよ。味方になってね。」
と言ったそうです。
母も、私のことを案じていたのですね………….

孫を引っぱたきはしたけれど
オーロラも、孫を愛すればこそ
一緒に娘を理解して愛してほしいーということなんだと。

そんなこんなで
幼い子供を残して、亡くなってしまったエマ…orz

作品は、隣人ギャレットや友人たちが
オーロラと孫たちを、温かく支えてくれそうで
救われるのだけれど
やはり、子供に先立たれるオーロラが、辛すぎる…

娘が赤ちゃんのとき
生きてるかどうか、心配で確かめて
生きてることに安心するシーンが、蘇る……

あのときの大切な命が、わが子が
まさか、自分より先にいってしまうなんて……orz
悲しくないはずがない!!!!!!!
悔しくないはずがない!!!!!!!
淋しくないはすがない!!!………………………..

▽▽▽
▼▼▼

人生の喜怒哀楽を描くのに
どこかコミカルな余裕で
たくましい明るさのある、シャーリーがイイ☆!
困難があっても、“出口“を信じられる……

夜、気になる“隣人“に
「ルノワールの絵を観に来ない?」
と電話するのも、乙☆(^_-)-☆




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』☆“一緒に“ハッピーライフ永遠に(^^)/


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作品について https://www.allcinema.net/cinema/380274
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・安達: 赤楚衛二☆
・黒沢: 町田啓太☆


TVドラマの続編!超・楽しみでした!\(^o^)/

黒沢が、密かに安達を思いやる優しさが、素晴らしくて☆
黒沢の心の声が、聞こえるがために
悩んでしまう安達の悩ましさも……

あの二人にまた逢える!ああ幸せ!\(^o^)/

恋人になった二人のラブラブな予告編でしたが
“好き“からもっと進んだ、深く熱い
“現実的な想い”を見せてきたのは、安達!(^^)/

安達の転勤(東京→長崎:8カ月)がキッカケで、もたらしたものはーー


▼~▼内容にふれて、いとおしく雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

(ドラマでは、クリスマスイヴの夜に
安達は、“魔法使い“卒業しましたが
本作では、黒沢製チキンラーメンを食べる流れで
魔法使い:安達は健在☆(*^^)v)

初詣で、二人は
いつまでも“一緒に”いられますようにと願った――
(コレが、ミソかと!)

黒沢は、安達と“一緒に”やりたいことを列挙。
花見、旅行、美術館めぐり…etc.
(ちなみに、旅行先→函館・京都を挙げたときは
土方歳三つながりか!?と、ツッコミたく(^^♪)

そんなとき、安達に、8カ月の転勤話がーー

“一緒に“過ごせなくて、黒沢を悲しませたくないー
安達は、先輩に転勤の相談をしたが
相談されなかったことで、むしろ、黒沢は悲しむ……

しかし、出来すぎにイイ人の黒沢は
やだよ~さみしいよ~などと、ダダをこねない。
安達のキャリアアップを「応援する」と
まぶしい笑顔で、言ってくれる。
(このとき、黒沢は、“本心”を悟られないようにか
安達の“接触“を阻止した)

そうして、離れていても想いはつながり
帰ってきたら、気持ちは、もっと深まりましたー
そんな簡単じゃなかったのが良い!!!

安達は、長崎で、事故に遭ってしまった!

――と言っても、体は無事で、スマホが壊れただけ。
黒沢に連絡できず、困っていた安達の向こうから
やってきた黒い人影。
あ、黒沢だ~~~!\(^o^)/
ずぶ濡れになって! (←水もしたたるイイ男になって)
安達の元に!  ←感激で泣きソ

転勤終了後、安達と黒澤は、“一緒に”いるべく
同棲することにした。

事故の連絡は、東京本社と家族には、されても
一番、知らせたい黒沢には連絡されない現実。
安達は、黒沢と“一緒に“生きていく意味を
問い直した。

↑この展開、好き☆
恋人同士が、二人の世界だけで“愛“を感じればいいー
という、詩的な芸術的な愛の形もいいけれど
真に、“一緒にいられるように”するには
現実を直視し、対峙しなければならないことがあると
安達が、たくましく挑んでいこうとするのが、良い!(^^)/

それには、二人の関係(恋人・同棲)を
会社にも家族にも、知ってもらう必要があること。

↑価値観は、それぞれあるので
理屈抜きに、否定されてしまう事柄もありえる……
(息子の恋人が男と知った、黒沢ママの気持ちも
わかりますよ………)

しかし、第三者が、愛する者を引き裂いたところで
愛の火は消えないし………
親ならば、わが子には愛情深く生きてほしいかと。

ドラマでは、安達が聞いた“黒沢の心の声“から
黒沢の、安達への“思いやり“が
どんなに、強く深く切ないものかを、知っているつもりだが
ココでは、
「どうしたら、このいとおしさを、伝えられるだろう」と
黒沢に対し、想いを募らせた安達が
すごくすごく、いとおしい……

そして、とまどっている黒沢ママに
「黒沢を愛しています」と、キッパリ言い切った安達に
心打たれた……
(黒沢が好きだ!からココまでの、日々の厚みよ深みよ…)

そうこうして、結婚式☆
同僚も祝ってくれるのが、すごくうれしい。
ああ、皆が、このベストカップルを見守ってくれている♪

ココがゴールではなく
ハッピーエンドでもない。
ココから始まる
新たな二人のハッピーライフ♪♪
魔法使いじゃなくなっても
魔法は、関係ない!(^^♪


▼▼▼

二人並んで歩くとき
黒沢が、安達にからませてくる“手“が好き☆
好き・好き・大好き☆!が伝わってくるから。

この先、未来ずっと“一緒に“☆
二人のハッピーライフ☆
永遠に☆(^_-)-☆

PS:ああ、すごく幸せな気持ち~☆\(^o^)/




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『希望のかなた』☆絶望的なのに信じたくなる希望がイイ!

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/361573
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督・脚本: アキ・カウリスマキ☆
・カーリド: シリアから逃れ、フィンランドへ
・ビクストロム: 新たにレストランオーナーになった

シリアから逃れ、フィンランドで難民申請したカーリド。
彼は、途中、生き別れになった妹を捜していたー

監督の言葉を借りれば
“人々の現実を描きながら、主張した事柄があるけれど
主張に感化されることなく、ユーモアとメランコリーが残る作品“―か。

カーリドは、紆余曲折して、レストランに身を寄せることになった。
それでめでたしーというほど、世界の現実は甘くない…orz

戦争で、国を出ざるを得ない人々が舐める辛酸……
敵もいれば、味方もいる。
捨てる神あれば、拾う神あり。
カーリドは、どうなっていくのか??・
希望はどこにあるのか????


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

カーリドが、フィンランドに来たのは
“ネオナチ”の襲撃から逃げこんだ船の
行先だったから。

難民申請して、認定されたいカーリドに
親切にしてくれる仲間Aがいたのは、ありがたい☆
明るく前向きな彼は、カーリドに
暗いムードだと送還されるから
明るく振舞えと、助言した。
↑なるほど、コレは深い………………

難民申請の面接でも、カーリドは
前向きにこの国で生きていきたいことを
アピールした。
(多分、全員がそうなんだとは思う)

しかし、カーリドのいた場所は、危険地域とは判定されず
強制送還されることに決定した。
(罪人として、手錠をかけられるとは…)
しかし、直後にかの地は攻撃され、危険になったのだが
手続き上のタイムラグは、埋められない……

カーリドは脱走し、町に逃げ込んだーー
ところで、冒頭で、カーリドを車で轢きそうになった男が
ビクストロム。(地元の人)

彼は、今までの職も妻も捨て、レストランオーナーになった。
カジノで、気持ちいいくらいに勝って
ホクホクで、新事業を進めるのは、幸先よくて良い☆

この、レストラン……滝汗。
ランチで出たのが、イワシの缶詰なのだが
缶に入ったまま!!(>_<)

(缶詰でもいいんですよ。
“三ツ星洋酒堂”でも、すでに味がついている缶詰を
一品料理として、出しましたし。
でも、缶のままでなく、きれいに盛り付けてましたよ…)

売上が悪いので、お寿司に挑戦することにしたが…汗。

正直、サイアクです……( 一一)
見よう見まねで、お寿司やっちゃダメですよ……
世界のニセモノ寿司を正す“寿司サムライ”の方が見たら
「(また)心折れそう……」って言われソ……

見た目、キビしかったのは
ワサビが、シャリと同じ大きさだったこと……辛汗。
そんなこんなで、前のスタイルに戻した。(^^♪

そんなレストランに、カーリドは、流れ着いて
オーナーを、ブン殴ったり殴り返されたりもしつつ
雇ってもらえることになった。
(オーナーは、フトコロ広かった!(^^)/)

脱走したカーリドのため、ニセの身分証を作成したり
調査員から、匿ってくれたり
オーナーもスタッフも、味方してくれたのは嬉しい。

国や法レベルでは、違反や犯罪になってしまうことでも
国や法が助けないから、困っている人がいたら
(個人レベルでの実害がなければ)
隣に住んでいる人同士で、普通にし合うことを
したくなるものだと思う。

そうこうして、親切な仲間Aが、妹が見つかったことを
わざわざ教えに来てくれた!(^^)/
(不法入国でなく)難民申請を希望した妹に
つきそってあげようとしたカーリドだったが
ネオナチに襲われ、刺されてしまった!(>_<)

(ネオナチには、たびたび襲われる……
“避難民”であっても、外国人の流入に対して
キビしい現実がある……)

店の同僚に、(難民申請の)警察まで、車で送ってもらった妹は
近くで待っていたカーリドに逢えた。
「夜、また逢おう」
刺されたのに、カーリド大丈夫???

難民申請したあと、カーリドは、留置されていたから
妹も、そうなったはず。
“また逢う“ことは、できないかと……
そう言って、妹を安心させて、申請に送り出したあとのカーリドは
木にもたれかかって、寝るように座っていた。

息絶えたのか?と思ったら、目を開けた。(良かった!)
そこで流れたBGMは、軽快な音楽♪♪♪

刺された彼が、その後、どうなったのかはわからないが
軽快な音楽に期待して
“奇跡のようなこと”が起こるのを、信じてみよう!(^^)/
彼は、今までも、生き抜いてきたんだから!

妹には
情勢の変化で、難民申請が下りたかもしれない。
妹思いのカーリドにも、何かきっと、恩恵が………(祈)


▼▼▼

状況は、とても深刻で、辛いものですが
その中でも、可笑しみを効かせてくるのが、ニクイ☆
そして
もう、絶望的であるのに
それでも、奇跡とか、わずかに希望があるのかもー
と思わせてくれるのが、泣けてくる……

今いるのは、反対側でも、かなたでも
“希望“の存在は、否定されない。
ソコが、すごくニクイ☆
すごく、イイ☆(^^)/





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『コーダ あいのうた』☆事情の中で自分の人生を生きるには

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作品について  https://www.allcinema.net/cinema/379867
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ルビー: 高校生 両親と兄は難聴 自分は健聴(コーダ)
エミリア・ジョーンズ
   

『エール!』のリメイクということで、スルーしていましたが(汗)
ルビーの歌声(第一声)で、鳥肌が!(^^)/
作品は1点モノの良さがあるので、必見でした!(^^)/

ルビーは、家族と健聴者をつなぐ存在(通訳)。
早朝から、父と兄と漁業をし、高校に通う。
合唱クラブに入部したルビーは、才能を見出され
教師から特訓を受け、音楽大学への進学も勧められたー

家族の“通訳“としての自分と
自分の人生を生きる自分―
誰もが、選択を迫られることを思うと
共感しつつ、のめりこみます。


▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

ルビーの両親はアツアツで
家族の結束も強く、仲のいい家族。
父親の存在感が、すごく大きい!
家族!家庭!を体現している感☆(^^)/

ルビーは、子供の頃から
“通訳“するのが、普通になっている。
そうでないと、健聴者だけで進む話から
家族が取り残されてしまう……
(ひどいときは、ズルもありうる……orz)

↑一部の人に配慮していられないーということかもですが
学校の対応はどうかな…( 一一)

早朝から家族と漁業をしているルビーが
授業中、居眠りしてしまうのだが
教師は、態度が悪いと𠮟りつける。

↑居眠りはよくないですが、眠いときは眠い…( 一一)
家庭の事情で、眠いときもある。
ただ叱るのではなくて、その人の背景や事情を
検討してほしいナ…それが教育的配慮では??
甘えですか…?(汗)

同じように、歌の特訓も
家庭の“通訳”の事情で、遅刻を重ねてしまうけれど
ヤル気がないわけではないんです…
(ソレばっかりやってるわけではないので)
先生もわかってほしいナ……( 一一)

それと、両親も。(>_<)
ルビーは、い・つ・で・も、“通訳“する前提でいる。
色々、大変なのはわかりますが
娘にも、都合はあるんですよ!
予定も告げずに、今今、やれと言われても…( 一一)

そんな母親の気持ちが複雑デス…
今でこそ、健聴者の娘を、“通訳”として頼りにしているが
生まれたときは、健聴を残念に思ったと言った……

↑別の作品で見たのですが
難聴の娘が、手術すれば健聴になると知った、難聴の母は
娘が健聴になることを望まず、手術に反対した――ことも。

健聴の立場で思うと、健聴がいいと思うのですが
難聴の母たちは、健聴だと
娘が、わかり合えない世界に行ってしまいそうなのが
淋しいようでした……

この感覚は、私の母からも感じたもので
私の“進学“に、「そんなに勉強しなくても」と言いつつ
「資格とか、手に職をつけたほうがいい」とも言っていました。

子供に対しては、私物のように近い存在であり
大切な存在だから
様々な希望・要望を、好きなように
抱いてしまうものなのかも。
矛盾など関係なく……

一方、兄は
親とは違った立場で、妹をみていた。(ミソ☆かと)
“通訳“の妹に、頼ったままでいたくない気持ちと
妹には、自分の人生を生きてほしい気持ち☆

難聴者の船の操業は危険だと
監視員が通報したせいで   (←罰金とか納得いかないのだが)
家族の生き方も、選択を迫られることに!(>_<)

~中略~

そんなこんなで、音大の入試で歌ったルビー♪

選曲がイイ♪♪
ジョニ・ミッチェルの『青春の光と影』
そして、ルビーの声もイイ♪♪
心に強く入ってくる……

本当は、入ってはいけないけれど
試験会場に入り込んだ、ルビーの家族に
手話をつけて、歌ったルビー。
胸アツです……………
声で、手で(仕草)家族には
ルビーの歌と気持ちが、たくさんたくさん届いたと思う…
ココは、今までのいきさつを思うと
涙ぐんでしまった……………………………


▼▼▼

自分をとりまく家族の事情は、それぞれありますよね…
そんな中 (自分勝手ではなく)
自分の人生を生きるには?……と。

必見の逸品でした!(^^)/



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ジャンル : 映画

映画『遊星からの物体X』☆いるかどうかわからない不安with犬

0401.png


作品について https://filmarks.com/movies/17797
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
(原題: The Thing)

・マクレディ: カート・ラッセル☆

映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』の続きです。
(製作年は前後しますが)

ファーストコンタクトで、ヘリに追われていた犬が
アメリカの南極基地に逃げ込みました。
執拗に追う、ノルウェー隊員が
アメリカ隊員を誤射したので、“返り討ち“に…orz

なんだなんだーと、アメリカ隊員は
ノルウェーの基地に行ってみたらーー
ファーストコンタクトで概要は、わかっていますが
それでも、コワゴワ見たいです。(^^♪


▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

言ってしまうと(汗)
ココで出て来るエイリアン(物体)は
“擬態“するのが、ミソ☆

アノ犬も、“擬態”していたとわかる……(>_<)

ノルウェーの基地で発見した“焼死体“を
アメリカ基地に運んで、解剖するが
焼いたわりに、中身はみずみずしい……
だから、内部が再活動してしまう!(>_<)
(中までじっくり焼かないとダメみたいです)

不気味だったのは、
落ちた頭部から、蜘蛛のような足が生え
その場から、スタコラ逃げたとき。
(↑どこか隠れる前に、早く見つけなきゃ!との気持ちは
室内で、ある黒っぽい虫を見つけたときの
恐怖と焦りに似る。(^^♪)
しかも、その頭(顔)が上下さかさまなのも、怖い……汗。

擬態してまともな姿から、物体の本性が出てくるときに
顔面が上下に、ゆがみながら伸びるのも
この世のものじゃない感あってコワい……
もうソレ以上、伸びないでェ~~~~(>_<)
(しいて言えば、ムンクの『叫び』の人に似てる?)

そんなこんなで、知らないうちに
“擬態“している隊員がいるかもしれない状況で
疑心暗鬼ムードむんむんに……( 一一)
擬態したなら
いったい、いつ変わってしまったのか???

↑ふと、思うことが……………
この場合は、あっという間に、“擬態“で別モノになりますが
日常でも、それに似た気もちあります…

(雑談↓)
今、私にイイ人がいて、明後日、また逢う約束をしたとする。
たった1日、24時間~であっても
その時間は、案外長く
人を“変化“させるには、十分な時間だったりする……
擬態ではないが、気まぐれとも違うナニかで
(エイリアンではないが、新たな出逢いなど)
私への気持ちが、一気に静まって、別人のような対応に…orz

~中略~  ←擬態を血で見分けようとしたり
誰かを閉じ込めることになったり

マクレディに、“擬態“説浮上!(>_<)
証拠もある……汗。
けれど、主役の彼が擬態になったら、話はどーなる!( 一一)
いや、そーゆー展開もありなのか???

と思っていたら、巧妙なワナだとわかった。
やはり、主役は温存していてほしい。(*^^)v

▼▼▼

ファー.ストコンタクトを見てから見たので
“犬”のくだりが、含みをもたせつつ
スムーズに引き込んで、とても良き☆(*^^)v

化け物に襲われる、直接的な恐怖と
化け物が潜むがためにある不安という恐怖の
合わせ技が、ニクイ!(^^)/



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