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映画『渇きと偽り』☆再捜査で真相さがし~今のこと昔のこと

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/383787
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
(オーストラリア作品)

・アーロン(連邦捜査官): エリック・バナ
・ルーク: 妻子と心中?
・エリー: アーロンの友人 若い日に川で溺死

アーロンは、旧友ルークの葬儀に参列するため
20年ぶりに帰郷した。
日照り続きの、広大な彼の地を車で行く彼は
20年の時を遡るような……

妻子と心中し、殺人者とみなされた夫ルークの両親は
真犯人を捜してほしいと、アーロンに依頼するのだが。
実は…昔のこと。
友人エリーの溺死の“重要参考人“だったアーロンに
町の人は冷ややかで、ルークの父もソレをネタに
アーロンに、捜査を強いた。
アーロンは、地元警官とともに、捜査開始する。

日照りでカラカラに乾いた地で
パサつきギスギスした対応をされながら
捜査するアーロン。
一方、若い日にルーク、エリーらと楽しく過ごした
思い出の場所が、溺れそうなほど水をたたえた川
という対比が、良き☆

真実さがしですが
2つの真実を知ることになります!(*^^)v


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレぎみ?)
▼▼▼

干ばつ続きでも、農園経営には問題なかったというルーク。
彼が、心中を図る理由は見つからない。
というか
自宅で妻子が殺されて
離れた場所で死んでいたルークが心中を図ったと
言い切ってよかったのかな……汗。
思い込みでは?
捜査がずさん?( 一一)

ずさんであっても、“再捜査“されるのはイヤなもの。
地元警察の“上”を思えば、地元警官も
段々、協力しにくく……

ルークと妻の勤務先・・交友関係など
聞いて回るアーロン。
アリバイは
法に触れなくても、人には言えない状況の人もいて
嘘をついてしまい、怪しまれてしまう人も。
(コレは伏線か?)

エリーの死のことで、やたらイジワルな一団あり。
そこには、エリーの父も。
娘なら“参考人”だったアーロンを恨みたい気持ちも
わからなくもないけれど……orz
でも、アーロンは無実!
誹謗中傷・嫌がらせはやめてほしい!(>_<)

~中略~

そんなこんなで、真犯人を見つけたアーロン!(^^)/
しかし、追い詰められたソノ人は
油とライターを持って、森に逃げ込み
焼身自殺を図る!
こんなに乾燥してるっていうのに
大火事になってしまうよ!(>_<)
被害を最小限にしようと、身を挺したアーロンと警官!

やれやれ、真犯人が見つかって
ルークの汚名は晴れてよかった!(^^)/

そうして終盤。
懐かしい川に行ってみたアーロン。

昔、アーロンは、エリーに二人で逢おうと
川に誘ったのだが、エリーは来なかった。
そうして、後に
エリーが溺死体で見つかった。
エリーが、アーロンからの誘いのメモを持っていたことで
アーロンは、殺人を疑われてしまったのだが
ルークが、アーロンと一緒に居たことにしてくれた。

そのときは、コレで済んだのだが
嘘は、後々、色濃くなるのかもしれない。
ルークは、親切でアリバイを作ってくれたかもしれないが
今になって、もう一人の“女友達”と一緒に居たことがわかった。

その彼女にも、旧友として再会したアーロンだが
彼女の複雑な“現状”を思うと
友情とは違う、人間関係の根深さに、恐れを感じるかもしれない…

そうして、そんな“人間関係“のおぞましさともいうべき事実を
アーロンは、川辺で知った!
エリーとの思い出の場所で、腐れたエリーのバッグを発見した彼は
エリーのノート(日記?)を読み
彼女の苦悩と、起こったであろう事実を直感した――

話は、ソコで終わり
具体的に、エリーの事件の真相がどうなったかはわからない。
真実はいつも1つ!と、白日の下にさらけ出すべきなのか…

しかし
蒸し返しても、傷が深くなるだけの場合もあるから
アーロンだけが、彼女を理解するという意味でのみ
真実を知るだけでもいいのかもしれないと、思ったり……


▼▼▼

乾燥してカラカラの土地―という設定が良き☆
アノ人もコノ人も、ドライなのは、過去のせい……?汗。
そして
ぬぐえないほどウエットな、もうひとつの真実が
過去の川底ともいうべきところにあるのも☆

最後まで興味をひいた、真相さがしでした☆(^^)/



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』☆タッキーはいなくても

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/372749
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

Snow Manのメンバーを写した
劇場の大きなパネルの前で、乙女が
「こっち見てるゥ~☆(*^-^*)」と
トキメキのつぶやきをしていたので
この中の誰のことを言っているのかと
つい、メンバーをマジマジ見た覚えがありました。

その乙女が見たであろう本作を
たまたま見る機会があったので
ナニを演っているのか気になって、鑑賞☆

ある夜、少年は、突如現れた“お姉さん”にいざなわれて
“楽しいモノ“を見ることができたー
ソレは、夢だったのか、幻か……
ソレが、滝沢歌舞伎☆


▼~▼内容より雑談です。(*^^)v
▼▼▼

『滝沢歌舞伎』と言いながら、
出演は、Snow Manがメインを張っていて
タッキーこと滝沢秀明さんはいません……
(ファンの方は歴史から詳しいと思いますが)

タッキーという響きに、ちょっと思い出が…
“滝沢さん“は、歌やドラマで、時々お見掛けしましたが
特別な想いはなく、タッキーと呼ぶほど親しくなく…(^^♪

なので、昔、電話で母と話したときに
「タッキーが、舞台でケガしたんだってね」
と、母が話題に出したときは、ビックリ!
(そうなの、としか言えなかった…)
話題にしただけでなく、母が、滝沢さんを
タッキーと呼んだことも、違和感つきで、オドロイタ…

(今まで、そんなことは一言も口に出していなかったけれど
タッキーのこと、気にかけてたのかな…
それなら、もっと盛り上げて、話広げればよかった…)

私の、タッキーのイメージは、義経でしょうか…
(大河ドラマは見ていないけれど…汗)
私の勝手なイメージだと、ピッタシ☆
女と見紛うヤサ男なのに、骨太な戦略家。
不運な運命をたどるけれど、そこにまた情が移る…

(タッキーが出ていた「滝沢歌舞伎」の演目にも
義経は、あったのかな……)

本作は、Snow Manの歌や踊りのショーに
“芝居”がところどころ入ります。
そこに「義経」もあり。
「義経」と「五右衛門」は、舞台仕立てで
「鼠小僧」は、映画(ドラマ)仕立てと
趣向をこらしていました。

水しぶきの演出あり、踊るようなチャンバラありと
いろいろエンタメを詰め込んで、一気に見せていきます。
歌舞伎と言っても、女性もいて、町娘であったり
チュチュを着たバレリーナであったりして、盛り上げる♪

メインがSnow Manなので、ファンには
「Snow Man歌舞伎」なのかもしれないけれど
「滝沢歌舞伎」と言うからには、演じていなくても
これが“タッキーの世界“なんだなと感じる……

今まで見たことがないから、思い込みを感じることしか
できないけれど
あれもこれもと詰め込んで
エンタメエンタメぎゅうぎゅう詰めにして
お客さんに、楽しいものを見せたい気持ちは伝わる。

Snow Manを良く知らないのに、ナンですが
彼らは9人いるのが、大きな強みなのかな~と。
数人よりは、複雑でダイナミックな動きも作れるし
組み合わせで、個性の違う出し物の種類も増える。

滝沢歌舞伎を、彼らに任せたタッキーの意図は
(スター性とかも含め)
そういうところにあるのかな……

今更ながら、タッキーの出た「滝沢歌舞伎」をも
見てみたくなった。

▼▼▼

「タッキーが…」と、母が口にした思い出も含め
楽しませてもらいました。
思ったより、てんこもりに詰まっていた
エンタメでした。
ファンには、たまらないでしょう。(^^♪





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『線は、僕を描く』☆新たな人生の線を描け!(^^)/

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/382055
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

青山: 横浜流星☆  法学部の学生
千瑛: 清原果耶    湖山の孫 水墨画家
湖山: 三浦友和  水墨画の巨匠
西濱: 江口洋介  湖山の弟子

とある椿の水墨画に見入った青山は
水墨画の巨匠(湖山)に、弟子にならないかと
声をかけられたー

水墨画が題材というのに、興味を惹かれました!
予告編では、端正で凛とした青山=横浜さんが
墨で線を描いていますが
湖山に出逢った頃の青山は
悲しみを閉じ込めた青年でした。

再生の物語だと思われますが
ほぼ水墨画に特化したような
よけいな色味はつけない装丁が
画面中の水墨画や作画過程を印象付けて
水墨画に心寄せて鑑賞できたようです。(*^^)v


▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼

水墨画の“描き方“(技術)を
よく見せてくれるのが、興味深いです。
出来上がった画を見るのも楽しいですが
途中経過を見るのも、吸い込まれます!(^^)/

人前で一気に描き上げるデモンストレーションも
緊張感や躍動感あって、楽しい経験した感じ♪

おこがましいからと、弟子ではなく“教室の生徒”として
師匠の家に出入りするようになった青山は
西濱ともども、家族のように過ごす。
すると思うのは、青山の家族のこと。
何か不幸があったらしい……

眠りについた青山が夢に見るのは
かつて住んでいた家。
庭には、幸せの象徴のような赤い椿が咲いている。

青山の家族(両親・妹)は、水害に遭い
命を落とした。
それだけでも不幸なのだが、青山は
その日、家族と口論になったまま家を出たという。
「行ってきます」も言わすに……

↑以前にも述べましたが
私が母と別れたときが、こんな感じ。
また明日、説明(言い訳)の電話をして
安心してもらおうと思っていたのに
翌朝、母は急死してしまった……

和解や納得のないまま
もう2度と逢えない人がいる心のつかえは
思い出せば悔やまれて、涙が出てくる……orz
ああ、青山は、こんな気持ちで
水墨画の椿を見ていたのか……………

~中略~   ←湖山が倒れたり!(>_<)

青山が、(調理する)西濱と一緒に
食材を買い出しに行ったときのこと。
西濱は、直接、農家さんからも調達していた。
西濱いわく、スーパーのパック詰め(だけ)では
命を頂くことを忘れるからと。

↑個人的に、このくだり好き☆
スーパーのパック詰めも、有難いですが(*^^)v
出来上がった料理だけを見てると
ありがたみが薄れて、簡単にゴミ箱に捨てられソ……汗。
料理は、(命を差し出した生き物のほか)
作った人・買(いに行)った人・輸送した人・収穫した人
作物を作った人etc.人の手間と時間をかけて
目の前に料理としてあるのですよね……

そんな西濱が、ココゾで見せた水墨画に
魅了される!!(^^)/

そうして、今更ながら思えてくるのは、
水墨画は、墨の濃淡・筆さばきだけで
その線を描いているのではないということ。

家族を失った青山が、言えなかった
「行ってきます」を言えるべく
新たな人生の線を描いていこうとする姿には
もう、期待しかない!!!!(^^)/


▼▼▼

僕が線を描くーのではなく
線が僕を描いていく過程を見た。(^^)/

心入れて、紙に、墨に、筆に対峙する
絵師たちの横顔・まなざしに魅了される。(*^^)v





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『沈黙のパレード』☆先へズンズン入っていく実にオモシロイ!(^^)/

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作品についてhttps://www.allcinema.net/cinema/378060
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・湯川: 福山雅治☆
・内海(刑事): 柴咲コウ☆
・草薙(刑事): 北村一輝☆



「さっぱりわからない」「実にオモシロイ」の湯川=福山さん♪を
楽しみにしていました!(^^)/
(感覚的には、シン・ガリレオではなく、帰ってきたガリレオ☆(*^^)v)

歌手デビューが期待されていた、食堂の娘:佐織が、行方不明の末
数年ぶりに遺体で発見された。
容疑者は、以前に少女殺害の容疑を完全黙秘で
無罪となった男:蓮沼。
今回も同様に、不起訴・釈放になるや、蓮沼は
町のお祭りが近づき、盛り上がる食堂にやってきて
佐織の親や町民を挑発した。
そのお祭りのあと、蓮沼が
潜伏先で遺体で見つかったー

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレなし?)
▼▼▼

2度にわたって完全黙秘で無罪放免になった蓮沼。
いまいましくて、関係者と一緒に、不快感を共有する。
前回、“野放し“にし、悔恨に苛まれる草薙刑事ともども
どうしたら、コイツから自白させられるかを、考えてしまう。
しかし、まもなく、蓮沼は亡くなってしまい
死因に関して、湯川の知恵が生きてくる。

事件について、沈黙したまま亡くなった蓮沼のみならず
蓮沼の死因から、町のお祭りパレードを利用した
町民の関与も、浮上する。
が、しゃべるわけないじゃない。(^^♪
でも、人間だもの、ついポロっと出ちゃう人がいて
そこからつつきだす、刑事たち。

けれど、野放しの殺人犯が亡くなったことを
自業自得だと思うのが、人々の気持ち。
それもよくわかる。
蓮沼殺しの犯人を見つけて、何になると?
(私も個人的には、コレは、必殺仕事人か闇奉行の案件だと
思いながら、観ていた)

しかし、法を曲げてはいけないと、熱く捜査する草薙。
そして、事実を曲げてはいけないと、冷静に立証する湯川。
↑ココ、目的は一緒だが、対比的な姿勢が良き☆

そうして、ある人が自首するのだが
それだけでも終わらない奥の深さ!(^^)/

▽要反転▽  真相はナイショ さらっと


そもそも、蓮沼が沙織殺しの犯人ではなく
真犯人(ほぼ事故なのだが)を脅していたとわかる


▽▽▽
▼▼▼

観たら絶対面白いと思いながら、遅めの劇場鑑賞になりました。
やはり、ソレだけでは終わらなくて
沈黙の先へ先へと、ズンズン入ってくれて、ワクワクした!

時の流れを感じたのは、湯川が教授になっていたこと。
貫禄に落ち着かず、まだまだ精力的に
「実に面白い!」ガリレオを見せてほしいナ!





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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『プアン/友だちと呼ばせて』☆“元カノ巡り”からのもう1つの人生ロード

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/382823
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
【製作総指揮】  ウォン・カーウァイ

・ボス: NYでバー経営           
・ウード: 白血病で余命宣告  在バンコク    

ボスは、元カノに返したいモノがあるというウードの依頼で
車を運転し、一緒に、元カノ“たち“に逢いに行ってあげる、
元DJの父親の死を見送れなかったというウードは
父のDJの録音テープを、車内で流した。
ああ、ウードは、人生に後悔のないようにしたいのかなー
などと思っていたら、それは、序章だった!

テープにA面・B面があるように
ウードの“元カノめぐり“が、大詰めになった頃
ボスと共通の“女友達プリム”を介し
今度は、ボスの過去を振り返ることになっていったー

↑予告から、その先になにがあるのか
興味をそそられ、ワクワクゾクゾク!(^^)/


▼~▼内容にふれて雑談です。(▽ネタバレ!)
▼▼▼

バーテンのボスは、旅の終わり?に、ウードに
元カノにちなんだカクテルを出すのが
超オシャレ!(^_-)-☆

バーテンさんが、シャカシャカして
どんなキレイなミラクルを、グラスに注いでくれるのか
カメラワークもスリリングで、ドキドキする♪

そうして、バーテンつながり?で
昔、バーテンだった彼女プリムが
バーで、ボスと出逢った場面が映り
そこから、ボスの物語が始まっていくのだがー

その前に、“元カノめぐり”のこと。

余命幾ばくもないとなったら
できるだけ、心残りは残したくないでしょう。
思い出となり、通り過ぎて行った人たちであっても
どこかで生きているなら
本当は、まだ“終わって”はいない……?

思い出は苦くても、そのままのほうが美しいかもしれない。
けれど、もう後かないとなったら
思い出に沈めたままではいられないことがある。
墓場まで持っていくことは、できないこともある。

ウードは、病気のことを隠していたから
元カノの感情を逆なでして、面会を拒否されこともあった…orz
こういうとき、真実を話したほうが、逢ってくれそうだが
病気のことは無しにして、過去の延長上で
“普通に“逢いたいかもしれないナ……………

そんなウードが、この再会の“真意”を白状した。

▽要反転▽ ネタバレ!


ボスは、プリムと別れていたのだが
ウードが、その“別れ“を誘導していた!
彼も、プリムが好きになったから。

プリムは、実は
子連れの男と再婚した、ボスの母親から
彼をNYに連れ出すように頼まれて、実行した。

それを知ったボスと喧嘩になったときに、ウードは
友人として、プリムを家に泊めてあげ
あとで彼女に逢いに来たボスには
彼女は、好きな人ができたと、“嘘”を言って引き離していたのだ。
だからと言って
彼女がウードを彼氏にすることは、なかったのだが…

その当時、ウードは、ボスに対しては
友情など情をかける対象ではなかったようだが
“嘘“で、人の恋の運命を狂わせてしまったことは
命と強く向きあう今となっては、強い呵責だろう……

友達だと思っていても、本心はどうかわからないし
誰もが自分が第一だから、不本意でも
裏切ることは、あるかもしれない……orz
騙したなら、騙し通すほうがいいこともあるかもしれない…

~中略~

ボスは、バーテンの大会で受賞したプリムと
再会し
ウードは、治療を受ける決心をした。
前向きな様子は、今度はウードが車を運転する様子からも
暗示される……のだが
車を右折し、姿を消したウードは、残念な結果だったらしい…orz

それでも、後クサレも後悔もないように
行動したウードは
ボスとの間に、本当の友情を残せたようなのが
しみじみ、うれしい。


▽▽▽
▼▼▼

“元カノめぐり“のロードムービーをながめ
カクテルタイムで、ほろ酔い気分でいたら
懴悔のような告白で
もうひとつの人生ロードを
ドラマチックにたどることになった!!

そんなこんなあって
たとえ、終わるものがあったとしても
取り戻せるもの(こと)はあって
ずっと続いていくものもありそうな
粋な終わり方も、良き☆(*^^)v



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『家族の肖像』☆紳士と美青年とモーレツオバちゃんと

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/4540
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督: ルキノ・ヴィスコンティ☆
・教授: バート・ランカスター 
 孤独を愛する
・コンラッド: ヘルムート・バーガー 侯爵夫人の若いツバメ

“家族の肖像画”を収集するも、孤独を愛する教授の元に
間借りを要求した夫人(ビアンカ)が、いきなりやってきたー

イヤだと言うのに、ムリヤリ要求を押し通して(汗)
間借りした部屋にも、“母屋“にも数人が出入りして
ドタバタするのは、コメディでもありますが…汗。

お茶の間ドラマなら
一人より、複数(家族)がいいよねー
と、ハッピームードでいきそうですが、
当時の政治・社会的背景も見せつつ
ゴールには複雑な気持ちになります…

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

上流夫人が、教授の“家“に来て
上の部屋が空いてるなら、借りたいと言う--
いや
上の部屋が空いてるんだから、借りるわよ-
という感じの強引さで、始まる……( 一一)
まず、教授の“家“がゴージャス☆
家具調度品も、華麗で重厚☆
教授=ランカスターも、品格あって重厚☆(^^)/
訪れた夫人も、貴婦人の装いなんですが…
言ってることの強引さは、庶民のオバちゃんと同じ…
(ちょっとアンタ、空いてる部屋、アタシに使わせなさいョ!)

教授は紳士なので、内心、ナンだコイツと思っても
礼儀良く接し、丁重にお断りする。
しかし、モーレツオバちゃんは、そんなの関係ないもんね…
強引に“借り“てしまう……(>_<)

“間借人“が来るや、部屋を破壊!(>_<)
ナンだコイツどころじゃない!
天井崩れ落ちソ……涙汗。
華麗な豪邸に、瓦礫が……(T_T)

間借人は美青年☆コンラッド。(以下ツバメ)
夫人の若いツバメちゃんらしい.。
夫人が彼を住まわせたくて、教授には“借りる“と言い
ツバメには、“買った“と言ったので
ツバメは、カスタマイズ(改装)はじめた。
まだ契約前で、このトラブル……( 一一)

そうこうして
オバちゃんの娘と娘の彼氏も、出入りしては、
ドッタンバッタン、ズンズン、♪♪♪♪~
騒音や振動のみならず
教授の個人的な生活や時間にも
ナニカと親しく(図々しく)、気遣いなく(無神経に)
関わってくる……家族のように……滝汗。

オバちゃん(夫人)も、やってきては
教授の家政婦に、勝手に用事を言いつける。
お客としてではなく
完全に、教授の家の家族のように…

間貸しというより、教授の生活圏にも、ズカズカ入ってきて
生活を乗っ取られた気持ちです、私……(‘_’)

ツバメもといコンラッドこと
ヘルムート・バーガー☆
ルートヴィヒ』でもお見掛けしましたが
美青年さが、本作でも、謎めきを魅せてくれる♪

左翼活動家のツバメは、家で暴漢に襲われ
教授に介抱される。
そのときの教授は、傷ついたとはいえ
ツバメの要求に、いちいち応じてあげる。
その献身ぶりは、まるで息子に対する父のような-
と言えばいいのかもしれないけれど
ランカスターの品格美とも合わせると、この二人は
もっと特別な関係として見たくなってしまうのは
変ですか…………………….(^^♪

~中略~

終盤、教授とツバメ・オバちゃん・彼女の娘と彼氏が
“家族の肖像”よろしく、語らうシーンがある。
語らいは、やがて、言い争いになり、暴力になり
関係は破綻していった―――

家族であったなら、団らんだけでなく
困難も、あるものだろう……
教授はかつて結婚していたようだが
家族の“意味“を熟知・満喫するまえに
終わってしまったよう……

家族の幸せを、平穏を保つためには
波風は、ないほうがいいのだろう……
だから、不満や苦悩があっても、表には出さず
押しこめているほうが、平穏(or静寂)でいられる。
問題点をリストアップして、真に解決しようとすると
かえって崩壊してしまうようにさえ、思ったり……

コンラッドが、本音で“訴え“たことがきっかけで
一気に壊れていくさまは、なんと形容していいのか…

その後まもなく、コンラッドが爆死してしまい
床についてしまった教授…………
彼は、彼らを家族だと思えばよかったと後悔するが
十分、家族だと思って接していたと思います……

もっと親身になっていればーと後悔することもありますが
実際、家族であっても、
すべてその人の言いなりになることはできないし
もっと思い遣っていればーと思ったとしても
親しければなおさら、それはお互い様のことだと思う。

ただ
ムリヤリ間貸しさせられて、家を破壊されて
関係者がいつも押しかけて
生活をかき乱されたけれど
教授は、家族のように接したと思いますよ、私は。
遠慮して譲るばかりじゃないから、家族は。
うるさいときはうるさいって、言うくらいOKよ。


▼▼▼

“家族“を構成する人々の個性が、濃い。(^^♪
ダンディな紳士と美青年のみならず
貴族夫人とはいえ、マイペース?わがまま?
強引さが強烈なオバちゃんには、私もたじたじ…(^^♪





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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『アイ・アム まきもと』☆最後の“おみおくり“にこみあげる想い

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/381573
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・牧本: 阿部サダヲ☆
・蕪木: 宇崎竜童☆
・蕪木の娘: 満島ひかり☆

(映画『おみおくりの作法』に似てるナ~と思ったら
リメイクだそうです。ネタバレごめん…)

孤独死された方の御遺骨を、御遺族に渡すまで
自前で葬儀までして、誠意を尽くしてきた牧本だが
業務整理のため、“蕪木さん“が最後の案件となった。
知り合いをたずね、なんとか娘を捜し当て
蕪木さんの葬儀に招くことができたのだがー

蕪木さんの肉親さがしは、事務的な
御遺骨の引き取り手さがしではなく
最後のお別れのときを、知らせたい牧本の誠意なのがイイ☆

そうして、ところどころに
察しの悪い牧本自身の、一人暮らしの生活が織り込まれるのが
意味をもって、心にしみてくるのもイイ☆


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

蕪木さんの孤独死した家は
牧本のすぐ近くで、見える場所にあった。
こんなに近くに住んでいても
死に気づくこともないことに、愕然とした牧本……orz

蕪木さんの家で、餓死しそうになりながら
「ダイジョウブ」と、口真似していたオウムのように
もし、自分になにかあれば、自宅の金魚も……!?
蕪木さんの件は
牧本に、特別な感情を起こしたような……

絶縁状態の“身内“は、それなりの理由(わだかまり)で
何を今さらーーとの思いからか
死に際しても、関わりを嫌うようで……
蕪木の遺品にあった“娘”を捜し当て、逢ったときは
「母と自分を捨てた父を赦さない」
と言っていた……

興味深かったのは、たとえ、身内であっても
その人の一面しかわからないということ。
牧本は、“娘“にたどりつくまでに、色々な人に逢い
各々が、蕪木に、それぞれの関わり方で
様々な印象を持っているのを知ることで
牧本には、免許証の写真の平面的な印象よりも
もっと多面的で立体的で、より近しい感情を持ったと思う。
だからこそ、娘には、恨みで終わってほしくない気持ちが
強かったかと。

恨みから、もう2度と逢わないと決めたとしても
その強い感情には、多分きっと、裏返しの愛がある。
身内だから、親だからこそ……
だから、「お別れです」と係員が言って
焼き場のかまどを閉めたとき、泣き崩れた娘には
胸がしめつけられた………

赦さないと思いつつ、どこかで生きていたときと
もう絶対に逢うことのない死を、突き付けられたときとでは
虚無感が、全然違うだろう………

もっと父のことを知りたいー
娘は、後日の葬儀のあと、牧本から
ゆっくり話をする約束を、とりつけた。
(下世話だが、独身同士の二人を
蕪木がくっつける?ような幸せの予感さえ(^^♪)

牧本も、この件では変わったようだった。

蕪木の元カノ(宮沢りえ)に言われてから
自宅でも、立って食べるのをやめた。
しかも、フライパンと炊飯器から、直接食べていたのを
皿によそるようになった。(*^^)v
紅茶を飲むようになったのは
蕪木さんの娘の影響かと☆(*^^)v

蕪木さんが、娘のために撮ったと知ったのは
映りが小さくて、不鮮明な白鳥の写真。
牧本が、新しくカメラを買ってまで
白鳥を撮ろうとしたのは、娘のためだ。
ああ、察しが悪くても、誠実で、ニクメない感じの牧本が
新しい人生の扉を開けたんだ!と、私も応援した!(^^)/

しかし、撮影中、事故に遭ってしまった牧本!(>_<)
(私、ココで『おみおくりの作法』を思い出す……orz)

▽要反転▽   私にはポイント2個(*^^)v


1. 父の葬儀のあと、逢おうと約束したはずの
牧本に逢えない娘が、切ない………
   彼女は、牧本の事故死を、まだ知らない。
   知らないことのはがゆさは、辛さでもある…orz

2. 牧本には、葬儀もなく、
御遺体の引き取りの件で、よく恫喝していた刑事(松下洸平)が
   とりあえず“納骨”してくれたのみ。 (彼もなんだかんだ、イイ人(^^♪)
   他人に、あんなに尽力したのに……orz
   そう思っていたら、ダンディな蕪木さんが歩いてきた!
   そうして、牧本の遺骨に向って合掌した。
   すると、牧本がかつて“おみおくり”した皆さま(の霊)が
   ぞくぞく集まってきた…………

   本当は、生きて、人の気持ちに包まれたいけれど
   死しても人の心は死なないことに、喜びやら安堵のようなものを
   感じた……………….胸がいっぱいです………
   冥福というのがあるのなら、こういうことなのかな……


▽▽▽
▼▼▼

牧本=阿部さんのマイペース感ありの
押しの強い存在感は、やはり良き☆(*^^)v
グイグイ、見入ってしまう♪(^^)/

宇崎竜童さんの出番は、これだけでは終わらないはずと
思っていたら、エンドロールで、歌ってくれました♪♪
♪オーバー・ザ・レインボウ

人生いろいろ(ぐちゃぐちゃ?)の蕪木が、
人生の“総括“に、娘や愛する者たちへ
希望を残しているようで、グッとくる……
名曲が、イイ余韻を残してくれます。(^^)/



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