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映画『グッバイ、レーニン!』☆息子の語りは“東”の母への想いを綴る

キャプチャ



作品について https://www.allcinema.net/cinema/318878
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

アレックス: ダニエル・ブリュール☆
・父: 西ドイツへ亡命
・母: 反動で東ドイツに忠誠を尽くす教師

アレックスが、反体制のデモに参加・逮捕されるところを
目撃した母は、ショックで(心臓発作)昏睡状態に。
その後、ベルリンの壁が崩壊し、東西統一したドイツ。
8か月後に覚醒した母にショックを与えないようにと
アレックスは、旧東ドイツのままの生活を継続して
母を、自宅療養させることにしたー


▼~▼内容にふれて雑談です。 違うときスミマセン
▼▼▼

あらすじからして、最後には、母が
「東西ドイツの統一」=「社会主義の消滅」
=「祖国:旧東ドイツの消滅」を知るのかと思い、
真実を知ったあとどうなるのかーーと思っていました。
しかし、そうではなかったのが、予想外で
深かった!(^^)/

母は、父が女性がらみで西側へ亡命して以来
東ドイツ・社会主義に、命を捧げんばかりになった。
夫=愛するものの代わりに、なにかに
魂を預けたくなったというのもアリだが
子供(アレックスと姉)のためにも、体制に傾倒するほうが
有利だったかもしれない。

まずは、旧東ドイツの生活の継続の苦労…汗。

西側の文化が入ってきてからは
商店には、みごとに、東側の商品が消えていた…汗。
仕方なく、ゴミ置き場で、例の空ビンを見つけて
詰め替えたアレックス………
(私、コレやったことある……汗。こだわりの強い相方に
面倒を避けたくて、件の外箱に入れ替えて
何食わぬ顏で、提供したことが…………(>_<))

TVを見たいという母に、困ったアレックス。
ビデオを借りて、ごまかしていたが
同僚に協力してもらって、ニュースもどきの映像を制作。
そこまでするとは!涙ぐましいョ……

そんなあるとき、アレックスが仮眠中に
母はベッドを離れ、外に出てしまった!
そこには、西側の人々や西側の車が!!!

そのとき、母が見たのは
ヘリで運ばれていく、同志:レーニン像………
(グッバイレーニンの光景だが、まだ母は、レーニンに
別れを告げる状態ではない………………)
ああ!わかっちゃう~~~(>_<)と思ったが
幸いにも
そう簡単に、事態を飲み込めるはずも.なく……

アレックスは、西ドイツの難民が押し寄せたことにした。
西ドイツの資本主義が、東ドイツの社会主義化したことに。
(逆なんだけど)

母のためと、古き東ドイツの維持を演出していたアレックスだが
それは、自分の理想としていたものだったと
気づき始めるのが、ニクイ。

ママ大好きのアレックスは
東ドイツの“体制“が母の大切な世界で
守るべき母そのもの?と信じていたようなのだが…

容体悪化した母の激白!!!という展開が良き☆

実は、母は父と西側に亡命するつもりでいた。
先に亡命した父は、女性がらみでなく
何度も母に手紙を送っていたことも、判明した。
しかし、子連れでの亡命に、危険を感じた母は
亡命を諦めた上で、体制に、過度に迎合し
生きてきたのだった。

ドイツが東西に分断された不幸と、、それでも
強く生きてきた母の生き様が
いっぺんに、強烈に、つきつけられた瞬間だった。
(ドイツでは大ヒット作品だそうですが
多分、経験的にも、思うところある人が多かったのではないかと。)

アレックスは、母のために、滑稽にも必死に
東ドイツを演出してきたが、心の奥底では
母の希望は、西側にあったのなら…………………
息子の気持ちも、複雑に揺らいだだろう………

自分の思う“東ドイツ“を演出したアレックスには
その世界こそが、母と一体化した良き思い出であって
母に“西側“を認知させることは
母の存在と思い出が、消えてしまいそうで
自分のためだったのではないかと………….
それは、彼の無意識だったかもしれないが
母は、最期まで、東ドイツの“西側化“を
アレックスから知らされることなく、この世を去った。

しかし、死に目に、夫に逢いたいという、母の願いのため
アレックスは、父を探し出し
父は、母と二人だけで、語らいの時間をもったので
母は、東西ドイツの統一を知った上で
アレックスには、知らないふりをしていた可能性も……?

何が本当によかったか、わかりかねることはある。
けれど、もはや、西側化した東ドイツでは
グッバイレーニン状態なのだから
東ドイツ(社会主義)の良き思い出も、悪しき制約も
すべてまるごと、さようならなのだ。

母もその状態で、天国に旅立ち
ただ安らかであってほしいと、願ったかと……
その割には、遺灰を、違法にも空に打ち上げて“散灰“するという
大イベントで送ったのも、それはそれで良き☆(*^^)v


▼▼▼

東西ドイツの統一後
東ドイツ時代を懐かしむ風潮(オスタルギー)も、生まれたそうですが
過ぎてみると、いい思い出だけが、蘇えることもありますよね……
(大ヒットはそのためかな…)
東も西もあるけれど
アレックスの語りで、綴られたような本作は
母への想いの強さなんだな、きっと…………




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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』☆東京タワー:殺人事件とサスペンダー

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作品についてhttps://www.allcinema.net/cinema/332756
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

(鑑賞済みなのに、忘れていました……)

冒頭から、黒ずくめの男につかまり、しかも
工藤だとバレていたコナン!(>_<)
いきなり、ドキドキをかましてくれます!(^^)/

軸は、連続殺人事件の犯人さがし。
そこに、なぜか食い込む、黒の組織。
そんなこんなで、終盤は、黒の組織が
コナンを狙う!(>_<)

いろいろ複雑で、ホント、飽きさせない!(^^)/

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレではないかも)
▼▼▼

1.連続殺人事件

犯人さがしのストーリーで、刑事モノを満喫♪
現場に残された麻雀パイや
「たなばた、きょう……」の
ダイイングメッセージ……
事件解決のヒントが、事件を
より複雑に仕掛けていくのが、ニクイ。


2.黒の組織の関わり

その事件の捜査会議に、黒の組織が“潜入“したのを
悟ったコナン。
どうやら、秘密のファイルを
被害者の誰かが持っていたので
対象者を消すはずだったのを、犯人に殺されたらしい。
そして
そのファイルが、(意図せず)犯人の手に渡ってしまったようで
事件をさぐっていたらしい。
(うまくからめたもんだ!(*^^)v)

変装で、警察の誰かに化けたのだが
わかるまで、どの人も、疑ってみてしまう……( 一一)


3.アイリッシュとコナン

今回の黒の仕事人は、アイリッシュ。
警察の誰かに化けて、潜入したのみならず
コナンが工藤であることも、つきとめてしまった!(>_<)
危うし!コナン!(>_<)

しかし、“黒い“組織というのは
仲間うちでも、戦々恐々。
心ゆるすどころか、深いところでは、恨みさえある……
アイリッシュは、知り得た“ネタ“は
“隠し玉“にするつもりだったよう。

彼は、東京タワーで、任務のファイルを取り返したのだが
彼が逮捕されると予想した、黒の組織:ジンは
アイリッシュを、ヘリから狙撃!!

それまで、戦っていたコナンとアイリッシュだが
理不尽な目に遭ったアイリッシュを
かばうコナンが良き☆
(自白させる意図があったのだが)
いたわる姿勢は、人として、いいんじゃないかな☆(*^^)v

だから、たとえ、真実を語ることはできなくても
ジンの発砲から、コナンを守ったアイリッシュには
熱いモノを感じたョ………
(ココ、思い出した!\(^o^)/)


4,東京タワー(東都タワー)……汗

東京タワーは、見せ場の大舞台!(^^)/
連続殺人事件の真相も、フェイントつきで
ココで、はっきり☆(*^^)v
悲しい過去の事件がきっかけの
愛憎うず巻く真相が、深くて良き☆

ピンチのコナンを助けるため
空手で奮闘する蘭☆
気丈でカッコイイ蘭、好き☆

そして、黒の組織のヘリからの銃撃!
このときの的は、コナンひとり。
東京タワーのコナンを狙う。

東京タワーのアングルも良き☆!
下からグイッと見上げ、そびえたつのも!
上空から、グルリと見下ろすのも!
そんな東京タワーが、ハチの巣に!(>_<)
銃弾が、雨あられなら
ガラスの破片は、シャワーか!(>_<)

東京タワーが、メチャメチャになるのは
ゴジラとかウルトラマン以来だろうか……
こんなに、壊しちゃってェ……………(T_T)

この迫力の中、逃げきるだけじゃないコナン!
博士が開発したサスペンダーの伸縮力を利用して
ヘリに応戦してやった!!!\(^o^)/
(ビヨ~~ンと引っ張って、バチンと放す!
これは痛快だよ!まさにマンガ!(^^♪)


▼▼▼

黒の組織の.:ジンが、コナンに近接してきた本作は
危険度が高そうで、それが楽しみなだけでなく
ストーリーの仕掛けも、趣向をこらしていて
コナンの世界に、どっぷり浸れました!(^^)/

気分転換に吉☆(^^)/




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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』☆まぜるな危険!(>_<)

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/380305
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

公開が春で、ハロウィンの時期でなかったので
気分が乗らなかったのか、劇場鑑賞しませんでした。
けれど、必ず観たいコナン作品☆
結婚式と爆弾犯と殉職した刑事—
予想以上に、複雑にからみ合ってた!(^^)/


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

1.冒頭の結婚式

冒頭は、佐藤と高木の結婚式♪
タイトル匂わせの結婚式を、冒頭から☆
幸せモードは、そのままコナンと蘭の気持ちも映す。(^^♪
二人の絆を確認するようなシーンがあるのは
いつも期待するし、安心する。

しかし、今回は、コナンたちよりも
佐藤の心に、フォーカス。
高木くんとの結婚は、ありなのだが
今回は、実は訓練。(^^♪
(目黒警部の同期:村中の結婚式が
脅迫されていたので、護衛するため)

訓練で、佐藤は、以前、爆弾事件で殉職した松田刑事を
思い出していた。
今は亡き松田が、大きな存在感となっていくのも、面白い。(*^^)v


2.安室さん

脱獄した爆弾犯を追っていたのは、公安:安室さん。
が、そんなこんなで、首に爆弾をつけられてしまった!(>_<)
隔離された安室は、密かにコナンを呼び
ことの次第を説明し、援助を求める。

注:安室さんの立場は複雑で、あるときは公安、
あるときは喫茶ポアロの店員、あるときは黒の組織員―
名前も安室徹、降谷零、バーボンと変わり
ちょっとご無沙汰していると、わからなくなってしまう…
アムロ・レイと言ってしまいソ……


3.松田刑事さん

安室の同期のひとりで、爆弾事件で殉職。
今は亡き人だが、今作では
人質をとってまで、松田刑事に逢おうとする人が登場。

亡くなってしまったのは、悲しいことですが
思い出話にとどまらず、その人の存在感を
生き生きと描いてくれるのは、すごく良き☆

コナン作品は、以前、チョイ役(汗)で出ても
あとの作品で、再び、しっかり出てきてくれるのが
うれしいの。
作品全体が、大きくつながっている実感があって☆(^^)/

コナンが、爆弾を“止める“ときの工夫が
同じく、今は亡き別の刑事の思い出を引用したのも
切なくて、良き☆


3.ハロウィン♪

▽要反転▽  ネタバレ!


村中さんのハロウィン結婚式を脅迫したのは
村中さんの花嫁だった!!!!!
(タイトルそのまま…….汗)

村中さんは、運命の出逢いの女性だと信じていたと思う。
なのに、利用されただけとは……orz
色恋を利用した、これも一瞬の赤サギ!?
この女はコナンたち、子供も爆死させようともしたし
なんて奴……..(>_<)


▽▽▽

犯人を特定しただけでは、まだ!(>_<)
爆弾をなんとかしないと!

爆弾は、劇中、何度も出てきた。
二つの液体が混ざると爆発する………
ハロウィンの飾りつけ(風船)に仕込んだとは!
ハロウィンをうまく利用した展開は、良き☆(*^^)

2つの液体が混ざりそうになるのが、ドキドキ☆
混ぜるな危険!(>_<) 混ざるな危険!
混ぜさせないで!コナン~~~~~~(>_<)

▼▼▼


思っていたより、複雑なストーリーなので
引き込まれるのが、良き☆

特に、殉職した刑事のエピソードが、切なくも
頼もしいのが、とても良き☆
その瞬間、蘇る感あるのが、うれしい…….



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』☆誘惑は色恋の赤サギでなく悪いウ“サギ”(汗)

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/371600
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
原題:THE RUNAWAY

結婚したビアとマクレガーと一緒に暮らす
ピーターたち。
しかし、宿敵マクレガーとはうまくいかず
“悪い子“と思われるピーターは、町へ。
そこで、万引きなどしていたバーナバスと出逢った―

バーナバスがどんなウサギで
何があったのか、気にっていました!(^^)/
誘惑って?? なんか怪し―(^^♪


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

1.住み分け(食べ分け)(*^^)v

マグレガーの畑の作物を、何でも食べると困るので
マクレガーお気に入りのトマト以外は
OKらしいピーターたち。

少しくらい食べるのは、いいんですよ……
(私ごとですが)
虫さんが、わが菜園の葉物を食べるとき
当然ですが、ちょっと食べては、ほかの葉っぱへ
ちょっと穴を開けては、ほかの葉っぱへ……
といくもんだから、たとえば、しその葉(大葉)が
きれいな“一枚葉“になるのは、まれ……orz
食べかけは、やめてほしい……( 一一)
一方
人間にも虫さんにも美味な、スイートバジルは
一枚の葉を完食どころか、あっちゅう間に
喰いつくしてしまい、全滅したことがあった………(T_T)

ピーターたちは、節度ある食べ方をしてくれて
なんてイイ子なんだ……ファンタジー嬉しい☆(^^)/

ピーターは、トマトに手を出した者をたしなめて
“協定“を守ろうとするが、運悪く
マクレガーに、犯人扱いされてしまう……(>_<)
冤罪は辛いョ……
すねてしまう、グレてしまうョ………


2.バーナバスに出逢う

町に家出したピーターは、ワルさしているバーナバスに出逢う。
彼は、父親の友人だというので
親しみをもってしまうピーター。(ウソらしい)

家出だと思ったら、町から家に戻ってきたピーター。
その後、行ったり来たりする。

マーケットで、ドライフルーツを盗みたいバーナバスは
ピーターと仲間たちを誘って、決行する。


3.ピンチの仲間たち!(>_<)

バーナバスの裏切りがあり
ピーターの仲間たちは、ペットショップに捕まった!
(マーケットに出入りするペットショップは
適当に動物を捕まえて売りとばす……汗)

(バーナバスは、裏切りというより
ハナから、ウサギでなくサギだった!(>_<))

マーケットには、マクレガーも、丁度良く
自慢のトマトを出店していた。
ピーターたちの受難を知り、ビアもまじえ
散り散りになった仲間たちを救出することに!
(ペットショップなのに、食肉扱いされて
今にも料理されそうな仲間も!(>_<))


4.ビアの出版の件

ビアの『ピーターラビット』の本はすでに出版され
人気を博し、続編を検討中だった。

売れるために、アレコレ提案する編集者だが
原作者ビアの思惑とは違う方向に……

もともとイイものを売って、買ってくれればいいけれど
買い手が好むものを売ろうとすると
売り手の本来の主旨が、損なわれてしまうことも……
商売なら、売りたいモノを売るのでなく
買い手が買いたいモノを売るのだーとは言われるが
魂まで売るつもりはない。

のどかな田舎暮らしのピーターたちを書きたいビアは
ハラハラ救出の冒険活劇などには興味ない。
飛行機から飛び降りてもいいと
編集会議で提案されても、そんな筋書きはありえないと
出版を断わることにした。

その矢先に、ピーターの仲間を救出することになる。
一軒一軒、買い取った家にいき、連れ出すが
奪われてなるものかと、追いかけて来る人もいるから
それなりに応戦!(^^)/
まさかの飛行機からの生身の落下もあり
冒険活劇の一幕が繰り広げられ
それはそれで、楽しい楽しい~~☆(*^^)v


5.あとしまつ

仲間たちを救出したら、それでいいのだろうが
あとしまつが残っていた!
仲間をこんな目に遭わせた、バーナバスとその一味に
お返しだ!!
ヒモでふんじばって、車で連れ去るようにしかけ
マーケットまで行ったところで、ペット屋に捕獲させた。
(あのペット屋は、もとでかけずに捕まえたのを
売ってるんですね………)
そして気になっていた
盗んだドライフルーツの件。

店番していた女の子が困っただろうな~と
心配していた。
ピーターたちは、バーナバスの倉庫から
盗んだドライフルーツを、女の子の家に
返しにいった。
よかった☆よかった☆!(^^)/
ソコは大事なところ☆(^_-)-☆


▼▼▼

ウサギさんたちが、カワイイだけでなく
表情豊かに、怒ったり困ったりするのが
いとおしい~☆(*^-^*)

ビアとマクレガーの娘も生まれて
次回作も、楽しくドタバタやってくれそうで楽しみ☆(^_-)-☆



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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』☆父は現場の小屋で神(パパ)と出逢う

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/360930
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・原題: THE SHACK (小屋)   シンプルにそのまま……

父(マック): サム・ワーシントン☆
・末娘(ミッシー)

家族キャンプ中に失踪した末娘。
近くの小屋にあったのは、血の付いた娘の衣服。

ある雪の日、マックに、“小屋”へ誘う手紙が届いた。
差出人は「パパ」。
犯人からの挑発ととったマックは、銃を携えて小屋へ向かった。
突然、娘を失なった、怒りと悲しみの父としてのマックが
“小屋”で、“神”に出逢う。
神との対話をするうちに
やがて、息子としてのマックの過去も
回収されていくーーー


▼~▼内容にふれて雑談です。違うときスミマセン
▼▼▼

「パパ」については、マックの妻が、親しみをもって
神を「パパ」と呼んでいるので、そうだろうと。

マックが、現場の小屋に向かうと
あたりの雪景色は消え、春めいた明るい姿に変わった。
そこで、「パパ」に逢うのだが
姿は、マックが子供の頃に、良くしてくれた近所のおばさん♪
(ほかに男女がいて、子と聖霊?なのか。
彼らは、三位一体なのか……???)

子供を殺され、憎悪に満ちたマックを、神が呼ばれたのは
癒しとか赦しとかを、示そうとするのでしょう……
ですが
子供を失った親が、冷静でいられるはずありません…!!!
むしろ、神様に
なぜ助けてくれなかった!見殺しにした!と
文句を言いたくなるのも、うなづけます。

神は、(やさしいおばさんの姿で)何を言われても
傾聴し、受け止めるが
助けられなかったことを、謝る姿勢(立場)ではない…

マックは神と、答えの定まらないような会話を
繰り返しながらも
3人と、心地よい生活をも、過ごしていった。

今までの(子供を失った)生活を離れて
別の生活を過ごすことは、軽く言えば気分転換か….
もちろん悲しみはあろうが
別世界に置かれると、今までの疲労からは、癒されるかも……
(現実逃避かもしれないが)

そうして、ゆるくなってきた心に
神の意図が、入り込んでいくよう…………

憎悪と苦悩のマックの心が、“解放“されるには
“赦さ”なければならない………….
(憎悪や怒りのエネルギー消耗は、激しいですもんね……)

“”赦し“は、寛大でいい言葉だと思うけれど
安直に、犯人を甘やかすことではない。(キッパリ☆)
納得のいく理由を見出せなければ
簡単に、子殺しを赦せはしない。

神犯人とて、神の創造物だ云々―と
苦しくもそれらしいことも、聞かされるのだが
それだけでは、納得できないです……….( 一一)

そうこうするうちに、マックの心の闇のドアを、ノックされる。

マックの父は、酒乱DVのダメ夫。
母もマックも苦労して、少年マックは
近所のおばさんに(神が姿を借りた)
優しくしてもらった過去があった。

少年マックは、地獄のような生活から逃れるべく
密かに、父を殺していた。
それで、母子の生活は平和になっただろうが
父殺しの呵責は、ずっとあったと思われる。

殺人犯を憎みつつ、その憎しみは
自分自身への痛みとなっていたかもしれない………

死者への想いは、もう2度と逢えないのが、悲しみだけでなく
自分の想いを、もう伝えられないもどかしさでもあると思う。

そんなマックは、新たな存在=“英知“と出逢い
試されるような会話をしたあとで
末娘が、楽しく遊ぶ姿(幻?)を目にすることができた。

そして、神は、次に、マックの父にも会わせた。
自分の所業を悔いる父と、対面したマック。
父は、自分を殺した息子マックを赦すと言った。
(父の所業からすると、赦すなんて、上から目線な気が…汗)

パパが姿を男性に変え、マックを呼んだ。
殺人犯を赦すために………

赦すなんて、本当はできないと思う…………..
父が自分を赦したのとは、訳が違う…………
しかし、パパなる神は
憎しみに満たされていると、愛することができなくなると諭した。
う~~~~む……………
末娘を愛する気持ちが、憎しみにかき消されてしまうと??
確かに、悲しみや怒りは、心を細くするから………
大らかな愛が入り込む余裕が、なくなってしまうのは
実感として、わかる……………汗。

そうこうして、マックが、殺人犯を赦したのは
結局、末娘を愛していたからだと思う。

パパは、末娘の亡骸を示し、マックはようやく
愛する娘を抱きしめることができた。

~略~

夢かうつつか幻か、
神と対話したというマックは
実は、内なる神と、自問自答を、繰り返していたのかな……?

時間が解決するーと言うけれど
理屈で割り切れないものは
時間が必要です。
時間をかけて、思いめぐらせる………
答えのないような、出口の見えないモヤモヤを
何度も何度も問いかけては
行きつ戻りつして、納得したい、救われたい……………

神・パパは、いつもそばにいる、と仰った。
神でなく、人でもそう。
辛い時苦しいとき、そばにいてくれる人がいると
信じられることで、道が照らされると思う。

娘を亡くしたマックが、苦しみ続けるのをみるのは辛かった。
どうか、安らぎや愛に包まれ、幸せを感じてほしいと願った。
マックの家族が、末娘への愛に満ちて
幸せに暮らすことを、願わすにいられない。


▼▼▼

“英知“は、優しいおばさまですが、言うことはきびしかった。(>_<)
この世は、苦しみもあるもので、悪人もいるのだと。

神の愛に満ちてしまうと、ともすると
この世は良きことと善人ばかりだと、思い込みそうですが
そうではないので、気をつけましょう!(^^)/




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テーマ : 洋画
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映画『詩人の恋』☆繊細な想いはラストの涙まで

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/373474
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・テッキ: 職業詩人  妻と妊活中
・セユン; ドーナツ店で働く青年

序盤から、テッキが詠む詞を聞くのが、心地よい。
と思ったら、仲間からは、キレイすぎると….
人生は、キレイばかりではない云々と……(>_<)

テッキは、とあるドーナツ店に入り浸って
詩作をするようになった。
そこでは、青年セユンが働いていた―――

邦題からすると、詩人は、青年に“恋“するらしい。
けれど、英題では、“詩人と少年“とだけで
関係性に詳しくふれていないのが、なんだかミソ………


▼~▼内容にふれて雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

店員と客の関係でしか見ていないときは
詩人は、それほど青年を意識していなかったかも。
しかし
青年の、女の子との“イチャイチャ”やら
私生活の様子を見るうちに
生身の人間として“意識“し、”興味”が募っていったのかと。

頭をよぎったのは、『ベニスに死す』。
老人が、青年の“美“に引き寄せられていった。
詩人の場合は、“感性”にとらえられた印象あり。

詩人は、ながめるだけでなく、
複雑な青年の家庭事情に対し、親切に接したのだが
彼からは、同情されたくない!とも………
(確かに、親切の仕方はむずかしいこともある…….

いきなり“恋“とか”少年愛“を語るまでもなく
気になる人というか、好意を向けたくなる人っていません?(^^♪
好意を向けやすいというか、相性なのか……
友達関係だって、好きという感情はあるし
ウマがあうというのもありますよね……恋でなくても。(^^♪

詩人は、青年が女性と“イチャ“つくのを見て動揺?した。。
彼は、今まで、感性や観念や美意識の中で
美しい感情を言葉にして、紡いできたのだが
初めて、心がざわつく経験をしたのが、あの青年だったと
いうことでは….?
(あえて、“恋”と呼ばなくていい…(^^♪)

そういえば、詩人は人の代わりに泣く人とも……

テッキは、片思いや失恋のようなわびしい感情を
詩に綴った。
すると、“痛み“が功を奏してか、高評価に☆(^^)/

(そうでなくても、失恋や片思い、苦しい想いは
人を詩人にさせますよね……
幸せな気持ちより、苦悩のほうが、人に語らせますよね….
グチ含む(^^♪)

そんな思いのたけ?を、妻にぶつけた甲斐?あってか
妊活中だった二人は、子宝に恵まれた!(^^)/
めでたい話ではありますが
テッキの妻への気持ち・態度が、事務的なのが、辛い…orz

夫婦だから、夫婦になったからといって
思いやりや善意をもって生活しているからといって
永遠に絶対の“愛“があるーーとは限らない……orz
おしどり夫婦だと思っていた夫婦が、なぜ別れたのか
他人にはわからないことも……………………orz

詩人と妻は、妊活をがんばっても、心も愛も通っていない感あり……
詩人も、はっきり妻にそう言った……orz

生活をともにする夫婦だと、生活そのものが生の生活で
心の底の心情を見せる機会は、ないのかも……
(私だけ?????)

心に沸き起こったある感情を向ける対象(=その青年)が
現れたとき、それが、やんわりとした“恋“のようなもので
あふれ出て抑えきれなくなった感情は
もう“愛”と呼ばずには、いられないのかもしれない……

しかし、妻子を捨ててまで
青年が好きだから一緒にいたい“気まぐれ”は
ほしい玩具を見つけたから
どうしても手に入れたい“わがまま”にしか見えず
それを“愛”とは呼びがたい……( 一一)

~中略~  詩人は、かけおちを諦め、親子3人の生活に。

その後、たまたま再会した詩人と青年だが
詩人が、青年にアプローチすることはなかった。

詩人は泣く人――と言ったが
今、詩人は、涙も出ないと綴っていた……
(詩人であって詩人でなし????)

そんな詩作する詩人の横には、幼いわが子がいた。
“愛“ならば、そこにあると言う感あり…………
そして
子供をかまったあとで、涙をひとすじ流した………
(よくわからないのですが  汗)

涙を流させ、彼を“詩人”たらしめたのは、何だろう…
非情にも、それは、再会した青年だったのか?
軽くあしらったものの、本心は、一緒に生きたかった未練か。

しかし、実は
目の前にいるわが子が、無条件の愛とか
愛の本質のようなものを、詩人に教えてくれて
そのおかげで、青年に対するふわっとした想いを
確かな愛と再確認できたのではないのかとも………

詩人の中にある、言葉にしがたい複雑な感情が
あふれる泉となったのが
あの一条の涙だったのかな…….


▼▼▼

“恋”のタイトルですが、その想いは繊細です。。
ラストの涙が圧巻!
(ソコを感じるだけで、いいのかもしれない……)


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