映画『スウィニー・トッド』☆ネタバレ上等で話したい!




映画レビューでは、ネタバレへの遠慮もあって、十分に話せなかったので、
ここでおしゃべりさせてくださいね。

ちなみに、映画レビューは、ポイントのみですが.......
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id328546/rid204/p0/s0/c0/
 
 
判事が、トッドの妻へ横恋慕したせいで、無実の罪を着せられ、
妻と娘と引き離された理髪師ベンジャミン。
彼は、生環してスウィニー・トッドと名を変えて、理髪店を持ちました。
自分と家族の幸せを奪った者たちへの復讐心に燃えて………。
 
彼が、不幸な男から、恐怖の男となってしまったのは、
最初の復讐の機会を逃してしまった腹いせから、一般の人へ、
狂気を向けていってしまったからなのでしょう。
関係の無い人を、通り魔的に、あやめてしまうことは、言い訳の余地はありませんが、
ストーリーとしてみると、
その死体を、部屋を貸してくれたパイ食堂の女のために、原料として使う、というのは、
猟奇的なのに、人肉を“廃品利用”的な扱いにして、生きるためのしたたかさを、
見せているようでもあり、手工業的な、その流れ作業は、殺伐としながら
ブラックユーモアにも見えてきます。
 
怒りに燃えた彼を見ると、せめて、仇をとらせてあげたい、
と想いながら観てしまうのですが、やはり、教訓が、最後にありました。
私は、作品に対し、教訓はあっても、あまり優等生的な説教を、
作品からは感じたくなくて、鑑賞後の読後感に、“説教”を聞いたような感覚を
残したくないというのが、本音です。
それは、自分自身が、一段高いところから、人を批判するような見方をしたくない、
ということでもあります。
彼は、悪いことをしたのだからこうなった、という自業自得で、
片付けたくはないというのが、私の感想です。
 
彼は、悪人というより、”愚かな男”としてみたほうが、
情に迫って、見られると思いました。
それは、冒頭でも言っています。彼の冤罪は、”愚か”であることだと。
家族を妻を愛するがゆえに、復讐に目を曇らせてしまったトッド。
それゆえ、彼は、切望していた幸せのやり直し、それがすぐそこにあったのに、
気付くことが出来ませんでした。
姿を変えて、生きのびていた妻に気付くことが出来なかった.....。
この作品の教訓を見つけるなら、悪事と自業自得ではなく、
むしろ、そちらを教訓としたいところです。
冷静さを失った瞳には、本当に望んだものが見えなくなる、ということを。
 
そうしてみると、この作品は、残酷シーンはありますが、
いわゆる怖いもの見せたさの作品とは一線を画すると想います。
むしろ、その残酷シーンがトッドの愚かさ、虚しさを際立たせた効果になっている、
とも思えます。
 
自分が殺したその死体が、再び逢いたいと願っていた妻だったと知ったトッド。
そのシーンの凝縮のために、その前があったといっても過言ではないでしょう。
そして、
そのやるせない哀愁を魅せるために、ジョニーは打ってつけの役者です。
彼は、哀歓を皮膚から、滲み出させることが出来る役者です。
このシーンで、ジョニーが、トッドを演じた理由がわかった気がしました。
 
そして、妻の遺体を抱きながら、少年に首をかき切られるトッドですが、
レビューでは、彼は、すでに痛みを感じていなかっただろうと書きました。
妻を死なせてしまったという最高の痛みを、すでに、トッドは感じていたからと。
解釈によっては、自分の罪を受け入れて云々、ということもありましょうが、
”受容”と言う作業には、時間が必要です。
あのとき、彼は、茫然自失であったとすると、冷静に、自分の罪を受け入れるどころか、
悔恨さえ感じられなかったかもしれません。
ただ、ただ、妻を死なせたショックがあるのみだったのではないかと........。

ともあれ、意外な顛末は、この作品がヒットミュージカルであることをわからせてくれたようです。


ところで、青年アンソニー。
彼は、いい男ですね。
ルックスもですが(笑)、想いを寄せた彼女へのひたむきな真心と行動力。
恋にひるまない姿勢は、最高です!!
きっと、若い二人は幸せになってくれると、信じましたよ!
 



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こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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