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映画『大奥』★改めて思った仲間さんの「大奥」主役

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作品についてです。http://cinema.pia.co.jp/title/16394/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

(ネタバレ)ヤフーレビューの転記です。

ドロドロの権力闘争劇=「大奥」の主役に仲間さんでは、
イメージが違うのでは…とも、思っていましたが、
今回の「大奥」は、
嫉妬・謀略・嫌がらせ、足の引っ張り合い…という“王道”よりも
“純愛”(というより“ウブな恋”かな)がメインらしかったので、
クリーンなイメージの仲間さんを、主役の絵島にしたのでしょう。

色恋・人情モノの“絵島生島事件”というまとまった事件の顛末を、
スケール大きく描くには、分割したTVシリーズでなく
映画の大枠で、大画面で見せるのが正解だったと思います。
(TVの特番枠でも、間に合うかもしれませんが、
“時代劇の東映”としては、映画として
集客したかったのでしょう。
今後も、まんが祭り以上に
時代物に本領を発揮していって欲しいと思います。)

ところで、
最近の時代劇は、役者の存在感以前に
話し方や声の出し方、身のこなし方が
現代っぽくて、奥行きが感じられないと思うことがありますが、
その点、改めて思ったことは、
仲間さんは、若くて清楚なイメージだけでなく、
上品で落ち着きある所作が、時代劇としての違和感を感じさせない、
貴重な女優だということです。
ドロドロ役のそうそうたる他の女優たち(特に高島礼子!)の前では、
小娘になってしまいそうですが、
芯の強い美しい姿を、しっかりと大奥の真ん中で踏ん張っていたと思います。

“絵島生島”の破滅的な恋は、
初恋が誰にでもそうであるかの様に、淡くはかなく描かれていました。
(仲間さんのイメージからかもしれませんが……)

想う男と逢えない日々に、茫然自失の月光院や、
役者との逢瀬を重ねる天瑛院の様な、
熱く狂おしい恋の姿を仲間さんに期待していくと
当てが外れるかもしれません。

打ち上げ花火をバックにした二人の逢瀬は、パッと開いてパッと散る….という、
つかの間の恋を暗示させていましたが、
「その一夜があれば、あとの人生を余生と思える」
と言えるほどの恋ならば、
もっともっと熱く演出してくれると、良かったと思います。

生島=西島さんも、家光役の時よりは、役者らしい色男でしたが、
破滅の恋には、さっぱりしてたかな…..という印象でした。

ドロドロの女たちの中で、比較的出番が多かった杉田かおるですが、
男日照りの女の性というのを、感じさせる風情が良かったと思います。
芝居小屋で、生島の服に放火する姿は、
ある意味、女の嫉妬の炎を見せているかの様でした。
(地で行っているのかもしれませんが….)
意味ありげな含み笑いも「大奥」らしい存在感でした。

(華麗で豪華な映像美のなかに入り込み、あっという間の2時間でした。
ペア招待の試写会でしたが、行く時は女同士で行かれることをお勧めします。)




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