映画『恋の罪』★自らの欲望の内臓を~雑感です。



公式サイトです。http://www.koi-tumi.com/index.html
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/156433/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


“東電OL事件”から着想を得たそうですが、事件とは無関係のこととして、鑑賞したほうがよさそうです。
オゾマシイです……。
作品を気に入られた方には、本当に申し訳ありませんが
作品が、遠慮ないオゾマシサで攻めてきたのなら、私も、それに応えたいと思います。
ただし、べール1枚くらいは着せて、雑感させて頂きます。
私は、ただ、下品な映像を見せられたのがイヤだというわけでは、ありません。
このオゾマシサは、作り手もわかって仕組んでのこと。
ハナから、ゲテモノを美化して解釈してもらおうとは、思っていないのはわかります。
(以下、内容にふれています



作品から思い出したのは、女はみな娼婦だ、と言った人がいたことだった。
乱暴な意見だとは思っているが、
生物(せいぶつと呼んでも良し、ナマモノと呼んでも可)の性(さが)では、
大なり小なり、そういうこともあろう。

見せているのは、3人の女たちの性行動 では簡単すぎるか。

*専業主婦
~彼女の場合は、昼ドラにもありそうな、基本パターンかもしれない。
(細かく分ければ、夫(パートナー)以外に求めるものが、人それぞれ違うけれど。)
この主婦の場合は、夫の代わりが欲しいのではなく、夫自身との関係の改善を他に求めていくうちに、オゾマシイ女になってしまって、戻れなくなってしまう。

*大学準教授
~父親・母親とのそれぞれの関係が、彼女を、オゾマシイ女にさせてしまったらしい。彼女は“城”を捜し求めるうちに、そうなってしまったというのだが、彼女は、すでに城の牢獄に自分から飛び込んでいってしまい、そこからそこにも抜け出せないまま、牢獄で、もがくばかりのようにも見える。

彼女は、言葉に意味をもたせようとすることが、性行動とつながっているようなのだが、なぜ、性行動なのかがわかりかねるのです……。生物(ナマモノで可)だと、行きつくところがそこだからなのか??そこに持ってくる方が、簡単だからなのか?それは、オゾマシサでもあり、扱いようによっては人間賛歌にもなり得る、アイテムだからなのか???
でも、ここでは、賛美にしてほしいとは思っていないのは、潔いところ。

単純に、昼はエリート・夜は売春婦という設定で、
彼女をエリート=大学准教授にしたのかと思うのだが
自分の講義を持てる准教授と言う立場は、
からだを張って“城”を捜さなくても、講義という自分の城を、すでに、持てているとも思える。

(自分の名前で講義するのは、独壇場です。講義内容を自分で組み立てて、自論を展開できるのですから。自分勝手なことだけを言っていいというわけではないとしても、そういう教授陣もいますよね。自分の講義室だけでなく、公の試験にも、自論を正解とする問題を出して、物議を醸しだす人さえいる。)

けれど、オゾマシサの中に自分を解放する、ということは、特別なことではないので、
“城”の入り口でも出口でも見つかるといいね、とは思いながら違和感はない。
ふてくされたり、ヤケになると、人は高尚な道よりも、踏み外すほうを選ぶ。
優等生がグレる。それもそう。自分をなぜか、貶めたくなる。

ボロボロに傷ついたとき、本来なら、傷口をいやす方法は、優しさなんだと思うけれど、
もはや、優しさが得られないと知るからか、もっともっと傷つきそうな方向に、
自分を追いやってしまうもの。女なら、阿婆擦れるほうへ、アバズレるほうへ……。
もっともっと傷つくのに、それが快感だと思い込みたい。
自分が最高に傷ついた痛みを忘れるには、もっともっと苦しい痛みでしか、
忘れられないからなのか……………?
もう、何も失いたくないから、自分の身一つしかない存在になろうとするのか……?

前述の専業主婦は、この准教授の前座あるいは台座のようだったか。

*婦人警官~作品をめぐる殺人事件の捜査員というだけでなく、彼女にも、オゾマシサの一端を担がせる。
彼女にまで、違和感と嫌悪を感じさせる性行動には、ヤリ過ぎと思う……
けれど、あえて言うなら、それが、普遍性か?
どこにでもある。どの女にもある。そう思わせる。
それもまた、オゾマシイ……




作品で感じるのは、何度も何度も 何度も何度も
同じようなパターンが、繰り返されること。これでもか、これでもか、これでもか……と
そのくどさで、思い込まされていきそうなのが、イヤ……。

そして、オゾマシイ女たちを観ていって、
1番、オゾマシイものを、ラストに見せられた気がする。(それも、女だ……)

知らないうちに、どこかに連れ出され、ふと、わが身を振り返らなければ
自分は、今、“城”を捜そうと思うこともなく
言葉の意味を、求めようとすることもなく
時間で仕事を終えて、スーパ―で買い物をして、夕食をとって、家の片づけをして
あとは、静かに眠りにつくほうが、人として幸せだと、あえて
この作品から、感じることもないのだけれど、強いていえば、こう思う。

自らの欲望の内臓を、えぐり出すことはない。






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使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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