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映画『あかね空』★豆腐屋でなくても男前です!

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/17128/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

タイトルは、スーパーで見つけた“男前豆腐”からです。

豆腐屋さんが息子と生き別れるという、哀しい始まりですが
ラストには、空も心も明るいあかね空になれました。

内野聖陽さんの、タイプの全く違う二役も、見どころと思います。

以下、ヤフーレビューの転記です。 (ネタバレ表示)


京都から江戸に下って豆腐屋を始めた永吉は、
同じ長屋の娘おふみと出会い、大きな豆腐屋にしましたー
という話だけではありませんでした。
脚本も書かれた篠田正浩さんが、
原作の持つ“人と人の出会いのやるせなさ”に、絶賛したということが
伝わってくる作品でした。

永吉が裏手に店を出した時、ひいきに買ってくれたのは、
同じ豆腐屋の相州屋の奥さんでした。
相州屋は、昔、永代橋で、
跡取りの一人息子・正吉と生き別れになってしまったのでした。
生きていれば永吉くらいだと、永吉に息子の姿を重ねていたのです。

京やの豆腐は、江戸庶民の口に合わず、売り上げが落ちていた時に、
跡継ぎのいない相州屋は、出入りの永代寺に、京やを推挙してあげます。
生活も軌道に乗り、永吉とおふみは結婚し、若い二人の門出を見届ける様に、
相州屋の主は、亡くなります。
(亡くなる直前、息子が橋の上で行方不明になったのは
自分の不注意だったと責める主を、
妻は、悲しみを抑え、優しく見送ります。)

京やの二人は、相州屋の主亡き後、相州屋の住まいも借りて、
三人の子供にも恵まれ、順風満帆に思えます。

しかし、外周りをしている長男の栄太郎と父・永吉との間のもめごとに
過剰なまでの溺愛をみせる母・おふみ。
おふみは、自分の不注意から、栄太郎の火傷を負わせたことを咎めているのです。
やがて
栄太郎は、賭場で借金もつくってしまい、永吉から勘当されてしまいます。

そんな折、永代寺に呼ばれた永吉は
住職から、相州屋の土地・建物を買わないかと提案されます。

「一緒に暮らしたくても、暮らせない家族もいる。」

だから、たとえ今は勘当した息子でも
いつか息子を許し、息子に店が残せるようにと、
住職は、相州屋の奥さんから預かった権利書を永吉に託したのです。

一緒に暮らして、跡取りにしたかった息子を失ったままの相州屋の夫婦にすれば
京やの親子は、希望だったのでしょう。
その権利書を手にしての帰路、勘当した息子の姿を見たかと思ったその時
永吉は、早馬に跳ねられてしまいました………

『以下、ネタバレです。』

それより少し前、
栄太郎が作った賭場の借金を取り立てながら、京やの豆腐を買っていったのは、
親分の傳蔵(でんぞう)でした。
豆の匂い、永代橋…..このシーンで傳蔵が行方知れずの正吉だと暗示させてきます。
自分が、継ぐはずだった豆腐屋を営んでいる京や。
ライバルの平田屋の罠にかかって、自分の賭場で借金を作った京やの息子・栄太郎。
さあ、ここからどう出る?傳蔵親分……。

馬に蹴られた永吉はあっけなく亡くなり、初七日を迎えます。
(主役の内野さんが、もう退場か、というがっかりは杞憂です。後で言います。)
その夜、勘当された榮太郎が帰ってきて
弟・妹と“雨降って地固まる”的なひと騒動ありますが、
その後、京やを乗っ取ろうとした平田屋が、
栄太郎が返したはずの借金の証文を持って、
傳蔵と一緒にやってきます。

奥へ下がって、茶を入れるおふみに回想シーンが重なります。
結婚から今までの経過が早いなと思っていたら、
回想シーンという形で、今までの暮らしぶりを挿入してきたのは、
時間的にも、情緒的にも良かったと思います。

永吉に焼香した傳蔵の腕には、行方不明になった正吉と同じあざがありました。
平田屋が、まんまと、京やを乗っ取ったのを見届けたあと、
傳蔵親分は、子分に作らせ、スリ替えた別の証文を取り出し、
京やが、平田屋に乗っ取られるのを救います。
「もう、夜が明ける。初七日も明けたぜ。」
粋な計らいをした傳蔵は、それだけ言うと、
夜明けを告げるあかね空に、向かって歩いて行きました。
(傳蔵さん、あなたは豆腐屋でなくても、男前だ!)

おふみたち親子は、なぜ傳蔵親分がそこまでしてくれたかは、
わからないと思いますが
彼を見送るおふみたちにも、明るい朝が来たのです。
豆腐やの息子に生まれながら、親とはぐれ、店を継げなかった正吉が
京やに託した思いは、
相州屋夫婦が、京やに託した気持ちと同じものだとしたら、
離れていても、親子の強い“えにし”のようなものを感じました。

さて、豆腐や・永吉と傳蔵は、内野さんが二役しています。
これは、小説では感じられないサプライズだと思います。
相州屋さんが、息子の姿を重ねた永吉と実の息子・正吉=傳蔵を二役で演じることで
映画という限られた時間内に、
“人と人とのやるせなさ”も“えにしのような巡り合せ”も
見事に表現できたと思いました。

役柄としては、永吉あっての作品としても、
内野さんの傳蔵親分は、品格ある凄み + 機転の利いた大どんでん返しを演じて
とても魅力ある人物で、心に残りました。
映像も、テレビとちがった深みのある江戸情緒を感じられました。
原作未読の方には、思っていた以上の感動があると思います。


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