映画『ダーク・シャドウ』★1972年に復活したのがミソかと(^_-)-☆
作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/156829/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
魔女の呪いで不死のヴァンパイアにされ、200年ぶりに、現世に蘇ったバーナバス・コリンズ。
かつては、水産業で栄えていたのに
今は、落ちぶれた一族の繁栄を取り返そうとする…。
1960年頃の人気TV番組だそうですが
ジョニー・デップの初ヴァンパイアを楽しみにしていました。
怖ろしくもダンディ&美しいヴァンパイアが、過去、主流だった気がします↓
・『インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア』~トム・クルーズ、ブラッド・ピット
・『ドラキュリア』~ジェラルド・バトラー
・『ドラキュラ伯爵シリーズ』~クリストファー・リー etc.
(クリストファー・リーは本作は人間として出演していますが、もはや、存在がオマージュか)
ジョニーのヴァンパイアは、もちろん、ダンディ路線アリですが、
基本、脱線路線なのが嬉しい。
でも、
ファンタジーですが、ダークあり
コメディですが、シャドウであります。^^;
結末は触れませんが、少し、内容にふれます。
▼▼▼
① 蘇ったのが1972年。
アメリカ大統領は、ニクソン氏で
社会問題は、ベトナム戦争。
ですから、流れる曲も、その頃のもの。
ちなみに、
・バリー・ホワイトの“You Are My First, My Last, My Everything”、
・T・レックスの“Bang a Gong (Get It On) ”、
・アリス・クーパーの –“No More Mr Nice Guy” etc.
懐かしい~と思う方は、蘇ったヴァンパイア気分で どうそ♪
② 家族が財産
200年後の子孫のことを考えたことはありますか?^^;
子供や孫、ひ孫、玄孫までは、身内の範囲ですが
自分が死んだあとのことまで、考えずに生活していたりしませんか?^^;
(財産や資源・環境など)
それを思うと、実家の旧家に住んでいるからとはいえ
かなり遠縁の子孫たちを、一族として、受け止めているバーナバスには
血は代々、薄まっていったとしても、やはり、水より濃いものなんだな~と思います。
③ 男女の恋と愛
これは、いつの時代でも、美しくも哀しいものです……
バーナバスも、金持ち男の性(さが)と言う感じで、本命以外の遊びの部分があるのも
イタダケナイのですが……
「呪うのは、愛があるからよ」
そう……憎しみは愛と表裏一体、いや。一心同体か……^^;
魔女:エヴァ・グリーンの、“お尻でピアノ”の誘惑には
ワ~ォ☆と思ってしまいました(>_<)
ということもあってか、そのあたりのラブシーンは、ある意味すごいです……>>
どうなるかと思いましたが、子供には見せられます ^^;
④ やはり、ヴァンパイアだもの
ダークサイドな雰囲気の中にも、バーナバスのおチャラけが憎めない感じですが
残念だったのは
罪のない人たちを、殺してしまうこと。
気がとがめているのも、わかるのですが……
『トワイライト』のエドワードは、人間は襲わなかったのに……orz
でも、それが、呪われた運命というものなのか……
ヴァンパイアだもの……
(それが、ちょっと残念……)
▼▼▼
ラストシーンは、どうなるのか!?と思いましたが
うまくまとめてくれました。
家族思いのご先祖様、という触れこみを聞きましたが
家が広いせいか(?)
思ったより、内面に入らなかった印象でした。
むしろ、男女の愛の物語では?という意見もあり
どちらかと言うと、魔女との“愛憎”のほうが、印象に残りました。
せっかく出番は多かったのに
ジョニー=ヴァンパイアの引力を、もっと生かして欲しかったな~
もっと、印象的にシーンの中に置いて欲しかった……と言っては生意気か……
まあまあかな~と思ったのは、私の体調のせいか……^^;
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