映画『グスコーブドリの伝記』★ブドリの危機感が淡い“伝説”になったような…


T0012082q.jpg



作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/158316/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



花巻農業高校で教師だったこともある、宮沢賢治の童話です。

冷害で、家族4人の幸せを失ったブドリが
1人で生き、学び、たどりついたのが、火山局の仕事。
再び、ひどい冷害のおそれがあるとき、ブドリは、火山を相手に、ある決心をする……

冷害による凶作が、どれだけの被害と不幸を、人々に与えるかを
身に沁みて知っている賢治だからこそ、生まれた作品だと思います。
思えば、すごいコトを考えました。

(以下、内容にふれて雑感です)



▼▼▼▼


ブドリの考え↓
1. 低温で凶作なら、温暖化させればいい。
2. 温暖化には、CO2を増やせばいい。  (CO2と温暖化の話題はその頃から!?)
3. CO2を増やすには、火山を爆発させればいい。
(注:火山灰による低温化を見越して、火山を選ぶ)

火山を爆発!!?
そこまでする?と思いますが……

天候と密接に関係のある人と、あまり関係のない立場に居る人とでは、
気温1度の差、降水量に対する意識が、全く、異なるのだと思います。
(外為レート、株価の1円の上下と同じようなもの)

来週、雨が降っても、今週、干ばつで枯れた作物は戻りません。
いつか、温かくなるかな~では、冷害は回避できません。

飢饉になっても、消費者は、ほか(外国)から買えばいいだけかもしれませんが
生産者は、それで、1年がパアになります。

ブドリの思い切った決断は、切羽詰まったものが知る“危機感”です。

……けれど、自己犠牲の美談というような、壮絶感でなく
「伝記」というより、「伝説」のような、淡い、フェイドアウトで終わったように思います。
もっと、ドラマチックなインパクトがあっても良かったかな~と個人的には思いました。



▼▼▼▼


作画は、とても、細やかで美しいです☆
木や草などは、心が洗われるようで、見ていて気持ちいいです。

都会の風景は、レトロなのに近未来、という感じで、時代を特定できないのが
“普遍的”なのかもしれません……

ブドリが青い猫であることも、そうらしいです。
監督いわく、“猫であって猫でない”らしい……
人間にしてしまうと、個人を特定してしまうようになるので
それを避けたかったらしい……

(とは言え、前の『銀河鉄道の夜』のネコちゃんは、なじめませんでした……orz)

今回は、背景の絵がキレイなのと
小田和正さんの透き通るような歌声が、感動的だったということもあって
青いネコのブドリに、違和感はありませんでした。(慣れたのかな…)

これはこれで、いいのかもしれませんが
“”はやぶさが大気圏で燃え尽きたときの感動“”のようなものを、もっと感じたかったな~と思いました。








関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yutake☆イヴ

Author:yutake☆イヴ
こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア