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映画『あなたへ』★健さんが伝えてくれること、それぞれに…

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/157446/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

以下ヤフーレビューの転記です。(ネタバレ)

遺骨を 故郷の平戸の海に散骨してほしいとの妻の遺言を果たすため
夫は 富山から1200Kmの道のりを、ドライブする。
「あなたへ」と書かれた、妻からの手紙の“真意”を胸に……


これは、号泣する映画ではありません。
日めくりカレンダーを 1枚ずつはがしていくような
静かな 心深い作品でした。
けれど、冒頭から積み上げられてきた熱いものが
グッとこみあげる部分もありました。

~~大人の映画を作りたい~~

そういう意味では、日々、生きる日を重ねながら、
ついに 愛する者と出逢いながらも、
別れることを経験したことのある、熟年の方(R45^^;)には、自分と重ねながら
想うところある作品ではないかと思います。

以下、思う所を述べます。(サプライズ?は残す)


▼▼▼

なぜ、散骨の遺志を、妻は直接、夫に言ってくれなかったのか?

夫が、妻の遺言を知ったのは、死後、他人を通じてでした。
妻の故郷へ向かいながら、夫の心には、モヤモヤしたものが あったよう。

けれど「夫婦はお互いをすべて知っているわけではない」ことも、事実。

夫が、海で、“遭難死”したという女性(余貴美子さん)の出現で
作品は、新たな局面が、浮き彫りになってきました。

この作品は、ただ、亡き妻の希望を叶えてあげるという、夫婦のセンチメンタルな
ラブストーリーというだけでは なかったのです。

・。。・。゜・☆。・゜。・・。


妻の故郷へと向かう旅路は、前へ前へと進みながら
妻との想い出にも ふれるものでもありました。

新たな誰かと逢い、助け、助けられ、とんだハプニングや事件にも遭遇し(>_<)
もうこれきりと思う人と、また、再会する喜びもあり……
(ナイナイ岡村もそこにいたか!^^;)

まさに 旅は 人生の縮図のよう☆

そうやって、夫は、妻(の遺骨)に見守られながら、“自分の旅”をしていきました。

結婚する前の妻が、大切な人を亡くした時、夫が妻に 言った言葉がありました。
「あなたは、あなたの時間を 進めないと…」

生き残った者は、ときに、自分も死んでしまいたいと
思うほどの苦しみを抱えながら、日々、
闇の中で、迷い続けるように生きるほかなくなって
しまうこともあります。
しかし、それでも、生き残った者は、生きていかなければならない……

・。。・。゜・☆。・゜。・・。

妻の故郷で、夫が、妻の若い頃の写真を見つけるシーンがあります。

妻が、ここで生まれて、自分と出逢ったという、“人生の凝縮”を
夫は、感じたのかもしれません。  (←とても、感慨深い!)

「さようなら」とだけ書かれた、妻の手紙ですが
夫が 「ありがとう」とつぶやいたときには、
妻の万感の想いが、夫に、伝わっていたと思います。

そして、夫は、妻からの手紙を、手放すのです!!
まるで、鳩を 飛び立たせるように……………….

吹っ切れるとか、ケジメとか
自分がつける別れの区切りは、色々あると思いますが
このシーンは、とても印象的で、何とも言えません……

そうして、紆余曲折の末、いよいよ、散骨のとき。

白い細かい骨は、キラキラ輝きながら
泡のように、海に溶けこんでいきました。
妻の魂が、海に抱かれていくとき、それは
夫の手から、離れていくときでもありました。

散骨とは、そういう意味が あったんだなあ……と思いながら
広く優しい海は、夫の気持ちをも、包んでくれているような光景には
グッとくるものが、ありました。

夫婦だから、何でもわかるわけではないことは
熟年夫婦には、もう実感されていることでしょう。
けれど、わかっていないと思っていても、
実は、1番、わかっている、あるいは
わかってくれるのも、夫婦なのかもしれません……


▼▼▼


このみちや いくたりゆきし われはけふゆく    by山頭火
(劇中の俳句です)
今日(けふ)も明日も、生きていかなければなりません、哀しくても……
「季節はずれの風鈴の哀しさ」は、年をとるほど、身にしみて来たりもします……

自分は、あなたに、どんな存在だったのだろう……
あなたは、最期に、何を言い遺したかったのだろう……

それは、誰にとっても、一言では言えないことです。

「私は、鳩になりました」
作品が、鳩になって、観る人々に伝えることは、それぞれなのだと思います。

そこに、高倉健さんだからこその味わいのあることが
作品の大きな魅力だと感じました。


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あなたへ

北陸のある刑務所の指導技官・倉島英二のもとに、先日亡くなった妻・洋子からの遺言として絵手紙が届けられた。 「故郷の海を訪れ、散骨して欲しい」との想いが記されていた。 もう一つの遺言は、故郷の郵便局で10日以内に受け取らなけばならないという。 英二は、妻と共に日本を旅するはずだった自家製のキャンピングカーに乗り、彼女の故郷・九州へと旅立つ…。 ヒューマンドラマ。

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Re: 毎度です。

こんにちは☆
記事の整理をしていました。(*^^)v
整理しながら、健さんの風格が懐かしく思いましたよ。(^^)/


> 健さんとか吉永小百合さんとかイーストウッドとか、自分で老いまで見せてくれるスターは凄いですね。
> 自分がもっと老いたときの楽しみまで与えてくれるんですから。

毎度です。

健さんとか吉永小百合さんとかイーストウッドとか、自分で老いまで見せてくれるスターは凄いですね。
自分がもっと老いたときの楽しみまで与えてくれるんですから。
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こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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